JPH10280076A - アルミニウム合金ブレージングシート - Google Patents

アルミニウム合金ブレージングシート

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JPH10280076A
JPH10280076A JP2883698A JP2883698A JPH10280076A JP H10280076 A JPH10280076 A JP H10280076A JP 2883698 A JP2883698 A JP 2883698A JP 2883698 A JP2883698 A JP 2883698A JP H10280076 A JPH10280076 A JP H10280076A
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JP
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brazing
aluminum alloy
brazing sheet
core material
alloy
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JP2883698A
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Noboru Soga
昇 曽我
Takenobu Dokou
武宜 土公
Tomonori Yamada
知礼 山田
Hiroshi Kano
浩 鹿野
Yoshito Inabayashi
芳人 稲林
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性を大幅に向上させたアルミニウム合金
ブレージングシートを提供する。 【解決手段】 Cu:0.3〜1.5wt%及びSn:
0.03〜0.3wt%を含有し残部が実質的にAlか
らなるアルミニウム合金芯材の片面又は両面にAl−S
i系ろう材を合わせた流体通路構成用アルミニウム合金
ブレージングシート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車および各種
産業用の熱交換器に用いられるアルミニウム合金におい
て、耐食性に優れたアルミニウム合金ブレージングシー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム合金製の複雑な構造体を製
造する際にろう付法は有効な手段である。ろう付けには
フラックスを必要としない真空ろう付け法(以下VB
法)、非腐食性フラックスを塗布した後にこれを酸素還
元雰囲気中で加熱するノンコローシブろう付け法(以下
NB法)がある。熱交換器用ブレージングシートにはJ
IS Z 3263およびJIS H 4000により
規格化されている。熱交換器に使用されるブレージング
シートとしては、芯材としてJIS 3003(代表例
Al−0.15wt%Cu−1.1wt%Mn合金)、
JIS 3005(代表例Al−1.1wt%Mn−
0.4wt%Mg合金)、JIS 3105(代表例A
l−0.6wt%Mn−0.6wt%Mg合金)を、皮
材としてVB用としてJIS 4004(代表例Al−
10wt%Si−1.5wt%Mg合金)、JIS 4
104(代表例Al−10wt%Si−1.2wt%M
g−0.1wt%Bi合金)、NB用としてJIS 4
045(代表例Al−10wt%Si合金)、JIS
4343(代表例Al−7.5wt%Si合金)を用い
るのが通常である。またブレージングシートは、板厚が
0.2〜1.2mmであり、ろう材は片面5〜30%で
片面あるいは両面にクラッドされる。
【0003】こうしたブレージングシートを用いた中空
構造を有するアルミニウム合金製熱交換器としてはドロ
ンカップタイプのエバポレータ、オイルクーラー、ラジ
エータ等が製造されている。例えば図4に示すごとく、
ドロンカップタイプのエバボレータ8はブレージングシ
ートを成形して図1及び図2に示す部材1を作製し、こ
の部材1を図4に示すように積層し、積層した部材1の
間にコルゲートフィン2を配設し、さらにサイドプレー
ト5、5’、冷媒入口管6、冷媒出口管7を配設して組
み立て、これをVB法、もしくはNB法によりろう付け
したもので、約873Kに加熱して行われる。一方ラジ
エーターは図5に示すように複数本の偏平チューブ9
(冷媒通路)の間にコルゲート状に加工したフィン10
を一体に形成し、偏平チューブ9の両端はヘッダー11
とタンク12とで構成される空間にそれぞれ開口してい
るもので、一方のタンク側の空間から偏平チューブ9内
を通して高温冷媒を他方のタンク12側の空間に送り、
チューブ9及びフィン10の部分で熱交換して低温にな
った冷媒を再び循環させる。
【0004】このような熱交換器において、前記のよう
に、部材1、偏平チューブ9などにはブレージングシー
トが用いられる。すなわち、これらの熱交換器は、芯材
として例えばJIS 3003合金を、その内側すなわ
ち冷媒に常時触れている側には内張材としてJIS 7
072合金を、そして該芯材の外側には、通常JIS4
045合金等のろう材をクラッドしたブレージングシー
トを用い、これとコルゲート加工を行ったフィン等の他
の部材とともに組み立て、得られたコアにフッ化物系の
フラックスを塗布し、873KでNB法によりろう付け
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】自動車の軽量化に伴
い、これら熱交換器には材料板厚の薄肉化が要求されつ
つある。一方、自動車の使用環境は様々であり、海塩粒
子、融雪塩等のCl- 、排気ガスからのSOx の腐食物
質が熱交換器に付着する。特にエバポレーターはエアコ
ンの使用、停止による乾湿の繰り返しにより腐食物質の
濃化がおこり、クロメート処理を施したとしてもエバポ
レーター材料は高耐食材が必要となる。特に真空ろう付
けを行う場合は、ろう付け工程の制約のために犠牲層を
持たないドロンカップタイプの熱交換器では、芯材の耐
食性が材料にとって最も重要な要求特性であり、耐食性
のあるブレージングシートの開発が切望され各種検討が
行われている。
【0006】従来の芯材(JIS 3003、300
5、3105)を使用する場合、芯材のCu量が少な
く、かつろう付け時にろう材側に拡散するため、ろう材
と芯材間に電位差がつかずに、ろう材が芯材を犠牲防食
することができず、芯材に孔食が生じた場合早期に貫通
に至る問題点があった。またろう材層に拡散したCuが
カソードとなり、そこを腐食起点として腐食が進行する
問題点があった。また芯材にCuを多く添加すると、C
u、Mg等が粒界に析出し、その部分、または粒界近傍
のCu欠乏層で粒界腐食がおこりやすくなる。また芯材
とろう材との間に電位差をつけようとして、芯材のCu
量を増加させてもCuがろう材層に拡散するため、ろう
材表面の電位が貴となるため、ろう材と芯材との電位差
はさほど大きくはならず、かえって芯材の自己耐食性が
劣化する問題点があった。
【0007】本発明の目的は、耐食性を大幅に向上させ
たアルミニウム合金ブレージングシートを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)Cu:
0.3〜1.5wt%及びSn:0.03〜0.3wt
%を含有し残部がAl及び不可避的不純物からなること
を特徴とするアルミニウム合金芯材の片面又は両面にA
l−Si系ろう材を合わせたことを特徴とする流体通路
構成用アルミニウム合金ブレージングシート、(2)前
記Al−Si系ろう材がSn:0.03〜0.3wt%
を含有することを特徴とする(1)項記載の流体通路構
成用アルミニウム合金ブレージングシート、(3)前記
アルミニウム合金芯材が、Cu:0.5〜1.0wt%
を含有することを特徴とする(1)又は(2)項記載の
流体通路構成用アルミニウム合金ブレージングシート、
(4)前記Al−Si系ろう材がSnを含有しないこと
を特徴とする(1)、(2)又は(3)項記載の流体通
路構成用アルミニウム合金ブレージングシート、(5)
全板厚に対して、5〜30%のクラッド率で芯材の片面
又は両面にろう材をクラッドしたことを特徴とする
(1)、(2)、(3)又は(4)項記載の流体通路構
成用アルミニウム合金ブレージングシート、(6)最終
板厚を0.2〜1.2mmとすることを特徴とする
(1)〜(5)のいずれか1項記載の流体通路構成用ア
ルミニウム合金ブレージングシート、(7)エバプレー
ト材、ラジエーターチューブ材、ヘッダープレート材又
はタンク材のいずれか1つとして用いられることを特徴
とする(1)〜(6)のいずれか1項記載の流体通路構
成用アルミニウム合金ブレージングシート、(8)C
u:0.3〜1.5wt%及びSn:0.03〜0.3
wt%、並びにSi:1.2wt%以下、Fe:2.0
wt%以下、Mn:2.0wt%以下、Ti:0.3w
t%以下、Mg:1.0wt%以下、Cr:0.5wt
%以下、Zr:0.5wt%以下及びZn:2.0wt
%以下のうち少なくとも1種を含有し残部がAl及び不
可避的不純物からなることを特徴とするアルミニウム合
金芯材の片面又は両面にAl−Si系ろう材を合わせた
ことを特徴とする流体通路構成用アルミニウム合金ブレ
ージングシート、(9)前記Al−Si系ろう材がS
n:0.03〜0.3wt%を含有することを特徴とす
る(8)項記載の流体通路構成用アルミニウム合金ブレ
ージングシート、
【0009】(10)前記アルミニウム合金芯材が、C
u:0.5〜1.0wt%を含有することを特徴とする
(8)又は(9)項記載の流体通路構成用アルミニウム
合金ブレージングシート、(11)前記Al−Si系ろ
う材がSnを含有しないことを特徴とする(8)、
(9)又は(10)項記載の流体通路構成用アルミニウ
ム合金ブレージングシート、(12)前記アルミニウム
合金芯材が、Si:0.05〜1.0wt%、Fe:
0.05〜1.0wt%、Mn:0.4〜1.5wt
%、Ti:0.1〜0.2wt%、Mg:0.1〜0.
3wt%、Cr:0.05〜0.25wt%、Zr:
0.05〜0.25wt%及びZn:0.1〜1.0w
t%のうち少なくとも1種を含有することを特徴とする
(8)、(9)、(10)又は(11)項記載の流体通
路構成用アルミニウム合金ブレージングシート、(1
3)全板厚に対して、5〜30%のクラッド率で芯材の
片面又は両面にろう材をクラッドしたことを特徴とする
(8)〜(12)のいずれか1項記載の流体通路構成用
アルミニウム合金ブレージングシート、(14)最終板
厚を0.2〜1.2mmとすることを特徴とする(8)
〜(13)のいずれか1項記載の流体通路構成用アルミ
ニウム合金ブレージングシート、及び(15)エバプレ
ート材、ラジエーターチューブ材、ヘッダープレート材
又はタンク材のいずれか1つとして用いられることを特
徴とする(8)〜(14)のいずれか1項記載の流体通
路構成用アルミニウム合金ブレージングシートを提供す
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明について説明する。本
発明はろう付け加熱後のろう材層から芯材にかけての元
素の分布状態をコントロールし、耐食性を向上するもの
である。その理由については詳細はまだ定かではないが
次のように推定される。
【0011】まずろう付け加熱時にブレージングシート
のろう材層には芯材に添加したCu、Snが拡散するた
め、ろう材合金の組成はろう付け前とは全く異なるもの
となる。前述のようにCuを含むろう材合金の耐食性は
悪いが、Snが同時に含有されることでカソード起点が
減じ、ろう材層自体の耐食性が向上する。またSnが合
金の電位を卑にするため、ろう材層の電位が芯材よりも
耐食性に寄与する程度まで卑になるため、ブレージング
シートとしての耐食性を向上させる。
【0012】さらに、ろう材層から芯中央部へは、芯材
に添加したCuがろう付け時にろう材層に拡散すること
で、Cuの濃度勾配部分がろう材の表面から約100μ
mの厚みで生じ、この濃度勾配により材料中に電位勾配
が生じる。ここで芯材にSn、Cuを同時に添加した場
合、Cu量が少ない時はSnにより電位が卑になる作用
が大きいが、Cu量が多いとSnによる電位低下の効果
はほとんど生じないのである。芯材にSnとCuを含む
本発明のブレージングシートはろう材層と芯材内部との
電位差が大きくなり、従って電位勾配も大きくなる。そ
のためろう材層が芯材の有効な犠牲防食層として働き、
腐食が孔食状にならず面食状になり耐食性が向上する。
【0013】またSnはろう付加熱時に、芯材の粒界に
拡散する。前述した通り高Cu芯材は粒界にCu系化合
物を析出させ、粒界内のCu欠乏層との電位差が大きく
なり、そのため粒界内の卑な部分が優先的に腐食する粒
界腐食が生じやすくなる。ここで拡散したSnは粒界中
のCuと化合物を形成し、析出物の電位を卑とするため
に、Cu系析出物と粒界近傍の電位差を少なくすること
により粒界腐食感受性を低減する。
【0014】ところで、特開昭62−120455号に
はInなどを必須成分とし、Snのような電位的に卑な
元素とCuを含有するアルミニウム合金フィン材が記載
されている。しかしこのものは、Cuで強度を出しSn
で電位を卑にしたフィン材(ベア材)であり、このフィ
ン材を、ブレージングシートを用いて構成した水管材に
対する犠牲陽極フィン材として用いるものである。これ
に対し、本発明は冷媒通路側の、上記作用を奏するブレ
ージングシートの高耐食材であるから、根本的に異な
る。
【0015】本発明に用いられる芯材についてまず説明
する。Cuは、ろう付け後の芯材の電位を貴にしてろう
材層を犠牲防食層とする作用を有し、これとともに強度
向上の作用があり、0.3〜1.5wt%添加する。下
限値未満では芯材内部とろう材層との電位差を十分に設
けることができない。また上限値を越えると芯材の融点
が大きく低下してしまう他に、芯材の粒界腐食感受性が
増大し、また芯材の自己耐食性も劣化する。従ってその
範囲は0.3〜1.5wt%とするが、好ましくは0.
5〜1.0さらに0.6〜0.9wt%とするのがより
好ましい。
【0016】Snは前項に記したように、板厚方向に均
一に拡散し、ろう材層表面の電位をより卑にし芯材との
電位差を大きくする他に、ろう材共晶部の電位を卑にし
腐食の起点を減らし、芯材の粒界と粒界近傍の電位差を
減らすことにより粒界腐食感受性を低減させるために添
加する。その範囲を0.03〜0.3wt%とするが添
加量が0.03wt%未満ではその効果が少なく、0.
3wt%を越えるとコストが高くなるとともに、熱間圧
延中に割れをおこし材料製造が困難になり、芯材の自己
耐食性も低下する。
【0017】本発明の一実施態様においては残部が実質
的にAl(Al及び不可避的不純物)であるが、別の実
施態様として芯材中にさらにSi、Fe、Mn、Ti、
Mg、Cr、Zr、Znのうち少なくとも1種を所定量
含有してもよい。
【0018】SiはMn、Feとの金属間化合物を析出
し強度を高めるために、必要に応じ1.2wt%以下添
加される。しかし0.05wt%未満では強度の向上効
果が十分ではなく、1.0wt%を越えるとろう付け加
熱時に芯材が溶融する可能性があるので、望ましくは
0.05〜1.0wt%とする。
【0019】Feは強度向上のために必要に応じ2.0
wt%以下添加する。上限値を越えると芯材中のカソー
ド起点が増加するために耐食性が劣化するとともに、芯
材の再結晶粒径を小さくするため、ろう材が芯材側に異
常拡散しろう付け性が低下する。好ましくは、0.05
〜0.1wt%である。
【0020】Mnは強度向上及びろう拡散を防止するた
め必要に応じ2.0wt%以下添加する。上限値を越え
るとろう付け加熱中の芯材へのろう材拡散量が増え、ろ
う付性および耐食性を低下させる。従って、その範囲は
2.0wt%以下とするが、0.4〜1.5wt%とす
るのがより好ましい。ろう拡散が防止されれば耐食性が
向上するためMnの添加は特に推奨する。
【0021】Tiは鋳塊組織の微細化と耐食性を向上さ
せるために必要に応じて0.3wt%以下添加するが、
添加量が0.3wt%を越えると材料の製造が困難とな
る。なお、添加する場合は、0.1〜0.2wt%程度
とするのがより好ましい。
【0022】MgはVB法を用いる場合、強度向上のた
めに必要に応じ1.0wt%以下添加するが、0.05
wt%未満では強度向上の効果が少なく、また上限値を
越えるとろう付加熱中に芯材へのろう材の拡散量が増
え、ろう付性および耐食性を低下させる。従って、その
範囲は0.05〜1.0wt%とするのが好ましく、
0.1〜0.5wt%とするのがより好ましい。NB法
に用いる材料の場合はろう付け性が低下するので、添加
しないか最大で0.3wt%とすることが望ましい。
【0023】Cr、Zrはともに結晶粒を微細化し強度
を高める効果を有するので、必要に応じともに0.5w
t%以下添加する。しかし0.05wt%未満では強度
向上効果が十分でなく、0.25wt%を越えると成形
加工性を阻害するので望ましくは0.05〜0.25w
t%である。
【0024】ZnはCuと化合物を作り強度を高めるた
めに必要に応じ2.0wt%以下添加される。2.0w
t%を越えるとZnが固溶しているマトリックスの電位
を卑とするのでCu添加の効果を打ち消してしまう。さ
らにZnは合金の自己耐食性を低下させて、前記Snの
効果を減じる作用があるために添加しない方が望まし
い。添加する場合は好ましくは、0.1〜1.0wt%
である。
【0025】その他の不可避不純物としてBi、B、C
a、In、Ni、Li等が考えられるが、すべて0.0
5wt%以下の方が耐食性、成形性の点からも好まし
い。
【0026】次に本発明に用いられるろう材について説
明する。本発明に用いられるろう材はAl−Si系ろう
材である。ここで、Al−Si系ろう材には、JIS
4004合金、JIS 4104合金等のAl−Si−
Mg系合金、JIS 4045合金、JIS 4343
合金等のAl−Si系合金、及びその他のAl、Siを
含む合金を用いたろう材が挙げられる。本発明に用いら
れるろう材は、VB法としてはJIS 4004合金、
JIS4104合金等のAl−Si−Mg系合金が、N
B法としてはJIS 4045合金、JIS 4343
合金等のAl−Si系合金が用いられる。また、これら
一般合金を用いてももちろん良いが、さらに耐食性を高
めるためにはSn添加を行うことが望ましい。Snはろ
う材層の電位をより卑とし、かつろう材層の腐食起点を
低減させる。そのためのSnの量はともに0.03〜
0.3wt%とすることが望ましく、添加量が0.03
wt%未満ではその効果が少なく、0.3wt%を越え
るとコストが高くなるとともに、熱間圧延中に割れをお
こし材料製造が困難になり、ろう材の自己耐食性も低下
する。他の卑な元素In、Zn等でも同様な効果が期待
できるが、耐食性に及ぼす影響はSnに比べ劣る。ろう
材はクラッド率を全板厚に対して5〜30%の範囲で芯
材の片面、もしくは両面にクラッドされる。
【0027】また、本発明に係わるアルミニウム合金製
ブレージングシートの製造方法は、従来と同様に、常法
に従って製造することができる。即ち、芯材、ろう材の
所定のAl合金材を溶融鋳造し、この鋳塊を均質化処理
(ソーキング)し、更に必要に応じて所定の厚さに圧延
し、これらを合わせ熱間圧延し、続いて冷間圧延(必要
に応じて焼鈍)して製造することができる。最終板厚は
好ましくは0.2〜1.2mmである。ブレージングシ
ートがエバポレーターとして用いられる場合は一般的に
はろう材−芯材−ろう材の構成であり、ラジエーター又
はヒーターとして用いられる場合は、一般的にはろう材
−芯材−内張り材、又はろう材−芯材の構成である。本
発明のブレージングシートは、熱交換器(エバポレータ
ー、ラジエーター、ヒーター、オイルクーラー等)の流
体通路構成用として用いることができる。ここで流体通
路構成用とは、エバポレーターなら作動冷媒であるフロ
ンガスが流れるエバプレート材であり、ラジエーターな
ら冷却水が流れるラジエーターチューブ材やヘッダープ
レート材、タンク材である。いずれも材料自体に高耐食
性が要求され、製品の貫通が即不良となる。
【0028】本発明を用いる熱交換器はろう付けにより
製造したものであるが、ろう付け工法とはVB法、NB
法等の従来使用されている方法である。ろう付け時の熱
によりSn、Cuの拡散が起こるので、本発明において
ろう付け加熱は不可欠である。本発明は特にVB法にお
いて顕著な効果を発揮する。
【0029】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
るが本発明はこれに限定されるものではない。
【0030】実施例1 表1に示す各種芯材用アルミニウム合金にろう材用アル
ミニウム合金(JIS4104合金(Al−10wt%
Si−1.2wt%Mg−0.1wt%Bi合金))を
片面あたり15%で両面にクラッドし、アルミニウム合
金チューブ材用の3層ブレージングシートを製造した。
板厚は1.0mm、ろう材層厚さ150μm、調質はO
材である。具体的には、芯材合金を400mm厚に鋳造
後、450℃〜600℃の温度範囲で均質化処理し、両
面を10mmずつ面削後あらかじめ準備したろう材合金
板(板厚はそれぞれ目標のろう材層厚さの製品が得られ
る板厚とした)と合わせ、熱間合わせ圧延を行った。熱
間合わせ圧延にて割れが発生して製造できなかったもの
を圧延性×で示す。熱間圧延コイルを得た後の工程は通
常の通り(冷間圧延・焼鈍)に行った。得られた3層ブ
レージングシートからサンプルを切り出し、6.7×1
-3Paの真空中で873K×3分間の真空ろう付加熱
を行い供試材とした。
【0031】これら供試材のろう材表面と、ろう材表面
から300μmの位置との自然電位差(5%NaCl
中)を求めた。また片面を樹脂で被覆し腐食試験(CA
SS試験)を実施した。試験開始後500、750時間
を経過したところで供試材を取り出し、表面腐食生成物
を除去して材料の腐食状況を評価した。評価は光学顕微
鏡により最大孔食部の孔食深さを焦点深度法により測定
した。またこれら供試材によりJIS5号TP(テスト
ピース)を作成し、引張り強さを測定した。これらの結
果を表1に示した。
【0032】
【表1】
【0033】表1から明らかな様に、本発明によるブレ
ージングシートは比較例、従来例と比べて芯材内部とろ
う材表面との電位差が十分に取れているために、耐食性
が優れており、圧延性、強度も問題ないことがわかる。
【0034】実施例2 表2に示す各種芯材用アルミニウム合金にろう材用アル
ミニウム合金(JIS4104合金(Al−10wt%
Si−1.2wt%Mg−0.1wt%Bi合金)、ま
たは4104合金にSnを添加した合金)を片面あたり
20%で両面にクラッドし、アルミニウム合金チューブ
材用の3層ブレージングシートを製造した。板厚は0.
4mm、ろう材層厚さ80μm、調質はO材である。具
体的には、芯材合金を400mm厚に鋳造後、450℃
〜600℃の温度範囲で均質化処理し、両面を10mm
ずつ面削後あらかじめ準備したろう材合金板(板厚はそ
れぞれ目標のろう材層厚さの製品が得られる板厚とし
た)と合わせ、熱間合わせ圧延を行った。熱間合わせ圧
延にて割れが発生して製造できなかったものを圧延性×
で示す。熱間圧延コイルを得た後の工程は通常の通り
(冷間圧延・焼鈍)に行った。得られた3層ブレージン
グシートからサンプルを切り出し、6.7×10-3Pa
の真空中で873K×3分間の真空ろう付加熱を行い供
試材とした。
【0035】これら供試材のろう材表面と、ろう材表面
から100μmの位置との自然電位差(5%NaCl
中)を求めた。また片面を樹脂で被覆し腐食試験(CA
SS試験)を実施した。試験開始後750時間を経過し
たところで供試材を取り出し、表面腐食生成物を除去し
て材料の腐食状況を評価した。評価は光学顕微鏡により
最大孔食部の孔食深さを焦点深度法により測定した。ま
たこれら供試材よりJIS5号TPを作成し、引張り強
さを測定した。これらの結果を表2に示した。
【0036】
【表2】
【0037】表2から明らかな様に、本発明のよるブレ
ージングシートは比較例、従来例と比べて芯材内部とろ
う材表面との電位差が十分に取れているために、耐食性
が優れており、圧延性、強度も問題ないことがわかる。
【0038】実施例3 表3に示す各種芯材用アルミニウム合金にろう材用アル
ミニウム合金(JIS4045合金(Al−10wt%
Si合金)、または4045合金にSnを添加した合
金)及び内張り用アルミニウム合金(Al−3wt%Z
n合金)を組合わせ、アルミニウム合金チューブ材用の
3層ブレージングシートを製造した。板厚は0.2m
m、ろう材層厚さ30μm、内張り材厚さ30μmで調
質はH14材である。具体的には、芯材合金を400m
m厚に鋳造後、450℃〜600℃の温度範囲で均質化
処理し、両面を10mmずつ面削後あらかじめ準備した
ろう材合金板(板厚はそれぞれ目標のろう材層厚さの製
品が得られる板厚とした)と合わせ、熱間合わせ圧延を
行った。熱間合わせ圧延にて割れが発生して製造できな
かったものを圧延性×で示す。熱間圧延コイルを得た後
の工程は通常の通り(冷間圧延・焼鈍)に行った。得ら
れた3層ブレージングシートからサンプルを切り出し、
フラックスを10g/m2 塗布して、窒素ガス雰囲気中
で873K×3分間のろう付加熱を行い供試材とした。
【0039】これら供試材のろう材表面と、ろう材表面
から50μmの位置との自然電位差(5%NaCl中)
を求めた。また片面を樹脂で被覆し腐食試験(CASS
試験)を実施した。試験開始後750時間を経過したと
ころで供試材を取り出し、表面腐食生成物を除去して材
料の腐食状況を評価した。評価は光学顕微鏡により最大
孔食部の孔食深さを焦点深度法により測定した。またこ
れら供試材よりJIS5号TPを作成し、引張り強さを
測定した。これらの結果を表3に示した。
【0040】
【表3】
【0041】表3から明らかな様に、本発明によるブレ
ージングシートは比較例、従来例と比べて芯材内部とろ
う材表面との電位差が十分に取れているために、耐食性
が優れており、圧延性、強度も問題ないことがわかる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したごとく本発明は、アルミニ
ウム合金製ブレージングシートの耐食性を大幅に向上さ
せることができ、従ってこれを熱交換器に使用した場
合、その熱交換器の耐食寿命を著しく向上させることが
可能となり、工業上顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドロンカップエバポレータ用の成形部材を示す
平面図である。
【図2】図1のB−B’線における断面図である。
【図3】図2の部材のA部の断面拡大図であり、従来の
Al合金製ブレージングシートの断面構造を示す図であ
る。図2上のC−Dが図3上のC−Dに対応する。
【図4】熱交換器(ドロンカップエバポレータ)の一例
を示す説明図で、その概略断面図である。図2、3上の
C−Dが図4上のC−Dに対応する。
【図5】熱交換器(ラジエーター)の模式図である。
【符号の説明】
1 ドロンカップエバポレータ用の冷媒通路構成部材 2 フィン 3 ろう材層 4 芯材層 5 サイドプレート 6 冷媒入口管 7 冷媒出口管 8 熱交換器(ドロンカップエバポレータ) 9 偏平チューブ 10 フィン 11 ヘッダー 12 タンク C 熱交換器のタンク部及び冷媒通路の外面 D 熱交換器のタンク部及び冷媒通路の内面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿野 浩 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 稲林 芳人 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cu:0.3〜1.5wt%及びSn:
    0.03〜0.3wt%を含有し残部がAl及び不可避
    的不純物からなることを特徴とするアルミニウム合金芯
    材の片面又は両面にAl−Si系ろう材を合わせたこと
    を特徴とする流体通路構成用アルミニウム合金ブレージ
    ングシート。
  2. 【請求項2】 前記Al−Si系ろう材がSn:0.0
    3〜0.3wt%を含有することを特徴とする請求項1
    記載の流体通路構成用アルミニウム合金ブレージングシ
    ート。
  3. 【請求項3】 前記アルミニウム合金芯材が、Cu:
    0.5〜1.0wt%を含有することを特徴とする請求
    項1又は2記載の流体通路構成用アルミニウム合金ブレ
    ージングシート。
  4. 【請求項4】 前記Al−Si系ろう材がSnを含有し
    ないことを特徴とする請求項1、2又は3記載の流体通
    路構成用アルミニウム合金ブレージングシート。
  5. 【請求項5】 全板厚に対して、5〜30%のクラッド
    率で芯材の片面又は両面にろう材をクラッドしたことを
    特徴とする請求項1、2、3又は4記載の流体通路構成
    用アルミニウム合金ブレージングシート。
  6. 【請求項6】 最終板厚を0.2〜1.2mmとするこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の流体
    通路構成用アルミニウム合金ブレージングシート。
  7. 【請求項7】 エバプレート材、ラジエーターチューブ
    材、ヘッダープレート材又はタンク材のいずれか1つと
    して用いられることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項記載の流体通路構成用アルミニウム合金ブレージ
    ングシート。
  8. 【請求項8】 Cu:0.3〜1.5wt%及びSn:
    0.03〜0.3wt%、並びにSi:1.2wt%以
    下、Fe:2.0wt%以下、Mn:2.0wt%以
    下、Ti:0.3wt%以下、Mg:1.0wt%以
    下、Cr:0.5wt%以下、Zr:0.5wt%以下
    及びZn:2.0wt%以下のうち少なくとも1種を含
    有し残部がAl及び不可避的不純物からなることを特徴
    とするアルミニウム合金芯材の片面又は両面にAl−S
    i系ろう材を合わせたことを特徴とする流体通路構成用
    アルミニウム合金ブレージングシート。
  9. 【請求項9】 前記Al−Si系ろう材がSn:0.0
    3〜0.3wt%を含有することを特徴とする請求項8
    記載の流体通路構成用アルミニウム合金ブレージングシ
    ート。
  10. 【請求項10】 前記アルミニウム合金芯材が、Cu:
    0.5〜1.0wt%を含有することを特徴とする請求
    項8又は9記載の流体通路構成用アルミニウム合金ブレ
    ージングシート。
  11. 【請求項11】 前記Al−Si系ろう材がSnを含有
    しないことを特徴とする請求項8、9又は10記載の流
    体通路構成用アルミニウム合金ブレージングシート。
  12. 【請求項12】 前記アルミニウム合金芯材が、Si:
    0.05〜1.0wt%、Fe:0.05〜1.0wt
    %、Mn:0.4〜1.5wt%、Ti:0.1〜0.
    2wt%、Mg:0.1〜0.3wt%、Cr:0.0
    5〜0.25wt%、Zr:0.05〜0.25wt%
    及びZn:0.1〜1.0wt%のうち少なくとも1種
    を含有することを特徴とする請求項8、9、10又は1
    1記載の流体通路構成用アルミニウム合金ブレージング
    シート。
  13. 【請求項13】 全板厚に対して、5〜30%のクラッ
    ド率で芯材の片面又は両面にろう材をクラッドしたこと
    を特徴とする請求項8〜12のいずれか1項記載の流体
    通路構成用アルミニウム合金ブレージングシート。
  14. 【請求項14】 最終板厚を0.2〜1.2mmとする
    ことを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項記載の
    流体通路構成用アルミニウム合金ブレージングシート。
  15. 【請求項15】 エバプレート材、ラジエーターチュー
    ブ材、ヘッダープレート材又はタンク材のいずれか1つ
    として用いられることを特徴とする請求項8〜14のい
    ずれか1項記載の流体通路構成用アルミニウム合金ブレ
    ージングシート。
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