JPH10263893A - 粉末成形機における成形品搬出装置 - Google Patents
粉末成形機における成形品搬出装置Info
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- JPH10263893A JPH10263893A JP6866397A JP6866397A JPH10263893A JP H10263893 A JPH10263893 A JP H10263893A JP 6866397 A JP6866397 A JP 6866397A JP 6866397 A JP6866397 A JP 6866397A JP H10263893 A JPH10263893 A JP H10263893A
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Abstract
転倒させずに粉末成形機から搬出する。 【解決手段】 フィーダー60に押されて移動してくる
成形品とシュート70との間に、フィーダーに対向しフ
ィーダーの作動に連れて進退自在の抑え板81を待ち受
けさせ、成形品をフィーダーと抑え板との間に挟み持っ
た状態で、直立のままシュート70の上まで移動させ
る。その状態でフィーダーを後退させると、成形品はそ
の下端を先にした姿勢でシュートに移り、滑り降りる。
Description
倒れ易い形状の成形品を粉末成形機から傷めずに搬出す
る装置に関するものであって、主に粉末冶金の分野で用
いられるが、他の分野の粉末成形品にも適用し得るもの
である。
を例として略述すると、(図4参照)歯車の歯形を成形
するダイ10,下パンチ20および歯車の軸孔を成形す
るコアロッド30で形成するダイキャビティ内に充填し
た原料粉末を、上パンチ40と下パンチ20との間に圧
縮することにより、所望の形状の製品(成形品)が得ら
れる。
るためダイと下パンチとは相対的に上下動する訳である
が、そのいずれをプレスに固定するかにより、ダイセッ
トの組み方がダイ固定,下パンチ可動式と、一般にウイ
ズドロアルダイセットと呼ばれる下パンチ固定,ダイ可
動式とに大別されるが、両方式とも粉末成形の基本的原
理に差違はない。
実際には後者の方式を用いることが多いが、図には紙面
の都合から前者のダイ固定,下パンチ可動式の場合を示
してある。図の(イ)はダイ10内に充填された粉末を
圧縮成形した状態で、図から上パンチ40を上昇させた
後、下パンチ20をダイプレート51の上面まで上昇さ
せれば、(ロ)の如く成形品がダイから押し出される。
からダイの上に動かせば、成形品はフィーダーの前縁に
より、ダイの所からダイプレートの右側に押し退けられ
る。同時に下パンチ20を所定の充填深さまで下降させ
(ハ〜ニ)、ダイ内に粉末を充填して次回の圧縮成形に
続く。この反復の間に、ダイの上から押し退けられた成
形品は順次ダイプレートの右端に移動し、やがてシュー
ト70上を滑り降りて粉末成形機から搬出される訳であ
る。なおフィーダー60の給粉口61にはフレキシブル
チューブおよび原料ホッパーが,駆動ロッド62には油
圧などの駆動源が接続されているが、自明のことゆえ省
略した。他の図でも、駆動ロッド62はフィーダーの向
きを示す意味で残したが、給粉口は紙面の都合で省略す
る場合がある。
段は、成形対象品が図3(ロ)に例示した歯車のように
高さの割に底面積が広い,倒れ難い形状の場合には問題
ないけれども、(イ)の含油軸受など細長い成形品の場
合はダイの所からフィーダーで押し退ける際とかその後
にシュートまで移動する間に転倒し易く、倒れた場合は
破損したり、焼結製品に潜在クラックを残す虞れがあ
る。そのため、倒れ易い形状の成形品を転倒させずに搬
出し得る手段が求められていた。
60が往復するストロークを延長するとともに、ダイプ
レートの途中にフィーダーの作動に連れて進退自在の抑
え板を待ち受けさせ、成形品をフィーダーの前縁と抑え
板との間に挟み持った状態でシュートの上まで1動作で
移動させることにより、ダイプレート上で倒れる機会を
無くしたものである。以下この発明を図1,図2に示す
その一実施例により詳細に説明する。
略)とシュート70との間にフィーダー60の前縁と対
向して位置する抑え板81は、シュート70またはその
架台に接続するブラケット71を水平に貫通して摺動す
るガイドロッド82および圧縮バネ83により、フィー
ダー60の作動と同じ方向に進退自在に支持されてい
る。84は抜け止めのナットで、バネ圧の微調整を兼ね
ている。
押されながら右方に移動し、やがて抑え板81に触れる
と、抑え板は圧縮されるバネ83の反発力でフィーダー
との間に成形品を挟み持ったまま後退する。そして
(ロ)の如く成形品の下端がダイプレートから離れ、シ
ュート70の上方に浮いた所でフィーダーを停止させ
る。圧縮バネ83の強さは、この(ロ)の状態で成形品
のずり落ちを許さない程度で足りる。
成形品はその瞬間に拘束を解かれてずり落ち、下端がシ
ュート70に乗る。そして殆ど同時に復帰を始める抑え
板が成形品の上部を押す作用と相俟って、(ハ〜ニ)成
形品は下端を先にした姿勢でシュート70を安全に滑り
降りる。かくしてフィーダー60や抑え板81が元の位
置に復帰すれば成形〜搬出の1サイクルが終了するが、
フィーダーが往復する間にダイへの粉末充填が行なわれ
ることは従来通りである。ちなみに、抑え板を圧縮バネ
に代えて油圧または空圧で進退させてもよく、また進退
のストロークが短い場合には、独立気泡型の高弾性発泡
体を用いることもできる。
成形品の形状に適合する凹みのある支持部材63を取り
付けると、成形品の把持および転倒防止が確実になる。
支持部材をクッション性の材質にすると、成形品へのシ
ョックが防止されるので更に好ましい。またシュート7
0に成形品の形状に適合する溝を設けると、成形品を一
定の向きに揃えて次工程に送ることができる。
フィーダーのストロークが従来に比べ延びる分だけ1サ
イクルの所要時間が長くなるものの、倒れ易い形状の成
形品を傷めることなく安全に搬出できるので、成形品の
歩止まりおよび製品の信頼性を著しく向上させるとい
う、大きな利点がある。従ってこの発明は、例えば自動
車エンジンのバルブガイドなど条件の厳しい焼結部品を
製造する場合に特に有益なものである。
例を説明する図面である。
説明する図面である。
る。
…上パンチ 51…ダイプレート,70…シュート,71…ブラケッ
ト 60…フィーダー,61…給粉口,62…駆動ロッド,
63…支持部材 81…抑え板,82…ガイドロッド,83…圧縮バネ,
84…ナット。
Claims (4)
- 【請求項1】 ダイから押し出された成形品を、ダイプ
レート51上を往復するフィーダー60の前縁でダイプ
レートの端部に備えるシュート70側に移動させるよう
構成された粉末成形機において、フィーダー60に対向
して成形品を挟み持つ抑え板81を、フィーダーの作動
に連れて進退自在に設けるとともに、成形品の下端がダ
イプレート51から離れる位置までフィーダー60が往
復するよう構成されていること特徴とする、粉末成形機
における成形品搬出装置。 - 【請求項2】 抑え板81を進退自在に支持する手段が
シュート70またはその架台に接続するブラケット71
を水平に貫通して摺動するガイドロッド82および圧縮
バネ83による支持である、請求項1に記載の粉末成形
機における成形品搬出装置。 - 【請求項3】 抑え板81を進退させる手段がシュート
70またはその架台に接続するブラケット71に設ける
油圧または空圧シリンダーである、請求項1に記載の粉
末成形機における成形品搬出装置。 - 【請求項4】 フィーダー60の前縁に成形品の形状に
適合する凹みのある支持部材63を取り付けた請求項
1,請求項2または請求項3に記載の粉末成形機におけ
る成形品搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06866397A JP3563555B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 粉末成形機における成形品搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06866397A JP3563555B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 粉末成形機における成形品搬出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263893A true JPH10263893A (ja) | 1998-10-06 |
JP3563555B2 JP3563555B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=13380186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06866397A Expired - Lifetime JP3563555B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 粉末成形機における成形品搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3563555B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106608066A (zh) * | 2015-10-27 | 2017-05-03 | 广州市环绿机械设备有限公司 | 一种带侧推装置的围栏打包机 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP06866397A patent/JP3563555B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106608066A (zh) * | 2015-10-27 | 2017-05-03 | 广州市环绿机械设备有限公司 | 一种带侧推装置的围栏打包机 |
CN106608066B (zh) * | 2015-10-27 | 2019-03-26 | 广州市环绿机械设备有限公司 | 一种带侧推装置的围栏打包机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3563555B2 (ja) | 2004-09-08 |
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