JPH10261539A - 大容量コンデンサのケースへの固定構造 - Google Patents

大容量コンデンサのケースへの固定構造

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JPH10261539A
JPH10261539A JP6661097A JP6661097A JPH10261539A JP H10261539 A JPH10261539 A JP H10261539A JP 6661097 A JP6661097 A JP 6661097A JP 6661097 A JP6661097 A JP 6661097A JP H10261539 A JPH10261539 A JP H10261539A
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capacity capacitor
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capacitor
fixing
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Sanshiro Kodama
三四郎 兒玉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量コンデンサの外径が変化しても、この
大容量コンデンサを確実に固定することのできる大容量
コンデンサのケースへの固定構造を提供することにあ
る。 【解決手段】 円筒面状の外周面を有する大容量コンデ
ンサ2を、第1のケース(下ケース)5と第2のケース
(上ケース)6との間で保持するように構成した大容量
コンデンサのケースへの固定構造であって、第1のケー
ス5には、大容量コンデンサ2を弾性的に保持する弾性
保持手段(弾性マット)7を設け、第2のケース6に
は、大容量コンデンサ2の外周面に当接し、かつこの外
周面に対して接線方向を向く傾斜面8aを有する保持部
材(リブ)8を設けてなり、この保持部材8は、大容量
コンデンサ2の軸心20に対して一方の側に少なくとも
2つ、これらの間を含む他方の側に少なくとも1つ設け
ていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円筒面状の外周
面を有する大容量コンデンサをケースに固定するための
大容量コンデンサのケースへの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の大容量コンデンサのケースへの
固定構造としては、例えば図8に示すものがある。この
固定構造は、ケース1に円弧状に湾曲した一対の爪1a
を設け、この爪1aによって円筒面状の外周面を有する
大容量コンデンサ2を保持するようになっている。
【0003】また、大容量コンデンサのケースへの固定
構造としては、図9に示すようなものもある。この固定
構造は、円弧状に湾曲したクランプ部材3をケース1に
ネジ4で固定することによって、クランプ部材3とケー
ス1とで大容量コンデンサ2を保持するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記大容量
コンデンサのケースへの固定構造においては、爪1aを
有するもの(図8)の場合も、クランプ部材3を有する
もの(図9)の場合も、大容量コンデンサ2の外径が変
化すると、大容量コンデンサ2が取り付け不能になった
り、2点鎖線で示すように、大容量コンデンサ2がガタ
ついてしまったりするという問題があった。
【0005】この発明は上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は大容量コンデンサの外径が
変化しても、この大容量コンデンサを確実に固定するこ
とのできる大容量コンデンサのケースへの固定構造を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、円筒面状の外周面を有する
大容量コンデンサを、第1のケースと第2のケースとの
間で保持するように構成した大容量コンデンサのケース
への固定構造であって、前記第1のケースには、大容量
コンデンサを弾性的に保持する弾性保持手段を設け、前
記第2のケースには、大容量コンデンサの外周面に当接
し、かつこの外周面に対して接線方向を向く傾斜面を有
する保持部材を設けてなり、この保持部材は、大容量コ
ンデンサの軸心に対して一方の側に少なくとも2つ、こ
れらの間を含む他方の側に少なくとも1つ設けているこ
とを特徴としている。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、一方の側に設けた保持部材の傾斜面と、他
方の側に設けた保持部材の傾斜面とは、弾性保持手段か
ら大容量コンデンサの軸心を通る力の作用線に対して左
右対称になっていることを特徴としている。
【0008】そして、上記のように構成された請求項1
に係る発明においては、大容量コンデンサの外径が変化
しても、この変化量を弾性保持手段によって吸収するこ
とができるとともに、大容量コンデンサの外周面を接線
方向を向く傾斜面によって確実に保持することができ
る。また、大容量コンデンサの軸心に対して一方の側に
2つの保持部材を設け、これらの間の他方の側に1つの
保持部材を設けた場合には、大容量コンデンサを3点支
持により安定的に保持することができる。
【0009】請求項2に係る発明においては、一方の側
に設けた保持部材の傾斜面と、他方の側に設けた保持部
材の傾斜面とが弾性保持手段から大容量コンデンサの軸
心を通る力の作用線に対して左右対称になっているか
ら、大容量コンデンサの左右への移動を均等に防止する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき図1〜図7を参照して説明する。この実施
例で示す大容量コンデンサのケースへの固定構造は、図
1〜図7に示すように、円筒面状の外周面を有する大容
量コンデンサ2を、下ケース(第1のケース)5と上ケ
ース(第2のケース)6との間で保持するように構成し
たものである。そして、下ケース5には、大容量コンデ
ンサ2を弾性的に保持する弾性マット(弾性保持手段)
7を設け、上ケース6には、大容量コンデンサ2の外周
面に当接し、かつこの外周面に対して接線方向を向く傾
斜面8aを有するリブ(保持部材)8を設けている。
【0011】弾性マット7は、EPDM(エチレンプロ
ピレンゴム)によって四角形状の厚板状に形成したもの
である。また、リブ8は、大容量コンデンサ2の軸心2
0に対して一方の側に2つ、これらの間の他方の側に1
つ設けられている。この他方の側のリブ8は、一方の側
の2つのリブ8の中央に位置している。
【0012】そして、一方の側のリブ8の傾斜面8a
と、他方の側のリブ8の傾斜面8aとは、図2に示すよ
うに、弾性マット7から大容量コンデンサ2の軸心20
を通る力の作用線21に対して左右対称になっている。
すなわち、一方の側の傾斜面8aと、他方の側の傾斜面
8aとの交点80が上記作用線21上に位置するように
なっている。
【0013】また、下ケース5及び上カバー6は、ガス
遮断装置のハウジングを構成するものであり、それぞれ
が樹脂により一体に形成されている。そして、下ケース
5には、図1、図4、図7に示すように、弾性マット7
を保持する四角形状の枠5aが一体に形成されている。
一方、上ケース6には、図1、図3、図4、図5、図6
に示すように、上述したリブ8が一体に形成されている
とともに、大容量コンデンサ2の端面2aを保持するス
トッパ9が一体に形成されている。
【0014】さらに、下ケース5及び上カバー6は、配
線板10を保持するようにもなっている。そして、大容
量コンデンサ2が大きなものであるために(この実施例
では直径が26mm)、この大容量コンデンサ2を配線
板10に取り付けることができず、このため下ケース5
と上ケース6とで挟み付けるようにして大容量コンデン
サ2を保持するようにしている。配線板10には、大容
量コンデンサ2を避けるための切欠10aが形成されて
いる。
【0015】上記のように構成された大容量コンデンサ
のケースへの固定構造においては、大容量コンデンサ2
の外径が変化しても、この変化量を弾性マット7によっ
て吸収することができるとともに、大容量コンデンサ2
の外周面を接線方向を向く傾斜面8aによって確実に保
持することができる。特に、リブ8においては、大容量
コンデンサ2が図2の2点鎖線で示すように変化して
も、大容量コンデンサ2の外周面を接線方向を向く傾斜
面8aによって確実に保持することができる。
【0016】したがって、大容量コンデンサ2の外径が
所定の公差(例えば、1mm程度の増加、減少)で変化
する場合や、外径の異なる他の大容量コンデンサ2に変
更された場合でも、この大容量コンデンサ2を確実に固
定することができる。そしてまた、弾性マット7の弾性
変位では吸収できないほど大容量コンデンサ2の外径が
変化した場合には、弾性マット7の厚さを変更するだけ
で対応することができる。したがって、このような場合
にも、コストの増加を最小限に抑えることができる。
【0017】また、大容量コンデンサ2の軸心20に対
して一方の側に2つのリブ8を設け、他方の側に1つの
リブ8を設けているから、大容量コンデンサ2を3点支
持により安定的に保持することができる。特に、他方の
側のリブ8を一方の側のリブ8、8の間の中央に設けて
いるから、大容量コンデンサ2をより安定的に保持する
ことができる。
【0018】さらに、一方の側に設けたリブ8の傾斜面
8aと、他方の側に設けたリブ8の傾斜面8aとが弾性
マット7から大容量コンデンサ2の軸心20を通る力の
作用線21に対して左右対称になっているから、大容量
コンデンサ2の左右への移動を均等に防止することがで
きる。したがって、この点からも大容量コンデンサ2を
安定的に保持することができる。
【0019】また、ネジで止めるような構造のものがな
いから、組み立ての作業性が向上するという利点があ
る。
【0020】なお、上記実施例においては、一方の側に
リブ8を2つ設け、他方の側にリブ8を1つ設けるよう
に構成したが、両側ともに、さらに多くのリブ8を設け
るように構成してもよい。この場合、他方の側には、一
方の側のリブ2の間に、少なくとも1つのリブ8を設け
る必要がある。また、3点支持によって安定させる上で
は、一方の側にリブ8を2つ設け、これらの間の他方の
側にリブ8を設けることが好ましい。
【0021】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、大容量
コンデンサの外径が変化しても、この変化量を弾性保持
手段によって吸収することができるとともに、大容量コ
ンデンサの外周面を接線方向を向く傾斜面によって確実
に保持することができる。また、大容量コンデンサの軸
心に対して一方の側に2つの保持部材を設け、これらの
間の他方の側に1つの保持部材を設けた場合には、大容
量コンデンサを3点支持により安定的に保持することが
できる。
【0022】請求項2に係る発明においては、一方の側
に設けた保持部材の傾斜面と、他方の側に設けた保持部
材の傾斜面とが弾性保持手段から大容量コンデンサの軸
心を通る力の作用線に対して左右対称になっているか
ら、大容量コンデンサの左右への移動を均等に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例として示した大容量コンデ
ンサのケースへの固定構造の要部断面図。
【図2】同大容量コンデンサのケースへの固定構造の要
部断面図。
【図3】同大容量コンデンサのケースへの固定構造にお
けるリブを示す要部説明図。
【図4】同大容量コンデンサのケースへの固定構造の分
解断面図。
【図5】同大容量コンデンサのケースへの固定構造を示
す図であって、図4のV−V線に沿う矢視図。
【図6】同大容量コンデンサのケースへの固定構造を示
す図であって、図4のVI−VI線に沿う矢視図。
【図7】同大容量コンデンサのケースへの固定構造を示
す図であって、図4のVII −VII 線に沿う矢視図。
【図8】従来例として示した大容量コンデンサのケース
への固定構造の要部断面図。
【図9】他の従来例として示した大容量コンデンサのケ
ースへの固定構造の要部断面図。
【符号の説明】
2 大容量コンデンサ 5 第1のケース(下ケース) 6 第2のケース(上ケース) 7 弾性保持手段(弾性マット) 8 保持部材(リブ) 8a 傾斜面 20 軸心 21 作用線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒面状の外周面を有する大容量コンデ
    ンサを、第1のケースと第2のケースとの間で保持する
    ように構成した大容量コンデンサのケースへの固定構造
    であって、 前記第1のケースには、大容量コンデンサを弾性的に保
    持する弾性保持手段を設け、 前記第2のケースには、大容量コンデンサの外周面に当
    接し、かつこの外周面に対して接線方向を向く傾斜面を
    有する保持部材を設けてなり、 この保持部材は、大容量コンデンサの軸心に対して一方
    の側に少なくとも2つ、これらの間を含む他方の側に少
    なくとも1つ設けていることを特徴とする大容量コンデ
    ンサのケースへの固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の大容量コンデンサのケー
    スへの固定構造において、一方の側に設けた保持部材の
    傾斜面と、他方の側に設けた保持部材の傾斜面とは、弾
    性保持手段から大容量コンデンサの軸心を通る力の作用
    線に対して左右対称になっていることを特徴とする大容
    量コンデンサのケースへの固定構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251124A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Konica Minolta Photo Imaging Inc コンデンサ、閃光装置、カメラ及び閃光装置の製造方法
JP2010541240A (ja) * 2007-09-26 2010-12-24 モレックス インコーポレイテド 電気部品取付組立体
JP2012023150A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Nichicon Corp 電子部品の保持構造
WO2013042506A1 (ja) * 2011-09-21 2013-03-28 オートリブ ディベロップメント エービー 乗員拘束装置用の制御装置

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