JPH10269032A - 記憶装置アレイシステム及び記憶装置アレイ - Google Patents

記憶装置アレイシステム及び記憶装置アレイ

Info

Publication number
JPH10269032A
JPH10269032A JP9077681A JP7768197A JPH10269032A JP H10269032 A JPH10269032 A JP H10269032A JP 9077681 A JP9077681 A JP 9077681A JP 7768197 A JP7768197 A JP 7768197A JP H10269032 A JPH10269032 A JP H10269032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
read
error occurrence
occurrence rate
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9077681A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Hirono
和久 広野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd, Xing Inc filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP9077681A priority Critical patent/JPH10269032A/ja
Publication of JPH10269032A publication Critical patent/JPH10269032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レベル3のRAIDに代表されるような、冗
長データを含めた全ての記憶装置にリードアクセスする
記憶装置アレイにおいて、同時期に複数台の記憶装置が
故障することを防止する。 【解決手段】 コンピュータ50のRAM53には、デ
ィスクアレイ10のA〜Dの4台のディスク装置21〜
24の記憶領域のエラー発生率をクラスタ単位で記憶し
ておく。そして、外部からデータ読出要求があった場
合、コンピュータ50のCPU51は、RAM53に記
憶されたエラー発生率に基づいて、リードアクセスの対
象と成り得るA〜Dのディスク装置21〜24の4つの
クラスタの中で2番目にエラー発生率の高いクラスタに
対するリードアクセスを実行せず、残りの3つのクラス
タに対するリードアクセスを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレイコントロー
ラによって複数台の記憶装置を制御し、メインコンピュ
ータからのアクセスに対しては1台の記憶装置に見せか
けて応答するよう構成された記憶装置アレイのデータ読
出処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速アクセスを可能とし、かつ高
信頼性を保証する記憶装置としてディスクアレイが提案
されてきた。ディスクアレイは、例えばハードディスク
装置等の小型のディスク装置を複数備えることで、大型
ディスク装置に対抗して高速アクセスを可能にする方式
として体系化されている。この体系化された方式はRA
ID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks )と呼
ばれ、レベル1からレベル5までが基本的な構成として
考えられている。ここでは、本発明に関係するレベル3
のRAIDについて説明する。
【0003】レベル3のRAIDでは、1台のパリティ
用ディスク装置と2台以上のデータ用ディスク装置から
なる複数台のディスク装置を並行にアクセスできるよう
になっている。そして、メインコンピュータからの要求
によってデータを記憶するときには、そのデータを1バ
イト単位に分割し、データ用ディスク装置のそれぞれに
分散して記憶すると共に、それらの分割データの排他的
論理和であるパリティデータを計算してパリティ用ディ
スク装置に記憶する。つまり、データは、並行してアク
セスできる複数台のディスク装置のそれぞれに分散して
記憶されることになる。
【0004】このように、本来1台のディスク装置に書
き込まれるはずのデータが複数台のディスク装置に分散
して書き込まれるため、トータルで考えた場合、1台の
ディスク装置に対する読み書きの頻度や読み出すデータ
量が低減されるため、全体として見れば処理速度の向上
が図られるのである。
【0005】また、複数台のディスク装置のうちの1台
をパリティ用ディスク装置としてパリティデータを記憶
するため、1台のディスク装置からのデータが読み出せ
ない場合であっても、残りのディスク装置からのデータ
に基づいて、その1台のディスク装置から読み出される
はずのデータを生成することができる。その結果、デー
タ読出処理で1台のディスク装置にリードエラーが発生
した場合にも読出対象のデータを生成することができる
し、1台のディスク装置が故障し、そのディスク装置か
らのデータが全く読み出せなくなってしまった場合であ
っても、このディスク装置を新しい別のディスク装置と
交換し、その後、残りのディスク装置のデータを利用す
ることによって、故障したディスク装置に記憶されてい
たデータを交換した新たなディスク装置に復旧する(以
下「リビルド処理」という。)ことができる。これによ
って、信頼性の向上が図られるのである。
【0006】ところで、一般的に、上述したリードエラ
ーやディスク装置の故障は、ディスク装置へのアクセス
回数の増加と共に発生しやすくなる。つまり、ディスク
装置へのアクセス回数が多くなると、ディスクやヘッド
の摩耗といったディスク装置の劣化が激しくなり、その
結果、リードエラーが多発したり、全くリードアクセス
できないといったディスク装置の故障が起きるのであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】エラー訂正機能を利用
すれば、上述したように、RAID3では、(n−1)
台のディスク装置からのデータが正常に読み出せれば、
読出対象のデータを生成することができるにもかかわら
ず、従来は、メインコンピュータからのデータの読み出
し要求があると、パリティ用ディスク装置を含めたn台
の全てのディスク装置に対するリードアクセスを実行す
る。その理由は、(n−1)台のディスク装置へのリー
ドアクセスを実行し、リードエラーが発生した場合に
は、メインコンピュータからの読出要求に対するレスポ
ンスを低下させてしまうからである。つまり、ディスク
装置にリードエラーが発生する場合、リトライリード処
理を実行した後、リトライオーバーとなってリードエラ
ーとなることが多い。このため、リードエラーが発生す
るディスク装置は、正常終了するディスク装置よりも、
動作終了までの時間が余分にかかることが多い。従っ
て、リードエラーの発生が検出されてから、残った1台
のディスク装置に対するリードアクセスを実行した場合
には、結果的にエラー訂正してデータ修復ができたとし
ても、ディスクアレイ全体の動作スピードに影響を与え
ることになってしまうのである。
【0008】このように、RAID3では、上述のよう
にリードエラーが発生することを前提としてn台の全て
の記憶装置に対するリードアクセスを実行するために、
各ディスク装置へのアクセス回数にはほとんど差ができ
なかった。このため、各ディスク装置は同様に劣化して
いくことになり、複数台のディスク装置が同時期に故障
する可能性が高くなる。このように、複数台のディスク
装置が同時期に故障した場合、パリティデータを用いて
も上述のリビルト処理は不可能となってしまい、その結
果、ディスクアレイ全体のデータが読み出せなくなり大
変な損失を被ることになる。
【0009】本発明は、例えばn台の記憶装置の中のn
−1台というような所定台数の記憶装置からのデータに
基づき読出対象のデータを生成可能な記憶装置アレイを
工夫したものであり、エラーの発生に基づき記憶装置へ
のアクセスに起因する劣化を考慮することによって、同
時に複数台の記憶装置が故障することを防止することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の記憶装置ア
レイシステムは、アレイコントローラによって複数台の
記憶装置を並行してアクセス可能であり、当該複数台の
記憶装置にデータを分散させて記憶し、当該複数台の記
憶装置のうちの少なくとも1台の記憶装置には冗長デー
タを記憶することによって、メインコンピュータからの
指示によりデータ読出処理を行う際には、複数台の記憶
装置のうちの所定数台の記憶装置からのデータに基づき
読出対象のデータを生成可能な記憶装置アレイと、メイ
ンコンピュータとを備える記憶装置アレイシステムにお
いて、各記憶装置の全記憶領域に対し、リードアクセス
単位となる部分記憶領域を少なくとも1つは包含する記
憶領域を記憶単位として、リードアクセス時のエラー発
生率を記憶する記憶手段と、データ読出処理の際、記憶
手段に記憶されたエラー発生率に基づいて、複数台の各
記憶装置の記憶領域中のリードアクセスの対象と成り得
る記憶領域のエラー発生率を互いに比較する比較手段
と、比較手段による比較結果に基づき、リードアクセス
の対象と成る得る記憶領域の中で、相対的にエラー発生
率の最も高い記憶領域及び相対的にエラー発生率の低い
(所定数−1)の記憶領域へのリードアクセスを実行す
るアクセス手段とを備えることを特徴としている。
【0011】本発明の記憶装置アレイでは、アレイコン
トローラによって複数台の記憶装置を並行してアクセス
可能である。なお、n(nは2以上の自然数。以下、同
じ。)台の記憶装置が並行してアクセス可能である場
合、並行してアクセス可能なn系統に1台ずつの記憶装
置が属し、n台の記憶装置が並行してアクセス可能とな
っていることも考えられるし、並行してアクセス可能な
n系統に2台以上の記憶装置が属し、その各系統から1
台ずつを選択したn台の記憶装置が並行してアクセス可
能となっていることも考えられる。
【0012】アレイコントローラによって、データは複
数台の記憶装置のそれぞれに記憶され、その複数台の記
憶装置のうちの少なくとも1台の記憶装置にはパリティ
データ等の冗長データが記憶される。冗長データを利用
することによって、メインコンピュータからの指示によ
るデータ読出処理では、複数台の記憶装置のうちの所定
数台の記憶装置からのデータに基づき読み出し対象のデ
ータを生成することが可能である。例えばパリティデー
タが冗長データとして用いられる場合、所定数は(n−
1)となり、(n−1)台の記憶装置からのデータに基
づき読出対象のデータを生成可能である。
【0013】そして、本発明の記憶装置アレイでは、記
憶手段が各記憶装置の全記憶領域に対して、リードアク
セス単位となる部分記憶領域を少なくとも1つは包含す
るような記憶領域をエラー発生率の記憶単位として、リ
ードアクセス時のエラー発生率を記憶する。
【0014】例えば、図8に示すように、記憶装置Aの
記憶領域のリードアクセス単位となる記憶領域が、A−
1,A−2,A−3,A−4,A−5,A−6である場
合、で示すように記憶装置Aの記憶領域全体に対して
エラー発生率を記録してもよいし、に示すようにA−
1及びA−2、A−3及びA−4、A−5及びA−6と
いう3つの記憶領域毎にエラー発生率を記憶してもよい
し、あるいはに示すようにアクセス単位となるA−1
〜6のそれぞれの記憶領域毎にエラー発生率を記憶して
もよい。これによって、リードアクセスの対象の記憶領
域がどこであっても、その対象となる記憶領域のエラー
発生率を参照することができる。
【0015】このとき、メインコンピュータからのデー
タ読出指示があった場合、比較手段が記憶手段に記憶さ
れているエラー発生率に基づいて、複数台の各記憶装置
のリードアクセスの対象と成り得る記憶領域のエラー発
生率を互いに比較する。この比較結果に基づいて、アク
セス手段は比較した記憶領域の中でエラー発生率の最も
高い記憶領域及び相対的にエラー発生率の低い(所定数
−1)の記憶領域に対するリードアクセスを実行する。
つまり、アクセス手段は、リードアクセスの対象と成り
得る記憶領域の中で、エラー発生率の高い方から2番目
以降のいくつかの記憶領域へのリードアクセスを実行せ
ずに、全体で所定数の記憶領域のみに対するリードアク
セスを実行する。例えば、リードアクセスの対象と成り
得る記憶領域の数がnであった場合、所定数が(n−
1)であればエラー発生率の2番目に高い記憶領域への
リードアクセスを実行しないし、所定数が(n−2)で
あればエラー発生率の2番目、3番目に高い記憶領域へ
のリードアクセスを実行しないことになる。
【0016】ここで、上述のようなリードアクセスによ
って、複数台の記憶装置が同時に故障することを防止で
きることを、図9を用いて説明する。本発明は、マクロ
的に見た場合にはアクセス回数が増加するとアクセスさ
れた記憶領域におけるエラー発生率及びその記憶領域を
持つ記憶装置の故障可能性が共に増加するという事実に
基づくものである。図9は、アクセス回数の増加に対応
してアクセス対象の記憶領域のエラー発生率及びその記
憶領域を持つ記憶装置の故障の可能性が増加していく様
子をグラフ化したものである。
【0017】図9中の記号A,B,C,Dはリードアク
セスの対象と成り得る4つの記憶領域を示すものとす
る。これらA〜Dの4つの記憶領域は、異なる4台の記
憶装置の記憶領域のリードアクセス単位となる部分記憶
領域である。また、A〜Dの記憶領域に対応するエラー
発生率、故障の可能性を同じ記号を用いてa,b,c,
dで示している。なお、ここでは所定数を3とする。つ
まり、この場合はA〜Dの4つの記憶領域の中の3つの
記憶領域からのデータに基づいて読出対象のデータを生
成できる。
【0018】このとき、図9(a)に示したエラー発生
率に基づけば、データ読出処理では、エラー発生率を比
較して2番目にエラー発生率の高いB記憶領域にはリー
ドアクセスを行わない。つまり、A,C,Dの3つの記
憶領域、すなわちこれら3つの記憶領域を持つ3台の記
憶装置がリードアクセスの対象となるのである。これに
よって、A,C,Dの記憶領域へのアクセス回数が増加
する。従って、C記憶領域及びD記憶領域へのアクセス
回数はB記憶領域へのアクセス回数に近づいていくこと
になり、A記憶領域へのアクセス回数はB記憶領域への
アクセス回数から離れて大きくなっていく。さらに、デ
ータ読出処理が繰り返されると、図9(b)に示すよう
に、C記憶領域へのアクセス回数がB記憶領域へのアク
セス回数を上回る。この時、エラー発生率cがエラー発
生率bを上回ることになり、エラー発生率が更新される
と、C記憶領域を除いたA,B,Dの3つの記憶領域が
リードアクセスの対象となる。
【0019】つまり、エラー発生率に基づき2番目にエ
ラー発生率の高い記憶領域を除くよう他の3つの記憶領
域に対するリードアクセスを実行すれば、エラー発生率
が2番目、3番目、4番目のB〜Dの記憶領域は順番が
入れ替わることも考えられるが、A記憶領域のエラー発
生率aは常に最大となるため、A記憶領域は常にリード
アクセスの対象となることがわかる。従って、B,C,
Dの3つの記憶領域へのアクセス回数とA記憶領域のア
クセス回数に差を付けることができる。その結果、図9
から分かるように、アクセス回数の差が広がれば故障の
可能性にも差が付く。つまり、A記憶領域を持つ記憶装
置が故障する可能性が、他の3つの記憶領域を持つ記憶
装置が故障する可能性に比べて高くなることが分かる。
従って、複数台の記憶装置が同時期に故障することを防
止できる。
【0020】ところで、アクセス回数が増加すればエラ
ー発生率も増加することを考えれば、エラー発生率は更
新することが望ましい。また、更新タイミングはなるべ
く短い方がよい。なぜなら、例えば上述の図9(b)に
示したようにC記憶領域のアクセス回数がB記憶領域の
アクセス回数を上回った場合に、実際にはエラー発生率
がBとCの間で逆転していたとしても、エラー発生率の
更新が遅れるとエラー発生率が2番目に高い記憶領域を
B記憶領域として、A,C,Dの記憶領域をリードアク
セスの対象とする。このため、図9(b)に示したA記
憶領域とC記憶領域とのアクセス回数の差が広がらない
からである。
【0021】そこで、請求項2に示す構成を採用するこ
とが考えられる。すなわち、その構成は、アクセス手段
によるリードアクセスの実行結果に基づき、リードアク
セスを実行した記憶領域のエラー発生率を新たに算出し
て記憶手段に記憶するエラー発生率算出更新手段を備え
ることを特徴とするものである。
【0022】この場合は、上述したアクセス手段による
リードアクセスが実行された直後に、新たなエラー発生
率を算出して記憶手段に記憶されているエラー発生率を
更新する。これによって、エラー発生率はリアルタイム
に更新されることになり、最新のエラー発生率に基づい
て記憶装置をアクセスすることが可能になる。その結
果、例えば図9(b)に示すようにエラー発生率cが2
番目に高くなった場合、A,B,Dの3つの記憶領域が
リードアクセスされることになり、A記憶領域とC記憶
領域とのアクセス回数の差を広げることができる。従っ
て、複数台の記憶装置が同時期に故障することをより確
実に防止することができる。
【0023】なお、記憶装置の記憶領域全体の中の一部
分の記憶領域が集中してアクセスされることによって、
その記憶領域へのアクセスが不可能となることで記憶装
置が故障することも考えられる。このように記憶装置の
記憶領域全体の中で部分的に劣化の度合が異なる可能性
を考えると、請求項3に示すように、エラー発生率は、
リードアクセス単位となる部分記憶領域を記憶単位とし
て記憶するとよい。これによって、記憶装置の記憶領域
中の劣化の度合を考慮したリードアクセスが可能とな
る。
【0024】ところで、上述した各手段、すなわち記憶
手段、比較手段、アクセス手段及びエラー率算出更新手
段は、メインコンピュータが備えていてもよいし、記憶
装置アレイが備えていてもよいし、あるいは、一部の手
段をメインコンピュータが備え、それ以外の手段を記憶
装置アレイが備えていてもよい。例えば、上述の記憶装
置アレイシステムがネットワーク上のファイルサーバに
適用される場合等は、メインコンピュータが記憶装置ア
レイの主な制御を行うことが考えられる。このようなシ
ステムでは、上述の各手段をメインコンピュータが備
え、メインコンピュータの備える高速なCPUで制御す
ることで読み出し速度の向上を図ることが考えられる。
【0025】一方、記憶装置アレイが上述の各手段を備
えているシステムによれば、メインコンピュータは従来
通りの構成のものを利用することができる。つまり、記
憶装置アレイ自体が上述のような効果を単独で発揮する
ことができるため、メインコンピュータには何等新しい
構成を追加する必要がない。
【0026】記憶装置アレイが請求項1で説明した3つ
の手段、すなわち記憶手段、比較手段及びアクセス手段
を備えているシステムを考えた場合には、メインコンピ
ュータを構成要件としない記憶装置アレイの発明として
捉えることもできる。すなわち、請求項4に示すよう
に、アレイコントローラによって複数台の記憶装置を並
行してアクセス可能であり、当該複数台の記憶装置にデ
ータを分散させて記憶し、当該複数台の記憶装置のうち
の少なくとも1台の記憶装置には冗長データを記憶する
ことによって、メインコンピュータからの指示によりデ
ータ読出処理を行う際には、複数台の記憶装置のうちの
所定数台の記憶装置からのデータに基づき読出対象のデ
ータを生成可能な記憶装置アレイにおいて、各記憶装置
の全記憶領域に対し、リードアクセス単位となる部分記
憶領域を少なくとも1つは包含する記憶領域を記憶単位
として、リードアクセス時のエラー発生率を記憶する記
憶手段と、データ読出処理の際、記憶手段に記憶された
エラー発生率に基づいて、複数台の各記憶装置の記憶領
域中のリードアクセスの対象と成り得る記憶領域のエラ
ー発生率を互いに比較する比較手段と、比較手段による
比較結果に基づき、リードアクセスの対象と成る得る記
憶領域の中で相対的にエラー発生率の最も高い記憶領域
及び相対的にエラー発生率の低い(所定数−1)の記憶
領域へのリードアクセスを実行するアクセス手段とを備
えることを特徴とする記憶装置アレイである。
【0027】これら3つの手段についての作用・効果
は、記憶装置アレイシステムについての説明として上述
した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
なお、上述の記憶装置アレイにおいては、さらに、請求
項2で説明したエラー率算出更新手段を加えたり、請求
項3で説明したのと同様にエラー発生率を記憶したりす
ることも当然可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の記憶
装置アレイシステムをファイルサーバ1に適用した例で
ある。
【0029】ファイルサーバ1は、ディスクアレイ10
と、メインコンピュータ50とから構成されている。デ
ィスクアレイ10は、並列に動作する4台のディスク装
置21,22,23,24と、それら各ディスク装置2
1〜24を個別に制御可能なディスクアレイコントロー
ラ31と、メインコンピュータ50と接続するためのイ
ンターフェース41とを備えている。このように、並列
に動作するA〜Dの4台のディスク装置21〜24を備
えるディスクアレイ10を系統数4のディスクアレイ1
0という。なお、以下の説明では、4台のディスク装置
21〜24を区別するために、Aディスク装置21、B
ディスク装置22、Cディスク装置23及びDディスク
装置24と記載することにする。また、ディスク装置2
1〜24は、いわゆる物理的なハードディスクドライブ
とそれを制御するコントロールボードとが一体化された
ものである。
【0030】メインコンピュータ50は、制御手段とし
てのCPU51と、「記憶手段」としてのRAM53
と、プログラム記憶手段としてのROM55と、ディス
クアレイ10と接続するためのインターフェース57と
を備えている。ここで、最初に本実施形態のファイルサ
ーバ1の動作の前提となる基本的な機能を説明する。
【0031】本実施形態のファイルサーバ1において
は、メインコンピュータ50から転送されたデータをデ
ィスクアレイコントローラ31が1バイト単位に分割
し、この場合は、Aディスク装置21、Bディスク装置
22、Cディスク装置23の3台の同一セクタ上に順次
書き込むと共に、それらのデータに対応するパリティを
生成してDディスク装置24に書き込むよう構成されて
いる。
【0032】従って、読出対象となるデータは、A〜C
の3台のディスク装置21〜23からのデータを結合す
ることにより生成できる。このとき、A〜Cの3台のデ
ィスク装置21〜23のうちの1台にリードエラーが発
生しても、残りの2台のディスク装置とDディスク装置
24からのパリティデータに基づいて、リードエラーと
なったディスク装置から読み出されるはずのデータを生
成することが可能であり、読出対象となるデータを生成
することができる。ファイルサーバ1のこのような基本
的な機能を考えると、A〜Dのディスク装置21〜24
の中の3台のディスク装置からのデータが正常に読み出
せれば、読出対象のデータを生成することが可能である
ことがわかる。
【0033】次に、図2〜図7に基づいてファイルサー
バ1の動作を説明する。なお、以下の説明中では、A〜
Dのディスク装置21〜24にそれぞれ0〜3の装置番
号を割り振り、A〜Dのディスク装置21〜24に対応
して設けられた変数を装置番号Kを添え字とした1次元
の配列変数で記述する。
【0034】また、A〜Dのディスク装置21〜24の
それぞれの記憶領域は、図8中に示したアクセス単位と
なる部分記憶領域がクラスタとなっており、このクラス
タ単位でリードアクセスが実行されるものとする。そし
て、このクラスタ毎のエラー発生率がメインコンピュー
タ50のRAM53に記憶されているものとする。以
下、クラスタ毎に設けられた変数は装置番号Kとクラス
タ番号Cを添え字とする2次元の配列変数で記述する。
【0035】最初に、図2のフローチャートに基づい
て、データ読出処理を説明する。この処理は、メインコ
ンピュータ50のCPU51によって所定時間毎に繰り
返し実行されるものである。まず、最初のステップS1
00において、データの読出要求があるか否かを判断す
る。例えば、ファイルサーバ1の接続されているネット
ワーク上の端末装置等からデータ読出要求があった場合
に肯定判断されることになる。ここでデータの読出要求
がある場合(S100:YES)、S110へ移行して
後述するデータ読出要求発行処理を実行する。そして、
本データ読出処理を終了する。一方、データの読出要求
がない場合(S100:NO)、S120へ移行する。
【0036】S120ではリードアクセス完了報告があ
るか否かを判断する。この判断は、S110にて実行さ
れるデータ読出要求発行処理中で実行されるリードアク
セス処理中のリードアクセス完了報告に基づくものであ
る。ここでリードアクセスの完了報告があった場合(S
120:YES)、S130へ移行して後述するリード
アクセス完了報告受領処理を行う。一方、リードアクセ
スの完了報告がなかった場合(S120:NO)、本デ
ータ読出処理を終了する。
【0037】次に、図3及び図4のフローチャートに基
づいて、図2中のS110で実行されるデータ読出要求
発行処理を説明する。この処理はデータ読出処理からコ
ールされ、メインコンピュータ50のCPU51によっ
て実行される。この処理の実行にあたって、リードアク
セスの対象と成り得るA〜Dのディスク装置21〜24
の該当するクラスタ番号Cのクラスタが指定されるもの
とする。以下、クラスタ番号Cのクラスタを「クラスタ
C」と記述する。なお、以下記述する変数はメインコン
ピュータ50のRAM53の所定領域に記憶されている
ものとする。
【0038】まず、最初のステップS200において各
種変数を初期化する。ここで、カウンタKに0が代入さ
れる。S210では、エラー率チェック処理を実行す
る。この処理が実行されると、リードアクセスの対象と
なりうるA〜Dのディスク装置21〜24のクラスタC
におけるエラー発生率を互いに比較し、最大のエラー発
生率のクラスタCを持つディスク装置の装置番号がMK
に代入され、その最大エラー発生率がMEに代入され
る。また、2番目に大きなエラー発生率のクラスタCを
持つディスク装置の装置番号がMK2に、その2番目に
大きなエラー発生率がME2に代入される。このエラー
率チェック処理については後述する。
【0039】S220では、カウンタKが装置数4より
も小さいか否かを判断する。ここでカウンタKが装置数
4よりも小さい場合(S220:YES)、S230へ
移行する。一方、カウンタKが装置数4以上である場合
(S220:NO)、本データ読出要求発行処理を終了
する。
【0040】S230では、装置番号Kが2番目に大き
なエラー発生率のディスク装置の装置番号MK2と等し
いか否かを判断する。ここでKとMK2とが等しくない
場合(S230:NO)、S240にて装置番号Kのデ
ィスク装置のクラスタCに対するリードアクセスを実行
し、S250へ移行する。一方、KとMK2とが等しい
場合(S230:YES)、S240の処理を実行せず
S250へ移行する。
【0041】S250ではカウンタKをインクリメント
して、その後、S220からの処理を繰り返す。なお、
ここでエラー発生率が最大というのは、A〜Dのディス
ク装置21〜24のクラスタCにおけるエラー発生率の
うちで最大という意味であり、エラー発生率が2番目に
大きいというのは、A〜Dのディスク装置21〜24の
クラスタCにおけるエラー発生率のうちで2番目に大き
いという意味である。以下、同様とする。
【0042】上述のS200〜S250までの処理によ
って、リードアクセスの対象となるA〜Dのディスク装
置21〜24のうちでエラー発生率が2番目に高いクラ
スタCを持つディスク装置に対してはリードアクセスを
実行せず、残りの3台のディスク装置に対してリードア
クセスを実行する。なお、メインコンピュータ50のC
PU51が「アクセス手段」に相当し、上述のS230
及びS240がアクセス手段に対応する処理である。
【0043】次に、上述のS210のエラー率チェック
処理を、図4のフローチャートに基づいて説明する。こ
の処理は、上述のデータ読出要求発行処理からコールさ
れ、メインコンピュータ50のCPU51によって実行
される処理である。まず、最初のステップS300にお
いて、装置番号0のAディスク装置21のクラスタCに
おけるエラー発生率ER[0][C]が、装置番号1の
Bディスク装置22のクラスタCにおけるエラー発生率
ER[1][C]よりも大きいか否かを判断する。ここ
でER[0][C]がER[1][C]よりも大きい場
合(S300:YES)、S310の処理を実行して、
その後S330へ移行する。一方、ER[0][C]が
ER[1][C]以下である場合(S310:NO)、
S320の処理を実行して、その後S330へ移行す
る。
【0044】上述のS300で肯定判断された場合に移
行するS310では、最大エラー発生率の装置番号MK
に装置番号0を代入し、最大エラー発生率MEに装置番
号0のAディスク装置21のエラー発生率ER[0]
[C]を代入する。また、2番目に大きいエラー発生率
の装置番号MK2に装置番号1を代入し、2番目に大き
いエラー発生率ME2に装置番号1のBディスク装置2
2のエラー発生率ER[1][C]を代入する。
【0045】一方、上述のS300で否定判断された場
合に移行するS320では、最大のエラー発生率の装置
番号MKに装置番号1を代入し、最大のエラー発生率M
Eに装置番号1のBディスク装置22のエラー発生率E
R[1][C]を代入する。また、2番目に大きいエラ
ー発生率の装置番号MK2に装置番号0を代入し、2番
目に大きいエラー発生率ME2に装置番号0のAディス
ク装置21のエラー発生率ER[0][C]を代入す
る。
【0046】上述のS300〜S320の処理では、と
りあえず装置番号0のAディスク装置21のエラー発生
率と装置番号1のBディスク装置22のエラー発生率を
比較して、2台のうちでエラー発生率の大きなディスク
装置を仮にエラー発生率の最大のディスク装置、また、
2台のうちでエラー発生率の小さなディスク装置を仮に
エラー発生率が2番目に高いディスク装置とする。そし
て、以下の処理で装置番号2,3のディスク装置との比
較処理をさらに実行する。
【0047】S330では、カウンタKに2を代入す
る。S340では、カウンタKが装置数4よりも小さい
か否かを判断する。ここでカウンタKが装置数4よりも
小さい場合(S340:YES)、S350へ移行す
る。一方、カウンタKが装置数4以上である場合(S3
40:NO)、全ての装置番号0〜3のA〜Dの全ての
ディスク装置に対する処理が終了したため、本エラー率
チェック処理を終了する。
【0048】S350では、装置番号Kのディスク装置
のクラスタCにおけるエラー発生率ER[K][C]が
最大のエラー発生率MEよりも大きいか否かを判断す
る。ここでER[K][C]がMEよりも大きい場合
(S350:YES)、S360へ移行する。一方、E
R[K][C]がME以下である場合(S350:N
O)、S370へ移行する。
【0049】S360では、2番目に大きいエラー発生
率の装置番号MK2に最大のエラー発生率の装置番号M
Kを代入する。また、2番目に大きいエラー発生率ME
2に最大エラー発生率MEを代入する。そして、最大の
エラー発生率の装置番号MKに装置番号Kを代入し、最
大のエラー発生率MEに装置番号Kのディスク装置のエ
ラー発生率ER[K][C]を代入する。そして、その
後S390へ移行する。
【0050】S370では、装置番号Kのディスク装置
のエラー発生率ER[K][C]が2番目に大きいエラ
ー発生率ME2よりも大きいか否かを判断する。ここで
ER[K][C]がME2よりも大きい場合(S37
0:YES)、S380の処理を実行して、その後S3
90へ移行する。一方、ER[K][C]がME2以下
である場合(S370:NO)、S380の処理を実行
せず、S390へ移行する。
【0051】S380では、2番目に大きいエラー発生
率の装置番号MK2に装置番号Kを代入し、2番目に大
きいエラー発生率ME2に装置番号Kのディスク装置の
エラー発生率ER[K][C]を代入する。S390で
はカウンタKをインクリメントして、その後S340か
らの処理を繰り返す。
【0052】上述のS340〜S390の処理によっ
て、装置番号2のCディスク装置23,装置番号3のD
ディスク装置24のそれぞれのクラスタCにおけるエラ
ー発生率がS300〜320の処理で仮に決定された最
大のエラー発生率ME及び2番目に大きいエラー発生率
ME2と比較される。
【0053】つまり、S300〜S390の一連の処理
によって、装置番号0〜3のA〜Dのディスク装置21
〜24の中で最大のエラー発生率の装置番号がMKに代
入され、その最大のエラー発生率がMEに代入される。
また、2番目に大きいエラー発生率の装置番号がMK2
に代入され、その2番目に大きいエラー発生率がME2
に代入される。
【0054】なお、メインコンピュータ50のCPU5
1が「比較手段」に相当し、S300〜S390の一連
の処理が比較手段に対応する処理である。次に、図5に
基づいて、上述の図3中のS240で実行される装置番
号Kのディスク装置のクラスタCへのリードアクセス処
理を説明する。この処理もメインコンピュータ50のC
PU51によって実行される。
【0055】まず、最初のステップS400では、装置
番号Kのディスク装置のクラスタCに対するリードアク
セスの総数R[K][C]をインクリメントする。続く
S410では、ディスクアレイ10のディスクアレイコ
ントローラ31に装置番号KのクラスタCに対するリー
ドアクセスを実行させる。
【0056】S420では、リードエラーが発生したか
否かを判断する。この判断は、ディスクアレイ10のデ
ィスクアレイコントローラ31からの応答に基づき行わ
れる。ここでリードエラーが発生した場合(S420:
YES)、S430にて装置番号Kのディスク装置のア
クセス結果DC[K]に”ERR”を代入し、さらにS
450にて装置番号Kのディスク装置のクラスタCに対
するリードエラーの発生総数EC[K][C]をインク
リメントする。一方、リードエラーが発生しなかった場
合(S420:NO)、S440にて装置番号Kのディ
スク装置のアクセス結果DC[K]に”OK”を代入す
る。
【0057】S460では、装置番号Kのディスク装置
のクラスタCにおけるエラー発生率ER[K][C]を
エラーの発生総数EC[K][C]とリードアクセスの
総数R[K][C]の比率として算出し更新する。S4
70では、リードアクセス完了報告を行い、本リードア
クセス処理を終了する。このリードアクセス完了報告に
対応して、図2中のS120で肯定判断がなされ、後述
するリードアクセス完了報告受領処理が実行される。
【0058】なお、メインコンピュータ50のCPU5
1が「エラー発生率算出更新手段」に相当し、上述のS
400、S450及びS460がエラー発生率算出更新
手段に対応する処理である。次に、図6及び図7のフロ
ーチャートに基づいて、リードアクセス完了報告受領処
理を説明する。この処理は、上述の図5に示したリード
アクセス処理中のリードアクセス完了報告により、図2
に示したデータ読出処理中のS130で実行される処理
であり、メインコンピュータ50のCPU51によって
実行される処理である。
【0059】まず、最初のステップS500において、
リードアクセスの完了したディスク装置数Dがインクリ
メントされる。そして、S510では、装置番号Kのデ
ィスク装置のアクセス結果DC[K]が”ERR”であ
るか否かを判断する。ここで、DC[K]が”ERR”
である場合(S510:YES)、すなわち装置番号K
のディスク装置にリードエラーが発生した場合には、S
520へ移行する。一方、DC[K]が”OK”である
場合(S510:NO)、すなわち装置番号Kのディス
ク装置にリードエラーが発生しなかった場合には、S5
20の処理を実行せずにS530へ移行する。
【0060】S520では、リードエラーの発生した装
置数Eをインクリメントする。続くS530では、リー
ドエラーの発生した装置数Eが1よりも大きいか否かを
判断する。ここでEが1よりも大きい場合(S530:
YES)、すなわち2台以上のディスク装置にリードエ
ラーが発生し、エラー訂正が不可能である場合には、S
590へ移行する。一方、Eが1以下である場合(S5
30:NO)、すなわちエラー訂正が可能な場合には、
S540へ移行する。
【0061】S590では、変数REが0であるか否か
を判断する。ここで変数REが0である場合(S59
0:YES)、S600にて変数REに1を代入し、図
7中のSS660にてデータ読出処理の結果DLに”E
RR”を代入して本リードアクセス完了報告受領処理を
終了する。一方、変数REが0でない場合(S590:
NO)、すなわち、このS590の判断処理が2度目で
ある場合には、そのまま本リードアクセス完了報告受領
処理を終了する。
【0062】上述のS530で否定判断された場合に移
行するS540では、リードエラーの発生した装置数E
が1であるか否かを判断する。ここでEが1である場合
(S540:YES)、S560へ移行する。一方、E
が1でない場合(S540:NO)、すなわちEが0で
ある場合には、S580の処理後、図7中のS610へ
移行する。
【0063】S560では、エラーフラグEFが0であ
るか否かを判断する。ここでEFが0である場合(S5
60:YES)、S570にてEFに1を代入して、S
580で2番目に大きなエラー発生率の装置番号MK2
のディスク装置へのリードアクセスを実行する。これに
よって、装置番号MK2のディスク装置に対して上述の
図5で説明したリードアクセス処理が実行される。そし
て、図7中のS610へ移行する。一方、EFが1であ
る場合(S560:NO)、すなわち既に装置番号MK
2のディスク装置がリードアクセスされている場合に
は、S570及びS580の処理を実行せずに図7中の
S610へ移行する。図7中のS610では、リードア
クセスの完了した装置数Dが3であるか否かを判断す
る。ここでDが3である場合(S610:YES)、す
なわち3台のディスク装置のリードアクセスが完了した
場合には、S620へ移行する。一方、Dが3でない場
合(S610:NO)、すなわちリードアクセスの完了
したディスク装置数が1,2,4台のいずれかである場
合には、S630へ移行する。
【0064】S620では、エラーフラグEFが0であ
るか否かを判断する。この処理は、リードエラーが発生
したことによって4台目の装置番号MK2のディスク装
置がリードアクセスされたか否かを判断する処理であ
る。ここでEFが0である場合(S620:YES)、
S650へ移行する。一方、EFが0でない場合(S6
20:NO)、すなわち4台目の装置番号MK2のディ
スク装置へのリードアクセスが実行されている場合に
は、A〜Dの4台のディスク装置21〜24のリードア
クセスの完了を待つため、本リードアクセス完了報告受
領処理を終了する。
【0065】上述のS610で否定判断された場合に移
行するS630では、リードアクセスの完了した装置数
Dが4であるか否かを判断する。ここでDが4である場
合(S630:YES)、S650へ移行する。一方、
ここでDが4でない場合(S630:NO)、すなわち
リードアクセスの完了したディスク装置が1台又は2台
である場合には、本リードアクセス完了報告受領処理を
終了する。
【0066】S650では、データ読出処理の結果DL
に”OK”を代入して本リードアクセス完了報告受領処
理を終了する。以下、本実施形態のファイルサーバ1の
効果を説明する。なお、ここでの説明に対する理解を容
易にするためにまず従来の問題点を繰り返し説明する。
【0067】例えば、図1に示したようなディスクアレ
イ10では、上述したようにDディスク装置24のパリ
ティデータを利用することによって、A〜Dの4台のデ
ィスク装置21〜24のうちの3台のディスク装置から
のデータが読み出せれば、読出対象のデータを生成する
ことが可能である。ところが従来はA〜Dの4台全ての
ディスク装置21〜24に対するリードアクセスを実行
していた。その理由は、3台のディスク装置に対してリ
ードアクセスを実行した場合、リードエラーが発生して
から最後の1台のディスク装置に対するリードアクセス
を実行すると、データ読出処理時間の増加を招くからで
あった。
【0068】ところで、ディスクアレイ10では、A〜
Dのディスク装置21〜24のうちのいずれか1台のデ
ィスク装置が故障した場合、その故障したディスク装置
を新しいディスク装置と交換し、その後、リビルド処理
を実行することによって故障したディスク装置のデータ
は復旧される。その結果、ディスクアレイ10に記憶さ
れているデータの損失は全く生じない。しかし、2台以
上のディスク装置が同時期に故障した場合には、リビル
ド処理が実行できず、その結果、ディスクアレイ10の
データを全て損失することになる。
【0069】ところが、従来のように、A〜Dの4台の
全てのディスク装置21〜24をリードアクセスした場
合、A〜Dの4台のアクセス回数にほとんど差がなくな
ってしまう。ここでアクセス回数の増加に伴ってディス
ク装置の故障する可能性も増加するという事実を考えれ
ば、従来のリードアクセス方法では2台以上のディスク
装置が同時期に故障してしまう可能性が高くなってい
た。
【0070】それに対して、本実施形態のファイルサー
バ1では、リードアクセスの対象と成り得るA〜Dのデ
ィスク装置21〜24のクラスタCにおけるエラー発生
率をチェックし(図4参照)、2番目に大きなエラー発
生率のクラスタCを特定し(図3中のS230)、その
クラスタCを持つディスク装置に対してはリードアクセ
スを実行しない(図3中のS230及びS240)。そ
の結果、A〜Dの4台のディスク装置21〜24のうち
の2台以上のディスク装置が同時期に故障することを防
止できる。
【0071】以下、2番目にエラー発生率の大きなディ
スク装置へのリードアクセスを実行しないようにするこ
とで、A〜Dのディスク装置21〜24のうちの2台以
上のディスク装置が同時期に故障することを防止できる
ことを、図9に基づいて検証する。
【0072】本実施形態のファイルサーバ1は、マクロ
的に見た場合にはアクセス回数が増加するとアクセスさ
れたクラスタCにおけるエラー発生率及びそのクラスタ
Cを持つディスク装置の故障可能性が共に増加するとい
う事実に基づくものである。図9は、アクセス回数の増
加に対応してアクセス対象のクラスタCのエラー発生率
及びそのクラスタCを持つディスク装置の故障の可能性
が増加していく様子をグラフ化したものである。
【0073】図9中の記号A,B,C,Dはリードアク
セスの対象と成り得るA〜Dの4台のディスク装置21
〜24のクラスタCへのアクセス回数を示すものとす
る。そして、アクセス回数A〜Dに対応したエラー発生
率及び故障の可能性を記号A〜Dに対応する小文字を用
いて記号a,b,c,dで示している。
【0074】このとき、本実施形態のファイルサーバ1
では、図9(a)に示したエラー発生率a〜dに基づ
き、データ読出処理では、2番目に大きなエラー発生率
bのBディスク装置22に対してはリードアクセスを行
わない。つまり、A,C,Dの3台のディスク装置2
1,23,24がリードアクセスの対象となる。これに
よって、A,C,Dの3台のディスク装置21,23,
24へのアクセス回数A,C,Dが増加する。従って、
Cディスク装置23及びDディスク装置24へのアクセ
ス回数C,DはBディスク装置22へのアクセス回数B
に近づいていくことになり、Aディスク装置21へのア
クセス回数AはBディスク装置22へのアクセス回数B
から離れて大きくなっていく。さらに、データ読出処理
が繰り返されると、図9(b)に示すように、Cディス
ク装置23へのアクセス回数CがBディスク装置22へ
のアクセス回数Bを上回る。この時、エラー発生率cが
エラー発生率bを上回ることになり、エラー発生率が更
新されると、Cディスク装置23を除いたA,B,Dの
3台のディスク装置21,22,24がリードアクセス
の対象となる。その結果、図9(b)において、アクセ
ス回数Aとアクセス回数Cとの間に差ができることにな
る。
【0075】つまり、エラー発生率a〜dに基づき2番
目に大きなエラー発生率のクラスタを持つディスク装置
を除くように、他の3台のディスク装置に対するリード
アクセスを実行すれば、B〜Dのディスク装置22〜2
4へのアクセス回数B〜Dは順番が入れ替わることも考
えられるが、Aディスク装置21のクラスタCにおける
エラー発生率aは常に最大となるため、Aディスク装置
21は常にリードアクセスの対象となることがわかる。
【0076】従って、B〜Dのディスク装置22〜24
へのアクセス回数B,C,Dと、Aディスク装置21へ
のアクセス回数Aに差を付けることができる。その結
果、図9から分かるように、アクセス回数の差が広がれ
ば故障の可能性にも差が付く。つまり、Aディスク装置
21が故障する可能性が、B〜Dの3台のディスク装置
22〜24が故障する可能性に比べて高くなることが分
かる。従って、A〜Dのディスク装置21〜24のうち
の複数台のディスク装置が同時期に故障することを防止
できる。
【0077】また、本実施形態のファイルサーバ1で
は、リードアクセスを実行する度にそのリードアクセス
の結果に基づいてエラー発生率を算出して更新する。す
なわち、リードアクセスの総数R[K][C]及びエラ
ーの発生総数EC[K][C]を記憶しておき(図5中
のS400及びS450)、リードアクセス処理を実行
する毎に、エラー発生率ER[K][C]をエラーの発
生総数EC[K][C]とリードアクセスの総数R
[K][C]の比率として算出し更新する(図5中のS
460)。
【0078】これによって、エラー発生率はリアルタイ
ムに更新されることになり、最新のエラー発生率に基づ
いてリードアクセスすることが可能となる。その結果、
例えば図9(b)に示すようにエラー発生率cが2番目
に高くなった場合には、すぐにエラー発生率の大小関係
が変わったことを判断することができ、その結果、A,
B,Dの3つの記憶領域がリードアクセスされることに
なる。従って、最も大きなアクセス回数Aと2番目に大
きなアクセス回数Cとの差を広げることができる。つま
り、エラー発生率をリアルタイムに更新することによっ
て常にアクセス回数に差を付けることができ、複数台の
記憶装置が同時期に故障することをより確実に防止する
ことができる。
【0079】さらにまた、本発明のファイルサーバ1で
は、リードアクセスの対象となるA〜Dのディスク装置
21〜24のエラー発生率をリードアクセス単位となる
クラスタ単位で記憶している。例えば、図8中のに示
すような具合いである。これによって、例えばAディス
ク装置21の記憶領域中に部分的に劣化の激しい記憶領
域がある場合であっても、それを考慮したリードアクセ
スが可能となる。つまり、A〜Dのディスク装置21〜
24が部分的な記憶領域の劣化によって故障することを
予想できるため、複数台のディスク装置が同時期に故障
することを効果的に防止することができる。
【0080】以上、本発明はこのような実施形態に何等
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲において種々なる形態で実施し得る。例えば、上記実
施形態のファイルサーバ1のディスクアレイ10のディ
スク装置はA〜Dのディスク装置21〜24の4台で一
組の構成であったが、このようなディスク装置の組を複
数組備えるよう構成してもよい。例えば図10に示すフ
ァイルサーバ2では、A〜Dのディスク装置21〜24
の4台で第1組、E〜Hのディスク装置25〜28の4
台で第2組というように二組備えている。
【0081】また、上記実施形態のファイルサーバ1で
は、メインコンピュータ50側のCPU51が、ROM
55に記憶されたプログラムに基づき、RAM53を記
憶手段としてエラー発生率を記憶することによって、上
述の処理を実行していた。つまり、上述の4つの手段、
すなわち記憶手段、比較手段、アクセス手段及びエラー
発生率算出更新手段は、メインコンピュータ50側にあ
った。しかし、これら4つの手段は、メインコンピュー
タ50側とディスクアレイ10側とで備えておればよ
く、どの手段がどちら側にあってもよい。
【0082】例えば、ディスクアレイ10側に4つの手
段が全てある場合、すなわち、ディスクアレイコントロ
ーラ31が上述の処理プログラムを記憶しており、ディ
スクアレイコントローラ31がこのプログラムに基づい
て、各処理を実行するように構成されている場合には、
メインコンピュータ50は従来通りの構成のものを利用
することができる。つまり、ディスクアレイ10自体が
上述のような効果を単独で発揮することができるため、
メインコンピュータ50には何等新しい構成を追加する
必要がない。そして、この場合には、ディスクアレイ1
0が請求項4に示す記憶装置アレイに相当し、ディスク
アレイコントローラ31が「記憶手段」、「比較手
段」、「アクセス手段」及び「エラー発生率算出更新手
段」に相当することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のファイルサーバの概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】 データ読出処理を示すフローチャートであ
る。
【図3】 データ読出要求発行処理を示すフローチャー
トである。
【図4】 エラー率チェック処理を示すフローチャート
である。
【図5】 リードアクセス処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】 リードアクセス完了報告受領処理を示すフロ
ーチャートの前半部分である。
【図7】 リードアクセス完了報告受領処理を示すフロ
ーチャートの後半部分である。
【図8】 記憶領域とエラー発生率の対応関係を示す説
明図である。
【図9】 アクセス回数と、それに対応するエラー発生
率及び故障可能性との関係を説明する説明図である。
【図10】別実施形態のファイルサーバの概略構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1,2…ファイルサーバ 10,11…ディスクアレイ 21〜28…ディスク装置 31…ディスクアレイコントローラ 41,57…インターフェース 50…メインコンピュータ 51…CPU 53…RAM 55…ROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレイコントローラによって複数台の記
    憶装置を並行してアクセス可能であり、当該複数台の記
    憶装置にデータを分散させて記憶し、当該複数台の記憶
    装置のうちの少なくとも1台の記憶装置には冗長データ
    を記憶することによって、メインコンピュータからの指
    示によりデータ読出処理を行う際には、前記複数台の記
    憶装置のうちの所定数台の記憶装置からのデータに基づ
    き読出対象のデータを生成可能な記憶装置アレイと、前
    記メインコンピュータとを備える記憶装置アレイシステ
    ムにおいて、 前記各記憶装置の全記憶領域に対し、リードアクセス単
    位となる部分記憶領域を少なくとも1つは包含する記憶
    領域を記憶単位として、リードアクセス時のエラー発生
    率を記憶する記憶手段と、 前記データ読出処理の際、前記記憶手段に記憶されたエ
    ラー発生率に基づいて、前記複数台の各記憶装置の記憶
    領域中のリードアクセスの対象と成り得る記憶領域のエ
    ラー発生率を互いに比較する比較手段と、 該比較手段による比較結果に基づき、前記リードアクセ
    スの対象と成り得る記憶領域の中で相対的にエラー発生
    率の最も高い記憶領域及び相対的にエラー発生率の低い
    (所定数−1)の記憶領域へのリードアクセスを実行す
    るアクセス手段とを備えることを特徴とする記憶装置ア
    レイシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記憶装置アレイシステ
    ムにおいて、 前記アクセス手段によるリードアクセスの実行結果に基
    づき、リードアクセスを実行した記憶領域のエラー発生
    率を新たに算出して前記記憶手段に記憶するエラー発生
    率算出更新手段を備えることを特徴とする記憶装置アレ
    イシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の記憶装置アレイ
    システムにおいて、 前記エラー発生率は、リードアクセス単位となる部分記
    憶領域を記憶単位として記憶されていることを特徴とす
    る記憶装置アレイシステム。
  4. 【請求項4】 アレイコントローラによって複数台の記
    憶装置を並行してアクセス可能であり、当該複数台の記
    憶装置にデータを分散させて記憶し、当該複数台の記憶
    装置のうちの少なくとも1台の記憶装置には冗長データ
    を記憶することによって、メインコンピュータからの指
    示によりデータ読出処理を行う際には、前記複数台の記
    憶装置のうちの所定数台の記憶装置からのデータに基づ
    き読出対象のデータを生成可能な記憶装置アレイにおい
    て、 前記各記憶装置の全記憶領域に対し、リードアクセス単
    位となる部分記憶領域を少なくとも1つは包含する記憶
    領域を記憶単位として、リードアクセス時のエラー発生
    率を記憶する記憶手段と、 前記データ読出処理の際、前記記憶手段に記憶されたエ
    ラー発生率に基づいて、前記複数台の各記憶装置の記憶
    領域中のリードアクセスの対象と成り得る記憶領域のエ
    ラー発生率を互いに比較する比較手段と、 該比較手段による比較結果に基づき、前記リードアクセ
    スの対象と成る得る記憶領域の中で相対的にエラー発生
    率の最も高い記憶領域及び相対的にエラー発生率の低い
    (所定数−1)の記憶領域へのリードアクセスを実行す
    るアクセス手段とを備えることを特徴とする記憶装置ア
    レイ。
JP9077681A 1997-03-28 1997-03-28 記憶装置アレイシステム及び記憶装置アレイ Pending JPH10269032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9077681A JPH10269032A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 記憶装置アレイシステム及び記憶装置アレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9077681A JPH10269032A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 記憶装置アレイシステム及び記憶装置アレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10269032A true JPH10269032A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13640643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9077681A Pending JPH10269032A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 記憶装置アレイシステム及び記憶装置アレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10269032A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009200854A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Nec Corp 多重構成制御装置、多重構成制御方法、及び多重構成制御プログラム
JP2010015516A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Toshiba Corp データ制御装置、ストレージシステムおよびプログラム
US9841928B2 (en) 2013-10-09 2017-12-12 Fujitsu Limited Storage control apparatus and computer readable storage medium

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009200854A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Nec Corp 多重構成制御装置、多重構成制御方法、及び多重構成制御プログラム
JP2010015516A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Toshiba Corp データ制御装置、ストレージシステムおよびプログラム
US9841928B2 (en) 2013-10-09 2017-12-12 Fujitsu Limited Storage control apparatus and computer readable storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4767139B2 (ja) ストレージ管理プログラム、ストレージ管理装置、およびストレージ管理方法
JP5807458B2 (ja) ストレージシステム、ストレージ制御装置およびストレージ制御方法
JP5887757B2 (ja) ストレージシステム、ストレージ制御装置およびストレージ制御方法
US5566316A (en) Method and apparatus for hierarchical management of data storage elements in an array storage device
US5533190A (en) Method for maintaining parity-data consistency in a disk array
JP2959901B2 (ja) 記憶装置の冗長アレイおよびオンライン再構成方法
US7647526B1 (en) Reducing reconstruct input/output operations in storage systems
US5802345A (en) Computer system with a reduced number of command end interrupts from auxiliary memory unit and method of reducing the number of command end interrupts
US7398417B2 (en) Storage system for increased cache reliability VI reading redundant disks into cache
US7093069B2 (en) Integration of a RAID controller with a disk drive module
JP3681766B2 (ja) ディスクアレイ装置
US6789165B2 (en) Data storage array method and system
US20090113237A1 (en) Storage control device, storage control method and storage control program
US20100293418A1 (en) Memory device, data transfer control device, data transfer method, and computer program product
EP0701208A2 (en) Disk array subsystem and data generation method therefor
JP3813671B2 (ja) マルチメディアサーバ用ディスクアレイ装置
JPH05324579A (ja) 分散ファイルシステム及び記憶装置
JPH10269032A (ja) 記憶装置アレイシステム及び記憶装置アレイ
US6732290B1 (en) Recovery system for raid write
JP2001043031A (ja) 分散パリティ生成機能を備えたディスクアレイ制御装置
WO2021043246A1 (zh) 数据读取方法及装置
JP2548475B2 (ja) アレイディスク装置のデータ復元量制御方法
JP2004185477A (ja) 光記憶媒体アレイ装置およびデータ転送方法
JP2570614B2 (ja) デイスクアレイ装置
JPH10260791A (ja) 記憶装置アレイシステム及び記憶装置アレイ