JP3151811B2 - 情報処理装置の障害処理検証方法および方式 - Google Patents

情報処理装置の障害処理検証方法および方式

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JP3151811B2
JP3151811B2 JP07747298A JP7747298A JP3151811B2 JP 3151811 B2 JP3151811 B2 JP 3151811B2 JP 07747298 A JP07747298 A JP 07747298A JP 7747298 A JP7747298 A JP 7747298A JP 3151811 B2 JP3151811 B2 JP 3151811B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロプログラム
により制御される情報処理装置に関し、特に、装置内の
各部位の障害を検出し、障害状態を表示する障害表示手
段と、該障害表示手段の表示に基いて障害処理を実行す
る障害処理手段とを有する、マイクロプログラムにより
制御される情報処理装置の障害検証方法および方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の障害処理検証方式におい
ては、擬似的な障害を装置に対して直接与えたり、擬似
的な障害信号を障害検出回路に与えることなどにより、
障害検出装置による障害検出の後、障害処理装置や障害
処理マイクロプログラムあるいは障害処理ソフトウェア
(以下SWと称する)により障害処理の一連の動作を行
わせることにより障害処理の検証を行っている。また、
擬似障害(以下擬障と称する)の設定においては、情報
処理装置の処理とは無関係に、装置に障害を与えること
によるものと、擬障命令を設け、情報処理装置の処理と
同期して擬障を設定するものとに大別される。前者の方
式では、多数のタイミングで擬障を設定することが可能
であるが、同一のタイミングで擬障を再現させることが
困難であり、またマイクロプログラムを網羅的に障害処
理の検査を行うことも困難であった。また後者の場合で
は、同一の箇所で擬障を発生させることは容易である
が、擬障命令が実行されているという限られたタイミン
グでのみしか、障害を発生することができない為、網羅
的な障害処理の検証ができない欠点があった。この欠点
を解消すべく、特公平3-53654に記載のように、制御記
憶内のマイクロプログラムの1ワード毎に対応して設け
られた擬障情報記憶により、擬障をマイクロプログラム
シーケンスの任意の箇所で設定することが可能となり、
再現が容易かつ網羅的な障害処理検証を行うことが可能
な手段が提供されてきた。
【0003】図12はマイクロプログラムの実行シーケ
ンスにおいて障害が発生した場合、ある一定区間におい
ては障害処理の種別が同様であることを示すアドレス空
間の一例である。図12において、マイクロプログラム
のアドレス0000から004Fまでは再試行可区間801(リト
ライ可)であり、障害処理を行った結果継続動作が行え
ることを意味する。またマイクロプログラムのアドレス
0050から005Fまでは再試行不可区間802(リトライ不
可)であり、命令の再試行が不可能であり障害処理を行
った結果システムクラッシュなどが伴うことを意味す
る。またマイクロプログラムのアドレス0070から007Fま
では、再試行不可区間802であるとともにシステムの停
止が伴うS-CHK区間804であり、障害処理を行った結果シ
ステム停止が伴うことを意味している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の障害処
理検証方法は、網羅的な障害処理検証のために、多くの
箇所に擬障の設定を行うことになり、実際にはマイクロ
プログラムの実行シーケンスの中では、図12の例に示
すように、ある一定区間内においてはどの箇所で障害が
発生しても障害処理の動作は同一である場合が多いため
無駄な検査を行うことになり効率的でないという欠点が
あった。
【0005】また、試験プログラムによっては、命令再
試行不可区間等での擬障設定に伴うシステムクラッシュ
やシステムチェックといったシステムの停止や、それに
伴う人手介入作業が必要である場合があり、自動検査が
困難になる問題があるが、それらを解決するには至って
いない。
【0006】本発明の目的は、情報処理装置の全ての動
作環境を網羅的に選択し、かつ再現性が得られる擬似障
害を発生して効果的に障害処理の検証ができる障害処理
検証方法および方式を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の情報処理
装置の障害処理検証方法は、各部位の障害を検出して障
害状態を表示する障害表示段階と、該障害表示段階で表
示された障害状態に基いて障害処理を実行する障害処理
段階と、擬障を発生するための擬障発生マイクロプログ
ラムを作成する段階と、擬障制御命令に基いて前記擬障
発生マイクロプログラムを実行して障害処理を検証する
障害処理検証段階とを有する、マイクロプログラムによ
り制御される情報処理装置の障害処理検証方法におい
て、前記マイクロ命令1ワード毎の擬障設定後の障害処
理の種別と前記擬障設定の有無が設定表示される擬障設
定情報テーブルを作成する段階と、擬似障害制御命令を
実行し、前記擬障設定情報テーブルを参照して、前記擬
障設定後の障害処理の動作が同一である区間には少くと
も1箇所を除いて擬障情報記憶の設定を抑止する段階
と、擬障発生マイクロプログラムを実行して擬障を発生
させて障害処理を検証する段階とを有する。
【0008】本発明の第2の情報処理装置の障害処理検
証方法は、各部位の障害を検出して障害状態を表示する
障害表示段階と、該障害表示段階で表示された障害状態
に基いて障害処理を実行する障害処理段階と、擬障を発
生するための擬障発生マイクロプログラムを作成する段
階と、擬障制御命令に基いて前記擬障発生マイクロプロ
グラムを実行して障害処理を検証する障害処理検証段階
とを有する、マイクロプログラムにより制御される情報
処理装置の障害処理検証方法において、前記マイクロ命
令1ワード毎の擬障設定後の障害処理の種別と前記擬障
設定の有無が設定表示される擬障設定情報テーブルを作
成する段階と、擬似障害制御命令を実行し、前記擬障設
定情報テーブルを参照して、前記擬障設定後の障害処理
の種別により選択した箇所に擬障情報記憶の設定を抑止
する段階と、擬障発生マイクロプログラムを実行し擬障
を発生させて障害処理を検証する段階とを有する。
【0009】前記擬障制御命令のオペランド部には、擬
障設定アドレスを決定するためのマイクロプログラムア
ドレス指定と、障害処理の動作種別すなわち障害期待値
によって擬障設定の抑止を行うための擬障マスク指定が
設けられ、前記擬障設定情報テーブルを作成する段階
は、前記擬障が設定されたとき障害処理が同一となる区
間を表示するための開始マイクロプログラムアドレス表
示語および終了マイクロプログラムアドレス表示語と、
前記マイクロプログラムアドレスの対に対応する前記障
害期待値が格納表示される障害期待値表示語とを設ける
段階を含み、前記擬似障害を発生させて障害処理を検証
する段階は、前記擬障制御命令の擬障マスク指定に基い
て前記擬障設定情報テーブルに表示された障害期待値に
対応する開始マイクロプログラムアドレス表示語および
終了マイクロプログラムアドレス表示語が示す区間の必
要箇所に擬障設定を抑止した設定により擬障を発生させ
るものであってもよい。
【0010】本発明の第1の情報処理装置の障害処理検
証方式は、各部位の障害を検出して障害状態を表示する
障害表示手段と、該障害表示手段の表示に基いて障害処
理を実行する障害処理手段と、擬障を発生するための擬
障発生マイクロプログラムとを有し、擬障制御命令に基
いて前記凝障発生マイクロプログラムを実行し擬似障害
を発生させて障害処理を検証する、マイクロプログラム
により制御される情報処理装置の障害処理検証方式にお
いて、前記マイクロプログラムのマイクロ命令1ワード
毎の擬障情報が格納される擬障情報記憶と、主記憶内に
設けられ、前記マイクロ命令1ワード毎の擬障設定後の
障害処理の種別と前記擬障設定の有無が設定表示される
擬障設定情報テーブルと、擬障設定を指示する擬障設定
レジスタと、前記擬障設定が行われるマイクロプログラ
ムアドレスが格納される擬障アドレスレジスタと、前記
擬障アドレスレジスタが出力するマイクロプログラムア
ドレスにより前記擬障情報記憶内のマイクロ命令1ワー
ドを選択するアドレスデコーダと、擬障を発生させる擬
障発生回路と、擬障制御命令を実行し、前記擬障設定レ
ジスタが出力するマイクロプログラムアドレスにより前
記アドレスデコーダに前記擬障報記憶内のマイクロ命令
1ワードを選択させ、該マイクロ命令1ワード毎に前記
擬障設定情報テーブルを参照して擬障設定後の障害処理
の動作が同一である区間には少くとも1箇所を除いて前
記擬障設定レジスタに指示して擬障の設定を抑止させ、
前記擬障発生マイクロプログラムを実行して前記擬障発
生回路に擬障を発生させて該擬障発生後の障害処理を検
証するCPUとを有する。
【0011】本発明の第2の情報処理装置の障害処理検
証方式は、各部位の障害を検出して障害状態を表示する
障害表示手段と、該障害表示手段の表示に基づいて障害
処理を実行する障害処理手段と、擬障を発生するための
擬障発生マイクロプログラムとを有し、擬障制御命令に
基づいて前記擬障発生をマイクロプログラムを実行し擬
似障害を発生させて障害処理を検証する、マイクロプロ
グラムより制御される情報処理装置の障害処理検証方式
において、前記マイクロプログラムのマイクロ命令1ワ
ード毎の擬似障害情報が格納される擬障情報記憶と、主
記憶内に設定され、前記マイクロ命令1ワード毎の擬障
設定後の障害処理の種別と前記擬障設定の有無が設定表
示される擬障設定情報テーブルと、擬障設定を指示する
擬障設定レジスタと、前記擬障設定が行われるマイクロ
プログラムアドレスが格納された擬障アドレスレジスタ
と、前記擬障アドレスレジスタが出力するマイクロプロ
グラムアドレスにより前記擬障情報記憶内のマイクロ命
令1ワードを選択するアドレスデコーダと、擬障を発生
させる擬障発生回路と、擬障制御命令を実行し、前記擬
障アドレスレジスタが出力するマイクロプログラムアド
レスにより前記アドレスデコーダに前記擬障情報記録内
のマイクロ命令1ワードを選択させ、該マイクロ命令1
ワード毎に前記擬障設定情報テーブルを参照して擬障設
定後の障害処理の種別により選択して前記擬障設定レジ
スタに指示して擬障の設定を抑止させ、前記擬障発生マ
イクロプログラムを実行して前記擬障発生回路に擬障を
発生させて該擬障発生後の障害処理を検証するCPUと
を有する。
【0012】前記擬障制御命令のオペランド部には、擬
障設定アドレスを決定するためのマイクロプログラムア
ドレス指定と、障害処理の動作種別すなわち障害期待値
によって擬障設定の抑止を行うための擬障マスク指定と
が設けられ、前記擬障設定情報テーブルには、前記擬障
が設定されたとき障害処理が同一となる区間を表示する
ための開始マイクロプログラムアドレス表示語および終
了マイクロプログラムアドレス表示語と、前記マイクロ
プログラムアドレスの対に対応する前記障害期待値が格
納表示される障害期待値表示語と、該マイクロプログラ
ムアドレス中で擬障設定が行われたか否かを表示する擬
障設定表示語とが設けられ、前記オペランド部の擬障マ
スク指示に基づいて擬障の設定を抑止するための擬障抑
止レジスタを有し、前記CPUは、前記擬障設定情報テ
ーブルに表示された前記期待値に基づいて、該障害期待
値に対応する開始マイクロプログラムアドレス表示語お
よび終了マイクロプログラムアドレス表示語が示す区間
の必要箇所に前記擬障制御命令の擬障マスク指定を行い
当該箇所に対する設定を抑止した擬障設定を行って擬障
を発生させるものであってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の情報処理装置の障害処理検
証方法の第1実施形態のフローチャートである。
【0015】本実施形態の情報処理装置の障害処理検証
方法は図1に示すように、まず、擬障設定の有無の決定
に利用するために(表1)に示すような擬障設定情報テ
ーブル12を作成する(ステップS1)。
【0016】
【表1】 表1の擬障設定情報テーブル12では、エントリ番号に
対応して開始マイクロプログラム表示語120、終了マ
イクロプログラム表示語121、障害期待値表示語12
3および擬障設定表示語124が初期設定される。ここ
で、障害期待値表示語123は擬障設定後の障害種別を
表わしている。
【0017】続いて、擬障制御命令を実行し、擬障設定
情報テーブル12に記載された情報に基づいて、試験マ
イクロプログラムのマイクロ命令1ワード毎に設定され
た擬障情報記憶の設定後の障害処理が同一である区間に
は1箇所もしくは任意数の箇所を除いて擬障情報記憶の
セットを抑止する(ステップS2)。続いて擬障プログ
ラム(SW)を実行し、擬障を発生させる(ステップS
3)。そののち、障害処理を検証する(ステップS
4)。
【0018】この障害処理検証方法では、擬障設定情報
テーブルを利用しているので、自動検査が可能であると
ともに、障害処理の動作が同一である箇所の擬障設定が
任意に抑止されるので、無駄な検査を省いて効率を上げ
ることが可能である。
【0019】図2は本発明の情報処理装置の障害処理検
証方法の第2実施形態のフローチャートである。
【0020】本実施形態の情報処理装置の障害処理検証
方法は、図2に示すように、ステップS11は図1の障
害処理検証方法のステップS1と同様であるが、ステッ
プ11で作成された擬障設定情報テーブル12(表1)
の障害期待値表示語123が示す障害処理の種別によっ
て選択して、擬障を発生する必要のない箇所には擬障情
報記憶のセットを抑止する(ステップS12)。続いて
擬障プログラム(SW)を実行し、擬障を発生させる
(ステップS13)、そののち、障害処理検証を行う
(ステップS14)。
【0021】本実施形態の障害処理検証方法では擬障設
定情報テーブルの記載にしたがい障害処理種別によって
擬障設定の必要のない箇所の試験を省くことが可能なの
で、効率よく自動的な障害処理の検証を行うことができ
る。
【0022】図3は本発明の情報処理装置の障害処理検
証方法の第3実施形態のフローチャート、図4は図3の
障害処理検証方法でマイクロプログラムアドレス指定が
設けられる擬障制御命令のフォーマット図、図5は図4
のモード指定301のフォーマット図、図6は図4の擬
障マスク指定303のフォーマット図、図7は表1の障
害期待値表示語123のフォーマット図である。
【0023】本実施形態の情報処理装置の障害処理検証
方法は、まず図1のステップS1と同様に擬障設定情報
テーブル12(表1)を生成し、開始マイクロプログラ
ムアドレス表示語120と終了マイクロプログラムアド
レス表示語121を設定する(ステップS21)。続い
て擬障設定情報テーブル12に開始マイクロプログラム
表示語120と終了マイクロプログラム表示語121の
対応して、擬障設定後の障害処理を表わす障害期待値表
示語123を設定する(ステップS22)。図7は障害
期待値表示語123のフォーマットの一例である。次
に、図4に示すように擬障制御命令30のオペランド部
にマイクロプログラムアドレス指定302を設定し(ス
テップS23)、続いて擬障マスク指定303を設定す
る(ステップS24)。ここで、擬障マスク指定303
のフォーマットの例が図5に示されている。
【0024】続いて、擬障制御命令を実行し、擬障制御
命令30の擬障マスク指定303にしたがって、擬障設
定情報テーブル12に表示された障害処理表示語123
に対応する開始マイクロプログラム表示語120と終了
マイクロプログラム表示語121が示す区間の必要箇所
に擬障情報記憶のセットを抑止する(ステップS2
5)。続いて擬障プログラム(SW)を実行し、擬障を
発生させる(ステップS26)。ここで擬障設定抑止の
ための必要箇所としては、両マイクロプログラム表示語
120と121が示すアドレス空間(障害処理の種別が
同一である)のうち、1箇所または任意数の箇所とする
場合と、障害処理の種別によって選択して決める場合と
がある。その後、障害処理を検証する(ステップS2
7)。
【0025】本実施形態の情報処理装置の障害処理検証
方法では、擬障マスク指定によって、障害処理動作が同
一である区間の特定箇所または障害処理種別によって選
択した箇所の擬障設定を抑止して擬障を発生させるの
で、効率的な障害処理検証を自動的に行うことができ
る。
【0026】図8は本発明の情報処理装置の障害処理検
証方式の第1実施形態のブロック図である。
【0027】この情報処理装置の障害処理検証方式は図
8に示すように、CPU1と主記憶11とから構成され
ている。CPU1は擬障設定レジスタ3と制御記憶5と
擬障情報記憶6と擬障アドレスレジスタ7とアドレスデ
コーダ8と擬障発生回路9を含み、主記憶11は擬障設
定情報テーブル12を含んでいる。
【0028】擬障設定レジスタ3は擬障セットの指示を
行う。制御記憶5はマイクロプログラムを格納する。擬
障情報記憶6はマイクロプログラムの一語毎に対応し擬
障の発生の有無を格納表示する。擬障アドレスレジスタ
7は擬障の設定を行うため、マイクロプログラムアドレ
スを格納する。アドレスデコーダ8は擬障アドレスレジ
スタ7の値によって、擬障情報記憶6内の一語を選択す
る。擬障発生回路9は擬障情報記憶6がセットされた語
に対応するマイクロプログラムが実行される際に、擬障
を発生させる。擬障設定情報テーブル12は擬障の設定
の有無の決定を制御するために用いられる。
【0029】ここで、擬障設定情報テーブル12の初期
設定について、表1と図12を用いて説明する。図12
を用いて前述したように、ある一定区間において障害処
理の種別が同様になる区間毎に、その先頭のマイクロプ
ログラムアドレスを開始マイクロプログラムアドレス表
示語120に格納し、終端のマイクロプログラムアドレ
スを終了マイクロプログラムアドレス表示語121に格
納する。また区間毎の障害種別を図7で示されるフォー
マットにしたがい、障害期待値表示語123に格納す
る。本実施形態では3つの障害種別のみを示したが、拡
張可能であることは言うまでもない。また擬障設定表示
語124は、擬障設定情報テーブル12の同一エントリ
の重複擬障設定を抑止するのに用いられるため、故意に
抑止を行わないのであれば“0”クリアを行う。
【0030】CPU1は、擬障制御命令(図4の30)
に基づいて擬障発生プログラムを実行し、擬障アドレス
レジスタ7から出力するマイクロプログラムアドレスに
よってアドレスデコーダ8に擬障情報記憶6内のマイク
ロ命令1ワードを選択させ、そのマイクロ命令1ワード
毎に擬障設定情報テーブル12(表1)を参照して擬障
設定後の障害処理の動作が同一である区間には1箇所な
いし数箇所を除いて擬障設定レジスタ3に指示して擬障
を設定し、擬障発生回路9に設定された擬障を発生させ
て、障害処理を検証する。
【0031】この実施形態において、CPU1は擬障設
定後の障害処理の動作が同一である区間に1箇所ないし
数箇所を除いて擬障を設定するが擬障設定後の障害処理
の種別によって擬障設定を抑止して擬障を発生させるこ
ととすることもできる。
【0032】本実施形態の情報処理装置の障害処理検証
方式は、前述した実施形態の障害処理検証方法における
と同様に効率的な障害処理検証を自動的に行うことが可
能となる。
【0033】図9は本発明の情報処理装置の障害処理検
証方式の第2実施形態のブロック図、図10および図1
1は図9の障害処理検証方式の処理のフローチャートで
ある。
【0034】この実施形態の障害処理検証方式は図9に
示すように、図8のCPU1に擬障抑止レジスタ2と論
理ゲート4が追加された構成となっている。擬障抑止レ
ジスタ2は擬障の設定を抑止するために用いられる。論
理ゲート4は擬障抑止レジスタ2の反転出力と擬障設定
レジスタ3の出力を入力して論理和演算した結果を擬障
情報記録6に出力する。擬障設定情報テーブル12の初
期設定は図8の場合と同様である。
【0035】次に、擬障制御命令12について説明す
る。本実施形態においては、擬障制御命令30のオペラ
ンドで指示されるマイクロプログラムアドレスに対し直
接擬障を設定する指定アドレスセット、マイクロプログ
ラムアドレスが存在する擬障設定情報テーブル12内の
開始マイクロプログラムアドレス表示語120に対し擬
障を設定する開始アドレスセット、マイクロプログラム
アドレスが存在する擬障設定情報テーブル12内の終了
マイクロプログラムアドレス表示語121に対し擬障を
設定する終了アドレスセットの3つのアドレスについて
擬障の設定が可能である。これらは、擬障制御命令30
のオペランドの一部であるモード指定301内の開始ア
ドレスセット403、終了アドレスセット404、指定
アドレスセット405を排他的に設定することで行われ
る。開始アドレスと終了アドレスに擬障を容易に設定で
きるようにしている理由は、障害処理種別が切り替わる
部位では、各種の設定ミスによりデータ化け等の重要な
バグが存在しやすいため、頻繁に指定される可能性が高
いためである。また、障害処理の種別が同一である区間
での任意の位置に複数箇所の擬障の設定を可能とするた
め、マイクロプログラムアドレスが存在する擬障設定情
報テーブル12内の開始マイクロプログラムアドレス表
示語120と終了マイクロプログラムアドレス表示語1
21を返却するモードを有する。これは、擬障制御命令
30のオペランドの一部であるモード指定301内のア
ドレス範囲読み出し402をセットすることで行われ
る。加えて障害処理の種別が同一である区間に重複して
擬障を設定するのを抑止することが可能であり、これは
擬障制御命令30のオペランドの一部であるモード指定
301内の重複設定抑止401をセットすることで行わ
れる。
【0036】次に、擬障制御命令30で、オペランドの
モード指定301に“開始アドレスセット403”が選
択された場合のマイクロプログラムの動作について、図
10および11を用いて説明する。
【0037】擬障制御命令30ではステップS31にお
いて該命令のオペランド部で指定されたマイクロプログ
ラムアドレス指定302と、モード指定301と、擬障
マスク指定303をそれぞれ一時作業領域A,B,Cに
格納する。この一次作業領域は、スクラッチパッドメモ
リ、レジスタ、主記憶等が用いられる。
【0038】次に、擬障設定情報テーブル12内の開始
マイクロプログラムアドレス表示語120と終了マイク
ロプログラムアドレス表示語121の検索を行い、一時
作業領域Aが示すアドレスが属するエントリ番号を一時
作業領域Dに格納する(ステップS31)。ステップS
36で“開始アドレスセット”と判定され、ステップS
37では、一時作業領域Dに格納されたエントリ番号に
対応する、開始マイクロプログラムアドレス表示語12
0の内容を擬障アドレスレジスタ7へセットする。ステ
ップS40では一時作業領域Dに格納されたエントリ番
号に対応する障害期待値表示語123を読み出し、一時
作業領域Fに格納する。ステップS41、S43、S4
5では一時作業領域Cに格納された、擬障マスク指示3
03の擬障抑止の設定と、一時作業領域Fに格納された
障害期待値表示語123の内容とを比較する。それぞれ
のビットにおいてどれか一つでも一致があれば、ステッ
プS49にて擬障抑止レジスタ2のセットが行われた
後、ステップS50では擬障設定レジスタ2をセットす
るが、擬障アドレスレジスタ7の値によりアドレスデコ
ーダ8で指示されたマイクロプラグラム語に対応する擬
似障害情報記憶6には、論理ゲート4の出力により
“0”が格納されるため、該マイクロプログラム語が実
行されても擬障は発生しないようになる。また、それぞ
れのビットにおいて全く一致がなければステップS47
で、一時作業領域Bに格納されたモード指示301が
“重複設定抑止”401であるか判定し、重複設定抑止
401である場合は、ステップ48にて一時作業領域D
に格納されたエントリに対応する、擬障設定表示語12
4を参照し、該エントリに対して擬障制御命令30が実
行済みかを判定する。既に擬障制御命令30が実行され
ている場合は、ステップS49に進み以降は前述したと
おりである。また、ステップS50では前記ビットの一
致に無関係に、一時作業領域Dに格納されたエントリに
対応する、擬障設定表示語124をセットする。これに
より、該擬障設定表示語124を、擬障設定命令30の
モード指定301のリセット400により、“0”クリ
アしない限り、該擬障設定命令30の重複設定抑止40
1で実行した場合は、擬障の設定はされないようにな
る。
【0039】擬障制御命令30で、オペランドのモード
指定301に“終了アドレスセット404”が選択され
た場合のマイクロプログラムの動作も、ステプS37で
終了アドレスマイクロプログラムアドレス表示語121
を擬障アドレスレジスタ7へ設定することを除けば同様
である。
【0040】擬障制御命令30でオペランドのモード指
定301に“指定アドレスセット405”がセットされ
た場合も、前述した“開始アドレスセット403”での
ステップS37にあたる動作がステップS39におい
て、一時作業領域Aに格納されたオペランド内のアドレ
スをそのまま擬障アドレスレジスタ7にセットする動作
に置き換わっただけであるため詳細な説明を省く。
【0041】次に、擬障制御命令30で、オペランドの
モード指定301に“アドレス範囲読み出し402”が
選択された場合のマイクロプログラムの動作は、ステッ
プS31が前述したのと同様に行われ、ステップS34
にて“アドレス範囲読み出し”であると判定され、ステ
ップS35にて一時作業領域Dに格納されたエントリに
対応する、開始マイクロプログラムアドレス表示語12
0と、終了マイクロプログラムアドレス表示語121を
取り出し、SW(障害処理ソフトウェア)に対し返却す
る。これは、汎用レジスタや、主記憶等を介して行われ
る。これにより、SWは障害処理の種別が変わるマイク
ロプログラムの閾値を得ることが可能になるため、効率
的に擬障のアドレスを指定することが可能になる。
【0042】最後に、擬障制御命令30で、オペランド
のモード指定301に“リセット400”が選択された
場合のマイクロプログラムの動作であるが、ステップS
31が前述したのと同様に行われた後、ステップS32
にて“リセット”動作であると判定され、ステップS3
3にて一時作業領域Dに格納されたエントリに対応す
る、擬障設定表示語124の“0”クリアが行われる。
これにより、擬障制御命令30で、オペランドのモード
指定301に“重複設定抑止401”が設定された場合
に、対応するマイクロプログラム語への擬障設定抑止を
解除することが可能となる。この、重複設定抑止を利用
すれば、マイクロプログラムのアドレスをSWが管理す
ることなく、アドレスを先頭から最後まで無作為に連続
的に指定しても、無駄な箇所への擬障設定は行われず、
効率的な障害処理検証を行うことが可能になる。
【0043】本実施形態の障害処理検証方式では、擬障
設定後の障害処理の動作が同一である箇所には擬障の設
定を抑止できるので、制御記憶内に格納されたマイクロ
プログラムの障害処理検証を網羅的かつ効率よく行うこ
とが可能であり、また、SWがマイクロプログラムのア
ドレスと障害処理の種別の対応を知らなくても、システ
ム停止や人手介入を伴う障害処理を抑止することができ
るので、障害処理検証を行う際に試験プログラムを限定
せずに、通常のプログラムにおいても、命令再試行評価
等の自動運転が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は擬障設定
後の障害処理の動作が同一である箇所には擬障の設定を
抑止できるようにすることにより、制御記憶内に格納さ
れたマイクロプログラムの障害処理検証を網羅的かつ効
率よく行うことが可能になり、また、SWがマイクロプ
ログラムのアドレスと障害処理の種別の対応を知らなく
ても、障害期待値を参照することによりシステム停止や
人手介入を伴う障害処理を抑止することが可能であるた
め、障害処理検証を行う際に試験プログラムを限定せず
に、通常のプログラムにおいても、命令再試行評価等の
自動運転が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の障害処理検証方法の第
1実施形態のフローチャートである。
【図2】本発明の情報処理装置の障害処理検証方法の第
2実施形態のフローチャートである。
【図3】本発明の情報処理装置の障害処理検証方法の第
3実施形態のフローチャートである。
【図4】図3の障害処理検証方法でマイクロプログラム
アドレス指定が設けられる擬障制御命令のフォーマット
図である。
【図5】図4のモード指定301のフォーマット図であ
る。
【図6】図4の擬障マスク指定303のフォーマット図
である。
【図7】表1の障害期待値表示語123のフォーマット
図である。
【図8】本発明の情報処理装置の障害処理検証方式の第
1実施形態のブロック図である。
【図9】本発明の情報処理装置の障害処理検証方式の第
2実施形態のブロック図である。
【図10】図9の障害処理方式の処理のフローチャート
である。
【図11】図9の障害処理方式の図10に続く処理のフ
ローチャートである。
【図12】マイクロプログラムのアドレス空間範囲毎の
障害処理種別の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 擬障抑止レジスタ 3 擬障設定レジスタ 4 論理ゲート 5 制御記憶 6 擬似障害情報記憶 7 擬障アドレスレジスタ 8 アドレスデコーダ 9 擬障発生回路 11 主記憶 12 擬障設定情報テーブル 30 擬障制御命令 80 マイクロプログラムのアドレス空間 120 開始マイクロプログラムアドレス表示語 121 終了マイクロプログラムアドレス表示語 123 障害期待値表示語 124 障害設定表示語 300 OPコード 301 モード指定 302 マイクロプログラムアドレス指定 303 擬障マスク指定 400 リセット 401 重複設定抑止 402 アドレス範囲読み出し 403 開始アドレスセット 404 終了アドレスセット 405 指定アドレスセット 500 S−CHK障害マスク 501 P−CHK障害マスク 502 リトライ不可障害マスク 600 S−CHK障害 601 P−CHK障害 602 リトライ不可障害 801 再試行可区間 802 再試行不可区間 803 P−CHK区間 804 S−CHK区間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−209035(JP,A) 特開 昭61−49244(JP,A) 特開 昭56−152056(JP,A) 特開 平4−195346(JP,A) 特開 平2−128237(JP,A) 特開 昭60−110049(JP,A) 特開 平6−94794(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/277

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各部位の障害を検出して障害状態を表示
    する障害表示段階と、該障害表示段階で表示された障害
    状態に基いて障害処理を実行する障害処理段階と、擬似
    障害を発生するための擬似障害発生マイクロプログラム
    を作成する段階と、擬似障害制御命令に基いて前記擬似
    障害発生マイクロプログラムを実行して障害処理を検証
    する障害処理検証段階とを有する、マイクロプログラム
    により制御される情報処理装置の障害処理検証方法にお
    いて、 前記マイクロ命令1ワード毎の擬似障害設定後の障害処
    理の種別と前記擬似障害設定の有無が設定表示される擬
    似障害設定情報テーブルを作成する段階と、 擬似障害制御命令を実行し、前記擬似障害設定情報テー
    ブルを参照して、前記擬似障害設定後の障害処理の動作
    が同一である区間には少くとも1箇所を除いて擬似障害
    情報記憶の設定を抑止する段階と、 擬似障害発生マイクロプログラムを実行して擬似障害を
    発生させて障害処理を検証する段階とを有することを特
    徴とする情報処理装置の障害処理検証方法。
  2. 【請求項2】 各部位の障害を検出して障害状態を表示
    する障害表示段階と、該障害表示段階で表示された障害
    状態に基いて障害処理を実行する障害処理段階と、擬似
    障害を発生するための擬似障害発生マイクロプログラム
    を作成する段階と、擬似障害制御命令に基いて、前記擬
    似障害発生マイクロプログラムを実行して障害処理を検
    証する障害処理検証段階とを有する、マイクロプログラ
    ムにより制御される情報処理装置の障害処理検証方法に
    おいて、 前記マイクロ命令1ワード毎の擬似障害設定後の障害処
    理の種別と前記擬似障害設定の有無が設定表示される擬
    似障害設定情報テーブルを作成する段階と、 擬似障害制御命令を実行し、前記擬似障害設定情報テー
    ブルを参照して、前記擬似障害設定後の障害処理の種別
    により選択した箇所に擬似障害情報記憶の設定を抑止す
    る段階と、 擬似障害発生マイクロプログラムを実行し、擬似障害を
    発生させて障害処理を検証する段階とを有することを特
    徴とする情報処理装置の障害処理検証方法。
  3. 【請求項3】 前記擬似障害制御命令のオペランド部に
    は、 擬似障害設定アドレスを決定するためのマイクロプログ
    ラムアドレス指定と、 障害処理の動作種別すなわち障害期待値によって擬似障
    害設定の抑止を行うための擬似障害マスク指定とが設け
    られ、 前記擬似障害設定情報テーブルを作成する段階は、 前記擬似障害が設定されたとき障害処理が同一となる区
    間を表示するための開始マイクロプログラムアドレス表
    示語および終了マイクロプログラムアドレス表示語と、 前記マイクロプログラムアドレスの対に対応する前記障
    害期待値が格納表示される障害期待値表示語を設定する
    段階を含み、 前記擬似障害を発生させて障害処理を検証する段階は、
    前記擬似障害制御命令の擬似障害マスク指定に基いて前
    記擬似障害設定情報テーブルに表示された障害期待値に
    対応する開始マイクロプログラムアドレス表示語および
    終了マイクロプログラムアドレス表示語が示す区間の必
    要箇所に擬似障害設定を抑止した設定により擬似障害を
    発生させる請求項1または2記載の情報処理装置の障害
    処理検証方法。
  4. 【請求項4】 各部位の障害を検出して障害状態を表示
    する障害表示手段と、該障害表示手段の表示に基いて障
    害処理を実行する障害処理手段と、擬似障害を発生する
    ための擬似障害発生マイクロプログラムとを有し、擬似
    障害制御命令に基いて前記擬似障害発生マイクロプログ
    ラムを実行し擬似障害を発生させて障害処理を検証する
    マイクロプログラムにより制御される情報処理装置の障
    害処理検証方式において、 前記マイクロプログラムのマイクロ命令1ワード毎の擬
    似障害情報が格納される擬似障害情報記憶と、 主記憶内に設けられ、前記マイクロ命令1ワード毎の擬
    似障害設定後の障害処理の種別と前記擬似障害設定の有
    無が設定表示される擬似障害設定情報テーブルと、 擬似障害設定を指示する擬似障害設定レジスタと、 前記擬似障害設定が行われるマイクロプログラムアドレ
    スが格納される擬似障害アドレスレジスタと、 前記擬似障害アドレスレジスタが出力するマイクロプロ
    グラムアドレスにより前記擬似障害情報記憶内のマイク
    ロ命令1ワードを選択するアドレスデコーダと、 擬似障害を発生させる擬似障害発生回路と、 擬似障害制御命令を実行し、前記擬似障害アドレスレジ
    スタが出力するマイクロプログラムアドレスにより前記
    アドレスデコーダに前記擬似障害情報記憶内のマイクロ
    命令1ワードを選択させ、該マイクロ命令1ワード毎に
    前記擬似障害設定情報テーブルを参照して擬似障害設定
    後の障害処理の動作が同一である区間には少くとも1箇
    所を除いて前記擬似障害設定レジスタに指示して擬似障
    害の設定を抑止させ、前記擬似障害発生マイクロプログ
    ラムを実行して前記擬似障害発生回路に擬似障害を発生
    させて該擬似障害発生後の障害処理を検証するCPUと
    を有することを特徴とする情報処理装置の障害処理検証
    方式。
  5. 【請求項5】 各部位の障害を検出して障害状態を表示
    する障害表示手段と、該障害表示手段の表示に基いて障
    害処理を実行する障害処理手段と、擬似障害を発生する
    ための擬似障害発生マイクロプログラムとを有し、擬似
    障害制御命令に基いて前記擬似障害発生マイクロプログ
    ラムを実行し擬似障害を発生させて障害処理を検証す
    る、マイクロプログラムにより制御される情報処理装置
    の障害処理検証方式において、 前記マイクロプログラムのマイクロ命令1ワード毎の擬
    似障害情報が格納される擬似障害情報記憶と、 主記憶内に設定され、前記マイクロ命令1ワード毎の擬
    似障害設定後の障害処理の種別と前記擬似障害設定の有
    無が設定表示される擬似障害設定情報テーブルと、 擬似障害設定を指示する擬似障害設定レジスタと、 前記擬似障害設定が行われるマイクロプログラムアドレ
    スが格納される擬似障害アドレスレジスタと、 前記擬似障害アドレスレジスタが出力するマイクロプロ
    グラムアドレスにより前記擬似障害情報記憶内のマイク
    ロ命令1ワードを選択するアドレスデコーダと、 擬似障害を発生させる擬似障害発生回路と、 擬似障害制御命令を実行し、前記擬似障害設定レジスタ
    が出力するマイクロプログラムアドレスにより前記アド
    レスデコーダに前記擬似障害情報記憶内のマイクロ命令
    1ワードを選択させ、該マイクロ命令1ワード毎に前記
    擬似障害設定情報テーブルを参照して擬似障害設定後の
    障害処理の種別により選択して前記擬似障害設定レジス
    タに指示して擬似障害の設定を抑止させ、前記擬似障害
    発生マイクロプログラムを実行して前記擬似障害発生回
    路に擬似障害を発生させて該擬似障害発生後の障害処理
    を検証するCPUとを有することを特徴とする情報処理
    装置の障害処理検証方式。
  6. 【請求項6】 前記擬似障害制御命令のオペランド部に
    は、 擬似障害設定アドレスを決定するためのマイクロプログ
    ラムアドレス指定と、 障害処理の動作種別すなわち障害期待値によって擬似障
    害設定の抑止を行うための擬似障害マスク指定とが設定
    され、 前記擬似障害設定情報テーブルには、 前記擬似障害が設定されたとき障害処理が同一となる区
    間を表示するための開始マイクロプログラムアドレス表
    示語および終了マイクロプログラムアドレス表示語と、 前記マイクロプログラムアドレスの対に対応する前記障
    害期待値が格納表示される障害期待値表示語と、 該マイクロプログラムアドレス中で擬似障害設定が行わ
    れたか否かを表示する擬似障害設定表示語とが設けら
    れ、 前記オペランド部の擬似障害マスク指示に基いて擬似障
    害の設定を抑止するための擬似障害抑止レジスタを有
    し、 前記CPUは、 前記擬似障害設定情報テーブルに表示された障害期待値
    に基いて、該障害期待値に対応する開始マイクロプログ
    ラムアドレス表示語および終了マイクロプログラムアド
    レス表示語が示す区間の必要箇所に前記擬似障害制御命
    令の擬似障害マスク指定を行い当該箇所に対する設定を
    抑止した擬似障害設定を行って擬似障害を発生させる請
    求項4または5記載の情報処理装置の障害処理検証方
    式。
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