JPH10266301A - トイレ用尿石除去装置 - Google Patents

トイレ用尿石除去装置

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JPH10266301A
JPH10266301A JP9071068A JP7106897A JPH10266301A JP H10266301 A JPH10266301 A JP H10266301A JP 9071068 A JP9071068 A JP 9071068A JP 7106897 A JP7106897 A JP 7106897A JP H10266301 A JPH10266301 A JP H10266301A
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JP
Japan
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nozzle
toilet
removing device
urine
stone removing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9071068A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Hirata
準一郎 平田
Naoki Yamaguchi
直樹 山口
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薬剤が人体に安全で、かつ、高圧ジェット水に
より効率的に、尿石を除去し得ること 【解決手段】図1において、トイレ用尿石除去装置は、
本体部I及びノズル部IIからなり、更に移動ユニット
IIIを連結して構成されている。本体部Iの本体柄部
2の途中には、可動型密封蓋8を有し、その先端にはノ
ズル部IIを有する。この可動型密封蓋8は、便器11
の尿水流入口13に設置固定し、この蓋を中心にして吐
出管6を自由な方向に傾けることができる。この移動ユ
ニットIIIには、ポンプ91及びバッテリー92をユ
ニットとしたポンプバッテリーユニット10、薬剤タン
ク11及び水タンク12を備えており、それぞれ管14
を介してポンプ91へ接続されている。このポンプ91
で両者はそれぞれノズル3の吐出口7から噴出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトイレ用尿石除去装
置に関し、更に詳しくは、洗浄水あるいは安全面で有利
な薬剤を使用して高加圧噴出させて容易に除去すること
ができるトイレ用尿石除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、使用頻度の高い男子トイレ、特に
新幹線等の車両に備えられているトイレでは、一日の使
用回数が多く、そのため2ヵ月も経たないうちにトイレ
の底面に大量の尿石が付着し、除去しずらくなるばかり
か、悪臭の発生源にもなる。すなわち図2は、トイレに
尿石が付着する箇所を示す概略図であり、図2のaにお
いて、便器21の側面から底面にかけて尿石22が蓄積
した状態を示している。また図2のbでは、便器11の
通尿管25の部分に尿石22が蓄積している。このよう
な尿石22は、通常行われている界面活性剤や塩素系洗
浄剤では除去することができない。そこで従来は、除去
手段として塩酸や硫酸等の強酸を散布するのが通例で、
除去作業は2〜3回/年しか行われず、しかも散布後、
工具により削り取る作業も必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示されるような尿石の除去を塩酸や硫酸で行うと、比較
的良好に尿石を除去できるものの、これらの薬剤は、元
来劇薬に属するもので、人体に対して安全であるとはい
えずまた工具等の取り扱いにも十分注意を要するので、
作業者にとっては非常に煩わしいという問題があった。
【0004】そこで、本発明者は、これらの点について
種々検討したところ、簡単に扱うことができ、かつ人体
等に害のない薬剤を選択し、良好な尿石除去を効率的に
行なうことができる方法として、塩酸等の強酸を使用せ
ずにイオン交換樹脂を利用し、尿石を軟泥化し、その後
高圧洗浄することで容易に尿石を除去できることを見い
出した。本発明は、この知見に基づいてなされたもので
ある。従って、本発明が解決しようとする課題は、薬剤
が人体に安全で、かつ、高圧ジェット水により効率的
に、尿石を除去し得るトイレ用尿石除去装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の前記課題は、以
下の各発明によって達成される。
【0006】(1)操作部並びに高圧ノズル部を備えた
本体部と、移動ユニットとからなるトイレ用尿石除去装
置であって、前記操作部には両側に延びるハンドル及び
スイッチを有し、また前記高圧ノズル部は、ノズルが使
用圧力により交換可能であり、更に前記移動ユニットに
は、ポンプ、バッテリー、薬剤タンク、水タンクを有す
ることを特徴とするトイレ用尿石除去装置。 (2)ノズルがその使用圧力範囲が2〜20kg/cm
2 の間の圧力で交換可能であることを特徴とする前記第
1項に記載のトイレ用尿石除去装置。 (3)薬剤がイオン交換樹脂を含む尿石処理剤であるこ
とを特徴とする前記第1項又は第2項に記載のトイレ用
尿石除去装置。 (4)高圧ノズルが一次元型乃至三次元型であることを
特徴とする前記第1項乃至第3項のいずれかに記載のト
イレ用尿石除去装置。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のトイレ用尿石除去装置
は、操作部並びに高圧ノズル部を備えた本体部と、移動
ユニットとからなるトイレ用尿石除去装置であって、前
記操作部には両側に延びるハンドル及びスイッチを有
し、また前記高圧ノズル部は、ノズルが使用圧力により
交換可能であり、更に前記移動ユニットには、ポンプ、
バッテリー、薬剤タンク、水タンクを有することを特徴
とするもので、これにより、薬剤を散布、軟泥化後に、
高圧ジェット水にて除去することができ、従って、シス
テム的には極めて安全に簡単かつ容易に尿石を除去する
ことができるという優れた効果を奏するものである。
【0008】また、本発明の高圧ノズル部は、ノズルが
その使用圧力範囲が2〜20kg/cm2 の間の圧力で
交換可能であることにより、車両等の小便器に限らず、
一般の男子トイレ便器でも尿石処理ができる。本発明の
トイレ用尿石除去装置で使用される薬剤としては、イオ
ン交換樹脂を含む尿石処理剤であることにより高圧洗浄
を併用することで効率的かつ容易に尿石を除去すること
ができるものである。更に本発明では、高圧ノズルが一
次元型乃至三次元型であることによりいっそうムラなく
完全に尿石の除去ができる。
【0009】以下、本発明を更に詳しく、その実施の形
態を説明するが、本発明は、これに限定されるものでは
ない。
【0010】図1は、本発明のトイレ用尿石除去装置を
示す断面図であり、図1において、トイレ用尿石除去装
置は、本体部I及びノズル部IIからなり、更に移動ユ
ニットIIIを連結して構成されている。本体部Iに
は、操作部1と本体柄部2を有し、この本体柄部2の途
中には、可動型密封蓋8を有し、更にこの本体柄部2の
先端から吐出管6が伸びており、その先端にはノズル部
IIを有する。この可動型密封蓋8は、便器11の尿水
流入口13(図2参照)に設置固定し、この蓋を中心に
して吐出管6を自由な方向に傾けることができるもので
ある。
【0011】また前記の吐出管6の先端には、ノズル3
を交換可能に設置することができ、このノズル3は、一
次元から三次元までの多次元ノズルを使用することがで
きる。またこのノズル3の噴出圧力の使用圧力範囲が2
〜20kg/cm2 の間の圧力で交換可能である。この
使用圧力範囲は、便器の構造等によっても異なるもの
で、好ましくは5〜15kg/cm2 である。
【0012】本発明において、本体部Iの手元には操作
部1を有し、この操作部1には、両側に延びるハンドル
4を有し、各ハンドル4、4にはスイッチ5A、5Bを
有している。これらのスイッチ5A、5Bを操作して洗
浄を行うものである。また本発明においては、本体柄部
2に有する吐出管6の端部と連結した移動ユニットII
Iがあり、この移動ユニットIIIには、ポンプ91及
びバッテリー92をユニットとしたポンプバッテリーユ
ニット10、薬剤タンク11及び水タンク12を備えて
おり、これらの薬剤タンク11及び水タンク12は、そ
れぞれ管14を介してポンプ91へ接続されている。こ
のポンプ91で両者はそれぞれノズル3の吐出口7から
噴出する。即ちスイッチ5Aを押すと薬剤タンク11か
ら薬剤が噴出し、またスイッチ5Bを押すと水タンク1
2から高圧水が噴出する。ここでバッテリー92は、ポ
ンプ91の動力源として使用される。
【0013】本発明に用いられる尿石処理剤は、イオン
交換樹脂を含み、具体的にはスチレンジビニルベンゼン
付加共重合体を母体としスルホン酸基を交換基としたも
のが用いられる。例えば強酸型イオン交換樹脂(室町化
学工業(株)ダウエックHCR−W2等)が挙げられ
る。また浸透剤として非イオン界面活性剤、交換媒体と
して蒸留水を混合したものや、これに更に、マレイン酸
等の有機酸3〜30wt%混合溶解添加するか、あるい
は2剤液として利用されるものが一例として挙げられ
る。特に蒸留水を用いる場合には、強酸型イオン交換樹
脂のイオン交換能の低下を防止するために好ましい。
【0014】更に本発明に用いられる強酸型イオン交換
樹脂は、通常粉状体として提供されるので、水に分散さ
せて容易に使用できるので、安全性、取り扱い上極めて
優れている。薬剤の注ぎ方としては、特に限定されるも
のではなく、本体ユニットからの散布以外に尿石に直接
液をかける方法もある。本発明においては、ポンプ91
及びバッテリー92をユニットとしたポンプバッテリー
ユニット10、薬剤タンク11及び水タンク12を移動
型ユニット13にして用いる実施の形態を主として説明
したが、本発明では、更に本体部にこれらバッテリーユ
ニット10、薬剤タンク11及び水タンク12を本体柄
部の可動型密封蓋8の上部の所望の箇所に取り付けて一
体型としてもよく、またこの一体型の取付け手段、配置
等の設計並びにその変更等は、この技術分野において通
常適宜に行うことができる。
【0015】本発明のトイレ用尿石除去装置の使用方法
は、簡単に行えるもので、まず調合した薬剤及び蒸留水
をそれぞれ薬剤タンク11及び水タンク12に入れて移
動ユニットIIIを準備し、ついで洗浄装置の先端のノ
ズル3を便器21の尿水流入口23に挿入した後、可動
型密封蓋8をセットして固定し、ついで、ハンドル操作
によりスイッチ5A、5Bを入れた後、ノズル3を所望
の箇所に移動させながら、洗浄する。なお、スイッチ5
Aを入れると、薬剤が噴出し、またスイッチ5Bを入れ
ると、水が噴出する。
【0016】〔作用〕尿石には、骨格が水酸化アパタイ
ト、リン酸水素カルシウム、リン酸アンモニウムマグネ
シウムよりなるものとがあるが、これらの尿石は、水素
型の強酸性カチオン交換樹脂により効率的に分解されて
リン酸となり、水中に溶解して除去される。
【0017】
【実施例】以下に、本発明を実施例を挙げて説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0018】〔実施例1〕本発明のトイレ用尿石除去装
置で使用される薬剤タンクには、強イオン交換樹脂(1
50〜200メッシュの微粒子)15重量部、浸透剤と
して非イオン系界面活性剤4重量部、蒸留水70重量
部、マレイン酸11重量部を混合したA剤を入れ、また
水タンクには、水を入れた。
【0019】まず、ノズル3として二次元型ノズルを用
いて、該ノズルを便器21の尿水流入口23から挿入し
た後、該流入口23に本体柄部9に設置されている可動
型密封蓋8をし(蓋をすることにより固定される)、つ
いで操作部のハンドル4、4を持つと共に、スイッチ5
Aを入れノズル3の吐出口7から薬剤を噴出させ、尿石
を柔らかくしてから、スイッチ5Bを入れて洗浄水を2
0kg/cm2 の吐出圧で20秒噴射させて洗浄する。
この噴射洗浄により尿石は、きれいに除去された。また
この際、尿水流入口23に可動型密封蓋8で蓋をしてい
るので、はね返りもなく、また洗浄物の噴出もないとい
う良好な環境下で洗浄を行うことができた。また密封蓋
8が柔軟性の材質、例えばゴム質で構成されているの
で、洗浄箇所へ自由にノズル3を持って行くことができ
た。
【0020】〔実施例2〕比較的小型の便器を用い、ノ
ズル3として二次元型ノズルを用い、使用圧力として、
10kg/cm2 の吐出圧で30秒噴射させて洗浄する
以外は、実施例1と同様にして本発明のトイレ用尿石除
去装置を使用した。ノズルを交換して比較的小型の便器
の洗浄においても優れた洗浄効果が得られた。
【0021】
【発明の効果】本発明のトイレ用尿石除去装置は、操作
部並びに高圧ノズル部を備えた本体部と、移動ユニット
とからなるトイレ用尿石除去装置であって、前記操作部
にはハンドル及びスイッチを有し、また前記高圧ノズル
部は、ノズルが使用圧力により交換可能であり、更に前
記移動ユニットには、ポンプ、バッテリー、薬剤タン
ク、水タンクを有することにより、薬剤を散布、軟泥化
後に、高圧ジェット水にて除去することができ、従っ
て、システム的には極めて安全に簡単かつ容易に尿石を
除去することができるという優れた効果を奏するもので
ある。
【0022】また、本発明において、高圧ノズル部は、
ノズルがその使用圧力範囲が2〜20kg/cm2 の間
の圧力で交換可能であることにより、車両等の小便器に
限らず、一般の男子トイレ便器でも尿石処理ができる。
本発明のトイレ用尿石除去装置で使用される薬剤として
は、イオン交換樹脂を含む尿石処理剤であることにより
高圧洗浄を併用することで効率的かつ容易に尿石を除去
することができるものである。更に本発明では、高圧ノ
ズルが一次元型乃至三次元型であることにおよりいっそ
うムラなく完全に尿石の除去ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレ用尿石除去装置を示す断面図で
ある。
【図2】便器において、尿石の溜まった箇所を示す斜視
図又は断面図である。
【符号の説明】
1 操作部 13 台車 2 本体柄部 14 管 3 ノズル 21 便器 4 ハンドル 22 尿石 5 スイッチ(A、B) 23 尿水流入
口 6 吐出管 24 溜尿容器 7 吐出口 25 通尿管 8 可動型密封蓋 I 本体部 91 ポンプ II ノズル部 92 バッテリー III 移動ユ
ニット部 10 ポウプバッテリーユニット 11 薬剤タンク 12 水タンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作部並びに高圧ノズル部を備えた本体部
    と、移動ユニットとからなるトイレ用尿石除去装置であ
    って、前記操作部には両側に延びるハンドル及びスイッ
    チを有し、また前記高圧ノズル部は、ノズルが使用圧力
    により交換可能であり、更に前記移動ユニットには、ポ
    ンプ、バッテリー、薬剤タンク、水タンクを有すること
    を特徴とするトイレ用尿石除去装置。
  2. 【請求項2】ノズルがその使用圧力範囲が2〜20kg
    /cm2 の間の圧力で交換可能であることを特徴とする
    請求項1に記載のトイレ用尿石除去装置。
  3. 【請求項3】薬剤がイオン交換樹脂を含む尿石処理剤で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のト
    イレ用尿石除去装置。
  4. 【請求項4】高圧ノズルが一次元型乃至三次元型である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のトイレ用尿石除去装置。
JP9071068A 1997-03-25 1997-03-25 トイレ用尿石除去装置 Withdrawn JPH10266301A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030014597A (ko) * 2001-08-08 2003-02-19 가부시끼가이샤 가와이 배관의 관 막힘 제거 및 청소기 및 배관의 청소 방법 및압축 공기 누설 저지 부재
JP2013169490A (ja) * 2012-02-17 2013-09-02 Hitachi Koki Co Ltd 高圧洗浄装置
JP2013169489A (ja) * 2012-02-17 2013-09-02 Hitachi Koki Co Ltd 高圧洗浄装置
JP2013198549A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Nakanihon Highway Engineering Nagoya Kk 便器清掃用具、便器清掃方法及び便器清掃構造
JP2016061064A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 アクア技研株式会社 排水管の洗浄方法
JP2018155095A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 有限会社第一化学工業所 竪管等の管内エフロの除去兼固着防止方法及びその装置

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Legal Events

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Effective date: 20040601