JPH10260252A - ミリ波画像形成方法 - Google Patents

ミリ波画像形成方法

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Publication number
JPH10260252A
JPH10260252A JP9066003A JP6600397A JPH10260252A JP H10260252 A JPH10260252 A JP H10260252A JP 9066003 A JP9066003 A JP 9066003A JP 6600397 A JP6600397 A JP 6600397A JP H10260252 A JPH10260252 A JP H10260252A
Authority
JP
Japan
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image
antenna
scanning
millimeter wave
millimeter
Prior art date
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Application number
JP9066003A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Sugafuji
俊明 菅藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのミリ波用アンテナから構成されるミリ
波画像形成装置において、画像形成にかなりの時間がか
かっていた。 【解決手段】 対象物から放射されるミリ波の電波を最
初は高速に粗く走査し、まず粗画像を形成し、次ぎにそ
の中から詳細を確認したい対象物の特定の部分に対して
のみ、より細かい走査を行うことにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物体が放射また
は反射するミリ波帯の電波を受信して画像化するミリ波
画像形成方法に関し、特にミリ波帯の電波を受信するア
ンテナを1つしか持たないミリ波画像形成方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のミリ波画像形成装置におけ
る制御を示すもので、図9はミリ波画像形成装置の構成
を示した図である。図9において1はミリ波用アンテ
ナ、2は画像表示装置、3は各種演算を行う演算装置、
4はミリ波用アンテナ1を水平および垂直方向に可動さ
せるアンテナ駆動装置、5はアンテナ駆動装置4を制御
するアンテナ駆動装置用制御装置、6はミリ波用アンテ
ナ1と演算装置3の間のデータを送受信するための接続
ケーブル、7はアンテナ駆動装置4とアンテナ駆動装置
用制御装置5の間のデータを送受信するための接続ケー
ブル、8はアンテナ駆動装置用制御装置5と演算装置3
の間のデータを送受信するための接続ケーブルを示す。
また図8の9はミリ波を観測し画像形成を行おうとして
いる領域、17は図9のミリ波用アンテナ1の水平方向
の走査を示している。従来は、図9の演算装置3からア
ンテナ駆動装置用制御装置4に対し、図8に示すように
領域9全体に対し1度のミリ波用アンテナ1の走査の制
御を行い、それにより得られたミリ波から対象物に対応
した出力信号を検出して画像表示装置2に画像を形成し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ア
ンテナの走査には時間がかかるため、むやみに対象物の
特定の部分から放射されるミリ波の電波に対応した出力
信号の検出数をふやすことはできない。逆に検出数を減
らしすぎると、たとえ画像を形成しても、その対象物が
何であるかを判断することができない。
【0004】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものであり、上記アンテナの走査にかかる時間を
おさえながら、対象物が何であるか判断できるようにす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるミリ波
画像形成方法は、視野にある対象物から放射されるミリ
波の電波を収束させる検出素子から構成される1つのア
ンテナを、最初は左右どちらか一方向への移動を行いな
がら上記対象物の特定の部分からのミリ波をビーム幅よ
り広い間隔で取得していき、この動作を順次垂直方向
に、やはりビーム幅よりも広くなる分ずらして、繰り返
し行うことにより、上記対象物の特定の部分からのミリ
波を粗く高速に取得し、それに対応する出力信号から粗
画像を形成する。次いでその中から詳細に画像化したい
ある一部分に対し、2回目の走査の制御として、上記ア
ンテナを水平方向の移動速度を、上記対象物の特定の部
分からのビームに隙間が生じない走査が行えるように遅
く設定し、移動させる範囲も上記詳細に画像化したいあ
る一部分となるように設定したうえで、その画像化した
いある一部分からのミリ波を細かく取得し、それに対応
する出力信号から詳細画像を形成するようにしたもので
ある。
【0006】また、第2の発明によるミリ波画像形成方
法は、2回目の走査の制御として、上記アンテナの移動
手順を、垂直方向の走査を順次水平方向に移動しつつ行
うように変更し、上記アンテナの垂直方向の移動速度に
関しては上記対象物の特定の部分からのビームに隙間が
生じない走査が行えるように遅く設定し、移動させる範
囲も上記詳細に画像化したいある一部分となるように設
定したうえで、その画像化したいある一部分からのミリ
波を細かく取得し、それに対応する出力信号から詳細画
像を形成するようにしたものである。
【0007】また、第3の発明によるミリ波画像形成方
法は、2回目の走査の制御として、上記アンテナの水平
方向の移動速度を上記対象物の特定の部分からのビーム
に隙間が生じない走査が行えるように遅く設定し、また
垂直方向への移動間隔も上記対象物の特定の部分からの
ビームに隙間が生じない程度に狭く設定し、移動させる
範囲も上記詳細に画像化したいある一部分となるように
設定したうえで、その画像化したいある一部分からのミ
リ波を細かく取得し、それに対応する出力信号から詳細
画像を形成するようにしたものである。
【0008】また、第4の発明によるミリ波画像形成方
法は、最初に粗画像を形成する制御で、上記アンテナを
水平方向の左から右へ走査し垂直方向へずらした後の水
平方向の走査の向きは右から左へ、逆に水平方向の右か
ら左へ走査し垂直方向へずらした後の水平方向の走査の
向きは左から右へというように、毎回左右どちらか一方
にもどしてから水平方向の走査を行うのではなく、左か
ら右、右から左、左から右と連続的に走査を行い、上記
対象物の特定の部分からのミリ波をより高速に取得する
ようにしたものである。
【0009】また、第5の発明によるミリ波画像形成方
法は、最初に粗画像を形成する制御では、上記アンテナ
を水平方向の左から右へ走査し垂直方向へずらした後の
水平方向の走査の向きは右から左へ、逆に水平方向の右
から左へ走査し垂直方向へずらした後の水平方向の走査
の向きは左から右へというように、毎回左右どちらか一
方にもどしてから水平方向の走査を行うのではなく、左
から右、右から左、左から右と連続的に走査を行い、2
回目の走査の制御として、上記アンテナが垂直方向の走
査を順次水平方向に移動しつつ行うように変更し、上記
アンテナの垂直方向の移動速度に関しては上記対象物の
特定の部分からのビームに隙間が生じない走査が行える
ように遅く設定し、移動させる範囲も上記詳細に画像カ
したいある一部分となるように設定したうえで、ミリ波
を細かく取得し、それに対応する出力信号から詳細画像
を形成するようにしたものである。
【0010】また、第6の発明によるミリ波画像形成方
法は、最初に粗画像を形成する制御では、上記アンテナ
を水平方向の左から右へ走査し垂直方向へずらした後の
水平方向の走査の向きは右から左へ、逆に水平方向の右
から左へ走査し、垂直方向へずらした後の水平方向の走
査の向きは左から右へというように、毎回左右どちらか
一方にもどしてから水平方向の走査を行うのではなく、
左から右、右から左、左から右と連続的に走査を行うよ
うにし、2回目の走査の制御としては、上記アンテナの
水平方向の移動速度を上記対象物の特定の部分からのビ
ームに隙間が生じない走査が行えるように遅く設定し、
また垂直方向への移動間隔も、上記対象物の特定の部分
からのビームに隙間が生じない程度に狭く設定し、移動
させる範囲も上記詳細に画像化したいある一部分となる
ように設定したうえで、ミリ波を細かく取得し、それに
対応する出力信号から詳細画像を形成するようにしたも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の形態1を示すミリ波用
アンテナの走査方式図である。図中9は従来の方法と同
じである。10は最初に粗画像を形成する場合の水平方
向の走査、11はミリ波用アンテナ1が検出できるミリ
波のビーム形状、12は詳細画像を形成する狭領域、1
3は詳細画像を形成する狭領域12をミリ波用アンテナ
1で行う水平方向の走査を示している。
【0012】また図7は対象物に対するディスプレイ上
の可視画像、ミリ波画像を示す中間調画像であり、実際
に走査速度を変えた場合のミリ波画像の違いを示してい
る。図7(a)は対象物の可視画像であり、長方形のア
ルミ板と金属製の棒を椅子の上に置いたものである。図
7(b)の左側は、対象物から放射されるミリ波のビー
ムを、水平垂直方向共に1つおきに検出した場合のミリ
波画像であり、図7(b)の右側は、このとき検出した
ビームの配置状態を模式的に示したものである。図7
(c)の左側は、対象物から放射されるミリ波のビーム
が、水平垂直方向共に重なりも、離れもしない程度で検
出した場合のミリ波画像であり、図7(c)の右側は、
このとき検出したビームの配置状態を模式的に示したも
のである。図7(d)の左側は、対象物から放射される
ミリ波のビームが、水平垂直方向共に半分重なる程度で
検出した場合のミリ波画像であり、図7(d)の右側
は、このとき検出したビームの配置状態を模式的に示し
たものである。図7(b)では画像の中央になにかあり
そうなことは判るが、どのような物体かはとても判断で
きない。しかし図7(d)になると、椅子の上に四角い
物体と細長い物体があるということがわかる。ただし、
今回図7(d)の画像を得るための時間は、図7(b)
の画像を得るための時間の4倍程度を要している。そこ
で以下の手法を用いる。
【0013】まず、図1の左側に示すように、ミリ波で
確認したい対象物がおさまる領域9に対して、例えば最
初に左上から右方向にミリ波用アンテナ1を移動する。
このとき、移動しながらミリ波のビーム11を数カ所で
検出するのだが、図1の左側に示すように隣り合うミリ
波のビーム11同士が多少離れて検出できる程度で良い
ので、ミリ波用アンテナ1はかなり高速に移動ができ
る。ミリ波用アンテナ1を右端まで移動したら、また左
端に戻しつつ、下側に移動する。このときもやはり図1
の左側に示すように、隣り合うミリ波のビーム11同士
が多少離れて検出できる程度の移動を行う。以上の操作
を、領域9の右下のミリ波のビーム11を検出するまで
行い、これら検出した値から粗画像を形成する。例える
と、この粗画像が図7(b)の左側の図のようになる。
【0014】形成された粗画像中、例えば図7(b)の
左側の中央に見られるように、金属物などは他の部分と
大きく階調が異なっている。これは対象物のある特定の
部分から放射されるミリ波の電波の強度が大きく異なっ
ているためであり、金属物の場合は天空からのミリ波の
電波を反射したものがミリ波用アンテナ1で受信でき
る。そこで粗画像中から、天空を観測した際に確認でき
るミリ波の電波に対応した出力信号と同レベルの領域を
狭領域12として設定する。この狭領域12に対し、再
走査を行うように制御する。この2回目の走査は図1の
右側に示すように、例えば狭領域12の左上からミリ波
用アンテナ1を水平方向の右側に移動する。このとき、
ミリ波のビーム11を多少重なって検出できるように、
低速に移動する。ミリ波用アンテナ1を右端まで移動し
たら、また左端に戻しつつ、下に移動する。この移動は
1回目の走査の場合と同様に、隣り合うミリ波のビーム
11同士が多少離れて検出できる程度の移動を行う。以
上の操作を、狭領域12における右下のミリ波のビーム
11を検出するまで行い、これまで検出した値から、水
平方向に詳細な画像を形成する。
【0015】以上のように最初は広い範囲を粗く、次ぎ
に狭い範囲を水平方向に細かく走査することで、全走査
にかかる時間を短縮し、必要な部分においては水平方向
に詳細なミリ波画像を得る。
【0016】実施の形態2.図2はこの発明の形態2を
示す走査方式図である。図中9は従来の方法と同じであ
る。10、11、12は実施の形態1と同じである。1
4は狭領域12をミリ波用アンテナ1で行う垂直方向の
走査を示している。
【0017】まず、図2の左側に示すように、実施の形
態1と同様の方法で粗画像を形成する。形成された粗画
像中、細部を確認したい狭領域12に対し、再走査を行
う。この2回目の走査は図2の右側に示すように、例え
ば狭領域12の左上からミリ波用アンテナ1を垂直方向
の下側に移動する。このとき、ミリ波のビーム11同士
が多少重なって検出できるように、低速に移動する。ミ
リ波用アンテナ1を下端まで移動したら、また上端に戻
しつつ、右に移動する。この移動は隣り合うミリ波のビ
ーム11同士が多少離れて検出できる程度の移動を行
う。以上の操作を、狭領域12における右下のミリ波の
ビーム11を検出するまで行い、これまで検出した値か
ら、垂直方向に詳細な画像を形成する。
【0018】以上のように最初は広い範囲を粗く、次ぎ
に狭い範囲を垂直方向に細かく走査することで、全走査
にかかる時間を短縮し、必要な部分においては垂直方向
に詳細なミリ波画像を得る。
【0019】実施の形態3.図3はこの発明の形態3を
示す走査方式図である。図中9は従来の方法と同じであ
る。10、11、12は実施の形態1と同じである。1
5は狭領域12をミリ波用アンテナ1で行う水平方向の
走査を示している。
【0020】まず、図3の左側に示すように、実施の形
態1と同様の方法で粗画像を形成する。形成された粗画
像中、細部を確認したい狭領域12に対し、再走査を行
う。この2回目の走査は図3の右側に示すように、例え
ば狭領域12の左上からミリ波用アンテナ1を水平方向
の右側に移動する。このとき、ミリ波のビーム11を多
少重なって検出できるように、低速に移動する。ミリ波
用アンテナ1を右端まで移動したら、また左端に戻しつ
つ、下に移動する。このときは、垂直方向にもビーム1
1が多少重なって検出できるように垂直方向の移動幅を
小さくする。以上の操作を、狭領域12における右下の
ミリ波のビーム11を検出するまで行い、これまで検出
した値から、詳細な画像を形成する。
【0021】以上のように最初は広い範囲を粗く、次ぎ
に狭い範囲を水平、垂直方向に細かく走査することで、
全走査にかかる時間を短縮し、必要な部分において詳細
なミリ波画像を得る。
【0022】実施の形態4.図4はこの発明の形態4を
示す走査方式図である。図中9は従来の方法と同じであ
る。10、11、12、13は実施の形態1と同じであ
る。16は走査10と走査方向が逆の水平方向の走査を
示している。
【0023】まず、図4の左側に示すように、ミリ波で
確認したい対象物がおさまる領域9に対して、例えば最
初に左上から右方向にミリ波用アンテナ1を移動する。
このとき、移動しながらミリ波のビーム11を数カ所で
検出するのだが、図4の左側に示すように隣り合うミリ
波のビーム11同士が多少離れて検出できる程度で良い
ので、ミリ波用アンテナ1はかなり高速に移動ができ
る。ミリ波用アンテナ1は右端まで移動したら、左端に
戻さず、下側に移動する。このときもやはり図4の左側
に示すように、隣り合うミリ波のビーム11同士が多少
離れて検出できる程度の移動を行う。下側に移動したら
今度は左方向にミリ波用アンテナ1を移動する。やはり
このときも、移動しながらミリ波のビーム11を数カ所
で検出する。左端まで移動したら、また下側に移動す
る。以上のように水平方向の走査を左から右、次ぎは右
から左と交互に繰り返し、領域9の右下もしくは左下の
ミリ波のビーム11を検出するまで行い、これら検出し
た値から粗画像を形成する。これにより、水平方向の走
査において右端から左端にもどる動作がなくなり、より
高速化が可能となる。
【0024】形成された粗画像中、細部を確認したい狭
領域12に対し、再走査を行う。この2回目の走査は実
施の形態1と同様に行い、水平方向に詳細な画像を形成
する。
【0025】以上のように最初は広い範囲を粗く、次ぎ
に狭い範囲を水平方向に細かく走査することで、全走査
にかかる時間を短縮し、必要な部分においては水平方向
に詳細なミリ波画像を得る。
【0026】実施の形態5.図5はこの発明の形態5を
示す走査方式図である。図中9は従来の方法と同じであ
る。10、11、12は実施の形態1と同じである。1
4は実施の形態2と同じである。16は実施の形態4と
同じである。
【0027】まず、図5の左側に示すように、実施の形
態4と同様の方法で粗画像を形成する。形成された粗画
像中、細部を確認したい狭領域12に対し、再走査を行
う。この2回目の走査は実施の形態2と同様に行い、垂
直方向に詳細な画像を形成する。
【0028】以上のように最初は広い範囲を粗く、次ぎ
に狭い範囲を垂直方向に細かく走査することで、全走査
にかかる時間を短縮し、必要な部分においては垂直方向
に詳細なミリ波画像を得る。
【0029】実施の形態6.図6はこの発明の形態6を
示す走査方式図である。図中9は従来の方法と同じであ
る。10、11、12は実施の形態1と同じである。1
5は実施の形態3と同じである。16は実施の形態4と
同じである。
【0030】まず、図6の左側に示すように、実施の形
態4と同様の方法で粗画像を形成する。形成された粗画
像中、細部を確認したい狭領域12に対し、再走査を行
う。この2回目の走査は実施の形態3と同様に行い、水
平、垂直方向に詳細な画像を形成する。
【0031】以上のように最初は広い範囲を粗く、次ぎ
に狭い範囲を細かく走査することで、全走査にかかる時
間を短縮し、必要な部分においては詳細なミリ波画像を
得る。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、視野にある対象物か
ら放射されるミリ波の電波を、上記対象物の特定の部分
からのミリ波の電波を収束させる検出素子から構成され
る1つのアンテナが上下左右に移動しながら検出し、上
記対象物の特定部分に対応した出力信号をだして画像を
形成するミリ波画像形成装置において、上記アンテナの
移動方法を、1回目は高速な走査により粗画像を形成
し、次いでその中から詳細に画像化したい一部分に対
し、上記1回目より走査速度を遅くしミリ波のビームを
細かく検出する2回目の走査を行い、上記対象物の特定
の部分の中のある一部分に対応した出力信号を検出して
詳細画像を形成することにより、短時間で必要とするミ
リ波画像の形成ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるミリ波画像形成方法の実施の
形態1を示す図である。
【図2】 この発明によるミリ波画像形成方法の実施の
形態2を示す図である。
【図3】 この発明によるミリ波画像形成方法の実施の
形態3を示す図である。
【図4】 この発明によるミリ波画像形成方法の実施の
形態4を示す図である。
【図5】 この発明によるミリ波画像形成方法の実施の
形態5を示す図である。
【図6】 この発明によるミリ波画像形成方法の実施の
形態6を示す図である。
【図7】 実測定における対象物の可視画像、ミリ波画
像を示すディスプレイ上の中間調画像を示す図である。
【図8】 従来のミリ波画像形成装置の制御方法を示す
図である。
【図9】 ミリ波画像形成装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ミリ波用アンテナ、2 画像表示装置、3 演算装
置、4 アンテナ駆動装置、5 アンテナ駆動装置用制
御装置、6 接続ケーブル、7 接続ケーブル、8 接
続ケーブル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視野にある対象物から放射されるミリ波
    の電波を、上記対象物の特定の部分からのミリ波の電波
    を収束させる検出素子から構成される1つのアンテナが
    上下左右に移動しながら検出し、上記対象物の特定部分
    に対応した出力信号を取りだして画像を形成するミリ波
    画像形成方法において、上記アンテナの制御を、まず最
    初は左右どちらか一方向への走査を順次垂直方向に高速
    に行い、上記対象物の特定の部分からのミリ波を粗く取
    得し、それに対応する出力信号から粗画像を形成し、次
    いでその中から詳細に画像化したい一部分に対し、2回
    目の走査の制御として、上記アンテナを水平方向に右か
    ら左または左から右のどちらか一方向に上記1回目の走
    査よりも速度を遅くした走査を、垂直方向の上から下ま
    たは下から上に順次行い、上記対象物の特定の部分の中
    のある一部分に対応した出力信号を検出して画像を形成
    することを特徴とするミリ波画像形成方法。
  2. 【請求項2】 視野にある対象物から放射されるミリ波
    の電波を、上記対象物の特定の部分からのミリ波の電波
    を収束させる検出素子から構成される1つのアンテナが
    上下左右に移動しながら検出し、上記対象物の特定部分
    に対応した出力信号を取りだして画像を形成するミリ波
    画像形成方法において、上記アンテナの制御を、まず最
    初は左右どちらか一方向への走査を順次垂直方向に高速
    に行い、上記対象物の特定の部分からのミリ波を粗く取
    得し、それに対応する出力信号から粗画像を形成し、次
    いでその中から詳細に画像化したい一部分に対し、2回
    目の走査の制御として、上記アンテナを垂直方向に上か
    ら下または下から上のどちらか一方向に速度を遅くした
    走査を、水平方向の左から右または右から左に順次行
    い、上記対象物の特定の部分の中のある一部分に対応し
    た出力信号を検出して画像を形成することを特徴とする
    ミリ波画像形成方法。
  3. 【請求項3】 視野にある対象物から放射されるミリ波
    の電波を、上記対象物の特定の部分からのミリ波の電波
    を収束させる検出素子から構成される1つのアンテナが
    上下左右に移動しながら検出し、上記対象物の特定部分
    に対応した出力信号を取りだして画像を形成するミリ波
    画像形成方法において、上記アンテナの制御を、まず最
    初は左右どちらか一方向への走査を順次垂直方向に高速
    に行い、上記対象物の特定の部分からのミリ波を粗く取
    得し、それに対応する出力信号から粗画像を形成し、次
    いでその中から詳細に画像化したい一部分に対し、2回
    目の走査の制御として、上記アンテナを水平方向に右か
    ら左または左から右のどちらか一方向に上記1回目の走
    査よりも速度を遅くした走査を、垂直方向には上から下
    または下から上のどちらか一方向に上記1回目よりも移
    動間隔を狭くして、上記対象物の特定の部分の中のある
    一部分に対応した出力信号を検出して画像を形成するこ
    とを特徴とするミリ波画像形成方法。
  4. 【請求項4】 視野にある対象物から放射されるミリ波
    の電波を、上記対象物の特定の部分からのミリ波の電波
    を収束させる検出素子から構成される1つのアンテナが
    上下左右に移動しながら検出し、上記対象物の特定部分
    に対応した出力信号を取りだして画像を形成するミリ波
    画像形成方法において、上記アンテナの制御を、まず最
    初は水平方向に走査する向きを、垂直方向に1度移動す
    る毎に切り換え、しかも走査の速度を高速に行い、上記
    対象物の特定の部分からのミリ波を粗く取得し、それに
    対応する出力信号から粗画像を形成し、次いでその中か
    ら詳細に画像化したい一部分に対し、2回目の走査の制
    御として、上記アンテナを水平方向に右から左または左
    から右のどちらか一方向に上記1回目の走査よりも速度
    を遅くした走査を、垂直方向の上から下または下から上
    に順次行い、上記対象物の特定の部分の中のある一部分
    に対応した出力信号を検出して画像を形成することを特
    徴とするミリ波画像形成方法。
  5. 【請求項5】 視野にある対象物から放射されるミリ波
    の電波を、上記対象物の特定の部分からのミリ波の電波
    を収束させる検出素子から構成される1つのアンテナが
    上下左右に移動しながら検出し、上記対象物の特定部分
    に対応した出力信号を取りだして画像を形成するミリ波
    画像形成方法において、上記アンテナの制御を、まず最
    初は水平方向に走査する向きを、垂直方向に1度移動す
    る毎に切り換え、しかも走査の速度を高速に行い、上記
    対象物の特定の部分からのミリ波を粗く取得し、それに
    対応する出力信号から粗画像を形成し、次いでその中か
    ら詳細に画像化したい一部分に対し、2回目の走査の制
    御として、上記アンテナを垂直方向に上から下または下
    から上のどちらか一方向に速度を遅くした走査を、水平
    方向の左から右または右から左に順次行い、上記対象物
    の特定の部分の中のある一部分に対応した出力信号を検
    出して画像を形成することを特徴とするミリ波画像形成
    方法。
  6. 【請求項6】 視野にある対象物から放射されるミリ波
    の電波を、上記対象物の特定の部分からのミリ波の電波
    を収束させる検出素子から構成される1つのアンテナが
    上下左右に移動しながら検出し、上記対象物の特定部分
    に対応した出力信号を取りだして画像を形成するミリ波
    画像形成方法において、上記アンテナの制御を、まず最
    初は水平方向に走査する向きを、垂直方向に1度移動す
    る毎に切り換え、しかも走査の速度を高速に行い、上記
    対象物の特定の部分からのミリ波を粗く取得し、それに
    対応する出力信号から粗画像を形成し、次いでその中か
    ら詳細に画像化したい一部分に対し、2回目の走査の制
    御として、上記アンテナを水平方向に右から左または左
    から右のどちらか一方向に上記1回目の走査よりも速度
    を遅くした走査を、垂直方向には上から下または下から
    上のどちらか一方向に上記1回目よりも移動間隔を狭く
    して、上記対象物の特定の部分の中のある一部分に対応
    した出力信号を検出して画像を形成することを特徴とす
    るミリ波画像形成方法。
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