JPH10282871A - 透過型ホログラム、ホログラム再生装置及びホログラム記録方法 - Google Patents

透過型ホログラム、ホログラム再生装置及びホログラム記録方法

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JPH10282871A
JPH10282871A JP9073997A JP9073997A JPH10282871A JP H10282871 A JPH10282871 A JP H10282871A JP 9073997 A JP9073997 A JP 9073997A JP 9073997 A JP9073997 A JP 9073997A JP H10282871 A JPH10282871 A JP H10282871A
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    • GPHYSICS
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    • G03H2227/06Support including light source

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の点光源をホログラムの近傍に配置した
照明系とそれに適した透過型ホログラムにより、小型で
薄い照明系により再生画質を維持したまま明るい再生像
を得ることができる。 【解決手段】 透過型ホログラム1は、多数の領域11
〜16 が並列配置されてなるものであり、各領域11
6 には1つの物体の像Iが記録されている。各領域1
1 〜16 からの再生像は別々に再生されるが、それらが
合成されて一つの再生像Iを構成するようになってい
る。各領域11 〜16 からの像再生は、ホログラム1上
で略重ならない複数の発散する照明光31 〜36 により
それぞれの領域11 〜16 を照明することにより行われ
る。この複数の発散照明光31 〜36は、領域11 〜1
6 の配置に合わせて配置された複数の点光源21 〜26
により発生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過型ホログラ
ム、ホログラム再生装置及びホログラム記録方法に関
し、特に、小型で薄い照明系により再生画質を維持した
まま明るい再生像を得ることができるホログラム、ホロ
グラム再生装置及びホログラム記録方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のホログラムは、基本的には、一つ
の点光源をホログラムから遠くに配置して再生してい
た。また、一つの照明光では光量が足りない場合、複数
の照明光を用いて照明再生することもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のホログラムの再
生照明装置では、光源とホログラムを離す必要があり、
これを一体化使用とすると装置が大型になり、分離して
用いる場合でも光源をホログラムと別に設置する必要が
あり、また、移動する度にいちいち光源を最適な位置に
設定し直す必要がある。このとき、光源とホログラムを
近付けようとすると、ホログラムと光源の間の距離がホ
ログラム面上の場所により大きく変化し、再生像の輝度
むらとなってしまう。特に大面積のホログラムの場合、
輝度を上げるには大光量の光源が必要であり、ハロゲン
ランプや白熱電球等が用いられる。これらは寸法が大き
く(数cm程度)、消費電力が大きく、熱が発生して危
険であるという欠点があった。
【0004】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、複数の小型の点
光源をホログラムの近傍に配置した照明系を採用し、同
時にそれに適した透過型ホログラムを作成することによ
り、小型で薄い照明系により再生画質を維持したまま明
るい再生像を得ることができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の小型の
点光源をホログラムの近傍に配置した照明系を採用し、
同時にそれに適したホログラムを作成することにより、
小型で薄い照明系により再生画質を維持したまま再生像
を得ることに成功したものである。また、複数の点光源
を用いることにより、再生像の高輝度化を実現できるよ
うにしたものである。
【0006】すなわち、本発明の透過型ホログラムは、
ホログラム上で略重ならない複数の発散する照明光によ
り再生されることを特徴とするものである。
【0007】この場合、各色につき複数の発散する照明
光により再生され、かつ、異なる複数の色についても同
様に複数の発散する照明光により再生されるように構成
することができる。その一つとしては、ホログラムを各
色の照明光により再生される複数のホログラムを重畳す
るか多重記録されたものとすることであり、もう一つ
は、位置により異なる色の照明光により再生されるホロ
グラム領域がモザイク状に並べて構成されたものとする
ことである。
【0008】また、本発明のホログラム再生装置は、ホ
ログラム上で略重ならない複数の発散する照明光により
再生される透過型ホログラムの再生装置において、複数
の光源がアレイ状に配置されており、前記の複数の光源
から発散する照明光により前記透過型ホログラムを再生
することを特徴とするものである。
【0009】この場合、複数の光源をLEDとすること
ができる。また、複数の光源から発散する照明光を相互
に分離する仕切りを設けるようにしてもよい。
【0010】また、本発明のホログラム記録方法は、ホ
ログラム上で略重ならない複数の発散する照明光により
再生される透過型ホログラムの記録方法において、感光
材料の前に光源からの発散照明光のホログラム面での広
がりに対応した大きさのマスクを設け、前記マスクを通
して対応する感光材料の位置に収斂する参照光を照射す
る手段を設け、前記マスクと前記参照光を、前記感光材
料と物体光に対して相対的に移動しながら順次記録する
ことを特徴とする方法である。
【0011】この場合、物体光は物体光用中間ホログラ
ムから回折された光とすることができる。
【0012】本発明の別のホログラム記録方法は、ホロ
グラム上で略重ならない複数の発散する照明光により再
生される透過型ホログラムの記録方法において、前記の
複数の発散照明光の各発散点の位置に対応する複数の点
に集光するような参照光用中間ホログラムからの再生光
を参照光とし、物体光と干渉させることにより記録する
ことを特徴とする方法である。
【0013】この場合も、物体光は物体光用中間ホログ
ラムから回折された光とすることができる。
【0014】本発明においては、透過型ホログラムをホ
ログラム上で略重ならない複数の発散する照明光により
再生されるものとするので、小型で薄い照明系により再
生画質を維持したまま再生像を得ることができ、同時に
複数の光源を用いることにより、再生像の高輝度化が実
現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の原理と実施例につ
いて図面を参照にして説明する。図1は、本発明のホロ
グラムとホログラム再生装置を説明するための図であ
り、透過型ホログラム1は、図2に示すように、多数の
領域11 〜16 が例えば正方格子状(図2(a))、ハ
ニカム状(図2(b))に並列配置されてなるものであ
り、各領域11 〜16 には1つの物体Oの像Iが後記の
方法で記録されている。そして、各領域11 〜16 から
の再生像は別々に再生されるが、それらが合成されて一
つの再生像Iを構成するようになっている。各領域11
〜16 からの像再生は、ホログラム1上で略重ならない
複数の発散する照明光31 〜36 によりそれぞれの領域
1 〜16 を照明することにより行われる。この複数の
発散照明光31 〜36 は、基板4上に領域11 〜16
配置に合わせて配置された複数の点光源21 〜26 (図
2)により発生される。なお、図1において、ホログラ
ム1に対して所定の位置に複数の点光源21 〜26 を配
置したもの全体が本発明によるホログラム再生装置10
を構成している。
【0016】図1のホログラム再生装置10の場合は、
点光源21 〜26 からの発散照明光31 〜36 それぞれ
の間には何らの遮蔽物も配置されていないが、対応しな
い隣接する領域へ発散照明光31 〜36 が入射するのを
防ぐために、図3に示すように、点光源21 〜26 及び
それらからの発散照明光31 〜36 の間を仕切る仕切り
壁5を設けるようにしてもよい。
【0017】また、用いる点光源21 〜26 としては、
寸法がある程度小さくて照明光の照射方向が特定の方向
に向かうものが望ましい。いわゆる豆電球とレンズの組
み合わせ、LED(発光ダイオード)とレンズの組み合
わせ、プラズマディスプレイパネルとレンズアレイの組
み合わせ、半導体レーザー等が考えられる。
【0018】特に、点光源としてLEDを用いれば、低
消費電流、長寿命が実現でき、また、LEDはハロゲン
ランプ等と比べ発光波長幅が狭く、光源スポットのサイ
ズが小さいので、ホログラムの再生像をシャープにする
ことができる。
【0019】また、単色でなく複数の色、例えばR(赤
色)、G(緑色)、B(青色)3色のカラーホログラム
再生像を得るには、図4に示すように、透過型ホログラ
ムとしてRで再生可能な透過型ホログラム1R、Gで再
生可能な透過型ホログラム1G、Bで再生可能な透過型
ホログラム1Bを用意し、3つの色の点光源2R1 ・・
・、2G1 ・・・、2B1 ・・・の列のずれ量d1 、d
2 に合わせてそれぞれのホログラムの領域1R1 ・・
・、1G1 ・・・、1B1 ・・・をずらして重ね合わ
せ、各色の領域にそれぞれ対応する色の発散照明光3R
1 ・・・、3G1 ・・・、3B1 ・・・が入射するよう
にすればよい。なお、ホログラム1R、1G、1Bを上
記のように重ね合わせる代わりに、一層の感光材料中に
それらを多重記録してもよく、また、それらの部分領域
1R1 ・・・、1G1 ・・・、1B1・・・を1枚のホ
ログラム面にモザイク状に並べて構成することもでき
る。
【0020】さて、以上のように複数の点光源からなる
照明系で1枚の透過型ホログラムを照明する場合、通常
の物体光と参照光の干渉により作成されたホログラムで
は対応できない。本出願においては、以下の2つの記録
方法を用いる。
【0021】第1の方法は、後記の実施例1のように、
感光材料の前に一つ点光源からの発散照明光のホログラ
ム面での広がりに対応した大きさのマスクを設け、この
マスクを通して対応する感光材料の位置に収斂する参照
光を照射する手段を設け、このマスクと参照光を、感光
材料と物体光に対して相対的に移動しながら順次記録す
る方法である。
【0022】第2の方法は、後記の実施例2のように、
各点光源の位置に対応する複数の点に集光するような中
間ホログラムからの再生光を参照光とする方法である。
【0023】以上の2つの方法において、物体光として
は、物体像をホログラム面近傍に結像するようにするこ
とがぼけを少なくする上で望ましい。レインボーホログ
ラムのように、スリットを設け上下方向に視域を制限す
ればよりシャープな再生像が得られる。
【0024】〔実施例1〕まず、図5の光学配置によ
り、物体光用中間ホログラム11’(図6)を記録す
る。そのためには、感光材料11としてアグファ社製ホ
ログラム用銀塩乾板8E75HDを使用した。レーザー
光としては、He−Neレーザーからの633nmの波
長の光を用いた。このレーザーからの光を二分し、一方
を照明光12として物体Oを斜め上方から照明し、それ
から散乱した物体光13を正面方向から感光材料11に
入射させると同時に、二分した他方の光を参照光14と
して斜め下方から感光材料11の同じ面へ入射させ、両
者を干渉させて図6の物体光用中間ホログラム11’を
記録した。
【0025】次に、図6の光学配置により、目的とする
ホログラム1(図1)を記録した。感光材料15として
アグファ社製ホログラム用銀塩乾板8E75HDを使用
した。レーザー光としては、上記と同じHe−Neレー
ザーからの633nmの波長の光を用いた。そして、図
5の配置で記録した物体光用中間ホログラム11’の記
録のときの参照光14とは反対方向に進む再生照明光1
8で物体光用中間ホログラム11’を裏面から照明し、
表面側に回折光19を出させ、元の物体Oの位置に物体
像O’を再生させた。そして、感光材料15をこの物体
像O’の中心に配置した。また、感光材料15の入射側
に、目的とするホログラム1の各領域11 〜16 の大き
さと同じか、あるいは、一つの発散照明光31 〜36
ホログラム1面での広がりに対応した大きさの六角形の
開口23を有するマスク16を、感光材料15の面に沿
って移動可能に配置した。同時に、回折光19の光路外
に放物面鏡17をマスク16と同じ方向に移動可能に配
置し、再生照明光18と同じレーザーからの分岐光20
を放物面鏡17にマスク16、放物面鏡17の移動方向
に平行に入射させ、感光材料15より4cm奥(背後)
の面上の点22に焦点を結ぶような収斂光を反射させ、
これを参照光21とした。
【0026】このような配置で、物体光である回折光1
9と参照光21を干渉させて一つの領域のホログラムの
記録が済む毎に、マスク16と放物面鏡17を感光材料
15の面に平行に開口23の寸法だけ順次移動し、同様
に繰り返し記録することにより感光材料15の全面に露
光した。
【0027】このようにして作成したホログラム1を、
図1に示すように、多数の赤色LED21 〜26 からな
る照明系と組み合わせてホログラム再生装置10とし
た。用いたLEDはレンズ付きのもので、発光角が±1
5°のものである。
【0028】この結果、ホログラム再生装置10の全体
の厚みは50mmとなり、小型化された。LED21
6 を点灯させてホログラム1を観察したところ、従来
のレインボーホログラムと100Wハロゲンランプの組
み合わせの場合に比べて明るく、かつ、シャープな再生
像を得ることができた。同時に薄型であり、壁に掛けて
観察することが可能であった。
【0029】〔実施例2〕図5の光学配置により、物体
光用中間ホログラム11’(図8)を記録する。これは
実施例1と同じである。
【0030】次に、図7の光学配置により、参照光用中
間ホログラム24’を記録した。感光材料24としてア
グファ社製ホログラム用銀塩乾板8E75HDを使用し
た。レーザー光としては、He−Neレーザーからの6
33nmの波長の光を用いた。その光を二分し、一方を
参照光28として感光材料24の正面方向から入射させ
ると同時に、物体光25としては、ハニカム状に配置し
たマイクロレンズアレイ26に斜め上方からに上記レー
ザー光を二分した他方の平行光27を入射させて発生し
た複数の点光源からの光を用い、斜め上方からその物体
光25を感光材料11の同じ面へ入射させ、両者を干渉
させて図8の参照光用中間ホログラム24’を記録し
た。このマイクロレンズアレイ26の配置は、後で再生
するときの点光源21 〜26 の位置に対応するもので、
10mm間隔とした。
【0031】次に、図8の光学配置により、目的とする
ホログラム1(図1)を記録した。感光材料15として
アグファ社製ホログラム用銀塩乾板8E75HDを使用
した。レーザー光としては、上記と同じHe−Neレー
ザーからの633nmの波長の光を用いた。そして、図
5の配置で記録した物体光用中間ホログラム11’の記
録のときの参照光14とは反対方向に進む再生照明光1
8で物体光用中間ホログラム11’を裏面から照明し、
表面側に回折光19を出させ、元の物体Oの位置に物体
像O’を再生させた。この回折光19が目的とするホロ
グラム1を記録する物体光となる。そして、感光材料1
5をこの物体像O’の中心に配置した。ここまでは実施
例1と同じである。
【0032】そして、参照光29としては、参照光用中
間ホログラム24’からの再生光29を用いた。その再
生には、参照光用中間ホログラム24’記録のときの参
照光28とは反対方向に進む再生照明光30で参照光用
中間ホログラム24’を裏面から照明し、表面側に回折
光である参照光29を出させた。この光29は、参照光
用中間ホログラム24’記録時にマイクロレンズアレイ
26の焦点面に発生された複数の点光源の位置へ向かう
複数の収斂光からなるものである。こような参照光29
の各収斂光の収束点が感光材料15より4cm奥(背
後)の面上の点31になるように配置した。このとき、
参照光29の各収斂光は感光材料15の面上で略繋がる
状態になる。
【0033】このような物体光19と参照光29を干渉
させて作成したホログラム1を、図1に示すように、多
数の赤色LED21 〜26 からなる照明系と組み合わせ
てホログラム再生装置10とした。用いたLEDはレン
ズ付きのもので、発光角が±15°のものである。
【0034】この結果、ホログラム再生装置10の全体
の厚みは50mmとなり、小型化された。LED21
6 を点灯させてホログラム1を観察したところ、従来
のレインボーホログラムと100Wハロゲンランプの組
み合わせの場合に比べて明るく、かつ、シャープな再生
像を得ることができた。同時に薄型であり、壁に掛けて
観察することが可能であった。
【0035】以上、本発明の透過型ホログラム、ホログ
ラム再生装置及びホログラム記録方法の原理と実施例を
説明してきたが、本発明はこれらに限定されず種々の変
形が可能である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、透過型ホログラムをホログラム上で略重なら
ない複数の発散する照明光により再生されるものとする
ので、小型で薄い照明系により再生画質を維持したまま
再生像を得ることができ、同時に複数の光源を用いるこ
とにより、再生像の高輝度化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透過型ホログラムとホログラム再生装
置を説明するための断面図である。
【図2】透過型ホログラムのホログラム領域と点光源の
配置を示す平面図である。
【図3】ホログラム再生装置の変形例を説明するための
部分断面図である。
【図4】透過型カラーホログラムとそのホログラム再生
装置を説明するための断面図である。
【図5】実施例1、2における物体光用中間ホログラム
を記録するための光学配置を示す図である。
【図6】実施例1のホログラム記録系の光学配置を示す
図である。
【図7】実施例2の参照光用中間ホログラムを記録する
ための光学配置を示す図である。
【図8】実施例2のホログラム記録系の光学配置を示す
図である。
【符号の説明】 O…物体 O’…物体像 I…再生像 1…透過型ホログラム 11 〜16 …ホログラム領域 21 〜26 …点光源 31 〜36 …発散する照明光 4…基板 5…仕切り壁 10…ホログラム再生装置 1R…Rで再生可能な透過型ホログラム 1G…Gで再生可能な透過型ホログラム 1B…Bで再生可能な透過型ホログラム 1R1 ・・・…Rで再生可能な透過型ホログラムのホロ
グラムの領域 1G1 ・・・…Gで再生可能な透過型ホログラムのホロ
グラムの領域 1B1 ・・・…Bで再生可能な透過型ホログラムのホロ
グラムの領域 2R1 ・・・…R点光源 2G1 ・・・…G点光源 2B1 ・・・…B点光源 3R1 ・・・…R発散照明光 3G1 ・・・…G発散照明光 3B1 ・・・…B発散照明光 11…感光材料 11’…物体光用中間ホログラム 12…照明光 13…物体光 14…参照光 15…感光材料 16…マスク 17…放物面鏡 18…再生照明光 19…回折光(物体光) 20…分岐光 21…参照光 22…収束点 23…開口 24…感光材料 24’…参照光用中間ホログラム 25…物体光 26…マイクロレンズアレイ 27…平行光 28…参照光 29…参照光(再生光) 30…再生照明光 31…収束点

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホログラム上で略重ならない複数の発散
    する照明光により再生されることを特徴とする透過型ホ
    ログラム。
  2. 【請求項2】 各色につき複数の発散する照明光により
    再生され、かつ、異なる複数の色についても同様に複数
    の発散する照明光により再生されることを特徴とする請
    求項1記載の透過型ホログラム。
  3. 【請求項3】 前記ホログラムは、各色の照明光により
    再生される複数のホログラムを重畳するか多重記録され
    たものであることを特徴とする請求項2記載の透過型ホ
    ログラム。
  4. 【請求項4】 前記ホログラムは、位置により異なる色
    の照明光により再生されるホログラム領域がモザイク状
    に並べて構成されたものであることを特徴とする請求項
    2記載の透過型ホログラム。
  5. 【請求項5】 ホログラム上で略重ならない複数の発散
    する照明光により再生される透過型ホログラムの再生装
    置において、複数の光源がアレイ状に配置されており、
    前記の複数の光源から発散する照明光により前記透過型
    ホログラムを再生することを特徴とするホログラム再生
    装置。
  6. 【請求項6】 前記の複数の光源がLEDからなること
    を特徴とする請求項5記載のホログラム再生装置。
  7. 【請求項7】 前記の複数の光源から発散する照明光を
    相互に分離する仕切りが設けられていることを特徴とす
    る請求項5又は6記載のホログラム再生装置。
  8. 【請求項8】 ホログラム上で略重ならない複数の発散
    する照明光により再生される透過型ホログラムの記録方
    法において、感光材料の前に光源からの発散照明光のホ
    ログラム面での広がりに対応した大きさのマスクを設
    け、前記マスクを通して対応する感光材料の位置に収斂
    する参照光を照射する手段を設け、前記マスクと前記参
    照光を、前記感光材料と物体光に対して相対的に移動し
    ながら順次記録することを特徴とするホログラム記録方
    法。
  9. 【請求項9】 前記物体光が物体光用中間ホログラムか
    ら回折された光であることを特徴とする請求項8記載の
    ホログラム記録方法。
  10. 【請求項10】 ホログラム上で略重ならない複数の発
    散する照明光により再生される透過型ホログラムの記録
    方法において、前記の複数の発散照明光の各発散点の位
    置に対応する複数の点に集光するような参照光用中間ホ
    ログラムからの再生光を参照光とし、物体光と干渉させ
    ることにより記録することを特徴とするホログラム記録
    方法。
  11. 【請求項11】 前記物体光が物体光用中間ホログラム
    から回折された光であることを特徴とする請求項10記
    載のホログラム記録方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002034057A (ja) * 2000-04-29 2002-01-31 Korea Advanced Inst Of Sci Technol 多視点映像表示システム
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IT202100010316A1 (it) * 2021-04-23 2022-10-23 Roberta Civilia Dispositivo per la proiezione e riproduzione di immagini tridimensionali caratterizzato da un bassissimo spessore e flessibilità, portatile ed indossabile

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