JPH1028060A - 情報ビットシーケンス送信プロセス - Google Patents

情報ビットシーケンス送信プロセス

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JPH1028060A
JPH1028060A JP8302928A JP30292896A JPH1028060A JP H1028060 A JPH1028060 A JP H1028060A JP 8302928 A JP8302928 A JP 8302928A JP 30292896 A JP30292896 A JP 30292896A JP H1028060 A JPH1028060 A JP H1028060A
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JP
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bits
bit
subset
redundant
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JP8302928A
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English (en)
Inventor
Xavier Lasne
ラスーン グザヴィエール
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Nortel Networks France SAS
Original Assignee
Matra Communication SA
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/27Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes using interleaving techniques
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/37Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
    • H03M13/45Soft decoding, i.e. using symbol reliability information
    • H03M13/451Soft decoding, i.e. using symbol reliability information using a set of candidate code words, e.g. ordered statistics decoding [OSD]
    • HELECTRICITY
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    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
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  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信チャネルにより導入されるエラーに関し
て被送信ビットを保護できるプロセスを得る。 【解決手段】 被送信情報ビットのシーケンスに基づ
き、符号化器が冗長サブセットを含むビットcnの第2
のシーケンスを形成し、cnと、f(n)<nであるf
(n)との排他的OR演算の形式の差分符号化によりビ
ットdnの第3のシーケンスを発生する。送信信号は、
ビットdnに関連する尤度データrnを得て、受信装置は
冗長サブセットのビットcnの推定値をrn・rf(n)の関
数として計算し、冗長度を利用して、誤った推定値を有
するサブセットのビットcnを検出し、2つの関連する
尤度データアイテムrn,rf(n)の信頼度の低い方の符
号を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2進情報の送信の
分野に関するものであり、特に、送信チャネルにより導
入されるエラーに対して、送信されるビットの少なくと
もいくつかを保護できるようにするプロセスに関する。
【0002】なお、“送信チャネル”とは、送信装置と
受信装置との間において、情報ビットを運ぶための信号
が通る任意の経路を意味する。したがって、送信チャネ
ルには送信装置と受信装置との間に設置された無線、有
線その他のリンクが含まれ、記憶装置に応用される場合
においては、送信装置から送信された情報が受信装置に
より受信されるのを待つ間に該情報が格納されるメモリ
もチャネルに含まれる。
【0003】
【従来の技術】チャネル符号化技術においては、送信チ
ャネルにより生じるエラーについてある程度の耐性を与
えるために開発されている。特に、冗長度が使用されて
いる修正符号化技術においては、エラーを検出および/
もしくは修正するために広く利用されており、これらの
技術には、畳み込み符号化およびブロック符号化が含ま
れる。冗長符号化器の原理はn>kであるkの被送信情
報ビットを特徴付けるnビットが送出されることであ
り、k/nの比率によって符号の効率が規定されるが、
その比率においては、低すぎて所要帯域幅に関して不利
になってはならない。所与の効率の符号の修正能力を高
めるために、通常、保護は符号化器、特に実質的により
複雑な(畳み込み符号の場合には制約長さが長くなり、
ブロック符号の場合にはブロック長さが長くなる)復号
器へ向けられる。
【0004】あるチャネル符号化器は、1フレームのビ
ットに対して数クラスの保護を行うことができる。各保
護クラスは、効率が1よりも低い修正子符号のアプリケ
ーションに対応しており、符号毎に異なる修正能力を有
している。これにより、フレームのビットをその重要度
に応じてクラス間に分散させてビットの重要度に応じた
保護を行うことができる。
【0005】冗長度が使用されているエラー修正によれ
ば、エラー確率が記号毎に無相関である場合に最善の結
果が得られる。この無相関状態は、実際上、良好な近似
においてしばしば発生する加法性白ガウスノイズのある
チャネルの場合に満たされる。しかしながら、特に、レ
ーリーチャネルを介した無線リンクの場合のように、無
相関状態が満たされない場合がある。移動無線端末は動
き廻ると、さまざまな伝搬経路に沿って受信され、破壊
的に干渉している同じ信号のいくつかの互いに移相して
いる信号を受信する、いわゆるディープフェージングを
受けることがある。このようなフェージングは、いくつ
かの記号にわたって拡がり修正子符号の性能が損なわれ
る。この現象を除去するために、大概の移動無線システ
ムにおいては、1つ以上の連続フレームの記号を並べ換
えるインターリービングを使用して、それにより符号語
の記号内のエラー確率に対して無相関状態をうまく満た
すようにしている。
【0006】ある無線伝送システムにおいては、冗長符
号化後に得られたビットは、適切にインターリーブされ
ていれば、差分符号化されてから送出される。差分符号
化においては、ビット自体ではなく2つの連続ビット間
の差が送信される。送信されるNビットのフレームをB
0,B1,...,BN-1とすると、差分符号化により0
≦n≦Nについて
【0007】
【数4】 が実施される。なお、
【0008】
【外3】 は排他的OR演算を示し、B'-1は送信すべき初期化ビ
ットを示す(B'-1は先行フレームの最後の差分符号化
ビットとすることができる)。関連する復号化は0≦n
≦Nに対する単なる
【0009】
【数5】 となる。差分符号化においては、冗長度が導入されな
い。それが使用される理由は、ある変調モード、特にG
MSK変調、によりもたらされる波数ベクトル反転問題
に関係がある。特に符号の検出に関して、復調器による
波数ベクトルの追尾は困難である。ディープフェージン
グ等のチャネル外乱によって波数ベクトルの振幅が低下
すると、外乱の後で波数ベクトルの符号に関するあいま
いさに直面することがあるが、差分符号化によってこの
ような符号反転から生じるエラーによるフレームの残り
の伝搬が防止される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のものにおいては、差分符号化により復号
ビットの符号問題を克服することができるが、送信ビッ
トに影響を及ぼすエラーが2倍になってしまうという問
題点がある。伝搬チャネルにB'nビット内の局在エラー
が含まれる場合には、それによりBnビット内にエラー
が生じ、復号後にBn+1ビット内にもう1つのエラーが
生じる。したがって、差分符号化の保護によりフレーム
のビット内の送信エラーの確率が高くなる。
【0011】本発明の目的は、平均エラーレートを増加
させずむしろ減少させながら差分符号化の利点を取り入
れた送信プロセスを提供することである。また、もう1
つの目的は全体チャネル符号化手順の比較的高い効率を
保持しながら送信されるシーケンスのビットのいくつか
のクラスを保護できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、情報ビットの第1シーケンスを送信する情
報ビットシーケンスプロセスであって、送信装置は、0
≦M<Lである前記第1のシーケンスのMビットを表す
Lビットからなる少なくとも1つの冗長サブセット)を
含むように冗長度を示す第2のビットシーケンスを第1
のシーケンスに基づいて形成するプロセスと、cnおよ
びdnをそれぞれ第2および第3のシーケンスのnラン
クのビットとし、f(n)をn−1以下の整数とした場
合に、前記cnと前記f(n)との排他的OR演算の形
式の差分符号化を前記第2のシーケンスへ適用すること
により第3のビットシーケンスを形成するプロセスと、
該第3のシーケンスのビットを表す信号を指定された順
序で送信するプロセスとを順次実行し、受信装置は、符
号が前記第3のシーケンスの各ビットdnの値における
尤度データアイテム、rnの絶対値rnと共に増大する信
頼度の推定値を表す尤度データrnを送信チャネルを介
して前記送信装置から受信する信号に基づいて求めるプ
ロセスと、各々がrn・rf(n)の符号によって決まる冗
長サブセットのビットcnの第1の各推定値を計算する
プロセスと、前記冗長サブセット内に存在する冗長度を
利用して送信チャネルから生じるエラーによる誤った第
1の推定値を有する冗長サブセットのビットを検出する
プロセスと、前記第1の推定値が誤りであるとして検出
されている冗長サブセットの各ビットcnについて2つ
の尤度データアイテムrnおよびrf(n)の絶対値が小さ
い方の符号を修正するプロセスとし、rn・rf(n)の符
号によって決まる第2のシーケンスのビットcnの第2
の各推定値を求めるプロセスと、前記第2のシーケンス
のビットの第2の推定値に基づいて第1のシーケンスの
ビットの推定値を求めるプロセスとを順次実行すること
を特徴とする。
【0013】エラー符号が付いて受信される尤度データ
アイテムrn は一般的に絶対値が小さい。差分復号後の
ビットcnの推定値が正しくないことを確認する手段を
利用できる場合には、2つの尤度データアイテムrn
よびrf(n)のいずれの符号が正しくないかをかなり良い
確率で推定することができる。大概の場合、絶対値が小
さいのは尤度データアイテムである。冗長サブセット内
に存在する冗長度により実際に正しくないビットを識別
することができ、関連する尤度データを修正して冗長サ
ブセットに属さない他のビットは修正により恩恵を受け
るようにすることができる。
【0014】したがって、付加保護により恩恵を受ける
ビットは冗長サブセットには属さずしかも冗長サブセッ
トに属する少なくとも1ビットcnがありn'=f(n)
もしくはf(n')=nあるいはf(n)であるcn'形
式のビットである。
【0015】差分符号化によるこの付加保護には送信に
必要なビットレートの増加が伴わない。
【0016】M≧1である場合には、冗長サブセットは
第2のシーケンス形成中の第1のシーケンスのMビット
に基づいてエラー修正符号化により作り出されるLビッ
トにより構成される。
【0017】M=0であれば、冗長サブセットは受信装
置には周知のLビットにより構成される。これら周知の
ビットレートは特に同期化ビットレートとすることがで
きる。
【0018】エラー修正能力を最適化するために、第2
のシーケンスの構造および関数fはn'=f(n1)か
つf(n')=n2もしくはf(n2)である冗長サブ
セットの2ビットcn1,cn2があるように冗長サブセッ
トに属さない第2のシーケンスのL以下のビットcn '
の数L'を最適化するように有利に選択される。事実、
冗長サブセットにより修正可能な2つの尤度データアイ
テムの関数として推定される場合にはこれらのビットc
n'は相当な保護による恩恵を受ける。
【0019】また、MおよびM’を少なくとも1に等し
い整数とした場合に、少なくとも第1のシーケンスのM
ビットに対する第1の保護クラスおよび前記第1のシー
ケンスのM'ビットに対する第2の保護クラスを有する
情報ビットシーケンス符号化プロセスであって、少なく
ともM<Lである第1のシーケンスの第1のクラスのM
ビットを表すLビットからなる第1の冗長サブセットお
よび第1のシーケンスの第2のクラスのM'ビットによ
って決まるL'ビットからなる第2のサブセットを含む
ような冗長度を示す第2のビットシーケンスを第1のシ
ーケンスから形成するプロセスと、第2および第3のシ
ーケンスのnランクのビットをそれぞれcnおよびdn
し、n−1以下の整数をf(n)とした場合に、前記c
nと前記f(n)との排他的OR演算の形式の差分符号
化を前記第2のシーケンスへ適用することにより第3の
ビットシーケンスを形成するプロセスと、該第3のシー
ケンスのビットを表す信号を指定された順序で送信する
ステップとを順次実行し、n'=f(n)およびf
(n')=nもしくはf(n)である第2のシーケンス
の第1のサブセットに属する少なくとも1ビットcn
あるように前記第2のシーケンスの第2のサブセットに
属する各ビットcnに対して第2のシーケンスの構造お
よび関数fが選択されることを特徴とする。
【0020】また、送信チャネルを介して送信装置から
受信される信号から得られる一連の尤度データrnを修
正するプロセスであって、各尤度データアイテムrn
符号は、送信装置による第2のビットシーケンスの差分
符号化による得られる符号化されたビットシーケンスの
各ビットdnの値におけるrnの絶対値rnと共に増大す
る信頼度の推定値を表し、第2のビットシーケンスは0
≦M<Lである通信されるM情報ビットを表すLビット
からなる少なくとも1つの冗長サブセットを含み、第2
のシーケンスおよび符号化されたシーケンスのnランク
のビットをそれぞれcnおよびdnとし、n−1以下の整
数をf(n)とした場合に、前記差分符号化は、前記c
nと前記f(n)との排他的OR演算から求められ、各
々がrn・rf(n)の符号によって決まる冗長サブセット
のビットcnの第1の各推定値を計算するステップと、
冗長サブセット内に存在する冗長度を利用して送信チャ
ネルから生じるエラーによる誤った第1の推定値を有す
る冗長サブセットのビットを検出するステップと、誤っ
た第1の推定値が検出されている冗長サブセットの各ビ
ットcnについて2つの尤度データアイテムrnおよびr
f(n)の絶対値が小さい方の符号を修正するステップとを
順次実行することにより一連の尤度データrnの修正を
行うことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明の情報ビットシーケンス送
信プロセスの実施の一形態を示す図であり、送信される
情報ビットa0,a1,...のシーケンスT1(図1に
は図示せず)から形成されるビットc0,c1,...の
シーケンスT2が示されている。
【0023】ここで、各シーケンスT1,T2は所与数
のビットにより構成され、シーケンス、すなわちフレー
ム、T2はシーケンス、すなわちフレーム、T1に対す
る冗長度を示し、したがってフレームT1のビット数K
よりも大きいビット数Nを有している。単純な実施例で
は、フレームT2の長さNは10であり、フレームT1
は例えばK=8の長さを有している。フレームT2はL
=5ビットc0,c2,c4,c6,c8からなる冗長サブ
セットEを含み、フレームの他のL'=5ビットはサブ
セットE'を構成するものとする。
【0024】差分符号化によってフレームT2は同じビ
ット数Nを有するシーケンスすなわちフレームT3へ変
換される。図1に斜線で示す差分符号化は単なる
【0025】
【数6】 に過ぎない、すなわち前に使用した表記法によれば、f
は関数f(n)=n−1である。フレームT3は連続的
に送出されるため、初期化ビット数d-1は例えば先行す
るフレームT3の最終ビット数である。
【0026】サブセットEおよびE'のビットが交互に
フレームT2内に現れるものとすると、フレームT3の
各ビットdnは冗長サブセットEのビット、すなわちビ
ットcn+(n modulo 2)、の符号化へ入る。受信装置にお
いて、このビットcn+(n mod ulo 2)の第1の推定値は、
サブセットE内に存在する冗長度を利用して修正するこ
とができ、それにより修正時に第3のフレームのビット
nの推定値を反転することができ、この反転により引
き続きサブセットE'に属するビットcn+1-(n modulo 2)
の推定値を修正することもできる。
【0027】受信装置においては、各フレームT3に対
して、Nの実数すなわちrn=An(1−2dn)+Bn
形式のソフトビットr0,r1,...,rN-1が求めら
れる。なお、Anは受信信号の相対エネルギーレベルで
あり(Anの符号は予め判っていない場合もある)、Bn
はノイズサンプルである。また、加法性ガウスノイズの
あるチャネルに対して、rnは、ln[Pr{dn=0|
n}/Pr{dn=1|rn}]に比例し、Pr{dn
i|rn}については、値rnが受信されている場合にd
n=iである確率を示すことが容易に判る場合には、値
nはビットdnに関連する尤度データと見なすことがで
きる。言い換えれば、rnの符号はビットdnの推定値を
構成し、rnの絶対値はこの推定値の信頼度を表す。
【0028】使用される差分符号化によって、受信装置
において、フレームT2のビット
【0029】
【数7】 の第1の推定値
【0030】
【外4】 がrn・rf(n)の符号sgn(rn・rf(n))=±1およ
び随意rnおよびrf(n)の絶対値の関数として計算され
る。これらの第1の推定値はハード決定したり、例えば
【0031】
【数8】 あるいは
【0032】
【数9】 の形式のソフト決定したりすることができる。なお、g
は推定値の確率、例えば、g(X,Y)=xyを測定す
る関数である。差分符号化により、エネルギーレベルA
nの符号のあいまいさは推定値
【0033】
【外5】 に影響を及ぼすことがない。サブセットEの冗長度を利
用してそのビットcnの推定値
【0034】
【外6】 が誤っていることが判れば、それはrnもしくはrf(n)
の符号が正しくないためである。2つのデータアイテム
n,rf(n)の信頼度が低いと考えられる、すなわち絶
対値が小さい、方の符号が次に反転される。符号が反転
されたこのデータアイテムがフレームT2のもう1つの
ビット(もしくは数ビット)の差分符号化へ入るかぎ
り、この後者のビットも尤度データの第2の差分符号化
中に行われる修正の恩恵を受けることができる。
【0035】サブセットEのビットの第1の推定値の修
正によって確実な結果が得られるものとすると、サブセ
ットEのビットの差分符号化へ入る尤度データアイテム
nの符号のエラー確率を評価することができる。
【0036】
【数10】 ここで、Erfcはエラー関数を示し、Eb/N0は信
号/ノイズ比を示す。
【0037】E'はフレームT2の基数L'≦min
(L,N−L)のあるサブセットを示し、このサブセッ
トはサブセットEには属さないビットcn'からなり、冗
長サブセットEの2ビットcn1,cn2がn'=f(n
1)およびf(n')=n2を満たすようにされてい
る。2つの関連する尤度データアイテムrn',rf(n')
が修正可能であれば、これらのビットcn'は二重保護に
よる恩恵を受ける。(1)式からサブセットE'のビッ
トのエラー確率は次式で表される。
【0038】
【数11】 この確率Prerr(cn')は差分符号化を使用せずに送
出する場合に得られる確率よりも実質的に低い。
【0039】E”はフレームT2の基数L”≦N−L−
L'のあるサブセットを示し、このサブセットはビット
n”により構成され、n”=f(n)もしくはf
(n”)=nまたはf(n)を満たす冗長サブセットE
のビットcnが1つだけ存在するようにされている。こ
れらのビットcn”は単一保護の恩恵を受ける。(1)
式からサブセットE”のビットのエラー確率は次式で表
される。
【0040】
【数12】 この確率Prerr(cn”)は差分符号化を使用せずに送
出する場合に得られる確率と同程度である。
【0041】E'''はフレームT2の基数L'''のあるサ
ブセットを示し、このサブセットはEにも、E'にも
E”にも属さないビットcperm(n''') からなってい
る。これらのビットは差分符号化による保護の恩恵を受
けない。関連するエラー確率は次式で表される。
【0042】
【数13】 差分符号化を使用しない場合に較べて2進エラーレート
は3dB低下することが判る。一般的に、フレームT2
の構造およびサブセットE'''が空である(L'''=0)
関数fを選択することができる。
【0043】好ましくは、フレームT2の構造および関
数fはサブセットE'の基数L'を最大にするように選択
される。理想的には、図1の場合のように、サブセット
E'は冗長サブセットEに属さないフレームT2の全ビ
ットからなっている。この状態はL≧N/2である時に
満たされる。
【0044】図1で考慮した例では、冗長度はサブセッ
トEにしか適用されないが、フレームT2の全ビットが
送信エラーに対する保護の恩恵を受ける。したがって、
差分符号化によりチャネル符号化の全体効率を低減させ
ることなくフレームのあるビットについて特定の保護を
導入することができる。
【0045】冗長サブセットEのビットcnに関連する
尤度データrn,rf(n)の符号修正にはこれらのデータ
の信頼度修正が伴うことがある。例えば、
【0046】
【外7】 が冗長サブセットのビットcnの第1の各推定値を示
し、かつ、
【0047】
【外8】 がサブセットE内に存在する冗長度に基づいて修正を実
施した後のこれらのいくつかの推定値を示す場合
【0048】
【数14】 、次の関係に従って尤度rnを変換することができる。
【0049】
【数15】
【0050】
【数16】 これらの関係(5),(6)は
【0051】
【数17】 である場合に必要な符号修正に影響を及ぼす。さらに、
確率|r'n|および|r'f(n)|が調整され、|r'n
=|r'f(n)|となり、これは尤度データに適用される
処理演算にソフト決定手順が伴う場合に重要である。し
たがって、符号を修正した尤度データアイテム(例え
ば、rn)が最初に比較的信頼度が高い(|rn|が比較
的大きい)場合には、他の尤度データアイテムの絶対値
は一般的にかなり相似したものとなり、
【0052】
【数18】 及び式(5),(6)により比較的小さい信頼度|r'n
|および|r'f(n)|が得られ、符号修正が予め正当化
される確率は50%よりも僅かに高いにすぎないという
事実を示している。一方、rnの符号は、
【0053】
【数19】 である場合に修正すべきであり、符号修正は正当化され
る確率が非常に高く、式(5),(6)により修正デー
タr'n およびr'f(n)に比較的高い確率が割り当てられ
る。信頼度|r'n|および|r'f(n)|のこの調整は修
正手順によりエラーが無い冗長サブセットEのビットc
nについても介入する。
【0054】前述したように、サブセットEのビット
は、同期化ビット等の、受信機に周知のビットとするこ
とができる。同期化ビットは連続フレームの各フレーム
に現れ、例えば先行フレームの分析により同期化が一部
実施されている事実により、これら周知の同期化ビット
の1つに影響を及ぼすエラーを修正できるようになる。
送信装置による第2のフレームT2の形成にはフレーム
T1に同期化ビットを付加してフレームT1のビット間
に分散することが含まれる。フレームT1のビットのイ
ンターリービングが必要であれば、同期化ビットを付加
する前に実施することができる。
【0055】サブセットEに存在する冗長度はフレーム
T1からフレームT2を形成する間に実施されるエラー
修正から生じることもある。したがって、図2に示す例
では、フレームT2の偶数ランクのビットのサブセット
Eは送信される情報ビットのフレームT1のM=3ビッ
トだけで決まるL=5ビットからなっている。この例で
は、フレームT1はK=8情報ビットからなり、その1
つのクラスCL1={a0,a1,a2}はサブセットE
の冗長度により符号化される。フレームT1はサブセッ
トE'内に冗長度が無くても(L'=M')再生されるM'
=5の他のビットa3からa7により構成される第2のク
ラスCL2を含んでいる。なお、サブセットE'は、あ
る冗長度を含むこともできる(すなわちL'>M')。図
2の例では、フレームT1からフレームT2を形成する
ことは2ステップで実施される。第1のステップでは
(系統的もしくは非系統的に)クラスCL1のビットへ
冗長2ビットが付加され、N=19ビットbnのフレー
ムT1の始めに冗長サブセットEがコンパイルされる。
フレームT1'の他方の5ビットは2位置だけシフトさ
せたクラスCL2のビットである。図1に示す差分符号
化を単純にフレームT1'に適用すると、(ビットd4
介した)ある保護の恩恵を受けるのはサブセットE'の
ビットb5だけである。修正能力を最適化するために、
サブセットEおよびE'のビットの所望する交替を確立
するのに適切なフレームT1'のビットの並べ換えが行
われる。図2に示す例では、この並べ換えはcn=b
perm(n)であり、nが偶数であればperm(n)=n
/2となり、nが奇数(0≦n≦9)であればperm
(n)=(n+9)/2となる。次に、こうして得られ
るフレームT2を図1の場合と同様に差分符号化してフ
レームT3が得られる。
【0056】例えば、レーリーチャネルを考慮してビッ
トのインターリービングが必要である場合には、フレー
ムT1'からフレームT2へ通過する時にこのインター
リービングを実施することができる。事実、インターリ
ービングはビットの並べ換えにすぎない。インターリー
ビングによりビット間の混合が幾分生じるが、この混合
は修正能力を最適化するのに必要なサブセットEおよび
E'のビットの交替を保証するのに十分ではないと思わ
れる。したがって、従来のインターリービングにより規
定される並べ換えを局所的に変更して近隣ビットのエラ
ー確率間に相関を再導入することなくサブセットEおよ
びE'のビットを適切に分散しなければならない。
【0057】インターリービングがいくつかのフレーム
T1'にわたって拡がる場合には、フレームT1'の全ビ
ットを含むインターリーブされた2進シーケンスのセグ
メントとしてフレームT2を理解しなければならない。
対角インターリービングを使用する場合には連続フレー
ムT2が特に相互に重畳することがある。
【0058】符号化器のレベルでフレームT2を明確な
形式で生じないようにできることわかる。したがって、
【0059】
【数20】 に従ってフレームT1'に基づいて直接差分符号化を実
施することができ、permは整数0からN−1にわた
る前述した並べ換えである(すなわちサブセットEおよ
びe'のビットの交番および適切であればインターリー
ビングを保証する)。
【0060】図1および図2の特別なケースとして、差
分符号化に使用される関数fはf(n)=n−1であ
る。フレームT2に適切な構造が採用されている(ある
いは適切な並べ換えpermが採用されている)場合、
この関数は冗長サブセットEのビット数Lが少なくとも
フレームT2およびT3の長さNの半分に等しい時に適
切である。フレームT2の各ビットは冗長サブセットE
もしくはサブセットE'のいずれかに属するようにな
る。
【0061】しかしながら、L<N/2であれば、E'
の基数L'がEのLを越えることがないためこの状態は
もはや満たされない。したがって、E'の基数を最大に
するように関数fを修正するのが賢明である。冗長サブ
セットEがi=0,1,...に対する3iランクのL
=N/3ビットからなるケースを図3に示す。ここで
は、基数L'はi=0,1,...に対する関数f(3
i)=3i−1,f(3i+1)=3i,f(3i+
2)=3iにより最大とされる。3i+2ランクのビッ
トにより二重保護ビットのサブセットE'が構成され
る。3i+1ランクのビットは基数L”=L'=L=N
/3のサブセットE”を構成し、尤度データアイテムr
3iは修正できるがr3i+1は修正できない。図3の例で
は、送信される情報ビットのフレームT1はそれぞれM
<L,M'≦L'およびM”≦L”ビットを有しそれぞれ
サブセットE,E'およびE”のビットを規定する3つ
のクラスCL1,CL2,CL3へ分解することができ
る。これら3つのクラスは保護レベルが異なる。
【0062】フレームT3のビットdnの送出順序は差
分符号化器の出力に存在する順序ではなくてもよいこと
がわかる。したがって、フレームT3は0≦n<Nにつ
いてeperm'(n)=dnである送出フレームT4=(e0
1,...,eN-1)を形成するように再び順序付けし
てから送出することができ、perm'は整数0からN
−1にわたる並べ換えを示す。特に、差分符号化された
フレームにインターリービングを実施することができ
る。このような場合、s0,s1,...,sN-1がビッ
トe0,e1,...,eN-1に関して受信装置により得
られる尤度データを示す場合には、差分符号化に使用さ
れるフレームT3のビットd0,d1,...,dN-1
対応する尤度データr0,r1,...,rN-1はrn=s
perm'(n)により与えられる。一般的に、差分符号化手順
は送出されたフレームT4の明確な2ビットを冗長度を
示すフレームT1'の各ビットに結合するグラフと考え
ることができ、このグラフは閉ループを含んでいない。
例えば、図4に示す変換T1'→T4はdn=bperm(n)
+df(n)であるeperm'(n)=dnへ分解することができ
perm,perm'およびfは、図5に示すように、
表1に示されている。E'''≠φであるため図4および
図5の例は最適例ではない。さらに、ビットb2はビッ
トe0およびe5間に生じる波数ベクトルの(修正不能
な)反転に感応する。一般的に、波数ベクトル反転問題
が起こる時に送出されたフレームの2つの遠すぎるビッ
トがフレームT1'もしくはT2のビットを符号化する
ことは興味のないことである。
【0063】
【表1】 さらに、本発明によるプロセスは無線通信で従来使用さ
れているスクランブリングプロセスと完全にコンパチブ
ルである。スクランブリングではいくつかのビットを反
転させて送出端において0と1の疑似ランダム分布が得
られる。これは送出されるビットシーケンスに対して1
ビットが反転すべきビットの位置を示す2進シーケンス
の排他的OR演算を行って実施され、同じ演算はデスク
ランブリングのために受信機でも実施される。発明の範
囲内で、差分符号化の前(フレームT2の形成時)ある
いは差分符号化の後(フレームT3からフレームT4へ
の通過時)にスクランブリングを実施することができ
る。送出されたフレームT4の各ビットejはフレーム
T3のビットdnを表さなければならず、随意j≠nと
したり送信機や受信機に周知の位置で反転を行うことが
できる。
【0064】図1から図5を参照して説明した例では、
フレームT2は保護できる1つの冗長サブセットEを含
み、それは差分符号化によりフレームT2の他のビット
へある程度拡張することができる。しかしながら、本発
明により、このようなサブセットE1,...,EQの1
よりも大きい数Qを与えることができる。各サブセット
q(1≦q≦Q)はフレームT1のMqビットによって
決まるLqビットからなり、0≦Mq<LQ<Nである。
長さN=10のフレームT2内にQ=2冗長サブセット
1={c0,c3,c6,c9}およびE2={c1,c4
7}を与えるケースを図6に示す。尤度データrnの修
正は各々がセットEqの1つに対して下記の手順を含む
Qステージ(もしくはそれ以下)の手順となる。
【0065】rn・rf(n)の符号(および随意|rn
および|rf(n)|)の関数としてのEqのビットの第1
の推定値
【0066】
【外9】 の計算 第1の推定値
【0067】
【外10】 内の任意のエラーを修正するようにEq内に存在する冗
長度を利用することによる、誤りであるEqのビットの
第1の推定値
【0068】
【外11】 の検出
【0069】
【外12】 が誤りであると検出されており、かつ|rn|<|r
f(n)|であるような各尤度データアイテムrnおよびcn
が誤りであると検出されており、かつ|rf(n)|<|r
n|であるような各尤度データアイテムrf(n)の符号の
反転。
【0070】図6の例では、サブセットE1に関する第
1のステージによりデータアイテムr0,r2,r3
5,r6,r8,r9を修正することができる。例えば、
サブセットE2のビットを求めるのに使用される冗長符
号により1つのエラーしか修正できないものとする。ま
た、データアイテムr4,r6の符号が受信端で誤ってい
るものとする。データアイテムr6は第1の修正ステー
ジ中にデータアイテムr4は第2の修正ステージ中に修
正することができるが、このような二重修正は第1のス
テージからすぐサブセットE2を復号しようとしていた
ならば不可能であったと思われる。この場合、本発明に
よりq>1であるサブセットEqの修正能力を改善する
ことができる。したがって、サブセットE'={c2,c
5,c8}のビット保護が向上する。
【0071】次に、送信装置および受信装置間でデータ
および音声を伝達することができる特別な無線リンクの
例により本発明の説明を行う。送信フレームの長さは1
60ビットであり本例では8同期化ビットが含まれてい
る。図7および図8は使用する送信機および受信機の一
般的な略図である。
【0072】送信装置はK(P)=120ビットの音声フ
レームa0 (P),...,a119 (P)を送出するオーディオ
符号化器10を具備し、その最初のM(P)=20ビット
0 (P ),...,a19 (P)は保護クラスCL1(P)に、次
のM'(P)=52ビットa20 (P),...,a71 (P)は保護
クラスCL2(P)に、最後のM”(P)=48ビットa72
(P),...,a119 (P)は保護クラスCL3(P)にそれぞ
れ割り当てられる。クラスCL1(P),CL2(P)および
CL3(P)は低減する保護レベルに対応している。送信
装置はさらにK(D)=66ビットのデータフレームa0
(D),...,a65 ( D)を送出するデータソース12を具
備し、その最初のM(D)=23であるa0 (D),...,
22 (D)は保護クラスCL1(D)に、次のM'(D)=23で
あるa23 (D),...,a45 (D)は保護クラスCL2(D)
に、最後のM”(D)=20であるa46 ( D),...,a65
(D)は保護クラスCL3(D)にそれぞれ割り当てられる。
クラスCL1(D),CL2(D)およびCL3(D)は低減す
る保護レベルに対応している。
【0073】モジュール14は音声/データ識別を行
い、エラー検出のための巡回冗長検査を導入する。符号
化器10から生じる音声フレームに対して、モジュール
14は下記のようにビットa’i (−2≦i≦25)を
定義する。
【0074】・a'0=0(音声/データ識別ビット) ・a'i+1=ai (P),0≦i≦19(クラスCL1(P)) ・a'21,a'22およびa'23は多項式a'023+a'1
22+...+a'22Z+a'23が1+Z+Z3の倍数とな
るようなCRCビットである。
【0075】・畳み込み符号化の初期化に対してa'-2
=a'-1=a'24=a'25=0. ソース12から生じるデータフレームに対して、モジュ
ール14は下記の連続ステップによりビットa'i(−2
≦i≦25)およびa”j (−2≦j≦49)を定義す
る。
【0076】・a'0 =1(音声/データ識別ビット) ・a'i+1=ai (D),0≦i≦65 ・a'67,...,a'71は多項式a'071+a'1
70+...+a'70Z+a' 71が1+Z2+Z5の倍数とな
るようなCRCビットである。
【0077】・a”j=a'j+24,0≦j≦47(クラス
CL2(D)およびCL3(D)) ・畳み込み符号化の初期化に対してa'-2=a'-1=a'
24=a'25=a”-2=a”-1=a”48=a”49=0. モジュール14には冗長符号化を実施するモジュール1
6が続き、これは実施例では畳み込み符号化CC(2,
1,3)である。モジュール16はn=152ビットb
0,b1,...,b151のフレームT1'を定義し、ビッ
トb0からb51は下記のように定められる。
【0078】
【数21】 音声フレーム(a'0=0)のビットb52からb151は5
2≦n≦151に対して、bn=an-32 (P)で与えられ
(クラスCL2(P)およびCL3(P)に対する冗長度は無
い)、データフレーム(a'0=1)に対するビットb52
からb151は同じ畳み込み符号化CC(2,1,3)に
より求められる。
【0079】
【数22】 畳み込み符号化モジュール16から出力されると、ビッ
トb0からb51は予めEと表示された(L=52)冗長
サブセットを構成し、元のフレームのクラスCL1(P)
およびCL1(D)のビットを表す。ビットbは並べ換え
られてから差分符号化されクラスCL2(P)もしくはC
L2(D)のビットによって決まるビットb52からb103
よりサブセットE'(L'=L=52)が構成されるよう
にする。ビットb104からb151はサブセットE”(L”
=48)を構成する。E”のこれらのビットは音声フレ
ームの場合はクラスCL3(P)のM”(P)=L”ビットに
よって決まる。
【0080】モジュール16にはモジュール18が続
き、フェージングによるエラー確立を均一にするように
インターリービングを行う。実施例では、モジュール1
8が実施するインターリービングによりさらにサブセッ
トE'の基数L'を最大にできるビット分布が保証され
る。インターリービングでは0≦n≦151に対して、
b'n=b tab intr(n)が実施されtab intr
(n)は例えば下記の適切なインターリービングテーブ
ルの第(n+1)番目の値を示す。
【0081】
【表2】 上記tab intr表において、太字エントリーは冗
長サブセットEのビットを示し、下線エントリーはサブ
セットE'のビットを示し、他のエントリーはサブセッ
トE”のビットを示す。
【0082】モジュール20はインターリービングモジ
ュール18から送られるビットb'nをスクランブルして
そこに8同期化ビットを加える。スクランブリングには
例えば0≦k≦6に対してはS(k)=0で定義され、
7≦k≦127に対しては、
【0083】
【数23】 で定義される期間127のS(k)が使用される。スク
ランブルされたフレームT2は0≦n≦151に対し
て、
【0084】
【数24】 に従って形成され、使用されるスクランブリングパラメ
ータscrは送信装置および受信装置においては周知で
ある。フレームT2の前に置かれる同期化ビットc-8
-7,...,c-1は固定されており、例えば0110
0010である。
【0085】差分符号化はモジュール22により実施さ
れる。
【0086】同期化ビットは差分符号化されず、−8≦
i≦−1に対してdi=ciである。次に、ビットd-1
-1=0が差分符号化の初期化ビットとして働く。実施
例における差分符号化式は、
【0087】
【数25】 であり、tab difはサブセットE,E',E”の
ビットの所望する分布が得られるように構成された2進
テーブルである。
【0088】
【表3】 8同期化ビットd-8,...,d-1およびフレームT3
のN=152ビットd 0,...,d151からなるシーケ
ンスが変調ステージ24へ送られ、無線信号S Eが発生
してアンテナ26から送り出される。実施例では、GM
SK(“Gaussian Minimum Shif
t Keying”)型の変調が使用された。
【0089】図8に図7の送信装置に関連する受信装置
を示す。アンテナ30において受信された無線信号SR
は最初にステージ32により復調される。復調ステージ
32は、特に、8同期化ビットによりフレームの同期化
を行う。復調ステージ32はビットd-8,...,
-1,d0,d1,...,d151に関連する尤度データ
- 8,...,r-1,r0,r1,...,r151を発生
する。
【0090】モジュール34は差分符号化を実施する。
実施例では、これはハード決定復号であって、0≦n≦
151に対して、
【0091】
【数26】 であり、関数fは予め定義されている。
【0092】
【数27】 はフレームT2のビットcnの第1の推定値である。デ
スクランブリングはモジュール36により、0≦n≦1
51に対するb'n=c'n+S(scr+n)に従って実
施される。デインターリービングはモジュール38によ
り、0≦n≦151に対する
【0093】
【数28】 に従って実施される。
【0094】エラー修正復号器40により冗長サブセッ
トEに関連するビットb0,b1,...,b51のL=5
2推定値
【0095】
【数29】 が復号される。この復号は例えばハード決定ビタービア
ルゴリズムに従って実施される。このようにして、0≦
i≦23に対するビットa'iの推定値
【0096】
【外13】 が求められる。
【0097】図8に42で示すモジュールは次に尤度デ
ータrnの(任意の)修正を実施する。モジュール42
は最初に送信装置の符号化器16が使用した畳み込み符
号CC(2,1,3)に従ってビット
【0098】
【数30】 を再符号化し、
【0099】
【数31】 である。
【0100】
【数32】 ビット
【0101】
【数33】 は、冗長サブセットEに関連するビットbnの修正され
た推定値を構成する。
【0102】
【数34】 は、復号器40が使用するビタービトレリスにより直接
発生できることもわかる。次に、モジュール42は第1
の推定値が誤りである冗長サブセットEのビットを検出
する。これらは0≦n≦151および
【0103】
【数35】 であるようなビットc tab intr(n)である。第1の推定
値が誤りであると検出されている冗長サブセットEの各
ビットcmに対して、モジュール42は2つのデータア
イテムrm,rf(m)の絶対値が小さい方の符号を反転す
る。復号器40の入力へ供給される第1の推定値
【0104】
【外14】 および対応する修正された推定値
【0105】
【外15】 に基づいて、モジュール42は下記の命令を実行する。
【0106】
【数36】 畳み込み復号器がソフト決定に基づいて作動する場合に
は、モジュール42は前記した式(5)および(6)を
有利に使用して絶対値を修正し、適切であれば、冗長サ
ブセットEのビットに関連する尤度データrnの符号も
修正する。これは下記の命令を実行して実行される
【0107】
【数37】 であることをお判り願いたい)。
【0108】
【数38】 少なくとも1つの尤度データアイテムrn がモジュール
42により修正されていれば、モジュール34,36,
38と同じであるが修正されたデータrn で作動する各
モジュール44,46,48により差分符号化
【0109】
【数39】 デスクランブリング
【0110】
【数40】 およびデインターリービング
【0111】
【数41】 が再開される。
【0112】受信装置が実施する残りの動作は考慮する
フレームの性質(音声もしくはデータ)によって決ま
る。モジュール50が復号器40から供給されるビット
a'0に基づいてこの識別を実施する。
【0113】音声フレーム
【0114】
【数42】 の場合には、モジュール52は多項式
【0115】
【数43】 が実際に1+Z+Z3の倍数であるかを検証することに
よりCRCビット
【0116】
【外16】
【0117】
【外17】 および
【0118】
【外18】 の有効性をチェックする。エラーである場合には、フレ
ームは正しくないものとしてオーディオ復号器54に表
示される。さもなくば、オーディオ復号器54は、
【0119】
【数44】 で与えられるフレームT1のK(P)=120ビットa0
(P),...,a119 (P)を受信し、
【0120】
【外19】 はモジュール38から送られるかもしくは、少なくとも
つのデータアイテムrnが修正されていれば、モジュー
ル48から送られるものである。
【0121】データフレーム
【0122】
【数45】 の場合には、エラー修正符号化がやはりビタービアルゴ
リズムに従って作動する復号器56により(モジュール
38もしくは、少なくとも1つのデータアイテムrn
修正されている場合には、モジュール48から送られ
る)ビット
【0123】
【数46】 へ適用される。このようにして、0≦j≦47に対する
ビットa”jの推定値
【0124】
【外20】 が求められる。モジュール58は多項式
【0125】
【数47】 が実際に1+Z2+Z5の倍数であるかを検証することに
よりCRCビット
【0126】
【数48】 の有効性をチェックする。エラーである場合には、フレ
ームは正しくないものとしてデータ処理モジュール60
に表示される。さもなくば、データ処理モジュール60
【0127】
【数49】 で与えられるフレームT1の情報ビット
【0128】
【数50】 のK(D)=66の推定値a0,...,a65を受信する。
【0129】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、符号反転から生じるエラーによるフレーム
の残りの伝搬を防止するとともに、平均エラーレートを
減少させることができる。
【0130】また、全体チャネル符号化手順の比較的高
い効率を維持しながら、送信されるシーケンスのビット
をエラーから保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従ったプロセスで使用できる差分符号
化のさまざまなモードを示す線図。
【図2】本発明に従ったプロセスで使用できる差分符号
化のさまざまなモードを示す線図。
【図3】本発明に従ったプロセスで使用できる差分符号
化のさまざまなモードを示す線図。
【図4】本発明に従ったプロセスで使用できる差分符号
化のさまざまなモードを示す線図。
【図5】本発明に従ったプロセスで使用できる差分符号
化のさまざまなモードを示す線図。
【図6】本発明に従ったプロセスで使用できる差分符号
化のさまざまなモードを示す線図。
【図7】本発明に従った符号化プロセスのさまざまなス
テップを示す略図。
【図8】図7の符号化プロセスに対応する復号プロセス
のさまざまなステップを示す略図。
【符号の説明】
10 オーディオ符号化器 12 データソース 14 識別及びCRC 16 畳み込み符号化器 18 インターリービング 20 デスクランブル/同期化 22 差分符号化 24,32 変調 26,30 アンテナ 34,44 差分復号化 36,46 デスクランブル 38,48 デインターリービング 40,56 ビタービ復号化 42 尤度データ修正 50 識別 52,58 CRCチェック 54 オーディオ復号器 60 データ処理

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報ビットの第1シーケンスを送信する
    情報ビットシーケンスプロセスであって、 送信装置は、 0≦M<Lである前記第1のシーケンスのMビットを表
    すLビットからなる少なくとも1つの冗長サブセット)
    を含むように冗長度を示す第2のビットシーケンスを第
    1のシーケンスに基づいて形成するプロセスと、 cnおよびdnをそれぞれ第2および第3のシーケンスの
    nランクのビットとし、f(n)をn−1以下の整数と
    した場合に、前記cnと前記f(n)との排他的OR演
    算の形式の差分符号化を前記第2のシーケンスへ適用す
    ることにより第3のビットシーケンスを形成するプロセ
    スと、 該第3のシーケンスのビットを表す信号を指定された順
    序で送信するプロセスとを順次実行し、 受信装置は、 符号が前記第3のシーケンスの各ビットdnの値におけ
    る尤度データアイテム、rnの絶対値rnと共に増大する
    信頼度の推定値を表す尤度データrnを送信チャネルを
    介して前記送信装置から受信する信号に基づいて求める
    プロセスと、 各々がrn・rf(n)の符号によって決まる冗長サブセッ
    トのビットcnの第1の各推定値を計算するプロセス
    と、 前記冗長サブセット内に存在する冗長度を利用して送信
    チャネルから生じるエラーによる誤った第1の推定値を
    有する冗長サブセットのビットを検出するプロセスと、 前記第1の推定値が誤りであるとして検出されている冗
    長サブセットの各ビットcnについて2つの尤度データ
    アイテムrnおよびrf(n)の絶対値が小さい方の符号を
    修正するプロセスとし、 rn・rf(n)の符号によって決まる第2のシーケンスの
    ビットcnの第2の各推定値を求めるプロセスと、 前記第2のシーケンスのビットの第2の推定値に基づい
    て第1のシーケンスのビットの推定値を求めるプロセス
    とを順次実行することを特徴とする情報ビットシーケン
    ス送信プロセス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報ビットシーケンス
    送信プロセスにおいて、 前記冗長サブセットは、m≧1である第1のシーケンス
    (T1)のMビットに基づいたエラー修正符号化により
    生じるLビットにより構成されることを特徴とする情報
    ビットシーケンス送信プロセス。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報ビットシーケンス
    送信プロセスにおいて、 前記受信装置には、周知のLビットにより冗長サブセッ
    トが構成されることを特徴とする情報ビットシーケンス
    送信プロセス。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    情報ビットシーケンス送信プロセスにおいて、 n’=f(n1)およびf(n’)=n2もしくはf
    (n2)である冗長サブセットの2ビットcn1およびc
    n2があるような冗長サブセットに属さない第2のシーケ
    ンスのビットcn'のL以下の数L'を最大とするように
    第2のシーケンスの構造および関数fが選択されること
    を特徴とする情報ビットシーケンス送信プロセス。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    情報ビットシーケンス送信プロセスにおいて、 前記第2のシーケンスは、冗長サブセットE
    1 ,...,EQ の1よりも大きい数Qを含み、冗長サ
    ブセットEqは1≦q≦Qに対して0≦Mq<Lqである
    第1のシーケンスのMqビットを表すLqビットからなる
    ことを特徴とする情報ビットシーケンス送信プロセス。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の情報ビットシーケンス
    送信プロセスにおいて、 前記受信装置は、 前記第2のシーケンスのビットの前記第2の推定値を求
    める前に、前記冗長サブセットEqについて、各々がrn
    ・rf(n)の符号によって決まる冗長サブセットEqのビ
    ットcnの第1の各推定値を計算するプロセスと、 前記冗長サブセットEq内に存在する冗長度を利用して
    送信チャネルから生じるエラーによる誤った第1の推定
    値を有する冗長サブセットEqのビットを検出するプロ
    セスと、 前記第1の推定値が誤りであるとして検出されている冗
    長サブセットEqの各ビットcnについて2つの尤度デー
    タアイテムrnおよびrf(n)の絶対値が小さい方の符号
    を修正するプロセスとを順次実行することを特徴とする
    情報ビットシーケンス送信プロセス。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    情報ビットシーケンス送信プロセスにおいて、 前記受信装置は、 前記冗長サブセットのビットの第1の推定値を計算した
    後で、 前記冗長サブセット内に存在する冗長度を利用して第1
    の推定値に基づいて得られるビットcnの修正された推
    定値の関数として尤度データアイテムrnおよびrf(n)
    を冗長サブセットの各ビットcnについて修正するプロ
    セスと、 前記修正により尤度データアイテムrnおよびrf(n)
    絶対値が影響を受けて冗長サブセット(E)のビットc
    nの修正された推定値がビットcnの前記第1の推定値に
    従わない場合に、2つの尤度データアイテムrnおよび
    f(n)の絶対値が小さい方の符号を修正するプロセスと
    を順次実行することを特徴とする情報ビットシーケンス
    送信プロセス。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の情報ビットシーケンス
    送信プロセスにおいて、 前記冗長サブセットのビットcnに関連する尤度データ
    アイテムrnおよびrf( n)を修正した後で、該尤度デー
    タアイテムrnおよびrf(n)は同じ絶対値を有すること
    を特徴とする情報ビットシーケンス送信プロセス。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の情報ビットシーケンス
    送信プロセスにおいて、 前記冗長サブセットのビットcnに関連する尤度データ
    アイテムrnおよびrf( n)の前記修正は、 修正後の尤度データアイテムrnおよびrf(n)をr'n
    よびr'f(n)とし、冗長サブセットのビットcnの修正さ
    れた推定値を 【外1】 とし、cn=0もしくは1とした場合に、 【数1】 から求められることを特徴とする情報ビットシーケンス
    送信プロセス。
  10. 【請求項10】 MおよびM’を少なくとも1に等しい
    整数とした場合に、少なくとも第1のシーケンスのMビ
    ットに対する第1の保護クラスおよび前記第1のシーケ
    ンスのM'ビットに対する第2の保護クラスを有する情
    報ビットシーケンス符号化プロセスであって、 少なくともM<Lである第1のシーケンスの第1のクラ
    スのMビットを表すLビットからなる第1の冗長サブセ
    ットおよび第1のシーケンスの第2のクラスのM'ビッ
    トによって決まるL'ビットからなる第2のサブセット
    を含むような冗長度を示す第2のビットシーケンスを第
    1のシーケンスから形成するプロセスと、 第2および第3のシーケンスのnランクのビットをそれ
    ぞれcnおよびdnとし、n−1以下の整数をf(n)と
    した場合に、前記cnと前記f(n)との排他的OR演
    算の形式の差分符号化を前記第2のシーケンスへ適用す
    ることにより第3のビットシーケンスを形成するプロセ
    スと、 該第3のシーケンスのビットを表す信号を指定された順
    序で送信するステップとを順次実行し、 n'=f(n)およびf(n')=nもしくはf(n)で
    ある第2のシーケンスの第1のサブセットに属する少な
    くとも1ビットcnがあるように前記第2のシーケンス
    の第2のサブセットに属する各ビットcnに対して第2
    のシーケンスの構造および関数fが選択されることを特
    徴とする情報ビットシーケンス符号化プロセス。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の情報ビットシーケ
    ンス符号化プロセスにおいて、 前記第2のシーケンス(T2)の第2のサブセット
    (E')のビット数L'は、前記第2のシーケンスの第1
    のサブセットのビット数L以下であり、 n'=f(n1)およびf(n’)=n2もしくはf
    (n2)である第2のシーケンスの第1のサブセットに
    属する2ビットcn1およびcn2があるように前記第2の
    シーケンスの第2のサブセットに属する各ビットcn'に
    対して第2のシーケンスの構造および関数fが選択され
    ることを特徴とする情報ビットシーケンス符号化プロセ
    ス。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の情報ビットシーケ
    ンス符号化プロセスにおいて、 M”を1以上の整数とした場合に、第1のシーケンスの
    M”ビットに対する第3の保護クラスを有し、 前記第2のシーケンスは、前記第1のシーケンスの第3
    のクラスのM”ビットによって決まるL”ビットからな
    る第3のサブセットを有し、n”=f(n)もしくはf
    (n”)=nあるいはf(n)である第2のシーケンス
    の第1のサブセットに属する1ビットがあるように第2
    のシーケンスの第3のサブセットに属する各ビット
    n”に対して第2のシーケンスの構造および関数fが
    選択されることを特徴とする情報ビットシーケンス符号
    化プロセス。
  13. 【請求項13】 送信チャネルを介して送信装置から受
    信される信号から得られる一連の尤度データrnを修正
    するプロセスであって、 各尤度データアイテムrnの符号は、送信装置による第
    2のビットシーケンスの差分符号化による得られる符号
    化されたビットシーケンスの各ビットdnの値における
    nの絶対値rnと共に増大する信頼度の推定値を表し、
    第2のビットシーケンスは0≦M<Lである通信される
    M情報ビットを表すLビットからなる少なくとも1つの
    冗長サブセットを含み、第2のシーケンスおよび符号化
    されたシーケンスのnランクのビットをそれぞれcn
    よびdnとし、n−1以下の整数をf(n)とした場合
    に、前記差分符号化は、前記cnと前記f(n)との排
    他的OR演算から求められ、 各々がrn・rf(n)の符号によって決まる冗長サブセッ
    トのビットcnの第1の各推定値を計算するステップ
    と、 冗長サブセット内に存在する冗長度を利用して送信チャ
    ネルから生じるエラーによる誤った第1の推定値を有す
    る冗長サブセットのビットを検出するステップと、 誤った第1の推定値が検出されている冗長サブセットの
    各ビットcnについて2つの尤度データアイテムrnおよ
    びrf(n)の絶対値が小さい方の符号を修正するステップ
    とを順次実行することにより一連の尤度データrnの修
    正を行うことを特徴とするプロセス。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のプロセスにおい
    て、 前記冗長サブセットのビットの第1の推定値を計算した
    後で、 前記冗長サブセット内に存在する冗長度を利用して前記
    第1の推定値に基づいて得られたビットcnの修正され
    た推定値の関数として、冗長サブセットの各ビットcn
    について、尤度データアイテムrnおよびrf(n)を修正
    するプロセスと、 尤度データアイテムrnおよびrf(n)の絶対値に影響を
    及ぼし、前記冗長サブセットのビットcnの修正された
    推定値がビットcnの前記第1の推定値に従わない場合
    には、2つの尤度データアイテムrnおよびrf(n)の絶
    対値の小さい方の符号を修正するプロセスとを順次実行
    することを特徴とするプロセス。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のプロセスにおい
    て、 冗長サブセットのビットcnに関連する尤度データアイ
    テムrnおよびrf(n)を修正した後で、前記尤度データ
    アイテムrnおよびrf(n)は同じ絶対値を有することを
    特徴とするプロセス。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のプロセスにおい
    て、 冗長サブセットのビットcnに関連する尤度データアイ
    テムrnおよびrf(n)の前記修正は、 修正後の尤度データアイテムrnおよびrf(n)をr'n
    よびr'f(n)とし、冗長サブセットのビットcnの修正さ
    れた推定値を 【外2】 とし、 【数2】 とした場合に、 【数3】 から求められることを特徴とするプロセス。
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