JPH10267377A - ノズルの装着機構及び送風装置 - Google Patents

ノズルの装着機構及び送風装置

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JPH10267377A
JPH10267377A JP9469997A JP9469997A JPH10267377A JP H10267377 A JPH10267377 A JP H10267377A JP 9469997 A JP9469997 A JP 9469997A JP 9469997 A JP9469997 A JP 9469997A JP H10267377 A JPH10267377 A JP H10267377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹出口周縁部に塗料溜まりが形成されていて
も、ノズルの装着を円滑にする。 【解決手段】 空調機器の吹出口に回転自在に装着する
ノズル31の基部33を、当該吹出口を挿通自在な円筒
形に成形すると共に、基部33側端部には吹出口よりも
径大のフランジ34を設ける。フランジ34からノズル
31の吐出口32寄りの基部33外周には突起35を設
け、フランジ34における突起35に対向する部分に、
窪み部36を形成し、窪み部36の周方向の周縁部36
a、36bはテーパ状に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調機等の吹出口
に装着されるノズルの装着機構、及び当該装着機構を用
いた送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば空調機等の吹出口には、特定方向
に給気を吐出させるためにノズルが装着されることがあ
る。またその場合、ノズルを吹出口に対して着脱自在な
構造としたり、吹出口部分で回転自在な構造としている
ことがある。かかる場合、従来は、ノズルの基部外周に
突起を形成し、吹出口周縁部に該突起が通過自在な凹部
を形成している。そして容易に離脱しないように、吹出
口周縁部の厚み分の空隙をもって該突起から離れた基部
外周にフランジを設け、前記突起を凹部で通過させた
後、ノズル全体を回転させて係止部とフランジとの間
で、吹出口周縁部を挟み込むことで、ノズルを吹出口に
装着するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の装着機構では次のような問題がある。即ち、従来
はノズルを装着した際にノズルがガタついたり、あるい
は吹出口からの気流の漏れを最小限に抑えるため、フラ
ンジと突起との間の間隔を、吹出口周縁部の厚みとほぼ
同一に設定しており、吹出口が形成されている板材に塗
装を施すと、当該塗料の厚み分だけ、フランジと突起と
の間の間隔が狭くなるが、特に吹出口周縁部には、塗膜
の厚さよりもさらに厚い所謂「塗料溜まり」が形成され
てしまう。そのため、ノズルを装着する際に極めて装着
しづらく、塗料溜まりの形状、厚さによってはノズルを
装着できない場合もあった。
【0004】本発明はそのような点に鑑みてなされたも
のであり、そのように吹出口周縁部に塗料溜まりが形成
されていても、ノズルの装着が円滑に行えるノズルの装
着機構、及び当該装着機構を採用した送風装置を提供し
て、前記問題の解決を図ることをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1によれば、吹出口から吹き出される気体を
特定の方向に吐出させるために当該吹出口に装着される
ノズルの装着機構において、前記ノズルは、前記吹出口
の中心を中心として回転自在であって、当該ノズルの基
部は吹出口を挿通自在な円筒形に成形されると共に、該
基部側端部には吹出口よりも径大のフランジが設けら
れ、該フランジから前記ノズルの吐出口寄りの基部外周
には突部が設けられ、吹出口周縁部には、前記突部が通
過自在な凹部が形成され、前記フランジにおける前記突
部に対向する部分に、窪み部が設けられたことを特徴と
する、ノズルの装着機構が提供される。
【0006】このようにフランジにおける前記突部に対
向する部分に、窪み部を設けたことにより、たとえ塗料
溜まりが形成されていても、ノズル装着の際に当該塗料
溜まりを前記窪み部に追いやる(逃がす)ことができる
から、ノズルの装着を円滑に行える。かかる機能を鑑み
れば、窪み部を形成する領域は、予想される塗料溜まり
の大きさを見越してその分多少大きく形成する方が、よ
り装着を円滑に行える。具体的には、例えばフランジの
周方向において、前記突部に対向する部分よりも長くし
たり、吹出口周縁部に形成される凹部よりも周方向の長
さを長くすることが提案できる。
【0007】窪み部の形成は、例えば均一な厚さのフラ
ンジを例えばプレス成形することにより、突部に対向す
る部分を、基部側にへこませて成形してもよく、請求項
2のように、フランジにおける突部に対向する部分を、
他の部分よりも肉薄に成形することによって創出させて
もよい。
【0008】そして請求項3に記載したように、窪み部
における少なくともフランジ周方向の周縁部を、テーパ
状に成形すれば、ノズルを回転させて装着する際の装着
作業をより円滑に実施することができる。
【0009】前記したような窪み部に代えて、請求項4
に記載したように、切欠部を設けても、請求項1と同
様、吹出口の周縁部に形成された塗料溜まりをこの切欠
部に逃がすことができ、ノズルの装着を円滑に行うこと
ができる。
【0010】請求項5に記載の送風装置は、前記した各
請求項1〜4のノズルの装着機構を採用したものであ
り、少なくともその側周囲が、隣接する側板相互が直角
となる4つの側板に囲まれた箱体形状のチャンバと、こ
のチャンバ内に設けられた送風機とを有し、前記側板に
おける少なくとも特定の1つの側板に吸込口が設けられ
ると共に、他の3つの側板には吹出口が設けられ、前記
送風機の作動によって前記吸込口から吸い込まれた気体
が前記吹出口から吐出されるように構成され、前記ノズ
ルは、請求項1、2、3又は4のいずれかに記載のノズ
ルの装着機構によって、前記吹出口に装着されたもので
ある。
【0011】かかる送風装置を用いれば、例えば駐車場
に設置する場合、吸込口がある側板と対向する側板に設
けたノズルを車両通路方向に位置させて、当該ノズルの
吐出先に他の送風装置トの吸込口を位置させることによ
って、空気を次々と搬送させて、メインの搬送気流を形
成することができる。そして他の残りの側板の吹出口は
この搬送気流に対して、直角に位置しているので、平面
からみて前記メインの搬送気流に対して直角な方向に無
理なく送風することができ、メインの搬送気流のみなら
ず、攪拌気流を同時に形成することも可能である。した
がって、同種の送風装置を適宜設置することで、屋内駐
車場内を好適に換気することができる。なお吸込口は、
特定の1つの側板、例えば後側板だけではなく、後側板
に隣接する側板の後側板寄りの部分に同時に形成しても
よい。
【0012】そしてノズルの吹出口への装着について
は、前記した請求項1〜4の装着機構によって装着され
ているので、チャンバを塗装して吹出口周縁に塗料溜ま
りが形成されていても、ノズルの装着を円滑に行うこと
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明すると、図1は本実施形態にかかる送風装置1の
平面、図2は左側面、図3は正面、図4は背面、図5、
図6は内部の様子を夫々示しており、この送風装置1の
チャンバ2は、全体として直方体の箱形状をなしてお
り、その側面は、左側板3、右側板4、前側板5、後側
板6によって形成されている。上面には天板7、底面に
は底板8が取り付けられている。チャンバ2内には、モ
ータ11及びこのモータ11に直結した遠心式の送風機
12が設けられ、送風機13周囲には図7に示すよう
に、ファンケーシング13が設けられている。前記天板
7には、吊下用の支持金具14、15が設けられ、左側
板3の適宜箇所には、前記送風機12の運転状態を示す
表示ランプ16やブレーカ17が設けられている。
【0014】左側板3の上方の一部、後側板6の一部及
び天板7の一部は夫々開口しており、当該開口にはパン
チグメタルが設けられて各々空気の吸込口18、19、
20が形成されている。後側板6のみに開口を設けて吸
込口を形成もよく、また後側板6に設けられる開口は全
面であってもよい。即ち、全面に吸込口を形成してもよ
い。またパンチングメタルに限らず、その他例えば格子
状のメッシュやスリット状、使用場所の環境等に応じて
任意の形態のものが選択できる。さらに必要に応じて、
底板8や右側板4にも適宜開口を設けて吸込口を形成す
れば、多様な吸込気流に対処することができる。
【0015】そして前記左側板3、右側板4及び前側板
5には、下方寄りの位置に、各々対応する円形の吹出口
3a、3b、4a、4b、5a、5bが、各側板に2つ
ずつ上下に位置するように形成されている。各吹出口3
a、3b、4a、4b、5a、5bはいずれも同形同大
であって、例えば吹出口5bについて説明すると、図8
に示したように、吹出口5bの周縁部に凹部21が、非
点対称に形成されている。このように構成することによ
り、後述のように、ノズル31を回転させても1カ所で
しか取り外せない(リリース位置が1カ所しかない)こ
とになり、使用範囲、即ちノズル31を所望の吐出方向
に設定できる範囲が実質的に拡大する。もちろん凹部2
1や突起の数は任意に設定できることはいうまでもな
い。さらに凹部21の形態についても、各凹部や突起が
必ずしも全て相互に同一形態でなくともよい。これによ
り、対称位置に凹部や突起が配置されていても、リリー
ス位置を1カ所に設定することができる。
【0016】本実施形態にかかる送風装置1において
は、これら各吹出口3a、3b、4a、4b、5a、5
bのうち、下段に位置する吹出口3b、4b、5bに夫
々ノズル31を設け、上段に位置する吹出口3a、4
a、5aには、吹出口を閉塞する蓋体となる後述の盲蓋
41が装着されている。
【0017】ノズル31自体の構成は、図9、図10、
図11に示したように、全体として略筒体の形状をな
し、先端側は径が小さくなって、その先端部には吐出口
32が形成され、その後端部近傍が基部33を構成す
る。基部33の径は吹出口5bの径よりも僅かに小さい
ものであり、基部33は吹出口5bを挿通自在でかつ3
60゜回転自在である。そしてノズル31の後端部、即
ち基部33側の端部には、吹出口5bよりも径大のフラ
ンジ34が設けられている。そしてこのフランジ24か
ら少し先端寄り、即ち吹出口5bが形成されている前側
版5の厚み分よりも少し長い距離を隔てて、基部33外
周に、前記吹出口5bの凹部21を通過自在な大きさ、
形状を持った突部としての突起35が、凹部21に対応
して4カ所に設けられている。
【0018】そしてフランジ34における各突起35に
対向した部分には、窪み部36が夫々形成されている。
本実施形態においては、図12にも示したように、フラ
ンジ34における各突起35に対向した部分の厚さを、
他の部分よりも肉薄にすることにより、窪み部36を形
成している。この窪み部36におけるフランジ34の周
方向の周縁部36a、36bは、テーパ状に形成されて
いる。また窪み部36の周方向全長Lは、突起35の周
方向の全長Mよりも大きく設定されている。
【0019】ノズル31の先端部は適宜曲げられてお
り、吹出口5bに取り付けられた状態では、図13に示
したように、吐出口32の中心線Aは、吹出口5bの中
心線Bと一致せず、吐出口32は吹出口5bの中心線B
からは偏向している。本実施形態においては、図13に
示したように、吹出口5bの中心線と吐出口32の中心
線がおりなす角度θを25゜に設定してある。このノズ
ル31の全長は、チャンバ2の幅、即ち前側板5の幅よ
りも短く、より詳しくいえば、ファンケーシング13の
吹き出し端部にある吹き出しエリアSの幅よりも小さく
なっている。
【0020】盲蓋41は、図14にも示しように、先端
部側が閉口した略筒体の形状をなし、後端部には、その
後端部近傍が基部42を構成する。基部42の径は吹出
口5aの径よりも僅かに小さいものであり、基部42は
吹出口5bを挿通自在でかつ360゜回転自在である。
そして基部42側端部には、ノズル31と同一構成によ
る、吹出口5bよりも径大のフランジ43が設けられて
いる。そしてこのフランジ43から少し先端寄りの基部
32外周に、吹出口5bの凹部21を通過自在な大き
さ、形状を持った突起44が設けられている。即ち、フ
ランジ43、突起44、窪み部(図示せず)の構成は、
ノズル31と同一構成である。
【0021】本実施の形態にかかる送風装置1は以上の
構成を有しており、送風機12を作動させると、吸込口
18、19、20から吸い込まれた空気が、噴流となっ
て、3つのノズル31の各吐出口32から吐出される。
そしてこれら各ノズル31は、左側板3、右側板4、お
よび前側板5に夫々設けられているから、例えば前側板
5のノズル31からの噴流によってメインの搬送気流を
形成し、左右のノズル31で平面からみて搬送気流とは
直角な方向に噴流を吐出させることができる。この場
合、各ノズル31はこれまで図示したように、極めて短
い全長であり、チャンバ2から突出している長さが短
い。
【0022】しかも各ノズル31は回転自在であって、
かつその吐出口32は偏向しているので、ノズル31を
回転させるだけで、様々な方向に噴流を吐出させること
ができる。またノズル31を、適宜その突起35が吹出
口の凹部21を通過自在な位置(リリース位置)まで回
転させることにより、チャンバ2内へ押し込んで外すこ
とができ、逆に当該位置で吐出口32を持って引き出
し、再び適宜回転させて突起35が吹出口の周縁部に係
止される位置(ロック位置)にすれば、簡単に取付状態
とすることができる。従って、ノズル31の取付、取り
外しが極めて容易である。またノズル31をチャンバ2
内に押し込んだ状態では、図1の破線で示したように、
ノズル31は全てチャンバ2内に収納されるので、チャ
ンバ2からは何も突出していない状態になる。従って、
梱包、運搬に極めて便利である。
【0023】そして例えばチャンバ2に塗装を施して、
図15に示したように、凹部21の周縁部に塗料溜まり
Xが形成されていても、通常の装着作業と同様にしてノ
ズル31を回転させれば、図16に示したように、塗料
溜まりXは、窪み部36に逃がすことができるから、ノ
ズル31の装着を円滑に行える。殊に本実施の形態にお
いては、窪み部36の周方向の周縁部36a、36b
は、テーパ形状に成形されているので、装着の際のノズ
ル31の回転をより一層円滑に行うことが可能になって
いる。なお塗料の厚み分、突起35とフランジ34の間
隔が狭くなったことに対しては、フランジ34や突起3
5が適宜撓むことにより、これを吸収することができ
る。しかもその場合、気密性が向上するので、吹出口か
ら空気が漏出することも大きく抑えられる。
【0024】盲蓋41も、ノズル31と全く同様にして
取り付け、取り外しが簡単に行える。しかもノズル31
の基部33と、盲蓋41の基部42とは、全く同形同大
であるから、設置場所に応じて、前側板5のみにノズル
31を設けたり、前側板5と左側板3のみにノズル31
を設けたり、前側板5と右側板4にのみノズル31を設
けた送風装置とすることが容易である。またノズル31
の数も各側板に、夫々最大2つずつ装着することができ
るから、風量調整も簡単に行える。
【0025】前記実施形態にかかる送風装置1は、特に
地下駐車場等、比較的閉鎖された空間の換気等に有効で
ある。例えば図11に示したように、地下駐車場51の
天井部52に、前記実施形態にかかる送風装置1を適宜
間隔で設置する。53は給気ファン、54は排気ファン
である。このようにして送風装置1を取り付けた場合、
車両C1、C2から排出される排気ガスを、ノズル31か
ら吐出される噴流によって形成されたメインの搬送気流
によって、排気ファン54まで効率よく搬送させること
ができる。その場合チャンバ2の両サイドにある他のノ
ズル31、31によって、同時に攪拌させることができ
る。したがって効率よく、しかも効果的に換気を実施す
ることができる。
【0026】もちろん、その他高い天井を有する暖房環
境の改善にもそのまま使用でき、かつその場合でも送風
装置1の外観は、意匠的に整然としたものであるので、
例えばホテルのロビーなど、室内装飾、意匠に配慮を必
要とする空間においても、これらを阻害することなく、
設置できるものである。
【0027】なお前記実施形態における窪み部36は、
フランジ34における突起35と対向する部分を、他の
部分よりも肉薄にすることによって創出していたが、こ
れに代えて、例えば図18に示したように、フランジ6
1を適宜プレス成形して窪み部62を形成してもよい。
かかる構成によれば、フランジ61自体の厚みを均一の
ままとすることができ、しかも窪み部62自体がリブと
して機能するので、フランジ61の強度も向上する。な
おこの窪み部62の周方向の周縁部62a、62bもテ
ーパ形状にすれば、前記実施形態と同様、より一層円滑
に装着することが可能である。
【0028】さらに図19に示したように、前記した窪
み部36、62に代えてフランジ71における突起35
に対向した部分に切欠部72を形成してもよい。かかる
構成によっても、前記した塗料溜まりをこの切欠部72
に逃がすことができ、前記実施形態と同様、円滑な装着
作業が行える。この場合においても、切欠部72を挟ん
で対向するフランジ71の縁部71a、71bをテーパ
形状にすれば、前記実施形態と同様、より一層円滑に装
着することができる。
【0029】なお前記実施形態は、換気用の送風装置に
適用したものであったが、本発明にかかるノズルの装着
機構は、吹出口から吹き出される気体を特定の方向に吐
出させるために当該吹出口に装着されるノズルの装着機
構全般に対して適用可能であり、他の空調機器の吹出口
の装着するノズルに対しても実施できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1〜4に記載のノズルの装着機構
によれば、吹出口周縁部に塗料溜まりが形成されていて
も、ノズル装着の装着を円滑に行うことができる。特に
請求項3の場合には、より一層装着が円滑に行える。
【0031】請求項5の送風装置によれば、対象空間の
換気を行う場合に、メインの搬送気流と攪拌気流を同時
に形成することができ、しかもノズルを形成することが
できる。そして他の残りの側板の吹出口はこの搬送気流
に対して、直角に位置しているので、平面からみて前記
メインの搬送気流に対して直角な方向に無理なく送風す
ることができ、メインの搬送気流のみならず、攪拌気流
を同時に形成することが可能である。そしてノズルの吹
出口への装着については、前記した請求項1〜4の装着
機構によって装着しているので、吹出口を中心としてノ
ズルを回転させることができ、ノズルの吐出口を吹出口
中心線から偏向した位置に設定すれば、ノズルの回転に
より吐出方向を自在に設定できる。しかもチャンバを塗
装して吹出口周縁に塗料溜まりが形成されていても、ノ
ズルの装着を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる送風装置の平面図
である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる送風装置の左側面
図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる送風装置の正面図
である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる送風装置の背面図
である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる送風装置の側面か
らみた断面説明図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる送風装置の背面か
らみた断面説明図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる送風装置の内部の
様子を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる送風装置における
吹出口の正面図である。
【図9】本実施の形態にかかる送風装置におけるノズル
の斜視図である。
【図10】図9のノズルの側面図である。
【図11】図9のノズルの平面図である。
【図12】図9のノズルにおける突起と窪み部の関係を
示す説明図である。
【図13】図9のノズルを吹出口に装着した状態を示す
一部断面側面図である。
【図14】盲蓋を吹出口に装着した状態を示す一部断面
側面図である。
【図15】周縁部に塗料溜まりが吹出口の凹部にノズル
の突起を対応させた状態を示す説明図である。
【図16】図15の状態からノズルを回転させて突起を
移動させた状態を示す説明図である。
【図17】本発明の実施の形態にかかる送風装置を地下
駐車場に設置した様子を示す説明図である。
【図18】窪み部の他の例を示す説明図である。
【図19】フランジに切欠部を形成した本発明の他の実
施の形態の説明図である。
【符号の説明】
1 送風装置 2 チャンバ 3 左側板 4 右側板 5 前側板 3a、3b、4a、4b、5a、5b 吹出口 12 送風機 18、19、20 吸込口 21 凹部 31 ノズル 32 吐出口 33 基部 34 フランジ 35 突起 36 窪み部 36a、36b 周縁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出口から吹き出される気体を特定の方
    向に吐出させるために当該吹出口に装着されるノズルの
    装着機構において、 前記ノズルは、前記吹出口の中心を中心として回転自在
    であって、当該ノズルの基部は吹出口を挿通自在な円筒
    形に成形されると共に、該基部側端部には吹出口よりも
    径大のフランジが設けられ、該フランジから前記ノズル
    の吐出口寄りの基部外周には突部が設けられ、吹出口周
    縁部には、前記突部が通過自在な凹部が形成され、 前記フランジにおける前記突部に対向する部分に、窪み
    部が設けられたことを特徴とする、ノズルの装着機構。
  2. 【請求項2】 窪み部の厚さは、フランジにおける他の
    部分よりも肉薄であることを特徴とする、請求項1に記
    載のノズルの装着機構。
  3. 【請求項3】 窪み部におけるフランジ周方向の周縁部
    は、テーパ状に成形されたことを特徴とする、請求項1
    又は2に記載のノズルの装着機構。
  4. 【請求項4】 吹出口から吹き出される気体を特定の方
    向に吐出させるために当該吹出口に取り付けるノズルの
    装着機構において、 前記ノズルは、前記吹出口の中心を中心として回転自在
    であって、当該ノズルの基部は吹出口を挿通自在な円筒
    形に成形されると共に、該基部側端部には吹出口よりも
    径大のフランジが設けられ、該フランジから前記ノズル
    の吐出口寄りの基部外周には突部が設けられ、吹出口周
    縁部には、前記突部が通過自在な凹部が形成され、 前記フランジにおける前記突部に対向する部分に、切欠
    部が設けられたことを特徴とする、ノズルの装着機構。
  5. 【請求項5】 少なくともその側周囲が、隣接する側板
    相互が直角となる4つの側板に囲まれた箱体形状のチャ
    ンバと、このチャンバ内に設けられた送風機とを有し、 前記側板における少なくとも特定の1つの側板に吸込口
    が設けられると共に、他の3つの側板には吹出口が設け
    られ、前記送風機の作動によって前記吸込口から吸い込
    まれた気体が前記吹出口から吐出されるように構成さ
    れ、前記ノズルは、請求項1、2、3又は4のいずれか
    に記載のノズルの装着機構によって、前記吹出口に装着
    されてなる送風装置。
JP09469997A 1996-04-01 1997-03-28 ノズルの装着機構及び送風装置 Expired - Fee Related JP3176314B2 (ja)

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