JPH10260114A - 転動疲労試験装置 - Google Patents

転動疲労試験装置

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JPH10260114A
JPH10260114A JP9083359A JP8335997A JPH10260114A JP H10260114 A JPH10260114 A JP H10260114A JP 9083359 A JP9083359 A JP 9083359A JP 8335997 A JP8335997 A JP 8335997A JP H10260114 A JPH10260114 A JP H10260114A
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敬晴 長藤
Katsuyoshi Kamiyama
且芳 上山
Noritsugu Abe
則次 阿部
Mitsumasa Tatsumi
光正 辰巳
Kenichi Takao
賢一 高尾
Jun Horikawa
純 堀川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重や変位をきめ細かく制御可能で静粛な転
動疲労試験装置を提供する。 【解決手段】 油圧又は油流量により車輪供試体Wを垂
直方向に駆動する垂直油圧アクチュエータ21と、油圧
又は油流量によりレール供試体Rを水平方向に駆動する
水平油圧アクチュエータ31と、垂直力及び水平力を検
出する荷重検出器43V,43Hと、車輪供試体及びレ
ール供試体の垂直変位及び水平変位を検出する変位検出
器44V,44Hと、検出された荷重及び変位に基づき
垂直油圧アクチュエータ21と水平油圧アクチュエータ
31における油圧又は油流量を電気サーボ制御する制御
部4を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪を被転動体上
で転動させて車輪及び被転動体の一方又は両方の疲労試
験を行う転動疲労試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道車両用車輪である車輪供試体
をレール供試体上で繰り返し転動させ、車輪供試体とレ
ール供試体の一方又は両方の疲労試験を行う転動疲労試
験装置として、図3に示すものが知られていた。図3
は、従来の転動疲労試験装置の構成を示す図であり、図
3(A)は背面図を、図3(B)は側面図を、それぞれ
示している。
【0003】図に示すように、この転動疲労試験装置2
00は、フレーム5と、垂直駆動部6と、水平駆動部7
と、滑り調整部8を備えて構成されている。
【0004】フレーム5は、垂直駆動部6と水平駆動部
7と滑り調整部8の各部を取り付け、又は支持する構造
体であり、底板51と、柱状部材52と、梁状部材53
と、軸支部材54を有している。底板51は、鋼等の材
料により形成された厚板状部材であり、この底板51の
上面のほぼ4隅に4つの柱状部材52が立設されてい
る。これらの柱状部材52の頂部には、2つの梁状部材
53が渡され、各頂部で梁状部材53は固定されてい
る。一方の梁状部材53上には、軸支部材54が取り付
けられている。軸支部材54にはヒンジ支点Bが設けら
れている。
【0005】垂直駆動部6は、鉄道車両用車輪である車
輪供試体Wを介してレール供試体Rに垂直繰り返し荷重
を与えるように駆動する部分であり、油圧シリンダ61
と、垂直駆動部材62と、連結部材64と、引張部材6
5を有している。垂直駆動部材62は、梁状の部材であ
り、その一端が軸支部材54のヒンジ支点Bによりヒン
ジ支持されている。したがって、垂直駆動部材62は、
ヒンジ支点Bを揺動中心とするテコを構成しており、垂
直駆動部材62の先端の点A(後述)を上下に駆動する
ことにより揺動するようになっている。垂直駆動部材6
2のほぼ中央付近には、車輪供試体Wを下方から取り付
けるようになっている。また、車輪供試体Wは、車輪中
心軸のまわりに転動可能なように構成されている。
【0006】また、油圧シリンダ61は、内部に供給又
は排出される油の圧力によりピストン61Pを出し入れ
する装置であり、その下端が底板51にヒンジ支持され
ている。ピストン61Pには引張部材65が取り付けら
れており、引張部材65の他端には連結部材64が設け
られている。この連結部材64は、ヒンジ支点Aにより
垂直駆動部材62にヒンジ支持されている。
【0007】水平駆動部7は、レール供試体Rに水平繰
り返し運動を与えるように駆動する部分であり、電動モ
ータ71と、ベルト車72と、ベルト73と、ベルト車
74と、歯車75,76と、クランクロッド77と、水
平駆動部材78と、走行輪79を有している。
【0008】電動モータ71の駆動軸71Dにはベルト
車72が取り付けられ、ベルト車72の回転駆動力は、
ベルト73によって他方のベルト車74に伝達される。
また、ベルト車74の軸には、歯車75が取り付けられ
ており、歯車76と噛み合っている。また、歯車76の
軸には、アーム76Aが取り付けられ、このアーム76
Aにクランクロッド77が取り付けられている。クラン
クロッド77の先端には、ヒンジ支点Cを介して水平駆
動部材78が接続している。水平駆動部材78の下部に
は、走行輪79が設けられており、フレーム5の底板5
1上を往復走行可能な構成となっている。また、水平駆
動部材78の上部には、レール供試体Rが固定されてい
る。
【0009】滑り調整部8は、レール供試体Rに滑りを
与えるように駆動する部分であり、調整用コマ80とコ
マ係合部81を有している。コマ係合部81は、水平駆
動部材78の上部に取り付けられ、図の左右方向に移動
可能で、任意の位置で固定可能となっている。また、調
整用コマ80は、車輪供試体Wの転動軸に取り付けら
れ、コマ係合部81と係合可能に構成されている。
【0010】上記のような構成により、油圧シリンダ6
1を作動させ、ピストン61Pを出し入れすることによ
り、ヒンジ支点Bを揺動中心として垂直駆動部材62を
上下に揺動させ、車輪供試体W及びレール供試体Rに垂
直繰り返し荷重を与えることができる。
【0011】一方、油圧シリンダ61の駆動と同時に、
電動モータ71を作動させれば、ベルト車72,ベルト
73,ベルト車74,歯車75により、歯車76を回転
させ、アーム76Aとクランクロッド77とヒンジ支点
Cにより、水平駆動部材78を底板51上で図の左右方
向に往復運動させ、レール供試体Rに水平繰り返し運動
を与えることができる。この水平繰り返し運動により、
車輪供試体Wは、レール供試体R上を往復転動する。
【0012】また、この際、調整用コマ80の形状を適
宜に調整すれば、車輪供試体Wは動きが拘束され、車輪
供試体Wはレール供試体R上を滑動しながら転動する。
したがって、調整用コマ80の形状により、車輪供試体
Wの滑り率を調整することができる。
【0013】従来は、上記のような転動疲労試験装置2
00を用い、レール単体、レール溶接部、又はレール継
目、あるいは車輪の摩耗や損傷を検討するための転動疲
労試験を行っていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の転動疲労試験装置においては、レール供試体に
付与する水平繰り返し運動は、クランク機構によって駆
動されていたため、往復運動の速度は電動モータの回転
数によって決定され、かつ経時時間に対する変位を示す
運動曲線は正弦波形のみとなっていた。また、レール供
試体に付与する垂直繰り返し荷重についても、単純な往
復振動のみとなっていた。さらに、車輪供試体とレール
供試体との滑り率の設定も、単純な設定のみ可能となっ
ていた。
【0015】しかし、鉄道車両の車輪やレールの疲労特
性を的確に検討するためには、このような単純な駆動方
式では十分ではなく、よりきめの細かい変位や荷重を与
え得る試験装置が要求されており、従来の試験装置では
これらの要求を満たすことができない、という問題があ
った。また、従来の試験装置は、騒音や振動が激しく、
試験環境も悪い、という問題があった。
【0016】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、荷
重や変位をきめ細かく制御可能で静粛な転動疲労試験装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る転動疲労試験装置は、車輪を被転動体
上で転動させることにより、前記車輪及び被転動体のう
ちのいずれか一方又は両方の疲労試験を行う転動疲労試
験装置であって、油圧又は油流量により前記車輪を垂直
方向に駆動する垂直駆動手段と、油圧又は油流量により
前記被転動体を水平方向に駆動する水平駆動手段と、前
記垂直駆動手段により加えられた垂直力及び前記水平駆
動手段により加えられた水平力を検出する力検出手段
と、前記車輪及び前記被転動体の垂直変位及び水平変位
を検出する変位検出手段と、前記力検出手段の検出した
力及び前記変位検出手段の検出した変位に基づき前記垂
直駆動手段と前記水平駆動手段における油圧又は油流量
を電気サーボ制御する制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0018】上記において、好ましくは、前記制御手段
は、前記垂直駆動手段における荷重又は変位が任意の波
形又は周波数となるように制御する。
【0019】また、上記において、好ましくは、前記制
御手段は、前記垂直駆動手段における荷重又は変位が鉄
道車両又はタイヤ式走行体の走行時の振動波形又は周波
数となるように制御する。
【0020】また、上記において、好ましくは、前記制
御手段は、前記垂直駆動手段における荷重又は変位が衝
撃波形となるように制御する。
【0021】また、上記において、好ましくは、前記制
御手段は、前記水平駆動手段における荷重又は変位が任
意の波形又は周波数となるように制御する。
【0022】また、上記において、好ましくは、前記制
御手段は、前記水平駆動手段における荷重又は変位が三
角波形となるように制御する。
【0023】また、上記において、好ましくは、前記制
御手段は、前記水平駆動手段における荷重又は変位が台
形波形となるように制御する。
【0024】また、上記において、好ましくは、前記制
御手段は、前記垂直駆動手段における荷重又は変位の波
形と、前記水平駆動手段における荷重又は変位の波形と
が同期するように制御する。
【0025】また、上記において、好ましくは、油圧又
は油流量により前記車輪を回転方向に駆動する回転駆動
手段を備え、前記力検出手段は、前記回転駆動手段によ
り加えられた回転力を検出し、前記変位検出手段は、前
記車輪の回転方向変位を検出し、かつ、前記制御手段
は、前記力検出手段の検出した前記回転力及び前記変位
検出手段の検出した前記回転方向変位に基づき前記回転
駆動手段における油圧又は油流量を電気サーボ制御する
ことにより、前記車輪及び被転動体の間で滑りを発生さ
せる。
【0026】また、上記において、好ましくは、前記車
輪は鉄道車両用車輪であり、かつ前記被転動体はレール
である。
【0027】また、上記において、好ましくは、前記車
輪はタイヤであり、かつ前記被転動体は舗装部材又はタ
イヤ走行用部材である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明に係る転動疲労試験装置の一実施形態の構成を示す図
であり、図1(A)は正面図を、図1(B)は側面図
を、それぞれ示している。図に示すように、この転動疲
労試験装置100は、フレーム1と、垂直駆動手段であ
る垂直駆動部2と、水平駆動手段である水平駆動部3
と、制御部4を備えて構成されている。
【0029】フレーム1は、垂直駆動部2と水平駆動部
3と制御部4の各部を取り付け、又は支持する構造体で
あり、底板11と、柱状部材12と、梁状部材13と、
板状部材14を有している。底板11は、鋼等の材料に
より形成された厚板状部材であり、この底板11の上面
のほぼ4隅に4つの柱状部材12が立設されている。こ
れらの柱状部材12の頂部には、4つの梁状部材13が
渡され、柱状部材12の各頂部で梁状部材13は固定さ
れている。梁状部材13上には、板支部材14が取り付
けられている。
【0030】垂直駆動部2は、鉄道車両用車輪である車
輪供試体Wを介してレール供試体Rに垂直方向の繰り返
し荷重を与えるように駆動する部分であり、垂直油圧ア
クチュエータ21と、垂直駆動部材22と、車輪軸23
を有している。レール供試体Rは、被転動体に相当して
いる。
【0031】垂直油圧アクチュエータ21は、内部に供
給又は排出される油の圧力によりピストン21Pを出し
入れする装置であり、板状部材14上に取り付けられて
いる。ピストン21Pには、略「逆U」字状の垂直駆動
部材22が取り付けられており、垂直駆動部材22の下
端には車輪軸23が取り付けられている。車輪軸23に
は車輪供試体Wが回転可能な状態で軸支されており、車
輪供試体Wはレール供試体Rを上方から押圧するように
なっている。
【0032】水平駆動部3は、レール供試体Rに水平方
向の繰り返し運動を与えるように駆動する部分であり、
水平油圧アクチュエータ31と、水平駆動部材32と、
レール支持部材33と、枕木状部材34と、レール固定
具35と、摺動部材36を有している。
【0033】水平油圧アクチュエータ31は、内部に供
給又は排出される油の圧力によりピストン31Pを出し
入れする装置であり、フレーム1の底板11に取り付け
られている。ピストン31Pの先端は、水平駆動部材3
2の端部の中央付近に連結されており、水平駆動部材3
2の端部の左右側部付近は、2つの摺動部材36により
支持されている。水平駆動部材32には略板状のレール
支持部材33が取り付けられている。レール支持部材3
3上には枕木状部材34が固定されており、この枕木状
部材34にレール供試体Rがボルト等のレール固定具3
5により片持ち梁状に固定されている。
【0034】上記のような構成により、垂直油圧アクチ
ュエータ21を作動させ、ピストン21Pを出し入れす
ることにより、垂直駆動部材22を上下に振動させ、車
輪供試体W及びレール供試体Rに垂直方向の繰り返し荷
重を与えることができる。この際、レール供試体Rは、
その左右側部を2つの摺動部材36,36により支持さ
れており、水平油圧アクチュエータ31による水平往復
駆動時には、摺動部材36,36上を往復摺動する。
【0035】一方、垂直油圧アクチュエータ21の駆動
と同時に、水平油圧アクチュエータ31を作動させ、ピ
ストン31Pを出し入れすることにより、水平駆動部材
32を水平方向に繰り返し駆動させ、レール供試体Rに
水平繰り返し運動を与えることができる。この水平繰り
返し運動により、車輪供試体Wは、レール供試体R上を
往復転動する。
【0036】このような往復転動により、レール供試体
Rの曲げ疲労や転動疲労に伴う亀裂等の挙動を検討する
ことができる。この際、レール供試体Rは、片持ち状態
で支持されているため、車輪供試体Wが転動して自由端
側へ移動すると、レール供試体Rの上面側には引張応力
が作用し、往復転動と引張との複合状態での挙動が検討
できる。また、同時に、車輪供試体Wの転動面の挙動も
検討できる。なお、レール供試体Rの支持方法は、上記
した片持ち支持のほか、単純支持も可能である。
【0037】次に、上記した転動疲労試験装置100に
おける制御について、図1及び図2を参照しつつ詳細に
説明する。図2は、図1に示す転動疲労試験装置の制御
に関する構成を示すブロック図である。
【0038】図2に示すように、制御部4は、垂直油圧
アクチュエータ21及び水平油圧アクチュエータ31を
制御する部分であり、コントローラ41と、電気油圧サ
ーボ機構42と、垂直荷重検出器43Vと、水平荷重検
出器43Hと、垂直変位検出器44Vと、水平変位検出
器44Hと、ROM(Read Only Memory:読出し専用メ
モリ)45と、RAM(Random Access Memory:随時書
込み読出しメモリ)46と、入力操作部47と、表示部
48を有している。
【0039】コントローラ41は、制御部4の各部を統
括する部分であり、図示しないCPU(Central Proces
sing Unit :中央演算処理装置)と、D/A変換器(図
示せず)と、サーボ増幅器(図示せず)等を有して構成
されている。CPUは、演算やプログラム実行等の処理
を行う部分である。また、D/A変換器は、CPUから
のデジタル制御信号をアナログ信号に変換する部分であ
る。また、サーボ増幅器は、微小な制御信号を増幅し、
後述する制御弁を駆動する部分である。
【0040】垂直荷重検出器43Vは、車輪供試体Wに
作用する垂直荷重を検出する検出器であり、水平荷重検
出器43Hは、レール供試体Rに作用する水平荷重を検
出する検出器である。これらの荷重検出器は、ロードセ
ル又は歪ゲージ等により構成される。このロードセル又
は歪ゲージ等は、荷重によって部材に生じる歪を電気抵
抗の変化として計測し荷重を検出するが、他の方法によ
り荷重を検出する荷重検出器も使用可能である。垂直荷
重検出器43V及び水平荷重検出器43Hは、力検出手
段に相当している。
【0041】また、垂直変位検出器44Vは、車輪供試
体Wにおける垂直変位を検出する検出器であり、水平変
位検出器44Hは、レール供試体Rにおける水平変位を
検出する検出器である。これらの変位検出器は、変位計
又は変位センサ等により構成される。この変位計又は変
位センサ等は、変位を機械的、電気的、磁気的、光学
的、又は他の方法により計測して検出する。垂直変位検
出器44V及び水平変位検出器44Hは、変位検出手段
に相当している。上記した荷重検出器又は変位検出器
は、各アクチュエータごとに設けられてもよいし、レー
ル供試体R又は車輪供試体Wにそれぞれ1個設けられて
もよく、あるいはよりきめ細かく制御するためにさらに
多数の個数設けられてもよい。
【0042】また、ROM45は、コントローラ41の
実行するプログラム等を格納した記憶装置である。この
ROMのかわりにハードディスク又は他の形式の記憶装
置を用いてもよく、これらの記憶装置は読出し専用のも
のだけでなく1回又は複数回書込み可能なものであって
もよい。また、RAM46は、コントローラ41により
演算されたデータ等を一時記憶する記憶装置である。こ
のRAMのかわりにハードディスク又は他の形式の記憶
装置を用いてもよい。また、入力操作部47は、キーボ
ード又はスイッチ若しくは切換用レバーあるいは調節用
ツマミ等を有しており、外部からコントローラ41に指
令等を入力するための装置である。また、表示部48
は、試験結果等を数値又は画像で表示する装置であり、
CRT(Cathode Ray Tube)又は液晶表示装置若しくは
プラズマディスプレイ等を含む。また、図示はしない
が、コントローラ41は試験結果データを電気信号等と
して外部へ出力する端子を備えていてもよく、コントロ
ーラ41に印字出力を行うプリンタ等が接続されていて
もよい。
【0043】次に電気油圧サーボ機構42の構成につい
て説明する。油圧サーボ機構とは、油圧シリンダ又は油
圧モータ等を含む油圧アクチュエータを微小な入力によ
ってフィードバック制御する機構の総称である。この油
圧サーボ機構には、フィードバックをリンク又はカム等
の機械的機構によって行う機械式のものと、フィードバ
ックを電気式機構で行う電気式のものとがある。電気式
制御には、さらに、制御弁をアナログ式に制御する形式
のものと、制御弁をデジタル式に制御する形式のものが
ある。
【0044】上記の制御弁としては、アナログ式では、
サーボ弁又は比例弁が用いられる。サーボ弁とは、電気
入力信号の関数として油の流量又は圧力を制御するバル
ブであり、トルクモータ(図示せず)と、ノズルフラッ
パ弁等の前段増幅部(図示せず)と、スプール弁等の案
内弁部(図示せず)等を有している。
【0045】また、比例弁は、サーボ弁と同様に電気入
力信号の関数として油の流量又は圧力を制御するバルブ
であり、ソレノイド(図示せず)により弁を直接操作す
る形式のものである。
【0046】また、上記の制御弁として、デジタル式で
は、高速オンオフ弁又はパルスモータ操作弁が用いられ
る。高速オンオフ弁は、微小な流体パルス列を形成して
油の流量や圧力を制御するもので、弁は単純なオンオフ
動作を行い、流量の制御は弁が開かれている時間を制御
することによって行う。
【0047】また、パルスモータ操作弁は、パルス信号
により正転又は逆転するパルスモータにより操作され、
油の流量や圧力を制御するもので、パルスモータは一種
のD/A変換装置の機能を果たしている。
【0048】本実施形態の電気油圧サーボ機構42は、
上記した電気式の油圧サーボ機構である。
【0049】以下に、電気油圧サーボ機構42の一例に
ついて説明を行う。この場合には、電気油圧サーボ機構
42は、作動媒体である油を供給する油タンク(図示せ
ず)等の油供給源と、この油供給源から油を供給するた
めの油圧配管回路(例えば42C)と、油により駆動さ
れ所定の動作を行う油圧アクチュエータ21,31と、
油圧アクチュエータ21,31への油の流量や圧力を制
御する制御弁(図示せず)を備えている。制御弁は、コ
ントローラ41によって制御される。コントローラ41
は、垂直荷重検出器43Vと、水平荷重検出器43H
と、垂直変位検出器44Vと、水平変位検出器44Hか
らの信号に基づき、油圧アクチュエータ21,31が適
正な状態となるようにフィードバック制御する。上記に
おいて、コントローラ41と電気油圧サーボ機構42
は、制御手段に相当している。
【0050】次に、本実施形態の電気油圧サーボ機構4
2による制御の方法について説明する。まず、コントロ
ーラ41内のCPU(図示せず)からデジタル駆動制御
信号が出力される。このデジタル駆動制御信号は、コン
トローラ41内のD/A変換器(図示せず)によりアナ
ログ駆動制御信号に変換され、サーボ増幅器(図示せ
ず)によって増幅され、制御弁(図示せず)に出力され
る。このアナログ駆動制御信号により、制御弁(図示せ
ず)が制御され、垂直油圧アクチュエータ21及び水平
油圧アクチュエータ31が作動し、車輪供試体Wの軸は
垂直方向に往復駆動され、レール供試体Rは水平方向に
往復駆動される。
【0051】この際、例えば車輪供試体Wとレール供試
体Rの垂直荷重及び水平荷重が垂直荷重検出器43Vと
水平荷重検出器43Hによって検出されるとともに、車
輪供試体Wとレール供試体Rの垂直変位及び水平変位が
垂直変位検出器44Vと水平変位検出器44Hによって
検出され、コントローラ41内のCPUに送られる。C
PUは、この変位データを監視し、あらかじめプログラ
ム又は計算された所定の値から外れている場合には、所
定の値に戻すように、制御弁の制御を変化させる。これ
により、車輪供試体Wとレール供試体Rの各荷重及び各
変位は、あらかじめプログラム又は計算された所定の値
に近付くように修正される。このような制御が、車輪供
試体W及びレール供試体Rのそれぞれについて、荷重及
び変位ごとに行われる。
【0052】また、垂直変位検出器44V及び水平変位
検出器44Hからの変位データをコントローラ41内の
CPU(図示せず)によって微分することにより、レー
ル供試体R及び車輪供試体Wの速度を検出し制御するこ
とができる。
【0053】したがって、この転動疲労試験装置100
では、各油圧アクチュエータ21,31による荷重又は
変位をきめ細かく制御することができ、変位や荷重が任
意の波形又は周波数となるように制御可能である。ま
た、制御の応答速度も非常に高速にすることが可能であ
る。さらに、駆動時の騒音や振動は非常に小さく、試験
環境を良好な状態に保持することができる。
【0054】例えば、各油圧アクチュエータ21,31
における経時時間に対する変位を示す運動曲線として、
従来の正弦波形だけでなく、三角波形の運動が実現でき
る。三角波形の運動とは、往路の速度が一定値で、復路
の速度は往路とは逆向きで一定値となるような往復運動
である。この場合、往路と復路の速度を非常に高速に
し、かつ往復時間を短くすれば、インパルス状あるいは
スパイク状の衝撃波形の運動とすることができる。
【0055】また、各油圧アクチュエータ21,31に
おける経時時間に対する変位を示す運動曲線として、台
形波形の運動が実現できる。台形波形の運動とは、往路
の速度が一定値で、所定の時間停止した後に往路とは逆
向きとなる復路の運動を行い、復路の速度が一定値とな
るような往復運動である。この場合、往路と復路の速度
を非常に高速にすれば、方形波形の運動とすることがで
きる。
【0056】あるいは、各油圧アクチュエータ21,3
1における経時時間に対する変位を示す運動曲線とし
て、より複雑な波形の運動が実現できる。例えば、垂直
油圧アクチュエータ21における荷重又は変位が鉄道車
両等の走行時の振動時の波形となるように制御すること
も可能である。
【0057】さらに、垂直油圧アクチュエータ21にお
ける荷重又は変位の波形と、水平油圧アクチュエータ3
1における荷重又は変位の波形は、互いに独立に制御す
ることができるとともに、互いに同期するように制御す
ることもできる。このような制御を利用して、レール供
試体Rにレール継目を形成しておき、車輪供試体Wがレ
ール継目上にきたときのみ垂直衝撃荷重が作用するよう
に制御し、レール継目上を走行する車輪の挙動を再現す
る試験を行うことも可能である。
【0058】また、図示はしないが、トルク(回転力)
を検出するトルク検出器と、回転方向の変位を検出する
回転方向検出器(図示せず)を車輪軸23に設け、車輪
軸23に軸まわりのトルクを付与するトルクアクチュエ
ータ(例えば油圧モータなど)を取り付けて、車輪軸2
3のトルクをフィードバック制御すれば、車輪供試体W
のレール供試体R上での滑り率を自在に制御することが
可能となる。上記において、トルクアクチュエータは回
転駆動手段に相当し、トルク検出器と回転方向検出器は
変位検出手段に相当している。
【0059】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0060】例えば、上記実施形態においては、転動疲
労試験装置の例として、車輪として鉄道車両用車輪を使
用するとともに、被転動体としてレールを使用し、車輪
をレール上で繰り返し転動させて車輪とレールの一方又
は両方の疲労試験を行う転動疲労試験装置について説明
したが、本発明はこれには限定されず、他の転動疲労試
験装置、例えば車輪として自動車等のタイヤ走行体に用
いるタイヤを使用するとともに、被転動体として、アス
ファルト舗装等を有する舗装部材、又はコンクリート床
版若しくは鋼床版等のタイヤ走行用部材等を使用し、タ
イヤを舗装部材等の上で繰り返し転動させ、タイヤある
いは舗装部材等の一方又は両方の摩耗又は損傷等の挙動
を検討するための転動疲労試験装置としてもよい。
【0061】また、上記実施形態においては、制御の方
法の例として、コントローラ41内のCPU(図示せ
ず)からデジタル駆動制御信号が出力され、このデジタ
ル駆動制御信号が、コントローラ41内のD/A変換器
(図示せず)によりアナログ駆動制御信号に変換され、
サーボ増幅器(図示せず)によって増幅され、制御弁
(図示せず)に出力され、制御弁が制御されるという例
について説明したが、本発明はこれには限定されず、他
の制御、例えばコントローラ41内のCPU(図示せ
ず)からデジタル駆動制御信号が出力され、このデジタ
ル駆動制御信号により制御弁(図示せず)が直接制御さ
れるようにしてもよい。この場合には、制御弁としてデ
ジタル制御型のものを使用することになり、D/A変換
器は不要となる。
【0062】また、上記実施形態においては、車輪(例
えば車輪供試体W)を垂直方向に駆動する垂直駆動手段
(例えば垂直駆動部2)と、被転動体(例えばレール供
試体R)を水平方向に駆動する水平駆動手段(例えば水
平駆動部3)と、これらを制御する制御手段(例えばコ
ントローラ41と電気油圧サーボ機構42)を備えた転
動疲労試験装置(例えば転動疲労試験装置100)を例
に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、上
記した電気油圧サーボ機構のアクチュエータ等はその配
置及び制御の自由度が高いため、他の構成の装置も実現
可能であり、例えば、車輪(例えば車輪供試体W)にさ
らに水平方向(例えば、レール供試体Rの延設方向に垂
直な水平方向)にも駆動可能な水平駆動手段(例えば、
上記した電気油圧サーボ機構のアクチュエータ等)を設
け、走行時の実際の車両の状況を一層精密に再現するよ
うにしてもよい。あるいは、被転動体(例えばレール供
試体R)にさらに直角方向(例えば、レール供試体Rの
延設方向に垂直な水平方向)にも駆動可能な水平駆動手
段(例えば、上記した電気油圧サーボ機構のアクチュエ
ータ等)を設け、これにより走行時の実際の車両の状況
を一層精密に再現するようにしてもよい。あるいはま
た、車輪(例えば車輪供試体W)及び被転動体(例えば
レール供試体R)の両方にさらに水平方向(例えば、レ
ール供試体Rの延設方向に垂直な水平方向)にも駆動可
能な水平駆動手段(例えば、上記した電気油圧サーボ機
構のアクチュエータ等)を設け、走行時の実際の車両の
状況をさらに精密に再現するようにしてもよい。
【0063】さらに、上記実施形態においては、被転動
体(例えばレール供試体R)を水平方向に駆動する水平
駆動手段(例えば水平駆動部3)が、被転動体に水平方
向の繰り返し運動を与えるように構成された例について
説明したが、本発明における水平方向の駆動はこれには
限定されず、他の意味での水平方向駆動も含まれる。例
えば、被転動体を円環状に形成し、この被転動体の略円
筒面状の外周面のうち上端となる位置に車輪(例えば車
輪供試体W)を載置し、車輪に垂直方向の繰り返し荷重
を与えるように駆動する垂直駆動手段(例えば垂直駆動
部2)を取り付け、上記した円の中心を回転中心として
被転動体を回転駆動手段(例えば、油圧モータ又は電動
モータ等)により回転駆動させ、車輪に垂直繰り返し荷
重を与えつつ被転動体上で転動させるような場合の水平
方向駆動も含まれる。この場合には、車輪が被転動体と
接触している位置(例えば、円環状の被転動体の外周面
のうち上端となる位置)において、被転動体は、車輪に
対して水平方向ではあるが往復方向ではなく一つの方向
にのみ移動することになる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
油圧又は油流量により車輪を垂直方向に駆動する垂直駆
動手段と、油圧又は油流量により被転動体を水平方向に
駆動する水平駆動手段と、垂直力及び水平力を検出する
力検出手段と、車輪及び被転動体の垂直変位及び水平変
位を検出する変位検出手段と、検出された力及び変位に
基づき垂直駆動手段と水平駆動手段における油圧又は油
流量を電気サーボ制御する制御手段を備えたので、荷重
や変位をきめ細かく制御することができ、鉄道車両や自
動車等の車輪又はタイヤや、レール又は舗装部材の疲労
特性を的確に検討することができる、という利点があ
る。また、試験時の騒音や振動も低く、試験環境が良好
である、という利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である転動疲労試験装置の
構成を示す図であり、図1(A)は正面図を、図1
(B)は側面図を、それぞれ示している。
【図2】図1に示す転動疲労試験装置の制御に関する構
成を示すブロック図である。
【図3】従来の転動疲労試験装置の構成を示す図であ
り、図3(A)は背面図を、図3(B)は側面図を、そ
れぞれ示している。
【符号の説明】
1 フレーム 2 垂直駆動部 3 水平駆動部 4 制御部 5 フレーム 6 垂直駆動部 7 水平駆動部 8 滑り調整部 11 底板 12 柱状部材 13 梁状部材 14 板状部材 21 垂直油圧アクチュエータ 21P ピストン 22 垂直駆動部材 23 車輪軸 31 水平油圧アクチュエータ 31P ピストン 32 水平駆動部材 33 レール支持部材 34 枕木状部材 35 レール固定具 36 摺動部材 41 コントローラ 42 電気油圧サーボ機構 42C 油圧配管回路 43H 水平荷重検出器 43V 垂直荷重検出器 44H 水平変位検出器 44V 垂直変位検出器 45 ROM 46 RAM 47 入力操作部 48 表示部 51 底板 52 柱状部材 53 梁状部材 54 軸支部材 61 油圧シリンダ 61P ピストン 62 垂直駆動部材 64 連結部材 65 引張部材 71 電動モータ 71D 駆動軸 72 ベルト車 73 ベルト 74 ベルト車 75,76 歯車 77 クランクロッド 78 水平駆動部材 79 走行輪 80 調整用コマ 81 コマ係合部 100,200 転動疲労試験装置 A,B,C ヒンジ支点 R レール供試体 W 車輪供試体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 則次 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 辰巳 光正 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 高尾 賢一 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 堀川 純 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を被転動体上で転動させることによ
    り、前記車輪及び被転動体のうちのいずれか一方又は両
    方の疲労試験を行う転動疲労試験装置であって、 油圧又は油流量により前記車輪を垂直方向に駆動する垂
    直駆動手段と、 油圧又は油流量により前記被転動体を水平方向に駆動す
    る水平駆動手段と、 前記垂直駆動手段により加えられた垂直力及び前記水平
    駆動手段により加えられた水平力を検出する力検出手段
    と、 前記車輪及び前記被転動体の垂直変位及び水平変位を検
    出する変位検出手段と、 前記力検出手段の検出した力及び前記変位検出手段の検
    出した変位に基づき前記垂直駆動手段と前記水平駆動手
    段における油圧又は油流量を電気サーボ制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする転動疲労試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された転動疲労試験装置
    において、 前記制御手段は、前記垂直駆動手段における荷重又は変
    位が任意の波形又は周波数となるように制御することを
    特徴とする転動疲労試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された転動疲労試験装置
    において、 前記制御手段は、前記垂直駆動手段における荷重又は変
    位が鉄道車両又はタイヤ式走行体の走行時の振動波形又
    は周波数となるように制御することを特徴とする転動疲
    労試験装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載された転動疲労試験装置
    において、 前記制御手段は、前記垂直駆動手段における荷重又は変
    位が衝撃波形となるように制御することを特徴とする転
    動疲労試験装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のうちのいずれ
    か1項に記載された転動疲労試験装置において、 前記制御手段は、前記水平駆動手段における荷重又は変
    位が任意の波形又は周波数となるように制御することを
    特徴とする転動疲労試験装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された転動疲労試験装置
    において、 前記制御手段は、前記水平駆動手段における荷重又は変
    位が三角波形となるように制御することを特徴とする転
    動疲労試験装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載された転動疲労試験装置
    において、 前記制御手段は、前記水平駆動手段における荷重又は変
    位が台形波形となるように制御することを特徴とする転
    動疲労試験装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のうちのいずれ
    か1項に記載された転動疲労試験装置において、 前記制御手段は、前記垂直駆動手段における荷重又は変
    位の波形と、前記水平駆動手段における荷重又は変位の
    波形とが同期するように制御することを特徴とする転動
    疲労試験装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のうちのいずれ
    か1項に記載された転動疲労試験装置において、 油圧又は油流量により前記車輪を回転方向に駆動する回
    転駆動手段を備え、 前記力検出手段は、前記回転駆動手段により加えられた
    回転力を検出し、 前記変位検出手段は、前記車輪の回転方向変位を検出
    し、 かつ、前記制御手段は、前記力検出手段の検出した前記
    回転力及び前記変位検出手段の検出した前記回転方向変
    位に基づき前記回転駆動手段における油圧又は油流量を
    電気サーボ制御することにより、前記車輪及び被転動体
    の間で滑りを発生させることを特徴とする転動疲労試験
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のうちのいず
    れか1項に記載された転動疲労試験装置において、 前記車輪は鉄道車両用車輪であり、かつ前記被転動体は
    レールであることを特徴とする転動疲労試験装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項9のうちのいず
    れか1項に記載された転動疲労試験装置において、 前記車輪はタイヤであり、かつ前記被転動体は舗装部材
    又はタイヤ走行用部材であることを特徴とする転動疲労
    試験装置。
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