JPH10290249A - Blsrネットワーク用伝送装置、blsrネットワークシステム及び障害時の出力方路切替におけるトラヒックの出力制御方法 - Google Patents

Blsrネットワーク用伝送装置、blsrネットワークシステム及び障害時の出力方路切替におけるトラヒックの出力制御方法

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JPH10290249A
JPH10290249A JP9890997A JP9890997A JPH10290249A JP H10290249 A JPH10290249 A JP H10290249A JP 9890997 A JP9890997 A JP 9890997A JP 9890997 A JP9890997 A JP 9890997A JP H10290249 A JPH10290249 A JP H10290249A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単なハードウェア構成によって単純な手順で
切替およびスケルチを実行することのできるBLSRネ
ットワーク用伝送装置を提供する。 【解決手段】各トラヒックはデータメモリ7に蓄えられ
る。状態別マップ群2は、障害発生時の方路の切替状態
ごとに、当該出力方路から出力すべきトラヒックの順番
に対応して、データメモリ7に保持するトラヒックの記
憶領域を記憶する状態別マップ群を備える。Line切
替制御部25からの方路の切替状態によって状態別マッ
プが選択され、ACM1によりセレクタ31の制御が行
われ、出力すべき順番にトラヒックが選択される。スケ
ルチマップ群3は、障害発生時のリングの分割状態ごと
に、出力すべきトラヒックの順番に対応してスケルチ制
御情報を格納したスケルチマップを備える。スケルチ制
御部26からの指示によってスケルチマップが選択さ
れ、スケルチャ8によってスケルチが実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SONET(Sy
nchronous Optical Networ
k)のBLSR(Bidirectional Lin
e Switched Ring)ネットワーク用伝送装
置の装置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、BLSRネットワークとして
は、”Bellcore GR−1230Issue
2”に記載されているように、2−Fiber BLS
Rおよび4−Fiber BLSRがある。2−Fib
er BLSRは、各ノード間を2本の光ファイバでリ
ング状に接続し、各光ファイバで時計方向と反時計方向
の双方向の通信を行うとともに、各回線内の容量を二分
し、二分した容量の一方を現用、他方を予備として用い
ている。また、4−Fiber BLSRは、時計方向
と反時計方向の双方向の通信をそれぞれ1本の光ファイ
バで行い、また、現用回線と予備回線とをそれぞれ設
け、各ノード間を4本の光ファイバで接続している。こ
のRingネットワーク内では、例えばSTS−1(S
ynchronous Transport Sign
al−1)と呼ばれるフレーム単位でトラヒックの転送
が行われ、これらのフレームがあらかじめ定められたタ
イムスロットの位置に時分割多重されて伝送される。
【0003】2−Fiber BLSRおよび4ーFi
ber BLSRは、共に通常は現用回線を用いてトラ
ヒックを伝送し、障害発生時などに予備回線を用いてト
ラヒックを救済する方法を用いている。
【0004】以下では、OC(Optical Car
rier)−48の4−FiberBLSRを例にして
図面を参照して説明する。
【0005】図2は、BLSRネットワークの回線使用
例(その1)を示している。図2において、10は、B
LSRネットワーク全体を示し、BLSRネットワーク
10は、光ファイバ伝送路群11と複数のノード12と
からなる。図2においては、6つのノード(A,B,
C,D,EおよびF)からなるBLSRネットワークを
示す。
【0006】光ファイバ伝送路群11は、片方向2本ず
つ、双方向4本の光ファイバからなり、CW(Cloc
k Wise)方向現用回線13とCW方向予備回線1
4と、CCW(Counter Clock Wis
e)方向現用回線15とCCW方向予備回線16とから
構成される。複数のノード12は、光ファイバ伝送路群
11に間隔を置いて挿入され、各々が低次群装置を収容
し、該低次群装置と光ファイバ伝送路群11との間で各
回線のトラヒック(STS−1)の挿入(Add)また
は抽出(Drop)を行う。
【0007】図2に示す例では、STS−1トラヒック
がCW方向現用回線13のタイムスロット番号#1を用
いて、ノードDで挿入され、C,B,Aの各ノードを順
に経由してノードFにて抽出される。タイムスロット番
号は、各ノード間で同じ番号が割り当てられる。
【0008】BLSRネットワークシステムでは、図2
において、例えば、ノードA,B間の現用回線のみに障
害が発生した場合には、障害区間を通過するパスを予備
回線14を用いて伝送する。この場合の構成を図3に示
す。図3において、現用回線13に障害が発生した場合
には、ノードAおよびBは、現用回線13により伝送さ
れていたタイムスロット番号#1を予備回線14を用い
て伝送するように切り替える(この切り替えを、以下、
スパンスイッチという)。
【0009】また、 BLSRネットワークシステムで
は、図2において、ノードA,B間の現用回線および予
備回線の両方に障害が発生した場合には、 障害区間を
通過するパスを反時計回り方向の予備回線16にループ
バックさせる。この場合の構成を図4に示す。図4にお
いて、ノードA,B間の現用回線13および予備回線1
4の両方に障害が発生した場合には、ノードBは、現用
回線13により伝送されていたタイムスロット番号#1
をループさせ、予備回線16を用いて反対方向に伝送す
るように切り替え、ノードAは、予備回線16により伝
送されたタイムスロット番号#1をループさせ、現用回
線13に乗せかえる(この場合のノードAおよびBにお
ける切り替えを、以下、リングスイッチという)。この
リングスイッチにより、ノードDで挿入された現用回線
13のタイムスロット番号#1のデータは、ノードCを
経由して、ノードBで現用回線13から予備回線16に
ループされて、乗せかえられ、ノードC,D,E,Fを
経由してノードAで予備回線16から現用回線13にル
ープされて、乗せかえられ、ノードFで抽出される。
【0010】このように、スパンスイッチまたはリング
スイッチを実行するのは、障害端ノード(本例ではノー
ドAおよびB)である。また、図4に示す例では、ノー
ドC,D,EおよびFは、ノードA−B間において送受信
される、予備回線情報および切替制御情報を示すための
K−byteを通過させるFull Pass Thr
ough状態にはいる。
【0011】次に、各ノードの構成を説明する。図5
に、ノード12の構成を示す。BLSRネットワーク上
のノードは、すべて同じ構成となるので代表として1つ
のノードの構成を示す。図5において、ノード12は、
ADM(Add Drop Multiplexer)
と呼ばれ、CW方向現用回線13、CW方向予備回線1
4、CCW方向現用回線15およびCCW方向予備回線
16と、Add回線27(低次群装置からのトラヒック
を挿入するための回線)およびDrop回線28(トラ
ヒックを抽出して低次群装置に出力するための回線)と
を収容する。他のノード装置から伝送された光信号は、
光レシーバ(R)21で受信され、オーバヘッド処理部
23へ入力され、オーバヘッドの処理が施される。オー
バヘッドを取り除かれたトラヒックは、高速側と低速側
との各トラヒックのTSI(Time Slot In
terchange)およびTSA(Time Slo
tAssignment)を行うクロスコネクト部20
に入力され、STS−1単位にそれぞれの方向に振り分
けられる。振り分けられたトラヒックは、それぞれ多重
化され、オーバヘッド処理部23にてオーバヘッドの処
理が施され、光トランスミッタ(T)22で光信号に変
換されて、CW方向現用回線13とCW方向予備回線1
4とCCW方向現用回線15とCCW方向予備回線16
とDrop回線28とのうちのいずれかから出力され
る。例えば、図2に示す構成において、STS−1#1
のトラヒックは、ノードDで図5に示すAdd回線27
を介して挿入され、オーバヘッド処理部23を介してク
ロスコネクト部20において、ノードCへの伝送路のC
W方向現用回線13に振り分けられ、 STS−1#1
の位置に多重化され、出力される。
【0012】また、図5に示すLine切替制御部25
は、伝送路の状態(ファイバー断など)やシステム全体
の管理装置であるOSからの指示によりリングスイッチ
やスパンスイッチを実行するかどうかを決定し、切替命
令をクロスコネクト部20に指示する。クロスコネクト
部20は、Line切替制御部25からの切替命令をう
けて状態(リングスイッチ、スパンスイッチ、Full
Pass Throughなど)によって伝送路の切
替を行う。切替命令は、あらかじめノード内で規定され
ている。
【0013】表1に、Line切替制御部25がクロス
コネクト部20に指示する切替命令(状態)の表を示
す。
【0014】
【表1】
【0015】表1において、West、Eastは、そ
れぞれ図5に示すノードのWest側、East側に障
害が発生した場合を示している。Br(Bridge
d)は現用回線へ出力するトラヒックを予備回線に切り
替えることを示し、Sw(Switched)は現用回
線から入力されるトラヒックを予備回線から入力するよ
うに切り替えることを示している。Idleは切替を行
っていないことを示している。また、スパンスイッチは
GR−1230によるとノードの両側で実行可能である
ので番号14〜22は両側で実行した場合を示してい
る。
【0016】表1は4−Fiber BLSRの場合の
状態を示しているが、2−Fiber BLSRの場合
はスパンスイッチは実行されないのでスパンスイッチに
関する項目は除外される。本図によれば4−Fiber
BLSRの場合には25通りの切替状態を各ノードは
制御することが必要である。
【0017】次に回線誤接続について説明する。図2に
おいて、A―ノードB間およびC―ノードD間におい
て、図7に示す×印のように現用回線および予備回線の
ファイバーの切断が発生した場合、図2に示すノードD
からノードFへのSTS−1#1のトラヒックは、ノー
ドB,Cを通過せずに、Dでループバックされ、CCW
方向の予備回線16のSTS−1#1を用いてノード
E,Fを通過し、ノードAにてループバックされてノー
ドFで抽出される。
【0018】一方、図8に、図2に示すBLSRネット
ワークにおける別の回線使用例(その2)を示す。図8
において、ノードEで挿入され、ノードDを通過し、ノ
ードCで抽出されるトラヒックと、ノードCで挿入さ
れ、ノードB,Aを通過し、ノードFで抽出されるトラ
ヒックとは、双方ともSTS−1#2を使って伝送され
ることを示している。図8において、図7と同様にA―
ノードB間およびC―ノードD間において×印のように
現用回線および予備回線のファイバーの切断等が発生し
た場合、図9に示すように、図7と同様にループバック
するとノードFで抽出されるトラヒックは、STS−1
#2を使用するため、ノードEで挿入されたトラヒック
となり回線の誤接続が発生する。このようなことを防ぐ
ために、GR−1230 Issue2では、ループバ
ックを行うノードAでは、パスAIS(Alarm I
ndication Signal)を、このSTS−
1#2のトラヒックの規定された位置に挿入する操作を
行うことを規定している。このパスAISを挿入する操
作は、スケルチ(Squelch)と呼ばれる。パスA
ISが挿入されているトラヒックは、ノードに接続され
る低次群装置において廃棄される。
【0019】また、図10に、図2に示すBLSRネッ
トワークにおける別の回線使用例(その3)を示す。図
10においては、ノードEで挿入され、ノードDを通過
し、ノードCで抽出されるトラヒックと、ノードCで挿
入され、ノードBを通過し、ノードAで抽出されるトラ
ヒックと、ノードAで挿入され、ノードFで抽出される
トラヒックとがそれぞれSTS−1#3を使って伝送さ
れることを示している。図10において、図7と同様に
A―ノードB間およびC―ノードD間において×印のよ
うに、現用回線および予備回線のファイバーの切断等が
発生した場合、図11に示すように、図7と同様にルー
プバックするとノードAで抽出されるトラヒックは、誤
接続が発生するため、ノードAでは、抽出されるトラヒ
ックに対してもパスAISを挿入する。
【0020】従って、スケルチを行う操作すなわちパス
AISを挿入する操作は、パス毎に行う必要がある。例
えば、図2、図8および図10に示すように、 STS
−1#1、#2、#3の回線設定がされている場合、A
―ノードB間およびC―ノードD間において障害が発生
した場合、ノードAでは、障害回避側予備回線16から
受信するSTS−1#1はそのままループバックするが
(図7参照)、障害回避側予備回線16から受信するS
TS−1#2およびSTS−1#3にはパスAISを挿
入する(図9および図11参照) 。
【0021】Bellcore GR−1230 Is
sue2によるとスケルチ操作のために、各ノードは、
リング内のノードIDの順番を示したRing Top
ology Mapと、自ノードを通過、挿入あるいは
抽出される各トラヒックがどのノードで挿入され、どの
ノードで抽出されるかを示すSTS SquelchM
apとを保持する。
【0022】図12に、図2に示すBLSRネットワー
クのRing TopologyMapの例を示す。図
12は、BLSRネットワーク内ではCW方向に、D,
C,B,A,F,Eの順にノードが並んでいることを示
している。図12では6つのノードが記述されている
が、BLSRでは16までのノード数を許容している。
【0023】また、図13に、図2、図8および図10
に示すように回線設定された場合にノードAが保持する
CW方向現用回線13の受信側(図5におけるEast
側)のSTS Squelch Mapの例を示す。図
13は、 CW方向現用回線13を介してノードBから
伝送されたSTS−1#1は、図2に示すようにノード
Dで挿入され、ノードFで抽出されることを示してい
る。また、STS−1#2は、図8に示すようにノード
Cで挿入され、ノードFで抽出されることを示してい
る。同様にSTS−1#3は、図10に示すようにノー
ドCで挿入され、ノードAで抽出されることを示してい
る。OC−48の4−Fiber BLSRの場合に
は、STS−1#1からSTS−1#48まで記述され
ている。また、CW方向現用回線13だけでなく、CC
W方向現用回線15についても、同様に、STS Sq
uelch Mapを保持している。
【0024】図7、図9および図11に示すような誤接
続を防ぐために、各ノードは、図5に示されたスケルチ
制御部26を備えている。スケルチ制御部26は、Li
ne切替部7からスイッチの状態を受け取り、スケルチ
操作が必要なSTS−1トラヒックにパスAISを挿入
する指示をクロスコネクト部20に出す。
【0025】図14に、スケルチ制御部26におけるス
ケルチを実行するためのフローチャート例を示す。この
フローチャートを実行すると、まずステップ51で自ノ
ードがRing Bridge&Switchを実行し
ているかを判定する。スケルチを実行するのはRing
Bridge&Switchを実行しているノードで
あるので実行していなければ終了する。次にステップ5
2で障害回避側から入力されているK−byteとRi
ng Topology MapによりMissing
Nodeを特定する。Missing Nodeとは
自ノードから見て切り離されているノードである。ま
た、障害回避側から入力されているK−byteとは、
図7、図9および図11におけるノードAの場合にはC
CW方向予備回線16からのK−byteである。図
7、図9および図11に示すような場合にはノードDか
らK−byteが発出され、CCW方向予備回線16を
使用してノードAに入力される。このK−byteが発
出されているノードと自ノードの間にあるノードがMi
ssing Nodeであるので、 図12に示すよう
なRing Topology Mapを参照し、図
7、図9および図11のノードAから見た場合、ノード
DとノードAとの間にあるノード、すなわちノードBお
よびノードCがMissing Nodeであると判定
される。
【0026】次にステップ52で特定したMissin
g Nodeから発出されたトラヒックを特定し(ステ
ップ54)、Missing Nodeから発出された
トラヒックをスケルチする、すなわちパスAISを挿入
する(ステップ55)。図7、図9および図11のノー
ドAから見た場合には、STS−1#1はMissin
g Node(B,ノードC)で挿入されていないこと
がSTS Squelch Mapからわかるのでスケ
ルチせず、STS−1#2およびSTS−1#3はMi
ssing Nodeで挿入されているので障害回避側
予備回線16から入力されるSTS−1#2およびST
S−1#3に対してスケルチを行う。同様にしてOC−
48の場合にはこのスケルチ操作をステップ53、5
6、57によってSTS−1#1からSTS−1#48
まで48回行う。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、BL
SRネットワークにおいて、各ノードの切替操作の種類
は、表1に示したように多岐にわたる。GR−1230
によると障害のない状態から切り替え終了まで50m
s、二重障害を回避する際には100ms以内にすべて
の回線の切替を行うことが規定されている。ファームウ
ェアによって切替を実行すると切替制御部からの状態を
把握し、パスの接続状況を決定する必要があるため、伝
送容量が大きくなるにつれて上記時間規定を満たすこと
は難しくなる。
【0028】また、上述した従来の方法によると、スケ
ルチを行う際に、まずMissing Nodeを特定
し、次にスケルチすべきトラヒックを決定する。したが
って、Missing Nodeが多くなった場合に
は、トラヒックのすべてにおいて挿入ノードがMiss
ing Nodeであるか否かの判定を行う必要があ
る。この場合、例えば、Missing Nodeが1
0ノードあるとすると、Missing Nodeが1
ノードの場合と比較して、最大で10倍の比較処理を行
わなければならない。このような処理をノード内のCP
Uがソフトウェア処理によって行うとRing Top
ology MapおよびSTS Squelch M
apを参照しながら処理を行うためにパスAISを発生
させるまでにかなりの長い時間を要してしまう。
【0029】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、簡単なハードウェア構成によって単純な手順で切
替を実行することのできるBLSRネットワーク用伝送
装置、ネットワークシステム及び切り替え方法を提供す
ることを目的とする。また、簡単なハードウェア構成に
よってスケルチを実行することのできるBLSRネット
ワーク用伝送装置を提供することを他の目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、複数の光ファイバ伝送路に接続され、ま
た、低次群装置を収容するBLSR(Bidirect
ional LineSwitched Ring)ネ
ットワークシステムにおける、 前記低次群装置と前記
光ファイバ伝送路との間でトラヒックの挿入と抽出とを
行い、障害発生時に方路の切替を行うBLSRネットワ
ーク用伝送装置であって、出力方路毎に、前記トラヒッ
クの出力を制御する出力制御部を有し、前記出力制御部
は、入力された前記トラヒックを一時的に保持する保持
手段と、前記保持手段のアクセス制御を行う制御手段
と、前記障害発生時の方路の切替状態毎に、当該出力方
路から出力すべきトラヒックの順番に対応して、前記保
持手段に保持するトラヒックの記憶領域を記憶する記憶
手段と、前記障害発生時の方路の切替指示を行う切替制
御手段とを備え、前記制御手段は、前記切替制御手段か
ら指示された方路の切替指示に従って、前記記憶手段に
おける出力すべきトラヒックの順番に、前記保持手段か
ら、出力すべきトラヒックを読み出し、当該出力方路に
読み出したトラヒックを出力させる。このため、BLS
Rネットワーク用伝送装置の制御手段は、切替制御手段
から指示された方路の切替指示に従って、切替指示に対
応する切り替え状態に応じて、前記記憶手段における出
力すべきトラヒックの順番に、前記保持手段から、出力
すべきトラヒックを読み出し、当該出力方路に読み出し
たトラヒックを出力させることができ、簡単なハードウ
ェア構成によって単純な手順で切替を実行することので
きる。
【0031】また、前記出力制御部は、前記障害発生時
の方路の切替状態により、出力すべきトラヒックの順番
に対応して、当該トラヒックが無効であるか否を示すス
ケルチ制御情報かを記憶するスケルチ記憶手段と、前記
トラヒックを出力方路に出力するときに、前記スケルチ
記憶手段に記憶するスケルチ制御情報に従って、パスA
IS(Alarm Indication Signa
l)を当該トラヒックに挿入する挿入手段とをさらに備
えるようにしてもよい。挿入手段は、トラヒックを出力
方路に出力するときに、障害発生時の方路の切替状態に
応じて、前記スケルチ記憶手段に記憶するスケルチ制御
情報に従って、パスAIS(AlarmIndicat
ion Signal)を当該トラヒックに挿入するこ
とができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0033】図15に、図5に示すノード内の本発明の
実施の形態によるクロスコネクト部の構成を示す。図1
5に示すクロスコネクト部20において、各伝送路から
入力されたトラヒックは、それぞれ振り分けられ、各出
力伝送路別に設けられた出力制御部101〜105に入
力される。各トラヒックは、各出力制御部内のアドレス
コントロールメモリ(ACM)1により制御されるセレ
クタ31のいずれかによって選択され、スケルチャ8に
よって、STS−1トラヒック毎に必要ならばパスAI
Sが入力されて出力される。なお、本実施の形態におい
て、トラヒックは、 STS−1単位のパスのタイムス
ロットに格納されるデータをいう。
【0034】図1に、図15に示すクロスコネクト部に
おける1つの出力制御部の構成を示す。伝送路6は各入
力伝送路を示し、各入力伝送路には、あらかじめ識別情
報が付加されている。各トラヒックは伝送路6を通して
データメモリ7にSTS番号に対応する領域に蓄えられ
る。入力されたデータは、一時的にデータメモリ7に蓄
えられる。また、ACM1の指令によって指示された入
力伝送路のSTS番号に対応す領域に記憶するデータが選
択されて出力され、スケルチャ8によって必要ならばパ
スAISが挿入されて出力伝送路9より出力される。A
CM1は、出力すべきトラヒックの順番(出力STS番
号)に対応して、入力方路(読出伝送路)と入力トラヒ
ック番号(読出STS番号)とをスイッチの状態毎に示
す状態別マップ群2と、各トラヒック毎にスケルチすべ
きか否かを発出ノード毎に示すスケルチマップ群3とを
備える。 ACM1は、セレクタ32によって選択され
た状態別マップ群2に格納されたデータに従ってデータ
メモリ7中のデータを選択するようにセレクタ31に指
示し、また、パスAISを挿入するか否かのスケルチャ
8の制御を行う。
【0035】状態別マップ群2は、前述した表1に示
す、すべての状態別に、出力すべきトラヒックの順序
で、そのトラヒックの入力方路(読出伝送路、この場
合、図1に示すデータメモリ7の識別番号でもよい)と
そのトラヒック番号(STS#、この場合、図1に示す
データメモリ7のアドレスでもよい)とがあらかじめ規
定されており、Line切替制御部25からの切替命令
によって、1つの状態別マップ4が選択される。図17
および図19に、状態別マップ群2を具体的に示す。図
17は、出力STS番号順に読出伝送路および読出ST
S番号が記憶されていて、表1に示す状態すべてにおい
て記憶されていることを示している。また、図19は、
表1に示す通常時(番号1) と、障害時の、表1に示
すEast側Span Br&Sw(番号13)と、E
ast側Ring Br&Sw(番号7)との図15に
示すCW方向現用回線出力13に対応するACM1にお
ける状態別マップ群2の例を示している。ACM1は、
Line切替制御部25から指示される切替指示にした
がって、状態別マップ4を選択し、選択した状態別マッ
プに記憶する読出STS番号の#1〜#192の順序に
したがって、読出伝送路の読出STS番号に対応するト
ラヒックのデータを選択するように、セレクタ31に指
示することができる。なお、 ACM1がデータメモリ
7に記憶するトラヒックのデータの出力を、データメモ
リ7の選択およびアドレスにより直接指示する場合に
は、セレクタ31を備えずに、データメモリ7の各々か
ら出力されるデータをスケルチャ8に直接入力させるよ
うにしてもよい。例えば、図17に示すように、通常時
の状態別マップ4の出力STS番号#1としては、読出
伝送路がCW方向現用回線CW(W)であり、読出STS
番号が#1であるので、 CW方向現用回線CW(W)
13に対応するデータメモリ7の#1のデータが読み出
され、出力側のCW方向現用回線CW(W)に出力され
る。同様に、出力STS番号#2〜#192まで順番
に、トラヒックが出力され、その後、出力STS番号#
1に戻る。
【0036】また、スケルチマップ群3は、起こりうる
障害におけるすべてのリング分割状態別にあらかじめ作
成されていて、スケルチ制御部26からの障害回避側入
力K−byteの発出ノードIDによって、1つのスケ
ルチマップが選択される。スケルチマップは、各トラヒ
ック毎にスケルチすべきか否かを示すスケルチフラグを
備える。図18および図20にスケルチマップ群3を具
体的に示す。図18および図20に示すように、出力S
TS番号順にスケルチが必要か(Yes)あるいは不要
か(No)を示すスケルチフラグが各トラヒック毎に記
憶されている。また、スケルチマップは、スケルチ不要
な場合(図20(1))と、すべてのリング分割状態毎
(図20(2)〜(6))とにそれぞれ設けられてい
る。GR−1230によるとリング分割状態は障害回避
側から入力されるK−byteの発出ノードによって判
断されるので、図18および図20においては、K−b
yteの発出ノード別にスケルチフラグを記憶する。例
えば、図9に示すような障害が発生した場合には、 S
TS−1#2に、AISを挿入する必要があるので、こ
のトラヒックに対応する領域に、スケルチフラグをセッ
トしておく。この場合、ノードAにおいては、ノードD
から出力されたK―byteを受信するので、図20
(4)に示すような発出ノード=Dのスケルチマップを
選択し、出力STS番号#2のスケルチフラグがYES
にセットされているので、出力STS番号#2にトラヒ
ックに、 AISを挿入する。
【0037】図16は、図1に示す出力制御部をさらに
具体的な構成図を示している。図16において状態別マ
ップ群2の各々の状態別マップには、読出伝送路と読出
STS番号とが出力すべき順番で書き込まれている。A
CM1は、この順番にデータメモリ7からデータを選択
するようにデータメモリ7とセレクタ31とを制御す
る。また、スケルチマップ群3の各々のスケルチマップ
には、スケルチするか否かを示すスケルチフラグが書き
込まれ、順番にセレクタ31から出力されるデータに対
しスケルチが必要ならばAISを挿入するようにスケル
チャ8を制御する。スケルチャ8は、ACM1の指示に
より指定されたSTS−1番号のトラヒックにパスAI
Sを挿入し、ACM1の指示のないトラヒックはそのま
ま通過させるフィルタの役目を持つ。カウンタ回路30
は、データメモリ7と選択された状態別マップ4、選択
されたスケルチマップ5のデータを読み出すタイミング
を制御する。状態別マップ群2はすべての状態別に読出
伝送路と読み出すSTS番号があらかじめ作成されてい
て、Line切替制御部25からの状態によって、1つ
の状態別マップが選択される。スケルチマップ群3はス
ケルチが必要な場合のBLSRのすべてのリング分割状
態別にあらかじめ作成されていて、スケルチ制御部26
からの障害回避側入力K−byteの発出ノードIDに
よって、1つのスケルチマップが選択される。状態別マ
ップ群2は通常時のクロスコネクトマップが配信あるい
は更新された際にすべて作成される。また、スケルチマ
ップ群3はRing Topology Mapあるい
はSTS Squelch Mapが配信あるいは更新
された際にすべて作成される。状態別マップ群2および
スケルチマップ群3はシステムが稼動する前にあらかじ
め作成しておく。
【0038】以下では、図2、図8および図10に示す
ように、STS#1,#2,#3の回線が設定された場
合の通常時と障害時とにおいて、本実施の形態における
ノードAのCW方向現用回線13の出力に関係するクロ
スコネクト部の構成及び動作について説明する。
【0039】図19は、表1に示す通常時(番号1)
と、障害時の、表1に示すEast側Span Br&
Sw(番号13)と、East側Ring Br&Sw
(番号7)との図15に示すCW方向現用回線出力13
に対応するACM1における状態別マップ群2の例を示
している。なお、実際には状態別マップ群2は、表1に
示された状態に対する状態別マップをすべて持ってい
る。状態別マップ群2は前述したように通常時のクロス
コネクトマップが配信あるいは更新されたときにすべて
作成される。また、各出力伝送路毎に設けられるACM
1、セレクタ31およびスケルチャ8においても、同様
な処理が行われる。
【0040】また、図20は、CW方向現用回線出力1
3に対応するACM1におけるスケルチマップ群3を示
している。スケルチマップ群3は前述したようにRin
gTopology MapまたはSTS Squel
ch Mapが配信あるいは更新された際に作成され
る。
【0041】図21は、表1に示す通常時におけるクロ
スコネクト部の一部の構成例を示している。図21にお
いて、Line切替制御部25は、状態別マップ群2か
ら通常時のマップ(図19(1)参照)を選択するよう
にセレクタ32に指示する。セレクタ32は、状態別マ
ップ群2から通常時の状態別マップ4を選択する。ま
た、スケルチ制御部26は、通常時にはスケルチ制御は
不要となるため、スケルチマップ群3からスケルチ不要
のスケルチマップ5(図20(1)参照)を選択するよ
うにセレクタ33に指示する。セレクタ33は、通常時
のスケルチ不要のマップを選択する。各伝送路から入力
されたデータ(D11〜D16)の各々は、 STS−
1単位に、データメモリ7にシーケンシャルに書き込ま
れることにより、STS番号に対応した位置に格納され
る。ACM1は、選択された状態別マップ4および選択
されたスケルチマップ5の情報に従って、セレクタ31
を制御することにより、データメモリ7に書き込まれた
データを順番に選択して、データを伝送路に出力させ
る。
【0042】例えば、カウンタ回路30がインクリメン
トされると、図19(1)に示すように、選択された状
態別マップ4の出力STS番号#1としては、読出伝送
路がCW方向現用回線CW(W)であり、読出STS番号
が#1であるので、 CW方向現用回線CW(W)13
に対応するデータメモリ7の#1のデータ(D11)が
読み出しを指示され、セレクタ31によってCW方向現
用回線CW(W)のデータD11が出力される。次に、
図20(1)に示すように、選択されたスケルチマップ
5において、出力STS番号#1は、スケルチ不要(N
o)であるため、スケルチャ8では何もしないで、デー
タD11をそのまま出力する。次に、カウンタ回路30
がインクリメントされると、選択された状態別マップ4
のはCW方向現用回線CW(W)の#2であるので、C
W方向現用回線CW(W)の#2のデータであるD12
が読み出されて出力される。選択されたスケルチマップ
5の出力STS番号#2もスケルチ不要(No)である
ので、スケルチャ8は何もしないで、D12をそのまま
出力する。次にカウンタ回路30がインクリメントされ
ると、選択された状態別マップ4の出力STS番号#3
はAdd回線の#1であるので、セレクタ31からAd
d回線#1のデータであるD14が出力される。選択さ
れたスケルチマップ5の出力STS番号#1もスケルチ
不要(No)であるので、スケルチャ8は何もしない
で、D14をそのまま出力する。結果的に、出力側CW
方向現用回線CW(W)13には、STS−1#1にD
11、 STS−1#2にD12、 STS−1#3にD
14の順にデータが出力される。従って、出力側CW方
向現用回線CW(W)13の#1は入力側CW方向現用
回線CW(W)#1に接続され、出力側CW方向現用回
線CW(W)13の#2は入力側CW方向現用回線CW
(W)#2に接続され、出力側CW方向現用回線CW
(W)13の#3はAdd回線#1に接続された状態と
なる。
【0043】次に、図3に示すような障害が発生して、
状態がSpan Br&Swに切り替わったときの動作
を図22を参照して説明する。図22は、図3に示すよ
うにノードA―B間でSpan Br&Swが起動され
た場合のクロスコネクト部の一部の構成例を示してい
る。図22において、Line切替制御部25は、状態
別マップ群2からEast Span Br&Swのマ
ップ(図19(2)参照)を選択するようにセレクタ3
2に指示する。セレクタ32は、状態別マップ群2から
East Span Br&Swのマップを選択する。
また、スパンスイッチ実行時には、K−byteは発出
されないので、スケルチ制御は不要であり、スケルチ制
御部26は、スケルチマップ群3からスケルチ不要のス
ケルチマップ5(図20(1)参照)を選択するように
セレクタ33に指示する。セレクタ33は、通常時のス
ケルチ不要のマップを選択する。各伝送路から入力され
たデータ(D21〜D26)の各々は、 STS−1単
位に、データメモリ7にシーケンシャルに書き込まれる
ことにより、STS番号に対応した位置に格納される。
図21と同様に、ACM1は、選択された状態別マップ
4および選択されたスケルチマップ5の情報に従って、
セレクタ31を制御することにより、データメモリ7に
書き込まれたデータを順番に選択して、データを伝送路
に出力させる。
【0044】例えば、カウンタ回路30がインクリメン
トされると、図19(2)に示すように、選択された状
態別マップ4の出力STS番号#1としては、CW方向
予備回線CW(P)の#1であるので、セレクタ31に
よってCW方向予備回線CW(P)のデータD21が選
択されて出力される。次に選択されたスケルチマップ5
の出力STS番号#1は、スケルチ不要(No)である
ため、このデータはスケルチャ8では何もしないで、デ
ータD21をそのまま出力する。次に、カウンタ回路3
0がインクリメントされると、選択された状態別マップ
4の出力STS番号#2はCW方向予備回線CW(P)
の#2であるので、セレクタ31からCW方向予備回線
CW(P)の#2のデータであるD22が出力される。
選択されたスケルチマップ5の出力STS番号#2もス
ケルチ不要(No)であるので、スケルチャ8は何もし
ないで、D22をそのまま出力する。次にカウンタ回路
30がインクリメントされると選択された状態別マップ
4の出力STS番号#3はAdd回線の#1であるの
で、セレクタ31からAdd回線#1のデータであるD
24が出力される。選択されたスケルチマップ5の出力
STS番号#3もスケルチ不要(No)であるので、ス
ケルチャ8は何もしないで、D24をそのまま出力す
る。結果的に、出力側CW方向現用回線CW(W)13
には、STS−1#1にD21、#2にD22、#3に
D24の順にデータが出力される。従って、CW方向現
用回線CW(W)13の#1はCW方向予備回線CW
(P)#1に接続され、出力側CW方向現用回線CW
(W)13の#2はCW方向予備回線CW(P)#2に
接続され、出力側CW方向現用回線CW(W)13の#
3はAdd回線#1に接続された状態となる。
【0045】次に、図7に示すような障害が発生して、
状態がEast Ring Br&Swに切り替わった
ときの動作を図23を参照して説明する。図23は、図
7、図9および図11に示すようにノードA―B間およ
びノードC―D間において×印のようにファイバーの切
断等が発生した場合ロスコネクト部の一部の構成例を示
している。図23において、Line切替制御部25
は、状態別マップ群2からEast Ring Br&
Swのマップ(図19(3)参照)を選択するようにセ
レクタ32に指示する。セレクタ32は、状態別マップ
群2からEastRing Br&Swの状態別マップ
4を選択する。また、障害回避側(West側)から入
力されるK−byteの発出ノードはノードDであるの
でスケルチ制御部26は、発出ノード=Dであるスケル
チマップ5(図20参照(4))を選択するようにセレ
クタ33に指示する。セレクタ33は、発出ノード=D
のスケルチマップ5を選択する。各伝送路から入力され
たデータ(D31〜D36)の各々は、STS−1単位
に、データメモリ7にシーケンシャルに書き込まれるこ
とにより、STS番号に対応した位置に格納される。図
23に示すように、ACM1は、選択された状態別マッ
プ4および選択されたスケルチマップ5の情報に従っ
て、セレクタ31を制御することにより、データメモリ
7に書き込まれたデータを順番に選択して、データを伝
送路に出力させる。
【0046】例えば、カウンタ回路30がインクリメン
トされると、図19(3)に示すように、選択された状
態別マップ4の出力STS番号#1としてはCCW方向
予備回線CCW(P)の#1であるので、セレクタ31
によってCCW方向予備回線CCW(P)#1のデータ
D31が選択されて出力される。次に、図20(4)に
示すように、選択されたスケルチマップ5の出力STS
番号#1はスケルチ不要(No)であるため、スケルチ
ャ8は何もしないで、データD31をそのまま出力す
る。次に、カウンタ回路30がインクリメントされる
と、選択された状態別マップ4の出力STS番号#2は
CCW方向予備回線CCW(P)の#2であるので、セ
レクタ31からD32が出力される。選択されたスケル
チマップ5の出力STS番号#2はスケルチ要(Ye
s)であるので、スケルチャ8にてAISが挿入され
る。次に、カウンタ回路30がインクリメントされると
選択された状態別マップ4の出力STS番号#3はAd
d回線の#1のデータであるので、セレクタ31からD
34が出力される。選択されたスケルチマップ5の出力
STS番号#3はスケルチ不要(No)であるので、ス
ケルチャ8は何もしないで、D34を出力する。従っ
て、出力側CW方向現用回線CW(W)にはSTS−1
#1にD31、STS−1#2にはAIS、STS−1
#3にはD34の順にデータが出力される。結果的に、
出力側CW方向現用回線CW(W)の#1は入力側CC
W方向予備回線CCW(P)#1に接続され、出力側C
W方向現用回線CW(W)の#2はAISが挿入され、
出力側CW方向現用回線CW(W)の#3はAdd回線
#1に接続された状態となる。
【0047】なお、図20に示すスケルチ要の場合のス
ケルチマップ2が選択されるのは、Ring Br&S
wの状態のみであり、その他の場合は図20(1)に示
すスケルチ不要のマップが選択される。
【0048】図21、図22および図23において説明
したように、本実施の形態によれば、状態が変化した場
合には、Line切替制御部25による、状態に応じた
状態別マップの選択の制御のみで方路の切替が各トラヒ
ック毎に可能になる。また、各トラヒック毎に行う必要
のあるスケルチ操作もスケルチ制御部26による、障害
回避方向から入力されるK−byteの発出ノードに応
じたスケルチマップの選択の制御のみで実行することが
できる。なお、本実施の形態では、CW方向現用回線1
3の出力に関係する構成についてのみ述べたが、他の各
伝送路出力も同じ構成を持つことによって切替およびス
ケルチ操作が可能である。
【0049】次に、第2の実施の形態を説明する。図6
に、本発明の第2の実施の形態における装置構成を示
す。第2の実施の形態では、図16に示す状態別マップ
群2およびスケルチマップ群3の代わりに状態別および
発出ノード別にACM110および120を備え、Li
ne切替制御部25およびスケルチ制御部26の制御に
よってACM110および120の出力を選択する場合
の構成を説明する。図6において、ACM110は、表
1に示す状態毎に、出力すべきトラヒックの順序で、入
力方路(読出伝送路)と入力トラヒック番号(読出ST
S番号)とを記憶する。また、ACM120は、各トラ
ヒック毎にスケルチすべきか否かを発出ノード毎に記憶
する。Line切替制御部25は、表1に示す状態のい
ずれかを指示することによりACM110のいずれかを
選択し、また、スケルチ制御部26は、障害時のK−by
teの発出ノードにより、ACM120のいずれかを選択
する。これにより、第1の実施の形態と同様に、Lin
e切替制御部25による、状態に応じた状態別マップの
選択の制御のみで方路の切替が各トラヒック毎に可能に
なる。また、各トラヒック毎に行う必要のあるスケルチ
操作もスケルチ制御部26による、障害回避方向から入
力されるK−byteの発出ノードに応じたスケルチマ
ップの選択の制御のみで実行することができる。
【0050】なお、第1および第2の実施の形態は、O
C−48 4−Fiber BLSRを例にしたが、一
般的なOC−N 4−FiberあるいはOC−N 2
−Fiber BLSRネットワークにも適用すること
ができる。2−FiberBLSRは、全帯域の半分を
現用に割り当て、残りの半分を予備に割り当てているの
で、予備に割り当てた帯域を予備回線と想定すれば本発
明の実施の形態が適用できる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、BLSRネットワーク
用伝送装置において、簡単なハードウェア構成によっ
て、簡単な手順で切替が実行できる。また、リング分割
等によりスケルチが必要な場合にも簡単な手順でパスA
ISを挿入することができる。また、この切替およびス
ケルチ操作はデータを選択するのみであるので切替終了
あるいはスケルチ操作終了までの時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるノードの基本構成
【図2】4−Fiber BLSRにおける回線設定例
を示す説明図(その1)
【図3】回線設定例(その1)におけるスパンスイッチ
による復旧例を示す説明図
【図4】回線設定例(その1)におけるリングスイッチ
による復旧例を示す説明図
【図5】4−Fiber BLSRにおけるノード構成
例を示す説明図
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるノードの構
成を示す説明図
【図7】回線設定例(その1)におけるリング分割時の
復旧例を示す説明図
【図8】4−Fiber BLSRにおける回線設定例
を示す説明図(その2)
【図9】回線設定例(その2)におけるリング分割時の
復旧例を示す説明図
【図10】4−Fiber BLSRにおける回線設定
例を示す説明図(その3)
【図11】回線設定例(その3)におけるリング分割時
の復旧例を示す説明図
【図12】Ring Toplogy Mapの例を示
す説明図
【図13】STS Squelch Mapの例を示す
説明図
【図14】スケルチを実行するフローチャートの例を示
す説明図
【図15】本発明の実施の形態におけるクロスコネクト
部の構成図
【図16】図1に示す構成をさらに具体的に示す構成図
【図17】本発明の実施の形態における状態別マップ群
を示す説明図
【図18】本発明の実施の形態におけるスケルチマップ
群を示す説明図
【図19】状態別マップ群の例を示す説明図(1)〜
(3)
【図20】スケルチマップ群の例を示す説明図(1)〜
(6)
【図21】本発明の実施の形態における通常時の動作例
を示す説明図
【図22】本発明の実施の形態におけるSpan Br
&Sw実行時の動作例を示す説明図
【図23】本発明の実施の形態におけるリング分割を伴
うRing Br&Sw実行時の動作例を示す説明図
【符号の説明】
1…アドレスコントロールメモリ(ACM) 2…状態別マップ群 3…スケルチマップ群 4…選択された状態別マップ 5…選択されたスケルチマップ 6…入力伝送路 7…データメモリ 8…スケルチャ 9…出力伝送路 10…BLSRネットワーク 11…光ファイバ伝送路群 12…ノード 13…CW方向現用回線 14…CW方向予備回線 15…CCW方向現用回線 16…CCW方向予備回線 20…クロスコネクト部 21…光レシーバ 22…光トランスミッタ 23…オーバヘッド処理部 25…Line切替制御部 26…スケルチ制御部 27…Add回線 28…Drop回線 30…カウンタ回路 31〜33…セレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 隆 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光ファイバ伝送路に接続され、ま
    た、低次群装置を収容するBLSR(Bidirect
    ional Line Switched Ring)
    ネットワークシステムにおける、 前記低次群装置と前
    記光ファイバ伝送路との間でトラヒックの挿入と抽出と
    を行い、障害発生時に方路の切替を行うBLSRネット
    ワーク用伝送装置であって、 出力方路毎に、前記トラヒックの出力を制御する出力制
    御部を有し、 前記出力制御部は、入力された前記トラヒックを一時的
    に保持する保持手段と、前記保持手段のアクセス制御を
    行う制御手段と、前記障害発生時の方路の切替状態毎
    に、当該出力方路から出力すべきトラヒックの順番に対
    応して、前記保持手段に保持するトラヒックの記憶領域
    を記憶する記憶手段と、前記障害発生時の方路の切替指
    示を行う切替制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記切替制御手段から指示された方路
    の切替指示に従って、前記記憶手段における出力すべき
    トラヒックの順番に、前記保持手段から、出力すべきト
    ラヒックを読み出し、当該出力方路に読み出したトラヒ
    ックを出力させることを特徴とするBLSRネットワー
    ク用伝送装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のBLSRネットワーク用
    伝送装置において、前記記憶手段は、当該出力方路から
    出力すべきトラヒックの順番に対応して、前記保持手段
    に保持するトラヒックの記憶領域を記憶するマップを、
    前記障害発生時の方路の切替状態毎に備えることを特徴
    とするBLSRネットワーク用伝送装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のBLSRネットワーク用
    伝送装置において、前記出力制御部は、前記障害発生時
    の方路の切替状態により、出力すべきトラヒックの順番
    に対応して、当該トラヒックが無効であるか否を示すス
    ケルチ制御情報かを記憶するスケルチ記憶手段と、前記
    トラヒックを出力方路に出力するときに、前記スケルチ
    記憶手段に記憶するスケルチ制御情報に従って、パスA
    IS(Alarm Indication Signa
    l)を当該トラヒックに挿入する挿入手段とをさらに備
    えるBLSRネットワーク用伝送装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のBLSRネットワーク用
    伝送装置において、前記スケルチ記憶手段は、前記障害
    発生時の方路の切替状態に対応する、 BLSRネット
    ワークのあらかじめ定められた、リングの分割状態ごと
    に、前記出力すべきトラヒックの順番に対応して前記ス
    ケルチ制御情報を格納したスケルチマップを備えること
    を特徴とするBLSRネットワーク用伝送装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のBLSRネットワーク用
    伝送装置において、前記障害発生時の方路の切替状態に
    対応する、 BLSRネットワークのあらかじめ定めら
    れた、リング分割状態を、障害回避側の他の装置から送
    出されるK−byteの送出元によって判断するスケル
    チ制御手段をさらに備えることを特徴とするBLSRネ
    ットワーク用伝送装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のBLSRネットワーク用
    伝送装置において、前記記憶手段は、当該出力方路から
    出力すべきトラヒックの順番に対応して、前記保持手段
    に保持するトラヒックの記憶領域を記憶するアドレスコ
    ントロールメモリを、前記障害発生時の方路の切替状態
    毎に備えることを特徴とするBLSRネットワーク用伝
    送装置。
  7. 【請求項7】複数の光ファイバ伝送路に接続され、ま
    た、低次群装置を収容するBLSR(Bidirect
    ional Line Switched Ring)
    ネットワークシステムにおいて、 前記低次群装置と前記光ファイバ伝送路との間でトラヒ
    ックの挿入と抽出とを行い、障害発生時に方路の切替を
    行うBLSRネットワーク用伝送装置を複数有し、 前記BLSRネットワーク用伝送装置の各々は、出力方
    路毎に、前記トラヒックの出力を制御する出力制御部を
    有し、 前記出力制御部は、入力された前記トラヒックを一時的
    に保持する保持手段と、前記保持手段のアクセス制御を
    行う制御手段と、前記障害発生時の方路の切替状態毎
    に、当該出力方路から出力すべきトラヒックの順番に対
    応して、前記保持手段に保持するトラヒックの記憶領域
    を記憶する記憶手段と、前記障害発生時の方路の切替指
    示を行う切替制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記切替制御手段から指示された方路
    の切替指示に従って、前記記憶手段における出力すべき
    トラヒックの順番に、前記保持手段から、出力すべきト
    ラヒックを読み出し、当該出力方路に読み出したトラヒ
    ックを出力させることを特徴とするBLSRネットワー
    クシステム。
  8. 【請求項8】複数の光ファイバ伝送路に接続され、ま
    た、低次群装置を収容するBLSR(Bidirect
    ional Line Switched Ring)
    ネットワークシステムにおいて、 前記低次群装置と前
    記光ファイバ伝送路との間でトラヒックの挿入と抽出と
    を行い、障害発生時に方路の切替を行うBLSRネット
    ワーク用伝送装置における障害時の出力方路切替におけ
    るトラヒックの出力制御方法であって、 出力方路毎であって、前記障害発生時の方路の切替状態
    毎に、当該出力方路から出力すべきトラヒックの順番に
    対応して、前記保持するトラヒックの記憶領域をあらか
    じめ記憶しておき、 入力された前記トラヒックを一時的に保持し、 前記出力方路毎に、前記障害発生時の方路の切替に対応
    する、前記記憶している、出力すべきトラヒックの順番
    に、前記保持した、出力すべきトラヒックを読み出し、
    当該出力方路に読み出したトラヒックを出力させること
    を特徴とする障害時の出力方路切替におけるトラヒック
    の出力制御方法。
JP09890997A 1997-04-16 1997-04-16 Blsrネットワーク用伝送装置、blsrネットワークシステム及び障害時の出力方路切替におけるトラヒックの出力制御方法 Expired - Fee Related JP3366825B2 (ja)

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