JPH10277223A - パチンコ機の可変表示装置 - Google Patents

パチンコ機の可変表示装置

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JPH10277223A
JPH10277223A JP9086531A JP8653197A JPH10277223A JP H10277223 A JPH10277223 A JP H10277223A JP 9086531 A JP9086531 A JP 9086531A JP 8653197 A JP8653197 A JP 8653197A JP H10277223 A JPH10277223 A JP H10277223A
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Hitoshi Osawa
均 大沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ正確な画質チェック及び輝度調整を
可能とする。 【解決手段】 可変表示装置12のC−GROM22に、パ
チンコ遊技の際に表示するキャラクタ画像データ23と共
に、テスト用画像データ25を格納する。そして、CPU
16は、テスト用画像表示コマンドを受信したときに、
テスト用画像データ25をC−GROMから読み出し、V
DP24を介して液晶カラー表示パネル28に表示させる。
テスト用画像データ25のテスト画像として、RGB3原
色及び白黒のベタ画面と、黒から白へ輝度を16階調に
横方向に段階的に変化させたグレースケールと、3分割
された画面に各々表示されたRGB3原色の輝度を16
階調に縦方向に段階的に変化させたカラー輝度パターン
とを用意する。グレースケール、カラー輝度パタンでは
階調が段階的に表示され、これらの比較を輝度の規準と
することができるので、簡単かつ正確に画質チェック及
び輝度調整ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の可変
表示装置に係り、特に、遊技中に表示する図柄以外に、
該可変表示装置の表示部の画質チェックや輝度調整を簡
単かつ正確に行うことを可能とするテスト用画像を表示
可能なパチンコ機の可変表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機には、その遊技盤面上
に可変表示装置を配置し、この可変表示装置によって複
数の数字、図柄などを変動表示し、停止時の図柄等の組
み合わせによって、その後のゲーム展開、例えば大当た
りか外れかを決定するようにしたものがある。
【0003】このようなパチンコ機において、近年で
は、ますます高まる遊技の多様化ニーズ、遊技者の興趣
に応えて、可変表示装置の表示部を液晶カラー表示パネ
ルなどのような電気的に制御可能な手段で構成したもの
が現れている。この手段の採用によって、表示図柄を多
彩かつ微細にするなど様々な趣向を凝らし、動きのある
画像、すなわち、所謂アニミーション画像を表示するこ
とが可能となった。
【0004】このような可変表示装置では、表示画像の
画質の良否が重要となり、この画質の管理を的確に行う
ため、工場で可変表示装置を出荷する際に表示画像の画
質のチェックを行なっている。
【0005】しかし、従来の可変表示装置では、画質の
チェックを行う際に、可変表示装置を制御するためのパ
チンコ機のメイン基板とは別の画質管理用の制御基板を
可変表示装置に接続しなければならず、可変表示装置を
パチンコ機に組付けた状態では画質チェックを行うこと
ができなかった。すなわち、パチンコホールに納入され
たパチンコ機の画質を再調整することができなかった。
【0006】そこで、特開平8−266723号公報で
は、可変表示装置をパチンコ機に組み付けた状態でも容
易に画質チェックを行うことができる技術を提案してい
る。同公報記載の技術によれば、可変表示装置の制御回
路に対して液晶カラー表示パネルなどの画質表示器の画
質をテストするための主基板を着脱自在に構成すると共
に、可変表示装置の制御回路に画質テスト用コマンドデ
ータを受信する受信手段と、該受信手段が受信したコマ
ンドデータに基づいて画像表示器に画像を表示させる手
段と、を設ける。そして、可変表示装置の制御回路と上
記主基板とを接続した状態で、主基板から制御回路に画
質テスト用コマンドデータを送出することにより画像表
示器にテスト画像を表示させる、というものである。
【0007】このように可変表示装置が、受信したコマ
ンドデータに応じてテスト画像を表示するようにしたの
で、パチンコ機に可変表示装置を組み付けた状態での画
質テストが可能になり、ひいては可変表示装置の画質管
理が必要に応じて行うことが能とされている。なお、上
記公報記載の従来技術では、テスト用画像として、色調
整用のカラーバー表示画像(赤、黄、緑、青、白、黒の
カラーバー)と、表示位置調整用の単一色表示画像(白
ベタ画面)と、を表示し、通常のキャラクタ画像を見な
がらの輝度調整よりも正確な画質チェックを可能として
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来のパチンコ機の可変表示装置は、カラーバ
ー表示画像と単一色の表示画像のみをテスト用画像に用
い、輝度の規準となる指標が無いため、輝度判定が困難
となり、よって表示部の所謂ギャップムラやカラームラ
などが簡単には発見できないという問題がある。また、
輝度判定の困難さから輝度調整も不正確になるという問
題もある。
【0009】本発明は上記事実を考慮し成されたもの
で、可変表示装置の画質チェックや輝度調整を簡単かつ
正確に行うことを可能としたパチンコ機の可変表示装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、画像データを画面に表示する表
示部と、黒色から白色へ階調を段階的に変化させたグレ
ースケール画像及び複数に分割された画面毎に各々異な
る色の階調を段階的に変化させたカラー輝度パターン画
像の少なくともいずれかのテスト用画像データが格納さ
れた記憶手段と、所定の指令に従って、前記記憶手段に
格納されているいずれかのテスト用画像データを前記表
示部に表示させる制御手段と、を含んで構成したもので
ある。
【0011】請求項1の発明では、制御手段が、所定の
指令に従って、記憶手段に格納されているグレースケー
ル画像及びカラー輝度パターン画像のいずれかのテスト
用画像データを表示部に表示させる。ここで、所定の指
令として、例えば、可変表示装置が接続されているパチ
ンコ機のメイン基板若しくは画質チェック用の基板など
から送られてくる画像テスト用コマンドに基づく指令な
どがある。また、可変表示装置自体に当該指令を与える
ための選択スイッチを設けても良い。
【0012】テスト用画像としてカラー輝度パターン画
像が表示されている場合、各色が階調毎に段階的に表示
されているため、各階調の表示色の比較を輝度の規準と
することができ、簡単かつ正確に画質チェックを行うこ
とができる。例えば、輝度の高い側(階調が高く明るい
側)の表示色と、輝度の低い側(階調が低く暗い側)の
表示色とを比較することにより、それらのバランスがと
れているか否かで、輝度が正常に調整されているか否か
を判定することができる。
【0013】また、テスト用画像として、グレースケー
ル画像が表示されている場合、黒白以外の色が混在して
いるか否かを判定することにより表示部を構成する画像
素子のカラーフィルター(例えば、RGBの各カラーフ
ィルター)自体の色のばらつきを容易に発見できる。ま
た、階調毎に黒から白へのパターンが表示されるため、
ギャップムラを容易に発見できると共に、各画像素子に
適正な輝度信号が入力されているか否かも容易に判定で
きる。
【0014】ここで、ギャップムラとは、表示部が液晶
素子で構成されている場合、液晶の厚さのばらつきに起
因して発生する光の透過度のばらつきをいう。なお、こ
の液晶の厚さのバラツキは、液晶を封入している透明板
(例えば、液晶を挟む2枚のガラス板)の凹凸に起因し
ている。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記表示部の画面に表示されている画像の輝度を調
整可能な調整手段と、をさらに含んで構成するようにし
たものである。
【0016】請求項2の発明では、テスト用画像として
カラー輝度パターン画像が表示されている場合、各色が
階調毎に段階的に表示されているため、各階調の表示色
の比較を輝度の規準とすることができ、調整手段を用い
て簡単かつ正確に輝度調整を行うことができる。例え
ば、輝度の高い側(階調が高く明るい側)の表示色と、
輝度の低い側(階調が低く暗い側)の表示色とを比較
し、それらのバランスがとれるように調整手段により輝
度調整を行う。また、カラー輝度パターンでは、複数の
色が同時に表示されているので、すべての色の輝度分布
のトータルバランスの良い調整を行うことができる。
【0017】また、テスト用画像としてグレースケール
画像が表示されている場合、階調毎に黒から白へのパタ
ーンが表示されているため、階調間の輝度のバランスが
取れるように調整手段により調整することにより正確な
輝度調整が可能となる。
【0018】なお、請求項3の発明のように、前記カラ
ー輝度パターン画像として、3つに分割された画面毎に
赤、緑、青の階調を段階的に変化させた画像を用いても
良い。所謂3原色のカラー輝度パターンを用いたことに
より、すべての表示色の輝度をバランス良く調整するこ
とができる。
【0019】また、請求項4の発明のように、請求項1
乃至請求項3のいずれか1項の前記記憶手段に、前記グ
レースケール画像及びカラー輝度パターン画像の少なく
ともいずれかのテスト用画像データ以外に、さらに、単
一色で画面全体を表示させた画像の色毎のテスト用画像
データを格納するようにしても良い。
【0020】請求項4の発明では、単一色の画像をテス
ト用画像として用いることができるため、画素毎の表示
素子の異常や欠損を直ちに発見することができる。な
お、赤、青、緑、のカラーベタ画面の他に白ベタ画面、
黒ベタ画面を用いることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係るパチンコ機の可変表示装置を説明する。
【0022】図2に示すように、本発明の実施の形態に
係る可変表示装置12は、パチンコ機の遊技盤10上の
所定位置に、図柄等を表示する画面部28Aが現れるよ
うに設置されている。図3は、この可変表示装置12を
遊技盤10から取り外した状態を示したもので、可変表
示装置12の前部フレーム42の裏側に、その開口部4
0に画面部28Aが臨むよう、液晶カラー表示パネル2
8(図1に図示)が位置決めされて係着されている。ま
た、後述するように、前部フレーム42には、輝度調整
用の可変抵抗器を回すためのドライバを挿入できる孔4
4が設けられている。
【0023】ここで、上記可変表示装置12の構成を図
1のブロック図に示す。図1に示すように、可変表示装
置12には、パチンコ機全体を制御・管理するパチンコ
機メイン回路32が接続されている。パチンコ機メイン
回路32は、MPU(MicroProcessor Unit)34と出
力インターフェース36とを含んで構成されており、M
PU34から一定周期毎にゲームの進行に応じて通信デ
ータ(アニメーション再生コマンド又はテスト画像表示
用コマンド等)を出力インターフェース36を介して可
変表示装置12へ送出する。
【0024】そして、可変表示装置12は、パチンコ機
メイン回路32からの通信データを受信するデータ受信
回路14と、可変表示装置12を制御・管理するCPU
16と、CPU16の作業域として用いられるRAM1
8と、CPU16のための制御プログラム21が格納さ
れたプログラムROM20と、実際に表示される画面を
描画するための高速処理を行うVDP24と、を備えて
おり、各々がコマンドやデータを転送するためのバス3
0と接続されている。なお、制御プログラム21は、少
なくとも受信したコマンドを解釈し、該コマンドに基づ
いて、アニメーション再生コマンドの場合は遊技の際の
アニメーション画像表示を行い、テスト画像表示用コマ
ンドの場合はテスト画像表示を行うプログラムとして作
成されている。
【0025】また、VDP24には、C−GROM(Ch
aracter Generation Read Only Memory )22と、VD
P24により画面データが展開されるVRAM26と、
アニメーション画像等を実際に表示する液晶カラー表示
パネル28を備えたLCDドライバー29と、が接続さ
れている。
【0026】C−GROM22には、アニメーション画
像を構成するキャラクタを液晶カラー表示パネル28に
実際に表示する際に用いられるキャラクタ画像データ2
3と、画質チェック用のテスト用画像を液晶カラー表示
パネル28に実際に表示する際に用いられる後述するテ
スト用画像データ25と、が格納されている。
【0027】液晶カラー表示パネル28の画面部28A
(図3)は、X座標及びY座標で特定される多数の画素
から構成されており、各画素には、赤(R)、緑
(G)、青(B)の3原色のフィルタを付けた液晶素子
が各々配置されている。RGBの各液晶素子の輝度は、
それぞれ所定段階の階調の範囲内で変更することがで
き、RGBの各階調の組み合わせの変更によって色彩の
変更が可能となる。
【0028】また、LCDドライバー29は、X方向の
座標制御を行うXドライバ回路33と、Y方向の座標制
御を行うYドライバ回路35と、VDP24から転送さ
れてきた画像データに基づいてXドライバ回路33及び
Yドライバ回路35を制御することにより当該画像デー
タに対応する画像を液晶カラー表示パネル28に表示さ
せるX−Y制御回路31と、から構成される。
【0029】さらに、LCDドライバー29には、可変
抵抗器27が設けられており、この可変抵抗器27を回
転させることにより、液晶カラー表示パネル28を構成
する液晶素子の輝度を調整することができる。
【0030】次に、可変表示装置12をパチンコ機に取
り付けた状態の断面図を図4(a)に示す。
【0031】図4(a)に示すように、可変表示装置1
2は、前面が遊技盤10とされた遊技板46の開口部4
0に、液晶カラー表示パネル28の画面部28Aが透明
板67を介して前面に臨むように取り付けられている。
なお、可変表示装置の周囲には、飾り部材68が装着さ
れている。
【0032】また、可変表示装置12は、前部フレーム
42及び後部フレーム50により覆われており、その内
部には、背後にバックライトを備えた液晶カラー表示パ
ネル28と、図1のCPU16、各種メモリ、LCDド
ライバーなどの電子部品54等を配置した基板52と、
が設けられている。なお、可変表示装置12の後部フレ
ーム50の背後には、背面カバー56が配置されてい
る。
【0033】さらに、基板52には、上記の可変抵抗器
27が配置されており、この可変抵抗器27は、図4
(b)に示すように、ドライバー70を差し入れるため
の溝を上端に有する調整用摘まみ63を備えている。こ
のドライバー70を溝に入れて調整用摘まみ63を回転
させることにより、可変抵抗器27の抵抗が変わり、液
晶表示素子の入力電圧が変化し、よって輝度の調整が可
能となる。
【0034】この可変抵抗器27は、パチンコ機前面か
らもドライバー70を差し入れて調整用摘まみ63を回
転させるための図示しない溝を下端に備えており、この
ため、可変抵抗器27の下端を臨む基板52の位置に
は、図4(b)に示すように、ドライバー70を可変抵
抗器27に差し入れるための貫通孔61が設けられてい
る。
【0035】この貫通孔61に対応して、図4(a)に
示すように、前部フレーム42に孔44が設けられると
共に遊技板46に透孔62が貫通され、さらに飾り部材
68に操作孔66が設けられている。そして、透孔62
の内部には、ドライバー70の挿入を適切にガイドする
ためのガイド筒64が装着され、該ガイド筒64と前部
ブレーム42の孔44との間には、ドライバー70の通
路を形成する取付けボス60が連結されている。このよ
うな構成により、オペレータは、ドライバー70を、パ
チンコ機前面の操作孔66から挿入し、ガイド筒64、
取付けボス60を介して、可変抵抗器27の調整用摘ま
み63の溝に簡単に差し入れることができる。従って、
画面部28Aを見ながら輝度調整を容易に行うことがで
きる。
【0036】ここで、C−GROM22に格納されてい
るテスト用画像データ25の画像表示例を図5を用いて
説明する。なお、図5で示す各々の画面は、液晶表示パ
ネル28の画面部28A全体に表示される1つの画面を
示している。
【0037】図5に示すように、本実施の形態の可変表
示装置のテスト画像として、画面全体を赤色で表示した
赤ベタ画面、画面全体を緑色で表示した緑ベタ画面、画
面全体を青色で表示した青ベタ画面、画面全体を黒色で
表示した黒ベタ画面、画面全体を白色で表示した白ベタ
画面が用意されている。また、白、黄、空、緑、紫、
赤、青、黒の各色からなる縦のカラーバー表示画面と、
同様に白、黄、空、緑、紫、赤、青、黒の各色からなる
横のカラーバー表示画面と、が用意されている。
【0038】そして、さらに黒白の階調を所定の階調数
(例えば16階調)に段階的に横方向に変更表示した縦
のグレースケールと、RGB3原色の階調を画面を3分
割した各エリアに所定の階調数(例えば16階調)で等
間隔に段階的に縦方向に変更表示したカラー輝度パター
ンと、が用意されている。なお、グレースケール、カラ
ー輝度パターンのいずれも、隣接する階調の差をそれぞ
れ等しい階調差に設定している。
【0039】ここで、16階調で階調を段階的に変化さ
せた場合のグレースケールとカラー輝度パターンの表示
例を図6に示す。なお、図6では、輝度の相違を画面を
縦若しくは横に走る走行線の本数密度で表している。す
なわち、輝度の高いところは走行線の本数密度が小さ
く、輝度の低いところは走行線の本数密度が大きく表示
したもので、実際に走行線が表示されているわけではな
い。
【0040】図6に示すように、グレースケールは、画
面に向かって左端では輝度の最も低い黒色が表示され、
左端から右方向に進行するに従い、輝度が順々に上がっ
て白に近づき、右端では最も輝度の高い完全な白色が表
示される。また、カラー輝度パターンは、画面を横方向
に3分割した各エリアに各々RGB3原色の各色を表示
したもので、各エリアの上端では、最も輝度の低いRG
Bの各色が表示され、上端から下方向に進行するに従
い、輝度が順々に上がり、下端では最も輝度の高いRG
Bの各色が表示される。
【0041】次に、本実施の形態に係る可変表示装置1
2の処理の流れを図7のフローチャートを用いて説明す
る。なお、図7の処理は、図1のCPU16が制御プロ
グラム21に従って実行する処理である。
【0042】図7のフローチャートに示すように、デー
タ受信回路14がコマンドを受信したか否かを判定する
(ステップ100)。コマンドを受信しない場合には
(ステップ100否定判定)、コマンドの受信を待機す
る。
【0043】コマンドを受信した場合(ステップ100
肯定判定)、受信したコマンドが画像制御用のコマン
ド、すなわち通常のパチンコ遊技中にパチンコ機メイン
回路32から送られてくるアニメーション再生コマンド
等のコマンドであるか否かを判定する(ステップ10
2)。
【0044】画像制御コマンドの場合(ステップ102
肯定判定)、受信した画像制御コマンドによって示され
たパチンコ遊技に対応した画像制御を行い(ステップ1
04)、ステップ100に戻って同様の処理を実行す
る。
【0045】画像制御コマンドでない場合(ステップ1
02否定判定)、受信したコマンドが画像テスト用コマ
ンドであるか否かを判定する(ステップ106)。ここ
で、画像テスト用コマンドのデータフォーマット例を図
8を用いて説明する。図8に示すように、画像テスト用
コマンドは、その先頭部分に、コマンドデータ長などの
管理用データが記述された所定バイト数のコマンドヘッ
ダ部を有し、該コマンドヘッダ部の次の所定バイト数の
エリアにはコマンド識別部が格納されている。画像テス
ト用コマンドの場合、コマンド識別部にはテスト用画像
表示命令コードが記述されており、このコードによりC
PU16は、受信コマンドが画像テスト用コマンドであ
るか否かを検知することができる。なお、画像制御コマ
ンドの場合は、画像制御の内容に応じたコードが記述さ
れている。
【0046】また、コマンド識別部の次の所定バイト数
のエリアには、データ部が格納されている。データ部の
先頭部分には、表示すべきテスト用画像を指定するため
のテスト用画像コードが記述されている。例えば、図5
のテスト用画像の各々に特定のテスト用画像コードが割
り当てられている。また、複数のテスト用画像を各々表
示するようにデータ部のデータ構成を変更することも可
能である。
【0047】また、データ部には、テスト用画像の表示
方法を示すデータが格納されている。この表示方法を示
すデータとして、例えば、テスト用画像の表示時間、或
いは次のコマンドの受信までテスト用画像を表示するか
否かの別、などが挙げられる。
【0048】図7に示すように、受信コマンドが画像テ
スト用コマンドでない場合(ステップ106否定判
定)、すなわち受信コマンドが画像制御コマンド及び画
像テスト用コマンドのいずれでもない場合には、ステッ
プ100に戻り同様の処理を実行する。
【0049】受信コマンドが画像テスト用コマンドの場
合(ステップ106肯定判定)、画像テスト用コマンド
を解釈し(ステップ108)、表示すべきテスト用画像
及び表示方法を特定する。
【0050】次に、表示すべきテスト用画像データをC
−GROM22のテスト用画像データ25から読み出す
(ステップ110)。なお、このステップ110は、C
PU16の命令によりVDP24がテスト用画像データ
を読み出し、VRAM26上に画面データとして展開す
ることにより実行される。
【0051】次に、テスト用画像データを液晶カラー表
示パネル28に表示する(ステップ112)。ステップ
112では、VDP24が、VRAM26上に描画され
たテスト用画像データをLCDドライバー29に転送す
ることにより表示処理が行われる。なお、ステップ10
8で得られた表示方法に基づいてテスト用画像が表示さ
れる。そして、ステップ100に戻り、次のコマンド受
信を待機する。このようにして図5のテスト用画像の少
なくともいずれか、或いは全部のテスト用画像を順に表
示させることができる。
【0052】ここにおいて、可変表示装置12の調整を
行うオペレータは、液晶カラー表示パネル28に表示さ
れたテスト用画像を見て画質のチェックを行う。輝度調
整の必要があると判断したときは、図4(a)の操作孔
66から挿入されたドライバー70を介して可変抵抗器
27の調整用摘まみ63を回すことにより、液晶カラー
表示パネル28の輝度調整を行う。
【0053】テスト用画像として、図6のカラー輝度パ
ターンが表示されている場合、輝度の高い側(明るい
側)の表示色と、輝度の低い側(暗い側)の表示色とを
比較し、それらのバランスを取ることにより、簡単かつ
正確に輝度調整を行うことができる。例えば、最も暗い
色の縦方向の長さと、最も明るい色の縦方向の長さとが
それぞれ、2階調分の長さとなるように可変抵抗器27
の調整用摘まみ63を回す。また、カラー輝度パターン
では、3原色が同時に表示されているので、3色の輝度
分布のトータルバランスの良い可変抵抗器27の回転位
置を選択することができる。
【0054】このような輝度調整では、画面内の階調毎
の表示色が輝度規準となっているので、従来のように単
に同一階調の色(ベタ画面、カラーバー表示など)のみ
を表示する方法と比べて、きわめて正確な輝度判定が可
能となる。また、1つの画面を見ながらの正確な輝度判
定ができるので、輝度調整が容易となる。
【0055】また、テスト用画像として、図6のグレー
スケールが表示されている場合、黒白以外の色が混在し
ているか否かを判定することにより可変表示装置12の
RGBカラーフィルター自体の色のばらつき(カラーム
ラ)を容易に発見できる。また、図6のグレースケール
では、階調毎に黒から白へのパターンが表示されるた
め、各画面の透過率の違いに起因するギャップムラを容
易に発見できると共に、各液晶素子に適正な輝度信号が
入力されているか否かも容易に判定できる。なお、グレ
ースケールの場合でも、輝度の高い側(白い側)の明る
さと、輝度の低い側(黒い側)の暗さとを比較し、それ
らのバランスを取ることにより、簡単かつ正確に輝度調
整を行うことができる。
【0056】さらに、テスト用画像として、図5のRG
Bのいずれかのベタ画面が表示されている場合、ある画
素のRGBいずれかの色に異常があったとき、直ちに当
該画素のRGBいずれかの色の液晶素子に欠損或いは異
常があると簡単かつ正確に判定できる。なお、黒ベタ画
面及び白ベタ画面のいずれかでも、液晶素子に欠損又は
異常のある画素を特定することができる。
【0057】以上が本発明の実施の形態であるが、上記
例にのみ限定されるものではない。上記実施の形態で
は、パチンコ機メイン回路32から送られてきた画像テ
スト用コマンドの受信により、テスト用画像の表示を行
ったが、画質チェック用の制御基板を可変表示装置12
へ接続変更し、該制御基板から画像テスト用コマンドを
送信するようにしても良い。
【0058】また、パチンコ機メイン回路32から画像
テスト用コマンドを送信する場合、MPU34などに選
択スイッチを設け、この選択スイッチの切り替えによ
り、通常の遊技用の画像制御コマンドを可変表示装置に
送信するか、画像テスト用コマンドを送信するかを選択
できるようにしても良い。これにより、接続する基板を
変更する労力を省くことができ、画質チェックをさらに
容易に行うことができる。
【0059】さらに、可変表示装置12に選択スイッチ
を設け、この選択スイッチの切り替えにより、パチンコ
機メイン回路32からの画像制御コマンドを受けて画像
制御を行うか、或いは可変表示装置12自体が図示しな
い電源により起動して自動的に選択されたテスト用画像
を表示させるかを選択できるようにしても良い。これに
より、可変表示装置単体及びパチンコ機に組み付けた状
態のいずれの場合でも画質チェックを容易に行うことが
できる。
【0060】また、表示部として液晶カラー表示パネル
を例にしたが、白黒の液晶パネルにおいても、グレース
ケールをテスト用画像に用いた場合、ギャップムラ等を
発見するのにきわめて有効である。
【0061】さらに、図5、図6のテスト用画像は、任
意好適に変更可能である。例えば、図6のグレースケー
ルは、横方向に階調を変化させたが、縦方向に階調を変
化させた画像でも良い。また,白以外の単一色の階調変
化を表示した画像を用いても良い。
【0062】また、図6のカラー輝度パターンは、縦方
向に画面を分割し縦方向に階調を変化させたが、横方向
に画面を分割し横方向に階調を変化させでも良い。さら
に、RGB3原色以外の色の輝度パターンを表示しても
良いし、3種類以外の複数種類の色を表示するようにし
ても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項4の発明によれば、黒色から白色へ階調を段階的に変
化させたグレースケール画像及び複数に分割された画面
毎に各々異なる色の階調を段階的に変化させたカラー輝
度パターン画像の少なくともいずれかのテスト用画像デ
ータを表示できるようにしたので、各階調のバランスを
輝度の基準とし各階調を比較することにより簡単かつ正
確な画質チェックを行うことができる、という効果が得
られる。また、ギャップムラやカラームラを容易に発見
することができる。
【0064】また、請求項2の発明によれば、表示部の
画面に表示されている画像の輝度を調整可能な調整手段
と、を設けたので、調整手段を用いて各階調のバランス
が取れるように調整することにより、簡単かつ正確な輝
度調整が可能となる、という効果が得られる。
【0065】さらに、請求項3の発明によれば、カラー
輝度パターン画像として、3つに分割された画面毎に
赤、緑、青の階調を段階的に変化させた画像を表示でき
るようにしたので、所謂3原色のカラー輝度パターンを
用いたことにより、すべての表示色の輝度をバランス良
く調整することができる、という効果が得られる。
【0066】さらに、請求項4の発明によれば、グレー
スケール画像及びカラー輝度パターン画像の少なくとも
いずれかのテスト用画像データ以外に、単一色で画面全
体を表示させた画像を表示できるようにしたので、画素
毎の表示素子の異常や欠損を直ちに発見することができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る可変表示装置の構成
ブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る可変表示装置が取り付けら
れたパチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】上記パチンコ機の遊技盤から取り外した可変表
示装置の外観図である。
【図4】可変抵抗器を取付けた状態と該可変表示器を調
整する際の調整方法を説明するための図であって、
(a)は本実施の形態に係る可変表示装置をパチンコ機
に取り付けた状態の断面図、(b)は可変抵抗器を基板
に取り付けた状態を示す図である。
【図5】本実施の形態に係る可変表示装置のC−GRO
Mに格納されているテスト用画像の画像例を示す図であ
る。
【図6】上記テスト用画像のうち、グレースケール及び
カラー輝度パターンの具体例を示す図である。
【図7】本実施の形態に係る可変表示装置のテスト用画
像の表示を含む表示処理を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態に係る可変表示装置が受信する画
像テスト用コマンドのフォーマット例を示す図である。
【符号の説明】
12 可変表示装置 16 CPU(制御手段) 22 C−GROM(記憶手段) 24 VDP(制御手段) 25 テスト用画像データ 28 液晶カラー表示パネル(表示部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを画面に表示する表示部と、 黒色から白色へ階調を段階的に変化させたグレースケー
    ル画像及び複数に分割された画面毎に各々異なる色の階
    調を段階的に変化させたカラー輝度パターン画像の少な
    くともいずれかのテスト用画像データが格納された記憶
    手段と、 所定の指令に従って、前記記憶手段に格納されているい
    ずれかのテスト用画像データを前記表示部に表示させる
    制御手段と、 を含むパチンコ機の可変表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示部の画面に表示されている画像
    の輝度を調整可能な調整手段と、 をさらに含む請求項1記載のパチンコ機の可変表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記カラー輝度パターン画像は、3つに
    分割された画面毎に赤、緑、青の階調を段階的に変化さ
    せた画像であることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のパチンコ機の可変表示装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、 前記グレースケール画像及びカラー輝度パターン画像の
    少なくともいずれかのテスト用画像データ以外に、さら
    に、単一色で画面全体を表示させた画像の色毎のテスト
    用画像データを格納していることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項記載のパチンコ機の可変表
    示装置。
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