JPH10276240A - ファイバチャネル信号パターン発生方式 - Google Patents

ファイバチャネル信号パターン発生方式

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JPH10276240A
JPH10276240A JP9080786A JP8078697A JPH10276240A JP H10276240 A JPH10276240 A JP H10276240A JP 9080786 A JP9080786 A JP 9080786A JP 8078697 A JP8078697 A JP 8078697A JP H10276240 A JPH10276240 A JP H10276240A
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JP
Japan
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signal pattern
frame
fiber channel
signal
transmitted
Prior art date
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Application number
JP9080786A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Asahina
浩 朝比奈
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Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
Original Assignee
Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手のファイバチャネル(FC)インタフェ
ースのバッファ量に合わせて信号パターンを送出する。 【解決手段】 クレジット取得部4は受信したFCフレ
ームから対向装置の受信ウインドウサイズ(クレジット
値)を取得する。フレームカウント記憶部11は送出し
たFCフレーム数を数える。信号パターン検索部8は、
受信FCフレーム中から抽出した信号パターンに基づい
て信号パターンテーブルを検索し、次に送信すべき信号
パターンを決定する。信号送出制御部13は、クレジッ
ト値及び送信フレーム数に基づいて対向装置のFCイン
タフェースの受信バッファが空いているか否かを判断す
る。受信バッファが空いていると判断したときに、送信
すべき信号パターンを含むFCフレームを対向装置に送
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向装置のファイ
バチャネルインタフェースに大量の信号パターンを送る
ことにより、対向装置及ぴネットワークに負荷を与え
て、対向装置とネットワークの性能を評価するファイバ
チャネル信号パターン発生方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、対向装置のファイバチャネル
インタフェースに大量の信号パターンを送ることによ
り、対向装置及ぴネットワークに負荷を与えて、対向装
置とネットワークの性能を評価するファイバチャネル信
号パターン発生装置がある。この種の信号パターン発生
装置は、ファイバチャネルの規格に則って構成された
「0」又は「1」からなるビット列(ファイバチャネル
フレーム)をファイバチャネルネットワークに送出す
る。ファイバチャネルネットワークを介してビット列を
受信した対向装置は、このビット列を解釈して処理を行
い、必要に応じて信号パターン発生装置に応答を返す。
これにより、信号パターン発生装置は、対向装置の動作
及びネットワークの正常性を検証することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような信号パタ
ーン発生装置では、対向装置のファイバチャネルインタ
フェースの受信バッファが溢れるほど信号パターンを送
出してしまい、通信が中断してしまうという問題点があ
った。これは、従来の信号パターン発生装置が対向装置
の受信バッファが空いているか否かに関係なく信号パタ
ーンを送ってしまうため、対向装置がオーバーフローし
てしまうからである。また、任意の通信シーケンスを作
成することができないという問題点があった。これは、
送信すべき信号パターンを作成したり更新したりするユ
ーザインタフェースが存在しないからである。本発明
は、上記課題を解決するためになされたもので、信号パ
ターンの送出に際して、相手のファイバチャネルインタ
フェースのバッファ量に合わせた信号パターンの送出が
できるファイバチャネル信号パターン発生方式を提供す
ることを第1の目的とする。また、任意の通信シーケン
スを自由に作成可能なファイバチャネル信号パターン発
生方式を提供することを第2の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載のように、対向装置との通信開始時に、対向装置より
受信したファイバチャネルフレームから対向装置の受信
ウインドウサイズを取得する取得手段と、対向装置に対
して送出したファイバチャネルフレーム数をカウントす
るフレームカウント手段と、受信ウインドウサイズ及び
フレームカウント手段によってカウントされたフレーム
数に基づいて対向装置のファイバチャネルインタフェー
スの受信バッファが空いているか否かを判断し、受信バ
ッファが空いていると判断したときに、送信すべき信号
パターンを含むファイバチャネルフレームを対向装置に
送出する制御手段とを有するものである。このように、
制御手段は、取得手段によって取得された対向装置の受
信ウインドウサイズ及びフレームカウント手段によって
カウントされたフレーム数に基づいて対向装置のファイ
バチャネルインタフェースの受信バッファが空いている
か否かを判断し、受信バッファが空いていると判断した
ときに、送信すべき信号パターンを含むファイバチャネ
ルフレームを対向装置に送出する。これにより、対向装
置のバッファ量に合わせた信号パターンの送出を行うこ
とができる。また、請求項2に記載のように、受信ウイ
ンドウサイズは、受信したファイバチャネルフレーム中
のクレジット値から得るものである。
【0005】また、請求項3に記載のように、受信ファ
イバチャネルフレームに存在し得る信号パターンと次に
送信すべき信号パターンとが予め対応付けられた信号パ
ターンテーブルを記憶する信号パターン記憶手段と、受
信ファイバチャネルフレーム中から抽出した信号パター
ンに基づいて信号パターンテーブルを検索し、次に送信
すべき信号パターンを決定する検索手段とを有するもの
である。このように、受信ファイバチャネルフレーム中
から抽出した信号パターンに基づいて検索手段が信号パ
ターンテーブルを検索して、次に送信すべき信号パター
ンを決定することにより、任意の通信シーケンスを作成
することができる。また、請求項4に記載のように、信
号パターンテーブルの作成及び更新のための設定手段を
有するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
を示すファイバチャネル信号パターン発生装置のブロッ
ク図である。本実施の形態のファイバチャネル(以下、
FCと略する)信号パターン発生装置は、FCインタフ
ェースとATMインタフェースの変換を行うインタフェ
ース変換装置あるいはFCインタフェースを備えたコン
ピュータ等の装置(以下、対向装置という)に備えられ
たFCインタフェースに対して信号パターン(FCフレ
ーム)を送出するものである。
【0007】そして、このFC信号パターン発生装置
は、FCネットワークメディア20へビット列を送出す
る送信部1、FCネットワークメディア20からのビッ
ト列を受信する受信部2、受信ビット列からFCフレー
ムを再生するフレーム再生部3、対向装置との通信開始
時に、対向装置より受信したFCフレームから対向装置
の受信ウインドウサイズ(クレジット値)を取得する取
得手段となるクレジット取得部4、取得したクレジット
値を記憶するクレジット記憶部5、クレジット記憶部5
からクレジット値を読み出すクレジット読出部6、 受
信FCフレームに存在し得る信号パターンと次に送信す
べき信号パターンとが予め対応付けられた信号パターン
テーブルを記憶する信号パターン記憶手段となる信号パ
ターン記憶部7、受信FCフレーム中から抽出した信号
パターンに基づいて信号パターンテーブルを検索し、次
に送信すべき信号パターンを決定する検索手段となる信
号パターン検索部8、ユーザが信号パターンテーブルの
作成及び更新を行うためのユーザコンソール9、ユーザ
コンソール9からの信号を解読して信号パターン記憶部
7に記憶された信号パターンテーブルを更新するユーザ
インタフェース部10、後述するFCサービスクラス1
の場合には対向装置に対して送出したFCフレーム数を
SEQ_IDごとにカウントし、FCサービスクラス
2,3の場合には送出したFCフレーム数をカウントす
るフレームカウント手段となるフレームカウント記憶部
11、対向装置のFCインタフェースの受信バッファが
一杯になった直後から時間計測を開始するタイマー1
2、受信ウインドウサイズ(クレジット値)及びフレー
ムカウント記憶部11によってカウントされたフレーム
数に基づいて対向装置のFCインタフェースの受信バッ
ファが空いているか否かを判断し、受信バッファが空い
ていると判断したときに、送信すべき信号パターンを含
むFCフレームを対向装置に送出させる制御手段となる
信号送出制御部13から構成されている。
【0008】そして、ユーザコンソール9及びユーザイ
ンタフェース部10が設定手段を構成している。次に、
このようなFC信号パターン発生装置の動作を説明す
る。図2はFC信号パターン発生装置の動作を説明する
ためのフローチャート図である。
【0009】まず、通信開始に際して、信号送出制御部
13は、送信部1を制御して所定のFCフレームをFC
ネットワークメディア20に送出させる。このFCフレ
ームをFCネットワークメディア20から受信した図示
しない対向装置は、これに応じたFCフレームをFCネ
ットワークメディア20に送出する。
【0010】FC信号パターン発生装置の受信部2は、
FCフレームをビット列としてFCネットワークメディ
ア20から受信し(つまり、この時点ではFCフレーム
としては認識されていない)、受信ビット列を信号送出
制御部13に引き渡す。信号送出制御部13は、受信ビ
ット列をフレーム再生部3に引き渡し、フレーム再生部
3は、このビット列からFCフレームを再生する(図2
ステップ101)。図3はこのフレーム再生部3の動作
を説明するためのフローチャート図である。
【0011】まず、フレーム再生部3は、受信ビット列
が入力されると(図3ステップ201)、このビット列
がFCフレームの開始を示すSOF(Start of Frame)
デリミタか否かを判定することにより、SOFデリミタ
を検出する(ステップ202)。
【0012】ここで、図4にFCのフレーム構造を示
す。図4において、21はFCフレーム、22はSOF
デリミタ、23はFCフレーム21の終了を示すEOF
(Endof Frame)デリミタ、24は24オクテットのフ
レームヘッダ、25は0〜2112オクテットの可変長
のペイロード、26は誤り検査のための4オクテットの
CRC符号(Cyclic Redundancy Check )である。
【0013】図4からも分かるように、SOFデリミタ
はFCフレームの開始を示すので、SOFデリミタを検
出できれば、FCフレームを検出できたことなる。この
とき、フレーム再生部3は、SOFデリミタであればF
Cサービスクラス種別を抽出し(ステップ203)、続
いてフレームヘッダを抽出し(ステップ204)、フレ
ームヘッダからSEQ_ID,SEQ_CNT,R_C
TL,F_CTLの各フィールドの値を抽出する(ステ
ップ205)。
【0014】なお、SEQ_ID(Sequence Identific
ation )はシーケンス識別子、SEQ_CNT(Sequen
ce Count)は、単一のシーケンスの中で送信データフレ
ームに与えられる連番、R_CTL(Routing Control
)は、フレームを分類するためのルーチングビットと
情報ビットを含む1バイトのフィールド、F_CTL
(Frame Control )は、フレームの内容に関する情報を
含む3バイトのフィールドであり、これらは、ANSI
X3T11に規定されている。
【0015】そして、フレーム再生部3は、FCフレー
ムと、抽出したFCサービスクラス種別、SEQ_I
D,SEQ_CNT,R_CTL,F_CTLを信号送
出制御部13に渡す。
【0016】一方、ステップ202においてSOFデリ
ミタでない場合は、R_RDYプリミティブか否かを判
定し(ステップ206)、R_RDYプリミティブを検
出すると、これを抽出して信号送出制御部13に渡す
(ステップ207)。ここで、プリミティブとは、SO
Fデリミタと同レベルのシーケンスを構成する最も基本
的な信号パターンであり、FCサービスクラス2,3で
は、FC規格においてこの信号パターンを認識してフロ
ー制御を行う。これで、フレーム再生部3の動作は終了
である。
【0017】次に、信号送出制御部13は、再生された
FCフレームが通信開始時の必須コマンドである「LO
GIN」コマンドか否かを判定し(ステップ102)、
「LOGIN」コマンドを示している場合は、このFC
フレームをクレジット取得部4に渡す。クレジット取得
部4は、対向装置のFCインタフェースの受信バッファ
が受信可能な最大フレーム数を示している受信ウインド
ウサイズ(クレジット値)を入力FCフレームから取得
する(ステップ103)。図5はこのクレジット取得部
4の動作を説明するためのフローチャート図である。
【0018】まず、クレジット取得部4は、FCフレー
ムからペイロードを抽出し(図5ステップ301)、続
いてペイロード中のクレジットフィールドを参照するこ
とでクレジット値を得る(ステップ302)。そして、
取得したクレジット値をクレジット記憶部5に出力する
(ステップ303)。これで、クレジット取得部4の動
作は終了であり、得られたクレジット値はクレジット記
憶部5に記憶される。
【0019】次いで、信号送出制御部13は、フレーム
再生部3によって抽出されたSEQ_ID,R_CT
L,F_CTLの各値を信号パターン検索部8に渡す。
信号パターン検索部8は、受信FCフレームから抽出さ
れた信号パターン、すなわちSEQ_ID,R_CT
L,F_CTLに基づいて信号パターン記憶部7に格納
された信号パターンテーブルを検索し、次に送信すべき
信号パターン(フレームヘッダ)を決定する(ステップ
104)。
【0020】ここで、信号パターン検索部8の動作を説
明する前に信号パターン記憶部7に予め格納されている
信号パターンテーブルの作成方法を説明する。図6、図
7、図8は信号パターンテーブルの1例を示す図であ
る。信号パターンテーブルには、対向装置とFC信号パ
ターン発生装置との間で正常に通信が行われているとき
に使用される正常信号パターンテーブル(図6)、通信
異常が発生したときに使用される異常信号パターンテー
ブル(図7)、正常信号パターンテーブルあるいは異常
信号パターンテーブルによって得られた中間コードから
送信すべき信号パターンであるフレームヘッダを検索す
るためのビット列テーブル(図8)の3つがある。
【0021】図6に示す正常信号パターンテーブルは、
1バイトのSEQ_ID及び1バイトのR_CTLと4
バイトの中間コードBとを対応付けるものである。図7
に示す異常信号パターンテーブルは、3バイトのF_C
TL及び1バイトのR_CTLと4バイトの中間コード
Bとを対応付けるものである。また、図8に示すビット
列テーブルは、4バイトの中間コードBとフレームヘッ
ダとを対応付けるものである。なお、図6〜図8に記し
た数値及び以下で記述する数値は全て16進表記とす
る。
【0022】FC信号パターン発生装置と接続されたユ
ーザコンソール9は、入力装置(不図示)としてキーボ
ードあるいはフレキシブルドライブ装置等の情報再生装
置を備えると共に、表示装置(不図示)を備えている。
【0023】今、SEQ_IDが例えば「00」で、R
_CTLが「ACK」(Acknowledge )を示すフレーム
(以下、R_CTLが「ACK」を示すフレームをAC
Kフレームと呼ぶ)が対向装置から到着したとき、所定
のフレームヘッダを付加したFCフレームを対向装置に
対して送信することを考える。ユーザコンソール9の表
示装置には、図6〜図8の信号パターンテーブルが表示
されている。ユーザは、表示された正常信号パターンテ
ーブル上で、SEQ_ID「00」、R_CTL「0
4」(ACKフレーム)と対応する中間コードBのフィ
ールドに適当な4バイトの値をキーボードから入力す
る。
【0024】続いて、ユーザは、表示されたビット列テ
ーブル上で、送信すべきフレームヘッダと対応する中間
コードBのフィールドに正常信号パターンテーブルに設
定した値と同じ値を入力する。ユーザインタフェース部
10は、ユーザコンソール9からの入力信号を解読し
て、信号パターン記憶部7に格納された信号パターンテ
ーブルを更新する。
【0025】つまり、ユーザインタフェース部10は、
信号パターン記憶部7に記憶された正常信号パターンテ
ーブルにおいて、SEQ_ID「00」、R_CTL
「04」と対応する中間コードBのフィールドにユーザ
コンソール9から入力された中間コードの値を格納す
る。また、ビット列テーブルにおいて、指定されたフレ
ームヘッダと対応する中間コードBのフィールドに入力
された値を格納する。
【0026】こうして、正常信号パターンテーブルとビ
ット列テーブルの関連付けが行われるので、SEQ_I
D「00」、R_CTL「04」がキーとして与えられ
ると、これらから対応する中間コードが得られ、この中
間コードから信号パターン(フレームヘッダ)が得られ
ることになる。以上の設定方法は、異常信号パターンテ
ーブルについても同様である。
【0027】なお、本実施の形態では、ユーザがユーザ
コンソール9の表示装置に表示された信号パターンテー
ブルを見て、入力を行う会話形式の作成方法で説明した
が、予め信号パターンテーブルに格納すべき値が記憶さ
れたフレキシブルディスク等の媒体を情報再生装置で読
み取って、これを信号パターン発生装置に送って信号パ
ターンテーブルを作成するようにしてもよい。
【0028】次に、信号パターン検索部8の動作を説明
する。図9はこの信号パターン検索部8の動作を説明す
るためのフローチャート図である。まず、信号パターン
検索部8は、信号送出制御部13から入力されたSEQ
_ID及びR_CTLに対応する中間コードを正常信号
パターンテーブルから検索し(図9ステップ401)、
この中間コードに対応する信号パターン(フレームヘッ
ダ)をビット列テーブルから検索する(ステップ40
2)。そして、信号パターン検索部8は、取得した信号
パターンを信号送出制御部13に渡す。
【0029】次に、信号送出制御部13は、フレーム再
生部3から渡されたFCサービスクラス種別によりFC
サービスクラスを識別する(ステップ105)。FCサ
ービスクラスを識別するのは、サービスクラスによって
対向装置からの応答が異なり、クレジット値も異なるか
らである。
【0030】例えば、FCサービスクラス1の場合、対
向装置からの応答はACKフレームであり、FCサービ
スクラス2,3の場合には、対向装置からの応答はフレ
ーム再生部3によって抽出されたR_RDYプリミティ
ブ(以下、R_RDYと呼ぶ)である。また、FCサー
ビスクラス1の場合、受信ウインドウサイズを示すのは
EE(End-to-End )クレジット値であり、FCサービス
クラス2,3の場合には、BB(Buffer-to-Buffer)ク
レジット値である。なお、EEクレジット値は、1シー
ケンス毎の受信ウインドウサイズを示し、BBクレジッ
ト値は各シーケンスを合わせた全体の受信ウインドウサ
イズを示している。
【0031】続いて、信号送出制御部13は、クレジッ
ト読出部6を介してクレジット記憶部5からクレジット
値を読み出す(ステップ106)。そして、信号送出制
御部13は、受信したビット列がACKフレームあるい
はR_RDYかどうかを判定する(ステップ107)。
ここでは、その何れでもないので、ステップ108に進
む。
【0032】次に、信号送出制御部13は、信号パター
ン検索部8から渡された信号パターン(フレームヘッ
ダ)をFCフレームとして対向装置に送出可能かどうか
判定する(ステップ108)。すなわち、信号送出制御
部13は、フレームカウント記憶部11に記憶された該
当サービスクラス及び該当SEQ_IDのフレーム数に
送信すべきFCフレーム数1を加算した値がクレジット
値以下であれば、対向装置の受信バッファに空きがあり
FCフレームを送出可能と判断する。
【0033】また、フレームカウント記憶部11に記憶
された該当サービスクラス及び該当SEQ_IDのフレ
ーム数に送信すべきFCフレーム数1を加算した値がク
レジット値より大きい場合は、受信バッファに空きがな
く送信不可と判断する。なお、FCサービスクラス2,
3の場合には、フレームカウント記憶部11は、サービ
スクラス及びSEQ_IDに関係なく送出したフレーム
数を全て合計してカウントしているので、フレームカウ
ント記憶部11に記憶されたフレーム数に送信すべきF
Cフレーム数1を加算して判断すればよい。
【0034】そして、信号送出制御部13は、送出可能
であれば、信号パターン(フレームヘッダ)にペイロー
ドを付加してFCフレームとして送信部1に渡す(ステ
ップ109)。
【0035】送信部1は、信号送出制御部13から渡さ
れたFCフレームをFCネットワークメディア20に送
出する(ステップ110)。こうして、対向装置に信号
パターンが送信される。信号パターンを送信すると、そ
れに応じたFCフレームが対向装置から返信されるの
で、以上のような動作が例えばユーザの指示によって終
了するまで(ステップ111)繰り返される。
【0036】ここで、フレームカウント記憶部11は、
送出したFCフレームの数を数えているので、FCフレ
ームの送出動作が繰り返されると、フレームカウント記
憶部11に記憶されたフレーム数が増加していく。やが
て、フレームカウント記憶部11に記憶されたフレーム
数に送信すべきFCフレーム数1を加算した値がクレジ
ット値より大きくなると、ステップ108において送出
不可と判定される。
【0037】ステップ108において送出不可と判定さ
れると、タイマー12が時間測定を開始する。次いで、
信号送出制御部13は、タイマー12によって計測され
ている時間が予め設定された時間を超えたかどうかを判
定する(ステップ112)。設定時間を超えていない場
合は、ステップ101に戻って対向装置からのFCフレ
ームを待つ。
【0038】対向装置からのビット列を受信して、この
ビット列がACKフレームあるいはR_RDYであれ
ば、ステップ107の判定において判定YESとなるの
で、信号送出制御部13は、フレームカウント記憶部1
1に記憶された、受信FCフレームのサービスクラス及
びSEQ_IDに該当する送信フレーム数を受信FCフ
レームに応じて減算し、更にタイマー12をリセットす
る(ステップ113)。
【0039】このとき、FCサービスクラス1で使用さ
れるACKフレームには、対向FCインタフェースがク
レジット値分正常に受信したことを示すACKフレーム
(つまり、このACKフレームが戻ってきたときには受
信バッファが全て空いていることになる)や、1フレー
ム分正常に受信したことを示すACKフレーム等の種類
があるので、受信したACKフレームに応じた数だけフ
レーム数を減算する。
【0040】したがって、クレジット値分受信したこと
を示すACKフレームが戻ってくれば、フレームカウン
ト記憶部11の該当SEQ_IDのフレーム数が0とな
る。これは、対向装置の受信バッファが一杯になるまで
FCフレームを送出し(つまり、送信フレーム数とクレ
ジット値が等しい)、ACKフレームの到着によってフ
レーム数からクレジット値を引くからである。また、1
フレーム受信したことを示すACKフレームが戻ってく
れば、フレームカウント記憶部11の該当SEQ_ID
のフレーム数が1減算される。
【0041】また、FCサービスクラス2,3で使用さ
れるR_RDYは、対向FCインタフェースがクレジッ
ト値分受信し終えたことを示す信号パターンなので、上
記と同様に、フレームカウント記憶部11のフレーム数
が0となる。
【0042】続いて、信号送出制御部13は、信号パタ
ーン検索部8から渡された信号パターン(フレームヘッ
ダ)を含むFCフレームを対向装置に送出可能かどうか
判定する(ステップ108)。ここでは、フレームカウ
ント記憶部11に格納されているフレーム数が減算され
ているので、送出可と判断される。以降の動作は上記と
同様である。
【0043】また、ステップ108において送出不可と
判定された後に、ACKフレームあるいはR_RDYが
戻ってこない場合、ステップ101、102、104〜
108、112の動作が繰り返され、タイマー12の時
間測定が進行する。やがて、タイマー12によって計測
されている時間が設定時間を超えると、ステップ112
において判定YESとなり、信号パターン検索部8が、
R_CTL,F_CTLに基づいて信号パターン記憶部
7に格納された信号パターンテーブルを検索し、次に送
信すべき信号パターン(フレームヘッダ)を決定する
(ステップ114)。
【0044】図10はこのときの信号パターン検索部8
の動作を説明するためのフローチャート図である。ま
ず、信号パターン検索部8は、信号送出制御部13から
入力されたR_CTL及びF_CTLに対応する中間コ
ードを異常信号パターンテーブルから検索し(図10ス
テップ501)、この中間コードに対応する信号パター
ン(フレームヘッダ)をビット列テーブルから検索する
(ステップ502)。そして、信号パターン検索部8
は、取得した信号パターンを信号送出制御部13に渡
す。
【0045】続いて、信号送出制御部13は、信号パタ
ーン検索部8から渡された信号パターン(フレームヘッ
ダ)にペイロードを付加してFCフレームとして送信部
1に渡す(ステップ109)。送信部1は、信号送出制
御部13から渡されたFCフレームをFCネットワーク
メディア20に送出する(ステップ110)。こうし
て、対向装置に信号パターンが送信される。
【0046】以上のように本発明では、クレジット値及
びフレームカウント記憶部11に記憶された送信フレー
ム数に基づいて対向装置のファイバチャネルインタフェ
ースの受信バッファが空いているか否かを判断するので
(例えば、クレジット値が128で、送信フレーム数が
10であれば、118フレーム送出可能と判断でき
る)、受信バッファ量に合わせた信号パターンの送出が
できる。
【0047】また、受信FCフレームに存在し得る信号
パターンと次に送信したい信号パターンを信号パターン
テーブルに設定しておけば、任意の通信シーケンスを自
由に作成することができ、正常あるいは異常の各シーケ
ンスに対して適切な信号パターンを送信することができ
る。例えば、異常の場合には、シーケンスを初期化する
「アボートシーケンスコマンド」を示すFCフレームを
送り、それでも相手の状態が回復しない場合には、「リ
ンクリセットプリミティブ」を送って「LOGIN」の
交換からやり直す等の処理を実施することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1に記載のよう
に、制御手段が、取得手段によって取得された対向装置
の受信ウインドウサイズ及びフレームカウント手段によ
ってカウントされたフレーム数に基づいて対向装置のフ
ァイバチャネルインタフェースの受信バッファが空いて
いるか否かを判断し、受信バッファが空いていると判断
したときに、送信すべき信号パターンを含むファイバチ
ャネルフレームを対向装置に送出するので、対向装置の
ファイバチャネルインタフェースの受信バッファ量に合
わせた信号パターンの送出を行うことができる。その結
果、対向装置との通信を中断することなく継続すること
ができる。
【0049】また、請求項3に記載のように、受信ファ
イバチャネルフレーム中から抽出した信号パターンに基
づいて検索手段が信号パターンテーブルを検索して、次
に送信すべき信号パターンを決定するので、受信ファイ
バチャネルフレームに存在し得る信号パターンと次に送
信したい信号パターンを信号パターンテーブルに設定し
ておくことにより、任意の通信シーケンスを自由に作成
することができる。
【0050】また、請求項4に記載のように、設定手段
を設けることにより、信号パターンテーブルの作成及び
更新が容易となり、任意の通信シーケンスを更に容易に
作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示すファイバチャネル
信号パターン発生装置のブロック図である。
【図2】 図1のファイバチャネル信号パターン発生装
置の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図3】 フレーム再生部の動作を説明するためのフロ
ーチャート図である。
【図4】 ファイバチャネルのフレーム構造を示す図で
ある。
【図5】 クレジット取得部の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。
【図6】 信号パターンテーブルの1例を示す図であ
る。
【図7】 信号パターンテーブルの1例を示す図であ
る。
【図8】 信号パターンテーブルの1例を示す図であ
る。
【図9】 信号パターン検索部の動作を説明するための
フローチャート図である。
【図10】 信号パターン検索部の動作を説明するため
のフローチャート図である。
【符号の説明】
1…送信部、2…受信部、3…フレーム再生部、4…ク
レジット取得部、5…クレジット記憶部、6…クレジッ
ト読出部、7…信号パターン記憶部、8…信号パターン
検索部、9…ユーザコンソール、10…ユーザインタフ
ェース部、11…フレームカウント記憶部、12…タイ
マー、13…信号送出制御部、20…ファイバチャネル
ネットワークメディア。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイバチャネルネットワークを介して
    対向装置と接続された信号パターン発生装置から対向装
    置のファイバチャネルインタフェースに大量の信号パタ
    ーンを送ることにより、対向装置とネットワークの性能
    を評価するファイバチャネル信号パターン発生方式であ
    って、 対向装置との通信開始時に、対向装置より受信したファ
    イバチャネルフレームから対向装置の受信ウインドウサ
    イズを取得する取得手段と、 対向装置に対して送出したファイバチャネルフレーム数
    をカウントするフレームカウント手段と、 前記受信ウインドウサイズ及びフレームカウント手段に
    よってカウントされたフレーム数に基づいて前記対向装
    置のファイバチャネルインタフェースの受信バッファが
    空いているか否かを判断し、受信バッファが空いている
    と判断したときに、送信すべき信号パターンを含むファ
    イバチャネルフレームを対向装置に送出する制御手段と
    を有することを特徴とするファイバチャネル信号パター
    ン発生方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファイバチャネル信号パ
    ターン発生方式において、 前記受信ウインドウサイズは、受信したファイバチャネ
    ルフレーム中のクレジット値から得るものであることを
    特徴とするファイバチャネル信号パターン発生方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のファイバチャネル信号パ
    ターン発生方式において、 受信ファイバチャネルフレームに存在し得る信号パター
    ンと次に送信すべき信号パターンとが予め対応付けられ
    た信号パターンテーブルを記憶する信号パターン記憶手
    段と、 受信ファイバチャネルフレーム中から抽出した信号パタ
    ーンに基づいて信号パターンテーブルを検索し、次に送
    信すべき信号パターンを決定する検索手段とを有するこ
    とを特徴とするファイバチャネル信号パターン発生方
    式。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のファイバチャネル信号パ
    ターン発生方式において、 前記信号パターンテーブルの作成及び更新のための設定
    手段を有することを特徴とするファイバチャネル信号パ
    ターン発生方式。
JP9080786A 1997-03-31 1997-03-31 ファイバチャネル信号パターン発生方式 Pending JPH10276240A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7339896B2 (en) 2002-09-10 2008-03-04 International Business Machines Corporation Available bandwidth detector for SAN switch ports

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