JPH10282045A - 酸素センサ及びその取付通路構造 - Google Patents
酸素センサ及びその取付通路構造Info
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- JPH10282045A JPH10282045A JP9089487A JP8948797A JPH10282045A JP H10282045 A JPH10282045 A JP H10282045A JP 9089487 A JP9089487 A JP 9089487A JP 8948797 A JP8948797 A JP 8948797A JP H10282045 A JPH10282045 A JP H10282045A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カバーの気体導入部、或いは検出素子へのミ
ストの付着を防止し、良好な検出状態を保持し得る酸素
センサ及びその取付通路構造を提供する。 【解決手段】 酸素センサ20は、エンジンの吸気管1
2の壁の一部に設けられた陰電極31を貫通して同吸気
管12内にカバー22を有する検出部を突出させてい
る。さらに、吸気管12の壁において、陰電極31の対
向側には陽電極32が設けられている。エンジンの始動
とともに両電極31,32間に高電圧を付加することで
それら電極間には電界(静電場)が発生し、この発生し
た電界が混合吸気中に含まれるミストと酸素センサ20
が取り付けられた陰電極31との間に斥力を働かせしめ
る。
ストの付着を防止し、良好な検出状態を保持し得る酸素
センサ及びその取付通路構造を提供する。 【解決手段】 酸素センサ20は、エンジンの吸気管1
2の壁の一部に設けられた陰電極31を貫通して同吸気
管12内にカバー22を有する検出部を突出させてい
る。さらに、吸気管12の壁において、陰電極31の対
向側には陽電極32が設けられている。エンジンの始動
とともに両電極31,32間に高電圧を付加することで
それら電極間には電界(静電場)が発生し、この発生し
た電界が混合吸気中に含まれるミストと酸素センサ20
が取り付けられた陰電極31との間に斥力を働かせしめ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関等に用い
られる酸素センサ及びその取付通路構造に関する。
られる酸素センサ及びその取付通路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より酸素センサの構成としては、例
えば固体電解質(ジルコニア等)により内部空間を有す
る形状に形成された素子部と、同素子部の内外面に設け
られた一対の電極とを備えたものが一般的である。素子
部の外周には、同素子部を保護するためのカバーが設け
られており、同カバーはその内部に気体を導入できるよ
う開口部を有している。
えば固体電解質(ジルコニア等)により内部空間を有す
る形状に形成された素子部と、同素子部の内外面に設け
られた一対の電極とを備えたものが一般的である。素子
部の外周には、同素子部を保護するためのカバーが設け
られており、同カバーはその内部に気体を導入できるよ
う開口部を有している。
【0003】素子部の内部空間には、酸素濃度が既知で
ある基準ガスが供給されることにより、同素子部の内面
に設けられた電極はその基準ガスに接した状態になる。
一方、酸素センサが検出対象となる検出ガスの雰囲気中
に配置されることにより、両電極間には両ガスの酸素濃
度差に応じた起電力が発生し、或いは電流が流れる。し
たがって、この起電力又は電流値の大きさから検出ガス
の酸素濃度を知ることができる。
ある基準ガスが供給されることにより、同素子部の内面
に設けられた電極はその基準ガスに接した状態になる。
一方、酸素センサが検出対象となる検出ガスの雰囲気中
に配置されることにより、両電極間には両ガスの酸素濃
度差に応じた起電力が発生し、或いは電流が流れる。し
たがって、この起電力又は電流値の大きさから検出ガス
の酸素濃度を知ることができる。
【0004】上記のような酸素センサを用いた内燃機関
の空燃比制御にあっては、図6に示すように内燃機関1
00の排気通路101に設けられた酸素センサ(排気側
酸素センサ)102によって排気の酸素濃度が検出さ
れ、その酸素濃度に基づいて実際の空燃比が算出され
る。そして、その空燃比が目標空燃比(通常、理論空燃
比)になるようにフィードバック制御される。
の空燃比制御にあっては、図6に示すように内燃機関1
00の排気通路101に設けられた酸素センサ(排気側
酸素センサ)102によって排気の酸素濃度が検出さ
れ、その酸素濃度に基づいて実際の空燃比が算出され
る。そして、その空燃比が目標空燃比(通常、理論空燃
比)になるようにフィードバック制御される。
【0005】ところで、内燃機関100においては、排
気中におけるNOx(窒素酸化物)を低減させるための
排気再循環装置(EGR装置)や、同機関100のクラ
ンクケース(図示略)内に漏出した排気及び混合気等
(ブローバイガス)を排出するためのブローバイガス還
元装置(PCV装置)が用いられることがある。
気中におけるNOx(窒素酸化物)を低減させるための
排気再循環装置(EGR装置)や、同機関100のクラ
ンクケース(図示略)内に漏出した排気及び混合気等
(ブローバイガス)を排出するためのブローバイガス還
元装置(PCV装置)が用いられることがある。
【0006】同図に示すように、このEGR装置200
では、排気通路101と吸気通路103とがEGR通路
201によって連通される。そして、同通路201を通
じて排気通路101から吸気通路103に戻されるEG
Rガス(排気)の量(EGR量)が流量調節弁202に
よって調節される。
では、排気通路101と吸気通路103とがEGR通路
201によって連通される。そして、同通路201を通
じて排気通路101から吸気通路103に戻されるEG
Rガス(排気)の量(EGR量)が流量調節弁202に
よって調節される。
【0007】また、PCV装置300では、内燃機関1
00のシリンダヘッドカバー(図示略)内と吸気通路1
03においてスロットル弁104よりも上流側の部分と
が圧力通路301により連通されるとともに、内燃機関
100のクランクケース(図示略)内と吸気通路103
においてスロットル弁104よりも下流側の部分とがP
CV通路302により連通される。PCV通路302の
途中には、流量調節弁303が設けられ、同弁303に
よりクランクケース内から吸気通路103に導入される
ブローバイガスの量(PCV量)が調節される。
00のシリンダヘッドカバー(図示略)内と吸気通路1
03においてスロットル弁104よりも上流側の部分と
が圧力通路301により連通されるとともに、内燃機関
100のクランクケース(図示略)内と吸気通路103
においてスロットル弁104よりも下流側の部分とがP
CV通路302により連通される。PCV通路302の
途中には、流量調節弁303が設けられ、同弁303に
よりクランクケース内から吸気通路103に導入される
ブローバイガスの量(PCV量)が調節される。
【0008】このようにEGR装置200或いはPCV
装置300が設けられた内燃機関100においては、E
GR量、PCV量の変化により吸入空気の酸素濃度が異
なったものになる。その結果、実際の空燃比を目標空燃
比の変化に的確に追従させて制御することが困難になる
ことがあった。
装置300が設けられた内燃機関100においては、E
GR量、PCV量の変化により吸入空気の酸素濃度が異
なったものになる。その結果、実際の空燃比を目標空燃
比の変化に的確に追従させて制御することが困難になる
ことがあった。
【0009】そこで、同図6に示すように、前述した排
気側酸素センサ102に加えて、EGR通路201或い
はPCV通路302よりも下流側の空気通路103に別
の酸素センサ(吸気側酸素センサ)105を設け、この
吸気側酸素センサ105によってEGRガス或いはブロ
ーバイガスの影響を含めた吸入空気の酸素濃度を併せ検
出する方法なども講じられている。こうして、吸入空気
の酸素濃度も併せ参照することで、上述した空燃比制御
における制御精度を向上させることができるようにな
る。
気側酸素センサ102に加えて、EGR通路201或い
はPCV通路302よりも下流側の空気通路103に別
の酸素センサ(吸気側酸素センサ)105を設け、この
吸気側酸素センサ105によってEGRガス或いはブロ
ーバイガスの影響を含めた吸入空気の酸素濃度を併せ検
出する方法なども講じられている。こうして、吸入空気
の酸素濃度も併せ参照することで、上述した空燃比制御
における制御精度を向上させることができるようにな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気通路1
01或いは吸気通路103に設けられた上記各酸素セン
サ102,105では、内燃機関100が運転状態とな
ることにより排気又はEGRガス、ブローバイガスを含
んだ吸入空気に常時晒されることになるため、以下に示
す問題も無視できないものとなっている。
01或いは吸気通路103に設けられた上記各酸素セン
サ102,105では、内燃機関100が運転状態とな
ることにより排気又はEGRガス、ブローバイガスを含
んだ吸入空気に常時晒されることになるため、以下に示
す問題も無視できないものとなっている。
【0011】すなわち、こうした吸入空気にはブローバ
イガス中のオイルミストやEGRガス中の硫酸ミスト
(以下、これらをまとめて「ミスト」という。)が含ま
れている。そして、このミストは酸素センサ102,1
05のカバー106,107や、同カバー106,10
7内の素子(図示略)に付着することがある。そして、
カバー106,107や素子の表面に付着したミストが
堆積することにより、同カバー106,107の通気孔
や、素子の外周面に形成された多孔質層に目詰まりが発
生することがある。こうした目詰まりが発生すると、カ
バー106,107の内外における酸素濃度に差が生じ
たり、或いは多孔質層を吸排気が通過し難くなるため、
酸素センサ102,105の検出精度、特に応答性が悪
化することとなる。
イガス中のオイルミストやEGRガス中の硫酸ミスト
(以下、これらをまとめて「ミスト」という。)が含ま
れている。そして、このミストは酸素センサ102,1
05のカバー106,107や、同カバー106,10
7内の素子(図示略)に付着することがある。そして、
カバー106,107や素子の表面に付着したミストが
堆積することにより、同カバー106,107の通気孔
や、素子の外周面に形成された多孔質層に目詰まりが発
生することがある。こうした目詰まりが発生すると、カ
バー106,107の内外における酸素濃度に差が生じ
たり、或いは多孔質層を吸排気が通過し難くなるため、
酸素センサ102,105の検出精度、特に応答性が悪
化することとなる。
【0012】特に、吸気側酸素センサ105にあって
は、吸気通路103を通過する吸入空気(EGRガス或
いはブローバイガスを含む)の温度が排気温度と比較し
て低温でありミストの粘性が比較的高い傾向にあること
から、上記のような目詰まりがより発生しやすい状況に
ある。
は、吸気通路103を通過する吸入空気(EGRガス或
いはブローバイガスを含む)の温度が排気温度と比較し
て低温でありミストの粘性が比較的高い傾向にあること
から、上記のような目詰まりがより発生しやすい状況に
ある。
【0013】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、カバーの気体導入部、
或いは検出素子へのミストの付着を防止し、良好な検出
状態を保持することのできる酸素センサ及びその取付通
路構造を提供することにある。
あり、その目的とするところは、カバーの気体導入部、
或いは検出素子へのミストの付着を防止し、良好な検出
状態を保持することのできる酸素センサ及びその取付通
路構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、気体通路中に検出部
が配設される態様で同通路の壁に装着されて同通路を流
れる気体の酸素濃度を測定する酸素センサにおいて、少
なくとも前記検出部が電界中において陰極におかれるこ
とを要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明では、気体通路中に検出部
が配設される態様で同通路の壁に装着されて同通路を流
れる気体の酸素濃度を測定する酸素センサにおいて、少
なくとも前記検出部が電界中において陰極におかれるこ
とを要旨とする。
【0015】請求項2に記載の発明では、気体の酸素濃
度を測定する酸素センサの検出部に測定対象気体を供給
すべくその気体通路を構成しつつ同酸素センサを取付支
持する酸素センサの取付通路構造であって、前記気体通
路中に前記酸素センサの検出部が配設される態様で同酸
素センサを取付支持する第1の通路壁部分とその他の通
路壁部分である第2の通路壁部分とで電気的に絶縁さ
れ、前記第1及び第2の通路壁部分は、前記第1の通路
壁部分を陰極とする電圧が印加される電極を有してなる
ことを要旨とする。
度を測定する酸素センサの検出部に測定対象気体を供給
すべくその気体通路を構成しつつ同酸素センサを取付支
持する酸素センサの取付通路構造であって、前記気体通
路中に前記酸素センサの検出部が配設される態様で同酸
素センサを取付支持する第1の通路壁部分とその他の通
路壁部分である第2の通路壁部分とで電気的に絶縁さ
れ、前記第1及び第2の通路壁部分は、前記第1の通路
壁部分を陰極とする電圧が印加される電極を有してなる
ことを要旨とする。
【0016】例えばブローバイガス中のオイルミストや
排気環流(EGR)ガス中の硫酸ミスト等は、電界中に
おいてその静電力により陽極側に引きつけられる性質を
有している。したがって請求項1記載の酸素センサ及び
請求項2記載の酸素センサの取付通路構造によれば、た
とえ上記気体中にミストが混入される場合であれ、陰極
となっている酸素センサの検出部とそれらミストとの間
には斥力が働くようになり、ひいては同ミストの酸素検
出部への付着も好適に抑制されるようになる。
排気環流(EGR)ガス中の硫酸ミスト等は、電界中に
おいてその静電力により陽極側に引きつけられる性質を
有している。したがって請求項1記載の酸素センサ及び
請求項2記載の酸素センサの取付通路構造によれば、た
とえ上記気体中にミストが混入される場合であれ、陰極
となっている酸素センサの検出部とそれらミストとの間
には斥力が働くようになり、ひいては同ミストの酸素検
出部への付着も好適に抑制されるようになる。
【0017】
(第1実施形態)以下、本発明をディーゼルエンジンに
設けられた吸気側酸素センサ及びその取付通路構造とし
て具体化した第1の実施形態について図1〜3を参照し
て説明する。
設けられた吸気側酸素センサ及びその取付通路構造とし
て具体化した第1の実施形態について図1〜3を参照し
て説明する。
【0018】図1は本実施形態が適用されるディーゼル
エンジン(以下、単に「エンジン」という)11の概略
構成を示している。同図に示すように、エンジン11の
燃焼室(図示略)には吸気管12及び排気管13が接続
されている。
エンジン(以下、単に「エンジン」という)11の概略
構成を示している。同図に示すように、エンジン11の
燃焼室(図示略)には吸気管12及び排気管13が接続
されている。
【0019】エアクリーナ(図示略)等を通過して吸気
管内12内に取り込まれた吸入空気は同管12内を通過
してエンジン11の燃焼室(図示略)内に取り込まれ
る。吸気管12内にはスロットル弁14が設けられてい
る。スロットル弁14は運転者により操作されるアクセ
ルペダル(図示略)の踏込量に応じてその開度が決定さ
れる。エンジン11の燃焼室内に取り込まれる吸入空気
量はこのスロットル弁14の開度によって決まる。燃焼
室内においてはインジェクタ(図示略)から噴射された
燃料と吸入空気とが混合され、この混合気が爆発燃焼す
ることによりエンジン11の駆動力が得られる。燃焼後
の排気は燃焼室から排気管13に導入された後、三元触
媒(図示略)を通過して外部に排出される。
管内12内に取り込まれた吸入空気は同管12内を通過
してエンジン11の燃焼室(図示略)内に取り込まれ
る。吸気管12内にはスロットル弁14が設けられてい
る。スロットル弁14は運転者により操作されるアクセ
ルペダル(図示略)の踏込量に応じてその開度が決定さ
れる。エンジン11の燃焼室内に取り込まれる吸入空気
量はこのスロットル弁14の開度によって決まる。燃焼
室内においてはインジェクタ(図示略)から噴射された
燃料と吸入空気とが混合され、この混合気が爆発燃焼す
ることによりエンジン11の駆動力が得られる。燃焼後
の排気は燃焼室から排気管13に導入された後、三元触
媒(図示略)を通過して外部に排出される。
【0020】エンジン11には排気再循環(EGR)装
置15が設けられている。このEGR装置15は、アル
ミ合金製の吸気管12と排気管13においてスロットル
弁14よりも下流側の部分とを連通するEGR通路16
と、同通路16の途中に設けられた流量調節弁17とを
備えている。排気管13における排気の一部はEGR通
路16を通過して吸気管12内に戻される。流量調節弁
17は電子制御装置(ECU,図示略)によって制御さ
れることにより、EGR通路16を通過する排気の量を
調節する。
置15が設けられている。このEGR装置15は、アル
ミ合金製の吸気管12と排気管13においてスロットル
弁14よりも下流側の部分とを連通するEGR通路16
と、同通路16の途中に設けられた流量調節弁17とを
備えている。排気管13における排気の一部はEGR通
路16を通過して吸気管12内に戻される。流量調節弁
17は電子制御装置(ECU,図示略)によって制御さ
れることにより、EGR通路16を通過する排気の量を
調節する。
【0021】このようなエンジン11にあっては、その
燃焼室に導入される吸入空気の一部に排気(EGRガ
ス)、すなわち燃焼に供されない不活性ガスが混入さ
れ、燃焼室における燃焼ガスの最高温度が下げられるこ
とでNOxの低減が図られる。
燃焼室に導入される吸入空気の一部に排気(EGRガ
ス)、すなわち燃焼に供されない不活性ガスが混入さ
れ、燃焼室における燃焼ガスの最高温度が下げられるこ
とでNOxの低減が図られる。
【0022】一方、吸気管12において、EGR通路1
6の開口部分16aよりも下流側の位置には酸素センサ
20が取り付けられており、同センサ20の先端の検出
部が吸気管12内に突出している。この酸素センサ20
は、スロットル弁14を通過した空気とEGRガスとか
らなる吸入空気の酸素濃度を検出し、その検出信号をE
CUに出力する。そしてECUは、酸素センサ20から
の検出信号と排気管13に別途設けられた別の酸素セン
サ(図示略)からの検出信号に基づいて、エンジン11
の空燃比制御を実行する。
6の開口部分16aよりも下流側の位置には酸素センサ
20が取り付けられており、同センサ20の先端の検出
部が吸気管12内に突出している。この酸素センサ20
は、スロットル弁14を通過した空気とEGRガスとか
らなる吸入空気の酸素濃度を検出し、その検出信号をE
CUに出力する。そしてECUは、酸素センサ20から
の検出信号と排気管13に別途設けられた別の酸素セン
サ(図示略)からの検出信号に基づいて、エンジン11
の空燃比制御を実行する。
【0023】図2には、本実施形態に係る酸素センサ2
0及びその取付通路である吸気管12の断面構造を拡大
して示す。同図2に示すように、本実施形態にあって、
例えばアルミ合金からなるとする吸気管12の壁の一部
には、各々樹脂等からなる絶縁体30によって絶縁され
た陰電極31及び陽電極32が互いに対向するように設
けられている。両電極31,32は、高電圧発生装置4
0に接続されており、同装置40からの電圧の印加によ
って両電極31,32間には所定レベルの電界が発生さ
れる構成となっている。酸素センサ20は、吸気管12
の内部に向かって前記陰電極31となっている台座を貫
通し、その先端の検出部が吸気管12の内部に突出する
よう組み付けられている。すなわち同酸素センサ20
(少なくともその検出部)は、上記発生される電界中に
おいて陰極におかれることとなる。
0及びその取付通路である吸気管12の断面構造を拡大
して示す。同図2に示すように、本実施形態にあって、
例えばアルミ合金からなるとする吸気管12の壁の一部
には、各々樹脂等からなる絶縁体30によって絶縁され
た陰電極31及び陽電極32が互いに対向するように設
けられている。両電極31,32は、高電圧発生装置4
0に接続されており、同装置40からの電圧の印加によ
って両電極31,32間には所定レベルの電界が発生さ
れる構成となっている。酸素センサ20は、吸気管12
の内部に向かって前記陰電極31となっている台座を貫
通し、その先端の検出部が吸気管12の内部に突出する
よう組み付けられている。すなわち同酸素センサ20
(少なくともその検出部)は、上記発生される電界中に
おいて陰極におかれることとなる。
【0024】なお、酸素センサ20の検出部には、酸素
濃度検出用電極を備えたセンサ素子(図示略)と、この
センサ素子の外周を覆うようにして設けられた有底円筒
状のカバー22とが設けられている。また同カバー22
には、検出対象であるガスを通気させるため複数の通気
孔23が設けられている。
濃度検出用電極を備えたセンサ素子(図示略)と、この
センサ素子の外周を覆うようにして設けられた有底円筒
状のカバー22とが設けられている。また同カバー22
には、検出対象であるガスを通気させるため複数の通気
孔23が設けられている。
【0025】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用について説明する。エンジン11の運転が開始さ
れることにより、吸気管12にはスロットル弁14の開
度とEGR装置15の動作に応じた所定量の吸入空気と
EGRガスがそれぞれ流入される。同吸入空気とEGR
ガスとの混合吸気は、エンジン11の運転状態に応じて
所定の流速をもって吸気管12内を流通し、同エンジン
11の燃焼室に取り込まれる。この際、酸素センサ20
の検出部は前記混合吸気の一部にさらされる。同混合吸
気はカバー22の通気孔23を通じてセンサ素子の外面
に形成された電極に接触する。これに対して、センサ素
子の内部には例えば酸素濃度が既知である大気が導入さ
れ、その大気はセンサ素子の内面に設けられた電極に接
触する。このように、酸素濃度に差がある大気及び混合
吸気が接触することにより、両電極間にはその酸素濃度
差に応じた起電力が発生する。従って、この起電力から
混合吸気の酸素濃度が検出できる。
の作用について説明する。エンジン11の運転が開始さ
れることにより、吸気管12にはスロットル弁14の開
度とEGR装置15の動作に応じた所定量の吸入空気と
EGRガスがそれぞれ流入される。同吸入空気とEGR
ガスとの混合吸気は、エンジン11の運転状態に応じて
所定の流速をもって吸気管12内を流通し、同エンジン
11の燃焼室に取り込まれる。この際、酸素センサ20
の検出部は前記混合吸気の一部にさらされる。同混合吸
気はカバー22の通気孔23を通じてセンサ素子の外面
に形成された電極に接触する。これに対して、センサ素
子の内部には例えば酸素濃度が既知である大気が導入さ
れ、その大気はセンサ素子の内面に設けられた電極に接
触する。このように、酸素濃度に差がある大気及び混合
吸気が接触することにより、両電極間にはその酸素濃度
差に応じた起電力が発生する。従って、この起電力から
混合吸気の酸素濃度が検出できる。
【0026】一方、上記のようにエンジン11の運転が
開始されると、図3に示すように、前記高電圧発生装置
40からの印加電圧によって前記両電極31,32間に
電界(静電場)Eが発生する。ここで、EGRガスと空
気との混合気に含まれている硫酸ミスト等の成分は、同
電界E内において、その静電力により陽電極32側に引
きつけられる特質を有している。すなわち、酸素センサ
11のカバー22や絶縁体30を含む陰電極31側の部
材表面と同ミストとの間には斥力が働くようになる。こ
のため、前記混合吸気中に含まれるミストが酸素センサ
20のカバー22に付着してその通気孔23を塞いだ
り、カバー22内部に入り込むなどの不都合は好適に抑
制されるようになる。また、電界Eを発生させる両電極
31,32は、陰電極31が酸素センサ20側に、陽電
極32が同センサ20の対向側に配設されている。この
ため、両電極31,32間にかかる高電圧が酸素センサ
20の出力に影響を与えることもない。
開始されると、図3に示すように、前記高電圧発生装置
40からの印加電圧によって前記両電極31,32間に
電界(静電場)Eが発生する。ここで、EGRガスと空
気との混合気に含まれている硫酸ミスト等の成分は、同
電界E内において、その静電力により陽電極32側に引
きつけられる特質を有している。すなわち、酸素センサ
11のカバー22や絶縁体30を含む陰電極31側の部
材表面と同ミストとの間には斥力が働くようになる。こ
のため、前記混合吸気中に含まれるミストが酸素センサ
20のカバー22に付着してその通気孔23を塞いだ
り、カバー22内部に入り込むなどの不都合は好適に抑
制されるようになる。また、電界Eを発生させる両電極
31,32は、陰電極31が酸素センサ20側に、陽電
極32が同センサ20の対向側に配設されている。この
ため、両電極31,32間にかかる高電圧が酸素センサ
20の出力に影響を与えることもない。
【0027】以上説明したように、本実施形態によれば
以下に示す効果が得られる。 ・酸素センサ20と混合吸気中に含まれるミストとの間
に斥力が働き、同ミストが酸素センサ20のカバー22
に付着したり、カバー22内部のセンサ素子に達するこ
とが好適に抑制される。
以下に示す効果が得られる。 ・酸素センサ20と混合吸気中に含まれるミストとの間
に斥力が働き、同ミストが酸素センサ20のカバー22
に付着したり、カバー22内部のセンサ素子に達するこ
とが好適に抑制される。
【0028】・また、このため、前記ミストが酸素セン
サ20のカバー22に設けられた通気孔23を塞ぐこと
もなく、同酸素センサ20の検出感度が持続して安定に
保たれる。
サ20のカバー22に設けられた通気孔23を塞ぐこと
もなく、同酸素センサ20の検出感度が持続して安定に
保たれる。
【0029】なお、上記第1の実施形態では、酸素セン
サ20はアルミ合金からなるとする吸気管12に設けら
れているとしたが、同吸気管は他の金属、又は樹脂等の
材料により形成されていてもよい。ちなみに、吸気管が
樹脂等の絶縁体により形成されている場合には、電界発
生用の陰電極及び陽電極を絶縁体で絶縁する必要はな
い。 (第2実施形態)次に、本発明の第2の実施形態を、前
記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。な
お、本実施形態に係る酸素センサ20も、前記第1の実
施形態と同様EGR装置15を備えたディーゼルエンジ
ン(エンジン)11において、EGR装置15から再環
流される排気と吸入空気とが混合された混合吸気中の酸
素濃度を検出すべく吸気管12内に設けられたものとす
る(図1参照)。
サ20はアルミ合金からなるとする吸気管12に設けら
れているとしたが、同吸気管は他の金属、又は樹脂等の
材料により形成されていてもよい。ちなみに、吸気管が
樹脂等の絶縁体により形成されている場合には、電界発
生用の陰電極及び陽電極を絶縁体で絶縁する必要はな
い。 (第2実施形態)次に、本発明の第2の実施形態を、前
記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。な
お、本実施形態に係る酸素センサ20も、前記第1の実
施形態と同様EGR装置15を備えたディーゼルエンジ
ン(エンジン)11において、EGR装置15から再環
流される排気と吸入空気とが混合された混合吸気中の酸
素濃度を検出すべく吸気管12内に設けられたものとす
る(図1参照)。
【0030】図4には、本実施形態に係る酸素センサ2
0及びその取付通路である吸気管12の断面構造を拡大
して示す。同図4に示すように、本実施形態にあって、
例えばアルミ合金からなるとする吸気管12の壁の一部
には、樹脂等からなる絶縁体50によって絶縁された陰
電極51が設けられ、同陰電極51の中央部を貫通して
先端の検出部が吸気管12内に突出するよう酸素センサ
20が設けられている。同酸素センサ20の検出部には
前述のように、酸素濃度検出用電極を備えたセンサ素子
(図示略)が設けられており、さらに複数の通気孔23
を有するカバー22が同センサ素子を覆っている。ま
た、吸気管12において、前記絶縁体50により絶縁さ
れた陰電極51の周囲を囲む壁全体が陽電極52をなし
ている。両電極51,52は高電圧発生装置40に接続
されている。さらに、吸気管12において、酸素センサ
20が設けられた近傍、すなわち陽電極52を形成する
部分の両端部には、吸気管12を構成する他の部分から
同陽電極52を絶縁すべく、輪状の絶縁体53が設けら
れている。
0及びその取付通路である吸気管12の断面構造を拡大
して示す。同図4に示すように、本実施形態にあって、
例えばアルミ合金からなるとする吸気管12の壁の一部
には、樹脂等からなる絶縁体50によって絶縁された陰
電極51が設けられ、同陰電極51の中央部を貫通して
先端の検出部が吸気管12内に突出するよう酸素センサ
20が設けられている。同酸素センサ20の検出部には
前述のように、酸素濃度検出用電極を備えたセンサ素子
(図示略)が設けられており、さらに複数の通気孔23
を有するカバー22が同センサ素子を覆っている。ま
た、吸気管12において、前記絶縁体50により絶縁さ
れた陰電極51の周囲を囲む壁全体が陽電極52をなし
ている。両電極51,52は高電圧発生装置40に接続
されている。さらに、吸気管12において、酸素センサ
20が設けられた近傍、すなわち陽電極52を形成する
部分の両端部には、吸気管12を構成する他の部分から
同陽電極52を絶縁すべく、輪状の絶縁体53が設けら
れている。
【0031】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用について説明する。エンジン11の運転が開始さ
れると、前記高電圧発生装置40からの起電力によって
両電極51,52間には図5に示す態様で電界(静電
場)Eが発生する。この際、EGRガスと空気との混合
気に含まれている硫酸ミスト等の成分は前述のように、
同電界E内において、その静電力により陽電極52側に
引きつけられ、酸素センサ20のカバー22を含む陰電
極側の部材表面とこのミストとの間には斥力が働くよう
になる。このため、本実施形態にあっても、前記混合吸
気中のミストが酸素センサ20のカバー22に付着して
その通気孔23を塞いだり、カバー22内部に入り込む
などの不都合は好適に抑制されることとなる。そしてこ
の場合も、電界を発生させる両電極51,52は、陰電
極51が酸素センサ20側に、陽電極52がその周囲に
配設されるため、両電極51,52間にかかる高電圧が
酸素センサ20の出力に影響を与えることはない。
の作用について説明する。エンジン11の運転が開始さ
れると、前記高電圧発生装置40からの起電力によって
両電極51,52間には図5に示す態様で電界(静電
場)Eが発生する。この際、EGRガスと空気との混合
気に含まれている硫酸ミスト等の成分は前述のように、
同電界E内において、その静電力により陽電極52側に
引きつけられ、酸素センサ20のカバー22を含む陰電
極側の部材表面とこのミストとの間には斥力が働くよう
になる。このため、本実施形態にあっても、前記混合吸
気中のミストが酸素センサ20のカバー22に付着して
その通気孔23を塞いだり、カバー22内部に入り込む
などの不都合は好適に抑制されることとなる。そしてこ
の場合も、電界を発生させる両電極51,52は、陰電
極51が酸素センサ20側に、陽電極52がその周囲に
配設されるため、両電極51,52間にかかる高電圧が
酸素センサ20の出力に影響を与えることはない。
【0032】以上説明したように、本実施形態によって
も、先の第1の実施形態と同様、以下に示す効果が得ら
れる。 ・酸素センサ20と混合吸気中に含まれるミストとの間
の斥力が働き、同ミストが酸素センサ20のカバー22
等に付着することが好適に抑制される。
も、先の第1の実施形態と同様、以下に示す効果が得ら
れる。 ・酸素センサ20と混合吸気中に含まれるミストとの間
の斥力が働き、同ミストが酸素センサ20のカバー22
等に付着することが好適に抑制される。
【0033】・またこのため、ミストが前記カバー22
に設けられた通気孔23を塞ぐこともなく、酸素センサ
20の検出感度が安定に保持される。なお、上記第2の
実施形態にあっても、酸素センサ20はアルミ合金から
なるとする吸気管12に設けられるとしたが、吸気管は
他の金属、又は樹脂等の材料により形成されていてもよ
い。ちなみに、吸気管が樹脂等の絶縁体により形成され
ている場合には、輪状の絶縁体53を設ける必要はな
い。
に設けられた通気孔23を塞ぐこともなく、酸素センサ
20の検出感度が安定に保持される。なお、上記第2の
実施形態にあっても、酸素センサ20はアルミ合金から
なるとする吸気管12に設けられるとしたが、吸気管は
他の金属、又は樹脂等の材料により形成されていてもよ
い。ちなみに、吸気管が樹脂等の絶縁体により形成され
ている場合には、輪状の絶縁体53を設ける必要はな
い。
【0034】また、上記各実施形態では特に言及しなか
ったが、酸素センサ20の信号線(図示略)のうち接地
側の線をカバー22に接続して同カバーを接地電位と
し、これを上記陰電極31又は51に電気的に結合させ
る構造としてもよい。
ったが、酸素センサ20の信号線(図示略)のうち接地
側の線をカバー22に接続して同カバーを接地電位と
し、これを上記陰電極31又は51に電気的に結合させ
る構造としてもよい。
【0035】また、上記各実施形態では、センサ素子
に、被検出気体と酸素濃度が既知である大気との相対的
な酸素濃度値を検出する濃淡電池型のものを用いたが、
センサ素子としては他に例えば、被検出気体中の酸素濃
度の絶対値を検出する限界電流型のものを用いることも
できる。
に、被検出気体と酸素濃度が既知である大気との相対的
な酸素濃度値を検出する濃淡電池型のものを用いたが、
センサ素子としては他に例えば、被検出気体中の酸素濃
度の絶対値を検出する限界電流型のものを用いることも
できる。
【0036】また、上記各実施形態においては便宜上、
EGR装置15を備えるエンジンを想定してその吸気管
12に配される酸素センサ20について言及したが、他
にPCV装置を備えるエンジン、あるいは図6に例示し
たそれらの両方を備えるエンジンであっても、その吸気
管に配される酸素センサ及びその取付通路構造として本
発明を適用することはできる。ちなみに、ブローバイガ
ス中のオイルミストなども、上述したEGRガス中の硫
酸ミスト同様、電界中にあっては陰電極との間で斥力が
働くようになる。
EGR装置15を備えるエンジンを想定してその吸気管
12に配される酸素センサ20について言及したが、他
にPCV装置を備えるエンジン、あるいは図6に例示し
たそれらの両方を備えるエンジンであっても、その吸気
管に配される酸素センサ及びその取付通路構造として本
発明を適用することはできる。ちなみに、ブローバイガ
ス中のオイルミストなども、上述したEGRガス中の硫
酸ミスト同様、電界中にあっては陰電極との間で斥力が
働くようになる。
【0037】さらに、上記各実施形態においては、ディ
ーゼルエンジン11の吸気管12に取り付けられる酸素
センサについて言及したが、本発明はこれに限らず、各
種ミスト等の付着が懸念される環境で用いられる全ての
酸素センサ及びその取付通路構造に適用することができ
る。
ーゼルエンジン11の吸気管12に取り付けられる酸素
センサについて言及したが、本発明はこれに限らず、各
種ミスト等の付着が懸念される環境で用いられる全ての
酸素センサ及びその取付通路構造に適用することができ
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1及び請求項2記載の発明によれ
ば、測定対象となる気体中に例えばブローバイガス中の
オイルミストや排気環流(EGR)ガス中の硫酸ミスト
等が混入される場合であれ、陰極となっている酸素セン
サの検出部とそれらミストとの間には斥力が働き、同ミ
ストの酸素センサ検出部への付着は好適に抑制される。
このため、同酸素センサが例えば内燃機関の吸気管側に
設けられる場合であれ、同酸素センサとしての検出感度
は好適に維持される。
ば、測定対象となる気体中に例えばブローバイガス中の
オイルミストや排気環流(EGR)ガス中の硫酸ミスト
等が混入される場合であれ、陰極となっている酸素セン
サの検出部とそれらミストとの間には斥力が働き、同ミ
ストの酸素センサ検出部への付着は好適に抑制される。
このため、同酸素センサが例えば内燃機関の吸気管側に
設けられる場合であれ、同酸素センサとしての検出感度
は好適に維持される。
【図1】本発明の一実施形態が適用されるディーゼルエ
ンジンシステムを示す略図。
ンジンシステムを示す略図。
【図2】第1の実施形態に係る酸素センサ及びその取付
通路構造を示す断面図。
通路構造を示す断面図。
【図3】同第一の実施形態の作用を模式的に示す断面略
図。
図。
【図4】第2の実施形態に係る酸素センサ及びその取付
通路構造を示す断面図。
通路構造を示す断面図。
【図5】同第2の実施形態の作用を模式的に示す断面略
図。
図。
【図6】酸素センサを備えた内燃機関の一例を示す略
図。
図。
12…吸気管、20…酸素センサ、22…カバー、23
…通気孔、30,50,53…絶縁体、31,51…陰
電極、32,52…陽電極、40…高電圧発生装置。
…通気孔、30,50,53…絶縁体、31,51…陰
電極、32,52…陽電極、40…高電圧発生装置。
Claims (2)
- 【請求項1】気体通路中に検出部が配設される態様で同
通路の壁に装着されて同通路を流れる気体の酸素濃度を
測定する酸素センサにおいて、 少なくとも前記検出部が電界中において陰極におかれる
ことを特徴とする酸素センサ。 - 【請求項2】気体の酸素濃度を測定する酸素センサの検
出部に測定対象気体を供給すべくその気体通路を構成し
つつ同酸素センサを取付支持する酸素センサの取付通路
構造であって、 前記気体通路中に前記酸素センサの検出部が配設される
態様で同酸素センサを取付支持する第1の通路壁部分と
その他の通路壁部分である第2の通路壁部分とで電気的
に絶縁され、前記第1及び第2の通路壁部分は、前記第
1の通路壁部分を陰極とする電圧が印加される電極を有
してなることを特徴とする酸素センサの取付通路構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9089487A JPH10282045A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 酸素センサ及びその取付通路構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9089487A JPH10282045A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 酸素センサ及びその取付通路構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10282045A true JPH10282045A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=13972112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9089487A Pending JPH10282045A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 酸素センサ及びその取付通路構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10282045A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015230894A (ja) * | 2014-11-27 | 2015-12-21 | 合同会社堀高 | 静電気除去装置およびその方法 |
JP2022049330A (ja) * | 2020-09-16 | 2022-03-29 | 株式会社東芝 | センサ |
-
1997
- 1997-04-08 JP JP9089487A patent/JPH10282045A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015230894A (ja) * | 2014-11-27 | 2015-12-21 | 合同会社堀高 | 静電気除去装置およびその方法 |
JP2022049330A (ja) * | 2020-09-16 | 2022-03-29 | 株式会社東芝 | センサ |
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