JPH10282041A - 微生物電極チップ及び微生物膜活性化装置 - Google Patents

微生物電極チップ及び微生物膜活性化装置

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JPH10282041A
JPH10282041A JP9082583A JP8258397A JPH10282041A JP H10282041 A JPH10282041 A JP H10282041A JP 9082583 A JP9082583 A JP 9082583A JP 8258397 A JP8258397 A JP 8258397A JP H10282041 A JPH10282041 A JP H10282041A
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JP
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membrane
microbial
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activating
microorganism
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JP9082583A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Soeda
哲司 添田
秀文 ▲やぶ▼
Hidefumi Yabu
Hideaki Hashimoto
英明 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定液のBODを測定する際に交換するこ
とができ、装着が容易で安価な微生物電極チップと、短
時間のうちに微生物電極チップの微生物膜を活性化する
ことができる微生物膜活性化装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明の微生物電極チップは、被測定液
中の有機成分を資化できる微生物膜と、一対の電極から
延び装着によって電流検出回路との接続が可能になる端
子を備え、前記有機成分の資化により消費された後の溶
存酸素を還元するとともに、測定ごとに交換が可能なこ
とを特徴とする。また本発明の微生物膜活性化装置は、
水の供給と排水が行われるとともに内部に微生物電極チ
ップが載置される活性化室と、前記活性化室に設けられ
前記微生物膜を活性化する活性化手段とを備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯業、車輌洗浄
施設、食料品製造業、飲食店等の下水道水、排水等の汚
濁の度合いを示すBOD(生物化学的酸素要求量)を測
定するための微生物電極チップと、その微生物電極チッ
プの微生物を不活性状態から活性状態にまで活性化する
ことができる微生物膜活性化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、BOD(生物化学的酸素要求
量)の測定は日本工業規格に定められている公定法(工
業排水試験方法 JIS K0102)に基づいて行わ
れていた。この方法は、排水を20℃で5日間放置し、
溶存酸素の減少量を測定する。したがって、従来の公定
法BOD5では5日間を要するため、測定結果がわかる
まで測定排水を保管しなければならず、また、測定範囲
も狭く、種菌の仕込み量等の決定に、COD(化学的酸
素消費量)より求めなければならず、非常に手間がかか
り、かつ、5日間の酸素消費量を40〜70%になるよ
うにしなければならない。したがって、この5日間の酸
素消費量が40〜70%から外れた場合、再度測定しな
ければならず、さらに5日間後に結果がでることにな
り、非常に時間を要する測定法であった。
【0003】そこで、従来から微生物電極を用いて有機
物量、BODを測定する装置が種々提案されている。例
えば、これら特公昭57−54742、特公昭58−3
0537、特公昭61−7258、実公平6−3732
4は酵母菌等を用いて微生物電極方式とした迅速型のB
OD測定装置である。
【0004】この従来のBOD測定装置について、図5
を用いて説明する。従来のBOD測定装置は、微生物電
極を備えたフローセル65中に、中性のりん酸緩衝液7
1を流して中性条件に保ち、空気を吹き込んで空気飽和
の条件下で被測定液中のBOD成分に対応するセル中の
溶存酸素低下量、すなわち微生物(酵母)の代謝によっ
て消費される溶存酸素量を隔膜式酸素電極の出力として
検出して測定するものである。さらにこれらを自動的に
測定できるようにマイクロコンピュータや、シーケンス
コントローラ22等の制御手段により制御する装置が提
案されている。
【0005】図5において、5はエアーポンプ、14は
微生物膜、15は電解液、16−aはアノード、16−
bはカソード、65は上記したフローセル、66,6
7,68は標準液、69は検水、70は水あるいはスラ
イム防止液を含んだ水である洗浄液、71はりん酸緩衝
液である。検水69のBOD値は、被測定液として洗浄
液70を供給した際の出力をベース出力とし、BOD既
知の有機物含有液からなる1または2以上の標準液、こ
の従来例の場合標準液66,67,68を供給した際の
出力電圧から、出力電圧−BOD値濃度変換の校正を行
ない、そののち検水を供給することにより測定されてい
る。そしてこの洗浄液70、標準液66,67,68や
検水69の供給は、フローセル65への液導入路に洗浄
液70、標準液66,67,68及び検水69のいずれ
かに切り替え導入する、洗浄液70、標準液66,6
7,68及び検水69のバルブ手段が通常設けられてい
る。バルブ手段は制御手段22によって切り替え制御さ
れる。
【0006】ところでBOD測定を行う際に、検水69
等の被測定液を送っても直ちには微生物膜が測定動作可
能にはならない。微生物膜は生き物であるから不活性状
態から活性化して十分な活動ができるようになるまでに
所定の立ち上げ期間が必要である。そこで従来のBOD
測定装置は、グルタミン酸とグルコースの混合液からな
るBOD標準液66,67,68とりん酸緩衝液71と
の混合液、また、洗浄液70とりん酸緩衝液71との混
合液を交互に供給し、これによって微生物の活性化を促
して微生物膜を立ち上げている。しかし、BOD標準液
66,67,68、洗浄液70とりん酸緩衝液71を供
給してから1日〜2日経過後に、ようやく微生物が有機
物を資化するようになり、溶液中の溶存酸素を消費する
ようになる。従ってBODが測定可能になるまでに少な
くとも1日〜2日という長い立ち上げ時間を必要とする
ものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来技術(特公昭57−54742、特公昭58−30
537、特公昭61−7258、実公平6−37324
公報)においては、BOD測定装置本体に微生物を固定
した微生物膜を使用しており、このため不活性な状態か
ら呼吸活性が可能な状態となるまでに1日〜2日という
長時間を必要とし、BOD測定が短時間で行えないとい
う問題があった。
【0008】また、被測定液のサンプルのBODを1つ
測定した後、別のサンプルを測定する場合に、BOD標
準液、りん酸緩衝液や洗浄液を送って微生物膜を再生す
る必要があり、同様に短時間内にBOD測定ができない
という問題があった。
【0009】本発明は従来の問題点を解決するもので、
被測定液のBODを測定する際に次々と交換することが
でき、装置への装着と電気的接続が容易で安価な微生物
電極チップを提供することを目的とする。
【0010】また、短時間のうちに微生物電極チップの
微生物膜を活性化することができ、微生物膜の再生が不
要で、BOD測定装置でBODを測定できるようになる
までに長時間の立ち上げ時間を必要としない微生物膜活
性化装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の微生物電極チップは、被測定液中の有機成分
を資化できる微生物膜と、一対の電極から延び装着によ
って電流検出回路との接続が可能になる端子を備え、前
記有機成分の資化により消費された後の溶存酸素を還元
するとともに、測定ごとに交換が可能なことを特徴とす
る。
【0012】これにより、被測定液のBODを測定する
際に次々と交換することができ、装着と電気的接続が容
易で安価にすることができる。
【0013】また本発明の微生物膜活性化装置は、水の
供給と排水が行われるとともに内部に微生物電極チップ
が載置される活性化室と、前記活性化室に設けられ前記
微生物膜を活性化する活性化手段を備えたことを特徴と
する。
【0014】これにより、短時間のうちに微生物電極チ
ップの微生物膜を活性化することができ、微生物膜の再
生が不要で、BOD測定装置でBODを測定できるよう
になるまでに長時間の立ち上げ時間が不要になる。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1に記載された発明は、基
板上にプリント配線された一対の電極と、前記一対の電
極上に設けられ電解液を収容する電解液部と、前記電解
液部を覆った酸素透過膜と、前記酸素透過膜上に設けら
れ被測定液中の有機成分を資化できる微生物膜と、前記
一対の電極から延び装着によってBOD測定装置の電流
検出回路との接続が可能になる端子を備え、前記有機成
分の資化により消費された後の溶存酸素を還元するとと
もに、測定ごとに交換が可能なことを特徴とする微生物
電極チップであるから、有機成分の資化で消費された後
の溶存酸素を還元してBODを測定でき、被測定液のB
ODを測定する際に交換することができる。
【0016】請求項2に記載された発明は、水の供給と
排水が行われるとともに内部に請求項1記載の微生物電
極チップが載置される活性化室と、前記活性化室に設け
られ前記微生物膜を活性化する活性化手段を備えたこと
を特徴とする微生物膜活性化装置であるから、短時間の
うちに微生物電極チップの微生物膜を活性化することが
でき、微生物膜を再生することが不要になる。
【0017】請求項3に記載された発明は、前記活性化
手段が微生物膜に熱的刺激を与える加熱部を備えたか
ら、微生物膜の活性化を大きく促すことができる。
【0018】請求項4に記載された発明は、前記活性手
段が微生物膜に電気的刺激を与える電極板と電圧発生装
置を備えたから、微生物の活性化を促すことができる。
【0019】請求項5に記載された発明は、前記活性化
手段が微生物膜に薬剤を供給する薬剤供給部を備えたか
ら、直ちに刺激を与えることができる。
【0020】請求項6に記載された発明は、前記活性化
手段が微生物に栄養を供給する栄養分供給部を備えたか
ら、刺激の程度を容易に変えることができる。
【0021】請求項7に記載された発明は、前記活性化
室が複数設けられているから、複数のサンプルの測定を
行う場合でも、同時に複数の微生物電極チップの活性化
を行うことができる。
【0022】請求項8に記載された発明は、前記活性化
手段を制御して微生物膜を活性化する制御手段を備えた
から、活性化を自動的に行うことができる。
【0023】以下、本発明の一実施の形態である微生物
電極チップと、本発明の他の実施の形態である微生物膜
活性化装置について、図面の記載に基づいて詳細な説明
を行う。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態における微生物電極チップを装着するBOD測定装
置の概略全体図、図2は図1のA部の部分拡大図、図3
は本発明の一実施の形態における微生物電極チップの部
のパターン図である。
【0025】本発明の微生物電極チップを説明する前
に、この微生物電極チップを使用することによってBO
Dを測定できるBOD測定装置について説明する。図1
において、1はBOD測定装置本体、2はBOD測定装
置本体から延長した先端A部に設けられた微生物電極チ
ップ、3は微生物電極チップ2を構成する微生物膜に空
気を供給するエアーノズル、4は測定したBOD等を表
示する液晶表示部、5はエアーノズル3に送る空気を吐
出するエアーポンプ、6は遠隔地とデータの交換ができ
る通信用コネクタ、7はBODを測定するために押す測
定開始ボタン、8は校正用ボタン、9はデータ保持用ボ
タン、10は被測定液や標準液を入れる貯留部、11は
測定器保持部である。このほか図示はしないが貯留部1
0の上部には余分の空気を排出する空気抜き開口が設け
られている。
【0026】このBOD測定装置が行うBODの測定原
理について説明する。微生物電極チップ2を用いたBO
D測定装置は、微生物電極チップ2を備えた貯留部10
中を中性条件に保ちながら空気を吹き込んで空気飽和さ
せ、この条件下で被測定液中のBOD成分に対応する貯
留部10内の溶存酸素低下量、すなわち微生物の代謝に
よって消費される溶存酸素量を、以下述べるような酸素
透過膜をもつ隔膜式酸素電極の出力として検出するもの
である。そして本実施の形態1の微生物電極チップ2
は、被測定液を変えた場合に、微生物電極チップ2自体
も同時に交換するバッチ式のものである。使い捨てがで
きる。なお、図5で示した従来のBOD測定装置は、被
測定液を変える場合に微生物電極を交換することはしな
い。これは固定した微生物電極に中性のりん酸緩衝液、
洗浄液および試料水を流して測定と微生物膜の再生を繰
り返すフロー式のものである。
【0027】図2、図3において、12は酸素ガス透過
膜であるテフロン膜、13は樹脂モールド、14は酵母
菌(トリコスポロンクタネウム)等の微生物を固定した
微生物膜、15はKCl等の電解液を収容した電解液部
である。16は基板上にプリント配線された一対の電極
であって、16−aがアノード、16−bがカソードで
あり、17は測定対象液である被測定液かまたは標準液
である。電解液部15はテフロン膜12によって覆わ
れ、電解液が密封されている。微生物膜14はテフロン
膜12上に設けられ、被測定液中に含まれている有機成
分を資化するものである。
【0028】図2、図3に示すように、電極16はアノ
ード16−aとカソード16−bの一対からなる組が2
組設けられている。貯留部10の下方位置に設けられた
組の第1のアノード16−aと第1のカソード16−b
には、これを覆う第1のテフロン膜12の上に微生物膜
14が設けられているが、上方側に設けられた組の第2
のアノード16−aと第2のカソード16−bには微生
物膜14は設けられていない。従って被測定液中に有機
成分が存在すれば、微生物膜14が設けられている方の
第1のカソード16−bでは、好気性の微生物である酵
母菌等の代謝によって有機成分が資化され、この際に溶
存酸素が消費され、残った溶存酸素が第1のカソード1
6−bで還元されることになる。これに対し、微生物膜
14が設けられていない方の第2のカソード16−bで
は、飽和状態の溶存酸素がそのまま還元されて出力され
る。このように本実施の形態1の微生物電極チップ2に
は、2組のアノード16−aとカソード16−bが設け
られ、一方にのみ微生物膜14が設けられてるから、酸
素飽和状態と有機成分に比例した酸素消費状態を同時に
測定でき、基準値の測定も併せて行えるものである。そ
して2組の電極16のアノード16−aとカソード16
−bがそれぞれ延び、基板端には4つの端子が1列に並
んで形成されている。この基板をBOD測定装置に設け
られた電流検出回路の端子に差し込んで装着することに
より、容易に電流を検出してBODの測定が可能にな
る。この電流検出回路は、オペアンプに負帰還抵抗を施
した電流/電圧変換回路と、マイクロコンピューターか
ら構成されるところのA/D変換部と計数部とから構成
される。測定後は微生物電極チップ2を取り外して廃棄
する。本実施の形態1の微生物電極チップ2は、基板上
に電極16や端子を2組プリント配線し、その上に電解
液部15となる貫通口を穿けた絶縁板を張り付け、その
開口内に電解液を収容しながらその上にテフロン膜12
を接着し、第1のカソード16−bの側には微生物膜1
4を樹脂モールド等を利用して固定したものであるか
ら、安価に製造できる。
【0029】次いで、以上説明したBOD測定装置と微
生物電極チップを使用してBODを測定する際の手順と
動作について説明する。まず貯留部10にBOD値が既
知である標準液を導入して、微生物電極チップ2を標準
液中に浸漬した状態でBOD測定装置本体1に取り付
け、さらに測定器保持部11にこのBOD測定装置本体
1を固定する。次いで電源を入れると、マイクロコンピ
ュータから構成された制御部が動作可能になる。校正用
ボタン8を押すと、エアーポンプ5が駆動され、貯留部
10内にエアーノズル3から空気が送り込まれる。これ
により標準液中の溶存酸素が飽和させられ、10分間の
測定後制御部内のタイマーによって校正を終了する。
【0030】校正が終了した後、測定対象液17である
被測定液を貯留部10に導入する。ここで測定開始ボタ
ン7を押すと、制御部はエアーポンプ5の駆動を開始さ
せ、貯留部10内に空気を送り込む。この空気によって
被測定液中の溶存酸素が飽和される。なお、本実施の形
態1ではエアーノズル3とエアーポンプ4を用いて空気
を送り込んでいるが、固形の酸素発生剤を用いて酸素を
発生させてもよい。この場合、エアーノズル3とエアー
ポンプ4を省くことができる。10分間の測定を行い、
BODの測定を完了する。測定結果は、BOD測定装置
本体1に設けた液晶等の表示部に表示させる。
【0031】もし別の被測定液のサンプルを測定する場
合は、最初の測定で使用した微生物電極チップ2を取り
外すとともに、測定が終了した液を排出し、交換的に新
たな標準液を貯留部10内に充たす。次いで後述する本
発明の微生物膜活性化装置の中で予め活性化しておいた
別の微生物電極チップ2を1つ取り出し、BOD測定装
置本体1の電流検出回路の端子に装着する。再び校正用
ボタン8を押すと、エアーポンプ5が駆動され、エアー
ノズル3から空気が送り込まれて校正を終了する。
【0032】校正が終了した後、別のサンプルの被測定
液を貯留部10に導入し、測定開始ボタン7を押してエ
アーポンプ5の駆動し、貯留部10内に空気を送り込
む。この空気によって被測定液中の溶存酸素が飽和され
る。10分間の測定を行うとBODの測定を完了する。
さらにサンプルの被測定液があれば、この繰り返しとな
る。
【0033】(実施の形態2)続いて本実施の形態2の
微生物膜活性装置について以下詳細に説明する。図4は
本発明の他の実施の形態における微生物膜活性化装置の
概略図である。図4において、18は微生物膜活性化装
置、19は電極板、20は電圧発生装置、22はマイク
ロコンピュータあるいはシーケンスコントローラ等の制
御手段である。制御手段22は後記する電圧波形,電圧
値,周波数コントローラ38を動作させ、電圧発生装置
20を駆動せしめ、所定の電圧波形、電圧値、周波数で
電極板19に直流電圧あるいは高周波電圧を印加させる
ことができる。電極板19は微生物膜にこのような電圧
を印加して電気的刺激を与え、微生物膜内の微生物を活
性化するものである。外部から電界をかけて細胞内部に
電位を生じさせ、電子の移動が生じ易くして代謝の化学
反応を促し、微生物を活性化するものである。ただあま
り高電圧を印加するのはいったん活性化しても細胞膜等
を破壊するためよくない。
【0034】23はイーストエキス,ポリペプトン等の
薬剤、24はグルコース等の栄養剤、25、26、63
はバルブ、27は撹拌部羽根、28は撹拌用モータであ
る。薬剤23は化学的刺激を与え、短時間のうちに微生
物の活性化を促すものである。また栄養剤24は微生物
が活性化する際に必要な糖類を供給するものである。こ
れらの薬剤23と栄養剤24は微生物にとって生存環境
を好転させ、活性化反応を促す作用を有すものである。
なお薬剤23を収容した容器とバルブ63等が本実施の
形態2の薬剤供給部を構成し、栄養剤24を収容した容
器とバルブ26等が栄養剤供給部を構成するものであ
る。
【0035】29は加熱部であるヒータ、30はヒータ
用電源、31はサーミスタ等の温度センサ、32はヒー
タ制御用ドライバ、33は仕切板、34は排水用バル
ブ、35、36、37、62はバルブ開閉用ドライバで
ある。ヒータ29は微生物膜14に熱的刺激を与えて、
微生物膜14を活性化する。微生物電極チップ2の微生
物は、未使用状態では水分,酸素,栄養ともに不十分な
状態におかれて耐久型の状態におかれている。これを活
性化させるためには薬剤23や栄養剤24を与えるだけ
でなくさらに温度が重要で大きな影響をもつ。ヒータ2
9は、加熱当初は少し高目の50℃〜65℃程度に短時
間加熱して熱的に強めに刺激し、その後は微生物膜14
がもっとも代謝が活発になる30℃〜50℃程度にまで
下げて加熱するものである。ヒータ29は複数の活性化
室で別々の制御ができるように各活性化室ごとに設ける
のが望ましい。38は電圧波形/電圧値/周波数コント
ローラ、39は電極端子、40は貯水タンク、41〜4
5は補給用バルブ、46〜50は補給用バルブドライ
バ、51〜55は排水用バルブ、56〜60は排水用バ
ルブドライバ、61はりん酸緩衝液、64は攪袢用モー
タドライバである。りん酸緩衝液61は、薬剤23、栄
養剤24と同様、適度の化学的刺激を微生物膜に与えて
膜内の微生物を活性化するものである。このようにりん
酸は微生物の活動に影響を及ぼすので、りん酸の濃度や
供給量を変えることで微生物の活動のコントロールが行
える。
【0036】図4に示されたように、微生物膜活性化装
置18の内部は仕切板33によって複数の活性化室に分
離されている。各活性化室にはそれぞれ底と天井の位置
に電極板19が対向して設けられており、底側の電極板
19の上に測定に使用したい微生物電極チップ2を載置
すればよい。これら各活性化室への水の供給は制御手段
22からの信号で、補助バルブドライバ46〜50を動
作させることにより行われ、補助用バルブ41〜45が
開状態にされることにより、貯水タンク40内の水が各
活性化室にそれぞれ供給される。そして図示はしていな
いが、貯水タンク40の水は制御手段22とヒータによ
り加熱制御されて20℃〜30℃程度の所定の温度に保
たれている。
【0037】貯水タンク40の水(通常はお湯)が制御
手段22からの指令で各活性化室へ供給されると、制御
手段22はバルブ開閉ドライバ35、36、62に信号
を送ってバルブ25、26、63をそれぞれ開閉し、薬
剤23、栄養剤24、りん酸緩衝液61を収容した容器
からそれぞれ、所定量の薬剤23、栄養剤24、りん酸
緩衝液61を微生物膜活性化装置18内に導入する。薬
剤23、りん酸緩衝液61の供給量は、それぞれ、微生
物膜14の立ち上げ時間に対応した必要量が制御手段2
2によって演算される。薬剤23、栄養剤24、りん酸
緩衝液61の供給量の制御を各活性化室ごとにできるよ
うにするため、バルブは各活性化室ごとに設けてある。
【0038】仕切板33によって分離されている複数の
活性化室は、上下の周囲をジャケットのようにして貯水
タンク40から供給される水(お湯)で循環して所定の
温度に保温するのが望ましい。微生物膜活性化装置18
内の水(お湯)は各活性化室内を所定温度に設定するた
めヒータ29で加熱される。この温度は微生物電極チッ
プ2の微生物が不活性状態から活性状態になるのに必要
な立ち上げ時間を考慮して選択される。すなわち既述の
ように加熱当初は高めの50℃〜65℃程度に加熱して
刺激を与えるが、活性化するのに十分な時間がある場合
は少し低めが選ばれ、立ち上げ時間が十分ない場合には
少し高めの60℃〜65℃の温度を選ぶのが適当であ
る。微生物膜活性化装置18内の水(お湯)の温度は温
度センサ31によって検出され、これが制御手段22の
アナログ入力ポートに入力される。制御手段22は水
(お湯)が所定の温度になるように加熱量を演算し、制
御手段22からの出力信号はヒータ制御用ドライバ32
に送られる。ヒータ制御用ドライバ32はヒータ用電源
をON/OFF制御し、ヒータ29を流れる電流がON
/OFF制御され、水(お湯)のもつ熱は微生物膜を活
性化する。そして1回の測定に際し、通常2つ以上の微
生物電極チップ2を使用することはないので、各活性化
室の温度制御を微生物電極チップ2の使用順序に従って
行い、BOD測定の測定時間間隔で1つづつ遅延させて
加熱していくのが適当である。微生物電極チップ2は立
ち上げ当初に60℃〜65℃に加熱された後徐々に水
(お湯)の温度は低下させられ、最終的には微生物の活
動がもっとも活発になる30℃〜50℃程度にコントロ
ールされるものである。
【0039】さらに微生物膜活性化装置18内の水(お
湯)に局所的な温度ムラや温度勾配が生じないようにす
るため、制御手段22は攪袢用モータドライバ64に信
号を送って攪袢用モータ28を駆動し、攪袢羽根27を
回転させている。各活性化室ごとに撹拌羽根27を設け
て撹拌するのが適当である。攪拌羽根27が回転すると
内部の水が攪拌され、水(お湯)の温度を一様にするこ
とができる。このように本実施の形態2の微生物膜活性
装置は、各活性化室ごとに水(お湯)が制御手段22に
よって温度ムラをなくしながら、所定の温度経過をたど
って最終的に30℃〜60℃にコントロールされ、この
間の熱的刺激によっていわば冬眠中の微生物膜が活性化
されるものである。
【0040】予定された微生物電極チップ2の立ち上げ
時間が経過すると、制御手段22からバルブ開閉ドライ
バ37へ信号が送られ、排水用バルブ34を開き、排水
する。液面が仕切板33の上側より下がると、マイコン
22からバルブ開閉ドライバ37へ信号が送られ、排水
用バルブ34を閉じて、水および液面の落下を防止す
る。このとき、液面が仕切板33の上側(電極板19)
より下がるのを液面センサ(図示なし)あるいはタイマ
によって検知し、一定高さに液面制御する。この液面制
御は各活性化室ごとに行う。このように一定液面高さに
なった活性化室の微生物電極チップ2は、測定のために
使用可能である。
【0041】次に、微生物電極チップ2の微生物膜活性
化装置18からの取出しについて説明する。使用者が図
示しない取り出しボタンを押すと、制御手段22から排
水用バルブドライバ56に信号が送られ、対応する排水
用バルブ51を開いて、微生物電極チップ2が使用可能
な1つの活性化室内の水(お湯)を完全に抜く。同時に
制御手段22はその活性化室の電極板19への通電が断
たれているのを確認し、取り出し可能ランプ(図示しな
い)を点灯する。その後、前方の扉を開いて微生物電極
チップ2を取り出すことができる。しかし他の活性化室
においては制御手段22は微生物電極チップ2の使用順
序に従った制御をそのまま続けているものである。
【0042】以上説明した本実施の形態2の微生物膜活
性化装置18の使用方法を説明する。
【0043】まず、使用者は本実施の形態1の微生物電
極チップ2を被側定液のサンプル数だけ用意して微生物
活性化装置18の複数の活性化室の底側の電極板19上
に一方から順にそれぞれ1つづつ載置する。次いで、測
定開始を何時間後に行うのか、何分間隔で測定するのか
等を入力手段(図示しない)から制御手段22に入力す
る。制御手段22はその測定時間間隔で微生物電極チッ
プ2の数だけ活性化スケジュールを演算設定し、微生物
電極チップ2の置かれた活性化室に割り振る。微生物電
極チップ2の使用順にだけ従って立ち上げを行う場合
は、同一の活性化プロセスを測定時間間隔で遅らせて行
うのが簡便でよい。しかし後続の微生物電極チップ2に
ついては長い時間をかけて別のプロセスで立ち上がらせ
るというのも適当である。
【0044】活性化は次の手順で行われる。制御手段2
2は貯水タンク40内の水の温度を所定の温度にまで上
げる。この水(お湯)の温度は20℃〜30℃程度であ
る。次いで制御手段22は補給用バルブドライバ46に
信号を送り、補給用バルブ41を開いて最初に使用する
活性化室内に水(お湯)を補給する。水(お湯)の補給
後、制御手段22はバルブ開閉ドライバ35、36、6
2に信号を送り、それぞれバルブ25、26、63を開
いて、イーストエキス、ポリぺプトン等の薬剤23、グ
ルコース等の栄養剤24、りん酸緩衝液61を微生物膜
活性化装置18に送り込み、化学的刺激により微生物膜
内の微生物を活性化する。また、制御手段22は、バル
ブ25、26、63を開くのと同時に電圧波形/電圧値
/周波数コントローラ38を動作させ、電圧発生装置2
0を駆動して電極板19に所定の直流電圧あるいは高周
波電圧を印加して微生物膜14に電気的刺激を与える。
さらに制御手段22は微生物電極チップ2の活性化スケ
ジュールに従って温度制御に必要な加熱量/加熱速度を
演算し、その出力信号をヒータ制御用ドライバ32に送
り、ヒータ用電源をON/OFF制御し各活性化室内の
温度をコントロールする。これによって、水(お湯)の
熱によって微生物膜が活性化される。
【0045】2番目に使用する微生物電極チップ2は、
測定時間間隔遅れるか、少し長い時間をかけて上記の手
順に従って立ち上げられる。3番目以降に使用する微生
物電極チップ2も同様に立ち上げられるものである。
【0046】このように本実施の形態2の微生物活性化
装置18は、予め測定時間と測定間隔を設定してやれば
次々と被測定液のサンプルを測定することができる、短
時間のうちに測定を終了することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の微生物電極
チップは、被測定液ごとに交換することができるから、
微生物膜を1回測定するごとに再生する必要がなく、短
時間に被測定排水のBODを測定できる。
【0048】また本発明の微生物膜活性化装置によれ
ば、短時間で微生物膜を使用可能にすることができ、微
生物膜再生のためBODを測定できるようになるまで長
時間待つ必要がない。熱,電気,薬剤,栄養等の活性化
手段を備えているので、微生物膜を最短時間のうちに最
適の方法で活性化できる。制御手段によって測定に使用
する微生物部チップを被測定液のサンプル数だけ自動的
に次々と立ち上げることができ、立ち上げをきわめて容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における微生物電極チッ
プを装着するBOD測定装置の概略全体図
【図2】図1のA部の部分拡大図
【図3】本発明の一実施の形態における微生物電極チッ
プの部のパターン図
【図4】本発明の他の実施の形態における微生物膜活性
化装置の概略図
【図5】従来のBOD測定装置の概略全体図
【符号の説明】
1 BOD測定装置本体 2 微生物電極チップ 3 エアーノズル 4 液晶表示部 5 エアーポンプ 6 通信用コネクタ 7 測定開始ボタン 8 校正用ボタン 9 データ保持ボタン 10 貯留部 11 測定器保持部 12 テフロン膜 13 樹脂モールド 14 微生物膜 15 電解液 16 電極 16−a アノード 16−b カソード 17 被測定水 18 微生物膜活性化装置 19 電極板 20 高電圧発生装置 22 制御手段 23 薬剤 24 栄養剤 25、26、63 バルブ 27 撹拌部羽根 28 撹拌用モータ 29 ヒータ 30 ヒータ用電源 31 温度センサ 32 ヒータ制御用ドライバ 33 仕切板 34 排水用バルブ 35、36、37、62 バルブ開閉用ドライバ 38 電圧波形/電圧値/周波数コントローラ 39 電極端子 40 貯水タンク 41〜45 補給用バルブ 46〜50 補給用バルブドライバ 51〜55 排水用バルブ 56〜60 排水用バルブドライバ 61、71 りん酸緩衝液 64 攪袢用モータドライバ 65 フローセル 66〜68 標準液 69 検水 70 洗浄液

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上にプリント配線された一対の電極
    と、前記一対の電極上に設けられ電解液を収容する電解
    液部と、前記電解液部を覆った酸素透過膜と、前記酸素
    透過膜上に設けられ被測定液中の有機成分を資化できる
    微生物膜と、前記一対の電極から延び装着によってBO
    D測定装置の電流検出回路との接続が可能になる端子を
    備え、前記有機成分の資化により消費された後の溶存酸
    素を還元するとともに、測定ごとに交換が可能なことを
    特徴とする微生物電極チップ。
  2. 【請求項2】水の供給と排水が行われるとともに内部に
    請求項1記載の微生物電極チップが載置される活性化室
    と、前記活性化室に設けられ前記微生物膜を活性化する
    活性化手段を備えたことを特徴とする微生物膜活性化装
    置。
  3. 【請求項3】前記活性化手段が微生物膜に熱的刺激を与
    える加熱部を備えたことを特徴とする請求項2記載の微
    生物膜活性化装置。
  4. 【請求項4】前記活性手段が微生物膜に電気的刺激を与
    える電極板と電圧発生装置を備えたことを特徴とする請
    求項2または3記載の微生物膜活性化装置。
  5. 【請求項5】前記活性化手段が微生物膜に薬剤を供給す
    る薬剤供給部を備えたことを特徴とする請求項2〜4の
    いずれかに記載の微生物膜活性化装置。
  6. 【請求項6】前記活性化手段が微生物に栄養を供給する
    栄養分供給部を備えたことを特徴とする請求項2〜5の
    いずれかに記載の微生物膜活性化装置。
  7. 【請求項7】前記活性化室が複数設けられていることを
    特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の微生物膜活
    性化装置。
  8. 【請求項8】前記活性化手段を制御して微生物膜を活性
    化する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかに記載の微生物膜活性化装置。
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Cited By (4)

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