JPH10261674A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法および半導体装置Info
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- JPH10261674A JPH10261674A JP9223672A JP22367297A JPH10261674A JP H10261674 A JPH10261674 A JP H10261674A JP 9223672 A JP9223672 A JP 9223672A JP 22367297 A JP22367297 A JP 22367297A JP H10261674 A JPH10261674 A JP H10261674A
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- tab tape
- stiffener
- holder
- semiconductor device
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- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/73—Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
- H01L2224/732—Location after the connecting process
- H01L2224/73201—Location after the connecting process on the same surface
- H01L2224/73203—Bump and layer connectors
- H01L2224/73204—Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/93—Batch processes
- H01L2224/95—Batch processes at chip-level, i.e. with connecting carried out on a plurality of singulated devices, i.e. on diced chips
- H01L2224/97—Batch processes at chip-level, i.e. with connecting carried out on a plurality of singulated devices, i.e. on diced chips the devices being connected to a common substrate, e.g. interposer, said common substrate being separable into individual assemblies after connecting
-
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- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/161—Cap
- H01L2924/1615—Shape
- H01L2924/16195—Flat cap [not enclosing an internal cavity]
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】パッケージ基板、スティフナおよびカバープレ
ートのうちの少なくとも1つを長尺状のもので取り扱う
ことにより、取扱いを容易化し、生産性を高める。 【解決手段】パッケージ基板11に搭載された半導体チ
ップ10を囲む周辺部で基板上に接着されたスティフナ
15、基板に対向して配設されるとともにチップに対向
して接着されたカバープレート17を具備する半導体装
置を形成する際、基板、スティフナおよびカバープレー
トのうちの少なくとも1つをチップ搭載用領域あるいは
スティフナ領域あるいはカバープレート領域が長さ方向
の一定間隔毎に複数個形成された長尺状のものを使用し
て複数個の半導体装置が長さ方向に連なった長尺状の半
導体装置群を形成する工程と、長尺状の半導体装置群を
複数個の単体の半導体装置に分離する工程とを具備す
る。
ートのうちの少なくとも1つを長尺状のもので取り扱う
ことにより、取扱いを容易化し、生産性を高める。 【解決手段】パッケージ基板11に搭載された半導体チ
ップ10を囲む周辺部で基板上に接着されたスティフナ
15、基板に対向して配設されるとともにチップに対向
して接着されたカバープレート17を具備する半導体装
置を形成する際、基板、スティフナおよびカバープレー
トのうちの少なくとも1つをチップ搭載用領域あるいは
スティフナ領域あるいはカバープレート領域が長さ方向
の一定間隔毎に複数個形成された長尺状のものを使用し
て複数個の半導体装置が長さ方向に連なった長尺状の半
導体装置群を形成する工程と、長尺状の半導体装置群を
複数個の単体の半導体装置に分離する工程とを具備す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法および半導体装置に係り、特にパッケージ基板に搭
載された半導体チップ、この周囲を囲む第1の保持体、
これらに対向して配設されてチップに接着された第2の
保持体を具備する半導体装置の製造方法および第1の保
持体・第2の保持体の一体物を具備する半導体装置に関
する。
方法および半導体装置に係り、特にパッケージ基板に搭
載された半導体チップ、この周囲を囲む第1の保持体、
これらに対向して配設されてチップに接着された第2の
保持体を具備する半導体装置の製造方法および第1の保
持体・第2の保持体の一体物を具備する半導体装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば集積回路カード、ゲーム用マスク
ROMカード、小型携帯電話器などに使用される半導体
装置は、パッケージの小型化・薄型化に対する要求が特
に強い。このような要求に応じるべく、ベア状態の半導
体チップ(ベア・チップ)と配線基板との間を電気的に
接続し、その周辺部および上面部を保持体で囲む構造の
片面樹脂封止型パッケージ構造が知られており、その一
例としてボールグリッドアレイ(BGA;Ball Grid Ar
ray )パッケージ構造が知られている。
ROMカード、小型携帯電話器などに使用される半導体
装置は、パッケージの小型化・薄型化に対する要求が特
に強い。このような要求に応じるべく、ベア状態の半導
体チップ(ベア・チップ)と配線基板との間を電気的に
接続し、その周辺部および上面部を保持体で囲む構造の
片面樹脂封止型パッケージ構造が知られており、その一
例としてボールグリッドアレイ(BGA;Ball Grid Ar
ray )パッケージ構造が知られている。
【0003】BGAパッケージの名称は、パッケージ基
板材料X、半導体チップとパッケージ基板との接続方法
Yの組み合わせに応じて、一般に、BGA−X(Y)と
表わされる。
板材料X、半導体チップとパッケージ基板との接続方法
Yの組み合わせに応じて、一般に、BGA−X(Y)と
表わされる。
【0004】ここで、パッケージ基板材料Xの具体例と
しては、テープ基板(tape)T、セラミック基板(cera
mics)C、プリント基板(plastics)Pなどがあり、そ
れぞれ対応してBGA−T、BGA−C、BGA−Pと
称する。
しては、テープ基板(tape)T、セラミック基板(cera
mics)C、プリント基板(plastics)Pなどがあり、そ
れぞれ対応してBGA−T、BGA−C、BGA−Pと
称する。
【0005】また、半導体チップとパッケージ基板との
接続方法Yの具体例としては、ワイヤーボンディング
(WB;Wire Bonding)、TAB(Tape Automated Bon
ding)、フリップチップ(FC;Flip Chip )などがあ
り、それぞれ対応してBGA−X(WB)、BGA−X
(TAB)、BGA−X(FC)と称する。
接続方法Yの具体例としては、ワイヤーボンディング
(WB;Wire Bonding)、TAB(Tape Automated Bon
ding)、フリップチップ(FC;Flip Chip )などがあ
り、それぞれ対応してBGA−X(WB)、BGA−X
(TAB)、BGA−X(FC)と称する。
【0006】従って、パッケージ基板材料Xで少なくと
も3種類、半導体チップとパッケージ基板との接続方法
Yで少なくとも3種類あるので、BGAパッケージの形
態は大分類で少なくとも9種類ある。
も3種類、半導体チップとパッケージ基板との接続方法
Yで少なくとも3種類あるので、BGAパッケージの形
態は大分類で少なくとも9種類ある。
【0007】さらに、上記9種類の大分類においてそれ
ぞれ種々の変形が考えられるので、BGAパッケージの
形態の小分類は無数にあるが、殆んどのBGAパッケー
ジは、半導体チップ、パッケージ基板、少なくとも1つ
の保持体を構成材料に持つ。図26および図27は、従
来のBGAパッケージの一例として、BGA−T(F
C)、BGA−T(TAB)の断面構造の一例を概略的
に示している。
ぞれ種々の変形が考えられるので、BGAパッケージの
形態の小分類は無数にあるが、殆んどのBGAパッケー
ジは、半導体チップ、パッケージ基板、少なくとも1つ
の保持体を構成材料に持つ。図26および図27は、従
来のBGAパッケージの一例として、BGA−T(F
C)、BGA−T(TAB)の断面構造の一例を概略的
に示している。
【0008】図26に示すBGA−T(FC)の構造
は、例えば " Ball Grid Array Package : Market and
Technology Developments ",TechSearch Internationa
l,Inc.,p.67,1994 に開示されている。
は、例えば " Ball Grid Array Package : Market and
Technology Developments ",TechSearch Internationa
l,Inc.,p.67,1994 に開示されている。
【0009】図26において、10は半導体チップ、1
1は両面に配線パターン12が形成されたTABテープ
であり、そのチップ搭載面にはC4( Controlled coll
apsechip connection )技術を用いて前記チップ10の
素子形成面のパッド電極が半田バンプ13を介して接続
されている。
1は両面に配線パターン12が形成されたTABテープ
であり、そのチップ搭載面にはC4( Controlled coll
apsechip connection )技術を用いて前記チップ10の
素子形成面のパッド電極が半田バンプ13を介して接続
されている。
【0010】14は前記チップ10とTABテープ11
との間に充填されるとともにチップ10の外周側面を覆
うように形成された封止樹脂である。
との間に充填されるとともにチップ10の外周側面を覆
うように形成された封止樹脂である。
【0011】15は前記チップ10および封止樹脂14
の周辺部を囲むように前記TABテープ11上に配設さ
れ、接着剤16により接着されたスティフナ(メタルフ
レーム)である。
の周辺部を囲むように前記TABテープ11上に配設さ
れ、接着剤16により接着されたスティフナ(メタルフ
レーム)である。
【0012】17は前記チップ10、封止樹脂14およ
びスティフナ15の上面部を覆うように前記TABテー
プ11に対向して配設され、前記チップ10の裏面(露
出面)の全面に放熱性のよい接着剤16により接着され
るとともに、前記スティフナ16の一部に放熱性のよい
接着剤16により接着されているカバープレート(ヒー
トシンク、ヒートプレート)である。
びスティフナ15の上面部を覆うように前記TABテー
プ11に対向して配設され、前記チップ10の裏面(露
出面)の全面に放熱性のよい接着剤16により接着され
るとともに、前記スティフナ16の一部に放熱性のよい
接着剤16により接着されているカバープレート(ヒー
トシンク、ヒートプレート)である。
【0013】19は前記TABテープ11のチップ非搭
載面に設けられ、前記配線パターン12に電気的に接続
された外部接続用の半田ボールである。
載面に設けられ、前記配線パターン12に電気的に接続
された外部接続用の半田ボールである。
【0014】20は上記したようなBGA−T(FC)
パッケージ構造を有する半導体装置を使用する応用製品
のマザーボード(回路基板)であり、その実装面上に配
線パッド21が形成され、その上にソルダーペースト2
2が形成されたものである。そして、上記マザーボード
20の配線パッド21上に前記BGA−T(FC)パッ
ケージのTABテープ11の下面の半田ボール19が半
田付け接続されている。
パッケージ構造を有する半導体装置を使用する応用製品
のマザーボード(回路基板)であり、その実装面上に配
線パッド21が形成され、その上にソルダーペースト2
2が形成されたものである。そして、上記マザーボード
20の配線パッド21上に前記BGA−T(FC)パッ
ケージのTABテープ11の下面の半田ボール19が半
田付け接続されている。
【0015】図27に示すBGA−T(TAB)の構造
は、例えば、池永他、「低熱抵抗Tape−BGAの開
発」、“第10回回路実装学術講演大会講演論文集”p
p.209-210, 1996に開示されている。
は、例えば、池永他、「低熱抵抗Tape−BGAの開
発」、“第10回回路実装学術講演大会講演論文集”p
p.209-210, 1996に開示されている。
【0016】図27に示すBGA−T(TAB)は、図
26に示したBGA−T(FC)と比べて、TABテー
プ11aおよびそれに対するチップ搭載、樹脂封止の構
造が異なり、その他は同じであるので図26中と同一符
号を付している。
26に示したBGA−T(FC)と比べて、TABテー
プ11aおよびそれに対するチップ搭載、樹脂封止の構
造が異なり、その他は同じであるので図26中と同一符
号を付している。
【0017】即ち、TABテープ11aは、チップ搭載
部にインナーリード(Cu導体配線)を有し、チップ搭
載部の周辺部には前記インナーリードに連なる半田ボー
ル接続部のアレイが形成されており、チップ搭載部にイ
ンナーリードボンディング技術を用いて前記チップ10
の素子形成面のパッド電極が接続されており、前記チッ
プ搭載部でチップ10のパッド電極形成面(TABテー
プ11aとの接続部を含む)およびその周辺部が樹脂1
4で覆われて封止されている。
部にインナーリード(Cu導体配線)を有し、チップ搭
載部の周辺部には前記インナーリードに連なる半田ボー
ル接続部のアレイが形成されており、チップ搭載部にイ
ンナーリードボンディング技術を用いて前記チップ10
の素子形成面のパッド電極が接続されており、前記チッ
プ搭載部でチップ10のパッド電極形成面(TABテー
プ11aとの接続部を含む)およびその周辺部が樹脂1
4で覆われて封止されている。
【0018】そして、前記チップ10および第1の保持
体(前記スティフナ、メタルフレームに対応する内部保
持体)15の上面部を覆うように前記TABテープ11
aに対向して第2の保持体(前記カバープレート、ヒー
トシンク、ヒートプレートに対応する外部保持体)17
が配設され、前記チップ10の裏面(露出面)の全面お
よび前記スティフナ15の上面に放熱性のよい接着剤1
6により接着されている。
体(前記スティフナ、メタルフレームに対応する内部保
持体)15の上面部を覆うように前記TABテープ11
aに対向して第2の保持体(前記カバープレート、ヒー
トシンク、ヒートプレートに対応する外部保持体)17
が配設され、前記チップ10の裏面(露出面)の全面お
よび前記スティフナ15の上面に放熱性のよい接着剤1
6により接着されている。
【0019】図28は、BGA−T(TAB)パッケー
ジの従来の製造工程の一例を示す。 (a)インナーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されて全体が巻回状(リール状)で保持されたTABテ
ープの一部を引き出し、そのチップ搭載用領域のインナ
ーリードにチップの素子形成面のパッド電極を熱圧着法
で接続する。 (b)ポッティング工程(封止工程) チップの素子形成面をエポキシ系樹脂で覆い、熱硬化さ
せる。
ジの従来の製造工程の一例を示す。 (a)インナーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されて全体が巻回状(リール状)で保持されたTABテ
ープの一部を引き出し、そのチップ搭載用領域のインナ
ーリードにチップの素子形成面のパッド電極を熱圧着法
で接続する。 (b)ポッティング工程(封止工程) チップの素子形成面をエポキシ系樹脂で覆い、熱硬化さ
せる。
【0020】(c)スティフナ貼付工程 個片状のスティフナ(例えばSUS304Hからなる
0.35mm厚のもの)をTABテープ上に接着剤によ
り接着する。
0.35mm厚のもの)をTABテープ上に接着剤によ
り接着する。
【0021】(d)カバープレート貼付工程 個片状のカバープレート(例えばCuからなる0.2m
m厚のもの)を前記チップの裏面上およびスティフナ上
に接着剤により接着する。
m厚のもの)を前記チップの裏面上およびスティフナ上
に接着剤により接着する。
【0022】(e)TABテープの個片分離工程 TABテープを半導体装置単体の個片に切断する。
【0023】(f)ボール搭載工程 パッケージ裏面のボール接続位置に導体からなるパッド
を形成し、パッド部にフラックスを塗布した後、上記フ
ラックスを介して前記パッド上に共晶半田ボールを接着
させる。さらに、150℃、60秒以上で加熱すること
によって前記フラックスを活性化させ、220℃、20
秒以上で加熱することによって前記共晶半田ボールとパ
ッドを接続させる。
を形成し、パッド部にフラックスを塗布した後、上記フ
ラックスを介して前記パッド上に共晶半田ボールを接着
させる。さらに、150℃、60秒以上で加熱すること
によって前記フラックスを活性化させ、220℃、20
秒以上で加熱することによって前記共晶半田ボールとパ
ッドを接続させる。
【0024】しかし、上記したような従来のBGA−T
(FC)、BGA−T(TAB)の製造工程は、スティ
フナおよびカバープレートをそれぞれ個片状で取り扱う
ので、取り扱いが困難であり、また、TABテープの歩
留りの影響を受け、生産性が不安定である。
(FC)、BGA−T(TAB)の製造工程は、スティ
フナおよびカバープレートをそれぞれ個片状で取り扱う
ので、取り扱いが困難であり、また、TABテープの歩
留りの影響を受け、生産性が不安定である。
【0025】即ち、BGAパッケージの主たる構成要素
であるTABテープ、スティフナおよびカバープレート
のうちで部品単体として歩留りが最も悪いのはTABテ
ープである。その理由は、TABテープは、通常、ポリ
イミドテープ75μm/接着剤12μm/Cu箔25μ
m/Snメッキ0.2〜0.4μmが積層されるという
複雑な構造を持ち、さらに、インナーリードが微細な場
合(例えば、インナーリード幅が30μm、インナーリ
ードピッチが60μm)には、インナーリード先端が曲
がったり、折れたりするからである。
であるTABテープ、スティフナおよびカバープレート
のうちで部品単体として歩留りが最も悪いのはTABテ
ープである。その理由は、TABテープは、通常、ポリ
イミドテープ75μm/接着剤12μm/Cu箔25μ
m/Snメッキ0.2〜0.4μmが積層されるという
複雑な構造を持ち、さらに、インナーリードが微細な場
合(例えば、インナーリード幅が30μm、インナーリ
ードピッチが60μm)には、インナーリード先端が曲
がったり、折れたりするからである。
【0026】上記したようにTABテープの歩留りが悪
いと、TABテープの良品のみにチップ、スティフナお
よびカバープレートを搭載し、TABテープの不良品に
は何も搭載せずにリール状のTABテープを取り扱うこ
とになる。従って、リール状のTABテープの安定性が
悪くなったり、また、不良品も良品と同様に搬送するの
で、生産性が悪くなる。
いと、TABテープの良品のみにチップ、スティフナお
よびカバープレートを搭載し、TABテープの不良品に
は何も搭載せずにリール状のTABテープを取り扱うこ
とになる。従って、リール状のTABテープの安定性が
悪くなったり、また、不良品も良品と同様に搬送するの
で、生産性が悪くなる。
【0027】また、BGAパッケージの製造工程中にT
ABテープをリール状で取り扱うので、TABテープに
反り、巻き癖が発生し、ボール搭載時にTABテープの
平面性を実現できず、ボール搭載が困難である。
ABテープをリール状で取り扱うので、TABテープに
反り、巻き癖が発生し、ボール搭載時にTABテープの
平面性を実現できず、ボール搭載が困難である。
【0028】図29は、従来のBGAパッケージの他の
例として、BGA−P(FC)の断面構造の一例を概略
的に示している。
例として、BGA−P(FC)の断面構造の一例を概略
的に示している。
【0029】図29において、10は半導体チップ、1
1は両面に配線パターンが形成されたパッケージ基板
(プリント基板)である。
1は両面に配線パターンが形成されたパッケージ基板
(プリント基板)である。
【0030】前記半導体チップ10とプリント基板11
はフリップチップ接続されており、前記チップ10の素
子形成面のパッド電極は半田バンプ13を介してプリン
ト基板に接続されている。
はフリップチップ接続されており、前記チップ10の素
子形成面のパッド電極は半田バンプ13を介してプリン
ト基板に接続されている。
【0031】14は前記チップ10とプリント基板11
との間に充填されるとともにチップ10の外周側面を覆
うように形成された封止樹脂である。
との間に充填されるとともにチップ10の外周側面を覆
うように形成された封止樹脂である。
【0032】15は前記チップ10および封止樹脂14
の周辺部を囲むように前記プリント基板11上に配設さ
れ、接着剤16により接着された第1の保持体(スティ
フナ、メタルフレーム)である。
の周辺部を囲むように前記プリント基板11上に配設さ
れ、接着剤16により接着された第1の保持体(スティ
フナ、メタルフレーム)である。
【0033】17は前記チップ10、封止樹脂14およ
びスティフナ15の上面部を覆うように前記プリント基
板11に対向して配設され、前記チップ10の裏面(露
出面)の全面に放熱性のよい接着剤16により接着され
るとともに、前記スティフナ16の一部に放熱性のよい
接着剤16により接着されている第2の保持体(カバー
プレート、ヒートシンク、ヒートプレート)である。
びスティフナ15の上面部を覆うように前記プリント基
板11に対向して配設され、前記チップ10の裏面(露
出面)の全面に放熱性のよい接着剤16により接着され
るとともに、前記スティフナ16の一部に放熱性のよい
接着剤16により接着されている第2の保持体(カバー
プレート、ヒートシンク、ヒートプレート)である。
【0034】19は前記プリント基板11のチップ非搭
載面に設けられ、前記配線パターンに電気的に接続され
た外部接続用の半田ボールである。
載面に設けられ、前記配線パターンに電気的に接続され
た外部接続用の半田ボールである。
【0035】図30(a)、(b)および図31
(a)、(b)は、図29のBGA−P(FC)パッケ
ージの従来の製造工程の一例を工程順に示す。
(a)、(b)は、図29のBGA−P(FC)パッケ
ージの従来の製造工程の一例を工程順に示す。
【0036】(a)フリップチップ接続工程 図30(a)に示すように、個片状のチップ10の素子
形成面のパッド電極上に設けられた共晶半田(Sn/P
b=63wt%/37wt%)からなる半田バンプ13
と、個片状のプリント基板11のCu配線パターン上の
共晶半田(Sn/Pb=63wt%/37wt%)から
なる配線を熱圧着法で接続(フリップチップ接続)す
る。
形成面のパッド電極上に設けられた共晶半田(Sn/P
b=63wt%/37wt%)からなる半田バンプ13
と、個片状のプリント基板11のCu配線パターン上の
共晶半田(Sn/Pb=63wt%/37wt%)から
なる配線を熱圧着法で接続(フリップチップ接続)す
る。
【0037】この後、チップ10とプリント基板11と
の間に封止樹脂(図示せず)を充填させる。この樹脂を
充填するプロセスは、通常の樹脂の塗布と同様にディス
ペンス法により行う。このディスペンス法は、ディスペ
ンサと呼ばれる制御装置により樹脂充填用のシリンジと
呼ばれる可動装置を制御し、シリンジの先端にあるノズ
ル(管)から樹脂を充填する。
の間に封止樹脂(図示せず)を充填させる。この樹脂を
充填するプロセスは、通常の樹脂の塗布と同様にディス
ペンス法により行う。このディスペンス法は、ディスペ
ンサと呼ばれる制御装置により樹脂充填用のシリンジと
呼ばれる可動装置を制御し、シリンジの先端にあるノズ
ル(管)から樹脂を充填する。
【0038】(b)スティフナ貼付工程 図30(b)に示すように、個片状のスティフナ(例え
ばSUS304Hからなる0.35mm厚のもの)15
を前記フリップチップ接続後のプリント基板11上に接
着剤16により接着する。
ばSUS304Hからなる0.35mm厚のもの)15
を前記フリップチップ接続後のプリント基板11上に接
着剤16により接着する。
【0039】(c)カバープレート貼付工程 図31(a)に示すように、個片状のカバープレート
(例えばCuからなる0.2mm厚のもの)17を前記
スティフナ貼付後のプリント基板11上のチップ10の
裏面上およびスティフナ15上に接着剤16により接着
する。
(例えばCuからなる0.2mm厚のもの)17を前記
スティフナ貼付後のプリント基板11上のチップ10の
裏面上およびスティフナ15上に接着剤16により接着
する。
【0040】(d)ボール搭載工程 図31(b)に示すように、スティフナ貼付、カバープ
レート貼付後のプリント基板11の裏面のボール接続位
置に、導体からなるパッドを形成し、パッド部にフラッ
クスを塗布した後、上記フラックスを介して前記パッド
上に共晶半田ボールを接着させる。さらに、150℃、
60秒以上で加熱することによって前記フラックスを活
性化させ、220℃、20秒以上で加熱することによっ
て前記共晶半田ボールとパッドを接続させる。
レート貼付後のプリント基板11の裏面のボール接続位
置に、導体からなるパッドを形成し、パッド部にフラッ
クスを塗布した後、上記フラックスを介して前記パッド
上に共晶半田ボールを接着させる。さらに、150℃、
60秒以上で加熱することによって前記フラックスを活
性化させ、220℃、20秒以上で加熱することによっ
て前記共晶半田ボールとパッドを接続させる。
【0041】しかし、上記したような従来のBGA−P
(FC)の製造工程は、プリント基板11、スティフナ
およびカバープレートをそれぞれ個片状で取り扱うの
で、取り扱いが困難であり、生産性が低い。
(FC)の製造工程は、プリント基板11、スティフナ
およびカバープレートをそれぞれ個片状で取り扱うの
で、取り扱いが困難であり、生産性が低い。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
BGA−T(FC)、BGA−T(TAB)の製造工程
においては、スティフナおよびカバープレートをそれぞ
れ個片状で取り扱うので、取り扱いが困難であり、ま
た、TABテープの歩留りの影響を受け、生産の安定性
や生産性が悪く、ボール搭載が困難であるという問題が
あった。
BGA−T(FC)、BGA−T(TAB)の製造工程
においては、スティフナおよびカバープレートをそれぞ
れ個片状で取り扱うので、取り扱いが困難であり、ま
た、TABテープの歩留りの影響を受け、生産の安定性
や生産性が悪く、ボール搭載が困難であるという問題が
あった。
【0043】また、従来のBGA−P(FC)の製造工
程においては、プリント基板、スティフナおよびカバー
プレートをそれぞれ個片状で取り扱うので、取り扱いが
困難であり、生産性が低いという問題があった。
程においては、プリント基板、スティフナおよびカバー
プレートをそれぞれ個片状で取り扱うので、取り扱いが
困難であり、生産性が低いという問題があった。
【0044】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、パッケージ基板、第1の保持体および第2の
保持体のうちの少なくとも1つをチップ搭載用領域ある
いは第1の保持体領域あるいは第2の保持体領域が長さ
方向の一定間隔毎に複数個形成された長尺状のもので取
り扱うことにより、取り扱いが容易になり、生産性を高
めることが可能になる半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
たもので、パッケージ基板、第1の保持体および第2の
保持体のうちの少なくとも1つをチップ搭載用領域ある
いは第1の保持体領域あるいは第2の保持体領域が長さ
方向の一定間隔毎に複数個形成された長尺状のもので取
り扱うことにより、取り扱いが容易になり、生産性を高
めることが可能になる半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0045】また、本発明の他の目的は、TABテープ
の歩留りが悪い場合の影響を除去でき、TABテープの
反り、巻き癖を抑制でき、BGA−T(FC)、BGA
−T(TAB)などのBGA−Tパッケージ製造に際し
てボール搭載時にTABテープの平面性を実現でき、ボ
ールを期待通りに搭載することが容易になるパッケージ
を有する半導体装置の製造方法を提供することにある。
の歩留りが悪い場合の影響を除去でき、TABテープの
反り、巻き癖を抑制でき、BGA−T(FC)、BGA
−T(TAB)などのBGA−Tパッケージ製造に際し
てボール搭載時にTABテープの平面性を実現でき、ボ
ールを期待通りに搭載することが容易になるパッケージ
を有する半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0046】また、本発明の他の目的は、パッケージ基
板に搭載された半導体チップを囲む周辺部でパッケージ
基板上に接着される第1の保持体およびパッケージ基板
に対向して配設されるとともにチップに接着される第2
の保持体が一体物として形成されたものを使用すること
により、部品コストおよび製造工程数の削減、厚み方向
の寸法精度および強度の向上、軽量化を図り得る半導体
装置を提供することにある。
板に搭載された半導体チップを囲む周辺部でパッケージ
基板上に接着される第1の保持体およびパッケージ基板
に対向して配設されるとともにチップに接着される第2
の保持体が一体物として形成されたものを使用すること
により、部品コストおよび製造工程数の削減、厚み方向
の寸法精度および強度の向上、軽量化を図り得る半導体
装置を提供することにある。
【0047】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、パッケージ基板に搭載された半導体チップ、
前記チップを囲む周辺部で前記パッケージ基板上に接着
された第1の保持体、前記パッケージ基板に対向して配
設されるとともに第1の保持体で囲まれた前記チップに
対向して接着された第2の保持体を具備する半導体装置
の製造方法において、前記パッケージ基板、第1の保持
体および第2の保持体のうち、少なくとも1つは、前記
半導体装置が形成される領域が一定間隔毎に複数個連結
された長尺状形状とし、前記半導体装置が複数個連結さ
れた長尺状半導体装置群を形成する工程と、前記長尺状
の半導体装置群を単体の前記半導体装置に分離する工程
とを具備することを特徴とする。
造方法は、パッケージ基板に搭載された半導体チップ、
前記チップを囲む周辺部で前記パッケージ基板上に接着
された第1の保持体、前記パッケージ基板に対向して配
設されるとともに第1の保持体で囲まれた前記チップに
対向して接着された第2の保持体を具備する半導体装置
の製造方法において、前記パッケージ基板、第1の保持
体および第2の保持体のうち、少なくとも1つは、前記
半導体装置が形成される領域が一定間隔毎に複数個連結
された長尺状形状とし、前記半導体装置が複数個連結さ
れた長尺状半導体装置群を形成する工程と、前記長尺状
の半導体装置群を単体の前記半導体装置に分離する工程
とを具備することを特徴とする。
【0048】具備することを特徴とする。
【0049】また、本発明の半導体装置は、プリント基
板、セラミック基板、テープ基板のいずれか1つからな
るパッケージ基板に搭載された半導体チップと、前記チ
ップを囲む周辺部で前記パッケージ基板上に接着された
第1の保持体と、前記パッケージ基板に対向して配設さ
れるとともに第1の保持体で囲まれた前記チップに対向
して接着された第2の保持体とを具備する半導体装置に
おいて、前記第1の保持体と第2の保持体とは一体物と
して形成されていることを特徴とする。
板、セラミック基板、テープ基板のいずれか1つからな
るパッケージ基板に搭載された半導体チップと、前記チ
ップを囲む周辺部で前記パッケージ基板上に接着された
第1の保持体と、前記パッケージ基板に対向して配設さ
れるとともに第1の保持体で囲まれた前記チップに対向
して接着された第2の保持体とを具備する半導体装置に
おいて、前記第1の保持体と第2の保持体とは一体物と
して形成されていることを特徴とする。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0051】本発明の半導体装置の製造方法は、パッケ
ージ基板に搭載された半導体チップ、前記チップを囲む
周辺部で前記パッケージ基板上に接着された第1の保持
体、前記パッケージ基板に対向して配設されるとともに
第1の保持体で囲まれた前記チップに対向して接着され
た第2の保持体を具備する半導体装置を製造する際に適
用されるものである。
ージ基板に搭載された半導体チップ、前記チップを囲む
周辺部で前記パッケージ基板上に接着された第1の保持
体、前記パッケージ基板に対向して配設されるとともに
第1の保持体で囲まれた前記チップに対向して接着され
た第2の保持体を具備する半導体装置を製造する際に適
用されるものである。
【0052】前記パッケージ基板としては、テープ基板
(T)、プリント基板(P)、セラミック基板(C)な
どが挙げられる。また、前記半導体チップとパッケージ
基板との電気的接続方法は、フリップチップ(FC)、
ワイヤーボンディング(WB)、TABなどが挙げられ
る。
(T)、プリント基板(P)、セラミック基板(C)な
どが挙げられる。また、前記半導体チップとパッケージ
基板との電気的接続方法は、フリップチップ(FC)、
ワイヤーボンディング(WB)、TABなどが挙げられ
る。
【0053】従って、本発明をボールグリッドアレイ
(BGA)型のパッケージに適用する場合には、BGA
−T(TAB)、BGA−T(FC)、BGA−T(W
B)、BGA−P(FC)、BGA−P(WB)、BG
A−P(TAB)などのパッケージを実現できる。
(BGA)型のパッケージに適用する場合には、BGA
−T(TAB)、BGA−T(FC)、BGA−T(W
B)、BGA−P(FC)、BGA−P(WB)、BG
A−P(TAB)などのパッケージを実現できる。
【0054】まず、本発明の半導体装置の製造方法の第
1の実施の形態として、BGA−T(TAB)パッケー
ジの製造工程について説明する。
1の実施の形態として、BGA−T(TAB)パッケー
ジの製造工程について説明する。
【0055】第1の実施の形態に係る半導体装置の製造
方法は、TABテープに搭載された半導体チップ、前記
チップを囲む周辺部で前記TABテープに対向して配設
されるとともにTABテープ上に接着されたスティフナ
(第1の保持体)、前記TABテープに対向して配設さ
れるとともにスティフナで囲まれた前記チップに対向し
て接着されたカバープレート(第2の保持体)を具備す
るBGA−T(TAB)パッケージを製造する際、前記
TABテープ、スティフナおよびカバープレートのうち
の少なくとも1つをチップ搭載用領域あるいはスティフ
ナ領域あるいはカバープレート領域が長さ方向の一定間
隔毎に複数個形成された長尺状のものを使用して複数個
の半導体装置が長さ方向に連なった長尺状の半導体装置
群を形成する工程と、前記長尺状の半導体装置群を複数
個の単体の半導体装置に分離する工程とを具備すること
を特徴とするものである。
方法は、TABテープに搭載された半導体チップ、前記
チップを囲む周辺部で前記TABテープに対向して配設
されるとともにTABテープ上に接着されたスティフナ
(第1の保持体)、前記TABテープに対向して配設さ
れるとともにスティフナで囲まれた前記チップに対向し
て接着されたカバープレート(第2の保持体)を具備す
るBGA−T(TAB)パッケージを製造する際、前記
TABテープ、スティフナおよびカバープレートのうち
の少なくとも1つをチップ搭載用領域あるいはスティフ
ナ領域あるいはカバープレート領域が長さ方向の一定間
隔毎に複数個形成された長尺状のものを使用して複数個
の半導体装置が長さ方向に連なった長尺状の半導体装置
群を形成する工程と、前記長尺状の半導体装置群を複数
個の単体の半導体装置に分離する工程とを具備すること
を特徴とするものである。
【0056】なお、長尺状あるいはリール状あるいは個
片状のTABテープ、長尺状あるいは個片状のスティフ
ナおよび長尺状あるいは個片状のカバープレートの少な
くとも1つが長尺状のものである組み合わせは10通り
ある。この組み合わせが10通りある理由を次に説明す
る。上述したようにTABテープで3通り、スティフナ
で2通り、カバープレートで2通りあるために、考えら
れる最大の場合の数は3×2×2=12通りである。こ
の中で、TABテープがリール状、スティフナが個片
状、カバープレートが個片状の組み合わせと、TABテ
ープがリール状、スティフナが個片状、カバープレート
が個片状の組み合わせとは、少なくとも1つが長尺状で
はない。従って、組み合わせの数は12−2=10通り
となる。
片状のTABテープ、長尺状あるいは個片状のスティフ
ナおよび長尺状あるいは個片状のカバープレートの少な
くとも1つが長尺状のものである組み合わせは10通り
ある。この組み合わせが10通りある理由を次に説明す
る。上述したようにTABテープで3通り、スティフナ
で2通り、カバープレートで2通りあるために、考えら
れる最大の場合の数は3×2×2=12通りである。こ
の中で、TABテープがリール状、スティフナが個片
状、カバープレートが個片状の組み合わせと、TABテ
ープがリール状、スティフナが個片状、カバープレート
が個片状の組み合わせとは、少なくとも1つが長尺状で
はない。従って、組み合わせの数は12−2=10通り
となる。
【0057】また、スティフナおよびカバープレートが
一体的かつ長尺状に形成され、TABテープが個片状あ
るいは長尺状あるいはリール状のものである組み合わせ
は3通りある。さらに、スティフナおよびTABテープ
が一体的かつ長尺状に形成され、カバープレートが個片
状あるいは長尺状である組み合わせは2通りある。
一体的かつ長尺状に形成され、TABテープが個片状あ
るいは長尺状あるいはリール状のものである組み合わせ
は3通りある。さらに、スティフナおよびTABテープ
が一体的かつ長尺状に形成され、カバープレートが個片
状あるいは長尺状である組み合わせは2通りある。
【0058】従って、本発明方法を適用するTABテー
プ、スティフナおよびカバープレートの組み合わせは全
体として15通り(10通り+3通り+2通り)ある
が、以下、代表的な実施例を挙げて説明する。
プ、スティフナおよびカバープレートの組み合わせは全
体として15通り(10通り+3通り+2通り)ある
が、以下、代表的な実施例を挙げて説明する。
【0059】<実施例1−1>図1は、長尺状のスティ
フナ、個片状のTABテープおよび個片状のカバープレ
ートの組み合わせによる製造工程の一例を示すローチャ
ートである。
フナ、個片状のTABテープおよび個片状のカバープレ
ートの組み合わせによる製造工程の一例を示すローチャ
ートである。
【0060】図2(a)は、図1の工程で使用される長
尺状のスティフナ15aの一例を示す平面図である。
尺状のスティフナ15aの一例を示す平面図である。
【0061】この長尺状のスティフナ15aは、複数
(例えば4〜6)のスティフナ領域15bが長さ方向の
一定間隔毎に形成されており、TABテープのポリイミ
ドテープと熱膨張係数が近くて保持体として必要な剛性
を有する材料(例えばSUS304H)からなり、ほぼ
0.35mm厚のものである。この場合、スティフナ領
域15bは、例えばほぼ正方形のリング状であり、ステ
ィフナのフレーム部分15cに対して細い吊りピン15
dを介して連結された状態で一体的に形成されている。
また、長尺状のスティフナの幅方向両辺部には長さ方向
に間欠的に搬送ガイド、識別マーク兼用の開口部15e
が形成されている。
(例えば4〜6)のスティフナ領域15bが長さ方向の
一定間隔毎に形成されており、TABテープのポリイミ
ドテープと熱膨張係数が近くて保持体として必要な剛性
を有する材料(例えばSUS304H)からなり、ほぼ
0.35mm厚のものである。この場合、スティフナ領
域15bは、例えばほぼ正方形のリング状であり、ステ
ィフナのフレーム部分15cに対して細い吊りピン15
dを介して連結された状態で一体的に形成されている。
また、長尺状のスティフナの幅方向両辺部には長さ方向
に間欠的に搬送ガイド、識別マーク兼用の開口部15e
が形成されている。
【0062】図2(b)は、図1の工程で使用される個
片状のTABテープ11の一例の裏面を示す平面図であ
る。
片状のTABテープ11の一例の裏面を示す平面図であ
る。
【0063】この個片状のTABテープは、リール状の
TABテープより良品部分をチップ単体搭載用の個片に
切断されたものである。このTABテープは、通常のも
のと同様に、ポリイミドテープ75μm/接着剤12μ
m/Cu箔25μm/Snメッキ0.2〜0.4μmが
積層されてなり、チップ搭載部11bにインナーリード
(Cu導体配線)を有し、チップ搭載部の周辺部には前
記インナーリードに連なる半田ボール接続部のアレイ1
1cが形成されている。
TABテープより良品部分をチップ単体搭載用の個片に
切断されたものである。このTABテープは、通常のも
のと同様に、ポリイミドテープ75μm/接着剤12μ
m/Cu箔25μm/Snメッキ0.2〜0.4μmが
積層されてなり、チップ搭載部11bにインナーリード
(Cu導体配線)を有し、チップ搭載部の周辺部には前
記インナーリードに連なる半田ボール接続部のアレイ1
1cが形成されている。
【0064】図2(c)は、図1の工程で使用される個
片状のカバープレート17の一例を示す平面図である。
片状のカバープレート17の一例を示す平面図である。
【0065】この個片状のカバープレートは、熱伝導率
の良い材料(例えばCu)からなり、ほぼ0.2mm
厚、ほぼ正方形である。
の良い材料(例えばCu)からなり、ほぼ0.2mm
厚、ほぼ正方形である。
【0066】以下、図1および図2(a)、(b)、
(c)を参照しながら工程順に詳細に説明する。
(c)を参照しながら工程順に詳細に説明する。
【0067】(a)リール状のTABテープへのインナ
ーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されたリール状のTABテープの各チップ搭載用領域の
インナーリードにチップ10の素子形成面のパッド電極
を熱圧着法で接続する。
ーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されたリール状のTABテープの各チップ搭載用領域の
インナーリードにチップ10の素子形成面のパッド電極
を熱圧着法で接続する。
【0068】(b)TABテープの個片分離工程 リール状のTABテープより良品部分をチップ単体搭載
用の個片に切断する。 (c)スティフナ貼付工程 長尺状のスティフナに個片状の良品のTABテープを接
着剤により接着する。 (d)ポッティング工程(封止工程) TABテープに接続された状態のチップ10の素子形成
面を例えばエポキシ系樹脂で覆い、熱硬化させる。
用の個片に切断する。 (c)スティフナ貼付工程 長尺状のスティフナに個片状の良品のTABテープを接
着剤により接着する。 (d)ポッティング工程(封止工程) TABテープに接続された状態のチップ10の素子形成
面を例えばエポキシ系樹脂で覆い、熱硬化させる。
【0069】(e)カバープレート貼付工程 個片状のカバープレートを前記長尺状のスティフナ上お
よびチップ10の裏面上に接着剤により接着する。
よびチップ10の裏面上に接着剤により接着する。
【0070】(f)ボール搭載工程 長尺状のスティフナが添付されたTABテープの裏面の
チップ搭載用領域周辺のボール接続位置に導体からなる
パッドを形成し、パッド部にフラックスを塗布した後、
上記フラックスを介して前記パッド上に共晶半田ボール
を接着させる。さらに、150℃、60秒以上で加熱す
ることによって前記フラックスを活性化させ、220
℃、20秒以上で加熱することによって前記共晶半田ボ
ールとパッドを接続させる。
チップ搭載用領域周辺のボール接続位置に導体からなる
パッドを形成し、パッド部にフラックスを塗布した後、
上記フラックスを介して前記パッド上に共晶半田ボール
を接着させる。さらに、150℃、60秒以上で加熱す
ることによって前記フラックスを活性化させ、220
℃、20秒以上で加熱することによって前記共晶半田ボ
ールとパッドを接続させる。
【0071】(g)長尺状スティフナの個片分離工程 長尺状のスティフナの吊りピン部を切断することによっ
て半導体装置単体の個片に切断し、図27に示したよう
なBGAパッケージを得る。
て半導体装置単体の個片に切断し、図27に示したよう
なBGAパッケージを得る。
【0072】上記したように長尺状のスティフナを使用
し、インナーリードボンディング工程、TABテープの
個片分離工程、長尺状スティフナ貼付工程、封止工程、
カバープレート貼付工程、ボール搭載工程、長尺状ステ
ィフナの個片分離工程を順に実施することにより、TA
Bテープの歩留りが悪い場合の影響を除去でき、TAB
テープの反り、巻き癖を抑制でき、ボール搭載時にTA
Bテープの平面性を実現でき、ボールを期待通りに搭載
することが容易になるBGAパッケージを有する半導体
装置を製造することができる。
し、インナーリードボンディング工程、TABテープの
個片分離工程、長尺状スティフナ貼付工程、封止工程、
カバープレート貼付工程、ボール搭載工程、長尺状ステ
ィフナの個片分離工程を順に実施することにより、TA
Bテープの歩留りが悪い場合の影響を除去でき、TAB
テープの反り、巻き癖を抑制でき、ボール搭載時にTA
Bテープの平面性を実現でき、ボールを期待通りに搭載
することが容易になるBGAパッケージを有する半導体
装置を製造することができる。
【0073】また、TABテープの個片への個片分離工
程をポッティング工程より前に実施することにより、T
ABテープ単体の良品のみを選択(不良品を除外)して
ポッティング工程に移行することが可能になり、ポッテ
ィング工程で通常実施される加熱炉内での樹脂キュアを
不良品についてはスキップさせることができる。これに
より、スループットの向上、生産コストの低減化を図る
ことが可能になる。 <実施例1−1の変形例>前記実施例1−1における
(d)ポッティング工程(封止工程)を(b)TABテ
ープの個片分離工程の前に実施するように順序を入れ替
えても、前記したような長尺状のスティフナを使用する
ことによる効果が得られる。
程をポッティング工程より前に実施することにより、T
ABテープ単体の良品のみを選択(不良品を除外)して
ポッティング工程に移行することが可能になり、ポッテ
ィング工程で通常実施される加熱炉内での樹脂キュアを
不良品についてはスキップさせることができる。これに
より、スループットの向上、生産コストの低減化を図る
ことが可能になる。 <実施例1−1の変形例>前記実施例1−1における
(d)ポッティング工程(封止工程)を(b)TABテ
ープの個片分離工程の前に実施するように順序を入れ替
えても、前記したような長尺状のスティフナを使用する
ことによる効果が得られる。
【0074】<実施例1−2>図3は、長尺状のカバー
プレート、個片状のTABテープおよび個片状のスティ
フナの組み合わせによる製造工程の一例を示す。
プレート、個片状のTABテープおよび個片状のスティ
フナの組み合わせによる製造工程の一例を示す。
【0075】図4(a)、(b)、(c)は、図3の工
程で使用される長尺状のカバープレート17a、個片状
のTABテープ11の裏面および個片状のスティフナ1
5の一例を示す平面図である。
程で使用される長尺状のカバープレート17a、個片状
のTABテープ11の裏面および個片状のスティフナ1
5の一例を示す平面図である。
【0076】長尺状のカバープレート17aは、複数
(例えば4〜6)のカバープレート領域17bが長さ方
向の一定間隔毎に形成されており、本例では熱伝導率の
良い金属材料(例えばCu)からなる0.2mm厚のも
のが使用されている。
(例えば4〜6)のカバープレート領域17bが長さ方
向の一定間隔毎に形成されており、本例では熱伝導率の
良い金属材料(例えばCu)からなる0.2mm厚のも
のが使用されている。
【0077】前記カバープレート領域17bは、カバー
プレートのフレーム部分17cに対して細い吊りピン1
7dを介して連結された状態で一体的に形成されてい
る。また、長尺状のカバープレートの幅方向両辺部には
長さ方向に間欠的に開口部17eが形成されている。
プレートのフレーム部分17cに対して細い吊りピン1
7dを介して連結された状態で一体的に形成されてい
る。また、長尺状のカバープレートの幅方向両辺部には
長さ方向に間欠的に開口部17eが形成されている。
【0078】以下、図3および図4を参照しながら工程
順に詳細に説明する。
順に詳細に説明する。
【0079】(a)リール状のTABテープへのインナ
ーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されたリール状のTABテープの各チップ搭載用領域の
インナーリードにチップ10の素子形成面のパッド電極
を熱圧着法で接続する。
ーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されたリール状のTABテープの各チップ搭載用領域の
インナーリードにチップ10の素子形成面のパッド電極
を熱圧着法で接続する。
【0080】(b)個片状スティフナ貼付工程 個片状のスティフナ(例えば、SUS304Hからなる
0.35mm厚のもの)を良品のTABテープ上に接着
剤により接着する。
0.35mm厚のもの)を良品のTABテープ上に接着
剤により接着する。
【0081】(c)リール状のTABテープの個片への
個片分離工程 リール状のTABテープより良品部分をチップ単体搭載
用の個片に切断する。 (d)長尺状カバープレート貼付工程 長尺状のカバープレートに前記スティフナおよびチップ
10裏面を接着剤により接着する。
個片分離工程 リール状のTABテープより良品部分をチップ単体搭載
用の個片に切断する。 (d)長尺状カバープレート貼付工程 長尺状のカバープレートに前記スティフナおよびチップ
10裏面を接着剤により接着する。
【0082】(e)ポッティング工程(封止工程) TABテープに接続された状態のチップ10の素子形成
面を例えばエポキシ系樹脂で覆い、熱硬化させる。
面を例えばエポキシ系樹脂で覆い、熱硬化させる。
【0083】(f)ボール搭載工程 TABテープの裏面のチップ搭載用領域周辺のボール接
続位置に導体からなるパッドを形成し、パッド部にフラ
ックスを塗布した後、上記フラックスを介して前記パッ
ド上に共晶半田ボールを接着させる。さらに、150
℃、60秒以上で加熱することによって前記フラックス
を活性化させ、220℃、20秒以上で加熱することに
よって前記共晶半田ボールとパッドを接続させる。
続位置に導体からなるパッドを形成し、パッド部にフラ
ックスを塗布した後、上記フラックスを介して前記パッ
ド上に共晶半田ボールを接着させる。さらに、150
℃、60秒以上で加熱することによって前記フラックス
を活性化させ、220℃、20秒以上で加熱することに
よって前記共晶半田ボールとパッドを接続させる。
【0084】(g)長尺状カバープレートの個片分離工
程 長尺状のカバープレートの吊りピン部分を切断すること
により半導体装置単体の個片に切断し、図27に示した
ようなBGAパッケージを得る。
程 長尺状のカバープレートの吊りピン部分を切断すること
により半導体装置単体の個片に切断し、図27に示した
ようなBGAパッケージを得る。
【0085】<実施例1−2の変形例>前記実施例1−
2における(e)ポッティング工程を(c)TABテー
プの個片分離工程の前に実施するように順序を入れ替え
てもよい。
2における(e)ポッティング工程を(c)TABテー
プの個片分離工程の前に実施するように順序を入れ替え
てもよい。
【0086】上記した実施例1−2およびその変形例に
よっても、前記した実施例1−1に準じて長尺状のカバ
ープレートを使用することによる効果が得られる。
よっても、前記した実施例1−1に準じて長尺状のカバ
ープレートを使用することによる効果が得られる。
【0087】<実施例1−3>図5は、長尺状のTAB
テープ、個片状のスティフナおよび個片状のカバープレ
ートの組み合わせによる製造工程の一例を示す。
テープ、個片状のスティフナおよび個片状のカバープレ
ートの組み合わせによる製造工程の一例を示す。
【0088】図6(a)、(b)、(c)は、図5の工
程で使用される長尺状のTABテープ11aの裏面、個
片状のスティフナ15および個片状のカバープレート1
7の一例を示す平面図である。
程で使用される長尺状のTABテープ11aの裏面、個
片状のスティフナ15および個片状のカバープレート1
7の一例を示す平面図である。
【0089】長尺状のTABテープ11aは、複数(例
えば4〜6)のチップ搭載用領域11bが長さ方向の一
定間隔毎に形成されている状態のものであり、例えばリ
ール状のTABテープから長尺状に切断分離されたもの
である。なお、11cは半田ボール接続部のアレイ、1
1dは開口部である。
えば4〜6)のチップ搭載用領域11bが長さ方向の一
定間隔毎に形成されている状態のものであり、例えばリ
ール状のTABテープから長尺状に切断分離されたもの
である。なお、11cは半田ボール接続部のアレイ、1
1dは開口部である。
【0090】以下、図5および図6を参照しながら工程
順に詳細に説明する。
順に詳細に説明する。
【0091】(a)リール状のTABテープへのインナ
ーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されたリール状のTABテープを引き出してその各チッ
プ搭載用領域のインナーリードにチップ10の素子形成
面のパッド電極を熱圧着法で接続する。
ーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されたリール状のTABテープを引き出してその各チッ
プ搭載用領域のインナーリードにチップ10の素子形成
面のパッド電極を熱圧着法で接続する。
【0092】(b)ポッティング工程(封止工程) TABテープに接続された状態のチップ10の素子形成
面を例えばエポキシ系樹脂で覆い、熱硬化させる。
面を例えばエポキシ系樹脂で覆い、熱硬化させる。
【0093】(c)TABテープのリール状→長尺状へ
の分離工程 リール状のTABテープを長尺状のTABテープに切断
する。
の分離工程 リール状のTABテープを長尺状のTABテープに切断
する。
【0094】(d)スティフナ貼付工程 個片状のスティフナ(例えば、SUS304Hからなる
0.35mm厚のもの)を長尺状のTABテープ上に接
着剤により接着する。
0.35mm厚のもの)を長尺状のTABテープ上に接
着剤により接着する。
【0095】(e)カバープレート貼付工程 個片状のカバープレート(例えば、Cuからなる0.2
mm厚のもの)を前記長尺状のTABテープ上のチップ
10の裏面上およびスティフナ上に接着剤により接着す
る。
mm厚のもの)を前記長尺状のTABテープ上のチップ
10の裏面上およびスティフナ上に接着剤により接着す
る。
【0096】(f)ボール搭載工程 長尺状のTABテープの裏面のチップ搭載用領域周辺の
ボール接続位置に導体からなるパッドを形成し、パッド
部にフラックスを塗布した後、上記フラックスを介して
前記パッド上に共晶半田ボールを接着させる。さらに、
150℃、60秒以上で加熱することによって前記フラ
ックスを活性化させ、220℃、20秒以上で加熱する
ことによって前記共晶半田ボールとパッドを接続させ
る。
ボール接続位置に導体からなるパッドを形成し、パッド
部にフラックスを塗布した後、上記フラックスを介して
前記パッド上に共晶半田ボールを接着させる。さらに、
150℃、60秒以上で加熱することによって前記フラ
ックスを活性化させ、220℃、20秒以上で加熱する
ことによって前記共晶半田ボールとパッドを接続させ
る。
【0097】(g)TABテープの個片分離工程 長尺状のTABテープを半導体装置単体搭載用の個片に
切断し、図27に示したようなBGAパッケージを得
る。
切断し、図27に示したようなBGAパッケージを得
る。
【0098】上記した第3実施例およびその変形例によ
っても、前記した第1実施例に準じて長尺状のTABテ
ープを使用することによる効果が得られる。
っても、前記した第1実施例に準じて長尺状のTABテ
ープを使用することによる効果が得られる。
【0099】<実施例1−4>実施例1−4は、スティ
フナおよびカバープレートが一体的かつ長尺状に形成さ
れたスティフナ・カバープレートの一体物と個片状のT
ABテープとの組み合わせを使用する。
フナおよびカバープレートが一体的かつ長尺状に形成さ
れたスティフナ・カバープレートの一体物と個片状のT
ABテープとの組み合わせを使用する。
【0100】図7(a)は、実施例1−4による製造工
程で使用される長尺状のスティフナ・カバープレートの
一体物70の一例を示す断面図であり、その上面から見
た平面の一例を図7(b)に示している。
程で使用される長尺状のスティフナ・カバープレートの
一体物70の一例を示す断面図であり、その上面から見
た平面の一例を図7(b)に示している。
【0101】この長尺状のスティフナ・カバープレート
の一体物70は、複数(例えば4〜6)のスティフナ領
域15b、四角形のカバープレート領域17bが長さ方
向の一定間隔毎に形成されており、本例では0.2〜
0.40mm厚のSUS304Hからなるプレートある
いはCuプレートがプレスされてカバープレート領域1
7bとスティフナ領域15bとが段差を持つように形成
されたものが使用される。
の一体物70は、複数(例えば4〜6)のスティフナ領
域15b、四角形のカバープレート領域17bが長さ方
向の一定間隔毎に形成されており、本例では0.2〜
0.40mm厚のSUS304Hからなるプレートある
いはCuプレートがプレスされてカバープレート領域1
7bとスティフナ領域15bとが段差を持つように形成
されたものが使用される。
【0102】なお、図7(b)中に点線で示すように、
カバープレート領域17bの四隅部付近には、スティフ
ナ・カバープレートの絞り加工によりカバープレート領
域17bを容易に突出させるための孔を設けてもよい。
カバープレート領域17bの四隅部付近には、スティフ
ナ・カバープレートの絞り加工によりカバープレート領
域17bを容易に突出させるための孔を設けてもよい。
【0103】図8は、図7のスティフナ・カバープレー
トの一体物70を使用した実施例1−4による製造工程
の一例を示す。
トの一体物70を使用した実施例1−4による製造工程
の一例を示す。
【0104】以下、図7、図8および図27を参照しな
がら工程順に詳細に説明する。
がら工程順に詳細に説明する。
【0105】(a)リール状のTABテープへのインナ
ーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されたリール状のTABテープの各チップ搭載用領域の
インナーリードにチップ10の素子形成面のパッド電極
を熱圧着法で接続する。
ーリードボンディング工程 多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎に形成
されたリール状のTABテープの各チップ搭載用領域の
インナーリードにチップ10の素子形成面のパッド電極
を熱圧着法で接続する。
【0106】(b)TABテープの個片分離工程 リール状のTABテープより良品のみをチップ単体搭載
用の個片に切断する。 (c)長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物の
貼付工程 長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物に個片状
のTABテープを接着剤により接着する。
用の個片に切断する。 (c)長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物の
貼付工程 長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物に個片状
のTABテープを接着剤により接着する。
【0107】(d)ポッティング工程(封止工程) 長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物が添付さ
れたTABテープにチップ10が接続された状態のまま
で、チップ10の素子形成面をエポキシ系樹脂で覆い、
熱硬化させる。
れたTABテープにチップ10が接続された状態のまま
で、チップ10の素子形成面をエポキシ系樹脂で覆い、
熱硬化させる。
【0108】(e)ボール搭載工程 長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物が添付さ
れたTABテープの裏面のチップ搭載用領域周辺のボー
ル接続位置に導体からなるパッドを形成し、パッド部に
フラックスを塗布した後、上記フラックスを介して前記
パッド上に共晶半田ボールを接着させる。さらに、15
0℃、60秒以上で加熱することによって前記フラック
スを活性化させ、220℃、20秒以上で加熱すること
によって前記共晶半田ボールとパッドを接続させる。
れたTABテープの裏面のチップ搭載用領域周辺のボー
ル接続位置に導体からなるパッドを形成し、パッド部に
フラックスを塗布した後、上記フラックスを介して前記
パッド上に共晶半田ボールを接着させる。さらに、15
0℃、60秒以上で加熱することによって前記フラック
スを活性化させ、220℃、20秒以上で加熱すること
によって前記共晶半田ボールとパッドを接続させる。
【0109】(f)長尺状スティフナ・カバープレート
の一体物の個片分離工程 長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物を半導体
装置単体の個片に切断し、BGAパッケージを得る。
の一体物の個片分離工程 長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物を半導体
装置単体の個片に切断し、BGAパッケージを得る。
【0110】上記した第4実施例およびその変形例によ
っても、前記した第1実施例に準じて長尺状のスティフ
ナおよびカバープレートを使用することによる効果が得
られる。
っても、前記した第1実施例に準じて長尺状のスティフ
ナおよびカバープレートを使用することによる効果が得
られる。
【0111】上記実施例1−4およびその変形例によっ
て製造された半導体装置は、図9に示すように、TAB
テープに搭載された半導体チップと、前記チップを囲む
周辺部で前記TABテープ上に接着されたスティフナ
と、前記TABテープに対向して配設されるとともにス
ティフナで囲まれた前記チップに対向して接着されたカ
バープレートとを具備し、前記スティフナとカバープレ
ートとは一体物として形成されていることを特徴とす
る。
て製造された半導体装置は、図9に示すように、TAB
テープに搭載された半導体チップと、前記チップを囲む
周辺部で前記TABテープ上に接着されたスティフナ
と、前記TABテープに対向して配設されるとともにス
ティフナで囲まれた前記チップに対向して接着されたカ
バープレートとを具備し、前記スティフナとカバープレ
ートとは一体物として形成されていることを特徴とす
る。
【0112】この場合、前記スティフナとカバープレー
トとの一体物は、一定厚さのプレートがプレスにより絞
り加工され、周辺部のスティフナ領域よりも中央部のカ
バープレート領域が一定高さの段差を持つように突出さ
れている。
トとの一体物は、一定厚さのプレートがプレスにより絞
り加工され、周辺部のスティフナ領域よりも中央部のカ
バープレート領域が一定高さの段差を持つように突出さ
れている。
【0113】なお、前記スティフナとカバープレートと
の一体物は、カバープレート領域が四角形であり、絞り
加工のために必要であれば、カバープレート領域の四隅
部付近に孔を設けてもよい。この孔の存在により、ステ
ィフナとカバープレートとで囲まれた内部で発生したガ
スや水分を外部に逃がすことが可能になる。
の一体物は、カバープレート領域が四角形であり、絞り
加工のために必要であれば、カバープレート領域の四隅
部付近に孔を設けてもよい。この孔の存在により、ステ
ィフナとカバープレートとで囲まれた内部で発生したガ
スや水分を外部に逃がすことが可能になる。
【0114】上記したような実施例1−4およびその変
形例によって製造された半導体装置によれば、TABテ
ープに搭載された半導体チップを囲む周辺部でTABテ
ープ上に接着されるスティフナおよびTABテープに対
向して配設されるとともにチップに接着されるカバープ
レートが一体物として形成されたものを使用することに
より、部品コストおよび製造工程数の削減、厚み方向の
寸法精度および強度の向上、軽量化を図ることが可能に
なる。
形例によって製造された半導体装置によれば、TABテ
ープに搭載された半導体チップを囲む周辺部でTABテ
ープ上に接着されるスティフナおよびTABテープに対
向して配設されるとともにチップに接着されるカバープ
レートが一体物として形成されたものを使用することに
より、部品コストおよび製造工程数の削減、厚み方向の
寸法精度および強度の向上、軽量化を図ることが可能に
なる。
【0115】<実施例1−5>TABテープ上に搭載さ
れた半導体チップ、前記チップの周辺部でTABテープ
上に接着されたスティフナ、前記TABテープに対向し
て配設されるとともに前記スティフナで囲まれたチップ
に対向して接着されたカバープレートを具備する半導体
装置の製造に際して、長尺状のスティフナと長尺状のT
ABテープとを貼り合わせたもの、あるいは、長尺状の
カバープレートと長尺状のTABテープとを貼り合わせ
たもの、あるいは、長尺状のスティフナと長尺状のカバ
ープレートとを貼り合わせたものを事前に用意してお
き、他の個片状の構成要素と接着させた後に半導体装置
単体の個片に切断し、図27に示したようなBGAパッ
ケージを得る。
れた半導体チップ、前記チップの周辺部でTABテープ
上に接着されたスティフナ、前記TABテープに対向し
て配設されるとともに前記スティフナで囲まれたチップ
に対向して接着されたカバープレートを具備する半導体
装置の製造に際して、長尺状のスティフナと長尺状のT
ABテープとを貼り合わせたもの、あるいは、長尺状の
カバープレートと長尺状のTABテープとを貼り合わせ
たもの、あるいは、長尺状のスティフナと長尺状のカバ
ープレートとを貼り合わせたものを事前に用意してお
き、他の個片状の構成要素と接着させた後に半導体装置
単体の個片に切断し、図27に示したようなBGAパッ
ケージを得る。
【0116】次に、本発明の半導体装置の製造方法の第
2の実施の形態として、BGA−P(FC)パッケージ
の製造工程について説明する。
2の実施の形態として、BGA−P(FC)パッケージ
の製造工程について説明する。
【0117】第2の実施の形態は、プリント基板に搭載
された半導体チップ、前記チップを囲む周辺部で前記パ
ッケージ基板に対向して配設されるとともにパッケージ
基板上に接着されたスティフナ(第1の保持体)、前記
パッケージ基板に対向して配設されるとともにスティフ
ナで囲まれた前記チップに対向して接着されたカバープ
レート(第2の保持体)を具備するBGA−P(FC)
パッケージを製造する際、前記プリント基板、スティフ
ナおよびカバープレートのうちの少なくとも1つをチッ
プ搭載用領域あるいはスティフナ領域あるいはカバープ
レート領域が長さ方向の一定間隔毎に複数個形成された
長尺状のものを使用して複数個の半導体装置が長さ方向
に連なった長尺状の半導体装置群を形成する工程と、前
記長尺状の半導体装置群を複数個の単体の半導体装置に
分離する工程とを具備することを特徴とする。
された半導体チップ、前記チップを囲む周辺部で前記パ
ッケージ基板に対向して配設されるとともにパッケージ
基板上に接着されたスティフナ(第1の保持体)、前記
パッケージ基板に対向して配設されるとともにスティフ
ナで囲まれた前記チップに対向して接着されたカバープ
レート(第2の保持体)を具備するBGA−P(FC)
パッケージを製造する際、前記プリント基板、スティフ
ナおよびカバープレートのうちの少なくとも1つをチッ
プ搭載用領域あるいはスティフナ領域あるいはカバープ
レート領域が長さ方向の一定間隔毎に複数個形成された
長尺状のものを使用して複数個の半導体装置が長さ方向
に連なった長尺状の半導体装置群を形成する工程と、前
記長尺状の半導体装置群を複数個の単体の半導体装置に
分離する工程とを具備することを特徴とする。
【0118】なお、長尺状あるいは個片状のプリント基
板、長尺状あるいは個片状のスティフナおよび長尺状あ
るいは個片状のカバープレートの少なくとも1つが長尺
状のものである組み合わせは7通りある。この7通りあ
る理由を以下に説明する。プリント基板、スティフナ、
カバープレートの考えられる最大の組み合わせの数は2
×2×2=8通りである。この中で、全てが個片状の場
合である1通りを除く。従って、少なくとも1つが長尺
状である組み合わせの数は8−1=7通りとなる。ま
た、スティフナおよびカバープレートが一体的かつ長尺
状に形成され、プリント基板が個片状あるいは長尺状の
ものである組み合わせは2通りある。従って、第2の実
施の形態に係るBGA−P(FC)は全体として9通り
(7通り+2通り)あるが、以下、代表的な実施例を挙
げて説明する。
板、長尺状あるいは個片状のスティフナおよび長尺状あ
るいは個片状のカバープレートの少なくとも1つが長尺
状のものである組み合わせは7通りある。この7通りあ
る理由を以下に説明する。プリント基板、スティフナ、
カバープレートの考えられる最大の組み合わせの数は2
×2×2=8通りである。この中で、全てが個片状の場
合である1通りを除く。従って、少なくとも1つが長尺
状である組み合わせの数は8−1=7通りとなる。ま
た、スティフナおよびカバープレートが一体的かつ長尺
状に形成され、プリント基板が個片状あるいは長尺状の
ものである組み合わせは2通りある。従って、第2の実
施の形態に係るBGA−P(FC)は全体として9通り
(7通り+2通り)あるが、以下、代表的な実施例を挙
げて説明する。
【0119】<実施例2−1>図10(a)、(b)
は、長尺状のスティフナ、それぞれ良品チップが搭載さ
れた後にチップとの間に樹脂が充填された個片状のプリ
ント基板、長尺状スティフナ15aおよび個片状のカバ
ープレート17を使用したBGA−P(FC)の製造工
程の一例を示す主要部の分解斜視図および全体的な側断
面の一例を概略的に示す図である。
は、長尺状のスティフナ、それぞれ良品チップが搭載さ
れた後にチップとの間に樹脂が充填された個片状のプリ
ント基板、長尺状スティフナ15aおよび個片状のカバ
ープレート17を使用したBGA−P(FC)の製造工
程の一例を示す主要部の分解斜視図および全体的な側断
面の一例を概略的に示す図である。
【0120】図11は、図10(a)中の長尺状スティ
フナ15aの一例を示す平面図である。この長尺状ステ
ィフナ15aは、複数個のスティフナ領域15bが長さ
方向の一定間隔毎に形成されており、保持体として必要
な剛性を有する材料(例えばSUS304H)からな
り、ほぼ0.35mm厚のものである。上記スティフナ
領域15bは、例えばほぼ正方形のリング状であり、長
尺状スティフナのフレーム部分15cに対して細い吊り
ピン15dを介して連結された状態で一体的に形成され
ている。また、長尺状スティフナの幅方向両辺部には長
さ方向に間欠的に開口部15eが形成されている。
フナ15aの一例を示す平面図である。この長尺状ステ
ィフナ15aは、複数個のスティフナ領域15bが長さ
方向の一定間隔毎に形成されており、保持体として必要
な剛性を有する材料(例えばSUS304H)からな
り、ほぼ0.35mm厚のものである。上記スティフナ
領域15bは、例えばほぼ正方形のリング状であり、長
尺状スティフナのフレーム部分15cに対して細い吊り
ピン15dを介して連結された状態で一体的に形成され
ている。また、長尺状スティフナの幅方向両辺部には長
さ方向に間欠的に開口部15eが形成されている。
【0121】図10(a)、(b)において、10は半
導体チップ、11は両面に配線パターンが形成されたパ
ッケージ基板(プリント基板)である。前記半導体チッ
プ10とプリント基板11はフリップチップ接続されて
おり、前記チップ10の素子形成面のパッド電極は半田
バンプ13を介してプリント基板に接続されている。1
4は前記チップ10とプリント基板11との間に充填さ
れるとともにチップ10の外周側面を覆うように形成さ
れた封止樹脂である。
導体チップ、11は両面に配線パターンが形成されたパ
ッケージ基板(プリント基板)である。前記半導体チッ
プ10とプリント基板11はフリップチップ接続されて
おり、前記チップ10の素子形成面のパッド電極は半田
バンプ13を介してプリント基板に接続されている。1
4は前記チップ10とプリント基板11との間に充填さ
れるとともにチップ10の外周側面を覆うように形成さ
れた封止樹脂である。
【0122】15は前記チップ10および封止樹脂14
の周辺部を囲むように前記プリント基板11上に配設さ
れ、接着シート16により接着された第1の保持体(ス
ティフナ、メタルフレーム)である。このスティフナの
使用目的は、チップ10とプリント基板11とを保持す
るものである。
の周辺部を囲むように前記プリント基板11上に配設さ
れ、接着シート16により接着された第1の保持体(ス
ティフナ、メタルフレーム)である。このスティフナの
使用目的は、チップ10とプリント基板11とを保持す
るものである。
【0123】17は前記チップ10、封止樹脂14およ
びスティフナ15の上面部を覆うように前記プリント基
板11に対向して配設され、前記チップ10の裏面(露
出面)の全面に放熱性のよい接着シート18により接着
されるとともに、前記スティフナ16の一部に放熱性の
よい接着シート18により接着されている第2の保持体
(カバープレート、ヒートシンク、ヒートプレート)で
ある。このカバープレートの使用目的は、チップ10と
プリント基板11とを保持し、チップ10からの熱放散
を行うものであり、熱伝導率の良い材料(例えばCu)
からなり、ほぼ0.2mm厚、ほぼ正方形である。
びスティフナ15の上面部を覆うように前記プリント基
板11に対向して配設され、前記チップ10の裏面(露
出面)の全面に放熱性のよい接着シート18により接着
されるとともに、前記スティフナ16の一部に放熱性の
よい接着シート18により接着されている第2の保持体
(カバープレート、ヒートシンク、ヒートプレート)で
ある。このカバープレートの使用目的は、チップ10と
プリント基板11とを保持し、チップ10からの熱放散
を行うものであり、熱伝導率の良い材料(例えばCu)
からなり、ほぼ0.2mm厚、ほぼ正方形である。
【0124】19は前記プリント基板11のチップ非搭
載面に設けられ、前記配線パターンに電気的に接続され
た外部接続用の半田ボールである。
載面に設けられ、前記配線パターンに電気的に接続され
た外部接続用の半田ボールである。
【0125】なお、前記接着のために本例では接着シー
ト16、18を使用している。即ち、チップ搭載領域に
対応して開口された長尺状の両面接着型の第1の接着シ
ート16を使用し、第1の接着シート16の片面に個片
状の基板11を載置し、第1の接着シート16の他の片
面に長尺状のスティフナ15aを載置し、加熱・圧着す
ることにより長尺状のスティフナ15aと基板1とを接
着することが可能になる。
ト16、18を使用している。即ち、チップ搭載領域に
対応して開口された長尺状の両面接着型の第1の接着シ
ート16を使用し、第1の接着シート16の片面に個片
状の基板11を載置し、第1の接着シート16の他の片
面に長尺状のスティフナ15aを載置し、加熱・圧着す
ることにより長尺状のスティフナ15aと基板1とを接
着することが可能になる。
【0126】さらに、長尺状の両面接着型の第2の接着
シート18を使用し、長尺状のスティフナ15aの他の
片面上に第2の接着シート18を介して個片状のカバー
プレート17を載置し、加熱・圧着することによりステ
ィフナ15aとカバープレート17とを接着することが
可能になる。なお、前記接着シート16、18に代えて
接着剤を使用することも可能である。
シート18を使用し、長尺状のスティフナ15aの他の
片面上に第2の接着シート18を介して個片状のカバー
プレート17を載置し、加熱・圧着することによりステ
ィフナ15aとカバープレート17とを接着することが
可能になる。なお、前記接着シート16、18に代えて
接着剤を使用することも可能である。
【0127】以下、図10および図11を参照しながら
製造工程順に詳細に説明する。
製造工程順に詳細に説明する。
【0128】(a)フリップチップ接続工程 個片状のチップ10の素子形成面のパッド電極上に設け
られた共晶半田(Sn/Pb=63wt%/37wt
%)からなる半田バンプ13と、個片状のプリント基板
11のCu配線パターン上の共晶半田(Sn/Pb=6
3wt%/37wt%)からなる配線を熱圧着法で接続
(フリップチップ接続)する。
られた共晶半田(Sn/Pb=63wt%/37wt
%)からなる半田バンプ13と、個片状のプリント基板
11のCu配線パターン上の共晶半田(Sn/Pb=6
3wt%/37wt%)からなる配線を熱圧着法で接続
(フリップチップ接続)する。
【0129】この後、チップ10とプリント基板11と
の間に封止樹脂14を充填させる。この樹脂を充填する
プロセスは、通常の樹脂の塗布と同様にディスペンス法
により行う。このディスペンス法は、ディスペンサと呼
ばれる制御装置により樹脂充填用のシリンジと呼ばれる
可動装置を制御し、シリンジの先端にあるノズル(管)
から樹脂を充填する。
の間に封止樹脂14を充填させる。この樹脂を充填する
プロセスは、通常の樹脂の塗布と同様にディスペンス法
により行う。このディスペンス法は、ディスペンサと呼
ばれる制御装置により樹脂充填用のシリンジと呼ばれる
可動装置を制御し、シリンジの先端にあるノズル(管)
から樹脂を充填する。
【0130】(b)長尺状スティフナ貼付工程 長さ方向の一定間隔毎にスティフナ領域15bが形成さ
れた長尺状スティフナ(例えばSUS304Hからなる
0.35mm厚のもの)15aを前記フリップチップ接
続後の複数個のプリント基板11上に前記接着シート1
6により接着する。この場合、接着剤としてエポキシ系
ペースト状の接着剤を使用し、常温で2秒間接着後に1
50℃で2時間のキュアを行うことによって接着しても
よい。
れた長尺状スティフナ(例えばSUS304Hからなる
0.35mm厚のもの)15aを前記フリップチップ接
続後の複数個のプリント基板11上に前記接着シート1
6により接着する。この場合、接着剤としてエポキシ系
ペースト状の接着剤を使用し、常温で2秒間接着後に1
50℃で2時間のキュアを行うことによって接着しても
よい。
【0131】(c)個片状カバープレート貼付工程 個片状のカバープレート(例えばCuからなる0.2m
m厚のもの)17を前記スティフナ貼付後のプリント基
板11上のチップ10の裏面上およびスティフナ15a
上に前記接着シート18により接着する。この場合、接
着剤としてエポキシ系ペースト状の接着剤を使用し、常
温で2秒間接着後に150℃で2時間のキュアを行うこ
とによって接着してもよい。
m厚のもの)17を前記スティフナ貼付後のプリント基
板11上のチップ10の裏面上およびスティフナ15a
上に前記接着シート18により接着する。この場合、接
着剤としてエポキシ系ペースト状の接着剤を使用し、常
温で2秒間接着後に150℃で2時間のキュアを行うこ
とによって接着してもよい。
【0132】(d)ボール搭載工程 スティフナ貼付、カバープレート貼付後のプリント基板
11の裏面のボール接続位置に、導体からなるパッド
(図示せず)を形成し、パッド部にフラックスを塗布し
た後、上記フラックスを介して前記パッド上に共晶半田
ボール19を接着させる。さらに、150℃、60秒以
上で加熱することによって前記フラックスを活性化さ
せ、220℃、20秒以上で加熱することによって前記
共晶半田ボールとパッドを接続させる。
11の裏面のボール接続位置に、導体からなるパッド
(図示せず)を形成し、パッド部にフラックスを塗布し
た後、上記フラックスを介して前記パッド上に共晶半田
ボール19を接着させる。さらに、150℃、60秒以
上で加熱することによって前記フラックスを活性化さ
せ、220℃、20秒以上で加熱することによって前記
共晶半田ボールとパッドを接続させる。
【0133】(e)長尺状スティフナの個片分離工程 長尺状スティフナ15aの吊りピン部15dを切断する
ことによって半導体装置単体の個片に切断し、BGA−
P(FC)パッケージを得る。
ことによって半導体装置単体の個片に切断し、BGA−
P(FC)パッケージを得る。
【0134】上記した製造工程のように、長さ方向の一
定間隔毎にスティフナ領域が形成された長尺状スティフ
ナを使用し、フリップチップ接続後の複数個のプリント
基板上に対する長尺状スティフナ貼付工程、個片状カバ
ープレート貼付工程、ボール搭載工程、長尺状スティフ
ナの個片分離工程を順に実施することにより、取り扱い
が容易になり、生産性を高めることが可能になる。
定間隔毎にスティフナ領域が形成された長尺状スティフ
ナを使用し、フリップチップ接続後の複数個のプリント
基板上に対する長尺状スティフナ貼付工程、個片状カバ
ープレート貼付工程、ボール搭載工程、長尺状スティフ
ナの個片分離工程を順に実施することにより、取り扱い
が容易になり、生産性を高めることが可能になる。
【0135】<実施例2−2>図12(a)、(b)
は、それぞれ良品チップが搭載された後にチップとの間
に樹脂が充填された個片状のプリント基板、個片状のス
ティフナおよび長尺状のカバープレートを使用したBG
A−P(FC)の製造工程の一例を示す分解斜視図およ
び一部分の側断面の一例を概略的に示す図である。
は、それぞれ良品チップが搭載された後にチップとの間
に樹脂が充填された個片状のプリント基板、個片状のス
ティフナおよび長尺状のカバープレートを使用したBG
A−P(FC)の製造工程の一例を示す分解斜視図およ
び一部分の側断面の一例を概略的に示す図である。
【0136】図12(a)、(b)において、17aは
長尺状のカバープレートであり、その他は図10
(a)、(b)中と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略する。
長尺状のカバープレートであり、その他は図10
(a)、(b)中と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略する。
【0137】図13は、図12(a)中の長尺状カバー
プレート17aの一例を示す平面図である。この長尺状
カバープレート17aは、複数個のカバープレート領域
17bが長さ方向の一定間隔毎に形成されており、保持
体として必要な剛性を有するとともに熱伝導率の良い材
料(例えばCu)からなり、ほぼ0.2mm厚のもので
ある。上記カバープレート領域17bは、例えばほぼ正
方形であり、長尺状カバープレートのフレーム部分17
cに対して細い吊りピン17dを介して連結された状態
で一体的に形成されている。また、長尺状カバープレー
ト17aの幅方向両辺部には長さ方向に間欠的に開口部
17eが形成されている。
プレート17aの一例を示す平面図である。この長尺状
カバープレート17aは、複数個のカバープレート領域
17bが長さ方向の一定間隔毎に形成されており、保持
体として必要な剛性を有するとともに熱伝導率の良い材
料(例えばCu)からなり、ほぼ0.2mm厚のもので
ある。上記カバープレート領域17bは、例えばほぼ正
方形であり、長尺状カバープレートのフレーム部分17
cに対して細い吊りピン17dを介して連結された状態
で一体的に形成されている。また、長尺状カバープレー
ト17aの幅方向両辺部には長さ方向に間欠的に開口部
17eが形成されている。
【0138】以下、図12および図13を参照しながら
製造工程順に詳細に説明する。
製造工程順に詳細に説明する。
【0139】(a)フリップチップ接続工程 前記実施例2−1と同様に、個片状のチップ10を個片
状のプリント基板11上にフリップチップ接続し、チッ
プ10とプリント基板11との間に封止樹脂を充填させ
る。
状のプリント基板11上にフリップチップ接続し、チッ
プ10とプリント基板11との間に封止樹脂を充填させ
る。
【0140】(b)個片状スティフナ貼付工程 個片状のスティフナ15(例えばSUS304Hからな
る0.35mm厚のもの)を前記フリップチップ接続後
の複数個のプリント基板11上に接着シート16により
接着する。この場合、接着剤としてエポキシ系ペースト
状の接着剤を使用し、常温で2秒間接着後に150℃で
2時間のキュアを行うことによって接着してもよい。
る0.35mm厚のもの)を前記フリップチップ接続後
の複数個のプリント基板11上に接着シート16により
接着する。この場合、接着剤としてエポキシ系ペースト
状の接着剤を使用し、常温で2秒間接着後に150℃で
2時間のキュアを行うことによって接着してもよい。
【0141】(c)長尺状カバープレート貼付工程 長さ方向の一定間隔毎にカバープレート領域17bが形
成された長尺状カバープレート17a(例えばCuから
なる0.2mm厚のもの)を前記スティフナ貼付後の複
数個のプリント基板11上のチップ10の裏面上および
スティフナ15上に接着シート18により接着する。こ
の場合、接着剤としてエポキシ系ペースト状の接着剤を
使用し、常温で2秒間接着後に150℃で2時間のキュ
アを行うことによって接着してもよい。
成された長尺状カバープレート17a(例えばCuから
なる0.2mm厚のもの)を前記スティフナ貼付後の複
数個のプリント基板11上のチップ10の裏面上および
スティフナ15上に接着シート18により接着する。こ
の場合、接着剤としてエポキシ系ペースト状の接着剤を
使用し、常温で2秒間接着後に150℃で2時間のキュ
アを行うことによって接着してもよい。
【0142】(d)ボール搭載工程 前記実施例2−1と同様に、プリント基板11の裏面に
ボール(図示せず)を搭載させる。
ボール(図示せず)を搭載させる。
【0143】(e)長尺状カバープレートの個片分離工
程 長尺状のカバープレート17aの吊りピン部17dを切
断することによって半導体装置単体の個片に切断し、B
GA−P(FC)パッケージを得る。
程 長尺状のカバープレート17aの吊りピン部17dを切
断することによって半導体装置単体の個片に切断し、B
GA−P(FC)パッケージを得る。
【0144】上記した製造工程のように、長さ方向の一
定間隔毎にカバープレート領域が形成された長尺状カバ
ープレートを使用し、フリップチップ接続後のプリント
基板上に対する個片状スティフナ貼付工程、スティフナ
貼付後の複数個のプリント基板上に対する長尺状カバー
プレート貼付工程、ボール搭載工程、長尺状スティフナ
の個片分離工程を順に実施することにより、取り扱いが
容易になり、生産性を高めることが可能になる。
定間隔毎にカバープレート領域が形成された長尺状カバ
ープレートを使用し、フリップチップ接続後のプリント
基板上に対する個片状スティフナ貼付工程、スティフナ
貼付後の複数個のプリント基板上に対する長尺状カバー
プレート貼付工程、ボール搭載工程、長尺状スティフナ
の個片分離工程を順に実施することにより、取り扱いが
容易になり、生産性を高めることが可能になる。
【0145】<実施例2−3>図14(a)、(b)
は、それぞれ良品チップが搭載された後にチップとの間
に樹脂が充填された個片状のプリント基板、長尺状のス
ティフナおよび長尺状のカバープレートを使用したBG
A−P(FC)の製造工程の一例を示す分解斜視図およ
び一部分の側断面の一例を概略的に示す図である。
は、それぞれ良品チップが搭載された後にチップとの間
に樹脂が充填された個片状のプリント基板、長尺状のス
ティフナおよび長尺状のカバープレートを使用したBG
A−P(FC)の製造工程の一例を示す分解斜視図およ
び一部分の側断面の一例を概略的に示す図である。
【0146】この実施例2−3は、前記実施例2−1に
おいて長尺状のスティフナ15aを使用する技術と実施
例2−2において長尺状のカバープレート17aを使用
する技術を組み合わせたものである。
おいて長尺状のスティフナ15aを使用する技術と実施
例2−2において長尺状のカバープレート17aを使用
する技術を組み合わせたものである。
【0147】図14(a)、(b)において、15aは
長尺状のスティフナ、17aは長尺状のカバープレート
であり、その他は図10(a)、(b)、図12
(a)、(b)中と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略する。
長尺状のスティフナ、17aは長尺状のカバープレート
であり、その他は図10(a)、(b)、図12
(a)、(b)中と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略する。
【0148】この実施例2−3では、複数個のプリント
基板11上に長尺状のスティフナ15aを接着し、さら
に、長尺状のカバープレート17aを接着し、プリント
基板11の裏面にボール(図示せず)を搭載した後、長
尺状のスティフナ15aおよび長尺状のカバープレート
17aを個片に切断分離することによって半導体装置単
体の個片に切断し、BGA−P(FC)パッケージを得
る。
基板11上に長尺状のスティフナ15aを接着し、さら
に、長尺状のカバープレート17aを接着し、プリント
基板11の裏面にボール(図示せず)を搭載した後、長
尺状のスティフナ15aおよび長尺状のカバープレート
17aを個片に切断分離することによって半導体装置単
体の個片に切断し、BGA−P(FC)パッケージを得
る。
【0149】<実施例2−4>実施例2−4は、それぞ
れ良品チップが搭載された後にチップとの間に樹脂が充
填された個片状のプリント基板と、スティフナおよびカ
バープレートが一体的かつ長尺状に形成された長尺状の
スティフナ・カバープレートの一体物を使用したBGA
−P(FC)の製造工程に係るものであり、この工程で
使用される長尺状のスティフナ・カバープレートの一体
物の一例の平面面を図15に示す。
れ良品チップが搭載された後にチップとの間に樹脂が充
填された個片状のプリント基板と、スティフナおよびカ
バープレートが一体的かつ長尺状に形成された長尺状の
スティフナ・カバープレートの一体物を使用したBGA
−P(FC)の製造工程に係るものであり、この工程で
使用される長尺状のスティフナ・カバープレートの一体
物の一例の平面面を図15に示す。
【0150】図15に示す長尺状のスティフナ・カバー
プレートの一体物21は、複数個のスティフナ・カバー
プレート一体領域21bが長さ方向の一定間隔毎に形成
されており、保持体として必要な剛性を有するとともに
熱伝導率の良い材料(例えばCu)からなり、上記ステ
ィフナ・カバープレート一体領域21bは、スティフナ
・カバープレートの一体物21のフレーム部分21cに
対して細い吊りピン21dを介して連結された状態で一
体的に形成されている。また、長尺状のスティフナ・カ
バープレートの一体物21の幅方向両辺部(フレーム部
分21c)には長さ方向に間欠的に開口部21eが形成
されている。
プレートの一体物21は、複数個のスティフナ・カバー
プレート一体領域21bが長さ方向の一定間隔毎に形成
されており、保持体として必要な剛性を有するとともに
熱伝導率の良い材料(例えばCu)からなり、上記ステ
ィフナ・カバープレート一体領域21bは、スティフナ
・カバープレートの一体物21のフレーム部分21cに
対して細い吊りピン21dを介して連結された状態で一
体的に形成されている。また、長尺状のスティフナ・カ
バープレートの一体物21の幅方向両辺部(フレーム部
分21c)には長さ方向に間欠的に開口部21eが形成
されている。
【0151】この実施例2−4では、長尺状のスティフ
ナ・カバープレートの一体物21を複数個のプリント基
板11上に接着し、プリント基板11の裏面にボール
(図示せず)を搭載した後、長尺状のスティフナ・カバ
ープレートの一体物21を個片に切断分離することによ
って半導体装置単体の個片に切断し、BGA−P(F
C)パッケージを得る。
ナ・カバープレートの一体物21を複数個のプリント基
板11上に接着し、プリント基板11の裏面にボール
(図示せず)を搭載した後、長尺状のスティフナ・カバ
ープレートの一体物21を個片に切断分離することによ
って半導体装置単体の個片に切断し、BGA−P(F
C)パッケージを得る。
【0152】<実施例2−4の変形例>この実施例2−
4の変形例に係る製造工程の一例における分解斜視図お
よび一部分の側断面の一例を図16(a)、(b)に概
略的に示している。
4の変形例に係る製造工程の一例における分解斜視図お
よび一部分の側断面の一例を図16(a)、(b)に概
略的に示している。
【0153】この工程で使用される長尺状のスティフナ
・カバープレートの一体物22は、この場合、カバープ
レート領域17bは、ほぼ0.2mm厚でほぼ正方形の
プレート領域であり、スティフナ領域15cは、ほぼ
0.55mm厚でほぼ正方形のリング状領域である。そ
して、長さ方向の一定間隔毎に単位領域(スティフナ・
カバープレート一体領域22b)に切断分離するための
切り込み22cが形成されている。
・カバープレートの一体物22は、この場合、カバープ
レート領域17bは、ほぼ0.2mm厚でほぼ正方形の
プレート領域であり、スティフナ領域15cは、ほぼ
0.55mm厚でほぼ正方形のリング状領域である。そ
して、長さ方向の一定間隔毎に単位領域(スティフナ・
カバープレート一体領域22b)に切断分離するための
切り込み22cが形成されている。
【0154】<実施例2−5>この実施例2−5に係る
製造工程の一例における分解斜視図および一部分の側断
面の一例を図17(a)、(b)に概略的に示してお
り、この工程で使用される長尺状のスティフナ・カバー
プレートの一体物の一例の平面面および断面図を図18
(a)、(b)に示す。
製造工程の一例における分解斜視図および一部分の側断
面の一例を図17(a)、(b)に概略的に示してお
り、この工程で使用される長尺状のスティフナ・カバー
プレートの一体物の一例の平面面および断面図を図18
(a)、(b)に示す。
【0155】図18に示す長尺状のスティフナ・カバー
プレートの一体物23は、複数個のスティフナ・カバー
プレート一体領域23bが長さ方向の一定間隔毎に形成
されており、保持体として必要な剛性を有するとともに
熱伝導率の良い材料からなるプレート(例えば0.2〜
0.40mmの一定厚さのSUS304Hプレートある
いは0.2mmの一定厚さのCuプレート)がプレスに
より絞り加工され、カバープレート領域17bとスティ
フナ領域15bとが段差を持つように形成されたものが
使用される。上記スティフナ・カバープレート一体領域
23bは、スティフナ・カバープレートの一体物23の
フレーム部分23cに対して細い吊りピン23dを介し
て連結された状態で一体的に形成されている。また、長
尺状のスティフナ・カバープレートの一体物21の幅方
向両辺部(フレーム部分21c)には長さ方向に間欠的
に開口部21eが形成されている。
プレートの一体物23は、複数個のスティフナ・カバー
プレート一体領域23bが長さ方向の一定間隔毎に形成
されており、保持体として必要な剛性を有するとともに
熱伝導率の良い材料からなるプレート(例えば0.2〜
0.40mmの一定厚さのSUS304Hプレートある
いは0.2mmの一定厚さのCuプレート)がプレスに
より絞り加工され、カバープレート領域17bとスティ
フナ領域15bとが段差を持つように形成されたものが
使用される。上記スティフナ・カバープレート一体領域
23bは、スティフナ・カバープレートの一体物23の
フレーム部分23cに対して細い吊りピン23dを介し
て連結された状態で一体的に形成されている。また、長
尺状のスティフナ・カバープレートの一体物21の幅方
向両辺部(フレーム部分21c)には長さ方向に間欠的
に開口部21eが形成されている。
【0156】上記実施例2−5によって製造された半導
体装置は、図17(b)に示すように、プリント基板1
1に搭載された半導体チップ10と、前記チップを囲む
周辺部で前記プリント基板上に接着剤16により接着さ
れたスティフナ領域15bと、前記プリント基板に対向
して配設されるとともにスティフナで囲まれた前記チッ
プに対向して接着剤18により接着されたカバープレー
ト領域17bとを具備し、前記スティフナとカバープレ
ートとは一体物として形成されていることを特徴とす
る。
体装置は、図17(b)に示すように、プリント基板1
1に搭載された半導体チップ10と、前記チップを囲む
周辺部で前記プリント基板上に接着剤16により接着さ
れたスティフナ領域15bと、前記プリント基板に対向
して配設されるとともにスティフナで囲まれた前記チッ
プに対向して接着剤18により接着されたカバープレー
ト領域17bとを具備し、前記スティフナとカバープレ
ートとは一体物として形成されていることを特徴とす
る。
【0157】この場合、前記スティフナとカバープレー
トとの一体物23は、一定厚さのプレートがプレスによ
り絞り加工され、周辺部のスティフナ領域15bよりも
中央部のカバープレート領域17bが一定高さの段差を
持つように突出されている。なお、前記スティフナとカ
バープレートとの一体物23は、カバープレート領域1
7bが四角形であり、絞り加工のために必要であれば、
カバープレート領域17bの四隅部付近に図7中に点線
で示したような孔を設けてもよい。この孔の存在によ
り、スティフナ領域15bとカバープレート領域17b
とで囲まれた内部で発生したガスや水分を外部に逃がす
ことが可能になる。
トとの一体物23は、一定厚さのプレートがプレスによ
り絞り加工され、周辺部のスティフナ領域15bよりも
中央部のカバープレート領域17bが一定高さの段差を
持つように突出されている。なお、前記スティフナとカ
バープレートとの一体物23は、カバープレート領域1
7bが四角形であり、絞り加工のために必要であれば、
カバープレート領域17bの四隅部付近に図7中に点線
で示したような孔を設けてもよい。この孔の存在によ
り、スティフナ領域15bとカバープレート領域17b
とで囲まれた内部で発生したガスや水分を外部に逃がす
ことが可能になる。
【0158】上記したような実施例2−4、その変形例
および実施例2−5によって製造された半導体装置によ
れば、プリント基板に搭載された半導体チップを囲む周
辺部でプリント基板上に接着されるスティフナおよびプ
リント基板に対向して配設されるとともにチップに接着
されるカバープレートが一体物として形成されたものを
使用することにより、部品コストおよび製造工程数の削
減、厚み方向の寸法精度および強度の向上、軽量化を図
ることが可能になる。
および実施例2−5によって製造された半導体装置によ
れば、プリント基板に搭載された半導体チップを囲む周
辺部でプリント基板上に接着されるスティフナおよびプ
リント基板に対向して配設されるとともにチップに接着
されるカバープレートが一体物として形成されたものを
使用することにより、部品コストおよび製造工程数の削
減、厚み方向の寸法精度および強度の向上、軽量化を図
ることが可能になる。
【0159】<実施例2−6>図19(a)、(b)
は、長尺状のプリント基板と、個片状のスティフナおよ
び個片状のカバープレートを使用したBGA−P(F
C)の製造工程の一例を示す分解斜視図および一部分の
側断面の一例を概略的に示す図である。
は、長尺状のプリント基板と、個片状のスティフナおよ
び個片状のカバープレートを使用したBGA−P(F
C)の製造工程の一例を示す分解斜視図および一部分の
側断面の一例を概略的に示す図である。
【0160】この実施例2−6では、長尺状のプリント
基板11aは、それぞれ良品チップが搭載された後にチ
ップとの間に樹脂が充填された複数個のチップ搭載領域
11bが長さ方向の一定間隔毎に形成されている。そし
て、この長尺状のプリント基板11a上に複数個の個片
状のスティフナ15を接着剤16により接着し、さら
に、複数個の個片状のカバープレート17を接着剤18
により接着し、プリント基板11の裏面にボール(図示
せず)を搭載した後、長尺状のプリント基板11を個片
に切断分離することによって半導体装置単体の個片に切
断し、BGA−P(FC)パッケージを得る。
基板11aは、それぞれ良品チップが搭載された後にチ
ップとの間に樹脂が充填された複数個のチップ搭載領域
11bが長さ方向の一定間隔毎に形成されている。そし
て、この長尺状のプリント基板11a上に複数個の個片
状のスティフナ15を接着剤16により接着し、さら
に、複数個の個片状のカバープレート17を接着剤18
により接着し、プリント基板11の裏面にボール(図示
せず)を搭載した後、長尺状のプリント基板11を個片
に切断分離することによって半導体装置単体の個片に切
断し、BGA−P(FC)パッケージを得る。
【0161】上記したような本発明の第2の実施の形態
に係る半導体装置の製造方法によれば、プリント基板1
1、スティフナ15およびカバープレート17のうちの
少なくとも1つをチップ搭載用領域11bあるいはステ
ィフナ領域15bあるいはカバープレート領域17bが
長さ方向の一定間隔毎に複数個形成された長尺状のもの
で取り扱うことにより、取り扱いが容易になり、生産性
を高めることが可能になる。
に係る半導体装置の製造方法によれば、プリント基板1
1、スティフナ15およびカバープレート17のうちの
少なくとも1つをチップ搭載用領域11bあるいはステ
ィフナ領域15bあるいはカバープレート領域17bが
長さ方向の一定間隔毎に複数個形成された長尺状のもの
で取り扱うことにより、取り扱いが容易になり、生産性
を高めることが可能になる。
【0162】また、上記第2の実施の形態に係る製造方
法の実施例のうちで<実施例2−4、その変形例および
実施例2−5>により製造された半導体装置によれば、
プリント基板11に搭載された半導体チップ10を囲む
周辺部でパッケージ基板上に接着されるスティフナ領域
15bおよびパッケージ基板11に対向して配設される
とともにチップ10に接着されるカバープレート領域1
7bが一体物として形成されたものを使用することによ
り、部品コストおよび製造工程数の削減、厚み方向の寸
法精度および強度の向上、軽量化を図ることが可能にな
る。
法の実施例のうちで<実施例2−4、その変形例および
実施例2−5>により製造された半導体装置によれば、
プリント基板11に搭載された半導体チップ10を囲む
周辺部でパッケージ基板上に接着されるスティフナ領域
15bおよびパッケージ基板11に対向して配設される
とともにチップ10に接着されるカバープレート領域1
7bが一体物として形成されたものを使用することによ
り、部品コストおよび製造工程数の削減、厚み方向の寸
法精度および強度の向上、軽量化を図ることが可能にな
る。
【0163】なお、前記したような本発明の各実施例に
おいて、スティフナ、カバープレート、スティフナ・カ
バープレートの一体物の幅方向両辺部(フレーム部分)
に長さ方向に間欠的に形成されている開口部15e、2
1e、22e、23eは、スティフナ、カバープレー
ト、スティフナ・カバープレートの一体物を搬送するた
めのガイド孔として機能する。つまり、この搬送ガイド
孔にピンなどを挿入し、同一ピッチで電子部品用のキャ
リアを次の工程に送ることが可能である。この場合に
は、上記搬送ガイド孔は、電子部品の収納部の間隔と等
間隔の位置に存在する(例えば単位領域の両側に1つづ
つ存在する)ように形成しておけばよい。
おいて、スティフナ、カバープレート、スティフナ・カ
バープレートの一体物の幅方向両辺部(フレーム部分)
に長さ方向に間欠的に形成されている開口部15e、2
1e、22e、23eは、スティフナ、カバープレー
ト、スティフナ・カバープレートの一体物を搬送するた
めのガイド孔として機能する。つまり、この搬送ガイド
孔にピンなどを挿入し、同一ピッチで電子部品用のキャ
リアを次の工程に送ることが可能である。この場合に
は、上記搬送ガイド孔は、電子部品の収納部の間隔と等
間隔の位置に存在する(例えば単位領域の両側に1つづ
つ存在する)ように形成しておけばよい。
【0164】また、上記開口部は、スティフナ、カバー
プレート、スティフナ・カバープレートの一体物の上下
反転、左右反転、表裏反転を防止するための認識マーク
として機能する。この場合には、開口部は、前記実施例
に図示された位置に限定されず、スティフナ、カバープ
レート、スティフナ・カバープレートの一体物の単位領
域の外側領域で単位領域に対して線対象および点対象の
位置に該当しない位置に1つ以上存在する(例えば単位
領域の両側に1つづつ存在する)ように形成しておけば
よい。
プレート、スティフナ・カバープレートの一体物の上下
反転、左右反転、表裏反転を防止するための認識マーク
として機能する。この場合には、開口部は、前記実施例
に図示された位置に限定されず、スティフナ、カバープ
レート、スティフナ・カバープレートの一体物の単位領
域の外側領域で単位領域に対して線対象および点対象の
位置に該当しない位置に1つ以上存在する(例えば単位
領域の両側に1つづつ存在する)ように形成しておけば
よい。
【0165】さらに、認識マークとしての機能は、前記
したような開口部に限らず、凹凸部でも果たすことが可
能である。さらに、認識マークとしての開口部あるいは
凹凸部は、1つのスティフナ領域あるいは1つのカバー
プレート領域に1つづつに限定されず、複数個づつ形成
してもよい。
したような開口部に限らず、凹凸部でも果たすことが可
能である。さらに、認識マークとしての開口部あるいは
凹凸部は、1つのスティフナ領域あるいは1つのカバー
プレート領域に1つづつに限定されず、複数個づつ形成
してもよい。
【0166】<長尺状のカバープレートの変形例>実施
例2−2、2−3等で使用される長尺状カバープレート
17aは、図20(a)、(b)に示すように、各カバ
ープレート領域17bのうちでチップ10に対向する部
分に、チップ対向面が陥没(その反対面が突出)するよ
うにディンプル加工部17fを設けておき、カバープレ
ート17aとチップ上の接着剤18との密着性を向上さ
せることが可能である。
例2−2、2−3等で使用される長尺状カバープレート
17aは、図20(a)、(b)に示すように、各カバ
ープレート領域17bのうちでチップ10に対向する部
分に、チップ対向面が陥没(その反対面が突出)するよ
うにディンプル加工部17fを設けておき、カバープレ
ート17aとチップ上の接着剤18との密着性を向上さ
せることが可能である。
【0167】また、前記カバープレート領域17bのう
ちでスティフナ15に対向する部分に、スティフナ方向
に突出(その反対面が陥没)するようにディンプル加工
部(図示せず)を設けておき、カバープレート17aを
スティフナ15に点接触させて両者間の応力を緩和させ
ることが可能である。
ちでスティフナ15に対向する部分に、スティフナ方向
に突出(その反対面が陥没)するようにディンプル加工
部(図示せず)を設けておき、カバープレート17aを
スティフナ15に点接触させて両者間の応力を緩和させ
ることが可能である。
【0168】また、前記カバープレート領域17bに、
接着剤18の硬化後のデガスを外部に逃がすための開口
部(図示せず)を設けておくようにしてもよい。
接着剤18の硬化後のデガスを外部に逃がすための開口
部(図示せず)を設けておくようにしてもよい。
【0169】なお、前記したような目的を有する開口部
あるいはディンプル加工部は、前記カバープレートに限
らず、スティフナ、スティフナ・カバープレートの一体
物に設けてもよい。また、前記スティフナ領域のパッケ
ージ基板対向面が陥没するようにディンプル加工部を設
けておけば、スティフナとパッケージ基板上の接着剤と
の密着性を向上させることが可能である。
あるいはディンプル加工部は、前記カバープレートに限
らず、スティフナ、スティフナ・カバープレートの一体
物に設けてもよい。また、前記スティフナ領域のパッケ
ージ基板対向面が陥没するようにディンプル加工部を設
けておけば、スティフナとパッケージ基板上の接着剤と
の密着性を向上させることが可能である。
【0170】<スティフナの変形例>長尺状のスティフ
ナは、複数(例えば4〜6)のスティフナ領域が長さ方
向の一定間隔毎に形成されており、本例では熱伝導率の
良い金属材料(例えばSUS304Hからなる0.35
mm厚のもの)が使用されているが、これ以外に、他の
金属、表面を絶縁処理した他の金属、あるいは絶縁物を
使用することも可能であり、厚さも限定されるものでは
ない。
ナは、複数(例えば4〜6)のスティフナ領域が長さ方
向の一定間隔毎に形成されており、本例では熱伝導率の
良い金属材料(例えばSUS304Hからなる0.35
mm厚のもの)が使用されているが、これ以外に、他の
金属、表面を絶縁処理した他の金属、あるいは絶縁物を
使用することも可能であり、厚さも限定されるものでは
ない。
【0171】<カバープレートの変形例>長尺状のカバ
ープレートは、複数(例えば4〜6)のカバープレート
領域17bが長さ方向の一定間隔毎に形成されており、
本例では熱伝導率の良い金属材料(例えばCuからなる
0.2mm厚のもの)が使用されているが、これ以外
に、他の金属、表面を絶縁処理した他の金属、あるいは
絶縁物を使用することも可能であり、厚さも限定される
ものではない。
ープレートは、複数(例えば4〜6)のカバープレート
領域17bが長さ方向の一定間隔毎に形成されており、
本例では熱伝導率の良い金属材料(例えばCuからなる
0.2mm厚のもの)が使用されているが、これ以外
に、他の金属、表面を絶縁処理した他の金属、あるいは
絶縁物を使用することも可能であり、厚さも限定される
ものではない。
【0172】<スティフナ・カバープレートの一体物の
変形例>長尺状のスティフナ・カバープレート一体物の
材料は、SUS304H、Cuなどに限定されず、A
l、NiメッキしたCu、Cu/W、Al−SiCなど
も考えられ、さらに他の金属、表面を処理した他の金
属、合金、またはある程度の強度と放熱性を持つ金属以
外の材料でもよく、厚さも限定されるものではない。 <吊りピンの変形例>長尺状のスティフナ・カバープレ
ート一体物においてフレーム部と単位領域とを連結する
ための吊りピンを設ける位置は、前記実施例に図示する
ような単位領域の二辺部に設けることに限定されるもの
ではなく、例えば図18(a)に示す長尺状のスティフ
ナとカバープレートとの一体物23のように、四角形の
スティフナ・カバープレート一体領域23bの四隅部に
吊りピン23eを設けてもよい。同様に、長尺状のステ
ィフナあるいは長尺状のカバープレートにおいても、ス
ティフナ領域あるいはカバープレート領域の四隅部に吊
りピンを設けてよい。
変形例>長尺状のスティフナ・カバープレート一体物の
材料は、SUS304H、Cuなどに限定されず、A
l、NiメッキしたCu、Cu/W、Al−SiCなど
も考えられ、さらに他の金属、表面を処理した他の金
属、合金、またはある程度の強度と放熱性を持つ金属以
外の材料でもよく、厚さも限定されるものではない。 <吊りピンの変形例>長尺状のスティフナ・カバープレ
ート一体物においてフレーム部と単位領域とを連結する
ための吊りピンを設ける位置は、前記実施例に図示する
ような単位領域の二辺部に設けることに限定されるもの
ではなく、例えば図18(a)に示す長尺状のスティフ
ナとカバープレートとの一体物23のように、四角形の
スティフナ・カバープレート一体領域23bの四隅部に
吊りピン23eを設けてもよい。同様に、長尺状のステ
ィフナあるいは長尺状のカバープレートにおいても、ス
ティフナ領域あるいはカバープレート領域の四隅部に吊
りピンを設けてよい。
【0173】このように単位領域の四隅部に吊りピンを
設けると、次に述べるような利点がある。
設けると、次に述べるような利点がある。
【0174】即ち、通常、半導体装置の基板の外形仕様
として縦横方向の寸法が規定されるが、半導体装置の基
板11の四隅部をテーパ状に切断した状態で形成してお
くと、前記四隅部の吊りピンを切断した時にその一部が
単位領域側に残るとしても基板領域の外側に吊りピンの
一部が突出しないように切断できるので、基板の外形寸
法の仕様を満たすことが可能になる。
として縦横方向の寸法が規定されるが、半導体装置の基
板11の四隅部をテーパ状に切断した状態で形成してお
くと、前記四隅部の吊りピンを切断した時にその一部が
単位領域側に残るとしても基板領域の外側に吊りピンの
一部が突出しないように切断できるので、基板の外形寸
法の仕様を満たすことが可能になる。
【0175】これに対して、吊りピンを単位領域の二辺
部に設けると、吊りピンを切断した時にその一部が半導
体装置の基板領域の外側に突出した状態で残るので、基
板の外形寸法の仕様を満たさなくなるおそれがある。
部に設けると、吊りピンを切断した時にその一部が半導
体装置の基板領域の外側に突出した状態で残るので、基
板の外形寸法の仕様を満たさなくなるおそれがある。
【0176】<スティフナ、カバープレート、スティフ
ナ・カバープレート一体物の単位領域のサイズの変形例
>スティフナ、カバープレート、スティフナ・カバープ
レート一体物の単位領域のサイズは、前記実施例に図示
するような半導体装置の基板のサイズとほぼ同じである
必要はなく、半導体装置の基板のサイズより小さくても
よい。
ナ・カバープレート一体物の単位領域のサイズの変形例
>スティフナ、カバープレート、スティフナ・カバープ
レート一体物の単位領域のサイズは、前記実施例に図示
するような半導体装置の基板のサイズとほぼ同じである
必要はなく、半導体装置の基板のサイズより小さくても
よい。
【0177】この場合、単位領域の四隅部の吊りピンが
基板上に位置しなくなるように基板の四隅部をテーパ状
に形成しておくと、吊りピンを切断する時に基板に関係
なく吊りピンのみを容易に切断することが可能になる。
基板上に位置しなくなるように基板の四隅部をテーパ状
に形成しておくと、吊りピンを切断する時に基板に関係
なく吊りピンのみを容易に切断することが可能になる。
【0178】<保持体の変形例>本発明の半導体パッケ
ージで使用する保持体は、前記2種類(スティフナ、カ
バープレート)に限らず、他の保持体を追加してもよ
い。また、前記BGA−P(FC)における保持体は、
前記した使用目的に限らず、他の使用目的(例えば機械
的特性の改善、電気的特性の改善、熱的特性の改善な
ど)を持たせた保持体を使用してもよい。
ージで使用する保持体は、前記2種類(スティフナ、カ
バープレート)に限らず、他の保持体を追加してもよ
い。また、前記BGA−P(FC)における保持体は、
前記した使用目的に限らず、他の使用目的(例えば機械
的特性の改善、電気的特性の改善、熱的特性の改善な
ど)を持たせた保持体を使用してもよい。
【0179】即ち、機械的特性を改善するための保持体
としては、2つの物質間(例えばパッケージ基板とカバ
ープレート)の応力を緩和するために、ヤング率、熱膨
張係数などの物性値を2つの物質の物性値の中間値に設
定された保持体が考えられる。
としては、2つの物質間(例えばパッケージ基板とカバ
ープレート)の応力を緩和するために、ヤング率、熱膨
張係数などの物性値を2つの物質の物性値の中間値に設
定された保持体が考えられる。
【0180】電気的特性を改善するための保持体として
は、保持体を電源電位あるいは接地電位に設定してお
き、チップ上のスイッチ素子群の同時スイッチ動作に起
因するスイッチングノイズなどの電源ノイズを低減させ
ることが考えられる。
は、保持体を電源電位あるいは接地電位に設定してお
き、チップ上のスイッチ素子群の同時スイッチ動作に起
因するスイッチングノイズなどの電源ノイズを低減させ
ることが考えられる。
【0181】熱的特性を改善するための保持体として
は、熱伝導率のより小さな材料を使用することにより、
チップからの熱放散をより効果的に行うことが考えられ
る。
は、熱伝導率のより小さな材料を使用することにより、
チップからの熱放散をより効果的に行うことが考えられ
る。
【0182】<スティフナ、カバープレートの接着工程
の変形例1>図21に示すように、チップ搭載領域に対
応して開口された長尺状の両面接着型の第1の接着シー
ト16が予め長尺状のスティフナ15aの片面に貼付け
されたものを使用する。そして、この第1の接着シート
16の片面(非貼付け面)に個片状の基板(図示せず)
を載置し、加熱・圧着することにより長尺状のスティフ
ナと基板とを接着することが可能になる。さらに、長尺
状の両面接着型の第2の接着シート18を使用し、長尺
状のスティフナの他の片面上に第2の接着シート18を
介して個片状あるいは長尺状のカバープレート(図示せ
ず)を載置し、加熱・圧着することによりスティフナと
カバープレートとを接着することが可能になる。
の変形例1>図21に示すように、チップ搭載領域に対
応して開口された長尺状の両面接着型の第1の接着シー
ト16が予め長尺状のスティフナ15aの片面に貼付け
されたものを使用する。そして、この第1の接着シート
16の片面(非貼付け面)に個片状の基板(図示せず)
を載置し、加熱・圧着することにより長尺状のスティフ
ナと基板とを接着することが可能になる。さらに、長尺
状の両面接着型の第2の接着シート18を使用し、長尺
状のスティフナの他の片面上に第2の接着シート18を
介して個片状あるいは長尺状のカバープレート(図示せ
ず)を載置し、加熱・圧着することによりスティフナと
カバープレートとを接着することが可能になる。
【0183】<スティフナ、カバープレートの接着工程
の変形例2>図22に示すように、チップ搭載領域に対
応して開口された長尺状の両面接着型の第1の接着シー
ト16が予め長尺状のスティフナ15aの片面に貼付け
られ、このスティフナの他の片面に長尺状の両面接着型
の第2の接着シート18が貼付けられたものを使用す
る。そして、前記第1の接着シート16の片面(非貼付
け面)に個片状の基板(図示せず)を載置し、第2の接
着シート18の片面(非貼付け面)に個片状あるいは長
尺状のカバープレート(図示せず)を載置し、加熱・圧
着することにより、スティフナと基板、スティフナとカ
バープレートとを接着することが可能になる。
の変形例2>図22に示すように、チップ搭載領域に対
応して開口された長尺状の両面接着型の第1の接着シー
ト16が予め長尺状のスティフナ15aの片面に貼付け
られ、このスティフナの他の片面に長尺状の両面接着型
の第2の接着シート18が貼付けられたものを使用す
る。そして、前記第1の接着シート16の片面(非貼付
け面)に個片状の基板(図示せず)を載置し、第2の接
着シート18の片面(非貼付け面)に個片状あるいは長
尺状のカバープレート(図示せず)を載置し、加熱・圧
着することにより、スティフナと基板、スティフナとカ
バープレートとを接着することが可能になる。
【0184】<スティフナ、カバープレートの接着工程
の変形例3>図23に示すように、チップ搭載領域に対
応して開口された長尺状の両面接着型の第1の接着シー
ト16が予め長尺状のスティフナ15aの片面に貼付け
られたものと、両面接着型の第2の接着シート18が予
め(個片状あるいは)長尺状のカバープレート17aの
片面に貼付けられたものを使用する。そして、上記第1
の接着シート16の片面(非貼付け面)に個片状の基板
ずし背を載置し、加熱・圧着することにより長尺状のス
ティフナと基板とを接着することが可能になる。さら
に、長尺状のスティフナの他の片面上に前記第2の接着
シート18の片面(非貼付け面)側を載置し、加熱・圧
着することによりスティフナとカバープレートとを接着
することが可能になる。
の変形例3>図23に示すように、チップ搭載領域に対
応して開口された長尺状の両面接着型の第1の接着シー
ト16が予め長尺状のスティフナ15aの片面に貼付け
られたものと、両面接着型の第2の接着シート18が予
め(個片状あるいは)長尺状のカバープレート17aの
片面に貼付けられたものを使用する。そして、上記第1
の接着シート16の片面(非貼付け面)に個片状の基板
ずし背を載置し、加熱・圧着することにより長尺状のス
ティフナと基板とを接着することが可能になる。さら
に、長尺状のスティフナの他の片面上に前記第2の接着
シート18の片面(非貼付け面)側を載置し、加熱・圧
着することによりスティフナとカバープレートとを接着
することが可能になる。
【0185】<カバープレート接着工程の変形例1>図
24に示すように、長尺状のカバープレート17aの片
面の各単位領域に対応して両面接着型の第2の接着シー
ト18aが予め貼付けられたものを使用する。そして、
上記第2の接着シート18aの片面(非貼付け面)に、
チップ接着済みの個片状あるいは長尺状のスティフナ
(図示せず)の片面(チップ接着面とは反対側)を載置
し、加熱・圧着することによりカバープレートとスティ
フナ、チップとを接着することが可能になる。この場合
には、第2の接着シート18aの使用量が少なくて済
み、コストダウンが可能になる。
24に示すように、長尺状のカバープレート17aの片
面の各単位領域に対応して両面接着型の第2の接着シー
ト18aが予め貼付けられたものを使用する。そして、
上記第2の接着シート18aの片面(非貼付け面)に、
チップ接着済みの個片状あるいは長尺状のスティフナ
(図示せず)の片面(チップ接着面とは反対側)を載置
し、加熱・圧着することによりカバープレートとスティ
フナ、チップとを接着することが可能になる。この場合
には、第2の接着シート18aの使用量が少なくて済
み、コストダウンが可能になる。
【0186】<カバープレート接着工程の変形例2>図
25に示すように、長尺状のカバープレート17aの片
面の単位領域毎のチップ搭載領域およびスティフナ領域
に対応して両面接着型の第2の接着シート18bが予め
貼付けられたものを使用する。そして、上記第2の接着
シート18bの片面(非貼付け面)に、チップ接着済み
の個片状あるいは長尺状のスティフナ(図示せず)の片
面(チップ接着面とは反対側)を載置し、加熱・圧着す
ることによりカバープレートとスティフナ、チップとを
接着することが可能になる。この場合には、接着シート
の使用量がより少なくて済み、一層のコストダウンが可
能になる。
25に示すように、長尺状のカバープレート17aの片
面の単位領域毎のチップ搭載領域およびスティフナ領域
に対応して両面接着型の第2の接着シート18bが予め
貼付けられたものを使用する。そして、上記第2の接着
シート18bの片面(非貼付け面)に、チップ接着済み
の個片状あるいは長尺状のスティフナ(図示せず)の片
面(チップ接着面とは反対側)を載置し、加熱・圧着す
ることによりカバープレートとスティフナ、チップとを
接着することが可能になる。この場合には、接着シート
の使用量がより少なくて済み、一層のコストダウンが可
能になる。
【0187】<スティフナ・カバープレート一体物接着
工程の変形例>図示しないが、チップ搭載領域に対応し
て開口された長尺状の両面接着型の接着シートを使用
し、この接着シートの片面に個片状の基板を載置し、上
記接着シートの他の片面に長尺状のスティフナ・カバー
プレート一体物を載置し、加熱・圧着することによりス
ティフナ・カバープレート一体物と基板とを接着するこ
とが可能になる。
工程の変形例>図示しないが、チップ搭載領域に対応し
て開口された長尺状の両面接着型の接着シートを使用
し、この接着シートの片面に個片状の基板を載置し、上
記接着シートの他の片面に長尺状のスティフナ・カバー
プレート一体物を載置し、加熱・圧着することによりス
ティフナ・カバープレート一体物と基板とを接着するこ
とが可能になる。
【0188】<ポッティング工程の変形例>ポッティン
グ工程では、樹脂を熱硬化させることに限らず、樹脂の
種類によっては光などにより硬化させてもよい。また、
ポッティング樹脂は、前記実施例のエポキシ系樹脂に限
らず、ビフェニル系樹脂、フェノール系樹脂、シリコー
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂なども使用することがで
きる。
グ工程では、樹脂を熱硬化させることに限らず、樹脂の
種類によっては光などにより硬化させてもよい。また、
ポッティング樹脂は、前記実施例のエポキシ系樹脂に限
らず、ビフェニル系樹脂、フェノール系樹脂、シリコー
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂なども使用することがで
きる。
【0189】<ボール搭載工程の変形例>ボール搭載工
程では、フラックスおよび共晶半田ボールを用いる方法
に限らず、半田ペーストおよび高温半田ボールを用いる
ようにしてもよい。
程では、フラックスおよび共晶半田ボールを用いる方法
に限らず、半田ペーストおよび高温半田ボールを用いる
ようにしてもよい。
【0190】<BGAパッケージ以外への適用例>本発
明は、BGAパッケージ以外に、柱状の長いリードを持
つPGA(pin grid array)、柱状の短いリードを持つ
butt−PGA、接続端子としてパッドのみを持つLGA
(land grid array )、ガルウイング形状のリードを持
つQFP(quad flat package )などでにも適用可能で
ある。
明は、BGAパッケージ以外に、柱状の長いリードを持
つPGA(pin grid array)、柱状の短いリードを持つ
butt−PGA、接続端子としてパッドのみを持つLGA
(land grid array )、ガルウイング形状のリードを持
つQFP(quad flat package )などでにも適用可能で
ある。
【0191】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体装置の製
造方法によれば、パッケージ基板、第1の保持体および
第2の保持体のうちの少なくとも1つをチップ搭載用領
域あるいは第1の保持体領域あるいは第2の保持体領域
が長さ方向の一定間隔毎に複数個形成された長尺状のも
ので取り扱うことにより、取り扱いが容易になり、生産
性を高めることが可能になる。
造方法によれば、パッケージ基板、第1の保持体および
第2の保持体のうちの少なくとも1つをチップ搭載用領
域あるいは第1の保持体領域あるいは第2の保持体領域
が長さ方向の一定間隔毎に複数個形成された長尺状のも
ので取り扱うことにより、取り扱いが容易になり、生産
性を高めることが可能になる。
【0192】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、TABテープの歩留りが悪い場合の影響を除去で
き、TABテープの反り、巻き癖を抑制でき、ボール搭
載時にTABテープの平面性を実現でき、BGAパッケ
ージ製造に際してボールを期待通りに搭載することが容
易になる半導体装置を製造することができる。
れば、TABテープの歩留りが悪い場合の影響を除去で
き、TABテープの反り、巻き癖を抑制でき、ボール搭
載時にTABテープの平面性を実現でき、BGAパッケ
ージ製造に際してボールを期待通りに搭載することが容
易になる半導体装置を製造することができる。
【0193】また、本発明の半導体装置によれば、パッ
ケージ基板に搭載された半導体チップを囲む周辺部でパ
ッケージ基板上に接着される第1の保持体およびパッケ
ージ基板に対向して配設されるとともにチップに接着さ
れる第2の保持体が一体物として形成されたものを使用
することにより、部品コストおよび製造工程数の削減、
厚み方向の寸法精度および強度の向上、軽量化を図り得
る半導体装置を提供することができる。
ケージ基板に搭載された半導体チップを囲む周辺部でパ
ッケージ基板上に接着される第1の保持体およびパッケ
ージ基板に対向して配設されるとともにチップに接着さ
れる第2の保持体が一体物として形成されたものを使用
することにより、部品コストおよび製造工程数の削減、
厚み方向の寸法精度および強度の向上、軽量化を図り得
る半導体装置を提供することができる。
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の第1の実施の
形態に係るBGA−T(TAB)パッケージの製造工程
の実施例1−1の一例を示すフローチャート。
形態に係るBGA−T(TAB)パッケージの製造工程
の実施例1−1の一例を示すフローチャート。
【図2】図1の工程で使用される長尺状のスティフナ、
個片状のTABテープおよび個片状のカバープレートの
一例を示す平面図。
個片状のTABテープおよび個片状のカバープレートの
一例を示す平面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るBGA−T
(TAB)パッケージの製造工程の実施例1−2の一例
を示すフローチャート。
(TAB)パッケージの製造工程の実施例1−2の一例
を示すフローチャート。
【図4】図3の工程で使用される長尺状のカバープレー
ト、個片状のTABテープおよび個片状のスティフナの
一例を示す平面図。
ト、個片状のTABテープおよび個片状のスティフナの
一例を示す平面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るBGA−T
(TAB)パッケージの製造工程の実施例1−3の一例
を示すフローチャート。
(TAB)パッケージの製造工程の実施例1−3の一例
を示すフローチャート。
【図6】図5の工程で使用される長尺状のTABテー
プ、個片状のスティフナおよび個片状のカバープレート
の一例を示す平面図。
プ、個片状のスティフナおよび個片状のカバープレート
の一例を示す平面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るBGA−T
(TAB)パッケージの製造工程の実施例1−4で使用
されるスティフナおよびカバープレートが一体的かつ長
尺状に形成されたスティフナ・カバープレートの一体物
の一例を示す断面図。
(TAB)パッケージの製造工程の実施例1−4で使用
されるスティフナおよびカバープレートが一体的かつ長
尺状に形成されたスティフナ・カバープレートの一体物
の一例を示す断面図。
【図8】図7のスティフナ・カバープレートの一体物を
使用するBGA−T(TAB)パッケージの製造工程の
第4実施例の一例を示すフローチャート。
使用するBGA−T(TAB)パッケージの製造工程の
第4実施例の一例を示すフローチャート。
【図9】図7のスティフナ・カバープレートの一体物を
使用して製造された半導体装置単体の一例を概略的に示
す斜視図。
使用して製造された半導体装置単体の一例を概略的に示
す斜視図。
【図10】本発明の半導体装置の製造方法の第2の実施
の形態に係るBGA−P(FC)パッケージの製造工程
の実施例2−1の一例を概略的に示す分解斜視図および
側断面図。
の形態に係るBGA−P(FC)パッケージの製造工程
の実施例2−1の一例を概略的に示す分解斜視図および
側断面図。
【図11】図10中の長尺状スティフナの一例を示す平
面図。
面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るBGA−P
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−2の一例を
概略的に示す分解斜視図および側断面図。
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−2の一例を
概略的に示す分解斜視図および側断面図。
【図13】図12中の長尺状カバープレートの一例を概
略的に示す平面図。
略的に示す平面図。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るBGA−P
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−3の一例を
概略的に示す分解斜視図および側断面図。
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−3の一例を
概略的に示す分解斜視図および側断面図。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係るBGA−P
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−4で使用さ
れる長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物の一
例を概略的に示す平面図。
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−4で使用さ
れる長尺状のスティフナ・カバープレートの一体物の一
例を概略的に示す平面図。
【図16】実施例2−4の変形例に係るBGA−P(F
C)パッケージの製造工程の実施例2−3の一例を概略
的に示す分解斜視図および側断面図。
C)パッケージの製造工程の実施例2−3の一例を概略
的に示す分解斜視図および側断面図。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係るBGA−P
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−5の一例を
概略的に示す分解斜視図および側断面図。
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−5の一例を
概略的に示す分解斜視図および側断面図。
【図18】図17中の長尺状のスティフナ・カバープレ
ートの一体物の一例を概略的に示す平面図。
ートの一体物の一例を概略的に示す平面図。
【図19】本発明の第2の実施の形態に係るBGA−P
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−6の一例を
概略的に示す分解斜視図および側断面図。
(FC)パッケージの製造工程の実施例2−6の一例を
概略的に示す分解斜視図および側断面図。
【図20】本発明の第2の実施の形態における長尺状カ
バープレートの変形例を概略的に示す平面図。
バープレートの変形例を概略的に示す平面図。
【図21】本発明の第2の実施の形態におけるスティフ
ナ、カバープレートの接着工程の変形例1を概略的に示
す斜視図。
ナ、カバープレートの接着工程の変形例1を概略的に示
す斜視図。
【図22】本発明の第2の実施の形態におけるスティフ
ナ、カバープレートの接着工程の変形例2を概略的に示
す斜視図。
ナ、カバープレートの接着工程の変形例2を概略的に示
す斜視図。
【図23】本発明の第2の実施の形態におけるスティフ
ナ、カバープレートの接着工程の変形例3を概略的に示
す斜視図。
ナ、カバープレートの接着工程の変形例3を概略的に示
す斜視図。
【図24】本発明の第2の実施の形態におけるカバープ
レート接着工程の変形例1を概略的に示す平面図。
レート接着工程の変形例1を概略的に示す平面図。
【図25】本発明の第2の実施の形態におけるカバープ
レートの接着工程の変形例2を概略的に示す平面図。
レートの接着工程の変形例2を概略的に示す平面図。
【図26】BGA−T(FC)パッケージを有する半導
体装置を応用製品のマザーボード上に半田付けにより実
装した状態を概略的に示す断面図。
体装置を応用製品のマザーボード上に半田付けにより実
装した状態を概略的に示す断面図。
【図27】従来のBGA−T(TAB)パッケージを有
する半導体装置の一例を概略的に示す断面図。
する半導体装置の一例を概略的に示す断面図。
【図28】図27のBGA−T(TAB)パッケージの
従来の製造工程の一例を示すフローチャート。
従来の製造工程の一例を示すフローチャート。
【図29】従来のBGA−P(FC)パッケージを有す
る半導体装置の一例を概略的に示す断面図。
る半導体装置の一例を概略的に示す断面図。
【図30】図29のBGA−P(FC)パッケージの従
来の製造工程の一例を示すフローチャート。
来の製造工程の一例を示すフローチャート。
【図31】図29のBGA−P(FC)パッケージの従
来の製造工程の一例を示すフローチャート。
来の製造工程の一例を示すフローチャート。
10…半導体チップ、 11…TABテープ、 11a…長尺状のTABテープ、 12…TABテープの半田バンプ接続部、 13…半田バンプ、 14…封止樹脂、 15…スティフナ、 15a…長尺状のスティフナ、 16…接着剤、 17…カバープレート(ヒートシンク、、ヒートプレー
ト)、 17a…長尺状のカバープレート(ヒートシンク、ヒー
トプレート)、 18…接着剤、 19…外部接続用の半田ボール、 21、22、23…長尺状のスティフナ・カバープレー
トの一体物。
ト)、 17a…長尺状のカバープレート(ヒートシンク、ヒー
トプレート)、 18…接着剤、 19…外部接続用の半田ボール、 21、22、23…長尺状のスティフナ・カバープレー
トの一体物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 淳一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内
Claims (8)
- 【請求項1】 パッケージ基板に搭載された半導体チッ
プ、前記チップを囲む周辺部で前記パッケージ基板上に
接着された第1の保持体、前記パッケージ基板に対向し
て配設されるとともに第1の保持体で囲まれた前記チッ
プに対向して接着された第2の保持体を具備する半導体
装置の製造方法において、 前記パッケージ基板、第1の保持体および第2の保持体
のうち、少なくとも1つは、前記半導体装置が形成され
る領域が一定間隔毎に複数個連結された長尺状形状と
し、前記半導体装置が複数個連結された長尺状半導体装
置群を形成する工程と、 前記長尺状の半導体装置群を単体の前記半導体装置に分
離する工程とを具備することを特徴とする半導体装置の
製造方法。 - 【請求項2】 請求項1項に記載の半導体装置の製造方
法において、 前記第1の保持体および第2の保持体は、前記第1の保
持体領域と第2の保持体領域とが一体的に形成された一
体領域が長さ方向の一定間隔毎に複数個存在するように
一体物として形成された長尺状のものであることを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 TABテープ上に搭載された半導体チッ
プ、前記チップを囲む周辺部でTABテープ上に接着さ
れた第1の保持体、前記TABテープに対向して配設さ
れるとともに前記第1の保持体で囲まれたチップに対向
して接着された第2の保持体を具備する半導体装置の製
造方法において、 (a)多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎
に形成されたリール状のTABテープの各チップ搭載用
領域のインナーリードにチップの素子形成面のパッド電
極を接続するインナーリードボンディング工程、 (b)リール状のTABテープより良品部分をチップ単
体搭載用の個片に切断するTABテープの個片分離工
程、 (c)長尺状の第1の保持体に個片状の良品のTABテ
ープを接着剤により接着する第1の保持体貼付工程、 (d)TABテープに接続されたチップの素子形成面を
樹脂で覆い、硬化させるチップの樹脂封止工程、 (e)個片状の第2の保持体を前記長尺状の第1の保持
体上およびチップの裏面上に接着剤により接着する第2
の保持体貼付工程、 (f)TABテープの裏面のチップ搭載用領域周辺のボ
ール接続位置に導体からなるパッドを形成し、前記パッ
ドに半田ボールを接続させるボール搭載工程、 (g)長尺状の第1の保持体を切断することによってB
GAパッケージを有する半導体装置単体の個片に切断す
る第1の保持体個片分離工程の順序で実施することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 (a)多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎
に形成されたリール状のTABテープの各チップ搭載用
領域のインナーリードにチップの素子形成面のパッド電
極を接続するインナーリードボンディング工程、 (b)個片状の第1の保持体を良品のTABテープ上に
接着剤により接着する第1の保持体貼付工程、 (c)リール状のTABテープより良品部分をチップ単
体搭載用の個片に切断するTABテープの個片分離工
程、 (d)TABテープに接続されたチップの素子形成面を
樹脂で覆い、硬化させるチップの樹脂封止工程、 (e)長尺状の第2の保持体に前記第1の保持体および
チップ裏面を接着剤により接着する第2の保持体貼付工
程、 (f)TABテープの裏面のチップ搭載用領域周辺のボ
ール接続位置に導体からなるパッドを形成し、前記パッ
ドに半田ボールを接続させるボール搭載工程、 (g)長尺状の第2の保持体を切断することによってB
GAパッケージを有する半導体装置単体の個片に切断す
る第2の保持体個片分離工程の順序で実施することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 (a)多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎
に形成されたリール状のTABテープを引き出してその
各チップ搭載用領域のインナーリードにチップの素子形
成面のパッド電極を接続するインナーリードボンディン
グ工程、 (b)TABテープに接続されたチップの素子形成面を
樹脂で覆い、硬化させるチップの樹脂封止工程、 (c)リール状のTABテープを長尺状のTABテープ
に切断する分離工程、 (d)個片状の第1の保持体を長尺状のTABテープ上
に接着剤により接着する第1の保持体貼付工程、 (e)個片状の第2の保持体を前記長尺状のTABテー
プ上のチップの裏面上および第1の保持体上に接着剤に
より接着する第2の保持体貼付工程、 (f)TABテープの裏面のチップ搭載用領域周辺のボ
ール接続位置に導体からなるパッドを形成し、前記パッ
ドに半田ボールを接続させるボール搭載工程、 (g)長尺状のTABテープを切断することによってB
GAパッケージを有する半導体装置単体の個片に切断す
る長尺状TABテープ個片分離工程の順序で実施するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 (a)多数のチップ搭載用領域が長さ方向の一定間隔毎
に形成されたリール状のTABテープの各チップ搭載用
領域のインナーリードにチップの素子形成面のパッド電
極を接続するインナーリードボンディング工程、 (b)リール状のTABテープより良品のみをチップ単
体搭載用の個片に切断するTABテープの個片分離工
程、 (c)長尺状の第1の保持体・第2の保持体の一体物に
個片状のTABテープを接着剤により接着する第1の保
持体・第2の保持体の貼付工程、 (d)TABテープに接続されたチップの素子形成面を
樹脂で覆い、硬化させるチップの樹脂封止工程、 (e)TABテープの裏面のチップ搭載用領域周辺のボ
ール接続位置に導体からなるパッドを形成し、前記パッ
ドに半田ボールを接続させるボール搭載工程、 (f)長尺状の第1の保持体・第2の保持体の一体物を
切断することによってBGAパッケージを有する半導体
装置単体の個片に切断する第1の保持体・第2の保持体
の一体物個片分離工程の順序で実施することを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 プリント基板、セラミック基板、テープ
基板のいずれか1つからなるパッケージ基板に搭載され
た半導体チップと、前記チップを囲む周辺部で前記パッ
ケージ基板上に接着された第1の保持体と、前記パッケ
ージ基板に対向して配設されるとともに第1の保持体で
囲まれた前記チップに対向して接着された第2の保持体
とを具備する半導体装置において、 前記第1の保持体と第2の保持体とは一体物として形成
されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置において、 前記第1の保持体と第2の保持体との一体物は、一定厚
さのプレートがプレスにより絞り加工され、周辺部の第
1の保持体領域よりも中央部の第2の保持体領域が一定
高さの段差を持つように突出されていることを特徴とす
る半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223672A JPH10261674A (ja) | 1997-01-16 | 1997-08-20 | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP556597 | 1997-01-16 | ||
JP9-5565 | 1997-01-16 | ||
JP9223672A JPH10261674A (ja) | 1997-01-16 | 1997-08-20 | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10261674A true JPH10261674A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=26339531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9223672A Pending JPH10261674A (ja) | 1997-01-16 | 1997-08-20 | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10261674A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7169643B1 (en) | 1998-12-28 | 2007-01-30 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor device, method of fabricating the same, circuit board, and electronic apparatus |
JP2009290167A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 発光モジュール |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP9223672A patent/JPH10261674A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7169643B1 (en) | 1998-12-28 | 2007-01-30 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor device, method of fabricating the same, circuit board, and electronic apparatus |
JP2009290167A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 発光モジュール |
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