JPH10278746A - 自動車のウインドウオッシャ液加熱装置 - Google Patents

自動車のウインドウオッシャ液加熱装置

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JPH10278746A
JPH10278746A JP9092150A JP9215097A JPH10278746A JP H10278746 A JPH10278746 A JP H10278746A JP 9092150 A JP9092150 A JP 9092150A JP 9215097 A JP9215097 A JP 9215097A JP H10278746 A JPH10278746 A JP H10278746A
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JP
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washer
washer liquid
window
heating device
liquid
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JP9092150A
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Nobuki Okochi
信喜 大河内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの冷間始動時でも、短時間でウィン
ドウォッシャ液を加熱して、フロントウィンドシールド
ガラスに付着した霜等を除去する。 【解決手段】 ウォッシャポンプ20とウォッシャノズ
ル22との間のウォッシャ液管路24に、該ウォッシャ
液管路24内の20〜40ccのウィンドウォッシャ液
を30〜120秒で急速加熱する急速加熱装置50を設
け、エンジン12の冷間始動時に、急速加熱されたウィ
ンドウォッシャ液をウォッシャノズル22からフロント
ウィンドシールドガラスに噴射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のウイン
ドウオッシャ液を急速に加熱するようにした自動車のウ
インドウオッシャ液加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭50−152442
号公報、特開平1−85162号公報あるいは特開平6
−87113号公報に開示されるように、自動車のウイ
ンドウオッシャタンクからウインドウオッシャノズルに
至るパイプの途中の部分を、エンジンの排気系管路の外
側に設けられた熱交換パイプに接続して、エンジンの排
気系の予熱によってウインドウオッシャ液を高温に加熱
し、ウインドウオッシャ液によるフロントウインドシー
ルドガラス等の洗浄能力の向上、冬季の霜、着氷の溶解
に利用するようにしたものがあった。
【0003】これらのウインドウオッシャ液加熱装置
は、共に、エンジンの排気系管路、例えばエキゾースト
パイプ外側に密着される基板の外側に、銅パイプからな
る熱交換パイプを蛇行させて取り付けたものである。
【0004】上記のように、ウインドウオッシャ液を比
較的高温に加熱した場合、特に冬季に屋外に駐車してお
いた自動車の冷間始動時に、フロントウインドシールド
ガラスの着氷、霜の除去に大きな効果を発揮するもので
ある。又、夏季でも夜間走行中にフロントウインドシー
ルドガラスと衝突して付着した虫の残骸、体液の除去に
も多大の効果を発揮する。
【0005】前記ウインドウオッシャ液加熱装置は、エ
ンジンの排気系管路により常時加熱されているので、熱
交換パイプ内にウインドウオッシャ液が残っていたり、
あるいは、熱交換パイプ上流側の管路に残っていたウイ
ンドウオッシャ液が熱交換パイプ内に入り込んだりした
ときに、加熱されたウインドウオッシャ液がウインドウ
オッシャノズルからわずかであるが不必要に噴出された
りしてしまうという問題点がある。
【0006】又、このようにウオッシャポンプが作動さ
れていない状態でウインドウオッシャ液がウインドウオ
ッシャノズルから噴出されてしまう結果、エンジン再始
動後にウインドウオッシャポンプをオンした場合でも、
直ちにウインドウオッシャ液が噴出されず、ウインドウ
オッシャ液加熱装置内に新たなウインドウオッシャ液が
供給されるまで待たなければならないという問題点があ
る。
【0007】これに対して、特開平6−87113号公
報に開示されるものは、ウインドウオッシャ液が不用意
に噴出されたりすることがなく、エンジン再始動後にウ
インドウオッシャポンプを作動させたときに直ちにウイ
ンドウオッシャ液がウインドウオッシャノズルから噴出
されるようにしたウオッシャ液制御装置を備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、エンジンの排気系管路、例えばエギゾーストパ
イプの外側に熱交換パイプを設けてウィンドウォッシャ
液を加熱する場合、ラジエータ液の温度上昇時間と比較
すれば、かなり短時間でウィンドウォッシャ液が加熱さ
れるものの、一定温度以上に加熱されるまでには、最短
でも5分間は必要であり、この5分間は、運転者にとっ
ては、待ち時間の限界を越えるものであった。
【0009】アンケート調査によれば、ウィンドウォッ
シャ液が所定温度に加熱されるまでの限界待ち時間は4
分程度であり、好ましくは90秒〜120秒の待ち時間
であった。
【0010】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、短時間でフロントウインドシール
ドガラスに付着した霜、氷等を溶解できる程度にウィン
ドウォッシャ液を加熱することができるようにした自動
車のウィンドウォッシャ液加熱装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1のよ
うに、自動車のウオッシャタンクからウオッシャポンプ
を経てウインドウオッシャノズルに至るウインドウオッ
シャ液管路の途中でウオッシャ液を加熱するようにされ
た、自動車のウインドウオッシャ液加熱装置において、
前記ウオッシャ液管路の途中部分の内容積20cc〜4
0ccの範囲を、電気により30〜120秒で60℃以
上に急速加熱する急速加熱装置を設けると共に、この急
速加熱装置の近傍位置で前記ウインドウオッシャ液管路
に配置され、ばねにより閉じ方向に付勢され、前記ウオ
ッシャポンプの圧力が一定値以上となったとき開かれる
常閉型の逆止弁と、前記ウオッシャ液管路を前記ウオッ
シャノズル近傍位置で前記ウォッシャタンクに連通する
戻り管路と、この戻り管路の途中に、略上下方向に配置
され、前記ウオッシャ液管路からウオッシャタンク方向
へのウインドウオッツャ液の流速が一定値以上となると
きに戻り管路を閉じる常開型の還流弁と、を有し、前記
逆止弁が、前記還流弁が戻り管路を閉じた後の圧力上昇
により開かれるようにされたウオッシャ液制御装置を設
けることにより上記目的を達成するものである。
【0012】又、本発明は、請求項2のように自動車エ
ンジンの排気系管路外側に配置された熱交換パイプにウ
オッシャタンクからウインドウオッシャノズルに至るウ
インドウオッシャ液を導き、前記排気系の管路の熱によ
って熱交換パイプ内のウインドウオッシャ液を加熱する
ようにされると共に、前記熱交換パイプの出側と前記ウ
インドウオッシャノズルの間に配置され、ばねにより閉
じ方向に付勢され、熱交換パイプ側の圧力が一定値以上
となったとき開かれる常閉型の逆止弁と、前記熱交換パ
イプの出側と前記ウオッシャタンクとを連通する戻り管
路と、この戻り管路の途中に、略上下方向に配置され、
前記熱交換パイプからウオッシャタンク方向へのウイン
ドウオッシャ液の流速が一定値以上となるときに戻り管
路を閉じる常閉型の還流弁と、を有し、前記逆止弁が、
前記還流弁が戻り管路を閉じた後の圧力上昇により開か
れるようにされたウオッシャ液制御装置を設けてなる自
動車のウインドウオッシャ液加熱装置において、前記熱
交換パイプから前記ウオッシャノズルに至るまでの間の
ウオッシャ液管路の途中部分の内容積20cc〜40c
cの範囲を、電気により30〜120秒で60℃以上に
急速加熱する急速加熱装置を設けることにより上記目的
を達成するものである。
【0013】急速加熱装置における前記ウオッシャ液管
路は、請求項3のように、蛇行して形成し、該急速加熱
装置は、前記蛇行するウオッシャ液管路を加熱する面発
熱体を有するようにしてもよい。
【0014】前記ウオッシャ液制御装置は、請求項4の
ように、前記逆止弁及び還流弁を内包する箱状のハウジ
ングを備え、前記急速加熱装置は、該ハウジングに、一
体的に設けるようにしてもよい。
【0015】前記ウオッシャ液制御装置は、請求項5の
ように、前記逆止弁及び還流弁を内包する箱状のハウジ
ングを備え、前記急速加熱装置は、該ハウジングに、着
脱自在に設けてもよい。
【0016】前記急速加熱装置を、請求項6のように、
前記ウオッシャ液制御装置とウオッシャノズルとの間の
ウオッシャ液管路に設けるようにしてもよい。
【0017】本発明によれば、短時間で必要最小限度の
ウィンドウォッシャ液を所定温度にまで加熱して、運転
者の待ち時間を少なくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して説明する。
【0019】図1に示されるように、本発明に係るウイ
ンドウオッシャ液加熱装置10は、自動車(図示省略)
用エンジン12のエキゾーストマニホールド14から、
更に下流に至る間の直管状のエキゾーストパイプ16の
外側に取り付けられ、且つ、ウオッシャタンク18から
ウオッシャポンプ20を経てウオッシャノズル22に至
るウオッシャ液管路24の途中部分に配置された熱交換
パイプ30を含む常時加熱装置11により、ウインドウ
オッシャ液を加熱すると共に、ウオッシャノズル22の
近傍に設けられた急速加熱装置50により、少量のウイ
ンドウオッシャ液を短時間で加熱するようにしたもので
ある。
【0020】前記ウオッシャ液管路24は、熱交換パイ
プ30と急速加熱装置26内の部分及びその前後が銅パ
イプとされ、他の部分はシリコンホースとされている。
【0021】前記常時加熱装置11は、図2に拡大して
示されるように、エキゾーストパイプ16の外側面に密
着するように、断面半円形に湾曲して形成された基板2
8と、この基板28の外側に、蛇行して取り付けられた
前記熱交換パイプ30と、この熱交換パイプ30の外側
を被うようにして前記基板28に取り付けられるカバー
32とを有してなり、取付金具34によってエキゾース
トパイプ16の外側に着脱自在に取り付けられている。
前記基板28及び熱交換パイプ30は、熱伝導率の高い
銅等の材料より形成されている。
【0022】前記熱交換パイプ30は、その断面が略半
円形状とされて、その平面部が前記基板28の外側に接
触するようにして、ろう付け等の手段によって固着され
ている。
【0023】前記熱交換パイプ30は、前記ウオッシャ
液管路24の途中に接続されるものであって、該熱交換
パイプ30内には、ウオッシャポンプ20から圧送され
たウインドウオッシャ液が強制的に通過されるようにな
っている。
【0024】前記ウオッシャ液管路24における前記ウ
オッシャノズル22の上流側位置には、逆止弁36及び
還流弁38(図3参照)を含むウオッシャ液制御装置4
0が設けられている。
【0025】このウォッシャ液装置40の上流側に隣接
する位置には、前記急速加熱装置50が設けられてい
る。
【0026】この急速加熱装置50は、図4に示される
ように、前記ウォッシャ液管路24の一部を構成する蛇
行管路52と、この蛇行管路52内のウィンドウォッシ
ャ液を加熱する面発熱体54と、を備えて構成されてい
る。
【0027】前記蛇行管路52は、熱伝導率の高い銅等
の材料のパイプを同一平面内で蛇行して形成したもので
あり、面発熱体54は、前記平面状の蛇行管路52の両
面を挟み込むようにして一対設けられている。
【0028】前記急速加熱装置50における蛇行管路5
2内のウィンドウォッシャ液の容積は、20〜40cc
とされ、且つ面発熱体54の発熱能力は、30〜120
秒間で前記20〜40ccのウィンドウォッシャ液を所
定温度、例えば60℃に加熱できる能力に設定されてい
る。
【0029】前記面発熱体54は、制御装置(図5参
照)56を介して、バッテリ(図示省略)から通電され
ることにより発熱するものであり、制御装置56は、運
転席に配置された急速加熱スイッチ58がオンされた
後、設定時間、例えば4分間通電するタイマーを備えて
いる。
【0030】図5の符号60は、ウィンドウォッシャス
イッチを示す。前記ウォッシャポンプ20は、ウィンド
ウォッシャスイッチ60がオンされるとき、制御装置5
6を介して通電され、ウィンドウォッシャ液を、ウォッ
シャタンク18からウォッシャ液管路24を経て、前記
ウォッシャノズル22に圧送するものである。
【0031】前記ウオッシャ液制御装置40は、図3に
拡大して示されるように、前記急速加熱装置50の出側
からのウインドウオッシャ液を導くウオッシャ管路24
の端部が接続される流入ポート42と、この流入ポート
42から分岐されて、前記ウオッシャノズル22方向に
至るウオッシャ液管路24の一部としてのノズル側通路
44と、ウオッシャタンク18に至る戻り管路46の一
部としての戻り通路46Aとを備え、前記逆止弁36は
前記ノズル側通路44に設けられ、又、前記還流弁38
は戻り通路46Aに設けられている。
【0032】前記逆止弁36は、前記ノズル側通路44
の途中に、内径方向に突出して形成されたバルブシート
部材36Aと、このバルブシート部材36Aに上方から
接触して、ノズル側通路44を閉じるためのチェックボ
ール36Bと、このチェックボール36Bを前記バルブ
シート部材36A方向に付勢する圧縮コイルばね36C
と、この圧縮コイルばね36Cの、チェックボール36
Bと反対側の端部をチェックボール36B方向に押すと
共に、該圧縮コイルばね36Cの設定長さを調整するた
めのばね圧調節機構36Dと、から構成されている。
【0033】前記ばね圧調節機構36Dは、前記ノズル
側通路44の状態連通、且つ接続されるおねじ筒36E
と、このおねじ筒36Eのおねじに螺合するめねじを備
え、且つ、内側前記おねじ筒36Eを介してノズル側通
路44に連通するめねじ筒36Fとを備え、めねじ筒3
6Fをおねじ筒36Eに対して螺進させることによっ
て、前記圧縮コイルばね36Cのばね圧を調整できるよ
うにされている。
【0034】前記めねじ筒36Fの、図3において上端
出口には、ウオッシャ液管路24の一部としてのシリコ
ンホース48が接続され、これにより、ウインドウオッ
シャ液が前記ウオッシャノズル22に導かれるようにな
っている。
【0035】なお、前記ばね圧調節機構36Dにおける
めねじ筒36Fは、前記シリコンホース48に対して相
対的回転自在とされている。
【0036】前記めねじ筒36Fの上端に形成された大
径の接続部36Gには、図6に拡大して示されるよう
に、ドライバー溝36Hがその上端面に形成されて、ド
ライバーによってめねじ筒36Fが回転されるようにな
っている。又、めねじ筒36Fの内側のウオッシャ液通
路36Iにはウオッシャ液の流れをよくするためのスリ
ット37が軸方向に形成されている。
【0037】前記ウオッシャ液制御装置40における還
流弁38は、略筒状であって、上下方向に長く配置さ
れ、又、下端側にボール止め38Aが設けられると共
に、下端から全高の略2/3の高さ位置にバルブシート
38Bが設けられ、これに対して、チェックボール38
Cが、該バルブシート38Bに下方から接触して、管路
を閉じることができるようにされている。なおボール止
め38Aには、図7に示されるようにスリット43が形
成され、チェックボール38Cが下方に落下することを
防止するのみであって、チェックボール38Cが接触し
た状態でも上下が連通されている。
【0038】前記ボール止め38Aとバルブシート38
Bの間の、チェックボール38Cを内包する制御通路3
8Dは、上半部が、下向きにテーパ状に拡開する拡径部
38Eとされている。
【0039】ここで、前記制御通路38D、拡径部38
Eの内径及びチェックボール38Cの外径と重量は、ウ
インドウオッシャ液がボール止め38Aから流入して上
方に流れるときに、その流速が一定値以上となったとき
に、チェックボール38Cが液流によってバルブシート
38Bに下方から圧接され、制御通路38Dを閉じるよ
うにされている。
【0040】前記制御通路38Dにおける前記バルブシ
ート38Bの上方には逆止弁38Fが配置されている。
この逆止弁38Fは、前記バルブシート38Bの上側位
置に配置されたバルブシート38Gと、このバルブシー
ト38Gに対して上方から接触して制御通路38Dを閉
じるチェックボール38Hと、を備えて構成されてい
る。
【0041】前記チェックボール38Aは、バルブシー
ト38Gに上方から接触することによって、上方からの
ウインドウオッシャ液の逆流を防止すると共に、下方か
ら一定圧以上の空気が抜け出ることを許容できるように
されている。
【0042】前記制御通路38D(逆止弁38F)の上
端は、戻り管路46を介してウオッシャタンク18の上
端に接続されている。
【0043】前記還流弁42と、逆止弁36における圧
縮コイルばね36Cのチェックボール36Bの付勢力と
の関係は、ウォッシャポンプ20がオンされて加熱され
たウインドウオッシャ液がウオッシャ液管路24内に供
給されたとき、ウインドウオッシャ液が制御通路38D
を通る流速によってチェックボール42Cをバルブシー
ト42Bに下方から押し付けると共に、これにより生じ
たノズル側管路46内の液圧の上昇によって、逆止弁3
6におけるチェックボール36Bを、圧縮コイルばね3
6Cの付勢力に抗して押し開くことができるようにされ
ている。
【0044】次に、上記ウインドウオッシャ液加熱装置
10の作用について説明する。
【0045】前述の如く、ウインドウオッシャスイッチ
60がONされると制御装置56によりウオッシャポン
プ20がONされ、ウオッシャタンク18からのウイン
ドウオッシャ液が常時加熱装置11に供給され、ここで
エキゾーストパイプ16により加熱されて、ウオッシャ
液管路24から急速加熱装置50、ウオッシャ液制御装
置40に到達し、更に、戻り管路46を通ってウオッシ
ャタンク18に戻ろうとする。
【0046】エンジンが冷えている状態からこれをスタ
ートさせる、いわゆる冷間始動時には、エギゾーストパ
イプ16は、ラジエータ液と比較すれば短時間で加熱さ
れるが、常時加熱装置11においてウィンドウォッシャ
液が十分に加熱されるまでには数分間を要する。
【0047】多くの運転者は、この時間を待つことがで
きない。この場合、運転席に設けられた前記急速加熱ス
イッチ58をオンする。
【0048】これによって、制御装置56により、バッ
テリから前記急速加熱装置50における面発熱体54に
通電され、面発熱体54は発熱して蛇行管路52内のウ
ィンドウォッシャ液を加熱する。
【0049】面発熱体54は、容積が20〜40ccの
蛇行管路52内のウィンドウォッシャ液を、30〜12
0秒間で所定温度、例えば60℃にまで加熱する。
【0050】次に、ウィンドウォッシャスイッチ60を
オンして、制御装置56を介してウォッシャポンプ20
を駆動する。
【0051】このウォッシャポンプ20を駆動すること
によって、ウォッシャ液管路24内にウォッシャタンク
18からのウィンドウォッシャ液が圧送され、前記蛇行
管路52内の加熱されたウィンドウォッシャ液が押し出
されて、ウォッシャ液制御装置40を介してウォッシャ
ノズル方向に圧送される。
【0052】このとき、還流弁38における制御通路3
8Dを通過するウインドウオッシャ液の流速が一定値以
上となると、チェックボール38Cが液流によって持ち
上げられ、バルブシート38Bに圧接して、制御通路3
8Dを閉塞する。
【0053】従って、制御通路38D内、及びウオッシ
ャ液管路24内の液圧が上昇し、逆止弁36におけるチ
ェックボール36Bが、圧縮コイルばね36Cの付勢力
に抗して開かれる。チェックボール36Bが開かれる
と、加圧されたウインドウオッシャ液は逆止弁36、シ
リコンホース48からウオッシャノズル22に至り、こ
こからウインドシールドガラスに噴射される。
【0054】ウオッシャポンプ20がオフとなると、ウ
オッシャ液管路24内の液圧が低下するので、チェック
ボール36Bが圧縮コイルばね36Cによってバルブシ
ート部材36Aに圧接されて、ウインドウオッシャ液の
噴射が停止される。このとき、還流弁38におけるチェ
ックボール38Cは、ウインドウオッシャ液の流れが停
止するので、重力により落下して、ボール止め38A上
に停止する。
【0055】ここで、前記急速加熱装置50の蛇行管路
52内のウィンドウォッシャ液容積が20〜40ccと
されているが、最小の20ccとした場合は、短時間、
例えば30秒間で所定温度に加熱されるように設定す
る。
【0056】このようにすれば、制御装置56内におけ
るタイマの設定時間4分内に、1回20ccの加熱ウィ
ンドウォッシャ液を長くとも30秒間隔で8回噴射する
ことができる。
【0057】本発明者の実験によれば、フロントウィン
ドシールドガラスの全面に薄く霜が凍り付いたような場
合でも、40ccの加熱ウィンドウォッシャ液の噴射に
よって十分に溶解させることができた。従って、20c
cの加熱ウィンドウォッシャ液の噴射を2回繰り返せば
よいことになる。
【0058】なお、加熱ウィンドウォッシャ液の噴射を
複数回繰り返す場合、例えば1回目の加熱に30秒を要
したとしても、各回の噴射終了後の蛇行管路52の温度
が加熱前のウィンドウォッシャ液の温度よりも高くなっ
ているので、初回よりも短時間で加熱が完了する。本発
明者の実験によれば、1回目の加熱に30秒を要した場
合、2回目以降は20秒であった。
【0059】急速加熱スイッチ58をオンした後、制御
装置56内におけるタイマ設定時間である4分間が経過
した後は、急速加熱装置50における面発熱体54の通
電がオフとされる。従って、無駄な通電によるバッテリ
の消耗がない。
【0060】ウオッシャポンプ20がオフの状態で、仮
に常時加熱装置11内に残ったウインドウオッシャ液が
加熱されて、例えば沸騰によりウオッシャ液管路24内
の圧力が増大した場合でも、制御通路38D内のウイン
ドウオッシャ液の流速が小さいので、チェックボール3
8Cは、制御通路38Dを閉塞することがない。
【0061】従って、ウオッシャポンプ20のオフ状態
でウオッシャ液管路24を上昇してくるウインドウオッ
シャ液は、必ず制御通路38Dを通って、リターンパイ
プ50からウオッシャタンク18に戻され、逆止弁36
のチェックボール36Bが押し開かれることがないの
で、不用意にウインドウオッシャ液がウインドシールド
ガラスに噴射されることがない。
【0062】ここで、逆止弁36におけるばね36Cの
設定値が大き過ぎる場合は、ウオッシャノズル22から
のウインドウオッシャ液噴射のための圧力が高くなり過
ぎて、ウオッシャ液管路24の負担を大きくする。又、
逆に、ばね36Cの設定値が低過ぎると、チェックボー
ル36Bが容易に開いてしまう。最適な設定値は、ばね
圧調節機構36Dのめねじ筒36Fの捩込み量を調整す
ることによって得ることができる。これは、シリコンホ
ース48を接続したまま、めねじ筒36Fを回転させれ
ばよい。回転抵抗が大きい場合は、シリコンホース48
を取脱し、ドライバーによりめねじ筒36Fを回動させ
る。
【0063】ウオッシャポンプ20を、オン状態からオ
フ状態とすると、前述の如く、チェックボール36Bが
ノズル側通路44を閉じると共に、チェックボール38
Cが落下することによってウオッシャ液管路24が、還
流弁38を経てウオッシャタンク18に連通される。
【0064】ウオッシャポンプがオフの状態であって
も、エンジンの運転が続いている限り、常時加熱装置1
1においてウインドウオッシャ液が加熱され、この加熱
されたウインドウオッシャ液が、ウオッシャ液管路24
からウオッシャ液制御装置40の流入ポート40、還流
弁38を経て、逆止弁38から戻り管路46を通り、ウ
オッシャタンク18に戻り、更にウオッシャタンク18
内のウオッシャ液は、ウオッシャポンプ20を通過し
て、ウインドウオッシャ液加熱装置10に流入して加熱
されるというウオッシャ液の循環作用が行われる。
【0065】なお、ウオッシャポンプ20は、通常、モ
ータによって駆動されていない状態であっても、ウオッ
シャ液の通過を許容するものである。
【0066】このようにして、ウインドウオッシャ液が
ウオッシャタンク18、常時加熱装置11及びウオッシ
ャ液制御装置40を循環することによって、該ウインド
ウオッシャ液は常時加熱された状態となり、ウオッシャ
スイッチをオンして、ウオッシャポンプ20を駆動する
と、直ちに加熱されたウインドウオッシャ液がウオッシ
ャノズル22から噴射されることになる。
【0067】自動車走行後にエンジン12を停止した後
も、該エンジン12の予熱が常時加熱装置11やウオッ
シャ液管路24に残されているため、ウインドウオッシ
ャ液と噴霧状のウオッシャ液による上記と同様の循環作
用が暫く続く。
【0068】やがて、常時加熱装置11が冷えると、ウ
インドウオッシャ液が冷却され、還流弁38に係る圧力
が低下して、チェックボール38Cがバルブシート38
上に落下し、逆止弁38Fが制御通路38Dを閉塞す
る。これにより、還流弁38内への空気の流入が阻止さ
れると共に、ウオッシャタンク18側からのウオッシャ
液の逆流も防止される。
【0069】このため、エンジン停止中であっても、ウ
オッシャ液がウオッシャ液制御装置40の流入ポート4
2に迄補給され、何時でもウインドウオッシャ液が噴射
できるように常にスタンバイ状態が保たれることにな
る。
【0070】従って、エンジンを再始動したとき、ウオ
ッシャポンプ20からの常時加熱装置11及び急速加熱
装置50へのウインドウオッシャ液供給を待つまでもな
く、エンジン再始動後短時間でウオッシャノズル22か
らの加熱ウインドウオッシャ液の噴射をすることができ
る。
【0071】なお、上記実施の形態の例では、急速加熱
装置50の上流側に、エギゾーストパイプ16からの熱
によりウィンドウォッシャ液を加熱するための常時加熱
装置11が設けられているが、本発明はこれに限定され
るものでなく、常時加熱装置11が設けられていない場
合にも適用されるものである。
【0072】このように、常時加熱装置11が設けられ
ていないウィンドウォッシャ液加熱装置は、寒冷地でな
く、冬季の短い期間、早朝にフロントウィンドシールド
ガラスに付着した霜を除去できれば十分であるような場
合に好適である。
【0073】又、上記急速加熱装置50は、蛇行管路5
2を一対の面発熱体54によって挟み込み、蛇行管路5
2内のウィンドウォッシャ液を加熱するようにしたもの
であるが、本発明はこれに限定されるものでなく、ウィ
ンドウォッシャ液管路の途中部分の、内容積20〜40
ccの範囲を、30〜120秒で70℃以上に急速加熱
することができるものであればよい。
【0074】従って、例えば直管状のウォッシャ液管路
に発熱線を巻き付けたり、ウォッシャ液管路の途中部分
そのものを発熱材料によって形成したりしてもよい。
又、加熱手段は面発熱体に限定されるものでなく、ニク
ロム線等であってもよい。
【0075】急速加熱装置50は、前記箱状のウォッシ
ャ液制御装置40と別体に形成されているが、これは、
図8に示される実施の態様の例のように、一体に形成し
てもよい。この図8に示される急速加熱装置51は、板
状金属ブロック51Aに蛇行管路51Bを、例えば射出
成型により形成し、これに金属薄板状のカバー51Cを
被せ、両側面に面発熱体54を配置して構成されてい
る。
【0076】この場合は、車体への装置の装着、メンテ
ナンスが容易となる。急速加熱装置50をウォッシャ液
制御装置40又はウォッシャノズル22の近傍に設ける
ことにより、面発熱体54への通電線路をエンジン12
から離間した位置に配設することができるので、エンジ
ン12からの熱及び振動による影響を緩和させることが
できる。
【0077】前記急速加熱装置は、ウォッシャ液制御装
置40の近傍又はこれと一体に設けられているが、本発
明はこれに限定されるものでなく、ウォッシャポンプ2
0からウォッシャノズル22の間のウォッシャ液管路2
4の途中であれば、どこでもよい。
【0078】従って、例えばウォッシャ液制御装置40
の出側とウォッシャリズル22の間の位置、常時加熱装
置11におけるカバー熱交換パイプ30の出側であっ
て、カバー32に取り付けられる位置等であってもよ
い。但し、急速加熱装置において加熱されるウィンドウ
ォッシャ液の容量が小さく、冷えているウォッシャ液管
路24を通過する際に温度が低下してしまう恐れがある
ので、急速加熱装置はできるだけウォッシャノズル22
の近くに設けるとよい。
【0079】例えば、図1に二点鎖線50Aで示される
ように、ウォッシャ液制御装置40の出側に隣接した位
置に設けると熱損失が少ない。又、この場合、ウォッシ
ャポンプ20の非作動時に、常時加熱装置11において
加熱され、蒸気状態となった高温のウィンドウォッシャ
液の影響を受けることがないので、面発熱体54の劣化
が少ない。
【0080】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、エ
ンジンの冷間始動時にも必要量のウィンドウォッシャ液
を急速に加熱して、フロンドウィンドシールドガラスに
噴射することができ、これによって短い待ち時間で、フ
ロンドウィンドシールドガラスに付着した氷等を溶解さ
せることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウインドウオッシャ液加熱装置の
実施の形態の例を示す斜視図
【図2】同装置の常時加熱装置における熱交換パイプ部
を拡大して示す分解斜視図
【図3】同装置における逆止弁と制御弁近傍を拡大して
示す一部断面とした正面図
【図4】同装置における急速加熱装置を示す拡大斜視図
【図5】同装置の制御系を示すブロック図
【図6】図3のVI−VI線に沿う拡大断面図
【図7】図3のVII−VII線に沿う拡大断面図
【図8】同装置における急速加熱装置の他の実施の形態
の例を拡大して示す分解斜視図
【符号の説明】
10…ウインドウオシャ液加熱装置 11…常時加熱装置 12…エンジン 14…エキゾーストマニホールド 16…エキゾーストパイプ 18…ウオッシャタンク 20…ウオッシャポンプ 22…ウオッシャノズル 24…ウオッシャ液管路 36…逆止弁 38…還流弁 40…ウオッシャ液制御装置 46…捩り管路 50、50A、51…急速加熱装置 52、51B…蛇行管路 54…面発熱体 56…制御装置 58…急速加熱スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のウオッシャタンクからウオッシャ
    ポンプを経てウインドウオッシャノズルに至るウインド
    ウオッシャ液管路の途中でウオッシャ液を加熱するよう
    にされた、自動車のウインドウオッシャ液加熱装置にお
    いて、 前記ウオッシャ液管路の途中部分の内容積20cc〜4
    0ccの範囲を、電気により30〜120秒で60℃以
    上に急速加熱する急速加熱装置を設けると共に、この急
    速加熱装置の近傍位置で前記ウインドウオッシャ液管路
    に配置され、ばねにより閉じ方向に付勢され、前記ウオ
    ッシャポンプの圧力が一定値以上となったとき開かれる
    常閉型の逆止弁と、前記ウオッシャ液管路を前記ウオッ
    シャノズル近傍位置で前記ウォッシャタンクに連通する
    戻り管路と、この戻り管路の途中に、略上下方向に配置
    され、前記ウオッシャ液管路からウオッシャタンク方向
    へのウインドウオッツャ液の流速が一定値以上となると
    きに戻り管路を閉じる常開型の還流弁と、を有し、前記
    逆止弁が、前記還流弁が戻り管路を閉じた後の圧力上昇
    により開かれるようにされたウオッシャ液制御装置を設
    けたことを特徴とする自動車のウインドウオッシャ液加
    熱装置。
  2. 【請求項2】自動車エンジンの排気系管路外側に配置さ
    れた熱交換パイプにウオッシャタンクからウインドウオ
    ッシャノズルに至るウインドウオッシャ液を導き、前記
    排気系の管路の熱によって熱交換パイプ内のウインドウ
    オッシャ液を加熱するようにされると共に、前記熱交換
    パイプの出側と前記ウインドウオッシャノズルの間に配
    置され、ばねにより閉じ方向に付勢され、熱交換パイプ
    側の圧力が一定値以上となったとき開かれる常閉型の逆
    止弁と、前記熱交換パイプの出側と前記ウオッシャタン
    クとを連通する戻り管路と、この戻り管路の途中に、略
    上下方向に配置され、前記熱交換パイプからウオッシャ
    タンク方向へのウインドウオッシャ液の流速が一定値以
    上となるときに戻り管路を閉じる常閉型の還流弁と、を
    有し、前記逆止弁が、前記還流弁が戻り管路を閉じた後
    の圧力上昇により開かれるようにされたウオッシャ液制
    御装置を設けてなる自動車のウインドウオッシャ液加熱
    装置において、前記熱交換パイプから前記ウオッシャノ
    ズルに至るまでの間のウオッシャ液管路の途中部分の内
    容積20cc〜40ccの範囲を、電気により30〜1
    20秒で60℃以上に急速加熱する急速加熱装置を設け
    たことを特徴とする自動車のウインドウオッシャ液加熱
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、急速加熱装置に
    おける前記ウオッシャ液管路は、蛇行して形成され、該
    急速加熱装置は、前記蛇行するウオッシャ液管路を加熱
    する面発熱体を有することを特徴とする自動車のウイン
    ドウオッシャ液加熱装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、前記ウオッ
    シャ液制御装置は、前記逆止弁及び還流弁を内包する箱
    状のハウジングを備え、前記急速加熱装置は、該ハウジ
    ングに、一体的に設けられたことを特徴とする自動車の
    ウインドウオッシャ液加熱装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3において前記ウオッシ
    ャ液制御装置は、前記逆止弁及び還流弁を内包する箱状
    のハウジングを備え、前記急速加熱装置は、該ハウジン
    グに、着脱自在に設けられたことを特徴とする自動車の
    ウインドウオッシャ液加熱装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかにおいて、前
    記急速加熱装置を、前記ウオッシャ液制御装置とウオッ
    シャノズルとの間のウオッシャ液管路に設けたことを特
    徴とする自動車のウインドウオッシャ液加熱装置。
JP9092150A 1997-04-10 1997-04-10 自動車のウインドウオッシャ液加熱装置 Pending JPH10278746A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100999133B1 (ko) 2004-08-31 2010-12-08 현대자동차주식회사 프리 히터를 이용한 와셔액 예열장치
JP2019018810A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 本田技研工業株式会社 ウォッシャ液供給システム

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