JPH10288243A - キネティックマウント構造及びキネティックマウント方法 - Google Patents

キネティックマウント構造及びキネティックマウント方法

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JPH10288243A
JPH10288243A JP9542997A JP9542997A JPH10288243A JP H10288243 A JPH10288243 A JP H10288243A JP 9542997 A JP9542997 A JP 9542997A JP 9542997 A JP9542997 A JP 9542997A JP H10288243 A JPH10288243 A JP H10288243A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バネ定数を任意に可変出来る機能を加え、搭
載機器重量等の設計変更に対し柔軟に対応出来るキネテ
ィックマウント構造を提供する。 【解決手段】 精密機器類10を所定の構体8に取りつ
ける為のマウント構造12は、該構体8側に配置されて
いる板バネ作用を有するハウジング部1と当該ハウジン
グ部1に接続され、当該精密機器類10を該ハウジング
部1に係合させる為の適宜のベアリング部2とから構成
されており、当該ハウジング部1に於ける板バネ作用を
有する部分6のバネ定数を任意に変化せしめうるバネ定
数変更手段7が設けられているキネティックマウント構
造12。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密機器を所定の
構体に取りつけるキネティックマウント構造及びそのキ
ネティックマウント方法に関するものであり、特に詳し
くは、人工衛星搭載機器を人工衛星の構体へ取付けるマ
ウントに関するものであって、更に詳しくは、構体側で
発生した熱歪を途中で吸収する事が可能なキネティック
マウント構造及びキネティックマウント方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているキネティックマウ
ント構造の一例としては、例えば特開平7−18074
6号公報に記載されているものがある。係る公知のキネ
ティックマウント構造の具体例を図4を参照しながら説
明すると、キネマティック・マウント12は、図4に示
す様に、板バネとなる板バネ構造部6を持つハウジング
1、スヘリカルベアリング2、搭載機器10をスヘリカ
ルベアリング2に取付ける機器固定用インサート3、ス
ヘリカルベアリング2をハウジング1へ押え付けるベア
リング固定プレート4及びベアリング固定プレート4を
ハウジング1へ固定するためのネジ5から構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】処で、係る従来に於け
るキネティックマウント構造12に於ける第1の問題点
は、従来のキネマティック・マウントのバネ定数は、予
め定められた1つの値に決まってしまい、後で可変でき
ないことである。その理由は、ハウジング1の側壁を薄
く削り板バネの機能を持たせているため、バネ定数が1
つの値に必然的に固定されていた。
【0004】その為、上記の様な従来型のキネマティッ
ク・マウントに於いては、当初、搭載する機器が決定さ
れることから当該機器の大きさ、重量、発熱量等を考慮
して当該キネティックマウント構造の板バネ定数を設計
して制作するが、一端当該キネティックマウント構造1
2が出来上がると、当該バネ定数は変更する事が困難で
あるので、例えば搭載機器に重量、発熱量等の設計変更
が生じると、該キネマティック・マウントの設計を初め
からやり直す必要があった。つまり、従来に於いては、
当該キネティックマウント構造に於けるバネ定数が調整
出来る機能を持たなかったため、融通性にも乏しく、汎
用性が無いのでコスト高とならざるを得なかった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
を改良し、キネマティック・マウント構造に於けるバネ
定数を任意に可変出来る機能を加え、搭載機器重量等の
設計変更に対し柔軟に対応出来るキネティックマウント
構造及びキネティックマウント方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には以下に記載されたような技術
構成を採用するものである。即ち、本発明に係る第1の
態様としては、精密機器類を所定の構体に取りつける為
のマウント構造であって、該マウント構造は、該構体側
に配置されている板バネ作用を有するハウジング部と当
該ハウジング部に接続され、当該精密機器類を該ハウジ
ング部に係合させる為の適宜のベアリング部とから構成
されており、当該ハウジング部に於ける板バネ作用を有
する部分のバネ定数を任意に変化せしめうるバネ定数変
更手段が設けられているキネティックマウント構造であ
り、又本発明に係る第2の態様としては、精密機器類を
所定の構体に取りつけるに際し、該構体側に板バネ作用
を有するハウジング部と当該ハウジング部に接続された
適宜のベアリング部とから構成せしめて、当該ベアリン
グ部に該精密機器類をマウントするに際し、当該ハウジ
ング部に於ける板バネ作用を有する部分のバネ定数を任
意に変化せしめる様にするキネティックマウント方法で
ある。
【0007】即ち、本発明に係るキネティックマウント
構造をより具体的に説明すると、人工衛星搭載機器を人
工衛星の構体へ取り付けるマウントに於て、バネ定数が
可変できる板バネの働きを構造の一部に持つハウジング
と、スヘリカルベアリングとから構成され、構体側で発
生した熱歪を途中で吸収することにより、搭載機器へ伝
えないバネ定数可変型キネマティック・マウントを提供
する事が可能となるものであり、これによって従来のキ
ネマティック・マウントは、図4に示す様に、弾性変形
を起こし歪を吸収する板バネは、ハウジング1の構造の
一部である板バネ構造部だけであったが、本発明に於け
るキネティックマウント構造に於いては、歪を吸収する
板バネの範囲を可変出来る様に、板バネ構造部に接する
バネ定数変更手段を設けたものである。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係るキネティックマウント
構造の具体的を図面を参照しながら詳細に説明する。即
ち、図1は、本発明に係るキネティックマウント構造の
一具体例の構造を示す側部断面図であり、図中、精密機
器類10を所定の構体8に取りつける為のマウント構造
12であって、該マウント構造12は、該構体8側に配
置されている板バネ作用を有するハウジング部1と当該
ハウジング部1に接続され、当該精密機器類10を該ハ
ウジング部1に係合させる為の適宜のベアリング部2と
から構成されており、当該ハウジング部1に於ける板バ
ネ作用を有する部分6のバネ定数を任意に変化せしめう
るバネ定数変更手段7が設けられているキネティックマ
ウント構造12が示されている。
【0009】図2(A)に示されている様に、本発明に
係るキネティックマウント構造12に於ける当該ハウジ
ング部1に使用されている板バネ作用を有する部分、つ
まり板バネ部6は、該構体8の主表面に垂直に配置さ
れ、一軸方向に所定の間隔Lを於いて互いに平行となる
様に配置された2個の板バネ部6−1及び6−2を含ん
でいるものである。
【0010】又、本発明に於ける当該バネ定数変更手段
7は、該板バネ部6の曲げ応力を変化させる様な機能を
有しているものであれば如何なる構造のものであっても
良く、例えば、当該バネ定数変更手段7は、図2(C)
に示す様な、当該板バネ部6に当接して、当該板バネ6
に対する曲げ支点Qを形成する作動部71、72を有し
ている事が望ましい。
【0011】本発明に係る当該バネ定数変更手段7の作
動部71、72は、当該バネ定数変更手段7を構成する
平板等の先端部で構成され、当該先端部分は、点状若し
くは線状に、該板バネ部6の壁部Q、Q’に当接せしめ
られている。更に、本発明に於けるキネティックマウン
ト構造12に於いては、当該バネ定数変更手段7に於け
る当該作動部71若しくは72は、該板バネ部6の壁部
に沿って、当該構体部8から該ベアリング部2に向かう
方向に、往復動しえる様に構成されている事が望まし
い。
【0012】又、当該バネ定数変更手段7に於ける該作
動部71若しくは72は、平板で構成されている事が好
ましく、その形状は、例えば、矩形、円形、多角形、楕
円形等から選択された一つの形状を有するものである。
一方、本発明に於けるキネティックマウント構造12に
於いては、当該バネ定数変更手段7に於ける該作動部7
1若しくは72は、適宜のネジ機構13を有しており、
適宜の調整バルブ14を使用して、図1でみて上下方向
に往復動が実現される様に構成されているものである。
【0013】本発明の一実施例であるキネティックマウ
ント構造の作動について、図1を参照して説明する。ハ
ウジング1は、構体8側が例えばX方向に熱歪を受けた
時に、弾性変形を起こし歪を吸収する板バネ構造部6を
構造の一部として持つ。つまり、一般に精密機器に於い
ては、電子回路が多数組み込まれており、当該回路群か
ら発生する熱で、当該構体8が変形したり歪みを発生し
たりする事があり、又、人工衛星等の様に宇宙空間で
は、態様の熱エネルギーを受けて人工衛星の機体である
構体が、同様に変形したり歪みを発生したりする事があ
る。
【0014】かかる場合には、搭載される精密機器の配
置位置を変形、変位させずに、構体の方を変形させて、
当該歪みを吸収させる必要がある。その為、及び上記し
た従来の欠点を改善する為、本発明に係るキネティック
マウント構造12に於いては、この板バネ構造部6は、
内側で可変可能なバネ定数変更手段7の作動部71、7
2と点接触或いは線接触している。
【0015】本具体例に於いて、当該板バネ部6が、曲
げ応力を受けて、弾性変形を起こし、歪を吸収し板バネ
として働く部分は、図2(C)に示す様にQの位置であ
り、つまり、バネ定数変更手段7が板バネ構造部6と点
接触或いは線接触する範囲である。このバネ定数変更手
段7は、ハウジング1にネジ13が設けられており、当
該ネジ13と螺合する該バネ定数変更手段7の回転支持
部15に設けられたネジ部16によって、任意の位置に
移動出来、その結果、当該ハウジング部1のバネ定数を
連続的に且つ任意に可変出来る。
【0016】即ち、本発明に係るキネティックマウント
構造12の最も好ましい具体例は、人工衛星搭載機器を
人工衛星の構体へ取り付けるマウント構造であり、当該
キネティックマウント構造に於いて、バネ定数が可変で
きる板バネの働きを構造の一部に持つハウジング1と、
スヘリカルベアリング2とから構成され、構体8側で発
生した熱歪を途中で吸収することにより、搭載機器へ伝
えない様に構成されたバネ定数可変型キネマティック・
マウント構造である。
【0017】上記した様に、本発明に係るキネティック
マウント構造12に於いて、吸収される当該熱的な歪み
とは、上記した如き熱的な歪みを含み、一般的な応力、
構成材料から水分等が抜け出す際に発生する歪み等の物
理的な歪み全てが対象となる。係る吸収される歪の量は
板バネとして働く板バネ構造部6の長さ(高さ方向の長
さ)で決まるが、本発明に於ては、バネ定数変更手段7
が板バネ構造部6と点接触しており、可変支持部7を上
下方向に調整する事で、板バネとして働く板バネ構造部
6の長さを変える事が出来る。すなわち、バネ定数を調
整する事が出来る。
【0018】尚、スヘリカルベアリング2は、ハウジン
グ1が熱歪を受けて、その結果、板バネ構造部6が弾性
変形を起こした場合、搭載機器側へ曲げモーメントを加
えない様にするために設けてある。上記した本発明に係
るキネティックマウント構造12は、例えばX軸方向の
歪みを受けた場合に対して有効に作用するが、例えばY
軸方向の歪みを受けた場合には、有効ではない。
【0019】そこで、係る問題を解決する為、以下に示
す本発明に係るキネティックマウント構造が提供され
る。即ち、本発明の第2の実施の形態について図3を参
照して説明する。図3は本発明の第2の実施例に係るキ
ネティックマウント構造12に於けるバネ定数変更手段
7の構造を示すものである。
【0020】図3において、バネ定数可変型1軸拘束キ
ネマティック・マウント12は、板バネとなる板バネ構
造部6を持つハウジング1、板バネ部6に接触を持つバ
ネ定数変更手段7、スヘリカルベアリング2、搭載機器
10をスヘリカルベアリング2に取付ける機器固定用イ
ンサート3、スヘリカルベアリング2をハウジング1へ
押え付けるベアリング固定プレート4及びベアリング固
定プレート4をハウジング1へ固定するためのネジ5か
ら構成される。
【0021】本発明に於ける第2の具体例に於いては、
当該バネ定数変更手段7は、図2(B)に示す様に、当
該構体8の主表面に対して、複数段、例えば2段(7−
1、7−2)に積層されているものである。本発明に係
る第2の具体例に於いては、当該キネティックマウント
構造12に於ける第1段目のバネ定数変更手段7−1に
於ける該板バネ部6の配列方向と、第2段目のバネ定数
変更手段7−2に於ける該板バネ部6の配列方向とは、
互いに直交する様に配置せしめられている事が望まし
い。
【0022】係るを採用する事によって、当該キネティ
ックマウント構造12は、X軸及びY軸の2方向の歪み
に対して、有効にその歪みの吸収効果を発揮する事が出
来る。又、本発明に係る第2の具体例に於いては、第1
段目のバネ定数変更手段7−1と、第2段目のバネ定数
変更手段7−2に於けるそれぞれのバネ定数は、適宜変
更する事が出来る。
【0023】一方、本発明に於けるキネティックマウン
ト構造12に於いては、第1の具体例に於けると同様
に、当該第2のバネ定数変更手段7−2に於ける該作動
部71若しくは72は、図示されていない適宜のネジ機
構13により適宜の調整バルブ14を使用して、図3で
みて上下方向に、第1のバネ定数変更手段7−1とは独
立に往復動が実現される様に構成されているものであ
る。
【0024】本発明に於ける当該適宜のベアリング部2
は、例えばスヘリカルベアリングである事が望ましい。
又、本発明に於いては、具体例として、当該精密機器類
10が人工衛星搭載機器であり、当該所定の構体8が、
人工衛星の機体である。更に、本発明に於ける第2の態
様であるキネティックマウント方法としては、上記した
説明から明らかな様に、精密機器類を所定の構体に取り
つけるに際し、該構体側に板バネ作用を有するハウジン
グ部と当該ハウジング部に接続された適宜のベアリング
部とから構成せしめて、当該ベアリング部に該精密機器
類をマウントするに際し、当該ハウジング部に於ける板
バネ作用を有する部分のバネ定数を任意に変化せしめる
様にするキネティックマウント方法が提供されるのであ
り、当該ハウジング部に於ける該板バネ作用を有する部
分を、該構体の主表面に垂直に配置され、一軸方向に所
定の間隔を於いて互いに平行となる様に配置された2個
の板バネ部で構成する事が望ましい。
【0025】一方、本発明に於けるキネティックマウン
ト方法に於いては、当該板バネ部に当接して、当該板バ
ネ部に対する曲げ支点を形成する作動部を有しているバ
ネ定数変更手段を設け、該作動部と該板バネ部との当接
位置を変化させる事によって、板バネ部のバネ定数を変
更する事が好ましく、又当該バネ定数変更手段に於ける
当該作動部は、該板バネ部の壁部に沿って、当該構体部
から該ベアリング部に向かう方向に、必要な程度に往復
動せしめるものである。
【0026】更には、上記した本発明に係る第2の具体
例に関連して、当該バネ定数変更手段を、当該構体の主
表面に対して、複数段に積層させると共に、当該キネテ
ィックマウント構造に於ける第1段目のバネ定数変更手
段に於ける該板バネ部の配列方向と、第2段目のバネ定
数変更手段に於ける該板バネ部の配列方向とは、互いに
直交する様に配置せしめる事により実行されるキネティ
ックマウント方法が提案される。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るキネティックマウント構造
及びキネティックマウント方法は、上記したような技術
構成を採用しているので、効果として、当該ハウジング
部に使用される板バネのバネ定数が任意に且つ連続的に
変化する様に可変出来る。その理由は、上下移動できる
可変支持部7を設け、板バネ構造部6がバネとして働く
領域の長さを調整出来る様になっているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るキネティックマウント構
造の一実施の具体例を示す図である。
【図2】図2は、本発明に係るキネティックマウント構
造の要部の構成、作動を示す図であり、図2(A)は本
発明の第1の具体例に於いて使用されるバネ定数変更手
段の構成例を示す斜視図であり、図2(B)は本発明の
第2の具体例に於いて使用されるバネ定数変更手段の構
成例をそれぞれ示す斜視図であり、図2(C)は、ハウ
ジング部の作動状態を説明する図である。
【図3】図3は、本発明に係る第2の具体例に於けるキ
ネティックマウント構造の例を示す図である。
【図4】図4は、従来に於けるキネティックマウント構
造の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 2…ベアリング部、スヘリカルベアリング 3…搭載機器固定用インサート 4…ベアリング固定プレート 5…ネジ 6…板バネ構造部 7…バネ定数変更手段 8…構体 10…搭載機器 12…キネティックマウント構造 13、16…ネジ部 14…調整バルブ 15…回転支持部 71、72…作動部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精密機器類を所定の構体に取りつける為
    のマウント構造であって、該マウント構造は、該構体側
    に配置されている板バネ作用を有するハウジング部と当
    該ハウジング部に接続され、当該精密機器類を該ハウジ
    ング部に係合させる為の適宜のベアリング部とから構成
    されており、当該ハウジング部に於ける板バネ作用を有
    する部分のバネ定数を任意に変化せしめうるバネ定数変
    更手段が設けられている事を特徴とするキネティックマ
    ウント構造。
  2. 【請求項2】 当該ハウジング部に於ける該板バネ作用
    を有する部分は、該構体の主表面に垂直に配置され、一
    軸方向に所定の間隔を於いて互いに平行となる様に配置
    された2個の板バネ部を含んでいる事を特徴とする請求
    項1記載のキネティックマウント構造。
  3. 【請求項3】 当該バネ定数変更手段は、板バネ部の曲
    げ応力を変化させるものである事を特徴とする請求項2
    記載のキネティックマウント構造。
  4. 【請求項4】 当該バネ定数変更手段は、当該板バネ部
    に当接して、当該板バネに対する曲げ支点を形成する作
    動部を有している事を特徴とする請求項3記載のキネテ
    ィックマウント構造。
  5. 【請求項5】 当該バネ定数変更手段の作動部の先端部
    分は、点状若しくは線状に、該板バネ部の壁部に当接せ
    しめられている事を特徴とする請求項4記載のキネティ
    ックマウント構造。
  6. 【請求項6】 当該バネ定数変更手段に於ける当該作動
    部は、該板バネ部の壁部に沿って、当該構体部から該ベ
    アリング部に向かう方向に、往復動しえる様に構成され
    ている事を特徴とする請求項5記載のキネティックマウ
    ント構造。
  7. 【請求項7】 当該バネ定数変更手段に於ける該作動部
    は、矩形、円形、多角形、楕円形等から選択された一つ
    の形状を有する平板で構成されている事を特徴とする請
    求項4記載のキネティックマウント構造。
  8. 【請求項8】 当該バネ定数変更手段に於ける該作動部
    は、適宜のネジ機構によって、当該往復動が実現される
    様に構成されている事を特徴とする請求項6記載のキネ
    ティックマウント構造。
  9. 【請求項9】 当該バネ定数変更手段は、当該構体の主
    表面に対して、複数段に積層されている事を特徴とする
    請求項1乃至8の何れかに記載のキネティックマウント
    構造。
  10. 【請求項10】 当該キネティックマウント構造に於け
    る第1段目のバネ定数変更手段に於ける該板バネ部の配
    向方向と、第2段目のバネ定数変更手段に於ける該板バ
    ネ部の配列方向とは、互いに直交する様に配置せしめら
    れている事を特徴とする請求項9記載のキネティックマ
    ウント構造。
  11. 【請求項11】 当該適宜のベアリング部は、スヘリカ
    ルベアリングである事を特徴とする請求項1乃至10記
    載のキネティックマウント構造。
  12. 【請求項12】 当該精密機器類が人工衛星搭載機器で
    あり、当該所定の構体が、人工衛星の機体である事を特
    徴とする請求項1乃至10記載のキネティックマウント
    構造。
  13. 【請求項13】 精密機器類を所定の構体に取りつける
    に際し、該構体側に板バネ作用を有するハウジング部と
    当該ハウジング部に接続された適宜のベアリング部とか
    ら構成せしめて、当該ベアリング部に該精密機器類をマ
    ウントするに際し、当該ハウジング部に於ける板バネ作
    用を有する部分のバネ定数を任意に変化せしめる様にす
    る事を特徴とするキネティックマウント方法。
  14. 【請求項14】 当該ハウジング部に於ける該板バネ作
    用を有する部分を、該構体の主表面に垂直に配置され、
    一軸方向に所定の間隔を於いて互いに平行となる様に配
    置された2個の板バネ部で構成する事を特徴とする請求
    項13記載のキネティックマウント方法。
  15. 【請求項15】 当該板バネ部に当接して、当該板バネ
    部に対する曲げ支点を形成する作動部を有しているバネ
    定数変更手段を設け、該作動部と該板バネ部との当接位
    置を変化させる事によって、板バネ部のバネ定数を変更
    する事を特徴とする請求項14記載のキネティックマウ
    ント方法。
  16. 【請求項16】 当該バネ定数変更手段に於ける当該作
    動部は、該板バネ部の壁部に沿って、当該構体部から該
    ベアリング部に向かう方向に、必要な程度に往復動せし
    める事を特徴とする請求項15記載のキネティックマウ
    ント方法。
  17. 【請求項17】 当該バネ定数変更手段を、当該構体の
    主表面に対して、複数段に積層させると共に、当該キネ
    ティックマウント構造に於ける第1段目のバネ定数変更
    手段に於ける該板バネ部の配列方向と、第2段目のバネ
    定数変更手段に於ける該板バネ部の配列方向とは、互い
    に直交する様に配置せしめる事を特徴とする請求項14
    乃至16の何れかに記載のキネティックマウント方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101043292B1 (ko) 2009-09-01 2011-06-22 삼성중공업 주식회사 스프링 상수의 변경이 가능한 탄성 마운트 장치

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KR101043292B1 (ko) 2009-09-01 2011-06-22 삼성중공업 주식회사 스프링 상수의 변경이 가능한 탄성 마운트 장치

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