JPH10260804A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10260804A
JPH10260804A JP9068419A JP6841997A JPH10260804A JP H10260804 A JPH10260804 A JP H10260804A JP 9068419 A JP9068419 A JP 9068419A JP 6841997 A JP6841997 A JP 6841997A JP H10260804 A JPH10260804 A JP H10260804A
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Kazuhiro Otani
和宏 大谷
Shigehiro Furukawa
茂広 古川
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康一 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 適当なフレーム方式とバンド方式を切り替
え、さらにバンド方式において適当な分割数で画像処理
を行い、限られたページメモリサイズを最大限に活用し
て処理の高速化を図る。 【解決手段】 ページメモリと、画像データを1頁分づ
つ直接ビットマップデータに変換して前記ページメモリ
に格納する第一の変換手段と、前記ビットマップ・デー
タを出力する出力手段とを有する画像処理装置におい
て、1頁分の画像データを中間コードに変換しページメ
モリに格納する第二の変換手段と、前記格納された画像
1頁分の中間コードから複数分の1頁分量づつビットマ
ップデータに変換しページメモリに格納する第三の変換
手段と、入力される画像データを第一と第二の何れの変
換手段に入力するかをページメモリのサイズと画像1頁
分のビットマップ・データのメモリサイズに応じて決定
するモード選択手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等から入力される画像データをビットマップ・デ
ータに変換し、画像形成装置に出力する画像処理装置に
関し、より詳しくは、画像処理装置の有するページメモ
リのサイズと出力するビットマップ・データのサイズと
に応じて効率的にビットマップ・データを画像形成装置
に出力する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ等から
入力されるページ記述言語やコードデータ等の画像デー
タをビットマップ・データに変換し、画像形成装置に出
力する画像処理装置の方式としては、1頁分の画像のビ
ットマップ・データを画像処理装置のページメモリに格
納し、そのビットマップ・データを画像1頁分づつ画像
処理装置に出力する方式(以下、「フレーム方式」とい
う)と画像1頁を複数の領域に分割し、その分割された
一領域の画像のビットマップ・データを画像処理装置の
ページメモリに格納し、そのビットマップ・データを分
割された一領域ごとに画像形成装置に出力する方式(以
下、「バンド方式」という)が存在する。
【0003】フレーム方式の利点としては、画像データ
をその都度ビットマップ・データに展開し、ページメモ
リに画像1頁分のビットマップ・データが格納された時
点で画像形成装置に出力するものであるため、処理が単
純であり、画像処理装置が画像データを受け取ってか
ら、画像1頁分のビットマップ・データを画像形成装置
に出力するまでの処理を短時間で行うことができる点を
挙げることができる。反面、画像1頁分のビットマップ
・データを格納できるサイズのページメモリが必要とな
り、このような大きな容量のメモリを要することは経済
的に不利である。
【0004】これとは逆に、バンド方式の利点として
は、分割された一領域の画像のビットマップ・データの
みをページメモリに格納するため、一般的にフレーム方
式に比べてページメモリのサイズが小さいもので足り、
経済的に有利となる。反面、入力された画像データを画
像データとビットマップ・データの中間的なデータ形式
である中間コードに変換し、1頁分の中間コードをペー
ジメモリに格納し、さらに、特定の一領域に対応する中
間コードを選択し、それをビットマップ・データに格納
する必要があるため、画像1頁分の中間コードを格納す
る分ページメモリが必要となるとともに、処理が複雑に
なるため画像処理装置が画像データを受け取ってから、
画像1頁分のビットマップ・データを画像形成装置に出
力するまでにある程度の時間を要する。
【0005】また、バンド方式において、画像1頁を幾
つの領域に分割するかは上記バンド方式の利害得失を考
慮して決定するものである。つまり、処理スピードの速
さを重視する場合には分割数を少なくし、ページメモリ
サイズの小ささを重視する場合には分割数を多く設定す
ることができる。また、バンド方式で分割数「1」の場
合であっても、フレーム方式に比べて画像処理には時間
を要する。これは、バンド方式の場合には分割数が
「1」であっても一旦画像データを中間コードに変換し
てから、更にビットマップ・データに変換する必要があ
り、また、ページメモリのメモリ領域管理においても、
中間コードを格納する領域とビットマップ・データを格
納する領域に分けなければならず、処理が複雑になるた
めである。
【0006】これらのフレーム方式とバンド方式のそれ
ぞれの利点を活かし、欠点を補うために、画像形成の条
件に応じてフレーム方式とバンド方式を切り替え、さら
にバンド方式においてその分割数を変更する技術が提案
されている。
【0007】例えば、特開平4−12874号公報には
画像形成を行う記録材の大きさに応じてフレーム方式と
バンド方式を切り替え、さらにバンド方式においてその
分割数を変更する技術が記載されている。また、特開昭
62−35856号公報には、画像形成を行うビットマ
ップ・データの大きさに応じてバンド方式におけるその
分割数を変更する技術が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成を行うビットマップ・データのサイズは、記録材の大
きさのみによって決定されるものではない。また、画像
処理装置のページメモリのサイズも固定的ではなく、メ
モリの増設、あるいはメモリをシステム領域とページメ
モリ領域に分けて使用する場合には、システム設計の変
更によるシステム領域の増減等によって変化するもので
ある。したがって、例えば、画像形成の解像度を低く設
定した場合であっても、ビットマップ・データのサイズ
を実際に必要となるサイズよりも大きく見積もってしま
うため、フレーム方式で画像処理を行うことができるに
も係わらず、不必要なバンド方式を選択してしまう場合
がある。また、メモリの増設等によってページメモリの
サイズが大きくなった場合であっても、それを認識しな
いため、不必要なバンド方式を選択してしまう場合があ
る。これらの場合には搭載するメモリ容量を最大限に利
用していないため、迅速な画像処理が行えない。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、画像形成を行う記
録材のサイズのみならず、画像の解像度、両面画像形成
か否か、画像形成不良時の再転送を行うか否か、ビット
マップ・データを圧縮して保持するか否か等を総合的に
考慮して形成する画像のビットマップ・データのサイズ
を計算し、また、画像処理装置のメモリの増設等によっ
てページメモリのサイズの変化を検知することによっ
て、多様な状況下においても適切なフレーム方式とバン
ド方式を切り替え、さらにバンド方式において適切な分
割数で画像処理を行い、限られたページメモリサイズを
最大限に活用して処理の高速化を図ることができる画像
処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ビットマップ・データ及び/又は中間コ
ードを格納するページメモリと、画像入力装置から入力
される画像データを1頁分づつ直接ビットマップデータ
に変換して前記ページメモリに格納する第一の変換手段
と、前記ビットマップ・データを画像形成装置に出力す
る出力手段を有する画像処理装置において、1頁分の画
像データを中間コードに変換しページメモリに格納する
第二の変換手段と、前記格納された画像1頁分の中間コ
ードから複数分の1頁分づつビットマップデータに変換
しページメモリに格納する第三の変換手段と、ページメ
モリのサイズを検知する検知手段と、画像1頁分のビッ
トマップ・データのメモリサイズを計算する計算手段
と、入力される画像データを第一の変換手段に入力する
か第二の変換手段に入力するかを前記ページメモリのサ
イズと前記出力するビットマップ・データのサイズに応
じて決定するモード選択手段とを設けたものである。画
像処理装置をこのような構成とすることで、実装するペ
ージメモリのサイズと画像形成を行うのに必要なメモリ
サイズを比較して、適当な画像処理の方式を選択するこ
とができるものである。
【0011】また本発明は、前記第三の変換手段が何分
の1頁分づつ中間コードをビットマップ・データに変換
するかを前記ページメモリのサイズと前記画像1頁分の
ビットマップ・データのメモリサイズに応じて決定する
分割数決定手段を有するものでもある。画像処理装置を
このような構成とすることで、更にきめ細かく適当な画
像処理の方式を選択することができるものである。
【0012】また本発明は、画像1頁分のビットマップ
・データのメモリサイズを計算手段が計算する際に、画
像形成を行う記録材の大きさ、画像の解像度、画像の階
調、画像がカラーが否か、両面画像形成か否か、画像形
成不良時にビットマップ・データの再送を行うか否かを
考慮するものでもある。画像処理装置をこのような構成
とすることで、画像形成に必要とされるメモリサイズを
正確に把握することができ、結果として更にきめ細かく
適当な画像処理の方式を選択することができるものであ
る。
【0013】
【発明の実施による形態】以下、添付図面に示す実施例
に基づいて本発明の好適な実施の形態を説明する。 実施例 まず、本発明の構成を説明する前に、デジタル複写機、
プリンタ、ファクシミリの機能を備えたいわゆる複合機
であって、本発明の適用が可能なものの一例として、図
1に基づいて説明する。かかる複合機の構造は、画像を
読取り、電気信号に変換するイメージ・インプット・タ
ーミナル、(以下、「IIT」という)、画像を補正、
変換、編集処理をほどこすイメージ・プロセッシング・
システム(以下、「IPS」という)と、パーソナルコ
ンピュータ等から入力データを読取り、プリント・ジョ
ブの印刷指定に従って印刷データに変換するエレクトリ
ック・サブシステム(以下、「ESS」という)、電気
信号を光信号に変換して、静電潜像によりるゼログラフ
ィを用いた画像形成を行うイメージ・アウトプット・タ
ーミナル(以下、「IOT」という)に分けることがで
きる。
【0014】IITは、ハロゲンランプ1、ミラー2、
およびレンズ3を用いた縮小光学系を採用し、センサー
4を搭載している。センサーで読み取られた信号は、ア
ナログアンプで増幅され、A/D変換器でデジタル信号
に変換される。
【0015】IPSでは、IITからくるデジタル信号
を種々の処理を施し、IOTの特性に見合った電気信号
を生成する。
【0016】ESSは、本願発明にかかるものであり、
ネットワーク、シリアルケーブル、パラレルケーブルお
よび通信回線等から各種のインターフェイスを介して入
力されるページ記述言語、プリンタ制御言語を解釈し、
ESS内のリード・オンリー・メモリー(ROM)に格
納されているフォント等をビットマップ・データに展開
し、ビデオインターフェイスを介して、ビデオ信号と
し、IOTに出力するものである。
【0017】IOTは、ESSのビデオインターフェイ
スから出力される電気信号を、半導体レーザーの点灯制
御するドライバーへ入力して光信号に変換する。レーザ
ービーム走査装置6は、赤外線半導体レーザー、レン
ズ、ポリゴンミラーにより構成され、スポット光となっ
て感光体ドラム7を走査する。感光体ドラム7は、帯電
器8によって帯電されており、光信号により、静電潜像
が形成される。潜像はロータリー現像器8によりトナー
像となり、転写ドラム9上に吸着させた記録用紙上に転
写される。これら感光体回りの構成をプリンタエンジン
81という。
【0018】次に、本発明の実施例の構成を図2のブロ
ック線図を用いて説明する。ESSは本発明にかかる画
像処理装置である。このESSへのPDLやプリンタ言
語である画像データの入力は、パーソナルコンピュータ
11からシリアルケーブル20を通して、あるいはパラ
レルケーブル21を通じて、また、ワークステーション
12からネットワーク23を通じて、さらに、パーソナ
ルコンピュータ等から電話回線24を通じて、それぞれ
画像処理装置のシリアルインターフェイス30、パラレ
ルインターフェイス31、ネットワークインターフェイ
ス32、通信回線インターフェイス33によって行われ
る。
【0019】入力された画像データは、ESS内のRO
M50内に制御プログラムとして格納されている各種の
手段51〜58によりビットマップ・データに変換さ
れ、RAM40内のページメモリ41に格納される。ペ
ージメモリ41に格納されたビットマップ・データは1
頁毎または1頁を複数の領域に分割した一領域(以下、
「バンド」という)毎に出力手段59によってビデオイ
ンターフェイス35を介してIOTの画像メモリ80に
格納する。
【0020】図3は、本実施例の全体の処理の流れを示
したものである。画像1頁分に相当する画像データが入
力されると画像1頁分の画像処理を開始する(S10
0)。次に、フレーム方式で画像処理を行うか、バンド
方式で画像処理を行うかをモード選択手段57によって
選択する(S101)。この際、判断材料となるのは、
検知手段55によって検知されるESS内に有するペー
ジメモリ41のサイズと、計算手段56によって計算さ
れる画像1頁分のビットマップ・データのメモリサイズ
である。
【0021】モード選択手段57によってバンド方式が
選択された場合には、画像1頁を幾つのバンドに分割す
るかを分割数決定手段58によって決定する(S11
0)。この際も判断材料となるのは、検知手段55によ
って検知されるESS内に有するページメモリ41のサ
イズと、計算手段56によって計算される画像1頁分の
必要なビットマップ・データのサイズである。次に、1
頁分の画像データは第二の変換手段52によって一旦中
間コードに変換され、変換された画像1頁分に相当する
中間コードは、さらにページメモリ41に格納される
(S111)。格納された中間コードは、第三の変換手
段53によってバンド毎にビットマップ・データに変換
される(S112)。第三の変換手段53によって変換
されたビットマップ・データは、1バンド分のビットマ
ップ・データがページメモリ41に格納されると、出力
手段54によってIOTの画像メモリ80へ出力される
(S114)。また、変換されたものから圧縮展開手段
59によって圧縮され、ページメモリ41に格納される
場合もある(S113)。この場合には出力の際、圧縮
されたビットマップ・データは圧縮展開手段59によっ
て展開されつつ、出力手段54によって出力される。
【0022】モード選択手段57によってフレーム方式
が選択された場合には、画像1頁に相当する画像データ
は第一の変換手段51によって直接ビットマップ・デー
タに変換される(S120)。第一の変換手段51によ
って変換されたビットマップ・データは、ページメモリ
41に格納される(S120)。1頁分のビットマップ
・データがページメモリ41に格納されると、出力手段
54によってIOTの画像メモリ80へ出力される(S
122)。また、変換されたものから圧縮展開手段59
によって圧縮され、ページメモリに格納される場合もあ
る(S121)。この場合には出力の際、圧縮されたビ
ットマップ・データは圧縮展開手段59によって展開さ
れつつ、出力手段54によって出力される。
【0023】このようにしてパソコン11から入力され
た画像データをビットマップ・データに変換してIOT
の画像メモリ80に出力するものである。以下、各ステ
ップ毎に詳細に説明する。
【0024】S110において、モード選択手段57に
よって行われるモードの選択は、検知手段55によって
検知されるESS内に有するページメモリ41のサイズ
と、計算手段56によって計算される画像1頁分の必要
なビットマップ・データのメモリサイズとを判断材料と
して行われる。ここで、通常の画像処理装置では電源が
入れられる時に自己のメモリのサイズやメモリの不良領
域の診断を行うものが多いため、このような画像処理装
置においてはこの情報をそのままページメモリ41の検
知に利用すれば、特別に検知手段55を設けなくてもよ
いため、画像処理装置の構造が複雑にならず、経済的に
も有利である。また、計算手段56が画像1頁分のビッ
トマップ・データのサイズを計算する際に考慮するの
は、画像形成を行う記録材のサイズ、画像の解像度、画
像の階調、画像がカラーが否か、両面画像形成か否か、
画像形成不良時にビットマップ・データの再送を行うか
否かである。
【0025】図4は、S110でのモード選択手段57
によるモード選択の処理をフローチャートで示したもの
である。まず、S201では、計算手段56によって記
録材のサイズ、解像度、階調、画像がカラーか否かによ
って画像1頁分のビットマップ・データサイズを計算す
る。例えば、記録材のサイズがA4サイズで、解像度が
600SPI(スポット・パー・インチ)、階調は二階
調で、単色の場合には、{(210[cm]/25.4
[inch/cm])×600[spot/inch]
×(297[cm]/25.4[inch/cm×60
0[spot/inch]}/8[bit/byte]
のように計算され、約4.15Mバイトとなる(以下、
「第一の必要サイズ」という)。
【0026】S202においては、画像処理を行う画像
が両面画像形成の裏面か否かを判断する。この判断は、
IOTの仕様により異なるものであるが、記録材の表/
裏/表/裏と画像形成を行うIOTの場合は、奇数枚目
が表面、偶数枚目が裏面であると判断する。両面画像形
成の裏面ではない場合には、S203に進み、モード選
択手段57は検知手段55が検知したページメモリ41
サイズとS201で計算した第一の必要サイズとを比較
し、ページメモリ41が第一の必要サイズ以上か否かを
判断する。ページメモリ41サイズが第一の必要サイズ
以上の場合にはフレーム方式を選択し、ページメモリ4
1サイズが第一の必要サイズ未満の場合にはバンド方式
を選択する。S202において、両面画像形成の裏面画
像処理の場合には、S204へ進み、S204におい
て、計算手段56は、裏面のビットマップ・データサイ
ズ(第一の必要サイズ)と表面の圧縮したビットマップ
・データのサイズとを足し合わせたものを計算する(以
下、これを「第二の必要サイズ」という)。S205に
おいて、モード選択手段57は、検知手段55が検知し
たページメモリ41サイズとS204で計算した第二の
必要サイズとを比較し、ページメモリ41が第二の必要
サイズ以上か否かを判断する。ページメモリ41が第二
の必要サイズ以上の場合にはフレーム方式を選択し、ペ
ージメモリ41が第二の必要サイズよりも小さい場合に
はバンド方式を選択する。このようにしてフレーム方式
とバンド方式の選択を行う。
【0027】また、以上は画像処理装置のページメモリ
41に両面画像形成時の表面の圧縮したビットマップ・
データを保持する仕様の画像処理装置の場合を説明した
ものであるが、かかる圧縮したビットマップ・データを
IOTの画像メモリ80に保持する構成とすることも可
能である。この場合は、画像処理装置に必要とされるペ
ージメモリ41の一部をIOTの画像メモリ80が肩代
わりするため、よりフレーム方式を選択する場合が増
え、結果として迅速な画像処理が可能となる。図5は、
両面画像形成時の表面の圧縮したビットマップ・データ
をIOTの画像メモリ80に保持する場合のモード選択
手段57によるモード選択の処理(S110)をフロー
チャートで示したものである。図4と同一の処理には同
一のステップ番号を付し、その説明は省略する。画像処
理装置側に圧縮したビットマップ・データを保持する場
合(図4)との相違は画像処理が、両面画像形成の裏面
画像形成か否かに左右されずフレーム方式、バンド方式
の選択を行う点である。これは、表面の圧縮したビット
マップ・データを画像処理装置のページメモリ41に保
持しないためである。
【0028】さらに、本実施例にかかる画像処理装置は
画像形成不良時には画像データをIOTのプリンタエン
ジン81へ再出力するものであるが、その為のビットマ
ップ・データはIOTの画像メモリ80に圧縮され、格
納されているため、画像処理装置のページメモリ41に
はそのための領域は設けていない。しかし、このような
圧縮されたビットマップ・データを画像処理装置のペー
ジメモリ41が有する構成も考えられる。その場合に
は、S201、S204において計算する必要サイズに
画像形成不良時用の圧縮されたビットマップ・データの
サイズを足したものを新たな必要サイズとして、S20
3、S205においてページメモリ41のサイズと比較
し、バンド方式かフレーム方式かを決定すればよい。
【0029】図6は、S203でのモード選択を模式的
に表したものである。ESSが有するページメモリ41
サイズが画像1頁のビットマップ・データのメモリサイ
ズである第一の必要サイズ以上の場合には、フレーム方
式を選択する(図6(a)参照)。反対に、ページメモ
リ41サイズが画像1頁のビットマップ・データのメモ
リサイズである第一の必要サイズよりも小さい場合に
は、バンド方式を選択する(図6(b))。できるだけ
フレーム方式を選択した方が画像処理を短時間で行うこ
とができるためである。
【0030】S111において、分割数決定手段58に
よって行われる分割数の決定は、検知手段55によって
検知されるESS内に有するページメモリ41のサイズ
と、計算手段56によって計算される画像1頁分の必要
なビットマップ・データのメモリサイズである点は上述
のモード選択(S101)の場合と同様である。
【0031】図7は、S111での分割数の決定を模式
的に表したものである。まず、ESSの有するページメ
モリ41から画像1頁分に相当する中間コードのサイズ
(以下、「中間バッファ」という)を差し引く。この差
し引き分(以下、「バンドバッファ」という)が1バン
ド分のビットマップ・データを格納することができるメ
モリサイズとなる(図6(a)参照)。次に、画像1頁
分のビットマップ・データのメモリサイズがバンドバッ
ファサイズの何倍になるかを計算する。図6(b)に示
すように、画像1頁分のビットマップ・データのメモリ
サイズがバンドバッファサイズの(N−1)倍より大き
く、N倍以下の場合は画像1頁を等しくN個のバンドに
分割すると決定する。この際、理論的にはN以上であれ
ば幾つに分割しても画像形成を行うことはできるが、分
割数が増えれば増えるほど処理に時間がかかるため分割
数を増やすことは妥当でない。
【0032】また、本実施例において中間バッファは、
一般的な文章では中間コードが溢れない程度のサイズを
予め定めている。一方、実際に画像形成を行う画像の中
間コードの大きさに合わせて中間バッファのサイズを定
めることも可能である。この場合には、ページメモリ4
1に中間コードを格納していき、画像1頁分の中間コー
ドを格納した後、残りのページメモリ41がバンドバッ
ファのサイズとなる。このバンドバッファのサイズと画
像1ページ分のビットマップ・データのサイズとから分
割数を決定することとなる。なお、後述する領域情報は
分割数を決定後に中間コードに付加する。このように中
間バッファのサイズを定めることで、中間バッファ溢れ
を防ぐことができ、また、ページメモリ41を効率的に
利用することになるので、結果として迅速な画像処理が
可能となる。一方、中間コードを格納した後に領域情報
を付加することになるので、処理が複雑になる。
【0033】ここで、本実施例ではページメモリ41の
ある領域を指定して中間バッファ、バンドバッファ、フ
レームバッファとして用いているが、それぞれで物理的
に別のメモリとすることも可能である。但し、全体のメ
モリを効率よく利用する観点からは物理的に単一のメモ
リのある領域を指定して、中間バッファ等に用いる方が
望ましい。なお、この中間バッファサイズを低減するた
めに、後述する第二の変換手段52、第三の変換手段5
3において種々の工夫を行っている。
【0034】S111では、第二の変換手段52によっ
て画像データから中間コードへ変換され、変換された画
像1頁分に相当する中間コードはさらにページメモリ4
1(中間バッファ)に格納される。S112では、第三
の変換手段53によって格納された中間コードは、バン
ド毎にビットマップ・データに変換される。
【0035】また、使用するメモリの容量を小さくする
観点からは中間バッファのサイズは小さければ小さい程
好ましいので、パーソナルコンユータ11等から入力さ
れる画像データがPDLの場合には、第二の変換手段5
2、第三の変換手段53は以下のような処理を行ってい
る。
【0036】ここで、PDL、ビットマップ・データ及
び中間コードの各データ形式の特徴を整理すると、図8
に示すように、情報量はPDLが最も少なく、ビットマ
ップ・データが最も多く、中間コードはその中間であ
る。よって、メモリ占有量はPDLが最も少なく、ビッ
トマップ・データが最も多い。反対に、ビットマップ・
データへの変換に要する時間は、中間コードの方がPD
Lよりも短い。言い換えれば、PDLの方が中間コード
よりもビットマップ・データへの変換の際にCPU10
にかける負荷が大きい。従って、中間コードとしてどの
ようなレベル、PDLに近い形式とするか、ビットマッ
プ・データに近い形式にするかは、ページメモリ41
(中間バッファ)のサイズとCPU10の処理能力のバ
ランスを考慮して決定するものである。
【0037】図9は、中間コードの一例を示したもので
ある。画像にはオブジェクトとして文字「a」「b」
「c」を表示するものである。これを中間コードとして
表現すると、文字コード、文字の位置、フォントの種
類、フォントのサイズ、斜体・太字等の文字修飾の有無
等によって表現されるものである。これらの中間コード
の要素にはそのオブジェクトに固有な要素と(例えば、
文字コード、文字の位置)、他のオブジェクトにも共通
な要素(フォントの種類、フォントのサイズ、文字修飾
の有無)が存在する。本実施例では、これら固有な要素
(以下、「固有情報」という)と共通な要素(以下、
「属性情報」という)を分け、冗長な属性情報はページ
メモリ41(中間バッファ)に格納しないこととし、ペ
ージメモリ41の節約を図っている。
【0038】ここで、中間コードのどの要素を固有情報
とし、どの要素を属性情報にするかは絶対的なものでは
ない。後述する制御手段において、各中間コードの要素
の変化を判断するのであるが、その変化を判断する中間
コードの要素を便宜上予め定めるものである。これは、
中間コードの要素には変化が少ない種類の要素と、変化
の多い種類の要素が存在することが経験的に認められる
ためであり、変化の少ない種類の中間コードの要素は画
一的にそのまま中間バッファに格納し、変化の多い種類
の中間コードの要素のみを前述した制御手段によって処
理させるためのものである。これによって、制御手段で
の処理を少なくし、負担の軽減を図ることができる。し
たがって、この分別は、画像形成を行う画像の種類に合
わせて分別を行うのが理想的である。
【0039】また、図3のS112において、画像1頁
分の中間コードから一バンドづつビットマップ・データ
に変換しているが、この際に特定のバンドの中間コード
のみを選択することが必要となる。
【0040】このように、ページメモリ41の節約のた
め、また、特定のバンドの中間コードを選択するため
に、第二の変換手段52、第三の変換手段53は図10
のような手段から成っている。第二の変換手段52は、
PDLを中間コードに変換するPDL−中間コード変換
手段520と、中間コードの各要素を固有情報と属性情
報に分別する分別手段521と、どのバンドに属するオ
ブジェクトであるかを示す領域情報を固有情報と属性情
報とに付加する領域情報付加手段522と、先行する中
間コードの要素とこれに続く中間コードの対応する要素
とが異なるか否かを判断する中間コード判断手段523
と、中間コード判断手段523が先行する中間コードの
要素と異なる要素であると判断した場合に後続の中間コ
ードの対応する要素をページメモリ41(中間バッフ
ァ)に格納する制御手段524とから成る。また、第三
の変換手段は、中間コードをビットマップ・データに変
換する中間コード−BMD変換手段530と、ページメ
モリ41(中間バッファ)に格納された画像1頁分の中
間コードから特定のバンドに対応する中間コードを選択
する選択手段531と、ページメモリ41(中間バッフ
ァ)から中間コード−BMD変換手段530に中間コー
ドを出力する際に先行する中間コードを用いて後続の中
間コードを復元する復元手段532とを有するものであ
る。
【0041】第二の変換手段がPDLを中間コードに変
換し、ページメモリ41に格納し(図3S111)、第
三の変換手段が中間コードを1バンドづつビットマップ
・データに変換する(図3S112)までの処理の流れ
を図11、図12のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0042】図11は、画像1頁分のPDLが第二の変
換手段52によって画像1頁分の中間コードに変換さ
れ、ページメモリ41に格納されるまでの処理を示すも
のである。まず、S300で画像処理装置がネットワー
クインターフェイス、シリアルインターフェイス、パラ
レルインターフェイス等から画像1頁分のPDLの受信
を開始する。S301では、PDL−中間コード変換手
段520がPDLを中間コードに変換している。S30
2では、分別手段521によって、中間コードを固有情
報と属性情報に分別する。属性情報である場合には、S
303に進み、S303において、中間コード判断手段
523によって、その属性が一つ前の属性と比べて変化
したかどうかを判断し、属性情報が変化しない場合に
は、S302に進み、次の中間コードを処理するので、
その属性情報は中間バッファに格納されない。S303
において属性情報が変化する場合にはS305に進む。
S305においては、領域情報付加手段522によって
すべてのバンドに有効な領域情報が付加される。また、
S302において中間コードの要素が固有情報である場
合には、S304において、領域情報付加手段522に
よって、その固有情報が表すオブジェクトが属するバン
ドを表す領域情報が付加される。S303において領域
情報が付加されると、S306に進む。S306におい
ては、中間コードをページメモリ(中間バッファ)に格
納する。その後、S307において、画像1頁分のPD
Lの受信が終了したかどうかを判断し、終了していない
場合にはS302に進み、次の中間コードの処理を行
う。S307において、画像1頁分のPDLの受信が終
了すると処理が終了する。
【0043】図12は、ページメモリ41(中間バッフ
ァ)に格納されている画像1頁分の中間コードが第三の
変換手段によって1バンド分づつビットマップ・データ
に変換され、ページメモリ41(バンドバッファ)に格
納されるまでの処理を示すものである。S400におい
て、ページメモリ41(中間バッファ)に格納されてい
る1頁分の中間コードのビットマップ・データへの変換
を開始する。図3のS110において、分割数決定手段
58によって決定された分割数に応じて、一バンド分の
中間コードの展開を開始する(S401)。S402で
は、ページメモリ41(中間バッファ)から中間コード
を取り出す。S403では、選択手段531によって取
り出した中間コードが当該バンドの変換に必要な中間コ
ードか否かを選択する。当該バンドの変換に必要のない
場合には、S406に進む。当該バンドの変換に必要な
場合にはS404へ進み、復元手段532によって、ペ
ージメモリ41(中間バッファ)に格納されていない属
性情報(図11のS303参照)を復元し、中間コード
を復元する。復元された中間コードは、中間コード−B
MD変換手段531によってビットマップ・データに変
換される(S405)。S406においては、当該バン
ドの中間コードからビットマップ・データへの変換処理
が終了したか否かを判断し、終了していない場合にはS
402へ進む。終了している場合にはS407へ進み、
画像1頁分に相当する全てのバンドの変換処理が終了し
たか否かを判断し、終了していない場合にはS401へ
進み、終了している場合には処理を終了する(S40
8)。
【0044】本実施例において第二の変換手段は、中間
コードを固有情報と属性情報に分別し、その属性情報の
共通属性をページメモリ41(中間バッファ)に格納せ
ず、その結果、ページメモリ41(中間バッファ)サイ
ズの低減を図っているが、図11のS303、S306
の手順について、簡単な具体例に基づいて図13を用い
て説明する。また、簡単のため、この具体例ではオブジ
ェクトは一つのバンドに属するとし、領域情報の付加
(図11のS305)も考えないこととする。なお、こ
の具体例はオブジェクトが文字の場合を考えているが、
オブジェクトが図形の場合であっても事情は同じであ
る。
【0045】ここでは、図13(a)のように、記録用
紙に「abcdef」という文字を画像形成する例を考
える。これらのオブジェクトの中間コードの要素のう
ち、文字コードと文字の位置は固有情報とし、フォント
の種類、文字のサイズおよび文字修飾の有無を属性情報
とする。オブジェクトである文字「abcef」の属性
情報は、フォントとしてTimes-Roman を使用し、サイズ
は12pt、文字修飾はないものとし、文字「d」は、
フォントとしてElite を使用し、サイズは18pt、文
字修飾はないものとする。図13(b)は、このような
画像形成の命令をPDLで記述した一例である。
【0046】このようなPDLを第二の変換手段52に
よって中間コードに変換するのであるが(図3のS11
1、図11参照)、仮想的に中間コードの各要素を縦に
取り、各文字を横に取った図13(c)のような表を考
える。まず、文字「a」に注目すると、その中間コード
の固有情報として、文字コードと文字の位置を有し、属
性情報として、フォント種類、文字のサイズ、文字の修
飾の有無を有している。固有情報については、分別手段
521によって分別された後(図11のS302)、領
域情報が付加され(図11のS304)、そのままペー
ジメモリ41(中間バッファ)に格納される。属性情報
についても、属性情報の変化を比較する対象がないの
で、領域情報が付加された後(図11のS305)、制
御手段524によって中間バッファに格納される(図1
1のS303、図13(d)参照)。
【0047】次に図13(c)の文字「b」に注目する
と、属性情報のうち、フォント種類、文字のサイズ、文
字の修飾については左隣の「a」のものと共通であり、
変化しないことを判断手段523が判断する。すると、
制御手段524は「b」の属性情報であるフォント種
類、文字のサイズ、文字の修飾については中間バッファ
に格納しない。「c」についても同様考えて、判断手段
523がフォント種類、フォントサイズ、文字の修飾に
ついては左隣の「a」と比較する。フォント種類、フォ
ントサイズ、文字の修飾については「a」と変化しな
い。したがって、「c」の属性情報であるフォント種
類、文字のサイズ、文字の修飾については中間バッファ
41に格納されない(図13(d)参照)。
【0048】図13(c)の文字「d」について注目す
ると、属性情報のうち、フォント種類、文字のサイズに
ついては左隣の文字「a」のものと相違し、文字の修飾
については左隣の文字「a」のものと共通であることが
判断手段523によって判断される。したがって、ペー
ジメモリ41(中間バッファ)には制御手段524によ
って、属性情報のうち、フォント種類、文字のサイズに
ついてのみ格納され、文字の修飾については格納されな
い。同様に、図13(c)の文字「e」について注目す
ると、属性情報のうち、フォント種類、文字のサイズに
ついては左隣の文字「d」のものと相違し、文字の修飾
については左隣の文字「a」のものと共通であることを
判断手段523が判断する。したがって、ページメモリ
41(中間バッファ)には属性情報のうち、制御手段5
24によってフォント種類、文字のサイズについてのみ
格納され、文字の修飾については格納されない。
【0049】図13(c)の文字「f」について注目す
ると、属性情報のうち、フォント種類、文字サイズにつ
いては左隣の文字「e」のものと共通であり、文字の修
飾については左隣の文字「a」のものと共通であること
が判断手段523によって判断される。したがって、図
13(d)の「eの中間コード」のように、制御手段5
24によって属性情報であるフォント種類、文字のサイ
ズ、文字の修飾については格納されない。
【0050】このように、冗長な共通属性情報を排除し
て、ページメモリ41(中間バッファ)に中間コードを
格納するのであるが、ESSは最終的にビットマップ・
データに変換する必要があるので、中間コードは完全に
復元されなければならない。共通属性情報が排除されて
いる状態から、中間コードを完全に復元するまでの手順
を、領域情報の付加(図11のS304、S305)、
必要な中間コードの選択(図12のS403)、中間コ
ードの復元(図12のS404)に分けて、先の具体例
について説明する。
【0051】本実施例では、中間コードの固有情報と属
性情報にどのバンドに属するオブジェクトであるかを示
す領域情報を領域情報付加手段522によって付加する
ことで、中間コードと特定バンドとの対応関係を判断す
るものである。以下、領域情報とはどのようなものであ
るのか、どのように中間コードに付加するのか(図11
のS304、S305)、どのようにして特定バンドに
のみ属するオブジェクトの中間コードを選択するのか
(図12のS403)を説明する。
【0052】図14に領域情報の一例を示す。8ビット
ある各ビットが、対応する8バンドに分割した各バンド
を示している。つまり、下位ビットから、1ビット目が
第一バンドに対応し、2ビット目が第二バンドに対応す
る(以下同様)、オブジェクトが存在するビットを
「1」、存在しないビットを「0」とすることで、オブ
ジェクトの存在している領域を示している。具体的に
は、オブジェクト「a」は、第1、第2、第3のバンド
にまたがって存在しているので、「a」の領域情報は1
ビット目、2ビット目、3ビット目が「1」で、その他
のビットは「0」である。つまり、領域情報としては
「11100000」である。同様に、「b」は5ビッ
ト目が「1」で、その他のビットは「0」、つまり、領
域情報としては「00001000」であり、「c」は
7ビット目、8ビット目が「1」で、その他のビットは
「0」、つまり、領域情報としては「0000001
1」である。
【0053】図15(b)はページメモリ41(中間バ
ッファ)に格納されている中間コードを表したもので、
図9(a)中のオブジェクトである文字「a」、文字
「b」、文字「d」、および文字「e」の中間コードに
ついては詳細に示してある。なお、各文字の中間コード
は、固有情報として文字コードと印字位置を有し、属性
情報として文字修飾の有無、フォントの種類、文字のサ
イズを有している。文字「a」、文字「b」、文字
「c」の属性情報は全て同じであり、文字修飾は「な
し」、フォントの種類は「Times-Roman 」、文字のサイ
ズは「12pt」である。文字「d」の属性情報は、文
字修飾は「なし」、フォントの種類は「Elite 」、文字
のサイズは「18pt」である。図15(a)は、図1
5(b)の中間コードをビットマップ・データに展開し
た画像を示している。
【0054】中間コードの固有情報と属性情報の両方に
領域情報が付加されており、固有情報については、その
オブジェクトが存在するバンドをあらわした領域情報が
付加されており(図11のS304)、属性情報につい
ては、そのオブジェクトがどのバンドに属しているかに
係わりなく、すべてのバンドで有効な領域情報が付加さ
れている(図11のS305)。例えば、図15(a)
において、オブジェクトである文字「a」に着目する
と、文字「a」は8つのバンドに分割された画像のうち
で、2番目のバンドに属するので、固有情報に付加する
領域情報は2番目のバンドを表す「00000010」
とし、属性情報に付加する領域情報はすべてのバンドを
表す「11111111」とした。
【0055】なお、属性情報に付加する領域情報をこの
ようにすべてのバンドを表すものとする理由について
は、中間コードの復元と関係が深いため、中間コードの
復元の説明の際に述べる。
【0056】このように、領域情報を付加することで、
展開したいバンドに属する中間コードを迅速に取捨選択
することができる(図12のS403)。例えば、3番
目のバンドを展開する場合には、領域情報の3ビット目
が「1」である中間コードを選択手段によって選択する
ことで、3番目のバンドの展開に必要な中間コードを迅
速に選択することができる。図15(b)の各領域情報
を指している矢印は、選択手段531によって選択され
た状態を示している。
【0057】一つのオブジェクトに対応する中間コード
は、ページメモリ41(中間バッファ)に格納する際
に、判断手段523、制御手段524によって、冗長性
を排除されているため、それ単独では属性情報が足り
ず、完全な中間コードではない。したがって、先行する
属性情報に基づいて完全な中間コードに復元する必要が
ある。以下、図12のS404において、どのように中
間コードを復元するかを説明する。
【0058】前提条件として、完全な中間コードは属性
情報として文字修飾の有無、フォントの種類、文字のサ
イズ、固有情報として文字コード、文字の位置という要
素から成るとする。そして、中間コードは制御手段によ
って中間バッファに格納された順に、復元手段によって
復元されるものとする。また、図15(a)において、
印字すべき文字の文字修飾の有無、フォントの種類、文
字のサイズは第3バンドの文字「d」を除いて同一とす
る。
【0059】まず、ページメモリ41(中間バッファ)
に格納された順に(図15(b)の上から)、復元手段
532に中間コードの要素が入力される。ここで、中間
コードの固有情報に関しては、そのままページメモリ4
1(中間バッファ)に格納しているので(図11のS3
02参照)復元する必要がない。ここで復元するのは中
間コードの属性情報である。先行する第一の中間コード
の属性情報のすべての要素(文字修飾の有無、フォント
の種類、文字のサイズ)を最新情報としてメモリに記憶
しておき、後続の第二の中間コードの属性情報が有して
いない要素(例えば、文字サイズ)に関してはそれに対
応する最新情報の要素を第二の中間コードの属性情報の
要素とし、第二の中間コードの属性情報の復元が完了す
る。第二の中間コードが有している属性情報の要素(例
えば、フォント種類)に関しては先のメモリに記憶して
いる最新情報を更新し、さらに続く第三の中間コードの
属性情報の復元に用いられる。この繰返しによって中間
コードの属性情報を復元する。
【0060】図16を用いて、より具体的に説明する。
図16は第3バンドに属するオブジェクトをあらわす中
間コードを復元する様子を示したものである。最新情報
には、既に先行する中間コードの復元によって、文字修
飾の有無、フォントの種類、文字のサイズの要素が更新
されつつ保持されている。
【0061】ページメモリ41(中間バッファ)に格納
された順に(図15(b)の上から)、中間コードを復
元していくので、まず、文字「a」の中間コードを復元
する。ページメモリ41(中間バッファ)に格納されて
いる文字「a」の中間コードの要素は、固有情報の文字
コード(a)と文字の位置(xa,ya)である。それ
と、最新情報の属性情報の各要素、文字修飾(なし)、
フォント(Times-Roman )、文字のサイズ(12pt)
とを組み合わせることによって文字「a」の中間コード
を復元する。また、ページメモリ41(中間バッファ)
に文字「a」の属性情報が格納されていなかったので、
最新情報は更新されず、文字修飾(なし)、フォント
(Times-Roman )、文字のサイズ(12pt)という属
性情報を保持している。
【0062】次に、文字「b」の中間コードを復元す
る。ページメモリ41(中間バッファ)に格納されてい
る文字「b」の中間コードの要素は、固有情報の文字コ
ード(b)と文字の位置(xb,yb)である。最新情
報の属性情報の各要素、つまり、文字修飾(なし)、フ
ォント(Times-Roman )、文字のサイズ(12pt)と
いう属性情報と組み合わせることによって文字「b」の
中間コードを復元する。また、ページメモリ41(中間
バッファ)に文字「b」の属性情報が格納されていなか
ったので、最新情報は更新されず、文字修飾(なし)、
フォント(Times-Roman )、文字のサイズ(12pt)
という属性情報を保持している。
【0063】さらに、文字「d」の中間コードを復元す
る。ページメモリ41(中間バッファ)に格納されてい
る文字「d」の中間コードの要素は、属性情報のフォン
トの種類(Elite )、文字のサイズ(18pt)、固有
情報の文字コード(d)と文字の位置(xd,yd)で
ある。最新情報の属性情報の各要素、つまり、文字修飾
(なし)、フォント(Times-Roman )、文字のサイズ
(12pt)という属性情報と比較し、それらの要素の
うち、文字「d」の中間コードが有していない要素、文
字修飾(なし)という要素を組み合わせることによって
文字「d」の中間コードを復元する。また、ページメモ
リ41(中間バッファ)に文字「d」の属性情報が格納
されていたことから、その属性情報であるフォントの種
類(Elite)、文字のサイズ(18pt)を最新情報と
して更新する。文字「e」についても同様にして中間コ
ードを復元する。
【0064】次に、属性情報に付加する領域情報をこの
ようにすべてのバンドを表すもの(上記の例では、「1
1111111」)とする理由を説明する。中間コード
の復元は上述のように、中間コードの属性情報を最新情
報として保持、更新し、その属性情報に基づいて、ペー
ジメモリ41(中間バッファ)に格納されていない属性
情報を復元し、結果として中間コード全体を復元するの
である。したがって、中間コードの属性情報は、どのバ
ンドに属するかに関係なく選択され、中間コードの復元
に使われる必要がある。例えば、一頁の画像形成におい
て、特定のバンド、例えば3番目のバンドに属するオブ
ジェクトの中間コードの属性情報を復元する際に、それ
以前に復元したオブジェクト(必ずしも3番目のバンド
に属するオブジェクトではない)の中間コードの属性情
報を最新情報として保持し、それに基づいて3番目のバ
ンドに属するオブジェクトの中間コードの属性情報を復
元するためである。
【0065】このように属性情報に付加する領域情報を
すべてのバンドを表すものとするメリットは、簡単な手
法で容易に中間コードの復元を行なうことができる点で
ある。一方、最新情報の更新を出来るだけ避けるため
に、属性情報に付加する領域情報をそのオブジェクトが
属するバンドを表すもの(例えば、3番目のバンドに属
するオブジェクトの属性情報には「0000010
0」)とすることも考えられるが、通常の画像形成にお
いては、フォントの種類、文字のサイズ等を頻繁に変更
することがないため、そもそも最新情報の更新は頻繁に
行なわれることはなく、メリットが少ない。また、どの
バンドにおいて属性情報が変化したか等の情報を予めス
キャンし、新たにメモリに保持しなければならず、手段
が複雑となる。
【0066】以上で、図3のS110に対応する第二の
変換手段52の処理と、図3のS111に対応する第三
の変換手段53の処理の説明を終える。
【0067】図3のS113(S121)においては、
圧縮展開手段59によってビットマップ・データを圧縮
してページメモリ41(バンドメモリ)に格納する。こ
の圧縮方法は、本実施例では適応予測符号化によるラン
レングス圧縮によって行うが、これに限定されるもので
はなく、文字が多い画像、図形が多い画像等の処理を行
う画像の種類に応じて適当な圧縮方法を採ればよい。
【0068】図3のS114においては、出力手段54
によって1バンド分のビットマップ・データが揃った時
点で、ビデオインターフェイス35を介してIOTの画
像メモリ80にそのビットマップ・データを出力するも
のである。このように、1バンド毎にIOTの画像メモ
リ80に出力することで、ページメモリ41はオーバ−
フローすることがない。
【0069】図3のS101において、フレーム方式を
選択した場合には、S120へ進み、第一の変換手段5
1によって、画像データを直接ビットマップ・データに
変換し、ページメモリ41(フレームメモリ)に格納す
る。ここで、画像データがPDL等のようにビットマッ
プ・データに変換する際に時間が掛かるものである場合
(図8参照)、IOTが電子写真方式の画像形成装置で
あれば、一般に画像の欠陥が生じやすい。これは、電子
写真方式の画像形成装置では、画像形成中は感光体を一
定速度で回転等させるため、一旦1頁の画像形成が開始
さると、その途中でビットマップ・データへの変換が間
に合わず、データの供給が途絶えてしまうためである。
しかし、本実施例のように、IOT側に画像メモリ80
を備えている場合には、画像メモリ80に画像1頁分の
ビットマップ・データが蓄積されてから画像形成を開始
することができるので、このような画像欠陥は生じな
い。
【0070】図3のS121においては、圧縮展開手段
59によってビットマップ・データを圧縮するものであ
り、その条件、方法についてはS113で説明したもの
と同様である。
【0071】図3のS122においては、画像1頁分の
ビットマップ・データが揃った時点で、出力手段54に
よってそのビットマップ・データをビデオインターフェ
イス35を介してIOTの画像メモリ80に出力するも
のである。このように、1頁毎にIOTの画像メモリ8
0に出力することで、ページメモリ41はオーバ−フロ
ーすることがない。
【0072】このようにして、画像1頁分の画像データ
を受け取ってからビットマップ・データを出力する迄の
処理が終了する(図3のS130)。
【0073】図17は、種々のページメモリ41サイズ
と画像形成を行う条件によって、本実施例において、ど
のような方式が選択され、バンドの分割数が幾つに決定
されるのかを示したものである。図17の〜は、ペ
ージメモリ41のサイズ、画像1頁分のビットマップ・
データのサイズ、片面/両面画像形成、画像形成不良時
にIOTへ再度ビットマップ・データを転送するか否か
(ジャムリカバリの有無)、選択される方式(フレーム
方式かバンド方式か)とバンド方式の場合には画像1頁
をいくつに分割するか、ページメモリ41のイメージ図
をそれぞれ示したものである。
【0074】の場合は、ページメモリ41のサイズが
4Mbyteであり、画像1頁分のビットマップ・デー
タのサイズが4Mbyte、片面の画像形成を行い、ジ
ャムリカバリはしない。この場合、ページメモリ41の
サイズが画像1頁分のビットマップ・データ以上(同
じ)で、片面の画像形成、ジャムリカバリはしないの
で、フレーム方式が選択される。従って、ページメモリ
41の全領域はフレームバッファとして使用される。
【0075】の場合は、ページメモリ41のサイズが
4Mbyteであり、画像1頁分のビットマップ・デー
タのサイズが8Mbyte、片面の画像形成を行い、ジ
ャムリカバリはしない。この場合、ページメモリ41の
サイズが画像1頁分のビットマップ・データ未満である
ので、バンド方式が選択される。この画像1頁分の中間
コードのサイズとして3.2Mbyte分の領域を確保
するので、バンドバッファとして使用できるのは0.8
Mbyteである。よって、画像1頁(8Mbyte)
を10のバンドに分割することとする。また、ページメ
モリ41は3.2Mbyte分の領域が中間バッファと
して使用され、0.8Mbyte分の領域がバンドバッ
ファとして使用される。
【0076】の場合は、両面画像形成の裏面画像処理
を行う場合である。ページメモリ41のサイズが8Mb
yteであり、画像1頁分のビットマップ・データのサ
イズが4Mbyte、ジャムリカバリはしない。この場
合、表面のビットマップ・データを圧縮したサイズ、2
Mbyteと裏面のビットマップ・データのサイズ4M
byteとを足したものと、ページメモリ41のサイズ
を比較して、ページメモリ41のサイズがこれらの和以
上(大きい)であるため、フレーム方式が選択される。
従って、ページメモリ41は2Mbyte分の領域が圧
縮された表面のフレームバッファ、6Mbyte分の領
域が裏面のフレームバッファとして使用される。
【0077】の場合は、両面画像形成の裏面画像処理
を行う場合である。ページメモリ41のサイズが8Mb
yteであり、画像1頁分のビットマップ・データのサ
イズが8Mbyte、ジャムリカバリはしない。この場
合、表面のビットマップ・データを圧縮したサイズ、4
Mbyteと裏面のビットマップ・データのサイズ8M
byteとを足したものと、ページメモリ41のサイズ
を比較して、ページメモリ41のサイズがこれらの和未
満であるため、バンド方式が選択される。この裏面の画
像1頁分の中間コードのサイズとして3.2Mbyte
分の領域を確保するので、バンドバッファとして使用で
きるのは0.8Mbyteである。よって、裏面の画像
1頁(8Mbyte)を10のバンドに分割することと
する。従って、ページメモリ41は2Mbyte分の領
域が圧縮された表面のフレームバッファ、3.2Mby
te分の領域が裏面の中間バッファ、0.8Mbyte
分の領域が裏面のバンドバッファとして使用される。
【0078】の場合は、ページメモリ41のサイズが
4Mbyteであり、画像1頁分のビットマップ・デー
タのサイズが4Mbyte、片面の画像形成を行い、ジ
ャムリカバリを行う。この場合、ページメモリ41のサ
イズが画像1頁分のビットマップ・データ以上(同じ)
で、片面の画像形成、ジャムリカバリはしないので、フ
レーム方式が選択される。従って、ページメモリ41の
全領域はフレームバッファとして使用される。本実施例
ではジャムリカバリのための画像のビットマップ・デー
タをIOTの画像メモリ80に保持するものであるた
め、結果としてと同じページメモリの構成となる。
【0079】の場合は、ページメモリ41のサイズが
4Mbyteであり、画像1頁分のビットマップ・デー
タのサイズが8Mbyte、片面の画像形成を行い、ジ
ャムリカバリをおこなう。この場合、ページメモリ41
のサイズが画像1頁分のビットマップ・データ未満であ
るので、バンド方式が選択される。この画像1頁分の中
間コードのサイズとして3.2Mbyte分の領域を確
保するので、バンドバッファとして使用できるのは0.
8Mbyteである。よって、画像1頁(8Mbyt
e)を10のバンドに分割することとする。また、ペー
ジメモリ41は3.2Mbyte分の領域が中間バッフ
ァとして使用され、0.8Mbyte分の領域がバンド
バッファとして使用される。本実施例ではジャムリカバ
リのための画像のビットマップ・データをIOTの画像
メモリ80に保持するものであるため、結果としてと
同じページメモリの構成となる。
【0080】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、実装するページメモリ41のサイズと画像形成
を行うのに必要なメモリサイズを比較して、実装するペ
ージメモリ41を効率よく利用し、フレーム方式とバン
ド方式を適切に選択することができるため、迅速な画像
処理が可能となる。
【0081】また、本発明によれば、バンド方式を選択
した場合において、実装するページメモリ41のサイズ
と画像形成を行うのに必要なメモリサイズを比較して、
適切な分割数を決定することができるため、更に迅速な
画像処理が可能となる。
【0082】また、本発明によれば、画像形成を行うの
に必要なメモリサイズを計算する際に、画像形成を行う
記録材の大きさ、画像の解像度、画像の階調、画像がカ
ラーが否か、両面画像形成か否か、画像形成不良時にビ
ットマップ・データの再送を行うか否かを総合的に考慮
するため、必要とされるメモリサイズを正確に把握する
ことができ、結果として更にきめ細かく適当な画像処理
の方式を選択し、バンドの分割数を決定し、一層迅速な
画像処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明が適応可能な複合機の断面図を示した
ものである。
【図2】は本発明が適応可能な複合機の構成をブロック
線図で表したものである。
【図3】は画像1頁の画像処理を開始してから終了する
までをフローチャートを用いて示したものである。
【図4】は画像処理をフレーム方式で行うかバンド方式
で行うかの選択をフローチャートで示したものである。
【図5】はビットマップ・データをIOTの画像メモリ
に圧縮保持する画像処理装置におけるフレーム方式で行
うかバンド方式で行うかの選択をフローチャートで示し
たものである。
【図6】はページメモリ41のサイズと必要なメモリサ
イズからフレーム方式、バンド方式を選択する様子を示
している。
【図7】はバンド方式を選択した場合であって、その分
割数を決定する様子を示している。
【図8】はPDL、中間コード、ビットマップ・データ
の関係を示したものである。
【図9】はオブジェクトである文字と、それを中間コー
ドで表したものの一例である。
【図10】は第二の変換手段、第三の変換手段をより詳
細に説明する図である。
【図11】は1頁分の画像データの受信を開始してから
1頁分の中間コードをページメモリ41(中間バッフ
ァ)に格納するまでの処理をフローチャートを用いて示
したものである。
【図12】は1頁分の中間コードのビットマップ・デー
タへの変換を開始してから変換が終了するまであの処理
をフローチャートを用いて示したものである。
【図13】は1頁分の画像データがどのように中間コー
ドとしてページメモリ41(中間バッファ)に格納され
るかを示したものである。
【図14】は領域情報について示したものである。
【図15】は実施例1でのページメモリ41(中間バッ
ファ)のようすを示したものである。
【図16】は中間コードの復元のようすを示したもので
ある。
【図17】は画像形成の状況に応じてどのような方式が
選択され、分割数が決定されるかを示したものである。
【符号の説明】
41…ページメモリ、51…第一の変換手段、52…第
二の変換手段、53…第三の変換手段、54…出力手
段、55…検知手段、56…計算手段、57…モード選
択手段、58…分割数決定手段、59…圧縮展開手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットマップ・データ及び/又は中間コ
    ードを格納するページメモリと、画像入力装置から入力
    される画像データを1頁分づつ直接ビットマップデータ
    に変換して前記ページメモリに格納する第一の変換手段
    と、前記ビットマップ・データを画像形成装置に出力す
    る出力手段を有する画像処理装置において、 1頁分の画像データを中間コードに変換しページメモリ
    に格納する第二の変換手段と、 ページメモリに格納された画像1頁分の中間コードから
    複数分の1頁分づつビットマップデータに変換しページ
    メモリに格納する第三の変換手段と、 ページメモリのサイズを検知する検知手段と、 画像1頁分のビットマップ・データのメモリサイズを計
    算する計算手段と、 前記ページメモリのサイズと前記画像1頁分のビットマ
    ップ・データのメモリサイズに応じて入力される画像デ
    ータを第一の変換手段に入力するか第二の変換手段に入
    力するかを決定するモード選択手段とを設けたことを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第三の変換手段が何分の1頁分づつ
    中間コードをビットマップ・データに変換するかを前記
    ページメモリのサイズと前記画像1頁分のビットマップ
    ・データのメモリサイズに応じて決定する分割数決定手
    段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 ページメモリに格納したビットマップ・
    データを圧縮して保持し、ビットマップ・データを出力
    手段によって画像形成装置に出力する際には圧縮された
    ビットマップ・データを展開する圧縮展開手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記計算手段が画像1頁分のビットマッ
    プ・データのメモリサイズを計算する際に、圧縮の有無
    を考慮することを特徴とする請求項3に記載の画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記計算手段が画像1頁分のビットマッ
    プ・データのメモリサイズを計算する際に記録材の大き
    さの他に、画像の解像度、記録材の片面または両面のい
    ずれに画像形成を行うか、画像の階調、カラーか否か、
    画像形成不良が生じた場合にその画像形成ができなかっ
    た画像のビットマップ・データを画像形成装置に再出力
    するか否かのうちの一または複数を考慮することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
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