JPH10258309A - 押出機のプレッシャーリングとそれを用いた押出機 - Google Patents

押出機のプレッシャーリングとそれを用いた押出機

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Publication number
JPH10258309A
JPH10258309A JP26176196A JP26176196A JPH10258309A JP H10258309 A JPH10258309 A JP H10258309A JP 26176196 A JP26176196 A JP 26176196A JP 26176196 A JP26176196 A JP 26176196A JP H10258309 A JPH10258309 A JP H10258309A
Authority
JP
Japan
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pressure ring
extruder
deflection
extruded
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP26176196A
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English (en)
Inventor
Susumu Tamura
進 田村
Kazumi Kato
和美 加藤
Seiichi Ishido
誠一 石戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 押出時のプレッシャーリングの撓みを抑制す
る。 【解決手段】 外側部材20を内側部材21に焼き嵌め
した2重構造を備えるプレッシャーリング23。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押出時に、ダイスが
押しつけられるプレッシャーリングとそれを用いた押出
機に関する。
【0002】
【従来の技術】押出加工は、典型的には、被押出部材
(ビレット)をスリーブ内に収容し、そのスリーブの一
方端側からステムによって押されたダミーブロックによ
りスリーブ内の被押出部材に圧力を掛け、スリーブの他
端側に配置したダイスから被押出部材を押し出して加工
するものである。押出加工は、その対象が金属の他、樹
脂材等、種々の材料に適用できるものである。対象が金
属材の押出加工の場合、ダイス等に掛かる荷重は通常、
大きくなる。
【0003】図1は、押出機の例の一部断面図である。
図示しない被押出部材(以下ビレットと称する)はビレ
ットローダー41で案内されてスリーブ44内に入れら
れる。メインシリンダー51により押されたメインラム
50が図の右方に移動し、ステム40がスリーブ44内
に入り、そのステム40に押されて、ビレットがダイス
1から押し出される(通常、ステム40とビレットの間
にはダミブロックが配される)。この図の例の場合、メ
インラム50の駆動は油圧式である。51はメインシリ
ンダー、52はメインシリンダーハイジング、53はプ
レフィルバルブ、54はオイルタンクである。また42
はコンテナホルダー、43はコンテナ、45はシャー油
圧シリンダー、46はメインシェアーである。
【0004】押出時にダイス1には強い荷重が掛かる。
そのダイス1はダイスホルダー10に脱着可能に保持さ
れる。ダイス1には図の右方への押出力が掛かるが、そ
の力は主にプレッシャーリング2で受ける。プレッシャ
ーリング2はエンドプラテン3に脱着可能に装着されて
いる。図5はプレッシャーリング210の一例を示す概
略斜視図である。211はプレッシャーリング210の
孔である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1において、プレッ
シャーリング2はエンドプラテン3に脱着可能に装着さ
れているが、この双方には、押出時に強い力が掛かる。
このため、押出時にはプレッシャーリング2やエンドプ
ラテン3はある程度、撓むことが避けがたい。エンドプ
ラテン3の撓み低減対策としては、エンドプラテン3に
(図のどれが加圧シリンダでタイロッドであるか、等、
不明です)によってコンプレション(圧力)を与えて、
撓みを抑制することが提案、実用化されている。このよ
うなエンドプラテン3の撓みを低減させる構造の押出機
が、近年種々販売されている。
【0006】プレッシャーリング2にも撓みが生じる問
題がある。しかし従来、プレッシャーリング2の撓み低
減に関しては、十分な対策が施されない場合が多かっ
た。プレッシャーリング2はエンドプラテン3に脱着可
能なものであるが、撓みが大きいと押出材のメタルフロ
ーが変化し厳しい寸法制度が必要とされる押出形材の製
造が困難となったり、そうした押出製品の歩留りが低下
する等の問題がある。そのため場合によっては交換が必
要になったりする。そこでプレッシャーリング2の撓み
に関する実用的な対策が望まれていた。
【0007】ところで、一般に押出機は普通の消費財と
異なり、かなりの長期間に渡り使われることも少なくな
い。従ってプレッシャーリング2やエンドプラテン3の
撓みを低減するための対策は、その押出機の構造を大幅
に変えざるを得ない場合は適用しにくい。特にエンドプ
ラテン3の場合、押出機の構造を大幅に変えることにな
る場合が多く、旧来の押出機には実用的には適用しにく
い。対して、プレッシャーリング2の場合、エンドプラ
テン3に脱着可能な部品であり、このプレッシャーリン
グ2の改良によって、低コストでその撓みを低減させる
ことが望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、押
出時の撓みが抑制されたプレッシャーリングとそれを用
いた押出機を提供する。即ち、本発明のプレッシャーリ
ングは、被押出部材が収容されるスリーブの押出出口側
に配置されたダイスを押出方向に保持するエンドプラテ
ンに取り付けられ、前記ダイスに掛かる押出力を受ける
プレッシャーリングであって、該プレッシャーリング
は、外側部材と内側部材とを備える2重構造であり、前
記外側部材が前記内側部材に焼き嵌めされてなるもので
ある。またこのプレッシャーリングを用いた押出機は、
プレッシャーリングの撓みが抑制される。プレッシャー
リングの撓みが抑制されると、押出材の寸法制度が向上
し、プレッシャーリングの寿命が長くなることも期待で
きる。またプレッシャーリングの寿命やその破損の際に
は、内部部材のみの交換で良い場合もありコスト的にも
優れる。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のプレッシャーリ
ングの一態様を示すものである。このプレッシャーリン
グ23は、2重構造になっており、内側部材21に、外
側部材20が焼き嵌めされた構造になっている。なお孔
22は、押出材が通る孔になる。このプレッシャーリン
グ23の形状やサイズ、孔22の形状やサイズは、これ
が使われる押出機や、押し出すべき押出材の形状等によ
って適宜決められる。
【0010】このような2重構造のプレッシャーリング
は、押出時の撓みが抑制される。この点を図3を参照し
ながら説明する。図3のプレッシャーリング24は、押
出時にダイスから押出力を受けることで、図3(イ)の
上からの荷重(矢印)を受ける。そして図の点線25の
ようにプレッシャーリング24が変形する。この変形
は、図の左右方向に広がるような応力がプレッシャーリ
ング24に掛かることによる。一方、図3(ロ)に示す
ように、本発明のプレッシャーリング27は、内側部材
29に外側部材28が焼き嵌めされた構造であるので、
図3(ロ)に矢印で示すように、内側方向に応力が内側
部材29に掛かっている。従って、図3(イ)の矢印で
示す方向の荷重を受けても、図の左右方向に広がるよう
な応力に対抗して、図3(イ)の図の点線25の如き変
形が抑制されるのである。尚、図3は説明の便宜上、変
形(撓み)等が誇張されて描かかれたものである。
【0011】本発明のプレッシャーリングの材質は特に
限定されないが、従来、プレッシャーリングに使われて
いる鉄鋼材が使える。また内側部材と外側部材の材質
は、異なっていても構わない。また、外側部材のその半
径方向の肉厚は、プレッシャーリングのサイズや孔のサ
イズ、或いは押出時の押出力の強さ等により適宜設定す
れば良い。
【0012】また図2のプレッシャーリング23では内
側部材21と外側部材20とは、いずれもその外形が円
柱形態で、その高さ(円柱状の高さ)を同じにした場合
を描いているが、その他、実施形態としては例えば図4
に示す(イ)(ロ)(ハ)のような場合がある。図4
(イ)は、図2の場合と同様、内側部材200と外側部
材201のいずれも円柱形状にした場合である。図4
(ロ)は内側部材203の外形を円錐台形状にして、テ
ーパーを付けた場合である。この場合、外側部材204
の内側にもテーパーを付ける。図4(ハ)は、外側部材
207の外形形状は円柱状であるが、その高さを内側部
材206より小さくした場合である。この場合、内側部
材206は2段形状になっており、その段部には0から
10°程度のテーパーを付けても良い。
【0013】尚、外側部材を内側部材に焼き嵌める方法
は、通常の手法によれば良い。例えば外側部材を加熱
し、加熱していない内側部材をその内側に差し込んだ状
態で冷却すれば良いのである。
【0014】本発明のプレッシャーリングは、上述の構
造にすることで、押出時の撓みが抑制され好ましいもの
である。例えば図4(ハ)の形態の場合、従来品に比
べ、撓み具合が約30%程度低減した。本発明のプレッ
シャーリングを使った押出機は、押出製品の寸法制度が
向上する等、優れたものである。
【0015】また本発明はプレッシャーリング自体の改
良により、プレッシャーリングの押出時の撓みを抑制す
るものである。従って、押出機の構造を変えたり、新た
に押出機を用意しなくても、プレッシャーリングの撓み
を抑制することができ、コスト的に有利である。また、
旧来の押出機の他、新しい押出機にも適用できる発明で
ある。
【0016】
【発明の効果】本発明のプレッシャーリングは、押出時
の撓みが抑制され好ましいものである。またプレッシャ
リング自体の改良によるもので低コストで、撓みの抑制
を実現することができる。また押出機の構造を変えたり
する必要がなく、旧来の押出機にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出機の一例を示す一部断面図である。
【図2】本発明のプレッシャーリングの1例を示す斜視
図である。
【図3】本発明のプレッシャーリングの撓み抑制を説明
する説明図である。
【図4】本発明のプレッシャーリングの例を示す断面図
である。(イ)は図2と同様の場合、(ロ)(ハ)はそ
の他の例である。
【図5】従来のプレッシャーリングの1例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ダイス 2、23、24、27、202、205、208、21
0 プレッシャーリング 20、28、201、204、207 外側部材 21、29、200、203、206 内側部材 22、26、211 孔 3 エンドプラテン 40 ステム 41 ビレットローダー 42 コンテナホルダー 43 コンテナ 44 スリーブ 45 シャー油圧シリンダー 46 メインシェアー 48 コンテナシリンダー 50 メインラム 51 メインシリンダー 52 プレフィルバルブ 53 オイルタンク
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1において、プレッ
シャーリング2はエンドプラテン3に脱着可能に装着さ
れているが、この双方には、押出時に強い力が掛かる。
このため、押出時にはプレッシャーリング2やエンドプ
ラテン3はある程度、撓むことが避けがたい。エンドプ
ラテン3の撓み低減対策としては、エンドプラテン3に
よってコンプレション(圧力)を与えて、撓みを抑制す
ることが提案、実用化されている。このようなエンドプ
ラテン3の撓みを低減させる構造の押出機が、近年種々
販売されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】プレッシャーリング2にも撓みが生じる問
題がある。しかし従来、プレッシャーリング2の撓み低
減に関しては、十分な対策が施されない場合が多かっ
た。プレッシャーリング2はエンドプラテン3に脱着可
能なものであるが、撓みが大きいと押出材のメタルフロ
ーが変化し厳しい寸法精度が必要とされる押出形材の製
造が困難となったり、そうした押出製品の歩留りが低下
する等の問題がある。そのため場合によっては交換が必
要になったりする。そこでプレッシャーリング2の撓み
に関する実用的な対策が望まれていた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、押
出時の撓みが抑制されたプレッシャーリングとそれを用
いた押出機を提供する。即ち、本発明のプレッシャーリ
ングは、被押出部材が収容されるスリーブの押出出口側
に配置されたダイスを押出方向に保持するエンドプラテ
ンに取り付けられ、前記ダイスに掛かる押出力を受ける
プレッシャーリングであって、該プレッシャーリング
は、外側部材と内側部材とを備える2重構造であり、前
記外側部材が前記内側部材に焼き嵌めされてなるもので
ある。またこのプレッシャーリングを用いた押出機は、
プレッシャーリングの撓みが抑制される。プレッシャー
リングの撓みが抑制されると、押出材の寸法精度が向上
し、プレッシャーリングの寿命が長くなることも期待で
きる。またプレッシャーリングの寿命やその破損の際に
は、内部部材のみの交換で良い場合もありコスト的にも
優れる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明のプレッシャーリングは、上述の構
造にすることで、押出時の撓みが抑制され好ましいもの
である。例えば図4(ハ)の形態の場合、従来品に比
べ、撓み具合が約30%程度低減した。本発明のプレッ
シャーリングを使った押出機は、押出製品の寸法精度が
向上する等、優れたものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被押出部材が収容されるスリーブの押出
    出口側に配置されたダイスを押出方向に保持するエンド
    プラテンに取り付けられ、前記ダイスに掛かる押出力を
    受けるプレッシャーリングであって、 該プレッシャーリングは、外側部材と内側部材とを備え
    る2重構造であり、前記外側部材が前記内側部材に焼き
    嵌めされてなる、押出機のプレッシャーリング。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプレッシャーリングを用
    いた押出機。
JP26176196A 1996-10-02 1996-10-02 押出機のプレッシャーリングとそれを用いた押出機 Pending JPH10258309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26176196A JPH10258309A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 押出機のプレッシャーリングとそれを用いた押出機

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JP26176196A JPH10258309A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 押出機のプレッシャーリングとそれを用いた押出機

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JPH10258309A true JPH10258309A (ja) 1998-09-29

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ID=17366335

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JP26176196A Pending JPH10258309A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 押出機のプレッシャーリングとそれを用いた押出機

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JP (1) JPH10258309A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103826768A (zh) * 2011-09-13 2014-05-28 日本轻金属株式会社 中空型材成形用挤压模具
JP2019181535A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 宇部興産機械株式会社 押出プレス装置のエンドプラテン
JPWO2021059465A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103826768A (zh) * 2011-09-13 2014-05-28 日本轻金属株式会社 中空型材成形用挤压模具
US9162267B2 (en) 2011-09-13 2015-10-20 Nippon Light Metal Company, Ltd. Extrusion die for forming hollow material
JP2019181535A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 宇部興産機械株式会社 押出プレス装置のエンドプラテン
JPWO2021059465A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01

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