JPH10265895A - 低降伏比高温耐火鋼 - Google Patents

低降伏比高温耐火鋼

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JPH10265895A
JPH10265895A JP9003597A JP9003597A JPH10265895A JP H10265895 A JPH10265895 A JP H10265895A JP 9003597 A JP9003597 A JP 9003597A JP 9003597 A JP9003597 A JP 9003597A JP H10265895 A JPH10265895 A JP H10265895A
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JP
Japan
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steel
low
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temperature
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JP9003597A
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Kazunari Tokuno
一成 徳納
Shuji Aihara
周二 粟飯原
Yutaka Tsuchida
豊 土田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐火のための被覆を必要としない耐震性耐火
鋼材を提供すること。 【解決手段】 重量比で、C:0.01〜0.07%、
Si:0.05〜0.5%、Mn:0.8〜1.5%、
Mo:0.5〜1%、Nb:0.01〜0.05%未
満、V:0.02〜0.1%を含有し、C、Mo、Nb
及びVの各含有量で表されるMC系炭化物析出パラメー
ターMCP=(Mo/12+Nb/18+V/20)−
Cが、MCP≧0を満足し、残部Fe及び不可避適不純
物である鋼組成を有し、更にフェライト分率が0.8以
上、且つ平均フェライト結晶粒径が20μm以下である
ことを特徴とする低降伏比高温耐火鋼。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低降伏比高温耐火
鋼に関するものである。特に、700℃付近での長時間
耐火強度に優れた常温低降伏比鋼(特に常温引張強さ4
00N/mm2級ないし490N/mm2級鋼に好適)に
関わるものである。
【0002】
【従来の技術】昨今の構造物施行のコストダウンの気運
は建築業界に対しても強く、建設・鉄骨会社への安全規
制の強化要求の反面、コストダウンも同時に要求される
といった厳しい風潮にある。
【0003】その最たるものは、耐火規制とそれに関る
施行のコストダウン指向であり、厳しい耐火基準を満足
しつつも施主側からのコストダウン要求に応えるべく、
建設・鉄骨各社は工程省略等で対応しなければならな
い。そのため、完全無被膜で使用可能な400N/mm
2級ないし490N/mm2級耐火鋼開発に対する要求が
高まっている。
【0004】加えて、耐震性も強く要求されているため
常温低降伏比鋼、且つ大地震下での溶接部から脆性亀裂
進展を阻止するだけの十分な母材低温靭性も必要であ
る。
【0005】上記要求特性をまとめれば、耐火鋼材への
要求特性は、従来材をはるかに上回る耐火特性(700
℃降伏強さが常温規格降伏強さの2/3以上の値、常温
引張強さ400N/mm2級では167N/mm2以上、
常温引張強さ490N/mm2級では217N/mm2
上)を有すること、低降伏比であること、十分な靭性を
有すること、施工時の足場金具や吊金具を少ない予熱で
溶接するための溶接性に優れることなどである。
【0006】従来目的に使用される耐火性鋼板の製造方
法の公知技術としては、例えば、特公平7−88554
号公報に記載されている鋼材があるが、そもそも650
℃までの耐火性を考慮したものであり、700℃での降
伏強さを得るために最も重要な、Moを中心としたMC
系微細析出物の形成及びフェライト分率規制考慮が全く
なされておらず、そのため、700℃付近の高温耐火性
を具備する鋼に対する新技術の開発が強く求められてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑み成案されたもので、耐火被覆の省略を可能に
する700℃での耐火性に優れ、さらに耐震性及び溶接
性にも優れた低降伏比高温耐火鋼を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の低降伏比高温耐
火鋼の主たる特徴のひとつは、マトリックスのフェライ
ト分率を0.8以上として旧オーステナイト結晶粒界を
含むベイナイトやマルテンサイト組織の現出を抑えてM
o、Nb、及びVの粗大析出物のサイトとなる場所を制
限した上で、これら元素で構成される複合炭化物をフェ
ライト・マトリックス中に微細分散させることにある。
この場合、C、Mo、Nb及びVの各含有量で表される
MC系炭化物析出パラメーターMCP=(Mo/12+
Nb/18+V/20)−Cが0以上でその効果が大き
く、且つこれら合金元素のうち炭化物を形成しない固溶
体は転位のすべり及び上昇運動に対する大きな抵抗とな
りうる。
【0009】一方で、大量の合金元素による強度上昇は
マトリックスの靭性低下を招くため、本発明では各フェ
ライト結晶粒径を平均20μm以下に細粒化することに
より高い靭性が得られる。
【0010】本発明の要旨は以下の通りである。
【0011】(1)重量比で、C:0.01〜0.07
%、Si:0.05〜0.5%、Mn:0.8〜1.5
%、Mo:0.5〜1%、Nb:0.01〜0.05%
未満、V:0.02〜0.1%を含有し、C、Mo、N
b及びVの各含有量で表されるMC系炭化物析出パラメ
ーターMCP=(Mo/12+Nb/18+V/20)
−Cが、 MCP≧0 を満足し、残部Fe及び不可避適不純物である鋼組成を
有し、更にフェライト分率0.8以上且つ平均フェライ
ト結晶粒径が20μm以下であることを特徴とする低降
伏比高温耐火鋼。
【0012】(2) 鋼組成として、重量比で、更に、
Cr:0.2〜1%、を含有せしめたことを特徴とする
上記(1)記載の低降伏比高温耐火鋼。
【0013】(3)鋼組成として、重量比で、更に、N
i:0.2〜1%、Ti:0.01〜0.05%の1種
または2種を含有せしめたことを特徴とする上記(1)
または上記(2)記載の低降伏比高温耐火鋼。
【0014】(4)鋼組成として、重量比で、更に、C
a:0.001〜0.01%、REM:0.01〜0.
05%の1種または2種を含有せしめたことを特徴とす
る上記(1)または上記(2)または上記(3)記載の
低降伏比高温耐火鋼。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の低降伏比高温耐火
鋼の各成分の限定理由を説明する。
【0016】Cは、室温下での最低限の強度を得るため
のセメンタイト(Fe3C)形成のため、最低0.01
%以上が必要であるが、0.07%を越える添加により
ベイナイト分率が上がって高温強度が低下し、且つ降伏
比が大きくなってしまう。よってCの添加範囲は0.0
1〜0.07%好ましくは0.01〜0.05%であ
る。
【0017】Siは、脱酸の点から最低0.05%を必
要とするが、0.5%を越える添加により溶接性を低下
させるばかりでなく、脱酸時に生成された酸化物を核と
して高温変形時にボイドが発生するため高温強度と靭性
を低下させることになる。よってSiの添加範囲は0.
05〜0.5%とする。
【0018】Mnは、Sを固定して熱間加工時の粒界割
れを防止する効果から必須な元素であり最低0.8%を
必要とするが、1.5%を越える添加により、溶接性と
靭性を著しく低下させる。したがって、Mnの添加範囲
は0.8〜1.5%とする。
【0019】Moは、本発明での最重要元素である。M
C系炭化物の金属中心元素であり、固溶強化による体拡
散抑制効果によって、700℃の基本的耐火強度を得る
重要な元素である。そのため、最低0.5%の添加を必
要とするが、1%を越える添加により靭性を著しく低下
させ、且つ溶接性及び熱間加工性をも低下させる。した
がって、Moの添加範囲は0.5〜1%とする。
【0020】Vは、Moと並び本発明での重要元素であ
る。まず、MC系炭化物の金属側構成元素であることか
ら重要であり、且つAc1点以下の焼戻しで、Nb炭化
物を核として木の芽状に炭化物を形成し、このいわば
「こぶ」の部分が700℃での転位の上昇運動を阻害す
る。この効果を有効に活用するためには最低0.02%
を必要とするが、0.1%を越える添加は母材及び溶接
継手の靭性を著しく低下させ、且つ溶接性も低下させ
る。したがって、Vの添加範囲は0.02〜0.1%で
ある。
【0021】Nbもまた本発明での重要元素のひとつで
ある。MC系炭化物の金属側構成元素であることから重
要であり、且つVの木の芽状複合析出物の核となるNb
Cを形成し、複合析出強化に寄与する。加えて、圧延時
に析出して結晶粒を微細化する作用を通して高靭化にも
寄与する。これらNbCの分布のため最低0.01%の
添加を必要とするが、0.05%以上であるとNbCの
粗大化を招き、かえって靭性を低下させる。したがっ
て、Nbの添加範囲は0.01〜0.05%未満であ
る。
【0022】Crは、Cを固定して炭化物を形成するこ
とにより、NbCの粗大化を抑制して靭性の向上をもた
らす元素であり、その効果を発揮させるために添加する
ことが好ましい。添加する場合は0.2%以上を要する
が、過剰の添加は析出強化元素の微細析出を阻害して高
温強度の低下を招くため、その上限は1%である。よっ
て、Crの添加範囲は0.2〜1%とする。
【0023】Ni及びTiは、溶接熱影響部組織を微細
化してその靭性を向上させる働きを有する。添加に際し
ては、Niは0.2%以上、Tiは0.01%以上を必
要とするが、Niにおいて1%、Tiにおいて0.05
%を越える添加ではいかにMCPが本発明の範囲内であ
っても、炭窒化物の粗大化が促進され高温強度が低下す
る。よってNiの添加範囲は0.2〜1%、Tiの添加
範囲は0.01〜0.05%とする。
【0024】Ca及びREMは、介在物の形態及び分散
制御に極めて有効で靭性向上に寄与する。この効果のた
めにはCaは0.001%以上、REMは0.01%以
上の添加を必要とするが、Caでは0.01%、REM
では0.05%を越える添加では靭性をかえって低下さ
せる。よってCaの添加範囲は0.001〜0.01
%、REMの添加範囲は0.01〜0.05%とする。
【0025】さらに、高温強度の支配因子としてのフェ
ライト分率を詳細に検討した結果、フェライト分率0.
8以上であれば、マトリックスへの微細分散効果が十分
であり結果的に高い高温強度が得られることがわかっ
た。フェライト分率が0.8未満では、旧オーステナイ
ト結晶粒界の残したベイナイトもしくはマルテンサイト
組織が0.2以上形成され易く、これらの旧オーステナ
イト結晶粒界(以下旧γと記す)へのCの拡散速度が高
いことに起因して各合金元素Mo、Nb及びVの粗大析
出物がこの粒界上に形成されるので、マトリックスでの
微細析出物が減少するため高温強度が下がり、また降伏
比の上昇、加えて靭性も低下する。よってフェライト分
率は0.8以上である。
【0026】なお、フェライト分率は、一般に100〜
500倍の顕微鏡により金属組織を観察し、組織中に存
在するフェライトの面積割合によって表される。
【0027】フェライト分率が0.98超では、MPC
及び平均フェライト結晶粒径が本発明を満足しても、マ
トリックスへの微細析出物による耐火強度の向上効果が
安定的に発現しない場合があるので、好ましくは、フェ
ライト分率は0.98%以下である。
【0028】更に、フェライト以外の組織としては、ベ
イナイトとマルテンサイト組織の合計が0.2未満が望
ましい。
【0029】また、Mo、Nb及びVの微細炭化物の析
出条件を詳細に検討したところ、本発明の特定ミクロ組
織分布の場合において、MC系の微細炭化物が高密度に
分散して始めて常温低降伏比鋼において高い高温強度を
与えることがわかった。そして、本発明のミクロ組織に
おいてのみ、炭化物中の構成金属元素配分から、有効な
MC系炭化物析出パラメーター、MCP=(Mo/12
+Nb/18+V/20)−CがMCP≧0の場合に、
火炎昇温時に、鋼において有効な析出強化が得られ易い
ことを本発明者らが見出したものである。
【0030】一方、耐火鋼は高い靭性値が要求されるた
め、基本的なマトリックスを有効に制御する必要があ
り、上記高温強度の条件を満たしつつ、靭性値も満足す
るためには、フェライト結晶粒径の制御が肝要であり、
特に平均粒径20μm以下でなければ十分な特性が得ら
れないことがわかった。
【0031】平均粒径は、小さい方が好ましいが、2μ
m未満では靭性値が飽和し、70%程度の低降伏比が得
られにくいので、好ましくは2μm以上である。
【0032】不可避的不純物としては、例えば、P≦
0.02%、S≦0.02%、Cu≦0.2%であって
も、十分に本発明が達成可能である。
【0033】本発明の鋼とは、化学組成、MC系炭化物
析出パラメーターMCP、フェライト分率が本発明範囲
内である鋼であれば何でもかまわず、例えば、厚鋼板、
薄鋼板(熱延鋼板、冷延鋼板、表面処理鋼板など)、形
鋼(H形鋼など)などでも本発明の効果は十分に享受可
能である。
【0034】本発明鋼の鋼組成で、且つミクロ組織を得
るには、鋼組成の特定以外には、製造方法を適宜選択す
れば良いが、好ましくは、MCPの構成元素であるM
o、Nb、Vの熱間圧延前での固溶を高めておくため
に、1050〜1250℃に加熱し、且つ、圧延・冷却
時のMo、Nb、Vの粗大析出を抑制することである。
【0035】
【実施例】表1に示す成分範囲の鋼を溶製し、これらの
鋼を圧延温度800〜900℃で板厚15mmまで圧延
し、その後空冷して供試鋼板とした。
【0036】表2には、MC系炭化物析出パラメーター
MCP、フェライト分率を合わせて示す。鋼種は、常温
引張強さが400N/mm2級と490N/mm2級の2
種について検討した。
【0037】製造したそれぞれの鋼板の鋼板板厚1/2
の部位の圧延方向から採取した試験片を用い、室温引張
試験、700℃での高温引張試験を行った。また、同じ
く鋼板板厚1/2の部位の圧延に対して垂直な方向から
衝撃試験片を採取し−10℃での衝撃吸収エネルギー
(vE−10)を測定した。更に、サブマージ・アーク
溶接にて入熱4.8kJ/mmで鋼板の突合わせ継手を
製作後、鋼板板厚1/2で且つボンド線から2mm溶接
熱影響部にはいった部位にノッチを入れた衝撃試験片を
採取し、−10℃での衝撃吸収エネルギー(vE−1
0)を測定した。
【0038】さらに、溶接性はy形溶接割れ試験にて割
れ停止温度を測定することにより判定した。表2に以上
の試験結果を示す。
【0039】なお、室温引張試験はJIS Z 220
1 4号試験片を用い、JIS Z2204に準拠して
行った。また、高温引張試験はJISZ 2271の引
張クリープ試験法で用いる試験片を用い、引張試験自体
は室温での試験法すなわちJIS Z 2204に準拠
して行った。衝撃試験は、JIS Z 22024号試
験片を用い、JIS Z 2242に準拠して行った。
y形溶接割れ試験は、JIS Z 3158に準拠し
た。
【0040】表1及び表2に示す鋼のうちNo.1〜N
o.15は、本発明実施例であり、No.16〜No.
36は、比較例である。
【0041】先ず、比較例No.16及びNo.17は
MCPが本発明下限を下回るため、高温強度が低い。
【0042】比較例鋼No.18及びNo.19は、フ
ェライト分率が本発明を下回るため、高温強度が低く、
また、降伏比が高く且つ靭性が低い。
【0043】比較例鋼No.20及びNo.21は、平
均フェライト粒径が本発明の下限を下回るため、高温強
度(引張強さ、降伏強さ)が低い。
【0044】比較例鋼No.22は、Cが本発明の下限
を下回るため、常温及び高温強度ともに低い。
【0045】比較例鋼No.23は、Cが本発明の上限
を上回り、且つフェライト分率が下限を下回る。そのた
め、高温強度が低く、また降伏比が高く靭性が低い。
【0046】比較例鋼No.24は、Siが本発明の上
限を上回るため、高温強度と靭性が低い。
【0047】比較例鋼No.25は、Mnが本発明の上
限を上回り、且つフェライト分率が本発明の下限を下回
る。そのため、高温強度が低く、また降伏比が低い。
【0048】比較例鋼No.26は、Niが本発明の上
限を上回るため、高温強度が低い。
【0049】比較例鋼No.27は、Crが本発明の上
限を上回るため、高温強度が低い。
【0050】比較例鋼No.28は、Moが本発明の下
限を下回るため、高温強度が低い。
【0051】比較例鋼No.29は、Moが本発明の上
限を上回るため、溶接継手靭性が低い。
【0052】比較例鋼No.30は、Vが本発明の下限
を下回るため、高温強度が低い。
【0053】比較例鋼No.31は、Vが本発明の上限
を上回るため、母材及び溶接継手靭性が低い。
【0054】比較例鋼No.32は、Nbが本発明の下
限を下回るため、高温強度が低く且つ靭性が低い。
【0055】比較例鋼No.33は、Nbが本発明の上
限を上回るため、母材及び溶接継手靭性が低い。
【0056】比較例鋼No.34は、Tiが本発明の上
限を上回るため、高温強度が低い。
【0057】比較例鋼No.35及びNo.36はそれ
ぞれ、Caが及びREMが本発明の上限を上回るため、
靭性が低い。
【0058】これらに対し、本発明実施例No.1〜1
5は、常温及び高温強度、常温での降伏比及び靭性全て
に申し分のない特性を示す。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【発明の効果】本発明により、低降伏比高温耐火特性が
優れた引張強度400N/mm2〜490N/mm2級の
鋼の供給が可能となる。また、本発明によれば、溶接性
も向上でき、溶接指向が容易になるとともに耐震性の向
上も可能となるので、産業界に与える影響は極めて大き
いと言える。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量比で、C:0.01〜0.07%、
    Si:0.05〜0.5%、Mn:0.8〜1.5%、
    Mo:0.5〜1%、Nb:0.01〜0.05%未
    満、V:0.02〜0.1%を含有し、C、Mo、Nb
    及びVの各含有量で表されるMC系炭化物析出パラメー
    ターMCP=(Mo/12+Nb/18+V/20)−
    Cが、 MCP≧0 を満足し、残部Fe及び不可避適不純物である鋼組成を
    有し、更にフェライト分率が0.8以上、且つ平均フェ
    ライト結晶粒径が20μm以下であることを特徴とする
    低降伏比高温耐火鋼。
  2. 【請求項2】 鋼組成として、重量比で、更に、Cr:
    0.2〜1%、を含有せしめたことを特徴とする請求項
    1記載の低降伏比高温耐火鋼。
  3. 【請求項3】 鋼組成として、重量比で、更に、Ni:
    0.2〜1%、Ti:0.01〜0.05%の1種また
    は2種を含有せしめたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の低降伏比高温耐火鋼。
  4. 【請求項4】 鋼組成として、重量比で、更に、Ca:
    0.001〜0.01%、REM:0.01〜0.05
    %の1種または2種を含有せしめたことを特徴とする請
    求項1または請求項2または請求項3記載の低降伏比高
    温耐火鋼。
JP9003597A 1997-03-26 1997-03-26 低降伏比高温耐火鋼 Withdrawn JPH10265895A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016023336A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 Jfeスチール株式会社 高温強度と溶接性に優れた低降伏比高張力鋼板およびその製造方法

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JP2016023336A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 Jfeスチール株式会社 高温強度と溶接性に優れた低降伏比高張力鋼板およびその製造方法

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