JPH10266303A - 洗浄大便器の臭気排出装置 - Google Patents

洗浄大便器の臭気排出装置

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JPH10266303A
JPH10266303A JP8607697A JP8607697A JPH10266303A JP H10266303 A JPH10266303 A JP H10266303A JP 8607697 A JP8607697 A JP 8607697A JP 8607697 A JP8607697 A JP 8607697A JP H10266303 A JPH10266303 A JP H10266303A
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JP
Japan
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pipe
flush toilet
odor
low tank
main body
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JP8607697A
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English (en)
Inventor
Shigeo Fukumoto
成男 福本
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用便に伴ない発生する臭気の吸引効果を高
め、かつコストも低廉になし得る洗浄大便器の臭気排出
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ロータンク1内のオーバーフロー管13
に装置本体23を接続し、一方、トイレ室R内の壁Bに
換気扇28等を取り付けると共に該換気扇28等を密閉
状に覆うカバー体29から送流管30を延設し、該送流
管30を前記装置本体23に接続することにより、洗浄
大便器2の便池2a上端縁に設けられた多数の通水孔2
1を利用して臭気を吸引し、該臭気を前記換気扇28を
介してトイレ室R外へ放散するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレ室内に洗浄
大便器と共に設置されたロータンク内に配設され、洗浄
大便器から発生する臭気を取るようにした洗浄大便器の
臭気排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばトイレ室内には洗浄大便器
と共にロータンクが設置されており、用便後にロータン
ク内の洗浄用水を使って洗浄大便器内に溜った汚物を洗
い流すようにしている。ところで、用便後は汚物から発
生する臭気がトイレ室内に立ち込め、壁に装着された換
気扇を作動しても完全には抜け切れず、その直後に用便
の為トイレ室に入った人の鼻を付き不快感を味わうとい
ったことがしばしば生じていた。そこで、臭気を効率よ
く取る手段として、洗浄大便器と共に一体に設けられる
ロータンクや洗浄大便器内に排気脱臭装置やセピオライ
ト脱臭装置を一体に組み込んだものが有る。
【0003】前記排気脱臭装置は、一端の吸引口を洗浄
大便器内に臨ませ他端の排出口を該洗浄大便器から下方
へ延設させる排水管に接続した送気管を配設し、また、
該送気管の途中にはモータで回転駆動するファン及びそ
の下流側に位置する逆止弁を設けており、前記モータに
よりファンを回転させ吸引口から洗浄大便器内の臭気を
吸引して排出口から排水管へ排出するようにしている。
また、セピオライト脱臭装置は、一端の吸引口と他端の
排出口とを共に洗浄大便器内に臨ませた送気管を配設
し、また該送気管の途中にはモータで回転駆動するファ
ン及びセピオライト層と活性炭層を設けており、前記モ
ータによりファンを回転させ吸引口から洗浄大便器内の
臭気を吸引してセピオライト層と活性炭層内を通過さ
せ、そこで臭気が吸着された後の空気を再び排出口から
洗浄大便器内へ戻すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合は吸引口1箇所から吸引するのみであるから、その
付近は吸引されるものの離れた個所は吸引されにくいな
ど吸引作用が広く行なわれず、しかもファンは用便中と
用便後僅かな間しか作動しないため、脱臭効果が思うよ
うに達せられなかった。また、逆止弁が故障すると臭気
が排出口から送気管内へ逆流するおそれが有る。更に、
排気脱臭装置は比較的大きく、ロータンク内に一体に組
み込まれることから、ロータンク引いては洗浄大便器全
体も大型化し狭いトイレ室内では据置しにくく、構造も
複雑化してコストが高くなるといった課題が有った。
【0005】後者の場合は、吸引した臭気をセピオライ
ト層と活性炭層に吸着させるようにしているが、その流
量が多いと完全ではなく、脱臭効果が思うように達成さ
れないばかりか、異臭を放つことも有った。また、この
場合も洗浄大便器に一体に組み込まれるので、構造も複
雑となってコストが高くなるといった課題が有った。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、既製のロータンクに設置でき、高い脱臭
効果が得られ、しかもコストも低廉となし得る洗浄大便
器の臭気排出装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係る洗浄大便器の臭気排出装置は、トイレ室
内に洗浄大便器と共に設置されたロータンク内に配設さ
れる臭気排出装置であって、下端が開口した中空状の装
置本体に臭気をその中に流入させるための流入管と該装
置本体内の臭気を流出させるための流出管とを設け、一
方、トイレ室内の壁に装着された換気扇などをカバー体
で覆うと共に該カバー体から送流管を延設し、前記流入
管をロータンク内に立設されるオーバーフロー管に接続
し、流出管に前記送流管を接続してなり、また前記開口
は常にはロータンク内に貯留される洗浄用水の水位より
下側に位置するように設けた構成からなる。そして、用
便中に換気扇を作動させることにより、ロータンクから
流出される洗浄用水の水路を利用して広く臭気が吸引さ
れると共に、装置本体、更には送流管を介して換気扇か
らトイレ室外へ放散されるので、極めて脱臭効果が高く
なる。しかも、既製のロータンク内に簡単に設置できる
ことから、コストも低廉となし得る。 なお、本発明に
係る臭気排出装置はサイホン式の洗浄大便器にも使用可
能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる洗浄大便器
の臭気排出装置の実施の形態を図面と共に説明する。図
1は本発明が適用される洗浄大便器の全体を示す斜視
図、図2は本発明の臭気排出装置の正面図、図3は装置
本体の断面図、図4は本発明の臭気排出装置を設置した
ロータンクの断面図である。
【0009】図中、1はトイレ室R内の洋式の洗浄大便
器2の後部に一体に設けられたロータンクである。3は
該ロータンク1の上面開口に被せられた手洗水受蓋で、
ロータンク1内の上部位置側壁に水道管4に接続された
ボールタップ5が取り付けられ、該ボールタップ5には
ロータンク1に貯留される洗浄用水Wの水位によって浮
沈するフロート6が設けられている。ボールタップ5の
二次側吐出口は吐水口7と8a,8bとに分岐され、吐
水口7からロータンク1内に直接洗浄用水が吐水され、
吐出口8aは可撓性の連通管9を介して前記手洗水受蓋
3に取り付けられた逆J字状の手洗吐水金具10に接続
されている。なお、吐出口8bはこの場合閉塞されてい
る。前記手洗水受蓋3は凹状上面の中央に洗浄用水Wを
ロータンク1内に流落させるための透孔11が開設され
ている。
【0010】ロータンク1の底壁1a中央には洗浄用水
の流出口12が開設され、該流出口12には一側にオー
バーフロー管13を連通状に立設した弁口14が取着さ
れ、該弁口14に嵌まるように逆碗状の弾性弁体15が
ピン16によって枢支されている。17はロータンク1
の前側壁に回転自在に取り付けられた操作レバーであ
り、該レバー17の内側に固着した折曲アーム19端に
鎖18の上端を取り付け、その下端を前記弾性弁体15
に取り付けている。なお、このように構成されるロータ
ンク1は従来周知である。
【0011】前記洗浄大便器2には一側上面に図5に示
すように前記ロータンク1の底壁1a中央に開設される
流出口12と連通する通水口20が設けられ、便池2a
の上縁部に沿って通水口20と連通し、便池2aに臨む
多数の通水孔21を開設した流水管路部22が周設され
ている。そして、前記弁口14を開放することにより流
出される洗浄用水は流水管路部22に流入し各通水孔2
1から便池2a内に落下し汚物を排出するようになって
いる。また、弁口14が弾性弁体15で閉塞されている
ときは、オーバーフロー管13と流水管路部22が弁口
14を介して連通するようになっている。
【0012】しかして、23は本発明に係わる臭気排出
装置Aの装置本体である。該装置本体23は下端を開口
24した中空容器からなり、一方側壁23aに前記オー
バーフロー管13の上端に冠着して接続される流入管2
5が設けられると共に、他方側壁23bに流出管26が
設けられている。また、装置本体23の頂部にはエアー
抜き孔27が開設されている。一方、トイレ室R内の壁
Bに換気扇28が装着され、該換気扇28は壁Bと対向
する面を除きカバー体29で覆われ、また該カバー体2
9から前記装置本体23の流出管26に接続される送流
管30が延設されている。
【0013】このように構成される臭気排出装置Aは、
装置本体23に設けた流入管25を前記オーバーフロー
管13の頂部に冠着させてロータンク1内の所定高さ位
置に設置される。そして、流出管26に可撓性を備える
パイプ31の一端を接続させる。該パイプ31はロータ
ンク1の側壁上部に設けられている予備孔32からロー
タンク1の外部に引き出され前記送流管30に接続され
る。
【0014】ロータンク1内の所定高さに設置された装
置本体23は下端に設けた開口24が常にはロータンク
1内に貯留される洗浄用水Wの水位より下側に位置して
いる。そこで、用便中と後に換気扇28を作動させる
と、図5に示されるように便池2aの上縁部に周設した
流水管路部22の多数の通水孔21,21…から便器内
の臭気が吸引される。そして、該吸引された臭気はオー
バーフロー管13内を上昇し、装置本体23内に一旦集
められ、更に、流出管26から送流管30を経て換気扇
28によりトイレ室R外へ放出されることとなる。
【0015】この際、装置本体23の下端開口24は洗
浄用水Wによって塞がれているので、装置本体23内を
通過する臭気がその外部に漏れることはない。因に、装
置本体23内の気圧が吸引により低くなることからエア
ー抜き孔27からも漏れることはない。また、装置本体
23の横幅を広くしかつエアー抜き孔27を設けている
のは、例えばボールタップ5が故障して洗浄用水Wの水
位が上がり、流入管25以上の位置に達したとき、サイ
ホンの原理により該洗浄用水がたれ流しにならないよう
にするためである。
【0016】図6は本発明に係わる臭気排出装置Aをサ
イホン式の洗浄大便器に使用する実施の形態を示すもの
である。この実施の形態では装置本体23に設けた流入
管25に孔33をあけてパイプ34の一端を接続し、該
パイプ34の他端をボールタップ5の吐出口8bに接続
させている。なお、使用しない場合は栓35をしてお
く。
【0017】本実施の形態では、洗浄大便器として洗い
落し式かつ洋式のものについて説明したが、他に前記サ
イホン式かつ洋式またはこれらの和式のものでも同様に
利用できること勿論である。また、既製の換気扇28で
吸引するようにしたが、吸引力の弱い場合は別途用意し
たシロッコファンのような吸引力の強いモータ付ファン
を送流管30に付設するようにするか、または換気扇2
8とは別個に独自のモータ付ファンを製作し、壁に取り
付けるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る洗浄大便器の臭気排出装置
は上記構成よりなるので、次のような効果を有する。 洗浄大便器の臭気をロータンクから流出する洗浄用水
の流路すなわち便池上端縁の流水管路部に開設された複
数の通水孔を利用して吸引することができるので、便池
のほぼ全周から吸引することとなり吸引効果が極めて高
くなる。しかも、吸引した臭気をトイレ室外へ放散する
ようにしたので脱臭効果が充分に達せられる。 既製のロータンクに簡単に取り付けられることから、
従来のようにロータンク引いては洗浄大便器全体が大型
化する心配がなく、コストも低廉になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される洗浄大便器の斜視図。
【図2】本発明に係わる臭気排出装置の正面図。
【図3】装置本体の断面図。
【図4】本発明の装置本体をロータンク内に設置した状
態の断面図。
【図5】洗浄大便器の断面図。
【図6】本発明の装置本体をサイホン式の洗浄大便器に
使用した状態を示すロータンクの断面図。
【符号の説明】
1 ロータンク 2 洗浄大便器 13 オーバーフロー管 23 装置本体 24 開口 25 流入管 26 流出管 28 換気扇 29 カバー体 30 送流管 A 臭気排出装置 R トイレ室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレ室内に洗浄大便器と共に設置され
    たロータンク内に配設される臭気排出装置であって、 下端が開口した中空状の装置本体に臭気をその中に流入
    させるための流入管と該装置本体内の臭気を流出させる
    ための流出管とを設け、一方、トイレ室内の壁に装着さ
    れた換気扇などをカバー体で覆うと共に該カバー体から
    送流管を延設し、前記流入管をロータンク内に立設され
    るオーバーフロー管に接続し、流出管に前記送流管を接
    続してなり、また前記開口は常にはロータンク内に貯留
    される洗浄用水の水位より下側に位置するように設けら
    れていることを特徴とする洗浄大便器の臭気排出装置。
JP8607697A 1997-03-19 1997-03-19 洗浄大便器の臭気排出装置 Pending JPH10266303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8607697A JPH10266303A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 洗浄大便器の臭気排出装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8607697A JPH10266303A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 洗浄大便器の臭気排出装置

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Publication Number Publication Date
JPH10266303A true JPH10266303A (ja) 1998-10-06

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ID=13876625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8607697A Pending JPH10266303A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 洗浄大便器の臭気排出装置

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JP (1) JPH10266303A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200469426Y1 (ko) * 2012-09-17 2013-10-29 박재원 양변기용 냄새제거 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200469426Y1 (ko) * 2012-09-17 2013-10-29 박재원 양변기용 냄새제거 장치

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