JPH10263489A - 配管内自動洗浄装置 - Google Patents

配管内自動洗浄装置

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JPH10263489A
JPH10263489A JP8865897A JP8865897A JPH10263489A JP H10263489 A JPH10263489 A JP H10263489A JP 8865897 A JP8865897 A JP 8865897A JP 8865897 A JP8865897 A JP 8865897A JP H10263489 A JPH10263489 A JP H10263489A
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JP
Japan
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pipe
cleaning
hypochlorous acid
concentration
ion
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Withdrawn
Application number
JP8865897A
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English (en)
Inventor
Hideto Furumi
秀人 古味
Masayuki Nara
雅之 奈良
Yoji Arata
洋治 荒田
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KINOUSUI KENKYUSHO KK
Original Assignee
KINOUSUI KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管内自動洗浄装置において、配管内の汚染
状況や洗浄状況に応じて洗浄条件を設定し、自動洗浄を
行う。 【解決手段】 配管内に次亜塩素酸溶液を注入する次亜
塩素酸溶液供給手段と、次亜塩素酸溶液内に含まれる化
学種の少なくとも一つの濃度相当量を測定する測定手段
と、次亜塩素酸の配管通過前後の濃度相当量から濃度相
当量の変化率を求め、この変化率に応じて次亜塩素酸溶
液供給手段の次亜塩素酸溶液供給量を制御する制御手段
を備え、濃度相当量の変化率によって配管内の洗浄状況
を判定し、次亜塩素酸の供給量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管内を洗浄する
装置に関し、特に、配管内の汚染状況あるいは洗浄状況
に応じて、自動で配管内壁の洗浄の制御を行う配管内自
動洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水道管やプラント内に設置された配管内
には、水道水や種々の液体が流動している。この配管内
を流動する液体中には、様々な成分の化合物が溶解した
状態で含まれている。液体中に溶解する化合物は配管の
内壁面に沈着し、配管内壁を汚染することになる。この
配管内壁の汚染量が増加すると、配管の内径を狭めるこ
とになり、配管内を流動する液体の流量や流速を減少さ
せ、場合によってはプラントの処理に影響を与えること
になる。
【0003】従来、配管内の洗浄は、適当な洗浄液を所
定の時間流して行い、この配管内の汚染状況の程度の判
定や、配管内を洗浄した後の洗浄状態の判定は、配管内
の汚染状態を目視によって検査して行っている。
【0004】また、配管内の汚染として細菌類が問題と
なる場合がある。バクテリアなどの細菌類が、配管内の
残渣がたまっている場所やスケールが沈積している場所
では、これらの細菌類が繁殖している場合がある。この
ため、配管内を流動する液体が徐々に細菌類に汚染され
ていくことになる。
【0005】細菌類の汚染に関しては、従来、配管内の
汚染の程度の判定や、配管内を洗浄後の洗浄条件状態の
判定は、その場では行うことはできない。通常、汚染の
判定は、配管を通過した液体に対して、あるいは、配管
内壁面に対してスタンプ法によって菌培養を行うことに
よって検査している。このため、その場で即座に、細菌
類の存在の有無を判定することはできず、配管内の汚染
状態は、数日後に判定結果が出されることになる。この
ため、配管内洗浄の現場では、洗浄を単に定期的に行っ
たり、洗浄作業をできるだけ十分に行うことで安全性を
期待している。そして、洗浄後の菌培養の結果が数日後
に出されて、洗浄の良し悪しの判定結果が脱されること
になる。
【0006】このようなことから、細菌類の汚染が判明
したときには、その数日前までさかのぼって、例えばプ
ラントにおいては製造した製品類を全て廃棄しなければ
ならない。既に人が摂取していた場合には、大きな事故
につながることになる。このようなことから、配管内の
洗浄は、安全を見越して必要以上に膨大な洗浄液時間を
費やすことになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】配管内の汚染状態の判
定,評価や、配管内を洗浄した後の洗浄状態の判定,評
価は、配管内の汚染状態を目視による検査で行うことが
できるが、目視による検査は信頼性が低いという問題が
あり、また、目視検査を行うために配管の分解,接続作
業を行うと、装置全体を停止させなければならず、プラ
ント処理に影響を与えたり、配管の分解組立に時間を要
するといった問題がある。
【0008】また、配管内の洗浄方法は、機械的方法、
電気的方法、電気化学的方法等の種々の方法が知られて
いるが、適当な洗浄液を配管内に流す方法が簡易な方法
として行われている。このような洗浄方法では洗浄条件
の設定が必要であるが、配管内の汚染の状態や洗浄状態
の確認が容易に行えないため、有効な配管内汚染の評価
や洗浄の評価に基づいた洗浄条件の設定を行うことがで
きず、試行錯誤あるいは経験則によって洗浄条件の設定
を行い、また、該洗浄条件は配管内の汚染にかかわらず
一定条件としている。
【0009】また、配管内に測定プローブを挿入して配
管内の汚染状態や洗浄状態を検査することも考えられる
が、配管内に液体の流動に影響を与えることなく測定プ
ローブを配設することは困難であり、また測定プローブ
の設置個所のみの評価しか行うことができないという問
題点もある。
【0010】また、通常、浄水,排水,あるいは製造工
程中の液体等、配管内を流れる流水中には種々の組成成
分が含まれており、配管内の洗浄処理を最適に行うため
の条件もこれら組成成分によって異なる場合がある。ま
た、流水の温度や流速や流量等の流れの条件によっても
洗浄処理を最適に行うための条件が異なる場合がある。
【0011】従来の配管内を洗浄する洗浄装置では、汚
染状態や洗浄状態の迅速な評価が得られないため、組成
成分や温度や流速や流量等の流れの条件が変動した場合
であっても、洗浄条件を変更することなく一定の洗浄条
件で行っている。そのため、従来の洗浄処理では配管内
の流体の流れに応じた洗浄条件の制御を行うことができ
ず、洗浄液の使用量が必要以上に多くなり、必ずしも最
適条件で洗浄が行われているわけではない。
【0012】また、配管内で繁殖する細菌類に関して
は、その状態の判定,評価や、配管内を洗浄した後の洗
浄状態の判定,評価は、菌培養によって検査することが
できる。しかしながら、その場で即座に判定結果を得る
ことができないという問題点がある。
【0013】また、配管内を殺菌洗浄する装置では、高
温苛性ソーダなどの洗浄液の使用が一般的であるが、高
温苛性ソーダは作業における危険性を伴うという問題点
がある。
【0014】そこで、本発明は従来の配管内洗浄装置の
問題点を解決し、配管内の汚染状況や洗浄状況に応じて
洗浄条件を設定し自動で洗浄することができる配管内洗
浄装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の配管内自動洗浄
装置は、制御液が配管を通過する前後で所定の化学種の
濃度相当量の変化を観察することによって汚染状況ある
いは洗浄状況を測定し、この測定結果に基づいて洗浄条
件を自動制御するものである。配管内において、所定の
化学種は汚染状態によってその濃度が変化する。そこ
で、本発明では、この化学種の濃度に相当する値を測定
し、その変化から配管通過該範囲内における汚染状態を
判定する。配管内において、所定の化学種は汚染によっ
て他の化学種に変化し、その変化の程度は汚染状態に対
応している。したがって、所定の化学種について、洗浄
液が配管を通過する前後で濃度相当量を測定し、その変
化の程度を見ることによって汚染状態を知ることがで
き、この汚染状態に応じて洗浄液の使用量等の制御を行
い、自動で洗浄を行うことができる。
【0016】本発明の配管内自動洗浄装置は、配管内に
次亜塩素酸溶液を注入する次亜塩素酸溶液供給手段と、
次亜塩素酸溶液内に含まれる化学種の少なくとも一つの
濃度相当量を測定する測定手段と、次亜塩素酸の配管通
過前後の濃度相当量から濃度相当量の変化率を求め、こ
の変化率に応じて次亜塩素酸溶液供給手段の次亜塩素酸
溶液供給量を制御する制御手段によって構成することが
できる。
【0017】本発明の配管内自動洗浄装置では、配管内
を洗浄する洗浄液、および配管内の汚染状況あるいは洗
浄状況を観察する化学種を生成する溶液として、配管内
に次亜塩素酸溶液を注入し、この次亜塩素酸溶液内に含
まれる化学種の少なくとも一つについて濃度相当量を、
次亜塩素酸の注入前後で測定し、この測定値から濃度相
当量の変化率を求め、この濃度相当量の変化率に基づい
て配管内の汚染状況あるいは洗浄状況の判定を行うもの
である。
【0018】本発明の配管内自動洗浄装置によれば、次
亜塩素酸溶液を配管内に注入すると、次亜塩素酸を含有
する水溶液中には、通常、塩化物イオン、次亜塩素酸、
次亜塩素酸イオン、亜塩素酸イオン、塩素酸イオン、過
塩酸イオン等の各種の化学種が化学平衡によって共存し
ているため、配管中に上記化学種が共存することにな
る。これらの化学種は、配管内の汚染化合物とイオン交
換して他の化学種に変化し、各化学種の濃度が変化す
る。この化学種のイオンの変化量は配管内の汚染量に対
応している。したがって、化学種の濃度変化率を観察す
ることによって、配管内の汚染状況あるいは洗浄状況を
知ることができる。本発明の配管内自動洗浄装置では、
配管の洗浄液を注入する前後で化学種の濃度に相当する
量を測定し、この濃度相当量の変化率に基づいて配管内
の汚染あるいは洗浄を判定し、これによって、洗浄液の
注入量の制御を行って最適な洗浄条件を設定し、自動で
洗浄処理を行う。
【0019】例えば、所定の化学種の濃度相当量の変化
率がしきい値の変化率よりも大きい場合には、配管内は
汚染され洗浄が不十分であると判定して洗浄液の液量を
増やし、また、しきい値の変化率よりも小さい場合に
は、配管内は汚染されていないあるいは洗浄が十分であ
ると判定して洗浄液の液量を減少させたり、洗浄液の供
給を停止する制御を自動で行うことができる。
【0020】本発明の配管内自動洗浄装置は、次亜塩素
酸、次亜塩素酸イオン、亜塩素酸イオン、塩素酸イオン
の少なくとも一つの化学種について、ラマン分光法でピ
ーク強度を測定し、このピーク強度を該化学種の濃度相
当量として求めることができる。このラマン分光法によ
れば、化学種の濃度相当量を各化学種毎に測定すること
ができる。
【0021】また、本発明の配管内自動洗浄装置は、塩
化物イオンの化学種の濃度相当量について、水素イオン
濃度で測定することができる。この水素イオン濃度は通
常のpH測定装置で測定することができ、ラマン分光法
でピーク強度の測定がむずかしい濃度相当量の測定を行
うことができる。
【0022】また、ラマン分光法によるピーク強度測定
で求めた濃度相当量は水素イオン濃度に応じて異なるた
め、水素イオン濃度によって校正することによって、洗
浄液の供給量の精度を向上させることができる。
【0023】また、本発明の配管内自動洗浄装置では、
次亜塩素酸、次亜塩素酸イオン、亜塩素酸イオン、塩素
酸イオン、過塩素酸イオンであり、これらを一括して有
効塩素量として、アルカリ添加法、オルト・トリジン
法、ジエチル−p−フェニレンジアミン法の少なくとも
一つで測定した吸光度を濃度相当量の含量として求め、
この濃度相当量の変化率に基づいて配管内の汚染あるい
は洗浄を判定し、これによって、洗浄液の注入量の制御
を行って最適な洗浄条件の設定し、自動で洗浄処理を行
うことができる。
【0024】また、汚染化合物を細菌類とする場合に
は、殺菌反応によって化学種が消費され濃度値が変化す
る。この濃度値の変化によって、殺菌反応の有無を知る
ことができる。
【0025】また、本発明の配管内自動洗浄装置におい
て、洗浄液として次亜塩素酸溶液を用いることができ、
これによって、洗浄液と洗浄評価のための試薬とを兼用
し、試薬を配管内に別個に注入する工程を省くことがで
きる。
【0026】したがって、この本発明の配管内自動洗浄
装置は、次亜塩素酸溶液中に含まれる化学種を汚染ある
いは洗浄判定の指標とし、この化学種と汚染化合物との
化学変化に基づく濃度変化によって、汚染状態あるいは
洗浄状態を定量的に測定し判定し、この判定結果に基づ
いて洗浄の制御を自動で行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の配管内
自動洗浄装置を説明するための概略図である。図1にお
いて、斜線で示す範囲Cは本発明の配管内自動洗浄装置
において、洗浄の状況の判定を行う範囲を表し、また、
点A,Bは配管4中の次亜塩素酸溶液内に含まれる化学
種の少なくとも一つについての濃度相当量を測定する測
定点を表し、範囲Cの前後の位置である。
【0028】以下、本発明の配管内自動洗浄装置におい
て行う濃度相当量の測定、および変化率の測定について
説明する。図1において、配管4内に次亜塩素酸溶液を
注入すると、注入された次亜塩素酸溶液は、化学平衡に
よって塩化物イオン、次亜塩素酸、次亜塩素酸イオン、
亜塩素酸イオン、塩素酸イオン、過塩酸イオン等の各種
の化学種が共存した状態となる。この化学種は配管内の
汚染化合物との化学反応によって、その濃度が変化す
る。したがって、図1中の点Aで測定する濃度aは、注
入された直後の各化学種の濃度を示し、点Bで測定する
濃度bは、配管4内の範囲C内に存在する汚染化合物と
化学反応した後の各化学種の濃度を示している。
【0029】配管4内において、次亜塩素酸溶液の各化
学種が酸化反応が起きると、次亜塩素酸,次亜塩素酸イ
オン,亜塩素酸イオン、および塩素酸イオンは塩化物イ
オンに酸化される。この酸化による各イオンの消費量
は、配管4の範囲C中の汚染量に相当する。
【0030】また、還元反応が生じた場合には、塩化物
イオンは次亜塩素酸イオンに還元され、次亜塩素酸イオ
ンは亜塩素酸イオンに還元され、亜塩素酸イオンは塩素
酸イオンに還元され、塩素酸イオンは過塩素酸イオンに
還元され、さらに、次亜塩素酸イオンの生成によって次
亜塩素酸が生成される。なお、このときの濃度はpHに
依存した化学平衡に従う。
【0031】したがって、配管4の範囲Cでの汚染状態
や洗浄状態は、この範囲Cを挟んだ両測定点A,Bでの
各化学種の濃度の変化を観察することによって知ること
ができる。ここで、化学種の濃度の変化率をβで表す
と、例えば、(a−b)/c、又はb/aによって求め
ることができる。なお、cは基準濃度を表している。
【0032】この変化率βが大きい場合には、測定点A
と測定点Bとでは、化学種の濃度が大きく変化したこと
を表しており、この大きな変化は範囲Cでの反応量が大
きいことを表し、汚染量が大きく洗浄量が少ないことを
示している。また、この変化率βが小さい場合には、測
定点Aと測定点Bとでは、化学種の濃度が小さく変化し
たことを表しており、この小さな変化は範囲Cでの反応
量が小さいことを表し、汚染量が小さく洗浄量が大きい
ことを示している。
【0033】また、細菌類の殺菌反応は主に酸化反応で
ある。アルカリ添加法、オルト・トリジン法、ジエチル
−p−フェニレンジアミン法では、有効塩素濃度は、酸
化反応によって低下し、還元反応によって増加する。
【0034】本発明の配管内自動洗浄装置では、上記次
亜塩素酸溶液の各化学種の濃度を、ラマン分光法で求め
るピーク強度で測定して濃度相当量とする。ラマン分光
法は、分子振動、格子振動、電子遷移等によるエネルギ
ーの吸収、放出を利用したラマン散乱を用いて得られる
ラマンスペクトルを分光学的に調べて構造解析や原子間
結合の同定を行う分光法であり、溶存する化学種の各化
学種の違いを、それぞれ波数の異なるバンドで識別する
ことができるものである。
【0035】本発明の配管内自動洗浄装置は、次亜塩素
酸溶液中に溶存する化学種について、ラマン分光法を用
いてピーク強度を測定することによって各濃度相当量を
化学種毎に区別して求めることができる。
【0036】図2は、波数αとα’の各化学種につい
て、図1中の点Aと点Bでのピーク強度Pを示してい
る。例えば、波数αの化学種では、ピーク強度Paがピ
ーク強度Pbに変化し、このときの変化率βは、(Pa
−Pb)/Pc、又はPb/Paとなる。また、波数
α’の化学種では、ピーク強度Pa’がピーク強度P
b’に変化し、このときの変化率βは、(Pa’−P
b’)/Pc’、又はPb’/Pa’となる。なお、P
cおよびPc’は、各化学種の基準濃度でのピーク強度
である。
【0037】したがって、このピーク強度による変化率
βを求めることによって、次亜塩素酸溶液中に溶存する
化学種の濃度変化率の相当する値を求めることができ、
この値を用いて、汚染および洗浄の状況を判定し、該判
定を基にして洗浄の制御を行うことができる。
【0038】次に、配管内自動洗浄装置の一構成例につ
いて図3,4,5,6を用いて説明する。なお、図3に
示す構成はラマン分光法を用いた構成例であり、図4に
示す構成はアルカリ添加法を用いた構成例であり、図5
に示す構成はオルト・トリジン法を用いた構成例であ
り、図6に示す構成はジエチル−p−フェニレンジアミ
ン法を用いた構成例である。
【0039】図3において、配管4にはバルブ81が設
けられ、液体の流通制御が行われる。この配管4に対し
て、洗浄液容器6から洗浄液6Aが配管内のバルブ82
を通して供給される。なお、この洗浄液6Aは、配管4
内を洗浄すると共に、配管内の汚染状況および洗浄状況
を判定する試薬としても使用される。
【0040】バルブ82の接続位置より下流側の配管4
には、測定管5が設けられる。この測定管5は、測定管
51,52,および53を備えている。測定管51と測
定管53は、配管4に対して間隔をあけて取り付けら
れ、三方バルブ84およびペリスタルティクポンプ91
を通して測定管52と接続している。この測定管52に
はラマン分光法によって、次亜塩素酸イオン、亜塩素酸
イオン、塩素酸イオンのピーク強度測定を行うための分
光器および検出器を備えた測定器1が接続される。な
お、塩化物イオンを測定するための電極を含むpH測定
装置(図示していない)を接続することもできる。
【0041】測定器1で測定した濃度相当量は制御装置
2に送られ、判定結果に応じてバルブ82の開閉量を制
御し、配管4内への次亜塩素酸溶液の供給量の制御を行
う。また、制御装置2は、バルブ81,83,84およ
びペリスタルティクポンプ91の開閉制御を行って、配
管内の汚染状況あるいは洗浄状況の測定動作を制御す
る。また、測定器1の測定結果は、データレコーダ3に
記録することもできる。
【0042】なお、配管4において、汚染および洗浄の
判定を行う範囲C(図3中の斜線範囲)は、測定管51
と測定管53とで挟まれた部分となる。また、測定管5
1には三方バルブ83を通して、標準溶液を備えた標準
溶液容器7が接続されている。
【0043】上記構成において、配管4の洗浄は洗浄液
容器6aから次亜塩素酸溶液の洗浄液6Aを供給して行
う。測定範囲Cを通過する前の次亜塩素酸溶液は、測定
管51,三方バルブ83,三方バルブ84,測定管52
およびペリスタルティクポンプ91を通して測定器1に
送られ、測定範囲Cを通過した後の次亜塩素酸溶液は、
測定管53,三方バルブ84,測定管52およびペリス
タルティクポンプ91を通して測定器1に送られる。ま
た、標準溶液7Aは、三方バルブ83,84,測定管5
2およびペリスタルティクポンプ91を通して測定器1
に送られる。
【0044】図4に示すアルカリ添加法を用いた配管内
自動洗浄装置の構成例では、添加容器7bから苛性ソー
ダ水溶液等のアルカリ溶液7Bをペリスタルティクポン
プ92を介して混合カラム95に送り、ペリスタルティ
クポンプ91を介して送られた試料と混合してpHを高
くした後フローセル19に送り、分光光度計17におい
て292nm付近の吸光度を測定する。制御装置2は、
分光光度計17からの測定結果に基づいてバルブ81,
82,83,84およびペリスタルティクポンプ91、
92の開閉制御を行いて、配管内の汚染状況あるいは洗
浄状況の測定動作を制御する。また、分光光度計17の
測定結果は、データレコーダ3に記録することもでき
る。
【0045】図5に示すオルト・トリジン法を用いた配
管内自動洗浄装置の構成例では、試薬容器7cからオル
トトリジン溶液の発色剤7Cをペリスタルティクポンプ
92を介して混合カラム95に送ると共に、容器7dか
ら酸性緩衝液7Dをペリスタルティクポンプ93を介し
て混合カラム95に送り、ペリスタルティクポンプ91
を介して送られた試料と混合した後フローセル19に送
り、分光光度計17において吸光度を測定する。制御装
置2は、分光光度計17からの測定結果に基づいてバル
ブ81,82,83,84およびペリスタルティクポン
プ91,92,93の開閉制御を行いて、配管内の汚染
状況あるいは洗浄状況の測定動作を制御する。また、分
光光度計17の測定結果は、データレコーダ3に記録す
ることもできる。
【0046】図6に示すジエチル−p−フェニレンジア
ミン法を用いた配管内自動洗浄装置の構成例では、試薬
容器7eから硫酸N,N−ジエチル−p−フェニレンジ
アンモニウムの微酸性溶液の発色剤7Eをペリスタルテ
ィクポンプ92を介して混合カラム95に送ると共に、
容器7fからリン酸塩緩衝液7Fをペリスタルティクポ
ンプ93を介して混合カラム95に送り、ペリスタルテ
ィクポンプ91を介して送られた試料と混合した後フロ
ーセル19に送り、分光光度計17において吸光度を測
定する。制御装置2は、分光光度計17からの測定結果
に基づいてバルブ81,82,83,84およびペリス
タルティクポンプ91,92,93の開閉制御を行い
て、配管内の汚染状況あるいは洗浄状況の測定動作を制
御する。また、分光光度計17の測定結果は、データレ
コーダ3に記録することもできる。
【0047】図7は、測定器1のラマン分光装置の概略
構成図である。図7に示すラマン分光装置を用いた測定
器1は、可視領域あるいは近赤外領域のレーザー光を放
出するレーザー光源11と、放出されたレーザー光を試
料Sに集光させる第1光学系12と、照射されたレーザ
ー光によって励起される溶存塩素化合物由来のレーリー
散乱光,ラマン散乱光等の散乱光を分光器側に集光させ
る第2光学系13と、前記散乱光が入射されるレーリー
カットフィルター14と、レーリーカットフィルター1
4の通過光を分光するシングルポリクロメーター15
と、分光した分光光を検出する検出器16とを備える。
【0048】第1光学系12と第2光学系13は、試料
Sに対して互いに90度の角度を有して配置することに
よって、検出器16に入射する散乱光の量を調節するこ
とができる。レーリーカットフィルター14の遮断波長
は、水溶液中の塩素化合物を励起させる励起光の波長よ
り長波長側とし、遮断波長より短波長側をカットし、長
波長側を通過させる。これによって、励起光中のレーリ
ー光および遮断波長より短波長側のラマン散乱光の遮光
を行う。
【0049】シングルポリクロメーター15は、レーリ
ーカットフィルター14を通過した遮断波長より長波長
側の励起光を分光し、波長毎に異なる角度で回折する。
検出器16はこの回折光を入射して検出を行う。検出器
16は、光ダイオードを二次元的に配列した複数個のピ
クセルから形成されるCCD検出器を備え、シングルポ
リクロメーター15で回折した光を、CCD検出器の各
ピクセル上で検出する。CCD検出器のピクセルのう
ち、回折角度に応じた位置のピクセルは、分光光を入射
して検出信号を出力する。ラマンスペクトルの波長は、
シングルポリクロメーター15における回折角度あるい
は光を入射するCCD検出器上のピクセルを特定するこ
とによって検出することができる。また、ラマンスペク
トルの強度は、光が入射するCCD検出器の検出出力に
よって検出することができる。
【0050】上記構成のラマン分光装置によれば、レー
ザー光源から可視領域あるいは近赤外領域のレーザー光
を試料に照射すると、試料に配置した水溶液中の塩素化
合物は励起され、励起光を発する。励起光中には、溶存
する塩素化合物特有のバンドや、照射した励起光の波長
と近傍の波長のレーリー光、および該レーリー光の短波
長側および長波長側のラマン散乱光が含まれ、レーリー
カットフィルターによって、レーリー光およびラマン散
乱光の一部をカットして、分析に必要な溶存する塩素化
合物特有のバンドのラマンスペクトルを取り出すことが
できる。
【0051】従って、可視光あるいは近赤外光励起を行
うことによって非破壊的に検出を行うことができ、分光
したラマンスペクトルをCCD検出器で検出することに
よって水溶液中の溶存する塩素,次亜塩素酸,塩素酸化
物,塩素酸化物イオン等の塩素化合物を化学種毎に同時
に検出することができる。
【0052】次に、図3に示す装置を用いた本発明の配
管内自動洗浄装置の動作について、図8のフローチャー
トを用いて説明する。
【0053】はじめに、洗浄液6Aと標準溶液7Aを用
意した後(ステップS1)、バルブ83およびバルブ8
4のaとcを開け、ペリスタルティクポンプ91を動作
させ(ステップS2)、標準溶液容器7から標準溶液7
Aを測定器1に流し、測定対象の化学種のピーク強度を
測定し、測定終了後、ペリスタルティクポンプ91を停
止する(ステップS3)。
【0054】次に、バルブ81を閉じ、バルブ82を開
けて洗浄液容器6から洗浄液6Aを配管4内に流し(ス
テップS4)、洗浄液を流した状態でバルブ83のbと
cを開け、バルブ84のaとcを開け、ペリスタルティ
クポンプ91を動作させて洗浄液6Aを測定器1に流し
(ステップS5)、これによって、配管通過前の洗浄液
中の化学種のピーク強度を測定し、測定終了後、ペリス
タルティクポンプ91を停止する(ステップS6)。
【0055】測定したピーク強度を、標準溶液の測定値
を用いて濃度に変換する。汚染および洗浄の判定を正確
に行うために必要な濃度値のしきい値をあらかじめ設定
しておき、洗浄液の濃度と比較する(ステップS7)。
この比較において、標準溶液の濃度値がしきい値以上で
あれば、洗浄に適した濃度であると判定してステップS
8以下の作業を継続し、標準溶液の濃度値がしきい値以
下の場合には、洗浄に適した濃度出ないと判定して作業
を中止し、ステップS15で洗浄液を交換し、前記ステ
ップS5,6の配管通過前の洗浄液中の化学種のピーク
強度を再度測定する。
【0056】次に、バルブ84のbとcを開け、ペリス
タルティクポンプ91を動作させて配管通過後の洗浄液
を測定器1に流し(ステップS8)、これによって、配
管通過後の洗浄液中にの化学種のピーク強度を測定し、
測定終了後、ペリスタルティクポンプ91を停止する
(ステップS9)。
【0057】制御装置2は、配管通過前後のピーク強度
を比較して濃度変化率を求め(ステップS10)、配管
の汚染および洗浄の判定を行う。この判定では、濃度変
化率をあらかじめ定めておいたしきい値と比較する(ス
テップS11)。濃度変化率がしきい値よりも大きい場
合には、配管内の汚染は所定量以上であって、洗浄が不
十分であると判定して、洗浄液の供給量の増加等の洗浄
条件等の再設定を行って、配管の洗浄を行い(ステップ
S12)、再び、前記ステップS5〜ステップS11の
処理を行って、洗浄状況を判定する。
【0058】ステップS11において、濃度変化率がし
きい値よりも小さい場合には、配管内の汚染は所定量以
下であって、十分な洗浄が行われたものと判定し、バル
ブ83,84のa,cを開け、バルブ82を閉じ、バル
ブ81を開けて(ステップS13)、配管の洗浄を完了
する(ステップS14)。
【0059】なお、標準溶液による化学種のピーク強度
は、該ピーク強度と濃度との関係から定量測定に用いる
こともできる。
【0060】また、ラマン分光法によるピーク強度測定
で求めた濃度相当量は水素イオン濃度に応じて異なるた
め、求めた水素イオン濃度によって校正することによっ
て、洗浄評価の精度を向上させることができる。
【0061】また、塩化物イオンによって汚染評価や洗
浄評価を行う場合には、pH測定装置による水素イオン
濃度の測定によって、前記工程と同様に行うことができ
る。
【0062】なお、図4,5,6,に示すアルカリ添加
法、オルト・トリジン法、ジエチル−p−フェニレンジ
アミン法を用いた構成では、ペリスタルティクポンプ9
1の動作および停止と同時に、ペリスタルティクポンプ
92,93を動作、停止させて添加溶液や試薬を加える
ことによって、同様の操作で吸光度を測定することがで
きる。
【0063】図9はラマン分光法による次亜塩素酸溶液
の各化学種の測定を説明するための図であり、図10は
次亜塩素酸ナトリウム水溶液のラマンスペクトルのpH
依存性を説明するための図である。
【0064】図9は、一般に市販されているpH11.
2の次亜塩素酸ナトリウム水溶液についてラマンスペク
トルを求めた検出例であり、400cm-1から1000
cm -1のラマンシフトに対する検出強度を示している。
図9のラマンスペクトルによれば、487cm-1,61
8cm-1,714cm-1,797cm-1,および933
cm-1の位置にピークが検出され、このピークによって
塩素化合物イオンClO2 - ,ClO3 - ,および次亜
塩素酸イオン(ClO- )の溶存を検出することができ
る。
【0065】また、図10は次亜塩素酸ナトリウム水溶
液のラマンスペクトルのpH依存性を示す検出例であ
り、400cm-1から1000cm-1のラマンシフトに
対する検出強度を示している。図10において、例えば
pHが10.5の場合には、次亜塩素酸イオン(ClO
- ),塩素化合物イオンClO3 - および強度基準の硫
酸イオン(SO4 2- )が検出され、pHが2.6の場合
には、塩酸(Cl2 ),次亜塩素酸(HClO),塩素
化合物イオンClO3 - および強度基準の硫酸イオン
(SO4 2- )が検出される。
【0066】なお、図10のラマンスペクトルの検出に
使用した次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、市販されてい
るpH11.2の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を10倍
に希釈し、硫酸ナトリウムを添加し、pHを塩酸で下げ
たものである。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配管内自
動洗浄装置によれば、配管内の汚染状況や洗浄状況に応
じて洗浄条件を設定し自動で洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管内自動洗浄装置を説明するための
概略図である。
【図2】波数とラマン分光法のよるピーク強度Pの関係
を説明するための図である。
【図3】本発明の配管内自動洗浄装置のラマン分光法を
用いた一構成例である。
【図4】本発明の配管内自動洗浄装置のアルカリ添加法
を用いた一構成例である。
【図5】本発明の配管内自動洗浄装置のオルトトリジン
法を用いた一構成例である。
【図6】本発明の配管内自動洗浄装置のジエチル−p−
フェニレンジアミン法を用いた一構成例である。
【図7】ラマン分光装置の概略構成図である。
【図8】本発明の配管内自動洗浄装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】ラマン分光法による次亜塩素酸溶液の各化学種
の測定を説明するための図である。
【図10】次亜塩素酸ナトリウム水溶液のラマンスペク
トルのpH依存性を説明するための図である。
【符号の説明】
1 測定器 2 制御装置 3 データレコーダ 4 配管 5,51,52,53 測定管 6a 洗浄液容器 6A 洗浄液 7a 標準溶液容器 7A 標準溶液 7b アルカリ水溶液容器 7B アルカリ水溶液 7c オルトトリジン溶液容器 7C オルトトリジン容器 7d 酸性緩衝液容器 7D 酸性緩衝液 7e 微酸性溶液容器 7E 硫酸N,N−ジエチル−p−フェニレンジアンモ
ニウムの微酸性溶液 7f リン酸塩緩衝液容器 7F リン酸塩緩衝液 17 分光光度計 19 フローセル 81,82,83 バルブ 91,92,93 ペリスタルティクポンプ 95 混合カラム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管内に次亜塩素酸溶液を注入する次亜
    塩素酸溶液供給手段と、次亜塩素酸溶液内に含まれる化
    学種の少なくとも一つの濃度相当量を測定する測定手段
    と、配管通過前後の前記濃度相当量から濃度相当量の変
    化率を求め、該変化率に応じて次亜塩素酸溶液供給手段
    の次亜塩素酸溶液供給量を制御する制御手段を備えたこ
    とを特徴とする配管内自動洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記化学種は、次亜塩素酸、次亜塩素酸
    イオン、亜塩素酸イオン、塩素酸イオンであり、前記測
    定手段はラマン分光法によってピーク強度を濃度相当量
    として測定することを特徴とする請求項1記載の配管内
    自動洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記化学種は、塩化物イオンであり、前
    記測定手段は水素イオン濃度を濃度相当量として測定す
    ることを特徴とする請求項1記載の配管内自動洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 前記化学種は、次亜塩素酸、次亜塩素酸
    イオン、亜塩素酸イオン、塩素酸イオン、過塩素酸イオ
    ンであり、これらを一括して有効塩素量として、アルカ
    リ添加法、オルト・トリジン法、ジエチル−p−フェニ
    レンジアミン法の少なくとも一つで測定した吸光度を濃
    度相当量の含量とすることを特徴とする請求項1記載の
    配管内自動洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記測定手段は、濃度相当量を水素イオ
    ン濃度により校正することを特徴とする請求項2記載の
    配管内自動洗浄装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101683792B1 (ko) * 2015-12-15 2016-12-21 주식회사 블루오앤엠 하폐수 처리공정의 용존산소 공급 시스템 및 이의 성능유지관리 방법

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