JPH10280521A - 表流水を浸透させて浄化する装置とその浄化方法 - Google Patents

表流水を浸透させて浄化する装置とその浄化方法

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JPH10280521A
JPH10280521A JP9118594A JP11859497A JPH10280521A JP H10280521 A JPH10280521 A JP H10280521A JP 9118594 A JP9118594 A JP 9118594A JP 11859497 A JP11859497 A JP 11859497A JP H10280521 A JPH10280521 A JP H10280521A
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JP
Japan
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headrace
surface water
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water
purifying
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JP9118594A
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Kiyoshi Nakajima
喜代志 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、地表を流れて河川下流又は海へ水
を放流するようにした表流水を浸透させて浄化する方法
とその装置を提供するものであって、導水路やパイプな
どに異物などが入らないように工夫されたものである。 【解決手段】 下部に導水路とその上部に、グラスウー
ル・グラスファイバー・軽石・籾殻等の比較的空隙のあ
る濾過資材を充填した収納室を設けて、複数の断層で構
成される凹溝を有し、表流水を浸透させて浄化する浄化
方法であって、該断層の凹溝の最上方に網体を載置し、
前記収納室の濾過資材と導水路間に空間を作って水を流
れやすく配設し、最上方からの表流水が該網体と濾過資
材を充填する収納室を介して下方の網体を通過し導水路
に集めて、パイプ・導水トンネル等で河川下流又は海に
浄化した水を放流するようにしたことを特徴とする表流
水を浸透させて浄化する方法とその装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地表を流れて河川
下流又は海へ水を放流するようにした表流水を浸透させ
て浄化する方法とその装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、地表を流れる表流水は、導水
路やパイプなどにより異物などが入ると、目詰まりして
河川下流又は海に浄化しないままで放流されると、その
河川下流又は海又はその途中に住んでいる動植物に悪影
響を及ぼすこととなり自然も破壊されることになる。
【0003】特に、台風や大雨などの影響で河川からの
堤防が崩れて大洪水になったり、宅地造成地の崖下の土
砂流出による災害事故は人間にとっても悲惨なものであ
るが、これらは水だけでなく土砂と共に他のゴミや廃棄
物にまみれて、修復作業も大変な作業である。
【0004】地表を流れる表流水は、導水路やパイプな
どにより異物などが入らないように金網などで保護して
いるものがあるが、直ぐに詰まりやすく濾過資材等を利
用した表流水を浸透させて浄化する方法や装置はなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は、以上のよう
な実情に鑑みて発明したもので、地表を流れて河川下流
又は海へ水を放流するようにした表流水を浸透させて浄
化する方法とその装置を安価に提供するものであって、
導水路やパイプなどに異物などが入らないように工夫さ
れたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに請求項1では、下部に導水路とその上部に、グラス
ウール・グラスファイバー・軽石・籾殻等の比較的空隙
のある濾過資材を充填した収納室を設けて、複数の断層
で構成される凹溝を有し、表流水を浸透させて浄化する
浄化方法であって、該断層の凹溝の最上方に網体を載置
し、前記収納室の濾過資材と導水路間に空間を作って水
を流れやすく配設し、最上方からの表流水が該網体と濾
過資材を充填する収納室を介して下方の網体を通過し導
水路に集めて、パイプ・導水トンネル等で河川下流又は
海に浄化した水を放流するようにしたことを特徴とする
表流水を浸透させて浄化する方法とした。
【0007】請求項2では、下部に導水路とその上部
に、グラスウール・グラスファィバー・軽石・籾殻等の
比較的空隙のある濾過資材を充填した収納室を設けて、
複数の断層で構成される凹溝を有し、該断層の凹溝の最
上方に網体を載置し、前記収納室の濾過資材と導水路間
に空間を設けて、最上方からの表流水が該網体と濾過資
材を充填する収納室を介して、下方の網体を通過し導水
路に浄化して通過するように構成されたことを特徴とす
る表流水を浸透させる浄化装置とした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
に基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明の請求項1記載の表流水を
浸透させて浄化する方法を示す断面図であって、下部に
幅の広い導水路(2)とその上部に、グラスウール・グ
ラスファイバー・軽石・籾殻等の比較的空隙のある濾過
資材(5)を充填され、濾過資材(5)を充填した収納
室(8)を設けて、複数の断層で構成される凹溝
(3)、(7)を有している。
【0010】該断層の凹溝(3)、(7)の最上方に網
体(6)を載置されており、下方にも網体(4)を設け
ているが、各断層の凹溝ごとに最上方に網体(6)を設
けて、前記収納室(8)に充填されたグラスウール・グ
ラスファイバー・軽石・籾殻等の比較的空隙のある濾過
資材(5)を種類別に新たに収納室をいくつか設けて、
区分けすることもできるものである。
【0011】又、各断層の凹溝ごとに最上方に網体
(6)は、網目から充填されたグラスウール・グラスフ
ァイバー・軽石・籾殻等の比較的空隙のある濾過資材
(5)が飛び出てきたり、落ちこぼれのないものが好ま
しく、逆に、異物が網中に入らない網目の大きさが望ま
しい。
【0012】導水路(2)間に空間を作って水を流れや
すく配設して最上方からの表流水が該網体(6)と濾過
資材(5)を充填する収納室(8)を介して下方の網体
(4)を通過し導水路(2)に集めて、パイプ・導水ト
ンネル等で河川下流又は海に浄化した水を放流するよう
にしたことを特徴とする表流水を浸透させて浄化する方
法により、緊急用防火水槽の補給用水源にすることがで
き、上水道の使用量も削減できる。
【0013】図2は、本発明の請求項2記載の表流水を
浸透させて浄化する装置の断面図で、下部に幅の狭い導
水路(2)とその上部に、グラスウール・グラスファイ
バー・軽石・籾殻等の比較的空隙のある濾過資材(5)
を充填した収納室(8)が設けられている。
【0014】該断層の凹溝(3)、(7)の最上方に網
体(6)を載置されており、下方にも網体(4)を設け
ているが、各断層の凹溝ごとに最上方に網体を設けて、
前記収納室(8)に充填されたグラスウール・グラスフ
ァイバー・軽石・籾殻等の比較的空隙のある濾過資材
(5)を種類別に新たに収納室をいくつか設けて、区分
けすることにより、濾過能力を低下させることを防止で
きる。
【0015】各断層の凹溝ごとに最上方に網体を設ける
ことができ、網目から充填されたグラスウール・グラス
ファイバー・軽石・籾殻等の比較的空隙のある濾過資材
(5)が飛び出てきたり、落ちこぼれがなく、網体の中
へ異物が入らない網目の大きさにしてあるので濾過能力
を向上させることができる。
【0016】該断層の凹溝(3)、(7)の最上方に網
体(6)を載置し、前記収納室(8)の濾過資材(5)
と導水路(2)間に空間を設けて、最上方からの表流水
が該網体(6)と濾過資材(5)を充填する収納室
(8)を介して、下方の網体(4)を通過し導水路
(2)に浄化して通過するように構成された表流水を浸
透させる浄化装置(1)である。
【0017】図3は導水路(2)の形状を半円状にした
一例で、角張った形状や丸み掛かった形状など、どのよ
うな形状であっても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、下記の如く多大の効果を奏するものである。
【0019】各断層の凹溝ごとに最上方に網体を設け、
濾過資材を収納した収納室により、完全な濾過機能を向
上させることができる。
【0020】収納室(8)に充填されたグラスウール・
グラスファイバー・軽石・籾殻等の比較的空隙のある濾
過資材(5)を種類別に新たに収納室をいくつか設けて
区分けすることができるだけでなく、濾過資材を廃材利
用すると経済的である。
【0021】各断層の凹溝ごとに最上方に網体(6)と
下方の網体(4)を設けたので、網目から充填されたグ
ラスウール・グラスファイバー・軽石・籾殻等の比較的
空隙のある濾過資材(5)が飛び出てきたり、落ちこぼ
れがなく、網体の中へ異物が入らない網目の大きさにし
てあるので濾過能力を向上させることができる。
【0022】浄化した水を放流するようにしたことを特
徴とする表流水を浸透させて浄化する方法により、緊急
用防火水槽の補給用水源にすることができ、上水道の使
用量も削減できる。
【0023】山の表流水が河川に流入して土砂や異物等
が混入しないように防止できると共に、環境保全にも役
立たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の請求項1記載の表流水を浸透させて浄化
する方法を示す上方から見た斜視図である。
【図2】本案の請求項2記載の表流水を浸透させて浄化
する装置を示す断面図である。
【図3】本案の請求項1又は2記載の導水路(2)の形
状を半円状にした一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 表流水を浸透させる浄化装置 2 導水路 3 断層の凹溝 4 網体 5 濾過資材 6 網体 7 断層の凹溝 8 収納室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部に導水路とその上部に、グラスウール
    ・グラスファィバー・軽石・籾殻等の比較的空隙のある
    濾過資材を充填した収納室を設けて、複数の断層で構成
    される凹溝を有し、表流水を浸透させて浄化する浄化方
    法であって、該断層の凹溝の最上方に網体を載置し、前
    記収納室の濾過資材と導水路間に空間を作って水を流れ
    やすく配設し、最上方からの表流水が該網体と濾過資材
    を充填する収納室を介して下方の網体を通過し導水路に
    集めて、パイプ・導水トンネル等で河川下流又は海に浄
    化した水を放流するようにしたことを特徴とする表流水
    を浸透させて浄化する方法。
  2. 【請求項2】下部に導水路とその上部に、グラスウール
    ・グラスファィバー・軽石・籾殻等の比較的空隙のある
    濾過資材を充填した収納室を設けて、複数の断層で構成
    される凹溝を有し、該断層の凹溝の最上方に網体を載置
    し、前記収納室の濾過資材と導水路間に空間を設けて、
    最上方からの表流水が該網体と濾過資材を充填する収納
    室を介して、下方の網体を通過し導水路に浄化して通過
    するように構成されたことを特徴とする表流水を浸透さ
    せる浄化装置。
JP9118594A 1997-04-01 1997-04-01 表流水を浸透させて浄化する装置とその浄化方法 Pending JPH10280521A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003082750A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Taisei Corp 排水用側溝
CN102213007A (zh) * 2010-04-09 2011-10-12 北京仁创科技集团有限公司 一种液体通道
KR20180091458A (ko) * 2017-02-07 2018-08-16 주식회사 인조경 배수효율이 향상된 집수정

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