JPH10287171A - 重量物搬送台車 - Google Patents

重量物搬送台車

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JPH10287171A
JPH10287171A JP9116401A JP11640197A JPH10287171A JP H10287171 A JPH10287171 A JP H10287171A JP 9116401 A JP9116401 A JP 9116401A JP 11640197 A JP11640197 A JP 11640197A JP H10287171 A JPH10287171 A JP H10287171A
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JP
Japan
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wheels
driven
driving
pair
wheel
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Application number
JP9116401A
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English (en)
Inventor
Shigeo Mizuide
茂男 水出
Shinji Fujinohara
慎二 藤ノ原
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の重量物搬送台車では、前後方向両端部
分を車輪で支持された台車フレームは、剛性を確保する
為に大型化し車重も非常に重くなり、走行安定性の面が
不利になり、製作コストも高価になり、更に車輪のタイ
ヤの短寿命化によりランニングコストが高くなるという
問題がある。 【解決手段】 台車フレーム2の前後両端部分に夫々左
右1対の従動輪3,4を設けるとともに、台車フレーム
2の前後方向中央部分に左右1対の駆動輪5,6を設け
ることで、台車フレーム2の剛性を低くして、台車フレ
ーム2の小型・計量化を図り、車高を低くして安定した
走行を確保するとともに、製作コスト及びランニングコ
ストを低減可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重量物搬送台車に
関し、特に、台車フレームの前後両端部分に操舵可能な
従動輪を設け、台車フレームの前後方向中央部分に非操
舵輪である駆動輪を設けた重量物搬送台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製鉄所構内やコンテナターミナル
等においては、コイル、スラブ、鋼塊、コンテナ等の重
量物を搬送する種々の重量物搬送台車が使用されてい
る。この種の重量物搬送台車においては、重量物を載置
支持する台車フレームと、台車フレームの前後両端部分
に夫々設けられた左右1対の車輪を有し、少なくとも前
輪又は後輪の一方を駆動して走行するが、前輪と後輪を
逆位相となるように操舵し全ての車輪が共通の旋回中心
を中心として旋回するように構成したものが多い。
【0003】また、この種の重量物搬送台車には、各車
輪をシングルタイヤ輪とした4輪のものと、各車輪をダ
ブルタイヤ輪とした8輪のものがある。本出願人は、車
高を低くする為に各車輪をダブルタイヤ輪に構成すると
ともに、旋回時全てのダブルタイヤ輪の車軸が重量物搬
送台車の旋回中心へ向くように、各ダブルタイヤ輪を独
立操舵可能に構成した重量物搬送台車を実用化してい
る。ところで、この種の重量物搬送台車においては、車
高を低くして安定した走行を確保し、車重を軽くして製
作コストを低減し、更に車輪のタイヤの摩耗を防止して
ランニングコストを低く抑えることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の重量物搬送台車
においては、重量物を載置支持する前後方向に長い台車
フレームの前後両端部分を車輪を介して支持する構造で
あるため、台車フレームを非常に剛性の高いものに構成
する必要があり、台車フレームが大型化し車重も非常に
重くなる。台車フレームが大型化するので、車高が高く
なり安定した走行の面で不利であるし、重量物の移載や
荷降しの面でも不利でり、製作コスト的にも不利であ
る。車重が非常に重くなるので、高出力の駆動源が必要
になりその製作コストが非常に高価になり燃料費も高価
になる。更に、大荷重を支持する車輪のタイヤは摩耗し
易くその寿命が短くなるためランニングコストも高くな
る。
【0005】特に、4輪を夫々独立操舵する構造の場
合、少なくとも前後何れか1対の駆動輪が操舵輪となる
ので、その操舵される駆動輪においては、駆動によるタ
イヤの摩耗と操舵によるタイヤの摩耗とが重畳される結
果、タイヤの寿命が著しく低下するという問題がある。
しかも、車高を低くする為に4輪にダブルタイヤ輪を採
用する場合には、駆動されるダブルタイヤ輪は一体的に
回転駆動される関係上、旋回時における内輪と外輪との
回転差によるタイヤの摩耗も著しくなる。
【0006】本発明の目的は、重量物を搬送する重量物
搬送台車において、台車フレームの小型・軽量化を図る
こと、タイヤの摩耗を抑制してその寿命を高めること、
製作コストを低減すること、ランニングコストを低く抑
えること、安定した走行を実現すること、等である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の重量物搬送台
車は、重量物を搬送する重量物搬送台車において、重量
物を載置支持する台車フレームと、台車フレームの前後
両端部分に夫々設けられた少なくとも左右1対の従動輪
と、台車フレームの前後方向中央部分に設けられた駆動
輪と、複数の従動輪を操舵する操舵手段と、駆動輪を回
転駆動する回転駆動手段とを備えたものである。
【0008】台車フレームの前後両端部分を夫々少なく
とも左右1対の従動輪で支持するとともに、台車フレー
ムの前後方向中央部分を駆動輪で支持するため、台車フ
レームの剛性を低くして、台車フレームの小型化及び軽
量化を図ることができる。そして、台車フレームの小型
化により、重量物搬送台車の車高を低くして安定した走
行を実現させることが可能になり、また、台車フレーム
の軽量化により、各車輪で分担する荷重負担も軽減でき
るため、従動輪及び駆動輪のタイヤの摩耗を極力防止す
ることが可能になる。
【0009】請求項2の重量物搬送台車は、請求項1の
発明において、前記駆動輪は非操舵輪であることを特徴
とするものである。駆動輪が台車フレームの前後方向中
央部分に設けられているため、前側の左右1対の従動輪
と後側の左右1対の従動輪を、それらの車軸が旋回中心
に向くように操舵すると、駆動輪の車軸は旋回中心に常
に向き、駆動輪を非操舵輪とすることが可能になる。従
来の操舵される駆動輪のタイヤは非常に摩耗し易いが、
駆動輪を非操舵輪とすることで、そのタイヤの摩耗を極
力抑制し、駆動輪のタイヤの寿命を高めることができ
る。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0010】請求項3の重量物搬送台車は、請求項2の
発明において、前記駆動輪として、独立駆動される左右
1対の駆動輪が設けられたことを特徴とするものであ
る。それ故、重量物搬送台車の旋回時、旋回半径に応じ
て左右1対の駆動輪を夫々回転駆動することで、1対の
駆動輪の内輪外輪の回転差によるタイヤの摩耗を確実に
防止できる。その他請求項2と同様の作用を奏する。
【0011】請求項4の重量物搬送台車は、請求項2の
発明において、前記駆動輪として、ディファンシャルギ
ヤを介して連結され共通の回転駆動手段で駆動される左
右1対の駆動輪が設けられたことを特徴とするものであ
る。それ故、重量物搬送台車の旋回時、左右1対の駆動
輪を連結するディファンシャルギヤにより、旋回半径に
応じて左右1対の駆動輪を夫々回転駆動することで、1
対の駆動輪の内輪外輪の回転差によるタイヤの摩耗を確
実に防止することができる。その他請求項2と同様の作
用を奏する。
【0012】請求項5の重量物搬送台車は、請求項2の
発明において、前記駆動輪として、車幅方向中央部分に
1つの駆動輪が設けられたことを特徴とするものであ
る。1対の駆動輪を設けた場合、その内輪外輪の回転差
によるタイヤの摩耗を確実に防止するため、1対の駆動
輪を独立駆動したり、ディファンシャルギヤを設ける必
要があるが、前記駆動輪として車幅方向中央部分に1つ
の駆動輪を設けることで、回転駆動手段の構成が非常に
簡単になり、重量物搬送台車の旋回による駆動輪のタイ
ヤの摩耗を確実に防止できる。その他請求項2と同様の
作用を奏する。
【0013】請求項6の重量物搬送台車は、請求項2〜
5の何れか1項の発明において、前記操舵手段は複数の
従動輪を夫々独立操舵可能に構成されたことを特徴とす
るものである。それ故、各従動輪の車軸を重量物搬送台
車の旋回中心に向くように操舵して、重量物搬送台車の
非常にスムースな旋回を実現することができる。その他
請求項2〜5の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0014】請求項7の重量物搬送台車は、請求項6の
発明において、前記各従動輪は独立に回動可能なダブル
タイヤ輪であることを特徴とするものである。それ故、
駆動輪及び従動輪の各々に分担される荷重負担が更に小
さくなり、駆動輪及び従動輪のタイヤの摩耗を一層抑制
できる。しかも、重量物搬送台車の旋回時、各ダブルタ
イヤ輪の内外輪は独立に回動するため、各ダブルタイヤ
輪の内輪外輪の回転差によるタイヤの摩耗を防止でき
る。その他請求項6と同様の作用を奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、コンテナタ
ーミナルにおいて、コンテナを搬送するコンテナ用無人
搬送台車(重量物搬送台車)に、本発明を適用した場合
の例である。
【0016】図1、図2に示すように、コンテナ用無人
搬送台車1(以下、搬送台車という)は、コンテナCを
載置支持する台車フレーム2と、台車フレーム2の前端
部分に設けられた左右1対の従動輪3,4と、台車フレ
ーム2の後端部分に設けられた左右1対の従動輪3,4
と、台車フレーム2の前後方向中央部分に設けられた左
右1対の駆動輪5,6と、従動輪3,4を夫々独立に操
舵する4組の操舵機構7と、1対の駆動輪5,6を回転
駆動する回転駆動機構8と、操舵操舵機構7と回転駆動
機構8を制御し搬送台車1の走行を制御する走行制御装
置を有する。
【0017】前記台車フレーム2は、例えば、長さ:約
10m、幅:約2m、車高:約1.5mに構成され、台車
フレーム2の前後両端部にはバンパ11が夫々装着され
ている。台車フレーム2の上面にはコンテナCを載置支
持する載置面10が形成され、図示していないが、載置
面10には、クレーン等によりコンテナCを上方から載
置面10に載置する際、コンテナCを位置決めする複数
のガイド部材が立設されている。
【0018】図3、図4に示すように、前側の左右1対
の従動輪3,4は対称構造である。各従動輪3,4は内
輪15と外輪16からなるダブルタイヤ輪に構成され、
内輪15と外輪16はブラケット17に固着された水平
支軸18に独立回動可能に支持されている。ブラケット
17は回転板19に固着され、回転板19は台車フレー
ム2にベアリング19aを介して鉛直軸心回りに回動自
在に支持されている。尚、後側の左右1対の従動輪3,
4は前側の左右1対の従動輪3,4と同じ構造であるた
め同一符号を付して説明を省略する。
【0019】各操舵機構7はディーゼルエンジン40、
オイルポンプ47、バルブユニット52、油圧シリンダ
20等を有する。油圧シリンダ20のシリンダ本体21
は台車フレーム2に固定され、ピストンロッド22の先
端部が回転板19に回動自在に連結されている。油圧シ
リンダ20が駆動されると、ピストンロッド22の伸縮
を介して回転板19が鉛直軸心回りに回動して従動輪
3,4が操舵される。そして、この搬送台車1において
は、各操舵機構7を駆動制御し、前後の従動輪3を逆位
相となるように操舵し、前後の従動輪4を逆位相となる
ように操舵して、全ての従動輪3,4の車軸が旋回中心
に向くようにして旋回する。
【0020】図5、図6に示すように、左右1対の駆動
輪5,6はディファンシャルギヤ30の左右両端に連結
され、前後の従動輪3,4の中央に配置された非操舵輪
に構成されている。ディファンシャルギヤ30は左右1
対のブラケット31に固定され、これらブラケット31
はサスペンション32とブロック部材35を介して台車
フレーム2に支持されている。サスペンション32は、
各ブラケット31の上端部に固定された板バネ積層体3
3と、各板バネ積層体33の前後両端部を支持しブロッ
ク部材35に連結する1対の支持部材34からなる。
【0021】前記サスペンション32においては、積載
物、従動輪や駆動輪(強度や大きさ等)の種類等の条件
に応じて、従動輪3,4及び駆動輪5,6の荷重分布が
適正値になるように、板バネ積層体33のバネ定数が設
定されている。回転駆動機構8は、ディーゼルエンジン
40、オイルポンプ47、バルブユニット52、油圧モ
ータ36、ディファンシャルギヤ30等を有し、搬送台
車1の旋回時、1対の駆動輪5,6をスリップさせない
ように夫々回転駆動する。
【0022】図1、図2に示すように、台車フレーム2
の前部には、ディーゼルエンジン40、フライホイール
41、燃料タンク42、ラジエター43、オイルクーラ
44、マフラー45、減速機46、オイルポンプ47、
ナビゲーションアンテナ48、バッテリ49,50等が
配設され、台車フレーム2の後部には、油タンク51、
バルブユニット52、ナビゲーションアンテナ53、制
御ユニット53等が配設されている。前記走行制御装置
は、ナビゲーションアンテナ48,53、制御ユニット
53等が配設されている。
【0023】燃料タンク42から供給される軽油により
ディーゼルエンジン40が作動すると、減速機46を介
してオイルポンプ47が駆動され、加圧された作動圧が
バルブユニット52を介して操舵機構7の油圧シリンダ
40と回転駆動機構8の油圧モータ36へ供給される。
ディーゼルエンジン40の作動時、フライホイール41
はディーゼルエンジン40の回転出力を平滑化し、ラジ
エター43はディーゼルエンジン40の冷却を行い、マ
フラー45はディーゼルエンジン40からの排気ガスの
騒音を低減させる。バッテリ49は電気的な制御の為の
電源となり、バッテリ50はその他給電用電源となる。
【0024】図7に示すように、搬送台車1を前方左側
へ旋回半径Rで旋回させる場合、従動輪3,3を逆位相
で操舵角αとなるように夫々操舵するとともに、従動輪
4,4を逆位相で操舵角βとなるように夫々操舵して、
従動輪3,4の車軸を旋回中心Xに向ける。1対の駆動
輪5,6の車軸は旋回中心Xに常に向いているため、従
動輪3,4と駆動輪5,6の全ての車軸が旋回中心Xに
向き、搬送台車1は旋回半径Rでスムースに旋回する。
尚、旋回中心Xを通り搬送台車1の長さ方向と平行な直
線Yと従動輪3との距離をR1、直線Yと従動輪4との
距離をR2、従動輪3と駆動輪5との距離をLとする
と、tan n α=L/R1、tan β=L/R2が成立す
る。
【0025】搬送台車1の作用・効果について説明す
る。搬送台車1によれば、台車フレーム2の前後両端部
分を夫々左右1対の従動輪3,4で支持するとともに、
台車フレーム2の前後方向中央部分を1対の駆動輪5,
6で支持する構造に構成したので、台車フレーム2を剛
性を低くして、台車フレーム2の小型化及び軽量化を図
ること可能になる。
【0026】即ち、台車フレーム2の小型化により、搬
送台車1の車高を低くして安定した走行を確保でき、コ
ンテナCの移載や荷降しの面でも有利になり、製作コス
トも低減できる。また、台車フレーム2の軽量化によ
り、従動輪3,4、駆動輪5,6の各々で分担する荷重
負担も軽減できるため、従動輪3,4と駆動輪5,6の
タイヤの摩耗を極力抑制して寿命を高め、燃料費も低く
抑えられるため、搬送台車1のランニングコストを低減
することができる。また、搬送台車1を走行させるのに
高出力の駆動力が必要なくなるため、油圧モータ36を
含めた回転駆動機構8の製作コストも著しく低減でき
る。
【0027】しかも、1対の駆動輪5,6を操舵を非操
舵輪に構成できるため、従来の操舵される駆動輪に比べ
ると、駆動輪5,6のタイヤの摩耗を極力防止すること
ができる。更に、左右1対の駆動輪5,6をディファン
シャルギヤ30を介して連結することで、搬送台車1の
旋回時1対の駆動輪5,6を夫々回転駆動して、1対の
駆動輪5,6の内輪外輪の回転差によるタイヤの摩耗を
確実に防止できる。
【0028】操舵機構7により複数の従動輪3,4を夫
々独立に操舵可能に構成したので、従動輪3,4の車軸
が搬送台車1の旋回中心Xに向くように操舵し、搬送台
車1の非常にスムースな旋回を実現することが可能にな
る。しかも、各従動輪3,4は独立回動可能なダブルタ
イヤ輪であるため、搬送台車1の旋回時内外輪15,1
6が独立に回動して、各従動輪3,4の内輪外輪の回転
差によるタイヤの摩耗を確実に防止することができる。
【0029】次に、前記搬送台車1を部分的に変更した
変更形態について説明する。但し、同じものには同一の
符号を付し説明を省略する。図8に示すように、搬送台
車1Aは、1対の駆動輪5,6を独立に回転駆動する回
転駆動機構8Aを設けたものである。1対の駆動輪5,
6は回転駆動機構8Aの1対の油圧モータ36Aの出力
軸(図示略)に夫々直結されており、搬送台車1Aの旋
回時、1対の駆動輪5,6が夫々回転駆動されるように
構成してある。この搬送台車1Aによれば、前記実施形
態と同様の作用・効果が得られる。
【0030】図9に示すように、搬送台車1Bは、台車
フレーム2の前後方向中央部においいて、車幅方向中央
部分に1つの駆動輪50を設けるとともに、駆動輪50
を回転駆動する回転駆動機構8Bを設けたものである。
駆動輪50は回転駆動機構8Bの油圧モータ51の出力
軸(図示略)に直結されている。1対の駆動輪を設けた
場合、その内輪外輪の回転差によるタイヤの摩耗を確実
に防止するため、1対の駆動輪を独立駆動したり、ディ
ファンシャルギヤを設ける必要があるが、車幅方向中央
部分に1つの駆動輪50を設けることで、回転駆動機構
8Bの構成が非常に簡単になるとともに、搬送台車1B
の旋回による駆動輪50のタイヤの摩耗を確実に防止で
きる。その他前記実施形態と同様の作用・効果を奏す
る。
【0031】次に、変形例について説明する。 1〕各従動輪をシングルタイヤ輪で構成してもよい。台
車フレーム2の前後方向中央部に駆動輪が設けられてい
るため、台車フレーム2の剛性を低くして、台車フレー
ム2の小型化・軽量化を図ることができるため、前記実
施形態と略同様の作用・効果が得られる。 2〕台車フレーム2の前後両端部に夫々3以上の従動輪
を夫々設けてもよい。
【0032】3〕台車フレーム2の前後方向中央部分に
3以上の駆動輪を設け、これら駆動輪を夫々独立駆動す
るように構成するか、ディファンシャルギヤを介して連
結してもよい。 4〕各従動輪を操舵する操舵機構7に、前記実施形態の
ような油圧シリンダ方式の他に、例えば、ラック・ピニ
オン方式等種々のものが適用可能である。
【0033】5〕駆動輪を駆動する油圧モータの他に、
電動モータやエンジン等を適用することも可能である。 6〕前記搬送台車1,1A,1BはコンテナCを搬送す
るものであるが、台車フレーム2の構造等を変更し、例
えば、製鉄所構内のコイルやスラブ等の重量物を搬送す
る搬送台車等、その他種々の重量物搬送台車として適用
することが可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1の重量物搬送台車によれば、複
数の従動輪により台車フレームの前後両端部分を支持す
るとともに、駆動輪により台車フレームの前後方向中央
部分を支持することができるため、台車フレームの剛性
を低くして、台車フレームの小型・軽量化を図ることが
できる。即ち、台車フレームの小型化により、重量物搬
送台車の車高を低くして重量物搬送台車の安定した走行
を確保でき、駆動輪を回転駆動する回転駆動手段も非常
に安価に製作できるため、重量物搬送台車の製作コスト
を低減できる。更に、台車フレームの軽量化により、従
動輪及び駆動輪のタイヤの寿命を高め、また燃料費も安
価になるため、重量物搬送台車のランニングコストを著
しく低減できる。
【0035】請求項2の重量物搬送台車によれば、請求
項1と同様の効果を奏するが、前記駆動輪は非操舵輪で
あるので、従来の操舵される駆動輪に比べて、駆動輪の
タイヤの摩耗を極力防止することができる。駆動輪が台
車フレームの前後方向中央部分に設けられているため、
前側の左右1対の従動輪と後側の左右1対の従動輪を、
それらの車軸が旋回中心に向くように操舵すると、駆動
輪の車軸は旋回中心に常に向き、重量物搬送台車の安定
した旋回を実現することができる。
【0036】請求項3の重量物搬送台車によれば、請求
項2と同様の効果を奏するが、前記駆動輪として、独立
駆動される左右1対の駆動輪を設けたので、重量物搬送
台車の旋回時、重量物搬送台車の回動半径に応じて左右
1対の駆動輪を夫々回転駆動して、1対の駆動輪の内輪
外輪の回転差によるタイヤの摩耗を確実に防止すること
ができる。
【0037】請求項4の重量物搬送台車によれば、請求
項2と同様の効果を奏するが、前記駆動輪として、ディ
ファンシャルギヤを介して連結され共通の回転駆動手段
で駆動される左右1対の駆動輪を設けたので、重量物搬
送台車の旋回時、ディファンシャルギヤにより、重量物
搬送台車の回動半径に応じて左右1対の駆動輪を回転駆
動して、1対の駆動輪の内輪外輪の回転差によるタイヤ
の摩耗を確実に防止することができる。
【0038】請求項5の重量物搬送台車によれば、請求
項2と同様の効果を奏するが、前記駆動輪として、車幅
方向中央部分に1つの駆動輪を設けたので、旋回による
駆動輪のタイヤの摩耗を確実に防止でき、また、駆動輪
を回転駆動する回転駆動手段の構成も非常に簡単化しそ
の製作コストを著しく低減できる。
【0039】請求項6の重量物搬送台車によれば、請求
項2〜5の何れか1項と同様の効果を奏するが、前記操
舵手段は複数の従動輪を夫々独立操舵可能に構成されて
いるので、各従動輪の車軸を重量物搬送台車の旋回中心
に向くように操舵し、重量物搬送台車の非常にスムース
な旋回を実現することが可能になる。
【0040】請求項7の重量物搬送台車によれば、請求
項6と同様の効果を奏するが、各従動輪は独立に回動可
能なダブルタイヤであるので、駆動輪及び従動輪の各々
で支持する荷重負担が更に小さくなり、駆動輪及び従動
輪のタイヤの摩耗を一層抑制でき、しかも、重量物搬送
台車の旋回時、各ダブルタイヤ輪の内輪外輪の回転差に
よるタイヤの摩耗を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る搬送台車の透視平面図
である。
【図2】図1の搬送台車の左側面図である。
【図3】図1の搬送台車の要部平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV −V 線拡大断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】前記搬送台車が旋回する状態を示す図である。
【図8】別実施形態に係る搬送台車の透視平面図であ
る。
【図9】別実施形態に係る搬送台車の透視平面図であ
る。
【符号の説明】 C コンテナ 1,1A,1B 重量物無人物搬送台車 2 台車フレーム 3,4 従動輪(ダブルタイヤ輪) 5,6 駆動輪 7 操舵機構 8,8A,8B 回転駆動機構 15,16 内輪,外輪 30 ディファンシャルギヤ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量物を搬送する重量物搬送台車におい
    て、 重量物を載置支持する台車フレームと、 前記台車フレームの前後両端部分に夫々設けられた少な
    くとも左右1対の従動輪と、 前記台車フレームの前後方向中央部分に設けられた駆動
    輪と、 前記複数の従動輪を操舵する操舵手段と、 前記駆動輪を回転駆動する回転駆動手段と、 を備えたことを特徴とする重量物搬送台車。
  2. 【請求項2】 前記駆動輪は非操舵輪であることを特徴
    とする請求項1に記載の重量物搬送台車。
  3. 【請求項3】 前記駆動輪として、独立駆動される左右
    1対の駆動輪が設けられたことを特徴とする請求項2に
    記載の重量物搬送台車。
  4. 【請求項4】 前記駆動輪として、ディファンシャルギ
    ヤを介して連結され共通の回転駆動手段で駆動される左
    右1対の駆動輪が設けられたことを特徴とする請求項2
    に記載の重量物搬送台車。
  5. 【請求項5】 前記駆動輪として、車幅方向中央部分に
    1つの駆動輪が設けられたことを特徴とする請求項2に
    記載の重量物搬送台車。
  6. 【請求項6】 前記操舵手段は複数の従動輪を夫々独立
    操舵可能に構成されたことを特徴とする請求項2〜5の
    何れか1項に記載の重量物搬送台車。
  7. 【請求項7】 前記各従動輪は独立に回動可能なダブル
    タイヤ輪であることを特徴とする請求項6に記載の重量
    物搬送台車。
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