JPH10283725A - 編集装置および編集方法 - Google Patents

編集装置および編集方法

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JPH10283725A
JPH10283725A JP9087034A JP8703497A JPH10283725A JP H10283725 A JPH10283725 A JP H10283725A JP 9087034 A JP9087034 A JP 9087034A JP 8703497 A JP8703497 A JP 8703497A JP H10283725 A JPH10283725 A JP H10283725A
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audio
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Tetsuro Nakada
哲朗 中田
Yoshiyuki Nakamura
嘉幸 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニユース素材等をローカルストレージに取り
込む期間にも、編集処理を行うことができるようにす
る。 【解決手段】 マトリクススイッチャ部3B、アウトプ
ツトプロセツサ43及びオーデイオコンバイナ44によ
ってなされる制御によって、画像処理部3C及び音声処
理部3D等を含む編集処理経路と、ローカルストレージ
8に記録対象とされる信号を送出する信号系路とを分離
する。このようにして、画像処理部3C及び音声処理部
3D等によってなされる編集処理と並行して、ローカル
ストレージ8への記録を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序でこの発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】この発明は編集装置に関し、
例えばニユース素材等を編集対象とする編集装置に適用
して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、この種の編集装置としては、ノン
リニア編集すなわちビデオテープレコーダ(以下、VT
Rと表記する)にアナログデータとして記録されたニユ
ース素材等をディジタルデータに変換し、変換されたデ
ィジタルデータをソフトウェア等を用いて処理すること
によつて編集を行うものが多く用いられている。
【0005】このようなノンリニア編集において、ニユ
ース素材等をリアルタイムで編集することは、ソフトウ
ェア等の処理能力の限界等のため困難である。このた
め、編集装置には、ハードディスクドライブ(HDD)
等の記録手段(以下、ローカルストレージと表記する)
が設けられ、編集処理の対象となり得るニユース素材等
をローカルストレージに一旦取り込んだ後に編集処理を
行うことが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のノンリニア編集
機において、ニユース素材等は、ビデオ信号に対する処
理を行う手段とオーディオ信号に対する処理を行う手段
とからそれぞれ送出される信号を合成して出力する編集
処理系を必ず経由して、編集機に接続される例えばオン
エアバッファ(放送の際にプログラムを一時的に記憶す
る手段)等の機材に送出されるようになされている。上
述したローカルストレージもこのような編集機に接続さ
れる機材の一つなので、ローカルストレージに取り込ま
れるニユース素材も、編集処理系を必ず経由することに
なる。
【0007】従って、ニユース素材等がローカルストレ
ージに取り込まれる期間には、ローカルストレージにニ
ユース素材等を送出するために編集処理系が専有されて
しまうので、編集処理を行うことができない。このた
め、編集機全体の運用効率の向上に支障を来していた。
【0008】この発明は以上の点を考慮してなされたも
ので、ニユース素材等をローカルストレージに取り込む
期間にも、編集処理を行うことができる編集装置及び編
集方法を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、所定
の信号を記録する記録手段を有するノンリニア編集装置
において、ビデオ信号に対する処理を行う手段とオーデ
ィオ信号に対する処理を行う手段とからそれぞれ送出さ
れる信号を合成して出力する編集処理系路と、記録手段
に所定の信号を送出する処理系路とを分離する手段を有
することを特徴とするノンリニア編集装置である。
【0010】請求項7の発明は、所定の信号を記録する
記録ステップを有するノンリニア編集方法において、ビ
デオ信号に対する処理を行うステップとオーディオ信号
に対する処理を行うステップとによってそれぞれ送出さ
れる信号を合成して出力する編集処理ステップと、記録
ステップとを分離することを特徴とするノンリニア編集
方法である。
【0011】以上のような発明によれば、編集処理系
路、すなわちビデオ信号に対する処理を行う手段とオー
ディオ信号に対する処理を行う手段とからそれぞれ送出
される信号を合成して出力する信号系路と、記録手段に
記録対象とされる所定の信号を送出する信号系路とを分
離することができる。
【0012】このため、記録手段に記録対象とされる所
定の信号を送出する期間にも、編集処理系路が専有され
ないので、編集処理を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面について、この発明の一
実施例を詳述する。
【0014】(1)編集装置の全体構成 図1において、1は全体としてこの発明を適用した編集
装置を示し、大きく分けてコンピユータ2と編集処理装
置3からなる。コンピユータ2はCPU(中央処理ユニ
ツト)や各種処理回路、或いはフロツピーデイスクドラ
イブ、ハードデイスクドライブ等を備える本体2Aと、
当該本体2Aに接続される表示手段としてのモニタ2B
と、入力手段としてのキーボード2C及びマウス2Dと
を有している。このようなコンピユータ2は編集のため
のソフトウエアとしてアプリケーシヨンプログラムがハ
ードデイスクドライブに予めインストールされており、
オペレーテイングシステムの基で当該アプリケーシヨン
プログラムを動作させることにより編集装置用のコンピ
ユータとして起動するようになされている。
【0015】因みに、このアプリケーシヨンプログラム
を動作させたときには、モニタ2B上にGUI(グラフ
イカル・ユーザ・インターフエイス)のためのグラフイ
ツク表示が表示されるようになされており、この編集装
置1では、このGUIを介して編集のための制御コマン
ドを入力し得るようになされている。なお、コンピユー
タ2は、入力された制御コマンドの内容が編集処理装置
3の動作を制御するものであれば当該制御コマンドに応
じた制御信号S1を生成し、これを編集処理装置3に送
出するようになされている。
【0016】またこのコンピユータ2には編集処理装置
3を介してビデオ信号S2が入力されるようになされて
おり、これにより各素材の映像をモニタ2Bに表示して
その内容を確認しながらイン点(イベントの開始点)や
アウト点(イベントの終了点)を指示し得るようになさ
れていると共に、イン点及びアウト点を指示することに
よつて切り取られたイベント素材や編集したプログラム
の映像を表示してその内容を確認し得るようになされて
いる(以下、この切り取られた素材や編集したプログラ
ムの内容を確認することをプレビユウと呼ぶ)。
【0017】一方、編集処理装置3は内部にマトリクス
スイツチヤ部、画像処理部及び音声処理部を有してお
り、素材の切り取りや繋ぎ合わせ、或いはビデオ信号や
オーデイオ信号に対する信号処理等、実際の編集作業を
実行する装置である。
【0018】この編集処理装置3には上述したようなコ
ンピユータ2が接続されているだけでなく、専用コント
ローラ4、5も接続されており、当該専用コントローラ
4、5を使用しても編集のための制御コマンドを入力し
得るようになされている。
【0019】因みに、専用コントローラ4は、素材のイ
ン点やアウト点を指示するためのボタン操作子や、素材
の再生を指示するためのボタン操作子、或いは編集した
プログラムの記録を指示するためのボタン操作子等を有
していると共に、変速再生(いわゆるシヤトル再生)や
コマ送り再生(いわゆるジヨグ再生)の指示を入力する
ためのダイアル操作子等を有しており、それらのボタン
操作子又はダイアル操作子を介して入力された指示情報
に応じた制御信号S3を編集処理装置3に送出するよう
になされている。
【0020】また専用コントローラ5は、オーデイオレ
ベルを入力するためのスライド操作子(いわゆるオーデ
イオフエーダ)や2つの映像を切り換えるときの切換率
を入力するためのスライド素子(いわゆるビデオフエー
ダ)等を有しており、それらのスライド操作子を介して
入力された指示情報に応じた制御信号S4を編集処理装
置3に送出するようになされている。
【0021】またこの編集処理装置3に対しては、デイ
リーサーバ6(一般に放送局において映像や音声等の編
集素材を記憶している記憶手段)が接続されており、当
該デイリーサーバ6に記憶されているビデオ及びオーデ
イオ信号を取り込めるようになされている。この場合、
デイリーサーバ6は2チヤンネル分の出力ポートを有し
ており、編集処理装置3から供給されるチヤンネル毎の
制御信号S5、S6に応じて所望のビデオ及びオーデイ
オ信号S7、S8を記憶媒体6Aから読み出して出力す
るようになされている。
【0022】なお、記憶媒体6Aには圧縮率1/10のMP
EG(Moving Picture coding Experts Group )規格で
圧縮されたビデオ及びオーデイオ信号が記憶されてお
り、読み出されたビデオ及びオーデイオ信号はそれぞれ
デコーダ6B、6Cを介して復号化が行われた後、シリ
アル・デイジタル・インターフエイス(以下、これをS
DIと呼ぶ)規格のフオーマツトに変換され、そのSD
I規格のビデオ及びオーデイオ信号S7、S8が編集処
理装置3に供給されるようになされている。
【0023】またこの編集処理装置3に対してはVTR
7も接続されており、当該VTR7に記憶されているビ
デオ及びオーデイオ信号も取り込めるようになされてい
る。この場合、VTR7はSDI規格の入出力インター
フエイスを有しており、編集処理装置3から供給される
制御信号S9に応じて所望のビデオ及びオーデイオ信号
S10を読み出して出力するようになされている。また
VTR7は、編集処理された後のビデオ及びオーデイオ
信号やデイリーサーバ6から読み出されたビデオ及びオ
ーデイオ信号S7、S8を記録対象のビデオ及びオーデ
イオ信号S11として編集処理装置3から受けるように
なされており、制御信号S9に応じてそのビデオ及びオ
ーデイオ信号S11をビデオテープに記録するようにも
なされている。
【0024】またこの編集処理装置3に対しては、複数
のハードデイスクからなるローカルストレージ8も接続
されており、当該ローカルストレージ8に記憶されてい
るビデオ及びオーデイオ信号も取り込めるようになされ
ている。この場合、ローカルストレージ8はSDI規格
の入出力インターフエイスを有していると共に、出力ポ
ートとしては2チヤンネル分のポートを有しており、編
集処理装置3から供給される制御信号S12に応じて所
望のビデオ及びオーデイオ信号S13、S14を読み出
して出力するようになされている。またローカルストレ
ージ8は、編集処理された後のビデオ及びオーデイオ信
号やデイリーサーバ6又はVTR7から読み出されたビ
デオ及びオーデイオ信号を記録対象のビデオ及びオーデ
イオ信号S15として編集処理装置3から受けるように
なされており、制御信号S12に応じてそのビデオ及び
オーデイオ信号S15を内部のハードデイスクに記録す
るようにもなされている。
【0025】またこの編集処理装置3に対しては、オン
エアバツフア(放送の際にプログラムを一時的に記憶す
るための記憶手段)9も接続されており、当該編集処理
装置3によつて編集処理したプログラムのビデオ及びオ
ーデイオ信号S16をオンエアバツフア9に記憶し得る
ようになされている。この場合、オンエアバツフア9は
SDI規格の入力インターフエイスを有しているので、
送出されるビデオ及びオーデイオ信号S16としてはS
DI規格の信号フオーマツトになつている。またオンエ
アバツフア9においては、供給されたビデオ及びオーデ
イオ信号S16をエンコーダ9Aによつて圧縮率1/10の
MPEG規格で圧縮した後、内部の記憶媒体9Bに記憶
するようになされている。
【0026】なお、このオンエアバツフア9と編集装置
1のコンピユータ2は例えばイーサネツト等のローカル
エリアネツトワーク(以下、これをLANと呼ぶ)10
を介して接続されており、オンエアバツフア9に対する
制御コマンドはコンピユータ2及びLAN10を介して
当該オンエアバツフア9に送出される。また編集された
プログラムがどのような素材で構成されているかを示す
編集リスト(一般にエデイツト・デイシジヨン・リスト
と呼ばれる)も、このLAN10を介してオンエアバツ
フア9に送出される。また編集装置1のコンピユータ2
とデイリーサーバ6もこのLAN10を介して接続され
ており、当該LAN10を介してデイリーサーバ6に記
憶されている各素材のフアイル名等をコンピユータ2か
ら参照し得るようになされている。
【0027】また編集処理装置3に対しては、オプシヨ
ン接続としてスピーカ11及び12が接続されるように
なされており、編集処理装置3によつて編集されたオー
デイオ信号S17、S18を当該スピーカ11、12か
ら送出してオーデイオに関する編集内容を確認し得るよ
うになされている。
【0028】さらに編集処理装置3に対しては、オプシ
ヨン接続としてプレビユウ専用のモニタ13も接続され
るようになされており、編集処理装置3によつて編集さ
れたビデオ信号S19を当該モニタ2Bに表示してビデ
オに関する編集内容をこのモニタ13によつても確認し
得るようになされている。因みに、このモニタ13に表
示されるプレビユウ画面の方がコンピユータ2のモニタ
2Bに表示されるプレビユウ画面よりも大きいので、モ
ニタ13を接続した方がより鮮明に編集内容を確認し得
る。
【0029】ここでこの編集装置1における編集方法を
簡単に説明する。まずこの編集装置1では、アプリケー
シヨンプログラムを起動させると、上述したようにモニ
タ2BにGUIのためのグラフイツク表示が表示され
る。オペレータは、モニタ2Bに表示されるGUIをマ
ウス2Dを使用してクリツク操作することにより、編集
素材が記憶されているデバイス(すなわちデイリーサー
バ6、VTR7又はローカルストレージ8)を指示する
と共に、その素材の再生を指示する。これによりその指
示された素材のビデオ信号S2が編集処理装置3を介し
てコンピユータ2に供給され、その素材の映像がモニタ
2Bに表示される。オペレータはその素材の映像を見な
がらイン点とアウト点を指示することにより、プログラ
ム作成に必要なイベントを生成する。オペレータはこの
処理を繰り返し、プログラム作成に必要なイベントを一
通り用意する。
【0030】続いてオペレータは、先程指定したイベン
トをプログラムウインドウと呼ばれる表示エリア内で所
望の順番に並び換えることによりプログラムの順番を指
示する。また所望のイベントに特殊効果を施すのであれ
ば、その位置や特殊効果の種類をプログラムウインドウ
内で指示する。因みに、このプログラムウインドウはプ
ログラム作成に当たつて使用される仮想的な空間であ
り、このプログラムウインドウ内で各イベントを並べた
だけではプログラムは作成されない。
【0031】このようにしてプログラムの概案が決まる
と、オペレータはGUIを介してプレビユウの指示を入
力する。これを受けた編集装置1は、編集処理装置3を
制御することによりプログラムウインドウで指示された
プログラムの順番に基づいて各イベントを再生すると共
に、編集処理装置3を制御することにより指示されたイ
ベントに特殊効果を施し、ビデオ信号S2を生成する。
このビデオ信号S2はコンピユータ2に供給され、かく
してモニタ2Bに表示される。これによりオペレータは
設定したプログラムの内容を確認することができる。
【0032】このようなプレビユウの結果、プログラム
内容に変更がなければ、オペレータはGUIを介して記
録の指示を入力する。これを受けた編集装置1は、先程
と同様に編集処理装置3を制御することにより指示され
たプログラムを示すビデオ及びオーデイオ信号S15を
生成し、これをローカルストレージ8に供給して記録す
る。かくしてこの処理により、プログラムウインドウに
よつて指示されたプログラムが完成し、ローカルストレ
ージ8に記憶される。なお、この編集により生成したプ
ログラムを放送する場合には、GUIを介して転送の指
示を入力すれば、ローカルストレージ8からそのビデオ
及びオーデイオ信号が読み出され、編集処理装置3を介
してオンエアバツフア9に転送される。
【0033】このようにしてこの編集装置1では、各素
材の映像やプログラムの映像をモニタ2Bで確認しなが
ら当該プログラムを作成し得るので、編集の使い勝手を
向上し得る。またこの編集装置1では、オペレータがス
イツチヤや特殊効果装置を直接操作しなくても編集が行
えるので、編集操作を容易に行うことができ、編集に掛
かる手間を削減し得る。
【0034】(2)コンピユータの内部構成 この項ではコンピユータ2の内部構成について具体的に
説明する。図2に示すように、コンピユータ2は、コマ
ンドデータやビデオデータを伝送するためのシステムバ
ス20、コンピユータ全体の制御を行うCPU21、入
力されるビデオ信号S2に対して画像処理等を行うビデ
オプロセツサ22、モニタ2Bに表示されるビデオデー
タやGUIのためのグラフイツク表示を管理する表示コ
ントローラ23、ローカルハードデイスクドライブ(ロ
ーカルHDD)24Aを制御するためのHDDインター
フエイス24、フロツピーデイスクドライブ(FDD)
25Aを制御するためのFDDインターフエイス25、
マウス2D及びキーボード2C等のポインテイングデバ
イスからのコマンドに基づいて制御コマンドを生成する
ポインテイングデバイスインターフエイス26、編集処
理装置3に制御信号S1を送出するためのソフトウエア
ドライバを備えた外部インターフエイス27を有してい
る。
【0035】システムバス20は、コンピユータ2内部
でビデオデータやコマンドデータ、或いはアドレスデー
タ等の通信を行うためのバスであり、ビデオデータを伝
送するための画像データバス20Aと、コマンドデータ
やアドレスデータを伝送するためのコマンドデータバス
20Bとからなる。画像データバス20AにはCPU2
1、ビデオプロセツサ22、表示コントローラ23、H
DDインターフエイス24及びFDDインターフエイス
25がそれぞれ接続されており、当該CPU21、ビデ
オプロセツサ22、表示コントローラ23、HDDイン
ターフエイス24及びFDDインターフエイス25はこ
の画像データバス20Aを介してビデオデータの伝送を
行うようになされている。
【0036】一方、コマンドデータバス20Bには、C
PU21、ビデオプロセツサ22、表示コントローラ2
3、HDDインターフエイス24、FDDインターフエ
イス25、ポインテイングデバイスインターフエイス2
6及び外部インターフエイス27がそれぞれ接続されて
おり(すなわちコンピユータ2内部の全てのブロツクが
接続されている)、当該コマンドデータバス20Bを介
してコマンドデータやアドレスデータの伝送を行うよう
になされている。
【0037】CPU21はコンピユータ2全体の制御を
行うブロツクであり、コンピユータ2のオペレーテイン
グシステムが格納されているROM21Aと、アツプロ
ードされたアプリケーシヨンプログラム等が格納される
RAM21Bとを有している。コンピユータ2を起動す
る場合には、CPU21はROM21Aに記憶されたオ
ペレーテイングシステムに基づいたソフトウエアプログ
ラムを実行する。またアプリケーシヨンプログラムをこ
の起動中のオペレーテイングシステムの下で実行する場
合には、CPU21はまずハードデイスクドライブ24
Aのハードデイスクに記録されているアプリケーシヨン
プログラムを読み出してRAM21Bにアツプロード
し、その後、当該アプリケーシヨンプログラムを実行す
る。
【0038】ビデオプロセツサ22は、コンピユータ2
に入力されるSDI規格のビデオ信号S2を受け取り、
当該ビデオ信号S2に対してデータ変換を施すと共に、
その変換されたビデオデータを一時的にバツフアリング
するためのブロツクである。具体的には、ビデオプロセ
ツサ22は、当該ビデオプロセツサ22の全体を制御す
るプロセツサコントローラ22Aと、受け取つたビデオ
信号S2のペイロード部からコンポジツトビデオ信号を
抽出し、かつ当該コンポジツトビデオ信号をデイジタル
のコンポーネントビデオ信号に変換するデータ変換部2
2Bと、データ変換部22Bから送出される数フレーム
分のビデオデータを一時的に記憶するフレームメモリ2
2Cとからなる。
【0039】プロセツサコントローラ22Aは、データ
変換部22Bに対して制御信号を送出することにより当
該データ変換部22Bのデータ変換動作を制御すると共
に、当該データ変換部22Bにビデオ信号S2からタイ
ムコードを抽出させる。またプロセツサコントローラ2
2Aは、フレームメモリ22Cに対して制御信号を送出
することにより当該フレームメモリ22Cのリード/ラ
イトタイミング及びリード/ライトアドレスを制御す
る。因みに、リードタイミングに関しては、プロセツサ
コントローラ22Aは表示コントローラ23に送出する
タイムコードとビデオデータ(フレームデータ)とが対
応するようにフレームメモリ22Cのリードタイミング
を制御する。
【0040】データ変換部22Bは、プロセツサコント
ローラ22Aからの制御信号に基づいてコンポジツトビ
デオ信号をデイジタルのコンポーネントビデオ信号に変
換する。因みに、タイムコードはこの変換過程において
抽出される。この変換により得られたビデオデータは上
述したようにフレームメモリ22Cに送出され、また抽
出されたタイムコードはプロセツサコントローラ22A
に送出される。
【0041】フレームメモリ22Cはデータ変換部22
Bから供給されるビデオデータを一時的に記憶する。こ
のフレームメモリ22Cのリード/ライトタイミング
は、上述したようにプロセツサコントローラ22Aによ
つて制御される。このフレームメモリ22Cは2個のフ
レームメモリから構成され、2フレーム分のビデオデー
タを記憶し得るようになされている。
【0042】このフレームメモリ22Cに記憶されたビ
デオデータは、プロセツサコントローラ22Aの読み出
し制御に基づいて読み出される。その際、フレームメモ
リ22Cに記憶されたビデオデータを全画素読み出すの
ではなく、所定の間隔で間引いて読み出すことにより画
像サイズを原画像よりも小さくする。このようにして画
像サイズが小さく変換されたビデオデータは、モニタ2
Bのビユウアウインドウ(詳細は後述する)に表示され
るため、画像データバス20Aを介して表示コントロー
ラ23に送出される。
【0043】表示コントローラ23は、モニタ2Bに表
示されるデータを制御するための制御ブロツクである。
表示コントローラ23はメモリコントローラ23AとV
RAM(ビデオ・ランダム・アクセス・メモリ)23B
とを有している。メモリコントローラ23Aはコンピユ
ータ2の内部同期に従つてVRAM23Bのリード/ラ
イトタイミングを制御する。このVRAM23Bには、
ビデオプロセツサ22のフレームメモリ22Cから送出
されたビデオデータ及びCPU21によつて生成される
イメージデータが、メモリコントローラ23Aからのタ
イミング制御信号に基づいて記憶される。このVRAM
23Bに記憶されたビデオデータやイメージデータは、
コンピユータ2の内部同期に基づいたメモリコントロー
ラ23Aからのタイミング制御信号に基づいて読み出さ
れ、モニタ2Bに表示される。
【0044】この場合、イメージデータによるグラフイ
ツク表示がGUIのためのグラフイツク表示となる。因
みに、CPU10からVRAM23Bに送出されるイメ
ージデータは、例えばウインドウやカーソル、或いはス
クロールバーやデバイスを示すアイコン等のイメージデ
ータである。このコンピユータ2では、これらの複数種
類のイメージデータをモニタ2Bに表示することによつ
てGUIのためのグラフイツク表示を得ている。
【0045】HDDインターフエイス24は、コンピユ
ータ2内部に設けられたローカルハードデイスクドライ
ブ(HDD)24Aと通信するためのインターフエイス
ブロツクである。このHDDインターフエイス24とハ
ードデイスクドライブ24AとはSCSI(Small Comp
uter System Interface )の伝送フオーマツトに基づい
て通信が行われるようになされている。
【0046】ハードデイスクドライブ24Aには、この
コンピユータ2で起動するアプリケーシヨンプログラム
がインストールされており、当該アプリケーシヨンプロ
グラムを実行する場合には、このハードデイスクドライ
ブ24Aから読み出されてCPU21のRAM21Bに
アツプロードされる。またこのアプリケーシヨンプログ
ラムを終了する際には、RAM21Bに記憶されている
編集オペレーシヨンによつて生成された各種情報(例え
ばフアイル情報等)は、このハードデイスクドライブ2
4Aを介してハードデイスクにダウンロードされる。
【0047】FDDインターフエイス25は、コンピユ
ータ2内部に設けられたフロツピーデイスクドライブ
(FDD)25Aと通信するためのインターフエイスブ
ロツクである。このFDDインターフエイス25とフロ
ツピーデイスクドライブ25AとはSCSIの伝送フオ
ーマツトに基づいて通信が行われるようになされてい
る。
【0048】ポインテイングデバイスインターフエイス
26は、コンピユータ2に接続されたマウス2D及びキ
ーボード2Cからの情報を受信するインターフエイスブ
ロツクである。ポインテイングデバイスインターフエイ
ス26は、マウス2Dに設けられた2次元ロータリーエ
ンコーダの検出情報と、マウス2Dに設けられた左右の
ボタンのクリツク情報とを当該マウス2Dから受け取
り、受け取つたそれらの情報をデコードしてCPU21
に送出する。同様に、ポインテイングデバイスインター
フエイス26はキーボード2Cに設けられたボタンから
の入力情報を受け取り、受け取つた入力情報をデコード
してCPU21に送出する。これによりCPU21は、
モニタ2Bに表示されるGUIのうちいずれのコマンド
ボタンが指示されたか認識し得ると共に、キーボード2
Cより入力された各種データを認識し得、それらに対応
する制御を行うことができる。
【0049】外部インターフエイス27は、コンピユー
タ2の外部に接続された編集処理装置3と通信するため
のブロツクである。外部インターフエイス27はCPU
21で生成された再生コマンドや記録コマンド等の各種
制御コマンドを所定の通信プロトコルのデータに変換す
るドライバを有しており、当該ドライバを介して制御コ
マンドを示す制御信号S1を編集処理装置3に送出す
る。
【0050】(3)編集処理装置の構成 この項では編集処理装置3の構成について説明する。図
3に示すように、編集処理装置3は大きく分けてシステ
ムコントロール部3A、マトリクススイツチヤ部3B、
画像処理部3C及び音声処理部3Dからなつている。シ
ステムコントロール部3Aは、コンピユータ2から送ら
れてくる制御信号S1や専用コントローラ4、5から送
られてくる制御信号S3、S4を受け、当該制御信号S
1、S3又はS4を基に各ブロツクの動作を制御する。
【0051】具体的には、システムコントロール部3A
は、コントロールバス3Eを介してマトリクススイツチ
ヤ部3B、画像処理部3C及び音声処理部3Dの動作を
制御すると共に、制御信号S5、S6、S9又はS12
を送出してデイリーサーバ6、VTR7及びローカルス
トレージ8の再生又は記録動作等を制御する。因みに、
システムコントロール部3Aは外部より供給されるリフ
エレンスタイムコード(REF-TC)も受け取り、タイムコ
ードの管理も行うようになされている。
【0052】マトリスクスイツチヤ部3Bは複数の入力
端子と複数の出力端子とを有し、システムコントロール
部3Aからの制御に応じて所望の入力端子を所望の出力
端子に接続するようになされており、これにより各デバ
イス(デイリーサーバ6、VTR7又はローカルストレ
ージ8)から読み出されたビデオ及びオーデイオ信号の
うち所望の信号を画像処理部3Cや音声処理部3Dに送
出し得ると共に、所望の信号をコンピユータ2や各デバ
イス(VTR7、ローカルストレージ8又はオンエアバ
ツフア9)に送出し得るようになされている。さらに画
像処理部3Cによつて処理されたビデオ信号をコンピユ
ータ2に送出したり、或いはそのビデオ信号に音声処理
部3Dによつて処理されたオーデイオ信号を重畳して各
デバイス(VTR7、ローカルストレージ8又はオンエ
アバツフア9)に送出し得るようにもなされている。
【0053】画像処理部3Cは、トランジシヨンエフエ
クト(ワイプやページターン等、バツクグラウンドの映
像からフオアグラウンドの映像に切り換えるようなエフ
エクト)やアニメーシヨンエフエクト(モザイクやピク
チヤインピクチヤ等、特殊な画像処理や挿入処理を伴う
エフエクト)といつた特殊効果をビデオ信号に施すブロ
ツクであり、マトリクススイツチヤ部3Bによつて選択
されたビデオ及びオーデイオ信号からビデオ信号を抽出
し、当該ビデオ信号に特殊効果を施した後、そのビデオ
信号をマトリクススイツチヤ部3Bに出力する。
【0054】音声処理部3Dは、オーデイオ信号のレベ
ル調整や合成を行うブロツクであり、マトリクススイツ
チヤ部3Dによつて選択されたビデオ及びオーデイオ信
号からオーデイオ信号を抽出した後、そのオーデイオ信
号にレベル調整を施したり、或いはオーデイオ信号同士
をそれぞれ合成したりし、その結果得られるオーデイオ
信号をマトリクススイツチヤ部3B又はスピーカ11、
12に出力する。
【0055】ここでこれら各ブロツクの構成を図を用い
て以下に具体的に説明する。図4に示すように、システ
ムコントロール部3Aは、メインCPU(M−CPU)
30、コミユニケーシヨンCPU(C−CPU)31及
びデバイス制御用CPU(D−CPU)32〜34の複
数のCPUから構成される。メインCPU30は、コン
トロールバス3Eを介して各ブロツク(すなわちマトリ
クススイツチヤ部3B、画像処理部3C及び音声処理部
3D)に制御コマンドを与えることにより当該各ブロツ
クの動作を制御するためのCPUである。
【0056】またコミユニケーシヨンCPU31は、外
部のタイムコード発生器(図示せず)によつて発生した
リフアレンスタイムコード(REF-TC)を受け取つたり、
或いはコンピユータ2からの制御信号S1や専用コント
ローラ4、5からの制御信号S3、S4を受け取つたり
するための通信用CPUである。またデバイス制御用C
PU32〜34は、各デバイス(すなわちデイリーサー
バ6、VTR7及びローカルストレージ8)に対して制
御信号S5、S6、S9又はS12を送出して当該各デ
バイスの動作を制御するためのCPUである。
【0057】このようなシステムコントロール部3A
は、コミユニケーシヨンCPU31によつて制御信号S
1、S3又はS4を受け取り、当該コミユニケーシヨン
CPU31によつてその制御信号S1、S3又はS4が
示す制御コマンドを再生する。この制御コマンドはシス
テムコントロール部3A内部のバス35を介してメイン
CPU30に転送される。メインCPU30はこの制御
コマンドを解析し、デバイス制御が必要であれば対応す
るデバイス制御用CPU32、33又は34に制御コマ
ンドを送出して当該デバイス制御用CPU32、33又
は34を介してデバイスの動作を制御し、マトリクスス
イツチヤ部3B、画像処理部3C又は音声処理部3Dの
制御が必要であれば対応するブロツクにコントロールバ
ス3Eを介して制御コマンドを送出して当該ブロツクの
動作を制御する。
【0058】因みに、コミユニケーシヨンCPU31
は、内部にコンピユータ2の外部インターフエイス27
に対応した通信用のドライバを有しており、当該ドライ
バによつてコンピユータ2から送られてくる制御信号S
1を受信するようになされている。またデバイス制御用
CPU32〜34は内部にRS−422規格のドライバ
を有しており、当該ドライバによつてRS−422規格
の制御信号S5、S6、S9又はS12を各デバイスに
送出するようになされている。
【0059】続いて図5を用いてマトリクススイツチヤ
部3Bについて説明する。この図5に示すように、マト
リクススイツチヤ部3Bは大きく分けて制御回路40、
マトリクススイツチヤブロツク41及びフオーマツト変
換ブロツク42からなつている。制御回路40はこのマ
トリクススイツチヤ部3Bの全体を制御する回路であ
り、コントロールバス3Eを介して受けた制御コマンド
に基づいて制御信号S20、S21を生成し、当該制御
信号S20、S21をそれぞれマトリクススイツチヤブ
ロツク41、フオーマツト変換ブロツク42に出力して
その動作を制御する。
【0060】マトリクススイツチヤブロツク41は、入
力端子IN1〜IN11にそれぞれ接続される複数の入
力ラインと、出力端子OUT1〜OUT13にそれぞれ
接続される複数の出力ラインとが格子状に配列されてお
り、入力ラインと出力ラインが交差するクロスポイント
(図中×印で示す)の所で当該入力ラインと出力ライン
を接続し得るようになされている。このためマトリクス
スイツチヤブロツク41は、制御回路40から供給され
る制御信号S20に基づいて所望のクロスポイントの所
で入力ラインと出力ラインを接続すれば、入力端子IN
1〜IN11に入力された所望の信号を所望の出力端子
OUT1〜OUT13に出力することができる。
【0061】因みに、このマトリクススイツチヤ部3B
においては、デイリーサーバ6、VTR7及びローカル
ストレージ8の各デバイスから読み出されたビデオ及び
オーデイオ信号がそれぞれ入力端子IN1〜IN8に入
力されるようになされている(但し、この図5の例で
は、入力端子IN1〜IN5にビデオ及びオーデイオ信
号S7、S8、S10、S13、S14が入力され、入
力端子IN5〜IN8は空き端子となつている)。また
入力端子IN9及びIN10には画像処理部3Cによつ
て画像処理が施されたビデオ信号S31、S32がそれ
ぞれ入力され、入力端子IN11には音声処理部3Dに
よつて信号処理が施されたオーデイオ信号S33が入力
されるようになされている。
【0062】またこのマトリクススイツチヤ部3Bにお
いては、出力端子OUT1はローカルストレージ8にビ
デオ及びオーデイオ信号S15を出力するための端子と
して割り当てられ、出力端子OUT2はVTR7にビデ
オ及びオーデイオ信号S11を出力するための端子とし
て割り当てられ、出力端子OUT3はオンエアバツフア
9にビデオ及びオーデイオ信号S16を出力するための
端子として割り当てられており、出力端子OUT1〜O
UT3はそれぞれプログラム出力用の端子として割り当
てられている。また出力端子OUT4はプレビユウ専用
のモニタ13にビデオ信号S19を出力するためのプレ
ビユウ用の出力端子として割り当てられており、出力端
子OUT5はコンピユータ2にビデオ信号S2を出力す
るためのキヤプチヤ用の出力端子として割り当てられて
いる。さらに出力端子OUT6〜OUT10は画像処理
部3Cにビデオ及びオーデイオ信号S23〜S27を出
力するための端子として割り当てられ、出力端子OUT
11〜OUT13は音声処理部3Dにビデオ及びオーデ
イオ信号S28〜S30を出力するための端子として割
り当てられている。
【0063】フオーマツト変換ブロツク42は、制御回
路40から供給される制御信号S21に基づいて、出力
端子OUT1〜OUT5に出力する信号をSDI規格の
信号に変換する回路ブロツクであり、出力端子OUT1
〜OUT3に出力する信号をフオーマツト変換するアウ
トプツトプロセツサ43及びオーデイオコンバイナ44
と、出力端子OUT4に出力する信号をフオーマツト変
換するアウトプツトプロセツサ45と、出力端子OUT
5に出力する信号をフオーマツト変換するアウトプツト
プロセツサ46とを有している。
【0064】アウトプツトプロセツサ43は、画像処理
部3Cによつて画像処理されたビデオ信号(すなわち入
力端子IN9又はIN10に入力されるビデオ信号S3
1又はS32)を出力するとき、当該ビデオ信号S31
又はS32をSDI規格のビデオ信号に変換する。オー
デイオコンバイナ44は、音声処理部3Dによつて処理
されたエンベデツトオーデイオ信号(すなわち入力端子
IN11に入力されるオーデイオ信号S33)を出力す
るとき、アウトプツトプロセツサ43から出力されるS
DI規格のビデオ信号に当該エンベデツトオーデイオ信
号S33を重畳する。
【0065】これにより画像処理部3Cによつて処理さ
れたビデオ信号S31、S32や音声処理部3Dによつ
て処理されたオーデイオ信号S33をSDI規格の信号
でローカルストレージ8やVTR7或いはオンエアバツ
フア9に送出し得る。因みに、入力端子IN1〜IN8
に入力されたビデオ及びオーデイオ信号を出力端子OU
T1〜OUT3に出力する場合には、当該ビデオ及びオ
ーデイオ信号がSDI規格で各デバイスから出力されて
いるので、アウトプツトプロセツサ43及びオーデイオ
コンバイナ44は何ら処理せず、入力されるビデオ及び
オーデイオ信号をそのまま出力端子OUT1〜OUT3
に出力する。
【0066】アウトプツトプロセツサ45、46も、同
様に、それぞれ画像処理部3Cによつて画像処理された
ビデオ信号S31又はS32を出力端子OUT4又はO
UT5に出力するとき、当該ビデオ信号S31又はS3
2をSDI規格のビデオ信号に変換する。これにより画
像処理部3Cによつて処理されたビデオ信号S31又は
S32をSDI規格の信号でプレビユウ専用のモニタ1
3やコンピユータ2に送出し得る。因みに、このアウト
プツトプロセツサ45、46も、入力端子IN1〜IN
8に入力されたビデオ及びオーデイオ信号を出力端子O
UT4、OUT5に出力する場合には、当該ビデオ及び
オーデイオ信号に何ら処理せず、そのまま出力端子OU
T4、OUT5に出力する。
【0067】続いて図6を用いて画像処理部3Cについ
て説明する。この図6に示すように、画像処理部3Cは
大きく分けて制御回路50と、デマルチプレクサブロツ
ク51と、スイツチヤブロツク52と、特殊効果ブロツ
ク53と、ミキサブロツク54とを有している。制御回
路50はこの画像処理部3Cの全体を制御する回路であ
り、コントロールバス3Eを介して受けた制御コマンド
に基づいて制御信号S40、S41、S42、S43を
生成し、当該制御信号S40、S41、S42、S43
をそれぞれデマルチプレクサブロツク51、スイツチヤ
ブロツク52、特殊効果ブロツク53、ミキサブロツク
54に出力してその動作を制御する。
【0068】これによりこの画像処理部3Cでは、マト
リクススイツチヤ部3Bから供給されたビデオ信号(S
23〜S27)に対して画像処理を施す。因みに、ここ
で言う画像処理とは、ソースビデオ信号に特殊効果を施
したり、バツクグラウンドビデオ信号に特殊効果のかか
つたビデオ信号を挿入したりするアニメーシヨンエフエ
クトや、バツクグラウンドビデオ信号からフオアグラウ
ンドビデオ信号に映像を切り換えるトランジシヨンエフ
エクトのことである。
【0069】デマルチプレクサブロツク51は、SDI
規格の信号形式で送られてくるビデオ及びオーデイオ信
号S23〜S27からビデオ信号又はキー信号を抽出す
るブロツクである。このデマルチプレクサブロツク51
は、入力されるビデオ及びオーデイオ信号S23〜S2
7からそれぞれ信号抽出を行う5つのデマルチプレクサ
回路51A〜51Eからなつている。デマルチプレクサ
回路51Aは、ビデオ及びオーデイオ信号S23を形成
する各パケツトのペイロード部からキー信号を抽出する
回路であり、当該キー信号の先頭に配置されている同期
信号及びヘツダ情報に基づいて抽出を行う。
【0070】またデマルチプレクサ回路51Bは、ビデ
オ及びオーデイオ信号S24を形成する各パケツトのペ
イロード部からビデオ信号を抽出する回路であり、当該
ビデオ信号の先頭に配置されている同期信号及びヘツダ
情報に基づいて抽出を行う。同様に、デマルチプレクサ
回路51Cはビデオ及びオーデイオ信号S25からキー
信号を抽出し、デマルチプレクサ回路51Dはビデオ及
びオーデイオ信号S26からビデオ信号を抽出し、デマ
ルチプレクサ回路51Eはビデオ及びオーデイオ信号S
27からビデオ信号を抽出する。
【0071】スイツチヤブロツク52は、抽出されたキ
ー信号及びビデオ信号に対してトランジシヨンエフエク
トのための処理を施すブロツクであり、ワイプ信号発生
器52A、52B、キー信号処理回路52C、52D、
及びビデオ信号処理回路52E、52Fからなつてい
る。ワイプ信号発生器52Aは、制御回路50からの制
御信号S41に基づいてオペレータが指定したトラジシ
ヨンエフエクトに対応するワイプ信号を生成し、当該ワ
イプ信号をキー信号処理回路52C及びビデオ信号処理
回路52Eに送出する。
【0072】キー信号処理回路52Cは、供給されるワ
イプ信号に基づいてデマルチプレクサ回路51Aから供
給されるキー信号を当該ワイプ信号に対応するように変
換し(又は供給されるワイプ信号に基づいて当該ワイプ
信号に対応する所望のキー信号を新たに生成する)、そ
の結果得られるキー信号を後述するミキサブロツク54
に送出する。またビデオ信号処理回路52Eは、供給さ
れるワイプ信号に基づいてデマルチプレクサ回路51B
から供給されるビデオ信号を当該ワイプ信号に対応する
ように変換し、その結果得られるビデオ信号を後述する
ミキサブロツク54に送出する。
【0073】同様に、ワイプ信号発生器52Bは、制御
回路50からの制御信号S41に基づいてオペレータが
指定したトラジシヨンエフエクトに対応するワイプ信号
を生成し、当該ワイプ信号をキー信号処理回路52D及
びビデオ信号処理回路52Fに送出する。キー信号処理
回路52Dは、供給されるワイプ信号に基づいてデマル
チプレクサ回路51Cから供給されるキー信号を当該ワ
イプ信号に対応するように変換し(又は供給されるワイ
プ信号に基づいて当該ワイプ信号に対応する所望のキー
信号を新たに生成する)、その結果得られるキー信号を
後述する特殊効果ブロツク53に送出する。またビデオ
信号処理回路52Fは、供給されるワイプ信号に基づい
てデマルチプレクサ回路51Dから供給されるビデオ信
号を当該ワイプ信号に対応するように変換し、その結果
得られるビデオ信号を後述する特殊効果ブロツク53に
送出する。
【0074】特殊効果ブロツク53は、制御回路50か
ら供給される制御信号S42に基づいて、キー信号処理
回路52Dから出力されるキー信号及びビデオ信号処理
回路52Fから出力されるビデオ信号を3次元的に画像
変換するためのブロツクであり、3次元アドレス発生回
路53A、フレームメモリ53B、53C及び補間回路
53D、53Eからなつている。3次元アドレス発生回
路53Aは、制御信号S42に基づいて、オペレータが
指定した3次元的な画像変換を行うための変換アドレス
を生成し、当該変換アドレスをフレームメモリ53B、
53C及び補間回路53D、53Eに出力する。
【0075】フレームメモリ53Bは、キー信号処理回
路52Dから供給されるキー信号を順次内部のメモリ領
域に格納すると共に、その格納されたキー信号を変換ア
ドレスに基づいて読み出すことにより、当該キー信号に
対して3次元的な画像変換を施し、その結果得られるキ
ー信号を補間回路53Dに送出する。同様に、フレーム
メモリ53Bは、ビデオ信号処理回路52Fから供給さ
れるビデオ信号を順次内部のメモリ領域に格納すると共
に、その格納されたビデオ信号を変換アドレスに基づい
て読み出すことにより、当該ビデオ信号に対して3次元
的な画像変換を施し、その結果得られるビデオ信号を補
間回路53Eに送出する。
【0076】補間回路53Dは3次元的な変換処理が施
されたキー信号に補間処理を施す回路であり、変換アド
レスに基づいてキー信号の画素を空間的に補間し、その
結果得られるキー信号を後述するミキサブロツク54に
送出する。同様に、補間回路53Eは3次元的な変換処
理が施されたビデオ信号に補間処理を施す回路であり、
変換アドレスに基づいてビデオ信号の画素を空間的に補
間し、その結果得られるビデオ信号を後述するミキサブ
ロツク54に送出する。
【0077】ミキサブロツク54は制御信号S43によ
る指示に従つてビデオ信号を合成するブロツクであり、
2つのミツクス回路54A、54Bからなつている。ミ
ツクス回路54Aは、特殊効果ブロツク53から出力さ
れるキー信号に基づいて、当該特殊効果ブロツク53に
よつて画像変換されたビデオ信号とデマルチプレクサ回
路51Eから出力されるバツクグラウンドビデオ信号と
してのビデオ信号とを合成することによりビデオ信号S
31を生成する。またミツクス回路54Bは、スイツチ
ヤブロツク52から出力されるキー信号に基づいて、当
該スイツチヤブロツク52から出力されるビデオ信号と
ミツクス回路54Aから出力されるビデオ信号S31と
を合成することによりビデオ信号S32を生成する。こ
のようにして生成されたビデオ信号S31、S32は、
上述したようにマトリクススイツチヤ部3Bに送出され
る。
【0078】因みに、単に2つの映像を切り換えるだけ
のトランジシヨンエフエクトを行う場合には、デマルチ
プレクサ回路51Eから出力されるビデオ信号をバツク
グラウンドビデオ信号としてミツクス回路54Aを介し
てミツクス回路54Bに入力すると共に、ビデオ信号処
理回路52Eから出力されるビデオ信号をフオアグラウ
ンドビデオ信号としてミツクス回路54Bに入力し、そ
の2つのビデオ信号をキー信号処理回路52Cから出力
されるキー信号に基づいて合成する。これによりバツク
グラウンドビデオ信号からフオアグラウンドビデオ信号
に切り換わるビデオ信号S32が生成される。
【0079】またページターンのような画像変換を伴う
トランジシヨンエフエクトを行う場合には、デマルチプ
レクサ回路51Eから出力されるビデオ信号をバツクグ
ラウンドビデオ信号としてミツクス回路54Aに入力す
ると共に、ビデオ信号処理回路52Fから出力されるビ
デオ信号をフオアグラウンドビデオ信号として特殊効果
ブロツク53を介して画像変換した後にミツクス回路5
4Aに入力し、その2つのビデオ信号を特殊効果ブロツ
ク53を介して信号処理されたキー信号に基づいて合成
する。これによりページをめくるようにしてバツクグラ
ウンドビデオ信号からフオアグラウンドビデオ信号に切
り換わるビデオ信号S31が生成される。
【0080】またピクチヤインピクチヤのようなアニメ
ーシヨンエフエクトを行う場合には、デマルチプレクサ
回路51Eから出力されるビデオ信号をバツクグラウン
ドビデオ信号としてミツクス回路54Aに入力すると共
に、ビデオ信号処理回路52Fから出力されるビデオ信
号を挿入素材として特殊効果ブロツク53を介して画像
変換した後にミツクス回路54Aに入力し、その2つの
ビデオ信号を特殊効果ブロツク53を介して信号処理さ
れたキー信号に基づいて合成する。これによりバツクグ
ラウンドビデオ信号に挿入素材が挿入されたピクチヤイ
ンピクチヤのビデオ信号S31が生成される。
【0081】続いて図7を用いて音声処理部3Dについ
て説明する。この図7に示すように、音声処理部3Dは
大きく分けて制御回路55、入力信号処理ブロツク5
6、補助入力信号処理ブロツク57、ミキサブロツク5
8及び出力信号処理ブロツク59からなつている。制御
回路55はこの音声処理部3Dの全体を制御する回路で
あり、コントロールバス3Eを介して受けた制御コマン
ドに基づいて制御信号S45、S46、S47、S48
を生成し、当該制御信号S45、S46、S47,S4
8をそれぞれ入力信号処理ブロツク56、補助入力信号
処理ブロツク57、ミキサブロツク58、出力信号処理
ブロツク59に出力してその動作を制御する。これによ
りこの音声処理部3Dでは、マトリクススイツチヤ部3
Bから供給されたオーデイオ信号(S28〜S30)に
対して音声処理が施される。因みに、ここで言う音声処
理とは、オーデイオ信号のレベル調整と合成のことであ
る。
【0082】入力信号処理ブロツク56は、SDI規格
の信号形式がパラレル化され送られてくるビデオ及びオ
ーデイオ信号S28〜S30からオーデイオ信号を抽出
し、そのオーデイオ信号を信号処理部(DSP部)で処
理するためにDSPフォーマットのオーデイオ信号に変
換して送出するブロツクである。この入力信号処理ブロ
ツク56は、信号分離回路としてのセパレータ56A〜
56Cを有している。セパレータ56A〜56Cは、そ
れぞれパラレル化されたSDI規格のビデオ及びオーデ
イオ信号S28〜S30からDSPフォーマットのオー
デイオ信号を抽出する回路である。すなわち、セパレー
タ56A〜56Cは、入力されるビデオ及びオーデイオ
信号S28〜S30からエンベデツトオーデイオ信号を
抽出して、シリアル化したオーデイオ信号をそれぞれミ
キサブロツク58に送出する。
【0083】補助入力信号処理ブロツク57は、外部か
ら入力されるAES/EBU(Audio Engineering Soci
ety / Europian Broadcasting Union ) フォーマツトの
オーディオ信号をDSPフォーマットのオーデイオ信号
に変換するブロツクである。この補助入力信号処理ブロ
ツク57は、レート変換のためのサンプリングレートコ
ンバータ57A〜57Dと、フォーマット変換回路とし
てのデコーダ57E〜57Hとを有している。サンプリ
ングレートコンバータ57A〜57Dでは、供給された
AES/EBUフォーマットのオーディオ信号の異なる
サンプリングレートが音声処理部3D内の所定のサンプ
リングレートに変換される。サンプリングレートが変換
されたオーデイオ信号は、デコーダ57E〜57Hに送
出される。デコーダ57E〜57Hは、それぞれオーデ
イオ信号をフォーマツト変換する回路であり、入力され
るAES/EBUフオーマツトのオーデイオ信号をそれ
ぞれDSPフォーマットのオーデイオ信号に変換し、そ
の結果得られるオーデイオ信号をそれぞれミキサブロツ
ク58に送出する。
【0084】ミキサブロツク58は、オーデイオ信号の
レベル調整を行うと共に、信号合成を行うブロツクであ
り、可変抵抗回路58A〜58Nと、加算回路58O、
58Pと、可変抵抗回路58A〜58Nの信号レベルを
専用コントローラ5へ送信するメータデータ発生回路5
8Qとからなつている。入力信号処理ブロツク56から
供給されたオーデイオ信号及び補助入力信号処理ブロツ
ク57から供給されたオーデイオ信号は、それぞれ右側
成分と左側成分に分離された後に可変抵抗回路58A〜
58Gと可変抵抗回路58H〜58Nに入力される。可
変抵抗回路58A〜58Gと58H〜58Nは、コンピ
ユータ2のモニタ2Bに表示されるGUIのオーデイオ
フエーダ又は専用コントローラ5に設けられたオーデイ
オフエーダの操作に連動して抵抗値が変化するようにな
されており、これにより入力されるオーデイオ信号をそ
れぞれオペレータが指定した信号レベルにレベル調整す
る。
【0085】可変抵抗回路58A〜58Gによつてレベ
ル調整されたオーデイオ信号は、それぞれ加算回路58
Oに入力され、ここで加算された後に出力信号処理ブロ
ツク59に送出される。同様に、可変抵抗回路58H〜
58Nによつてレベル調整されたオーデイオ信号は、そ
れぞれ加算回路58Pに入力され、ここで加算された後
に出力信号処理ブロツク59に送出される。メータデー
タ発生回路58Qは、後述する専用コントローラ5のパ
ネルのディジタルメータを直接制御するように、この時
の信号レベルをデータへ変換する。変換されたデータ
は、専用コントローラ5へ送出される。
【0086】出力信号処理ブロツク59は出力するDS
Pフオーマツトのオーデイオ信号をSDI規格の信号形
式をパラレル化したエンベデツトオーデイオ信号に変換
するブロツクである。この出力信号処理ブロツク59
は、信号合成回路としてのエンベデツト回路59Aと、
フオーマツト変換回路としてのエンコーダ59B、59
Cとを有している。エンベデツト回路59Aは、マトリ
クススイツチヤ部3Bのコンバイナ44によってオーデ
イオ信号をSDI規格のビデオ信号に重畳し得るように
所定の信号形式に信号変換を行う回路であり、加算回路
58O及び58Pから供給されたシリアルのオーデイオ
信号を合成した後に所定の信号形式、すなわちパラレル
のエンベデツトオーデイオ信号に信号変換を行う。この
処理により得られたエンベデツトオーデイオ信号S33
は、上述したようにマトリクススイツチヤ部3Bのコン
バイナ44に送出される。
【0087】エンコーダ59BはDSPフオーマツトの
オーデイオ信号をAES/EBUフオーマツトのオーデ
イオ信号にフオーマツト変換する回路であり、加算回路
58Oから出力されたオーデイオ信号をAES/EBU
フオーマツトのオーデイオ信号S17にフオーマツト変
換し、音声確認用のスピーカ11(図1参照)に送出す
る。同様に、エンコーダ59CはDSPフオーマツトの
オーデイオ信号をAES/EBUフオーマツトのオーデ
イオ信号にフオーマツト変換する回路であり、加算回路
58Pから出力されたオーデイオ信号をAES/EBU
フオーマツトのオーデイオ信号S18にフオーマツト変
換し、音声確認用のスピーカ12(図1参照)に送出す
る。
【0088】(4)ローカルストレージの構成 次にこの項では編集処理装置3に接続されるデータ記憶
手段としてローカルストレージ8について説明する。図
8に示すように、このローカルストレージ8は、入出力
インターフエイスとしてのデータ入出力ブロツク60
と、このローカルストレージ8全体の動作を制御するシ
ステムコントロールブロツク61と、ビデオデータを記
憶するデイスクアレイブロツク62と、オーデイオデー
タを記憶するデイスクアレイブロツク63とを有してい
る。
【0089】データ入出力ブロツク60は入力1チヤン
ネル、出力2チヤンネルの構成を有しており、システム
コントロールブロツク61からの制御信号S60に基づ
いて、編集処理装置3から供給されたビデオ及びオーデ
イオ信号S15にデータ記憶に先立つて所定の信号処理
を施すと共に、デイスクアレイブロツク62、63から
読み出したデータに所定の信号処理を施してビデオ及び
オーデイオ信号S13、S14として出力する。
【0090】具体的に説明すると、まず編集処理装置3
から供給されたビデオ及びオーデイオ信号S15はエン
コーダ60Aに入力される。エンコーダ60AはSDI
規格のビデオ及びオーデイオ信号S15からビデオ信号
S61とオーデイオ信号S62を抽出し、当該ビデオ信
号S61をビデオ圧縮回路60Bに出力すると共に、オ
ーデイオ信号S62をオーデイオ圧縮回路60Jに出力
する。ビデオ圧縮回路60Bは、圧縮率1/10のMPEG
規格でビデオ信号S61を圧縮し、その圧縮したビデオ
データをバツフアメモリ60Cに格納する。同様に、オ
ーデイオ圧縮回路60Jは、所定の音声圧縮方式を用い
てオーデイオ信号S62を圧縮し、その圧縮したオーデ
イオデータをバツフアメモリ60Kに格納する。バツフ
アメモリ60C、60Kに格納されたビデオデータとオ
ーデイオデータは、システムコントロールブロツク61
の制御の基に順次読み出され、ビデオデータ用のデイス
クアレイブロツク62とオーデイオ用のデイスクアレイ
ブロツク63にそれぞれ記録される。
【0091】一方、再生第1チヤンネルのビデオデータ
としてデイスクアレイブロツク62から読み出されたビ
デオデータは、システムコントロールブロツク61の制
御の基に、順次バツフアメモリ60Fに格納される。同
様に、再生第1チヤンネルのオーデイオデータとしてデ
イスクアレイブロツク63から読み出されたオーデイオ
データは、システムコントロールブロツク61の制御の
基に、順次バツフアメモリ60Mに格納される。第1の
ビデオ伸長回路60Fは、圧縮率1/10のMPEG規格で
圧縮されているビデオデータをバツフアメモリ60Fか
ら読み出し、当該ビデオデータを伸長処理した後、その
ビデオデータS63を第1のデコーダ60Dに出力す
る。
【0092】同様に、第1のオーデイオ伸長回路60L
は、圧縮されているオーデイオデータをバツフアメモリ
60Mから読み出し、当該オーデイオデータを伸長処理
した後、そのオーデイオデータS64を第1のデコーダ
60Dに出力する。第1のデコーダ60DはSDI規格
のフオーマツトに基づいてビデオデータS63にオーデ
イオデータS64を重畳する。これによりデイスクアレ
イブロツク62から読み出した再生第1チヤンネルのビ
デオデータとデイスクアレイブロツク63から読み出し
た再生第1チヤンネルのオーデイオデータをSDI規格
のビデオ及びオーデイオ信号S13として送出し得る。
【0093】同様に、再生第2チヤンネルのビデオデー
タとしてデイスクアレイブロツク62から読み出された
ビデオデータは、システムコントロールブロツク61の
制御の基に、順次バツフアメモリ60Iに格納される。
また再生第2チヤンネルのオーデイオデータとしてデイ
スクアレイブロツク63から読み出されたオーデイオデ
ータも、システムコントロールブロツク61の制御の基
に、順次バツフアメモリ60Pに格納される。第2のビ
デオ伸長回路60Hは、圧縮率1/10のMPEG規格で圧
縮されているビデオデータをバツフアメモリ60Iから
読み出し、当該ビデオデータを伸長処理した後、そのビ
デオデータS65を第2のデコーダ60Gに出力する。
【0094】同様に、第2のオーデイオ伸長回路60N
も、圧縮されているオーデイオデータをバツフアメモリ
60Pから読み出し、当該オーデイオデータを伸長処理
した後、そのオーデイオデータS66を第2のデコーダ
60Gに出力する。第2のデコーダ60GはSDI規格
のフオーマツトに基づいてビデオデータS65にオーデ
イオデータS66を重畳する。これによりデイスクアレ
イブロツク62から読み出した再生第2チヤンネルのビ
デオデータとデイスクアレイブロツク63から読み出し
た再生第2チヤンネルのオーデイオデータをSDI規格
のビデオ及びオーデイオ信号S14として送出し得る。
【0095】システムコントロールブロツク61は、こ
のローカルストレージ8の全体を制御するブロツクであ
り、CPU61Aと、DMAコントローラ(Direct Mem
oryAccess controller )61B、61Cと、SCSI
プロトコルコントローラ61D、61Eと、制御信号S
12の入力インターフエイス61Fとを有している。C
PU61Aはシステムコントロールブロツク61の中心
的存在である制御回路を構成しており、編集処理装置3
からRS−422の通信プロトコルで送られてくる制御
信号S12を入力インターフエイス61Fを介して受
け、その制御信号S12が示す制御コマンドに基づい
て、DMAコントローラ61B、61CとSCSIプロ
トコルコントローラ61D、61Eの動作を制御する。
【0096】上述したこの発明の一実施例において、図
5を参照して説明したマトリクススイッチャ部3Bの構
成、並びにアウトプツトプロセツサ43及びオーデイオ
コンバイナ44の動作に基づいて、以下のような2通り
の処理が可能である。まず、図9を参照して通常の編集
処理について説明する。図9には、通常の編集処理の一
例として、VTR7から入力されるS10を編集処理す
る場合の信号経路を太線で示した。S10は、マトリク
ススイッチャ部3Bによって、画像処理部3C及び音声
処理部3Dに送出される。画像処理部3Cの出力S31
及びS32は、一旦、マトリクススイッチャ部3Bに送
出され、マトリクススイッチャ部3Bによってアウトプ
ットプロセッサ43に送出される。
【0097】一方、音声処理部3Dの出力S33は、オ
ーデイオコンバイナ44に送出される。図5を参照して
上述したように、オーデイオコンバイナ44は、信号S
33が入力されたときに、アウトプツトプロセツサ43
の出力に、当該信号S33を重畳するようになされてい
る。このため、画像処理部3Cの出力S31及びS32
に音声処理部3Dの出力S33が重畳されたSDI規格
の信号をローカルストレージ8、VTR7又はオンエア
バツフア9に送出することができる。
【0098】次に、編集処理と、ローカルストレージ8
への記録とを並行して行う処理について図10を参照し
て説明する。図10には、このような処理の一例として
VTR7から入力される信号S10に対する編集処理
と、デイリーサーバ6から入力される信号S7又はS8
をローカルストレージ8に記録する処理とを並行して行
う場合の信号経路を太線で示した。信号S10は、マト
リクススイッチャ部3Bによって画像処理部3C及び音
声処理部3Dに送出される。画像処理部3Cの出力S3
1及びS32は、一旦、マトリクススイッチャ部3Bに
送出され、マトリクススイッチャ部3Bによってアウト
プットプロセッサ45又は46に送出される。そして、
アウトプットプロセッサ45又は46によって処理され
た後に、プレビユウ専用のモニタ13又はコンピュータ
2に送出される。このようにして、画像処理部3Cによ
る信号S10に対する編集処理を行うことができる。
【0099】また、この場合には、音声処理部3Dの出
力がオーデイオコンバイナ44に送出されないようにな
される。このため、音声処理部3Dは、事実上開放され
たことになるので、何らかのレベルコントロール等の音
声処理部3Dの入出力に対する設定を変更しても、ロー
カルストレージ8に信号S7又はS8を送出する、後述
するような処理には影響を与えない。
【0100】一方、デイリーサーバ6から入力される信
号S7又はS8は、マトリクススイッチャ部3Bによっ
て、アウトプットプロセッサ43に送出される。上述し
たように、信号S7及びS8はSDI規格でデイリーサ
ーバ6から出力されたものなので、アウトプツトプロセ
ツサ43は何らの処理も行わず、入力される信号をその
ままオーデイオコンバイナ44に出力する。
【0101】さらに、上述したように、オーデイオコン
バイナ44には音声処理部3Dの出力が送出されないの
で、オーデイオコンバイナ44は、アウトプツトプロセ
ツサ43から入力される信号をそのまま出力端子OUT
1〜OUT3(図5参照)に出力する。この内、端子O
UT1は、ローカルストレージ8にビデオ及びオーデイ
オ信号を出力するための端子として割り当てられている
ので、デイリーサーバ6から入力される信号S7又はS
8をローカルストレージ8にそのまま取り込む処理が可
能となる。
【0102】このようにして、VTR7から入力される
信号S10に対する編集処理と、デイリーサーバ6から
入力される信号S7又はS8をローカルストレージ8に
記録する処理とを並行して行うことが可能となる。
【0103】このような処理において、編集処理を一般
にフォアグランドにおける処理と称することが多い。そ
れに対して編集処理に並行して行われる処理を一般にバ
ックグランドにおける処理と称する。図10を参照して
行った上述の説明は、フォアグランドにおける処理がV
TR7から入力される信号S10に対する編集処理であ
り、バックグランドにおける処理がデイリーサーバ6か
ら入力される信号S7又はS8をローカルストレージ8
に記録する処理である場合に関するものである。
【0104】フォアグランドにおける編集処理の対象及
びバックグランドにおいて記録される処理の対象が他の
信号であっても良い。マトリックススイッチヤ3B中の
クロスポイントを切替えることにより、所望の処理対象
を選択することができる。
【0105】
【発明の効果】上述したように、この発明は、ローカル
ストレージを有するノンリニア編集装置において、マト
リクススイッチャ部によって、編集処理経路と、ローカ
ルストレージに記録対象とされる信号を送出する信号系
路とを分離するようにしたものである。このため、フォ
アグランドにおける編集処理と並行して、バックグラン
ドにおけるローカルストレージへの記録を行うことが可
能となる。
【0106】従って、ローカルストレージへの記録を行
う期間にも編集処理を行うことができるので、編集機全
体の運用効率を向上させることが可能となる。
【0107】また、この発明は、従来の編集装置と同等
の入出力を有するものなので、既存の編集システムに組
み込むことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される編集装置の一例の全体構
成である。
【図2】この発明に係るコンピュータの一例の内部構成
の概略図である。
【図3】この発明が適用される編集処理装置の一例の全
体構成である。
【図4】この発明に係るシステムコントロール部の一例
の構成である。
【図5】この発明に係るマトリクススイッチャ部の一例
の構成である。
【図6】この発明に係る画像処理部の一例の構成であ
る。
【図7】この発明に係る音声処理部の一例の構成であ
る。
【図8】この発明に係るローカルストレージの一例であ
る。
【図9】この発明による通常の編集処理について説明す
るための略線図である。
【図10】この発明による、編集処理と並行して記録を
行う処理について説明するための略線図である。
【符号の説明】
1・・・編集装置、2・・・コンピュータ、3・・・編
集処理装置、4、5・・・専用コントローラ、6・・・
デイリーサーバ、7・・・VTR、8・・・ローカルス
トレージ、9・・・オンエアバッファ、10・・・LA
N、11、12・・・スピーカ、13・・・モニタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の信号を記録する記録手段を有する
    ノンリニア編集装置において、 ビデオ信号に対する処理を行う手段とオーディオ信号に
    対する処理を行う手段とからそれぞれ送出される信号を
    合成して出力する編集処理系路と、上記記録手段に上記
    所定の信号を送出する処理系路とを分離する信号分離手
    段を有することを特徴とするノンリニア編集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記信号分離手段は、 マトリクスブロック部であることを特徴とするノンリニ
    ア編集装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記記録手段は、 ハードデイスクドライブであることを特徴とするノンリ
    ニア編集装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記ビデオ信号に対する処理を行う手段又は上記オーデ
    ィオ信号に対する処理を行う手段は、 専用のハードウエアから構成されるものであることを特
    徴とするノンリニア編集装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記所定の信号は、 エンベデツドオーデイオシリアル・デイジタル・インタ
    ーフエイス信号であることを特徴とするノンリニア編集
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 上記所定の信号は、 編集処理の対象とされ得る信号であることを特徴とする
    ノンリニア編集装置。
  7. 【請求項7】 所定の信号を記録する記録ステップを有
    するノンリニア編集方法において、 ビデオ信号に対する処理を行うステップとオーディオ信
    号に対する処理を行うステップとによって、それぞれ送
    出される信号を合成して出力する編集処理ステップと、
    上記記録ステップとを分離することを特徴とするノンリ
    ニア編集方法。
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CN103595928A (zh) * 2013-11-19 2014-02-19 大连科迪视频技术有限公司 一种512×512的广播级超大规模3gsdi矩阵

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