JPH10261379A - イオン照射装置 - Google Patents
イオン照射装置Info
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Abstract
る。 【解決手段】イオン源室10から引き出されたイオンビ
ームをイオン分離器21によって所望のイオン種に分離
し、イオン減速器42で減速させ、処理対象物に照射す
る。このイオン照射装置2では、イオンビームはイオン
分離器によって集束されて焦点を結び、発散した後、イ
オン減速器42が再度集束させる。イオン減速器42よ
りも前方にコンデンサレンズ32を配置し、コンデンサ
レンズ32への印加電圧を制御すると、焦点が適切な位
置で結ばれるようにできる。イオンビームの透過効率を
向上させることができる。
Description
術分野にかかり、特に、低エネルギーイオン照射装置の
透過効率を向上させる技術に関する。
の不純物注入や表面のエッチングの他、ダイヤモンド薄
膜を製造するためにも用いられており、所望元素を含む
化合物ガスをプラズマ化し、イオンビームとして引き出
して処理対象物に照射する装置である。
ギーで分類した場合、高エネルギーイオン照射装置と低
エネルギーイオン照射装置とに分けることができる。高
エネルギー照射装置を用いてイオン照射を行うと例えば
深い拡散を形成できるが、高密度化した半導体デバイス
では、拡散深さは増々浅くなる傾向にあることから、近
年では低エネルギーのイオン照射装置が多用されてい
る。
イオン照射装置であり、イオン源室110、主チャンバ
ー105、減速室160、試料室170を有している。
イオン源室110内には、イオン化器112が設けられ
ており、そのイオン化器112内に照射対象の化合物ガ
スを導入し、フィラメント113に通電して熱電子を放
出させると導入ガスがプラズマ化し、イオンビームとし
て引き出され、主チャンバー105内に入射する。
0と偏向室140とに区分けされており、イオン分離室
120にはイオン分離器121が設けられ、偏向室14
0には偏向器142が設けられている。
121によって磁界が形成されており、イオンビームが
入射すると、その磁界によって質量分析が行われ、所望
のイオン種から成るイオンビームだけが、イオン分離器
121後段のコリメータ131を通過する。その質量分
析が行われる際に、イオンビームはイオン分離器121
によって集束され、コリメータ131を通過して偏向室
140内に入射する。
電界が形成されており、入射したイオンビームの軌道
は、角度θだけ光軸方向が曲げられ、後段の減速室16
0側に向けて射出される。
ト164が設けられた中性粒子除去板163が配置され
ており、イオン分離器121によって集束させられ、偏
向器142によって軌道が曲げられたイオンビームは、
スリット164付近に焦点を結び、スリット164を通
過したイオンビームは後段のイオン減速器165に入射
する。
ムの中には、電子と結合し、電荷を失った中性粒子が混
入しているが、その中性粒子は偏向器142内を直進
し、中性粒子除去板163と衝突する。従って、中性粒
子はスリット164を通過できず、イオン減速器165
内に侵入しない。
で一旦焦点を結んでおり、イオン減速器165に入射す
る際には発散しているが、イオン減速器165がイオン
ビームを減速させると共に集束させ、後段の試料室17
0のターゲットチャンバー171内に向けて射出する。
取付台173とファラデーカップ172が設けられてお
り、試料取付台173上に予めシリコンウェハー等の処
理対象物を配置しておくと、ファラデーカップ172に
よってイオンビーム電流量を測定しながら処理対象物へ
のイオン照射を行うことができる。
102では、イオン分離器121とイオン減速器165
によってイオンビームが集束されているが、イオン分離
器121により、イオン減速器165の前方で一旦焦点
が結ばれ、その後発散するように構成されている。従っ
て、イオン減速器165で再度集束されたイオンビーム
が、処理対象物に照射される。
ス圧力が変動すると、イオン化器112内のプラズマ形
状が変化し、イオンビームの焦点位置が移動してしまう
場合がある。イオン分離器121やイオン減速器165
では、イオンの引出電圧が決まるとビーム軌道が定ま
り、必然的に焦点位置が決まるためイオンビームの焦点
を一定の位置に保つことができない。
例えば偏向器142を通過したイオンビームが広がり、
周辺部分が中性粒子除去板163によって遮蔽される
と、スリット164を通過するイオンビーム量が減少す
るため、イオンの照射効率が低下してしまう。
ビームを減速させ、エネルギー減衰を行う場合に、仮に
引き出し電圧が20kVとして試料に照射する電圧を2
00kVとした場合には1/100の減速率となる。減
速率の最適な値は1/200〜1/100という幅広い
範囲にあり、減速率を変化させた場合、同時にイオン減
速器165の集束率も変化してしまうため、焦点位置が
移動する結果、減速室160内を通過できるイオンビー
ム量が減少し、イオン照射効率が低下するという問題が
あった。
の不都合を解決するために創作されたもので、その目的
は、高効率の低エネルギーイオン照射装置を提供するこ
とにある。
に、請求項1記載の発明は、イオン源室と、前記イオン
源室から引き出されたイオンビームを所望のイオン種に
分離するイオン分離器と、前記分離後のイオンビームを
減速させるイオン減速器とを有し、前記イオン分離器に
よって集束されて焦点を結び発散するイオンビームを、
前記イオン減速器が再度集束させるように構成されたイ
オン照射装置において、前記イオン減速器よりも前方に
コンデンサレンズが配置され、前記コンデンサレンズへ
の印加電圧を制御すると、前記焦点の位置を移動できる
ように構成されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明のように、前記コンデンサレンズ
は、前記イオン分離器の後方に設けることができる。
項記載のイオン照射装置については、請求項3記載の発
明のように、前記イオン減速器の入り口にスリットを設
け、前記コンデンサレンズへの印加電圧を制御すると、
前記イオンビームの焦点を、前記スリット内、又はその
近傍に結べるように構成するとよい。
前記スリットの前段に偏向器を設け、その偏向器に電圧
を印加して、イオンビーム中の荷電粒子を前記スリット
方向に曲げ、中性粒子を直進させて、中性粒子を除去す
るようにするとよい。
イオン分離器とを有しており、イオン源室からイオンビ
ームを引き出し、イオン分離器に入射させ、所望のイオ
ン種を分離させる際にイオンビームを集束させるように
構成されている。
ン減速器を有しており、イオン分離器で集束され、一旦
焦点を結んだ後、発散するイオンビームを、イオン減速
器によって減速させる際に再度集束させ、処理対象物に
照射するように構成されている。
優先して行う必要があるため、その集束率を制御するこ
とができない。また、イオン減速器によってイオンビー
ムの減速率を変化させる場合には、その集束率も変化し
てしまう。従って、イオンビームの焦点位置を自由に移
動させることはできない。イオンビームの焦点が適切な
位置からはずれてしまうと、イオン照射装置内のイオン
ビームの透過率が低下し、効率が悪化してしまう。
器よりも前方に配置されたコンデンサレンズに電圧を印
加すると、イオン分離器で集束されたイオンビームを更
に集束させられるように構成されている。従って、コン
デンサレンズが動作しない状態では、イオンビームは、
イオン減速器内、又はそれよりも後方で焦点を結ぶよう
にしておき、コンデンサレンズへ電圧を印加し、イオン
ビームの焦点位置をイオン減速器よりも前方の適切な位
置まで移動させ、イオンビームの透過率を高めることが
できる。
器の前方に設けてもよいが、前方に設けると質量分離器
によるレンズの効果の集束率の補正をすることが難しく
なる。従って、コンデンサレンズが動作しない状態で
は、イオンビームの焦点が後方にある程、焦点を移動さ
せられる範囲が広がる。イオン源室とイオン分離器とが
近接した方がイオンビームの焦点は後方に結ばれるの
で、イオン源室とイオン分離器とを近接配置する際に邪
魔にならないよう、コンデンサレンズはイオン分離器の
後方に設ける方がよい。
れている場合には、コンデンサレンズへの印加電圧を制
御し、イオンビームの焦点が、そのスリット内、又は近
傍位置に結べるようにしておくと、スリットを通過する
イオンビームの量が増すので、効率を向上させることが
できる。
一実施形態のイオン照射装置であり、イオン源室10、
主チャンバー5、ベローズチャンバー50、減速室6
0、試料室70を有している。
は、それぞれモジュールチャンバー11、減速電極チャ
ンバー61、ターゲットチャンバー71を有している。
ベローズチャンバー50は長さ調節可能に構成されてお
り、主チャンバー5の一端には、モジュールチャンバー
11が接続されており、他端には、ベローズチャンバー
50、絶縁碍子62、減速電極チャンバー61、ターゲ
ットチャンバー71がこの順で接続され、図示しない真
空ポンプを起動すると、各チャンバー11、5、50、
61、71内を真空排気できるように構成されている。
5、ベーローズチャンバー50は電気的に接続され、同
電位になるように構成されている。また、減速電極チャ
ンバー61とターゲットチャンバー71とは電気的に接
続され、同電位になるように構成されている。ベローズ
チャンバー50と減速電極チャンバー61との間には絶
縁碍子62が設けられており、主チャンバー5側とター
ゲットチャンバー71側とは異なる電圧を印加できるよ
うに構成されている。
オン化器12が電気的に絶縁した状態で設けられてお
り、そのイオン化器12内にはフィラメント13が設け
られている。イオン化器12内を真空排気した状態で照
射対象のガスを導入し、フィラメントに通電して100
0℃程度の高温にし、熱電子を放射させるとイオン材料
ガスのプラズマが発生し、正イオンガス又は負イオンガ
スが生成される。
は、モジュールチャンバー11やイオン化器12とは電
気的に絶縁した状態で、引出電極14と加速・減速電極
15とが、この順に設けられており、イオン化器12の
加速電極14に向いた面には、イオン放出口16が設け
られている。加速電極14と加速・減速電極15とに
は、イオン引出口16と同一線上に通過孔171、172
が設けられている。
イオンの場合、イオン化器12には正電圧が、加速電極
14には負電圧が印加され、イオン化器12内の正イオ
ンはイオンビームとなってイオン引出口16から引き出
され、加速電極14と加速・減速電極15の通過孔17
1、172を通過し、主チャンバー5内に射出される。
内に、符号8でイオンビームの軌道を示す。また、図3
に、イオンビーム8の電位を縦軸にとり、横軸にイオン
照射装置2内の位置をとり、イオン照射装置2内の位置
によるイオンビーム8の電位変化を示す。
引き出されたイオンビーム8は、先ず、イオン化器12
に印加された電圧(+160V)に対し、フィラメント1
3への通電電圧が重畳された電位になる(+200Vを
超える電圧値)。その後、加速電極14に到達する位置
で、加速電極14の電位(−20kV〜−30kV程度
の電位)になる。
・減速電極15の電位は加速電極14よりも高くなるよ
うにされており(加速・減速電極15の電位は−20k
V)、イオンビーム8の電位は、加速・減速電極15に
到達する位置ではその電位(−20kV)になる。
ム8が入射する主チャンバー5には、イオン源室10側
から見て、順番に、イオン分離室20、イオン集束室3
0、偏向室40に区分けされており、イオンビーム8
は、先ず、イオン分離室20内に入射する。なお、イオ
ンビーム8の電位は、この主チャンバー5内、及びその
後段のベローズチャンバー50内では変化しない。
オン分離器21が設けられており、入射したイオンビー
ム8は、このイオン分離器21が形成する磁界によって
ローレンツ力を受け、電荷と質量の比に応じて軌道が曲
げられる。
おり、イオン分離器21が形成する磁界強度を調節して
質量分析を行い、所望のイオン種だけを次段のイオン集
束室30に向けて射出させる。
有するコリメータ31と、円筒形形状のコンデンサレン
ズ32とがこの順で設けられており、イオン分離室20
を通過し、イオン集束室30に到達したイオンビーム8
のうち、穴33を通過したものがコンデンサレンズ32
内に入射する。
線で示すように、イオンビーム8を集束させるような電
圧が印加されており、コンデンサレンズ32に電圧を印
加しない場合の同図点線で示した軌道に比べ、イオンビ
ーム8の焦点位置が手前になるようにされている。
ビーム8は、次段の偏向室40に入射する。この偏向室
40には、アース板41と偏向器42とがこの順で設け
られており、偏向室40内に入射したイオンビーム8
は、アース板41中央の穴43を通り、偏向器42内に
入射する。
と「く」字形状の第2偏向電極45とを有しており、第
1、第2偏向電極44、45は、アース板41側が平行
にされ、且つ、次段のベーローズチャンバー50側が広
がるように配置されている。
対して正電圧が印加されており、従って、偏向器42内
に入射した正電荷のイオンビーム8は、第1偏向電極4
4と反発し、第2偏向電極45に引きつけられ、軌道が
第2偏向電極45側に曲げられる。他方、電子とイオン
の再結合によって発生し、イオンビーム8中に混入した
無電荷の中性粒子は、偏向器42内で曲げられず、入射
したイオンビーム8の光軸に沿って直進する。
除去板63が設けられており、その後方には、イオン減
速器65とグラウンド電極66とがこの順で設けられて
いる。
4が設けられており、偏向器42によって軌道が曲げら
れたイオンビーム8は、スリット64に向かうようにさ
れている。従って、そのイオンビーム8はスリット64
を通過できるが、直進する中性粒子は中性粒子除去板6
3と衝突し、スリット64を通過できない。
ト64により、イオンビーム8の中から中性粒子が除去
されるが、イオンビーム8は、イオン分離器21とコン
デンサレンズ32を通過する際に集束させられている。
ンズ32に電圧が印加されていないときには中性粒子除
去板63よりも後方で結ぶようにされており、コンデン
サレンズ32に正電圧が印加されたときに、焦点Fは前
方に移動するように構成されている。従って、コンデン
サレンズ32に適切な大きさの電圧を印加すると、焦点
Fを、スリット64内、又はスリット62近傍に位置さ
せることができる。
り、焦点Fの位置を移動させられるので、イオン化器1
2内の導入ガス圧力の変動があった場合や、引出電極1
4への印加電圧が変わった場合であっても、コンデンサ
レンズ32への印加電圧を制御することで、焦点Fが適
切な位置で結ばれ、中性粒子除去板63で遮蔽されるイ
オンビーム8の量を減少させ、透過率を向上させること
ができる。
オン照射装置102では、焦点Fを移動させられないの
で、図2(a)のようにイオンビーム108が広がった場
合には、イオンビーム108のうち、中性粒子除去板1
63で遮蔽される斜線部分の量が増加する。
発散しながらイオン減速器65中に入射する。このイオ
ン減速器65は、円筒形形状の電極で構成されており、
その中心軸線がイオンビーム8の光軸と一致するように
配置されている。
に対して正電圧が印加されており(イオン粒子が正電荷
の場合)、中性粒子除去板63からイオン減速器65へ
到達するまでにイオンビーム8中のイオンは減速され、
イオン減速器65の電位まで上昇する(ここでは−20
kVから−10kVの電位に上昇している)。
速器65を通過する際に印加された電圧によって集束さ
れ、グラウンド電極66に向けて射出される。グラウン
ド電極66は、減速電極チャンバー61と共にグラウン
ド電位に置かれており、イオン減速器65を通過したイ
オンビーム8は電位上昇し、グラウンド電極66に到達
する位置でグラウンド電位になる。
られており、イオンビーム8は通過孔67を通過し、後
段の試料室70のターゲットチャンバー71内に向けて
射出される。
位に置かれており、内部には、ファラデーカップ72
と、試料取付台73とが設けられている。ターゲットチ
ャンバー71内に入射し、試料取付台37側に照射され
たイオンビーム8によって、試料取付台37上に配置さ
れた処理対象物(基板)表面へのイオン照射が行われる。
このとき、ファラデーカップ72側に照射されたイオン
ビーム8によってイオン電流値が検出され、イオン照射
量が測定される。
ム8の焦点Fを移動させることができるので、焦点Fを
適切な位置に結ばせ、イオンの照射効率を高めることが
できる。
オン分離器21の後段に設けたが、図1の点線で示した
コンデンサレンズ32'のように、イオン分離器21の
前段に設けてもよい。
圧を印加しない状態では、イオンビーム8の焦点Fは、
できるだけ後方で結ばれるように構成しておいた方が、
コンデンサレンズ32、32'による焦点Fの移動範囲
が広くなる。そのためには、イオン源室10とイオン分
離室20とはできるだけ近接配置させることが望ましい
ので、イオン源室10とイオン分離器21との間には、
コンデンサレンズ32'は配置しない方が有利である。
できる。従って、イオン減速器の減速率を変える場合
や、イオン源内のプラズマの状態を変化させる場合に、
更に、引出電圧を変化させる場合でも、焦点が適切な位
置で結ばれるようにできるので、イオンビームの透過率
を向上させることができる。
ムの集束状況を説明するための図 (b):本発明のイオ
ン照射装置のイオンビームの集束状況を説明するための
図
電位の推移を説明するための図
……イオン源室 21……イオン分離器 32……
コンデンサレンズ 42……イオン減速器 43……スリット
Claims (4)
- 【請求項1】 イオン源室と、 前記イオン源室から引き出されたイオンビームを所望の
イオン種に分離するイオン分離器と、 前記分離後のイオンビームを減速させるイオン減速器と
を有し、 前記イオン分離器によって集束されて焦点を結び発散す
るイオンビームを、前記イオン減速器が再度集束させる
ように構成されたイオン照射装置において、 前記イオン減速器よりも前方にコンデンサレンズが配置
され、前記コンデンサレンズへの印加電圧を制御する
と、前記焦点の位置を移動できるように構成されたこと
を特徴とするイオン照射装置。 - 【請求項2】 前記コンデンサレンズは、前記イオン分
離器の後方に設けられたことを特徴とする請求項1記載
のイオン照射装置。 - 【請求項3】 前記イオン減速器の入り口にはスリット
が設けられ、 前記コンデンサレンズへの印加電圧を制御すると、前記
イオンビームの焦点は、前記スリット内、又はその近傍
に結べるように構成されたことを特徴とする請求項1又
は請求項2のいずれか1項記載のイオン照射装置。 - 【請求項4】 前記スリットの前段に偏向器が設けら
れ、 該偏向器に電圧を印加すると、イオンビーム中の荷電粒
子を前記スリット方向に曲げ、中性粒子を直進させられ
るように構成されたことを特徴とする請求項3記載のイ
オン照射装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP08594997A JP3836562B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | イオン照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08594997A JP3836562B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | イオン照射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10261379A true JPH10261379A (ja) | 1998-09-29 |
JP3836562B2 JP3836562B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=13873022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08594997A Expired - Lifetime JP3836562B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | イオン照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3836562B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP08594997A patent/JP3836562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3836562B2 (ja) | 2006-10-25 |
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