JPH10273277A - エレベーターの戸閉スイッチ装置 - Google Patents

エレベーターの戸閉スイッチ装置

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JPH10273277A
JPH10273277A JP7855597A JP7855597A JPH10273277A JP H10273277 A JPH10273277 A JP H10273277A JP 7855597 A JP7855597 A JP 7855597A JP 7855597 A JP7855597 A JP 7855597A JP H10273277 A JPH10273277 A JP H10273277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
closing switch
car
sliding door
door closing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7855597A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Takahashi
敏幸 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない手数で保守点検作業ができ、能率よく
保守点検作業ができるエレベーターの戸閉スイッチ装置
を得る。 【解決手段】 回動動作する駆動腕6を有するリンク機
構7からなる駆動機構4をかご2に設け、この駆動機構
4によって引き戸8を駆動してかご2の出入口3を開閉
する。そして、引き戸8の裏面における高さ方向の中間
位置に戸閉スイッチ18を装着する。また、作動機構2
0の一端を駆動腕6の回動端寄りに装着して駆動腕6の
回動動作と共に変位し、引き戸8が全閉位置に移動した
ときに作動機構20の他端により戸閉スイッチ18を動
作させる。この構成によりかご2内での保守員のエレベ
ーター操作を介して、乗場において引き戸8の高さ方向
の中間位置にある戸閉スイッチ18の保守点検を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、かごの出入口を
開閉する引き戸が全閉位置に配置されたときに動作する
エレベーターの戸閉スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8は、従来のエレベーターの
戸閉スイッチ装置を示す図で、図7は乗場引き戸を戸開
して行われる戸閉スイッチの保守状況を説明する図であ
り昇降路におけるかごの正面図、図8は図7に相当する
昇降路を縦断して示す縮小側面図である。図において、
1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1を昇降するか
ご、3はかご2の出入口、4はかご2に設けられた駆動
機構で、駆動機5、駆動腕6を主要部とするリンク機構
7によって構成されている。
【0003】8は出入口3を開閉する引き戸で、二枚戸
片引き戸からなり高速の戸9及び低速の戸10によって
構成されている。11は高速の戸9の裏面上端寄りに設
けられた係合板で、リンク機構7の回動端側の部材が枢
着されている。12は高速の戸9に設けられて高速の戸
9の上端よりも突出して配置されたカム、13は出入口
3の上縁部に固定されてカム12に対向する位置に配置
された戸閉スイッチである。
【0004】14は昇降路1に設けられた乗場で、かご
2の出入口3に対応する乗場出入口15が形成され、高
速の戸及び低速の戸によって構成されて乗場出入口15
を開閉する乗場引き戸16が配置されている。17は乗
場引き戸16の高速の戸に設けられた乗場係合体で、乗
場出入口15にかご2が停止したときに係合板11と係
合する。
【0005】従来のエレベーターの戸閉スイッチ装置は
上記のように構成され、すなわち引き戸8が駆動機構4
によりリンク機構7を介して駆動されて水平方向に移動
してかご2の出入口3を開閉する。また、引き戸8の開
閉動作が係合板11と乗場係合体17の係合により乗場
引き戸16に伝動されて、引き戸8及び乗場引き戸16
が一緒に開閉するようになっている。
【0006】そして、引き戸8が閉動作して出入口3を
全閉したときにカム12によって戸閉スイッチ13が押
圧されて動作する。これによって、引き戸8によるかご
2出入口3の閉塞が検出される。そして、この検出を介
してかご2が昇降運転されるようになっている。
【0007】また、戸閉スイッチ13の保守点検作業が
次に述べるように行われる。すなわち、エレベーターの
機械室(図示しない)からの特殊操作によりエレベータ
ーを保守運転してかご2を乗場引き戸16の鎖錠解除機
構(図示しない)が設けられた乗場14に停止させる。
そして、乗場引き戸16の鎖錠を解除して戸開した後
に、さらにエレベーターを保守運転してかご2を乗場1
4床面よりも下降させて図7に示す位置で停止させる。
【0008】そして、かご2の引き戸8を戸閉すると図
7に示す状態となり、乗場14床面における作業員の保
守点検作業によって、容易に作業できる位置、すなわち
図7に示す乗場14床面から高さLの位置に戸閉スイッ
チ13が配置される。この状態においてかご2引き戸8
の正常戸閉位置における戸閉スイッチ13の動作状態が
点検される。
【0009】そして、保守点検作業の終了後に再度かご
2の引き戸8を戸開する。次いで、エレベーターを保守
運転してかご2を上昇運転し乗場14床面に一致させる
ことにより、かご2の引き戸8と乗場引き戸16を係合
する。次に、かご2の引き戸8と乗場引き戸16を一緒
に戸閉して戸閉スイッチ13の保守点検作業が終了す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの戸閉スイッチ装置において、エレベーター
の保守運転はエレベーターの機械室又はかご2の天井上
からの可搬スイッチ(図示しない)によって運転する必
要があって保守運転自体が煩雑である。また、乗場14
床面における作業員の保守点検作業によって、容易に作
業できる位置、すなわち図7に示す乗場14床面から高
さLの位置に戸閉スイッチ13が配置される位置にかご
2を停止することは容易でなく、煩雑な保守運転を数回
繰り返すことになり長時間を要するという問題点があっ
た。
【0011】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、少ない手数で保守点検作業がで
きるエレベーターの戸閉スイッチ装置を得ることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターの戸閉スイッチ装置においては、回動動作する駆動
腕を有するリンク機構からなる駆動機構がかごに設けら
れ、この駆動機構によって駆動されてかごの出入口を開
閉する引き戸に対して、この引き戸の裏面における高さ
方向の中間位置に装着された戸閉スイッチと、一端が駆
動腕の回動端寄りに装着されて駆動腕の回動動作と共に
変位し、引き戸が全閉位置に移動したときに他端により
戸閉スイッチを動作させる作動機構とが設けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図5は、この発明の実施の形態の
一例を示す図で、図1はエレベーターのかごの要部正面
図、図2は図1のA−A線断面相当図、図3は図2の要
部を分解して示す図、図4は図1の駆動腕及び作動機構
の移動状況を説明した図、図5は図1のかごにおいて乗
場引き戸を戸開して行われる戸閉スイッチの保守状況を
説明する図であり昇降路におけるかごの正面図である。
図において、1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1
を昇降するかご、3はかご2の出入口、4はかご2に設
けられた駆動機構で、駆動機5、駆動腕6を主要部とす
るリンク機構7によって構成されている。
【0014】8は出入口3を開閉する引き戸で、二枚戸
片引き戸からなり高速の戸9及び低速の戸10によって
構成されている。11は高速の戸9の裏面上端寄りに設
けられた係合板で、リンク機構7の回動端側の部材が枢
着されている。14は昇降路1に設けられた乗場で、図
示が省略してあるが前述の図8と同様にかご2の出入口
3に対応する乗場出入口15が形成され、高速の戸及び
低速の戸によって構成されて乗場出入口15を開閉する
乗場引き戸16が配置されている。また、乗場引き戸1
6の高速の戸に乗場係合体17が設けられて、乗場出入
口15にかご2が停止したときに係合板11と係合す
る。
【0015】18はかご2の高速の戸9に設けられて裏
面における高さ方向の中間位置に取付板19を介して装
着された戸閉スイッチである。20は一端が駆動腕6の
回動端寄りに装着されて駆動腕6の回動動作と共に変位
し、引き戸8が全閉位置に移動したときに他端により戸
閉スイッチ18を動作させる作動機構で、次に述べるよ
うに構成される。
【0016】すなわち、駆動腕6の回動端寄りに固定さ
れた枢着具21、一端が枢着具21に枢持されて下垂し
て下端に屈折した状態の押圧部22が形成された連動腕
23、連動腕23の下端寄りに配置されて引き戸8面に
直交する軸を介して枢着されたローラ24、取付板19
に装着されて長手が水平に配置され横断面においてロー
ラ24の転動を案内する溝状空所25を形成する案内レ
ール26及び駆動腕6の回動先端に設けられて連動腕2
3を押圧する押圧片27により形成されている。また、
28は戸閉スイッチ18を制御部(図示しない)に接続
するケーブルである。
【0017】上記のように構成されたエレベーターの戸
閉スイッチ装置において、引き戸8が駆動機構4により
リンク機構7を介して駆動されて水平方向に移動してか
ご2の出入口3を開閉する。また、引き戸8の開閉動作
が係合板11と乗場係合体17の係合により乗場引き戸
16に伝動されて、引き戸8及び乗場引き戸16が一緒
に開閉される。
【0018】また、戸閉スイッチ18が高速の戸9、す
なわち引き戸8に設けられて裏面における高さ方向の中
間位置に配置される。そして、図1に示す引き戸8が出
入口3を全閉したときに、作動機構20の押圧部22に
よって戸閉スイッチ18が押圧されて動作する。これに
よって、引き戸8によるかご2出入口3の閉塞が検出さ
れ、この検出を介してかご2が昇降運転される。
【0019】そして、かご2が所要の乗場14に停止す
ると駆動腕6の戸開回動により連動腕23が押圧片27
によって押圧されて戸開方向へ移動する。この戸開方向
移動と共にローラ24が案内レール26に案内されて戸
開方向へ移動することにより図4に示すようにローラ2
4を中心に連動腕23が空間に対して反時計方向に回動
する。これによって、押圧部22も反時計方向に回動す
るので、押圧部22による戸閉スイッチ18の押圧が解
除されて戸閉スイッチ18が非動作となる。
【0020】すなわち、図4に示すように引き戸8が全
閉してS0の位置にあるときに、駆動腕6の回動端はs
0の位置にあり、押圧部22の前端はS01の位置に配
置されて戸閉スイッチ18が押圧され動作する。そし
て、引き戸8が戸開して初期移動したS1の位置にある
ときに、駆動腕6の回動端はs1の位置に移動し、押圧
部22の前端はS11の位置に移動して戸閉スイッチ1
8の押圧が解除される。なお、駆動腕6の戸閉回動によ
り上記とは逆に動作し、引き戸8が出入口3を全閉した
ときに、押圧部22によって戸閉スイッチ18が押圧さ
れて動作する。
【0021】また、上記のように構成されたエレベータ
ーの戸閉スイッチ装置において、戸閉スイッチ18の保
守点検作業が次に述べるように行われる。すなわち、保
守員がかご2内において、かご2設けられたかご操作盤
(図示しない)を操作してかご2を下降し、乗場係合体
17がかご2の係合板11から外れた位置にかご2を停
止、すなわち図5に示すように乗場14の床面よりも距
離L1下降した位置に停止させる。
【0022】そして、図5に示す状態で乗場引き戸16
のみを開放して保守員が乗場14の床に出て、かご2引
き戸8の正常戸閉位置における戸閉スイッチ13の動作
状態を点検する。この点検作業は戸閉スイッチ18が引
き戸8の高さ方向の中間位置に配置されているので、保
守員が安定した姿勢で容易に正確な点検作業を行うこと
ができる。そして、保守点検作業の終了後は、保守員が
その乗場14の床からかご2に乗り込み戸閉し、かご操
作盤を操作して通常運転に復帰する。
【0023】以上説明したように戸閉スイッチ18が引
き戸8の高さ方向の中間位置に配置される。そして、リ
ンク機構7、すなわち駆動腕6の回動動作と共に変位す
る作動機構20により、引き戸8が全閉位置に移動した
ときに戸閉スイッチ18が動作する。このため、戸閉ス
イッチ18の保守点検作業時に保守員がエレベーターの
機械室に出向いて、かご2、乗場14を共に保守状態に
操作したり、機械室で保守運転したりする煩雑な操作が
不要になる。そして、かご2内での操作により少ない手
数で、容易に戸閉スイッチ18の保守点検作業を行うこ
とができ、保守点検作業能率を向上することができる。
【0024】実施の形態2.図6は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図1相当図である。
なお、図6の他は前述の図1〜図5の実施の形態と同様
にドアー装置、戸閉スイッチ装置等が構成されている。
図において、図1〜図5と同符号は相当部分を示し、2
9は出入口3を開閉する二枚戸中心開きからなる引き戸
で、右側の戸30及び左側の戸31によって構成されて
いる。11は右側の戸30の裏面上端寄りに設けられた
係合板、18は右側の戸30に設けられて裏面における
高さ方向の中間位置に取付板19を介して装着された戸
閉スイッチである。
【0025】上記のように構成されたエレベーターの戸
閉スイッチ装置においても、戸閉スイッチ18が引き戸
29の高さ方向の中間位置に配置される。そして、リン
ク機構7、すなわち駆動腕6の回動動作と共に変位する
作動機構20により、引き戸8が全閉位置に移動したと
きに戸閉スイッチ18が動作する。したがって、詳細な
説明を省略するが図6の実施の形態においても、図1〜
図5の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0026】また、二枚戸中心開きからなる引き戸29
のため開閉行程が比較的に短いので、押圧部22を連動
腕23の長手に対してほぼ直角に設けることができ、押
圧部22の全長を短縮することができて軽小化すること
ができる。なお、32は案内レール26の反戸閉スイッ
チ18側の端部に固定された阻止子で、ローラ24が案
内レール26の反戸閉スイッチ18側の端部から逸脱す
る不具合を防止することができる。
【0027】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、回動動
作する駆動腕を有するリンク機構からなる駆動機構がか
ごに設けられ、この駆動機構によって駆動されてかごの
出入口を開閉する引き戸に対して、この引き戸の裏面に
おける高さ方向の中間位置に装着された戸閉スイッチ
と、一端が駆動腕の回動端寄りに装着されて駆動腕の回
動動作と共に変位し、引き戸が全閉位置に移動したとき
に他端により戸閉スイッチを動作させる作動機構とを設
けたものである。
【0028】これによって、引き戸の高さ方向の中間位
置に配置された戸閉スイッチが、リンク機構の回動動作
と共に変位する作動機構によって、引き戸が全閉位置に
移動したときに動作する。そして、かご内での操作によ
り少ない手数で、容易に戸閉スイッチの保守点検作業を
行うことができる。これにより、戸閉スイッチの保守点
検作業時に保守員がエレベーターの機械室に出向いて、
かご、乗場を共に保守状態移行する操作をしたり、機械
室で保守運転したりする煩雑な操作が不要になる。した
がって、戸閉スイッチの保守点検作業能率を向上する効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、エレベ
ーターのかごの要部正面図。
【図2】 図1のA−A線断面相当図。
【図3】 図2の要部を分解して示す図。
【図4】 図1の駆動腕及び作動機構の移動状況を説明
した図。
【図5】 図1のかごにおいて乗場引き戸を戸開して行
われる戸閉スイッチの保守状況を説明する図で、昇降路
におけるかごの正面図。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す図で、図1相
当図。
【図7】 従来のエレベーターの戸閉スイッチ装置を示
す図で、乗場引き戸を戸開して行われる戸閉スイッチの
保守状況を説明する図であり昇降路におけるかごの正面
図。
【図8】 図7に相当する昇降路を縦断して示す縮小側
面図。
【符号の説明】
2 かご、3 出入口、4 駆動機構、6 駆動腕、7
リンク機構、8 引き戸、18 戸閉スイッチ、20
作動機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動動作する駆動腕を有するリンク機構
    からなる駆動機構がかごに設けられ、この駆動機構によ
    って駆動されて上記かごの出入口を開閉する引き戸、こ
    の引き戸の裏面における高さ方向の中間位置に装着され
    た戸閉スイッチと、一端が上記駆動腕の回動端寄りに装
    着されて上記駆動腕の回動動作と共に変位し、上記引き
    戸が全閉位置に移動したときに他端により上記戸閉スイ
    ッチを動作させる作動機構とを備えたエレベーターの戸
    閉スイッチ装置。
JP7855597A 1997-03-28 1997-03-28 エレベーターの戸閉スイッチ装置 Pending JPH10273277A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7855597A JPH10273277A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 エレベーターの戸閉スイッチ装置

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JP7855597A JPH10273277A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 エレベーターの戸閉スイッチ装置

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