JPH10289323A - 顔の印象の鑑別法 - Google Patents

顔の印象の鑑別法

Info

Publication number
JPH10289323A
JPH10289323A JP10818097A JP10818097A JPH10289323A JP H10289323 A JPH10289323 A JP H10289323A JP 10818097 A JP10818097 A JP 10818097A JP 10818097 A JP10818097 A JP 10818097A JP H10289323 A JPH10289323 A JP H10289323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impression
distance
face
eyes
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10818097A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakura Inoue
さくら 井上
Kazuhiro Yamazaki
和広 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP10818097A priority Critical patent/JPH10289323A/ja
Publication of JPH10289323A publication Critical patent/JPH10289323A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、人の顔の印象形成、特に目の大き
さの印象形成を定量的に鑑別する手段を提供することを
課題とする。 【課題の解決手段】 目の大きさの印象を指標として顔
の印象を鑑別する。本発明によれば、人の印象形成、特
に目の大きさの印象形成を定量的に鑑別する手段を提供
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術的分野】本発明は、メークアップの
シミュレートに有益な顔の印象の鑑別法に関する。
【0002】
【従来の技術】顔の印象はその人のイメージを作る上で
非常に重要なものである。その中でも目の印象は人の顔
の印象形成や顔の視覚的な認知に於いて重要な役割を担
っている。この為、人の容姿を表現するのに、「つぶら
な瞳」「目がクリクリした可愛い子」「どんぐり眼」
「ギョロ目」「狐目」「三白眼」「吊り目」等のように
様々な目の例えがある。又、これらの表現からも推定さ
れるように、目の大きさの印象は、その人に対して好感
を抱くか否かのファクターになっていることが推定され
る。しかし、どの程度顔の印象形成に目の印象が影響し
ているか、更に目の大きさの印象の形成のメカニズムと
その認識の定量的な鑑別については、その考えうる要素
が多すぎて未だ手つかずの状態と言っても過言でない。
このことを明確にすることは、化粧の仕方などを考える
上で極めて意義深い。又、自分に対して好ましい印象を
他人に持って貰うことは、人間にとって重要なことであ
り、自分の印象を的確に鑑別できることも意義深い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下に行われたものであり、人の顔の印象形成、特に目の
大きさの印象形成を定量的に鑑別する手段を提供するこ
とを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこの様な状
況に鑑みて、顔の印象形成の要因を求め、コンピュータ
ーを用いたモーフィングを駆使して、顔の種々の部位の
物理的な数値を変えて種々の顔を作成し、これの印象に
ついて多数のパネラーを用いて比較研究を重ねた結果、
顔の印象形成には、目の大きさの印象と顔の下半部の輪
郭印象が大きな2つのファクターであることを見いだし
た。更に研究を重ねた結果、目の大きさの印象の要素と
なる物理的数値としては、額と顎との距離、瞳の中心を
通る地面に平行な線と顎との距離、瞳の中心と眉との距
離、瞳の中心と額との距離、目と眉との距離、眉間の距
離、目の間の距離、瞳の中心を通る顔の横幅に対する口
元の顔の横幅、口の横幅があり、これらの間の相関関係
の高いものを統一していくと、左右のそれぞれの瞼の最
上部と接する地面に平行な接線と瞼の下端に接する地面
に平行な線との距離と口元の顔の横幅に対する口の横幅
と瞳の中心を通る地面に平行な線と顎との距離の4つの
要素を用いて鑑別することにより、実用的に耐えうる鑑
別が出来ることを見いだし、発明を完成させるに至っ
た。以下、本発明について実施の形態を中心に詳細に説
明する。
【0005】
【発明の実施の形態】
(1)顔の印象形成の要素 本発明者等は、上記の如くコンピューターを用いたモー
フィングを駆使して、顔の種々の部位の物理的な数値を
変えて種々の顔を作成し、これの印象について多数のパ
ネラーを用いて比較研究を重ねた結果、顔の印象形成に
は、目の周辺と顔の下半部の形状が大きな影響を与えて
いることを推定するに至った。このことを裏付けるた
め、30名のパネラーを用いて何を基準にして顔の評定
するかをアンケートによって調査した。この結果を図1
に示す。この図よりこれより、目の周辺の状況と顎を中
心とする顔の輪郭の状況が大きな要素になっていること
が判る。更にこれら評定値について因子分析をした結果
を表1に示す。これより、前実験より得ていた本発明者
等の「顔の印象形成には、目の周辺と顔の下半部の形状
が大きな影響を与えている。」と言う推定は的確であっ
たことが裏付けられた。この結果をもとに、様々なタイ
プの顔112種類をモーフィングによって作りだし、男
女15名づつ30名のパネラーに似た顔写真が近くに来
るように並べて分類して貰った。この結果をもとにクラ
スター分析を行い、デンドログラムを作成した。その結
果、デンドログラムは大きく5つのグループに分けられ
ることが判明し、これらの特徴について調べた結果、第
一のグループは目の大きさの印象が大きい群、第二のグ
ループは目の大きさの印象が小さい群、第三のグループ
は顔の下半分が細くて長い群、第四のグループは顔の下
半分が広くて大きい群、第五のグループは目の大きさの
印象が大きくもなく、小さくもなく、顔の下半分が細く
長くもなく、広く大きくもない群であった。これより、
「顔の印象形成には、目の周辺と顔の下半部の形状が大
きな影響を与えている。」と言う仮説の正しさが証明さ
れ、目の大きさの印象が顔の鑑別の指標であることが明
らかになった。
【0006】
【表1】
【0007】(2)目の大きさの印象と顔の構成との関
係 上記の如く、目の大きさの印象が顔の鑑別の重要な要素
であることが判ったが、具体的な顔の構成がどの様に目
の大きさの印象に影響を与えているかを、上記の検討で
用いた写真の物理量(図2に示す顔の各部位の長さとそ
の加工数値;定義は表2に示す。)とクラスター分析か
ら得られたデンドログラムを照らし合わせながら分析を
行った。この結果を表3に示す。これより、目の大きさ
の印象は、額と顎との距離、瞳の中心を通る地面に平行
な線と顎との距離、瞳の中心と眉との距離、瞳の中心と
額との距離、目と眉との距離、眉間の距離、目の間の距
離、瞳の中心を通る顔の横幅に対する口元の顔の横幅、
口の横幅等の物理量と密接に関係していることが判る。
更にこれらの内、相互間に相関関係の認められるものを
まとめると、左右のそれぞれの瞼の最上部と接する地面
に平行な線と瞼の下端と接する地面に平行な線との距離
と口の横幅を顔の横幅で除した値と口元の顔の横幅に対
する口の横幅と瞳の中心を通る地面に平行な線と顎との
距離の4種の物理量の関数になることが判明した。ま
た、この結果より、目の大きさの印象の推定値は、平均
の顔に比較した0.423×(左の瞼の最上部と接する
地面に平行な接線と瞼の下端に接する地面に平行な線と
の距離、図2及び表2のE26)+0.26×(右の瞼
の最上部と接する地面に平行な接線と瞼の下端に接する
地面に平行な線との距離、図2及び表2のE27)+
0.234×(口の横幅を口元の顔の横幅で除した値、
図2及び表2のM21)+(−0.329)×(瞳の中
心を通る地面に平行な線と顎との距離、図2及び表2の
C1)−0.066の式(式1)で算出しうることが判
った。ここで、平均の顔と比較したとは、それぞれの実
測値からモーフィングによって112枚を平均して作成
した平均の顔のこれらの数値を減じ、112種の顔の標
準偏差で除した値、即ちZ変換を行った値であることを
意味する。尚、この式の目の大きさの印象に対する重相
関係数は0.78で良好な回帰を示していた。かくして
得られた数値とクラスター特性を比較すると、この値が
−0.75以下の場合は目が小さいと鑑別され、−0.
75〜0.75は目が大きくもなく小さくもないと鑑別
され、0.75以上は目が大きいと鑑別される。本発明
では、この様に顔の印象形成に重要な役割を担う目の大
きさの印象を的確に鑑別し得るので、化粧法の指導等の
指標となる。更に、例えば、上記式1より判るように、
目が小さい印象の人は唇の横幅をリップカラー等で口の
横幅を大きく見せたり、アイカラーなどで瞼の最上部を
高く見せることで目の大きさの印象を大きくすることが
出来、この様に印象を改善するメークアップの指針をた
てることが出来る。これも本発明の鑑別法による鑑別の
効果である。
【0008】
【表2】
【0009】
【表3】
【0010】
【実施例】
<実施例1>モーフィングを用いて、式1の物理量によ
る目の大きさの印象が小さい顔写真(顔写真1)と大き
い顔写真(顔写真2)を作成し、任意に選んだパネラー
30名(男18名、女12名)に目の大きさの印象を7
段階の基準で尋ねた。基準は1:かなり大きい、2:大
きい、3:やや大きい、4:普通、5:やや小さい、
6:小さい、7:かなり小さいであった。結果を表4に
示す。これより、本発明の鑑別法は目の大きさの印象を
的確に鑑別できることが判る。
【0011】
【表4】
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、人の印象形成、特に目
の大きさの印象形成を定量的に鑑別する手段を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 顔の部品評定値を示す図である。
【図2】 顔の測定部位を示す図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目の大きさの印象を指標とする顔の印象
    の鑑別法。
  2. 【請求項2】 目の大きさの印象が額と顎との距離、瞳
    の中心を通る地面に平行な線と顎との距離、瞳の中心と
    眉との距離、瞳の中心と額との距離、左右それぞれの瞼
    の最上部と接する地面に平行な線と瞼の下端と接する地
    面に平行な接線との距離、目と眉との距離、眉間の距
    離、目の間の距離、瞳を通る顔の横幅に対する口元の顔
    の横幅、口の横幅から選ばれる1種乃至は2種以上であ
    る、請求項1に記載の顔の印象の鑑別法。
  3. 【請求項3】 距離が瞳の中心間の距離に対する相対的
    距離である、請求項1又は2に記載の鑑別法。
  4. 【請求項4】 左右のそれぞれの瞼の最上部と接する地
    面に平行な線と瞼の下端に接する地面に平行な線との距
    離と口の横幅を顔の横幅で除した値と口元の顔の横幅に
    対する口の横幅と瞳の中心を通る地面に平行な線と顎と
    の距離を指標とする請求項1〜3何れか一項に記載の鑑
    別法。
JP10818097A 1997-04-10 1997-04-10 顔の印象の鑑別法 Pending JPH10289323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10818097A JPH10289323A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 顔の印象の鑑別法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10818097A JPH10289323A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 顔の印象の鑑別法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10289323A true JPH10289323A (ja) 1998-10-27

Family

ID=14478030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10818097A Pending JPH10289323A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 顔の印象の鑑別法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10289323A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102768710A (zh) * 2012-06-13 2012-11-07 山东神思电子技术股份有限公司 利用瞳距估算人体脸部宽度的方法
CN107111861A (zh) * 2015-01-29 2017-08-29 松下知识产权经营株式会社 图像处理装置、触笔以及图像处理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102768710A (zh) * 2012-06-13 2012-11-07 山东神思电子技术股份有限公司 利用瞳距估算人体脸部宽度的方法
CN107111861A (zh) * 2015-01-29 2017-08-29 松下知识产权经营株式会社 图像处理装置、触笔以及图像处理方法
CN107111861B (zh) * 2015-01-29 2021-06-18 松下知识产权经营株式会社 图像处理装置、触笔以及图像处理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Suttie et al. Facial dysmorphism across the fetal alcohol spectrum
Rotshtein et al. Role of features and second-order spatial relations in face discrimination, face recognition, and individual face skills: Behavioral and functional magnetic resonance imaging data
Young et al. Facial expression megamix: Tests of dimensional and category accounts of emotion recognition
Le Gal et al. Evaluating the independence of sex and expression in judgments of faces
JP3582458B2 (ja) 化粧アドバイスシステム
Komori et al. Effect of averageness and sexual dimorphism on the judgment of facial attractiveness
Paunonen et al. Facial features as personality cues
KR20070087555A (ko) 입술의 분류 방법, 화장 방법, 분류 맵 및 화장용 기구
Gilani et al. Geometric facial gender scoring: objectivity of perception
CN110298393A (zh) 一种基于深度学习的头发头皮健康状况检测方法
JPWO2007043712A1 (ja) 感情評価方法および感情表示方法、並びに、それらのための、プログラム、記録媒体およびシステム
Montepare et al. The relative salience of physiognomic cues in differentiating faces: A methodological tool
KR100767133B1 (ko) 메이크업 칼라 이미지 분류법 및 메이크업 칼라 이미지 맵
CN1623158A (zh) 时装顾问系统
JPH10289323A (ja) 顔の印象の鑑別法
Watts The biological race concept and diseases of modern man
JPH11265443A (ja) 印象の評価方法及び装置
JPH10289303A (ja) 好印象を形成するメークアップの選択法
Özdemir et al. Classifying dysmorphic syndromes by using artificial neural network based hierarchical decision tree
WO2023089347A1 (en) Method and system for biometric identification
JPH10289322A (ja) 顔の印象の鑑別法
JP5043323B2 (ja) 化粧情報提供システム
JP2000102522A (ja) 肌の透明感の測定方法
Dababneh et al. Correlation and examiner agreement between a new method of plaque scoring and a popular established plaque index, modelled in vitro
JPH10289324A (ja) 顔の印象の鑑別法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041210

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041214

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050214

A521 Written amendment

Effective date: 20050214

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517