JPH1026637A - 電圧センサ - Google Patents
電圧センサInfo
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- JPH1026637A JPH1026637A JP8199792A JP19979296A JPH1026637A JP H1026637 A JPH1026637 A JP H1026637A JP 8199792 A JP8199792 A JP 8199792A JP 19979296 A JP19979296 A JP 19979296A JP H1026637 A JPH1026637 A JP H1026637A
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- screw hole
- voltage sensor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は変圧器、遮断器、配電盤等の機器が
収納される受変電設備における各部分の電圧を検出する
電圧センサに関し、特に検出する部分への接続構造を改
良した電圧センサに関し、受変電設備の各配電線路中に
確実且つ簡易に取付ることができる電圧センサを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 受変電設備１００の各機器と高圧線８
２、８４、８５及び各高圧線８２、８４、８５相互間を
各々接続する導電性のボルト８１、８３、８６における
残りの螺子山部分に接続手段１を螺着し、このボルト８
１、８３、８６で接続された部位の配電線に印加される
電圧を検出するようにしているので、ボルト８１、８
３、８６が締結された各機器及び各高圧線８２、８４、
８５における印加電圧を確実且つ簡易に検出することが
できる。
収納される受変電設備における各部分の電圧を検出する
電圧センサに関し、特に検出する部分への接続構造を改
良した電圧センサに関し、受変電設備の各配電線路中に
確実且つ簡易に取付ることができる電圧センサを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 受変電設備１００の各機器と高圧線８
２、８４、８５及び各高圧線８２、８４、８５相互間を
各々接続する導電性のボルト８１、８３、８６における
残りの螺子山部分に接続手段１を螺着し、このボルト８
１、８３、８６で接続された部位の配電線に印加される
電圧を検出するようにしているので、ボルト８１、８
３、８６が締結された各機器及び各高圧線８２、８４、
８５における印加電圧を確実且つ簡易に検出することが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は変圧器、遮断器、配
電盤等の機器が収納される受変電設備における各部分の
電圧を検出する電圧センサに関し、特に検出する部分へ
の接続構造を改良した電圧センサに関する。
電盤等の機器が収納される受変電設備における各部分の
電圧を検出する電圧センサに関し、特に検出する部分へ
の接続構造を改良した電圧センサに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の電圧センサの電圧検出方
式として図５に示すものがあった。この図５は従来の受
変電設備における電圧検出方式説明図である。同図にお
いて従来の電圧検出方式は、受変電設備１００の配電線
路中の所定箇所に計器用変圧器ＰＴが配設され、この計
器用変圧器ＰＴの検出値に基づいて配電線路に印加され
る電圧を検出する構成である。この計器用変圧器ＰＴ
は、配電線路中に計器用変流器ＣＴさらに零相変流器Ｚ
ＣＴと共に配設され、これらの各出力に基づいて過電流
継電器ＯＣ又は地絡継電器Ｇを駆動制御する。
式として図５に示すものがあった。この図５は従来の受
変電設備における電圧検出方式説明図である。同図にお
いて従来の電圧検出方式は、受変電設備１００の配電線
路中の所定箇所に計器用変圧器ＰＴが配設され、この計
器用変圧器ＰＴの検出値に基づいて配電線路に印加され
る電圧を検出する構成である。この計器用変圧器ＰＴ
は、配電線路中に計器用変流器ＣＴさらに零相変流器Ｚ
ＣＴと共に配設され、これらの各出力に基づいて過電流
継電器ＯＣ又は地絡継電器Ｇを駆動制御する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の電圧検出方式は
受変電設備１００の予め定められた配電線路中に配設さ
れる計器用変圧器ＰＴの検出値に基づいて配電線路に印
加される電圧を検出するようにしているので、受変電設
備１００内に収納される変圧器Ｔｒ、遮断器、配電盤等
の各機器相互間における配電線路中に印加される各電圧
を個別に検出することができないという課題を有する。
受変電設備１００の予め定められた配電線路中に配設さ
れる計器用変圧器ＰＴの検出値に基づいて配電線路に印
加される電圧を検出するようにしているので、受変電設
備１００内に収納される変圧器Ｔｒ、遮断器、配電盤等
の各機器相互間における配電線路中に印加される各電圧
を個別に検出することができないという課題を有する。
【０００４】特に、前記計器用変圧器ＰＴが配設されな
い配電線路に印加される電圧を検出しようとすると、こ
の検出しようとする受変電設備１００内の各配電線路に
電圧計の接続端子を接続しなければならず、また配電線
路に絶縁被覆が施されている場合にはその接続作業が極
めて困難となるという課題を有する。
い配電線路に印加される電圧を検出しようとすると、こ
の検出しようとする受変電設備１００内の各配電線路に
電圧計の接続端子を接続しなければならず、また配電線
路に絶縁被覆が施されている場合にはその接続作業が極
めて困難となるという課題を有する。
【０００５】また、前記配電線路中に配設される計器用
変圧器ＰＴ及び計器用変流器ＣＴ等は予め定められた定
格、例えば商用周波に対応するような定格で設定されて
いることから、受変電設備の配電線路で高調波発生源を
特定するための高調波電圧の検出ができないという課題
を有する。この高調波電圧を検出できる計器用変圧器Ｐ
Ｔとするためには、変圧器の形状が大型化する課題を有
する。
変圧器ＰＴ及び計器用変流器ＣＴ等は予め定められた定
格、例えば商用周波に対応するような定格で設定されて
いることから、受変電設備の配電線路で高調波発生源を
特定するための高調波電圧の検出ができないという課題
を有する。この高調波電圧を検出できる計器用変圧器Ｐ
Ｔとするためには、変圧器の形状が大型化する課題を有
する。
【０００６】さらに、配電線路中に配設される計器用変
圧器ＰＴ及び計器用変流器ＣＴは、その変成比が予め設
定された比率で検出されていることから、予め設定され
た比率に基づいて検出値を変換しなければならず、また
極性も予め設定されていることから、その極性に応じて
高調波発生源の方向を特定しなければならないという課
題を有する。本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、受変電設備の各配電線路中に確実且つ簡易に
取付ることができる電圧センサを提供することを目的と
する。
圧器ＰＴ及び計器用変流器ＣＴは、その変成比が予め設
定された比率で検出されていることから、予め設定され
た比率に基づいて検出値を変換しなければならず、また
極性も予め設定されていることから、その極性に応じて
高調波発生源の方向を特定しなければならないという課
題を有する。本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、受変電設備の各配電線路中に確実且つ簡易に
取付ることができる電圧センサを提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電圧センサ
は、受変電設備の配電線路における電圧を検出する電圧
センサにおいて、前記配電線路相互間又は受変電設備の
各機器及び配電線路間が導電性のボルトとナットとで接
続され、当該ナットが螺合されたボルトの残りの螺子山
部分に螺着して電気的に接続する接続手段を備えるもの
である。このように本発明においては、受変電設備の各
機器と配電線路及び各配電線路相互間を各々接続する導
電性のボルトにおける残りの螺子山部分に接続手段を螺
着し、このボルトで接続された部位の配電線に印加され
る電圧を検出するようにしているので、ボルトが締結さ
れた各機器及び各配電線路における印加電圧を確実且つ
簡易に検出することができる。
は、受変電設備の配電線路における電圧を検出する電圧
センサにおいて、前記配電線路相互間又は受変電設備の
各機器及び配電線路間が導電性のボルトとナットとで接
続され、当該ナットが螺合されたボルトの残りの螺子山
部分に螺着して電気的に接続する接続手段を備えるもの
である。このように本発明においては、受変電設備の各
機器と配電線路及び各配電線路相互間を各々接続する導
電性のボルトにおける残りの螺子山部分に接続手段を螺
着し、このボルトで接続された部位の配電線に印加され
る電圧を検出するようにしているので、ボルトが締結さ
れた各機器及び各配電線路における印加電圧を確実且つ
簡易に検出することができる。
【０００８】また、本発明に係る電圧センサは必要に応
じて、接続手段のケーシング内に分圧手段を収納し、当
該分圧手段により前記配電線路に印加される電圧を所定
の電圧値に分圧して出力するものである。このように本
発明においては、接続手段のケーシング内に分圧手段を
収納し、この分圧手段で分圧された電圧を本体装置側へ
出力するようにしているので、接続手段のケーシングか
ら本体装置までの間の線路配線をより小さな配線で送信
できることとなり、装置自体をより小型化ができる。
じて、接続手段のケーシング内に分圧手段を収納し、当
該分圧手段により前記配電線路に印加される電圧を所定
の電圧値に分圧して出力するものである。このように本
発明においては、接続手段のケーシング内に分圧手段を
収納し、この分圧手段で分圧された電圧を本体装置側へ
出力するようにしているので、接続手段のケーシングか
ら本体装置までの間の線路配線をより小さな配線で送信
できることとなり、装置自体をより小型化ができる。
【０００９】また、本発明に係る電圧センサは必要に応
じて、接続手段は端部略中央に前記ボルトの残りの螺子
山部分に螺合する螺子穴が形成され、当該螺子穴の外周
辺における前記端部に円環状の弾性体が装着されるもの
である。このように本発明においては、接続手段の螺子
穴の外周辺に略円環状の弾性体を装着していることか
ら、接続手段をボルトの螺着した場合にこのボルトの螺
合するナットの端面に接続手段の弾性体が押圧係止され
ることとなり、接続手段の螺着緩みによる脱落等を未然
に防止してより確実な接続が可能となる。
じて、接続手段は端部略中央に前記ボルトの残りの螺子
山部分に螺合する螺子穴が形成され、当該螺子穴の外周
辺における前記端部に円環状の弾性体が装着されるもの
である。このように本発明においては、接続手段の螺子
穴の外周辺に略円環状の弾性体を装着していることか
ら、接続手段をボルトの螺着した場合にこのボルトの螺
合するナットの端面に接続手段の弾性体が押圧係止され
ることとなり、接続手段の螺着緩みによる脱落等を未然
に防止してより確実な接続が可能となる。
【００１０】また、本発明に係る電圧センサは必要に応
じて、接続手段は一端側に前記ボルトの残りの螺子山部
分に螺合する第１の螺子穴が形成され、前記第１の螺子
穴と径寸法が異なる第２の螺子穴と第１の螺子穴に螺合
する雄螺子とを有する接続付属部材を備え、前記第１の
螺子穴に接続付属部材の雄螺子を着脱自在に螺着するも
のである。このように本発明においては、第１の螺子穴
と異なる径寸法の第２の螺子穴を有する接続付属部材を
着脱自在に螺着するようにしているので、受変電設備の
各機器と配電線路相互間を各々接続する導電性ボルトの
径寸法に適合させることができる。
じて、接続手段は一端側に前記ボルトの残りの螺子山部
分に螺合する第１の螺子穴が形成され、前記第１の螺子
穴と径寸法が異なる第２の螺子穴と第１の螺子穴に螺合
する雄螺子とを有する接続付属部材を備え、前記第１の
螺子穴に接続付属部材の雄螺子を着脱自在に螺着するも
のである。このように本発明においては、第１の螺子穴
と異なる径寸法の第２の螺子穴を有する接続付属部材を
着脱自在に螺着するようにしているので、受変電設備の
各機器と配電線路相互間を各々接続する導電性ボルトの
径寸法に適合させることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る電圧センサについて図１ないし図４に基づいて説明す
る。この図１は本実施形態の電圧センサにおける接続部
分の断面構成図、図２は本実施形態に係る電圧センサの
変電設備内における外観斜視図、図３は図１に記載の接
続部における螺子穴の切換え動作説明図、図４は図３に
記載の接続部における螺子穴を切換える前後の螺着動作
説明図をである。
る電圧センサについて図１ないし図４に基づいて説明す
る。この図１は本実施形態の電圧センサにおける接続部
分の断面構成図、図２は本実施形態に係る電圧センサの
変電設備内における外観斜視図、図３は図１に記載の接
続部における螺子穴の切換え動作説明図、図４は図３に
記載の接続部における螺子穴を切換える前後の螺着動作
説明図をである。
【００１２】前記各図において本実施形態に係る電圧セ
ンサは、受変電設備１００の配電線路であるブスバー
（bus bar）８０、高圧線８２、８４、８５相互間又は
受変電設備１００の各機器及び高圧線８２、８４、８５
間が導電性のボルト８１、８３、８６とナット８１ａ、
８３ａ、８６ａとで接続され、このナット８１ａ、８３
ａ、８６ａが螺合されたボルト８１、８３、８６の残り
の螺子山部分に螺着して電気的に接続する接続手段１
と、この接続手段１の引出し延長線５０を介して接続さ
れ、この接続手段１が接続された箇所の電圧値を演算す
る本体装置７０とを備える構成である。
ンサは、受変電設備１００の配電線路であるブスバー
（bus bar）８０、高圧線８２、８４、８５相互間又は
受変電設備１００の各機器及び高圧線８２、８４、８５
間が導電性のボルト８１、８３、８６とナット８１ａ、
８３ａ、８６ａとで接続され、このナット８１ａ、８３
ａ、８６ａが螺合されたボルト８１、８３、８６の残り
の螺子山部分に螺着して電気的に接続する接続手段１
と、この接続手段１の引出し延長線５０を介して接続さ
れ、この接続手段１が接続された箇所の電圧値を演算す
る本体装置７０とを備える構成である。
【００１３】前記接続手段１は、導電性材の一端側に第
１の螺子穴１１が形成されると共に、この第１の螺子穴
１１の外周にＯリング１２が装着され、他端側に固定の
螺子１３が形成される第１の接続部１０と、この固定螺
着１３が螺着され、前記第１の螺子穴１１より大きな寸
法の第２の螺子穴２１が導電性材の一端側に形成される
第２の接続部２０と、この第２の接続部２０の他端側外
周に嵌合する絶縁材から形成される収納筒体３１内に高
圧用コンデンサ３２を充填樹脂材３３を介して収納し、
この高圧用コンデンサ３２の一端が第２の接続部２０の
他端側に接続される分圧部３０と、この分圧部３０に収
納される高圧コンデンサ３２の他端側を引出し延長線５
０及びコネクタ６０を介して前記本体装置７０へ接続す
る本体接続部４０とを備える構成である。
１の螺子穴１１が形成されると共に、この第１の螺子穴
１１の外周にＯリング１２が装着され、他端側に固定の
螺子１３が形成される第１の接続部１０と、この固定螺
着１３が螺着され、前記第１の螺子穴１１より大きな寸
法の第２の螺子穴２１が導電性材の一端側に形成される
第２の接続部２０と、この第２の接続部２０の他端側外
周に嵌合する絶縁材から形成される収納筒体３１内に高
圧用コンデンサ３２を充填樹脂材３３を介して収納し、
この高圧用コンデンサ３２の一端が第２の接続部２０の
他端側に接続される分圧部３０と、この分圧部３０に収
納される高圧コンデンサ３２の他端側を引出し延長線５
０及びコネクタ６０を介して前記本体装置７０へ接続す
る本体接続部４０とを備える構成である。
【００１４】前記第１の接続部１０における第１の螺子
穴１１の径φ1は、第２の接続部における第２の螺子穴
２１の径φ2より小径の雌螺子（φ1＜φ2）として形成
される。例えば、第１の螺子穴１１が１０ｍｍの径の場
合に第２の螺子穴２１が１２ｍｍの径とすることもでき
る。前記高圧用コンデンサ３２は、二つの高圧用コンデ
ンサの直列に接続することにより所定の容量値とすると
共に、絶縁特性をさらに向上させるように構成される。
穴１１の径φ1は、第２の接続部における第２の螺子穴
２１の径φ2より小径の雌螺子（φ1＜φ2）として形成
される。例えば、第１の螺子穴１１が１０ｍｍの径の場
合に第２の螺子穴２１が１２ｍｍの径とすることもでき
る。前記高圧用コンデンサ３２は、二つの高圧用コンデ
ンサの直列に接続することにより所定の容量値とすると
共に、絶縁特性をさらに向上させるように構成される。
【００１５】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
電圧センサの電圧検出動作について説明する。まず、検
出対象となる受変電設備１００の断路器（図示を省略）
を遮断状態とし、この遮断状態で高圧線８２とブスバー
８０との接続部分、この高圧線８２と各種機器（例え
ば、限流ヒューズ９０、変圧器２００等）との接続部分
に用いられる導電性のボルト８１、８３、８６のサイズ
により、第１の接続部１０又は第２の接続部２０のいづ
れかを選択する。例えば、前記導電性のボルト８１、８
３、８６が１０ｍｍの径である場合には、図４（Ａ）に
示すように第２の接続部２０に第１の接続部１０を螺着
した状態で、この第１の接続部１０の第１螺子穴１１を
前記ボルト８１、８３、８６の残りの螺子山に螺合する
ことにより接続する。他方、前記導電性のボルト８３が
１２ｍｍの径である場合には、図３に示すように第２の
接続部２０から第１の接続部１０を取り外し、この第２
の接続部２０の第２の螺子穴２１を前記ボルト８１、８
３、８６の残りの螺子山に螺合することにより接続す
る。
電圧センサの電圧検出動作について説明する。まず、検
出対象となる受変電設備１００の断路器（図示を省略）
を遮断状態とし、この遮断状態で高圧線８２とブスバー
８０との接続部分、この高圧線８２と各種機器（例え
ば、限流ヒューズ９０、変圧器２００等）との接続部分
に用いられる導電性のボルト８１、８３、８６のサイズ
により、第１の接続部１０又は第２の接続部２０のいづ
れかを選択する。例えば、前記導電性のボルト８１、８
３、８６が１０ｍｍの径である場合には、図４（Ａ）に
示すように第２の接続部２０に第１の接続部１０を螺着
した状態で、この第１の接続部１０の第１螺子穴１１を
前記ボルト８１、８３、８６の残りの螺子山に螺合する
ことにより接続する。他方、前記導電性のボルト８３が
１２ｍｍの径である場合には、図３に示すように第２の
接続部２０から第１の接続部１０を取り外し、この第２
の接続部２０の第２の螺子穴２１を前記ボルト８１、８
３、８６の残りの螺子山に螺合することにより接続す
る。
【００１６】このようにブスバー８０、高圧線８２及び
各種機器の各接続部分に締結される導電性のボルト８３
及びナット８３ａのサイズに応じて、第１の接続部１０
を装着し又は取り外すことにより対応できると共に、接
続のために他の部材及び装置を要することなく単なる捩
込み動作のみで確実且つ迅速に接続できることとなる。
また、高圧線８２が絶縁被覆が施されている場合におい
ても、この高圧線８２の接続端部において簡易に接続で
きることとなる。
各種機器の各接続部分に締結される導電性のボルト８３
及びナット８３ａのサイズに応じて、第１の接続部１０
を装着し又は取り外すことにより対応できると共に、接
続のために他の部材及び装置を要することなく単なる捩
込み動作のみで確実且つ迅速に接続できることとなる。
また、高圧線８２が絶縁被覆が施されている場合におい
ても、この高圧線８２の接続端部において簡易に接続で
きることとなる。
【００１７】特に、前記第１の接続部１０の第１の螺子
穴１１が形成される端面にＯリング１２が装着され、ま
た、第２の接続部２０の第２の螺子穴２１が形成される
端面にＯリング２２が装着されていることから、この螺
着されたボルト８１、８３、８６の各ナット８１ａ、８
３ａ、８６ａの外側端面にＯリング１２、２２が密着す
ることとなり、振動、うなりに伴う螺着のゆるみを防止
している。
穴１１が形成される端面にＯリング１２が装着され、ま
た、第２の接続部２０の第２の螺子穴２１が形成される
端面にＯリング２２が装着されていることから、この螺
着されたボルト８１、８３、８６の各ナット８１ａ、８
３ａ、８６ａの外側端面にＯリング１２、２２が密着す
ることとなり、振動、うなりに伴う螺着のゆるみを防止
している。
【００１８】この複数の接続手段１がブスバー８０、高
圧線８２、８４、８５及び各種機器の各接続部分におけ
るボルト８１、８３、８６の残りの螺子山に接続を完了
すると、前記遮断状態にある断路器を投入状態に切換え
る。この断路器を投入状態に切換え、高圧回路を充電し
た状態において本体装置７０が前記各接続部分における
電圧値を計測し、特定の周期又は不定期で発生する高調
波電圧を検出する。
圧線８２、８４、８５及び各種機器の各接続部分におけ
るボルト８１、８３、８６の残りの螺子山に接続を完了
すると、前記遮断状態にある断路器を投入状態に切換え
る。この断路器を投入状態に切換え、高圧回路を充電し
た状態において本体装置７０が前記各接続部分における
電圧値を計測し、特定の周期又は不定期で発生する高調
波電圧を検出する。
【００１９】このようにブスバー８０、高圧線８２、８
４、８５及び各機器の各接続部分を任意に選択して接続
できることから、各接続部分における電圧を確実に計測
できると共に、送配電系統上における高調波電圧の発生
源を容易に特定することができる。
４、８５及び各機器の各接続部分を任意に選択して接続
できることから、各接続部分における電圧を確実に計測
できると共に、送配電系統上における高調波電圧の発生
源を容易に特定することができる。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明においては、受変電
設備の各機器と配電線路及び各配電線路相互間を各々接
続する導電性のボルトにおける残りの螺子山部分に接続
手段を螺着し、このボルトで接続された部位の配電線に
印加される電圧を検出するようにしているので、ボルト
が締結された各機器及び各配電線路における印加電圧を
確実且つ簡易に検出することができるという効果を奏す
る。また、本発明においては、接続手段のケーシング内
に分圧手段を収納し、この分圧手段で分圧された電圧を
本体装置側へ出力するようにしているので、接続手段の
ケーシングから本体装置までの間の線路配線をより小さ
な配線で送信できることとなり、装置自体をより小型化
ができるという効果を有する。また、本発明において
は、接続手段の螺子穴の外周辺に略円環状の弾性体を装
着していることから、接続手段をボルトの螺着した場合
にこのボルトの螺合するナットの端面に接続手段の弾性
体が押圧係止されることとなり、接続手段の螺着緩みに
よる脱落等を未然に防止してより確実な接続が可能とな
るという効果を有する。さらに、本発明においては、第
１の螺子穴と異なる径寸法の第２の螺子穴を有する接続
付属部材を着脱自在に螺着するようにしているので、受
変電設備の各機器と配電線路相互間を各々接続する導電
性ボルトの径寸法に適合させることができるという効果
を有する。
設備の各機器と配電線路及び各配電線路相互間を各々接
続する導電性のボルトにおける残りの螺子山部分に接続
手段を螺着し、このボルトで接続された部位の配電線に
印加される電圧を検出するようにしているので、ボルト
が締結された各機器及び各配電線路における印加電圧を
確実且つ簡易に検出することができるという効果を奏す
る。また、本発明においては、接続手段のケーシング内
に分圧手段を収納し、この分圧手段で分圧された電圧を
本体装置側へ出力するようにしているので、接続手段の
ケーシングから本体装置までの間の線路配線をより小さ
な配線で送信できることとなり、装置自体をより小型化
ができるという効果を有する。また、本発明において
は、接続手段の螺子穴の外周辺に略円環状の弾性体を装
着していることから、接続手段をボルトの螺着した場合
にこのボルトの螺合するナットの端面に接続手段の弾性
体が押圧係止されることとなり、接続手段の螺着緩みに
よる脱落等を未然に防止してより確実な接続が可能とな
るという効果を有する。さらに、本発明においては、第
１の螺子穴と異なる径寸法の第２の螺子穴を有する接続
付属部材を着脱自在に螺着するようにしているので、受
変電設備の各機器と配電線路相互間を各々接続する導電
性ボルトの径寸法に適合させることができるという効果
を有する。
【図１】本発明の実施形態に係る電圧センサの接続部分
の断面構成図である。
の断面構成図である。
【図２】本実施形態に係る電圧センサの変電設備内にお
ける外観斜視図である。
ける外観斜視図である。
【図３】図１に記載の接続部における螺子穴の切換え動
作説明図である。
作説明図である。
【図４】（Ａ）は図３に記載の接続部における第１の螺
子穴による螺着動作説明図である。（Ｂ）は図３に記載
の接続部における第２の螺子穴に切換えた後の螺着動作
説明図である。
子穴による螺着動作説明図である。（Ｂ）は図３に記載
の接続部における第２の螺子穴に切換えた後の螺着動作
説明図である。
【図５】従来の電圧検出方式を説明するための受変電設
備における電圧検出方式説明図である。
備における電圧検出方式説明図である。
１ 接続手段 １０ 第１の接続部 １１ 第１の螺子穴 １２ 、２２ Ｏリング ２０ 第２の接続部 ２１ 第２の螺子穴 ３０ 分圧部 ３１ 収納筒体 ３２ 高圧用コンデンサ ４０ 本体接続部 ５０ 引出し延長線 ６０ コネクタ ７０ 本体装置 ８０ ブスバー ９０ 限流ヒューズ ８２、８４、８５ 高圧線 ８１、８３、８６ ボルト ８１ａ、８３ａ、８６ａ ナット １００ 受変電設備 ２００ 変圧器 ３００ 支柱
Claims (4)
- 【請求項１】 受変電設備の配電線路における電圧を検
出する電圧センサにおいて、 前記配電線路相互間又は受変電設備の各機器及び配電線
路間が導電性のボルトとナットとで接続され、当該ナッ
トが螺合されたボルトの残りの螺子山部分に螺着して電
気的に接続する接続手段を備えることを特徴とする電圧
センサ。 - 【請求項２】 請求項１に記載の電圧センサにおいて、 前記接続手段のケーシング内に分圧手段を収納し、当該
分圧手段により前記配電線路に印加される電圧を所定の
電圧値に分圧して出力することを特徴とする電圧セン
サ。 - 【請求項３】 前記請求項１又は２に記載の電圧センサ
において、 前記接続手段は端部略中央に前記ボルトの残りの螺子山
部分に螺合する螺子穴が形成され、当該螺子穴の外周辺
における前記端部に円環状の弾性体が装着されることを
特徴とする電圧センサ。 - 【請求項４】 前記請求項１ないし３のいずれかに記載
の電圧センサにおいて、 前記接続手段は一端側に前記ボルトの残りの螺子山部分
に螺合する第１の螺子穴が形成され、前記第１の螺子穴
と径寸法が異なる第２の螺子穴と第１の螺子穴に螺合す
る雄螺子とを有する接続付属部材を備え、 前記第１の螺子穴に接続付属部材の雄螺子を着脱自在に
螺着することを特徴とする電圧センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8199792A JPH1026637A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 電圧センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8199792A JPH1026637A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 電圧センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1026637A true JPH1026637A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16413701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8199792A Pending JPH1026637A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 電圧センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1026637A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019207803A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 導体構造 |
-
1996
- 1996-07-09 JP JP8199792A patent/JPH1026637A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019207803A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 導体構造 |
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