JPH1026738A - 視野の大部分を画像で覆う立体鏡 - Google Patents

視野の大部分を画像で覆う立体鏡

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JPH1026738A
JPH1026738A JP8198527A JP19852796A JPH1026738A JP H1026738 A JPH1026738 A JP H1026738A JP 8198527 A JP8198527 A JP 8198527A JP 19852796 A JP19852796 A JP 19852796A JP H1026738 A JPH1026738 A JP H1026738A
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JP
Japan
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angle
lens
magnifying
image
degrees
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Application number
JP8198527A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Takamoto
秀利 高本
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Publication date
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 人間の視野を覆い尽くす立体映像の鑑賞手段
を、立体鏡の手軽さで得る。 【解決手段】 拡大鏡1のレンズ系を次のように設計す
る。糸巻き形歪みを生じるようにして、魚眼レンズを用
いて撮影された写真、または、等距離射影図法で作画さ
れたコンピューター・グラフィック等の画像2を鑑賞し
たときに、その樽形歪みを打ち消すようにする。また、
48mm以上の口径の接眼レンズを持ち、画像2の撮影
時の画角と等しい視角が得られる拡大率にする。更に、
この拡大鏡1二つを左右両眼用として用いる際に、従来
は平行に配置されているその拡大鏡の光軸、即ちレンズ
系の中心軸3を、対物レンズ側を左右水平方向外側に開
き15度以上づつ傾けて配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人間の両眼の全
視野に匹敵する程の視界が得られる立体鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来手軽に立体画像を楽しむ道具として
立体鏡が有った。その最も一般的な仕組みは一対の拡大
鏡を、その光軸即ちレンズ系の中心軸をほぼ平行に、人
間の両眼の間隔である約65mm前後の間隔で配置し、
それらの焦点の位置に左右それぞれに対応したステレオ
写真あるいは立体図法で描かれた図像を配する為のホー
ルダーを設けたものであった。そして、鑑賞対象となる
画像が殆どの場合一般のカメラの標準レンズと同じ透視
図法で撮影または作画されている為、拡大鏡のレンズ系
はできるだけ糸巻き歪みなどが起きないように設計され
ている。また、ステレオ・カメラの撮影レンズの光軸が
平行あるいは、事物が手前に飛び出て見えることに主眼
が置かれているので、明視の距離である目前数十センチ
メートルのところに左右の虚像が無理なく重なって見え
るように多少内側に向けられて作られている為、立体鏡
の拡大鏡の光軸もそれに呼応して、平行または少し内側
向きに配置されている。このような構造の為、従来の立
体鏡の視野は、殆どが60度以下であり、原理的にも撮
影に使う透視図法の広角レンズで得られる100度程度
の画角が限界である。そして、例えそのようなものを作
ったとしても鑑賞対象となるステレオ写真は大きく引き
伸ばしたものが必要になり手軽さを欠く事になる。ま
た、広い視野を得るステレオ画像再現手段としてはプラ
ネタリウムのような丸天井を使った全周天立体映像装置
や円筒状に湾曲したワイドスクリーンを使ったものなど
大掛りなものであれば実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来は全周
天立体映像のような大掛りな装置でしか実現出来なかっ
た、人間の視野を覆い尽くす立体映像の鑑賞手段を、立
体鏡の手軽さで得ようとするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】拡大鏡(1)のレンズ系を次の
ように設計する。糸巻き形歪みを生じるようにして、通
称魚眼レンズと呼ばれている等距離射影図法の広角レン
ズを用いて撮影された写真、または、同じ図法で作画さ
れたコンピューター・グラフィック等の画像(2)を鑑
賞したときに、その等距離射影による樽形歪みを打ち消
すようにする。また、48mm以上の口径の接眼レンズ
を持ち、画像(2)の撮影時の画角と等しい視角が得ら
れる拡大率にする。
【0005】更に、この拡大鏡(1)二つを左右両眼用
として用いる際に、従来は平行に配置されているその拡
大鏡の光軸、即ちレンズ系の中心軸(3)を、対物レン
ズ側を左右水平方向外側に開き15度以上づつ傾けて配
置する。左右の光軸は接眼レンズ側の延長線上で30度
以上の角度で交わる事になる。
【0006】鑑賞の対象となるステレオ画像(2)も、
従来は左右の画像が同一平面上に置かれていたが、拡大
鏡の光軸の傾きに対応し、それぞれの光軸と垂直に成る
ように互いに角度を付けて配置されるようにホールダー
(4)を設ける。
【0007】以上の構造の立体鏡。
【0008】尚、この立体鏡で鑑賞するステレオ画像を
撮影するステレオ・カメラのレンズの光軸も立体鏡に対
応して外側に同じ角度で傾けられた構造の専用のものが
必要となる。また、グラフィックの場合も正しく視界を
再現する為には、作画時の視線方向が同様に外側に同じ
角度で傾けられて設定されている必要がある。
【0009】
【作用】撮影または作画時の等距離射影図法の為、小さ
な画面内に160度程度の広い画角を収める事が出来た
画像を、それによる樽形歪みを打ち消すように糸巻き形
歪みを生じ、かつ接眼レンズの口径が大きくなるように
設計された拡大鏡を透して鑑賞すると、広い画角が再現
されて、単眼でも人間の片目の視野と同等の視界を得る
事が出来る。更に、これを左右両眼に用いる際にその光
軸を左右方向互いに外側に傾けて設置することにより、
従来の構造では不可能であった真横方向の見える180
度あるいはそれ以上の視角が得られ、背面方向の一部ま
で視界に入れる事が出来るようになる。これにより、手
軽に、これまでにない臨場感を得る事が出来、画像に表
された空間に没入したような感覚を味わう事すら可能に
なる。また、巨大な物が表されている場合は、そのスケ
ールも実感できる。
【0010】
【実施例】図1において、拡大鏡1二つを左右両眼用と
して用いる際に、その光軸、即ちレンズ系の中心軸3
を、対物レンズ側を左右水平方向外側に開き15度以上
づつ傾けて配置する。左右の光軸は接眼レンズ側の延長
線上で30度以上の角度で交わる事になる。
【0011】鑑賞の対象となるステレオ画像2も、従来
は左右の画像が同一平面上に置かれていたが、拡大鏡の
光軸の傾きに対応し、それぞれの光軸と垂直に成るよう
に互いに角度を付けて配置されるようにホールダー4を
設ける。
【0012】画像2の替りに液晶ディスプレイのような
小型のテレビジョンのモニターを配すれば、動画に対応
することが出来る。
【0013】図2に示される実施例では、図1の画像2
の替りにマット・スクリーン6を配し、そこにCRT7
等の大型ディスプレイの画像を投影レンズ8の光学系を
用いて投影することにより動画に対応する。
【0014】図3に示される実施例では、図1の画像2
が平面なのに対し、拡大鏡1の光軸上に中心を持つ円筒
の側面の一部の形状の画像2を配している。また、ホー
ルダー4を外し、この画像2を同じく円筒の側面の一部
の形状のマット・スクリーンに置き換える事も出来る。
【0015】図4に示される実施例では、図1の画像2
が平面なのに対し、二つの拡大鏡1の光軸の交点上に中
心を持つ円筒の側面の一部の形状の画像2を配してい
る。図3の実施例に比べると、ステレオ画像2の左右の
境界線を折り曲げずに済む。また、ホールダー4を外
し、この画像2を同じく円筒の側面の一部の形状のマッ
ト・スクリーンに置き換える事も出来る。
【0016】図5に示される実施例では、図1の画像2
が平面なのに対し、拡大鏡1の光軸上に中心を持つ球面
の一部の形状のマット・スクリーンを配している。
【0017】図6に示される実施例では、図1の画像2
が平面なのに対し、二つの拡大鏡1の光軸の交点上に中
心を持つ球面の一部分の形状のマット・スクリーンを配
している。
【0018】
【発明の効果】糸巻き歪みが生じるのを許すと、許さな
い場合に比べ、接眼レンズの口径が大きく視角が広い拡
大鏡の設計が容易になる。具体的に約160度の視角の
設計が可能となる。これは人間の片目の静視野に相当す
る。この拡大鏡2つを左右両眼に当てて自然な視野にな
るように位置を調節してそのまま固定すると、拡大鏡の
それぞれの光軸は正面に対し外側に約20度づつ傾いた
方向を向き、全視野は約200度の視角が得られる。
【0019】このように、本発明は人間の視野のメカニ
ズムと率直に対応したものであり、人間の視野を自然に
近い形で再現しているのでステレオ画像の中に入り込ん
だ感覚が味わえる。
【0020】テレビジョンのディスプレイと結び付けれ
ば監視用あるいは遠隔操作ロボット用に使う事が出来。
従来のものと比べて死角が少なく現場の状況を判断し易
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面図である。
【図2】CRTの画像をマット・スクリーンに投影した
場合の平面図である。
【図3】画像の形状を二つの円筒の側面の一部にした場
合の平面図である。
【図4】画像の形状を一つの円筒の側面の一部にした場
合の平面図である。
【図5】マット・スクリーンの形状を二つの球面の一部
にした場合の平面図である。
【図6】マット・スクリーンの形状を一つの球面の一部
にした場合の平面図である。
【符号の説明】
1 拡大鏡 2 ステレオ画像 3 拡大鏡の光軸 4 画像ホールダー 5 視点 6 マット・スクリーン 7 CRT 8 投影レンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通称魚眼レンズと呼ばれている等距離射
    影図法の広角レンズを用いて撮影された写真、または、
    同じ図法で作画されたコンピューター・グラフィック等
    のステレオ用の二枚組み画像を鑑賞するにあたり、
    (イ)その等距離射影による樽形歪みを打ち消すように
    糸巻き形歪みを生じ、かつ、48mm以上の口径の接眼
    レンズを持ち、撮影時の画角と等しい視角が得られる拡
    大率に設計された拡大鏡二つを左右両眼用として用い
    る。(ロ)更に、従来は平行に配置されている、その拡
    大鏡の光軸、即ちレンズ系の中心軸を、対物レンズ側を
    左右水平方向外側に開き15度以上づつ傾けて配置す
    る。左右の光軸は接眼レンズ側の延長線上で30度以上
    の角度で交わる事になる。(ハ)鑑賞の対象となるステ
    レオ画像も、従来は左右の画像が同一平面上に置かれて
    いたが、拡大鏡の光軸の傾きに対応し、それぞれの光軸
    と垂直に成るように互いに角度を付けて配置されるよう
    にホールダーを設ける。以上の構造により、人間の視野
    の大部分を画像で覆う事の出来る立体鏡。
JP8198527A 1996-07-10 1996-07-10 視野の大部分を画像で覆う立体鏡 Pending JPH1026738A (ja)

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JP2000131024A Division JP2000347133A (ja) 2000-01-01 2000-04-28 ステレオカメラ
JP2000131036A Division JP2000352696A (ja) 2000-01-01 2000-04-28 2枚組み画像

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