JPH10290411A - マルチメディアサーバおよびマルチメディア情報のアクセス方法ならびにマルチメディア情報アクセス用プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

マルチメディアサーバおよびマルチメディア情報のアクセス方法ならびにマルチメディア情報アクセス用プログラムを記憶した記憶媒体

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JPH10290411A
JPH10290411A JP9095543A JP9554397A JPH10290411A JP H10290411 A JPH10290411 A JP H10290411A JP 9095543 A JP9095543 A JP 9095543A JP 9554397 A JP9554397 A JP 9554397A JP H10290411 A JPH10290411 A JP H10290411A
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JP9095543A
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Inventor
Katsuhiko Fukazawa
勝彦 深澤
Takemoto Suzuki
偉元 鈴木
Chikara Sasaki
主税 佐々木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】情報を途切れなしにアクセス可能にするととも
に、サーバの多重度性能を最大、各蓄積装置の多重度性
能の総和値まで向上できる手段を提供すること。 【解決手段】情報をストライピングして蓄積可能な各蓄
積装置の蓄積領域は多重度性能に応じた数の論理蓄積領
域を有すると想定する。そして、同一間隔のタイムスロ
ットを所定数有する第1のタイムスロット列を論理蓄積
領域毎に位相をずらして生成し、多重度性能に応じた間
隔を有するタイムスロットを複数有する第2のタイムス
ロット列を蓄積装置毎に生成し、第1のタイムスロット
列の各タイムスロットを第2のタイムスロット列のいず
れかのタイムスロットに対応付ける。第1のタイムスロ
ット列のうち未使用タイムスロットを選択しこれに対応
する第2のタイムスロット列でのタイムスロットを用い
アクセス動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続性を有するビ
デオ情報や音声情報等のマルチメディア情報をアクセス
(読み出しまたは書き込み)可能なマルチメディアサー
バに係わり、特に、所定周期(小周期)毎にアクセス可
能なセグメントの数で定まる多重度が異なる蓄積装置が
混在していても、マルチメディア情報を途切れることな
くアクセス可能な手段を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】図2を参照して、マルチメディアサーバ
によるマルチメディア情報の従来のアクセス(読み出し
または書き込み)手法であるタイムスロット多重方法に
ついて説明する。
【0003】図2は、このタイムスロット多重方法にお
ける処理のタイミングチャートであり、3台の蓄積装置
1000、1100、1200に対してマルチメディア
情報をアクセスする場合を示している。
【0004】そして、図2に示すように、TS01、T
S02、…、TS12の12個の同一間隔のタイムスロ
ットからなるタイムスロット列CTS1、CTS2、C
TS3を蓄積装置毎に周期的に生成している。
【0005】時間Cycle111、Cycle11
2、Cycle113は、タイムスロット列を構成する
4個のタイムスロットの読み出し周期(小周期)、時間
Cycle11は、タイムスロット列を構成する12個
のタイムスロットの読み出し周期(大周期)を表し、1
大周期は3つの小周期からなっていて各タイムスロット
列CTS1、CTS2、CTS3は夫々、位相が1小周
期分ずれている。
【0006】具体的には、蓄積装置1000に対するタ
イムスロット列CTS1では、小周期Cycle111
においてタイムスロットTS01、TS02、TS0
3、TS04を用いて、蓄積装置1000をアクセス
し、次いで、小周期Cycle112においてタイムス
ロットTS05、TS06、TS07、TS08を用い
て、蓄積装置1000をアクセスし、さらに、小周期C
ycle113においてタイムスロットTS09、TS
10、TS11、TS12を用いて、蓄積装置1000
をアクセスするようになっている。
【0007】また、映像情報、音声情報等のマルチメデ
ィア情報を読み出す場合には、マルチメディア情報を一
定長に分割したセグメントを複数の蓄積装置へストライ
ピングして蓄積しておく必要がある。例えば、あるマル
チメディア情報が「セグメントSG1,SG2,…」か
らなるとすれば以下のように各蓄積装置に各セグメント
を蓄積しておく必要がある。
【0008】即ち、蓄積装置1000にはセグメント
「SG1,SG4,…,SG(3k+1),…」を蓄積
し、蓄積装置1100にはセグメント「SG2,SG
5、…,SG(3k+2),…」を蓄積し、蓄積装置1
200にはセグメント「SG3,SG6、…,SG(3
k+3),…」(k=0,1,2,…)を蓄積する。
【0009】そして、タイムスロット多重方法は、外部
のクライアント側端末装置から新たなマルチメディア情
報の読み出し要求あるいは書き込み要求が与えられる
と、タイムスロット列のうちから空きタイムスロット
(未使用タイムスロット:読み出しまたは書き込み処理
が未割当てのタイムスロット)を探索し、以降、その探
索されたタイムスロットを用いて、1小周期毎に順次ア
クセスを行う蓄積装置を変更して、ストライピングされ
ているセグメントの読み出し処理あるいは書き込み処理
を順次行っていくものである。
【0010】例えば、新たなマルチメディア情報の読み
出し処理を行う際に、タイムスロットTS01が空きス
ロットになっていて、空きスロット探索の結果、このタ
イムスロットを用いて読み出し処理を行うとすると、小
周期Cycle111においてタイムスロットTS01
のタイミングで蓄積装置1000に蓄積されているセグ
メントを読み出し、次の小周期Cycle112におい
て、同一のタイムスロットTS01のタイミングで、蓄
積装置1100に蓄積されている次のセグメントを読み
出し、さらに、その次の小周期Cycle113におい
ても、同一のタイムスロットTS01のタイミングで蓄
積装置1200に蓄積されているその次のセグメントを
読み出し、以降、小周期Cycle111に戻って、同
様の読み出し処理を繰り返す。図2ではこの様子を矢印
付き点線で示している。
【0011】このようにして、タイムスロット列を構成
する各タイムスロットを異なるマルチメディア情報の読
み出し処理または書き込み処理に割り当てることで、大
周期内に存在するタイムスロット数分(図2では12
個)のマルチメディア情報を同時に扱うことが可能とな
る。
【0012】そして、1セグメント長をクライアント側
での1小周期分のマルチメディア情報の再生時間に相当
するデータ量とし、タイムスロット間隔を蓄積装置から
1セグメントを読み出すまたは書き込むのに必要な時間
に設定することにより、マルチメディア情報を途切れる
ことなく読み出すまたは書き込むことが保証される。
【0013】このような従来のタイムスロット多重方法
では、マルチメディア情報を同時に処理できる最大数、
即ち、「マルチメディアサーバの多重度性能」は、「1
小周期当りのタイムスロット数×蓄積装置数」なる式で
定まり、図2においては、マルチメディアサーバの多重
度性能は12となり、例えば12台の端末装置にマルチ
メディア情報を配信することができる。ここで、1小周
期分のタイムスロット数は、1小周期当たりに蓄積装置
から読み出すまたは書き込むことができるセグメント
数、即ち、「蓄積装置の多重度性能」によって決められ
る。したがって、従来のタイムスロット多重方法は、蓄
積装置の多重度性能が大きい程、1小周期当たりのタイ
ムスロット数を大きくすることができ、ひいてはマルチ
メディアサーバの多重度性能を大きくすることができる
ものであった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タイムスロット多重方法においては、多重度性能の異な
る蓄積装置が混在してマルチメディアサーバが構築され
た場合、マルチメディアサーバ全体の多重度性能を向上
するために、各蓄積装置の多重度性能に応じて蓄積装置
個別に小周期間でのタイムスロット数を設定すると、多
重度性能の低い蓄積装置から読み出しまたは書き込むこ
とができないセグメントが発生し、マルチメディア情報
のアクセスが途切れ、例えば、配信される動画情報が途
切れてしまう事態が発生し得た。
【0015】例えば、3台の蓄積装置の多重度性能を夫
々「4」、「4」、「6」とすると、多重度性能「4」
の蓄積装置から読み出しまたは書き込むことができない
セグメントが発生してしまうことになる。
【0016】したがって、マルチメディア情報を途切れ
ることなく読み出すまたは書き込むことを保証するため
には、蓄積装置の多重度性能に係わらず、多重度性能の
最も低い蓄積装置に合わせ、全蓄積装置の小周期内での
タイムスロット数を一律に設定する必要があった。この
ため、多重度性能の高い蓄積装置の性能を十分に活かす
ことができず、多重度性能の最も低い蓄積装置のみでマ
ルチメディアサーバを構成した場合と比べ、マルチメデ
ィアサーバの多重度が改善されないという問題があっ
た。
【0017】そこで、本発明は、このような未解決の課
題を解決するためになされたものであり、その目的は、
多重度性能の異なる蓄積装置が混在していても、マルチ
メディア情報を途切れることなくアクセスすることを可
能にするとともに、マルチメディアサーバの多重度性能
を、最大、各蓄積装置の多重度性能の総和値まで向上す
る手段を提供する点にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明によれば、マルチメディア情報
のアクセス要求に応じたアクセス動作を行うマルチメデ
ィアサーバであって、アクセス対象であるマルチメディ
ア情報をストライピングして蓄積可能な複数の蓄積手段
と、タイムスロットを用いた各蓄積手段に対するアクセ
ス動作を少なくとも行う制御手段とを備え、各蓄積手段
の蓄積領域は、蓄積手段の多重度性能に応じた数の論理
蓄積領域を有すると想定して、前記制御手段は、同一間
隔のタイムスロットを所定数有する第1のタイムスロッ
ト列を前記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成す
るとともに、前記多重度性能に応じた間隔を有するタイ
ムスロットを複数有する第2のタイムスロット列を前記
蓄積手段毎に生成し、各第1のタイムスロット列の各タ
イムスロットを、いずれかの第2のタイムスロット列の
いずれかのタイムスロットに対応付けておいて、アクセ
ス要求が与えられた場合、第1のタイムスロット列のう
ち未使用のタイムスロットを選択し、選択したタイムス
ロットに対応する、第2のタイムスロット列でのタイム
スロットを用いて各蓄積手段に対するアクセス動作を行
う、マルチメディアサーバが提供される。
【0019】アクセスはマルチメディア情報の読み出し
または書き込みであり、マルチメディア情報の読み出し
を行う場合には、各蓄積手段に読み出し対象であるマル
チメディア情報をストライピングして蓄積しておく必要
がある。
【0020】なお、蓄積手段の多重度性能は、1小周期
当たりに蓄積装置から読み出すまたは書き込むことがで
きるセグメント数で定まる。第1のタイムスロット列を
論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成する際の、位
相のずらし量は所定の時間幅(1小周期に相当する時間
幅)に設定しておけばよく、また、論理蓄積領域は、蓄
積手段の蓄積領域を構成すると想定した仮想的な蓄積エ
リアである。
【0021】そして、アクセス要求が与えられた場合に
選択対象となる未使用のタイムスロット(空きスロッ
ト)とは、読み出し処理または書き込み処理が割り当て
られていないタイムスロットである。
【0022】さらに、第1のタイムスロット列における
小周期当たりのタイムスロット数Nt1を各蓄積手段の
多重度性能の最小値以下の値に設定し、蓄積手段に対応
する第2のタイムスロット列のタイムスロット数Nt2
を蓄積手段の多重度性能に設定し、当該蓄積手段に対応
付けられる論理蓄積領域の数N1を「Nt1×N1≦N
t2」なる条件を満足する値に設定すれば、論理蓄積領
域に対するN1個の第1のタイムスロット列を、対応す
る蓄積装置の第2のタイムスロット列に対応付けること
ができ、第2のタイムスロット列を構成するタイムスロ
ットのタイミングで、小周期内で全ての蓄積手段から必
要なセグメントを読み出すことが可能となる。
【0023】また、請求項2に係る発明によれば、マル
チメディア情報のアクセス要求に応じたアクセス動作を
行うマルチメディアサーバであって、アクセス対象であ
るマルチメディア情報をストライピングして蓄積可能な
複数の蓄積手段と、各蓄積手段別のキューを有し、タイ
ムスロットを用いた各蓄積手段に対するアクセス動作を
少なくとも行う制御手段とを備え、各蓄積手段の蓄積領
域は、蓄積手段の多重度性能に応じた数の論理蓄積領域
を有すると想定して、前記制御手段は、同一間隔のタイ
ムスロットを所定数有する第1のタイムスロット列を前
記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成し、アクセ
ス要求が与えられた場合、未使用のタイムスロットを選
択し、選択したタイムスロットを用いて蓄積手段に対し
てアクセス動作を行うためのコマンドを対応するキュー
に格納する、マルチメディアサーバが提供される。
【0024】なお、キューは、制御手段から与えられる
コマンドを順次格納していき、先頭のコマンドから順に
実行される。コマンドの実行によって、対応する蓄積手
段に対するアクセス動作が行われる。
【0025】この場合の位相のずらし量も所定の時間幅
(1小周期に相当する時間幅)に設定しておけばよい。
また、請求項3に係る発明によれば、本発明の方法の態
様、即ち、アクセス要求に応じてマルチメディア情報の
アクセスを行う方法であって、アクセス対象であるマル
チメディア情報をストライピングして蓄積可能な複数の
蓄積手段を設けておき、各蓄積手段の蓄積領域は、蓄積
手段の多重度性能に応じた数の論理蓄積領域を有すると
想定して、同一間隔のタイムスロットを所定数有する第
1のタイムスロット列を前記論理蓄積領域毎に位相をず
らしながら生成するとともに、前記多重度性能に応じた
間隔を有するタイムスロットを複数有する第2のタイム
スロット列を前記蓄積手段毎に生成し、各第1のタイム
スロット列の各タイムスロットを、いずれかの第2のタ
イムスロット列のいずれかのタイムスロットに対応付け
ておいて、アクセス要求が与えられた場合、第1のタイ
ムスロット列のうち未使用のタイムスロットを選択し、
選択したタイムスロットに対応する、第2のタイムスロ
ット列でのタイムスロットを用いて各蓄積手段に対する
アクセス動作を行う、マルチメディア情報のアクセス方
法が提供される。
【0026】さらに、請求項4に係る発明によれば、ア
クセス要求に応じてマルチメディア情報のアクセスを行
う方法であって、アクセス対象であるマルチメディア情
報をストライピングして蓄積可能な複数の蓄積手段と各
蓄積手段別のキューとを設けておき、各蓄積手段の蓄積
領域は、蓄積手段の多重度性能に応じた数の論理蓄積領
域を有すると想定して、同一間隔のタイムスロットを所
定数有するタイムスロット列を前記論理蓄積領域毎に位
相をずらしながら生成し、アクセス要求が与えられた場
合、タイムスロット列のうち未使用のタイムスロットを
選択し、選択したタイムスロットを用いて蓄積手段に対
してアクセス動作を行うためのコマンドを対応するキュ
ーに格納する、マルチメディア情報のアクセス方法が提
供される。
【0027】また、このようなマルチメディア情報のア
クセス手順を記述したプログラムを記憶媒体に記憶して
おいて、コンピュータがこのプログラムを読み取ること
により、マルチメディア情報のアクセス動作を実行可能
とする記憶媒体も提供される。記憶媒体としては、例え
ば、CDROM、DVD等の光記憶媒体、フレキシブル
ディスク等の磁気記憶媒体、MO等の光磁気記憶媒体、
ROM、ICカード等の半導体記憶媒体等が挙げられ
る。
【0028】即ち、請求項5に係る発明によれば、マル
チメディア情報をストライピングして蓄積可能な複数の
蓄積手段へのアクセスをコンピュータに実行させるプロ
グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
において、各蓄積手段の蓄積領域は、蓄積手段の多重度
性能に応じた数の論理蓄積領域を有すると想定して、同
一間隔のタイムスロットを所定数有する第1のタイムス
ロット列を前記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生
成するとともに、前記多重度性能に応じた間隔を有する
タイムスロットを複数有する第2のタイムスロット列を
前記蓄積手段毎に生成し、各第1のタイムスロット列の
各タイムスロットを、いずれかの第2のタイムスロット
列のいずれかのタイムスロットに対応付けておいて、ア
クセス要求が与えられた場合、第1のタイムスロット列
のうち未使用のタイムスロットを選択し、選択したタイ
ムスロットに対応する、第2のタイムスロット列でのタ
イムスロットを用いて各蓄積手段に対するアクセス動作
を行う処理を、コンピュータに実行させるマルチメディ
ア情報アクセス用プログラムを記憶した記憶媒体が提供
される。
【0029】さらに、請求項6に係る発明によれば、マ
ルチメディア情報をストライピングして蓄積可能な複数
の蓄積手段への、蓄積手段別に設けられたキューを用い
てのアクセスをコンピュータに実行させるプログラムを
記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体におい
て、各蓄積手段の蓄積領域は、蓄積手段の多重度性能に
応じた数の論理蓄積領域を有すると想定して、同一間隔
のタイムスロットを所定数有するタイムスロット列を前
記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成し、アクセ
ス要求が与えられた場合、未使用のタイムスロットを選
択し、選択したタイムスロットを用いて蓄積手段に対し
てアクセス動作を行うためのコマンドを対応するキュー
に格納する処理を、コンピュータに実行させるマルチメ
ディア情報アクセス用プログラムを記憶した記憶媒体が
提供される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、読み出
し動作または書き込み動作であるアクセス動作のうち、
特に、複数の蓄積装置にストライピングして蓄積されて
いるマルチメディア情報の読み出しを行う際の装置構成
や動作について説明する。
【0031】また、マルチメディア情報としては、連続
性を有するビデオ情報や音声情報が挙げられる。図1
は、本発明の実施の形態であるマルチメディアサーバの
構成図である。
【0032】このマルチメディアサーバ100は、マル
チメディア情報を所定長に分割したセグメントをストラ
イピングして蓄積する3台の蓄積装置10、11、12
と、各蓄積装置に蓄積されているセグメントの読み出し
制御を行う蓄積制御装置3、4、5と、蓄積装置から読
み出したセグメントや外部から受信したデータ等を一時
記憶するためのバッファメモリ8と、バッファメモリ8
に一時記憶されている情報の外部への送信や外部から送
信されてきたデータの受信等を行う通信制御装置9と、
外部からのマルチメディア情報の読み出し要求に対し
て、マルチメディア情報を途切れなく読み出して配信で
きるように各装置の動作を制御するサーバ制御装置6と
を有し、さらに、各蓄積制御装置3〜5、バッファメモ
リ8、サーバ制御装置6および通信制御装置9は、互い
に必要な情報を通信可能にバス7に接続されている。
【0033】また、通信制御装置9には光ファイバ等の
通信媒体105を介して端末装置110が接続されてい
る。なお、説明の便宜上、端末装置の台数を1台にして
いるが通常は複数台の端末装置が接続されていて、マル
チメディアサーバ100が各端末装置からの読み出し要
求に対してマルチメディア情報の配信処理を行う。
【0034】なお、各蓄積装置10、11、12は、例
えば、磁気ディスク装置で実現でき、各蓄積制御装置
3、4、5は、例えば、磁気ディスク制御ボードで実現
でき、バッファメモリは、例えば、RAM等のメモリデ
バイスで実現でき、通信制御装置9やサーバ制御装置6
は、例えば、動作プログラムを内蔵したROM等の記憶
媒体や動作プログラムにしたがって動作を行うCPU等
の電子デバイスで実現できるので、このマルチメディア
サーバ100は1台のコンピュータシステムで構築可能
である。
【0035】さて、本発明の特徴である、蓄積装置への
マルチメディア情報のストライピングの仕方やタイムス
ロット列の生成手法等について説明し、その後、マルチ
メディアサーバ100の全体の動作を説明することにす
る。
【0036】まず、マルチメディア情報が3台の蓄積装
置10、11、12にストライピングされて蓄積される
ものとし、また、各蓄積装置における1読み出し周期
(小周期)当りの読み出し可能なセグメント数、即ち、
蓄積装置の多重度性能を、蓄積装置10および蓄積装置
11は「4」、蓄積装置12は「8」であるとする。
【0037】ここで、セグメントを各蓄積装置に蓄積す
る際には、蓄積装置の多重度性能に応じた数の、仮想的
な蓄積領域である論理蓄積領域(所定記憶容量を有する
仮想的な蓄積単位領域)を設けることを想定し、これに
対してセグメント蓄積を行うものとする。即ち、各蓄積
装置の蓄積領域は蓄積装置の多重度性能に応じた数の論
理蓄積領域を有すると想定し、セグメント蓄積はこの論
理蓄積領域に対して行うものとする。
【0038】一例として、多重度性能「4」当り、1つ
の論理蓄積領域を割り当てるものとすれば、蓄積装置1
0および11に対しては論理蓄積領域を1個、蓄積装置
12に対しては論理蓄積装置を2個割り当てることにな
る。
【0039】このとき、論理蓄積領域L00、L01、
L02、L03と蓄積装置10、11、12とは以下の
ように対応付けられる。即ち、「論理蓄積領域L00は
蓄積装置10に対応し、論理蓄積領域L01は蓄積装置
12に対応し、論理蓄積領域L02は蓄積装置11に対
応し、論理蓄積領域L03は蓄積装置02に対応する」
ことになる。
【0040】このように、論理蓄積領域と蓄積装置とを
対応付けた場合のマルチメディア情報の各蓄積装置への
蓄積の様子を図3を参照して説明する。セグメントSG
1、SG2、…からなるマルチメディア情報の各セグメ
ントは、各論理蓄積領域に対して順番にストライピング
するようにして、順次蓄積装置に蓄積していく。したが
って、図3に示すように、例えば、セグメントSG1、
SG2、…からなるマルチメディア情報の各セグメント
SG1、SG2、…は、以下のように各論理蓄積領域、
各蓄積装置に蓄積しておくことになる。
【0041】「論理蓄積領域L00:SG1,SG5,
…,SG(4k+1),…、論理蓄積領域L01:SG
2,SG6,…、SG(4k+2),…、論理蓄積領域
L02:SG3,SG7,…,SG(4k+3),…、
論理蓄積領域L03:SG4,SG8,…,SG(4k
+4),…、但し(k=0、1、2、…)」となる。
【0042】また、「蓄積装置10:SG1,SG5,
…,SG(4k+1),…、蓄積装置11:SG3,S
G7,…,SG(4k+3),…、蓄積装置12:SG
2,SG4,SG6,SG8,…,SG(4k+2),
SG(4k+4),…、但し(k=0,1,2,…)」
となる。
【0043】以上のように、各蓄積装置の蓄積領域は、
蓄積装置の多重度性能に応じた数の論理蓄積領域を有し
ている想定して、各論理蓄積領域に対して、マルチメデ
ィア情報を構成する各セグメントを順次蓄積するように
していくことで、実際の蓄積装置に対するセグメントの
ストライピング態様が定まり、このストライピング態様
にしたがってセグメント蓄積を行っておく。
【0044】次に、サーバ制御装置6が生成する2種類
のタイムスロット列について、図4を参照して説明す
る。サーバ制御装置6は、まず、同一間隔のタイムスロ
ットを所定数有する第1のタイムスロット列を論理蓄積
領域毎に位相をずらしながら生成する。
【0045】図4に示す例では、生成した各第1のタイ
ムスロット列のスロット数は16個で、各第1のタイム
スロット列は夫々位相が1小周期分(4タイムスロット
分)ずれている。
【0046】論理蓄積領域L00、L01、L02、L
03に対する各第1のタイムスロット列CTS11、C
TS12、CTS13、CTS14は16個のタイムス
ロットTS101、TS102、…、TS116からな
り、夫々4スロット分の位相ずれがある。
【0047】なお、第1のスロット列で説明したよう
に、図中、Cycle011、Cycle012、Cy
cle013、Cycle014は第1のタイムスロッ
ト列の小周期、Cycle01は大周期を表していて、
1つの大周期は4つの小周期からなっている。各第1の
タイムスロット列の小周期当りのタイムスロット数は4
であるので、例えば、小周期を1(秒)とするとタイム
スロット間隔は250(ms)となる。
【0048】サーバ制御装置6は、次に、蓄積装置の多
重度性能に応じた間隔を有するタイムスロットを複数有
する第2のタイムスロット列を蓄積装置毎に生成する。
図4に示す例では、生成した第2のタイムスロット列C
TS21、CTS22は、16個のタイムスロットTS
201、TS202、…、TS216からなり、また、
生成した第2のタイムスロット列CTS23は、32個
のタイムスロットTSa201、TSb209、TSa
202、TSb210、…、TSa216、TSb20
8からなる。蓄積装置12の多重度性能は蓄積装置1
0、11の多重度性能の2倍であり、蓄積装置12に対
する第2のタイムスロット列の各タイムスロット間隔
は、蓄積装置10、11に対する第2のタイムスロット
列の各タイムスロット間隔の1/2になっている。一般
には、蓄積装置の多重度性能の値がn倍になれば、第2
のタイムスロット列の各タイムスロット間隔が1/n倍
になるようにしておく。
【0049】なお、図中、Cycle011、Cycl
e012、Cycle013、Cycle014は第2
のタイムスロット列の小周期、Cycle01は大周期
を表していて、この小周期、大周期は、第1のタイムス
ロット列のそれと同一である。小周期を、例えば1
(秒)とすると、タイムスロット列CTS21、CTS
22の小周期当たりのタイムスロット数は4であるの
で、タイムスロット間隔は250(ms)、タイムスロ
ット列CTS23の小周期当たりのタイムスロット数は
8であるので、タイムスロット間隔は125(ms)と
なる。
【0050】サーバ制御装置6は、さらに、各第1のタ
イムスロット列の各タイムスロットを、いずれかの第2
のタイムスロット列のいずれかのタイムスロットに予め
対応付けておき、これを記憶しておく。
【0051】より具体的には、ある論理蓄積領域に対応
する第1のタイムスロット列の各タイムスロットを、該
論理蓄積領域に対応する蓄積領域を有する蓄積装置の第
2のタイムスロット列の各タイムスロットに順に対応付
ける。
【0052】図4に示す例では、論理蓄積領域L00、
L02に対する第1のタイムスロット列CTS11、C
TS13を、夫々蓄積装置10、11に対する第2のタ
イムスロット列CTS21、CTS22に、さらに、論
理蓄積領域L01、L03に対する第1のタイムスロッ
ト列CTS12、CTS14を、蓄積装置12に対する
第2のタイムスロット列CTS23に対応付けておく。
【0053】具体的には、論理蓄積領域L00に対する
第1のタイムスロット列CTS11のタイムスロットT
S101〜TS116を、蓄積装置10に対する第2の
タイムスロット列CTS21のタイムスロットTS20
1〜TS216に対応付けておく。同様に、論理蓄積領
域L02に対する第1のタイムスロット列CTS13の
タイムスロットTS101〜TS116を、蓄積装置1
1に対する第2のタイムスロット列CTS22のタイム
スロットTS201〜TS216に対応付け、さらに、
論理蓄積領域L01に対する第1のタイムスロット列C
TS12のタイムスロットTS101〜TS116を蓄
積装置12に対する第2のタイムスロット列CTS23
のタイムスロットTSa201〜TSa216に、論理
蓄積領域L03に対する第1のタイムスロット列CTS
14のタイムスロットTS101からTS116を蓄積
装置12に対する第2のタイムスロット列CTS23の
タイムスロットTSb201〜TSb216に対応付け
ておく。
【0054】そして、サーバ制御装置6は、これらの対
応関係を記述したタイムスロット列テーブルを備えてい
て、サーバ制御装置6がこのタイムスロット列テーブル
の記述内容を参照可能に構成されている。
【0055】次に、マルチメディアサーバ100の動作
を図5や図6のフローチャートも参照しつつ説明する。
図5はタイムスロット割り当て処理の手順を示すフロー
チャート、図6はセグメントの読み出し処理の手順を示
すフローチャートである。
【0056】まず、端末装置110から通信媒体105
を介してマルチメディア情報の新たな読み出し要求が送
信されてきた場合、通信制御装置9はこれを受信しバス
7を介して受信した要求をサーバ制御装置6に送信す
る。これによって、サーバ制御装置6は、マルチメディ
ア情報の読み出し要求を受信する(図5、ステップS5
00)。
【0057】次に、図5のステップS505で、サーバ
制御装置6は、読み出し要求されたマルチメディア情報
の先頭のセグメントが格納されている論理蓄積領域に対
する第1のタイムスロット列の中から空きタイムスロッ
ト(未使用タイムスロット)を探索する。このような探
索は、例えば、サーバ制御装置6がタイムスロット毎の
使用・未使用の情報を記憶しておいて、この情報に基づ
いて未使用タイムスロットを選択することによって行わ
れる。
【0058】次に、図5のステップS510で、空きタ
イムスロットを探索するとこの空きタイムスロットを、
読み出し対象であるマルチメディア情報の読み出し処理
に割り当てるとともに、タイムスロット列テーブルの記
述内容を参照して、読み出し処理を割り当てたタイムス
ロットに対応する、第2のタイムスロット列のタイムス
ロットに読み出し処理を割り当てる(図5、ステップS
515)。
【0059】例えば、ステップS505で、第1のタイ
ムスロット列CTS11のタイムスロットTS102が
空き状態であるとすれば、ステップS515で、第2の
タイムスロット列CTS21のタイムスロットTS20
2に、読み出し処理を割り当てる。このようにして、タ
イムスロットの割り当て処理を行う。
【0060】次に、読み出し処理を割り当てられた第2
のタイムスロット列のタイムスロットを用いて、1小周
期毎の蓄積装置の切り替え制御を行って、蓄積装置から
のセグメントの読み出し処理を行う。
【0061】まず、ステップS600では、サーバ制御
装置6が、読み出し処理を割り当てられた第2のタイム
スロット列のタイムスロットのタイミング(例えば、空
きスロットがTS102の場合には、タイムスロットT
S202のタイミング)で、バス7を介して各蓄積制御
装置3、4、5に読み出し要求を発行する。
【0062】なお、サーバ制御装置6は、例えば、読み
出すべきセグメントと、これを蓄積している蓄積装置と
その蓄積アドレスとの対応関係を記述したテーブルを備
えていて、このテーブルの記述内容を参照して、読み出
すべきセグメントを読み出すための読み出し要求を発行
する。
【0063】すると、ステップS605において、各蓄
積制御装置3、4、5は、夫々対応する蓄積装置を制御
してセグメントを読み出しバス7を介してバッファメモ
リ8に送信し、バッファメモリ8は、受信したセグメン
トを一時記憶する。
【0064】さらに、ステップS610において、サー
バ制御装置6は、バッファメモリ8に一時記憶された受
信セグメントをバス7、通信制御装置9を介して端末装
置110に配信するように制御動作を行う。
【0065】ステップ615に示すように、この配信処
理が終了した場合(Yes)には一連の処理を終了し
(エンド)、これ以外の場合(No)には、ステップS
600に戻って処理を継続する。このようにして、セグ
メントデータの読み出し処理を行う。例えば、端末装置
110からの終了指示を、サーバ制御装置6が通信制御
装置9、バス7を介して受信した場合、配信処理を終了
するようにしておけばよい。
【0066】読み出し処理をより具体的に説明すると、
図4の矢印付き点線で示すように、例えば、マルチメデ
ィア情報の読み出し処理に第1のタイムスロット列CT
S11のタイムスロットTS101が割り当てられた場
合、小周期Cycle011における、このタイムスロ
ットTS101に対応するタイムスロットTS201の
タイミングで蓄積装置10に格納されているセグメント
を読み出し、次の小周期Cycle012では、タイム
スロットTSa201のタイミングで蓄積装置12に蓄
積されているセグメントを読み出し、さらに、次の小周
期Cycle013では、タイムスロットT201のタ
イミングで蓄積装置11に格納されているセグメントを
読み出し、さらにまた、その次の小周期Cycle01
4では、タイムスロットTSb201のタイミングで蓄
積装置12に格納されているセグメントを読み出し、以
降、周期Cycle011に戻って、同様の読み出し処
理を繰り返すことになる。この例では、マルチメディア
サーバの多重度性能は16となり、多重度性能の最も低
い蓄積装置の多重度4を採用してシステム構築した場合
の多重度性能12に比べ、多重度性能が4だけ向上して
いる。この場合、マルチメディアサーバの多重度性能
「16」は、最大値、即ち各蓄積装置の多重度性能の総
和値(蓄積装置10の多重度性能+蓄積装置11の多重
度性能+蓄積装置12の多重度性能=4+4+8=1
6)となっている。
【0067】このように、アクセス対象であるマルチメ
ディア情報をストライピングして蓄積した複数の蓄積装
置を設け、各蓄積装置の蓄積領域は、蓄積装置の多重度
性能に応じた数の論理蓄積領域を有すると想定し、第1
のタイムスロット列を論理蓄積領域毎に位相をずらしな
がら生成するとともに、第2のタイムスロット列を蓄積
装置毎に生成し、各第1のタイムスロット列の各タイム
スロットを、いずれかの第2のタイムスロット列のいず
れかのタイムスロットに対応付けておいて、読み出し要
求が与えられた場合、第1のタイムスロット列のうち未
使用のタイムスロットを選択し、選択したタイムスロッ
トに対応する、第2のタイムスロット列でのタイムスロ
ットを用いて各蓄積装置に対するアクセス動作を行うこ
とで、多重度性能の異なる蓄積装置が混在していても、
マルチメディア情報を途切れることなく読み出すことを
可能にするとともに、マルチメディアサーバの多重度性
能を、最大、各蓄積装置の多重度性能の総和値まで向上
できる。
【0068】このようなマルチメディア情報のアクセス
処理は、マルチメディア情報アクセス用プログラムとし
て実現され、このプログラムは記憶媒体に記憶した状態
で提供可能となる。
【0069】なお、図2、図4を参照すれば、論理蓄積
領域と第1のタイムスロット列との関係は、従来のタイ
ムスロット多重方法における蓄積装置とタイムスロット
列との関係と同一であるので、第1のタイムスロット列
を構成する特定のタイムスロットのタイミングで各論理
蓄積領域からセグメントを読み出すことができれば、従
来のタイムスロット多重方法と同様な読み出し処理のリ
アルタイム性が保証される。
【0070】そして、論理蓄積領域からのセグメント読
み出し処理と、当該論理蓄積領域に対応付けられている
蓄積装置からのセグメント読み出し処理とは等価である
ので、第1のタイムスロット列における小周期当たりの
タイムスロット数がNt1であり、ある蓄積装置に対応
付けられる論理蓄積領域の数がN1である場合には、小
周期内に当該蓄積装置から読み出し可能なセグメントの
最大数は「Nt1×N1」となる。
【0071】したがって、第1のタイムスロット列にお
ける小周期当たりのタイムスロット数Nt1を各蓄積装
置の多重度性能の最小値以下の値に設定し、蓄積装置に
対応する第2のタイムスロット列のタイムスロット数N
t2を蓄積装置の多重度性能に設定し、当該蓄積装置に
対応付けられる論理蓄積領域の数N1を「Nt1×N1
≦Nt2」なる条件を満足する値に設定すれば、論理蓄
積領域に対するN1個の第1のタイムスロット列を、対
応する蓄積装置の第2のタイムスロット列に対応付ける
ことができ、第2のタイムスロット列を構成するタイム
スロットのタイミングで、小周期内で全ての蓄積装置か
ら必要なセグメントを読み出すことが可能となり、マル
チメディア情報を途切れることなく読み出すことができ
る。
【0072】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。この実施の形態は、前述した第2のタイムスロ
ット列を用いずに、キューを利用し、1種類のタイムス
ロット列のみを用いてマルチメディア情報をアクセスす
る点に特徴がある。
【0073】この実施の形態にかかるマルチメディアサ
ーバは、図1に示すものにおいて、サーバ制御装置6を
図7に示すサーバ制御装置60に変更することによって
構築可能となる。
【0074】図7に示すサーバ制御装置60は、蓄積装
置10、11、12の夫々からマルチメディア情報を読
み出すために、蓄積制御装置3、4、5の夫々に対して
与えるマルチメディア情報の読み出しコマンドを格納す
るキュー20、21、22と、キューにコマンドを入れ
る処理、タイムスロット列の生成、および、各装置の動
作制御等を行う制御部30とを有している。
【0075】そして、各キューは、自身が格納するコマ
ンドを先頭から順次、対応する蓄積制御装置に対して供
給するように構成されていて、コマンドを供給された蓄
積制御装置は、対応する蓄積装置を制御してセグメント
の読み出しを行う。
【0076】キュー20、21、22は、FIFO機能
を有するメモリデバイス等で実現可能であり、制御部3
0は、動作プログラムを内蔵したROM等の記憶媒体や
動作プログラムにしたがって動作を行うCPU等の電子
デバイスで実現できるので、この実施の形態にかかるマ
ルチメディアサーバも1台のコンピュータシステムで構
築可能である。
【0077】さて、サーバ制御装置60を構成する制御
部30は、前述したように各論理蓄積領域領域L00〜
L03に対してタイムスロット列(前述した第1のタイ
ムスロット列に相当する)を生成する。これらのタイム
スロット列の一例として、図4にて説明した第1のタイ
ムスロット列を採用する。
【0078】次に、この実施の形態にかかるマルチメデ
ィアサーバの動作を図8や図9のフローチャートも参照
しつつ説明する。図8はタイムスロット割り当て処理の
手順を示すフローチャート、図9はセグメントの読み出
し処理の手順を示すフローチャートである。
【0079】まず、端末装置110から通信媒体105
を介してマルチメディア情報の新たな読み出し要求が送
信されてきた場合、通信制御装置9はこれを受信しバス
7を介して受信した要求を制御部30に送信する。これ
によって、制御部30は、マルチメディア情報の読み出
し要求を受信する(図8、ステップS800)。
【0080】次に、図8のステップS805で、制御部
30は、読み出し要求されたマルチメディア情報の先頭
のセグメントが格納されている論理蓄積領域に対するタ
イムスロット列の中から空きタイムスロットを探索す
る。
【0081】次に、図5のステップS810で、空きタ
イムスロットを探索するとこの空きタイムスロットを、
読み出し対象であるマルチメディア情報の読み出し処理
に割り当てる。
【0082】例えば、ステップS805で、タイムスロ
ット列CTS11のタイムスロットTS102が空き状
態であるとすれば、このタイムスロットTS102に読
み出し処理を割り当てる。このようにして、タイムスロ
ットの割り当て処理を行う。
【0083】次に、読み出し処理を割り当てられたタイ
ムスロットを用いて、1小周期毎の蓄積装置の切り替え
制御を行って、キューを利用して蓄積装置からのセグメ
ントの読み出し処理を行う。
【0084】まず、ステップS900では、制御部30
が、読み出し処理を割り当てられたタイムスロットのタ
イミングで、読み出し要求を行うコマンドをキューに与
える。例えば、空きスロットがTS102の場合には、
各タイムスロット列CTS11、CTS12、CTS1
3、CTS14のタイムスロットTS102のタイミン
グで読み出し要求を行うコマンドを対応するキューに順
に与えていく。
【0085】制御部30は、読み出すべきセグメントが
蓄積されている蓄積装置を制御動作してセグメント読み
出しを行うように、当該蓄積装置を制御する蓄積制御装
置に対するキューにコマンドを与える。
【0086】即ち、蓄積装置10からセグメント読み出
しを行う場合にはキュー20にコマンドを与え、同様
に、蓄積装置11、12の夫々からセグメント読み出し
を行う場合にはキュー21、22にコマンドを与える。
そして、このようなキューへのコマンドの供給は、空き
タイムスロット以外の各タイムスロットのタイミングで
順次自動的に行われ、各キューは、通常、複数のコマン
ドが格納された状態になっている。
【0087】なお、制御部30は、例えば、読み出すべ
きセグメントと、これを蓄積している蓄積装置とその蓄
積アドレスとの対応関係を記述したテーブルを備えてい
て、このテーブルの記述内容を参照して、読み出すべき
セグメントを読み出すための読み出しコマンドを発行し
て、対応するキューに与える。
【0088】そして、ステップS905において、各キ
ュー20、21、22は夫々、先頭のコマンドを、対応
する蓄積制御装置に対して送信する。すると、ステップ
S910において、各蓄積制御装置3、4、5は、夫々
対応する蓄積装置10、11、12を制御してセグメン
トを読み出しバス7を介してバッファメモリ8に送信
し、バッファメモリ8は、受信したセグメントを一時記
憶する。
【0089】さらに、ステップS915において、制御
部30は、バッファメモリ8に一時記憶された受信セグ
メントをバス7、通信制御装置9を介して端末装置11
0に配信するように制御動作を行う。
【0090】ステップ920に示すように、この配信処
理が終了した場合(Yes)には一連の処理を終了し
(エンド)、これ以外の場合(No)には、ステップS
900に戻って処理を継続する。このようにして、セグ
メントデータの読み出し処理を行う。例えば、端末装置
110からの終了指示を、制御部30が通信制御装置
9、バス7を介して受信した場合、配信処理を終了する
ようにしておけばよい。
【0091】以上の読み出し処理において、小周期内の
タイムスロット列のタイムスロット数と、ある蓄積装置
に対応付けられる論理蓄積装置の数と積が、当該蓄積装
置の多重度性能以下であれば、タイムスロット間隔毎に
キュー内に存在する全てのコマンドに対する読み出し処
理の実行が可能となる。
【0092】このように、各蓄積装置別のキューを設け
ておき、各蓄積装置の蓄積領域を多重度性能に応じた数
の論理蓄積領域を有すると想定して、タイムスロット列
を論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成し、アクセ
ス要求がある場合、未使用タイムスロットを選択し、こ
のタイムスロットを用いて蓄積手段に対してアクセス動
作を行うためのコマンドを対応するキューに格納するの
で、キューを利用した簡易な構成で、1種類のタイムス
ロット列のみを用いてマルチメディア情報を途切れるこ
となく読み出すまたは書き込むことを可能にするととも
に、マルチメディアサーバの多重度性能を、最大、各蓄
積装置の多重度性能の総和値まで向上できる。
【0093】そして、このようなマルチメディア情報の
アクセス処理は、マルチメディア情報アクセス用プログ
ラムとして実現され、このプログラムは記憶媒体に記憶
した状態で提供可能となる。
【0094】以上の各実施の形態の説明では、特に、複
数の蓄積装置にストライピングして蓄積されているマル
チメディア情報の読み出しを行う際の装置構成や動作に
ついて説明してきが、複数の蓄積装置へのマルチメディ
ア情報の書き込み動作も同様に実行可能であり、本発明
によれば、途切れることなくマルチメディア情報をアク
セス(読み出しまたは書き込み)可能な手段を実現でき
る。
【0095】以上述べてきたように、多重度性能の異な
る蓄積装置を混在させてマルチメディアサーバを構築し
た場合であっても、第1のタイムスロット列のタイムス
ロット数と各蓄積装置の蓄積領域を構成する論理蓄積領
域の数との積を、各蓄積装置の多重度性能を越えない範
囲で最大になるように設定することで、マルチメディア
情報を途切れを生じることなくアクセスすることが可能
になるとともに、マルチメディアサーバ全体の多重度性
能を、最大、各蓄積装置の多重度性能の総和まで向上す
ることが可能になる。
【0096】そして、マルチメディア情報のアクセス処
理を実行するためのマルチメディア情報アクセス用プロ
グラムを記憶した記憶媒体を用意しておき、コンピュー
タが記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取ることに
よって、処理プログラムのロード、実行が行われるよう
にしておけば、可搬性を有する記憶媒体をコンピュータ
に装着するだけで、マルチメディア情報のアクセス処理
を実行可能なマルチメディアサーバを構築することが可
能となる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、各蓄積手段の蓄積領域は多重度性能に応じ
た数の論理蓄積領域を有すると想定して、制御手段が、
第1のタイムスロット列を論理蓄積領域毎に位相をずら
しながら生成するとともに、第2のタイムスロット列を
蓄積手段毎に生成し、各第1のタイムスロット列の各タ
イムスロットを、いずれかの第2のタイムスロット列の
いずれかのタイムスロットに対応付けておいて、アクセ
ス要求がある場合、第1のタイムスロット列のうち未使
用タイムスロットを選択し、これに対応する、第2のタ
イムスロット列でのタイムスロットを用いて各蓄積手段
に対するアクセス動作を行うので、多重度性能の異なる
蓄積装置が混在していてもマルチメディア情報を途切れ
ることなく読み出すまたは書き込むことを可能にすると
ともに、マルチメディアサーバの多重度性能を、最大、
各蓄積装置の多重度性能の総和値まで向上できるという
効果が得られる。
【0098】また、請求項2に係る発明によれば、各蓄
積手段別のキューを設け、各蓄積手段の蓄積領域は多重
度性能に応じた数の論理蓄積領域を有すると想定して、
タイムスロット列を論理蓄積領域毎に位相をずらしなが
ら生成し、アクセス要求がある場合、未使用タイムスロ
ットを選択し、このタイムスロットを用いて蓄積手段に
対してアクセス動作を行うので、キューを利用して1種
類のタイムスロット列のみを用いマルチメディア情報を
途切れることなく読み出すまたは書き込むことを可能に
するとともに、マルチメディアサーバの多重度性能を、
最大、各蓄積装置の多重度性能の総和値まで向上できる
いう効果が得られる。
【0099】さらに、請求項3に係る発明によっても、
各蓄積手段の蓄積領域は多重度性能に応じた数の論理蓄
積領域を有すると想定して、第1のタイムスロット列を
論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成するととも
に、第2のタイムスロット列を蓄積手段毎に生成し、各
第1のタイムスロット列の各タイムスロットを、いずれ
かの第2のタイムスロット列のいずれかのタイムスロッ
トに対応付けておいて、アクセス要求がある場合、第1
のタイムスロット列のうち未使用タイムスロットを選択
し、これに対応する、第2のタイムスロット列でのタイ
ムスロットを用いて各蓄積手段に対するアクセス動作を
行うので、多重度性能の異なる蓄積装置が混在していて
もマルチメディア情報を途切れることなく読み出すまた
は書き込むことを可能にするとともに、マルチメディア
サーバの多重度性能を、最大、各蓄積装置の多重度性能
の総和値まで向上できるという効果が得られる。
【0100】さらにまた、請求項4に係る発明によって
も、各蓄積手段別のキューを設けておき、各蓄積手段の
蓄積領域は多重度性能に応じた数の論理蓄積領域を有す
ると想定して、タイムスロット列を論理蓄積領域毎に位
相をずらしながら生成し、アクセス要求がある場合、未
使用タイムスロットを選択し、このタイムスロットを用
いて蓄積手段に対してアクセス動作を行うコマンドを対
応するキューに格納するので、キューを利用して1種類
のタイムスロット列のみを用いマルチメディア情報を途
切れることなく読み出すまたは書き込むことを可能にす
るとともに、マルチメディアサーバの多重度性能を、最
大、各蓄積装置の多重度性能の総和値まで向上できるい
う効果が得られる。
【0101】また、請求項5に係る発明によれば、記憶
媒体に記憶しておいたプログラムにしたがって、第1の
タイムスロット列を論理蓄積領域毎に位相をずらしなが
ら生成するとともに、第2のタイムスロット列を蓄積手
段毎に生成し、各第1のタイムスロット列の各タイムス
ロットを、いずれかの第2のタイムスロット列のいずれ
かのタイムスロットに対応付けておいて、アクセス要求
が与えられた場合、第1のタイムスロット列のうち未使
用タイムスロットを選択し、このタイムスロットに対応
する、第2のタイムスロット列でのタイムスロットを用
いて各蓄積手段に対するアクセス動作を行う処理をコン
ピュータに実行させることで、マルチメディア情報のア
クセス処理を行うプログラムを記憶した記憶媒体が提供
可能となる。
【0102】さらに、請求項6に係る発明によれば、記
憶媒体に記憶しておいたプログラムにしたがって、同一
間隔のタイムスロットを所定数有するタイムスロット列
を論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成し、アクセ
ス要求が与えられた場合、未使用タイムスロットを選択
し、このタイムスロットを用いて蓄積手段に対してアク
セス動作を行うためのコマンドを対応するキューに格納
する処理をコンピュータに実行させることで、マルチメ
ディア情報のアクセス処理を行うプログラムを記憶した
記憶媒体が提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるマルチメディアサ
ーバのブロック構成図である。
【図2】従来技術であるタイムスロット多重方法の説明
図である。
【図3】セグメントの蓄積手法の説明図である。
【図4】2種類のタイムスロット列の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかるタイムスロット割
り当て処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態にかかるセグメントの読み
出し処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態にかかるマルチメディ
アサーバのサーバ制御装置の構成図である。
【図8】本発明の他の実施の形態にかかるタイムスロッ
ト割り当て処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施の形態にかかるセグメントの
読み出し処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 蓄積制御装置 4 蓄積制御装置 5 蓄積制御装置 6 サーバ制御装置 7 バス 8 バッファメモリ 9 通信制御装置 10 蓄積装置 11 蓄積装置 12 蓄積装置 20 キュー 21 キュー 22 キュー 30 制御部 60 サーバ制御装置 100 マルチメディアサーバ 105 通信媒体 110 端末装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディア情報のアクセス要求に応
    じたアクセス動作を行うマルチメディアサーバであっ
    て、 アクセス対象であるマルチメディア情報をストライピン
    グして蓄積可能な複数の蓄積手段と、 タイムスロットを用いた各蓄積手段に対するアクセス動
    作を少なくとも行う制御手段とを備え、 各蓄積手段の蓄積領域は、蓄積手段の多重度性能に応じ
    た数の論理蓄積領域を有すると想定して、 前記制御手段は、 同一間隔のタイムスロットを所定数有する第1のタイム
    スロット列を前記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら
    生成するとともに、前記多重度性能に応じた間隔を有す
    るタイムスロットを複数有する第2のタイムスロット列
    を前記蓄積手段毎に生成し、各第1のタイムスロット列
    の各タイムスロットを、いずれかの第2のタイムスロッ
    ト列のいずれかのタイムスロットに対応付けておいて、 アクセス要求が与えられた場合、第1のタイムスロット
    列のうち未使用のタイムスロットを選択し、選択したタ
    イムスロットに対応する、第2のタイムスロット列での
    タイムスロットを用いて各蓄積手段に対するアクセス動
    作を行う、マルチメディアサーバ。
  2. 【請求項2】 マルチメディア情報のアクセス要求に応
    じたアクセス動作を行うマルチメディアサーバであっ
    て、 アクセス対象であるマルチメディア情報をストライピン
    グして蓄積可能な複数の蓄積手段と、 各蓄積手段別のキューを有し、タイムスロットを用いた
    各蓄積手段に対するアクセス動作を少なくとも行う制御
    手段とを備え、 各蓄積手段の蓄積領域は、蓄積手段の多重度性能に応じ
    た数の論理蓄積領域を有すると想定して、 前記制御手段は、 同一間隔のタイムスロットを所定数有するタイムスロッ
    ト列を前記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成
    し、 アクセス要求が与えられた場合、未使用のタイムスロッ
    トを選択し、選択したタイムスロットを用いて蓄積手段
    に対してアクセス動作を行うためのコマンドを対応する
    キューに格納する、マルチメディアサーバ。
  3. 【請求項3】 アクセス要求に応じてマルチメディア情
    報のアクセスを行う方法であって、 アクセス対象であるマルチメディア情報をストライピン
    グして蓄積可能な複数の蓄積手段を設けておき、各蓄積
    手段の蓄積領域は、蓄積手段の多重度性能に応じた数の
    論理蓄積領域を有すると想定して、 同一間隔のタイムスロットを所定数有する第1のタイム
    スロット列を前記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら
    生成するとともに、前記多重度性能に応じた間隔を有す
    るタイムスロットを複数有する第2のタイムスロット列
    を前記蓄積手段毎に生成し、各第1のタイムスロット列
    の各タイムスロットを、いずれかの第2のタイムスロッ
    ト列のいずれかのタイムスロットに対応付けておいて、 アクセス要求が与えられた場合、第1のタイムスロット
    列のうち未使用のタイムスロットを選択し、選択したタ
    イムスロットに対応する、第2のタイムスロット列での
    タイムスロットを用いて各蓄積手段に対するアクセス動
    作を行う、マルチメディア情報のアクセス方法。
  4. 【請求項4】 アクセス要求に応じてマルチメディア情
    報のアクセスを行う方法であって、 アクセス対象であるマルチメディア情報をストライピン
    グして蓄積可能な複数の蓄積手段と各蓄積手段別のキュ
    ーとを設けておき、 各蓄積手段の蓄積領域は、蓄積手段の多重度性能に応じ
    た数の論理蓄積領域を有すると想定して、 同一間隔のタイムスロットを所定数有するタイムスロッ
    ト列を前記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成
    し、 アクセス要求が与えられた場合、未使用のタイムスロッ
    トを選択し、選択したタイムスロットを用いて蓄積手段
    に対してアクセス動作を行うためのコマンドを対応する
    キューに格納する、マルチメディア情報のアクセス方
    法。
  5. 【請求項5】 マルチメディア情報をストライピングし
    て蓄積可能な複数の蓄積手段へのアクセスをコンピュー
    タに実行させるプログラムを記憶したコンピュータ読み
    取り可能な記憶媒体において、 各蓄積手段の蓄積領域は、蓄積手段の多重度性能に応じ
    た数の論理蓄積領域を有すると想定して、 同一間隔のタイムスロットを所定数有する第1のタイム
    スロット列を前記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら
    生成するとともに、前記多重度性能に応じた間隔を有す
    るタイムスロットを複数有する第2のタイムスロット列
    を前記蓄積手段毎に生成し、各第1のタイムスロット列
    の各タイムスロットを、いずれかの第2のタイムスロッ
    ト列のいずれかのタイムスロットに対応付けておいて、 アクセス要求が与えられた場合、第1のタイムスロット
    列のうち未使用のタイムスロットを選択し、選択したタ
    イムスロットに対応する、第2のタイムスロット列での
    タイムスロットを用いて各蓄積手段に対するアクセス動
    作を行う処理を、コンピュータに実行させるマルチメデ
    ィア情報アクセス用プログラムを記憶した記憶媒体。
  6. 【請求項6】 マルチメディア情報をストライピングし
    て蓄積可能な複数の蓄積手段への、蓄積手段別に設けら
    れたキューを用いてのアクセスをコンピュータに実行さ
    せるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な
    記憶媒体において、 各蓄積手段の蓄積領域は、蓄積手段の多重度性能に応じ
    た数の論理蓄積領域を有すると想定して、 同一間隔のタイムスロットを所定数有するタイムスロッ
    ト列を前記論理蓄積領域毎に位相をずらしながら生成
    し、 アクセス要求が与えられた場合、未使用のタイムスロッ
    トを選択し、選択したタイムスロットを用いて蓄積手段
    に対してアクセス動作を行うためのコマンドを対応する
    キューに格納する処理を、コンピュータに実行させるマ
    ルチメディア情報アクセス用プログラムを記憶した記憶
    媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236685A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Matsushita Electric Works Ltd 映像伝送システム
JP2010161773A (ja) * 2009-12-28 2010-07-22 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
US8086176B2 (en) 2007-12-18 2011-12-27 Sony Corporation Information processing apparatus, method, and program for performing near field communication with an external device

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