JPH10282468A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10282468A
JPH10282468A JP8943497A JP8943497A JPH10282468A JP H10282468 A JPH10282468 A JP H10282468A JP 8943497 A JP8943497 A JP 8943497A JP 8943497 A JP8943497 A JP 8943497A JP H10282468 A JPH10282468 A JP H10282468A
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JP
Japan
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liquid crystal
voltage
electrode
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column
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Application number
JP8943497A
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English (en)
Inventor
Toru Okauchi
亨 岡内
Eiichiro Okuda
英一郎 奥田
Shiro Asakawa
史朗 浅川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デルタ特性の急峻でない液晶をダイナミック
駆動方式で駆動する場合、クロストークが大きい。 【解決手段】 行電極102及び列電極101にそれぞ
れ切り替えスイッチ104,106を設け、行電極10
2及び列電極101のそれぞれを独立に、交流電源10
8に接続するか、抵抗器105,107を通して基準電
位源121に接続するかを、切り替えスイッチ104,
106で切り替えられるようにすることにより、半選択
点112、113の液晶素子103への印加電圧を小さ
くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶、特に高分子
分散型液晶などを用いた液晶表示器をダイナミック駆動
方式により駆動する液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在広く使用されている液晶表示器は、
TN効果やSTN効果を利用し、ダイナミック駆動方式
のセグメント型のもの、ダイナミック駆動方式の単純マ
トリックス型のもの、アクティブマトリクス型のものの
3種に大別される。その内、ダイナミック駆動方式のセ
グメント型のものとダイナミック駆動方式の単純マトリ
ックス型のものは、製造工程が比較的簡単で製造コスト
も安いことから簡易表示器から中級表示器まで広く使わ
れている。これら液晶表示器に用いられているTN液晶
やSTN液晶は、長年にわたる改良により、駆動電圧と
透過率で示されるパネルのデルタ特性が改善され、ダイ
ナミック駆動を行った場合に問題となるクロストークも
大きく低減されている。このクロストークとは、表示対
象である選択点に駆動電圧を印加した時、選択点と同じ
行電極または列電極の点(半選択点と呼ばれる)にも駆
動電圧の何分の1かの電圧が印加されることにより、半
選択点の液晶は半分ON状態となりコントラストの低下
や周囲の非選択との輝度の不一致が線となって表示され
てしまう現象である。
【0003】従来のTN液晶やSTN液晶はデルタ特性
が急峻なため、液晶のON−OFFしきい値電圧を、選
択点に印加される駆動電圧と半選択点に印加される電圧
の間に設定でき、半選択点に印加される電圧では液晶を
ほぼOFF状態に保持できるため、上記のようなクロス
トーク現象は大きく低減されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶表示器
には上記の3種(ダイナミック駆動方式のセグメント型
のもの、ダイナミック駆動方式の単純マトリックス型の
もの、アクティブマトリクス型のもの)以外にも、高分
子分散型液晶や動的散乱効果(DS効果)を利用したも
のなどの液晶表示器が考えられる。高分子分散型液晶や
動的散乱効果(DS効果)を利用したものは外光を散乱
することにより像を表示するため、TN効果やSTN効
果を利用した表示器で不可欠な偏光フィルムや配向膜は
不必要で、光の利用効率が高いことや製造コストの低減
が見込めるなど優れた点がある。
【0005】しかしながら、両者とも駆動電圧が高くデ
ルタ特性が緩慢であるため、ダイナミック駆動を行うと
コントラストが低下し、ダイナミック駆動方式のセグメ
ント型のもの、ダイナミック駆動方式の単純マトリック
ス型のものは実用化に至っていないという課題がある。
【0006】本発明は、従来のこのようなデルタ特性が
緩慢な液晶などにおけるダイナミック駆動方式の課題を
考慮し、デルタ特性が急峻でない液晶をダイナミック駆
動方式で駆動する場合でも、クロストークを低減できる
液晶表示装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、2
枚の基板と、その2枚の基板間に挟持された液晶と、そ
の液晶をダイナミック駆動方式で駆動するための電極と
して、2枚の基板にそれぞれ設けられた行電極及び列電
極と、それら行電極及び列電極に位相の異なる交流電圧
を印加するための交流電圧源と、所定の基準電位源に接
続され、行電極及び列電極の数に対応した数の電位制限
手段と、行電極及び列電極のそれぞれに接続され、交流
電圧源と電位制限手段とを切り換えるためのスイッチ素
子とを備えた液晶表示装置である。
【0008】請求項7の本発明は、2枚の基板と、その
2枚の基板間に挟持された液晶と、その液晶をダイナミ
ック駆動方式で駆動するための電極として、2枚の基板
にそれぞれ設けられた行電極及び列電極と、それら行電
極及び列電極に交流電圧を印加するための交流電圧源
と、行電極及び列電極にそれぞれ接続されたコイルとコ
ンデンサとの直列接続回路と、その直列接続回路の各々
に接続され、交流電圧源と所定の基準電位源とを切り換
えるためのスイッチ素子とを備え、周波数の和(ω1+
ω2)がコイルとコンデンサの直列共振周波数となるよ
うな周波数ω1,ω2で、行電極にはV×(sin(ω
1×t))×(cos(ω2×t))の電圧を印加し、
列電極にはV×(sin(ω2×t))×(cos(ω
1×t))の電圧を印加する液晶表示装置である。
【0009】請求項8の本発明は、2枚の基板と、その
2枚の基板間に狭持された液晶と、その液晶をダイナミ
ック駆動方式で駆動するための電極として、2枚の基板
にそれぞれ設けられた行電極及び列電極と、それら行電
極及び列電極に交流電圧を印加するための交流電圧源
と、行電極及び列電極のそれぞれに接続され、交流電圧
源と所定の基準電位とを切り換えるためのスイッチ素子
とを備え、行電極に印加される電圧に対し、電圧波形と
周波数と振幅が等しく位相が異なる電圧を列電極に印加
する液晶表示装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
る液晶表示装置の電極構成と駆動電圧の印加方法を示し
ている。図1において、101は列電極を示し、102
は行電極を示してる。図1は、表示装置全体の一部の拡
大図で、列電極に関しては左からk列目近傍の列電極
を、行電極に関しては上からi行目近傍の行電極を示し
ている。液晶素子は、例えば高分子分散型液晶であり、
表示点では、列電極101と行電極102に上下を挟ま
れた構造となり、一種のコンデンサと見なすことができ
るため、液晶素子は103に示すようなコンデンサ記号
として示している。即ち103は(i−1)行目・(k
+2)列目の液晶素子を現している。104は行電極に
駆動電圧を印加するのか、基準電圧を与えるのかを切り
替えるためのスイッチ素子としての切り替えスイッチ
で、105は行電極102と基準電位源121間に挿入
された電位制限手段としての抵抗器である。同様に10
6は列電極101に駆動電圧を印加するのか、基準電圧
を与えるのかを切り替えるためのスイッチ素子としての
切り替えスイッチで、107は列電極101と基準電位
源121間に挿入された電位制限手段としての抵抗器で
ある。108は液晶を駆動させるための交流電圧源とし
ての交流電源で、行電極102と列電極101にそれぞ
れ位相の180°異なった交流電圧を印加する。122
及び123は列及び行側に取り付けられた電源保護回路
であり、列電極101及び行電極102への過電流の流
入を制限する。109は交流電源108の交流電圧を行
電極102に印加するためのリード線で、その先端はそ
れぞれ行電極102に取り付けられている切り替えスイ
ッチ104の片側の端子に接続されている。同様に11
0は交流電源108の交流電圧を列電極101に印加す
るためのリード線で、その先端はそれぞれ列電極101
に取り付けられている切り替えスイッチ106の片側の
端子に接続されている。
【0011】次に、上記実施の形態1の液晶表示装置の
動作について、図面を参照しながら説明する。
【0012】いま、i行k列目の表示点111をONす
るとする。即ち、111が選択点になる。この時、i行
目行電極102の切り替えスイッチ104とk列目列電
極101の切り替えスイッチ106がそれぞれリード線
109及び110と接続され、他の行電極102及び列
電極101はそれぞれ抵抗器105および107を通し
て基準電位源121に接続される。交流電源108はリ
ード線109及び110に180°位相の異なった電圧
を供給するため、i行目行電極102に基準電位に対し
て+Vの電圧が印加された場合、k列目列電極101に
は基準電位に対して−Vの電圧が印加され、図2(a)
に示すように、選択点111の液晶素子103には2V
の電圧が印加されたことになる。
【0013】一方、半選択点112について考えると、
半選択点112はi行(k−1)列目であるため、図2
(b)に示すように、i行目行電極102には+Vの交
流電圧が印加され、(k−1)列目列電極101には抵
抗器107を通して基準電位が印加され、半選択点11
2にはVの電圧が印加される。しかし、i行目行電極1
02に印加されるのは交流電圧であるため、電流は液晶
素子103をコンデンサとして通過し、(k−1)列目
列電極101に接続された抵抗器107で電圧の大部分
を電圧降下させることができる。従って、半選択点11
2の液晶素子103に印加される電圧は選択点111に
比して大きく低減することができる。半選択点113も
同様で、k列目列電極101には−Vの電圧が印加され
るが、(i−1)行目行電極102は抵抗器105を通
して基準電位源121に接続されているため、列電極1
01に印加された交流電圧の大部分は抵抗器105で消
費される。従って半選択点113の液晶素子103に印
加される電圧を大きく低減できコントラストを改善でき
る。
【0014】また、非選択点114は、図2(c)に示
すように、行及び列電極共にそれぞれ抵抗器105及び
107を通して基準電位源121に接続されているた
め、液晶素子103には電圧が印加されない。上記のよ
うに、行及び列電極に切り替えスイッチを設け、片側を
駆動交流電圧源に接続し、もう一方を抵抗器を通して基
準電位源に接続することで、擬似的にパネルのデルタ特
性を改善でき、高分子分散型液晶パネルにおけるダイナ
ミック駆動を実用化できる。 (実施の形態2)図3は、本発明の実施の形態2におけ
る液晶表示装置の電極構成と駆動電圧の印加方法を示し
ている。
【0015】図3は図1同様、表示装置全体の一部の拡
大図で、列電極に関しては左からk列目近傍の列電極
を、行電極に関しては上からi行目近傍の行電極を示し
ている。また図3の電極等の構成も図1と同様で、10
1,102,103はそれぞれ列電極,行電極,液晶素
子を示している。列電極101,行電極102にはそれ
ぞれ駆動電圧を印加するのか、電位制限手段としてのコ
ンデンサ207,205を通して基準電位源121に接
続するかを切り替えるための切り替えスイッチ106,
104が取り付けられている。ここで、コンデンサ20
5,207は、その容量がそれぞれ接続される行電極1
02、及び列電極101の間に存在する液晶素子103
の容量に比して十分小さいものを取り付ける。108も
図1と同様の交流電源であり、発生した交流電圧はリー
ド線110,109を通して列電極101及び行電極1
02に印加される。122、123も図1と同様の電源
保護回路である。
【0016】次に、上記実施の形態2の液晶表示装置の
動作について、図面を参照しながら説明する。
【0017】いま、i行k列目の表示点211をONす
るとする。即ち、211が選択点になる。この時、i行
目行電極102の切り替えスイッチ104とk列目列電
極101の切り替えスイッチ106がそれぞれリード線
109及び110と接続され、他の行電極102及び列
電極101はそれぞれコンデンサ205および207を
通して基準電位源121に接続される。交流電源108
はリード線109及び110に180°位相の異なった
電圧を供給するため、i行目行電極102に基準電位に
対して+Vの電圧が印加された場合、k列目列電極10
1には基準電位に対して−Vの電圧が印加され、選択点
211の液晶素子103には2Vの電圧が印加されたこ
とになる。
【0018】次に半選択点212について考えると、半
選択点212はi行(k−1)列目であるため、i行目
行電極102に+Vの交流電圧が印加される。i行目行
電極102に印加された交流電圧は、液晶素子103と
コンデンサ207とを通過して基準電位源121に流入
する。ここで、i行目行電極102から基準電位源12
1までの電圧降下を考える。リード線109や列電極1
01,行電極102の抵抗分を無視すると、電圧は液晶
素子103とコンデンサ207で消費される。コンデン
サのインピーダンスは1/(jωC)で与えられる。こ
こでjは虚数単位,ωは交流電源108の周波数,Cは
コンデンサの容量を表わす。半選択点212に関するイ
ンピーダンスは1/(jωC103)+1/(jωC2
07)となるので、液晶素子103で降下する電圧は全
体の(C207)/(C103+C207)となる。こ
こで、C103は液晶素子103の容量,C207はコ
ンデンサ207の容量を示している。
【0019】上記のように、コンデンサ207は液晶素
子103の容量に比して十分小さいものを使用している
ため、液晶素子103での電圧降下分はコンデンサ20
7における電圧降下分に比して非常に小さくなる。ま
た、(k−1)列目列電極101上に他にも半選択点が
存在する場合でも、液晶素子103部分の容量が並列接
続となるため、C103が大きくなり益々液晶素子10
3での電圧降下分が小さくなる。
【0020】半選択点213でも同様で列と行の関係が
入れ代わるだけである。即ち、半選択点213における
液晶素子103の電圧降下分は(C205)/(C10
3+C205)となり、コンデンサ205の容量はコン
デンサ207同様十分小さため、半選択点213の電圧
降下分は非常に小さくなる。従って、半選択点212及
び半選択点213の液晶素子103に印加される電圧を
大きく低減でき、コントラストを改善できる。
【0021】また、非選択点214は行及び列電極共に
基準電位源121に接続されているため、液晶素子10
3には電圧が印加されない。上記のように、行及び列電
極に切り替えスイッチを設け、片側を駆動交流電圧源に
接続し、もう一方を液晶素子の容量に比して十分小さい
容量のコンデンサを通して基準電位源に接続すること
で、擬似的にパネルのデルタ特性を改善でき、高分子分
散型液晶パネルにおけるダイナミック駆動を実用化でき
る。 (実施の形態3)図4は、本発明の実施の形態3におけ
る液晶表示装置の電極構成と駆動電圧の印加方法を示し
ている。
【0022】図4は図1同様、表示装置全体の一部の拡
大図で、列電極に関しては左からk列目近傍の列電極
を、行電極に関しては上からi行目近傍の行電極を示し
ている。また図4の電極等の構成も図1と同様で、10
1,102,103はそれぞれ列電極,行電極,液晶素
子を示している。列電極101,行電極102にはそれ
ぞれ駆動電圧を印加するのか、コイル307と抵抗器3
08とを直列接合した電位制限手段としての直列接続回
路及びコイル305と抵抗器306とを直列接合した電
位制限手段としての直列接続回路を通して基準電位源1
21に接続するかを切り替えるための切り替えスイッチ
106,104が取り付けられている。108も図1と
同様の交流電源であり、発生した交流電圧はリード線1
10,109を通して列電極101と行電極102に印
加される。ここで交流電源108の周波数ωは、液晶素
子103とコイル305,307の直列共振周波数であ
る(L/C103)0.5 となるように定める。ただし、
Lはコイル305及び307のインダクタンス,C10
3は液晶素子103の容量である。122、123は図
1と同様、電源保護回路である。
【0023】次に、上記実施の形態3の液晶表示装置の
動作について、図面を参照しながら説明する。
【0024】いま、i行k列目の表示点311をONす
るとする。即ち、311が選択点になる。この時、i行
目行電極102の切り替えスイッチ104とk列目列電
極101の切り替えスイッチ106がそれぞれリード線
109及び110と接続され、他の行電極102及び列
電極101は、それぞれコイル305と抵抗器306と
の直列接続回路、及びコイル307と抵抗器308との
直列接続回路を通して基準電位源121に接続される。
交流電源108はリード線109及び110に180°
位相の異なった電圧を供給するため、i行目行電極10
2に基準電位に対して+Vの電圧が印加された場合、k
列目列電極101には基準電位に対して−Vの電圧が印
加され、選択点311の液晶素子103には2Vの電圧
が印加されたことになる。
【0025】次に半選択点312について考えると、半
選択点312はi行(k−1)列目であるため、i行目
行電極102に+Vの交流電圧が印加される。i行目行
電極102に印加された交流電圧は、液晶素子103と
コイル307,抵抗器308を通過し基準電位源121
に流入する。ここで、交流電源の周波数ωは液晶素子1
03とコイル307の直列共振周波数に等しいため、液
晶素子103とコイル307部分での電圧降下は非常に
小さく、印加電圧の大部分は抵抗器308で消費され、
液晶素子103に印加される電圧を非常に小さくでき
る。ここで、行電極102に取り付けられた切り替えス
イッチ104の動きについて考えると、行電極102は
テレビで言う走査線に当たるため、1・・・(i−
1),i,(i+1)・・・と言うように上から順番に
走査され、その行電極102上に選択点がある場合は、
切り替えスイッチ104がリード線109側に接続され
る。従って、一つの列電極101上に同時に2個以上の
選択点は存在しないため、選択点の数によって共振周波
数が変化することはない。
【0026】次に、半選択点313について考える。半
選択点313でも同様で列と行の関係が入れ代わるだけ
である。即ち、半選択点313において、液晶素子10
3とコイル305は直列共振となりインピーダンスは非
常に小さくなるため、印加された電圧の大部分は抵抗器
306で消費される。このため液晶素子103に印加さ
れる電圧を非常に小さくできる。ここで、列電極101
に取り付けられた切り替えスイッチ106の動きについ
て考える。通常の液晶パネルでは選択点のある列電極に
は同時に駆動電圧を与えるが、図4に示すパネルは横方
向にも走査を行う。即ち、通常のCRTの様に1・・・
(k−1),k,(k+1)・・・と言うように左から
順番に走査され、その列電極101上に選択点がある場
合は切り替えスイッチ106がリード線110側に接続
される。従って、一つの行電極102上に同時に2個以
上の選択点は存在しないため、選択点の数によって共振
周波数が変化することはない。このような構成にするこ
とにより1行分の選択点データを記憶するためのメモリ
が不要になり、システム構成を単純化できる利点が生ま
れる。
【0027】また、非選択点314は行及び列電極共に
基準電位源121に接続されているため、液晶素子10
3には電圧が印加されない。このように、液晶素子10
3とコイル305及び307の直列共振周波数で液晶を
駆動することにより、半選択点312及び半選択点31
3の液晶素子103に印加される電圧を大きく低減でき
コントラストを改善できる。従って、擬似的にパネルの
デルタ特性を改善でき、高分子分散型液晶パネルにおけ
るダイナミック駆動を実用化できる。 (実施の形態4)図5は、本発明の実施の形態4におけ
る液晶表示装置の電極構成と駆動電圧の印加方法を示
し、図1同様、表示装置全体の一部の拡大図で、列電極
に関しては左からk列目近傍の列電極を、行電極に関し
ては上からi行目近傍の行電極を示している。
【0028】図5の列電極101に関しては図4の列電
極101と全く同一の構成であり、行電極102に関し
ては図1の行電極102と全く同一の構成である。ま
た、交流電源108やリード線109及び110に関し
ても同一の構成である。ここで、交流電源の周波数ωは
図4の場合同様、液晶素子103とコイル307の直列
共振周波数である(L/C103)0.5 となるように定
める。122、123は図1と同様、電源保護回路であ
る。
【0029】次に、上記実施の形態4の液晶表示装置の
動作について、図面を参照しながら説明する。
【0030】まず、選択点411に関しては図4同様、
k列目列電極101とi行目行電極102が交流電源1
08のリード線110及び109に接続され、液晶素子
103には2Vの駆動電圧が印加される。次に半選択点
412では図4同様、印加された電圧の大部分が抵抗器
308で消費され、又、半選択点413では図1同様、
印加された電圧の大部分が抵抗器105で消費される。
【0031】図5において、図4の行電極102の構成
を図1の行電極構成に変更した本来の意味は、切り替え
スイッチ104の走査方法に関することである。実施の
形態3でも述べたように、行電極102はテレビで言う
走査線に当たり、従来の液晶パネルのダイナミック駆動
(マルチプレックス駆動とも呼ばれる)とは、1・・・
(i−1),i,(i+1)・・・と言うように上から
順番に時分割で駆動電圧を印加する。従って、1つの列
電極101上で2ヶ所以上の選択点は同時には存在しな
い。しかし、通常の液晶パネルはテレビの電子ビームの
走査とは異なり、1個の行電極102上にあるすべての
選択点に対応する列電極101に同時に駆動電圧が印加
される。従って、1個の行電極102上には複数個の選
択点が存在し得る。このような駆動電圧の印加方法を取
ると、行電極102から列電極101に電流が流入する
際に通過する液晶素子103の総容量が変化する。する
と、液晶素子103とコイル307で構成されている直
列共振系の容量が変化するため、行電極102によって
共振周波数が異なり、液晶素子103に印加される電圧
を十分低減できない。
【0032】ところが、図5のように行電極102側の
み抵抗器105を通して基準電位源121に接続すれ
ば、1個の行電極102上の選択点の数に関りなく、半
選択点への印加電圧は抵抗器105で大部分が消費され
るため、液晶素子103への印加電圧を低減できる。こ
のように図5の様な構成をとる事により、1行電極分の
メモリは必要となるが、従来から液晶パネルで用いられ
ているダイナミック駆動の電圧印加方法をそのまま利用
できるという利点が生まれる。しかも、擬似的にパネル
のデルタ特性を改善できため、高分子分散型液晶パネル
におけるダイナミック駆動を実用化できる。尚、図5で
は、行電極102は抵抗器105を通して基準電位源1
21に接続したが、抵抗器105の代わりに、1つの液
晶素子103の容量よりも十分に小さい容量のコンデン
サを通して基準電位源121に接続しても同様の効果が
得られる。 (実施の形態5)図6は、本発明の実施の形態5におけ
る液晶表示装置の電極構成と駆動電圧の印加方法を示し
ている。
【0033】図6は図1同様、表示装置全体の一部の拡
大図で、列電極に関しては左からk列目近傍の列電極
を、行電極に関しては上からi行目近傍の行電極を示し
ている。また図6の電極等の構成も図1と同様で、10
1,102,103はそれぞれ列電極,行電極,液晶素
子を示している。列電極101,行電極102にはそれ
ぞれコイル505,507とコンデンサ506,508
を直列接続し、更に列電極101、行電極102に駆動
電圧を印加するのか、基準電位源121に接続するかを
切り替えるための切り替えスイッチ106,104が取
り付けられている。509,510はそれぞれ列電極1
01及び行電極102に駆動電圧を印加するための交流
電源であり、発生した交流電圧はリード線110,10
9を通して列電極101と行電極102に印加される。
ここで、交流電源509はV×(sin(ω2×t))
×(cos(ω1×t))の電圧波形を発生し、交流電
源510はV×(sin(ω1×t))×(cos(ω
2×t))の電圧波形を発生する。周波数ω1,ω2の
和(ω1+ω2)はコイル505とコンデンサ506の
直列共振周波数であり、またコイル507とコンデンサ
508の直列共振周波数でもある。122、123は、
それぞれ列電極側、行電極側の電源保護回路である。
【0034】次に、上記実施の形態5の液晶表示装置の
動作について、図面を参照しながら説明する。
【0035】まず、選択点511では、行電極102の
切り替えスイッチ104はリード線109に接続され、
列電極101の切り替えスイッチ106もリード線11
0に接続されているため、液晶素子103には、V×
(sin(ω2×t))×(cos(ω1×t))とV
×(sin(ω1×t))×(cos(ω2×t))の
重畳された電圧波形が印加される。これは三角関数の加
法定理よりV×sin(ω1+ω2)となる。ここで、
(ω1+ω2)はコイル505とコンデンサ506の直
列共振周波数であり、コイル507とコンデンサ508
の直列共振周波数であるため、コイル505とコンデン
サ506及びコイル507とコンデンサ508では電圧
降下が殆ど無くなり、液晶素子103に印加電圧の大部
分が印加される。
【0036】一方、半選択点512では、列電極101
が基準電位源121に接続されているため、印加される
電圧波形はV×(sin(ω1×t))×(cos(ω
2×t))であり、コイル505とコンデンサ506及
びコイル507とコンデンサ508で電圧降下が発生す
るため、液晶素子103への印加電圧は大幅に低減され
る。同様に半選択点513では、行電極102が基準電
位源121に接続されているため、印加される電圧波形
はV×(sin(ω2×t))×(cos(ω1×
t))であり、コイル505とコンデンサ506及びコ
イル507とコンデンサ508で電圧降下が発生するた
め、液晶素子103への印加電圧は大幅に低減される。
従って、半選択点512及び半選択点513のコントラ
ストを大きく改善でき擬似的にパネルのデルタ特性を改
善できるため、高分子分散型液晶パネルにおけるダイナ
ミック駆動を実用化できる。 (実施の形態6)図7は、本発明の実施の形態6におけ
る液晶表示装置の電極構成と駆動電圧の印加方法を説明
する図であり、図1同様、表示装置全体の一部の拡大図
で、列電極に関しては左からk列目近傍の列電極を、行
電極に関しては上からi行目近傍の行電極を示してい
る。また図7の電極等の構成も図1と同様で、101,
102,103はそれぞれ列電極,行電極,液晶素子を
示している。列電極101,行電極102には、駆動電
圧を印加するのか、基準電位源121に接続するのかを
切り換えるための切り換えスイッチ106,104が取
り付けられている。609,610はそれぞれ列電極1
01及び行電極102に駆動電圧を印加するための交流
電源であり、発生した交流電圧はリード線110,10
9を通して列電極101と行電極102に印加される。
ここで、交流電源609はV×sin(ω×t)の電圧
波形を発生し、交流電圧610はV×sin((ω×
t)+120°)の電圧波形を発生する。122,12
3は、それぞれ列電極側交流電源609,行電極側交流
電源610の電源保護回路である。
【0037】図8は、列電極側交流電源609及び行電
極側交流電源610で発生した交流電圧波形609−
1,610−1とその合成電圧波形608−1を示して
いる。
【0038】次に、上記実施の形態6の液晶表示装置の
動作について、図面を参照しながら説明する。
【0039】図7の液晶表示器は実施の形態1〜5に述
べた液晶表示器とは逆モードで表示する。即ち、像を表
示している選択点611には電圧が印加されず、像を表
示していない非選択点614には電圧が印加される。こ
れは、液晶に高分子分散型液晶を用い、透明な下地に像
を白く表示する液晶表示器を実現する場合を想定してい
る。
【0040】まず、選択点611では、列電極101及
び行電極102が切り換えスイッチ106,104によ
って基準電位源121に接続されているため、駆動電圧
が印加されず、液晶素子103が外光を散乱し白く表示
される。
【0041】一方、半選択点612では、列電極101
は切り換えスイッチ106によってリード線110に接
続されているため、V×sin(ω×t)の交流電圧6
09−1が印加される。行電極102は切り換えスイッ
チ104によって基準電位源121に接続されている。
従って、半選択点612の液晶素子103にはトータル
でもV×sin(ω×t)の交流電圧609−1が印加
され、電圧振幅Vに応じて液晶素子103は透明にな
る。同様に、半選択点613では、行電極102は切り
換えスイッチ104によってリード線109に接続され
ているためV×sin((ω×t)+120°)の交流
電圧610−1が印加される。列電極101は切り換え
スイッチ106によって基準電位源121に接続されて
いる。従って、半選択点613の液晶素子103にはト
ータルでもV×sin((ω×t)+120°)の交流
電圧610−1が印加され、電圧振幅Vに応じて液晶素
子103は透明になる。
【0042】最後に、非選択点614では、列電極10
1は切り換えスイッチ106によってリード線110に
接続されているためV×sin(ω×t)の交流電圧6
09−1が印加される。また行電極102も切り換えス
イッチ104によってリード線109に接続されている
ためV×sin((ω×t)+120°)の交流電圧6
10−1が印加される。従って、非選択点614の液晶
素子103にはV×sin(ω×t)+V×sin
((ω×t)+120°)の交流電圧が印加される。こ
こで、三角関数の加法ではsin(Θ1)+sin(Θ
2)=2×sin((Θ1+Θ2)/2)×cos
((Θ1−Θ2)/2)となるため、非選択点614の
液晶素子103に印加される電圧はトータルでV×si
n((ω×t)+60°)の交流電圧608−1が印加
され、非選択点614においても液晶素子103は電圧
振幅Vに応じた透明度になる。このように、行電極10
2に印加する交流電圧の位相を列電極101に印加する
交流電圧に対して120°進めることにより、半選択点
と非選択点の透明度を同一とでき、クロストークを解消
することができる。
【0043】尚、上記実施の形態6では、行電極102
に印加する交流電圧の位相を列電極101に印加する交
流電圧に対して120°進めたが、列電極101に印加
する交流電圧の位相を行電極102に印加する交流電圧
に対して120°進めても全く同様の効果が得られる。
【0044】また、上記実施の形態6では、交流電圧波
形として正弦波を用いたが、列電極に印加する電圧と行
電極に印加する電圧の位相差を変化させることにより、
他の交流電圧波形でもクロストークを解消または低減で
きる。図9に交流電圧波形として矩形波の場合を示し
た。この場合、列電極に印加する矩形波電圧609−2
に対し、行電極に印加する矩形波電圧610−2の位相
を90°進めることによって、合成される電圧波形は6
08−2の様になり、振幅は元波形の2倍になるが電圧
が印加されている時間が半分になるため、液晶素子に与
えられるエネルギーは等しいので、半選択点と非選択点
の透明度はほぼ同じになり、クロストークは大きく改善
される。
【0045】このように、列電極と行電極に印加する電
圧波形に適した位相差を付けることにより、擬似的にパ
ネルのデルタ特性を改善でき、逆モード表示の高分子分
散型液晶の液晶表示器においても、ダイナミック駆動を
実現できる。
【0046】以上のように本発明によれば、デルタ特性
が急峻でないためダイナミック駆動が実用化できない液
晶表示装置に対し、擬似的にデルタ特性を向上させるこ
とができ、ダイナミック駆動を可能にするという顕著な
効果がある。
【0047】なお、上記実施の形態では、いずれも液晶
として高分子分散型液晶を例に説明したが、これに限ら
ず、例えば、動的散乱効果を利用した液晶等でもよい。
あるいは又、TN液晶やSTN液晶を通常よりも過酷な
使用環境で用いる場合に(例えば周囲温度が通常60度
とすれば、80度の温度条件で用いる等)、液晶をそれ
に耐え得るように作製する必要があるが、その場合、一
般には閾値特性が低下するためクロストークが生じる。
従って、この場合にも本発明の駆動方式を適用すること
が可能であり、クロストークの低減ができる。
【0048】また、上記実施の形態では、いずれも基準
電位源として接地電位を利用したが、これに限らず、半
選択点の液晶素子に印加される電圧が低減でき、液晶素
子に印加される駆動電圧の時間積分値が0になるような
電位であれば、専用の基準電位極を設けてもよい。
【0049】また、上記実施の形態1では、行電極側及
び列電極側ともに、電位制限手段として抵抗器を用いた
が、これに代えて、行電極側及び列電極側のどちらか一
方の抵抗器をコンデンサに代えた構成としてもよい。
【0050】また、上記実施の形態における液晶表示装
置の構成は、いずれの場合もダイナミック駆動方式であ
れば、セグメント型及びドットマトリクス型のどちらで
もよい。また、上記実施の形態における駆動電圧の波形
は、通常用いられるような矩形波でよいが、これに限ら
ず、例えば正弦波などであってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、デルタ特性が急峻でない液晶をダイナミック駆
動方式で駆動する場合でも、クロストークを低減できる
という長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
電極構成と駆動電圧の印加方法を説明する図である。
【図2】同図(a)、(b)、(c)は、同実施の形態
1におけるそれぞれ選択点、半選択点、非選択点におけ
る駆動電圧の印加状態を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
電極構成と駆動電圧の印加方法を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態3における液晶表示装置の
電極構成と駆動電圧の印加方法を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態4における液晶表示装置の
電極構成と駆動電圧の印加方法を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態5における液晶表示装置の
電極構成と駆動電圧の印加方法を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態6における液晶表示装置の
電極構成と駆動電圧の印加方法を説明する図である。
【図8】同実施の形態6における列電極及び行電極に印
加される正弦波状印加電圧波形と両者から合成・印加さ
れる電圧波形の説明図である。
【図9】同実施の形態6における列電極及び行電極に印
加される矩形波状印加電圧波形と両者から合成・印加さ
れる電圧波形の説明図である。
【符号の説明】
101 列電極 102 行電極 103 液晶素子 104 切り替えスイッチ(行電極側) 105 抵抗器(行電極側) 106、306 切り替えスイッチ(列電極側) 107、308 抵抗器(列電極側) 108 交流電源 111、211、311、411、511、611 選
択点 112、113、212、213、312、313 半
選択点 114、214、314、414、514、614 非
選択点 121 基準電位源 122 電源保護回路(行電極側) 123 電源保護回路(列電極側) 205、506 コンデンサ(行電極側) 207、508 コンデンサ(列電極側) 305、505 コイル(行電極側) 307、507 コイル(列電極側) 412、413、512、513、612、613 半
選択点 509、609 交流電源(列電極) 510、610 交流電源(行電極)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基板と、その2枚の基板間に挟持
    された液晶と、その液晶をダイナミック駆動方式で駆動
    するための電極として、前記2枚の基板にそれぞれ設け
    られた行電極及び列電極と、それら行電極及び列電極に
    位相の異なる交流電圧を印加するための交流電圧源と、
    所定の基準電位源に接続され、前記行電極及び列電極の
    数に対応した数の電位制限手段と、前記行電極及び列電
    極のそれぞれに接続され、前記交流電圧源と前記電位制
    限手段とを切り換えるためのスイッチ素子とを備えたこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 液晶が高分子分散型液晶あるいは動的散
    乱効果を利用した液晶であることを特徴とする請求項1
    記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 電位制限手段が、抵抗器あるいはコンデ
    ンサであることを特徴とする請求項1、又は2記載の液
    晶表示装置。
  4. 【請求項4】 電位制限手段が、コイルと抵抗器との直
    列接続回路であることを特徴とする請求項1、又は2記
    載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 行電極の前記電位制限手段が、抵抗器で
    あり、前記列電極の前記電位制限手段が、コイルと抵抗
    器との直列接続回路あるいはコンデンサであることを特
    徴とする請求項1、又は2記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 行電極の前記電位制限手段が、コンデン
    サであり、前記列電極の前記電位制限手段が、コイルと
    抵抗器との直列接続回路あるいは抵抗器であることを特
    徴とする請求項1、又は2記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 2枚の基板と、その2枚の基板間に挟持
    された液晶と、その液晶をダイナミック駆動方式で駆動
    するための電極として、前記2枚の基板にそれぞれ設け
    られた行電極及び列電極と、それら行電極及び列電極に
    交流電圧を印加するための交流電圧源と、前記行電極及
    び列電極にそれぞれ接続されたコイルとコンデンサとの
    直列接続回路と、その直列接続回路の各々に接続され、
    前記交流電圧源と所定の基準電位源とを切り換えるため
    のスイッチ素子とを備え、周波数の和(ω1+ω2)が
    前記コイルと前記コンデンサの直列共振周波数となるよ
    うな周波数ω1,ω2で、前記行電極にはV×(sin
    (ω1×t))×(cos(ω2×t))の電圧を印加
    し、前記列電極にはV×(sin(ω2×t))×(c
    os(ω1×t))の電圧を印加することを特徴とする
    液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 2枚の基板と、その2枚の基板間に狭持
    された液晶と、その液晶をダイナミック駆動方式で駆動
    するための電極として、前記2枚の基板にそれぞれ設け
    られた行電極及び列電極と、それら行電極及び列電極に
    交流電圧を印加するための交流電圧源と、前記行電極及
    び列電極のそれぞれに接続され、前記交流電圧源と所定
    の基準電位とを切り換えるためのスイッチ素子とを備
    え、前記行電極に印加する電圧が前記列電極に印加され
    る電圧に対し、電圧波形と周波数と振幅が実質上等しく
    位相が異なっていることを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 液晶が高分子分散型液晶あるいは動的散
    乱効果を利用した液晶であることを特徴とする請求項
    7、又は8記載の液晶表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002311908A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Sanyo Electric Co Ltd アクティブマトリクス型表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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