JPH10273601A - 改善機械特性を示す熱可塑性ポリマー混合物 - Google Patents

改善機械特性を示す熱可塑性ポリマー混合物

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JPH10273601A
JPH10273601A JP10075352A JP7535298A JPH10273601A JP H10273601 A JPH10273601 A JP H10273601A JP 10075352 A JP10075352 A JP 10075352A JP 7535298 A JP7535298 A JP 7535298A JP H10273601 A JPH10273601 A JP H10273601A
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Yves Gamberlin
カンベルラン イヴ
Serge Gonzales
ゴンザレス セルジュ
Frederique Hauviller
オーヴィレ フレデリック
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IFP Energies Nouvelles IFPEN
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いくつかの変性ポリマーを非相溶性ポリマー
組成物および/または混合物中に組み込むことにより、
二成分混合物と比較して、物理化学的特性および機械特
性が実質的に改善されたポリマー組成物を得る。このポ
リマー組成物により、従来の加工材料中における特に改
善機械特性を示す管または容器の製造が可能になる。 【解決手段】 ポリマー組成物は、少なくとも2つの異
なるポリマーを含む熱可塑性ポリマー組成物であって、
組成物が、少なくとも1つの反応性官能基を含む少なく
とも1つのポリマー(P1)と、窒素において置換された反
応性基を有する少なくとも1つの置換スクシンイミド環
を含む少なくとも1つの変性ポリオレフィン(P2)とを含
み、前記置換スクシンイミド環が主鎖によるかあるいは
側鎖により支持されている。またこの熱可塑性ポリマー
組成物は、非相溶性ポリマーに対する相溶化剤として用
いられて、改善機械特性を示す熱可塑性ポリマー混合物
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変性ポリオレフィ
ンと少なくとも1つの反応性官能基を含むポリマーとか
らなるポリマー組成物に関する。このポリマー組成物に
より、従来の加工材料中における特に改善機械特性を示
す管または容器の製造が可能になる。
【0002】さらに本発明は、非相溶性ポリマーに対す
る相溶化剤として本発明による組成物を含むポリマー混
合物をも対象とする。
【0003】
【従来の技術】従来、先行技術において、例えば特許文
献US−A−3,373,222には、特にポリオレフ
ィンとポリアミドとを含むポリマー組成物が記載されて
いた。これら組成物は、エチレンとアクリル酸またはメ
タクリル酸とをベースとするコポリマーの存在下に、エ
チレン・アクリル(またはメタクリル)酸コポリマーの
不存在下に調製されたポリエチレン・ポリアミド混合物
の機械特性よりも優れた機械特性を有するものである。
このように構成された組成物の使用方法は、押出成形ま
たは押出ブロー成形である。
【0004】特許文献EP−A−15,556には、ポ
リオレフィンと、ポリオレフィンに非相溶性であるポリ
アミド型第2ポリマーと、主鎖中にか、あるいは(垂れ
た鎖の環の)グラフト共重合体の主鎖に結合している側
鎖形態で酸基、無水物基またはエステル基を含むエチレ
ン・コポリマーとを含む組成物を用いる分散性薄層(ラ
メラ)構造を有する物質の製造方法が記載されている。
この場合、混合物は、ポリオレフィンの連続相と、物質
の壁の平面に配向される薄層形態ポリアミド分散相とを
伴う不均一物質として記載されている。この配向は、熱
性ポリマー相の空間の2方向における大きな伸び(10
0〜500%)に次ぐ急冷により得られる。このように
して得られたポリアミド薄層の厚みは、0.5〜50×
10-6メートルである(特に特許文献EP−A−95,
349およびEP−A−90,554を参照)。
【0005】この型の組成物では、得られた混合物の機
械特性を改善するために使用される材料は、一般にエチ
レンと、フマル酸またはアジピン酸型の有機酸(特に特
許文献EP−A−95,349、EP−A−90,55
4およびEP−A−15,556を参照)と、アクリル
酸または無水マレイン酸(特に特許文献US−A−3,
373,222、US−A−3,373,223、US
−A−3,373,224およびUS−A−4,44
4,817を参照)とのコポリマーである。
【0006】さらにエチレン、アクリルエステルまたは
メタクリルエステル、およびアクリル酸またはメタクリ
ル酸または無水マレイン酸をベースとするコポリマーま
たはターポリマーに会合されるポリアミド組成物も公知
である。ポリアミド連続相中での小結節状形態で分散さ
れるコポリマーまたはターポリマーの存在により、この
ポリアミド連続相に改善された衝撃耐性が与えられる
(特に特許文献DE−A−2,551,023を参
照)。
【0007】先行参照例は、一般に熱可塑性樹脂のポリ
マーブレンド、特にポリエチレン・ポリアミド混合物の
領域における産業発展の現行状態の代表的なものであ
り、2つの非相溶性ポリマーから構成される2相間の接
着促進剤として、コポリマーの使用、すなわち2つの異
なるモノマーで構成されるポリマーの使用の有益性が明
らかにされる。
【0008】ところで、予期しないことではあるが、今
や、いくつかの変性ポリマーを非相溶性ポリマー組成物
および/または混合物中に組み込むことにより、二成分
混合物と比較して、得られた組成物の物理化学的特性お
よび機械特性の実質的な改善を得ることが可能になるこ
とが見出された。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも2
つの異なるポリマーを含む熱可塑性ポリマー組成物であ
って、組成物が、少なくとも1つの反応性官能基を含む
少なくとも1つのポリマー(P1)と、窒素において置換さ
れた反応性基を有する少なくとも1つの置換スクシンイ
ミド環を含む少なくとも1つの変性ポリオレフィン(P2)
とを含み、前記置換スクシンイミド環が主鎖によるかあ
るいは側鎖により支持されることを特徴としている。
【0010】本発明の枠内に含まれる特別な組成物は、
1つまたは複数のオレフィン化合物の重合により得られ
るポリマーおよびコポリマーよりなる群の中から選ばれ
た少なくとも1つの第3ポリマー(P3)を含むものであ
る。好ましい実施の形態において、この第3ポリマーは
ポリオレフィンである。このポリオレフィンは、通常1
つまたは複数の不飽和基を含む化合物よりなる群の中、
好ましくはエチレン、プロペン、ブテンおよびノルボル
ネンよりなる群の中から選ばれた少なくとも1つの不飽
和モノマーから得られるポリオレフィンよりなる群の中
から選ばれる。これらポリオレフィンとして、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブチレンおよびこれら化合
物のコポリマーが挙げられる。ほとんどの場合、少なく
ともエチレン90%と、多くともC3 〜C8 オレフィン
10%とからなるポリエチレンまたはエチレン・コポリ
マーが使用される。特に当業者により、用語「高密度ポ
リエチレン」で指定される、好ましくは密度約0.9〜
約0.97と、ASTM D1238規格により測定さ
れるメルトインデックス約0.2〜約100(190℃
で19.6kg下に行われる測定)とを有するポリエチ
レンが使用される。
【0011】少なくとも1つの反応性官能基を含むポリ
マー(P1)は、通常ポリエステル、液体結晶ポリマー、ポ
リカルボン酸塩、ポリアミド、コポリアミド、ポリウレ
タン、ポリアセタール、ポリビニルアルコール、エチレ
ン・ビニルアルコールコポリマー、並びにオレフィンお
よび機能化ビニル誘導体のコポリマー、例えばエチレン
・アクリル酸コポリマーよりなる群の中から選ばれる。
多くの場合、反応性官能基を有するポリマーとして、ポ
リエステルおよびポリアミド、好ましくはポリエステル
が使用される。本発明の枠内で使用されるポリエステル
として、ホモポリエステルおよびコポリエステルが挙げ
られる。これらポリエステルは、通常少なくとも2つの
カルボン酸官能基を有する少なくとも1つの化合物と、
少なくとも2つのヒドロキシル官能基を有する少なくと
も1つの化合物との重縮合により、あるいは少なくとも
1つのヒドロキシル官能基と、少なくとも1つのカルボ
ン酸官能基とを有する少なくとも1つの化合物の重縮合
により、あるいはこれらの範疇の各々の少なくとも1つ
の化合物の重縮合により得られる。限定することを望ま
ないで、ポリエステルの生成に使用可能な二酸の例とし
て、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジ
カルボン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸、シクロヘ
キサンジカルボン酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシ
ン酸、アゼライン酸、マロン酸、グルタル酸およびピメ
リン酸が挙げられる。これらの酸の各々は、アルキル置
換基、アルコキシ置換基またはハロゲン置換基を有して
よい。限定することを望まないで、ポリエステルの生成
に使用可能なジヒドロキシル化化合物の例として、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ヒドロキノン、レゾルシ
ノール、ナフタレンジオール、ジヒドロキシジフェニル
エーテル、シクロヘキサンジオール、ビスヒドロキシフ
ェニルアルカン、そのうち、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパン−(ビスフェノールA)、ポ
リオキシアルキレングリコールおよび1つまたは複数の
アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン基により置換
された、これら化合物の誘導体が挙げられる。限定する
ことを望まないで、ポリエステルの生成に使用可能なヒ
ドロキシカルボキシル化合物の例として、ヒドロキシ安
息香酸、ヒドロキシナフトエ酸、および1つまたは複数
のアルキル基、アルコキシ基またはハロゲン基により置
換された、これら化合物の誘導体が挙げられる。ポリエ
ステルとして、ほとんどの場合、芳香環に結合されるエ
ステル基を含むポリエステル、特にポリブチレン・テレ
フタレートの使用が好ましい。本発明の枠内において使
用されるポリアミドおよびコポリアミドとして、ジアミ
ンにおける二酸の公知反応、あるいはアミノ酸またはラ
クタムのそれ自体における公知反応により得られるもの
が挙げられる。例えばカルボン酸として、テレフタル
酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニ
ルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジ
フェニルエタンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、アゼライ
ン酸、マロン酸、グルタル酸およびピメリン酸が挙げら
れる。また第一級アミンとして、テトラメチレン・ジア
ミン、ペンタメチレン・ジアミン、ヘキサメチレン・ジ
アミン、オクタメチレン・ジアミンが挙げられる。ラク
タムおよびアミノ酸として、例えばカプロラクタム(ポ
リアミド6生成用)およびアミノウンデカン酸(ポリア
ミド11生成用)が挙げられる。より詳しくは、検討さ
れるポリアミドは、例えばポリアミド4〜12、および
ポリアミド6−6、5−6,4−10、5−10、6−
10である。好ましくは、ポリアミド6およびポリアミ
ド11が使用される。
【0012】本発明の組成物に含まれる変性ポリオレフ
ィンは、少なくとも1つのポリオレフィンと、式−R−
(X)(式中、Xは反応性基であり、nは1以上の正
の整数であり、Rは少なくとも1つの炭素原子を含む残
基である)の窒素において置換された反応性基を有する
置換マレインイミド環を含む少なくとも1つの化合物
と、分子中に少なくとも2つのエポキシド基を含む少な
くとも1つのポリエポキシドとの反応により生じる物質
として定義される。ほとんどの場合、nは1である。こ
の場合、本発明の枠内で使用されるマレインイミド環を
含む化合物は、次の式1により表される。
【0013】
【化1】 反応性基Xは通常、ヒドロキシル基、カルボキシル基、
カルボキシアミド基、ハロゲン化カルボン酸基、チオー
ル基、チオカルボキシル基、アミノ基、ハロゲン、エポ
キシ基、および反応性基を含むエステル部分を有するエ
ステル化カルボキシル基から選ばれる。いくつかの−X
基が、存在する場合、これらの基は、互いに同一または
異なってよい。
【0014】非常に多くの場合、カルボキシル基、カル
ボキシアミド基およびハロゲン化酸基よりなる群の中か
ら選ばれる反応性基、例えば塩化カルボン酸基を含む化
合物が使用される。
【0015】基−R−は通常、置換または非置換、飽和
または不飽和脂肪族炭化水素基および置換または非置換
芳香族基から選ばれる。一般に非置換基、ほとんどの場
合、少なくとも1つの芳香核を有する基が好ましい。非
常に頻繁に見出される基の例として、一方では窒素原子
に、他方では反応性基−Xにオルト、メタまたはパラで
結合されるベンゼン基が挙げられる。ほとんどの場合、
パラで結合される形態またはメタで結合される形態が使
用される。
【0016】本発明の枠内において使用される変性ポリ
オレフィンを製造するために使用されるポリオレフィン
は、当業者に公知のどのようなポリオレフィンであって
もよい。好ましくは、ほとんどの場合エチレン、プロペ
ン、ブテンおよびノルボルネンよりなる群の中から選ば
れる、1つまたは複数の不飽和基を含む少なくとも1つ
の不飽和モノマーから得られるポリオレフィンが使用さ
れる。従って、これらポリオレフィンは、少なくとも2
つのモノマーの単独重合または共重合により生成され
る。
【0017】特に好ましい形態では、ポリオレフィン
は、高密度ポリエチレンおよび好ましくはエチレン少な
くとも90%とC3 〜C8 オレフィン多くとも10%と
から成るエチレンのコポリマーよりなる群の中から選ば
れる。より詳しくは、好ましくは密度約0.90〜約
0.97と、ASTM D−1238規格により測定さ
れるメルトインデックス約0.2〜約100(190℃
で19.6kg下に行われる測定)とを有する高密度ポ
リエチレンが使用される。
【0018】分子中に少なくとも2つのエポキシド基を
含むポリエポキシドは、ほとんどの場合、脂肪族ポリエ
ポキシド、脂環式ポリエポキシドおよび芳香族ポリエポ
キシドよりなる群の中から選ばれる。非常に多くの場合
に使用される化合物の例として、ビスフェノールAのジ
グリシジルエーテルまたはビスフェノールFのジグリシ
ジルエーテル、トリグリシジルエーテル・イソシアヌレ
ートおよび/またはトリグリシジルエーテル・シアヌレ
ートおよび/またはトリグリシジル・シアヌレートおよ
び/またはトリグリシジル・イソシアヌレートあるいは
これらの化合物の少なくとも2つの混合物が挙げられ
る。さらに特許US−A−4921047に引用されて
いる少なくとも2つのエポキシド基を含むエポキシド化
合物は、本発明の枠内において使用可能である。この特
許の教示は、その記載事項が理由で本明細書の全体の構
成要素の一部として見なされねばならない。有利には、
ハロゲン原子、特に塩素および/または臭素により置換
されるポリエポキシドも使用されてよい。
【0019】本発明の枠内において使用される変性ポリ
オレフィンは、通常2つの互いに異なる方法により調製
される。第1方法は、本発明の組成物を製造するために
使用される変性オレフィンに相当する物質(P4)を生成す
るために、混合機中または押出成形機内で融解状ポリオ
レフィンを、窒素において置換された反応性基を有する
置換マレインイミド環を含む少なくとも1つの化合物
と、分子中に少なくとも2つのエポキシド基を含む少な
くとも1つの化合物とに接触させることからなる。この
調製は、ラジカル重合開始剤を用いて、または用いない
で行われてよい。
【0020】ラジカル重合開始剤として、過酸化物が挙
げられる。本発明の枠内においては、通常ラジカル重合
開始剤を用いないで作用することが好ましい。窒素にお
いて置換された反応性基を有する置換スクシンイミド環
を含むポリマーのラジカル重合開始剤を用いない形成の
可能性は、前記置換スクシンイミド環が主鎖によるかあ
るいは側鎖により支持されるので、確実な利点であり、
これにより、ポリマーの傷(裂け目)の危険性および網
状化の危険性を回避することが可能になる。反応温度
は、通常約ポリオレフィン融解温度〜約300℃であ
る。ほとんどの場合、この温度は約200℃〜約260
℃である。反応時間は比較的短く、通常10分を越えな
いものである。通常押出成形・反応による装置を用いる
のが好ましい。この装置は非常に十分な成果を生じる。
【0021】本発明の枠内において使用される変性ポリ
オレフィン物質(P4)の調製の第2方法は、工程(a1)にお
いて、融解状ポリオレフィンを混合機中または押出成形
機内で窒素において置換された反応性基を有する置換マ
レインイミド環を含む少なくとも1つの化合物と接触さ
せることからなり、次いで工程(a2)において、分子中に
少なくとも2つのエポキシド基を含む少なくとも1つの
化合物を混合機中または押出成形機内に導入することか
らなる。この調製は、ラジカル重合開始剤を用いて、ま
たは用いないで行われてよい。ラジカル重合開始剤とし
て、過酸化物が挙げられる。本発明の枠内においては、
通常ラジカル重合開始剤を用いないで作用することが好
ましい。窒素において置換された反応性基を有する置換
スクシンイミド環を含むポリマーのラジカル重合開始剤
を用いない形成の可能性は、前記置換スクシンイミド環
が主鎖によるかあるいは側鎖により支持されるので、確
実な利点であり、これにより、ポリマーの傷(裂け目)
の危険性および網状化の危険性を回避することが可能に
なる。工程(a2)でのように工程(a1)の反応温度は、通常
約ポリオレフィン融解温度〜約300℃である。ほとん
どの場合、この温度は約200℃〜約260℃である。
反応時間は比較的短く、各工程に対して通常10分を越
えないものである。通常押出成形・反応による装置を用
いるのが好ましい。この装置は非常に十分な成果を生じ
る。ほとんどの場合、温度は、2つの工程において同一
である。
【0022】従って、本発明による組成物は、2つの互
いに異なる方法により調製される。
【0023】第1方法は、混合機中または押出成形機内
で融解状ポリオレフィンと、少なくとも1つの反応性官
能基を含む少なくとも1つのポリマーと、窒素において
置換された反応性基を有する置換マレインイミド環を含
む少なくとも1つの化合物と、分子中に少なくとも2つ
のエポキシド基を含む少なくとも1つのポリエポキシド
とを接触させることからなる。接触に付される温度は、
通常組成物中に含まれる最高溶融ポリマーの約融解温度
〜約300℃である。ほとんどの場合、この温度は、約
200〜約260℃である。反応時間は比較的短く、通
常10分を越えないものである。通常押出成形・反応に
よる装置を用いるのが好ましい。この装置は非常に十分
な成果を生じる。
【0024】第2方法は、混合機中または押出成形機内
で物質(P4)と、先に定義された反応性官能基を含む少な
くとも1つのポリマーとを接触させることからなる。接
触に付される温度は、通常物質(P4)または組成物中に含
まれる最高溶融ポリマーの約融解温度〜約300℃であ
る。ほとんどの場合、この温度は、約200〜約260
℃である。反応時間は比較的短く、通常10分を越えな
いものである。通常押出成形・反応による装置を用いる
のが好ましい。この装置は非常に十分な成果を生じる。
【0025】さらに本発明は、前述組成物の少なくとも
1つと、1つまたは複数のオレフィン化合物の重合によ
り得られるポリマーおよびコポリマーよりなる群の中か
ら通常選ばれる、ポリマー(P3)と同一または異なる少な
くとも1つのポリマー(P5)とを含むポリマーの混合物も
対象とする。本発明の好ましい実施の形態によれば、ポ
リマー(P5)は、通常前述のポリオレフィンから選ばれる
ポリオレフィンである。例えば1つまたは複数の不飽和
基を有する化合物よりなる群の中、好ましくはエチレ
ン、プロペン、ブテンおよびノルボルネンよりなる群の
中から選ばれた少なくとも1つの不飽和モノマーから得
られるポリオレフィンよりなる群の中から選ばれるポリ
オレフィンが使用される。非常に有利には、前述のポリ
オレフィンから選ばれる高密度ポリオレフィンが使用さ
れる。
【0026】さらに本発明は、前述の組成物の少なくと
も1つと、通常前述の反応性官能基を含むポリマーから
選ばれる少なくとも1つの反応性官能基を含む、ポリマ
ー(P1)と同一または異なる少なくとも1つのポリマー(P
6)とを含むポリマーの混合物も対象とする。本発明の好
ましい形態によれば、ポリマー(P6)は、ポリエステル、
液体結晶ポリマー、ポリカルボン酸塩、ポリアミド、ポ
リアセタール、ポリビニルアルコール、エチレン・ポリ
ビニルアルコールコポリマー、並びにオレフィンおよび
機能化ビニル誘導体のコポリマーよりなる群の中から選
ばれる。ほとんどの場合、ポリエステルおよびポリアミ
ド、例えば前述されたものの1つよりなる群の中から選
ばれるポリマー(P6)が使用される。特に好ましい形態で
は、ポリエステルが使用される。
【0027】本発明は、前述の組成物の少なくとも1つ
と、ポリマー(P3)と同一または異なる少なくとも1つの
ポリマー(P5)と、ポリマー(P1)と同一または異なる少な
くとも1つのポリマー(P6)とを含むポリマーの混合物に
も関する。
【0028】本発明による組成物または混合物中に含ま
れる変性ポリオレフィン(P2)の割合は、通常約0.01
〜約99重量%である。この割合は、多くの場合約0.
1〜約90重量%、ほとんどの場合約0.2〜約75重
量%である。ポリマー(P1)およびポリマー(P2)しか含ま
ない組成物の場合、(P1)の量は、使用される(P2)の量に
対する100%までの補足物である。さらに組成物(ま
たは混合物)が、少なくとも1つの別のポリマー(P3)、
あるいは少なくとも2つの別のポリマー(P3)およびポリ
マー(P5)を含む場合、このポリマー(P3)の量、あるいは
ポリマー(P3)およびポリマー(P5)の合計の量は、通常約
1〜約95重量%、多くの場合約5〜約90重量%であ
る。ポリマー(P1)の量は、約1〜75重量%、多くの場
合約5〜約60重量%である。さらに組成物(または混
合物)が、少なくとも1つの別のポリマー(P6)を含む場
合、このポリマー(P6)の量、あるいはポリマー(P1)およ
びポリマー(P6)の合計の量は、通常約1〜約75重量
%、多くの場合約5〜約60重量%である。さらに組成
物(または混合物)が、少なくとも1つの別のポリマー
(P3)、並びに少なくとも2つの別のポリマー(P5)および
ポリマー(P6)を含む場合、このポリマー(P3)の量、ある
いはポリマー(P3)およびポリマー(P5)の合計の量は、通
常約1〜約95重量%、多くの場合約5〜約90重量%
であり、このポリマー(P6)の量、あるいはポリマー(P1)
およびポリマー(P6)の合計の量は、通常約1〜約75重
量%、多くの場合約5〜約60重量%である。いずれに
せよ、本発明による組成物中または混合物中に存在する
ポリマーの量の合計は、100重量%である。
【0029】前述および後述の全出願、全特許および公
報、並びに1997年3月24日に出願された、対応す
る仏特許出願97/03,555の全記載は、参考とし
て本明細書に含まれるものである。
【0030】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
説明する。
【0031】次の実施例は、本発明を例証するが、その
範囲を限定するものではない。
【0032】実施例1 この実施例では、2軸式共回転押出成形機(CLEXT
RAL、商品名BC21)を用いて、本発明によるポリ
マー組成物の調製を記載した。この押出成形機の直径に
対する長さの比は28である。これらの軸は、直径25
mmを有し、この押出成形機は、直径4mmのダイスを
備える。
【0033】ポリエチレン(PE)(登録商標FINATH
ENE3802、フィナ社製)70重量%と、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT) (登録商標VALOX32
5、ゼネラル・エレクトリック・プラスチックス社製)
30重量%とで構成される顆粒状物の回転で実施した混
合物を供給ホッパー内に導入した。押出成形機内に導入
した顆粒状物の流量は、毎時5kg(kg/時)であっ
た。
【0034】粉体定量添加装置(K−TRON型、登録
商標KM−T20)を介して機械の供給ホッパー内に、
4−マレインイミド安息香酸(AMB) と、エポキシ化合物
(登録商標アラルダイドGT7071:エポキシド・イ
ンデックス2、チバガイギ−社製)との等モル混合物
を、同時に導入した。粉体流量は0.2kg/時であっ
た。
【0035】押出成形機内に導入した物質の全体流量
は、5.2kg/時であった。押出成形機内の温度を2
40℃に維持した。これら軸の回転速度は100回転/
分であった。滞留時間は1分であった。ダイスから出た
ポリマー単繊維を水中で25℃に冷却した。このポリマ
ー単繊維を顆粒状化して乾燥させた。
【0036】比較例2 この比較例は、ポリエチレン(PE)およびポリブチレンテ
レフタレート(PBT) の混合物を調製する比較例である。
実施例1に記載した方法を繰り返すが、押出成形機内に
顆粒状物ポリエチレン(PE)(70重量%)と顆粒状物ポ
リブチレンテレフタレート(PBT) (30重量%)との混
合物のみを導入した。作業温度は、240℃であった。
顆粒状物の流量は、5kg/時であり、これら軸の速度
は100回転/分であった。ダイスから出たポリマー単
繊維を水中で25℃に冷却した。このポリマー単繊維を
顆粒状化して、乾燥させた。
【0037】実施例3 この実施例では、本発明によるポリマー混合物の調製を
記載した。実施例1に記載した方法を繰り返すが、ポリ
エチレン(PE)64重量%と、ポリブチレンテレフタレー
ト(PBT) 27重量%と、実施例1で調製した組成物9重
量%とで構成される顆粒状混合物を押出成形機内に導入
した。作業温度は、240℃であった。顆粒状物の流量
は、5kg/時であり、これら軸の速度は100回転/
分であった。ダイスから出たポリマー単繊維を水中で2
5℃に冷却した。このポリマー単繊維を顆粒状化して、
乾燥させた。
【0038】実施例4 この実施例では、本発明によるポリマー混合物の調製を
記載した。実施例1に記載した方法を繰り返すが、ポリ
エチレン(PE)64重量%と、ポリブチレンテレフタレー
ト(PBT) 27重量%と、実施例3で調製した混合物9重
量%とで構成される、顆粒状混合物を押出成形機内に導
入した。作業温度は、240℃であった。顆粒状物の流
量は、5kg/時であり、これら軸の速度は100回転
/分であった。ダイスから出たポリマー単繊維を水中で
25℃に冷却した。このポリマー単繊維を顆粒状化し
て、乾燥させた。
【0039】実施例5 この実施例では、本発明による組成物の調製に使用する
ための変性ポリオレフィン物質(P2)の調製を記載した。
実施例1に記載した方法を繰り返すが、ポリエチレン(P
E)と、4−マレインイミド安息香酸(AMB) およびエポキ
シ化合物(登録商標アラルダイドGT7071)の等モ
ル混合物を含む粉体との混合物を押出成形機内に導入し
た。押出成形機内に導入した物質の流量は5.28kg
/時であり、このうち、ポリエチレン(PE)は5kg/
時、4−マレインイミド安息香酸(AMB) ・エポキシ化合
物は0.28kg/時であった。これら軸の速度は10
0回転/分であった。ダイスから出たポリマー単繊維を
水中で25℃に冷却した。このポリマー単繊維を顆粒状
化して、乾燥させた。
【0040】実施例6 この実施例では、本発明によるポリマー組成物の調製を
記載した。実施例1に記載した方法を繰り返すが、ポリ
エチレン(PE)60重量%と、1モル当り数平均分子量3
1200gを有するポリアミド6(PA6) (登録商標OR
GAMIDE・RESNO、エルフ・アトケム社製)3
0重量%と、実施例5で調製した変性ポリオレフィン物
質(P2)10重量%とで構成される顆粒状混合物を押出成
形機内に導入した。作業温度は、240℃であった。顆
粒状物の流量は、5kg/時であり、これら軸の速度は
100回転/分であった。ダイスから出たポリマー単繊
維を水中で25℃に冷却した。このポリマー単繊維を顆
粒状化して、乾燥させた。
【0041】比較例7 この比較例は、ポリエチレン(PE)およびポリアミド6(P
A6) の混合物を調製する比較例である。実施例1に記載
した方法を繰り返すが、押出成形機内に、ポリエチレン
70重量%と顆粒状ポリアミド6(PA6) 30重量%との
顆粒状混合物のみを導入した。作業温度は、240℃で
あった。顆粒状物の流量は、5kg/時であり、これら
軸の速度は100回転/分であった。ダイスから出たポ
リマー単繊維を水中で25℃に冷却した。このポリマー
単繊維を顆粒状化して、乾燥させた。
【0042】実施例8 この実施例では、本発明によるポリマー混合物の調製を
記載した。実施例1に記載した方法を繰り返すが、ポリ
エチレン(PE)65重量%と、ポリアミド6(PA6) 28重
量%と、実施例6で調製した物質7重量%とで構成され
る顆粒状混合物を押出成形機内に導入した。作業温度
は、240℃であった。顆粒状物の流量は、5kg/時
であり、これら軸の速度は100回転/分であった。ダ
イスから出たポリマー単繊維を水中で25℃に冷却し
た。このポリマー単繊維を顆粒状化して、乾燥させた。
【0043】実施例9 この実施例では、先行実施例において得られた種々のポ
リマー組成物または混合物から試験片を準備した。これ
らの試験片は、ポリマー組成物または混合物の機械特性
を測定するために使用される。試験片の製作を、直径3
8mmの1軸を具備する圧締力900キロニュートンの
ベリトン(BILLION)型射出プレス機を用いて行
った。成形(2つの押し型)を温度20℃に維持した。
製作したA型試験片は、ISO 3167規格に適うも
のである。試験片の形成条件を次の表1に記載した。
【0044】
【表1】 実施例10 この実施例では、実施例9で形成したいくつかの試験片
の耐衝撃性を測定した。試験を、ISO 179/1e
A規格によるショック・シャーピイ(CHOC・CHA
RPY)方法に従って行った。振子エネルギーは4ジュ
ールであり、支柱間の距離は62mmであった。測定
を、23℃、相対的湿度50%で行った。測定した値
を、次の表2に記載した。
【0045】
【表2】 上記表2の結果により、本発明による組成物または混合
物が、比較用ポリマー混合物(比較例2および比較例7
で調製した物質から得られた試験片)よりも優れた耐衝
撃性を有することが明らかである。
【0046】実施例11 この実施例では、実施例9で形成したいくつかの試験片
の引っ張り強度を測定した。105 ニュートンの測定先
端部を備える引張強度測定機(インストロン1175
型)による引張りテストを行った。弾性モジュール(構
成単位)の値を、測量1mm/分の移動速度について記
載した。他の値を、測量10mm/分の移動速度につい
て記載した。測定した値を、次の表3に記載した。
【0047】
【表3】 上記表3の結果により、本発明による組成物または混合
物が、比較用ポリマー混合物(比較例2および比較例7
で調製した物質から得られた試験片)よりも優れた機械
特性を有することが明らかである。
【0048】先行実施例は、これら実施例中で使用され
た反応体および/または条件の代わりに本発明に記載さ
れている一般的または特別な反応体および/または条件
を用いて類似する結果を伴って繰り返されてよい。
【0049】先行記述を検討することにより、当業者
は、本発明の主な特徴を容易に明確にすることが可能で
あるし、また本発明の精神および範囲から逸脱しない
で、種々の使用および種々の実施条件に本発明を適用さ
せるために、本発明に種々の変化または変更を提供する
ことが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 67/00 C08L 67/00 75/04 75/04 77/00 77/00 (72)発明者 フレデリック オーヴィレ フランス国 サン ジュニ ラヴァル リ ュ デ コロンジュ 52

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの異なるポリマーを含む
    熱可塑性ポリマー組成物であって、組成物が、少なくと
    も1つの反応性官能基を含む少なくとも1つのポリマー
    (P1)と、窒素において置換された反応性基を有する少な
    くとも1つの置換スクシンイミド環を含む少なくとも1
    つの変性ポリオレフィン(P2)とを含み、前記置換スクシ
    ンイミド環が主鎖によるかあるいは側鎖により支持され
    ることを特徴とする、熱可塑性ポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 1つまたは複数のオレフィン化合物の重
    合により得られるポリマーおよびコポリマーよりなる群
    の中から選ばれる少なくとも1つの第3ポリマー(P3)を
    含む、請求項1記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  3. 【請求項3】 第3ポリマーがポリオレフィンである、
    請求項2記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィンが、エチレン、プロペ
    ン、ブテンおよびノルボルネンよりなる群の中から選ば
    れた少なくとも1つの不飽和モノマーから得られるもの
    である、請求項2または3記載の熱可塑性ポリマー組成
    物。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィンが高密度ポリエチレンで
    ある、請求項2〜4のいずれか1項記載の熱可塑性ポリ
    マー組成物。
  6. 【請求項6】 変性ポリオレフィン(P2)の割合が、約
    0.01重量%〜約99重量%である、請求項1〜5の
    いずれか1項記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの反応性官能基を含むポ
    リマー(P1)が、ポリエステル、液体結晶ポリマー、ポリ
    カルボン酸塩、ポリアミド、コポリアミド、ポリウレタ
    ン、ポリアセタール、ポリビニルアルコール、エチレン
    ・ビニルアルコールコポリマー、並びにオレフィンおよ
    び機能化ビニル誘導体のコポリマーよりなる群の中から
    選ばれたものである、請求項1〜6のいずれか1項記載
    の熱可塑性ポリマー組成物。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの反応性官能基を含むポ
    リマー(P1)が、ポリエステルおよびポリアミドよりなる
    群の中から選ばれたものである、請求項1〜7のいずれ
    か1項記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの反応性官能基を含むポ
    リマー(P1)が、ポリエステルよりなる群の中から選ばれ
    たものである、請求項1〜8のいずれか1項記載の熱可
    塑性ポリマー組成物。
  10. 【請求項10】 変性ポリオレフィンが、少なくとも1
    つのポリオレフィンと、式−R−(X)(式中、Xは
    反応性基であり、nは1以上の正の整数であり、Rは少
    なくとも1つの炭素原子を含む残基である)の窒素にお
    いて置換された反応性基を有する置換マレインイミド環
    を含む少なくとも1つの化合物と、ビスフェノール−A
    のジグリシジルエーテルまたはビスフェノール−Bのジ
    グリシジルエーテル、トリグリシジルエーテル・イソシ
    アヌレート、トリグリシジルエーテル・シアヌレート、
    トリグリシジル・シアヌレートおよびトリグリシジル・
    イソシアヌレートよりなる群の中の化合物、あるいはこ
    れら化合物の少なくとも2つの混合物である、分子中に
    少なくとも2つのエポキシド基を含む少なくとも1つの
    ポリエポキシドとの反応により生じる、脂肪族ポリエポ
    キシド、脂環式ポリエポキシドおよび芳香族ポリエポキ
    シドよりなる群の中から選ばれたポリエポキシドとから
    なるものである、請求項1〜9のいずれか1項記載の熱
    可塑性ポリマー組成物。
  11. 【請求項11】 反応性基Xが、ヒドロキシル基、カル
    ボキシル基、カルボキシアミド基、ハロゲン化カルボン
    酸基、チオール基、チオカルボキシル基、アミノ基、ハ
    ロゲン、エポキシ基、および反応性基を含むエステル部
    分を有するエステル化カルボキシル基よりなる群の中か
    ら選ばれ、−R−基が、置換または非置換、飽和または
    不飽和脂肪族炭化水素基、置換または非置換芳香族基よ
    りなる群の中から選ばれたものである、請求項10記載
    の組成物。
  12. 【請求項12】 −R−基が、ベンゼン残基であり、−
    X基が、窒素原子に対してメタまたはパラの位置にある
    カルボキシル基である、請求項10または11記載の組
    成物。
  13. 【請求項13】 組成物が、混合機中または押出成形機
    内で、融解状ポリオレフィンと、少なくとも1つの反応
    性基を含む少なくとも1つのポリマーと、窒素において
    置換された反応性基を有する置換マレインイミド環を含
    む少なくとも1つの化合物と、分子中に少なくとも2つ
    のエポキシド基を含む少なくとも1つのポリエポキシド
    とを接触に付すことにより得られる物質であることを特
    徴とする、請求項1〜12のいずれか1項記載の熱可塑
    性ポリマー組成物。
  14. 【請求項14】 組成物が、物質(P4)を生成するために
    工程(a) において、混合機中または押出成形機内で融解
    状ポリオレフィンと、窒素において置換された反応性基
    を有する置換マレインイミド環を含む少なくとも1つの
    化合物と、分子中に少なくとも2つのエポキシド基を含
    む少なくとも1つのポリエポキシドとを接触に付すこと
    により、次いで工程(b) において、工程(a) で得られた
    物質(P4)を、混合機中または押出成形機内で反応性官能
    基を有する少なくとも1つのポリマーとの接触に付すこ
    とにより得られる物質であることを特徴とする、請求項
    1〜12のいずれか1項記載の熱可塑性ポリマー組成
    物。
  15. 【請求項15】 物質(P4)が、工程(a1)において、混合
    機中または押出成形機内で融解状ポリオレフィンと、窒
    素において置換された反応性基を有する置換マレインイ
    ミド環を含む少なくとも1つの化合物とを接触に付すこ
    とにより、次いで工程(a2)において、工程(a1)で生じた
    物質を、混合機中または押出成形機内で分子中に少なく
    とも2つのエポキシド基を含む少なくとも1つのポリエ
    ポキシドとの接触に付すことにより得られる、請求項1
    4記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  16. 【請求項16】 混合物が、請求項1〜15のいずれか
    1項記載の少なくとも1つの組成物と、1つまたは複数
    のオレフィン化合物の重合により得られるポリマーおよ
    びコポリマーよりなる群の中から選ばれる、ポリマー(P
    3)と同一または異なる少なくとも1つのポリマー(P5)と
    を含むことを特徴とする、ポリマー混合物。
  17. 【請求項17】 ポリマー(P5)がポリオレフィンであ
    る、請求項16記載の混合物。
  18. 【請求項18】 ポリオレフィンが、1つまたは複数の
    不飽和基を有する化合物よりなる群の中、好ましくはエ
    チレン、プロペン、ブテンおよびノルボルネンよりなる
    群の中から選ばれた少なくとも1つの不飽和モノマーか
    ら得られるポリオレフィンよりなる群の中から選ばれ
    る、請求項17記載の混合物。
  19. 【請求項19】 ポリオレフィンが高密度ポリエチレン
    である、請求項16または17記載の混合物。
  20. 【請求項20】 さらに混合物が、少なくとも1つの反
    応性官能基を含む、ポリマー(P1)と同一または異なる少
    なくとも1つのポリマー(P6)を含むことを特徴とする、
    請求項1〜19のいずれか1項記載の混合物。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの反応性官能基を含む
    ポリマー(P6)が、ポリエステル、液体結晶ポリマー、ポ
    リカルボン酸塩、ポリアミド、ポリアセタール、ポリビ
    ニルアルコール、エチレン・ポリビニルアルコールコポ
    リマー、並びにオレフィンおよび機能化ビニル誘導体の
    コポリマーよりなる群の中から選ばれる、請求項20記
    載の混合物。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つの反応性官能基を含む
    ポリマー(P6)が、ポリエステルおよびポリアミドよりな
    る群の中から選ばれる、請求項20または21記載の混
    合物。
  23. 【請求項23】 少なくとも1つの反応性官能基を含む
    ポリマー(P6)が、ポリエステルよりなる群の中から選ば
    れる、請求項20〜22のいずれか1項記載の混合物。
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