JPH10260862A - 開発支援装置 - Google Patents

開発支援装置

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JPH10260862A
JPH10260862A JP9066458A JP6645897A JPH10260862A JP H10260862 A JPH10260862 A JP H10260862A JP 9066458 A JP9066458 A JP 9066458A JP 6645897 A JP6645897 A JP 6645897A JP H10260862 A JPH10260862 A JP H10260862A
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JP
Japan
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stack
value
procedure
unit
program
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Application number
JP9066458A
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English (en)
Inventor
Keiji Ono
圭司 小野
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最大スタック消費時のプログラム・ルートを知
ることができてプログラムの再設計部分の特定,最適化
を容易にし、かつ再帰的な関数呼び出し時のスタック消
費量を正確に把握できるようにする。 【解決手段】スタック部131を備えたメモリ部10
3、実行部104及びレジスタ105を含み対象とする
プログラムを実行するプログラム実行手段を設ける。プ
ログラム実行時のスタック部131に対する最大スタッ
ク消費量を検出し保持する検出器102及びスタック消
費量解析部101を設ける。消費パス解析部111,レ
ジスタ情報保持部112,スタック情報保持部113及
び関数情報保持部114を含みプログラム実行時にスタ
ック部131が使用されたときのプログラム・パス等を
解析,保持するスタック消費パス解析部110を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開発支援装置に関
し、特に開発対象のプログラムで使用されるスタックの
使用量を検出する機能を備えた開発支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定のプログラムを開発する場合、この
開発対象のプログラムで使用されるスタックの使用量が
重要な要素となるので、その開発支援装置には、スタッ
クの使用量を検出する機能を備えているものが多い。
【0003】図7は従来のこの種の開発支援装置の第1
の例を示すブロック図である(例えば特開平5−250
221号公報参照)。
【0004】この開発支援装置は、大きく分けて、実行
するプログラム等の情報を格納する入力ファイル2と、
シミュレーション及びプログラムを実行するシミュレー
タ・プログラム実行手段200と、このシミュレータ・
プログラム実行手段200に対する動作の指示や実行結
果等の表示を行うコンソール3とを備えて構成され、シ
ミュレータ・プログラム実行手段200は、入力ファイ
ル2よりプログラム等の情報を入力する入力部201
と、入力された情報に対応し命令等のシミュレートを行
うシミュレート実行部204と、コンソール3から入力
される情報の内容を解析する解析部202と、この解析
部202の解析結果を受けてシミュレート実行部204
におけるプログラムの実行を制御しその結果を表示制御
する表示制御部203とを備えている。更に、シミュレ
ート実行部204は、プログラム実行時にスタックの使
用するメモリ領域情報を検出して出力するスタック情報
検出部251、スタック・ポインタの指定値を保持する
スタック指定値保持部252、及び命令実行時における
スタック・ポインタ値を保持するスタック値保持部25
3を含む命令実行部205と、スタック・ポインタの値
を保持するメモリ/レジスタ内容保持部206とを備え
ている。
【0005】このような構成とすることにより、プログ
ラムの実行時に最も多くスタックを使用したときのメモ
リ/レジスタ内容保持部206のメモリ領域のアドレス
値を検出し出力することにより、プログラム実行時のス
タック・サイズが容易に確認でき、かつスタック・サイ
ズの設定が正確に行えるようにしている。
【0006】図8及び図9は従来の開発支援装置の第2
の例を説明するためのスタック使用量検出処理手順を示
すフローチャート、及びそのシステム構成を示すブロッ
ク図である(例えば特開平7−152578号公報参
照)。
【0007】この第2の例では、対象とするプログラム
中の全関数と各関数のスタック使用量と客観数の相関関
係とを求め(ステップS51)、この相関関係に基づい
てメインとなる親関数が呼び出す関数の各スタック使用
量を親関数から順次加算して加算値Xを求め(S5
2)、求めた加算値Xが、保持している最大値Xmax
より大きいとき加算値Xを最下値Xmaxとして更新し
(S53,S54)、次に最終関数から親関数へと順
に、加算値Xから各スタック使用量を減算して行き、親
関数が他の子関数を有するとき他方の子関数のスタック
使用量を加算値Xに加算して上記と同様に処理を行い
(S55〜S60)、親関数がなくなったとき保持して
いる最大値Xmaxを最大スタック使用量として表示装
置6に表示する(S61)構成とすることにより、実際
にプログラムを実行させなくても、確実容易に最大スタ
ック使用量が検出できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の開発支
援装置では、最大スタック使用量(消費量)が容易に検
出できるようにし、この検出された最大スタック使用量
により正確にスタック・サイズを設定することができる
が、予め設定されたサイズのスタック両域内にスタック
使用量が収まらない場合に、どのプログラム・ルートを
通ったときにスタック使用量が最大となり、プログラム
のどの部分を再設計すればよいのか特定できないという
問題点、及びプログラム実行時に、スタックが使用され
たときの状態が保持されていないため、再帰的な関数呼
び出しがあったときのスタック消費量が正確に把握でき
ないという問題点がある。
【0009】本発明の目的は、最大スタック消費時のプ
ログラム・ルートを知ることができてプログラムの再設
計部分の特定、最適化が容易になると共に、再帰的な関
数呼び出し時のスタック消費量を正確に把握することが
できる開発支援装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の開発支援装置
は、スタック部を含むメモリ部を備え対象とするプログ
ラムを実行するプログラム実行手段と、前記プログラム
の実行時の前記スタック部に対する最大スタック消費量
を検出し保持する最大スタック消費量検出手段と、前記
プログラムの実行時に前記スタック部が使用されたとき
のプログラム・パスを含む各種プログラム情報を解析し
保持するスタック消費パス解析手段とを有し、前記プロ
グラム実行手段に、前記プログラムの実行時に使用され
るレジスタを含み、前記スタック消費パス解析手段に、
前記スタック部が使用されたときに、このスタック部の
内容を保持するスタック情報保持部と、前記レジスタの
内容を複写し保持するレジスタ情報保持部と、前記プロ
グラムより得られた各関数の諸情報を保持する関数情報
保持部と、前記スタック情報保持部,レジスタ情報保持
部及び関数情報保持部の保持内容を解析してスタック消
費パスを解析する消費パス解析部と、この消費パス解析
部によるスタック消費パスの解析時に使用される関数名
カウンタ,ワーク・カウンタ及び関数名保持エリアとを
含んで構成される。
【0011】また、前記最大スタック量の検出処理手順
に、前記検出手段の検出条件を前記スタック部の初期ア
ドレスに設定する第1の手順と、前記プログラムを実行
する第2の手順と、前記プログラムの実行が終了したか
どうか判断し、終了であれば処理手順を終了する第3の
手順と、前記判断の結果が未終了であれば前記スタック
部の使用状況をチェックし、それまでに消費されたスタ
ック消費量よりも多くのスタック領域を消費しているか
どうか判断し、その判断結果がそれまでに消費されたス
タック消費量よりも小さければ前記第2の手順に分岐す
る第4の手順と、前記第4の手順の判断結果が、前記ス
タック情報保持部に既に保持されているスタック情報量
が前記スタック部に記録されているスタック消費量より
も大であれば前記スタック部の内容を前記スタック情報
保持部に複写する第5の手順と、プログラム・カウンタ
の値とスタック・ポインタの値とを前記レジスタ情報保
持部に複写する第6の手順と、前記検出手段の検出条件
を、現検出条件からスタック走査1回分を減算した値に
変更し前記第2の手順に分岐する第7の手順とを含んで
構成される。
【0012】また、前記関数情報保持部に保持される情
報を、前記プログラムに含まれる全関数の、関数名、関
数スタートアドレス、関数エンドアドレス、引数サイズ
情報、及び自動変数サイズ情報と、前記全関数の数とを
含む構成とし、前記スタック消費パス解析手段による処
理手順に、前記関数名カウンタの値を“0”に初期化す
る第1の手順と、前記ワーク・カウンタを“0”に初期
化する第2の手順と、前記全関数の数と前記ワーク・カ
ウンタの値とを比較する第3の手順と、前記比較の結果
が、前記ワーク・カウンタの値が前記全関数の数以上の
場合はエラーメッセージを出力し、処理手順を終了する
第4の手順と、前記比較の結果が、前記ワーク・カウン
タの値が前記全関数の数より小さい場合は前記ワーク・
カウンタの値が示す関数の関数情報を前記関数情報保持
部より取得する第5の手順と、前記プログラム・カウン
タの値が、前記関数スタートアドレスの値と前記関数エ
ンドアドレスの値との間でなければ前記ワーク・カウン
タの値をインクリメントして前記第3の手順に分岐する
第6の手順と、前記プログラム・カウンタの値が、前記
関数スタートアドレスの値と前記関数エンドアドレスの
値との間でなければ前記ワーク・カウンタの値をインク
リメントして前記第3の手順に分岐する第6の手順と、
前記プログラム・カウンタの値が、前記関数スタートア
ドレスの値と前記関数エンドアドレスの値との間であれ
ば前記関数情報保持部に保持されている前記関数名を前
記関数名カウンタが示す前記関数名保持エリアの位置に
保持する第7の手順と、この第7の手順の後、前記関数
カウンタの値をインクリメントする第8の手順と、前記
レジスタ情報保持部の前記スタック・ポインタの値を、
前記スタック・ポインタの値から前記自動変数サイズと
前記引数サイズの値を減算した値に1を加算した値に変
更する第9の手順と、前記スタック部の初期アドレスの
値と前記スタック・ポインタの値とを比較し前記スタッ
ク・ポインタの値が、前記スタック部の初期アドレスの
値以上の場合は前記プログラムが実際に動作した通過パ
スを表示処理し処理手順を終了する第10の手順と、こ
の第10の手順の後、前記プログラマブル・カウンタの
値を、前記スタック・ポインタの値に変更し前記第2の
手順に分岐する第11の手順とを含んで構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【0015】この実施の形態は、大きく分けて、実行す
るプログラム等のファイル情報を格納する入力ファイル
2と、この入力ファイル2からのプログラム実行時に消
費されるスタック消費量やスタック消費パスの解析等を
行うスタック情報解析部1と、このスタック情報解析部
1に対する動作の指示や解析結果等の表示を行うコンソ
ール3とを備えて構成され、スタック情報解析部1は、
入力ファイル2から読出されたプログラム等のファイル
情報を入力する入力部11と、この入力部11からのプ
ログラムを実行してスタック消費量やスタック消費パス
の解析等を行うスタック情報処理部12と、このスタッ
ク情報処理部12の処理結果のコンソール3への伝達制
御、コンソール3の指示に従ってスタック情報処理部1
2の動作の制御を行う表示制御部13とを含んで構成さ
れる。
【0016】また、スタック情報処理部12は、入力部
2からのプログラムを保持すると共に、プログラム実行
時に使用されるスタック部131を含むメモリ部103
と、このメモリ部103に保持されているプログラムを
実行する実行部104と、プログラム実行時に使用され
プログラムカウンタPC及びスタックポインタSPを含
むレジスタ105と、スタック部131が使用されたか
否かを検出条件を参照して検出する検出器102と、ス
タック部131のメモリ消費量(スタック消費量)を算
出するスタック消費量解析部101と、スタック部13
1が使用されたときのパス等を解析し保持するスタック
消費パス解析部110とを含んで構成され、更に、スタ
ック消費パス解析部110は、検出器102でスタック
部131の使用が検出された際に、スタック部131の
内容を保持するスタック情報保持部113と、レジスタ
105の内容を複写し保持するレジスタ情報保持部11
2と、入力部11を介して入力されたプログラムより得
られた関数の諸情報を保持する関数情報保持部114
と、スタック情報保持部113,関数情報保持部114
及びレジスタ情報保持部112の内容を解析してスタッ
ク消費パスを解析する消費パス解析部111と、その解
析の際に使用され関数名カウンタ115,ワーク・カウ
ンタ116及び関数名保持エリア117とを含んで構成
される。
【0017】次に、この実施の形態における、最大スタ
ック消費量の検出動作について、図2に示されたフロー
チャートを併せて参照し説明する。
【0018】まず、検出器102の検出条件として、ア
ドレス値をスタック部131の初期アドレスに設定手順
(S1)後、入力部11を介して入力されメモリ部10
3に保持されたプログラムを実行部104により実行し
(S2)、プログラム実行終了か否かの判断を行う(S
3)。プログラム実行が終了していればスタック情報処
理部12の処理を終了(S8)。プログラム実行が終了
していなければ、検出器がスタック領域内情報部の新た
な領域にライトした条件検出をしたか否かヒットの判断
を行う(S4)。検出していればスタック部131の初
期アドレスから検出器102の検出条件のアドレスの範
囲をスタック情報保持部113に複写(S5)し、レジ
スタ105内のプログラムカウンタPC及びスタックポ
インタSPの内容をレジスタ情報保持部112に複写す
る(S6)。
【0019】次に、検出器102の検出条件を、減検出
条件のスタック部131のアドレスから1ワード分減じ
たアドレスとして再設定し(S7)、再度、プログラム
実行を行う手順S2に戻る。これらの処理をプログラム
実行終了(S8)まで繰り返し行い、スタック消費量解
析部101にて、検出器102による初期アドレス及び
プログラム実行終了時点での検出器102の検出条件の
(検出アドレス−1ワード)の計算式により最大スタッ
ク消費量を算出し表示制御部13を介してコンソール3
の表示部に表示する。
【0020】図3はスタック消費量検出動作時の各状態
におけるスタック部131及びスタック情報保持部11
3の内容のイメージを示す模式図である。
【0021】図3(a)は、図2のフローチャートにお
ける、検出器102の検出条件をスタック部131の初
期アドレスに設定時(S1)の状態イメージ図であり、
図3(b)は、同フローチャートにおける、検出器10
2がヒットし(S4)、スタック情報をスタック情報保
持部113に複写時(S5)の状態イメージ図である。
【0022】図3(c)は、同フローチャートにおける
検出器102の検出条件を(検出条件−1ワード)に変
更した時(S7)の状態イメージ図であり、図3(d)
は、再度、同フローチャートにおける、検出器102が
ヒットし、スタック情報をスタック情報保持部113に
複写時(S5)の状態イメージ図である。
【0023】図3(e)は、同フローチャートにおける
検出器102がヒットしない場合のイメージ図であり、
図3(f)は、同フローチャートにおける、スタック情
報が増えても検出器102がヒットしない場合のイメー
ジ図である。
【0024】図3(g)は、再々度、同フローチャート
における、検出器102がヒットし、スタック情報をス
タック情報保持部113に複写時(S5)の状態イメー
ジ図であり、図3(h)は、同フローチャートにおけ
る、終了時(S8)の状態イメージ図である。
【0025】次に、スタック消費パス解析動作につい
て、図4に示された関数情報保持部114に保持される
関数情報のデータ構造、図5に示された関数コール毎の
スタック情報のデータ構造、及び図6に示されたスタッ
ク消費パス解析処理動作のフローチャートを併せて参照
し説明する。
【0026】プログラム実行が終了した時点で、関数名
カウンタ115の値を“0”に初期化し(ステップS1
1)、ワーク・カウンタ116の値を“0”に初期化し
(S12)、次に、関数情報保持部114に保持されて
いるプログラム内の全関数の数FTNとワーク・カウン
タ116の値を比較(S13)し、ワーク・カウンタ1
16の値の方が大きいか等しければ、エラーメッセージ
表示処理(S15)を行い終了する(S16)。ワーク
・カウンタ116の値の方が小さければ、ワーク・カウ
ンタ116の値番めの関数情報を取得する(S14)。
この取得した関数情報より関数スタート・アドレスFS
A及び関数エンド・アドレスFEAとレジスタ情報保持
部112に保持されているプログラム・カウンタの値
(PC)とを比較し(S17)、プログラム・カウンタ
の値(PC)が関数スタート・アドレスFSA及び関数
エンド・アドレスFEA以内でなければワーク・カウン
タ116の値を+1(S18)してワーク・カウンタ1
16の値番めの関数情報によりプログラム内の全関数の
数(FTN)とワーク・カウンタ116の値とを比較す
る処理(S14)に戻る。
【0027】レジスタ情報保持部112に保持されてい
るプログラム・カウンタの値(PC)が内であれば、関
数情報保持部114で保持している関数名FNAを関数
名保持エリア117内の関数カウンタ115の値が示す
位置に保持し(S19)、関数名カウンタ115の値を
インクリメントし(S20)レジスタ情報保持部112
内のスタック・ポインタの値(SP)をこのスタック・
ポインタの値(FP)−(関数情報保持部114内の自
動変数のサイズANS+引数サイズHS)+1に変更
(S21)し、スタック部131の初期化アドレスとレ
ジスタ情報保持部112内のスタック・ポインタの値
(SP)とを比較し(S22)、スタック・ポインタの
値(SP)が大きいか等しければプログラム通過パスを
表示処理し(S23)終了(S24)する。
【0028】スタック・ポインタの値(SP)が小さけ
れば、このスタック・ポインタの値(SP)が示すスタ
ック部の内容をレジスタ情報保持部112のプログラム
・カウンタ(PC)に設定し(S215)、ワーク・カ
ウンタ116の値を“0”に初期化する処理(S12)
に戻る。
【0029】このように本発明においては、最大スタッ
ク消費量が検出でき、また、最大スタック消費時及びス
タック使用時のプログラムのルート(パス)に関する諸
情報が保持され、これらを知ることができるので、スタ
ック部131のスタックサイズ内にスタック消費量が納
まらない場合に、どのプログラム・ルートを通ったとき
にそうなったかを知ることができ、プログラムの再設計
する部分を特定できてその部分を最適な設計とすること
ができる。また、再帰的な関数呼び出しの場合でも、ス
タック消費量を正確に把握することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、最大スタ
ック消費量が検出でき、また最大スタック消費時を含む
スタック使用時のプログラムのルートに関する諸情報を
保持してこれら諸情報を出力するようにしたので、スタ
ックサイズ内にスタック消費量が納まらない場合に、ど
のプログラム・ルートを通ったときにそうなったかを知
ることができ、プログラムの再設計を必要とする部分を
特定できてその部分を含め、プログラムを最適な状態に
設計することができ、また、再帰的な関数呼び出しの場
合でも、スタック消費量を正確に把握することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示された実施の形態の最大スタック消費
量の検出動作を説明するためフローチャートである。
【図3】図1に示された実施の形態のスタック消費量検
出動作時の各状態におけるスタック部及びスタック情報
保持部の内容を示すイメージ図である。
【図4】図1に示された実施の形態の関数情報保持部に
保持される情報の内容を示す図である。
【図5】図1に示された実施の形態の関数コール毎のス
タック情報のデータ構造を示す図である。
【図6】図1に示された実施の形態のスタック消費パス
解析処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】従来の開発支援装置の第1の例のブロック図で
ある。
【図8】従来の開発支援装置の第2の例を説明するため
のスタック使用量検出処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】従来の開発支援装置の第2の例のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 スタック情報解析部 2 入力ファイル 3 コンソール 5 キーボード 6 表示装置 7 インターフェース部 8 演算処理装置 9 メモリ 14 入力部 12 スタック情報処理部 13 表示制御部 101 スタック消費量解析部 102 検出部 103 メモリ部 104 実行部 105 レジスタ 110 スタック消費パス解析部 111 消費パス解析部 112 レジスタ情報保持部 113 スタック情報保持部 114 関数情報保持部 115 関数名カウンタ 116 ワーク・カウンタ 117 関数名保持エリア 131 スタック部 200 シミュレータ・プログラム実行手段 201 入力部 202 解析部 203 制御/表示部 204 シミュレート実行部 205 命令実行部 206 メモリ/レジスタ内容保持部 251 スタック情報検出部 252 スタック指定保持部 253 スタック値保持部 S1〜S8,S11〜S25,S51〜S61 ステ
ップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタック部を含むメモリ部を備え対象と
    するプログラムを実行するプログラム実行手段と、前記
    プログラムの実行時の前記スタック部に対する最大スタ
    ック消費量を検出し保持する最大スタック消費量検出手
    段と、前記プログラムの実行時に前記スタック部が使用
    されたときのプログラム・パスを含む各種プログラム情
    報を解析し保持するスタック消費パス解析手段とを有す
    ることを特徴とする開発支援装置。
  2. 【請求項2】 前記プログラム実行手段に、前記プログ
    ラムの実行時に使用されるレジスタを含み、前記スタッ
    ク消費パス解析手段に、前記スタック部が使用されたと
    きに、このスタック部の内容を保持するスタック情報保
    持部と、前記レジスタの内容を複写し保持するレジスタ
    情報保持部と、前記プログラムより得られた各関数の諸
    情報を保持する関数情報保持部と、前記スタック情報保
    持部,レジスタ情報保持部及び関数情報保持部の保持内
    容を解析してスタック消費パスを解析する消費パス解析
    部と、この消費パス解析部によるスタック消費パスの解
    析時に使用される関数名カウンタ,ワーク・カウンタ及
    び関数名保持エリアとを含む構成とした請求項1記載の
    開発支援装置。
  3. 【請求項3】 前記最大スタック量の検出処理手順に、
    前記検出手段の検出条件を前記スタック部の初期アドレ
    スに設定する第1の手順と、前記プログラムを実行する
    第2の手順と、前記プログラムの実行が終了したかどう
    か判断し、終了であれば処理手順を終了する第3の手順
    と、前記判断の結果が未終了であれば前記スタック部の
    使用状況をチェックし、それまでに消費されたスタック
    消費量よりも多くのスタック領域を消費しているかどう
    か判断し、その判断結果がそれまでに消費されたスタッ
    ク消費量よりも小さければ前記第2の手順に分岐する第
    4の手順と、前記第4の手順の判断結果が、前記スタッ
    ク情報保持部に既に保持されているスタック情報量が前
    記スタック部に記録されているスタック消費量よりも大
    であれば前記スタック部の内容を前記スタック情報保持
    部に複写する第5の手順と、プログラム・カウンタの値
    とスタック・ポインタの値とを前記レジスタ情報保持部
    に複写する第6の手順と、前記検出手段の検出条件を、
    現検出条件からスタック走査1回分を減算した値に変更
    し前記第2の手順に分岐する第7の手順とを含む構成と
    した請求項2記載の開発支援装置。
  4. 【請求項4】 前記関数情報保持部に保持される情報
    を、前記プログラムに含まれる全関数の、関数名、関数
    スタートアドレス、関数エンドアドレス、引数サイズ情
    報、及び自動変数サイズ情報と、前記全関数の数とを含
    む構成とし、前記スタック消費パス解析手段による処理
    手順に、前記関数名カウンタの値を“0”に初期化する
    第1の手順と、前記ワーク・カウンタを“0”に初期化
    する第2の手順と、前記全関数の数と前記ワーク・カウ
    ンタの値とを比較する第3の手順と、前記比較の結果
    が、前記ワーク・カウンタの値が前記全関数の数以上の
    場合はエラーメッセージを出力し、処理手順を終了する
    第4の手順と、前記比較の結果が、前記ワーク・カウン
    タの値が前記全関数の数より小さい場合は前記ワーク・
    カウンタの値が示す関数の関数情報を前記関数情報保持
    部より取得する第5の手順と、前記プログラム・カウン
    タの値が、前記関数スタートアドレスの値と前記関数エ
    ンドアドレスの値との間でなければ前記ワーク・カウン
    タの値をインクリメントして前記第3の手順に分岐する
    第6の手順と、前記プログラム・カウンタの値が、前記
    関数スタートアドレスの値と前記関数エンドアドレスの
    値との間でなければ前記ワーク・カウンタの値をインク
    リメントして前記第3の手順に分岐する第6の手順と、
    前記プログラム・カウンタの値が、前記関数スタートア
    ドレスの値と前記関数エンドアドレスの値との間であれ
    ば前記関数情報保持部に保持されている前記関数名を前
    記関数名カウンタが示す前記関数名保持エリアの位置に
    保持する第7の手順と、この第7の手順の後、前記関数
    カウンタの値をインクリメントする第8の手順と、前記
    レジスタ情報保持部の前記スタック・ポインタの値を、
    前記スタック・ポインタの値から前記自動変数サイズと
    前記引数サイズの値を減算した値に1を加算した値に変
    更する第9の手順と、前記スタック部の初期アドレスの
    値と前記スタック・ポインタの値とを比較し前記スタッ
    ク・ポインタの値が、前記スタック部の初期アドレスの
    値以上の場合は前記プログラムが実際に動作した通過パ
    スを表示処理し処理手順を終了する第10の手順と、こ
    の第10の手順の後、前記プログラマブル・カウンタの
    値を、前記スタック・ポインタの値に変更し前記第2の
    手順に分岐する第11の手順とを含む構成とした請求項
    2記載の開発支援装置。
JP9066458A 1997-03-19 1997-03-19 開発支援装置 Pending JPH10260862A (ja)

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