JPH10264781A - 車両洗浄装置 - Google Patents

車両洗浄装置

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Publication number
JPH10264781A
JPH10264781A JP7713097A JP7713097A JPH10264781A JP H10264781 A JPH10264781 A JP H10264781A JP 7713097 A JP7713097 A JP 7713097A JP 7713097 A JP7713097 A JP 7713097A JP H10264781 A JPH10264781 A JP H10264781A
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JP
Japan
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cleaning
vehicle
brush
arm
rotating shaft
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Pending
Application number
JP7713097A
Other languages
English (en)
Inventor
Seitaro Imoto
清太郎 井本
Takayuki Terada
孝幸 寺田
Zenichi Wakabayashi
善一 若林
Motoji Torii
元二 鳥居
Yoichiro Tsutsui
陽一郎 筒井
Ryota Muraoka
良太 村岡
Kenji Motooka
憲治 本岡
Yoshiaki Kuroda
欣昭 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Japan Railway Co
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Central Japan Railway Co
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシの移動軌跡を円弧状にしつつ各アームの
回転軸との支持部に重力負荷を作用させないようにし、
鉄道車両の左右両側面を効果的に洗浄するとともに、パ
ワーシリンダの大型化を防止しかつブラシの高速回転化
を図る。 【解決手段】鉄道車両の引き込み線の左右両側方に、ブ
ラシ22b を鉄道車両の左右両側面と平行でかつ鉄道車両
の進行方向に対して傾斜する上下方向に延びる回転軸22
a に取り付けて配置する。長さが略同一に設定された上
下2本のアーム47,48 の先端に回転軸の上下両端部を支
持する。各アームの基端を鉛直方向に延びる支持軸60回
りに回動自在に支持する。洗浄ブラシを、洗浄面を鉄道
車両の左右両側面に対して平行に保ちながら、洗浄位置
と格納位置との間で基礎面上の水平面内を移動させるよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両などの側
面を洗浄ブラシにより洗浄する車両洗浄装置に関し、特
に洗浄ブラシの支持部の剛性を高める対策に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両洗浄装置として、例えば、特
公昭55−40464号公報に開示されるように、車両
の側方に、車両の側面と平行でかつ鉛直方向に延びる回
転軸を有し、その回転軸の半径方向に延びるように取り
付けられた洗浄ブラシが設けられている。そして、上記
洗浄ブラシは、車両が軌道上を進行してくると、車両の
側面から退避する格納位置から車両の側面を洗浄する洗
浄位置まで上下両アームの回動によって移動(揺動)
し、この洗浄位置において洗浄ブラシを回転軸回りに回
転させて車両の側面を洗浄するようにしている。この場
合、上下両アームの基端部は鉛直軸方向に延びる支持軸
に回転一体に連結され、この支持軸にトルク電動機の駆
動力が減速機などを介して伝達されることで該各アーム
を支持軸回りに回転させて洗浄ブラシを格納位置と洗浄
位置との間で移動させるようにしている。また、上下両
アームは、車両の側面の連結部分などの凹凸に対して洗
浄面が平行に追随するように洗浄ブラシを支持軸回りに
移動可能に支持している。
【0003】ところで、車両の外表面(側面)にある窓
部は、その外表面に対して比較的大きな凹部をなしてお
り、この窓部と外表面とによって段差部が構成されてい
る。この場合、洗浄ブラシの回転方向と車両の進行方向
との相関関係によって段差部に対して洗浄ブラシの洗浄
面が均一に接触せずに汚れが残存することがあり、その
汚れの残存部位については手洗い作業で補うようにして
いる。
【0004】また、車両の側面を効果的に洗浄する車両
洗浄装置として、洗浄ブラシの回転軸を車両の側面と平
行でかつ車両の進退方向に対して傾斜可能に設けたもの
が知られている。この車両洗浄装置では、洗浄ブラシは
車両の側面の上下いずれかの範囲の洗浄のみを行う小型
のものが用いられ、車両の進行速度に応じた最適の傾斜
角度に回転軸を設定変更できるようにしている(実開平
3−98172号公報参照)。
【0005】その場合、上記従来の車両洗浄装置におい
ても、回転軸を車両の進退方向に対して傾斜可能に設け
たいのであるが、回転軸の傾斜に伴い支持軸も傾斜する
ので、洗浄ブラシは、格納位置と洗浄位置との間で移動
させた際に上下方向に変位する。そのため、格納位置に
おいて車両の側面に洗浄面を一致させた場合には、洗浄
ブラシを洗浄位置まで移動させた際に洗浄面が車両の側
面に対して一致しない。一方、洗浄位置において洗浄面
を車両の側面に対して一致させた場合には、洗浄ブラシ
の摩耗に伴い各アームの回動量を増加させねばならず、
アームの回動制御が複雑化するといった別途の課題を有
する。
【0006】さらに、上述の如き洗浄ブラシが上下方向
に変位すれば、洗浄ブラシやアームなどの荷重(重力)
がトルク電動機に負荷として加わるため、その洗浄ブラ
シやアームなどの重力負荷に抗して洗浄ブラシを車両の
側面に押し付ける押し付け力を発生させるトルク電動機
を用いる必要があり、トルク電動機が大型化するといっ
た欠点もある。また、特に洗浄ブラシが上下方向に変位
している場合には、洗浄ブラシやアームなどの重力負荷
が起因して回転軸の支持剛性強度が著しく低下し、洗浄
時間の短縮化を図る上で車両の進行速度の増加に伴って
洗浄ブラシを高速回転させることができない。
【0007】一方、上述した車両の進行速度に応じて回
転軸を最適の傾斜角度に設定変更する車両洗浄装置で
は、回転軸の傾斜角度の変更が回動板に対するボルトの
緩締により行われるためにその傾斜角度変更作業が非常
に煩わしいものとなる。しかも、この洗浄装置では、小
型の洗浄ブラシを対象とする構造上、これよりも大きな
車両の側面全域の洗浄を対象とする大型の洗浄ブラシに
適用すれば、回転軸の支持剛性強度に無理がでて、洗浄
ブラシ回転時に振動が増幅されるなどの欠点を生じ、洗
浄ブラシを高速回転させることができない。
【0008】そこで、上述の従来の車両洗浄装置の回転
軸を傾斜させた場合の上記各課題に起因する洗浄ブラシ
の上下方向への変位をなくす上で、回転軸を車両の進退
方向に対して傾斜させかつ支持軸を鉛直方向に延ばして
設けられるように、上側のアームよりも下側のアームの
方を長くして上下で長さの異なるアームを用いた車両洗
浄装置が提案されている(特開平7−277154号公
報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の車両洗浄装置においても、以下のような課題を有し
ている。
【0010】つまり、回転軸を車両の進退方向に対して
傾斜させかつ支持軸を鉛直方向に延ばして設けているに
も拘らず、上下で長さの異なるアームを用いているため
に、洗浄ブラシの移動軌跡は支持軸を中心とする円錐の
外表面に沿ったものとなり、洗浄面の下端部が上端部よ
りも車両の側面側により近付いて、車両の側面に対して
洗浄面が平行にならず、車両の側面を効果的に洗浄でき
ない。
【0011】しかも、上側のアームよりも下側のアーム
の方が長いため、下側アームの剛性強度が低下する上、
その下側アームの回転軸との支持部に洗浄ブラシや両ア
ームなどの重力負荷が作用して該支持部の支持剛性強度
が著しく低下し、トルク電動機などの駆動源の大型化を
余儀なくされたり、近年の傾向とするところの車両の進
行速度の増加に伴う洗浄ブラシの高速回転化を図ること
ができないといった、上記課題が全て露見し、単純に回
転軸を車両の進退方向に対して傾斜させかつ支持軸を鉛
直方向に延ばしただけでは、何ら解決策にはなり得な
い。
【0012】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、回転軸を傾斜させた洗浄
ブラシの移動軌跡を円弧状にしつつ各アームの回転軸と
の支持部に洗浄ブラシやアームなどの重力負荷が作用し
ないようにすることで、車両の側面を効果的に洗浄でき
るようにするとともに、駆動源の大型化を防止しかつ洗
浄ブラシの高速回転化を図ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、車両の側
面を洗浄する車両洗浄装置として、上記車両の進入路側
方に、洗浄ブラシを車両の側面と平行でかつ車両の進退
方向に対して傾斜する上下方向に延びる回転軸に取り付
けて配置し、長さが略同一に設定された少なくとも上下
2本のアームの先端に上記回転軸の上下両端部を支持す
る。そして、上記各アームの基端を、鉛直方向に延びる
支持軸回りに回動自在に支持し、上記洗浄ブラシを、洗
浄面を車両の側面に対して平行に保ちながら、車両の側
面を洗浄する洗浄位置と、車両の側面から退避する格納
位置との間で水平面内を移動させるように構成したもの
である。
【0014】これにより、請求項1記載の発明では、洗
浄ブラシは、略等長な各アームの支持軸回りの水平移動
によって、洗浄位置と格納位置との間においてその洗浄
面が車両の側面に対して平行に保たれながら地上面と平
行に移動する。このため、洗浄ブラシの移動軌跡は、上
下で長さの異なるアームを用いたもののように円錐の外
表面に沿った軌跡を描くことなく円筒の外周面に沿った
ものとなり、車両の側面に対して洗浄面が常に平行に移
動し、窓部などによって生ずる段差部の四隅なども清浄
かつ均一に洗浄されて、車両の側面が効果的に洗浄され
る。
【0015】しかも、略等長な上下のアームにより、下
側のアームの回転軸との支持部に洗浄ブラシや両アーム
などの重力負荷が局部的に作用することはなく、洗浄ブ
ラシ移動時の上下方向への変位を確実に防止して上記支
持部の支持剛性強度が確保されるとともに、近年の傾向
とするところの車両の進行速度の増加に伴う洗浄ブラシ
の高速回転化が達成される。さらに、各アームを駆動さ
せるトルク電動機などの駆動源が大型化することもな
い。
【0016】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の回転軸を特定したことを特徴とする。具
体的には、角度変更手段を介して各アームの先端に回転
軸を取り付ける。そして、上記角度変更手段を、洗浄ブ
ラシが洗浄位置と格納位置との間で移動する際、平面視
で回転軸に対するアームの交差角および捩じり角を変更
するように構成したものである。
【0017】これにより、請求項2記載の発明では、洗
浄ブラシの格納位置と洗浄位置との間での移動時に回転
軸とアームとの間に無理がかかったとしても、回転軸に
対するアームの交差角および捩じり角を変更すること
で、各アームの水平回動がスムーズに行われ、洗浄ブラ
シが円滑に移動する。
【0018】請求項3記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1または請求項2記載の各アームを特定したこと
を特徴とする。具体的には、洗浄ブラシを洗浄位置と格
納位置との間で移動させる作動手段に各アームを連結す
る。そして、上記作動手段に、洗浄ブラシを洗浄位置と
格納位置との間の所定位置で移動不能に移動規制する規
制手段を備える構成としたものである。
【0019】これにより、請求項3記載の発明では、洗
浄ブラシは、車両の側面の凹凸により反側面側に跳ね返
されるバウンドが抑制され、側面がむらなく洗浄され
る。しかも、アームの移動を規制することで、各アーム
はその基端の支持部側と一体的なものとなり、回転軸
(洗浄ブラシ)の回転に伴い励起される振動に対して各
アームの回動方向への変位荷重をアームの駆動源等に伝
達せずに各アームの支持部側に伝達することで、各アー
ムの支持剛性強度が得られるとともに、アームの回転軸
に対する支持剛性強度が高められる。
【0020】さらに、請求項4記載の発明が講じた解決
手段は、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載
の各アームの回動量を特定したことを特徴とする。具体
的には、洗浄ブラシの洗浄位置において回転軸の上下両
端部での移動量を車両の側面形状に応じて変更可能とす
るように各アームの回動量をそれぞれ可変に構成したも
のである。
【0021】これにより、請求項4記載の発明では、各
アームの回動量を可変にすることで、側面の形状が異な
る車両に対して洗浄ブラシの洗浄面を一致させることが
可能となる上、洗浄力を必要とする側面部位に対しても
洗浄ブラシの洗浄面を強く押し付ける等して洗浄強度を
変更することが可能となり、一本の洗浄ブラシで洗浄態
様が拡大される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】図7および図8は本発明の実施の形態に係
る車両洗浄装置を示し、この車両洗浄装置1は、鉄道車
両X(車両)の車体2の左右両側面3,4を洗浄するも
のとして供される。上記車両洗浄装置1は、図示しない
軌道線から分岐する進入路としての引き込み線5の途中
に設置されている。この引き込み線5を通って車両洗浄
装置1に到着した鉄道車両X(図では1両のみ示す)
は、順次進行方向(前進方向)に進んで車両洗浄装置1
により洗浄された後、引き込み線5を前進のまま進んで
軌道線に再び戻されるようにしている。この場合、車両
洗浄装置1により洗浄可能な汚れとしては、車体2の左
右両側面3,4に付着する煤煙、粉塵、土埃、水垢、水
苔、鉄錆、金属粉の他、虫や鳥などの体液および血痕等
を対象としている。
【0024】上記車両洗浄装置1は、引き込み線5上を
進行してきた鉄道車両Xの車体2の左右両側方に鉄道車
両Xの進行方向から視てそれぞれ6基の第1ないし第6
ブラシ駆動ユニット11〜16を有している。
【0025】上記各ブラシ駆動ユニット11〜16は、
第1ないし第6洗浄ブラシ21〜26と、第1ないし第
6ブラシ回転機構31〜36と、第1ないし第6ブラシ
移動機構41〜46と、第1ないし第6フレーム51〜
56とを有している。この各フレーム51〜56は、鉄
道車両Xから視た側面視で略L字状に形成され、引き込
み線5の左右両側方に敷設された基礎17上に下側水平
部分が図示しないボルトによってそれぞれ締結固定され
ている。
【0026】上記第1ないし第6洗浄ブラシ21〜26
は、鉄道車両Xの左右両側面3,4の上下全域の洗浄を
対象とする大型のものが用いられている。該各洗浄ブラ
シ21〜26のうち、鉄道車両Xの進行方向両端の第1
および第6洗浄ブラシ21,26は、鉄道車両Xの左右
両側面3,4と平行でかつ鉛直方向に延びる回転軸21
a,26aと、その回転軸21a,26aの半径方向に
延びるように取り付けられたブラシ21b,26bとを
備えている。また、上記第2および第3洗浄ブラシ2
2,23は、鉄道車両Xの左右両側面3,4と平行でか
つ鉄道車両Xの進行方向に対して上部が反進行方向側に
向かって傾斜する回転軸22a,23aと、その回転軸
22a,23aの半径方向に延びるように取り付けられ
たブラシ22b,23bとを備えている。さらに、上記
第4および第5洗浄ブラシ24,25は、鉄道車両Xの
左右両側面3,4と平行でかつ鉄道車両Xの進行方向に
対して上部が進行方向側に向かって傾斜する回転軸24
a,25aと、その回転軸24a,25aの半径方向に
延びるように取り付けられたブラシ24b,25bとを
備えている。上記第2ないし第5洗浄ブラシ22〜25
の各回転軸22a〜25aは、それぞれ鉛直線に対して
略20°ずつ傾斜している。そして、上記各フレーム5
1〜56の上方立設部分は、各洗浄ブラシ21〜26の
回転軸21a〜26aと平行となるように上方に延びて
立設されている。つまり、第1および第6フレーム5
1,56の上方立設部分が鉛直方向に延びる第1および
第6洗浄ブラシ21,26の回転軸21a,26aと平
行な鉛直方向に、第2および第3フレーム52,53の
上方立設部分が上部を鉄道車両Xの反進行方向側に傾斜
させた第2および第3洗浄ブラシ22,23の回転軸2
2a,23aと平行な傾斜方向に、第4および第5フレ
ーム54,55の上方立設部分が上部を鉄道車両Xの進
行方向側に傾斜させた第4および第5洗浄ブラシ24,
25の回転軸24a,25aと平行な傾斜方向にそれぞ
れ延びて立設されている。
【0027】上記各回転軸21a〜26aは、基本的に
は同一構造となるので、図3ないし図5に示す第2洗浄
ブラシ22の回転軸22aについてのみ説明する。この
回転軸22aは、ブラシ22bよりも上下両側に延出し
ており、そのブラシ22bの取付部分に対応する中央部
27aが中空鋼管で構成されている。この中央部27a
よりも上下両方の上側および下側延出部分27b,27
cは、共に中実鋼により構成され、上側延出部分27b
が中央部27aの上端に対して分離可能な締結構造によ
り固定されている一方、下側延出部分27cが中央部2
7aの下端に溶接により一体的に固定されている。
【0028】上記第1ないし第6ブラシ回転機構31〜
36においても、基本的には同一構造となるので、図3
に示す第2ブラシ回転機構32についてのみ説明する。
この第2ブラシ回転機構32は、図3に示すように、そ
の回転軸22aの下側延出部分27cおよび上側延出部
分27bを回転自在に支持する下側および上側軸受3
7,38を備えている。上記下側軸受37は、図3に示
すように、断面略円管形状の下側軸受筒37aを備え、
該下側軸受筒37a内においてラジアル軸受37bを介
して下側延出部分27cを回動可能に支持するようにな
っている。上記下側延出部分27cは、後述する下側ア
ーム48に対し、その先端のヨーク48aより下側軸受
筒37aの半径方向に突出するピン49を介して回動自
在に支持されている。
【0029】一方、上記上側軸受38は、図3に示すよ
うに、断面略円管形状の上側軸受筒38aを備え、該上
側軸受筒38a内に円錐コロ軸受38bを介して上側延
出部分27bを回動可能に支持するようになっている。
上記上側延出部分27bは、後述する上側アーム47に
対し、その先端のヨーク47aより上側軸受筒38aの
半径方向に突出するピン49を介して回動自在に支持さ
れている。上記上側延出部分27bの先端は上側軸受筒
38aよりも上方に突出しており、この上側軸受筒38
aの上側に取り付けられたギヤケース39内のギヤ39
aに回転一体に連結されている。このギヤ39aは、洗
浄ブラシ回転用モータ40の出力ギヤ40aに噛合され
ていて、該モータ40の出力(駆動力)がギヤ39aを
介して減速された状態で回転軸22a(上側延出部分2
7b)に伝達されるようになっている。また、上記モー
タ40は、ギヤケース39の上面にボルト40bにより
締結固定されている。この場合、ギヤ39aと出力ギヤ
40aとの歯数比は、モータ40のすべり速度を見込ん
で、ギヤ39aの歯数が85に、出力ギヤ40aの歯数
が22にそれぞれ形成され、モータ40(出力ギヤ40
a)の回転数が1800r.p.m.のときに回転軸22aの
回転数が450r.p.m.となるように設定されている。
【0030】上記第1ないし第6ブラシ移動機構41〜
46においても、基本的には同一構造となるので、図
1、図2および図4に示す第2ブラシ移動機構42につ
いてのみ説明する。この第2ブラシ移動機構42は、図
1、図2および図4に示すように、ブラシ22bつまり
回転軸22a(下側延出部分27cおよび上側延出部分
27b)を下側軸受筒37aおよび上側軸受筒38aを
介して移動させる上下2本の上側および下側アーム4
7,48を備えている。該各アーム47,48の基端
は、上記第2フレーム52の上方立設部分の上下両端に
それぞれ鉛直方向に延びる支持軸60を介して水平方向
に回動自在に支持されている。この各アーム47,48
の先端には二又状に分岐するヨーク47a,48aがそ
れぞれ設けられている。上側アーム47のヨーク47a
は、上側軸受筒38aに対し、その半径方向に突出する
ピン49によって回動自在に支持されるようになってい
る。一方、下側アーム48のヨーク48aも、下側軸受
筒37aに対し、その半径方向に突出するピン49によ
って回動自在に支持されるようになっている。上記各ア
ーム47,48は、回転軸22aとしてのピン49から
支持軸60までの距離(長さ)が略同一に形成されてい
る。そして、上記ブラシ22bは、各アーム47,48
の互いに同期した回動により、鉄道車両Xの左右両側面
3,4を洗浄する洗浄位置(図1および図2に示す二点
鎖線位置)と、鉄道車両Xの左右両側面3,4から退避
する格納位置(図1および図2に示す一点鎖線位置)と
の間で移動するようになっている。この場合、各アーム
47,48先端のヨーク47a,48aおよびピン49
により、ブラシ22bの格納位置から洗浄位置への移動
時に平面視での回転軸22aの軸mに対して、各アーム
47(図1では上側アーム47のみ示す)の軸nを交差
角αに、捩じり角βを捩じり角β´にそれぞれ変更可能
とする角度変更手段としてのユニバーサルジョイント6
1が構成されていて、両位置間でのブラシ22bの移動
が、上記各アーム47,48の水平回動によってブラシ
22bの洗浄面を鉄道車両Xの左右両側面3,4に対し
て平行に保ちながら、地上面としての基礎17面上の水
平面内で行われるようにしている。
【0031】また、図6に示すように、上記各アーム4
7,48の略中間部には、作動手段としてのパワーシリ
ンダ62のシリンダロッド62aの先端が鉛直方向に延
びるピン63を介して回動自在に連結されている。この
パワーシリンダ62は、正逆回転可能なモータ62bか
らの出力(駆動力)を減速ギヤ機構62cを介してネジ
シャフト62dに伝達し、このネジシャフト62dに噛
合しかつ回り止め棒62eによって回転が止められたス
ライドナット62fをネジシャフト62dの軸方向に移
動させることで、シリンダロッド62aを直線方向に進
退移動させる公知のものが用いられている。上記パワー
シリンダ62は、上記各アーム47,48の略中間部の
ピン63に対応する第2フレーム52の上方立設部分の
上下両端部にそれぞれ設けられている。この第2フレー
ム52の上方立設部分の上下両端部には、反鉄道車両X
側に突出する上下のブラケット64が設けられ、各パワ
ーシリンダ62は、ブラケット64に対して鉛直方向に
延びるピン65を介して回動自在に支持されている。そ
して、各アーム47,48は、各パワーシリンダ62の
シリンダロッド62aの進出時に支持軸60回りに回動
してブラシ22b(回転軸22a)を格納位置から洗浄
位置に移動させる一方、シリンダロッド62aの退去時
に支持軸60回りに回動してブラシ22bを洗浄位置か
ら格納位置に移動させるようになっている。各アーム4
7,48の回動量は、互いに同期して同量だけ回動する
ように設定されている。また、上記各パワーシリンダ6
2は、各アーム47,48からの荷重がシリンダロッド
62aに作用しても、ネジシャフト62dとスライドナ
ット62fとの噛合関係により、シリンダロッド62a
に軸方向の力が作用してもシリンダロッド62aの進退
量が変更されることはなく、このネジシャフト62dお
よびスライドナット62fによってブラシ22bを洗浄
位置と格納位置との間の所定位置において移動不能に移
動規制する規制手段66を備えている。この規制手段6
6によって、各アーム47,48の回転軸22aに対す
る支持剛性強度が高められることになる。つまり、各ア
ーム47,48は、ブラケット64を介して第2フレー
ム52と一体的なものとなり、回転軸22a(ブラシ2
2b)の回転に伴い励起される振動に対して各アーム4
7,48の回動方向への変位荷重をモータ62bに伝達
せずにピン65からブラケット64を介して第2フレー
ム52(上方立設部分)に伝達することで、各アーム4
7,48が第2フレーム52に固定されたものと遜色な
い支持剛性強度が得られる。この場合、ブラシ22b
は、規制手段66によって鉄道車両Xの左右両側面3,
4に対する追従性が全く発揮されないように見受けられ
るが、実際にはブラシ22b自体の弾力性により十分に
発揮されており、窓部の段差部程度であれば何ら問題な
く追従できる。
【0032】さらに、上記第1ないし第6ブラシ回転機
構31〜36の洗浄ブラシ回転用モータ40のうち、第
1および第6ブラシ回転機構31,36の洗浄ブラシ回
転用モータ40は、図7に矢印で示すように、互いに逆
方向に回転するように構成されている。また、第2およ
び第3ブラシ回転機構32,33の洗浄ブラシ回転用モ
ータ40は、図7に矢印で示すように、互いに逆方向に
回転するように構成されている。さらに、第4および第
5ブラシ回転機構34,35の洗浄ブラシ回転用モータ
40は、図7に矢印で示すように、互いに逆方向に回転
するように構成されている。これにより、鉄道車両Xの
左右両側面3,4において窓部などによって生ずる段差
部の四隅を清浄かつ均一に洗浄することが可能となる。
【0033】次に、車両洗浄装置1による鉄道車両Xの
左右両側面3,4の洗浄手順について説明する。
【0034】先ず、軌道線から引き込み線5に鉄道車両
Xが、たとえば5km/h〜7km/hの速度で進行してくる
と、第1ないし第6ブラシ駆動ユニット11〜16が起
動する。この場合、各ブラシ駆動ユニット11〜16の
起動については、上述したように各ブラシ駆動ユニット
11〜16共に同一構成となるので、第2ブラシ駆動ユ
ニット12の起動についてのみ説明する。
【0035】つまり、第2ブラシ駆動ユニット12の起
動により、第2ブラシ移動機構42の上下のパワーシリ
ンダ62が作動し、モータ62bを正回転させてその回
転力を減速ギヤ機構62cを介してネジシャフト62d
に伝達し、シリンダロッド62aを進出させる。
【0036】このシリンダロッド62aの進出により、
第2ブラシ移動機構42の各アーム47,48を支持軸
60回りに個別に回動させて回転軸22aを移動させ、
ブラシ22bを格納位置(図1および図2に示す一点鎖
線位置)から洗浄位置(図1および図2に示す二点鎖線
位置)まで移動させる。このとき、各アーム47,48
の先端と回転軸22a(上側延出部分27bおよび下側
延出部分27c)とをユニバーサルジョイント61を介
して連結することで、ブラシ22bの洗浄位置と格納位
置との間での移動時に平面視での回転軸22aの軸mに
対して各アーム47,48の軸nを交差角αに、捩じり
角βを捩じり角β´にそれぞれ変更させて、ブラシ22
bの洗浄面を各アーム47,48の水平移動に伴って鉄
道車両Xの左右両側面3,4に対して平行に保ちながら
基礎17面と平行にブラシ22bの移動が行える。これ
により、ブラシ22b(回転軸22a)の洗浄面は、鉄
道車両Xの左右両側面3,4に対して常に平行に移動
し、窓部などによって生ずる段差部の四隅なども清浄か
つ均一に洗浄されて、鉄道車両Xの左右両側面3,4を
効果的に洗浄することができる。
【0037】次いで、第2ブラシ回転機構32の洗浄ブ
ラシ回転用モータ40を駆動させる。このモータ40の
駆動力をギヤ40a,39aを介して減速した状態で回
転軸22aに伝達し、該回転軸22aを回転させる。
【0038】その後、鉄道車両Xが車両洗浄装置1の側
方を通過した時点で、洗浄ブラシ回転用モータ40を駆
動停止させて、回転軸22aの回転を停止させる。
【0039】それから、第2ブラシ移動機構42の上下
のパワーシリンダ62を逆作動させる。つまり、モータ
62bを逆回転させてその回転力を減速ギヤ機構62c
を介してネジシャフト62dに伝達し、シリンダロッド
62aを退去させる。
【0040】このシリンダロッド62aの退去により、
第2ブラシ移動機構42の各アーム47,48を支持軸
60回りに個別に回動させて回転軸22aを移動させ、
ブラシ22bを洗浄位置から格納位置まで移動させる。
このときも、ブラシ22bの洗浄面が各アーム47,4
8の水平移動に伴って鉄道車両Xの左右両側面3,4に
対して平行に保たれながら基礎17面と平行にブラシ2
2bの移動が行える。
【0041】そして、洗浄を終えた鉄道車両Xは、引き
込み線5を前進のまま進んで軌道線に再び戻される。
【0042】したがって、本実施の形態では、略等長な
上下のアーム47,48により、下側のアーム48の回
転軸22aとのユニバーサルジョイント61にブラシ2
2bや両アーム47,48などの重力負荷が局部的に作
用することはなく、ブラシ移動時の上下方向への変位を
確実に防止して上記ユニバーサルジョイント61の支持
剛性強度を確保することができるとともに、近年の傾向
とするところの鉄道車両Xの進行速度の増加に伴う回転
軸22a(ブラシ22b)の高速回転化を図ることがで
きる。さらに、各アーム47,48を駆動させるパワー
シリンダ62(モータ62b)が大型化することもな
い。
【0043】また、ブラシ22bの格納位置と洗浄位置
との間での移動時に回転軸22aと各アーム47,48
との間に無理がかかったとしても、回転軸22aに対す
る各アーム47,48の軸nを交差角αに、捩じり角β
を捩じり角β´にそれぞれ変更することで、各アーム4
7,48の水平回動がスムーズに行われ、ブラシ22b
の移動を円滑に行うことができる。
【0044】さらに、ブラシ22bが洗浄位置で規制手
段66によって移動不能に規制されることで、ブラシ2
2bは、鉄道車両Xの左右両側面3,4の凹凸により反
側面側に跳ね返されるバウンドが抑制され、左右両側面
3,4をむらなく洗浄することができる。しかも、各ア
ーム47,48の移動を規制することで、各アーム4
7,48は第2フレーム52と一体的なものとなり、回
転軸22a(ブラシ22b)の回転に伴い励起される振
動に対して各アーム47,48の回動方向への変位荷重
をパワーシリンダ62に伝達せずに第2フレーム52側
に伝達することで、各アーム47,48の支持剛性強度
を高めることができるとともに、アーム47,48の回
転軸22aに対する支持剛性強度も高めることができ
る。
【0045】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記実施の形態では、各アーム47,48
の回動量を、互いに同期して同量だけ回動するように設
定したが、図9に示すように、各アーム47,48の回
動量をそれぞれ個別に設定できるように可変に構成し
て、ブラシ22bの洗浄位置において回転軸22aの上
下両端部での移動量を鉄道車両Xの側面形状(図では左
側面のみ示す)に応じて変更可能としても良い。この場
合には、左右両側面3,4の形状が異なる鉄道車両Xに
対してブラシ22bの洗浄面を一致させることが可能と
なる上、洗浄力を必要とする左右両側面部位に対しても
ブラシ22bの洗浄面を強く押し付けるなどして洗浄強
度を変更することが可能となり、一本のブラシ22bで
洗浄態様の拡大化を図れる。
【0046】また、上記実施の形態では、鉄道車両Xの
左右両側面3,4を洗浄する車両洗浄装置1を構成した
が、鉄道車両の一側面のみの洗浄を行う車両洗浄装置、
又はコンテナなどを搭載する荷役車両の側面およびバス
の側面を洗浄する車両洗浄装置であっても良い。
【0047】さらに、上記実施の形態では、規制手段6
6を備えたパワーシリンダ62により各アーム47,4
8を回動させたが、規制手段を備えないトルク電動機な
どを用いて各アームを回動させるようにしても良い。こ
の場合、回転軸(ブラシ)が傾斜していても、各アーム
の支持軸に洗浄ブラシ回転用モータなどの荷重が作用す
ることはなく、鉄道車両の連結部分に対する追随性が高
められる。
【0048】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る車両洗浄装置によれば、略等長な各アームの支持軸回
りの水平移動に伴って洗浄位置と格納位置との間で洗浄
面を車両の側面に対して平行に保ちながら洗浄ブラシを
地上面と平行に移動させるので、車両の側面に対して洗
浄面を常に平行に移動させて車両の側面を効果的に洗浄
することができる。しかも、略等長な上下のアームによ
って下側のアームの回転軸との支持部などへの局部的な
重力負荷をなくして上記支持部の支持剛性強度を確保す
ることができるとともに、各アームの駆動源の大型化を
抑制して回転軸の高速回転化を図ることができる。
【0049】請求項2記載の発明における車両洗浄装置
によれば、平面視での回転軸に対するアームの交差角お
よび捩じり角を変更可能とすることで、洗浄ブラシの格
納位置と洗浄位置との間での移動時に回転軸とアームと
の間にかかる無理を解除させて各アームの水平回動をス
ムーズに行い、洗浄ブラシの移動を円滑に行うことがで
きる。
【0050】請求項3記載の発明における車両洗浄装置
によれば、洗浄ブラシを洗浄位置で移動不能に規制する
ことで、車両の側面の凹凸によるバウンドを抑制して側
面をむらなく洗浄することができるとともに、各アーム
を支持部側と一体的なものにして各アームの支持剛性強
度を高めかつアームの回転軸に対する支持剛性強度を高
めることができる。
【0051】さらに、請求項4記載の発明における車両
洗浄装置によれば、各アームの回動量を可変にすること
で、側面の形状が異なる車両や洗浄力を必要とする側面
部位に対して洗浄ブラシの洗浄面を押し付けることが可
能となり、一本の洗浄ブラシで洗浄態様の拡大化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る第2ブラシ駆動ユニ
ットの平面図である。
【図2】第2ブラシ駆動ユニットを鉄道車両の側方から
視た正面図である。
【図3】第2ブラシ回転機構の縦断正面図である。
【図4】第2ブラシ移動機構の平面図である。
【図5】鉄道車両進行方向から視た第2ブラシ駆動ユニ
ット上部付近の側面図である。
【図6】パワーシリンダの切欠断面図である。
【図7】車両洗浄装置の正面図である。
【図8】車両洗浄装置の平面図である。
【図9】変形例に係る第2ブラシ駆動ユニットを鉄道車
両の進行方向から視た側面図である。
【符号の説明】
1 車両洗浄装置 3,4 側面 5 引き込み線(進入路) 22a 回転軸 22b ブラシ(洗浄ブラシ) 47,48 アーム 60 支持軸 61 ユニバーサルジョイント(角度変更手段) 62 パワーシリンダ(作動手段) 66 規制手段 α アームの交差角 β アームの捩じり角 X 鉄道車両(車両)
フロントページの続き (72)発明者 若林 善一 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 鳥居 元二 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 筒井 陽一郎 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社環境システム事業部内 (72)発明者 村岡 良太 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社環境システム事業部内 (72)発明者 本岡 憲治 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社内 (72)発明者 黒田 欣昭 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の側面を洗浄する車両洗浄装置であ
    って、 上記車両の進入路側方には、洗浄ブラシが車両の側面と
    平行でかつ車両の進退方向に対して傾斜する上下方向に
    延びる回転軸に取り付けられて配置され、 上記回転軸は、長さが略同一に設定された少なくとも上
    下2本のアームの先端に上下両端部が支持され、 該各アームの基端は、鉛直方向に延びる支持軸回りに回
    動自在に支持され、 上記洗浄ブラシは、洗浄面を車両の側面に対して平行に
    保ちながら、車両の側面を洗浄する洗浄位置と、車両の
    側面から退避する格納位置との間で水平面内を移動する
    ようになっていることを特徴とする車両洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記回転軸は、角度変更手段を介して各
    アームの先端に取り付けられ、該角度変更手段は、洗浄
    ブラシが洗浄位置と格納位置との間で移動する際、平面
    視で回転軸に対するアームの交差角および捩じり角を変
    更するようになっている請求項1記載の車両洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記各アームは、上記洗浄ブラシを洗浄
    位置と格納位置との間で移動させる作動手段に連結さ
    れ、該作動手段は、上記洗浄ブラシを洗浄位置と格納位
    置との間の所定位置で移動不能に移動規制する規制手段
    を備えている請求項1または請求項2記載の車両洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 上記各アームの回動量は、上記洗浄ブラ
    シの洗浄位置において回転軸の上下両端部での移動量を
    車両の側面形状に応じて変更可能とするようにそれぞれ
    可変に構成されている請求項1ないし請求項3のうちの
    いずれか1つに記載の車両洗浄装置。
JP7713097A 1997-03-28 1997-03-28 車両洗浄装置 Pending JPH10264781A (ja)

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