JPH1028368A - 平板型リニヤ駆動装置 - Google Patents

平板型リニヤ駆動装置

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JPH1028368A
JPH1028368A JP8210378A JP21037896A JPH1028368A JP H1028368 A JPH1028368 A JP H1028368A JP 8210378 A JP8210378 A JP 8210378A JP 21037896 A JP21037896 A JP 21037896A JP H1028368 A JPH1028368 A JP H1028368A
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magnetic
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salient
magnetic poles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板型の大きい駆動力のリニヤ駆動装置を得
ることである。 【解決手段】 長方形の軟磁性体で作られた作動子を長
手方向に移動できるように支持する直動軸受と、作動子
の両側に突出した突極と、該突極面に磁極面が空隙を介
して対向するように本体に固定された複数個の磁極なら
びにその励磁コイルとよりなる固定電機子と、作動子の
位置を検知して得られる位置検知信号により励磁コイル
の通電制御を行なって突極を吸引して作動子を駆動する
通電制御回路とにより構成された平板型リニヤ駆動装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】作動子に部材を載置して、設
定ストローク若しくは連続して直線的に駆動する手段と
して使用される。
【0002】
【従来の技術】同じ目的を達する為に、マグネット型の
直流電動機を平面に直線状に展開したものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来周知の手段には次
に述べる解決すべき問題点がある。第1の課題 駆動力
がマグネットの磁力により制限されて小さい駆動トルク
となる。希土属マグネットを使用すると高価となる問題
がある。第2の課題 従来の手段によると、マグネット
と磁極との吸引力が大きく、これを支持してマグネット
と磁極との空隙を保持する為に錯雑な構成となり高価と
なる問題点がある。上記した吸引力は駆動力と垂直方向
で駆動トルクに無関係なので問題点はより大きくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】長方形の軟磁性体で作ら
れた作動子と、該作動子を長手方向に移動できるように
支持する直動軸受と、該作動子の長手方向の両側に所定
の巾と離間距離で対称的に配設された複数個の軟磁性体
突極と、該突極面に磁極が僅かな空隙と所定の対向面積
で左右より対称的に対向配設して本体に固定された固定
電機子と、磁極を励磁するように捲回された励磁コイル
と、前記した突極巾は磁極巾の2倍で突極の離間距離は
突極巾の1/2として構成され、作動子の位置を検出し
て得られる位置検知信号若しくは設定された順序で得ら
れる電気信号により、励磁コイルを通電して隣設する磁
極を、第1,第2の磁極→第2,第3の磁極→第3,第
4の磁極の順序で示されるように磁極2個づつをサイク
リックに励磁して突極を磁気的に吸引して作動子を1方
向に駆動する通電制御回路とにより構成されたものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】作動子の左右の励磁コイル1組を
順次に通電することにより、対応する隣設する磁極を2
個づつ励磁して軟磁性体作動子の突極を吸引してリニヤ
駆動を行なう。このときの駆動力は周知のマグネット作
動子の形式のものと比較して50倍位となる。励磁コイ
ルの通電手段により、ステッピング動作若しくはリニヤ
モータの動作を行なうことができる。
【0006】
【実施例】次に実施例につき本発明装置の詳細を説明す
る。各図面の同一記号の部材は同じ部材なので重複した
説明は省略する。図1は本発明装置の構成を示す図であ
る。長方形の平板1は周知のリニヤガイド軸受(直動軸
受)により矢印A若しくはその反対方向の矢印に示す方
向に往復動できるように支持される。記号2a,2b,
…で示す装置は、図2に詳細が示されている記号3,4
で示す平板1の駆動装置である。
【0007】平板1の上には左右に移送する部材が載置
される。平板1は図2の作動子10(軟鋼のような軟磁
性体で作られる。)の上に固定されている。作動子10
の下面には、スライダ8が固定され、その両側の凹部8
a,8bの両側部には溝車(支軸により本体に回動自在
に支持されている。)9a,9b,9c,9dが嵌合し
て、スライダ8が矢印A若しくはその反対方向に自由に
移動できるように構成されている。
【0008】記号3,4は図示の形状で硅素鋼板を積み
重ねて作られた磁心である。空隙には励磁コイル6a,
6b,6c,7a,7b,7cが捲着され、磁極3a,
3b,…と磁極4a,4b,…をN,S極に励磁する。
励磁コイルの通電を、記号6c,7c→6b,7b→6
a,7a→6c,7c→とサイクリックに行なうと、作
動子10の突極10a,10b,10c,10d,…が
磁極に吸引されて作動子10は矢印A方向に駆動され
る。通電の順序を逆にすると作動子10は左方に駆動さ
れる。上述した吸引力の詳細は後述する。
【0009】作動子10の両側の突極の巾は磁極巾の2
倍で、その離間距離は磁極巾となっている。後述するよ
うに記号5a,5b,5cで示す位置検知コイルにより
突極10a,10b,…の位置検知をして励磁コイル6
a,6b,…7a,7b,…の通電制御をするとリニヤ
モータとなり、位置検知コイルを除去して各励磁コイル
を順次に通電するとステッピングモータとなる。磁極は
4組使用しているが、4組以上とすることもできる。
【0010】図3は、磁極3a,3b,…,磁極4a,
4b,…と全く同じ構成の磁極16a,16b,…,磁
極17a,17b,…を作動子10に対向して並置した
ものを示している。両者の位相(突極10a,10b,
…に対する相対位置)は磁極巾の1/2だけずらして配
設してある。位置検知信号を得る為のコイル5d,5
e,5fも対応してずらして配設してある。従ってこれ
により通電制御の行なわれる励磁コイル16e,16
f,16gと励磁コイル17e,17f,17gによる
磁極の励磁も位相が磁極巾の1/2だけずらされる。こ
の場合の磁極の励磁による作動子10の駆動力と移動距
離のグラフを図4に示す。
【0011】図4において、曲線18dは磁極3a,3
b,…,磁極4a,4b,…による作動子10の駆動力
を示し、曲線18eは、磁極16a,16b,…と磁極
17a,17b,…による作動子10の駆動力を示す。
曲線18aと曲線18bのトルクの合成トルクはリプル
トルクが減少する作用効果がある。合成トルクを完全に
平坦とするには次の手段を利用することもできる。曲線
18aを実測し、作動子の移動距離に対応する駆動力を
記憶する。これより駆動力を平坦とする励磁コイルの通
電電流値を計算し、これをROMに記録し、この数値を
よみ出してこれに対応する励磁コイルの通電制御を行な
うことにより目的を達成することができる。
【0012】コイル5a,5b,…が作動子10の突極
10a,10b,…に対向して位置検知信号を得る手段
について説明する。コイル5a,5b,5cは10〜2
0ターンで径が数ミリメートルのコイルである。各コイ
ルの離間角は磁極巾で図示の位置に装着される。各コイ
ルは空心のものである。図6に、コイル5a,5b,5
cより位置検知信号を得る為の装置が示されている。図
6において、コイル5a,抵抗15a,15b,15c
はブリッジ回路となり、コイル5aが突極10a,10
b,…に対向していないときには平衡するように調整さ
れている。従って、ダイオード11a,コンデンサ12
aならびにダイオード11b,コンデンサ12bよりな
るローパスフイルタの出力は等しく、オペアンプ13の
出力はローレベルとなる。記号14は発振器で2メガサ
イクル位の発振が行なわれている。コイル5aが突極1
0a,10b,…に対向すると、鉄損によりインピーダ
ンスが減少するので、抵抗15aの電圧降下が大きくな
り、オペアンプ13の出力はハイレベルとなる。その巾
は突極10a,10b,…の巾となる。
【0013】ブロック回路18の入力は、図10のタイ
ムチヤートの曲線45a,45b,…となり、図6のブ
ロック回路14a,14bは、それぞれコイル5b,5
cを含む上述しブロック回路と同じ構成のものを示すも
のである。発振器14は共通に利用することができる。
ブロック回路14aの出力は、ブロック回路18に入力
され、それらの出力信号は、図10において、曲線46
a,46b,…,となる。ブロック回路14bの出力
は、ブロック回路18に入力され、それらの出力信号
は、図10において、曲線47a,47b,…となる。
曲線45a,45b,…に対して、曲線46a,46
b,…は位相が突極巾の1/2おくれ、曲線46a,4
6b,…に対して、曲線47a,47b,…は位相が突
極巾の1/2おくれている。ブロック回路18は、3相
Y型の半導体電動機の制御回路に慣用されている回路
で、上述した位置検知信号の入力により端子18a,1
8b,18cより後述する矩形波の電気信号が得られる
論理回路である。
【0014】次にその詳細を図10につき説明する。図
10の曲線45a,45b,…,曲線46a,46b,
…,曲線47a,47b,…は前述したようにコイル5
a,5b,5cによる位置検知出力である。曲線46
a,46b,…を反転回路により反転すると曲線48
a,48b,…となる。曲線47a,47b,…を反転
すると曲線49a,49b,…となる。曲線45a,4
5b,…を反転すると曲線50a,50b,…となる。
曲線48a,曲線49a,曲線50aの巾は磁極巾で、
図6の端子18a,18b,18cの出力信号となって
いる。曲線48a,49a,50aの巾だけ対応する励
磁コイル(6a,7a),(6b,7b),(6c,7
c)を通電すると、励磁される磁極は2個づつとなり、
その順序は、記号3a,3b→3b,3c,→3c,3
d→とサイクリックに励磁される。磁極4a,4b,4
c,4dについても同様に励磁される。
【0015】上述した励磁により、突極10a,10
b,…は吸引されて矢印A方向に駆動される。上述した
手段による駆動力は著しく大きくなる。次にその理由を
説明する。図5において、突極10aの外側面と磁極3
c,3dの磁極面の対向面の磁束は矢印11,12とな
り、空隙長が0.1ミリメートル位となると端面に垂直
となりトルクに寄与しない。両端部の磁束は矢印10
a,10bとなりトルクは相殺されて出力トルクに寄与
しない。突極10aと磁極3dの間の磁束は矢印12a
で示す洩れ磁束が発生し矢印A方向のトルクを発生す
る。従って矢印A方向に突極10aを吸引して駆動トル
クを発生する。図5の磁極3c,3dの磁束は点線Hで
示すように閉回路となる。磁極3cの磁極面は突極10
aと完全に対向しているので、大きい磁束量となり、こ
れが磁極3dに流入するので洩れ磁束12aも著しく大
きくなる。本発明装置の特徴は2個の磁極の内の1個の
磁極の磁束によって大きい駆動トルクを得ることにあ
る。
【0016】図10の曲線48a,48b,…の巾だけ
励磁コイル6cが通電されるが、この磁路は軟鋼の磁性
体により閉じられているのでインダクタンスが著しく大
きく駆動速度が上昇しない不都合がある。この欠点を除
去する手段を次に説明する。位置検知信号48aを例と
して説明する。図7の曲線48aの巾だけ励磁コイル6
cが通電される。通電の初期では、電機子コイルのイン
ダクタンスの為に立上がりがおくれ、通電が断たれる
と、蓄積された磁気エネルギが、図8のダイオード49
a−1が除去されていると、ダオード21a,21bを
介して電源に環流放電されるので、点線K−1の右側の
曲線25の後半部のように降下する。正トルクの発生す
る区間は、矢印23aで示す区間なので、反トルクの発
生があり、出力トルクと効率を減少する。高速度となる
とこの現象は著しく大きくなり使用に耐えられぬものと
なる。反トルク発生の時間巾は、高速となっても変化し
ないが、正トルク発生の区間23aの時間巾は速度に比
例して小さくなるからである。他の位置検知信号49
a,50aによる励磁コイル6b,6aの通電について
も上述した事情は同様である。曲線25の立上がりもお
くれるので、出力が減少する。これは、磁極と突極によ
り磁路が閉じられているので大きいインダクタンスを有
しているからである。リラクタンス型の電動機は大きい
出力トルクを発生する利点がある反面に速度を上昇せし
めることができない欠点があるのは、上述した大きいイ
ンダクタンスの為である。
【0017】励磁コイル6a,7a,励磁コイル6b,
7b,励磁コイル6c,7cをそれぞれ励磁コイルE,
F,Gと呼称する。励磁コイルの通電手段を図8につき
説明する。励磁コイルE,F,Gのの両端には、それぞ
れトランジスタ20a,20b及び20c,20d及び
20e,20fが挿入されている。トランジスタ20
a,20b,20c,…は、スイッチング素子となるも
ので、同じ効果のある他の半導体素子でもよい。直流電
源正負端子1a,1bより供電が行なわれている。アン
ド回路41aの下側の入力がハイレベルのときに、端子
42aよりハイレベルの電気信号が入力されると、トラ
ンジスタ20a,20bが導通して、励磁コイルEが通
電される。同様に端子42b,42cよりハイレベルの
電気信号が入力されると、トランジスタ20c,20d
及びトランジスタ20e,20fが導通して、励磁コイ
ルF,Gが通電される。端子40は励磁電流を指定する
為の基準電圧である。端子40の電圧を変更することに
より、出力トルクを変更することができる。電源スイッ
チ(図示せず)を投入すると、オペアンプ40bの−端
子の入力は+端子のそれより低いので、オペアンプ40
bの出力はハイレベルとなり、トランジスタ20a,2
0bが導通して、電圧が励磁コイルEの通電制御回路に
印加される。抵抗22aは、励磁電流を検出する為の抵
抗である。記号30aは絶対値回路である。
【0018】端子42aの入力信号は、図10の位置検
知信号48a,48b…又端子42b,42cの入力信
号は、位置検知信号49a,49b,…及び50a,5
0b,…となっている。本発明装置は、図8の逆流防止
用のダイオード49a−1,49b−1,49c−1と
コンデンサ47a,47b,47cを付設することによ
り、上述した欠点を除去したことに特徴を有するもので
ある。曲線48aの末端で通電が断たれると、励磁コイ
ルEに蓄積された磁気エネルギは、逆流防止用ダイオー
ド49a−1により、直流電源側に環流しないでダイオ
ード21b,21aを介して、コンデンサ47aを図示
の極性に充電して、これを高電圧とする。従って、磁気
エネルギは急速に消滅して電流が急速に降下する。
【0019】図7のタイムチヤートの曲線26a,26
b,26cは、励磁コイルEを流れる電流曲線でその両
側の点線26−1,26−2間が磁極巾となっている。
通電電流は曲線26bのように急速に降下して反トルク
の発生が防止され、コンデンサ47aは高電圧に充電し
て保持される。次に位置信号曲線48bにより、トラン
ジスタ20a,20bが導通して再び励磁コイルEが通
電されるが、このときの印加電圧は、コンデンサ47a
の充電電圧と電源電圧(端子1a,1bの電圧)が加算
されるので、励磁コイルEの電流の立上がりが急速とな
る。この現象により、曲線26aのように急速に立上が
る。以上の説明のように、減トルクの発生が除去され、
又矩形波に近い通電となるので、出力トルクが増大す
る。
【0020】次にチョッパ回路について説明する。励磁
コイルEの電流が増大して、その検出の為の抵抗22a
の電圧降下が増大し、絶対値回路30aの出力も増大
し、基準電圧端子40の電圧を越えると、アンド回路4
1aの下側の入力がローレベルとなるので、トランジス
タ20a,20bは不導通に転化し、励磁電流が減少す
る。オペアンプ40bのヒステリシス特性により、所定
値の減少により、オペアンプ40bの出力はハイレベル
に復帰して、トランジスタ20a,20bを導通して励
磁電流が増大する。かかるサイクルを繰返して、励磁電
流は設定値に保持される。図7の点線26cで示す区間
がチョッパ制御の行なわれている区間である。点線26
cの高さは基準電圧端子40の電圧により規制される。
図8の励磁コイルFは、端子42bより入力される図1
0の位置検知信号曲線49a,49b,…により、その
巾だけトランジスタ20c,20dの導通により通電さ
れ、オペアンプ40c,抵抗22b,絶対値回路30
b,アンド回路41bによりチョッパ制御が行なわれ
る。ダイオード49b−1,コンデンサ47bの作用効
果も励磁コイルEの場合と同様である。励磁コイルGに
ついても上述した事情は全く同様で、端子42cに図1
0の位置検知信号曲線50a,50b,…が入力されて
励磁コイルGの通電制御が行なわれる。トランジスタ2
0e,20f,アンド回路41c,オペアンプ40d,
抵抗22c,絶対値回路30c,ダイオード49c−
1,コンデンサ47cの作用効果も前述した場合と全く
同様である。
【0021】各電機子コイルの通電は、突極が磁極に侵
入する点若しくは少し前の点のいずれでもよい。回転速
度、効率、出力トルクを考慮して調整し、位置検知素子
となるコイル5a,5b,5cの固定電機子側に固定す
る位置を変更する。以上の説明より理解されるように効
率良く、大きい出力と高速駆動を行なうことができるの
で本発明の1つの目的が達成される。
【0022】従来のリラクタンス型の電動機の駆動力と
通電電流の曲線は図9の曲線33のようになり、初期は
次乗曲線となっている。従来のマグネット電動機では、
マグネットの磁界以上に磁極を励磁できないので点線3
3aの点でトルクが飽和して、この点以上のトルクは得
られない。本発明装置では洩れ磁束により出力トルクが
得られるので、リニヤ特性となり曲線33bとなり有効
な手段を得ることができる。洩れ磁束の量は電流に比例
することが上述した特性が得られる理由である。従って
出力トルクの飽和特性がなく、短時間であれば励磁コイ
ルが焼損しないので、著しく大きい出力トルクが得られ
る作用効果がある。障害物を乗越えて走行する必要のあ
る電動車の駆動源として最適のものが得られる。
【0023】
【発明の効果】
第1の効果 マグネットを使用しないので、周知の手段
と比較して廉価となり、又磁極が、作動子平板の両側に
あるので、駆動トルクに無効な磁気吸引力が相殺され、
必要な駆動トルクのみを利用することができる。 第2の効果 作動子の両側に対向する磁極面との距離を
0.2ミリメートル位より小さくすることにより、作動
子に対する吸引力が1定となり左右の吸引力を相殺する
ことが容易となるとともに駆動力を増大することができ
る。 第3の効果 駆動力は洩れ磁束により得られているの
で、電流に比例して増大し、飽和することなく、リニヤ
特性とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の外観図
【図2】本発明装置の横断面図
【図3】本発明装置の他の実施例の横断面図
【図4】作動子の移動距離と駆動力のグラフ
【図5】磁極と作動子との対向面空隙の磁束の説明図
【図6】位置検知信号を得る電気回路図
【図7】励磁コイルの通電モードのグラフ
【図8】励磁コイルの通電制御回路図
【図9】励磁電流と駆動力のグラフ
【図10】位置検知信号のタイムチヤート
【符号の説明】
1,10 作動子 2a,2b,… 電機子 3,4,16,17 磁心 3a,3b,…,4a,4b,…,16a,16b,
…,17a,17b,…磁極 6a,6b,…,7a,7b,…,16e,16g,
…,17e,17g,…励磁コイル 5a,5b,5c,… コイル 9a,9b,… リニヤガイド軸受 10a,10b,… 突極 8,8a,8b スライダ 18d,18e,33,33b 駆動力曲線 11,12,10a,10b,12a 磁束 14 発振器 14a,14b,18 位置検知信号を端子18a,1
8b,18cより得る電気回路 25,26a,26b,26c 励磁電流曲線 1a,1b 直流電源正負端子 30a,30b,30c 絶対値回路40 電流制御の
信号入力端子 42a,42b,42c 位置検知信号の入力端子 45a,45b,…,46a,46b,…,47a,4
7b,… 作動子の位置検知信号曲線 48a,48b,…,49a,49b,…,50a,5
0b,… 作動子の位置検知信号曲線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形の軟磁性体で作られた作動子と、該
    作動子を長手方向に移動できるように支持する直動軸受
    と、該作動子の長手方向の両側に所定の巾と離間距離で
    対称的に配設された複数個の軟磁性体突極と、該突極面
    に磁極が僅かな空隙と所定の対向面積で左右より対称的
    に対向配設して本体に固定された固定電機子と、磁極を
    励磁するように捲回された励磁コイルと、前記した突極
    巾は磁極巾の2倍で突極の離間距離は突極巾の1/2と
    して構成され、作動子の位置を検出して得られる位置検
    知信号若しくは設定された順序で得られる電気信号によ
    り、励磁コイルを通電して隣設する磁極を、第1,第2
    の磁極→第2,第3の磁極→第3,第4の磁極の順序で
    示されるように磁極2個づつをサイクリックに励磁して
    突極を磁気的に吸引して作動子を1方向に駆動する通電
    制御回路とにより構成されたことを特徴とする平板型リ
    ニヤ駆動装置。
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