JPH10277350A - 冷凍式除湿装置、熱交換器及び熱交換器の製造方法 - Google Patents

冷凍式除湿装置、熱交換器及び熱交換器の製造方法

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JPH10277350A
JPH10277350A JP9086710A JP8671097A JPH10277350A JP H10277350 A JPH10277350 A JP H10277350A JP 9086710 A JP9086710 A JP 9086710A JP 8671097 A JP8671097 A JP 8671097A JP H10277350 A JPH10277350 A JP H10277350A
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Isao Ito
功 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】断熱効率を格段に向上することのできる冷凍式
除湿装置及び熱交換器を得る。 【解決手段】冷凍回路Rから供給される冷媒と外部から
供給される被除湿エアとの間で熱交換を行う冷却室を備
えたケース本体50と、除湿後のエアと水分とを分離す
るドレンセパレータ31と、その周辺の管体30、32
等とを断熱材料からなる断熱体53で一体に密封した。
これにより、断熱効率の高い熱交換部9からなる熱交換
器を得ることができ、この熱交換器を冷凍式除湿装置に
応用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒を用いて被除
湿流体との熱交換を行って被除湿流体を除湿する冷凍式
除湿装置、その除湿装置に使用するのに好適な熱交換
器、及び、その熱交換器の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍式除湿装置は圧縮機,凝縮
器等からなる冷凍回路を備えており、この冷凍回路によ
り冷媒を冷却する。一方、冷凍式除湿装置は熱交換器を
備えており、この熱交換器に外部からの高温湿り空気と
前記冷凍回路で冷却された冷媒とを導入し、高温湿り空
気と冷媒との間で熱交換を行って高温湿り空気を除湿す
るようになっている。そして、除湿後の乾燥空気はシリ
ンダ等の外部機器に供給される。
【0003】熱交換器の外周面には、高温湿り空気と冷
媒との熱交換に基づいて結露が発生するため、この結露
対策が必要となる。又、熱交換器の外周面が外気と触れ
ている状態では放熱による熱ロスが避けられず熱交換の
効率が低下する。
【0004】これらの問題を解決する最新の技術とし
て、例えば特開平8−299742号公報に示されてい
るように、断熱材料よりなるパッケージフレームを上下
に分割したものがある。これら上下両パッケージフレー
ムのうち、下側のパッケージフレームの上面には熱交換
器等を構成する各種部品の固定凹部が形成されるととも
に、上側のパッケージフレームの下面には前記各種部品
の収容空間が形成されている。そして、両パッケージフ
レーム及び熱交換器等の各種部品の組付け作業は、下側
のパッケージフレームの固定凹部に前記各種部品を固定
した状態でその上面を上側のパッケージフレームによっ
て覆い、両パッケージフレーム同士を固定することによ
り行われる。
【0005】このように構成された断熱材料よりなる上
下両パッケージフレームによって、熱交換器の外周面の
結露対策となるとともに、熱交換効率が以前のものに比
べて向上している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上下に
分割されたパッケージフレームを用いて熱交換器等の各
種部品を外気と遮断するものでは、パッケージフレーム
の構成が複雑化し、パッケージフレーム自体にコストが
かかるため、熱交換器、ひいては冷凍式除湿装置のコス
ト高につながる。
【0007】又、パッケージフレームは分割されて構成
されているため、パッケージフレーム同士の接合部にお
いては断熱効果が低下し、断熱効果の点では未だ十分な
対策とはなっていない。勿論、パッケージフレーム同士
の接合部に隙間が生じないように構成することは困難で
あるが、極力隙間が生じないようにパッケージフレーム
の製作精度を上げるとすれば、パッケージフレームの製
作コストはますます高騰する。
【0008】更に、下側パッケージフレーム上に各種部
品を組付けてその後上側パッケージフレームを覆い、そ
の後、上下両パッケージフレーム同士を連結する作業が
必要であることから組立作業も面倒である。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、断熱効率を格段に向上
し得る冷凍式除湿装置、熱交換器及び熱交換器の製造方
法を提供することにある。又、本発明の他の目的は、上
記目的を簡単かつ安価に達成することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、冷媒を冷却する冷凍回路
部と、外部から供給される除湿前の流体と前記冷凍回路
部にて冷却された冷媒との間で熱交換を行って流体を除
湿する熱交換部とを備えた冷凍式除湿装置において、前
記熱交換部の周囲全体を断熱材料からなる断熱体で一体
に密封して分離不能なユニット構造とし、その熱交換ユ
ニットから、冷凍回路部への冷媒通路と除湿前後の流体
の出入通路とを導出した。これにより、熱交換部の断熱
効率が格段に向上する。
【0011】請求項2に記載の発明は、冷媒を冷却する
冷凍回路部と、外部から供給される除湿前の流体と前記
冷凍回路部にて冷却された冷媒との間で熱交換を行って
流体を除湿する熱交換部とを備えた冷凍式除湿装置にお
いて、前記熱交換部は、前記冷凍回路部にて冷却された
冷媒を流通させる冷媒通路に前記除湿前の流体を接触さ
せて熱交換を行う冷却室と、その冷却室に導入される除
湿前の流体と熱交換による除湿後の流体とを接触させて
除湿前の流体を予冷させつつ除湿後の流体を再熱させる
予冷・再熱室とを備え、前記冷却室及び予冷・再熱室を
含む熱交換部の周囲全体を断熱材料からなる断熱体で一
体に密封して分離不能なユニット構造とし、その熱交換
ユニットから、冷凍回路部への冷媒通路と除湿前後の流
体の出入通路とを導出した。これにより、熱交換部の断
熱効率が格段に向上する。
【0012】請求項3に記載の発明は、冷媒を冷却する
冷凍回路部と、外部から供給される除湿前の流体と前記
冷凍回路部にて冷却された冷媒との間で熱交換を行って
流体を除湿する熱交換部とを備えた冷凍式除湿装置にお
いて、前記熱交換部には熱交換により除湿前の流体から
分離された水を排出するためのドレン配管を接続し、前
記熱交換部及びドレン配管の周囲全体を断熱材料からな
る断熱体で一体に密封して分離不能なユニット構造と
し、その熱交換ユニットから、冷凍回路部への冷媒通路
と除湿前後の流体の出入通路とドレン配管下流側とを導
出した。これにより、熱交換部の断熱効率が格段に向上
するとともに、ドレン配管の結露も併せて防止すること
ができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、本体内部にて外
部から供給される除湿前の流体と冷媒との間で熱交換を
行う熱交換器において、前記本体の周囲全体を断熱材料
からなる断熱体で一体に密封して分離不能なユニット構
造とし、その熱交換ユニットから、冷凍回路部への冷媒
通路と除湿前後の流体の出入通路とを導出した。これに
より、熱交換部の断熱効率が格段に向上する。
【0014】請求項5に記載の発明は、本体内部にて外
部から供給される除湿前の流体と冷媒との間で熱交換を
行う熱交換器において、前記本体内部は、冷却された冷
媒を流通させる冷媒通路に前記除湿前の流体を接触させ
て熱交換を行う冷却室と、その冷却室に導入される除湿
前の流体と熱交換による除湿後の流体とを接触させて除
湿前の流体を予冷させつつ除湿後の流体を再熱させる予
冷・再熱室とを備え、前記冷却室及び予冷・再熱室を含
む前記本体の周囲全体を断熱材料からなる断熱体で一体
に密封して分離不能なユニット構造とし、その熱交換ユ
ニットから、冷媒通路と除湿前後の流体の出入通路とを
導出した。これにより、熱交換部の断熱効率が格段に向
上する。
【0015】請求項6に記載の発明は、本体内部にて外
部から供給される除湿前の流体と冷媒との間で熱交換を
行う熱交換器において、前記本体には熱交換により除湿
前の流体から分離された水を排出するためのドレン配管
を接続し、前記本体及びドレン配管の周囲全体を断熱材
料からなる断熱体で一体に密封して分離不能なユニット
構造とし、その熱交換ユニットから、冷媒通路と除湿前
後の流体の出入通路とドレン配管下流側とを導出した。
これにより、熱交換部の断熱効率が格段に向上するとと
もに、ドレン配管の結露も併せて防止することができ
る。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれか1項に記載の冷凍式除湿装置におい
て、熱交換ユニットを、前記断熱材料を周囲に充填する
ことにより構成した。これにより、熱交換部の断熱効率
が一層向上する。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項4乃至請
求項6のいずれか1項に記載の熱交換器において、熱交
換ユニットを、前記断熱材料を周囲に充填することによ
り構成した熱交換器。これにより、熱交換部の断熱効率
が一層向上する。
【0018】請求項9に記載の発明は、本体内部にて外
部から供給される除湿前の流体と冷媒との間で熱交換を
行う熱交換器の製造方法において、前記本体の周囲を治
具で覆うとともに、治具から冷媒を流通させる冷媒通路
と除湿前後の流体の出入通路とを突出させるように前記
治具を配置する工程と、その治具に囲まれた領域内に発
泡ビーズを充填する工程と、その充填された発泡ビーズ
を加熱して発泡させる工程とを備えたものである。これ
により、熱交換部の断熱効率が格段に向上する熱交換器
を安価かつ簡単に製造することができる。
【0019】請求項10に記載の発明は、本体内部にて
外部から供給される除湿前の流体と冷媒との間で熱交換
を行うとともに、前記本体に熱交換により除湿前の流体
から分離された水を排出するためのドレン配管を接続し
た熱交換器の製造方法において、前記本体の周囲を治具
で覆うとともに、治具から冷媒を流通させる冷媒通路と
除湿前後の流体の出入通路とドレン配管とを突出させる
ように前記治具を配置する工程と、その治具に囲まれた
領域内に発泡ビーズを充填する工程と、その充填された
発泡ビーズを加熱して発泡させる工程とを備えたもので
ある。これにより、熱交換部の断熱効率が格段に向上す
るとともにドレン配管の結露も併せて防止することがで
きる熱交換器を安価かつ簡単に製造することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を図1〜図5に
従って説明する。図1に示すように、冷凍式除湿装置1
は、その外面がケース2により覆われている。ケース2
は、四隅に立設された各支柱3と、各支柱3に連結され
た下部ベース4と、下部ベース4よりも上方に配置され
各支柱3に連結された中間部ベース5と、中間部ベース
5よりも更に上方に配置され各支柱3に連結された上部
ベース6とを備えている。各支柱3の上端部には横桟7
が架設されている。なお、図示しないが各支柱3間の4
側面にはそれぞれ側板が装着され、各支柱3の上面には
上板が横桟7に装着されている。従って、冷凍式除湿装
置1は、全体として略直方体形状をなしている。
【0021】下部ベース4上には、下部ベース4と中間
部ベース5との間に冷凍回路部8が配設されている。
又、中間部ベース5上には、中間部ベース5と上部ベー
ス6との間に熱交換部9が配設されている。更に、上部
ベース6上には、上部ベース6と上板との間に電装部1
0が配設されている。従って、冷凍式除湿装置1は、下
から上へ向かって冷凍回路部8、熱交換部9、電装部1
0が積層された構造となっている。又、冷凍回路部8と
熱交換部9との間、及び、熱交換部9と電装部10との
間は、仕切板としての中間部ベース5又は上部ベース6
によって区画されている。
【0022】次に、主として図2に示した冷凍式除湿装
置1の構成図に基づいて、同冷凍式除湿装置1の各構成
部品及びそれらの機能について説明する。まず、冷凍回
路部8の構成について説明すると、圧縮機としてのコン
プレッサ11にはコンプレッサ駆動モータ12が連結さ
れており、コンプレッサ駆動モータ12は電源に接続さ
れている。そして、コンプレッサ駆動モータ12の駆動
によりコンプレッサ11が作動し、フロンからなる冷媒
ガスの圧縮を行うようになっている。
【0023】コンプレッサ11の上流側にはアキュムレ
ータ13が組付けられている。アキュムレータ13は液
冷媒を一旦保持するものであり、液冷媒を前記コンプレ
ッサ11に供給しないようにし、冷媒ガスをのみを供給
するようになっている。
【0024】コンプレッサ11の下流側には凝縮器とし
てのコンデンサ14が接続され、コンデンサ14の近傍
には同コンデンサ14への送風を行うファン15が設置
されている。なお、コンデンサ14には多数のフィン1
4aが設けられており、コンデンサ14内の冷媒と外気
との熱交換を効率良く行うことができるようになってい
る。ファン15にはファン駆動モータ16が連結されて
おり、ファン駆動モータ16は電源に接続されている。
そして、ファン駆動モータ16によりファン15が作動
すると、ファン15は冷凍式除湿装置1の周囲の外気を
ケース2の側板に装着されたフィルタ17を介してコン
デンサ14に送風し、コンプレッサ5からコンデンサ1
4に送り込まれた圧縮冷媒ガスを冷却し液化するように
なっている。
【0025】尚、フィルタ17は外気に含まれる塵埃を
除去するためのものである。又、コンデンサ14を通過
した後の外気は、フィルタ17と対向するケース2の側
板に設けられた多数の通気口18を介して再び装置外部
に放出されるようになっている。
【0026】コンデンサ14の下流側にはフィルタドラ
イヤ19が組付けられている。このフィルタドライヤ1
9にはフィルタと乾燥剤とが内蔵されており、流路内の
塵埃,水分等を除去するようになっている。
【0027】フィルタドライヤ19の下流側には、減圧
作用をなすキャピラリチューブ20が組付けられ、キャ
ピラリチューブ20は同チューブ20を通過する液冷媒
を減圧するようになっている。
【0028】キャピラリチューブ20の下流側には熱交
換器としての冷凍通路21が接続されており、同冷凍通
路21は前記熱交換部9内で蛇行するように形成されて
いる。前記冷凍通路21には多数のフィン22が取り付
けられており、放熱効果が一層高められている。前記冷
凍通路21の下流側は前記アキュムレータ13に接続さ
れている。
【0029】これらのアキュムレータ13,コンプレッ
サ11,コンデンサ14,フィルタドライヤ19,キャ
ピラリチューブ20及び冷凍通路21によって、冷媒が
流通する冷凍回路Rの主流路R1が形成されている。
【0030】前記主流路R1にはコンデンサ14,フィ
ルタドライヤ19及びキャピラリチューブ20に対して
並列関係を有する迂回流路R2が接続されている。この
迂回流路R2には容量調整弁23が設けられており、こ
の容量調整弁23により迂回流路R2の連通遮断が行わ
れるようになっている。尚、容量調整弁23はその下流
側の圧力変動により迂回通路R2の連通遮断を行って、
下流側の圧力、即ち、冷凍通路21内の圧力を常時ある
一定以上に保持するものである。
【0031】そして、冷凍回路Rのうち、冷凍通路21
を除いた各構成部品が前記冷凍回路部8として下部ベー
ス4と中間部ベース5との間に配設されている。次に、
熱交換部9の構成について説明すると、冷凍式除湿装置
1の外部に設けられたエアコンプレッサ24から除湿前
の流体である被除湿流体としての高温湿り空気を供給
し、冷却室28内にて除湿後の流体である除湿後空気に
した後、再び外部へ送り出す被除湿流体回路Sが設けら
れている。
【0032】エアコンプレッサ24にはエア供給管25
が接続されており、同エア供給管25は予冷・再熱室2
6内において予冷管27に接続されている。この予冷管
27は蛇行して形成され、その下流側には冷却室28内
の冷却通路29が接続されている。そして、冷却通路2
9を通過する高温湿り空気と前記冷凍通路21とが接触
することにより熱交換が行われるようになっている。
【0033】前記冷却室28には冷却通路29と連通さ
れる導出管30が接続され、導出管30にはドレンセパ
レータ31が接続されている。ドレンセパレータ31は
熱交換後の空気から自動的に水分を分離し取り出すもの
であり、水分を除去された除湿後の乾燥空気は導入管3
2を介して再び予冷・再熱室26内に導入されている。
すなわち、導入管32は接続通路33を介して予冷・再
熱室26内の再熱管34に接続されている。再熱管34
は前記予冷管27に接するように蛇行して形成され、再
熱管34の下流側には予冷・再熱室26の外部に設けら
れたエア取出管35が接続されている。
【0034】前記エア供給管25及びエア取出管35に
より、除湿前後の流体の出入通路が構成されている。
又、これらのエア供給管25,予冷管27,冷却通路2
9,導出管30,導入管32,接続通路33,再熱管3
4及びエア取出管35により、被除湿流体としての空気
が流通する被除湿流体回路Sが形成されている。
【0035】ドレンセパレータ31には除湿後の空気か
ら分離された水分を外部に排出するためのドレン配管と
しての排出管路36が接続されている。排出管路36は
途中でドレン配管としての第1排出管路37と第2排出
管路38とに分岐されている。第1排出管路37の出口
側には手動式開閉弁39が接続され、手動式開閉弁39
を手動操作することにより除湿後の不要な水分を排出で
きるようになっている。第2排出管路38には同第2排
出管路38の上流側と下流側とを連通又は遮断する電磁
弁40が介在されている。
【0036】次に、電装部10の構成について説明する
と、電装部10には各種電気・電子部品42が設けられ
ている。電装部10に対応するケース2外面には操作部
43が設けられている。なお、上部ベース6上に配設さ
れている電気・電子部品42は当該上部ベース6上に直
接固定され、操作部43裏面に配設されている電気・電
子部品42は電装用基板41を介して操作部43裏面に
固定されている。
【0037】各種電気・電子部品42は、コンプレッサ
駆動モータ12及びファン駆動モータ16に電源を供給
するとともにその駆動制御を行ない、又、容量調整弁2
3及び電磁弁40の開閉制御を行う。又、図1に示すよ
うに、操作部43は電源の入り切りの操作を行うスイッ
チ44や冷凍式除湿装置1の運転状態の変更を行う操作
つまみ45等を備え、更にそれらに隣接して電源ランプ
や警告ランプ等の各種表示ランプ46が設けられてい
る。
【0038】なお、電気・電子部品42からの配線は、
上部ベース6及び中間部ベース5に形成された窓孔4
7,48を介して前記コンプレッサ駆動モータ12、フ
ァン駆動モータ16等に接続されている。又、冷凍回路
部8と熱交換部9とを結ぶ冷凍回路Rの配管も中間部ベ
ース5に形成された窓孔48を通されている。
【0039】次に、熱交換部9の具体的配置構造を図3
及び図4に基づいて説明する。前記予冷・再熱室26及
び冷却室28は、単一のケース体50内に収容されてお
り、このケース体50は中間部ベース5上に設置される
熱交換器用ベース51上に固定されている。熱交換器用
ベース51の一端には、上方に突出する突出片52が設
けられ、この突出片52には、前記エア供給管25、エ
ア取出管35、第1排出管路37、第2排出管路38の
各配管と外部で接続するための接続部25a,35a,
37a,38aがそれぞれ設けられている。そして、図
3に示すように、熱交換器用ベース51上のケース本体
50、ドレンセパレータ31、エア供給管25、エア取
出管35、排出管路36、第1排出管路37及び第2排
出管路38は断熱材料よりなる断熱体53により一体に
密封されており、断熱体53によって熱交換部9がユニ
ット化されている。このユニット化された熱交換部9で
は、断熱体53から前記各接続部25a,35a,37
a,38a、冷凍回路Rの冷媒通路及び電磁弁40のみ
が露出されている。又、電磁弁40は断熱体53の存在
によってもなお着脱交換可能に構成されている。
【0040】なお、断熱体53を構成する断熱材料とし
ては、プラスチック発泡体或いはゴム発泡体等の発泡材
料が挙げられる。プラスチック発泡体としては、例え
ば、ポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプ
ロピレン発泡体、ポリウレタン発泡体、6,6−ナイロ
ン発泡体、ポリカーボネイト発泡体などを用いることが
できる。ゴム発泡体としては、アクリロニトリルブタジ
エンゴム発泡体、ブチルゴム発泡体、スチレンブタジエ
ンゴム発泡体などの合成ゴム系の発泡体や天然ゴム系の
発泡体なども用いることができる。又、これらの素材は
単一素材として利用してもよいし複合素材として利用し
てもよい。
【0041】次に、熱交換部9を断熱体53にて密封し
た熱交換ユニットを形成する製造方法を図5を中心に説
明する。まず、図5(a)に示すように、第1の工程と
して、治具の設置工程があり、熱交換器用ベース51の
四方を、治具を構成する4枚の側壁61で覆う。これら
側壁61からは、突出片52の外側面とともに各接続部
25a,35a,37a,38aが治具に覆われること
なくそれぞれ外部に露出されており、又、冷凍回路Rの
冷媒通路も露出されるように治具が設計されている。
【0042】次に、図5(b)に示すように、第2の工
程として、充填工程があり、側壁61及び熱交換器用ベ
ース51に囲まれた領域内に、上側開口部から発泡ビー
ズ62を所定量充填する。
【0043】その後、図5(c)に示すように、第3の
工程として、加熱工程があり、上側開口部を治具として
の上壁63で覆う。上壁63には複数本のスチーム管6
4が接続されている。そして、スチーム管64を介して
外部から熱交換器用ベース51、側壁61及び上壁63
に囲まれた領域内に高温のスチームを供給して治具内部
空間を加熱する。この加熱によって、発泡ビーズ62が
発泡され、その占有体積を増す。これにより、治具内部
空間内が発泡体により殆ど隙間なく膨張することとな
る。
【0044】次に、第4の工程として、冷却・乾燥工程
があり、治具内部空間を冷却及び乾燥させる工程を行っ
た後に、上壁63及び側壁61からなる治具を取り除く
ことにより、図3に2点鎖線で示される断熱体53が形
成される。
【0045】なお、第2の工程における発泡ビーズ62
の充填量は第3の工程における発泡後の体積を考慮して
経験的に見出された必要量とされている。又、第3の工
程における加熱工程の後に第4の工程において冷却工程
を経ているのは、発泡ビーズ62の発泡を所定量、すな
わち治具内部空間内が必要かつ十分に断熱材料で充満さ
れる程度で止めるためである。又、その後に乾燥工程を
経ているのは治具としての上壁63及び側壁61の型抜
きを容易に行うためである。従って、冷却工程及び乾燥
工程は、自然冷却及び自然乾燥でも構わないが、強制冷
却及び強制乾燥を行った方が断熱材53の製造時間を短
くすることができる。
【0046】次に、上記のように構成された冷凍式除湿
装置1の作用を説明する。電装部10に設けられた電気
・電子部品42の制御に基づいてエアコンプレッサ24
が駆動され、エア供給管25より高温湿り空気が供給さ
れると、予冷管27,冷却通路29,導出管30,導入
管32,接続通路33,再熱管34及びエア取出管35
を介してエアシリンダ等の外部機器に空気が供給され
る。
【0047】ここで、電気・電子部品42の制御に基づ
いてコンプレッサ駆動モータ12が駆動開始すると、コ
ンプレッサ11が作動して冷媒が冷凍回路Rを循環す
る。即ち、低圧冷媒ガスがコンプレッサ11により圧縮
されて高温(約70〜80℃)の圧縮冷媒ガスになりコ
ンデンサ14に送り出される。この時、ファン駆動モー
タ16により駆動されるファン15がケース2外の空気
をフィルタ17を介してコンデンサ9へ送風することに
より、コンデンサ9を通過する圧縮冷媒ガスが冷却され
て圧縮液冷媒となる。そして、圧縮液冷媒はフィルタド
ライヤ19にて塵埃や水分が除去された後、キャピラリ
チューブ20にて減圧されて低圧冷媒になる。低圧冷媒
は冷凍通路21を通過する際に、冷却室28内の冷却通
路29を通過する高温湿り空気との間で熱交換がなさ
れ、その結果、冷凍通路21内の冷媒は低圧冷媒ガスと
なってアキュムレータ13に供給される。
【0048】一方、高温湿り空気は熱交換によって冷却
と除湿とが行われて除湿空気となり、接続通路33を介
して再熱管34へ送られる。この再熱管34は予冷管2
7と接しているため、この箇所において熱交換が行われ
る。即ち、再熱管34内の除湿空気と予冷管27内の高
温湿り空気との間で熱交換が行われ、高温湿り空気が予
冷されるとともに除湿空気が再加熱される。
【0049】又、冷却室3内で熱交換を行った空気はド
レンセパレータ31において水分が分離され、その分離
された水分は排出管路36と、第1或いは第2排出管路
37、38を介して外部に排出される。なお、この冷凍
式除湿装置1には手動式開閉弁39により手動で水分を
排出したり、電磁弁40により自動的に水分を排出でき
るため、必要に応じていずれの経路を辿って水分を排出
するかを選択することができる。
【0050】次に、本実施形態における効果を列挙す
る。 ・熱交換部9の周囲全体を断熱体53で一体に密封して
分離不能なユニット構造としたことにより、熱交換部9
における断熱効率が格段に向上する。又、これにより、
熱ロスが減り、一層の省エネを図ることができる。更
に、熱交換部9の結露をほぼ完全になくすことができ、
装置が清潔になることは勿論のこと、電気系の障害をな
くすことができる。
【0051】・熱交換部9をユニット化したことで省ス
ペース化、軽量化を図ることができ、しかも取扱の簡素
化を図り組付け作業性の向上にも繋がる。 ・側壁61、上壁63等の治具で覆って発泡ビーズ62
を充填し加熱することで断熱体53を熱交換部9の周囲
全体を密封できるため、断熱体53の製造を極めて簡単
に行うことができる。特に、加熱工程では、スチームに
よる加熱を行っているため、治具内部全域に効率良く熱
を伝達でき、発泡ビーズ62の発泡作用を均一に行わせ
ることができる。
【0052】・熱交換部9とともに水分の排出管路36
〜38も断熱体53で一体に密封している。排出管路3
6〜38においても熱交換直後の冷えた水であるため結
露の可能性があるが、このように排出管路36〜38も
断熱体53で一体に密封していることにより、排出管路
36〜38の結露も併せて防止することができる。
【0053】・断熱体53で密封された熱交換部9のユ
ニットを冷凍式除湿装置1の中間に配置し、このユニッ
トを挟んで電装部10及び冷凍回路部8を配置した。こ
れにより、冷凍回路部8からの熱や風を熱交換部9にて
遮断でき、電装部10を保護することができる。しか
も、各冷凍回路部8、熱交換部9及び電装部10の間に
はそれぞれベース5、6で仕切っているため、電装部1
0の保護効果が格段に向上する。
【0054】・熱交換部9では断熱体53を一体にして
も電磁弁40は着脱交換することができ、熱交換部9内
で唯一の駆動系である電磁弁40が破損しても断熱体5
3を解体する必要がなく、メンテナンスを行ない易い利
点がある。
【0055】・各接続部25a,35a,37a,38
aが一方に集中されているため、配管構造を簡略化し得
る。 ・ドレンセパレータ31において分離された水分は、手
動式開閉弁39により手動で水分を排出したり、電磁弁
40により自動的に水分を排出できるため、必要に応じ
ていずれの経路を辿って水分を排出するかを選択するこ
とができる。なお、電磁弁40を利用して自動的に水分
を排出させ、電磁弁40の故障時には手動式開閉弁39
を利用して手動で水分を排出させるようにすることで、
電磁弁40の故障の有無にかかわらず冷凍式除湿装置1
を停止させる不都合を回避することができる。
【0056】[他の実施形態]上記実施形態の他、例え
ば次のような実施形態も可能である。 ・冷凍回路部8、熱交換部9及び電装部10の上下に積
層する順序を変更してもよく、又、上下に積層するので
はなく横方向に並べてもよい。勿論、その他の配置も可
能である。
【0057】・熱交換部9において予冷・再熱室26を
省略してもよい。 ・熱交換後にドレンセパレータ31において分離される
水分を、手動式開閉弁39と電磁弁40とで選択的に排
出可能としたが、いずれか一方のみを設けて構造を簡素
化してもよい。
【0058】・断熱体53は、樹脂発泡体やゴム発泡体
の他、ウレタンフォーム等の発泡体以外の材料で成形し
てもよい。 ・除湿すべき流体としては、上記実施形態ではエアとし
て説明したが、エアの他、酸素、二酸化炭素、窒素、ア
ルゴン、水素等の各種気体としてもよい。又、冷媒とし
ては、上記実施形態ではフロンとして説明したが、水等
の他の冷媒としてもよい。すなわち、除湿すべき流体及
び冷媒の種類は限定されない。
【0059】・断熱体53の製造過程において、加熱工
程でスチームを用いずに、治具やその周囲を加熱するこ
とにより発泡ビーズ62を加熱する間接的な加熱工程を
採用してもよい。この場合、加熱による発泡ビーズ62
の発泡作用はスチームを用いた場合に比べ多少劣るもの
の、乾燥工程が不要となる利点がある。
【0060】[各実施形態から把握される技術的思想]
特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述
した各実施形態によって把握される技術的思想をその効
果とともに以下に列挙する。
【0061】・請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
おいて、冷凍回路部の駆動系(コンプレッサ駆動モータ
12、ファン駆動モータ16等)を制御する電装部を設
け、電装部と冷凍回路部とを熱交換部を挟んで配置し
た。この構成によれば、冷凍回路部からの熱や風等を熱
交換部において遮断することができ、制御系たる電装部
を保護することができる。
【0062】・請求項3又は請求項6において、ドレン
配管に該配管内の水分の流通を遮断可能な電磁弁を介在
させ、電磁弁は前記断熱材料で一体に密封して分離不能
なユニット構造とした状態においても着脱交換可能とし
た。この構成によれば、電気的な駆動系としての電磁弁
を、断熱材料で覆われたユニットを解体することなく簡
単に交換することができる。
【0063】・請求項3又は請求項6において、ドレン
配管を2本に分岐させて第1の排出管路と第2の排出管
路とから構成し、第1の排出管路には手動式開閉弁を設
けるとともに第2の排出管路には電磁弁を設けた。この
構成によれば、熱交換により分離された水分を手動で排
出するか自動に排出するかを適宜選択することができ
る。又、主として電磁弁によって第2の排出管路から水
分を排出させ、万一電磁弁が故障した場合には手動式開
閉弁を操作して第1の排出管路から水分を排出させるよ
うに使用することができ、常には自動的に水分を排出で
きるとともに電磁弁故障時にも冷凍式除湿装置を停止さ
せる必要がなくなる利点がある。
【0064】・請求項9又は請求項10において、発泡
ビーズを加熱して発泡させる工程は治具内に高温のスチ
ームを供給することにより行われ、更に、その発泡ビー
ズの発泡後に冷却及び乾燥を行って治具を取り除く工程
を備えた。この構成によれば、スチームによる加熱を行
っているため、治具内部全域に効率良く熱を伝達でき、
発泡ビーズの発泡作用を均一に行わせることができ、そ
の結果、断熱効果の高い断熱体を得ることができる。
又、スチームを用いていることから、その後に冷却及び
乾燥を行うことにより断熱体の膨張や変形などをも防止
することができて均一な大きさの熱交換ユニットを得る
ことができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項6に記載の発明によれば、熱交換部の断熱効率が格段
に向上する。
【0066】特に、請求項3及び請求項6に記載によれ
ば、ドレン配管の結露も併せて防止することができる。
請求項7及び請求項8に記載の発明によれば、熱交換部
の断熱効率がより一層向上する。
【0067】請求項9に記載の発明によれば、熱交換部
の断熱効率が格段に向上する熱交換器を安価かつ簡単に
製造することができる。請求項10に記載の発明によれ
ば、熱交換部の断熱効率が格段に向上するとともにドレ
ン配管の結露も併せて防止することができる熱交換器を
安価かつ簡単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 冷凍式除湿装置の斜視図。
【図2】 冷凍式除湿装置の構成図。
【図3】 熱交換器の斜視図。
【図4】 熱交換器の一部斜視図。
【図5】 (a)〜(c)は熱交換器の製造工程を示す
斜視図。
【符号の説明】
1…冷凍式除湿装置、8…冷凍回路部、9…熱交換部、
10…電装部、21…冷凍通路、25…出入通路として
のエア供給管、26…予冷・再熱室、28…冷却室、3
5…出入通路としてのエア取出管、36…ドレン配管と
しての排出管路、37…ドレン配管としての第1排出管
路、38…ドレン配管としての第2排出管路、53…断
熱体、61…治具としての側壁、62…断熱材料として
の発泡ビーズ、63…治具としての上壁、R…冷凍回
路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を冷却する冷凍回路部と、 外部から供給される除湿前の流体と前記冷凍回路部にて
    冷却された冷媒との間で熱交換を行って流体を除湿する
    熱交換部とを備えた冷凍式除湿装置において、 前記熱交換部の周囲全体を断熱材料からなる断熱体で一
    体に密封して分離不能なユニット構造とし、その熱交換
    ユニットから、冷凍回路部への冷媒通路と除湿前後の流
    体の出入通路とを導出した冷凍式除湿装置。
  2. 【請求項2】 冷媒を冷却する冷凍回路部と、 外部から供給される除湿前の流体と前記冷凍回路部にて
    冷却された冷媒との間で熱交換を行って流体を除湿する
    熱交換部とを備えた冷凍式除湿装置において、 前記熱交換部は、前記冷凍回路部にて冷却された冷媒を
    流通させる冷媒通路に前記除湿前の流体を接触させて熱
    交換を行う冷却室と、その冷却室に導入される除湿前の
    流体と熱交換による除湿後の流体とを接触させて除湿前
    の流体を予冷させつつ除湿後の流体を再熱させる予冷・
    再熱室とを備え、 前記冷却室及び予冷・再熱室を含む熱交換部の周囲全体
    を断熱材料からなる断熱体で一体に密封して分離不能な
    ユニット構造とし、その熱交換ユニットから、冷凍回路
    部への冷媒通路と除湿前後の流体の出入通路とを導出し
    た冷凍式除湿装置。
  3. 【請求項3】 冷媒を冷却する冷凍回路部と、 外部から供給される除湿前の流体と前記冷凍回路部にて
    冷却された冷媒との間で熱交換を行って流体を除湿する
    熱交換部とを備えた冷凍式除湿装置において、 前記熱交換部には熱交換により除湿前の流体から分離さ
    れた水を排出するためのドレン配管を接続し、 前記熱交換部及びドレン配管の周囲全体を断熱材料から
    なる断熱体で一体に密封して分離不能なユニット構造と
    し、その熱交換ユニットから、冷凍回路部への冷媒通路
    と除湿前後の流体の出入通路とドレン配管下流側とを導
    出した冷凍式除湿装置。
  4. 【請求項4】 本体内部にて外部から供給される除湿前
    の流体と冷媒との間で熱交換を行う熱交換器において、 前記本体の周囲全体を断熱材料からなる断熱体で一体に
    密封して分離不能なユニット構造とし、その熱交換ユニ
    ットから、冷凍回路部への冷媒通路と除湿前後の流体の
    出入通路とを導出した熱交換器。
  5. 【請求項5】 本体内部にて外部から供給される除湿前
    の流体と冷媒との間で熱交換を行う熱交換器において、 前記本体内部は、冷却された冷媒を流通させる冷媒通路
    に前記除湿前の流体を接触させて熱交換を行う冷却室
    と、その冷却室に導入される除湿前の流体と熱交換によ
    る除湿後の流体とを接触させて除湿前の流体を予冷させ
    つつ除湿後の流体を再熱させる予冷・再熱室とを備え、 前記冷却室及び予冷・再熱室を含む前記本体の周囲全体
    を断熱材料からなる断熱体で一体に密封して分離不能な
    ユニット構造とし、その熱交換ユニットから、冷媒通路
    と除湿前後の流体の出入通路とを導出した熱交換器。
  6. 【請求項6】 本体内部にて外部から供給される除湿前
    の流体と冷媒との間で熱交換を行う熱交換器において、 前記本体には熱交換により除湿前の流体から分離された
    水を排出するためのドレン配管を接続し、 前記本体及びドレン配管の周囲全体を断熱材料からなる
    断熱体で一体に密封して分離不能なユニット構造とし、
    その熱交換ユニットから、冷媒通路と除湿前後の流体の
    出入通路とドレン配管下流側とを導出した熱交換器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の冷凍式除湿装置において、 熱交換ユニットを、前記断熱材料を周囲に充填すること
    により構成した冷凍式除湿装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の冷凍式除湿装置において、 熱交換ユニットを、前記断熱材料を周囲に充填すること
    により構成した熱交換器。
  9. 【請求項9】 本体内部にて外部から供給される除湿前
    の流体と冷媒との間で熱交換を行う熱交換器の製造方法
    において、 前記本体の周囲を治具で覆うとともに、治具から冷媒を
    流通させる冷媒通路と除湿前後の流体の出入通路とを突
    出させるように前記治具を配置する工程と、 その治具に囲まれた領域内に発泡ビーズを充填する工程
    と、 その充填された発泡ビーズを加熱して発泡させる工程と
    を備えた熱交換器の製造方法。
  10. 【請求項10】 本体内部にて外部から供給される除湿
    前の流体と冷媒との間で熱交換を行うとともに、前記本
    体に熱交換により除湿前の流体から分離された水を排出
    するためのドレン配管を接続した熱交換器の製造方法に
    おいて、 前記本体の周囲を治具で覆うとともに、治具から冷媒を
    流通させる冷媒通路と除湿前後の流体の出入通路とドレ
    ン配管とを突出させるように前記治具を配置する工程
    と、 その治具に囲まれた領域内に発泡ビーズを充填する工程
    と、 その充填された発泡ビーズを加熱して発泡させる工程と
    を備えた熱交換器の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100511A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Denyo Co Ltd 圧縮機のドレン排出部構造
CN113320077A (zh) * 2021-05-20 2021-08-31 青岛海佰利机械有限公司 冷却组件、冷却工艺及注塑机、注塑工艺

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