JPH10288407A - 過冷却サイクル - Google Patents

過冷却サイクル

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JPH10288407A
JPH10288407A JP9911097A JP9911097A JPH10288407A JP H10288407 A JPH10288407 A JP H10288407A JP 9911097 A JP9911097 A JP 9911097A JP 9911097 A JP9911097 A JP 9911097A JP H10288407 A JPH10288407 A JP H10288407A
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JP
Japan
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receiver
heat exchanger
refrigerant
transfer tube
heat transfer
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Application number
JP9911097A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Fukutome
二朗 福留
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は冷房運転において、室内機へ供給す
る液相冷媒の過冷却度を増大させて、液相冷媒からの発
泡を抑制することにより、配管自由度の拡大を図り、配
管径の縮小や、圧力損失の低減による冷房性能の向上を
得るものである。 【解決手段】 コンプレッサCと室外熱交換器Bとレシ
ーバRと室内熱交換器Dを具備した回路において、レシ
ーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷却用冷媒を分流
して、レシーバR内の最下部の位置に配置した伝熱管P
を通過させ、かつ室外熱交換器BからレシーバRへ至る
冷媒の主回路の、レシーバRの入口部に絞りAを設け、
更に、冷媒の主回路は伝熱管Pの上方から流入し、伝熱
管Pの下方から流出させ、伝熱管Pの流れに対して対向
流を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷房運転において、
室内機へ供給する液相冷媒の過冷却度を増大させる、過
冷却サイクルに関する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来から、過冷却サイクルに関する技術
は、その一部が公知とされているのである。例えば、特
開平6−331223号公報に記載の技術の如くであ
る。しかし、従来の過冷却サイクルの技術は、冷却能力
の一部を用いて、二重管熱交換器で冷却する構造であ
り、配管スペースが大きくなり、大きな過冷却度を得る
ことが不可能であった。また、アキュムレータ中で、低
温二相冷媒で冷却する方式の場合には、コンプレッサ液
のバックという事態が発生する可能性があり、フロン代
替混合冷媒の場合には適用が困難であるという不具合が
あった。また、他の技術として,過冷却専用の冷凍機で
冷却する技術もあったが、小型の過冷却サイクルを構成
することが不可能であったのである。また、空冷の過冷
却用熱交換器で冷却する技術も存在したが、大きな過冷
却度を達成することが困難であったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は冷房運転にお
いて、室内機へ供給する液相冷媒の過冷却度を増大させ
て、液相冷媒からの発泡を抑制することにより、配管自
由度の拡大を図り、配管径の縮小や、圧力損失の低減に
よる冷房性能の向上を得るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、コンプレッサ
Cと室外熱交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具
備した回路において、レシーバRと室内熱交換器Dとの
間から過冷却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部
の位置に配置した伝熱管Pを通過させたものである。
【0005】請求項2においては、コンプレッサCと室
外熱交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した
回路において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から
過冷却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置
に配置した伝熱管Pを通過させ、かつ室外熱交換器Bか
らレシーバRへ至る冷媒の主回路は、伝熱管Pの上方か
ら流入し、伝熱管Pの下方から流出させ、伝熱管Pの流
れに対して対向流を形成したものである。
【0006】請求項3においては、コンプレッサCと室
外熱交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した
回路において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から
過冷却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置
に配置した伝熱管Pを通過させ、かつ室外熱交換器Bか
らレシーバRへ至る冷媒の主回路の、レシーバRの入口
部に絞りAを設けたものである。
【0007】請求項4においては、コンプレッサCと室
外熱交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した
回路において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から
過冷却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置
に配置した伝熱管Pを通過させ、かつ室外熱交換器Bか
らレシーバRへ至る冷媒の主回路の、レシーバRの入口
部に絞りAを設け、更に、冷媒の主回路は伝熱管Pの上
方から流入し、伝熱管Pの下方から流出させ、伝熱管P
の流れに対して対向流を形成したものである。
【0008】請求項5においては、コンプレッサCと室
外熱交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した
回路において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から
過冷却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置
に配置した伝熱管Pを通過させた構成において、該レシ
ーバR内の外周に伝熱管Pを巻き付けたものである。
【0009】請求項6においては、コンプレッサCと室
外熱交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した
回路において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から
過冷却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置
に配置した伝熱管Pを通過させ、かつ冷媒の主回路のレ
シーバRの入口部に電子膨張弁Vを介装し、レシーバ圧
力またはレシーバ入口温度を目標値として、電子膨張弁
Vの開度を制御するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の過冷却サイクルの冷房回路系統図、
図2は本発明の過冷却サイクルのp−h線図、図3は本
発明の過冷却サイクルの要部を構成するレシーバRと伝
熱管Pの配置を示す断面図、図4はレシーバ冷却方式に
よる過冷却度増大状況を示す図面、冷却バイパス量の影
響を示すp−h線図、図5はレシーバRの入口部に絞り
Aを設けた場合の影響を示すp−h線図、図7は冷却バ
イパス量の凝縮温度と過冷却度に対する影響を示す図
面、図8は冷却バイパス量の冷凍効果に対す影響を示す
図面、図9は冷却バイパス量の冷房性能に対する影響を
示す図面、図10は冷却バイパス量の過冷却効率に対す
る影響を示す図面、図11はレシーバ入口絞りの凝縮温
度と過冷却度に対する効果を示す図面、図12はレシー
バRの絞りAの冷凍効果に対する影響を示す図面、図1
3はレシーバRの絞りAの冷房性能に対する影響を示す
図面、図14はレシーバ入口絞りの過冷効率に対する影
響を示す図面である。
【0011】図1において、本発明の冷房時の過冷却サ
イクルについて説明する。圧縮器を構成するコンプレッ
サCにより冷媒を圧縮して、高温高圧過飽和蒸気の冷媒
として、四方弁1からサブエバポレータ2を経て、室外
熱交換器Bに圧送する。該室外熱交換器Bにおいて、冷
却フィンを通過する間に、冷却ファン3の冷却風により
冷却されて、高温高圧過熱状態の冷媒が、高圧液相冷媒
に変換される。該室外熱交換器Bにおいて、高圧液相冷
媒に変換された冷媒は、レシーバ入口絞りAにおいて絞
られ、更にレシーバRの内部の最下部に配置された伝熱
管P内の冷媒により、冷却されて、図2に示す如く、通
常型冷却回路の場合よりも、低温の状態とされるのであ
る。
【0012】該過冷却のサイクルは、レシーバRに設け
た伝熱管Pの回路に、膨張弁4の前に設けた分岐回路か
ら分岐したバイパス回路に冷媒を案内し、該バイパス冷
媒を、伝熱管Pを通過させて、コンプレッサCへの回路
に戻すことにより達成されるのである。しかし、この過
冷却の為に冷媒の一部を使用することは、膨張弁4から
室内熱交換器Dに至る主回路の冷媒を少なくすることと
なり、冷却効果はその分だけ低下すると考えられるが、
実際には、後述する如く、冷房効果・冷却効果共に増大
するのである。
【0013】そして、本発明の過冷却サイクルを用いる
暖冷房システムは、膨張弁4と室内熱交換器Dの部分が
室内に配置され、その他のアキュムレータ5やコンプレ
ッサCや四方弁1やサブエバポレータ2や室外熱交換器
BやレシーバR等は、全て、屋外や屋上に配置されてい
るのである。故に、該屋外配置のユニットから、屋内配
置の膨張弁4と室内熱交換器Dに向かって冷媒パイプが
配置されるのであるが、該パイプが必然的に長くなるの
である。該長いパイプは、過冷却用バイパス6が分岐し
た後の、室内用パイプ7の部分である。この室内用パイ
プ7は屋上と各室内を連結するような長さが必要である
ので、数10メートルに及ぶのである。室内機から、室
外機への戻り管も同様の長配管となる。
【0014】この数10メートルの戻り配管10の内部
を、ガス状の冷媒が通過する際において、従来の冷却回
路の場合により、冷媒ガスの質量流量が低減されるた
め、圧力損失が低減されるのである。また、冷媒を過冷
却により低温とすることから、冷媒が室内用パイプ7を
通過する間に発生する発泡を抑制することが出来るので
ある。故に、従来の室内用パイプ7,戻り配管10の径
よりも小径のパイプを使用することが可能となり、小径
である為に曲げも簡単であり、配管の自由度を向上させ
ることが出来るのである。
【0015】図2において、通常の過冷却の無い冷却回
路の場合には、比エンタルピが170kj/kg程度で
あるのに対して、比エンタルピが更に低く130kj/
kg程度となるのである。温度も通常の冷却回路の場合
よりも低くなる。更に、図1に示す如く、室外熱交換器
BとレシーバRの間で、レシーバRの入口部分にレシー
バ入口絞りAを配置することにより、室外熱交換器Bか
ら冷媒ガスが無制限にレシーバRの流出するのに抵抗を
与えることとなり、室外熱交換器Bの内部において、高
圧液相冷媒を適度に滞留させることができ、室外熱交換
器Bの冷却効果を全面にわたり十分に作用させることが
出来る効果が作用し、レシーバ入口絞りAの無い場合よ
り、冷却効果を向上させることが出来たのである。図2
においては、通常の冷媒サイクルの場合と、本発明の過
冷却サイクルの場合のサイクルの相違と、冷却効果の増
大の原因となる比エンタルピの相違、および、室内用パ
イプ7内の圧力損失減の相違点が明瞭に線図の相違とな
って図示されている。
【0016】図3においては、レシーバR内に配置した
伝熱管Pとレシーバ入口絞りAと、レシーバ流入管8と
レシーバ流出管9の配置状態が断面図として図示されて
いる。レシーバRは通常の冷却サイクルにおいては、液
相と気相の両方が混在する冷媒の中から、液相状態の冷
媒のみを分離して、この液相の冷媒を室内用パイプ7か
ら膨張弁4と室内熱交換器Dに供給する為に介装されて
いるものである。本発明の過冷却サイクルにおいては、
このレシーバRの内部の外周部分にコイル状に巻いた伝
熱管Pを配置しており、該伝熱管Pの最下部に、前述の
室内用パイプ7から分岐した過冷却用バイパス6を連通
されている。更に、該伝熱管Pの上部から低圧気相とな
った冷媒が、四方弁1から後のアキュムレータ5に戻る
回路に向けて延出されている。該室内用パイプ7から分
岐されて、過冷却用バイパス6に戻る段階では、低温低
圧の液相であった冷媒が、レシーバRの内部で高圧の液
相の冷媒を冷却し、低圧の気相の冷媒に変化して、レシ
ーバ流出管9からアキュムレータ5に戻りパイプ10に
より早めに戻るのである。
【0017】また、室外熱交換器Bからレシーバ入口絞
りAを経て、流入する低温低圧の液相冷媒は、レシーバ
Rの上部のレシーバ流入管8から流入し、レシーバRの
最下部のレシーバ流出管9の端部から流出するので、該
レシーバ流入管8からレシーバ流出管9の冷媒の流れ
と、過冷却用バイパス6から戻りパイプ10に至る過冷
却のバイパス回路とは、対向流となるのである。この両
冷媒の流れが対向流であることにより、更に過冷却の効
果が増大するのである。また、伝熱管Pはコイル状に巻
いて構成しており、該コイル状がレシーバRの内周に沿
ったような大径に構成し、その内部にレシーバ流入管8
とレシーバ流出管9が配置されるような構成としている
のである。この構成によっても、過冷却の効果が増大す
るのである。
【0018】図4においては、本発明の過冷却サイクル
の種々の構成を付加することにより、過冷却度が増大す
る状態を判り易く図示している。即ち、従来の過冷却の
無い、通常型冷却回路の場合が『通常形回路』として、
次に、レシーバRの中に伝熱管Pを設置しただけの、
『伝熱管設置』の場合の過冷却度が図示されている。更
に、該伝熱管PをレシーバRの最下部に設置した場合の
過冷却度が、『最下部設置』として図示されている。更
に、レシーバ流入管8とレシーバ流出管9の流れを、室
内用パイプ7と戻りパイプ10の流れに対して対向流と
した状態の過冷却度が、『対向流』として図示されてい
る。また、以上の構成に付加して、室外熱交換器Bとレ
シーバRの間にレシーバ入口絞りAを設けた構成が、
『レシーバ入口絞り』として図示されている。
【0019】また、図5においては、冷却パイパスの流
量を変更した場合の過冷却サイクルのp−h線図の変化
が図示されている。室内用パイプ7と過冷却用バイパス
6の流量の割合が、0.164の場合と、0.270の
場合が図示されている。図6においては、室外熱交換器
BとレシーバRの間に、レシーバ入口絞りAを配置した
場合と配置しない場合との、過冷却サイクルのp−h線
図の相違を図示している。同じバイパス流量の場合にお
いて、レシーバ入口絞りAの介装されている方が過冷却
度が良くなることが図示されている。
【0020】図7においては、過冷却用バイパス6と室
内用パイプ7の割合が凝縮温度に対して与える影響が図
示されている。冷却バイパス量の割合が大になると、レ
シーバR出口温度が低下するが、凝縮温度はそれほど変
化しないことが理解できる。これにより、過冷却用バイ
パス6に冷媒を使用したとしても、主回路に影響はそれ
ほどなく、逆に冷媒のレシーバR出口温度は低下するの
で、過冷却サイクルによる効果が大きいことが理解でき
る。
【0021】図8においては、過冷却用バイパス6への
冷媒の流量を大きくすると、室内熱交換器Dの冷媒流量
は逆に減っていくことは当然であるが、冷却効果は徐々
に上昇することが明確に図示されている。図9において
は、冷却バイパス量の変化と、冷房性能の変化を図示し
ている。この場合のみ、あまり冷却バイパス回路に大量
に冷媒を流しても、冷房能力は変化しないが、燃料消費
エネルギーが低下するという効果が現れることが図示さ
れている。
【0022】図10においては、レシーバ入口絞りAの
有無による過冷却度の変化が、冷凍効果により図示され
ている。レシーバ入口絞りAが設けられている場合と、
いない場合とで明確に相違することが判る。図11はレ
シーバ入口絞りAの効果を凝縮温度により図示してい
る。レシーバ入口絞りAの絞りの大きさに対する過冷却
度の変化が図示されている。レシーバ入口絞りAの絞り
度が大きくなると、ある程度を越えるとレシーバ出口温
度が高くなり、効果が低下することが判る。図12にお
いては、レシーバ入口絞りAの絞り度による冷却効果の
相違が図示されているが,この場合にも、絞り度が大に
なると、冷凍効果も低下することが図示されている。図
13においては、レシーバ入口絞りAの絞り度と燃料消
費エネルギ及び冷房能力との関係が図示されている。ま
た図14においては、レシーバ入口絞りAの絞り度に対
する過冷却度の変化が図示されている。この場合には、
レシーバ入口絞りAの絞り度の大きい方が過冷却度が大
きいことが図示されている。また、電子膨張弁Vは、レ
シーバ入口絞りAにかえて設けるものである。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。請求項1の如く、コン
プレッサCと室外熱交換器BとレシーバRと室内熱交換
器Dを具備した回路において、レシーバRと室内熱交換
器Dとの間から過冷却用冷媒を分流して、レシーバR内
の最下部の位置に配置した伝熱管Pを通過させたので、
従来からあるレシーバRと、従来からの冷媒の回路にお
いて、レシーバRの内部に伝熱管Pを配置して、過冷却
用バイパス6を連通したという簡単な機構の変化で、高
効率の過冷却用の熱交換器を構成することが出来たので
ある。故に、別にコンプレッサや熱交換器等を付設する
必要なく過冷却サイクルを構成することが出来たのであ
る。
【0024】請求項2の如く、コンプレッサCと室外熱
交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した回路
において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷
却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置に配
置した伝熱管Pを通過させ、かつ室外熱交換器Bからレ
シーバRへ至る冷媒の主回路は、伝熱管Pの上方から流
入し、伝熱管Pの下方から流出させ、伝熱管Pの流れに
対して対向流を形成したので、伝熱管P内の冷却用の冷
媒の流れに、レシーバ流入管8からレシーバ流出管9へ
の主回路の流れが対向することから、熱交換がスムーズ
に行え、冷却効率を向上させることが出来たのである。
【0025】請求項3の如く、コンプレッサCと室外熱
交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した回路
において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷
却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置に配
置した伝熱管Pを通過させ、かつ室外熱交換器Bからレ
シーバRへ至る冷媒の主回路の、レシーバRの入口部に
絞りAを設けたので、レシーバR内において伝熱管Pを
配置することにより、該機構が凝縮器として作用するの
であるが、該レシーバRにレシーバ入口絞りAを配置す
ることにより、レシーバR内における凝縮器としての機
能を抑制して、該レシーバR内において過冷却作用を十
分に作動させることができ、冷却能率の向上を図ること
が出来るのである。
【0026】請求項4の如く、コンプレッサCと室外熱
交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した回路
において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷
却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置に配
置した伝熱管Pを通過させ、かつ室外熱交換器Bからレ
シーバRへ至る冷媒の主回路の、レシーバRの入口部に
絞りAを設け、更に、冷媒の主回路は伝熱管Pの上方か
ら流入し、伝熱管Pの下方から流出させ、伝熱管Pの流
れに対して対向流を形成したので、レシーバ入口絞りA
による効果と、対向流による効果を相乗作用させること
が出来、過冷却機能の向上を図ることが出来るのであ
る。また、室外熱交換器BとレシーバRの間にレシーバ
入口絞りAを配置することにより、室外熱交換器Bから
冷媒ガスが自由にレシーバRの流出するのに抵抗を与え
ることとなり、室外熱交換器Bの内部において、高圧液
相冷媒を適度に滞留させることができ、室外熱交換器B
の冷却効果を全面にわたり十分に作用させることが出来
る効果が作用し、レシーバ入口絞りAの無い場合より、
冷却効果を向上させることが出来たのである。
【0027】請求項5の如く、コンプレッサCと室外熱
交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した回路
において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷
却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置に配
置した伝熱管Pを通過させた構成において、該レシーバ
R内の外周に伝熱管Pを巻き付けたので、コイル状の伝
熱管Pの内部に、レシーバ流入管8とレシーバ流出管9
を配置することが可能となり、両冷媒の流れの対向流の
構成が容易となり、レシーバRの内部に構成した過冷却
機構の十分の熱交換を促進することが出来たのである。
【0028】請求項6の如く、コンプレッサCと室外熱
交換器BとレシーバRと室内熱交換器Dを具備した回路
において、レシーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷
却用冷媒を分流して、レシーバR内の最下部の位置に配
置した伝熱管Pを通過させ、かつ冷媒の主回路のレシー
バRの入口部に電子膨張弁Vを介装し、レシーバ圧力ま
たはレシーバ入口温度を目標値として、電子膨張弁Vに
より冷媒流量を制御するので、運転状態において最適の
制御を電子膨張弁Vにより行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過冷却サイクルの冷房回路系統図。
【図2】本発明の過冷却サイクルのp−h線図。
【図3】本発明の過冷却サイクルの要部を構成するレシ
ーバRと伝熱管Pの配置を示す断面図。
【図4】レシーバ冷却方式による過冷却度増大状況を示
す図面。
【図5】冷却バイパス量の影響を示すp−h線図。
【図6】レシーバRの入口部に絞りAを設けた場合の影
響を示すp−h線図。
【図7】冷却バイパス量の凝縮温度と過冷却度に対する
影響を示す図面。
【図8】冷却バイパス量の冷凍効果に対す影響を示す図
面。
【図9】冷却バイパス量の冷房性能に対する影響を示す
図面。
【図10】冷却バイパス量の過冷却効率に対する影響を
示す図面。
【図11】レシーバ入口絞りの凝縮温度と過冷却度に対
する効果を示す図面。
【図12】レシーバRの絞りAの冷凍効果に対する影響
を示す図面。
【図13】レシーバRの絞りAの冷房性能に対する影響
を示す図面。
【図14】レシーバ入口絞りの過冷効率に対する影響を
示す図面。
【符号の説明】
A レシーバ入口絞り B 室外熱交換器 C コンプレッサ D 室内熱交換器 1 四方弁 2 サブエバポレータ 4 膨張弁 5 アキュムレータ 6 過冷却用バイパス 7 室内用パイプ 8 レシーバ流入管 9 レシーバ流出管 10 戻りパイプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサCと室外熱交換器Bとレシ
    ーバRと室内熱交換器Dを具備した回路において、レシ
    ーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷却用冷媒を分流
    して、レシーバR内の最下部の位置に配置した伝熱管P
    を通過させたことを特徴とする過冷却サイクル。
  2. 【請求項2】 コンプレッサCと室外熱交換器Bとレシ
    ーバRと室内熱交換器Dを具備した回路において、レシ
    ーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷却用冷媒を分流
    して、レシーバR内の最下部の位置に配置した伝熱管P
    を通過させ、かつ室外熱交換器BからレシーバRへ至る
    冷媒の主回路は、伝熱管Pの上方から流入し、伝熱管P
    の下方から流出させ、伝熱管Pの流れに対して対向流を
    形成したことを特徴とする過冷却サイクル。
  3. 【請求項3】 コンプレッサCと室外熱交換器Bとレシ
    ーバRと室内熱交換器Dを具備した回路において、レシ
    ーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷却用冷媒を分流
    して、レシーバR内の最下部の位置に配置した伝熱管P
    を通過させ、かつ室外熱交換器BからレシーバRへ至る
    冷媒の主回路の、レシーバRの入口部に絞りAを設けた
    ことをを特徴とする過冷却サイクル。
  4. 【請求項4】 コンプレッサCと室外熱交換器Bとレシ
    ーバRと室内熱交換器Dを具備した回路において、レシ
    ーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷却用冷媒を分流
    して、レシーバR内の最下部の位置に配置した伝熱管P
    を通過させ、かつ室外熱交換器BからレシーバRへ至る
    冷媒の主回路の、レシーバRの入口部に絞りAを設け、
    更に、冷媒の主回路は伝熱管Pの上方から流入し、伝熱
    管Pの下方から流出させ、伝熱管Pの流れに対して対向
    流を形成したことを特徴とする過冷却サイクル。
  5. 【請求項5】 コンプレッサCと室外熱交換器Bとレシ
    ーバRと室内熱交換器Dを具備した回路において、レシ
    ーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷却用冷媒を分流
    して、レシーバR内の最下部の位置に配置した伝熱管P
    を通過させた構成において、該レシーバR内の外周に伝
    熱管Pを巻き付けることを特徴とする過冷却サイクル。
  6. 【請求項6】 コンプレッサCと室外熱交換器Bとレシ
    ーバRと室内熱交換器Dを具備した回路において、レシ
    ーバRと室内熱交換器Dとの間から過冷却用冷媒を分流
    して、レシーバR内の最下部の位置に配置した伝熱管P
    を通過させ、かつ冷媒の主回路のレシーバRの入口部に
    電子膨張弁Vを介装し、吸入過冷却度を目標値として、
    電子膨張弁Vにより冷媒流量を制御することを特徴とす
    る過冷却サイクル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000049346A1 (fr) * 1999-02-17 2000-08-24 Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. Circuit de refroidissement a refrigerant
WO2006091190A1 (en) * 2005-02-18 2006-08-31 Carrier Corporation Refrigeration circuit with improved liquid/vapour receiver
JP2009222348A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Daikin Ind Ltd 冷凍装置

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