JPH10260098A - 空気圧変化検出モジュール - Google Patents
空気圧変化検出モジュールInfo
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Abstract
組み立て工数の低減も図れる空気圧変化検出モジュール
を提供すること。 【解決手段】 空気圧変化検出器とこの検出器からの信
号を増幅するバンドパスフィルタ5を基板2上に備え、
かつ、空気圧変化検出器が通気孔を有する容器と、この
容器内に設けられた焦電素子3と、FET41とリーク抵
抗器42から成り焦電素子からの信号を取出すインピーダ
ンス変換回路4とでその主要部を構成する空気圧変化検
出モジュール1であって、上記基板上に焦電素子とイン
ピーダンス変換回路を直接実装すると共に、上記容器を
用いることなく通気孔80が設けられた電磁シールド蓋材
8を上記基板に冠着させ、少なくとも焦電素子とインピ
ーダンス変換回路及びバンドパスフィルタについて電磁
シールドしたことを特徴とする。
Description
焦電素子が組込まれた空気圧変化検出器とバンドパスフ
ィルタ等を用いて空気圧変化を検出し得るようにした、
例えば防犯装置に好適な空気圧変化検出モジュールに係
り、特に、耐電磁ノイズ特性が良好で小型化に適しかつ
組み立て工数の低減も図れる空気圧変化検出モジュール
の改良に関するものである。
載される空気圧変化検出器としては、チタン酸ジルコン
酸鉛(PZT)やチタン酸バリウム(BaTiO3 )等
から成る圧電素子を適用したもの、あるいは、PZT、
BaTiO3 、PbTiO3 、LiNbO2 、LiTa
O3 、SBN、BaSrNbO6 、Pb5Ge3O等から
成る焦電素子を適用したもの等が知られている。
検出器としては、図4に示すように上面側に通気孔a1が
設けられた蓋体a2とこの蓋体a2が冠着される基盤a3から
成る導電性の容器aと、この容器a内に配置されかつ略
中央部に透孔b1が開設された素子基板bと、この素子基
板bの透孔b1の上側でその透孔b1周縁部に基端側が固着
されかつその先端側が上記透孔b1内において撓み変形可
能に設けられると共に両面に電極c1が形成された圧電素
子cと、電界効果型トランジスタとリーク抵抗器から成
り圧電素子cからの空気圧変化に対応した信号を取り出
すインピターンス変換回路dとでその主要部が構成され
るものが知られている(特開平4−208827号公報
参照)。
微弱で極低周波の空気振動を圧力−電気変換で検出する
ことができる。すなわち、圧力変化によって図5に示す
ように外気が容器aの通気孔a1を介し容器a内部に侵入
すると片持ち式に支持された上記圧電素子cが振動し、
この振動によって圧電素子c内に発生した圧電出力が電
極c1とリードeを介し出力されるようになっている。
検出器は、図6に示すように側面側に通気孔a1が設けら
れた蓋体a2とこの蓋体a2が冠着される基盤a3から成る導
電性の容器aと、この容器a内に配置されかつ略中央部
に透孔b1が開設された素子基板bと、この素子基板bの
透孔b1の上側でその透孔b1周縁部に基端側が固着されか
つ両面に電極g1が形成された焦電素子gと、電界効果型
トランジスタとリーク抵抗器から成り上記圧電素子gか
らの空気圧変化に対応した信号を取り出すインピターン
ス変換回路dとでその主要部が構成されており、この空
気圧変化検出器によれば微弱で極低周波の空気振動を温
度−電気変換で検出することができる。すなわち、圧力
変化によって図6に示すように外気が容器aの通気孔a1
を介し容器a内部に侵入すると上記焦電素子gがこの外
気の流れを温度の変化としてとらえ、この温度変化によ
って焦電素子g内に発生した焦電出力が電極g1とリード
eを介し出力されるようになっている。
素子以外に焦電素子としても適用できることから、圧電
機能に加え焦電機能も備えている。このため、圧電素子
が適用された図4の空気圧変化検出器においては空気圧
変化が起こっていないにも拘らず圧電素子の焦電作用に
より誤動作を引き起こすことがある。すなわち、この空
気圧変化検出器においては、容器内に侵入した外気によ
り圧電素子を振動させて圧電出力を生じさせる構成を採
っている関係上、図4に示すように圧電素子cが配置さ
れた略真上部に位置する蓋体a2の壁面に通気孔a1を設け
る必要があった。このため、何らかの原因で上記通気孔
a1から赤外線等の熱線が容器a内に入射されかつこの熱
線が上記圧電素子cを照射した場合、空気圧変化が起こ
っていないにも拘らず圧電素子cが焦電作用して空気圧
変化検出器の誤動作を引き起こすことがある。
空気圧変化検出器においては、上記通気孔a1の形成部位
を蓋体a2の上面側以外の任意部位に設定できるため、通
気孔a1の形成部位を適宜設定することにより上記通気孔
a1を介した赤外線等の焦電素子への照射を防止すること
ができる。
の空気圧変化検出器に較べ、焦電素子が適用された図6
の空気圧変化検出器は赤外線等の熱線による誤動作が起
こり難い利点を有している。
載された空気圧変化検出器を用いて、例えば、室内侵入
検知器や車内侵入検知器等の防犯装置を構成する場合、
上記圧電素子や焦電素子から出力される電気的信号は微
弱なため、通常この信号を増幅させる必要があり、ま
た、圧電素子や焦電素子から出力される信号の直流成分
は空気圧変化以外の要因に影響され易いため、上記信号
増幅手段としてはローカットフィルタ機能やハイカット
フィルタ機能を具備するものが好ましかった。
防犯装置を構成する場合、図7〜図8に示すように基板
v上に実装された空気圧変化検出器pの出力側に0.1
から100Hz程度の周波数信号のみを増幅させるバン
ドパスフィルタqが組み込まれ、かつ、バンドパスフィ
ルタqの出力側には増幅された出力信号から空気圧変化
の有無を検出する比較器r、及び、出力器s等が組み込
まれている。
t2はGND端子、t3は出力端子を示しており、また、図
8においてaは空気圧変化検出器pの容器、bは素子基
板、cは圧電素子、dはインピーダンス変換回路、d1は
この回路の一部を構成する電界効果型トランジスタ、d2
はリーク抵抗器、fは抵抗を示している。また、空気圧
変化検出器において圧電素子若しくは焦電素子の電極に
インピーダンス変換回路を接続させている理由は、上記
圧電素子若しくは焦電素子の内部抵抗が大きいため、そ
のままではその出力を取り出すことができないためであ
る。
しくは焦電素子が搭載された空気圧変化検出器は電磁ノ
イズに弱い欠点を有するため、従来、圧電素子若しくは
焦電素子やインピーダンス変換回路等についてはこれ等
を電磁シールド効果を有する上記容器内に収容し、電磁
シールドする方法が採られている。
み込まれるバンドパスフィルタqの増幅率については6
0から70dB程度必要とされている。そして、この様
な高い増幅率を有する増幅器に対しては電磁ノイズの影
響を避けるため、従来、図9に示す空気圧変化検出器p
やバンドパスフィルタq等が実装された基板vに電磁シ
ールド蓋材hを冠着させて電磁シールドする方法が採ら
れている。
記通気孔a1に対応した部位に設けられた孔部を示してい
る。また、上記基板vの背面側にも電磁シールド背面側
蓋材(図示せず)を冠着させてより強力に電磁シールド
する方法も採られている。
等の防犯装置を構成する従来の空気圧変化検出モジュー
ルを組み立てるには、まず、素子基板b上に圧電素子若
しくは焦電素子(図9、図10では圧電素子c)と、電
界効果型トランジスタd1とリーク抵抗器d2から成るイン
ピーダンス変換回路d等を実装し、かつ、これ等部材が
実装された素子基板bを容器a内に収容して空気圧変化
検出器pを製造し、次に、この空気圧変化検出器pをモ
ジュール用の基板v上に実装し、更に、この基板v上に
バンドパスフィルタq、比較器r、及び、出力器s等を
実装させた後、上記電磁シールド蓋材hを基板vの表面
側に冠着させ、場合によっては基板vの背面側にも電磁
シールド背面側蓋材を冠着させて空気圧変化検出モジュ
ールを得ている(図10参照)。
については、このモジュールを組み立てる際、その工数
が多いことからその生産性が悪い問題点を有しており、
かつ、容器aとこの内部に収容された圧電素子c等の部
材から成る空気圧変化検出器pが上記電磁シールド蓋材
h内に収納される構造になるため空気圧変化検出モジュ
ールの外形寸法が大きくなる問題点を有していた。
たもので、その課題とするところは、耐電磁ノイズ特性
が良好で小型化に適しかつ組み立て工数の低減も図れる
空気圧変化検出モジュールを提供することにある。
ため本発明者等が鋭意研究を行ったところ、従来、空気
圧変化検出器の必須の構成部材とされていた上記容器に
ついてはこれを基板に冠着される電磁シールド蓋材で代
用できることを見出すと共に、上記容器を空気圧変化検
出モジュールの構成部材から取り除いても得られる空気
圧変化検出モジュールの耐電磁ノイズ特性が低下し難い
ことを確認するに至った。
き完成されたものである。
変化検出器と、この検出器からの出力信号を増幅する増
幅機能とフィルタ機能を有するバンドパスフィルタと、
増幅された出力信号から空気圧変化の有無を検出する比
較器とを基板上に備え、かつ、上記空気圧変化検出器
が、通気孔を有する容器と、この容器内に設けられた圧
電素子若しくは焦電素子と、電界効果型トランジスタと
リーク抵抗器から成り上記圧電素子若しくは焦電素子か
らの空気圧変化に対応した信号を取り出すインピーダン
ス変換回路とでその主要部を構成する空気圧変化検出モ
ジュールを前提とし、バンドパスフィルタと比較器が実
装される上記基板上に、直接若しくは素子基板を介し圧
電素子若しくは焦電素子と上記インピーダンス変換回路
を実装すると共に、上記容器を用いることなく通気孔が
設けられた電磁シールド蓋材を上記基板に冠着させ、少
なくとも圧電素子若しくは焦電素子とインピーダンス変
換回路及びバンドパスフィルタについて上記電磁シール
ド蓋材により電磁シールドしたことを特徴とするもので
ある。
載の発明に係る空気圧変化検出モジュールを前提とし、
基板上に実装した比較器についても上記電磁シールド蓋
材により電磁シールドされていることを特徴とし、請求
項3に係る発明は、請求項1または2記載の発明に係る
空気圧変化検出モジュールを前提とし、上記基板の背面
側にも電磁シールド背面側蓋材が冠着されていることを
特徴とするものである。
変化検出モジュールによれば、従来、必須の構成部材と
された空気圧変化検出器の容器についてこれを省略する
ことができるため部品点数の低減と組み立て工数の低減
が図れると共に、上記容器が適用されないことから電磁
シールド蓋材の高さ寸法を低減でき空気圧変化検出モジ
ュールの小型化も図ることが可能となる。
化検出モジュールによれば、基板上に実装された圧電素
子若しくは焦電素子とインピーダンス変換回路及びバン
ドパスフィルタに加えて比較器についても電磁シールド
しているため空気圧変化検出モジュールの耐電磁ノイズ
特性がより向上し、電磁ノイズに起因した空気圧変化検
出モジュールの誤動作をより十分に防止することが可能
となる。
化検出モジュールによれば、基板の背面側にも電磁シー
ルド背面側蓋材が冠着されているため空気圧変化検出モ
ジュールの耐電磁ノイズ特性が更に向上し、電磁ノイズ
に起因した空気圧変化検出モジュールの誤動作をより完
全に防止することが可能となる。
て図面を参照して詳細に説明する。
化検出モジュールの分解概略斜視図、図2は本発明の実
施の形態に係る空気圧変化検出モジュールの回路構成図
をそれぞれ示している。
1は、図1に示すようにアルミナ、セラミックスまたは
エポキシ樹脂等で形成された基板2と、この基板2上に
エポキシ系接着剤等を介し直接実装された焦電素子3
と、同じく基板2上に実装された電界効果型トランジス
タ(FET)41と107 〜1010Ω程度のリーク抵抗
器42から成るインピーダンス変換回路4と、同じく基
板2上に実装されたフィルタ機能と増幅機能を備えるバ
ンドパスフィルタ5と、同じく基板2上に実装された比
較器6及び出力器7(図2参照)と、一側面に通気孔8
0が設けられかつ上記基板2に冠着される箱型形状の電
磁シールド蓋材8とでその主要部が構成されている。
ン酸鉛(PZT)やチタン酸バリウム(BaTiO3 )
等の焦電セラミックスを厚さ300μm以下のストリッ
プ状に成形加工した材料から成り、その両面には金、銀
またはニッケル等の金属が蒸着法等により製膜されて成
る電極31、32が付設されていると共に、上記基板2
上に直接実装されている。また、焦電素子3の支持の仕
方は、従来技術で挙げた片持ち式でも両持ち式でもよ
く、また、基板2に直接実装する構造に代えて同様の素
子基板を介して実装してもよい。尚、焦電素子に代えて
圧電素子を適用してもよい。この場合、圧電素子の撓み
変形が可能となるように透孔を有する素子基板を介し基
板2上に実装し、かつ、片持ち式で支持することを要す
る。
電界効果型トランジスタ(FET)41のゲイトに接続
されると共に、他方の電極32が接地されていて、更に
上記ゲイト及び電極31、32の接地側間に上記リーク
抵抗器42が接続される。
6等は図示外のオペアンプやコンデンサ、抵抗等にて構
成されている。尚、上記比較器6は、バンドパスフィル
タ5により増幅された焦電素子3からの電気的信号につ
いて閾値を越えたか否かをアナログ処理的に判断し、そ
の結果(すなわち、閾値を越えたならON、閾値を越え
ないならOFF信号)を出力器7へ出力するように構成
されている。また、静電ノイズや電磁ノイズ等を考慮し
て、電界効果型トランジスタ(FET)41、リーク抵
抗器42、バンドパスフィルタ5等については上記焦電
素子3のなるべく近くに配置することが好ましい。
ド蓋材8は、外部からの電磁誘導による静電ノイズ、電
磁ノイズの影響を考慮し、導電性が高く、かつ、透磁率
が高いと共に、ある程度の機械的強度と耐食性を具備す
る材料を適用することが好ましく、例えば、一般的な炭
素鋼やステンレス鋼等が適用できる。また、より完全な
電磁シールドを図るため、上記基板2の背面側に電磁シ
ールド背面側蓋材(図示せず)を冠着させる構成を採っ
てもよい。この場合、基板の両側から電磁シールド蓋材
と電磁シールド背面側蓋材とを別々に冠着させる方法を
採ってもよいし、あるいは、電磁シールド蓋材と電磁シ
ールド背面側蓋材とで事前にシールドケースを作成しこ
のケース内に上記焦電素子等が実装された基板を収納し
て基板に対し電磁シールド蓋材と電磁シールド背面側蓋
材とを冠着させる方法を採ってもよい。
モジュール1を組み立てるには、上記基板2上に、焦電
素子3、電界効果型トランジスタ(FET)41、リー
ク抵抗器42、バンドパスフィルター5、比較器6、出
力器7、その他の構成部材を実装し、かつ、基板2の表
面側から電磁シールド蓋材8を冠着させるだけで得られ
る。このため、従来の空気圧変化検出モジュールに較べ
て作業工数の低減が図れると共に、空気圧変化検出器用
の容器を省略できることからモジュールの小型化が図れ
る。また、図1および図2中、91は電源端子、92は
GND端子、93は出力端子、40は抵抗をそれぞれ示
している。
ルは、図1と図2に示された空気圧変化検出モジュール
と同一である。
モジュールについて、その面積と厚さを従来のモジュー
ルと対比しその小型化が図れていることを確認し、併せ
てこの空気圧変化検出モジュールの耐電磁ノイズ特性に
ついても確認を行った。
においては、25mm角の基板2が適用され、かつ、基
板2に実装された上記焦電素子3の寸法が20mm2 、
電界効果型トランジスタ(FET)41の寸法が12m
m2 、リーク抵抗器42の寸法が2mm2 であった。
ールにおいては、空気圧変化検出器用容器の面積が6
5.7mm2 であった。
ュールの平面積(すなわち基板2の面積)は、25mm
×25mm=625mm2 であった。
モジュールにおいては実施例で適用されていない空気圧
変化検出器用容器が組み込まれているため、その分、基
板の面積を大きく設定することを要する。但し、焦電素
子3、電界効果型トランジスタ(FET)41及びリー
ク抵抗器42は、上記空気圧変化検出器用容器内に収容
されるため、 65.7mm2 −(20mm2 +12mm2 +2m
m2 )=31.7mm2 だけ余分な面積が必要となる。
ジュールの面積は625mm2 であるのに対し、従来例
に係る空気圧変化検出モジュールの面積は 625mm2 +31.7mm2 =656.7mm2 とな
る。
空気圧変化検出モジュールの面積は5%程度その低減が
図れることを確認できた。
例と実施例に係るモジュールの厚みについて比較検討し
た。
ールド蓋材と電磁シールド背面側蓋材を冠着させた構造
のモジュールを組み立ててその比較を行った。
板2に実装された構成部品の内で高さ寸法が最大の部材
(コンデンサ)の高さは1.9mm、電磁シールド蓋材
と電磁シールド背面側蓋材の厚さは0.3mmであり、
かつ、クリアランスは0.5mmに設定した。
ールの空気圧変化検出器用容器の高さ寸法は4.9mm
であった。
空気圧変化検出モジュールの厚さ寸法は、電磁シールド
背面側蓋材の厚さ+クリアランス+基板の厚さ+空気圧
変化 検出器用容器の高さ+クリアランス+電磁シールド蓋材
の厚さ=0.3+0.5+0.8+4.9+0.5+
0.3=7.3mm また、実施例に係る空気圧変化検出モジュールの厚さ寸
法は、電磁シールド背面側蓋材の厚さ+クリアランス+
基板の厚さ+コンデンサの高さ +クリアランス+電磁シールド蓋材の厚さ=0.3+
0.5+0.8+1.9+0.5+0.3=4.3mm となった。
ュールに較べて厚さ寸法の低減も図れていることが確認
された。
て)図7と図8に示した従来の空気圧変化検出モジュー
ルと、図9に示した従来の空気圧変化検出モジュール
(但し、基板の背面側にも電磁シールド背面側蓋材を冠
着させた構造のモジュール)と、図1に示した実施例に
係る空気圧変化検出モジュール(但し、基板の背面側に
も電磁シールド背面側蓋材を冠着させた構造のモジュー
ル)について、トランシーバーを同じ距離近付けかつト
ランシーバーをオンしたときに発生する電磁ノイズの影
響について試験した。
に示す。
ド蓋材を冠着させた図9の従来の空気圧変化検出モジュ
ールと、電磁シールド蓋材を冠着させた図1の実施例に
係る空気圧変化検出モジュールに対し、トランシーバー
を同じ距離近付けかつトランシーバーをオンしたときの
増幅器(すなわちバンドパスフィルタ)の出力をプロッ
トしたもので、図3(A)のグラフ図中、は図9の従
来の空気圧変化検出モジュールからの出力、は図1の
実施例に係る空気圧変化検出モジュールからの出力をそ
れぞれ示している。
ルド蓋材を冠着させていない図7の従来の空気圧変化検
出モジュールと、電磁シールド蓋材を冠着させた図1の
実施例に係る空気圧変化検出モジュールに対し、トラン
シーバーを同じ距離近付けかつトランシーバーをオン
(但し、パワーは図3Aのケースより弱く設定されてい
る)したときの増幅器(すなわちバンドパスフィルタ)
の出力をプロットしたもので、図3(B)のグラフ図
中、は図7の従来の空気圧変化検出モジュールからの
出力、は図1の実施例に係る空気圧変化検出モジュー
ルからの出力をそれぞれ示している。
の従来の空気圧変化検出モジュールと図1の実施例に係
る空気圧変化検出モジュールの耐電磁ノイズ特性は略同
一であることが確認される。
従来の空気圧変化検出モジュールの耐電磁ノイズ特性
は、図1の実施例に係る空気圧変化検出モジュールに較
べて非常に劣っていることが確認される。
出モジュールによれば、従来、必須の構成部材とされた
空気圧変化検出器の容器についてこれを省略することが
できるため部品点数の低減と組み立て工数の低減が図れ
ると共に、上記容器が適用されないことから電磁シール
ド蓋材の高さ寸法を低減でき空気圧変化検出モジュール
の小型化も図ることが可能となる。
化検出モジュールによれば、基板上に実装された圧電素
子若しくは焦電素子とインピーダンス変換回路及びバン
ドパスフィルタに加えて比較器についても電磁シールド
しているため空気圧変化検出モジュールの耐電磁ノイズ
特性がより向上し、電磁ノイズに起因した空気圧変化検
出モジュールの誤動作をより十分に防止することが可能
となる。
化検出モジュールによれば、基板の背面側にも電磁シー
ルド背面側蓋材が冠着されているため空気圧変化検出モ
ジュールの耐電磁ノイズ特性が更に向上し、電磁ノイズ
に起因した空気圧変化検出モジュールの誤動作をより完
全に防止することが可能となる。
ュールの分解概略斜視図。
ュールの回路構成図。
来例に係る空気圧変化検出モジュールと電磁シールド蓋
材を冠着させた実施例に係る空気圧変化検出モジュール
の耐電磁ノイズ特性を比較するグラフ図、図3(B)は
電磁シールド蓋材を冠着させない従来例に係る空気圧変
化検出モジュールと電磁シールド蓋材を冠着させた実施
例に係る空気圧変化検出モジュールの耐電磁ノイズ特性
を比較するグラフ図。
検出器の分解概略斜視図。
検出器の機能を説明するための概略断面図。
検出器の分解概略斜視図。
出器が実装された空気圧変化検出モジュールの概略斜視
図。
路構成図。
れかつ電磁シールド蓋材を冠着させた従来例に係る空気
圧変化検出モジュールの分解概略斜視図。
回路構成図。
Claims (3)
- 【請求項1】空気圧変化検出器と、この検出器からの出
力信号を増幅する増幅機能とフィルタ機能を有するバン
ドパスフィルタと、増幅された出力信号から空気圧変化
の有無を検出する比較器とを基板上に備え、かつ、上記
空気圧変化検出器が、通気孔を有する容器と、この容器
内に設けられた圧電素子若しくは焦電素子と、電界効果
型トランジスタとリーク抵抗器から成り上記圧電素子若
しくは焦電素子からの空気圧変化に対応した信号を取り
出すインピーダンス変換回路とでその主要部を構成する
空気圧変化検出モジュールにおいて、 バンドパスフィルタと比較器が実装される上記基板上
に、直接若しくは素子基板を介し圧電素子若しくは焦電
素子と上記インピーダンス変換回路を実装すると共に、
上記容器を用いることなく通気孔が設けられた電磁シー
ルド蓋材を上記基板に冠着させ、少なくとも圧電素子若
しくは焦電素子とインピーダンス変換回路及びバンドパ
スフィルタについて上記電磁シールド蓋材により電磁シ
ールドしたことを特徴とする空気圧変化検出モジュー
ル。 - 【請求項2】基板上に実装した比較器についても上記電
磁シールド蓋材により電磁シールドされていることを特
徴とする請求項1記載の空気圧変化検出モジュール。 - 【請求項3】上記基板の背面側にも電磁シールド背面側
蓋材が冠着されていることを特徴とする請求項1または
2記載の空気圧変化検出モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333797A JPH10260098A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 空気圧変化検出モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333797A JPH10260098A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 空気圧変化検出モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10260098A true JPH10260098A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13799632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8333797A Pending JPH10260098A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 空気圧変化検出モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10260098A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010169512A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Nippon Soken Inc | 圧力変化検出装置 |
JP2014119383A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Seiko Instruments Inc | 電子機器 |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP8333797A patent/JPH10260098A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010169512A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Nippon Soken Inc | 圧力変化検出装置 |
JP2014119383A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Seiko Instruments Inc | 電子機器 |
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