JPH10261067A - 情報読み取り装置 - Google Patents

情報読み取り装置

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JPH10261067A
JPH10261067A JP9065668A JP6566897A JPH10261067A JP H10261067 A JPH10261067 A JP H10261067A JP 9065668 A JP9065668 A JP 9065668A JP 6566897 A JP6566897 A JP 6566897A JP H10261067 A JPH10261067 A JP H10261067A
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JP
Japan
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image
unit
data
threshold
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JP9065668A
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English (en)
Inventor
Motomitsu Kikuchi
基充 菊地
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体に記入された情報を読み取るにあたり、
簡単かつ的確に画像の二値化のためのしきい値を得るこ
と。 【解決手段】 本発明の情報読み取り装置1は、情報が
記載された媒体に光を照射してその反射光を得るスキャ
ナ部2と、スキャナ部2で得た反射光に基づく信号を画
像データとして格納する画像入力部31と、画像入力部
31で得た画像データを二値化するためのしきい値を保
存するしきい値保存部33と、しきい値保存部33から
所定のしきい値を読み出し、画像入力部31で得た画像
データをそのしきい値を用いて二値化データに変換する
二値化画像入力部35と、二値化画像入力部35で二値
化した二値化データに基づきコードデータを出力する画
像データ認識部36とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字等の情報が記
載された媒体の画像データを読み取り所定のコードデー
タへ変換する情報読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帳票に記入された文字を認識する
情報読み取り装置としては、帳票をセットして光を照射
し、その反射光を得るスキャナ部と、スキャナ部で得た
反射光による画像データを所定のしきい値に基づき二値
化する二値化部と、二値化データに基づき所定のコード
データを出力する認識部とを備えている。
【0003】帳票に記入された文字は、スキャナ部での
読み取りによって画像データとして取り込まれ、取り込
まれた画像データは二値化部で二値化データへと変換さ
れる。この際、最適な二値化を行うためにオペレータが
二値化のしきい値を設定し、帳票に記入された文字を的
確に認識できるようにしている。
【0004】例えば、このしきい値が最適値よりも低い
場合には、記入した文字とは無関係なノイズ成分を発生
させてしまい、反対にしきい値が最適値よりも高い場合
には、認識させたい文字のデータを除去してしまうこと
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報読み取り装
置では、この二値化のためのしきい値をオペレータの試
行錯誤によって決定している。つまり、帳票をスキャナ
部で読み取って、適用なしきい値で二値化した後、文字
認識の状態(認識率等)を参照しながら適当なしきい値
調整を行っている。
【0006】これでは帳票読み取り時におけるオペレー
タの負担が大きいとともに時間のロスを招き、読み取り
作業の効率を向上させるのが困難となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために成された情報読み取り装置である。す
なわち、本発明の情報読み取り装置は、情報が記載され
た媒体に光を照射してその反射光を得るスキャナ部と、
スキャナ部で得た反射光に基づく信号を画像データとし
て格納する画像入力部と、画像入力部で得た画像データ
を二値化するためのしきい値を保存するしきい値保存部
と、しきい値保存部から所定のしきい値を読み出し、画
像入力部で得た画像データをそのしきい値を用いて二値
化データに変換する二値化部と、二値化部で二値化した
二値化データに基づき所定のコードデータを出力する認
識部とを備えている。
【0008】本発明では、しきい値保存部に所定のしき
い値が保存されているため、媒体に記入された情報の読
み取りを行う際に、しきい値保存部に保存されているし
きい値を読み出すことで、二値化部において即座に最適
な二値化処理を行うことができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の情報読み取り装
置における実施の形態を図に基づいて説明する。図1は
第1実施形態を説明するブロック図である。すなわち、
第1実施形態における情報読み取り装置1は、主として
帳票から成る媒体に記載された文字や記号(以下、単に
「文字」と言う。)の読み取りを行うもので、スキャナ
部2、プロセッサ3、ICメモリ4、CRT5、マウス
6、フロッピーディスク7、ハードディスク8、キーボ
ード9から構成されている。
【0010】スキャナ部2は、CCDセンサやA/D変
換回路等から構成される光電変換部分であり、セットさ
れた帳票に光を照射してその反射光を電気信号に変換し
出力している。
【0011】プロセッサ3はハードディスク8等に格納
されたアプリケーションプログラムを実行する部分であ
り、本実施形態では、スキャナ部2で読み取った電気信
号を多値画像データとして受けてICメモリ4に格納す
る画像入力部31と、画像データを二値化する際のしき
い値を決定するしきい値決定部32と、二値化のための
しきい値を保存するしきい値保存部33と、しきい値保
存部33に保存されたしきい値を読み出すしきい値読込
部34と、読み出したしきい値を用いて多値画像データ
を二値データに変換してICメモリ4の所定領域へ格納
する二値画像入力部35と、二値データを文字の順に切
り出して認識し、文字コードデータを出力してICメモ
リ4の所定領域に格納する画像データ認識部36とを備
えている。
【0012】また、CRT5は所定のしきい値で二値化
した二値データを表示するものであり、オペレータがし
きい値の決定を行う際、所定のしきい値での二値化処理
が的確に行われているか否かを参照できるようになって
いる。
【0013】マウス6は例えばハードディスク8に格納
されたアプリケーションを操作する入力手段である。ま
た、フロッピーディスク7はICメモリ4に格納された
文字コードデータを別途保存するためのものである。さ
らに、ハードディスク8はアプリケーションプログラム
等を格納する記憶手段である。また、キーボード9は、
プロセッサ3に対して所定の指示を与える入力手段であ
る。
【0014】次に、このような情報読み取り装置1によ
る文字認識動作を図2〜図4のフローチャートに基づい
て説明する。なお、以下の説明において図2〜図4に示
されない符号は図1を参照するものとする。
【0015】先ず、図2のステップS101に示すよう
に、帳票の画像読み込みを行う。すなわち、スキャナ部
2に帳票をセットして光を照射し、その反射光を電気信
号に変換して画像入力部31へ出力する。
【0016】次いで、ステップS102に示すように、
画像入力部31が受けた画像データをICメモリ4の所
定領域(例えば、多値画像領域)に格納する。ステップ
S103では、スキャナ部2による画像の読み込みが終
了したか否かの判断を行い、終了していない場合にはス
テップS101〜ステップS102を繰り返す。
【0017】次に、スキャナ部2での画像の読み込みが
終了した後は、ステップS104に示すしきい値決定処
理を行う。しきい値決定処理は、図3のステップS20
1〜S206の処理に沿って行われる。
【0018】先ず、仮しきい値で二値化を行い(ステッ
プS201)、プロセッサ3の二値画像入力部35によ
ってICメモリ4の所定領域(例えば、二値画像領域)
に格納する(ステップS202)。次に、ICメモリ4
からこの二値画像を呼び出してCRT5に表示する(ス
テップS203)。
【0019】オペレータはCRT5に表示された画像を
参照し、適切なしきい値で二値化されているか否かを判
断する(ステップS204)。この判断で適切なしきい
値でない場合いはしきい値の変更を行い(ステップS2
05)、その変更後のしきい値で画像の二値化処理を行
う(ステップS206)。そして、二値化データをIC
メモリ4に格納し(ステップS202)、再びCRT5
に表示する(ステップS203)。
【0020】このCRT5への画像表示としきい値変更
とを繰り返すことで最適なしきい値を得た場合には、ス
テップS204の判断でYesとなり、しきい値決定処
理を終了する。これにより、最適なしきい値が保存され
ることになる。
【0021】図2に示すステップS104の処理で最適
なしきい値を決定した後は、ステップS105に示すよ
うに、決定したしきい値をハードディスク8に格納す
る。すなわち、しきい値保存部33は、先の処理で決定
したしきい値をハードディスク8へ保存する処理を行
う。これによって、読み込んだ帳票に対応した最適なし
きい値がハードディスク8内に格納されることになる。
【0022】図5はしきい値の格納テーブルの例を示す
図である。ハードディスク8内には、図5(a)〜
(c)に示すようなテーブルデータとしてしきい値が格
納されている。
【0023】図5(a)に示すテーブルデータは、スキ
ャナ種(図1に示すスキャナ部2の種類)に応じて二値
化のしきい値が格納されている例、図5(b)に示すテ
ーブルデータは、帳票種(帳票の形式)に応じて二値化
のしきい値が格納されている例、図5(c)に示すテー
ブルデータは、スキャナ種および帳票種の両方に応じて
二値化のしきい値が格納されている例である。
【0024】図5(a)のように、スキャナ種に応じて
二値化のしきい値を格納することで、異なる種類のスキ
ャナ部が接続された場合にもそのスキャナ部に応じた最
適なしきい値を即座に設定できるようになる。このスキ
ャナ種は、例えば接続されたスキャナ部の駆動制御を行
うドライバソフトの名称に基づき判別する。
【0025】また、図5(b)のように、帳票種に応じ
て二値化のしきい値を格納することで、帳票の読み込み
を行う際の帳票ID(帳票の形式を示す識別符号)の読
み取りで、その帳票の形式を認識し、これに基づき最適
なしきい値を即座に設定できるようになる。
【0026】さらに、図5(c)のように、スキャナ種
および帳票種の両方に応じて二値化のしきい値を格納す
ることで、所定のスキャナ種と所定の帳票種とを組み合
わせた際の最適なしきい値を即座に設定できるようにな
る。
【0027】先に説明したしきい値決定処理(図3参
照)では、決定した最適なしきい値を図5に示すような
テーブルデータとしてハードディスク8に格納すること
になる。
【0028】次に、実際の帳票読み取り処理の手順を説
明する。先ず、図4のステップS301に示すように、
しきい値読込部34によってハードディスク8に格納さ
れたテーブルデータの中から、スキャナ種や帳票種に応
じたしきい値を読み込む。
【0029】次に、ステップS302に示すように、帳
票の画像読み込みを行う。すなわち、スキャナ部2に帳
票をセットして光を照射し、その反射光を電気信号に変
換して画像入力部31へ出力する。画像入力部31で
は、先に読み込んだしきい値に基づきスキャナ部2で読
み込んだ多値画像データを二値データに変換する。
【0030】次いで、ステップS303に示すように、
画像入力部31から二値データをICメモリ4の所定領
域(例えば、二値画像領域)に格納する。ステップS3
04では、スキャナ部2による画像の読み込みが終了し
たか否かの判断を行い、終了していない場合にはステッ
プS302〜ステップS303の処理を繰り返す。
【0031】次に、ステップS305に示すように、I
Cメモリ4に格納された二値データに基づいて画像デー
タ認識部36が文字の順に切り出して認識を行い、認識
結果である文字コードデータを出力してICメモリ4の
所定領域(コードデータ領域)に格納する。
【0032】ステップS306では、まだ帳票が残って
いるか否かを判断し、残っている場合にはステップS3
02〜ステップS305の処理を繰り返す。全ての帳票
の読み取りを行っている場合には処理を終了する。
【0033】このような帳票画像の読み取り処理によっ
て、オペレータはその都度最適な二値化のしきい値を設
定する必要がなくなり、スキャナ種や帳票種に応じた最
適なしきい値をテーブルデータから読み込んで即座に最
適な認識を行うことができるようになる。
【0034】また、新たなスキャナ種や新たな帳票種を
用いる場合には、予めそのスキャナ種や帳票種で画像読
み取りを行い、最適なしきい値を決定してテーブルデー
タに格納しておけば、以降読み取り条件の変更等がない
限りテーブルデータのしきい値を使用することができ、
実際の帳票読み取りを行う際には即座に最適なしきい値
を設定できるようになる。
【0035】次に、本発明の情報読み取り装置における
第2実施形態の説明を行う。図2は第2実施形態を説明
するブロック図である。この情報読み取り装置1は、ス
キャナ部2、プロセッサ3、ICメモリ4、CRT5、
マウス6、フロッピーディスク7、ハードディスク8、
キーボード9を備えて点で第1実施形態と同様である
が、プロセッサ3が画像入力部31、自動しきい値決定
部32a、しきい値保存部33、しきい値読込部34、
二値画像入力部35、画像データ認識部36で構成され
ている点で相違する。
【0036】第2実施形態では、プロセッサ3における
自動しきい値決定部32aにおいてオペレータが介在す
ることなく最適なしきい値を決定する。図7〜図8は第
2実施形態における文字認識動作を説明するフローチャ
ートである。なお、以下の説明において図7〜図8に示
されない符号は図6を参照するものとする。
【0037】先ず、図8のステップS401に示すよう
に、帳票の画像読み込みを行う。すなわち、スキャナ部
2に帳票をセットして光を照射し、その反射光を電気信
号に変換して画像入力部31へ出力する。
【0038】次いで、ステップS402に示すように、
画像入力部31が受けた画像データをICメモリ4の所
定領域(例えば、多値画像領域)に格納する。ステップ
S403では、スキャナ部2による画像の読み込みが終
了したか否かの判断を行い、終了していない場合にはス
テップS401〜ステップS402を繰り返す。
【0039】次に、スキャナ部2での画像の読み込みが
終了した後は、ステップS404に示すよう自動しきい
値決定処理を行う。自動でしきい値を決定するには、例
えば、図9に示すように、帳票Pにおいて予め定義され
た領域A、Bでの読み取り画像を用い、的確な判別が行
えるしきい値を自動的に決定する。
【0040】定義される領域A、Bとは、定型の文字
(記号)が書き込まれる部分であり、例えば、領域Aで
は枠内に「丸図形」が記入され、領域Bでは枠内に都道
府県名が記入される部分である。
【0041】自動でしきい値を決定するには、このよう
な定型の文字(記号)が記入される部分を所定のしきい
値で二値化して認識し、その認識結果が予め分かってい
る定型の文字(記号)として認識できるか否かによりそ
のしきい値で良いかどうかを判別する。
【0042】例えば、領域Aの部分では、記入された
「丸図形」を所定のしきい値で二値化して認識する。そ
の結果、丸図形の部分が途切れて認識されてしまった場
合にはそのしきい値が高いと判断して、しきい値をもう
少し低くして再度認識する。一方、所定のしきい値で二
値化して認識した結果、丸図形の部分以外にもデータが
存在している場合にはそのしきい値が低いと判断して、
しきい値をもう少し高くして再度認識する。これによっ
て最適なしきい値を決定できるようになる。
【0043】なお、しきい値を自動で認識するための領
域A、Bは、ステップS401で帳票の画像読み込みを
行った際、その帳票IDを読み取ることで、帳票のどの
部分が自動しきい値決定のための領域であるかを認識で
きるようになる。また、しきい値決定の際には、領域
A、Bの両方を用いても、一方のみを用いるようにして
もよい。
【0044】次に、ステップS405では、決定したし
きい値をICメモリ4の所定領域に格納し、ステップS
406では、保存したしきい値をICメモリ4から読み
出して、そのしきい値により画像の二値化処理を行う。
そして、ステップS407では、二値化データを用いた
文字認識処理を行う。
【0045】次いで、図8に示すステップS501で
は、まだ読み取り対象の帳票が残っているか否かを判断
し、残っていない場合には処理を終了する。帳票が残っ
ている場合にはステップS502へ進む。ステップS5
02では、先に格納したしきい値をICメモリ4から読
み出し、ステップS503では、スキャナ部2により帳
票の画像読み込みを行い、ステップS504において読
み込んだ画像をICメモリ4の所定領域に格納する。
【0046】ステップS505では、スキャナ部2によ
る画像の読み込みが終了したか否かの判断を行い、終了
していない場合にはステップS503〜ステップS50
4を繰り返す。
【0047】このステップS503における画像の読み
込みで、スキャナ部2から出力されるデータは、先のス
テップS502で読み込んだしきい値を用いた二値デー
タとなる。すなわち、1枚目と同じ種類の帳票の画像を
読み込むことから、1枚目と同じしきい値を使用するこ
とができ、スキャナ部2で読み取る際にそのしきい値を
用いて二値化することで、即座に二値化データを得るこ
とができるようになる。
【0048】次いで、ステップS506では読み込んだ
二値化データを用いた文字認識処理を行う。ステップS
507ではまだ帳票が残っているか否かの判断を行い、
残っている場合にはステップS503〜S506の処理
を繰り返す。全ての帳票の読み取りが終了した場合には
全体の処理を終了する。
【0049】このように第2実施形態では読み取った帳
票から自動的にしきい値を決定することができ、オペレ
ータの負担を大幅に軽減できるようになる。また、2枚
目以降の認識では、1枚目の帳票で決定したしきい値を
利用することから、スキャナ部2において即座に二値化
データを得ることができ、読み取り時間の短縮化を図る
ことができるようになる。
【0050】次に、本発明の情報読み取り装置における
第3実施形態の説明を行う。第3実施形態では、ハード
ウェア構成としては図6に示す第2実施形態を同様であ
り、自動しきい値決定部32aによるしきい値の自動決
定を行うものであるが、各帳票毎にしきい値を自動決定
する点で相違する。
【0051】図10〜図11は第3実施形態における情
報読み取り装置での処理フローチャートである。なお、
以下の説明において図10〜図11に示されない符号は
図6を参照するものとする。
【0052】先ず、図10のステップS601に示すよ
うに、帳票の画像読み込みをスキャナ部2によって行
う。ステップS602では、画像入力部31が受けた画
像データをICメモリ4の所定領域に格納する。また、
ステップS603では、スキャナ部2による画像の読み
込みが終了したか否かの判断を行い、終了していない場
合にはステップS601〜ステップS602を繰り返
す。
【0053】次に、ステップS604に示すよう自動し
きい値決定処理を行う。自動でしきい値を決定するに
は、先に説明した第2実施形態と同様、図9に示すよう
な帳票Pの定義された領域A、Bでの読み取り画像を用
い、的確な認識が行えるしきい値を自動的に決定する。
自動しきい値決定処理としては、図11に示すステップ
S701のように、自動設定処理を開始した後にしきい
値の判断を行い、最適なしきい値が決定できた後に処理
を終了する。
【0054】ここで決定されたしきい値はICメモリ4
の所定領域に格納される。次いで、図10のステップS
606にしめすように、ICメモリ4に格納されたしき
い値を用いた画像の二値化を行う。その後、ステップS
606では、二値化して得た二値データを用いた文字認
識処理を行う。
【0055】次いで、ステップS607では、帳票がま
だ残っているか否かの判断を行い、残っていない場合に
は処理を終了する。帳票が残っている場合にはステップ
S601へ戻り、次の帳票の画像読み込みをスキャナ部
2にて行う。
【0056】その後、ステップS602の画像のICメ
モリ4への格納、画像読み込み終了の判断を行った後、
ステップS604においてその帳票での最適なしきい値
を自動決定する処理を行う。そして、ステップS605
に示す画像の二値化、ステップS606に示す文字認識
を行う。
【0057】このように第3実施形態では、帳票毎に最
適な二値化のしきい値を自動決定して文字認識を行うこ
とになる。つまり、しきい値決定におけるオペレータの
負担を軽減できるとともに、帳票毎に適切なしきい値を
自動的に設定できるため、帳票単位で精度の良い画像読
み取りおよび文字認識を行うことができるようになる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報読み
取り装置によれば次のような効果がある。すなわち、媒
体に記入された情報の読み取りを行う際に、しきい値保
存部に保存されているしきい値を読み出すことによっ
て、即座に最適なしきい値による画像の二値化処理を行
うことができ、オペレータの負担軽減や的確な情報読み
取りを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を説明するブロック図である。
【図2】処理フローチャート(その1)である。
【図3】処理フローチャート(その2)である。
【図4】処理フローチャート(その3)である。
【図5】しきい値の格納テーブルの例を示す図である。
【図6】第2実施形態を説明するブロック図である。
【図7】処理フローチャート(その4)である。
【図8】処理フローチャート(その5)である。
【図9】自動しきい値決定を説明する図である。
【図10】処理フローチャート(その6)である。
【図11】処理フローチャート(その7)である。
【符号の説明】
1 情報読み取り装置 2 スキャナ部 3 プロセッサ 4 ICメモリ 5 CRT 6 マウス 7 フロッピーディスク 8 ハードディ
スク 9 キーボード 31 画像入力
部 32 しきい値決定部 32a 自動し
きい値決定部 33 しきい値保存部 34 しきい値
読込部 35 二値画像入力部 36 画像デー
タ認識部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記載された媒体に光を照射してそ
    の反射光を得るスキャナ部と、 前記スキャナ部で得た反射光に基づく信号を画像データ
    として格納する画像入力部と、 前記画像入力部で得た画像データを二値化するためのし
    きい値を保存するしきい値保存部と、 前記しきい値保存部から所定のしきい値を読み出し、前
    記画像入力部で得た画像データを該しきい値を用いて二
    値化データに変換する二値化部と、 前記二値化部で二値化した二値化データに基づき所定の
    コードデータを出力する認識部とを備えていることを特
    徴とする情報読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記しきい値保存部は、前記媒体の形式
    に対応してしきい値を保存することを特徴とする請求項
    1記載の情報読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記しきい値保存部は、前記スキャナ部
    の種類に対応してしきい値を保存することを特徴とする
    請求項1記載の情報読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記画像入力部で得た画像データを二値
    化するためのしきい値を自動的に決定して、該しきい値
    を前記しきい値保存部へ渡すしきい値自動決定部を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の情報読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】 前記媒体が複数ある場合において、 前記しきい値自動決定部は、1枚目の媒体によってしき
    い値を決定し、 前記二値化部は、2枚目以降の媒体の読み取りにおいて
    前記しきい値自動決定部で決定したしきい値を用いて画
    像データを二値化データへ変換することを特徴とする請
    求項4記載の情報読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記媒体が複数ある場合において、 前記しきい値自動決定部は、前記スキャナ部で得た媒体
    毎の画像データに基づいて各々しきい値を決定すること
    を特徴とする請求項4記載の情報読み取り装置。
JP9065668A 1997-03-19 1997-03-19 情報読み取り装置 Pending JPH10261067A (ja)

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