JPH10267709A - 羽根車式流量計 - Google Patents
羽根車式流量計Info
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- JPH10267709A JPH10267709A JP7767997A JP7767997A JPH10267709A JP H10267709 A JPH10267709 A JP H10267709A JP 7767997 A JP7767997 A JP 7767997A JP 7767997 A JP7767997 A JP 7767997A JP H10267709 A JPH10267709 A JP H10267709A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1本または1対の光ファイバーを用いて羽根
車の回転速度と回転方向とを検出することのできる羽根
車流速計を提供することを目的とする。 【解決手段】 1本の反射型の光ファイバー3Rを用
い、羽根車2の羽根部1の側面1sで反射された光を検
出するように上記光ファイバー3Rを羽根車2の中心位
置より流体の上流または下流側にずらして配設したこと
を特徴とする。
車の回転速度と回転方向とを検出することのできる羽根
車流速計を提供することを目的とする。 【解決手段】 1本の反射型の光ファイバー3Rを用
い、羽根車2の羽根部1の側面1sで反射された光を検
出するように上記光ファイバー3Rを羽根車2の中心位
置より流体の上流または下流側にずらして配設したこと
を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被計測流体の流路
中に配置された羽根車の回転速度を算出することにより
上記流体の流量を検出する羽根車式流量計に関するもの
で、特に1本または1対の光ファイバーで羽根車の回転
方向と回転速度とを同時に検出する羽根車式流量計に関
するものである。
中に配置された羽根車の回転速度を算出することにより
上記流体の流量を検出する羽根車式流量計に関するもの
で、特に1本または1対の光ファイバーで羽根車の回転
方向と回転速度とを同時に検出する羽根車式流量計に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、流体の速度または流量を測定する
装置として、図11に示すような、被測定流体の流路中
に設置された複数の羽根部1を有する羽根車2と、上記
羽根車2を挟むように発光部3a,4aと受光部3b,
4bがそれぞれ羽根部1の表面1pを挟んで対峙して配
設された2対の透過型光ファイバ3f,4fとを備え、
上記羽根車2の回転速度と回転方向とを検出し、上記回
転速度から流体の速度または流量を算出する羽根車流速
計が知られている。上記回転検出用の光は、駆動検出回
路5内のLED等の発光素子3c,3dを備えた送波手
段6により各光ファイバー3f,4fに送り出され、羽
根車2を通過した光は、駆動検出回路5内のホトトラン
ジスタ等の受光素子3d,4dを備えた受波手段7で検
知される。上記検知された光ファイバー3f,4fから
信号はアンプ8a,8bによりそれぞれパルス波形に変
換され、検出信号処理手段9のch.1とch.2に送
られる。なお、同図において、10は発光素子駆動回
路、11は駆動アンプである。
装置として、図11に示すような、被測定流体の流路中
に設置された複数の羽根部1を有する羽根車2と、上記
羽根車2を挟むように発光部3a,4aと受光部3b,
4bがそれぞれ羽根部1の表面1pを挟んで対峙して配
設された2対の透過型光ファイバ3f,4fとを備え、
上記羽根車2の回転速度と回転方向とを検出し、上記回
転速度から流体の速度または流量を算出する羽根車流速
計が知られている。上記回転検出用の光は、駆動検出回
路5内のLED等の発光素子3c,3dを備えた送波手
段6により各光ファイバー3f,4fに送り出され、羽
根車2を通過した光は、駆動検出回路5内のホトトラン
ジスタ等の受光素子3d,4dを備えた受波手段7で検
知される。上記検知された光ファイバー3f,4fから
信号はアンプ8a,8bによりそれぞれパルス波形に変
換され、検出信号処理手段9のch.1とch.2に送
られる。なお、同図において、10は発光素子駆動回
路、11は駆動アンプである。
【0003】検出信号処理手段9に送られた検出信号
は、例えば、図12に示すように、羽根車2が時計回り
の場合は、流れの下流側に配設された光ファイバー3f
からの検出信号(同図のch.1)の位相が、流れの上
流側に配設された光ファイバー4fからの検出信号(同
図のch.2)の位相よりも進んでいる(t
1k〈t2k)。したがって、検出信号処理手段9は、上記
ch.1とch.2のパルスの位相差を求めることによ
り羽根車2の回転方向を検出し、被測定流体の速度の方
向(定常流,逆流)を指定することができる。なお、上
記従来例の構成において、透過型光ファイバーが1対し
かない場合には、パルスの周期の変化しか検出できない
ため、羽根車2の回転速度の変化は検出できるが、回転
方向を検出することはできない。羽根車2の回転速度v
(v=r・ω;ωは回転角速度,rは羽根車2の半径)
は近似的に上記ch.1またはch.2のパルスの周期
Tの逆数1/Tに比例するので、図12に示すような、
上記パルスの各立上がり時間t11,t12,t13,‥‥
(または、t21,t22,t33,‥‥)から算出すること
ができる。また、被測定流体の流速Vは上記羽根車2の
回転速度vにほぼ等しく、単位時間あたりの流量dQ/
dtは上記流速Vに比例するので、検出信号処理手段9
は上記算出された羽根車2の回転速度vから、被測定流
体の流速Vと流量Qを演算して出力することができる。
また、上記2対の透過型光ファイバーに代えて、2本の
反射型光ファイバーを用いても、上記例と同様の信号処
理により、被測定流体の流速と流量とを求めることがで
きる。
は、例えば、図12に示すように、羽根車2が時計回り
の場合は、流れの下流側に配設された光ファイバー3f
からの検出信号(同図のch.1)の位相が、流れの上
流側に配設された光ファイバー4fからの検出信号(同
図のch.2)の位相よりも進んでいる(t
1k〈t2k)。したがって、検出信号処理手段9は、上記
ch.1とch.2のパルスの位相差を求めることによ
り羽根車2の回転方向を検出し、被測定流体の速度の方
向(定常流,逆流)を指定することができる。なお、上
記従来例の構成において、透過型光ファイバーが1対し
かない場合には、パルスの周期の変化しか検出できない
ため、羽根車2の回転速度の変化は検出できるが、回転
方向を検出することはできない。羽根車2の回転速度v
(v=r・ω;ωは回転角速度,rは羽根車2の半径)
は近似的に上記ch.1またはch.2のパルスの周期
Tの逆数1/Tに比例するので、図12に示すような、
上記パルスの各立上がり時間t11,t12,t13,‥‥
(または、t21,t22,t33,‥‥)から算出すること
ができる。また、被測定流体の流速Vは上記羽根車2の
回転速度vにほぼ等しく、単位時間あたりの流量dQ/
dtは上記流速Vに比例するので、検出信号処理手段9
は上記算出された羽根車2の回転速度vから、被測定流
体の流速Vと流量Qを演算して出力することができる。
また、上記2対の透過型光ファイバーに代えて、2本の
反射型光ファイバーを用いても、上記例と同様の信号処
理により、被測定流体の流速と流量とを求めることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、羽根車
の回転速度と回転方向とを検出するためには、上述した
ように、2対の透過型光ファイバーまたは2本の反射型
の光ファイバーが必要であるため、光ファイバーの位置
の確保や軸合わせ等の設定が難しいという問題点があっ
た。特に、羽根車式流量計を燃料噴射装置の噴射管等の
狭い空間に設置する場合には、使用する光ファイバーの
数を少なくすることが望ましいが、1本または1対の光
ファイバーを用いた従来の羽根車流速計では、羽根車の
回転速度と回転方向とを同時に検出することができなか
った。
の回転速度と回転方向とを検出するためには、上述した
ように、2対の透過型光ファイバーまたは2本の反射型
の光ファイバーが必要であるため、光ファイバーの位置
の確保や軸合わせ等の設定が難しいという問題点があっ
た。特に、羽根車式流量計を燃料噴射装置の噴射管等の
狭い空間に設置する場合には、使用する光ファイバーの
数を少なくすることが望ましいが、1本または1対の光
ファイバーを用いた従来の羽根車流速計では、羽根車の
回転速度と回転方向とを同時に検出することができなか
った。
【0005】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、1本または1対の光ファイバーを用いて羽根車
の回転速度と回転方向とを検出することのできる羽根車
流速計を提供することを目的とする。
もので、1本または1対の光ファイバーを用いて羽根車
の回転速度と回転方向とを検出することのできる羽根車
流速計を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の羽根車式流量計は、1本の反射型光ファイバーを上記
羽根車の中心位置より流体の上流または下流側にずらし
た位置に配設して上記羽根部の側面に照射された光の反
射光を検出するようにしたことを特徴とする。
の羽根車式流量計は、1本の反射型光ファイバーを上記
羽根車の中心位置より流体の上流または下流側にずらし
た位置に配設して上記羽根部の側面に照射された光の反
射光を検出するようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2に記載の羽根車式流量計
は、検出された反射光のアナログ波形に対してレベルの
異なる2つの閾値を設定し上記2つの閾値に基づいた矩
形波を発生させるとともに、上記2つの矩形波の位相差
を比較して上記羽根車の回転方向を検出する検出信号処
理手段を備えたことを特徴とする。
は、検出された反射光のアナログ波形に対してレベルの
異なる2つの閾値を設定し上記2つの閾値に基づいた矩
形波を発生させるとともに、上記2つの矩形波の位相差
を比較して上記羽根車の回転方向を検出する検出信号処
理手段を備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項3に記載の羽根車式
流量計は、羽根車の隣合う羽根部の羽根幅を異なるよう
にしたことを特徴とする。
流量計は、羽根車の隣合う羽根部の羽根幅を異なるよう
にしたことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に記載の羽根車式流量計
は、1本の反射型光ファイバーまたは1対の透過型光フ
ァイバーと、羽根部の羽根幅に対応した各透過光または
各反射光の隣合うパルス幅の差を算出するとともに上記
パルス幅の差の配列に基づいて上記羽根車の回転方向を
検出する検出信号処理回路とを備えたことを特徴とす
る。
は、1本の反射型光ファイバーまたは1対の透過型光フ
ァイバーと、羽根部の羽根幅に対応した各透過光または
各反射光の隣合うパルス幅の差を算出するとともに上記
パルス幅の差の配列に基づいて上記羽根車の回転方向を
検出する検出信号処理回路とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。なお、以下の説明中、従来
例と共通する部分については同一符号を用いて説明す
る。
て、図面に基づき説明する。なお、以下の説明中、従来
例と共通する部分については同一符号を用いて説明す
る。
【0011】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係わる羽根車式流量計の構成を示す図で、羽根車
2は燃料噴射装置の噴射管12内にホルダー13に搭載
され、上部が上記噴射管12内に露出するように設置さ
れる。同図において、燃料である混合気体は、左側(上
流側)から右(下流側)に流れているので、羽根車2の
回転軸は紙面に垂直で、羽根車2は通常時計回りに回転
する。反射型光ファイバー3Rは、上記羽根車の中心軸
Zの位置Z0より下流側の位置Z1に設置され、上記光フ
ァイバー3Rの端面(発光・受光面)3sは、羽根車2
の羽根部1の側面1sと対峙するようにホルダー13に
固定されている。また、光ファイバー3Rの他端は、光
ファイバー3Rに光を送るとともに、上記羽根部1の側
面1s反射された光を検出する反射型用駆動検出回路5
Rに接続される。上記反射型用駆動検出回路5Rで検出
された反射光の強度は、図1に示すようなアナログ波形
の信号(以下、検出信号Vsという)のまま検出信号処
理回路9Rに送られる。
態1に係わる羽根車式流量計の構成を示す図で、羽根車
2は燃料噴射装置の噴射管12内にホルダー13に搭載
され、上部が上記噴射管12内に露出するように設置さ
れる。同図において、燃料である混合気体は、左側(上
流側)から右(下流側)に流れているので、羽根車2の
回転軸は紙面に垂直で、羽根車2は通常時計回りに回転
する。反射型光ファイバー3Rは、上記羽根車の中心軸
Zの位置Z0より下流側の位置Z1に設置され、上記光フ
ァイバー3Rの端面(発光・受光面)3sは、羽根車2
の羽根部1の側面1sと対峙するようにホルダー13に
固定されている。また、光ファイバー3Rの他端は、光
ファイバー3Rに光を送るとともに、上記羽根部1の側
面1s反射された光を検出する反射型用駆動検出回路5
Rに接続される。上記反射型用駆動検出回路5Rで検出
された反射光の強度は、図1に示すようなアナログ波形
の信号(以下、検出信号Vsという)のまま検出信号処
理回路9Rに送られる。
【0012】ところで、光ファイバー3Rから照射され
羽根車2から戻ってくる光は、噴射管12内の空気や混
合気体により吸収や散乱を受けるので、上記検出される
反射光の強度は、羽根車2の羽根部1の側面1sと光フ
ァイバー3Rの端面3sとの距離が大きいほど減衰量が
増加する。羽根車2が時計まわりに回転している場合に
は、図2(a)に示すように、羽根部1の側面1sと光
ファイバー3Rの端面3sの距離は、羽根幅の影響が小
さいとして、羽根車2の羽根部1の回転角をθ,羽根車
の中心軸Zと端面3sとの距離をZ1とすると、Z1・t
anθに比例する量だけ減少するので、反射光の強度I
は近似的に、I=I0・exp(p・Z1・tanθ)と
表わせる。なお、上記回転角θは、図1に示した羽根車
2の中心軸Zと直交する他の中心軸Yからの回転角で、
I0はθ=0のときの反射光の強度である。次に、光の
反射箇所が羽根部1の側面1sから次の羽根部1の側面
1tに移ると、光の強度は急激に減少する。したがっ
て、検出信号Vsの波形は、図2(b)に示すように、
非対称な波形になる。したがって、検出信号処理回路9
Rにより上記検出信号Vsの形を判別し、羽根車2の回
転方向を検出することができる。なお、実際の反射波の
強度Iは、羽根部1の厚みや羽根部1の端部1kでの反
射の影響もあるので、上述した近似式で表わす波形より
も複雑な波形となる。
羽根車2から戻ってくる光は、噴射管12内の空気や混
合気体により吸収や散乱を受けるので、上記検出される
反射光の強度は、羽根車2の羽根部1の側面1sと光フ
ァイバー3Rの端面3sとの距離が大きいほど減衰量が
増加する。羽根車2が時計まわりに回転している場合に
は、図2(a)に示すように、羽根部1の側面1sと光
ファイバー3Rの端面3sの距離は、羽根幅の影響が小
さいとして、羽根車2の羽根部1の回転角をθ,羽根車
の中心軸Zと端面3sとの距離をZ1とすると、Z1・t
anθに比例する量だけ減少するので、反射光の強度I
は近似的に、I=I0・exp(p・Z1・tanθ)と
表わせる。なお、上記回転角θは、図1に示した羽根車
2の中心軸Zと直交する他の中心軸Yからの回転角で、
I0はθ=0のときの反射光の強度である。次に、光の
反射箇所が羽根部1の側面1sから次の羽根部1の側面
1tに移ると、光の強度は急激に減少する。したがっ
て、検出信号Vsの波形は、図2(b)に示すように、
非対称な波形になる。したがって、検出信号処理回路9
Rにより上記検出信号Vsの形を判別し、羽根車2の回
転方向を検出することができる。なお、実際の反射波の
強度Iは、羽根部1の厚みや羽根部1の端部1kでの反
射の影響もあるので、上述した近似式で表わす波形より
も複雑な波形となる。
【0013】図3は、羽根車2の回転速度から上記混合
気体の流速及び流量を求めるとともに、上記検出信号V
sの形を判別することにより羽根車2の回転方向を検出
するための検出信号処理回路9Rの構成を示す図であ
る。検出信号処理回路9Rに入力された検出信号V
sは、基準電圧設定部13a,13bで設定された2つ
の異なる基準電圧VL,VH(VL〈VH)と、コンパレー
タ14a,14bでそれぞれ比較される。コンパレータ
14aの出力端子ch.1からは、レベルの低い閾値V
Lとの比較結果が出力され、コンパレータ14bの出力
端子ch.2からは、レベルの高い閾値VHとの比較結
果が出力される。図4(a)は、羽根車2の回転方向が
時計周りのときの上記ch.1及びch.2の出力信号
で、図4(b)は、羽根車2の回転方向が反時計周りの
ときのch.1及びch.2の出力信号である。同図か
ら明らかなように、ch.1とch.2の出力信号の位
相差は羽根車2の回転方向により異っている。すなわ
ち、羽根車2の回転方向が時計周りのときは、羽根車2
の回転速度に関わらず、ch.1とch.2のパルス立
上がりの位相差Δaは、立上がりの位相差Δbよりも大き
くなり、羽根車2の回転方向が反時計周りのときは上記
位相差Δaは位相差Δbよりも小さくなるので、羽根車2
の回転方向を判別することができる。
気体の流速及び流量を求めるとともに、上記検出信号V
sの形を判別することにより羽根車2の回転方向を検出
するための検出信号処理回路9Rの構成を示す図であ
る。検出信号処理回路9Rに入力された検出信号V
sは、基準電圧設定部13a,13bで設定された2つ
の異なる基準電圧VL,VH(VL〈VH)と、コンパレー
タ14a,14bでそれぞれ比較される。コンパレータ
14aの出力端子ch.1からは、レベルの低い閾値V
Lとの比較結果が出力され、コンパレータ14bの出力
端子ch.2からは、レベルの高い閾値VHとの比較結
果が出力される。図4(a)は、羽根車2の回転方向が
時計周りのときの上記ch.1及びch.2の出力信号
で、図4(b)は、羽根車2の回転方向が反時計周りの
ときのch.1及びch.2の出力信号である。同図か
ら明らかなように、ch.1とch.2の出力信号の位
相差は羽根車2の回転方向により異っている。すなわ
ち、羽根車2の回転方向が時計周りのときは、羽根車2
の回転速度に関わらず、ch.1とch.2のパルス立
上がりの位相差Δaは、立上がりの位相差Δbよりも大き
くなり、羽根車2の回転方向が反時計周りのときは上記
位相差Δaは位相差Δbよりも小さくなるので、羽根車2
の回転方向を判別することができる。
【0014】したがって、上記ch.1とch.2の出
力信号の位相差を図3の位相差比較回路15で検出し、
回転方向信号発生回路16に送ると、回転方向信号発生
回路16は、羽根車2の回転方向を表わす信号を出力す
るとともに、上記回転方向信号を回転速度算出回路17
にも転送する。回転速度算出回路17は、上記回転方向
信号とch.1の出力信号から、上記従来例と同様に、
上記出力信号の周期に基づいて羽根車2の回転速度を検
出し、流量演算回路18は、上記回転速度算出回路17
の出力に基づいて噴射流の流速Vと流量Qとを演算し出
力する。
力信号の位相差を図3の位相差比較回路15で検出し、
回転方向信号発生回路16に送ると、回転方向信号発生
回路16は、羽根車2の回転方向を表わす信号を出力す
るとともに、上記回転方向信号を回転速度算出回路17
にも転送する。回転速度算出回路17は、上記回転方向
信号とch.1の出力信号から、上記従来例と同様に、
上記出力信号の周期に基づいて羽根車2の回転速度を検
出し、流量演算回路18は、上記回転速度算出回路17
の出力に基づいて噴射流の流速Vと流量Qとを演算し出
力する。
【0015】このように、本実施の形態1によれば、反
射型光ファイバー3Rを羽根車2の中心位置より下流側
にずらして配設して羽根部1の側面1sで反射された光
を検出するようにしたので、検出信号として非対称な検
出波形を得ることができる。また、上記検出波形を識別
することにより羽根車2の回転方向を容易に判別するこ
とができるので、1本の反射型光ファイバー3Rで、羽
根車2の回転速度と回転方向とを同時に求めることがで
きる。
射型光ファイバー3Rを羽根車2の中心位置より下流側
にずらして配設して羽根部1の側面1sで反射された光
を検出するようにしたので、検出信号として非対称な検
出波形を得ることができる。また、上記検出波形を識別
することにより羽根車2の回転方向を容易に判別するこ
とができるので、1本の反射型光ファイバー3Rで、羽
根車2の回転速度と回転方向とを同時に求めることがで
きる。
【0016】なお、本実施の形態1においては、反射型
光ファイバー3Rを根車2の中心位置より下流側にずら
して配設したが、上流側にずらして配設してもよい。ま
た、反射型光ファイバー3Rの端面1sの設置角度は、
図2に示すように、羽根車2の側面1sと羽根車2の回
転角がθ=0のときに平行になるようにしたが、例え
ば、羽根車2が反射型光ファイバー3Rの端面3sに近
づくほど上記側面1sと端面3sが平行になるようにす
るなど、中心軸Yと端面3sに角度を持たせるように反
射型光ファイバー3Rを設置してもよい。
光ファイバー3Rを根車2の中心位置より下流側にずら
して配設したが、上流側にずらして配設してもよい。ま
た、反射型光ファイバー3Rの端面1sの設置角度は、
図2に示すように、羽根車2の側面1sと羽根車2の回
転角がθ=0のときに平行になるようにしたが、例え
ば、羽根車2が反射型光ファイバー3Rの端面3sに近
づくほど上記側面1sと端面3sが平行になるようにす
るなど、中心軸Yと端面3sに角度を持たせるように反
射型光ファイバー3Rを設置してもよい。
【0017】実施の形態2.図5は、本発明の実施の形
態2に係わる羽根車式流量計の羽根車2を示す図で、羽
根車2は、4種類の幅の異なる羽根幅WA,WB,WC,
WD(WA〈WB〈WC〈WD)を有する羽根部1A,羽根
部1B,羽根部1C,羽根部1Dを、半回転毎に、時計
周りに羽根幅の小さい順に配置したの8個の羽根部1を
備えている。また、図5,図6に示すように、反射型光
ファイバー3Rの端面3sは、従来例と同様に、羽根車
の表面1pに対峙するように設置されている。上記光フ
ァイバー3Rの他端は、光ファイバー3Rに光を送ると
ともに、反射された光を検出する反射型用駆動検出回路
5Rに接続される。上記反射型用駆動検出回路5Rで検
出された反射光は、図6に示すように、出力パルス信号
として検出信号処理回路9Rに送られる。上記出力パル
ス信号は、図7に示すように、羽根車2の羽根部1A〜
羽根部1Dの羽根幅WA〜WDに対応したパルス幅Δ1,
Δ2,Δ3,Δ4を持つパルスA,B,C,Dが、羽根車
2の回転が時計回りの場合には、A→B→C→D→A→
‥‥の順で出力される。なお、上記パルスA,B,C,
Dの中心位置の時間間隔Tpは、羽根車2の回転速度の
変化の大きい過渡的状態を除いては、パルスA(または
パルスB,C,D)の周期Tmの1/4にほぼ等しい。
態2に係わる羽根車式流量計の羽根車2を示す図で、羽
根車2は、4種類の幅の異なる羽根幅WA,WB,WC,
WD(WA〈WB〈WC〈WD)を有する羽根部1A,羽根
部1B,羽根部1C,羽根部1Dを、半回転毎に、時計
周りに羽根幅の小さい順に配置したの8個の羽根部1を
備えている。また、図5,図6に示すように、反射型光
ファイバー3Rの端面3sは、従来例と同様に、羽根車
の表面1pに対峙するように設置されている。上記光フ
ァイバー3Rの他端は、光ファイバー3Rに光を送ると
ともに、反射された光を検出する反射型用駆動検出回路
5Rに接続される。上記反射型用駆動検出回路5Rで検
出された反射光は、図6に示すように、出力パルス信号
として検出信号処理回路9Rに送られる。上記出力パル
ス信号は、図7に示すように、羽根車2の羽根部1A〜
羽根部1Dの羽根幅WA〜WDに対応したパルス幅Δ1,
Δ2,Δ3,Δ4を持つパルスA,B,C,Dが、羽根車
2の回転が時計回りの場合には、A→B→C→D→A→
‥‥の順で出力される。なお、上記パルスA,B,C,
Dの中心位置の時間間隔Tpは、羽根車2の回転速度の
変化の大きい過渡的状態を除いては、パルスA(または
パルスB,C,D)の周期Tmの1/4にほぼ等しい。
【0018】次に、上記出力パルス信号を信号処理して
羽根車2の回転方向を判別する方法について、図8に示
す検出信号処理回路9Rの構成図及び図9のフローチャ
ートを用いて説明する。パルス信号が検出信号処理回路
9Rのtu(パルス立上がり点)算出回路19に入力す
る(ステップS1)と、tu算出回路19はタイマ20
のクロック信号に基づき入力パルスの立上がり点tuを
算出する(ステップS2)。Tu(パルス間隔)算出回
路21は、上記tuと直前に送られて来たtu-1との時間
差Tuを算出する(ステップS3)。また、平均周期算
出回路22は、上記tuと4個前に送られて来たtu-4と
の時間差から周期Tmを算出する(ステップS4)。上
記時間差Tuと周期Tmは差分判定回路23に送られ、パ
ルス幅差Suが演算され、上記Suの符号がパルス列発生
回路24に送られ、パルス列発生回路24は、上記Su
の符号が正のときのみパルス発生させる(ステップS
5)。なお、上記パルス幅差Sは、Su=2・(Tm/4
−Tu)=Δu−Δu-1により求められる。
羽根車2の回転方向を判別する方法について、図8に示
す検出信号処理回路9Rの構成図及び図9のフローチャ
ートを用いて説明する。パルス信号が検出信号処理回路
9Rのtu(パルス立上がり点)算出回路19に入力す
る(ステップS1)と、tu算出回路19はタイマ20
のクロック信号に基づき入力パルスの立上がり点tuを
算出する(ステップS2)。Tu(パルス間隔)算出回
路21は、上記tuと直前に送られて来たtu-1との時間
差Tuを算出する(ステップS3)。また、平均周期算
出回路22は、上記tuと4個前に送られて来たtu-4と
の時間差から周期Tmを算出する(ステップS4)。上
記時間差Tuと周期Tmは差分判定回路23に送られ、パ
ルス幅差Suが演算され、上記Suの符号がパルス列発生
回路24に送られ、パルス列発生回路24は、上記Su
の符号が正のときのみパルス発生させる(ステップS
5)。なお、上記パルス幅差Sは、Su=2・(Tm/4
−Tu)=Δu−Δu-1により求められる。
【0019】羽根車2の回転方向が時計回りの場合に
は、羽根車2の回転が時計回りの場合には、検出パルス
がA→B→C→D→A→‥の順で出力されるので、パル
ス列発生回路24からは、図9に示すように、P=‥,
1,0,1,1,1,0,‥なるパルス列がパルス列判
定回路25に送られる。一方、羽根車2の回転が反時計
回りの場合には、検出パルスはD→C→B→A→D→‥
の順で出力されるので、パルス列発生回路24からは、
Q=‥,0,1,0,0,0,1,‥がパルス列判定回
路25に送られ、羽根車2の回転方向が判定される(ス
テップS6)。例えば、上記パルス列判定回路25を、
5入力の多数決回路で構成すれば、上記パルス列Pはど
この5パルスをとっても1は2つ以下であり、パルス列
Qはどこの5パルスをとっても1は3つ以上であるの
で、上記多数決回路によりパルス列を容易に判定でき
る。上記判定結果は回転方向信号発生回路16に送ら
れ、回転方向信号発生回路16の出力は回転速度算出回
路17に出力される(ステップS7またはステップS
8)。また、上記平均周期算出回路22の出力(周期T
m)は、回転速度算出回路17に送られ、回転速度算出
回路17は、上記従来例と同様に、上記出力信号の周期
に基づいて羽根車2の回転速度を検出し、流量演算回路
18は、上記回転速度算出回路17の出力に基づいて噴
射流の流速Vと流量Qとを求めて出力する。
は、羽根車2の回転が時計回りの場合には、検出パルス
がA→B→C→D→A→‥の順で出力されるので、パル
ス列発生回路24からは、図9に示すように、P=‥,
1,0,1,1,1,0,‥なるパルス列がパルス列判
定回路25に送られる。一方、羽根車2の回転が反時計
回りの場合には、検出パルスはD→C→B→A→D→‥
の順で出力されるので、パルス列発生回路24からは、
Q=‥,0,1,0,0,0,1,‥がパルス列判定回
路25に送られ、羽根車2の回転方向が判定される(ス
テップS6)。例えば、上記パルス列判定回路25を、
5入力の多数決回路で構成すれば、上記パルス列Pはど
この5パルスをとっても1は2つ以下であり、パルス列
Qはどこの5パルスをとっても1は3つ以上であるの
で、上記多数決回路によりパルス列を容易に判定でき
る。上記判定結果は回転方向信号発生回路16に送ら
れ、回転方向信号発生回路16の出力は回転速度算出回
路17に出力される(ステップS7またはステップS
8)。また、上記平均周期算出回路22の出力(周期T
m)は、回転速度算出回路17に送られ、回転速度算出
回路17は、上記従来例と同様に、上記出力信号の周期
に基づいて羽根車2の回転速度を検出し、流量演算回路
18は、上記回転速度算出回路17の出力に基づいて噴
射流の流速Vと流量Qとを求めて出力する。
【0020】このように、本実施の形態2によれば、半
回転毎に羽根車2の羽根幅を順次増加させるようにした
ので、羽根車2の回転方向により検出パルスのパルス幅
の配列順序が異った検出信号が得られる。この上記検出
信号のパルス幅の配列の違いを識別することにより羽根
車2の回転方向を容易に判別することができる。したが
って、1本の反射型光ファイバー3Rで、羽根車2の回
転速度と回転方向とを同時に求めることができる。
回転毎に羽根車2の羽根幅を順次増加させるようにした
ので、羽根車2の回転方向により検出パルスのパルス幅
の配列順序が異った検出信号が得られる。この上記検出
信号のパルス幅の配列の違いを識別することにより羽根
車2の回転方向を容易に判別することができる。したが
って、1本の反射型光ファイバー3Rで、羽根車2の回
転速度と回転方向とを同時に求めることができる。
【0021】なお、本実施の形態2おいては、各パルス
の立上がり点tuを求め、各tuの値に基づいて、パルス
幅差Su=Δu−Δu-1を求めたが、図10に示すよう
に、各パルス毎に立上がり点tuiと立下がり点tdiを求
めて各パルス幅Δuiを算出し、パルス幅差Su=Δu−Δ
u-1を求めてもよい。この場合には、上記Tp=Tm/4
に相当するパルス間隔Tkは、Tk={(tuk+tdk)−
(tuk-1+tdu-1)}/2で与えられるので、上記例の
ように4個前のパルスの立上がり時間を記憶しておく必
要がない。また、上記例では、簡単のため、羽根車2を
半回転毎に時計周りに羽根幅の小さい羽根部1を順に配
置した構成としたが、羽根車2の羽根数や羽幅の構成
は、これに限るものではない。但し、羽根部1の羽根幅
を大きい順または小さい順でなく配列した場合には、検
出信号処理回路9Rの構成もそれに応じて設計変更する
必要があることは言うまでもない。また、本実施の形態
2おいては、1本の反射型光ファイバー3Rを用いて羽
根車2からの反射光の強度を検出したが、1対の透過型
の光ファイバーを用いても同様の効果が得られる。
の立上がり点tuを求め、各tuの値に基づいて、パルス
幅差Su=Δu−Δu-1を求めたが、図10に示すよう
に、各パルス毎に立上がり点tuiと立下がり点tdiを求
めて各パルス幅Δuiを算出し、パルス幅差Su=Δu−Δ
u-1を求めてもよい。この場合には、上記Tp=Tm/4
に相当するパルス間隔Tkは、Tk={(tuk+tdk)−
(tuk-1+tdu-1)}/2で与えられるので、上記例の
ように4個前のパルスの立上がり時間を記憶しておく必
要がない。また、上記例では、簡単のため、羽根車2を
半回転毎に時計周りに羽根幅の小さい羽根部1を順に配
置した構成としたが、羽根車2の羽根数や羽幅の構成
は、これに限るものではない。但し、羽根部1の羽根幅
を大きい順または小さい順でなく配列した場合には、検
出信号処理回路9Rの構成もそれに応じて設計変更する
必要があることは言うまでもない。また、本実施の形態
2おいては、1本の反射型光ファイバー3Rを用いて羽
根車2からの反射光の強度を検出したが、1対の透過型
の光ファイバーを用いても同様の効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
羽根車式流量計は、1本の反射型光ファイバーを上記羽
根車の中心位置より流体の上流または下流側にずらした
位置に配設して上記羽根部の側面に照射された光の反射
光を検出するようにしたので、検出信号として非対称な
検出波形を得ることができる。したがって、上記検出波
形を識別することにより羽根車の回転方向を容易に判別
することができる。
羽根車式流量計は、1本の反射型光ファイバーを上記羽
根車の中心位置より流体の上流または下流側にずらした
位置に配設して上記羽根部の側面に照射された光の反射
光を検出するようにしたので、検出信号として非対称な
検出波形を得ることができる。したがって、上記検出波
形を識別することにより羽根車の回転方向を容易に判別
することができる。
【0023】また、請求項2に記載の羽根車式流量計
は、検出された反射光のアナログ波形に対してレベルの
異なる2つの閾値を設定し上記2つの閾値に基づいた矩
形波を発生させるとともに、上記2つの矩形波の位相差
を比較して上記羽根車の回転方向を検出する検出信号処
理手段を備えたので、上記非対称な検出波形を容易に識
別でき、したがって、1本の反射型光ファイバーで羽根
車2の回転速度と回転方向とを同時に求めることができ
る。
は、検出された反射光のアナログ波形に対してレベルの
異なる2つの閾値を設定し上記2つの閾値に基づいた矩
形波を発生させるとともに、上記2つの矩形波の位相差
を比較して上記羽根車の回転方向を検出する検出信号処
理手段を備えたので、上記非対称な検出波形を容易に識
別でき、したがって、1本の反射型光ファイバーで羽根
車2の回転速度と回転方向とを同時に求めることができ
る。
【0024】請求項3に記載の羽根車式流量計は、羽根
車の隣合う羽根部の羽根幅を異なるようにしたので、パ
ルス幅の配列順序が異った検出信号を得ることができ
る。したがって、上記検出信号のパルス幅の配列の違い
を識別することにより羽根車の回転方向を容易に判別す
ることができる。
車の隣合う羽根部の羽根幅を異なるようにしたので、パ
ルス幅の配列順序が異った検出信号を得ることができ
る。したがって、上記検出信号のパルス幅の配列の違い
を識別することにより羽根車の回転方向を容易に判別す
ることができる。
【0025】また、請求項4に記載の羽根車式流量計
は、1本の反射型光ファイバーまたは1対の透過型光フ
ァイバーと、羽根部の羽根幅に対応した各透過光または
各反射光の隣合うパルス幅の差を算出するとともに上記
パルス幅の差の配列に基づいて上記羽根車の回転方向を
検出する検出信号処理回路とを備えたので、上記パルス
幅の差の配列順序を容易に識別でき、したがって、1本
の反射型光ファイバーまたは1対の透過型光ファイバー
により、羽根車の回転速度と回転方向とを同時に求める
ことができる。
は、1本の反射型光ファイバーまたは1対の透過型光フ
ァイバーと、羽根部の羽根幅に対応した各透過光または
各反射光の隣合うパルス幅の差を算出するとともに上記
パルス幅の差の配列に基づいて上記羽根車の回転方向を
検出する検出信号処理回路とを備えたので、上記パルス
幅の差の配列順序を容易に識別でき、したがって、1本
の反射型光ファイバーまたは1対の透過型光ファイバー
により、羽根車の回転速度と回転方向とを同時に求める
ことができる。
【図1】本発明の実施形態1に係わる羽根車式流量計の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1に係わる反射光の強度を説
明するための図である。
明するための図である。
【図3】本発明の実施形態1に係わる検出信号処理回路
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1に係わるコンパレータ出力
波形である。
波形である。
【図5】本発明の実施形態2に係わる羽根車の構造を示
す図である。
す図である。
【図6】本発明の実施形態2に係わる羽根車式流量計の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態2に係わる検出信号パルスを
示す図である。
示す図である。
【図8】本発明の実施形態2に係わる検出信号処理回路
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図9】本発明の実施形態2に係わる検出信号処理回路
の回転方向検出の動作を説明するためのフローチャート
である。
の回転方向検出の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図10】本発明の実施形態2に係わる検出信号パルス
の他の信号処理方法を説明するための図である。
の他の信号処理方法を説明するための図である。
【図11】従来の羽根車式流量計の構成を示す図であ
る。
る。
【図12】従来の羽根車式流量計の検出信号パルスを示
す図である。
す図である。
1 (羽根車の)羽根部 2 羽根車 3R 反射型光ファイバー 5R 反射型用駆動検出回路 9R 検出信号処理回路 13a,13b 基準電圧設定部 14a,14b コンパレータ 15 位相差比較回路 16 回転方向信号発生回路 17 回転速度算出回路 18 流量演算回路 19 tu算出回路 20 タイマ 21 Tu算出回路 22 平均周期算出回路 23 差分判定回路 24 パルス列発生回路 25 パルス列判定回路
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 敏行 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内 (72)発明者 鈴木 英治 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 被計測流体の流路中に配置された羽根車
の羽根部に光を照射し、上記照射された光の透過光また
は反射光を検出して上記羽根車の回転速度を算出するこ
とにより上記流体の流量を検出する羽根車式流量計にお
いて、上記光の照射及び検出手段として、1本の反射型
光ファイバーを上記羽根車の中心位置より流体の上流ま
たは下流側にずらした位置に配設して上記羽根部の側面
に照射された光の反射光を検出するようにしたことを特
徴とする羽根車式流量計。 - 【請求項2】 検出された反射光のアナログ波形に対し
てレベルの異なる2つの閾値を設定し上記2つの閾値に
基づいた矩形波を発生させるとともに、上記2つの矩形
波の位相差を比較して上記羽根車の回転方向を検出する
検出信号処理手段を備えたことを特徴とする請求項1記
載の羽根車式流量計。 - 【請求項3】 被計測流体の流路中に配置された羽根車
の羽根部に光を照射し、上記照射された光の透過光また
は反射光を検出し上記羽根車の回転速度を算出すること
により上記流体の流量を検出する羽根車式流量計におい
て、羽根車の隣合う羽根部の羽根幅を異なるようにした
ことを特徴とする羽根車式流量計。 - 【請求項4】 1本の反射型光ファイバーまたは1対の
透過型光ファイバーと、羽根部の羽根幅に対応した各透
過光または各反射光の隣合うパルス幅の差を算出すると
ともに上記パルス幅の差の配列に基づいて上記羽根車の
回転方向を検出する検出信号処理回路とを備えたことを
特徴とする請求項3記載の羽根車式流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7767997A JPH10267709A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 羽根車式流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7767997A JPH10267709A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 羽根車式流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10267709A true JPH10267709A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13640586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7767997A Pending JPH10267709A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 羽根車式流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10267709A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105841755A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-08-10 | 东北大学 | 一种改进型光纤涡轮流量计 |
CN107525942A (zh) * | 2016-06-21 | 2017-12-29 | 中国石油天然气股份有限公司 | 流速测量装置 |
CN110893323A (zh) * | 2018-09-12 | 2020-03-20 | 台山市旺春达环保科技有限公司 | 一种滤芯组件检测设备 |
CN118465306A (zh) * | 2024-07-10 | 2024-08-09 | 北京卓镭激光技术有限公司 | 一种基于光电感应的流速计及激光冷却系统 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7767997A patent/JPH10267709A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105841755A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-08-10 | 东北大学 | 一种改进型光纤涡轮流量计 |
CN107525942A (zh) * | 2016-06-21 | 2017-12-29 | 中国石油天然气股份有限公司 | 流速测量装置 |
CN110893323A (zh) * | 2018-09-12 | 2020-03-20 | 台山市旺春达环保科技有限公司 | 一种滤芯组件检测设备 |
CN118465306A (zh) * | 2024-07-10 | 2024-08-09 | 北京卓镭激光技术有限公司 | 一种基于光电感应的流速计及激光冷却系统 |
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