JPH10262281A - 再送制御機能を備えた無線データ伝送システム - Google Patents
再送制御機能を備えた無線データ伝送システムInfo
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- JPH10262281A JPH10262281A JP9065050A JP6505097A JPH10262281A JP H10262281 A JPH10262281 A JP H10262281A JP 9065050 A JP9065050 A JP 9065050A JP 6505097 A JP6505097 A JP 6505097A JP H10262281 A JPH10262281 A JP H10262281A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線伝送路上に伝送歪みが発生していても再
送信により高い品質のデータ伝送を行なうことが可能な
再送制御機能を備えた無線データ伝送システムを提供す
る。 【解決手段】 データ電文が電文生成部110にて所定
の電文長に区切られた後、フレーム同期符号、制御符
号、誤り検出符号が付加して送信電文データを生成す
る。そして、送信電文データは、セレクタ130を介し
て変調部141にて搬送波のディジタル変調に用いられ
る。そしてここで変調された搬送波信号が、無線部15
0にて高周波信号に変換され、データ受信側の無線通信
機に向け送信される。その後、データ受信側の無線通信
機からデータの再送信の要求を受けると、符号変換部1
20によって極性反転処理の施された送信電文データ
を、データ受信側の無線通信機に向け送信するようにし
たものである。
送信により高い品質のデータ伝送を行なうことが可能な
再送制御機能を備えた無線データ伝送システムを提供す
る。 【解決手段】 データ電文が電文生成部110にて所定
の電文長に区切られた後、フレーム同期符号、制御符
号、誤り検出符号が付加して送信電文データを生成す
る。そして、送信電文データは、セレクタ130を介し
て変調部141にて搬送波のディジタル変調に用いられ
る。そしてここで変調された搬送波信号が、無線部15
0にて高周波信号に変換され、データ受信側の無線通信
機に向け送信される。その後、データ受信側の無線通信
機からデータの再送信の要求を受けると、符号変換部1
20によって極性反転処理の施された送信電文データ
を、データ受信側の無線通信機に向け送信するようにし
たものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば移動無線
通信に用いられる再送制御機能を備えた無線データ伝送
システムに関する。
通信に用いられる再送制御機能を備えた無線データ伝送
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高い品質でデータを無線
伝送するシステムとして再送制御機能を備えた無線デー
タ伝送システムがある。このシステムは、受信側で伝送
されたデータに誤りがあると判定された場合に、送信側
に対して再度同じデータを伝送させて高い品質のデータ
伝送を実現しようとするものである。
伝送するシステムとして再送制御機能を備えた無線デー
タ伝送システムがある。このシステムは、受信側で伝送
されたデータに誤りがあると判定された場合に、送信側
に対して再度同じデータを伝送させて高い品質のデータ
伝送を実現しようとするものである。
【0003】ところで、近時、高速のデータ伝送を行な
うために種々の研究が進められている。しかし、データ
の伝送速度を早めるために搬送波の周波数を高めると、
主波と遅延波の位相のずれにより特定の周波数で干渉を
起こし、伝送歪みが発生する。この様子を図6および図
7に示す。
うために種々の研究が進められている。しかし、データ
の伝送速度を早めるために搬送波の周波数を高めると、
主波と遅延波の位相のずれにより特定の周波数で干渉を
起こし、伝送歪みが発生する。この様子を図6および図
7に示す。
【0004】図6は、従来の無線データ伝送システムに
おいて、送信周波数1.7GHz、データ伝送レート2
Mbps、変調方式としてQPSK方式を採用し、送信
側と受信側の相対速度が4km/hの場合に、PN9段
のランダムデータを伝送した時の受信データを示した伝
送特性図である。なお、横軸はPN9段の511の1フ
レームの受信データを示し、縦軸は時間軸で順次送られ
るフレームを示している。
おいて、送信周波数1.7GHz、データ伝送レート2
Mbps、変調方式としてQPSK方式を採用し、送信
側と受信側の相対速度が4km/hの場合に、PN9段
のランダムデータを伝送した時の受信データを示した伝
送特性図である。なお、横軸はPN9段の511の1フ
レームの受信データを示し、縦軸は時間軸で順次送られ
るフレームを示している。
【0005】図7は、図6の伝送特性図のうち、伝送歪
みにより誤りが発生した部分の一部(四角で囲った部
分)を拡大したものである。この図からも明らかなよう
に、伝送歪みが発生すると、同じデータに対して繰返し
誤りが発生するため、同じデータを再送信してもデータ
伝送の品質が改善されないことが分かる。
みにより誤りが発生した部分の一部(四角で囲った部
分)を拡大したものである。この図からも明らかなよう
に、伝送歪みが発生すると、同じデータに対して繰返し
誤りが発生するため、同じデータを再送信してもデータ
伝送の品質が改善されないことが分かる。
【0006】なお、図6および図7において、誤りの発
生箇所が少しずつ変化しているのは、上述したように送
信側と受信側との間に4km/hの相対速度があること
により伝送路の状態が変化しているためである。
生箇所が少しずつ変化しているのは、上述したように送
信側と受信側との間に4km/hの相対速度があること
により伝送路の状態が変化しているためである。
【0007】このように、従来の再送制御機能を備えた
無線データ伝送システムでは、例えばデータ伝送速度を
高めるなどして伝送歪みが発生すると、再送信を行なっ
ても同じ箇所に誤りが発生するため、データ伝送の品質
が改善されないという問題があった。
無線データ伝送システムでは、例えばデータ伝送速度を
高めるなどして伝送歪みが発生すると、再送信を行なっ
ても同じ箇所に誤りが発生するため、データ伝送の品質
が改善されないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の再送制御機能を
備えた無線データ伝送システムでは、伝送速度が速くな
ると遅延波の干渉等の影響により伝送歪みが発生し、再
送信を行なってもデータ伝送の品質が改善されないとい
う問題があった。
備えた無線データ伝送システムでは、伝送速度が速くな
ると遅延波の干渉等の影響により伝送歪みが発生し、再
送信を行なってもデータ伝送の品質が改善されないとい
う問題があった。
【0009】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、伝送路に伝送歪みが発生した場合であって
も、高い品質のデータ伝送を行なうことが可能な再送制
御機能を備えた無線データ伝送システムを提供すること
を目的とする。
たもので、伝送路に伝送歪みが発生した場合であって
も、高い品質のデータ伝送を行なうことが可能な再送制
御機能を備えた無線データ伝送システムを提供すること
を目的とする。
【0010】また、この発明は再送信によって誤りのな
いデータが送信できない場合でも、誤りの発生したデー
タビットを修正して高い品質のデータ伝送を行なうこと
が可能な再送制御機能を備えた無線データ伝送システム
を提供することを目的とする。
いデータが送信できない場合でも、誤りの発生したデー
タビットを修正して高い品質のデータ伝送を行なうこと
が可能な再送制御機能を備えた無線データ伝送システム
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係わる再送制御機能を備えた無線デー
タ伝送システムは、少なくとも無線伝送路を介してデー
タ伝送を行なうものであって、データ受信側の通信端末
装置は受信したデータに誤りを検出した場合に、データ
送信側の通信端末装置に対してデータの再送を要求し、
データ送信側の通信端末装置は再送要求を受けるとデー
タを再びデータ受信側の端末装置に向け送信する再送制
御機能を備えた無線データ伝送システムにおいて、デー
タ送信側の通信端末装置は、再送要求を受けると、送信
するデータを前回の送信とは異なる所定の形態に変換す
る処理を施して再送信を行なう再送データ送信制御手段
を備え、データ受信側の通信端末装置は、データ送信側
の通信端末装置より再送されるデータに対して、再送デ
ータ送信制御手段の変換処理に応じたデータ再生処理を
行なう再送データ再生手段を具備して構成するようにし
た。
めに、この発明に係わる再送制御機能を備えた無線デー
タ伝送システムは、少なくとも無線伝送路を介してデー
タ伝送を行なうものであって、データ受信側の通信端末
装置は受信したデータに誤りを検出した場合に、データ
送信側の通信端末装置に対してデータの再送を要求し、
データ送信側の通信端末装置は再送要求を受けるとデー
タを再びデータ受信側の端末装置に向け送信する再送制
御機能を備えた無線データ伝送システムにおいて、デー
タ送信側の通信端末装置は、再送要求を受けると、送信
するデータを前回の送信とは異なる所定の形態に変換す
る処理を施して再送信を行なう再送データ送信制御手段
を備え、データ受信側の通信端末装置は、データ送信側
の通信端末装置より再送されるデータに対して、再送デ
ータ送信制御手段の変換処理に応じたデータ再生処理を
行なう再送データ再生手段を具備して構成するようにし
た。
【0012】また、この発明では、上記再送データ送信
制御手段が、再送要求を受けると、送信するデータに極
性を反転させる変換処理を施し、この変換処理結果を再
送信することを特徴としている。
制御手段が、再送要求を受けると、送信するデータに極
性を反転させる変換処理を施し、この変換処理結果を再
送信することを特徴としている。
【0013】また、この発明では、上記再送データ送信
制御手段が、再送要求を受けると、送信するデータに対
してデータ配列を並び換える変換処理を施し、この変換
処理結果を再送信することを特徴としている。
制御手段が、再送要求を受けると、送信するデータに対
してデータ配列を並び換える変換処理を施し、この変換
処理結果を再送信することを特徴としている。
【0014】また、この発明では、上記再送データ送信
制御手段が、再送要求を受けると、送信するデータの配
列を所定のビット数だけシフトさせる変換処理を施し、
この変換処理結果を再送信することを特徴としている。
制御手段が、再送要求を受けると、送信するデータの配
列を所定のビット数だけシフトさせる変換処理を施し、
この変換処理結果を再送信することを特徴としている。
【0015】さらに、この発明では、再送データ再生手
段が再送されるデータを再送データ送信制御手段にて変
換処理が施される前の状態に逆変換し、この逆変換結果
からデータ再生処理を行なうことを特徴としている。
段が再送されるデータを再送データ送信制御手段にて変
換処理が施される前の状態に逆変換し、この逆変換結果
からデータ再生処理を行なうことを特徴としている。
【0016】無線伝送路上に生じる伝送歪みは、伝送さ
れるデータと大きな相関があるため、同じ内容のデータ
を再送信しても、繰り返し同じ誤りの生じたデータが伝
送されてしまう。しかし、上記構成の無線データ伝送シ
ステムでは、再送するデータに対して前回の送信とは異
なる所定の形態に変換する処理を施して再送信すること
により、送信データと伝送歪みとの相関関係を変化させ
て、伝送歪みによる誤りの発生を免れるようにしてい
る。
れるデータと大きな相関があるため、同じ内容のデータ
を再送信しても、繰り返し同じ誤りの生じたデータが伝
送されてしまう。しかし、上記構成の無線データ伝送シ
ステムでは、再送するデータに対して前回の送信とは異
なる所定の形態に変換する処理を施して再送信すること
により、送信データと伝送歪みとの相関関係を変化させ
て、伝送歪みによる誤りの発生を免れるようにしてい
る。
【0017】したがって、上記構成の再送制御機能を備
えた無線データ伝送システムによれば、無線伝送路上に
伝送歪みが発生した場合であっても、再送信により高い
品質のデータ伝送を行なうことが可能となる。
えた無線データ伝送システムによれば、無線伝送路上に
伝送歪みが発生した場合であっても、再送信により高い
品質のデータ伝送を行なうことが可能となる。
【0018】また、この発明では、データ受信側の通信
端末装置が再送されたデータとその前に送信されたデー
タとを比較して、両データ間の異なるデータビットを検
出するデータ比較手段と、このデータ比較手段にて検出
した異なるデータビットのデータに修正を施すデータ修
正手段とを備えることを特徴としている。
端末装置が再送されたデータとその前に送信されたデー
タとを比較して、両データ間の異なるデータビットを検
出するデータ比較手段と、このデータ比較手段にて検出
した異なるデータビットのデータに修正を施すデータ修
正手段とを備えることを特徴としている。
【0019】この構成の再送制御機能を備えた無線デー
タ伝送システムによれば、再送されたデータとその前に
送信されたデータとを比較することにより、誤りの発生
したデータビットを特定して修正を施すようにしてい
る。このため、データの再送によって誤りのないデータ
伝送ができない場合でも、誤りの発生したデータビット
を修正できるため、高い品質のデータ伝送を行なうこと
ができる。
タ伝送システムによれば、再送されたデータとその前に
送信されたデータとを比較することにより、誤りの発生
したデータビットを特定して修正を施すようにしてい
る。このため、データの再送によって誤りのないデータ
伝送ができない場合でも、誤りの発生したデータビット
を修正できるため、高い品質のデータ伝送を行なうこと
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。再送制御機能を備えた
無線データ伝送システムは、データ送信側の無線通信装
置Aとデータ受信側の無線通信装置Bとからなる。図1
は、無線通信装置Aの構成を示す図である。
の一実施形態について説明する。再送制御機能を備えた
無線データ伝送システムは、データ送信側の無線通信装
置Aとデータ受信側の無線通信装置Bとからなる。図1
は、無線通信装置Aの構成を示す図である。
【0021】データ送信側の無線通信装置Aは、電文生
成部110と、符号変換部120と、セレクタ130
と、モデム部140と、アンテナ151を備えた無線部
150と、再送制御部160とを備えている。
成部110と、符号変換部120と、セレクタ130
と、モデム部140と、アンテナ151を備えた無線部
150と、再送制御部160とを備えている。
【0022】図示しないデータ電文生成部からデータ電
文が電文生成部110に入力される。そして、データ電
文は、電文生成部110においては所定の長さ(電文
長)に区切られた後、フレーム同期符号、制御符号、誤
り検出符号が付加される。このようにして生成された送
信データは、セレクタ130の第1の入力端子および符
号変換部120に入力される。
文が電文生成部110に入力される。そして、データ電
文は、電文生成部110においては所定の長さ(電文
長)に区切られた後、フレーム同期符号、制御符号、誤
り検出符号が付加される。このようにして生成された送
信データは、セレクタ130の第1の入力端子および符
号変換部120に入力される。
【0023】一方、符号変換部120は、入力された送
信データに対して所定のアルゴリズムにしたがってデー
タの形態を変換するもので、例えば極性反転器で構成さ
れ、入力される送信データの極性を反転させる。
信データに対して所定のアルゴリズムにしたがってデー
タの形態を変換するもので、例えば極性反転器で構成さ
れ、入力される送信データの極性を反転させる。
【0024】例えば、「1001111001」という
送信データは、「0110000110」と反転され
る。このように符号変換部120にて極性が反転させら
れた送信データ(以下、変換送信データと称する)は、
セレクタ130の第2の入力端子に入力される。
送信データは、「0110000110」と反転され
る。このように符号変換部120にて極性が反転させら
れた送信データ(以下、変換送信データと称する)は、
セレクタ130の第2の入力端子に入力される。
【0025】セレクタ130は、後述の再送制御部16
0によって制御され、上述の電文生成部110からの送
信データと符号変換部120からの変換送信データとの
うち、いずれか一方のデータを選択的にモデム部140
の変調部141に入力する。
0によって制御され、上述の電文生成部110からの送
信データと符号変換部120からの変換送信データとの
うち、いずれか一方のデータを選択的にモデム部140
の変調部141に入力する。
【0026】モデム部140は、変調部141と復調部
142とからなる。変調部141は、上記セレクタ13
0からのデータを用いて搬送波信号に対して例えばQP
SK方式によるディジタル変調を行なう。この変調され
た搬送波信号は、無線部150に入力される。
142とからなる。変調部141は、上記セレクタ13
0からのデータを用いて搬送波信号に対して例えばQP
SK方式によるディジタル変調を行なう。この変調され
た搬送波信号は、無線部150に入力される。
【0027】そして、無線部150では、上記変調され
た搬送波信号が図示しない周波数シンセサイザから発生
された送信局部発振信号により、所定の無線チャネル周
波数に周波数変換され、アンテナ151からデータ受信
側の無線通信機Bに向け送信される。
た搬送波信号が図示しない周波数シンセサイザから発生
された送信局部発振信号により、所定の無線チャネル周
波数に周波数変換され、アンテナ151からデータ受信
側の無線通信機Bに向け送信される。
【0028】また、無線部150は、無線通信装置Bか
ら無線チャネルを介して送られた無線周波信号を中間周
波信号に周波数変換し、この変換結果を上記復調部14
2に入力する。復調部142は、無線部150の周波数
変換結果(中間周波信号)をディジタル復調し、この復
調結果を再送制御部160に入力する。
ら無線チャネルを介して送られた無線周波信号を中間周
波信号に周波数変換し、この変換結果を上記復調部14
2に入力する。復調部142は、無線部150の周波数
変換結果(中間周波信号)をディジタル復調し、この復
調結果を再送制御部160に入力する。
【0029】再送制御部160は、通常のデータ伝送時
にはセレクタ130を切り換え制御して、電文生成部1
10にて生成された変換送信データを変調部141に入
力させる。また、復調部142の復調結果から無線通信
装置Bからの再送要求を検出した場合には、セレクタ1
30を切り換え制御して、符号変換部120にて生成さ
れた変換送信データを変調部141に入力させ、変換送
信データを送信させる。
にはセレクタ130を切り換え制御して、電文生成部1
10にて生成された変換送信データを変調部141に入
力させる。また、復調部142の復調結果から無線通信
装置Bからの再送要求を検出した場合には、セレクタ1
30を切り換え制御して、符号変換部120にて生成さ
れた変換送信データを変調部141に入力させ、変換送
信データを送信させる。
【0030】次に、データ受信側の無線通信装置Bの構
成について説明する。無線通信装置Bは、図2に示すよ
うに、アンテナ211を備えた無線部210と、モデム
部220と、電文再構築部230と、再送電文処理部2
40と、誤り検出部250と、再送制御部260とを備
えている。
成について説明する。無線通信装置Bは、図2に示すよ
うに、アンテナ211を備えた無線部210と、モデム
部220と、電文再構築部230と、再送電文処理部2
40と、誤り検出部250と、再送制御部260とを備
えている。
【0031】無線通信装置Aから無線チャネルを介して
送られた無線周波信号は、アンテナ211で受信された
のち無線部210に入力される。この無線部210にお
いて、上記受信された無線周波信号は、中間周波信号に
周波数変換される。
送られた無線周波信号は、アンテナ211で受信された
のち無線部210に入力される。この無線部210にお
いて、上記受信された無線周波信号は、中間周波信号に
周波数変換される。
【0032】上記無線部210から出力された中間周波
信号は、モデム部220の復調部221でディジタル復
調が行なわれる。このディジタル復調により得られた受
信データは、電文再構築部230に入力される。
信号は、モデム部220の復調部221でディジタル復
調が行なわれる。このディジタル復調により得られた受
信データは、電文再構築部230に入力される。
【0033】電文再構築部230は、後述の再送制御部
260の指示に応じて上記受信データから送信側で付加
されたフレーム同期符号、制御符号、誤り検出符号を分
離してデータ電文を取り出す。そして、後述の誤り検出
部250から誤りがないと通知された場合に、上記デー
タ電文を後段の受信データ処理部(図示しない)に出力
する。
260の指示に応じて上記受信データから送信側で付加
されたフレーム同期符号、制御符号、誤り検出符号を分
離してデータ電文を取り出す。そして、後述の誤り検出
部250から誤りがないと通知された場合に、上記デー
タ電文を後段の受信データ処理部(図示しない)に出力
する。
【0034】また、電文再構築部230は、後述の再送
制御部260から再送データ受信の通知があった場合に
は、その後復調部221から入力される受信データを一
旦再送電文処理部240に入力する。そして、再送電文
処理部240にて後述の処理が施された後の受信データ
が再び入力され、このデータに対して送信側で付加され
たフレーム同期符号、制御符号、誤り検出符号を分離し
てデータ電文を取り出し、後段の受信データ処理部に出
力する。
制御部260から再送データ受信の通知があった場合に
は、その後復調部221から入力される受信データを一
旦再送電文処理部240に入力する。そして、再送電文
処理部240にて後述の処理が施された後の受信データ
が再び入力され、このデータに対して送信側で付加され
たフレーム同期符号、制御符号、誤り検出符号を分離し
てデータ電文を取り出し、後段の受信データ処理部に出
力する。
【0035】再送電文処理部240は、電文再構築部2
30より入力される受信データに対して極性の反転処理
を行なう。この極性の反転処理結果は、上述したように
再び電文再構築部230に入力される。
30より入力される受信データに対して極性の反転処理
を行なう。この極性の反転処理結果は、上述したように
再び電文再構築部230に入力される。
【0036】なお、上記反転処理は、送信側の符号変換
部120において行なった極性反転処理に対応するもの
で、符号変換部120にて極性の反転されている受信デ
ータを元の極性に戻すためのものである。
部120において行なった極性反転処理に対応するもの
で、符号変換部120にて極性の反転されている受信デ
ータを元の極性に戻すためのものである。
【0037】誤り検出部250は、電文再構築部230
にて分離された誤り検出符号を用いて、分離されたデー
タ電文の誤りの有無を検出するもので、誤りの有無を誤
り検出信号を用いて電文再構築部230および再送制御
部260に通知する。
にて分離された誤り検出符号を用いて、分離されたデー
タ電文の誤りの有無を検出するもので、誤りの有無を誤
り検出信号を用いて電文再構築部230および再送制御
部260に通知する。
【0038】再送制御部260は、誤り検出部250が
誤りを検出した場合に、モデム部220の変調部222
および無線部210を介して送信側の無線通信装置Aに
対してデータの再送を要求し、電文再構築部230に対
しては次に入力される受信データは再送データである旨
を通知する。
誤りを検出した場合に、モデム部220の変調部222
および無線部210を介して送信側の無線通信装置Aに
対してデータの再送を要求し、電文再構築部230に対
しては次に入力される受信データは再送データである旨
を通知する。
【0039】上記構成における再送制御機能を備えた無
線データ伝送システムの動作を以下に説明する。まず、
図示しないデータ電文生成部からのデータ電文が電文生
成部110にて所定の電文長に区切られた後、フレーム
同期符号、制御符号、誤り検出符号が付加される。そし
て、このようにして生成された送信電文データは、セレ
クタ130を介して変調部141にてQPSK方式によ
る搬送波信号のディジタル変調に用いられる。
線データ伝送システムの動作を以下に説明する。まず、
図示しないデータ電文生成部からのデータ電文が電文生
成部110にて所定の電文長に区切られた後、フレーム
同期符号、制御符号、誤り検出符号が付加される。そし
て、このようにして生成された送信電文データは、セレ
クタ130を介して変調部141にてQPSK方式によ
る搬送波信号のディジタル変調に用いられる。
【0040】このようにしてディジタル変調された搬送
波信号は、無線部150にて所定の無線チャネル周波数
に周波数変換され、アンテナ151からデータ受信側の
無線通信機Bに向け送信される。
波信号は、無線部150にて所定の無線チャネル周波数
に周波数変換され、アンテナ151からデータ受信側の
無線通信機Bに向け送信される。
【0041】これに対し、無線通信機Bでは、無線チャ
ネルを介して送られた無線通信機Aからの送信信号をア
ンテナ211で受信し、無線部210にて中間周波信号
に周波数変換する。この中間周波信号は、復調部221
でディジタル復調される。
ネルを介して送られた無線通信機Aからの送信信号をア
ンテナ211で受信し、無線部210にて中間周波信号
に周波数変換する。この中間周波信号は、復調部221
でディジタル復調される。
【0042】そして、上記ディジタル復調により得られ
た受信データは、電文再構築部230で送信側で付加さ
れたフレーム同期符号、制御符号、誤り検出符号がそれ
ぞれ分離され、データ電文が取り出される。
た受信データは、電文再構築部230で送信側で付加さ
れたフレーム同期符号、制御符号、誤り検出符号がそれ
ぞれ分離され、データ電文が取り出される。
【0043】上記誤り検出符号は、誤り検出部250に
入力され、分離されたデータ電文の誤り有無の検出に用
いられる。ここで、誤りが検出されない場合には、電文
再構築部230は、上記分離したデータ電文を後段の受
信データ処理部に出力する。
入力され、分離されたデータ電文の誤り有無の検出に用
いられる。ここで、誤りが検出されない場合には、電文
再構築部230は、上記分離したデータ電文を後段の受
信データ処理部に出力する。
【0044】一方、誤りが検出された場合には、再送制
御部260は、再送を要求するデータを変調部222に
入力して送信側の無線通信装置Aに先に送信したデータ
の再送を要求する。また、再送制御部260は、電文再
構築部230に対して次に送られてくるデータは再送デ
ータである旨を通知する。
御部260は、再送を要求するデータを変調部222に
入力して送信側の無線通信装置Aに先に送信したデータ
の再送を要求する。また、再送制御部260は、電文再
構築部230に対して次に送られてくるデータは再送デ
ータである旨を通知する。
【0045】上記再送の要求を受けた無線通信装置A
は、この旨を再送制御部160が復調部142の復調結
果から検出し、セレクタ130を切り換え制御して、符
号変換部120にて生成された変換送信データを変調部
141に入力させ、変換送信データを送信させる。
は、この旨を再送制御部160が復調部142の復調結
果から検出し、セレクタ130を切り換え制御して、符
号変換部120にて生成された変換送信データを変調部
141に入力させ、変換送信データを送信させる。
【0046】これに対して無線通信装置Bでは、再送さ
れるデータ(変換送信データ)が復調部221にて復調
され、電文再構築部230に入力される。電文再構築部
230は、上述したように再送制御部260より再送通
知を受けているため、入力される受信データを再送電文
処理部240に入力する。
れるデータ(変換送信データ)が復調部221にて復調
され、電文再構築部230に入力される。電文再構築部
230は、上述したように再送制御部260より再送通
知を受けているため、入力される受信データを再送電文
処理部240に入力する。
【0047】これにより、再送電文処理部240に入力
された受信データは、極性の反転処理が施されて元の極
性に戻され、再び電文再構築部230に入力される。そ
して、元の極性に戻された受信データは、電文再構築部
230により送信側で付加されたフレーム同期符号、制
御符号、誤り検出符号を分離されデータ電文が取り出さ
れる。
された受信データは、極性の反転処理が施されて元の極
性に戻され、再び電文再構築部230に入力される。そ
して、元の極性に戻された受信データは、電文再構築部
230により送信側で付加されたフレーム同期符号、制
御符号、誤り検出符号を分離されデータ電文が取り出さ
れる。
【0048】そして再び誤り検出を行ない、誤りが検出
されない場合には分離したデータ電文を後段の受信デー
タ処理部に出力し、また、誤りが検出された場合には再
び再送要求を行なう。
されない場合には分離したデータ電文を後段の受信デー
タ処理部に出力し、また、誤りが検出された場合には再
び再送要求を行なう。
【0049】以上のように上記構成の再送制御機能を備
えた無線データ伝送システムでは、伝送されるデータに
誤りが生じた場合に、送信側の無線通信装置Aが極性を
反転させた同じ内容のデータ電文を送信し、これを受信
側の無線通信装置B側で再び元の極性に戻すようにして
いる。
えた無線データ伝送システムでは、伝送されるデータに
誤りが生じた場合に、送信側の無線通信装置Aが極性を
反転させた同じ内容のデータ電文を送信し、これを受信
側の無線通信装置B側で再び元の極性に戻すようにして
いる。
【0050】多重遅延波によって生じる伝送歪みの発生
は、伝送されるデータと大きな相関があるため、同じ内
容のデータを再送信しても、繰り返し同じ誤りの生じた
データが伝送されてしまうが、上記構成の無線データ伝
送システムでは、送信データの極性を反転させ伝送歪み
との相関関係を変化させて伝送歪みによる誤りの発生を
免れるようにしている。したがって、この無線データ伝
送システムによれば、伝送路に伝送歪みが発生した場合
であっても、高い品質のデータ伝送を行なうことが可能
となる。
は、伝送されるデータと大きな相関があるため、同じ内
容のデータを再送信しても、繰り返し同じ誤りの生じた
データが伝送されてしまうが、上記構成の無線データ伝
送システムでは、送信データの極性を反転させ伝送歪み
との相関関係を変化させて伝送歪みによる誤りの発生を
免れるようにしている。したがって、この無線データ伝
送システムによれば、伝送路に伝送歪みが発生した場合
であっても、高い品質のデータ伝送を行なうことが可能
となる。
【0051】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、符号変
換部120が送信データの極性反転を行なうようにした
が、例えば図3に示すように送信データの構成を並び換
える処理を行なうようにしてもよい。このような処理に
よっても、送信データと伝送歪みとの相関関係を変化さ
せられるため、伝送歪みによる誤りの発生を免れること
ができる。なお、この場合データ受信側の無線通信機B
の再送電文処理部240では、送信側の無線通信装置A
で並び換えたデータを元に戻す処理を施す。
るものではない。例えば、上記実施の形態では、符号変
換部120が送信データの極性反転を行なうようにした
が、例えば図3に示すように送信データの構成を並び換
える処理を行なうようにしてもよい。このような処理に
よっても、送信データと伝送歪みとの相関関係を変化さ
せられるため、伝送歪みによる誤りの発生を免れること
ができる。なお、この場合データ受信側の無線通信機B
の再送電文処理部240では、送信側の無線通信装置A
で並び換えたデータを元に戻す処理を施す。
【0052】また、このような処理を行なう例として、
変調方式がQPSK方式の場合にはガードビットなどを
1ビットずらすだけでも送信データと伝送歪みとの相関
関係を大きく変化させることができる。
変調方式がQPSK方式の場合にはガードビットなどを
1ビットずらすだけでも送信データと伝送歪みとの相関
関係を大きく変化させることができる。
【0053】さらに、データ受信側の無線通信機Bの電
文再構築部230に誤り訂正回路231を備えるように
してもよい。この誤り訂正回路231は、例えば図4に
示すように構成する。誤り訂正回路231は、第1の受
信データ記憶回路501と、第2の受信データ記憶回路
502と、データ比較器503と、誤り訂正制御回路5
04とからなる。
文再構築部230に誤り訂正回路231を備えるように
してもよい。この誤り訂正回路231は、例えば図4に
示すように構成する。誤り訂正回路231は、第1の受
信データ記憶回路501と、第2の受信データ記憶回路
502と、データ比較器503と、誤り訂正制御回路5
04とからなる。
【0054】第1の受信データ記憶回路501は、1回
目に受信した受信データを記憶する。第2の受信データ
記憶回路502は、2回目に受信した(再送された)受
信データを再送電文処理部240にて極性を元に戻した
ものを記憶する。
目に受信した受信データを記憶する。第2の受信データ
記憶回路502は、2回目に受信した(再送された)受
信データを再送電文処理部240にて極性を元に戻した
ものを記憶する。
【0055】データ比較器503は、第1の受信データ
記憶回路501と第2の受信データ記憶回路502に記
憶される受信データを、対応するデータビット毎に比較
するもので、データが異なるビットを検出してその検出
位置を誤り訂正制御回路504に通知する。
記憶回路501と第2の受信データ記憶回路502に記
憶される受信データを、対応するデータビット毎に比較
するもので、データが異なるビットを検出してその検出
位置を誤り訂正制御回路504に通知する。
【0056】誤り訂正制御回路504は、データ比較器
503の検出結果に基づいて、データビットの異なって
いた第2の受信データ記憶回路502上のデータビット
を修正する。そして修正後の第2の受信データ記憶回路
502上のデータを誤り検出部250に入力させ、誤り
の有無を再び判定させ、誤りがある場合には再び異なっ
ていた第2の受信データ記憶回路502上のデータビッ
トを修正する。以後、この動作を繰り返す。
503の検出結果に基づいて、データビットの異なって
いた第2の受信データ記憶回路502上のデータビット
を修正する。そして修正後の第2の受信データ記憶回路
502上のデータを誤り検出部250に入力させ、誤り
の有無を再び判定させ、誤りがある場合には再び異なっ
ていた第2の受信データ記憶回路502上のデータビッ
トを修正する。以後、この動作を繰り返す。
【0057】ここで例えば、図5に示すように1回目の
受信データと2回目の受信データとの間に2か所の異な
るデータビット(D1,D2)が存在したとする。これ
をデータ比較器503が検出し、誤り訂正制御回路50
4に通知する。
受信データと2回目の受信データとの間に2か所の異な
るデータビット(D1,D2)が存在したとする。これ
をデータ比較器503が検出し、誤り訂正制御回路50
4に通知する。
【0058】これに対して誤り訂正制御回路504は、
第2の受信データ記憶回路502上のデータビットD1
およびD2のデータの組み合わせを、すべての組み合わ
せ(ここでは4組)の内、1回目の受信データとも2回
目の受信データとも異なる組み合わせ(残る2組)にデ
ータを修正する。
第2の受信データ記憶回路502上のデータビットD1
およびD2のデータの組み合わせを、すべての組み合わ
せ(ここでは4組)の内、1回目の受信データとも2回
目の受信データとも異なる組み合わせ(残る2組)にデ
ータを修正する。
【0059】そして、誤り訂正制御回路504は、上記
修正後の第2の受信データ記憶回路502のデータを誤
り検出部250に入力させ、誤りの有無を再び判定させ
る。そして、再び誤りが検出される場合には、データビ
ットD1およびD2を残る組み合わせ(ここでは1組)
に修正して再び誤り検出部250に入力する。一方、誤
りが検出されない場合には、第2の受信データ記憶回路
502のデータを後段の受信データ処理部に出力する。
修正後の第2の受信データ記憶回路502のデータを誤
り検出部250に入力させ、誤りの有無を再び判定させ
る。そして、再び誤りが検出される場合には、データビ
ットD1およびD2を残る組み合わせ(ここでは1組)
に修正して再び誤り検出部250に入力する。一方、誤
りが検出されない場合には、第2の受信データ記憶回路
502のデータを後段の受信データ処理部に出力する。
【0060】このような誤り訂正機能をデータ受信側の
無線通信機Bに持たせれば、再送によって誤りのないデ
ータが伝送できなくても、高い品質のデータ伝送を行な
うことができる。なおこの場合、データ電文に付加され
る誤り検出符号が誤り訂正機能を持たない誤り検出符号
であっても、誤りデータビットを訂正することができ
る。
無線通信機Bに持たせれば、再送によって誤りのないデ
ータが伝送できなくても、高い品質のデータ伝送を行な
うことができる。なおこの場合、データ電文に付加され
る誤り検出符号が誤り訂正機能を持たない誤り検出符号
であっても、誤りデータビットを訂正することができ
る。
【0061】またこの場合、上述では誤り訂正の対象を
第2の受信データ記憶回路502上のデータとしたが、
第1の受信データ記憶回路501上のデータであって
も、同様に実施可能である。
第2の受信データ記憶回路502上のデータとしたが、
第1の受信データ記憶回路501上のデータであって
も、同様に実施可能である。
【0062】また、上記実施の形態では、再送されるデ
ータを、一旦再送電文処理部240にて元の極性や元の
データ配列に戻してからデータ電文を分離するようにし
た。しかしこの発明はこのような実施の形態に限定され
るものではなく、例えば再送されるデータについては、
送信側での変換形態に応じたデータ電文の分離処理を直
接施す再送電文再構築部を設けてるようにしてもよい。
ータを、一旦再送電文処理部240にて元の極性や元の
データ配列に戻してからデータ電文を分離するようにし
た。しかしこの発明はこのような実施の形態に限定され
るものではなく、例えば再送されるデータについては、
送信側での変換形態に応じたデータ電文の分離処理を直
接施す再送電文再構築部を設けてるようにしてもよい。
【0063】また、上記実施の形態では、2つの無線通
信装置が無線伝送路を介して直接データ伝送を行なう場
合を例に説明したが、携帯電話やPHS(Personal Han
dy-phone System )などのように、無線伝送路の他、基
地局装置と有線回線を介してデータ伝送を行なう場合シ
ステムに適用しても、同様の効果を奏することはいうま
でもない。その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいう
までもない。
信装置が無線伝送路を介して直接データ伝送を行なう場
合を例に説明したが、携帯電話やPHS(Personal Han
dy-phone System )などのように、無線伝送路の他、基
地局装置と有線回線を介してデータ伝送を行なう場合シ
ステムに適用しても、同様の効果を奏することはいうま
でもない。その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいう
までもない。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、再送
するデータに対して前回の送信とは異なる所定の形態に
変換する処理を施して再送信することにより、送信デー
タと伝送歪みとの相関関係を変化させて、伝送歪みによ
る誤りの発生を免れるようにしている。
するデータに対して前回の送信とは異なる所定の形態に
変換する処理を施して再送信することにより、送信デー
タと伝送歪みとの相関関係を変化させて、伝送歪みによ
る誤りの発生を免れるようにしている。
【0065】したがって、この発明によれば、無線伝送
路上に伝送歪みが発生した場合であっても、再送信によ
り高い品質のデータ伝送を行なうことが可能な再送制御
機能を備えた無線データ伝送システムを提供できる。
路上に伝送歪みが発生した場合であっても、再送信によ
り高い品質のデータ伝送を行なうことが可能な再送制御
機能を備えた無線データ伝送システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる再送制御機能を備えた無線デ
ータ伝送システムの送信側の無線通信装置の構成を示す
回路ブロック図。
ータ伝送システムの送信側の無線通信装置の構成を示す
回路ブロック図。
【図2】この発明に係わる再送制御機能を備えた無線デ
ータ伝送システムの受信側の無線通信装置の構成を示す
回路ブロック図。
ータ伝送システムの受信側の無線通信装置の構成を示す
回路ブロック図。
【図3】図1に示した送信側の無線通信装置の符号変換
部の他の構成例を示す回路ブロック図。
部の他の構成例を示す回路ブロック図。
【図4】図1に示した電文再構築部に付加した誤り訂正
機能の構成を示す回路ブロック図。
機能の構成を示す回路ブロック図。
【図5】図4に示した電文再構築部に付加した誤り訂正
機能の働きを説明するための図。
機能の働きを説明するための図。
【図6】同一のデータを繰り返し送信した際に、伝送歪
みにより類似した誤りが繰り返し発生することを説明す
るための伝送特性図。
みにより類似した誤りが繰り返し発生することを説明す
るための伝送特性図。
【図7】図6に示した伝送特性図の伝送歪みにより類似
した誤りが繰り返し発生している部分を拡大した図。
した誤りが繰り返し発生している部分を拡大した図。
110…電文生成部 120…符号変換部 130…セレクタ 140,220…モデム部 141,222…変調部 142,221…復調部 150,210…無線部 151,211…アンテナ 160,260…再送制御部 230…電文再構築部 240…再送電文処理部 250…誤り検出部 501…第1の受信データ記憶回路 502…第2の受信データ記憶回路 503…データ比較器 504…誤り訂正制御回路
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも無線伝送路を介してデータ伝
送を行なうものであって、データ受信側の通信端末装置
は受信したデータに誤りを検出した場合に、データ送信
側の通信端末装置に対してデータの再送を要求し、前記
データ送信側の通信端末装置は再送要求を受けるとデー
タを再び前記データ受信側の端末装置に向け送信する再
送制御機能を備えた無線データ伝送システムにおいて、 前記データ送信側の通信端末装置は、 前記再送要求を受けると、送信するデータを前回の送信
とは異なる所定の形態に変換する処理を施して再送信を
行なう再送データ送信制御手段を備え、 前記データ受信側の通信端末装置は、 前記データ送信側の通信端末装置より再送されるデータ
に対して、前記再送データ送信制御手段の変換処理に応
じたデータ再生処理を行なう再送データ再生手段を具備
することを特徴とする再送制御機能を備えた無線データ
伝送システム。 - 【請求項2】 前記再送データ送信制御手段は、前記再
送要求を受けると、前記送信するデータに極性を反転さ
せる変換処理を施し、この変換処理結果を再送信するこ
とを特徴とする請求項1に記載の再送制御機能を備えた
無線データ伝送システム。 - 【請求項3】 前記再送データ送信制御手段は、前記再
送要求を受けると、前記送信するデータに対してデータ
配列を並び換える変換処理を施し、この変換処理結果を
再送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御
機能を備えた無線データ伝送システム。 - 【請求項4】 前記再送データ送信制御手段は、前記再
送要求を受けると、前記送信するデータの配列を所定の
ビット数だけシフトさせる変換処理を施し、この変換処
理結果を再送信することを特徴とする請求項1に記載の
再送制御機能を備えた無線データ伝送システム。 - 【請求項5】 前記再送データ再生手段は、前記再送さ
れるデータを前記再送データ送信制御手段にて変換処理
が施される前の状態に逆変換し、この逆変換結果からデ
ータ再生処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載
の再送制御機能を備えた無線データ伝送システム。 - 【請求項6】 前記データ受信側の通信端末装置は、 再送されたデータとその前に送信されたデータとを比較
して、両データ間の異なるデータビットを検出するデー
タ比較手段と、 このデータ比較手段にて検出した異なるデータビットの
データに修正を施すデータ修正手段とを備えることを特
徴とする請求項1に記載の再送制御機能を備えた無線デ
ータ伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9065050A JPH10262281A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 再送制御機能を備えた無線データ伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9065050A JPH10262281A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 再送制御機能を備えた無線データ伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10262281A true JPH10262281A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13275755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9065050A Pending JPH10262281A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 再送制御機能を備えた無線データ伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10262281A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100464325B1 (ko) * | 2001-10-15 | 2005-01-03 | 삼성전자주식회사 | 이동통신시스템에서 패킷 재전송을 위한 송수신 장치 및 방법 |
KR100474682B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2005-03-08 | 삼성전자주식회사 | 무선통신시스템에서 패킷 재전송을 위한 송수신 장치 및 방법 |
KR100548314B1 (ko) * | 2002-10-11 | 2006-02-02 | 엘지전자 주식회사 | 무선통신 수신시스템의 오류제어방법 |
CN1309200C (zh) * | 2002-10-21 | 2007-04-04 | 夏普株式会社 | 数据传送装置及方法、数据接收装置及方法和通信系统 |
JP2011234282A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Sharp Corp | 通信システム、送信装置、受信装置、プログラム、及びプロセッサ |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP9065050A patent/JPH10262281A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100464325B1 (ko) * | 2001-10-15 | 2005-01-03 | 삼성전자주식회사 | 이동통신시스템에서 패킷 재전송을 위한 송수신 장치 및 방법 |
KR100474682B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2005-03-08 | 삼성전자주식회사 | 무선통신시스템에서 패킷 재전송을 위한 송수신 장치 및 방법 |
KR100548314B1 (ko) * | 2002-10-11 | 2006-02-02 | 엘지전자 주식회사 | 무선통신 수신시스템의 오류제어방법 |
CN1309200C (zh) * | 2002-10-21 | 2007-04-04 | 夏普株式会社 | 数据传送装置及方法、数据接收装置及方法和通信系统 |
US7792142B2 (en) | 2002-10-21 | 2010-09-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Data transmission device, data transmission method, data transmission program, data reception device, data reception method, data reception program, and communication system |
JP2011234282A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Sharp Corp | 通信システム、送信装置、受信装置、プログラム、及びプロセッサ |
US8874985B2 (en) | 2010-04-30 | 2014-10-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Communication system, transmission device, reception device, program, and processor |
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