JPH10262194A

JPH10262194A - 多チャンネル番組選択方法及び装置

Info

Publication number: JPH10262194A
Application number: JP6507197A
Authority: JP
Inventors: Isamu Yamada; 勇山田; Masatake Kotani; 誠剛小谷
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1997-03-18
Filing date: 1997-03-18
Publication date: 1998-09-29

Abstract

(57)【要約】【課題】多チャンネル番組選択方法及び装置に関し、
切替え過程において多くのチャンネルの内容が固定され
ず、多様な内容の放送に対応し易く、番組の選択に時間
を要しないことを目的とする。【解決手段】ディスプレイ上に親画面を表示する通常
モードと、チャンネル切替え候補になる複数の子画面を
表示するチャンネル切替えモードの２モード有する多チ
ャンネル番組選択装置に於いて、通常モードでは、親画
面に動画が表示され(a) 、チャンネル切替えモードに切
替えると、子画面にコマ落ち画像が表示され(b) 、子画
面の一つ（子１）を指定すると、指定された子画面の画
像は動画に替わり同時に親画面はコマ落ち画像に替わり
(c) 、画面確定の指示を与えると、前記指定された子画
面の画像は親画面に移り(d) 、元の親画面の画像は子画
面に移るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、多数の画面を一つ
のディスプレイ上に表示する機能を備えたマルチ画面対
応テレビジョン受信機における多チャンネル番組選択装
置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】多チャンネル番組の選択方法に関して、
以下に公開特許公報で公開された代表的公知例を公開番
号順に示す。第１の例は、特開平６―１７８２２７号に
係る発明である。当該発明によると、通常のモードで
は、１つの親画面は動画表示され、複数の子画面はいず
れもコマ落ち表示（準動画）されているが、チャンネル
切替えモードにして、ある特定の子画面を選択した時に
は、親画面は動画のままであり、選択された子画面が動
画になる一方、他の子画面はそれまでの準動画から静止
画に変化する。このように選択された子画面以外の子画
面が静止画になってしまうために、リアルタイムに変化
している実際のチャンネルとの表示内容の差異は時間が
経過するほど大きくなり、この間に発生する重大な表示
内容の変化に気付かず、適切な切替えのチャンスを逃が
す可能性がある。

【０００３】第２の例は、特開平７―２６４５７４号に
係る発明である。当該発明は、ジャンル別にチャンネル
を記憶する手段と、ジャンルを選択する第１の選択手段
と選択されたジャンルに属する複数のチャンネルを選択
する第２の選択手段を有するものである。特定のジャン
ルだけを流す放送局だけであれば良いが、一般のテレビ
放送は放送内容が時間帯によって、ニュースであった
り、映画であったり変化するのが普通であるため、どの
ジャンルに属するかの分類自体が困難である。

【０００４】特開平７―９５４８６号は、複数のデコー
ド手段をもち、複数の画面をスクロールさせることでチ
ャンネルを選択するというものであるが、多チャンネル
を全てスキャンするには、時間がかかる。

【０００５】特開平７―１３１７２７号は、チャンネル
を高速或いは低速モードでスキャンするというものであ
るが、チューナが１台であるため、受信チャンネルを高
速で切替えると、各チャンネルの番組の内容を把握する
のに時間を要し、切替え速度が遅いと、全体を調べるの
に、時間を要する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の多
チャンネル番組選択装置においては、切替え過程におい
て多くのチャンネルの内容が固定されてしまう、多様な
内容の放送に対応しにくい、番組の選択に時間を要する
等の問題点があった。

【０００７】本発明は、多チャンネルの番組の中から、
オペレータ（視聴者）の興味のある番組を短時間に、ス
ムーズに選択する手段を与えるものである。基本的に
は、現在見ている番組（通常モード）を消すことなく、
複数の子画面を表示させ、その中から選択できるように
する。

【０００８】ただし、特開平６―１７８２２７号のよう
に、確認のために、ある子画面を選択した時に、他の子
画面が静止することが無いように構成する。また、数多
くのチャンネルを短時間にスキャンできるようにするた
めに、複数の画面を更新できるように構成する。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、図２の本発明の表示例に示すような、画面構成を伴
う回路構成とする。即ち、ディスプレイ上に親画面を表
示する第１のモード（以下、通常モード）と、チャンネ
ル切替え候補になる複数の子画面を表示する第２のモー
ド（以下、チャンネル切替えモード）とを有する多チャ
ンネル番組選択装置に於いて、通常モードでは、親画面
に動画が表示され(a) 、チャンネル切替えモードに切替
えると、子画面にコマ落ち画像が表示され(b) 、子画面
の一つ（子１）を指定すると、指定された子画面の画像
は動画に替わり同時に親画面はコマ落ち画像に替わり
(c) 、画面確定の指示を与えると、前記指定された子画
面の画像は親画面に移り(d) 、元の親画面の画像は子画
面に移るように構成する。

【００１０】即ち、入力信号ソース部から導入される受
信信号の内、指定したチャンネルを選局し、動画像と音
声を得る第一の手段と、指定した複数のチャンネルの複
数画像を得る第二の手段と、前記第一の手段によって得
られる画面、及び前記第二の手段によって得られる複数
の画面を任意の形状及び位置に配置する画像加工手段
と、該第二の手段によって得られる複数画面から１画面
を指定するチャンネル指定手段と、前記、第二の手段に
よって複数画面に対応するチャンネルを切替える子画面
切替え手段とを有する構成とする。

【００１１】最も好適は適用例では、該第二の手段が、
指定した複数のチャンネルを一定間隔毎にインターリー
ブしながら選局し、複数のコマ落ち画像を得るように構
成し、該画像加工手段は、二次元フィルタ処理、或は／
及び、走査線或は／及びドットクロックデータを間引く
処理を含む加工部と、画像データを記憶するためのメモ
リを含むように構成し、該子画面切替え手段は、第二の
手段によって得られる複数画面に対応するチャンネル全
てを特定の時間間隔、または、オペレータの指示によっ
て、同時に切替えるように構成し、また、前記特定の時
間間隔は、少なくとも２段階指定できるようにするのが
良い。

【００１２】チャンネル切替えモードにおいては、前記
動画像である親画面の他に、第二の手段によって得られ
る複数のコマ落ちした画面（子画面）を親画面に重ね
て、或いは、並べて表示し、子画面の中の１画面を指定
されると、その子画面だけが動画像になり、親画面を含
めた他の画面がコマ落ちする。更に、該動画像の子画面
に確定指示を出すと、その子画面が親画面になる。ま
た、表示されている以外の画面を高速に検索するため
に、表示されている複数の子画面のチャンネルを同時に
切替えるようにする。

【００１３】すなわち、本発明によれば、複数のチャン
ネルの画像を確認した上で、希望とするチャンネルは、
動画像と音声で確認してから、切替えることが可能であ
る。また、複数の画面を確認しながら、同時に切替える
ことで、多数のチャンネルを短い時間で確認しながら見
ることができる。

【００１４】

【発明の実施の形態】図１に、本発明の実施例のブロッ
ク図を示す。以下、図中の記号を使って各構成要素の説
明を行う。１はアンテナで、テレビジョン電波を捕捉す
る。２（第１チューナ）および４（第２チューナ）はア
ンテナが捕捉したテレビジョン電波のうち希望するチャ
ンネルのものを選択（選局）するチューナである。３
（動画再生部）および５（コマ落ち画像再生部）はデコ
ーダで、３からは動画像が、５からはコマ落ち画像がそ
れぞれ出力される。６（連続選局部）は動画像のための
選局を指示するものであり、７（インターリーブ選局
部）はインターリーブスキャンするための選局を指示す
るものである。８はインターリーブの時間間隔や子画面
切替えを一定の時間間隔で行うためのタイマである。

【００１５】9-1(ADC)および9-4(ADC)は、動画再生部３
およびコマ落ち画像再生部５から得られた動画像のアナ
ログ信号をデジタル信号に変換するものである。9-2(加
工)および9-5(加工) は二次元フィルタ処理などを含み
画像加工を行う画像加工部である。9-3(MEM)および9-6
(MEM)は画像を記憶するためのメモリである。9-7(書込
み・読み出し制御部) はメモリへの書込みや読み出しを
制御するものである。上記 9-1〜9-7 で構成される画像
加工手段９は、画面上の画像のサイズや位置を変えるた
めに用いられる。

【００１６】10(DAC) はＤＡコンバータでディジタル信
号をアナログ信号に変換するものである。11は画像を表
示するためのＣＲＴである。12は音声等を出力するため
のスピーカである。13（キー・リモコン入力部）はオペ
レータの指示を検出し、指示を装置に伝えるための入力
部である。14（解析・制御部）は、キー・リモコン入力
部13からの入力を検知し、装置全体を制御するものであ
る。15（チャンネル情報蓄積部）は、画面に表示される
番号とチューニングするための周波数との対応関係を示
すチャンネルの情報を蓄積しておくためのものである。
この他、親画面と子画面とがどのような対応になってい
るかの情報も蓄積しておく。16（選局画面マーカ・文字
生成部）は、画面上にチャンネル名の表示、特定の文字
・図形等を表示するものである。

【００１７】図２は、本発明の表示例を示している。
(a) は、通常モード時の画面である。画面には動画再生
部で生成された画像が表示され、音声も動画像のものが
出力される。ここで表示される画面を親画面（略称、
親）と称す。(b) は、チャンネル切替えモードに入った
直後の画面である。親画面の下部に子画面（略称、子）
が４つ同時に表示されている。(b) では４つの子画面を
表示しているが、子画面の数は任意である。また、あわ
せてチャンネル番号（2,5,7,8 等）も表示されている。
切替えのための子画面の指定が行われるまではこのよう
に親画面は動画像であるが、子画面が何れもコマ落ちし
た画像である。ここで、キー・リモコン入力部13（リモ
コン等）を用いて子画面のうち子１を指定するとその子
画面だけが動画像になり、他の画像がコマ落ちになるこ
とを示したのが(c) である。すなわち、残りの子画面
（子２〜４）および親画面（親）がいずれもコマ落ちに
なる。ある子画面が指定された時には、選局画面マーカ
・文字生成部16によりその画面を太枠等で囲む等の処理
を施しても良い。子１の指定が確定すると、(d) に示す
ように、元の子１の画面が親画面で動画面表示される。
再度切替えモードにすると、元の親画面は子画面の一つ
として（本例では、チャンネル１の番号をともなって）
コマ落ち表示される。これらの動作を図３、４を使って
更に説明する。

【００１８】図３はインターリーブ選局の方式を示す図
で、横軸に時間をとり、第１チューナ２と第２チューナ
４が選択するチャンネル（すなわち、表示する画像）の
経時的変化を示すものである。図３(a) は、切替えのた
めの子画面の指定が未だ行われていない状態での動画像
とコマ落ち画像の様子を示しており、図２(c) に対応す
る。図３(b) は子画面１が指定された場合の動画像とコ
マ落ち画像の様子を示しており、図２(d) に対応する。
この場合は、親画面もコマ落ちするが、他の子画面が静
止してしまうことはない。

【００１９】画面切替えのタイミングを図４を用いて詳
細に説明する。時刻Ａで子画面１が選択されると、その
直後の子画面の切替えのタイミング（本例では、子４に
切換わるタイミング）で第一チューナは、親画面（チャ
ンネル１）から子画面１（チャンネル２）に切り替わ
る。そして、第二チューナでは、子画面１（チャンネル
２）を選局していたタイミングで親画面（チャンネル
１）が選局されるようにする。

【００２０】図５は、子画面のチャンネルを同時に切替
える様子を示している。ここでは、チャンネル情報蓄積
部15に登録されているチャンネルが、２、５、７、８、
９、10、12、15、17、18、19の合計11チャンネルである
場合の例を示している。ここで、図６のようなリモコン
22を使用するものとする。なお、リモコン22は、本発明
に関連する動作を説明するための最低限の機能だけを表
示している。始めにリモコン22の操作を説明しておく。

【００２１】22ー1は選局キーで、図２(a) から(b) に切
替える時に使用する。22ー2は操作の取消しキーである。
22ー3および22ー4は子画面選択用のキーで、これを操作す
ることで、子画面の内の任意の１画面を指定することが
できる。例えば、図２(c) で任意の子画面を指定するこ
とが可能となる。子画面を指定したうえで、もう一度、
22ー1を押すと、親画面が確定し、選択された子画面が図
２(d) のように、親画面として表示される。

【００２２】22ー5から22ー9は、子画面を切替えるための
キーである。例えば、図５の(a) に示すような子画面の
表示形態の場合、(b) のように表示されていた子画面
が、22ー5を押すと、(c) のような表示に変わる。もう一
度22-5を押すと(d) のような表示になる。ここで、22-6
を押すと、(c) のような表示にもどる。また、22-8また
は22-9を押すと、特定の時間間隔で(b) 、(c) 、(d) を
繰り返す。

【００２３】22-7は、そのくり返しをとめるためのボタ
ンである。(d) でストップした時点で、22-3、22-4のボ
タンで、(e) のようにチャンネル１８を指定することが
できる。もちろん、従来のように、22-10 の数値ボタン
でチャンネルを指定できることは言うまでもない。

【００２４】以上の説明では、画面表示の例として、図
２(b),(c) のように親画面の下方に子画面を表示するも
のとしたが、勿論これに限る必要はなく、親画面の横に
子画面を表示してもよいし、一定の時間間隔で親画面と
子画面とを交互に表示するようにしてもよい。

【００２５】図１の本発明の実施例のブロック図以下の
説明においては、本発明は電波による無線方式のテレビ
ジョン放送の受信について説明したが、テレビジョン放
送波の伝播手段として同軸ケーブル等の有線方式による
ものをも含むものとする。この場合、前記アンテナに替
えて分岐回路を使用すれば、無線方式の場合と全く同様
に適用することが出来る。

【００２６】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、切替え過程において多くのチャンネルの内容
が固定されず、多様な内容の放送に対応し易く、番組の
選択に時間を要しないといった特徴を有する多チャンネ
ル番組選択装置を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例のブロック図

【図２】本発明の表示例

【図３】インターリーブ選局の例

【図４】インターリーブ切替えタイミング

【図５】本発明の表示例（子画面の切替え方法）

【図６】リモコン例

【符号の説明】

１アンテナ２第１チューナ３動画再生部４第２チューナ５コマ落ち画像再生部６連続選局部７インターリーブ選局部８タイマ９画像加工手段 9-1 ＡＤＣ 9-2 加工 9-3 ＭＥＭ 9-4 ＡＤＣ 9-5 加工 9-6 ＭＥＭ 9-7 書込み・読み出し制御部 10 ＤＡＣ 11 ディスプレイ 12 スピーカ 13 キー・リモコン入力部 14 解析・制御部 15 チャンネル情報蓄積部 16 選局画面マーカ・文字生成部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ディスプレイ上に親画面と子画面とを表
示する多チャンネル番組選択方法に於いて、第１のモードでは、親画面に動画のみが表示され、第２のモードでは、親画面に動画が表示されるととも
に、子画面にコマ落ち画像が表示され、前記子画面の一
つを指定すると、指定された子画面の画像は動画に替わ
り同時に親画面の画像はコマ落ち画像に替わり、さらに
画面確定の指示を与えると、前記指定された子画面の画
像は親画面に移り、元の親画面の画像は子画面に移るも
のであることを特徴とする多チャンネル番組選択方法。
【請求項２】入力信号ソース部から導入される受信信
号から指定した一つのチャンネルを選択し該チャンネル
から動画像と音声とを得る第一の手段と、前記受信信号から指定した複数のチャンネルを一定間隔
毎にインターリーブしながら選択し複数のコマ落ち画像
を得る第二の手段と、前記第一の手段によって得られる動画像および前記第二
の手段によって得られる複数のコマ落ち画像とを、任意
の形状の親画面と子画面に表示し、該親画面と該子画面
とをディスプレイ上の任意の位置に配置する画像加工手
段と、前記第二の手段によって得られる複数画像から一画像を
指定するチャンネル指定手段と、前記第二の手段によって得られる複数画像に対応するチ
ャンネルを切替える子画面切替え手段とを有することを
特徴とする多チャンネル番組選択装置。