JPH10262254A - 動きベクトル検出方法およびその装置 - Google Patents

動きベクトル検出方法およびその装置

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JPH10262254A
JPH10262254A JP6408497A JP6408497A JPH10262254A JP H10262254 A JPH10262254 A JP H10262254A JP 6408497 A JP6408497 A JP 6408497A JP 6408497 A JP6408497 A JP 6408497A JP H10262254 A JPH10262254 A JP H10262254A
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JP6408497A
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English (en)
Inventor
Akihiko Otani
昭彦 大谷
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル動画像データの動き補償予測符号
化に用いられる動きベクトル検出において、様々な特徴
を持つ画像や異なる応用分野に対して精度の良く動きベ
クトルを検出可能にし、しかも簡易な構成により実現可
能にする。 【解決手段】 ベクトル生成部40は、候補ブロックを
示す探索範囲アドレス及び対象画像ブロックを示す対象
画像アドレスを相関度検出部30に出力すると共に、前
記候補ブロックに対応する候補ベクトルをベクトル選択
部50に生成出力する。相関度検出部30は候補ブロッ
クと対象画像ブロックとの相関度の評価値を演算し、ベ
クトル選択部50に入力する。ベクトル選択部50は、
探索ブロック全体に対する粗い探索処理を行う第1のス
テップにおいて、入力した候補ベクトルの中から複数の
候補ベクトルをベクトル生成部40に選択入力し、前記
複数の候補ベクトルの周辺に対する密の探索処理を行う
第2のステップにおいて、入力した候補ベクトルの中か
ら1つの候補ベクトルを動きベクトルとして選択出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル動画像
データの圧縮符号化の手法である動き補償予測符号化に
おいて用いられる,動きベクトル検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像の画像符号化を実現するための方
法の1つに、現在の画面のある部分が1つ前の画面のど
の場所から移動したかを示す情報(動きベクトル)を用
いて時間的な冗長性を削減するという方法がある。
【0003】この動きベクトルを検出するための1つの
方法として、ブロックマッチング法がある。ブロックマ
ッチング法とは、符号化の対象である対象フレーム画像
と動きベクトルを探索する探索フレーム画像とを比較
し、対象フレームの一のブロックと最も似通った(すな
わち最も相関度が高い)ブロックを探索フレーム内の探
索ブロックから抽出することにより動きベクトルを検出
するものである。ブロックマッチング法は、画像圧縮符
号化の動き補償予測に広く用いられている。
【0004】動きベクトル検出の目的は、動き補償符号
化において最も符号量を削減できるブロックを探索フレ
ームから検出することであり、このためにはいかに精度
良く動きベクトルを検出することができるかがポイント
となる。
【0005】しかしながら画像には様々な種類があり、
各種の画像に適応した動きベクトル検出装置を実現する
ことは難しい。例えば画像がフレームの中の一部に動き
の速い物体を映し出している場合もあれば、カメラを動
かして撮影しているときに多く生じる,フレーム全体が
比較的ゆっくり動くいわゆるパーン画像を映し出してい
る場合もある。このように時によって異なる特徴を持つ
画像を、ある限られた資源によりある制限時間内に符号
化処理する場合において考えると、速い物体を映し出す
画像の場合は動きベクトルの検出精度を粗くしても探索
範囲を広く設定すること、またパーン画像の場合は探索
範囲は狭くしても動きベクトルの検出精度を細かくする
こと、が各々精度の良い動きベクトルが検出できる手法
であることは一般的に知られている。
【0006】従来の動きベクトル検出装置として、画素
間引きによりデータを予め削減して動きベクトルを検出
し、その後、複数の候補ブロックの相関度を演算処理す
ることにより検出分解能の向上を図ったものがある。
【0007】例えば特開平4−104681号公報に開
示された動きベクトル検出装置は、対象画像をサブサン
プルする手段と、探索画像をサブサンプルする手段と、
サブサンプルされた対象画像とサブサンプルされた探索
画像とブロックマッチングを試行ベクトル毎に行い評価
値を演算するマッチング手段と、評価値から動きベクト
ルを判定するベクトル判定手段と、前記動きベクトルの
評価値と動きベクトルの周辺のベクトルの評価値から高
分解能の動きベクトルを演算する演算手段とを備え、少
ない演算量によって分解能の高い動きベクトルを検出可
能にするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
動きベクトル検出には以下のような問題がある。
【0009】前記の動きベクトル検出装置によると、サ
ブサンプルした画像に対して動きベクトルを検出し、そ
の後、検出した動きベクトルの評価値とその動きベクト
ルの周辺のベクトルの評価値とから高分解能の動きベク
トルを演算することにより検出分解能の向上を図ってい
る。
【0010】ところがこの場合、サブサンプル画像に対
してその評価値が最小であるベクトルを動きベクトルと
して検出しても、高分解能の動きベクトルとして最適な
ベクトルを必ずしも検出できないという問題がある。す
なわち、単にサブサンプル等により分解能を低下させて
ブロックマッチングを行い、評価値が最小である動きベ
クトルを検出したとしても、検出した動きベクトルとそ
の周辺のベクトルの中に実際に評価値が最小になるベク
トルが含まれていない可能性があるため、この場合に
は、実際には評価値が最小でない候補ベクトルを動きベ
クトルとして検出してしまうことになる。
【0011】また探索範囲を広げる場合には、サブサン
プルをさらに粗くして行うので、最適な高分解能の動き
ベクトルを検出できない可能性が益々増加する。
【0012】前記の問題に鑑み、本発明は、従来よりも
精度良く動きベクトルを検出可能な方法を提供すること
を目的とするものであり、また、前記の方法を簡易な構
成により実現する動きベクトル検出装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、ブロックマッチングを2段階に分けて
行い、1段目の粗い探索処理により複数のベクトルを選
出し、選出した複数のベクトルの周辺に対して2段目の
密の探索処理を行うことによって、最終的な動きベクト
ルを検出するものである。
【0014】また、本発明は、ブロックマッチングを2
段階に分けて行い、1段目の粗い探索処理により複数の
フレームから選択ベクトルを抽出し、各選択ベクトルに
対応する候補ブロックの組み合わせにより作成した補間
ブロックに対して2段目の探索処理を行い、動きベクト
ルを検出するものである。
【0015】具体的には請求項1の発明が講じた手段
は、動画像の符号化において符号化の対象となる対象フ
レーム内の一の対象ブロックのフレーム間における動き
を示す動きベクトルを求める動きベクトル検出方法とし
て、前記一の対象ブロックと探索対象となる探索ブロッ
クとのブロックマッチングを全画素データを対象にした
ブロックマッチングよりも粗く行い、算出した相関度を
基にして、前記探索ブロックにおける前記一の対象ブロ
ックとの相関度が高い位置を示す選択ベクトルを複数個
求める第1のステップと、前記第1のステップにおいて
求めた各選択ベクトルが示す位置の近傍を新たな探索ブ
ロックとし、前記一の対象ブロックと前記新たな探索ブ
ロックとのブロックマッチングを前記第1のステップよ
りも密に行い、算出した相関度を基にして、前記新たな
探索ブロックにおける前記一の対象ブロックとの相関度
が最も高い位置を示すベクトルを動きベクトルとして検
出する第2のステップとを備えているものである。
【0016】請求項1の発明によると、第1のステップ
において、一の対象ブロックと探索ブロックとのブロッ
クマッチングを粗く行い、探索ブロックにおいて一の対
象ブロックとの相関度が高い位置を示す選択ベクトルを
複数個求め、第2のステップにおいて、各選択ベクトル
が示す位置の近傍を新たな探索ブロックとした上で前記
一の対象ブロックと前記新たな探索ブロックとのブロッ
クマッチングを前記第1のステップよりも密に行い、算
出した相関度を基にして、前記新たな探索ブロックにお
ける前記一の対象ブロックとの相関度が最も高い位置を
示すベクトルを動きベクトルとして検出するので、少な
い演算量で動きベクトルを検出することができ、しかも
従来よりも実際には評価値が最小でない候補ベクトルを
動きベクトルとして検出してしまう可能性が少ないの
で、従来よりも精度良く動きベクトルを検出することが
できる。
【0017】請求項2の発明では、前記請求項1のベク
トル検出方法における第1のステップは、前記一の対象
ブロック及び探索ブロックの画素データをサブサンプル
した後にブロックマッチングを行うものとする。
【0018】また、請求項3の発明では、前記請求項1
のベクトル検出方法において求める動きベクトルは、前
記対象フレームと探索の対象となる第1の探索フレーム
との間の前記一の対象ブロックの動きを示す動きベクト
ル、及び前記対象フレームと探索の対象となる第2の探
索フレームとの間の前記一の対象ブロックの動きを示す
動きベクトルであるものとする。
【0019】また請求項4の発明が講じた解決手段は、
動画像の符号化において符号化の対象となる対象フレー
ム内の一の対象ブロックのフレーム間における動きを示
す動きベクトルを求める動きベクトル検出方法として、
前記一の対象ブロックと探索の対象となる第1の探索ブ
ロックとのブロックマッチングを行い、算出した相関度
を基にして、前記第1の探索ブロックにおける,前記一
の対象ブロックとの相関度が高い位置を示す少なくとも
1つの選択ベクトルからなる第1の選択ベクトル群を求
める第1のステップと、前記一の対象ブロックと探索の
対象となる第2の探索ブロックとのブロックマッチング
を行い、算出した相関度を基にして、前記第2の探索ブ
ロックにおける,前記一の対象ブロックとの相関度が高
い位置を示す少なくとも1つの選択ベクトルからなる第
2の選択ベクトル群を求める第2のステップと、前記第
1の選択ベクトル群に属する一の選択ベクトルと前記第
2の選択ベクトル群に属する一の選択ベクトルとからな
る組を複数個つくり、各組について、前記第1の選択ベ
クトル群に属する一の選択ベクトルが示す位置の近傍で
ある候補ブロックと前記第2の選択ベクトル群に属する
一の選択ベクトルが示す位置の近傍である候補ブロック
とを合せて補間ブロックを生成し、前記一の対象ブロッ
クと前記各補間ブロックとの相関度を算出し、算出した
相関度を基にして、一の対象ブロックとの相関度が最も
高い一の補間ブロックを特定する第3のステップとを備
え、前記第3のステップにおいて特定した一の補間ブロ
ックの生成の基になる候補ブロックに対応する,前記第
1の選択ベクトル群に属する一の選択ベクトル及び前記
第2の選択ベクトル群に属する一の選択ベクトルを、動
きベクトルとして検出するものである。
【0020】請求項4の発明によると、第1のステップ
において、一の対象ブロックと第1の探索ブロックとの
ブロックマッチングを行い、第1の探索ブロックにおけ
る一の対象ブロックとの相関度が高い位置を示す少なく
とも1つの選択ベクトルからなる第1の選択ベクトル群
を求めると共に、第2のステップにおいて、一の対象ブ
ロックと第2の探索ブロックとのブロックマッチングを
行い、第2の探索ブロックにおける一の対象ブロックと
の相関度が高い位置を示す少なくとも1つの選択ベクト
ルからなる第2の選択ベクトル群を求める。そして第3
のステップにおいて、第1の選択ベクトル群に属する一
の選択ベクトルが示す位置の近傍である候補ブロックと
第2の選択ベクトル群に属する一の選択ベクトルが示す
位置の近傍である候補ブロックとを合せて複数の補間ブ
ロックを生成し、一の対象ブロックとの相関度が高い一
の補間ブロックを特定し、この補間ブロックの生成の基
になる候補ブロックに対応する,第1の選択ベクトル群
に属する一の選択ベクトル及び第2の選択ベクトル群に
属する一の選択ベクトルを、動きベクトルとして検出す
るので、少ない演算量で動きベクトルを検出することが
でき、しかも従来よりも実際には評価値が最小でない候
補ベクトルを動きベクトルとして検出してしまう可能性
が少ないので、従来よりも精度良く動きベクトルを検出
することができる。
【0021】請求項5の発明では、前記請求項4の動き
ベクトル検出方法において、前記第1のステップは前記
一の対象ブロック及び第1の探索ブロックの画素データ
をサブサンプルした後にブロックマッチングを行うもの
であり、前記第2のステップは前記一の対象ブロック及
び第2の探索ブロックの画素データをサブサンプルした
後にブロックマッチングを行うものとする。
【0022】また請求項6の発明が講じた解決手段は、
動画像の符号化において、符号化の対象となる対象フレ
ーム内の対象ブロックのフレーム間における動きを示す
動きベクトルを求める動きベクトル検出装置として、探
索の対象となる探索ブロックにおける候補ブロックを示
す探索範囲情報を出力すると共に、この候補ブロックに
対応する候補ベクトルを生成出力するベクトル生成部
と、前記探索ブロック及び対象ブロックの画素データを
記憶しており、前記ベクトル生成部から出力された探索
範囲情報を入力とし、この探索範囲情報により示された
候補ブロックと前記対象ブロックとの相関度を表す評価
値を、記憶している探索ブロック及び対象ブロックの画
素データに基づいて算出する相関度検出部と、前記ベク
トル生成部から生成出力された候補ベクトル及び前記相
関度検出部により算出された,前記候補ベクトルに対応
する候補ブロックと前記対象ブロックとの相関度を表す
評価値を順次入力し、入力した複数の候補ベクトルの中
から、評価値に基づいて1つ又は複数の候補ベクトルを
選択するベクトル選択部とを備えているものである。
【0023】請求項6の動きベクトル検出装置は、請求
項1の発明に係る動きベクトル検出方法を実行するため
のものであり、第1のステップにおいて、前記ベクトル
選択部は、入力した複数の候補ベクトルの中から複数の
候補ベクトルを選択ベクトル群として前記ベクトル生成
部に選択入力し、第2のステップにおいて、前記ベクト
ル生成部は、第1のステップにおいて前記ベクトル選択
部から入力された選択ベクトル群を基にして探索範囲情
報を生成し、前記ベクトル選択部は、入力した複数の候
補ベクトルの中から1つの候補ベクトルを動きベクトル
として選択出力する。
【0024】請求項7の発明では、請求項6の動きベク
トル検出装置における相関度検出部は、探索ブロックの
画素データを格納する探索範囲メモリと、対象ブロック
の画素データを格納する対象画像メモリと、前記探索範
囲メモリから読み出された画素データ及び前記対象画像
メモリから読み出された画素データを基にして、前記探
索ブロックにおける候補ブロックと前記対象ブロックと
の相関度を表す評価値を算出する評価部とを備えている
ものとする。
【0025】また請求項8の発明が講じた解決手段は、
動画像の符号化において、符号化の対象となる対象フレ
ーム内の対象ブロックのフレーム間における動きを示す
動きベクトルを求める動きベクトル検出装置として、探
索の対象となる第1の探索ブロックにおける候補ブロッ
クを示す第1の探索範囲情報及び探索の対象となる第2
の探索ブロックにおける候補ブロックを示す第2の探索
範囲情報の一方または両方を出力すると共に、出力する
探索範囲情報が示す候補ブロックに対応する候補ベクト
ルを生成出力するベクトル生成部と、前記第1及び第2
の探索ブロック及び対象ブロックの画素データを記憶し
ており、前記ベクトル生成部から出力された探索範囲情
報を入力とし、前記第1及び第2の探索範囲情報のいず
れか一方が入力されたときはこの一方の探索範囲情報に
より示された候補ブロックと前記対象ブロックとの相関
度を表す評価値を、前記第1及び第2の探索範囲情報の
両方が入力されたときは前記第1の探索範囲情報により
示された候補ブロックと前記第2の探索範囲情報により
示された候補ブロックとを合せて生成した補間ブロック
と前記対象ブロックとの相関度を表す評価値を、記憶し
ている第1及び第2の探索ブロック及び対象ブロックの
画素データに基づいて算出する相関度検出部と、前記ベ
クトル生成部から生成出力された候補ベクトル及び前記
相関度検出部により算出された,前記候補ベクトルに対
応する候補ブロック又は補間ブロックと前記対象ブロッ
クとの相関度を表す評価値を順次入力し、入力された複
数の候補ベクトルの中から、評価値に基づいて1つ又は
複数の候補ベクトルを選択するベクトル選択手段とを備
えているものである。
【0026】請求項8の発明は、請求項4の発明に係る
動きベクトル検出方法を実行するためのものであり、第
1のステップにおいて、前記ベクトル生成部は、前記第
1の探索範囲情報及びこの第1の探索範囲情報が示す候
補ブロックに対応する候補ベクトルを生成出力し、前記
ベクトル選択手段は、入力した複数の候補ベクトルの中
から、相関度検出部から入力された評価値に基づいて、
複数の候補ベクトルを第1の選択ベクトル群として前記
ベクトル生成部に選択入力し、第2のステップにおい
て、前記ベクトル生成部は、前記第2の探索範囲情報及
びこの第2の探索範囲情報が示す候補ブロックに対応す
る候補ベクトルを生成出力し、前記ベクトル選択手段
は、入力した複数の候補ベクトルの中から、相関度検出
部から入力された評価値に基づいて、複数の候補ベクト
ルを第2の選択ベクトル群として前記ベクトル生成部に
選択入力し、第3のステップにおいて、前記ベクトル生
成部は、前記第1の選択ベクトル群を基にして特定した
第1の探索ブロックにおける候補ブロックを示す第1の
探索範囲情報、及び前記第2の選択ベクトル群を基にし
て特定した第2の探索ブロックにおける候補ブロックを
示す第2の探索範囲情報を生成出力すると共に、前記第
1及び第2の探索範囲情報が示す候補ブロックに各々対
応する候補ベクトルの組を生成出力し、前記ベクトル選
択手段は、入力した複数組の候補ベクトルの中から、相
関度検出部から入力された評価値に基づいて、1組の候
補ベクトルを動きベクトルとして選択出力する。
【0027】請求項9の発明では、前記請求項8の動き
ベクトル検出装置における相関度検出部は、第1の探索
ブロックの画素データを格納する第1の探索範囲メモリ
と、第2の探索ブロックの画素データを格納する第2の
探索範囲メモリと、対象ブロックの画素データを格納す
る対象画像メモリと、前記第1の探索範囲メモリから読
み出された画素データと前記第2の探索範囲メモリから
読み出された画素データとを加算する加算部と、前記加
算部の加算結果データを2で除する除算部と、前記第1
の探索範囲メモリから読み出された画素データ、前記第
2の探索範囲メモリから読み出された画素データ、又は
前記除算部の除算結果データのいずれかを選択出力する
出力選択部と、前記出力選択部から出力されたデータ及
び前記対象画像メモリから読み出された画素データを基
にして、前記探索ブロックにおける候補ブロックと前記
対象ブロックとの相関度を表す評価値を算出する評価部
とを備えているものとする。
【0028】請求項10の発明では、前記請求項9の動
きベクトル検出装置における相関度検出部は、前記第1
及び第2の探索範囲メモリの少なくとも一方のデータ入
力側に複数の入力データから1つの入力データを当該探
索範囲メモリに選択入力するデータ選択部を備えている
ものとする。
【0029】
【発明の実施の形態】図1はブロックマッチング方法を
示す図である。図1に示すように、ブロックマッチング
方法では、符号化の対象となる対象フレーム画像(対象
フレーム1)と探索対象となる探索フレーム画像(探索
フレーム2)とを比較し、対象フレーム1の一のブロッ
ク(対象ブロック3)と最も似通った(すなわち最も相
関度が高い)ブロック(ベストマッチブロック4)を探
索フレーム2内の探索ブロック5から抽出し、動きベク
トル6を抽出する。
【0030】実際には、1つの対象ブロック3に対し、
探索フレーム2内のある探索ブロック5に含まれる複数
個の候補ブロックとの相関度をそれぞれ演算し、相関度
が最も高い候補ブロックをベストマッチブロック4とし
て選択して、ベストマッチブロック4と対象ブロック3
との位置の差を動きベクトル6として検出する。
【0031】相関度の評価値としては、一般的には画素
データの自乗誤差の累算値(SquareError)や絶対値誤差
の累算値(Absolute Error)が用いられる。自乗誤差の累
算値や絶対値誤差の累算値を評価値として用いる場合、
相関度が高いほど対象ブロック3と候補ブロックとの画
素データの差分値が小さくなるため、評価値は小さな値
になる。本発明の実施形態では、絶対値誤差の累算値A
E=Σ|S−T|(Sは候補ブロックの画素データ、T
は対象ブロックの画素データ)を相関度の評価値として
用いるものとする。
【0032】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。
【0033】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態に係る動きベクトル検出は、ブロックマッチングを2
段階に分けて行い、1段目の粗い探索処理により複数の
ベクトルを選出し、選出した複数のベクトルの周辺に対
して2段目の密の探索処理を行うことによって、最終的
に動きベクトルを検出するものである。
【0034】本実施形態に係る動きベクトル検出方法に
ついて図2〜図4を用いて説明する。
【0035】図2は本実施形態に係る動きベクトル検出
方法を示す概略図である。図2において、10は探索フ
レーム、10sは探索ブロック、11s,12s,13
sは探索ブロック10s内の候補ブロック、11b,1
2b,13bは候補ブロック11s,12s,13sに
それぞれ対応する候補ベクトル、20は対象フレーム、
21は対象ブロックである。
【0036】まず1段目の探索処理において、サブサン
プル等により分解能を低下させた上で対象ブロック21
と探索ブロック10sとのブロックマッチングを行い、
相関度の高い複数の候補ブロックを求め、求めた候補ブ
ロックに対応する候補ベクトルを選択ベクトルとして特
定する。次に2段目の探索処理において、前記1段目の
探索処理で特定した複数の選択ベクトルに対応する候補
ブロックを新たな探索ブロックとし、分解能を低下させ
ずに、対象ブロック21と前記新たな探索ブロックとの
ブロックマッチングを行い、相関度が最も高い候補ブロ
ックを求め、求めた候補ブロックに対応する候補ベクト
ルを動きベクトルとして検出する。
【0037】本実施形態では、1段目の探索処理におい
て対象ブロック21及び探索ブロック10sを1/4に
サブサンプルするものとする。図3はサブサンプルを示
す図であり、探索ブロック10s及び対象ブロック21
共に垂直方向に1/2にサブサンプルした図である。
【0038】図4は本実施形態に係る動きベクトル検出
方法を説明するための図であり、ベクトルの終端位置と
評価値との関係を示すグラフである。図4において、横
軸は対象ブロックを基準にしたベクトルの終端位置、縦
軸は相関度の評価値であり、グラフ上の実曲線が各位置
における評価値を表している。ここでは説明を簡単にす
るために、横軸は水平方向又は垂直方向のいずれか一方
における位置を示すものとする。
【0039】図4に示すように、まず1段目の探索処理
において、1/4にサブサンプルされた探索ブロック1
0s内の位置−4の候補ベクトル11b、位置0の候補
ベクトル12b、位置4の候補ベクトル13bの評価値
が算出される(図4の白丸)。そしてこの評価値算出結
果に基づき、評価値が小さい候補ベクトル11b,12
bの2本の候補ベクトルが選択ベクトルとして特定され
る。次に2段目の探索処理において、選択ベクトル11
b,12bに対応する候補ブロック11s,12sを新
たな探索ブロックとし、検出分解能を向上させるために
サブサンプルせずに評価値の算出を行う。そしてこの評
価値算出結果に基づき、評価値が最小となる(図4の2
重丸)位置−3の候補ベクトルが最終的に動きベクトル
として検出される。
【0040】ここで注目するべき点は、図4に示すよう
に、1段目の探索処理における評価値算出結果では候補
ベクトル12bが3本の候補ベクトルの中で評価値が最
小であったが、2段目の探索処理において分解能を上げ
て評価値を算出した結果では、1段目の探索処理で評価
値が2番目に小さかった候補ベクトル11bの周辺から
動きベクトルが検出された点である。
【0041】すなわち、単にサブサンプル等により分解
能を低下させてブロックマッチングを行っただけでは、
実際には評価値が最小でない候補ベクトルを動きベクト
ルとして検出してしまう可能性があるが、これに対して
本実施形態では、1段目の探索処理によって評価値の小
さな複数の候補ベクトルを選択ベクトルとして特定し、
特定した複数の選択ベクトルの周辺について2段目の探
索処理を行うので、実際には評価値が最小でない候補ベ
クトルを動きベクトルとして検出してしまう可能性は極
めて少ない。したがって本実施形態に係る方法は、動き
ベクトル検出の精度向上に有効である。
【0042】図5は本実施形態に係る動きベクトル検出
装置の構成を示すブロック図である。図5において、3
0は相関度の評価値を算出する相関度検出部であり、探
索ブロックの画素データを格納する探索範囲メモリ3
1、対象ブロックの画素データを格納する対象画像メモ
リ32、及び評価値を計算する評価部33を備えてい
る。評価部33は、探索ブロックと対象ブロックとの画
素データの差分の絶対値を計算する差分絶対値演算器3
3aと、差分絶対値演算器33aにより計算された差分
の絶対値を累算して評価値を求める累算器33bとから
なる。また、40は候補ベクトルを生成出力すると共に
探索範囲メモリ31及び対象画像メモリ32のアドレス
を出力するベクトル生成部、50はベクトル生成部40
から出力された候補ベクトルから、1段目の探索処理で
は第1及び第2の選択ベクトルを選択し、2段目の探索
処理では動きベクトルを選択するベクトル選択部であ
る。
【0043】図6はベクトル選択部50の内部構成を示
すブロック図である。図6において、51a,51bは
相関度検出部30から入力された評価値を格納する第1
及び第2の評価値格納部、52a,52bはベクトル生
成部40から入力された候補ベクトルを格納する第1及
び第2のベクトル格納部、53aは相関度検出部30か
ら入力された評価値と第1の評価値格納部51aに格納
された評価値AE1とを大小比較する第1の比較器、5
3bは相関度検出部30から入力された評価値と第2の
評価値格納部51bに格納された評価値AE2とを大小
比較する第2の比較器、54は相関度検出部30から入
力された評価値及び第1の評価値格納部51aに格納さ
れた評価値AE1のいずれか一方を第2の評価値格納部
51bに選択出力する評価値選択部、55はベクトル生
成部40から入力された候補ベクトル及び第1のベクト
ル格納部52aに格納された候補ベクトルMV1のいず
れか一方を第2のベクトル格納部52bに選択出力する
ベクトル選択部である。
【0044】第1の比較器53aは相関度検出部30か
ら入力された評価値の方が第1の評価値格納部51aに
格納された評価値AE1よりも小さいときは第1の更新
信号を出力する一方、そうでないときは非更新信号を出
力する。評価値選択部54は第1の更新信号が入力され
たときは第1の評価値格納部51aに格納されていた評
価値AE1を選択出力する一方、そうでないときは相関
度検出部30から入力された評価値を選択出力する。ベ
クトル選択部55は第1の更新信号が入力されたときは
第1のベクトル格納部52aに格納されていた候補ベク
トルMV1を選択出力する一方、そうでないときはベク
トル生成部40から入力された候補ベクトルを選択出力
する。
【0045】第1及び第2の評価値格納部51a,51
bは第1の更新信号が入力されると格納している評価値
を更新する。また第1及び第2のベクトル格納部52
a,52bも第1の更新信号が入力されると格納してい
る候補ベクトルを更新する。
【0046】第2の比較器53bは第1の比較器53a
から非更新信号が入力されたとき動作し、相関度検出部
30から入力された評価値の方が第2の評価値格納部5
1bに格納された評価値AE2よりも小さいとき第2の
更新信号を出力する。第2の評価値格納部51bは第2
の更新信号が入力されると格納している評価値を更新
し、第2のベクトル格納部は第2の更新信号が入力され
ると格納している候補ベクトルを更新する。
【0047】以上のように構成された本実施形態に係る
動きベクトル検出装置の動作について、説明する。
【0048】開始信号がベクトル生成部40に入力され
ると、1段目の探索処理を開始する。まずベクトル生成
部40は、探索範囲メモリ31に探索範囲アドレスの入
力を開始すると共に対象画像メモリ32に対象画像アド
レスの入力を開始する。
【0049】ベクトル生成部40は相関度検出部30
に、一の候補ブロックの画素データの格納アドレスを探
索範囲アドレスとして順次入力すると共に対象ブロック
の画素データの格納アドレスを対象画像アドレスとして
順次入力する一方、前記一の候補ブロックに対応する候
補ベクトルをベクトル選択部50に入力する。相関度検
出部30において、探索範囲メモリ31から探索範囲ア
ドレスにしたがい画素データSが読み出されると共に対
象画像メモリ32から対象画像アドレスにしたがい画素
データTが読み出され、評価部33は、画素データS及
び画素データTを入力とし、差分絶対値演算器33aに
より画素データSと画素データTとの差分の絶対値|S
−T|を演算し、演算結果を累算器33bにより累算す
る。累算結果は、ベクトル生成部40から出力された候
補ベクトルに対する評価値としてベクトル選択部50に
入力される。これにより、対象ブロックと一の候補ブロ
ックとの相関度検出が終了する。
【0050】ベクトル生成部40及び相関度検出部30
は、同様の動作を繰り返し行い、対象ブロックと各候補
ブロックとの相関度検出を行う。これにより、ベクトル
選択部50には候補ベクトルとこの候補ベクトルの評価
値との組み合わせが順次入力される。ベクトル選択部5
0は、比較処理により、評価値が最小となる候補ベクト
ルを第1の選択ベクトルとして選択出力すると共に2番
目に小さい評価値を持つ候補ベクトルを第2の選択ベク
トルとして選択出力する。
【0051】図7はベクトル選択部50の動作を示すフ
ローチャートである。ベクトル選択部50は、相関度検
出部30からi番目の評価値AE(i) を入力すると共に
ベクトル生成部40からi番目の候補ベクトルMV(i)
を入力する(ステップSa1)と、まず第1の比較器5
3aによって、第1の評価値格納部51aに格納された
評価値AE1と評価値AE(i) との比較処理を行う(ス
テップSa2)。AE(i) <AE1のときは、第2の評
価値格納部51bに格納された評価値AE2を評価値A
E1に更新すると共に第2のベクトル格納部52bに格
納された候補ベクトルMV2を第1のベクトル格納部5
2aに格納された候補ベクトルMV1に更新する(ステ
ップSa3)。またこのとき、第1の評価値格納部51
aに格納された評価値AE1を評価値AE(i) に更新す
ると共に第1のベクトル格納部52aに格納された候補
ベクトルMV1を候補ベクトルMV(i) に更新する(ス
テップSa4)。
【0052】一方、AE(i) ≧AE1のときはステップ
Sa5に進み、第2の比較器53bによって、第2の評
価値格納部51bに格納された評価値AE2と評価値A
E(i) との比較処理を行う。AE(i) <AE2のとき
は、第2の評価値格納部51bに格納された評価値AE
2を評価値AE(i) に更新すると共に、第2のベクトル
格納部52bに格納された候補ベクトルMV2を候補ベ
クトルMV(i) に更新する(ステップSa6)。一方、
AE(i) ≧AE2のときは、評価値及び候補ベクトルの
更新は行わない。
【0053】以上のような処理を、探索ブロック内の全
候補ブロックについてすなわち評価値AE(i) が最終の
評価値になるまで繰り返す(ステップSa7,Sa
8)。この結果、第1の評価値格納部51aに格納され
た評価値AE1は最小値となり、第1のベクトル格納部
52aに格納された候補ベクトルMV1は評価値が最小
の候補ベクトルとなる。また、第2の評価値格納部51
aに格納された評価値AE2は2番目に小さい値とな
り、第2のベクトル格納部52aに格納された候補ベク
トルMV2は評価値が2番目に小さい候補ベクトルとな
る。
【0054】最後に、ベクトル選択部50は、第1のベ
クトル格納部52aに格納された候補ブロックMV1を
第1の選択ベクトルとして出力すると共に、第2のベク
トル格納部52bに格納された候補ブロックMV2を第
2の選択ベクトルとして出力する(ステップSa9)。
【0055】次に、本装置は2段目の探索処理を開始す
る。2段目の探索処理では、1段目の探索処理で選択し
た複数の選択ベクトルに対応する候補ブロックを新たな
探索ブロックとしてブロックマッチングを行う。この場
合、探索範囲は1段目よりも狭くなるが、1段目よりも
分解能を上げることにより探索精度を向上させる。例え
ば、1段目の探索処理では探索範囲を±5、探索精度を
4とし、2段目の探索処理では探索範囲を±1、探索精
度を1とすればよい。
【0056】2段目の探索処理も1段目の探索処理と同
様に、相関度検出部30により評価値を算出し、算出し
た評価値をベクトル選択部50に入力し、ベクトル選択
部50により評価値が最小の候補ベクトルを動きベクト
ルとして検出する。評価値が最小の候補ベクトルだけを
求めればよいので、ベクトル選択部50の構成要素のう
ち第1の評価値格納部51a,第1のベクトル格納部5
2a及び第1の比較器53aのみが動作する。
【0057】1段目及び2段目の探索処理において、ベ
クトル生成部40は以下のように動作する。
【0058】図8はベクトル生成部40の動作を示すフ
ローチャートである。開始信号が入力される(ステップ
Sb1)と1段目の探索処理を開始する。まず探索範囲
と分解能の程度を示す探索精度とをセット(ステップS
b2)する。次に対象画像アドレスをリセットし(ステ
ップSb3)、しかる後に、探索範囲アドレス及び対象
画像アドレスを、対象ブロックの全画素のアクセスが終
了するまでインクリメントしながら順次発行する(ステ
ップSb4〜7)。対象ブロックの全画素についてのア
ドレスの発行が終了した後、候補ベクトルをベクトル選
択部50に出力する。ステップSb3〜Sb8の動作
を、探索ブロック内の全ての候補ブロックの評価が終了
するまで探索開始位置をインクリメントしながら繰り返
し行う(ステップSb9,Sb10)。
【0059】次に、2段目の探索処理を開始する(ステ
ップSb11)。1段目の探索処理でベクトル選択部5
0により選択された第1及び第2の選択ベクトルを入力
し(ステップSb12)、入力した選択ベクトルより探
索範囲と分解能の程度を示す探索精度とをセットする
(ステップSb13)。以下、1段目の探索処理と同様
にステップSb3〜Sb10を実行する。1段目の探索
処理で選択された複数の選択ベクトルに対応する新たな
探索ブロックについて2段目の探索処理が終了すると、
ベクトル生成部40の動作は終了する。
【0060】以上のような動作の結果、分解能の大きな
サブサンプルを行う場合においても、回路規模を増加さ
せることなく、相関度の高い動きベクトルの検出が可能
になる。
【0061】なお、以上の説明では、1段目の探索処理
において評価値の小さな2つの候補ベクトルを選択ベク
トルとして選択したが、本発明における選択ベクトルの
個数は2に限られるものではなく、任意の個数であって
もよい。
【0062】なお、以上の説明では、1段目の探索処理
において1/4にサブサンプルしてブロックマッチング
を行うものとしたが、本発明はこれに限られるものでな
く、1段目の探索処理において1/N(Nは自然数)に
サブサンプルしてブロックマッチングを行ってもよい。
【0063】なお、以上の説明では、1段目の探索処理
と2段目の探索処理とを共通の回路で実行するものとし
たが、1段目の探索処理と2段目の探索処理とを別の回
路によって実行することにより、処理の高速化を図るこ
とも可能である。
【0064】なお、以上の説明では、探索処理を2段階
に分けて行う場合を例にとったが、本発明はこれに限ら
れるものでなく、N段(Nは自然数)の探索処理を行う
こととしてもよい。
【0065】なお、以上の説明では、1段目の探索処理
において1つの探索ブロックから複数の選択ベクトルを
選択する場合を例にとったが、1段目の探索処理におい
て複数の探索ブロックから複数のベクトルを選択しても
かまわない。
【0066】なお、以上の説明では、相関度の評価値と
して絶対値誤差の累算値を用いたが、もちろん他の評価
値を用いてもかまわない。
【0067】なお、以上の説明では、ベクトル選択部を
ハードウェアで構成したが、ソフトウェアで構成しても
よい。
【0068】なお、以上の説明では、動きベクトル検出
方法をハードウェア構成で説明したが、ソフトウェアで
構成してもよい。
【0069】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係る動きベクトル検出は、ブロックマッチングを2
段階に分けて行い、1段目の粗い探索処理により複数の
フレームから選択ベクトルを抽出し、各選択ベクトルに
対応する候補ブロックの組み合わせにより作成した補間
ブロックに対して2段目の探索処理を行い、動きベクト
ルを検出するものである。
【0070】本実施形態に係る動きベクトル検出方法に
ついて図9を用いて説明する。
【0071】図9は本実施形態に係る動きベクトル検出
方法を示す概略図である。図9において、20は時間T
における対象フレーム、21は対象フレーム20内の対
象ブロック、61は対象フレーム20よりも時間的に前
(時間(T−1))の前探索フレーム、62は対象フレ
ーム20よりも時間的に後(時間(T+1))の後探索
フレーム、61sは前探索フレーム61内の探索ブロッ
クである前探索ブロック、62sは後探索フレーム62
内の探索ブロックである後探索ブロック、71b,72
bは前探索ブロック61sの1段目の探索処理によって
選択された選択ベクトル、73b,74bは後探索ブロ
ック62sの1段目の探索処理によって選択された選択
ベクトル、71s,72sは選択ベクトル71b,72
bに各々対応する前探索ブロック61s内の候補ブロッ
ク、73s,74sは選択ベクトル73b,74bに各
々対応する後探索ブロック62s内の候補ブロック、7
5は候補ブロック71s,72sと候補ブロック73
s,74sとの組み合わせにより生成した補間ブロック
である。
【0072】まず1段目の探索処理では、対象ブロック
21と前探索フレーム61内の前探索ブロック61sと
のブロックマッチングを行い、評価値の小さな候補ベク
トルを選択ベクトルとして抽出する。これと共に、対象
ブロック21と後探索フレーム62内の後探索ブロック
62sとのブロックマッチングを行い、評価値の小さな
候補ベクトルを選択ベクトルとして抽出する。ここで
は、前探索ブロック61sの候補ベクトルのうち評価値
の小さな候補ベクトル71b,72bと、後探索ブロッ
ク62sの候補ベクトルのうち評価値の小さな候補ベク
トル73b,74bとが1段目の探索処理により選択ベ
クトルとして抽出されたものとする。
【0073】次に2段目の探索処理において、前探索フ
レーム61とのブロックマッチングにより抽出された選
択ベクトル71b,72bが指し示す候補ブロックと後
探索フレーム62とのブロックマッチングにより抽出さ
れた選択ベクトル73b,74bが指し示す候補ブロッ
クとの組合せにより補間ブロック75を作成し、対象ブ
ロック21との相関度を算出する。すなわち、i)前探索
フレーム61の候補ブロック71sと後探索フレーム6
2の候補ブロック73sとの組合せ、ii) 前探索フレー
ム61の候補ブロック71sと後探索フレーム62の候
補ブロック74sとの組合せ、iii)前探索フレーム61
の候補ブロック72sと後探索フレーム62の候補ブロ
ック73sとの組合せ、iv) 前探索フレーム61の候補
ブロック72sと後探索フレーム62の候補ブロック7
4sとの組合せ、からなる4種類の補間ブロック75と
対象ブロック21との相関度を算出する。そして、最も
相関度が高い補間ブロックの基となる候補ブロックを指
し示す1組の選択ベクトルを対象ブロック21の動きベ
クトルとする。
【0074】このように、本実施形態に係る動きベクト
ル検出方法は、2つのフレームの候補ブロックを補間し
た画像を用いて動きベクトルの検出を行うので、精度の
高い動きベクトルを検出するのに有効である。
【0075】図10は本実施形態に係る動きベクトル検
出装置の構成を示すブロック図である。図10におい
て、80は相関度の評価値を算出する相関度検出部、9
0は候補ベクトルを生成出力するベクトル生成部、92
aは1段目の探索処理において前探索フレーム61に対
する複数の選択ベクトルからなる第1の選択ベクトル群
を選択出力する第1のベクトル選択部、92bは1段目
の探索処理において後探索フレーム62に対する複数の
選択ベクトルからなる第2の選択ベクトル群を選択出力
する第2のベクトル選択部、92cは2段目の探索処理
において動きベクトルを選択出力する第3のベクトル選
択部、94はベクトル生成部90から生成出力された候
補ブロックを同じくベクトル生成部90から生成出力さ
れた探索ブロック選択信号にしたがって第1〜第3のベ
クトル選択部92a〜92cのいずれかに振り分ける候
補ベクトル分配器、96は相関度検出部80から生成出
力された評価値を前記探索ブロック選択信号にしたがっ
て第1〜第3のベクトル選択部92a〜92cのいずれ
かに振り分ける評価値分配器である。第1〜第3のベク
トル選択部92a〜92cは各々、第1の実施形態に係
るベクトル選択部50と同様の構成からなる。第1〜第
3のベクトル選択部92a〜92c、候補ベクトル分配
部94及び評価値分配部96によってベクトル選択手段
が構成されている。
【0076】図11は相関度検出部80の内部構成を示
すブロック図である。図11において、81aは前探索
フレーム61の前探索ブロック61sの画素データを格
納する第1の探索範囲メモリ、81bは後探索フレーム
62の後探索ブロック62sの画素データを格納する第
2の探索範囲メモリ、82は対象ブロック21の画素デ
ータを格納する対象画像メモリ、83は第1の探索範囲
メモリ81aから読み出された画素データと第2の探索
範囲メモリ81bから読み出された画素データとを加算
する加算部、84は加算部83の加算結果データを2で
除する除算部、85は第1及び第2の探索範囲メモリ8
1a,81bから読み出された画素データ、並びに除算
部84の除算結果データのいずれかを探索ブロック選択
信号にしたがって選択出力する出力選択部である。ま
た、86は評価値を算出する評価部であり、第1の実施
形態に係る評価部33と同様の構成からなる。
【0077】以上のように構成された動きベクトル検出
装置の動作について説明する。
【0078】図12は本実施形態に係る動きベクトル検
出装置の動作の概略を示すフローチャートである。開始
信号がベクトル生成部90に入力されると、まず前探索
フレーム61の前探索ブロック61sの探索を開始する
(ステップSc1)。ベクトル生成部90は第1の探索
範囲アドレス及び対象画像アドレスの出力を開始し、相
関度検出部80は第1の探索範囲メモリ81aから第1
の探索範囲アドレスにしたがい一の候補ブロックの画素
データを読み出すと共に、対象画像メモリ82から対象
画像アドレスにしたがい対象ブロックの画素データを読
み出す。出力選択部85は探索ブロック選択信号にした
がい、第1の探索範囲メモリ81aから読み出された画
素データを評価部86に選択出力する。評価部86は第
1の探索範囲メモリ81aから出力選択部85を経由し
て入力された一の候補ブロックの画素データSと対象画
像メモリ82から入力された対象ブロックの画素データ
Tとを用いて相関度の評価値を算出する。
【0079】相関度検出部80により算出された評価値
は評価値分配部96に入力され、評価値分配部96は探
索ブロック選択信号にしたがい、入力された評価値を第
1のベクトル選択部92aに入力する。またベクトル生
成部90は第1の探索範囲アドレスに対応する候補ベク
トルを出力し、候補ベクトル分配部94は探索ブロック
選択信号にしたがい、候補ベクトルを第1のベクトル選
択部92aに入力する。第1のベクトル選択部92aは
前探索フレーム61の前探索ブロック61s内の全ての
候補ブロックについて評価値の比較処理を行い、評価値
が最小となる候補ベクトル及び2番目に小さい候補ベク
トルを第1の選択ベクトル群として選択する。
【0080】次に後探索フレーム62の後探索ブロック
62sの探索を行う(ステップSc2)。ベクトル生成
部90は第2の探索範囲アドレス及び対象画像アドレス
の出力を開始し、相関度検出部80は第2の探索範囲メ
モリ81bから第2の探索範囲アドレスにしたがい一の
候補ブロックの画素データを読み出すと共に、対象画像
メモリ82から対象画像アドレスにしたがい対象ブロッ
クの画素データを読み出す。出力選択部85は探索ブロ
ック選択信号にしたがい、第2の探索範囲メモリ81b
から読み出された画素データを評価部86に選択出力す
る。評価部86は第2の探索範囲メモリ81bから出力
選択部85を経由して入力された一の候補ブロックの画
素データSと対象画像メモリ82から入力された対象ブ
ロックの画素データTとを用いて相関度の評価値を算出
する。
【0081】相関度検出部80により算出された評価値
は評価値分配部96に入力され、評価値分配部96は探
索ブロック選択信号にしたがい、入力された評価値を第
2のベクトル選択部92bに入力する。またベクトル生
成部90は第2の探索範囲アドレスに対応する候補ベク
トルを出力し、候補ベクトル分配部94は探索ブロック
選択信号にしたがい、候補ベクトルを第2のベクトル選
択部92aに入力する。第2のベクトル選択部92aは
後探索フレーム62の後探索ブロック62s内の全ての
候補ブロックについて評価値の比較処理を行い、評価値
が最小となる候補ベクトル及び2番目に小さい候補ベク
トルを第2の選択ベクトル群として選択する。以上のよ
うな動作により1段目の探索処理が終了する。
【0082】次に、1段目の探索処理により選択された
第1及び第2の選択ベクトル群に基づいて生成した補間
ブロックと対象ブロックとのブロックマッチングを行い
(ステップSc3)動きベクトルの検出を行う(ステッ
プSc4)。
【0083】ベクトル生成部90は、第1の選択ベクト
ル群のうちの一の選択ベクトルが指し示す候補ブロック
の画素データを読み出すための第1の探索範囲アドレ
ス、第2の選択ベクトル群のうちの一の選択ベクトルが
指し示す候補ブロックの画素データを読み出すための第
2の探索範囲アドレス、及び対象画像アドレスを出力す
る。相関度検出部80は、第1の探索範囲メモリ81a
から第1の探索範囲アドレスにしたがい画素データを読
み出すと共に第2の探索範囲メモリ81bから第2の探
索範囲アドレスにしたがい画素データを読み出し、読み
出した画素データを加算部83により加算し、除算部8
4により2で除する。出力選択部85は探索ブロック選
択信号にしたがい、除算部84の除算結果データを評価
部86に選択出力する。このデータは、第1の選択ベク
トル群のうちの一の選択ベクトルが指し示す候補ブロッ
クと第2の選択ベクトル群のうちの一の選択ベクトルが
指し示す候補ブロックとの組み合わせによる補間ブロッ
クの画素データとなる。また一方、対象画像メモリ82
から対象画像アドレスにしたがい対象ブロックの画素デ
ータを読み出す。評価部86は除算部84から出力選択
部85を経由して入力された補間ブロックの画素データ
Sと対象画像メモリ82から入力された対象ブロックの
画素データTとを用いて相関度の評価値を算出する。
【0084】相関度検出部80により算出された評価値
は評価値分配部96に入力され、評価値分配部96は探
索ブロック選択信号にしたがい、入力された評価値を第
3のベクトル選択部92cに入力する。またベクトル生
成部90は第1の探索範囲アドレスに対応する一の選択
ベクトル及び第2の探索範囲アドレスに対応する一の選
択ベクトルを候補ベクトルとして出力し、候補ベクトル
分配部94は探索ブロック選択信号にしたがい、候補ベ
クトルを第3のベクトル選択部92cに入力する。第3
のベクトル選択部92cは第1の選択ベクトル群の選択
ベクトルと第2の選択ベクトル群の選択ベクトルとの組
み合わせからなる全ての補間ブロックについて評価値の
比較処理を行い、評価値が最小となる補間ブロックに対
応する選択ベクトルの組を動きベクトルとして出力す
る。
【0085】図13はベクトル生成部90の動作を示す
フローチャートである。開始信号が入力される(ステッ
プSd1)と1段目の探索処理を開始する。まず前探索
ブロック61sの探索範囲と分解能の程度を示す探索精
度とをセットし(ステップSd2)、第1の探索範囲ア
ドレス及び対象画像アドレスを順次相関度検出部80に
出力すると共に、対応する候補ベクトルを出力する(ス
テップSd3)。ステップSd3の処理は図8に示す第
1の実施形態に係るベクトル生成部40の処理における
ステップSb3〜Sb10(図8において一点鎖線で囲
んだ部分)と同様である。前探索ブロック61sの全て
の候補ブロックについてアドレス及び候補ベクトルの出
力が終了すると、1段目の探索処理が終了したか否かを
判断する(ステップSd4)。ここではまだ終了してい
ないのでステップSd5に進む。
【0086】次に後探索ブロック62sの探索範囲をセ
ットし(ステップSd5)、第2の探索範囲アドレス及
び対象画像アドレスを順次相関度検出部80に出力する
と共に、対応する候補ベクトルを出力する(ステップS
d3)。後探索ブロック61sの全ての候補ブロックに
ついてアドレス及び候補ベクトルの出力が終了すると、
1段目の探索処理が終了したか否かを判断する(ステッ
プSd4)。ここでは終了しているのでステップSd6
に進み、補間ブロックとのマッチングが終了したか否か
を判定する。ここではまだ終了していないのでステップ
Sd7に進む。
【0087】次に2段目の探索処理を開始する。まず第
1のベクトル選択部92aから第1の選択ベクトル群を
入力すると共に第2のベクトル選択部92bから第2の
選択ベクトル群を入力し(ステップSd7)、選択ベク
トルに基づき探索範囲と分解能の程度を示す探索精度と
をセットし(ステップSd8)、第1及び第2の探索範
囲アドレス並びに対象画像アドレスを順次相関度検出部
80に出力すると共に、対応する選択ベクトルの組を候
補ベクトルとして出力する(ステップSd3)。全ての
選択ベクトルの組み合わせについての処理が終わると、
ベクトル生成部90は処理を終了する(ステップSd
4,Sd6)。
【0088】なお、以上の説明では、1段目の探索処理
において各探索ブロックに対して複数の選択ベクトルを
検出する例を示したが、第1の実施形態の方式を用い
て、各探索ブロックに対し1つの選択ベクトルを抽出し
て、補間ブロックを作成してもよい。
【0089】なお、以上の説明では、1段目の探索処理
において各探索ブロックに対して評価値の小さな2つの
候補ベクトルを選択ベクトルとして選択したが、本発明
における選択ベクトルの個数は2に限られるものではな
く、任意の個数であってもよい。
【0090】なお、以上の説明では、1段目の探索処理
においてサブサンプルしない場合を例にとったが、1段
目の探索処理においてサブサンプルしても実施可能であ
る。
【0091】なお、以上の説明では、補間ブロックは1
組の選択ベクトルが指し示す候補ブロックの加算により
作成したが、1組の選択ベクトルの一方をある範囲内で
移動して加算することにより補間ブロックを作成しても
かまわない。
【0092】なお、以上の説明では、前探索ブロックと
後探索ブロックとに対する選択ベクトルの全ての組合せ
によって補間ブロックを作成するものとしたが、必ずし
も選択ベクトルの全ての組み合わせから補間ブロックを
生成する必要はなく、選択ベクトルの組合せの一部から
補間ブロックを作成するものとしてもかまわない。
【0093】なお、以上の説明では、1段目の探索処理
と2段目の探索処理とを共通の回路で実行するものとし
たが、1段目の探索処理と2段目の探索処理とを別の回
路によって実行することにより、処理の高速化を図るこ
とも可能である。
【0094】なお、以上の説明では、対象フレームの時
間的に前と後のフレームを探索フレームとする場合を例
にとったが、対象フレームに対して時間的に同じ方向に
ある2枚のフレームを探索フレームとしてもかまわな
い。
【0095】なお、以上の説明では、2枚の探索フレー
ム各々に探索ブロックがあるとして説明したが、1枚の
探索フレームの中の複数の探索ブロックに対して探索処
理を行ってもかまわない。
【0096】なお、以上の説明では、ベクトル選択部を
ハードウェアで構成したが、ソフトウェアで構成しても
よい。
【0097】なお、以上の説明では、動きベクトル検出
方法をハードウェア構成で説明したが、ソフトウェアで
構成してもよい。
【0098】また画像符号化の応用分野としては、テレ
ビ電話のような通信分野や記憶媒体への書き込みのよう
な蓄積分野が考えられる。通信分野においては、発信側
と受信側との間に遅延があることが最大の問題となるた
め、符号化/復号化が短時間で終了することが望まれ
る。一方、蓄積分野においては、符号化/復号化で発生
する遅延よりもむしろ高画質が望まれる。このためMP
EG2でも、1枚のフレームからの予測により遅延を少
なくする片方向予測(Simple-Profile)と、2枚のフレ
ームからの予測により高画質を実現する双方向予測(Ma
in-Profile)という異なる規格が規定されている。
【0099】このため、動きベクトル検出装置は片方向
予測及び双方向予測の両方に対応可能なように構成され
ていることが好ましい。
【0100】図14は本実施形態に係る動きベクトル検
出装置における相関度検出部の他の構成例を示すブロッ
ク図であり、片方向予測及び双方向予測の両方に対応可
能なように構成されたものである。図14において、8
7は当該相関度検出部に入力される第1及び第2の探索
範囲データのうちいずれか一方を、入力データ選択信号
の指示にしたがい第2の探索範囲メモリ81bに選択入
力するデータ選択部である。他の構成要素は図11に示
す相関度検出部と同様であり、図11と共通の符号を付
している。
【0101】図14に示す相関度検出部の動作につい
て、双方向予測の場合と片方向予測の場合とに分けて説
明する図15は双方向予測の動きベクトル検出を行う場
合の相関度検出部の動作を示す図である。この場合、デ
ータ選択部87は第2の探索範囲データを第2の探索範
囲メモリ81bに選択入力するよう入力データ選択信号
により指示されている。まず最初に、第1の探索範囲メ
モリ81aに第1の探索範囲データを入力すると共に第
2の探索範囲メモリ81bに第2の探索範囲データを入
力する。データ入力終了後、第1の探索範囲メモリ81
aから画素データを読み出して評価値を算出し、続いて
第2の探索範囲メモリ81bから画素データを読み出し
て評価値を算出する。最後に、第1及び第2の探索範囲
メモリ81a,81bから画素データを読み出し、加算
部83及び除算部84により補間ブロックの画素データ
を求め、評価値を算出する。
【0102】図16は片方向予測の動きベクトル検出を
行う場合の相関度検出部の動作を示す図である。この場
合、片方向のフレームの画素データが第1の探索範囲デ
ータとして入力され、第2の探索範囲データの入力はな
く、データ選択部87は第1の探索範囲データを第2の
探索範囲メモリ81bに選択入力するよう入力データ選
択信号により指示されている。
【0103】まず最初に、第1の探索範囲メモリ81a
に第1の探索範囲データを入力する。データ入力終了
後、第1の探索範囲メモリ81aから画素データを読み
出して評価値を算出すると共に、第2の探索範囲メモリ
81bに第1の探索範囲データを入力する。前記の処理
が終了すると、次に、第2の探索範囲メモリ81bから
画素データを読み出して評価値を算出すると共に、第1
の探索範囲メモリ81aに第1の探索範囲データを入力
する。
【0104】このような処理を繰り返すことにより、片
方向予測の動きベクトル検出において、探索範囲の拡大
処理におけるデータ入力時間が削減できる。
【0105】なお図14では、第2の探索範囲メモリ8
1bのデータ入力にのみデータ選択部87を設けたが、
第1の探索範囲メモリ81aのデータ入力にデータ選択
部を設けても実施可能である。
【0106】なお、以上の説明では、探索範囲メモリを
2つの例で説明したが、2つ以上で実現しても実現可能
である。
【0107】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、算出した
相関度のうちの相関度の高い複数の動きベクトルを用い
て、再度相関度を検出するすることにより、分解能の大
きなサブサンプルの場合においても、相関度の高い動き
ベクトルの検出ができるという有利な効果が得られる。
【0108】また本発明によれば、2フレームを補間し
た画像での動きベクトルの検出が実現できるため、精度
の高い動きベクトルが検出できるという有利な効果が得
られる。
【0109】以上のように本発明によれば、同一構成の
動きベクトル検出装置により、双方向予測の動きベクト
ル検出と片方向予測の動きベクトル検出ができるという
有利な効果が得られる。
【0110】また本発明によれば、片方向予測の動きベ
クトル検出における探索範囲の拡大を処理時間の面で効
率的に実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動きベクトルを検出するためのブロックマッチ
ング方法を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る動きベクトル検
出方法を示す概略図である。
【図3】サブサンプルを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る動きベクトル検
出方法を説明するための図であり、候補ベクトルの終端
位置と相関度を表す評価値との関係を示すグラフであ
る。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る動きベクトル検
出装置の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す本発明の第1の実施形態に係る動き
ベクトル検出装置におけるベクトル選択部50の内部構
成を示すブロック図である。
【図7】図5に示す本発明の第1の実施形態に係る動き
ベクトル検出装置におけるベクトル選択部50の動作を
示すフローチャートである。
【図8】図5に示す本発明の第1の実施形態に係る動き
ベクトル検出装置におけるベクトル生成部40の動作を
示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る動きベクトル検
出方法を示す概略図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る動きベクトル
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示す本発明の第2の実施形態に係る
動きベクトル検出装置における相関度検出部80の内部
構成を示すブロック図である。
【図12】図10に示す本発明の第2の実施形態に係る
動きベクトル検出装置の動作の概略を示すフローチャー
トである。
【図13】図10に示す本発明の第2の実施形態に係る
動きベクトル検出装置におけるベクトル生成部90の動
作を示すフローチャートである。
【図14】図10に示す本発明の第2の実施形態に係る
動きベクトル検出装置における相関度検出部の他の構成
例を示すブロック図である。
【図15】双方向予測の動きベクトル検出を行う場合の
図14に示す相関度検出部の動作を示す図である。
【図16】片方向予測の動きベクトル検出を行う場合の
図14に示す相関度検出部の動作を示す図である。
【符号の説明】
1,20 対象フレーム 2,10 探索フレーム 3,21 対象ブロック 4 ベストマッチブロック 5,10s 探索ブロック 6 動きベクトル 11b,12b,13b 候補ベクトル 11s,12s,13s 候補ブロック 30 相関度検出部 31 探索範囲メモリ 32 対象画像メモリ 33 評価部 40 ベクトル生成部 50 ベクトル選択部 61 前探索フレーム 61s 前探索ブロック(第1の探索ブロック) 62 後探索フレーム 62s 後探索ブロック(第2の探索ブロック) 71b〜74b 選択ベクトル 71s〜74s 候補ベクトル 80 相関度検出部 81a 第1の探索範囲メモリ 81b 第2の探索範囲メモリ 82 対象画像メモリ 83 加算部 84 除算部 85 出力選択部 86 評価部 87 データ選択部 90 ベクトル生成部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像の符号化において、符号化の対象
    となる対象フレーム内の一の対象ブロックのフレーム間
    における動きを示す動きベクトルを求める動きベクトル
    検出方法であって、 前記一の対象ブロックと探索の対象となる探索ブロック
    とのブロックマッチングを全画素データを対象にしたブ
    ロックマッチングよりも粗く行い、算出した相関度を基
    にして、前記探索ブロックにおける,前記一の対象ブロ
    ックとの相関度が高い位置を示す選択ベクトルを複数個
    求める第1のステップと、 前記第1のステップにおいて求めた各選択ベクトルが示
    す位置の近傍を新たな探索ブロックとし、前記一の対象
    ブロックと前記新たな探索ブロックとのブロックマッチ
    ングを前記第1のステップよりも密に行い、算出した相
    関度を基にして、前記新たな探索ブロックにおける,前
    記一の対象ブロックとの相関度が最も高い位置を示すベ
    クトルを、動きベクトルとして検出する第2のステップ
    とを備えていることを特徴とする動きベクトル検出方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のベクトル検出方法におい
    て、 前記第1のステップは、 前記一の対象ブロック及び探索ブロックの画素データを
    サブサンプルした後に、ブロックマッチングを行うもの
    であることを特徴とする動きベクトル検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のベクトル検出方法におい
    て、 求める動きベクトルは、前記対象フレームと探索の対象
    となる第1の探索フレームとの間の前記一の対象ブロッ
    クの動きを示す動きベクトル、及び前記対象フレームと
    探索の対象となる第2の探索フレームとの間の前記一の
    対象ブロックの動きを示す動きベクトルであることを特
    徴とする動きベクトル検出方法。
  4. 【請求項4】 動画像の符号化において、符号化の対象
    となる対象フレーム内の一の対象ブロックのフレーム間
    における動きを示す動きベクトルを求める動きベクトル
    検出方法であって、 前記一の対象ブロックと探索の対象となる第1の探索ブ
    ロックとのブロックマッチングを行い、算出した相関度
    を基にして、前記第1の探索ブロックにおける,前記一
    の対象ブロックとの相関度が高い位置を示す少なくとも
    1つの選択ベクトルからなる第1の選択ベクトル群を求
    める第1のステップと、 前記一の対象ブロックと探索の対象となる第2の探索ブ
    ロックとのブロックマッチングを行い、算出した相関度
    を基にして、前記第2の探索ブロックにおける,前記一
    の対象ブロックとの相関度が高い位置を示す少なくとも
    1つの選択ベクトルからなる第2の選択ベクトル群を求
    める第2のステップと、 前記第1の選択ベクトル群に属する一の選択ベクトルと
    前記第2の選択ベクトル群に属する一の選択ベクトルと
    からなる組を複数個つくり、各組について、前記第1の
    選択ベクトル群に属する一の選択ベクトルが示す位置の
    近傍である候補ブロックと前記第2の選択ベクトル群に
    属する一の選択ベクトルが示す位置の近傍である候補ブ
    ロックとを合せて補間ブロックを生成し、前記一の対象
    ブロックと前記各補間ブロックとの相関度を算出し、算
    出した相関度を基にして、一の対象ブロックとの相関度
    が最も高い一の補間ブロックを特定する第3のステップ
    とを備え、 前記第3のステップにおいて特定した一の補間ブロック
    の生成の基になる候補ブロックに対応する,前記第1の
    選択ベクトル群に属する一の選択ベクトル及び前記第2
    の選択ベクトル群に属する一の選択ベクトルを、動きベ
    クトルとして検出することを特徴とする動きベクトル検
    出方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の動きベクトル検出方法に
    おいて、 前記第1のステップは、 前記一の対象ブロック及び第1の探索ブロックの画素デ
    ータをサブサンプルした後に、ブロックマッチングを行
    うものであり、 前記第2のステップは、 前記一の対象ブロック及び第2の探索ブロックの画素デ
    ータをサブサンプルした後に、ブロックマッチングを行
    うものであることを特徴とする動きベクトル検出方法。
  6. 【請求項6】 動画像の符号化において、符号化の対象
    となる対象フレーム内の対象ブロックのフレーム間にお
    ける動きを示す動きベクトルを求める動きベクトル検出
    装置であって、 探索の対象となる探索ブロックにおける候補ブロックを
    示す探索範囲情報を出力すると共に、この候補ブロック
    に対応する候補ベクトルを生成出力するベクトル生成部
    と、 前記探索ブロック及び対象ブロックの画素データを記憶
    しており、前記ベクトル生成部から出力された探索範囲
    情報を入力とし、この探索範囲情報により示された候補
    ブロックと前記対象ブロックとの相関度を表す評価値
    を、記憶している探索ブロック及び対象ブロックの画素
    データに基づいて算出する相関度検出部と、 前記ベクトル生成部から生成出力された候補ベクトル及
    び前記相関度検出部により算出された,前記候補ベクト
    ルに対応する候補ブロックと前記対象ブロックとの相関
    度を表す評価値を順次入力し、入力した複数の候補ベク
    トルの中から、評価値に基づいて1つ又は複数の候補ベ
    クトルを選択するベクトル選択部とを備えており、 第1のステップにおいて、前記ベクトル選択部は、入力
    した複数の候補ベクトルの中から複数の候補ベクトルを
    選択ベクトル群として前記ベクトル生成部に選択入力
    し、 第2のステップにおいて、前記ベクトル生成部は、第1
    のステップにおいて前記ベクトル選択部から入力された
    選択ベクトル群を基にして探索範囲情報を生成し、前記
    ベクトル選択部は、入力した複数の候補ベクトルの中か
    ら1つの候補ベクトルを動きベクトルとして選択出力す
    ることを特徴とする動きベクトル検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の動きベクトル検出装置に
    おいて、 前記相関度検出部は、 探索ブロックの画素データを格納する探索範囲メモリ
    と、 対象ブロックの画素データを格納する対象画像メモリ
    と、 前記探索範囲メモリから読み出された画素データ及び前
    記対象画像メモリから読み出された画素データを基にし
    て、前記探索ブロックにおける候補ブロックと前記対象
    ブロックとの相関度を表す評価値を算出する評価部とを
    備えていることを特徴とする動きベクトル検出装置。
  8. 【請求項8】 動画像の符号化において、符号化の対象
    となる対象フレーム内の対象ブロックのフレーム間にお
    ける動きを示す動きベクトルを求める動きベクトル検出
    装置であって、 探索の対象となる第1の探索ブロックにおける候補ブロ
    ックを示す第1の探索範囲情報及び探索の対象となる第
    2の探索ブロックにおける候補ブロックを示す第2の探
    索範囲情報の一方または両方を出力すると共に、出力す
    る探索範囲情報が示す候補ブロックに対応する候補ベク
    トルを生成出力するベクトル生成部と、 前記第1及び第2の探索ブロック及び対象ブロックの画
    素データを記憶しており、前記ベクトル生成部から出力
    された探索範囲情報を入力とし、前記第1及び第2の探
    索範囲情報のいずれか一方が入力されたときはこの一方
    の探索範囲情報により示された候補ブロックと前記対象
    ブロックとの相関度を表す評価値を、前記第1及び第2
    の探索範囲情報の両方が入力されたときは前記第1の探
    索範囲情報により示された候補ブロックと前記第2の探
    索範囲情報により示された候補ブロックとを合せて生成
    した補間ブロックと前記対象ブロックとの相関度を表す
    評価値を、記憶している第1及び第2の探索ブロック及
    び対象ブロックの画素データに基づいて算出する相関度
    検出部と、 前記ベクトル生成部から生成出力された候補ベクトル及
    び前記相関度検出部により算出された,前記候補ベクト
    ルに対応する候補ブロック又は補間ブロックと前記対象
    ブロックとの相関度を表す評価値を順次入力し、入力さ
    れた複数の候補ベクトルの中から、評価値に基づいて1
    つ又は複数の候補ベクトルを選択するベクトル選択手段
    とを備えており、 第1のステップにおいて、前記ベクトル生成部は、前記
    第1の探索範囲情報及びこの第1の探索範囲情報が示す
    候補ブロックに対応する候補ベクトルを生成出力し、前
    記ベクトル選択手段は、入力した複数の候補ベクトルの
    中から、相関度検出部から入力された評価値に基づい
    て、複数の候補ベクトルを第1の選択ベクトル群として
    前記ベクトル生成部に選択入力し、 第2のステップにおいて、前記ベクトル生成部は、前記
    第2の探索範囲情報及びこの第2の探索範囲情報が示す
    候補ブロックに対応する候補ベクトルを生成出力し、前
    記ベクトル選択手段は、入力した複数の候補ベクトルの
    中から、相関度検出部から入力された評価値に基づい
    て、複数の候補ベクトルを第2の選択ベクトル群として
    前記ベクトル生成部に選択入力し、 第3のステップにおいて、前記ベクトル生成部は、前記
    第1の選択ベクトル群を基にして特定した第1の探索ブ
    ロックにおける候補ブロックを示す第1の探索範囲情
    報、及び前記第2の選択ベクトル群を基にして特定した
    第2の探索ブロックにおける候補ブロックを示す第2の
    探索範囲情報を生成出力すると共に、前記第1及び第2
    の探索範囲情報が示す候補ブロックに各々対応する候補
    ベクトルの組を生成出力し、前記ベクトル選択手段は、
    入力した複数組の候補ベクトルの中から、相関度検出部
    から入力された評価値に基づいて、1組の候補ベクトル
    を動きベクトルとして選択出力することを特徴とする動
    きベクトル検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の動きベクトル検出装置に
    おいて、 前記相関度検出部は、 第1の探索ブロックの画素データを格納する第1の探索
    範囲メモリと、 第2の探索ブロックの画素データを格納する第2の探索
    範囲メモリと、 対象ブロックの画素データを格納する対象画像メモリ
    と、 前記第1の探索範囲メモリから読み出された画素データ
    と前記第2の探索範囲メモリから読み出された画素デー
    タとを加算する加算部と、 前記加算部の加算結果データを2で除する除算部と、 前記第1の探索範囲メモリから読み出された画素デー
    タ、前記第2の探索範囲メモリから読み出された画素デ
    ータ、又は前記除算部の除算結果データのいずれかを選
    択出力する出力選択部と、 前記出力選択部から出力されたデータ及び前記対象画像
    メモリから読み出された画素データを基にして、前記探
    索ブロックにおける候補ブロックと前記対象ブロックと
    の相関度を表す評価値を算出する評価部とを備えている
    ことを特徴とする動きベクトル検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の動きベクトル検出装置
    において、 前記相関度検出部は、 前記第1及び第2の探索範囲メモリの少なくとも一方の
    データ入力側に、複数の入力データから1つの入力デー
    タを当該探索範囲メモリに選択入力するデータ選択部を
    備えていることを特徴とする動きベクトル検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011509617A (ja) * 2008-01-11 2011-03-24 ゾラン 超解像ビデオ処理のためのスパースジオメトリー

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