JPH10261276A - 磁気ディスク媒体及び磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク媒体及び磁気ディスク装置

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JPH10261276A
JPH10261276A JP6505797A JP6505797A JPH10261276A JP H10261276 A JPH10261276 A JP H10261276A JP 6505797 A JP6505797 A JP 6505797A JP 6505797 A JP6505797 A JP 6505797A JP H10261276 A JPH10261276 A JP H10261276A
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disk medium
track
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medium according
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JP6505797A
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Osami Morita
修身 森田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボゾーンを増加させず、磁気ヘッドを搭
載した浮上スライダのサーボゾーン通過時の浮上変動量
を所定値以下に制御することが可能な磁気ディスク媒体
及び磁気ディスク装置を提供する。 【解決手段】 本磁気ディスク媒体3Aは、面上を浮上
して半径方向に移動する浮上スライダ6を備える磁気記
録装置によって読み/書きされるもので、データ記録が
なされるトラック(DT1等)を表面に有し、浮上スラ
イダ6に搭載された磁気ヘッドの制御のためのサーボ信
号が凹凸形状からなるサーボ信号領域SP11〜SP4
4等として表面に設けられ、これらサーボ信号領域の位
置がトラック毎に、浮上スライダの後端の移動軌跡tr
からトラック進行方向Vあるいは進行逆方向にずらせて
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報がプリフォー
ムされている磁気ディスク媒体および該磁気ディスク媒
体を搭載した磁気ディスク装置に関し、とりわけサーボ
信号、データトラックもしくはデータトラックから再生
される信号または、それらの組み合わせが凹凸形状によ
りプリフォームされている磁気ディスク媒体および、該
磁気ディスク媒体を搭載し、浮上型のヘッドスライダに
取り付けられた磁気ヘッドにより、データやプログラム
が記録再生される磁気ディスク装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク媒体には、少なくとも片面
に磁性膜が成膜され、サーボ信号が凹凸形状でプリフォ
ームされた構成のものがある。このような磁気ディスク
媒体が搭載された磁気ディスク装置においては、磁気ヘ
ッドを搭載した浮上スライダが磁気ディスク媒体の面上
を非接触で浮上しつつ通過することにより、磁性膜にデ
ータ等がトラック状に記録され、また磁性膜にトラック
状に記録されたデータ等が再生されるが、このとき磁気
ヘッドは、磁気ディスク媒体の面に形成された凹凸形状
によるサーボ信号を掃引して、サーボ信号を読み取るよ
うになっている。
【0003】ここで浮上スライダの浮上力は、磁気ディ
スク媒体の高速回転によって磁気ディスク媒体の面近傍
に誘起される空気流が浮上スライダを通過時に発生さ
せ、これが浮上スライダへ付与される構成となってい
る。一方、この磁気ディスク媒体の面近傍に誘起される
空気流は、磁気ディスク媒体の表面の状態に依存する。
とりわけ、磁気ディスク媒体の表面の粗度によって空気
流の状態は大きく変動する。
【0004】一般的には、磁気ディスク媒体の表面粗度
が増加すれば、発生する移動空気流の層厚が増加する傾
向にあり、このため線速度が変化して浮上スライダの浮
上量が変化を受けることになる。したがって、磁気ディ
スク媒体の表面粗度は所定のしきい値以下に抑える必要
があるが、浮上スライダに好ましくない影響を与えるの
は、磁気ディスク媒体の表面粗度の絶対値よりも表面粗
度の部分的あるいは局所的な変動であることが確認され
ている。そのゆえ、安定かつ高信頼性の信号読出/書込
を確保するには、磁気ディスク媒体の表面粗度の局所的
バラツキを抑制することが効果的とされている。
【0005】これを詳述すると、磁気ディスク媒体の表
面には、サーボ信号を記録する領域(以下サーボゾーン
という)と、データを記録再生する領域(以下データゾ
ーンという)が規則的に配列されている。図14は、こ
うした従来の磁気ディスク媒体におけるサーボゾーンの
配置を示す構成図であり、浮上スライダの通過時の姿勢
の例が示されている。図中、符号100は従来の磁気デ
ィスク媒体、符号101はデータゾーン、符号102は
サーボゾーンであり、符号103は浮上スライダであ
る。
【0006】磁気ディスク媒体100は等回転速度であ
り、また、サーボ信号は時間で管理されているため、サ
ーボゾーン102は磁気ディスク媒体100の面上で、
図示されるように等角度間隔で配置されている。さら
に、各サーボゾーン102は浮上スライダ103に搭載
されたヘッドの半径方向の移動軌跡に沿って配置されて
いるから、ディスク径方向に略円弧状の筋として構成さ
れている。
【0007】サーボゾーン102は、浮上スライダ10
3に搭載されたヘッドの半径方向の移動軌跡に沿って配
置されているので、浮上スライダ103の後端部103
aの両端は、サーボゾーン102をほぼ同時に通過す
る。すなわち、スライダ後端部103aの内周側と外周
側は、磁気ディスク媒体100の回転にともない、サー
ボゾーン102をほぼ同時に通過することになる。
【0008】このような高密度記録の磁気ディスクに用
いられる浮上型のスライダは、スペイシング損失を抑圧
するために、極限までに小さくした浮上量、例えば50
nm以下で浮上させる必要がある。また、そのときの浮
上変動量も、出力変動の原因となるため小さくする必要
がある。
【0009】このような磁気ディスク媒体100の表面
粗度に影響するものとして、サーボ信号を記録する領域
であるサーボゾーン102のパターン形状と、データを
記録再生する領域であるデータゾーン101のパターン
形状があり、両パターンは一般的に凹凸形状が異なる。
例えば、サーボゾーンのパターン形状はデータゾーンの
パターン形状に比して、凹凸に富む形状となっている。
すなわち、データゾーン101とサーボゾーン102と
で表面粗度が異なる。
【0010】このように、サーボゾーンとデータゾーン
の表面粗度が異なるため、浮上スライダの浮上量がサー
ボゾーンとデータゾーンとで異なることになる。すなわ
ち、浮上スライダ103が磁気ディスク媒体100の面
上に設けられた、個々の磁化反転信号がプリフォームさ
れたピットの上を通過する際に、サーボゾーン102と
データゾーン101とでは浮上量に差異が生じ、この浮
上量の差異が浮上量の変動を引き起こし、磁気ヘッドに
よるデータ等の記録再生を安定に行うことができなくな
るという問題があった。
【0011】この浮上変動量を低減するには、サーボゾ
ーン102の負荷容量とデータゾーン101の負荷容量
とを一致させればよいが、負荷容量を一致させるために
は,サーボゾーン102のパターン形状もしくは、デー
タゾーン101のパターン形状のどちらか一方または、
両方を変更しなければならない。
【0012】しかし、サーボゾーン102のパターン形
状やデータゾーン101のパターン形状は、記録密度の
向上やヘッド位置決め精度の向上を目的に設計されてお
り、よって記録密度の向上やヘッド位置決め精度の最適
化がなされている。したがって、これらパターン形状を
負荷容量を平均化させる目的で変更すると、記録密度や
ヘッド位置決め精度の最適化が損なわれることになる。
【0013】そこで、データゾーンやサーボゾーンのパ
ターン形状に大きく依存する負荷容量を一致させるので
はなく、記録媒体面内でのサーボゾーン間隔に工夫を加
える試みが提案された。具体的には、磁気ヘッドが搭載
された浮上スライダの長辺の長さの1/2以下の間隔で
サーボゾーンが浮上スライダの下を通過するように、サ
ーボゾーン間隔を設計することにより、データゾーンや
サーボゾーンのパターン形状あるいは負荷容量を変更す
ることなく、従って局所的にみたパターン形状をそのま
ま変更することなく、浮上スライダのサーボゾーン通過
時の浮上変動量を低減させる構成が提案されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで磁気ヘッドを
搭載した浮上スライダは、基板の微細なうねりに浮上量
を追随させるため、寸法が小さくなる傾向にある。例え
ば現今において多く採用されているものは、ピコスライ
ダと呼ばれるもので、その寸法は例えば長辺が1.4m
m、短辺が1.1mmである。
【0015】上述のピコスライダを用いて、3.5”径
のディスクを用い、かつサーボゾーンを等角度で配置す
る場合、前記のような最外周でスライダ長の1/2以下
のサーボゾーン間隔を達成するためには、ディスク1周
に430個程度のサーボゾーンを配置しなくてはならな
くなる。これはサーボゾーンのディスク面積に占める割
合を大きくするばかりでなく、最内周ではピットが小さ
くなり、凹凸形状の作成が困難となるという問題があっ
た。
【0016】本発明は、前記のような従来技術における
問題点を解決するためなされたもので、サーボゾーンを
増加させることなく、ピット作製が容易であり、しかも
磁気ヘッドを搭載した浮上スライダのサーボゾーン通過
時の浮上変動量を所定値以下に制御することが可能な磁
気ディスク媒体及び磁気ディスク装置を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明の原理を
説明する。磁気ディスク装置の磁気ディスク媒体をアク
セスする磁気ヘッドを搭載する浮上スライダは、図8に
示されるように動作する。同図において、アーム4の他
端に取付けられた浮上スライダ6は、磁気ディスク媒体
3のV方向への回転中に、矢印Xで示すように磁気ディ
スク媒体3の実質的に半径方向に移動する。従って、こ
の浮上スライダ6に搭載された磁気ヘッド8は、磁気デ
ィスク媒体3に対してシーク動作し、磁気ディスク媒体
3の所定のデータトラック等に対してデータ等の記録再
生を行う。
【0018】ここで、浮上スライダ6は、図9に示すよ
うに、その下面の両側にエアベアリングサーフェイスと
して作用するレール6a、6bが形成されているととも
に、このレール6a、6bの空気流入端側にはテーパ部
6c、6dが形成されている。これにより、浮上スライ
ダ6が、回転する磁気ディスク媒体3の表面に接近した
とき、磁気ディスク3媒体の回転に伴ってレール6a、
6bと磁気ディスク3の表面との間に流入する空気流に
より浮上力を受ける。この浮上力によって、浮上スライ
ダ6及び磁気ヘッド8は、磁気ディスク媒体3の表面か
ら微小間隔(浮上量)をもって浮上走行するようになっ
ている。
【0019】図10は、浮上スライダが浮上時における
空気流の説明図である。凹凸形状を表面に有する磁気デ
ィスク媒体3がV方向に高速回転する際に、線速度u0
で移動する磁気ディスク媒体3表面に接する空気流52
は、磁気ディスク媒体3の凹部36、凸部35からファ
ンデルワーズ力や、とりわけ高速では衝突によるインパ
クトを受け、さらに空気流相互が作用して、複雑な移動
をする流塊(図示されない)を形成させつつ、V方向に
移動する。この移動時の線速度が大であれば、線速度お
よび空気の密度および粘性率(粘度)によって定まる臨
界レイノルズ数を超えるため、空気流52全体が乱流層
となり、その挙動はさらに複雑なものとなる。
【0020】前記の結果、磁気ディスク媒体3表面に最
も近く接する空気流52が前記流塊を擁しつつV方向に
速度u0に近い速度で移動すると、その上側にある空気
層は、粘度によって発生する接線応力で引かれ、しかも
拡散する流塊を擁しつつ、速度u0よりも若干低い速度
で磁気ディスク媒体3の回転方向Vに移動して、空気流
54を形成させる。この空気流54は、さらにその上側
にある空気層に接線応力を及ぼし、この結果としてさら
に若干低い速度で磁気ディスク媒体3の回転方向Vに移
動する空気流が、空気流54の上方に発生する。
【0021】このようにして順に、磁気ディスク媒体3
の表面から上に位置する空気層が、流塊を擁しつつ線速
度を有して移動する空気流となり、これらによって境界
層と称される空気流が形成される。境界層は、理論的に
は接線応力のエネルギーが消滅する位置の層高まで形成
されることになるが、ここでは空気流の線速度が臨界レ
イノルズ数以下になる位置を以て層高とする。すなわ
ち、図示されるように層高δの乱流境界層50が形成さ
れるものとする。
【0022】磁気ヘッド8を備えた浮上スライダ6は、
この乱流境界層50内において高速の空気流により浮上
力を付与されて、ジンバルバネ等の浮上制御機構との間
で均衡がとれた高さに浮上する。
【0023】また、乱流境界層50内には空気流の速度
分布(あるいは速度勾配)55が存在する。この速度分
布55のパターンは、実験値から例えば3次関数等で近
似できることが確認されている。実験値および近似式に
よれば、乱流境界層50の空気流の速度uは、磁気ディ
スク媒体3の表面に近いほど速く、表面から遠ざかるに
つれて遅くなる。このような、磁気ディスク媒体3の表
面から離れるにともなう速度減衰のパターンは、立ち上
がりから徐々に減衰する場合と、あるいは立ち上がりか
ら急峻に減衰する場合とのいずれもが存在することが確
認されている。この差異は、ディスク表面粗さの物理的
形状に依拠するものと見做されている。
【0024】前記により、浮上スライダ6を乱流境界層
50内に置いた場合、浮上スライダ6の位置が高い(デ
ィスク表面から離れている)と空気流の速度uは小さく
なるから、よって空気流から小さい運動エネルギーを受
けることになり、浮上スライダ6の浮上力Fは小さい。
また一方、浮上スライダ6の位置が低い(ディスク表
面に近い)と空気流の速度uは大になるから、よって空
気流から大きい運動エネルギーを受けることになり、浮
上スライダ6の浮上力Fは大きくなる。
【0025】次に、乱流境界層50の層厚δと、空気の
粘度μとの関係につき説明する。乱流境界層50の層厚
δと空気の粘度μについて、解析の一例を以下に述べ
る。磁気ディスク媒体3を単に円板と見做し、この円板
が高速回転時に臨界レイノルズ数を超える状態で円板に
接する空気をニュートン流体と見做し、xを移動方向、
yを円板表面に垂直方向としてxy平面上の二次元の流
れを記述する。運動方程式は数1のように示される。
【0026】
【数1】
【0027】さらに連続の方程式は数2のように示され
る。
【0028】
【数2】
【0029】数1および数2は、前記のように乱流境界
層が形成されることを示している。ここで乱流境界層の
層厚δは有限であり、境界条件としてyが0でux=u
0、yがδでux=0を用い、運動方程式をyについて
δから0まで積分すれば、数3を得る。
【0030】
【数3】
【0031】一方、連続の方程式およびこれをδから0
まで積分したものから、数4を得る。
【0032】
【数4】
【0033】さらに、y=δにおける線断応力τは数5
で示されるから、数4は数6となる。数6が乱流境界層
の運動量方程式となる。
【0034】
【数5】
【0035】
【数6】
【0036】つぎに乱流境界層内の速度分布を3次式で
近似し、境界条件として数7および数8を使用すれば、
速度分布式は数9となる。
【0037】
【数7】
【0038】
【数8】
【0039】
【数9】
【0040】数9を数6の運動量方程式の第2項に代入
して演算すれば、数10が得られる。
【0041】
【数10】
【0042】一方、y=δにおけるuxの偏微分は数1
1となり、よってせん断応力τは数12で示されるよう
になるから、前記各式から数13が得られる。
【0043】
【数11】
【0044】
【数12】
【0045】
【数13】
【0046】さらに数13を積分することにより、数1
4を得る。数14が乱流境界層の層厚δと空気の粘度μ
との関係式となる。なお、Reはレイノルズ数である。
【0047】
【数14】
【0048】ところで、前記の解析では空気流が接する
円板の表面の粗度に関するファクターが入っていない。
しかしながら、実在系においては形成される乱流境界層
の層厚が、円板である磁気ディスク媒体の表面粗度、す
なわちピットやグルーブで構成された凹凸状態に依存す
ることが明らかである。
【0049】これには、前記の空気の流塊が寄与してい
る。すなわち流塊はそれ自体が空気流の法線方向の運動
エネルギーをもち、浮上スライダ6への浮上力Fを増大
させる作用をする。また表面粗度が大であるほど、流塊
の運動エネルギーは大となる。したがって、表面粗度が
大の磁気ディスク媒体の表面上に形成される乱流境界層
が有する運動エネルギーのエネルギーポテンシャルは大
になり、表面粗度が小さい磁気ディスク媒体の表面上に
形成される乱流境界層が有する運動エネルギーのエネル
ギーポテンシャルは、これに比して小さくなる。
【0050】そこで、前記の流塊の運動エネルギーをと
りこむひとつの便法として、ここでは模擬的に空気の仮
想粘性率εを導入し、これを粘度μに置換して取り扱
う。すなわち、流塊の運動エネルギーをマクロ的に仮想
粘性率εと関連付けることで、円板の表面粗度の乱流境
界層厚への影響をとりこむものとする。元来、粘度μは
その流体(この場合は空気)固有の物性値であり、環境
条件一定のもとでは常数であるが、ここで導入する仮想
粘性率εは粘度μならびに円板の表面粗度の関数として
定義されるものである。
【0051】仮想粘性率εの形式および係数は、円板の
表面粗度が大、すなわち粗い際に、表面粗度の範囲を限
定してεの値が大となるように、実験値から適宜設定さ
れる。これにより乱流境界層の層厚δと空気の仮想粘性
率εとの関係式は、数15に示されるものとなる。
【0052】
【数15】
【0053】これによると、乱流境界層の層厚δは仮想
粘性率εの1/2乗に比例しており、仮想粘性率εが増
大すると、すなわち表面粗度が所定の範囲内において増
大すると、形成される乱流境界層の層厚δが厚くなる。
このとき、乱流境界層のエネルギーポテンシャルは、流
塊によって大になる。したがって、表面粗度の増減によ
り乱流境界層の層厚δが増減するが、同時に乱流境界層
のエネルギーポテンシャルも類似の増減を示すことにな
る。
【0054】前記により、磁気ディスク媒体3の表面粗
度(ピットやグルーブで構成された凹凸状態)に依存し
て形成される乱流境界層50の層厚δが変化する実測結
果のシミュレーションが可能になる。
【0055】磁気ディスク媒体3が同一回転速度の場
合、磁気ディスク媒体3表面が鏡面状で平坦度が高いと
(表面粗度が小さいと、)ディスク回転に伴い形成され
る乱流境界層50の層厚δは小さく、またエネルギーポ
テンシャルも小さく、逆に表面粗度が大きい磁気ディス
ク媒体3であると、形成される乱流境界層50の層厚δ
およびエネルギーポテンシャルが大となる。
【0056】したがって、図 において浮上スライダ6
を初期状態として一定の高さに置いと仮定した場合、磁
気ディスク媒体3の表面が鏡面状であれば、その高さに
おける空気流の速度uは小さくなるとともに、形成され
る乱流境界層のエネルギーポテンシャル(これには前記
流塊が寄与している)は小さくなり、よって浮上スライ
ダ6は小さい運動エネルギーを受けることになり、この
結果浮上力Fが減少して浮上スライダ6はより低い位置
に移動する。
【0057】また一方、磁気ディスク媒体3の表面粗度
が大であれば、その高さにおける空気流の速度uは大き
くなるとともに、形成される乱流境界層のエネルギーポ
テンシャル(これには前記流塊が寄与している)も大に
なり、よって浮上スライダ6は大きい運動エネルギーを
受けることになり、この結果浮上力Fが増加して浮上ス
ライダ6は高い位置に移動する。
【0058】図10にはまた、空気流が浮上スライダ6
に与える様子が示されている。同図で、スライダ6は磁
気ディスク媒体3の表面上方に浮上しており、浮上スラ
イダ6下端のエアスライド用のレール6aが、磁気ディ
スク媒体3の表面の凸部35および凹部36と対向して
いる。
【0059】ここで乱流境界層50内の流線で形成され
た流管51に着目すると、流管51は線速度uで進み、
スライダ6側部のテーパ部6cに衝突してテーパ部6c
に沿って流れ、ディスク3の表面とレール6aとの形成
するチャネルを通過して、ヘッド8の下方を通り、チャ
ネルから解放される。
【0060】この流管51にベルヌーイの流線式を適用
すると、数16で示されるエネルギーバランス式が成立
する。なおここでは、位置ポテンシャル項は省略してい
る。
【数16】
【0061】数16の式において、第1項は圧力ヘッド
であるが、入口で加えられている圧力pAと、出口で放
出する圧力pBとの差が圧力ヘッドとなる。第2項は速
度ヘッドであり、この項が前記流塊を考慮した空気流の
運動エネルギーを記述している。そして、この速度ヘッ
ドが浮上スライダ6のテーパ部6cに運動エネルギーを
付与して浮上スライダ6に浮上力Fを発生させる。ρは
空気密度、uは空気流の線速度である。これらヘッドの
総和は一定値Cとなる。
【0062】浮上スライダ6後端で狭いチャネルから解
放された空気流は、境界層の一部剥離で渦流となる。浮
上スライダ6が軽量で慣性力が小さいと、この渦流の力
学的インパクトおよび渦流の消滅に伴う圧力変動の影響
を受ける場合がある。
【0063】このように、浮上スライダ6には速度ヘッ
ドによる浮上力Fと、図示しないジンバルスプリングに
よる制御力ならびに重力が加わり、さらに狭チャネルで
の流速増にともなう圧力降下や前記渦流にかかわる力な
どのバランスで、浮上スライダ6の実際の浮上量dが定
まることになる。
【0064】ところで、磁気ディスク媒体3の面上に設
けられるサーボゾーンは表面粗度が大であり、一方、デ
ータゾーンの表面粗度はそれより小である。さらにサー
ボゾーンの幅は浮上スライダ6のレール6aの長さより
も短く、レール長の数十分の一あるいはそれ以下である
から、磁気ディスク媒体3の回転にともない浮上スライ
ダ6がデータゾーン上からサーボゾーン上に移ると、浮
上スライダ6のレール6aの先端はサーボゾーン上に形
成される乱流境界層の比較的大きいエネルギーポテンシ
ャルを乗り越えることになる。これによって浮上スライ
ダ6のレール6aの先端部のみに偶力が作用して、浮上
スライダ6に傾き力が働く。
【0065】同様に、ディスクの回転が進んでレール6
aの後端がサーボゾーン上の比較的大きいエネルギーポ
テンシャルを乗り越える際には、レール6aの後端のみ
に偶力が作用して、浮上スライダ6は前記と逆方向に傾
く。この結果、浮上スライダ6および磁気ヘッド8が上
下に変動し、安定な浮上状態が損なわれ、かつ磁気ヘッ
ド8と磁気ディスク媒体3の面間の距離の変動により磁
気ヘッド8の読出しが不安定になる。こうした弊害はと
りわけ、前記の従来の磁気ディスク媒体におけるよう
な、サーボゾーンが浮上スライダ6の半径方向移動軌跡
に沿って一列に設けられている構成において顕著にな
る。
【0066】そこで本発明は、前記解析に鑑み、サーボ
ゾーンの位置を例えばトラック毎に、あるいはトラック
グループ毎にずらせて設ける構成とし、これによって乱
流境界層の比較的大きいエネルギーポテンシャルが浮上
スライダのレール下に分散し、しかも数多く現われるよ
うにし、この構成によって浮上スライダのレールに加わ
る偶力を平均化することで、浮上スライダおよび磁気ヘ
ッドのフラクチュエーションを軽減し、よって磁気ヘッ
ドの安定な読出しを計ることを骨子とするものである。
【0067】前記を具現化するため、本発明の請求項1
に係る磁気ディスク媒体は、磁気ディスク媒体上を浮上
して前記磁気ディスク媒体の半径方向に移動する浮上ス
ライダを備える磁気記録装置に適用され、データ記録が
なされるトラックを表面に有し、かつ前記浮上スライダ
に搭載された磁気ヘッドの制御のためのサーボ信号が凹
凸形状からなるサーボ信号領域として表面に設けられた
磁気ディスク媒体であって、前記サーボ信号領域の位置
が前記トラック毎に、前記浮上スライダの後端の移動軌
跡からトラック進行方向あるいは進行逆方向にずらせて
設けられたことを特徴とする。
【0068】前記の、サーボゾーンの位置をトラック毎
にずらせて設ける構成によれば、表面粗度が大のサーボ
ゾーン上に形成される比較的大きいエネルギーポテンシ
ャルの空気流が浮上スライダのレール下に局所的に分散
し、しかも数多く現われることによって浮上スライダの
レール下面各部に加わる、浮上スライダを傾ける偶力が
相殺されて浮上力の平均化がなされ、よって浮上スライ
ダおよび磁気ヘッドの浮上量変動が低減され、磁気ヘッ
ドの安定な読出し又は/及び書込が可能になる。
【0069】あるいは、本発明の請求項2に係る磁気デ
ィスク媒体は、磁気ディスク媒体上を浮上して前記磁気
ディスク媒体の半径方向に移動する浮上スライダを備え
る磁気記録装置に適用され、データ記録がなされるトラ
ックを表面に有し、かつ前記浮上スライダに搭載された
磁気ヘッドの制御のためのサーボ信号が凹凸形状からな
るサーボ信号領域として表面に設けられた磁気ディスク
媒体であって、前記サーボ信号領域の位置がトラック複
数本を1つのグループとして前記グループ毎に、前記浮
上スライダの後端の移動軌跡からトラック進行方向ある
いは進行逆方向にずらせて設けられたことを特徴とす
る。
【0070】前記の、サーボゾーンの位置をトラックグ
ループ毎にずらせて設ける構成によれば、サーボゾーン
の位置がグループ内のトラックで纏まっているので、サ
ーボ信号読出時のタイミング制御が簡素化される作用が
あり、かつ表面粗度が大のサーボゾーン上に形成される
比較的大きいエネルギーポテンシャルの空気流が浮上ス
ライダのレール下に局所的に分散し、しかも数多く現わ
れることによって浮上スライダのレール下面各部に加わ
る、浮上スライダを傾ける偶力が相殺されて浮上力の平
均化がなされ、よって浮上スライダおよび磁気ヘッドの
浮上量変動が低減され、磁気ヘッドの安定な読出し又は
/及び書込が可能になる。
【0071】本発明の請求項3に係る磁気ディスク媒体
は、前記請求項1の磁気ディスク媒体であって、前記浮
上スライダは前記磁気ディスク媒体表面側にエアスライ
ド式のレールを備えるものとし、前記浮上スライダのエ
アスライド式のレールの最も狭い幅に対応する前記磁気
ディスク媒体面上の幅の範囲内に、前記サーボ信号領域
のずれた箇所が2箇所以上存在する配列としたことを特
徴とする。
【0072】前記の構成によれば、表面粗度が大のサー
ボゾーン上に形成される比較的大きいエネルギーポテン
シャルの空気流が浮上スライダのレール下に局所的に分
散し、しかもその頻度がレール下の最も狭い幅の部分で
あっても少なくとも2箇所以上現われることによって、
例え幅狭部分が設けられた浮上スライダについても、レ
ール各部に加わる偶力の相殺がなされ、よって傾き等に
よる浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動が低減
され、磁気ヘッドの安定な読出し又は/及び書込が可能
になる。
【0073】本発明の請求項4に係る磁気ディスク媒体
は、前記請求項2の磁気ディスク媒体であって、前記浮
上スライダは前記磁気ディスク媒体表面側にエアスライ
ド式のレールを備えるものとし、前記浮上スライダのエ
アスライド式のレールの最も狭い幅に対応する前記磁気
ディスク媒体面上の幅の範囲内に、前記サーボ信号領域
のずれた箇所が2箇所以上存在する配列としたことを特
徴とする。
【0074】前記の構成によれば、サーボゾーンの位置
がグループ内のトラックで纏まっているので、サーボ信
号読出時のタイミング制御が簡素化される作用があり、
かつ表面粗度が大のサーボゾーン上に形成される比較的
大きいエネルギーポテンシャルの空気流が浮上スライダ
のレール下に局所的に分散し、しかもその頻度がレール
下の最も狭い幅の部分であっても少なくとも2箇所以上
現われることによって、例え幅狭部分が設けられた浮上
スライダについても、レール各部に加わる偶力の相殺が
なされ、よって傾き等による浮上スライダおよび磁気ヘ
ッドの浮上量変動が低減され、磁気ヘッドの安定な読出
し又は/及び書込が可能になる。
【0075】本発明の請求項5に係る磁気ディスク媒体
は、前記請求項1の磁気ディスク媒体であって、奇数番
目の前記トラックに対応した前記サーボ信号領域と、偶
数番目の前記トラックに対応した前記サーボ信号領域と
が、交互に一定間隔を隔ててずれて配置されたことを特
徴とする。磁気ディスク媒体を上記のように構成するこ
とにより、前記請求項1の磁気ディスク媒体の備えた作
用に相乗して、サーボ信号読出しのタイミング制御が簡
素化された磁気ディスク媒体が実現される。
【0076】本発明の請求項6に係る磁気ディスク媒体
は、前記請求項3の磁気ディスク媒体であって、奇数番
目の前記トラックに対応した前記サーボ信号領域と、偶
数番目の前記トラックに対応した前記サーボ信号領域と
が、交互に一定間隔を隔ててずれて配置されたことを特
徴とする。磁気ディスク媒体を上記のように構成するこ
とにより、前記請求項3の磁気ディスク媒体の備えた作
用に相乗して、サーボ信号読出しのタイミング制御が簡
素化された磁気ディスク媒体が実現される。
【0077】本発明の請求項7に係る磁気ディスク媒体
は、前記請求項2の磁気ディスク媒体であって、奇数番
目の前記トラックのグループに対応した前記サーボ信号
領域と、偶数番目の前記トラックのグループに対応した
前記サーボ信号領域とが、交互に一定間隔を隔ててずれ
て配置されたことを特徴とする。磁気ディスク媒体を上
記のように構成することにより、前記請求項2の磁気デ
ィスク媒体の備えた作用に相乗して、サーボ信号読出し
のタイミング制御の簡素化を可能にした磁気ディスク媒
体を実現することが可能になる。
【0078】本発明の請求項8に係る磁気ディスク媒体
は、前記請求項4の磁気ディスク媒体であって、奇数番
目の前記トラックのグループに対応した前記サーボ信号
領域と、偶数番目の前記トラックのグループに対応した
前記サーボ信号領域とが、交互に一定間隔を隔ててずれ
て配置されたことを特徴とする。上記の構成により、前
記請求項4の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗し
て、サーボ信号読出しのタイミング制御が簡素化された
磁気ディスク媒体が実現される。
【0079】本発明の請求項9に係る磁気ディスク媒体
は、前記請求項5の磁気ディスク媒体であって、前記交
互に一定間隔のずれで配された前記サーボ信号領域につ
き、奇数番目のトラックに対応した前記サーボ信号領域
の各々が前記浮上スライダの後端の移動軌跡上に載った
配列とされ、かつ偶数番目のトラックに対応した前記サ
ーボ信号領域の各々が前記浮上スライダの後端の移動軌
跡上に載った配列とされたことを特徴とする。磁気ディ
スク媒体を上記のように構成することにより、前記請求
項5の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、浮上
スライダとの同期が容易な、かつ浮上スライダに付与さ
れる浮上力の分散が効果的になされた磁気ディスク媒体
が実現される。
【0080】本発明の請求項10に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項6の磁気ディスク媒体であって、前記
交互に一定間隔のずれで配された前記サーボ信号領域に
つき、奇数番目のトラックのグループに対応した前記サ
ーボ信号領域の各々が前記浮上スライダの後端の移動軌
跡上に載った配列とされ、かつ偶数番目のトラックに対
応した前記サーボ信号領域の各々が前記浮上スライダの
後端の移動軌跡上に載った配列とされたことを特徴とす
る。上記の構成により、前記請求項5の磁気ディスク媒
体の備えた作用に相乗して、浮上スライダとのタイミン
グ制御が容易であり、かつ浮上スライダに付与される浮
上力が効果的に分散された磁気ディスク媒体の実現を可
能とする。
【0081】本発明の請求項11に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項7の磁気ディスク媒体であって、前記
交互に一定間隔のずれで配された前記サーボ信号領域に
つき、奇数番目のトラックのグループに対応した前記サ
ーボ信号領域の各々が前記浮上スライダの後端の移動軌
跡上に載った配列とされ、かつ偶数番目のトラックのグ
ループに対応した前記サーボ信号領域の各々が前記浮上
スライダの後端の移動軌跡上に載った配列とされたこと
を特徴とする。上記の構成により、前記請求項7の磁気
ディスク媒体の備えた作用に相乗して、浮上スライダと
のタイミング制御が容易であり、かつ浮上スライダに付
与される浮上力が効果的に分散された磁気ディスク媒体
の実現を可能とする。
【0082】本発明の請求項12に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項8の磁気ディスク媒体であって、前記
交互に一定間隔のずれで配された前記サーボ信号領域に
つき、奇数番目のトラックのグループに対応した前記サ
ーボ信号領域の各々が前記浮上スライダの後端の移動軌
跡上に載った配列とされ、かつ偶数番目のトラックのグ
ループに対応した前記サーボ信号領域の各々が前記浮上
スライダの後端の移動軌跡上に載った配列とされたこと
を特徴とする。磁気ディスク媒体を上記のように構成す
ることにより、前記請求項8の磁気ディスク媒体の備え
た作用に相乗して、浮上スライダとの同期が容易な、か
つ浮上スライダに付与される浮上力の分散が効果的にな
された磁気ディスク媒体が実現される。
【0083】本発明の請求項13に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項1の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する領
域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉を
避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンドと
が、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。磁気ディスク媒体を上記のように構成することによ
り、前記請求項1の磁気ディスク媒体の備えた作用に相
乗して、トラック密度の増加がなされてクロストーク特
性の改善がなされ、しかも大容量の磁気ディスク媒体が
実現される。
【0084】本発明の請求項14に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項2の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する領
域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉を
避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンドと
が、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。上記のように構成することにより、前記請求項2で
示された磁気ディスク媒体の作用に相乗して、トラック
密度の増加による大容量化を実現した、しかもクロスト
ーク特性が改善され、かつ書込またはおよび読出動作が
安定な磁気ディスク媒体が実現される。
【0085】本発明の請求項15に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項3の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する領
域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉を
避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンドと
が、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。この構成によれば、前記請求項3の構成で示された
作用を具備し、かつトラック密度が増加して大容量化が
なされ、さらにクロストーク特性が改善なされて、しか
も書込またはおよび読出動作にすぐれた磁気ディスク媒
体を実現することが可能になる。
【0086】本発明の請求項16に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項4の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する領
域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉を
避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンドと
が、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。磁気ディスク媒体を上記のように構成することによ
り、前記請求項4の磁気ディスク媒体の備えた作用に相
乗して、トラック密度の増加がなされてクロストーク特
性の改善がなされ、しかも大容量の磁気ディスク媒体が
実現される。
【0087】本発明の請求項17に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項5の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する領
域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉を
避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンドと
が、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。上記のように構成することにより、前記請求項5で
示された磁気ディスク媒体の作用に相乗して、トラック
密度の増加による大容量化を実現した、しかもクロスト
ーク特性が改善され、かつ書込またはおよび読出動作が
安定な磁気ディスク媒体が実現される。
【0088】本発明の請求項18に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項6の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する領
域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉を
避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンドと
が、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。この構成によれば、前記請求項6の構成で示された
作用を具備し、かつトラック密度が増加して大容量化が
なされ、さらにクロストーク特性が改善なされて、しか
も書込またはおよび読出動作にすぐれた磁気ディスク媒
体を実現することが可能になる。
【0089】本発明の請求項19に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項7の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する領
域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉を
避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンドと
が、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。磁気ディスク媒体を上記のように構成することによ
り、前記請求項7の磁気ディスク媒体の備えた作用に相
乗して、トラック密度の増加がなされてクロストーク特
性の改善がなされ、しかも大容量の磁気ディスク媒体が
実現される。
【0090】本発明の請求項20に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項8の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する領
域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉を
避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンドと
が、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。上記のように構成することにより、前記請求項8で
示された磁気ディスク媒体の作用に相乗して、トラック
密度の増加による大容量化を実現した、しかもクロスト
ーク特性が改善され、かつ書込またはおよび読出動作が
安定な磁気ディスク媒体が実現される。
【0091】本発明の請求項21に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項9の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する領
域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉を
避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンドと
が、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。この構成によれば、前記請求項9の構成で示された
作用を具備し、かつトラック密度が増加して大容量化が
なされ、さらにクロストーク特性が改善なされて、しか
も書込またはおよび読出動作にすぐれた磁気ディスク媒
体を実現することが可能になる。
【0092】本発明の請求項22に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項10の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する
領域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉
を避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンド
とが、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。磁気ディスク媒体を上記のように構成することによ
り、前記請求項10の磁気ディスク媒体の備えた作用に
相乗して、トラック密度の増加がなされてクロストーク
特性の改善がなされ、しかも大容量の磁気ディスク媒体
が実現される。
【0093】本発明の請求項23に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項11の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する
領域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉
を避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンド
とが、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。上記のように構成することにより、前記請求項11
で示された磁気ディスク媒体の作用に相乗して、トラッ
ク密度の増加による大容量化を実現した、しかもクロス
トーク特性が改善され、かつ書込またはおよび読出動作
が安定な磁気ディスク媒体が実現される。
【0094】本発明の請求項24に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項12の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号領域に連設された、データを記録再生する
領域であるトラックと、隣接するトラック間の信号干渉
を避けるべく隣接トラック間に設けられるガードバンド
とが、凹凸形状によって形成されていることを特徴とす
る。この構成によれば、前記請求項12の構成で示され
た作用を具備し、かつトラック密度が増加して大容量化
がなされ、さらにクロストーク特性が改善なされて、し
かも書込またはおよび読出動作にすぐれた磁気ディスク
媒体を実現することが可能になる。
【0095】本発明の請求項25に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項13の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。磁気ディスク媒体を上記のように構成するこ
とにより、前記請求項13の磁気ディスク媒体の備えた
作用に相乗して、磁気ヘッドの追従特性が改善され、し
かも大容量化された磁気ディスク媒体が実現される。
【0096】本発明の請求項26に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項14の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。上記のように構成することにより、前記請求
項14の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、磁
気ヘッドの追従特性の改善がなされた、製造工程が簡素
化された磁気ディスク媒体が可能になる。
【0097】本発明の請求項27に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項15の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。この構成によれば、前記請求項15の構成で
示された作用を具備し、かつ磁気ヘッドの追従特性が改
善され、大容量化され、しかも製造容易な磁気ディスク
媒体が具現される。
【0098】本発明の請求項28に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項16の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。磁気ディスク媒体を上記のように構成するこ
とにより、前記請求項16の磁気ディスク媒体の備えた
作用に相乗して、磁気ヘッドの追従特性が改善され、し
かも大容量化された磁気ディスク媒体が実現される。
【0099】本発明の請求項29に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項17の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。上記のように構成することにより、前記請求
項17の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、磁
気ヘッドの追従特性の改善がなされた、製造工程が簡素
化された磁気ディスク媒体が可能になる。
【0100】本発明の請求項30に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項18の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。この構成によれば、前記請求項18の構成で
示された作用を具備し、かつ磁気ヘッドの追従特性が改
善され、大容量化され、しかも製造容易な磁気ディスク
媒体が具現される。
【0101】本発明の請求31に係る磁気ディスク媒体
は、前記請求項19の磁気ディスク媒体であって、前記
サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再生
する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心円
状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特徴
とする。磁気ディスク媒体を上記のように構成すること
により、前記請求項19の磁気ディスク媒体の備えた作
用に相乗して、磁気ヘッドの追従特性が改善され、しか
も大容量化された磁気ディスク媒体が実現される。
【0102】本発明の請求項32に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項20の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。上記のように構成することにより、前記請求
項20の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、磁
気ヘッドの追従特性の改善がなされた、製造工程が簡素
化された磁気ディスク媒体が可能になる。
【0103】本発明の請求項33に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項21の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。この構成によれば、前記請求項21の構成で
示された作用を具備し、かつ磁気ヘッドの追従特性が改
善され、大容量化され、しかも製造容易な磁気ディスク
媒体が具現される。
【0104】本発明の請求項34に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項22の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。磁気ディスク媒体を上記のように構成するこ
とにより、前記請求項22の磁気ディスク媒体の備えた
作用に相乗して、磁気ヘッドの追従特性が改善され、し
かも大容量化された磁気ディスク媒体が実現される。
【0105】本発明の請求項35に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項23の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。上記のように構成することにより、前記請求
項23の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、磁
気ヘッドの追従特性の改善がなされた、製造工程が簡素
化された磁気ディスク媒体が可能になる。
【0106】本発明の請求項36に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項24の磁気ディスク媒体であって、前
記サーボ信号の少なくとも一部分またはデータを記録再
生する領域に設けられた凹凸形状あるいは凹凸部が同心
円状もしくは、スパイラル状に形成されていることを特
徴とする。この構成によれば、前記請求項24の構成で
示された作用を具備し、かつ磁気ヘッドの追従特性が改
善され、大容量化され、しかも製造容易な磁気ディスク
媒体が具現される。
【0107】本発明の請求項37に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項13の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
れば、前記請求項13の構成で示された作用を具備し、
かつ情報がプリフォームされた読出し専用の磁気ディス
ク媒体が実現される。
【0108】本発明の請求項38に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項14の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。前記構成によ
って、前記請求項14の構成を備え、しかも情報が前以
て作り込まれたリードオンリーの磁気ディスク媒体が容
易に具現できる。
【0109】本発明の請求項39に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項15の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。磁気ディスク
媒体を上記のように構成することにより、前記請求項1
5の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、安定し
たリードアウト動作が可能なROM型磁気ディスク媒体
が実現される。
【0110】本発明の請求項40に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項16の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
れば、前記請求項16の構成で示された作用を具備し、
かつ情報がプリフォームされた読出し専用の磁気ディス
ク媒体が実現される。
【0111】本発明の請求項41に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項17の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。前記構成によ
って、前記請求項17の構成を備え、しかも情報が前以
て作り込まれたリードオンリーの磁気ディスク媒体が容
易に具現される。
【0112】本発明の請求項42に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項18の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。磁気ディスク
媒体を上記のように構成することにより、前記請求項1
8の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、安定し
たリードアウト動作が可能なROM型磁気ディスク媒体
が実現される。
【0113】本発明の請求項43に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項19の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
り、前記請求項17の構成と作用を備え、かつ情報が前
以て作り込まれ、長寿命で取り扱い容易なROM型磁気
ディスク媒体を実現することができる。
【0114】本発明の請求項44に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項20の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
れば、前記請求項20の構成で示された作用を具備し、
かつ情報がプリフォームされた読出し専用の磁気ディス
ク媒体が実現される。
【0115】本発明の請求項45に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項21の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。前記構成によ
って、前記請求項21の構成を備え、しかも情報が前以
て作り込まれたリードオンリーの磁気ディスク媒体が容
易に具現できる。
【0116】本発明の請求項46に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項22の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。磁気ディスク
媒体を上記のように構成することにより、前記請求項2
2の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、安定し
たリードアウト動作が可能なROM型磁気ディスク媒体
が実現される。
【0117】本発明の請求項47に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項23の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
り、前記請求項23の構成と作用を備え、かつ情報が前
以て作り込まれ、長寿命で取り扱い容易なROM型磁気
ディスク媒体を実現することができる。
【0118】本発明の請求項48に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項24の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
れば、前記請求項24の構成で示された作用を具備し、
かつ情報がプリフォームされた読出し専用の磁気ディス
ク媒体が実現される。
【0119】本発明の請求項49に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項25の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。前記構成によ
って、前記請求項25の構成を備え、しかも情報が前以
て作り込まれたリードオンリーの磁気ディスク媒体が容
易に具現される。
【0120】本発明の請求項50に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項26の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。磁気ディスク
媒体を上記のように構成することにより、前記請求項2
6の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、安定し
たリードアウト動作が可能なROM型磁気ディスク媒体
が実現される。
【0121】本発明の請求項51に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項27の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
り、前記請求項27の構成と作用を備え、かつ情報が前
以て作り込まれ、長寿命で取り扱い容易なROM型磁気
ディスク媒体を実現することができる。
【0122】本発明の請求項52に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項28の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
れば、前記請求項28の構成で示された作用を具備し、
かつ情報がプリフォームされた読出し専用の磁気ディス
ク媒体が実現される。
【0123】本発明の請求項53に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項29の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。前記構成によ
って、前記請求項29の構成を備え、しかも情報が前以
て作り込まれたリードオンリーの磁気ディスク媒体が容
易に具現できる。
【0124】本発明の請求項54に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項30の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。磁気ディスク
媒体を上記のように構成することにより、前記請求項3
0の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、安定し
たリードアウト動作が可能なROM型磁気ディスク媒体
が実現される。
【0125】本発明の請求項55に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項31の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
り、前記請求項31の構成と作用を備え、かつ情報が前
以て作り込まれ、長寿命で取り扱い容易なROM型磁気
ディスク媒体を実現することができる。
【0126】本発明の請求項56に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項32の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
れば、前記請求項32の構成で示された作用を具備し、
かつ情報がプリフォームされた読出し専用の磁気ディス
ク媒体が実現される。
【0127】本発明の請求項57に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項33の磁気ディスク媒体であって前記
データトラックに再生されるデータが凹凸ピットにより
プリフォームされたことを特徴とする。前記構成によっ
て、前記請求項33の構成を備え、しかも情報が前以て
作り込まれたリードオンリーの磁気ディスク媒体が容易
に具現できる。
【0128】本発明の請求項58に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項34の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。磁気ディスク
媒体を上記のように構成することにより、前記請求項3
4の磁気ディスク媒体の備えた作用に相乗して、安定し
たリードアウト動作が可能なROM型磁気ディスク媒体
が実現される。
【0129】本発明の請求項59に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項35の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
り、前記請求項35の構成と作用を備え、かつ情報が前
以て作り込まれ、取り扱い容易なROM型磁気ディスク
媒体を実現することができる。
【0130】本発明の請求項60に係る磁気ディスク媒
体は、前記請求項36の磁気ディスク媒体であって、前
記データトラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされたことを特徴とする。この構成によ
れば、前記請求項36の構成で示された作用を具備し、
かつ情報がプリフォームされた読出し専用の磁気ディス
ク媒体が実現される。
【0131】本発明の請求項61にかかる磁気ディスク
装置は、前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19、20、21、22、23、24、2
5、26、27、28、29、30、31、32、3
3、34、35、36、37、38、39、40、4
1、42、43、44、45、46、47、48、4
9、50、51、52、53、54、55、56、5
7、58、59または60記載の磁気ディスク媒体を搭
載して構成されたことを特徴とする。
【0132】前記の構成によれば、前記請求項1〜請求
項60の構成による磁気ディスク媒体の発揮する作用を
具現化する、読出又は/および書込機能を備える磁気デ
ィスク装置が実現される。
【0133】本発明の請求項62にかかる磁気ディスク
装置は、信号を記録又は/および再生する磁気ヘッドを
搭載して磁気ディスク媒体上を浮上することにより前記
磁気ディスク媒体の半径方向に移動する浮上スライダを
備え、かつ前記請求項5、6、7、8、9、10、1
1、12、17、18、19、20、21、22、2
3、24、29、30、31、32、33、34、3
5、36、41、42、43、44、45、46、4
7、48、53、54、55、56、57、58、59
または60記載の磁気ディスク媒体を搭載し、前記磁気
ディスク媒体上のサーボ信号が記録されている領域が前
記浮上スライダの進行方向に当該浮上スライダの後端線
に対してデータを記録するトラック毎にもしくは、トラ
ック複数本を1つのグループとしてグループ毎にずれて
おり、かつそのずれは、奇数番目のデータトラックもし
くはグループと偶数番目データトラックもしくはグルー
プとが、交互に浮上スライダの長辺の1/2以下の間隔
であり、かつ奇数番目のデータトラックもしくはグルー
プの前記サーボ信号が記録されている領域は前記浮上ス
ライダの半径方向の移動軌跡上に揃えて配列され、かつ
偶数番目のデータトラックもしくはグループの前記サー
ボ信号が記録されている領域は前記浮上スライダの半径
方向の移動軌跡上に揃えて配列されて構成されたことを
特徴とする。
【0134】前記の構成によれば、前記搭載された各請
求項の構成による磁気ディスク媒体の発揮する作用を具
現化し、かつ浮上スライダの傾きの、さらなる抑制作用
があり、読出又は/および書込機能を備える磁気ディス
ク装置が実現される。
【0135】
【発明の実施の形態】一般的に、磁気ヘッドを搭載して
磁気ディスク媒体上を浮上する浮上スライダの浮上姿勢
は、その浮上スライダのレール幅の1/10程度の凹凸
に対しては影響を受けないことが実測結果等で確認され
ている。即ち、浮上スライダレール幅の1/10程度で
サーボゾーンが分断されていても、浮上スライダがサー
ボゾーン通過時の浮上変動量に変化が生じない。
【0136】一方、最近の磁気ディスクにおいては、デ
ータトラック幅は10ミクロン以下が一般的である。ま
た、浮上スライダのレール幅は、ピコスライダの場合、
200ミクロン以下が一般的である。このデータトラッ
ク幅と浮上スライダのレール幅の関係を鑑みると、デー
タトラック毎にサーボゾーンを交互に配置すれば、浮上
スライダからの見かけ上は、ディスク一周のサーボゾー
ンは増加したように見える。あるいは、データトラック
毎にサーボゾーンを交互に配置すれば、浮上スライダか
らの見かけ上は、ディスク一周のサーボゾーンは増加し
たように見える。
【0137】本発明はこの原理を応用したものであり、
以下、この発明の好適な実施形態を添付図を参照しなが
ら詳細に説明する。尚、以下に述べる実施形態は、この
発明の好適な具現例の一部であり、技術構成上好ましい
種々の限定が付されているが、この発明の範囲は、以下
の説明において特にこの発明を限定する旨の記載がない
限り、これらの形態に限られるものではない。
【0138】図1は、本発明に係る磁気ディスク媒体の
一実施形態を示す模式平面図である。図2は、本発明に
係る磁気ディスク媒体の他の実施形態を示す模式平面図
である。図3は、本発明に係る磁気ディスク媒体の別の
実施形態を示す斜視図である。図4は、本発明に係る磁
気ディスク媒体の他の実施形態を示す模式平面図であ
る。図5は、本発明に係る磁気ディスク媒体の別の実施
形態を示す模式平面図である。
【0139】図1に示す、本発明の第1の実施形態であ
る磁気ディスク媒体3Aは、面上にデータ記録領域(デ
ータゾーンDP)とサーボ信号領域(サーボゾーンS
P)とが形成されている。サーボゾーンSPには、トラ
ック例えばDT1を特定するためのグレイコード、1周
を等間隔に分割するクロックマーク及び、磁気ヘッドを
トラッキング制御するためのウォブルドマーク等のサー
ボトラックが凸部となるように形成され、上記コード等
を区分するためのスペースであるサーボピットが凹部と
なるように形成されている。そして、これらのグレイコ
ード、クロックマーク及びウォブルドマークを再生して
得られる信号に対応して、磁気ヘッドによるデータ等の
記録再生の動作が制御される。
【0140】図1に示されるサーボゾーンの配置パター
ンは、トラック毎にサーボゾーンの配置をずらせる構成
の実施形態のひとつであり、4個のサーボゾーンでひと
つの周期を構成している。
【0141】すなわち、外周から数えて第1本目のトラ
ックDT1にサーボゾーンSP11を配置し、第2本目
のトラックにサーボゾーンSP12を、前記サーボゾー
ンSP11からトラック進行方向Vに所定の角度だけず
らせて配置し、第3本目のトラックにサーボゾーンSP
13を、前記サーボゾーンSP12からトラック進行方
向Vに所定の角度だけずらせて配置し、同様にして第4
本目のトラックにサーボゾーンSP14を、前記サーボ
ゾーンSP13からトラック進行方向Vに所定の角度だ
けずらせて配置する。
【0142】さらに、このサーボゾーンSP14からさ
らに所定の角度だけずらせて、第1本目のトラックDT
1にサーボゾーンSP21を配置する。
【0143】一方、第5本目のトラックにサーボゾーン
SP41を配置し、第6本目のトラックにサーボゾーン
SP42を、前記サーボゾーンSP41からトラック進
行方向Vに所定の角度だけずらせて配置し、第7本目の
トラックにサーボゾーンSP43を、前記サーボゾーン
SP42からトラック進行方向Vに所定の角度だけずら
せて配置し、同様にして第4本目のトラックにサーボゾ
ーンSP24を、前記サーボゾーンSP23からトラッ
ク進行方向Vに所定の角度だけずらせて配置する。以
下、同様にしてディスク全体にサーボゾーンを分散配置
する。
【0144】サーボゾーンのずらし方として、この図1
のパターンを採用した場合、ディスク一周あたりの見か
けのサーボゾーン数は4倍になる。
【0145】さらに、図中の符号trは、アーム4の回
動に伴い浮上スライダ6が移動する時の後端が描く移動
軌跡である。ここで、第1、第5、第9本目等のトラッ
ク上のサーボゾーンSP11、SP41等は、これら移
動軌跡上に揃えて配置することが好ましい。同様に、第
2、第6、第10本目等のトラック上のサーボゾーンS
P12、SP42等を、スライダ6の後端が描く移動軌
跡上に揃えて配置し、第3、第7、第11本目等のトラ
ック上のサーボゾーンSP13、SP43等を移動軌跡
上に揃えて配置し、同様に、第4、第8、第12本目等
のトラック上のサーボゾーンSP14、SP44等を移
動軌跡上に揃えて配置することが好ましい。
【0146】図1の構成によって、サーボゾーンSP1
1など表面粗度が大の各サーボゾーン上に形成される比
較的大きいエネルギーポテンシャルの空気流が、浮上ス
ライダ6のレール下に局所的に分散し、しかも数多く現
われることによって浮上スライダ6のレール下面各部に
加わる、浮上スライダ6を傾ける偶力が相殺されて浮上
力の平均化がなされ、よって浮上スライダ6および磁気
ヘッドの浮上量変動が低減され、磁気ヘッドの安定な読
出し又は/及び書込が可能になる。
【0147】つぎに、図2に示す、本発明の第2の実施
形態である磁気ディスク媒体3Bのサーボゾーンの配置
パターンは、奇数番目のトラックと、隣接する偶数番目
のトラックにつき、トラック毎にサーボゾーンの配置を
所定の間隔で交互にずらせる構成となっている。
【0148】すなわち、外周から数えて第1本目のトラ
ックDTにサーボゾーンSP1を配置し、第2本目のト
ラックにサーボゾーンSP2を、前記サーボゾーンSP
1からトラック進行方向Vに所定の角度だけずらせて配
置し、第3本目のトラックにサーボゾーンSP3を、前
記サーボゾーンSP2からトラック進行方向Vと逆方向
に所定の角度だけずらせて配置し、同様にして第4本目
のトラックにサーボゾーンSP4を、前記サーボゾーン
SP3からトラック進行方向Vに所定の角度だけずらせ
て配置し、以降、サーボゾーンSP9、SP10と続行
し、このようにしてトラック毎にサーボゾーンを所定の
間隔で交互にずらせて、ディスク全体にサーボゾーンを
分散配置する。
【0149】また、第1、第3、第5、第7本目等の奇
数トラック上のサーボゾーン、例えばSP1、SP3、
SP9等は、アーム4の回動に伴い浮上スライダ6の後
端が描く移動軌跡tr1上に揃えて配置することが好ま
しい。同様に、第2、第4、第6、第8本目等のトラッ
ク上のサーボゾーン、例えばSP2、SP4等を、スラ
イダ6の後端が描く移動軌跡tr2上に揃えて配置する
ことが好ましい。このように移動軌跡上に揃えることに
よって、浮上スライダ6の位置との同期がとれ、よって
サーボ信号検出タイミングの処理が簡素化でき、また精
度のよい読出しが可能になる。
【0150】つぎに、図3の斜視図に示される、本発明
の第3の実施形態である磁気ディスク媒体3Cは、浮上
スライダ6のレール6aの中央部分にある、最も幅の狭
い、くびれ部分の幅長Rwに対応する磁気ディスク媒体
3Cの面上の幅(したがって幅長は同じRw)内に、サ
ーボゾーンが2箇所以上あるように構成される。同図で
は、隣り合ったトラック上のサーボゾーンSP1とSP
2の占める幅が、幅長Rw以下になっている。サーボゾ
ーンSP2とSP3、サーボゾーンSP3とSP4、サ
ーボゾーンSP4とSP5の組についても、占める幅が
それぞれ幅長Rw以下になっている。
【0151】この構成により、浮上スライダ6は、レー
ル6aの最も幅の狭い、くびれ部分においても、2個以
上のサーボゾーンを通過できる。したがって、幅狭部分
が設けられた浮上スライダについても、本発明の効果で
ある浮上変動量の低減を実現することができる。
【0152】つぎに、図4に示される、本発明の第4の
実施形態である磁気ディスク媒体3Dは、トラック毎に
サーボゾーンの配置をずらせる構成の他の実施形態であ
り、6個のサーボゾーンでひとつの周期を構成してい
る。すなわち、外周から数えて第1本目のトラックにサ
ーボゾーンSP51を配置し、第2本目のトラックにサ
ーボゾーンSP52を、前記サーボゾーンSP51から
トラック進行方向Vに所定の角度だけずらせて配置し、
第3本目のトラックにサーボゾーンSP53を、前記サ
ーボゾーンSP52からトラック進行方向Vに所定の角
度だけずらせて配置し、以下、同様にして第4、第5、
第6本目のトラックにサーボゾーンSP54、SP5
5、SP56を、トラック進行方向Vに所定の角度だけ
それぞれずらせて配置する。
【0153】さらに、このサーボゾーンSP56からさ
らに所定の角度だけずらせて、第1本目のトラックにサ
ーボゾーンSP561を配置し、第2本目のトラックに
サーボゾーンSP62を、前記サーボゾーンSP61か
らトラック進行方向Vに所定の角度だけずらせて配置
し、以下、同様にしてディスク全体にサーボゾーンを分
散配置する。この図4のパターンを採用した場合には、
見かけのサーボゾーン数は6倍になる。
【0154】つぎに、図5に示される、本発明の第5の
実施形態である磁気ディスク媒体3Eは、トラック毎で
はなく、浮上スライダレールの1/10程度の幅に相当
する複数本のトラックをひとつのグループとして、グル
ープ単位でサーボゾーンの配置をずらせる構成の例であ
り、同図では3本のトラックでグループを構成してい
る。すなわち、外周から数えて第1〜第3の3本分のト
ラックを第1グループとしてサーボゾーンSP71を配
置し、第4〜第6の3本分のトラックを第2グループと
してサーボゾーンSP72を、前記サーボゾーンSP7
1からトラック進行方向に所定の角度だけずらせて配置
し、第7〜第9の3本分のトラックを第3グループとし
てサーボゾーンSP73を、前記サーボゾーンSP72
からさらにトラック進行方向に所定の角度だけずらせて
配置し、第10〜第12の3本分のトラックを第4グル
ープとしてサーボゾーンSP74を、前記サーボゾーン
SP73からさらに所定の角度だけトラック進行方向に
ずらせて配置する。
【0155】さらに、このサーボゾーンSP74からさ
らにトラック進行方向に所定の角度だけずらせて、第1
グループ(第1〜第3の3本分のトラック)にサーボゾ
ーンSP81を配置し、このサーボゾーンSP81から
さらにトラック進行方向に所定の角度だけずらせて、第
2グループ(第4〜第6の3本分のトラック)にサーボ
ゾーンSP82を配置する。以下、同様にしてディスク
全体にサーボゾーンを分散配置する。
【0156】図6は、本発明に係る磁気ディスク媒体の
第6の実施形態の、ディスク径方向の断面図である。同
図で、磁気ディスク媒体3Fは、合成樹脂、ガラス、ア
ルミニウム等より成る基板31と、その表面に形成され
た磁性膜32とで成り、同心円状あるいはスパイラル状
であって、データ等を記録するためのデータトラックD
Tが凸部となるように形成され、隣接するデータトラッ
クDTを区分するためのガードバンドGBが凹部となる
ように、同心円状あるいはスパイラル状に形成されてい
る。
【0157】元来、データトラックDT間の間隔は、ク
ロストークの影響を排除するため相当の距離が必要とな
るが、図6に示された構造では、データトラックDT間
に凹状のガードバンドGBが介在するので、ガードバン
ドGBの幅すなわちデータトラックDT間の間隔を狭く
することが可能になる。これによってトラック密度(T
PI)を増大できる。
【0158】また図7は、本発明に係る磁気ディスク媒
体の第7の実施形態の、トラックに沿っての断面図であ
る。同図で、磁気ディスク媒体3Gは、サーボゾーンS
Pが前記各実施形態と同様に凹凸形状で構成されるのに
加え、データゾーンDPも凹凸形状で構成される。そし
て、サーボゾーンSPは前記各実施形態と同様に、各ト
ラック毎に、あるいはトラックグループ毎に、ずらせて
配置されている。この構成は、例えばROM型磁気ディ
スク媒体に適用され、よってROM型磁気ディスク媒体
についても、サーボゾーンの分散配置による浮上スライ
ダの浮上量変動を少なく制御することができる。
【0159】ところで、本発明に係る磁気ディスク媒体
は、一例としてその1周が60セクタに区分され、各セ
クタは14セグメントにより構成される。従って、1周
は840セグメントとなる。各セグメントはサーボゾー
ンとデータゾーンとに区分される。サーボゾーンには、
グレイコード、クロックマーク及びウォブルドマークが
形成される。
【0160】グレーコードは、データトラックを特定す
る絶対アドレス(データトラック番号)を表すコードで
あり、クロックマークは、記録再生の基準となるクロッ
クを再生するためのマークであり、磁気ヘッドは、この
クロックマークを再生したとき、そのエッジに対応して
タイミング信号を出力する。前記従来の磁気ディスク媒
体では、全トラックのクロックマークが磁気ディスク媒
体の半径方向に放射状に連続して形成されていたが、本
発明による構成では、前記のようにずらせて配置される
ことになる。
【0161】データゾーンの先頭には、ID記録領域が
形成され、記録再生されるデータは、このID記録領域
に続くデータ記録領域に記録される。ID記録領域は、
セクタ番号記録領域とトラック番号記録領域とに区分さ
れている。セクタ番号記録領域には、セクタを特定する
例えば8ビットのセクタ番号が記録され、トラック番号
記録領域には、データトラックを特定する例えば16ビ
ットのトラック番号が2個記録される。この40ビット
のIDデータは、例えばPRML(パーシャルレスポン
ス・マキシマム・ライクリフッド)変調されてID記録
領域に記録される。
【0162】前記のように、本発明によるサーボゾーン
配置の場合は、グレイコード、クロックマーク及びウォ
ブルドマークが形成されたサーボゾーンがずらせて配置
されるから、トラック毎(あるいはトラックグループ
毎)にサーボ同期の基準が異なってくる。例えば図2に
示された本発明の実施形態によるサーボゾーン配置の場
合は、偶数番目のトラックと奇数番目のトラックとで、
サーボ同期の基準が異なってくる。したがって、従来と
同じサーボシステムは適用できない。
【0163】この対応として、例えば奇数番目のトラッ
クを基準にとる場合、あらかじめ、HDC(Hard
Disk Drive Controller)に、そ
の旨を登録するようにする。同様に、例えば図1あるい
は図4に示された実施形態によるサーボゾーン配置の場
合でも、トラック番号を4もしくは6で除したあまりの
数に基づいて、基準からの位相遅れを定義し、HDCに
登録するようにする。
【0164】このように、本発明に係る磁気ディスク媒
体は、サーボゾーンの配置を従来とは異なり、スライダ
後端の内周側が外周側とほぼ同時に通過しないように分
散して配置することにより、浮上スライダから見て、デ
ィスク一周での見かけのサーボゾーン数を増やすことが
でき、磁気ヘッドを搭載した浮上スライダがサーボゾー
ンを通過する際の浮上変動量を低減することができる。
【0165】前記サーボゾーン構成では、データを記録
再生する領域、いわゆるデータゾーンの形状は同心円状
の凹凸形状も、スパイラル状の凹凸形状もいずれも可能
である。または、同心円状もしくは、スパイラル状でデ
ータに再生されるデータに対応して、凹凸が形成されて
いるような形状でも差しつかえない。
【0166】これは、通常の同心円状もしくはスパイラ
ル状の凹凸でプリフォームされている場合と、ROMデ
ィスクの形態をしている場合では、浮上スライダからみ
ると負荷容量が異なるだけの違いであり、一方、本発明
は前記説明から明らかなように、サーボゾーンの負荷容
量とデータゾーンの負荷容量とが異なることを前提とし
ている。従って同心円状もしくはスパイラル状の凹凸で
プリフォームされている場合も、ROMディスクの形態
をしている場合も、何れも本発明の範囲内となる。
【0167】実験例 実際に前記構成と同様のパターンを作製し、浮上スライ
ダの浮上変動量の測定を行った。今回、実験を簡素化す
るため、サーボゾーンのパターンは、実際のサーボゾー
ン内の複雑なサーボ信号のパターンを使用せずに、デー
タトラックに対して略垂直な単純な凹凸パターンの繰り
返しとした。
【0168】磁気ディスク媒体の凹凸パターンは、今回
は生産性を考慮して、ガラスディスクへのエッチング方
式を採用した。樹脂による射出成形法は量産性には優れ
ているが、作製工程がガラスエッチング法よりも多く、
よって少ない枚数の実験用試作には適当ではない。ま
た、ガラスの型押し法は、量産性という点でも、樹脂の
射出成形法とガラスのエッチング法の中間に位置し、一
枚あたりの作製工程数では、樹脂の射出成形法とほぼ同
様である。
【0169】ディスクサイズは3.5”で、サーボゾー
ン数は100個/rev.とした。従って、サーボゾー
ン間隔は、最内周の半径18mmで1.131mm、最
外周の半径46mmで2.8903mmとなる。データ
ゾーンは、トラックピッチ3.2ミクロン、ガードバン
ド1.0ミクロンの同心円状に形成されている。データ
トラックは、同心円状だけではなく、スパイラル状に形
成されていても、浮上スライダのサーボゾーン通過時の
浮上変動量の増減、及びデータ記録容量にはほとんど影
響しない。従って、同心円状、スパイラル状のどちらで
もよいが、磁気ディスクにおいては、データトラックは
一般的に同心円状に形成されているため、今回の実施は
同心円状を採用している。
【0170】また、ディスクの半径20mm、25m
m、30mm、40mmに浮上変動量のレファレンスと
するために、パターンのカッティングされていない幅
0.4mmのフラットなエリアを設けた。
【0171】実験に使用した浮上スライダは、スライダ
長2.0mm、スライダ幅1.6mmのナノスライダで
あり、形状は2本レール、レール幅150μmのいわゆ
るTPCタイプである。荷重は2.5gfで、ディスク
とスライダの相対速度7m/sのとき、浮上量は約50
nm程度になる。ディスクの回転数は今回の実験では、
4000rpmとした。
【0172】スライダ幅とサーボゾーン間隔の関係は、
上記のガラスディスクの内周のサーボゾーン間隔、外周
のサーボゾーン間隔及び実験に使用した浮上スライダの
長さより、磁気ヘッドを搭載した浮上スライダの長辺の
長さの1/2以下の間隔ではない。これは比較のためで
あり、従来のサーボゾーンが浮上スライダに搭載された
ヘッドの半径方向の移動軌跡に沿って配置され、かつ浮
上スライダの後端線が、サーボゾーンをスライダ後端の
内周側も外周側のほぼ同時に通過するケースでは、浮上
変動量は軽減できない状態にしてある。
【0173】さらに比較のために、従来のパターンを持
ったガラスディスクも作製された。この比較用ガラスデ
ィスクは、奇数番目のトラックのサーボゾーン位置と、
偶数番目のトラックのサーボゾーン位置が、浮上スライ
ダに搭載されたヘッドの半径方向の移動軌跡に沿って一
列状に配置され、かつ浮上スライダの後端線が、サーボ
ゾーンをスライダ後端の内周側も外周側とほぼ同時に通
過するような配列となっている。ディスク一周のサーボ
ゾーン数は、本発明の実施形態と同じ100個/re
v.とした。
【0174】実験は、半径20mm、25mm、30m
m、35mm、40mmで行った。その測定系を図11
に示す。浮上スライダの浮上変動量の測定には、ガラス
ディスク19と浮上スライダ15と差動式のLDV(L
aser Doppler Vibrometer)を
用いた。基準となる参照光を幅0.4mmのフラットエ
リアに照射し、測定光を浮上スライダの後端に照射す
る。測定光で測定したスライダ後端の動作状態から参照
光で測定したディスクの動作状態を差し引くことによ
り、スライダ後端の浮上変動量が測定できる。
【0175】測定結果を図12の線図に示す。同図で、
縦軸は浮上変動量の振幅値、横軸はディスクの半径であ
る。この結果から明らかなように、本発明のパターンに
おいて、半径35mmまでは、浮上スライダの浮上変動
量は5nmp−pであり、浮上量の+5%〜−5%に制
御できている。また、外周に近い半径40mmにおいて
も、浮上変動量は7nmp−pに抑えられている。この
程度の浮上変動量であれば、実用上は問題ないと考えら
れる。
【0176】一方、比較実験を前記の比較用ガラスディ
スクを用いて行った。この比較用ガラスディスクは、前
記のように奇数番目のトラックのサーボゾーンも、偶数
番目のトラックのサーボゾーンも、磁気ヘッドの半径方
向の移動軌跡に沿って一列状に配置されているから、浮
上スライダの後端の内周側から外周側までがほぼ同時に
サーボゾーンを通過する。この比較用ガラスディスクに
よる結果をみると、半径20mmにおいて、浮上変動量
は15nmp−pと大であり、半径40mmにおいて
は、36nmp−pと非常に大きな値を示している。
【0177】前記の実験結果により、データトラック毎
にサーボゾーン位置をずらし、浮上スライダから見た、
見かけのサーボゾーン間隔を減少させることにより、浮
上変動量が大幅に改善されることが確認された。また、
本発明の構成では、見かけのサーボゾーン間隔が浮上ス
ライダ長の1/2以下となるようサーボゾーンを配置し
た場合に、とりわけ優れた効果が得られるが、この範囲
外であっても実用的な効果の得られることが明らかにな
った。
【0178】つぎに、本発明に係る磁気ディスク装置に
つき説明する。図13は、本発明に係る磁気ディスク装
置の一実施形態の構成例を示す斜視図である。本発明に
係る磁気ディスク装置1は、アルミニウム合金等により
形成された本体2の平面部の裏側にスピンドルモータ9
が配置設置されてるとともに、このスピンドルモータ9
によって角速度一定で回転駆動される磁気ディスク3が
備えられている。さらに、この本体2には、アーム4が
垂直軸4aの周りに揺動可能に取付けられている。この
アーム4の一端には、ボイスコイル5が取付けられ、ま
たこのアーム4の他端には、ヘッドスライダ6が取付け
られている。本体2上には、ボイスコイル5を非接触で
挟持するように、マグネット7a、7b、が取付けられ
ている。ボイスコイル5及びマグネット7a、7bによ
り、ボイスコイルモータ7が形成されている。
【0179】このような構成において、ボイスコイル5
に外部から電流が供給されると、アーム4は、マグネッ
ト7a、7bの磁界と、このボイスコイル5に流れる電
流とによって生ずる力に基づいて、垂直軸4aの周りを
回動する。これにより、アーム4の他端に取付けられた
スライダ6は、図2にて矢印Xで示すように、磁気ディ
スク3の実質的に半径方向に移動する。従って、このス
ライダ6に搭載された磁気ヘッド8(図3参照)は、磁
気ディスク3に対してシーク動作し、磁気ディスク3の
所定のデータトラック等に対してデータ等の記録再生を
行う。
【0180】このように、本発明に係る磁気ディスク装
置は、前記の本発明に係る磁気ディスク媒体を搭載し、
磁気ヘッドが搭載された浮上型スライダと、浮上型スラ
イダを駆動する機構部と、磁気ディスク媒体を駆動する
駆動部とが、本体内部に組み込まれているため、浮上型
スライダの走行が安定になり、かつ磁気ヘッドの動作を
高信頼性とする。これにより、データ等を比較的高密度
に記録することが可能であり、また、記録されたデータ
等に対して高速にアクセスすることが可能になる。
【0181】さらに、前記の本発明に係る磁気ディスク
媒体の搭載によって、ディスク一周での見かけのサーボ
ゾーン数を増やすことができ、磁気ヘッドを搭載した浮
上スライダがサーボゾーンを通過する際の浮上変動量を
低減することができる。これにより、好ましくない浮上
変動によって起きるクラッシュを排除でき、安定したス
ライダの浮上を具現できるとともに、磁気ヘッドによる
信頼性の高いデータリード/ライトが可能な磁気ディス
ク装置を実現することができる。
【0182】尚、本発明は上述の各実施形態ならびに実
験例に限定されないことは言うまでもない。
【0183】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係る磁気ディスク媒体は、サーボ信号領域の位置をト
ラック毎に、浮上スライダの後端の移動軌跡からトラッ
ク進行方向あるいは進行逆方向にずらせて設けて構成す
る。したがって、比較的大きいエネルギーポテンシャル
の空気流が浮上スライダのレール下に局所的に分散し、
しかも数多く現われるから、浮上スライダのレール下面
各部に加わる、浮上スライダを傾ける偶力を相殺でき、
よって浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動を低
減できて、磁気ヘッドの安定な読出し又は/及び書込が
可能になるという効果を奏する。
【0184】本発明の請求項2に係る磁気ディスク媒体
は、サーボ信号領域の位置をトラック複数本を1つのグ
ループとしてグループ毎に、浮上スライダの後端の移動
軌跡からトラック進行方向あるいは進行逆方向にずらせ
て設けて構成する。したがって、サーボゾーンの位置が
グループ内のトラックで纏まり、よってサーボ信号読出
時のタイミング制御を簡素化できる。さらに比較的大き
いエネルギーポテンシャルの空気流が浮上スライダのレ
ール下に局所的に分散し、しかも纏まって数多く現われ
るから、浮上スライダのレール下面各部に加わる、浮上
スライダを傾ける偶力を相殺でき、よって浮上スライダ
および磁気ヘッドの浮上量変動を低減できて、磁気ヘッ
ドの安定な読出し又は/及び書込が可能になる。
【0185】本発明の請求項3に係る磁気ディスク媒体
は、トラック毎にずらせて設けたサーボ信号領域のずれ
た箇所が、浮上スライダのエアスライド式のレールの最
も狭い幅に対応する磁気ディスク媒体面上の幅の範囲内
に2箇所以上存在するよう配列して構成する。したがっ
て、幅狭部分が設けられた浮上スライダについても、本
発明の効果である浮上変動量の低減を実現することがで
きる。
【0186】本発明の請求項4に係る磁気ディスク媒体
は、トラック複数本を1つのグループとしてグループ毎
にずらせて設けたサーボ信号領域のずれた箇所が、浮上
スライダのエアスライド式のレールの最も狭い幅に対応
する磁気ディスク媒体面上の幅の範囲内に2箇所以上存
在するよう配列して構成する。したがって、幅狭部分が
設けられた浮上スライダについても、本発明の効果であ
る浮上変動量の低減を実現することができる。
【0187】本発明の請求項5に係る磁気ディスク媒体
は、奇数番目の各トラックに対応した前記サーボ信号領
域と、偶数番目の各トラックに対応した前記サーボ信号
領域とを、交互に一定間隔を隔ててずれて配列して構成
する。したがって、サーボ信号読出しのタイミング制御
が簡素になり、かつ浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮
上量変動を低減できて、磁気ヘッドの安定な読出し又は
/及び書込が可能な磁気ディスク媒体を実現できる。
【0188】本発明の請求項6に係る磁気ディスク媒体
は、奇数番目の各トラックに対応した前記サーボ信号領
域と、偶数番目の各トラックに対応した前記サーボ信号
領域とを、交互に一定間隔を隔ててずれて配列し、かつ
レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設けて
構成する。したがって、サーボ信号読出しのタイミング
制御を簡素化でき、幅狭部分が設けられた浮上スライダ
についても、傾き等による浮上スライダおよび磁気ヘッ
ドの浮上量変動が低減され、磁気ヘッドの安定な読出し
又は/及び書込が可能になる。
【0189】本発明の請求項7に係る磁気ディスク媒体
は、奇数番目の各トラックのグループに対応した前記サ
ーボ信号領域と、偶数番目の各トラックのグループに対
応した前記サーボ信号領域とを、交互に一定間隔を隔て
てずれて配列して構成するものである。したがって、サ
ーボ信号読出しのタイミング制御を簡素化でき、浮上ス
ライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動を低減できて、磁
気ヘッドの安定な読出し又は/及び書込が可能になる。
【0190】本発明の請求項8に係る磁気ディスク媒体
は、奇数番目の各トラックのグループに対応した前記サ
ーボ信号領域と、偶数番目の各トラックのグループに対
応した前記サーボ信号領域とを、交互に一定間隔を隔て
てずらせて配列し、かつサーボ信号領域のずれた箇所
が、浮上スライダのエアスライド式のレールの最も狭い
幅に対応する磁気ディスク媒体面上の幅の範囲内に2箇
所以上存在するよう配列して構成する。したがって、サ
ーボ信号読出しのタイミング制御を簡素化でき、幅狭部
分が設けられた浮上スライダについても、本発明の効果
である浮上変動量の低減を実現することができる。
【0191】本発明の請求項9に係る磁気ディスク媒体
は、交互に所定間隔のずれで配されたサーボ信号領域に
つき、奇数番目のトラックに対応したサーボ信号領域の
各々が浮上スライダの後端の移動軌跡上に載った配列と
され、かつ偶数番目のトラックに対応したサーボ信号領
域の各々が浮上スライダの後端の移動軌跡上に載った配
列とされる。したがって、サーボ信号領域を移動軌跡上
に揃えることによって、浮上スライダの位置との同期が
とれ、よってサーボ信号検出タイミングの処理が簡素化
でき、また精度のよい読出しが可能になる。
【0192】本発明の請求項10に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にある構成である。
したがって、移動軌跡上に揃ったことで浮上スライダ位
置との同期がとれ、サーボ信号読出しのタイミング制御
を簡素化でき、幅狭部分が設けられた浮上スライダにつ
いても、傾き等による浮上スライダおよび磁気ヘッドの
浮上量変動を低減でき、磁気ヘッドの安定な読出し又は
/及び書込を可能にする。
【0193】本発明の請求項11に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にある構成である。
したがって、移動軌跡上に揃えることによって浮上スラ
イダ位置との同期が容易になり、サーボ信号検出タイミ
ングの処理が簡素化でき、精度のよい読出しが可能にな
り、さらに浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動
を低減できて、磁気ヘッドの安定な読出し又は/及び書
込を可能にする。
【0194】本発明の請求項12に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にある構成である。
したがって、移動軌跡上に揃えることによって浮上スラ
イダ位置との同期がとれ、サーボ信号検出タイミングの
処理が簡素化できるとともに、精度のよい読出しが可能
になり、幅狭部分が設けられた浮上スライダについて
も、本発明の効果である浮上変動量の低減を実現するこ
とができる。
【0195】本発明の請求項13に係る磁気ディスク媒
体は、トラック間を凹凸構成とした構成である。したが
って、トラック密度を増加できて大容量化できるととも
に、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性
を改善でき、さらに本発明の効果である浮上変動量の低
減を実現することができる。
【0196】本発明の請求項14に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、ト
ラック間を凹凸構成とする構成である。したがって、ト
ラック密度を増加できて大容量化できるとともに、クロ
ストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善で
き、さらにサーボゾーンの位置がグループ内のトラック
で纏まるゆえサーボ信号読出時のタイミング制御を簡素
化できる。さらに浮上スライダのレール下にグループ単
位で分散し、しかもグループ内で纏まった数のサーボゾ
ーンが多く出現するから、本発明の効果である浮上変動
量の低減を実現することができる。
【0197】本発明の請求項15に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、トラック間を凹凸構成とする構成である。したが
って、トラック密度を増加できて大容量化できるととも
に、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性
を改善でき、さらに幅狭部分が設けられた浮上スライダ
についても、本発明の効果である浮上変動量の低減を実
現することができる。
【0198】本発明の請求項16に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、ト
ラック間を凹凸構成とする構成である。したがって、ト
ラック密度を増加できて大容量化できるとともに、クロ
ストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善で
き、さらに幅狭部分が設けられた浮上スライダについて
も、本発明の効果である浮上変動量の低減を実現するこ
とができる。
【0199】本発明の請求項17に係る磁気ディスク媒
体は、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とする構成である。したがって、ト
ラック密度を増加できて大容量化できるとともに、クロ
ストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善で
き、さらにサーボ信号読出しのタイミング制御が簡素に
なり、かつ浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動
を低減できて、磁気ヘッドの安定な読出し又は/及び書
込が可能な磁気ディスク媒体を実現できる。
【0200】本発明の請求項18に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とする構成である。したがって、ト
ラック密度を増加できて大容量化できるとともに、クロ
ストーク特性が改善されて読出信号の信頼性を改善で
き、さらにサーボ信号読出しのタイミング制御を簡素化
でき、幅狭部分が設けられた浮上スライダについても、
傾き等による浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変
動が低減され、磁気ヘッドの安定な読出し又は/及び書
込が可能になる。
【0201】本発明の請求項19に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、トラック間
を凹凸構成とする構成である。したがって、トラック密
度を増加できて大容量化できるとともに、クロストーク
特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善でき、さら
にサーボ信号読出しのタイミング制御を簡素化でき、浮
上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動を低減でき
て、磁気ヘッドの安定な読出し又は/及び書込が可能に
なる。
【0202】本発明の請求項20に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とする構成である。したがって、ト
ラック密度を増加できて大容量化できるとともに、クロ
ストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善で
き、さらにサーボ信号読出しのタイミング制御を簡素化
でき、幅狭部分が設けられた浮上スライダについても、
本発明の効果である浮上変動量の低減を実現することが
できる。
【0203】本発明の請求項21に係る磁気ディスク媒
体は、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とする構成である。したがって、トラック密
度を増加できて大容量化できるとともに、クロストーク
特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善でき、さら
にサーボ信号領域を移動軌跡上に揃えることによって、
浮上スライダの位置との同期がとれ、よってサーボ信号
検出タイミングの処理が簡素化でき、また精度のよい読
出しが可能になる。
【0204】本発明の請求項22に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とする構成である。したがって、トラック密
度を増加できて大容量化できるとともに、クロストーク
特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善でき、さら
に移動軌跡上に揃ったことで浮上スライダ位置との同期
がとれ、サーボ信号読出しのタイミング制御を簡素化で
き、幅狭部分が設けられた浮上スライダについても、傾
き等による浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動
を低減でき、磁気ヘッドの安定な読出し又は/及び書込
を可能にする。
【0205】本発明の請求項23に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とする構成である。したがって、トラック密
度を増加できて大容量化できるとともに、クロストーク
特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善でき、さら
に移動軌跡上に揃えることによって浮上スライダ位置と
の同期が容易になり、サーボ信号検出タイミングの処理
が簡素化でき、精度のよい読出しが可能になり、さらに
浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動を低減でき
て、磁気ヘッドの安定な読出し又は/及び書込を可能に
する。
【0206】本発明の請求項24に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とする構成である。したがって、トラック密
度を増加できて大容量化できるとともに、クロストーク
特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善でき、さら
に移動軌跡上に揃えることによって浮上スライダ位置と
の同期がとれ、サーボ信号検出タイミングの処理が簡素
化できるとともに、精度のよい読出しが可能になり、幅
狭部分が設けられた浮上スライダについても、本発明の
効果である浮上変動量の低減を実現することができる。
【0207】本発明の請求項25に係る磁気ディスク媒
体は、トラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円ま
たはスパイラル構成とする構成である。したがって、磁
気ヘッドの追従特性を改善できて優れた書込/読出特性
が実現され、かつトラック密度を増加できて大容量化で
きるとともに、クロストーク特性が改善なされて読出信
号の信頼性を改善でき、さらに本発明の効果である浮上
変動量の低減を実現することができる。
【0208】本発明の請求項26に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とする構成である。したがって、磁気ヘッド
の追従特性を改善できて優れた書込/読出特性が実現さ
れ、かつ、トラック密度を増加できて大容量化できると
ともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信
頼性を改善でき、さらにサーボゾーンの位置がグループ
内のトラックで纏まるゆえサーボ信号読出時のタイミン
グ制御を簡素化でき、さらにグループ内で纏まった数の
サーボゾーン出現により、浮上変動量の低減を実現する
ことができる。
【0209】本発明の請求項27に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、トラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円ま
たはスパイラル構成とする構成である。したがって、磁
気ヘッドの追従特性を改善できて優れた書込/読出特性
が実現され、かつ、トラック密度を増加できて大容量化
できるとともに、クロストーク特性が改善なされて読出
信号の信頼性を改善でき、さらに幅狭部分が設けられた
浮上スライダについても、浮上変動量の低減を実現する
ことができる。
【0210】本発明の請求項28に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とする構成である。したがって、磁気ヘッド
の追従特性を改善できて優れた書込/読出特性が実現さ
れ、かつ、トラック密度を増加できて大容量化できると
ともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信
頼性を改善でき、さらに幅狭部分が設けられた浮上スラ
イダについても浮上変動量の低減を実現することができ
る。
【0211】本発明の請求項29に係る磁気ディスク媒
体は、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とする構成である。したがって、磁気ヘッド
の追従特性を改善できて優れた書込/読出特性が実現さ
れ、かつ、トラック密度を増加できて大容量化できると
ともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信
頼性を改善でき、さらにサーボ信号読出しのタイミング
制御が簡素になり、かつ浮上スライダおよび磁気ヘッド
の浮上量変動を低減できて、磁気ヘッドの安定な読出し
又は/及び書込が可能な磁気ディスク媒体を実現でき
る。
【0212】本発明の請求項30に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とする構成である。したがって、磁気ヘッド
の追従特性を改善できて優れた書込/読出特性が実現さ
れ、かつ、トラック密度を増加できて大容量化できると
ともに、クロストーク特性が改善されて読出信号の信頼
性を改善でき、さらにサーボ信号読出しのタイミング制
御を簡素化でき、幅狭部分が設けられた浮上スライダに
ついても、傾き等による浮上スライダおよび磁気ヘッド
の浮上量変動が低減され、磁気ヘッドの安定な読出し又
は/及び書込が可能になる。
【0213】本発明の請求項31に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とする構成である。したがって、磁気ヘッド
の追従特性を改善できて優れた書込/読出特性が実現さ
れ、かつ、トラック密度を増加できて大容量化できると
ともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信
頼性を改善でき、さらにサーボ信号読出しのタイミング
制御を簡素化でき、浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮
上量変動を低減できて、磁気ヘッドの安定な読出し又は
/及び書込が可能になる。
【0214】本発明の請求項32に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、トラック間
を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパイラル構
成とする構成である。したがって、磁気ヘッドの追従特
性を改善できて優れた書込/読出特性が実現され、か
つ、トラック密度を増加できて大容量化できるととも
に、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性
を改善でき、さらにサーボ信号読出しのタイミング制御
を簡素化でき、幅狭部分が設けられた浮上スライダにつ
いても、本発明の効果である浮上変動量の低減を実現す
ることができる。
【0215】本発明の請求項33に係る磁気ディスク媒
体は、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパイラル構
成とする構成である。したがって、磁気ヘッドの追従特
性を改善することができて、優れた書込/読出特性が実
現され、かつ、トラック密度を増加できて大容量化でき
るとともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号
の信頼性を改善でき、さらにサーボ信号領域を移動軌跡
上に揃えることによって、浮上スライダの位置との同期
がとれ、よってサーボ信号検出タイミングの処理が簡素
化でき、また精度のよい読出しが可能になる。
【0216】本発明の請求項34に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパイラル構
成とする構成である。したがって、磁気ヘッドの追従特
性を改善できて優れた書込/読出特性が実現され、か
つ、トラック密度を増加できて大容量化できるととも
に、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性
を改善でき、さらに移動軌跡上に揃ったことで浮上スラ
イダ位置との同期がとれ、サーボ信号読出しのタイミン
グ制御を簡素化でき、幅狭部分が設けられた浮上スライ
ダについても、傾き等による浮上スライダおよび磁気ヘ
ッドの浮上量変動を低減でき、磁気ヘッドの安定な読出
し又は/及び書込を可能にする。
【0217】本発明の請求項35に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパイラル構
成とする構成である。したがって、磁気ヘッドの追従特
性を改善できて優れた書込/読出特性が実現され、か
つ、トラック密度を増加できて大容量化できるととも
に、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性
を改善でき、さらに移動軌跡上に揃えることによって浮
上スライダ位置との同期が容易になり、サーボ信号検出
タイミングの処理が簡素化でき、精度のよい読出しが可
能になり、さらに浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上
量変動を低減できて、磁気ヘッドの安定な読出し又は/
及び書込を可能にする。
【0218】本発明の請求項36に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サーボゾー
ンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間を凹凸構
成とし、トラックを同心円またはスパイラル構成とする
構成である。したがって、磁気ヘッドの追従特性を改善
できて優れた書込/読出特性が実現され、かつ、トラッ
ク密度を増加できて大容量化できるとともに、クロスト
ーク特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善でき、
さらに移動軌跡上に揃えることによって浮上スライダ位
置との同期がとれ、サーボ信号検出タイミングの処理が
簡素化できるとともに、精度のよい読出しが可能にな
り、幅狭部分が設けられた浮上スライダについても、本
発明の効果である浮上変動量の低減を実現することがで
きる。
【0219】本発明の請求項37に係る磁気ディスク媒
体は、トラック間を凹凸構成とし、さらにトラックに再
生されるデータが凹凸ピットによりプリフォームされた
構成である。したがって、トラック密度を増加させるこ
とができて大容量化できるとともに、クロストーク特性
が改善なされて読出信号の信頼性を改善でき、さらに本
発明の効果である浮上変動量の低減が可能なROM型磁
気ディスク媒体を実現することができる。
【0220】本発明の請求項38に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、ト
ラック間を凹凸構成とし、サーボゾーン位置をグループ
内のトラックで纏め、データトラックに再生されるデー
タが凹凸ピットによりプリフォームされた構成である。
したがって、トラック密度を増加できて大容量化できる
とともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号の
信頼性を改善でき、サーボ信号読出時のタイミング制御
を簡素化でき、かつ浮上変動量の低減が可能なROM型
磁気ディスク媒体を実現することができる。
【0221】本発明の請求項39に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、トラック間を凹凸構成とし、トラックに再生され
るデータが凹凸ピットによりプリフォームされた構成で
ある。したがって、トラック密度増加で大容量化できる
とともに、クロストーク特性改善により読出信号の信頼
性を改善でき、さらに幅狭部分が設けられた浮上スライ
ダについても浮上変動量の低減が可能なROM型磁気デ
ィスク媒体を実現することができる。
【0222】本発明の請求項40に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックに再生されるデータ
が凹凸ピットによりプリフォームされた構成である。し
たがって、トラック密度を増加できて大容量化できると
ともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信
頼性を改善でき、さらに幅狭部分が設けられた浮上スラ
イダについても浮上変動量の低減が可能なROM型磁気
ディスク媒体を実現することができる。
【0223】本発明の請求項41に係る磁気ディスク媒
体は、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックに再生されるデータ
が凹凸ピットによりプリフォームされた構成である。し
たがって、トラック密度を増加できて大容量化できると
ともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信
頼性を改善でき、さらにサーボ信号読出しのタイミング
制御が簡素になり、かつ浮上スライダおよび磁気ヘッド
の浮上量変動を低減できて、磁気ヘッドの安定な読出し
が可能なROM型磁気ディスク媒体を実現することがで
きる。
【0224】本発明の請求項42に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックに再生されるデータ
が凹凸ピットによりプリフォームされた構成である。し
たがって、トラック密度を増加できて大容量化できると
ともに、クロストーク特性が改善されて読出信号の信頼
性を改善でき、さらにサーボ信号読出しのタイミング制
御を簡素化でき、幅狭部分が設けられた浮上スライダに
ついても、傾き等による浮上スライダおよび磁気ヘッド
の浮上量変動が低減されるROM型磁気ディスク媒体を
実現することができる。
【0225】本発明の請求項43に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、トラック間
を凹凸構成としトラックに再生されるデータが凹凸ピッ
トによりプリフォームされた構成である。したがって、
トラック密度を増加できて大容量化できるとともに、ク
ロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善
でき、さらにサーボ信号読出しのタイミング制御を簡素
化でき、浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動を
低減できるROM型磁気ディスク媒体を実現することが
できる。
【0226】本発明の請求項44に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックに再生されるデータ
が凹凸ピットによりプリフォームされた構成である。し
たがって、トラック密度を増加できて大容量化できると
ともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信
頼性を改善でき、さらにサーボ信号読出しのタイミング
制御を簡素化でき、幅狭部分が設けられた浮上スライダ
でも浮上変動量の低減ができるROM型磁気ディスク媒
体を実現することができる。
【0227】本発明の請求項45に係る磁気ディスク媒
体は、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピ
ットによりプリフォームされた構成である。したがっ
て、トラック密度を増加できて大容量化できるととも
に、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性
を改善でき、さらにサーボ信号領域を移動軌跡上に揃え
ることによって、浮上スライダの位置との同期がとれ、
よってサーボ信号検出タイミングの処理が簡素化でき、
また精度のよい読出しが可能なROM型磁気ディスク媒
体を実現することができる。
【0228】本発明の請求項46に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成として、トラックに再生されるデータが凹凸
ピットによりプリフォームされた構成である。従って、
トラック密度を増加できて大容量化できるとともに、ク
ロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善
でき、さらに移動軌跡上に揃ったことで浮上スライダ位
置との同期がとれ、サーボ信号読出しのタイミング制御
を簡素化でき、幅狭部分が設けられた浮上スライダにつ
いても、傾き等による浮上スライダおよび磁気ヘッドの
浮上量変動を低減できるROM型磁気ディスク媒体を実
現することができる。
【0229】本発明の請求項47に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピ
ットによりプリフォームされた構成である。したがっ
て、トラック密度を増加できて大容量化できるととも
に、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性
を改善でき、さらに移動軌跡上に揃えることによって浮
上スライダ位置との同期が容易になり、サーボ信号検出
タイミングの処理が簡素化でき、精度のよい読出しが可
能になり、さらに浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上
量変動を低減できるROM型磁気ディスク媒体を実現す
ることができる。
【0230】本発明の請求項48に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピ
ットによりプリフォームされた構成である。したがっ
て、トラック密度を増加できて大容量化できるととも
に、クロストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性
を改善でき、さらに移動軌跡上に揃えることによって浮
上スライダ位置との同期がとれ、サーボ信号検出タイミ
ングの処理が簡素化できるとともに、精度のよい読出し
が可能になり、幅狭部分が設けられた浮上スライダでも
浮上変動量を低減できるROM型磁気ディスク媒体を実
現することができる。
【0231】本発明の請求項49に係る磁気ディスク媒
体は、トラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円ま
たはスパイラル構成とし、トラックに再生されるデータ
が凹凸ピットによりプリフォームされた構成である。し
たがって、磁気ヘッドの追従特性を改善できて優れた書
込/読出特性が実現され、かつトラック密度を増加でき
て大容量化できるとともに、クロストーク特性が改善な
されて読出信号の信頼性を改善でき、しかも浮上変動量
の低減が可能なROM型磁気ディスク媒体を実現するこ
とができる。
【0232】本発明の請求項50に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピ
ットによりプリフォームされた構成である。したがっ
て、磁気ヘッドの追従特性を改善できて優れた書込/読
出特性が実現され、かつ、トラック密度を増加できて大
容量化できるとともに、クロストーク特性が改善なされ
て読出信号の信頼性を改善でき、さらにサーボゾーンの
位置がグループ内のトラックで纏まるゆえサーボ信号読
出時のタイミング制御を簡素化でき、さらにグループ内
で纏まった数のサーボゾーン出現により、浮上変動量の
低減ができるROM型磁気ディスク媒体を実現すること
ができる。
【0233】本発明の請求項51に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、トラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円ま
たはスパイラル構成とし、トラックに再生されるデータ
が凹凸ピットによりプリフォームされた構成である。し
たがって、磁気ヘッドの追従特性を改善できて優れた書
込/読出特性が実現され、かつ、トラック密度を増加で
きて大容量化できるとともに、クロストーク特性が改善
なされて読出信号の信頼性を改善でき、さらに幅狭部分
が設けられた浮上スライダでも浮上変動量の低減のでき
るROM型磁気ディスク媒体を実現することができる。
【0234】本発明の請求項52に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピ
ットによりプリフォームされた構成である。したがっ
て、磁気ヘッドの追従特性を改善できて優れた書込/読
出特性が実現され、かつ、トラック密度を増加できて大
容量化できるとともに、クロストーク特性が改善なされ
て読出信号の信頼性を改善でき、さらに幅狭部分が設け
られた浮上スライダについても浮上変動量の低減が可能
なROM型磁気ディスク媒体を実現することができる。
【0235】本発明の請求項53に係る磁気ディスク媒
体は、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピ
ットによりプリフォームされた構成である。したがっ
て、磁気ヘッドの追従特性が改善されることによって、
優れた書込/読出特性を実現することができ、かつ、ト
ラック密度を増加できて大容量化できるとともに、クロ
ストーク特性が改善なされて読出信号の信頼性を改善で
き、さらにサーボ信号読出しのタイミング制御が簡素に
なり、かつ浮上スライダおよび磁気ヘッドの浮上量変動
を低減することが可能なROM型磁気ディスク媒体を実
現することができる。
【0236】本発明の請求項54に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピ
ットによりプリフォームされた構成である。したがっ
て、磁気ヘッドの追従特性を改善できて優れた書込/読
出特性が実現され、かつ、トラック密度を増加できて大
容量化できるとともに、クロストーク特性が改善されて
読出信号の信頼性を改善でき、さらにサーボ信号読出し
のタイミング制御を簡素化でき、幅狭部分が設けられた
浮上スライダについても、傾き等による浮上スライダお
よび磁気ヘッドの浮上量変動が低減されるROM型磁気
ディスク媒体を実現することができる。
【0237】本発明の請求項55に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、ト
ラック間を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパ
イラル構成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピ
ットによりプリフォームされた構成である。したがっ
て、磁気ヘッドの追従特性を改善できて優れた書込/読
出特性が実現され、かつ、トラック密度を増加できて大
容量化できるとともに、クロストーク特性が改善なされ
て読出信号の信頼性を改善でき、さらにサーボ信号読出
しのタイミング制御を簡素化でき、浮上スライダおよび
磁気ヘッドの浮上量変動を低減できるROM型磁気ディ
スク媒体を実現することができる。
【0238】本発明の請求項56に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、トラック間
を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパイラル構
成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされた構成である。したがって、磁気ヘ
ッドの追従特性が改善されることによって優れた書込/
読出特性を実現でき、かつ、トラック密度(TPI)を
増加できて大容量化できるとともに、クロストーク特性
が改善なされて読出信号の信頼性を改善でき、さらにサ
ーボ信号読出しのタイミング制御を簡素化でき、幅狭部
分が設けられた浮上スライダについても浮上変動量の低
減ができるROM型磁気ディスク媒体を実現することが
できる。
【0239】本発明の請求項57に係る磁気ディスク媒
体は、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパイラル構
成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされた構成である。この結果、磁気ヘッ
ドの追従特性を改善できて優れた書込/読出特性が実現
され、かつ、トラック密度を増加できて大容量化できる
とともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号の
信頼性を改善でき、さらにサーボ信号領域を移動軌跡上
に揃えることによって、浮上スライダの位置との同期が
とれ、よってサーボ信号検出タイミングの処理が簡素化
でき、また精度のよい読出しが可能なROM型磁気ディ
スク媒体を実現することができる。
【0240】本発明の請求項58に係る磁気ディスク媒
体は、レールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを
設け、サーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパイラル構
成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされた構成である。したがって、磁気ヘ
ッドの追従特性を改善できて優れた書込/読出特性が実
現され、かつ、トラック密度を増加できて大容量化でき
るとともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号
の信頼性を改善でき、さらに移動軌跡上に揃ったことで
浮上スライダ位置との同期がとれ、サーボ信号読出しの
タイミング制御を簡素化でき、幅狭部分が設けられた浮
上スライダについても、傾き等による浮上スライダおよ
び磁気ヘッドの浮上量変動を低減することができるRO
M型磁気ディスク媒体を提供できる。
【0241】本発明の請求項59に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックグループで交互にずれ、サ
ーボゾーンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間
を凹凸構成とし、トラックを同心円またはスパイラル構
成とし、トラックに再生されるデータが凹凸ピットによ
りプリフォームされた構成である。したがって、磁気ヘ
ッドの追従特性を改善できて優れた書込/読出特性が実
現され、かつ、トラック密度を増加できて大容量化でき
るとともに、クロストーク特性が改善なされて読出信号
の信頼性を改善でき、さらに移動軌跡上に揃えることに
よって浮上スライダ位置との同期が容易になり、サーボ
信号検出タイミングの処理が簡素化でき、精度のよい読
出しが可能になり、さらに浮上スライダおよび磁気ヘッ
ドの浮上量変動を低減できて、磁気ヘッドの安定な読出
しを可能にするROM型磁気ディスク媒体を提供するこ
とができる。
【0242】本発明の請求項60に係る磁気ディスク媒
体は、トラックグループ毎にサーボゾーンをずらせ、レ
ールの最狭幅内に2箇所以上のサーボゾーンを設け、サ
ーボゾーンが奇/偶トラックで交互にずれ、サーボゾー
ンが浮上スライダの軌跡上にあり、トラック間を凹凸構
成とし、トラックを同心円またはスパイラル構成とし、
トラックに再生されるデータが凹凸ピットによりプリフ
ォームされた構成である。したがって、磁気ヘッドの追
従特性を改善でき、トラック密度増加で大容量化がで
き、クロストーク特性が改善なされ、さらに移動軌跡上
に揃えることによって浮上スライダ位置との同期がと
れ、サーボ信号検出タイミングの処理が簡素化できて高
精度の読出しが可能になり、幅狭部分が設けられた浮上
スライダについても浮上変動量を低減をできるROM型
磁気ディスク媒体を提供することができる。
【0243】本発明の請求項61に係る磁気ディスク装
置は、前記磁気ディスク媒体を搭載して構成するから、
ディスク一周での見かけのサーボゾーン数を増やすこと
ができ、磁気ヘッドを搭載した浮上スライダがサーボゾ
ーンを通過する際の浮上変動量を低減することができ
る。これにより、好ましくない浮上変動によって起きる
クラッシュを排除でき、安定したスライダの浮上を具現
できるとともに、磁気ヘッドによる信頼性の高いデータ
リード/ライトが可能な磁気ディスク装置を実現するこ
とができる。
【0244】本発明の請求項62に係る磁気ディスク装
置は、前記の磁気ディスク媒体を搭載し、かつ磁気ディ
スク媒体上のサーボ信号領域を、奇数番目と偶数番目の
トラック毎あるいはトラックグループ毎にずらせ、かつ
その見かけの間隔を浮上スライダの長辺の1/2以下の
間隔とし、かつ奇数番目および偶数番目ともに、トラッ
クもしくはグループのサーボ信号領域が浮上スライダの
半径方向の移動軌跡上に揃えて配列されるものであるか
ら、浮上スライダ下に存在するサーボ信号領域数を多く
でき、よって浮上スライダの浮上変動量をさらに低減で
きるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ディスク媒体の一実施形態を
示す模式平面図である。
【図2】本発明に係る磁気ディスク媒体の他の実施形態
を示す模式平面図である。
【図3】本発明に係る磁気ディスク媒体の別の実施形態
を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る磁気ディスク媒体の他の実施形態
を示す模式平面図である。
【図5】本発明に係る磁気ディスク媒体の別の実施形態
を示す模式平面図である。
【図6】本発明に係る磁気ディスク媒体の一実施形態に
よる径方向の模式断面図である。
【図7】本発明に係る磁気ディスク媒体の他の実施形態
による回転方向の模式断面図である。
【図8】浮上スライダ式ヘッド機構の動作の説明図であ
る。
【図9】浮上スライダの構成を示す斜視図である。
【図10】浮上スライダの浮上動作の説明図である。
【図11】実験例の測定系を模式的に表した図である。
【図12】本発明の実験例のサーボゾーン配置での浮上
スライダの浮上変動量と半径位置の関係を示す線図であ
る。
【図13】本発明に係る磁気ディスク装置の一実施形態
を示す斜視図である。
【図14】従来の磁気ディスク媒体の構成図である。
【符号の説明】
3A……磁気ディスク媒体、4……アーム、6……浮上
スライダ、SP11〜SP14……サーボ信号領域、S
P21……サーボ信号領域、SP41〜SP44……サ
ーボ信号領域、tr……移動軌跡、V……ディスク回転
方向。

Claims (62)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク媒体上を浮上して前記磁気
    ディスク媒体の半径方向に移動する浮上スライダを備え
    る磁気記録装置に適用され、データ記録がなされるトラ
    ックを表面に有し、かつ前記浮上スライダに搭載された
    磁気ヘッドの制御のためのサーボ信号が凹凸形状からな
    るサーボ信号領域として表面に設けられた磁気ディスク
    媒体であって、 前記サーボ信号領域の位置が前記トラック毎に、前記浮
    上スライダの後端の移動軌跡からトラック進行方向ある
    いは進行逆方向にずらせて設けられたことを特徴とする
    磁気ディスク媒体。
  2. 【請求項2】 磁気ディスク媒体上を浮上して前記磁気
    ディスク媒体の半径方向に移動する浮上スライダを備え
    る磁気記録装置に適用され、データ記録がなされるトラ
    ックを表面に有し、かつ前記浮上スライダに搭載された
    磁気ヘッドの制御のためのサーボ信号が凹凸形状からな
    るサーボ信号領域として表面に設けられた磁気ディスク
    媒体であって、 前記サーボ信号領域の位置がトラック複数本を1つのグ
    ループとして前記グループ毎に、前記浮上スライダの後
    端の移動軌跡からトラック進行方向あるいは進行逆方向
    にずらせて設けられたことを特徴とする磁気ディスク媒
    体。
  3. 【請求項3】 前記浮上スライダは前記磁気ディスク媒
    体表面側にエアスライド式のレールを備えるものとし、
    前記浮上スライダのエアスライド式のレールの最も狭い
    幅に対応する前記磁気ディスク媒体面上の幅の範囲内
    に、前記サーボ信号領域のずれた箇所が2箇所以上存在
    する配列としたことを特徴とする請求項1記載の磁気デ
    ィスク媒体。
  4. 【請求項4】 前記浮上スライダは前記磁気ディスク媒
    体表面側にエアスライド式のレールを備えるものとし、
    前記浮上スライダのエアスライド式のレールの最も狭い
    幅に対応する前記磁気ディスク媒体面上の幅の範囲内
    に、前記サーボ信号領域のずれた箇所が2箇所以上存在
    する配列としたことを特徴とする請求項2記載の磁気デ
    ィスク媒体。
  5. 【請求項5】 奇数番目の前記トラックに対応した前記
    サーボ信号領域と、偶数番目の前記トラックに対応した
    前記サーボ信号領域とが、交互に所定の間隔でずれて配
    置されたことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク
    媒体。
  6. 【請求項6】 奇数番目の前記トラックに対応した前記
    サーボ信号領域と、偶数番目の前記トラックに対応した
    前記サーボ信号領域とが、交互に所定の間隔でずれて配
    置されたことを特徴とする請求項3記載の磁気ディスク
    媒体。
  7. 【請求項7】 奇数番目の前記トラックのグループに対
    応した前記サーボ信号領域と、偶数番目の前記トラック
    のグループに対応した前記サーボ信号領域とが、交互に
    所定の間隔でずれて配置されたことを特徴とする請求項
    2記載の磁気ディスク媒体。
  8. 【請求項8】 奇数番目の前記トラックのグループに対
    応した前記サーボ信号領域と、偶数番目の前記トラック
    のグループに対応した前記サーボ信号領域とが、交互に
    所定の間隔でずれて配置されたことを特徴とする請求項
    4記載の磁気ディスク媒体。
  9. 【請求項9】 前記交互に一定間隔のずれで配された前
    記サーボ信号領域につき、奇数番目のトラックに対応し
    た前記サーボ信号領域の各々が前記浮上スライダの後端
    の移動軌跡上に載った配列とされ、かつ偶数番目のトラ
    ックに対応した前記サーボ信号領域の各々が前記浮上ス
    ライダの後端の移動軌跡上に載った配列とされたことを
    特徴とする請求項5記載の磁気ディスク媒体。
  10. 【請求項10】 前記交互に所定間隔のずれで配された
    前記サーボ信号領域につき、奇数番目のトラックのグル
    ープに対応した前記サーボ信号領域の各々が前記浮上ス
    ライダの後端の移動軌跡上に載った配列とされ、かつ偶
    数番目のトラックに対応した前記サーボ信号領域の各々
    が前記浮上スライダの後端の移動軌跡上に載った配列と
    されたことを特徴とする請求項6記載の磁気ディスク媒
    体。
  11. 【請求項11】 前記交互に所定間隔のずれで配された
    前記サーボ信号領域につき、奇数番目のトラックのグル
    ープに対応した前記サーボ信号領域の各々が前記浮上ス
    ライダの後端の移動軌跡上に載った配列とされ、かつ偶
    数番目のトラックのグループに対応した前記サーボ信号
    領域の各々が前記浮上スライダの後端の移動軌跡上に載
    った配列とされたことを特徴とする請求項7記載の磁気
    ディスク媒体。
  12. 【請求項12】 前記交互に所定間隔のずれで配された
    前記サーボ信号領域につき、奇数番目のトラックのグル
    ープに対応した前記サーボ信号領域の各々が前記浮上ス
    ライダの後端の移動軌跡上に載った配列とされ、かつ偶
    数番目のトラックのグループに対応した前記サーボ信号
    領域の各々が前記浮上スライダの後端の移動軌跡上に載
    った配列とされたことを特徴とする請求項8記載の磁気
    ディスク媒体。
  13. 【請求項13】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク媒
    体。
  14. 【請求項14】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク媒
    体。
  15. 【請求項15】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項3記載の磁気ディスク媒
    体。
  16. 【請求項16】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項4記載の磁気ディスク媒
    体。
  17. 【請求項17】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項5記載の磁気ディスク媒
    体。
  18. 【請求項18】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項6記載の磁気ディスク媒
    体。
  19. 【請求項19】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項7記載の磁気ディスク媒
    体。
  20. 【請求項20】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項8記載の磁気ディスク媒
    体。
  21. 【請求項21】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項9記載の磁気ディスク媒
    体。
  22. 【請求項22】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項10記載の磁気ディスク媒
    体。
  23. 【請求項23】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項11記載の磁気ディスク媒
    体。
  24. 【請求項24】 前記サーボ信号領域に連設された、デ
    ータを記録再生する領域であるトラックと、隣接するト
    ラック間の信号干渉を避けるべく隣接トラック間に設け
    られるガードバンドとが、凹凸形状によって形成されて
    いることを特徴とする請求項12記載の磁気ディスク媒
    体。
  25. 【請求項25】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項13記載の磁気ディ
    スク媒体。
  26. 【請求項26】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項14記載の磁気ディ
    スク媒体。
  27. 【請求項27】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項15記載の磁気ディ
    スク媒体。
  28. 【請求項28】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項16記載の磁気ディ
    スク媒体。
  29. 【請求項29】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項17記載の磁気ディ
    スク媒体。
  30. 【請求項30】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項18記載の磁気ディ
    スク媒体。
  31. 【請求項31】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項19記載の磁気ディ
    スク媒体。
  32. 【請求項32】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項20記載の磁気ディ
    スク媒体。
  33. 【請求項33】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項21記載の磁気ディ
    スク媒体。
  34. 【請求項34】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項22記載の磁気ディ
    スク媒体。
  35. 【請求項35】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項23記載の磁気ディ
    スク媒体。
  36. 【請求項36】 前記サーボ信号の少なくとも一部分ま
    たはデータを記録再生する領域に設けられた凹凸形状あ
    るいは凹凸部が同心円状もしくは、スパイラル状に形成
    されていることを特徴とする請求項24記載の磁気ディ
    スク媒体。
  37. 【請求項37】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項13記載の磁気ディスク媒体。
  38. 【請求項38】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項14記載の磁気ディスク媒体。
  39. 【請求項39】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項15記載の磁気ディスク媒体。
  40. 【請求項40】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項16記載の磁気ディスク媒体。
  41. 【請求項41】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項17記載の磁気ディスク媒体。
  42. 【請求項42】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項18記載の磁気ディスク媒体。
  43. 【請求項43】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項19記載の磁気ディスク媒体。
  44. 【請求項44】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項20記載の磁気ディスク媒体。
  45. 【請求項45】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項21記載の磁気ディスク媒体。
  46. 【請求項46】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項22記載の磁気ディスク媒体。
  47. 【請求項47】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項23記載の磁気ディスク媒体。
  48. 【請求項48】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項24記載の磁気ディスク媒体。
  49. 【請求項49】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項25記載の磁気ディスク媒体。
  50. 【請求項50】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項26記載の磁気ディスク媒体。
  51. 【請求項51】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項27記載の磁気ディスク媒体。
  52. 【請求項52】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項28記載の磁気ディスク媒体。
  53. 【請求項53】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項29記載の磁気ディスク媒体。
  54. 【請求項54】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項30記載の磁気ディスク媒体。
  55. 【請求項55】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項31記載の磁気ディスク媒体。
  56. 【請求項56】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項32記載の磁気ディスク媒体。
  57. 【請求項57】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項33記載の磁気ディスク媒体。
  58. 【請求項58】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項34記載の磁気ディスク媒体。
  59. 【請求項59】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項35記載の磁気ディスク媒体。
  60. 【請求項60】 前記データトラックに再生されるデー
    タが凹凸ピットによりプリフォームされたことを特徴と
    する請求項36記載の磁気ディスク媒体。
  61. 【請求項61】 前記請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14、15、1
    6、17、18、19、20、21、22、23、2
    4、25、26、27、28、29、30、31、3
    2、33、34、35、36、37、38、39、4
    0、41、42、43、44、45、46、47、4
    8、49、50、51、52、53、54、55、5
    6、57、58、59および60のいずれか1項記載の
    磁気ディスク媒体を搭載して構成されたことを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
  62. 【請求項62】 信号を記録又は/および再生する磁気
    ヘッドを搭載して磁気ディスク媒体上を浮上することに
    より前記磁気ディスク媒体の半径方向に移動する浮上ス
    ライダを備え、かつ前記請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14、1
    5、16、17、18、19、20、21、22、2
    3、24、25、26、27、28、29、30、3
    1、32、33、34、35、36、37、38、3
    9、40、41、42、43、44、45、46、4
    7、48、49、50、51、52、53、54、5
    5、56、57、58、59および60のいずれか1項
    記載の磁気ディスク媒体を搭載し、前記磁気ディスク媒
    体上のサーボ信号が記録されている領域が前記浮上スラ
    イダの進行方向に当該浮上スライダの後端線に対してデ
    ータを記録するトラック毎にもしくは、トラック複数本
    を1つのグループとしてグループ毎にずれており、かつ
    そのずれは、奇数番目のデータトラックもしくはグルー
    プと偶数番目データトラックもしくはグループとが、交
    互に浮上スライダの長辺の1/2以下の間隔であり、か
    つ奇数番目のデータトラックもしくはグループの前記サ
    ーボ信号が記録されている領域は前記浮上スライダの半
    径方向の移動軌跡上に揃えて配列され、かつ偶数番目の
    データトラックもしくはグループの前記サーボ信号が記
    録されている領域は前記浮上スライダの半径方向の移動
    軌跡上に揃えて配列されて構成されたことを特徴とする
    磁気ディスク装置。
JP6505797A 1997-03-18 1997-03-18 磁気ディスク媒体及び磁気ディスク装置 Withdrawn JPH10261276A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012014758A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Hitachi Ltd 磁気記録媒体及びそれを備えた磁気ディスク装置

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