JPH1028696A - 歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置 - Google Patents

歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置

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JPH1028696A
JPH1028696A JP18592296A JP18592296A JPH1028696A JP H1028696 A JPH1028696 A JP H1028696A JP 18592296 A JP18592296 A JP 18592296A JP 18592296 A JP18592296 A JP 18592296A JP H1028696 A JPH1028696 A JP H1028696A
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JP
Japan
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air
suction
oral cavity
patient
dental treatment
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JP18592296A
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English (en)
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Shoichi Hanabusa
昇一 英
Tadashi Kawamura
忠司 川村
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Across Co Ltd
Acros Corp
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Across Co Ltd
Acros Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯科治療時に発生する飛沫を効率的に捕捉、
除去し得ると共に、治療作業を妨げることのない、新規
な構造の歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置を提供する。 【解決手段】 仰位にある患者44の上方で、該患者の
口腔部46を挟む平面配置形態において、それぞれ対向
位置せしめられる、該口腔部46の幅よりも充分大きな
幅をもって空気を吹き出し、エアカーテン18を形成す
る長手の空気吹出口22を備えた吹出装置12と、該吹
出装置12から吹き出されたエアカーテン状の空気を吸
引する長手の吸引口34を備えた吸引装置14とを有
し、歯科診療時に患者44の口腔から飛散する飛沫48
を、前記吹出装置12にて形成されるエアカーテン18
により捕捉して、前記吸引装置14に吸引せしめるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、歯科診療時に発生する飛沫を効
率的に捕捉、除去し得る歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置
に関するものである。
【0002】
【背景技術】一般に、歯科診療において、患者の歯牙を
切削する場合には、エアタービンが使用されるが、この
エアタービンは、毎分30万〜50万回も、回転するも
のであるところから、歯牙切削により発熱を伴うことと
なる。そこで、通常、歯牙切削時には、そのような発熱
を抑制する目的で、口腔内への注水が行なわれることと
なるが、その際に、口腔内に注がれた水は、飛沫となっ
て口腔外に主として上方に向かって飛散する。そして、
この飛沫には、切削された歯牙の微粉末、口腔内の雑
菌、或いは患者の血液等が少なからず含有されていると
ころから、歯科医師、歯科衛生士、或いは他の患者が、
飛沫を吸い込むことにより、健康を害したり、院内感染
を引き起こしたりする原因となることが考えられる。
【0003】そこで、従来から、診療時に発生する飛沫
を除去するために、口腔近傍に吸引フードを配置して、
該吸引フードを介して、口腔外近傍の空気を吸引するこ
とにより、空気中に含まれる飛沫を除去する、口腔外飛
沫吸引装置が用いられてきている。しかしながら、その
ような口腔外飛沫吸引装置にあっては、前記吸引フード
を出来るだけ口腔に近づけて配置してやらなければ、飛
沫の吸引、除去を充分に行なうことが出来ないという問
題を有していた。けだし、吸引フードに吸い込まれる空
気の風速は、吸引フードから離れた位置では、急激に減
少するのであり、従って吸引フードから離れた位置で
は、吸い込まれる空気の量が減少してしまうところか
ら、出来るだけ吸引フードを口腔近傍に近づけてやらな
ければ、飛沫の吸引、除去を充分に行なうことが出来な
くなるからである。
【0004】一方、前記とは反対に、吸引フードを口腔
に近づけると、飛沫の吸引、除去は確実に行なわれるも
のの、吸引フードが物理的に障害となって、診療時の作
業性を著しく低下させてしまうのである。
【0005】そこで、吸引フードを口腔から離しても、
充分に飛沫を吸引、除去し得るように、吸引フードを飛
沫の飛散する方向に配置することが考えられるが、吸引
フードを、一々、飛沫の飛散する方向に配置することは
面倒である。また、吸引フードとして、大きいフードを
採用することも提案されているが、そのような大きなフ
ードは、診療時に用いられる無影灯からの光を阻害して
影を作ってしまう点から好ましくなく、また大きなフー
ドを用いると、吸引フードに付着した飛沫が水滴となっ
て、患者に落下してしまう点からも、好ましくないので
ある。
【0006】このように、従来の口腔外飛沫吸引装置に
あっては、飛沫の吸引、除去作用を向上させようとする
と、診療時の作業性を損ない易く、一方、診療の作業性
を向上させようとすると、飛沫の除去を充分に行なうこ
とが出来ないという、問題を有していたのである。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景として為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、歯科診療時に発生する飛沫を効率的に捕捉、除
去し得ると共に、診療作業を妨げることのない、新規な
構造の歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置を提供することに
ある。
【0008】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、本発明は、仰位にある患者の上方で、該患者の口腔
部を挟む平面配置形態において、それぞれ対向位置せし
められる、該口腔部の幅よりも充分大きな幅をもって空
気を吹き出し、エアカーテンを形成する長手の空気吹出
口を備えた吹出手段と、該吹出手段から吹き出されたエ
アカーテン状の空気を吸引する長手の吸引口を備えた吸
引手段とを有し、歯科診療時に患者の口腔から飛散する
飛沫を、前記吹出手段にて形成されるエアカーテンによ
り捕捉して、前記吸引手段に吸引せしめるようにした歯
科診療用口腔外飛沫捕捉装置を、その要旨とするもので
ある。
【0009】このような構造とされた歯科診療用口腔外
飛沫捕捉装置においては、長手の空気吹出口から吹き出
される空気によって、口腔部の上方において、該口腔部
を水平方向に覆う(仕切る)ように、エア−カーテンが
形成されることとなるのであり、従ってその形成された
エアカーテンにより、上方への飛沫の飛散が効果的に遮
断され得るのである。しかも、このエアカーテンは、空
気吹出口から吸引口に流れる空気流から成るものである
ところから、ここで遮断された飛沫は、前記空気流に乗
って、有利に吸引口に導かれて除去されることとなるの
である。
【0010】また、本発明に従う歯科診療用口腔外飛沫
捕捉装置にあっては、前記エアカーテンが、空気の流れ
から形成されていて、透明であるところから、作業者の
視界を遮ることがないと共に、患者の口腔内を照らす無
影灯の光を遮ることもない特徴があり、以て優れた作業
環境が有利に提供され得ることともなる。
【0011】さらに、前述したように、エアカーテンで
捕捉された飛沫は、エアカーテンを形成している空気流
に乗って、吸引口に導かれることとなるところから、吸
引口における吸引風速を、それ程、速くする必要がな
く、それ故に、吸引口の騒音を有利に低減し得るのであ
る。
【0012】なお、本発明に従う歯科診療用口腔外飛沫
捕捉装置の好ましい態様の一つによれば、前記吹出手段
は、前記口腔部よりも頭部側に位置し且つ頭部左右方向
に前記空気吹出口が位置するように配置される一方、前
記吸引手段は、前記口腔部よりも胴部側に位置し且つ胴
部左右方向に前記吸引口が位置するように配置される。
つまり、そのように、吹出手段及び吸引手段が、具体的
には空気吹出口及び吸引口が特定の配置とされることに
より、エアカーテンが主たる診療作業者たる医師から遠
ざかる方向の空気流によって形成され、この空気流によ
って飛沫が該作業者から遠ざかる方向に流されてから除
去されるところから、そのような診療作業者が飛沫を吸
い込むことが、より効果的に防止され得ることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態・実施例】以下、本発明を更に具体
的に明らかにするために、本発明の実施例について、図
面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0014】先ず、図1には、本発明の一実施例として
の歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置10が平面図において
示されていると共に、図2には、かかる診療用口腔外飛
沫捕捉装置10の断面図が示されている。それらの図に
おいて、本実施例の歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置10
は、吹出装置12と吸引装置14とを有し、それら吹出
装置12と吸引装置14との間に、空気流16からなる
エアカーテン18が形成されることにより、前記エアカ
ーテン18を挟む両側、換言すればエアカーテン18の
上側と下側とが区画される(図2参照)ようになってい
るのである。
【0015】より詳細には、本実施例の歯科診療用口腔
外飛沫捕捉装置10は、長手の吹出装置12とそれに対
応して長手の吸引装置14とが、平面配置形態におい
て、それぞれ対向位置せしめられてなる構造を有してい
る。そして、そこにおいて、吹出装置12は、水平方向
に延びる、略円形断面の長手円筒形状を有しており、そ
の内部には、その長手方向の略全長に亘って延びる円形
断面の空気供給路20が設けられていると共に、該空気
供給路20から分岐して、吸引装置14側に向かって延
びて外部空間に開口する空気吹出口22が、空気供給路
20の長手方向に小間隔をもって多数設けられている。
また、空気供給路20の長手方向の一端において、空気
供給管26が接続されていることにより、該空気供給管
26を通じて供給される圧縮空気が、空気供給路20を
経て、各空気吹出口22から吸引装置14側に向かって
吹き出されるようになっている。なお、図1において、
隣り合う空気吹出口22の数は、理解し易くするため
に、比較的少なめとされているが、実際には、エアカー
テン18による飛沫の遮断を確実に行ない得る程度に多
くされるものである。
【0016】また、前記吸引装置14は、吸引部28と
それに固着されるフード部30とを有している。そし
て、その内、吸引部28は、矩形断面で水平方向に延び
る、長手の形状を有しており、その内部には、長手方向
の略全長に亘って延びる空気吸引路32が設けられてお
り、該空気吸引路32には、長手方向の略全長に亘って
吹出装置12側に開口する、吸引口34が設けられてい
る。一方、前記フード部30は、前記吸引口34に固着
せしめられる側の接続部36が、吸引口34と等しい大
きさとされ、その反対側の開口部50が、接続部36よ
り上下方向において幅広とされている中空の筒形状を有
している。要するに、吸引装置14の断面は、図2に示
されるように、吹出装置12側に近づくにつれて、上下
方向に幅広となる形状とされており、エアカーテン18
を形成する空気流16を確実に受け止め得るようになっ
ているのである。そして、このフード部30は、螺子等
によって、吸引部28に一体的に固定されている。ま
た、吸引部28の空気吸引路32の一端には、吸引管接
続口24が設けられ、図示しない吸引管が接続されるよ
うになっている。よって、吸引口30から吸引される空
気は、空気吸引路32を介して、吸引管から吸引され
て、効果的に除去されることとなるのである。なお、吸
引、除去された空気は、従来から公知の各種の処理装置
に導かれて、殺菌処理等が施されるようになっている。
【0017】さらに、本実施例の歯科診療用口腔外飛沫
捕捉装置10においては、吸引装置14のフード部30
が固定せしめられている側とは反対側に、空気供給管固
定部38が一体的に設けられている。より詳細には、こ
の空気供給管固定部38は、水平方向に延びる、矩形断
面の長手の形状を有しており、その内部には、長手方向
に貫通する円形断面の空気通路40が設けられている。
そして、空気通路40の一端において、空気供給管26
が接続される一方、他端には送風管接続口42が設けら
れ、コンプレッサーから送られる圧縮空気を流通せしめ
る送風管(図示せず)が接続され、空気通路40及び空
気供給管26を介して吹出装置12に圧縮空気が供給さ
れるようになっている。
【0018】そして、本実施例の如く、空気供給管固定
部38が、吸引装置14と一体的に設けられていること
により、空気供給管固定部38及び吹出装置12に接続
されている空気供給管26を介して、吹出装置12及び
吸引装置14が一体的に連結されるようになっている。
従って、吹出装置12と吸引装置14とは常に対向位置
せしめられることとなり、空気吹出口22から吹き出さ
れる空気流16が、有利に吸引口34に向かうようにな
っているのである。なお、吹出装置12と吸引装置14
を対向位置せしめる方法としては、本実施例に示される
ものに、何等限定されるものではなく、吹出装置12か
ら吹き出される空気が吸引装置14側に向かうようにさ
れている限りにおいて、様々な方法を採用し得るもので
ある。例えば、本実施例のように、圧縮空気供給管26
を利用する代わりに、特別の固定用部材を用いることも
出来るのである。
【0019】このように、本発明に従う診療用口腔外飛
沫捕捉装置10にあっては、吹出装置12の空気吹出口
22から吹き出される空気流16が吸引装置14によっ
て吸引されていることを大きな特徴としており、それに
よって、吹出装置12と吸引装置14との間に、エアカ
ーテン状の空気の流れ(18)が形成され、それによっ
て口腔内から飛散する飛沫を効果的に遮断(捕捉)する
ことが出来るようになっているのである。
【0020】ところで、このような構造とされた歯科診
療用口腔外飛沫捕捉装置10を用いて、歯科診療を行な
う際には、先ず、歯科診療用口腔外飛沫装置10が、例
えば、図1及び図2に示されるような位置関係となるよ
うに、即ち仰位にある患者44の顔面から所定距離を隔
てて、口腔部46を完全に覆うように配置される。な
お、歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置10は、図示しない
スタンドで支持・固定されている。また、図1中、Aは
歯科医師の位置を、Bは歯科衛生士の位置を表わしてい
る。
【0021】次いで、治療のためにエアタービンを用い
ると、患者の口腔内から飛沫48が飛散することとなる
が、通常、飛沫48は口腔の開く方向、即ち顔の向いて
いる方向へ飛散するところから、患者44の口腔から上
方に向かって飛散することとなる。しかしながら、口腔
部46の上方は、本実施例の歯科診療用口腔外飛沫捕捉
装置10にて形成されるエアカーテン18によって覆わ
れているところから、飛沫48は、図2に示されるよう
に、エアカーテン18によって、効果的に遮断されて、
捕捉されるのである。
【0022】そして、前記エアカーテン18で捕捉され
た飛沫48は、エアカーテン18を形成している空気流
16に乗って、吸引装置14へと導かれることとなる。
ここで、吸引装置14には、図2に示されるように吸引
口34に固定されたフード部30が設けられており、該
フード部30は、吹出装置12に近い側でより大きく開
口せしめられているところから、空気流16に乗って運
ばれて来た飛沫48は、有利に吸引、除去されることと
なるのである。
【0023】このように、本発明に従う歯科診療用口腔
外飛沫捕捉装置10によれば、飛沫48を効果的に捕捉
し得、しかも捕捉した飛沫48は空気流16に乗って、
吸引装置14に導かれ、該吸引装置14により、確実に
除去され得るのである。しかも、図1から明らかなよう
に、エアカーテン18は、飛沫48を確実に捕捉する一
方、光を良好に透過するところから、患部の視認性にお
いて優れており、無影灯等の照明から光を遮断すること
がないのである。更に、図2に示されるように、歯科診
療用口腔外飛沫捕捉装置10は、患者44の顔面より充
分に離されているところから、歯科医師や歯科衛生士が
診療作業を容易に行い得るようになっているのである。
【0024】以上、本発明の一実施例について詳述して
きたが、これは文字通りの例示であって、本発明は、か
かる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0025】例えば、前記実施例において、吹出装置1
2及び吸引装置14の長手方向の長さは、患者の顔の幅
よりやや大きくされているが、何等、そのような長さに
限定されるものではなく、口腔内から飛散する飛沫を確
実、捕捉し得る限りにおいて、変更することが出来るも
のである。また、吹出装置12から吹き出された空気流
16を確実に吸引するためには、吸引装置14の長手方
向の長さは、吹出装置12の長手方向の長さ、正確には
吹出装置12から吹き出される空気流16からなるエア
カーテン18の幅の長さより、少なくとも大きくされる
ことが好ましい。けだし、吸引装置14によって、エア
カーテン18の空気を充分に吸引できない場合には、そ
の空気中に含まれる飛沫が環境空気中に飛散せしめられ
ることとなって好ましくないからである。
【0026】また、空気吹出口22および吸引口34に
あっても、それらの構造や形状等は、前記実施例によっ
て何等限定されるものでなく、各種の構造や形状等が採
用され得る。例えば、前記実施例において、空気吹出口
22は小孔から構成されているが、吹出装置12の吸引
装置14側の側面にスリットを形成すると共に、該スリ
ットに対して空気供給路20を開口せしめることによ
り、各スリット孔から空気吹出口22を構成しても、何
等差し支えないのである。
【0027】さらに、前記実施例において、歯科診療用
口腔外飛沫捕捉装置10が、スタンドにより支持・固定
されることを示したが、何等それに限定されるものでな
く、天井側から釣り下げて支持・固定されても差支えな
いことは言うまでもない。
【0028】更にまた、前記実施例では、エアカーテン
18を形成する空気流16の向きが、患者44の頭部側
から患者44の胴部側に流れるようにされているが、何
等この向きに限定されるものではなく、適宜に変更され
得るものである。但し、診療作業者が出来るだけ、飛沫
48を吸入しないようにするためには、かかる空気流1
6の向きは、診療作業者から遠ざかる向き、換言すれば
診療作業者たる歯科医師や歯科衛生士の位置するAやB
の側から、口腔部46を挟んで反対側に流れる向きとさ
れることが好ましく、特に患者44の口腔部46により
近い位置で作業を行なう歯科医師(A)の側から、口腔
部46を挟んで反対側に流れる向きとされることがより
好ましい。
【0029】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従う歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置によれば、口腔内
から飛散する飛沫を、口腔から離れた場所でも、有利に
捕捉することが出来るのであり、しかも、飛沫が、吹出
手段の空気吹出口から吹き出す空気流から形成されるエ
アカーテンによって捕捉されることとなるところから、
エアカーテンを形成している空気流に乗って、吸引手段
の吸引口に導かれて、効果的に吸引、除去され得るので
ある。
【0031】また、本発明に従う歯科診療用口腔外飛沫
捕捉装置は、吹き出された空気流の作用と吸引作用の組
み合わせによって、飛沫を捕捉するものであるところか
ら、吸引風速を有利に低減し得て、従来の吸引のみで飛
沫を捕捉する装置と比較して、吸引口における吸引騒音
をより小さなものとすることが可能となる。
【0032】さらに、本発明に従う歯科診療用口腔外飛
沫捕捉装置は、飛沫を形成されるエアカーテンにより確
実に捕捉する一方、かかるエアカーテンが良好に光を透
過するものであるところから、本発明装置を用いること
により、従来の吸引フードを有する装置を用いる場合と
比べて、患部の視認性が優れていると共に、無影灯の光
が遮られて、患部が見え難くなるようなことも効果的に
解消され得て、診療時の作業性が著しく向上せしめられ
得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての歯科診療用口腔外飛
沫捕捉装置を示す平面説明図である。
【図2】図1に示された歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置
におけるII−II断面説明図である。
【符号の説明】
10 歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置 12 吹出
装置 14 吸引装置 16 空気
流 18 エアカーテン 22 空気
吹出口 34 吸引口 44 患者 46 口腔部 48 飛沫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仰位にある患者の上方で、該患者の口腔
    部を挟む平面配置形態において、それぞれ対向位置せし
    められる、該口腔部の幅よりも充分大きな幅をもって空
    気を吹き出し、エアカーテンを形成する長手の空気吹出
    口を備えた吹出手段と、該吹出手段から吹き出されたエ
    アカーテン状の空気を吸引する長手の吸引口を備えた吸
    引手段とを有し、歯科診療時に患者の口腔から飛散する
    飛沫を、前記吹出手段にて形成されるエアカーテンによ
    り捕捉して、前記吸引手段に吸引せしめるようにしたこ
    とを特徴とする歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置。
  2. 【請求項2】 前記吹出手段が、前記口腔部よりも頭部
    側に位置し且つ頭部左右方向に前記空気吹出口が位置す
    るように配置される一方、前記吸引手段が、前記口腔部
    よりも胴部側に位置し且つ胴部左右方向に前記吸引口が
    位置するように配置される請求項1に記載の歯科診療用
    口腔外飛沫捕捉装置。
JP18592296A 1996-07-16 1996-07-16 歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置 Pending JPH1028696A (ja)

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