JPH10272030A - 折り畳み式椅子 - Google Patents

折り畳み式椅子

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JPH10272030A
JPH10272030A JP8094297A JP8094297A JPH10272030A JP H10272030 A JPH10272030 A JP H10272030A JP 8094297 A JP8094297 A JP 8094297A JP 8094297 A JP8094297 A JP 8094297A JP H10272030 A JPH10272030 A JP H10272030A
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chair
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JP8094297A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Iwamitsu
恭大 岩満
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Nakamura Seisakusho KK
Original Assignee
Nakamura Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】折り畳んだ際に薄く偏平化できて多数脚を安定
して積み重ね可能であり、多形態に変形して種々の用途
に利用可能な折り畳み式椅子を提供する。 【解決手段】複数の座板材を間隙をおいて配設した座部
と、座部に対して倒伏自在とし、複数の背板材を間隙を
おいて配設した背部と、座部に対して折曲自在とした脚
部材を配設した脚部とを有し、折り畳んだ際に各背板材
が各座板材間の間隙に嵌入し、背板材の側面が座板材の
上面と面一となり、全体が偏平状となるように設ける。
選択的に背部を倒伏させ又は前記脚部材を折曲させるこ
とにより、小椅子、サイドテーブル、座椅子が構成され
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背部、脚部等を折
り畳んで運搬、収納等することができる折り畳み式椅子
に関する。
【0002】
【従来の技術】折り畳み式椅子は、背部、脚部等を折り
畳むことにより、片手で簡単に運搬することができ、
又、複数積み重ねて収納することができるため、学習
用、事務用等として家庭、会社等の屋内で使用される
他、休息用等として庭先、公園等の屋外で使用されるこ
とも多い。そして、従来の折り畳み式椅子は、背部を倒
伏させ、脚部を折曲させ、座部の上下両面に当接させて
折り畳むものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の折
り畳み式椅子は、背部、脚部を座部の上下両面に当接さ
せて折り畳むものであったから、折り畳んだ際に、厚さ
方向に嵩張り、上下面も平坦ではなく、あまり多数積み
重ねることはできず、以外と大きな収納空間を必要とし
たし、積み重ねた状態の安定性も悪く、折り畳んだ椅子
が簡単に崩れ落ちたりもした。又、従来の折り畳み式椅
子は、運搬及び収納の便宜のみを考慮したものであった
から、使用に際しては、背部を上げ、脚部を開いて、単
に椅子として一形態で、一機能を果たすに過ぎなかっ
た。
【0004】本発明は、かかる従来の技術の有する問題
点に鑑みて為されたものであり、折り畳んだ際に、従来
品と比較してより薄く偏平化でき、上下面も平坦である
ため、多数積み重ねることができ、積み重ねた状態の安
定性も良く、しかも、使用に際しては、多形態で、多機
能を果たすことができる折り畳み式椅子を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載した折り畳み式椅子は、複
数の座板材を間隙をおいて配設した座部と、座部に対し
て倒伏自在とし、複数の背板材を間隙をおいて配設した
背部と、座部に対して折曲自在とした脚部材を配設した
脚部とを有し、折り畳んだ際に、各背板材が各座板材間
の間隙に嵌入し、背板材の側面が座板材の上面と面一と
なり、全体が偏平状となることを特徴とするものであ
る。
【0006】ここで、選択的に前記背部を倒伏させ又は
前記脚部材を折曲させることにより、小椅子、サイドテ
ーブル、座椅子を構成することができるのが好ましい。
【0007】又、本発明の請求項3に記載した折り畳み
式椅子は、複数の座板材を間隙をおいて配設した座部
と、座部に対して倒伏自在とし、複数の背板材を間隙を
おいて配設した背部と、座部に対して折曲自在とした脚
部材を配設した脚部とを有する本体部と、枠部に対して
折曲自在とした脚部材を配設した脚部を有する足置部と
よりなり、本体部を折り畳んだ際に、各背板材が各座板
材間の間隙に嵌入し、背板材の側面が座板材の上面と面
一となり、本体部全体が偏平状となり、足置部を折り畳
んだ際に、足置部全体が偏平状となり、前記偏平状態と
なった本体部の空間内に足置部を収納することができる
ことを特徴とするものである。
【0008】ここで、選択的に前記背部を倒伏させ又は
前記脚部材を折曲させることにより、安楽椅子又は座椅
子を構成することができるのが好ましい。又、前記足置
部を前記本体部から離脱させ、足置部の脚部材を伸直又
は折曲させることにより、サイドテーブル又は物置台を
構成することができるのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の折り畳み式椅子の好適な
実施例について、以下図面を参照して詳細に説明する。
図1は折り畳み式小椅子の分解斜視図、図2は小椅子と
した状態の(A)は正面図、(B)は側面図、図3は折
り畳んだ状態の(A)は斜視図、(B)は側面図、図4
はサイドテーブルとした状態の(A)は斜視図、(B)
は側面図、図5は座椅子とした状態の(A)は斜視図、
(B)は側面図であり、折り畳み式小椅子1は、座部
2、脚部3、背部4よりなる。
【0010】座部2は、適宜間隔をおいて並行状に配設
した横桟材22,22の前端面間に前桟材23を架設
し、後部内側面間に後桟材24を架設して構成した枠体
21と、前記前後桟材23,24間に架設し、その厚さ
に略相当する間隙をおいて並行状に配設した複数の座板
材25,25,・・・とより構成してある。
【0011】横桟材22,22は、適宜間隔をおいて並
行状に配設してあり、その前端部に挿通孔22aを、前
後方向には円弧状の案内溝22bを穿設してある。前桟
材23は、横桟材22,22の前端面間に架設してあ
り、座板材25の厚さに略相当する長さだけ横桟材2
2,22の外側面より突出させてある。その上部には座
板材25の厚さに略相当する幅を有する凹部23aと凸
部23bを複数列設し、凹部23aの底面は横桟材22
の上面と面一となるようにしてある。後桟材24は、横
桟材22,22の後部内側面間に架設してあり、その上
面は横桟材22の上面と面一となるようにしてある。
【0012】座板材25は、前記凹部23aの幅に略相
当する厚さ、凹部23aの底面から凸部23bの上面ま
での高さの略2倍に相当する高さ、横桟材22よりも若
干長い長さを有し、前端上部を切欠し、後端部に挿通孔
25aを穿設してある。座板材25は、各前端部を前桟
材23よりも若干前方に突出させて凹部23aに嵌入
し、両側から1つ内側の座板材25,25の下面を横桟
材22,22の上面に、さらに内側の座板材25,2
5,・・・の後端部下面を後桟材24の上面に当接さ
せ、枠体21上に並行状に配設し、固着してある。
【0013】脚部3は、適宜長さの一対の脚部材31,
32を座部2の両側に、脚部材31を外側、脚部材32
を内側にX字状に交差させて配置し、脚部材31,32
の略中央部に穿設した挿通孔31a,32aに連結軸3
3を挿通し、互いに回動自在とすると共に、脚部材3
1,32の下端部同士を連結杆34,35で連結してあ
る。
【0014】両脚部材31,32は、共に上記座板材2
5の厚さに略相当する厚さを有し、脚部材31は、交差
部より下部を緩やかにく字状に屈曲させてある。そし
て、脚部材31の上端部に穿設した挿通孔31b及び前
記横桟材22の挿通孔22aに回動軸33を挿通し、回
動自在としてある。脚部材32は、脚部材31よりも短
く、かつ直線状に形成してあり、図2に示すように、そ
の上端から挿通孔32aまでの長さ(D2 )が、前記回
動軸36の周面から脚部材31の挿通孔31aまでの長
さ(D1 )よりも短くなるよう設定してある。そして、
脚部材32の上端部に穿設した挿通孔32b及び横桟材
22の案内溝22bに回動軸37を挿通し、回動自在と
してある。
【0015】背部4は、笠木41の下端面に、その厚さ
に略相当する間隙をおいて並行状に配設した複数の背板
材42,42,・・・の上端面を固着してなる。
【0016】笠木41は、その略中央部に手指を挿入で
きる把持孔41aを形成してある。背板材42は、前記
座板材25の厚さに略相当する厚さを有し、下端部を座
板材25と略同一幅、上端部に向かって漸次幅狭とし、
上端部を座板材25の幅より凹部23aの底面から凸部
23bの上面までの高さを減算した幅としてある。背板
材42の下端部には挿通孔42aを穿設してあり、この
挿通孔42a及び前記座板材25の挿通孔25aに回動
軸43を挿通し、回動自在としてある。そして、両側の
背板材42,42は、その他の背板材42,42,・・
・より短くし、その下端部を円弧状とし、その下端が横
桟材22,22の上面に当接するようにしてあり、その
他の背板材42,42,・・・の下端部は後桟材24の
後面に当接するようにしてある。
【0017】折り畳み式小椅子1は、以上のような構成
であり、脚部材32を両脚部材31,32の開拡角度が
狭まる方向に回動すれば、回動軸37が横桟材22の案
内溝22bに沿って前側に移動して脚部材32の上端部
が脚部材31の上端部に近寄る。さらに脚部材31を両
側の座板材25の下面に当接させれば、脚部材32は脚
部材31の内側に重なり合い、図3に示すように、脚部
材31,32の側面は座板材25の下面と平行となる。
一方、背部4を回動軸43を支点として前下方に回動さ
せれば、各背板材42,42,・・・は各座板材25,
25,・・・間の間隙に嵌入し、各背板材42,42,
・・・の上端部は前桟材23の凸部23bの上面に当接
し、図3に示すように、背板材42の側面は座板材25
の上面と面一となり、折り畳み式小椅子1は脚部材3
1,32の側面、座板材25の上下面及び背板材42の
側面が平行となり、全体が座部2の高さと同一の偏平状
態となる。
【0018】上記と逆の手順で、背部4を回動軸43を
支点として後上方に回動させれば、図2に示すように、
両側以外の背板材42,42,・・・の下端部が後桟材
24の後面に当接して係止し、脚部材31を回動軸33
を支点として下方に回動させ、脚部材32を両脚部材3
1,32の開拡角度が広まる方向に回動すれば、回動軸
37が横桟材22の案内溝22bに沿って後側に移動
し、図2に示すように、両脚部材31,32はX字状に
拡開し、小椅子として使用できる。
【0019】小椅子の状態から背部4を回動軸43を支
点として前下方に回動させれば、各背板材42は各座板
材25間の間隙に嵌入し、各背板材42の上端部は前桟
材23の凸部23bの上面に当接し、背板材42の側面
は座板材25の上面と面一となるから、図4に示すよう
に、背板材42の側面及び座板材25の上面を載置面と
するサイドテーブルとして使用できる。
【0020】又、小椅子の状態から脚部材32を両脚部
材31,32の開拡角度が狭まる方向に回動させ、脚部
材31を両側の座板材25の下面に当接させれば、脚部
材32は脚部材31の内側に重なり合い、脚部材31,
32の側面は座板材25の下面と平行となるから、図5
に示すように、座椅子として使用できる。
【0021】図6及び図7は本発明の他実施例の折り畳
み式椅子を示すものであり、図6は折り畳み式肘掛椅子
の肘掛椅子とした状態の(A)は正面図、(B)は側面
図、図7は折り畳んだ状態の側面図であり、折り畳み式
肘掛椅子101は、座部102、脚部103、背部10
4及び肘掛部105よりなる。
【0022】座部102、脚部103、背部104につ
いては、前記折り畳み式小椅子1と略同様の構成である
が、背部104の両側の背板材142,142の略中間
部を幅広とし、ここに肘掛部105の上端部を係止する
係止ピン143,143を突設してある。
【0023】肘掛部105は、座部102の両側に配設
したへ字状に屈曲した腕部材151,151からなり、
この腕部材151は、下端部を座板材125の厚さと略
同一、中間部を座板材125の厚さの略2倍の厚さと
し、中間部から上端部に向かって漸次肉薄としてある。
腕部材151の下端部には挿通孔151aを穿設してあ
り、腕部材151,151の上端部同士は連結杆152
により連結してある。そして、脚部材131の挿通孔1
31b、横桟材122の挿通孔122a及び腕部材15
1の挿通孔151aに回動軸133を挿通し、回動自在
としてある。
【0024】折り畳み式肘掛椅子101は、以上のよう
な構成であり、脚部材132を両脚部材131,132
の拡開角度が狭まる方向に回動すれば、回動軸137が
横桟材122の案内溝122bに沿って前側に移動して
脚部材132の上端部が脚部材131の上端部に近寄
る。さらに脚部材131を両側の座板材125の下面に
当接させれば、脚部材132は脚部材131の内側に重
なり合い、図7に示すように、脚部材131,132の
側面は座板材125の下面と平行となる。一方、背部1
04を回動軸143を支点として前下方に回動させれ
ば、係止ピン143が腕部材151の側面に沿って前下
方に移動するため、腕部材151は後下方に回動する。
そして、各背板材142,142,・・・は各座板材1
25,125,・・・間の間隙に嵌入し、各背板材14
2,142,・・・の上端部は前桟材123の凸部12
3bの上面に当接し、背板材142の側面は座板材25
の上面と面一となり、腕部材151の中間部から上端部
までの厚肉部が座板材25の上面に当接し、図7に示す
ように、折り畳み式肘掛椅子101は、脚部材131,
132の側面、座板材125の上下面及び腕部材151
の側面が平行となり、全体が座部102の高さに腕部材
151の幅を加算した高さの偏平状態となる。
【0025】上記と逆の手順で、背部104を回動軸1
43を支点として後上方に回動させれば、両側以外の背
板材142,142,・・・の下端部が後桟材124の
後面に当接して係止し、肘掛部105の上端部が両側の
背板材142,142に突設した係止ピン143,14
3に当接して係止し、脚部材131を回動軸133を支
点として下方に回動させ、脚部材132を両脚部材13
1,132の拡開角度が広まる方向に回動すれば、回動
軸137が横桟材122の案内溝122bに沿って後側
に移動し、図6に示すように、両脚部材131,132
はX字状に拡開し、肘掛椅子として使用できる。
【0026】折り畳み式小椅子1と同様に、肘掛椅子の
状態から背部104を回動軸143を支点として前下方
に回動させれば、背板材142の側面及び座板材125
の上面を載置面とするサイドテーブルとして使用でき、
又、肘掛椅子の状態から脚部材132を両脚部材13
1,132の開拡角度が狭まる方向に回動させ、脚部材
131を両側の座板材125の下面に当接させれば、肘
掛座椅子として使用できる。
【0027】図8〜図13は本発明の他実施例の折り畳
み式椅子を示すものであり、図8は折り畳み式安楽椅子
の安楽椅子とした状態の(A)は正面図、(B)は側面
図、(C)は平面図であり、図9は足置部を接続した状
態の(A)は斜視図、(B)は側面図であり、図10は
折り畳んだ状態の(A)は斜視図、(B)は側面図であ
り、図11は足置部を離脱した状態の斜視図、図12は
本体部を肘掛椅子とし、足置部をサイドテーブルとした
状態の斜視図、図13は本体部を肘掛座椅子とし、足置
部を物置台とした状態の斜視図であり、折り畳み式安楽
椅子201は、本体部211及び足置部206よりな
り、本体部211は座部202、脚部203、背部20
4及び肘掛部205よりなる。
【0028】座部202は、適宜間隔をおいて並行状に
配設した側板材222,222の前端部内側面間に前桟
材223を架設し、中間部内側面間に後桟材224を架
設し、前後桟材223,224間にその厚さに略相当す
る間隙をおいて複数の座板材225,225,・・・を
並行状に配設したものである。側板材222,222
は、脚部材を兼ねるものであって、適宜間隔をおいて並
行状に配設してあり、その下部を緩やかにく字状に屈曲
させ、その前端部及び中間部に挿通孔222a,222
bを穿設してあり、その後端部同士は連結杆226で連
結してある。前桟材223は、折り畳み式小椅子1と略
同様な構成であるが、側板材222の下端面より下方に
突出させてある。座板材225は、折り畳み式小椅子1
と略同様な構成である。
【0029】脚部203は、適宜長さの一対の脚部材2
31,231を座部202の両側に、側板材222の内
側面に当接させて配設したものである。脚部材231
は、前記座板材225の厚さと略同一の厚さを有し、か
つ直線状に形成してあり、脚部材231の上端部に挿通
孔231aを穿設し、この挿通孔231a及び前記側板
材222の挿通孔222aに連結軸232を挿通し、回
動自在とすると共に、脚部材231,231の下部同士
を連結杆233で連結してある。
【0030】背部204は、笠木241の下端面に、そ
の厚さに略相当する間隙をおいて並行状に配設した複数
の背板材242,242,・・・の上端面を固着したも
のである。背板材242の下端部には挿通孔242aを
穿設してあり、この挿通孔242a、前記座板材225
の挿通孔225a、及び側板材222の挿通孔222b
に回動軸243を挿通し、回動自在とすると共に、両側
の背板材242,242の中間部には係止ピン244,
244を突設してある。
【0031】肘掛部205は、座部202の両側に配設
したへ字状に屈曲した腕部材251,251からなり、
この腕部材251は、下端部を座板材225の厚さと略
同一、中間部から上端部までを座板材125の厚さの略
2倍の厚さとしてある。腕部材251の下端部には挿通
孔251aを穿設し、上端部には所定間隔で前記係止ピ
ン244が嵌入する係止溝252,252,・・・を形
成してあり、下端部及び上端部同士を連結杆253,2
54で連結してある。そして、側板材222の挿通孔2
22a及び腕部材251の挿通孔251aに回動軸25
5を挿通し、回動自在としてある。
【0032】足置部206は、枠部207と脚部208
とよりなる。枠部207は、横桟材271,271の前
後端部内側面間に縦桟材272,272を架設し、縦桟
材272,272の内側面間にその厚さに略相当する間
隙をおいて並行状に複数の足板材272,272,・・
・を配設し、横桟材271の前後部には挿通孔271a
を穿設してある。脚部208は、脚部材281とこの内
側に配設した脚部材282とからなり、脚部材281,
282の上端部には挿通孔281a,282aを穿設
し、下端部には段差部281b,282bを形成し、脚
部材281,282同士の上部間を連結杆283,28
4で連結してある。そして、枠部207の挿通孔271
a及び脚部材281,282の挿通孔281a,282
aに回動軸285,286を挿通し、回動自在としてあ
る。
【0033】折り畳み式安楽椅子201は、以上のよう
な構成であり、本体部211に関しては、脚部材231
を上後方に回動させれば、脚部材231は両側の座板材
225の下面に当接し、図10に示すように、脚部材2
31の側面は側板材222の下面と平行となる。一方、
腕部材251を一旦上方に回動させ、背部204を前下
方に回動させれば、各背板材242,242,・・・は
各座板材225,225,・・・間の間隙に嵌入し、各
背板材242,242,・・・の上端部は前桟材223
の凸部223bの上面に当接し、背板材242の側面は
座板材225の上面と面一となり、腕部材251の中間
部から上端部までの厚肉部が座板材225の上面に当接
し、図10に示すように、折り畳み式安楽椅子201
は、脚部材231の側面、座板材225の上下面、側板
材222の上下面、背板材242の側面及び腕部材25
1の側面が平行となり、全体が座部202の高さに腕部
材251の幅等を加算した高さの偏平状態となる。
【0034】足置部206に関しては、脚部材281,
282を内側上方に回動させれば、脚部材281,28
2が重なり合い、脚部材281,282の側面と横桟材
271の上下面が平行となり、全体が横桟材271と同
一高さの偏平状態となる。そして、偏平状態となった足
置部206を前記偏平状態となった本体部211の後下
部空間内に収納すれば、全体が座部202の高さに腕部
材251の幅等を加算した高さの偏平状態となる。
【0035】上記と逆の手順で、偏平状態となった足置
部206を偏平状態となった本体部211の後下部から
脱出させ、脚部材281,282を外側下方に回動させ
れば、足置部206を拡開状態とすることができる。一
方、腕部材251を一旦上方に回動させ、背部204を
後上方に回動させ、両側の背板材242の係止ピン24
4を腕部材251の何れかの係止溝252に嵌入させ、
脚部材231を下前方に回動させれば、脚部材231の
側面が前桟材223の下端部に当接し、本体部211を
拡開状態とすることができる。そして、脚部材282の
段差部282bを脚部材231の連結杆233に載置す
れば、図9に示すように、足置部206を接続した安楽
椅子として使用できる。ここで、両側の背板材242の
係止ピン244を腕部材251のどの係止溝252に嵌
入させるかによって、背部204の傾斜角度を適宜変更
することができ、それに対応して腕部材251の傾斜角
度も自動的に変化するから、極めて便利である。
【0036】安楽椅子とした状態から足置部206を離
脱し、脚部材282を内側上方に回動させて閉脚し、拡
開状態となった本体部211の下方に配置させれば、図
11に示すように、足置部206を離脱した安楽椅子と
して使用できる。又、離脱した足置部206を近傍に配
置すれば、図12に示すように、サイドテーブルとして
使用できる。さらに、脚部材231を上後方に回動させ
れば、脚部材231は両側の座板材225の下面に当接
し、図13に示すように、脚部材231の側面は側板材
222の下面と平行となるから、肘掛座椅子として使用
でき、脚部材281,282を内側上方に回動させて閉
脚し、足置部206を偏平状態とすれば、図13に示す
ように、近傍に配置して物置台として使用できる。
【0037】
【発明の効果】本発明の折り畳み式椅子は、折り畳んだ
際に、各背板材が各座板材間の間隙に嵌入し、全体が偏
平状となるから、多数積み重ねることができ、積み重ね
た状態の安定性も良い。又、選択的に背部を倒伏させ又
は脚部材を折曲させることにより、小椅子、サイドテー
ブル、座椅子を構成することができるから、多形態で、
多機能を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の折り畳み式小椅子の分解斜
視図である。
【図2】図1の折り畳み式小椅子を小椅子とした状態の
(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図3】図1の折り畳み式小椅子を折り畳んだ状態の
(A)は斜視図、(B)は側面図である。
【図4】図1の折り畳み式小椅子をサイドテーブルとし
た状態の(A)は斜視図、(B)は側面図である。
【図5】図1の折り畳み式小椅子を座椅子とした状態の
(A)は斜視図、(B)は側面図である。
【図6】本発明の他実施例の折り畳み式肘掛椅子を肘掛
椅子とした状態の(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
【図7】図6の折り畳み式肘掛椅子を折り畳んだ状態の
側面図である。
【図8】本発明の他実施例の折り畳み式安楽椅子を安楽
椅子とした状態の(A)は正面図、(B)は側面図、
(C)は平面図である。
【図9】図8の折り畳み式安楽椅子の本体部に足置部を
接続した状態の(A)は斜視図、(B)は側面図であ
る。
【図10】図8の折り畳み式安楽椅子を折り畳んだ状態の
(A)は斜視図、(B)は側面図である。
【図11】図8の折り畳み式安楽椅子の本体部から足置部
を離脱した状態の斜視図である。
【図12】図8の折り畳み式安楽椅子の本体部を肘掛椅子
とし、足置部をサイドテーブルとした状態の斜視図であ
る。
【図13】図8の折り畳み式安楽椅子の本体部を肘掛座椅
子とし、足置部を物置台とした状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 折り畳み式小椅子 2 座部 3 脚部 4 背部 25 座板材 31 脚部材 32 脚部材 42 背板材 201 折り畳み式安楽椅子 202 座部 203 脚部 204 背部 206 足置部 207 枠部 208 脚部 211 本体部 225 座板材 231 脚部材 242 背板材 281 脚部材 282 脚部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の座板材を間隙をおいて配設した座
    部と、座部に対して倒伏自在とし、複数の背板材を間隙
    をおいて配設した背部と、座部に対して折曲自在とした
    脚部材を配設した脚部とを有し、折り畳んだ際に、各背
    板材が各座板材間の間隙に嵌入し、背板材の側面が座板
    材の上面と面一となり、全体が偏平状となることを特徴
    とする折り畳み式椅子。
  2. 【請求項2】 選択的に前記背部を倒伏させ又は前記脚
    部材を折曲させることにより、小椅子、サイドテーブ
    ル、座椅子を構成することができることを特徴とする請
    求項1に記載の折り畳み式椅子。
  3. 【請求項3】 複数の座板材を間隙をおいて配設した座
    部と、座部に対して倒伏自在とし、複数の背板材を間隙
    をおいて配設した背部と、座部に対して折曲自在とした
    脚部材を配設した脚部とを有する本体部と、枠部に対し
    て折曲自在とした脚部材を配設した脚部を有する足置部
    とよりなり、本体部を折り畳んだ際に、各背板材が各座
    板材間の間隙に嵌入し、背板材の側面が座板材の上面と
    面一となり、本体部全体が偏平状となり、足置部を折り
    畳んだ際に、足置部全体が偏平状となり、前記偏平状態
    となった本体部の空間内に足置部を収納することができ
    ることを特徴とする折り畳み式椅子。
  4. 【請求項4】 選択的に前記背部を倒伏させ又は前記脚
    部材を折曲させることにより、安楽椅子又は座椅子を構
    成することができることを特徴とする請求項3に記載の
    折り畳み式椅子。
  5. 【請求項5】 前記足置部を前記本体部から離脱させ、
    足置部の脚部材を伸直又は折曲させることにより、サイ
    ドテーブル又は物置台を構成することができることを特
    徴とする請求項3又は4に記載の折り畳み式椅子。
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