JPH10257420A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH10257420A
JPH10257420A JP9055869A JP5586997A JPH10257420A JP H10257420 A JPH10257420 A JP H10257420A JP 9055869 A JP9055869 A JP 9055869A JP 5586997 A JP5586997 A JP 5586997A JP H10257420 A JPH10257420 A JP H10257420A
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康徳 小原
Nobutaka Amada
信孝 尼田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタル信号とアナログ映像及び音声信号の記
録・再生ができる磁気記録再生装置において、デジタル
録再中にアナログ映像への情報の多重を実現する。 【解決手段】アナログ映像信号に情報を多重する前にデ
ジタル信号の基準信号と位相の合致した信号をサーボ回
路内部で生成しておき、情報の多重中にアナログ映像信
号の基準信号をOSD回路に供給すると同時に、サーボ
回路で用いる基準信号を上記の内部で生成する基準信号
に切り換える。ドラムとキャプスタンの回転位相をロッ
クしたままアナログ映像信号への情報の多重を可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号とア
ナログ信号の双方の信号を記録再生できる磁気記録再生
装置に関するものであり、特に磁気記録再生装置の状態
を画面表示するのに必要な基準信号に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、家庭用の映像及び音声信号の記録
再生装置として、磁気テープを用いたアナログ方式のビ
デオテープレコーダ(以降、VTRと呼ぶ)が実用化さ
れている。
【0003】一方、次世代のテレビ放送としてデジタル
テレビ放送が実用化されており、現行のアナログVTR
と互換性を有しながら、デジタルテレビ放送などのデジ
タル圧縮符号化された映像及び音声信号をデジタル信号
のまま記録再生できるVTRの開発が進められている。
【0004】このような、デジタル信号とアナログ映像
及び音声信号の双方の信号を記録再生できるVTRに関
して、例えば、日経エレクトロニクス(No.634、
16〜17頁)のような構成が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在発売されている多
くのVTRには、アナログ映像信号に情報を多重するた
めのオン・スクリーン・ディスプレイ回路(以降、OSD
回路と呼ぶ)が内蔵されており、VTRの動作状態など
をモニタテレビ(以降、TVと呼ぶ)の画面を通してユ
ーザーに報告することが可能になっている。このとき
に、アナログ映像に情報を多重するためには、OSD回
路にアナログ映像信号の基準となる複合同期信号を供給
する必要がある。
【0006】一方、サーボ回路へ入力する基準信号は、
アナログ録再時にはアナログ映像の同期信号である複合
同期信号、デジタル録再時にはデジタル信号処理回路が
出力するデジタル信号の同期信号となり、アナログ録再
時とデジタル録再時ではサーボ回路へ入力する信号が異
なる。
【0007】また、上記従来のVTRでは、サーボ回路
に供給する基準信号とOSD回路に供給する基準信号は
同一の信号を供給するような構成になっており、デジタ
ル録再時には映像信号に情報を多重することができなく
なる。
【0008】
【課題を解決するための手段】アナログ映像に情報を多
重する前にデジタル信号の基準信号と位相の合致した信
号をサーボ回路内部で生成しておき、情報の多重中には
アナログ映像信号の基準信号をOSD回路に供給すると
同時に、サーボ回路で用いる基準信号を上記の内部で生
成する基準信号に切り換えることで、ドラムとキャプス
タンの回転位相をロックしたままアナログ映像信号への
情報の多重を可能にする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面を用いて説明する。
【0010】図1は本発明による磁気記録再生装置の一
実施例を示す回路図である。ここで、100はVTR、
200はデジタル衛星放送受信機(以下、IRDと呼
ぶ)、300はTVである。
【0011】まず、VTR100の内部の構成要素につい
て説明を行う。
【0012】1はVTR専用ワンチップマイコンであ
り、演算処理を行う中央演算装置や動作アルゴリズムや
内部情報を記憶しているメモリから構成されるシステム
制御回路10の他に、ドラムやキャプスタンの回転制御を
行うサーボ回路11やアナログ映像信号に情報を多重する
ためのOSD回路12などのVTRの制御に必要うな回路
を内蔵している。また、2Vはアナログ映像信号の処理
を行うアナログ映像信号処理回路、2Aはアナログ音声
信号の処理を行うアナログ音声信号処理回路、2Dはデ
ジタル信号の処理を行うデジタル信号信号処理回路、3
はアナログ放送の受信を行うアナログ放送受信チュー
ナ、4はアナログ映像及び音声信号の入力ソースを切り
換える入力切替スイッチ、5はワンチップマイコン1に
入力する信号を切り替える基準信号切替スイッチ、11
0はIRD200から供給されるアナログ映像及び音声信
号を入力する入力端子、111はIRD200とデジタル
信号の入出力を行うデジタル信号入出力端子、112は
TV300にアナログ映像及び音声信号を出力する出力端
子である。さらに、図示はしないが、信号を記録する媒
体である磁気テープ、磁気テープに信号を書き込む磁気
ヘッド、磁気ヘッドを取り付けた回転ドラム、磁気テー
プを走行させるキャプスタンなどのメカニズムがある。
【0013】ここで、デジタル信号処理回路2Dが出力す
るサーボ基準信号SREFは、1トラックに記録するデジタ
ルデータのタイミングを示す信号であり、サーボ回路11
によってデジタル録再時にドラムとキャプスタンの回転
位相の基準位相として用いられる。また、アナログ信号
処理回路2Vがアナログ映像信号より抽出する複合同期信
号Csyncは、同じく1トラックに記録するアナログ映像
信号のタイミングを示す信号であり、サーボ回路11によ
ってアナログ記録時にドラムとキャプスタンの回転位相
の基準位相として用いられるとともに、OSD回路12に
よりアナログ映像への情報の多重のタイミング信号とし
て用いられる。サーボ基準信号SREFと複合同期信号Csyn
cのどちらをワンチップマイコン1に入力するかは、シス
テム制御回路11がVTRの動作モードに応じて基準信号
切替スイッチ5を制御することによりなされる。
【0014】次に、IRD200とTV300の内部の構成要
素について説明を行う。
【0015】201はデジタル放送の受信を行うデジタ
ル放送受信チューナ、202はデジタル信号をアナログ
映像及び音声信号に変換するデコーダ、203はデコー
ダに供給する信号を選択する切替スイッチ、210はア
ナログ映像及び音声信号を出力する出力端子、211は
VTR100とデジタル信号の入出力を行うデジタル信号
入出力端子、310はアナログ映像及び音声信号を入力
する入力端子である。なお、VTR100とIRD200は、
お互いに相手の状態を制御できるような通信線で結ばれ
ており、例えばVTR100のシステム制御回路10はIR
D200の切替スイッチ203の接点を切り換えることができ
るようになっている。
【0016】この磁気記録再生装置のアナログ録再及び
デジタル録再時の動作の概要は以下の通りである。
【0017】最初に、デジタル放送信号を記録する場合
について説明する。
【0018】デジタル放送信号の記録時には、システム
制御回路10は、デジタル信号処理回路2D、アナログ映像
信号処理回路2V及びアナログ音声処理回路2Aを記録モー
ドに、サーボ回路11をデジタル記録モードに設定し、基
準信号切替スイッチ5を接点D側に、入力切替スイッチ4
を接点D側に、IRD200の切替スイッチ203を接点R側
接続する。
【0019】デジタル放送信号入力端子212に入力され
たデジタル放送信号は、デジタル放送受信チューナ201
でデジタル信号に復調され、このデジタル信号はデジタ
ル信号出力端子211oと切替スイッチ203の接点R側に供
給される。デジタル信号出力端子211oから出力されたデ
ジタル信号は、デジタル信号入力端子111Iを介してデジ
タル信号処理回路2Dに入力され、ここで誤り訂正符号の
付加、変調などの伝送路符号化処理などが行われ、磁気
ヘッドに供給される。また、デジタル信号処理回路2Dは
デジタル信号を記録するためのタイミング信号であるサ
ーボ基準信号SREFをサーボ回路11に供給し、サーボ回路
11は回転ドラムとキャプスタンの回転位相を基準信号SR
EFの位相に合致するように制御を行い、磁気テープ上に
一定の記録トラックを描きながらデジタル信号が記録さ
れる。
【0020】また、デジタル放送受信チューナ201の出
力は切替スイッチ203を介してデコーダ202に入力され、
アナログ映像及び音声信号に変換される。アナログ映像
信号は、出力端子210V、入力端子110V、入力切替スイッ
チ4V、アナログ映像信号処理回路2V、OSD回路12、出
力端子112Vを介してTV300の入力端子310Vに供給さ
れ、アナログ音声信号、は出力端子210A、入力端子110
A、入力切替スイッチ4A、アナログ映像信号処理回路2
A、出力端子112Aを介してTV300の入力端子310Aに供給
され、記録中のデジタル放送の番組が視聴できる。
【0021】次に、アナログ放送信号を記録する場合に
ついて説明する。
【0022】アナログ放送信号の記録時には、システム
制御回路10は、アナログ映像信号処理回路2V及びアナロ
グ音声信号処理回路2Aを記録モードに、サーボ回路11を
アナログ記録モードに設定し、入力切替スイッチ4を接
点A側に、基準信号切替スイッチ5を接点A側に接続す
る。
【0023】アナログ放送受信チューナ3から供給され
るアナログ映像及び音声信号は、アナログ映像信号処理
回路2V及びアナログ音声信号処理回路2Aにおいて記録信
号処理され、磁気ヘッドに供給される。また、アナログ
映像信号処理回路2Vはアナログ映像信号を記録するため
のタイミング信号である複合同期信号Csyncをサーボ回
路11に供給し、サーボ回路11は回転ドラムとキャプスタ
ンの回転位相を複合同期信号Csyncの位相に合致するよ
うに制御を行い、磁気テープ上に一定の記録トラックを
描きながらアナログ映像及び音声信号が記録される。
【0024】また、アナログ映像信号は、OSD回路1
2、出力端子112Vを介してTV300の入力端子310Vに供給
され、アナログ音声信号は、出力端子112Aを介してTV
300の入力端子31Aに供給され、記録中のアナログ放送の
番組が視聴できる。
【0025】なお、デジタル放送信号をアナログ記録す
る場合には、入力切替スイッチ4の接点をD側に接続す
ることを除けば、アナログ放送信号を記録する場合と全
く同じである。
【0026】次に、デジタル信号の再生動作について説
明する。
【0027】デジタル信号の再生時には、システム制御
回路10は、デジタル信号処理回路2Dを再生モードに、ア
ナログ映像信号処理回路2V及びアナログ音声信号処理回
路2Aを記録モードに、サーボ回路11をデジタル再生モ
ードに設定し、基準信号切替スイッチ5を接点D側に、
入力切替スイッチ4を接点D側に、IRD200の切替スイ
ッチ203を接点P側に接続する。
【0028】デジタル信号処理回路2Dはサーボ基準信号
SREFをサーボ回路11に供給し、サーボ回路11は回転ドラ
ムとキャプスタンの回転位相がサーボ基準信号SREFに合
致するように制御を行い、磁気ヘッドが記録されたデジ
タル信号の再生を行う。この信号はデジタル信号処理回
路2Dにより記録時と逆の処理が行われ、デジタル信号出
力端子111o、デジタル信号入力端子211I、切替スイッチ
203を介してデコーダ202に供給され、アナログ映像及び
音声信号に変換される。アナログ映像信号は、出力端子
210V、入力端子110V、入力切替スイッチ4V、アナログ映
像信号処理回路2D、OSD回路12、出力端子112Vを介し
てTV300の入力端子310Vに供給され、アナログ音声信
号、は出力端子210A、入力端子110A、入力切替スイッチ
4A、アナログ映像信号処理回路2A、出力端子112Aを介し
てTV300の入力端子310Aに供給され、再生中のデジタ
ル信号をデコードした映像及び音声が視聴できる。
【0029】最後に、アナログ信号の再生動作について
説明する。
【0030】アナログ信号の再生時には、システム制御
回路10は、アナログ映像信号処理回路2V及びアナログ音
声信号処理回路2Aを再生モードに、サーボ回路11をアナ
ログ再生モードに設定する。
【0031】サーボ回路11は、内部で生成する位相基準
信号に回転ドラムとキャプスタンの回転位相が合致する
ように制御を行い、磁気ヘッドが記録されたアナログ映
像及び音声信号の再生を行う。これらの信号はそれぞ
れ、アナログ映像信号処理回路2V、アナログ音声信号処
理回路2Aにより記録時と逆の処理が行われ、アナログ映
像信号はOSD表示回路12、出力端子112Vを介してTV
300の入力端子310Vに供給され、アナログ音声信号は出
力端子112Aを介してTV300の入力端子310Aに供給さ
れ、再生中のアナログ映像及び音声信号が視聴できる。
【0032】ここまで、記録及び再生時の大まかな動作
について説明してきたが、次に基準信号切替スイッチ
5、サーボ回路11、OSD回路12の詳細な動作につい
て、図2、図3、図4及び図5を用いて説明する。
【0033】図2は、図1中からワンチップマイコン
1、テープ種類検出回路4、基準信号切替スイッチ5を抜
き出したもので、サーボ回路11の内部の構成も示してい
る。20はドラムとキャプスタンの回転位相の基準とな
る位相基準信号を生成する位相基準信号生成回路、26
は回転ドラムの回転制御を行うドラム回転制御回路27
はキャプスタンの回転制御を行うキャプスタン回転制御
回路である。また、図2では位相基準信号生成回路20の
内部の構成も示しており、21は復号同期信号Csyncか
ら垂直同期信号Vsyncを抜き出して基準信号REFOUTを生
成する垂直同期信号生成回路、22は水晶発振子などの
クロックを利用して一定周期の矩形波REFINを出力する
矩形波出力回路、23は信号REFOUTと信号REFINの選択
を行う切替スイッチ、24は矩形波出力回路22の出力タ
イミングを強制的にリセットするためのリセット切替ス
イッチ、25は切替スイッチ23から出力される信号を2
分周する分周器である。なお、切替スイッチ23及び2
4の制御と矩形波出力回路への周期設定はシステム制御
回路10により行われる。
【0034】図3は垂直同期信号生成回路21の動作の説
明をするための図である。
【0035】垂直同期信号生成回路21は、入力される信
号が「H」になっている期間にカウントアップ、「L」
になっている期間にカウントダウンするカウンタと、カ
ウンタの値が規定値を越えているときに「H」、規定値
以下の時に「L」の信号を出力する出力回路を内蔵して
いる。図3において30aはアナログ映像信号処理回路
2Vから出力される複合同期信号Csyncであり、31aは
デジタル信号処理回路2Dから出力される同期信号SREFで
ある。これら二つの信号を垂直同期信号生成回路21に入
力したときの、カウンタと出力信号の波形を31a、3
1b及び30c、31cに示している。
【0036】信号30a、すなわち複合同期信号Hsyncの最
初の部分は垂直同期信号Vsyncに相当する部分であり、
後半のパルスは水平同期信号Hsyncに相当する部分であ
る。映像信号の一枚一枚の画面は垂直同期信号Vsyncに
同期しており、アナログ記録時には垂直同期信号Vsync
をドラムとキャプスタンの回転位相の基準に用いる。垂
直同期信号Vsync付近では信号が「H」になっている期
間がその他の部分よりも長いため、出力波形30cは垂直
同期信号Vsyncと位相のほぼ一致した波形となる。
【0037】また、信号31a、すなわち同期信号SREFの
「H」の部分はデジタル信号処理回路2Dが出力する1ト
ラック毎のデジタルデータの出力タイミングを示してお
り、デジタル録再時には同期信号SREFをドラムとキャプ
スタンの回転位相の基準に用いる。同期信号SREFが
「H」になっている時間が十分に長いので、出力波形31
Cは同期信号SREFと位相のほぼ一致した波形となる。
【0038】図4は矩形波出力回路33の動作の説明をす
るための図である。
【0039】矩形波出力回路33は所定の周期でリセット
するするカウンタと、このカウンタの値が零のときに
「H」を、所定の設定値のときに「L」を出力する出力
回路を内蔵している。また、カウンタを外部よりリセッ
トすることが可能である。また、カウンタのリセット周
期と出力回路の「L」出力の値はシステム制御回路10に
て設定の変更が可能である。
【0040】矩形波出力回路33は、外部からリセットが
かからないときにはシステム制御回路10により設定され
た一定の周期の矩形波を出力し続けるが、外部からリセ
ットパルスが入力されるとカウンタの値を強制的にリセ
ットするので外部リセットパルスに同期した信号を出力
する。
【0041】このような構成を用いたときの動作を、位
相基準信号生成回路20から出力される信号に主点をおい
て説明する。
【0042】まず、アナログ記録とアナログ再生時の動
作について説明する。なお、これらの状態ではリセット
切替スイッチ24は接点N側に接続される。
【0043】アナログ記録時には、記録する映像信号の
1フィールド毎の映像タイミングに合わせてドラムの回
転位相を合致させる必要があるので、基準信号切替スイ
ッチ5を接点A側に、切替スイッチ23を接点R側に接続
して、垂直同期信号Vsyncを2分周した信号を位相基準
信号として生成する。また、アナログ再生時には、記録
時に用いた基準信号と同じ周期の信号にドラムの回転位
相を合致させる必要があるので、切替スイッチ23を接点
P側に接続し、矩形波出力回路22に垂直同期信号Vsync
と同じ周期、すなわち「1/59.94」秒を設定して、
記録時の基準信号と同じ周波数の信号を位相基準信号と
して生成する。
【0044】アナログ記録及び再生時には、基準信号切
替スイッチ5はA側に接続されているので、OSD回路
にも複合同期信号Csyncが入力され、アナログ映像信号
への情報の多重が可能である。
【0045】次に、デジタル記録とデジタル再生時の動
作について説明する。
【0046】デジタル記録及び再生時には、デジタル信
号処理回路2Dが出力する基準信号SREFにドラムの回転位
相を合致させる必要があるので、基準信号切替スイッチ
5を接点D側に、切替スイッチ23を接点R側に接続し
て、基準信号SREFを2分周した信号を位相基準信号とし
て生成する。また、リセット切替スイッチ22を接点R側
に接続し、矩形波出力回路22が出力する信号REFINの位
相をサーボ基準信号SREFの位相と合致させておく。さら
に、矩形波出力回路22のリセット周期は、デジタル信号
処理回路2Dが出力する基準信号SREFと同じ周期、すなわ
ち「1/60」秒を設定しておく。
【0047】デジタル記録及び再生中に、アナログ映像
信号に情報の多重をするときには、システム制御回路10
はOSD回路12に、必要な情報を送って表示のコントロ
ールをすると共に、基準信号切替スイッチ5を接点A側
に、切替スイッチ23を接点P側に、リセット切替スイッ
チ24を接点N側に切り換える。
【0048】基準信号切替スイッチ5を接点A側に切り
換えたので、複合同期信号CsyncがOSD回路12に供給
され、アナログ映像信号への情報の多重が可能になる。
また、切替スイッチ23を接点P側に、リセット切替スイ
ッチ24を接点Nに切り換えたので、位相基準信号生成回
路30からは、矩形波出力回路22に設定した周期と同じ周
期の矩形波、すなわち基準信号SREFと同じ周期の信号が
出力される。さらに、情報を多重していないときに基準
信号SREFにより矩形波出力回路22をリセットしているの
で、位相基準信号生成回路30から出力される信号は基準
信号SREFと位相の合致した信号になっており、ドラムと
キャプスタンの回転位相は情報を多重する前と同じ位相
に制御され続ける。
【0049】情報の多重が終了すると、システム制御回
路10は基準信号切替スイッチ5、切替スイッチ23、リセ
ット切替スイッチ24の接点を情報の多重前の状態に戻
す。このときも、情報の多重中に矩形波出力回路22が生
成していた信号REFINと基準信号SREFとの位相は合致し
ているので、ドラムとキャプスタンの回転位相は情報を
多重しているときと同じ位相に制御され続ける。
【0050】図5は上記の状態をまとめた表である。左
端に示したVTRの状態に対して、切替スイッチ5、2
3、24の接続先と位相基準信号生成回路30から出力さ
れる信号を示している。
【0051】このように、デジタル録再中にアナログ映
像信号に情報を多重したときにも、サーボ基準信号SREF
と位相の合致した信号を位相基準信号として用いるの
で、情報の多重の前後でドラムとキャプスタンの回転位
相が一定している。
【0052】なお、待機中にもサーボ回路11にデジタル
録再中と同じ制御をさせることが考えられるが、このと
きにアナログ映像信号に情報を多重するときのワンチッ
プマイコン1及び基準信号切替スイッチ5の動作は、上記
デジタル録再中の動作と全く同じである。
【0053】また、矩形波出力回路22の出力波形の周期
の精度が十分でない場合には、デジタル録再時の情報の
多重中に、矩形波出力回路22が出力する信号REFINの位
相がサーボ基準信号SREFとしだいにずれてしまうことが
考えられる。デジタル録再中に位相基準信号REFの位相
が揺らぐことは許されないので、矩形波出力回路22の精
度が十分でないときには、デジタル録再中は基準信号切
替スイッチ5を接点D側に固定し情報の多重は行わず、
待機中のみ図5のように切替スイッチの制御を行うよう
にする。
【0054】さらに、再生時には記録されている信号が
デジタル信号であるかアナログ信号であるかを判別し
て、磁気記録装置100をデジタル再生またはアナログ再
生の動作に切り替えるが、デジタル再生の画出しを早め
るために上記判別中にサーボ回路11の設定をデジタル再
生中のモードに設定するときには、再生開始時は基準信
号切替スイッチ5の接点をD側に固定し情報の多重は行
わない。
【0055】図6は本発明による磁気記録再生装置の第
二の実施例を示すブロック図である。
【0056】この例では図1あるいは図6で示したVT
R100とIRD200を分離した形でなく、一体化した磁気
記録再生装置としている。この場合は、VTR100とI
RD200の間を行き来する各信号のための入出力端子は
不要となる。
【0057】図7は本発明による磁気記録再生装置の第
三の実施例を示すブロック図である。
【0058】この例では、サーボ回路11とOSD回路12
への基準信号入力端子が独立して設けられているときの
例を示している。このような構成としたときには、OS
D回路12へは常にアナログ映像信号処理回路2Vから複合
同期信号Csyncが供給されるので、デジタル録再中に映
像信号へ情報を多重する場合にも基準信号切替スイッチ
5、切替スイッチ23及びリセット切替スイッチ24の接続
先を切り換える必要がなくなる。
【0059】図8は本発明による磁気記録再生装置の第
四の実施例を示すブロック図である。
【0060】この例では、図7に、VTR100から出力
するアナログ映像及び音声信号を切り替える出力切替ス
イッチ6を追加しており、入力切替スイッチ4を接点A側
に、出力切替スイッチ6の接点をD側に接続すること
で、アナログ放送の番組を記録しながら、IRD200よ
り供給されるデジタル放送の番組を視聴することが可能
である。
【0061】このような構成においてアナログ映像に情
報を多重する際には、記録しているアナログ映像ではな
くVTR100から出力するアナログ映像信号に情報を多
重する必要があるので、情報を多重するためのOSD回
路12とOSD回路12に複合同期信号Csyncを供給するた
めの複合同期信号抽出回路7を出力切替スイッチ6Vの後
ろに追加している。
【0062】以上本発明の実施例について説明した。
【0063】なお、図1、図6、図7及び図8におい
て、システム制御回路、サーボ回路、OSD回路がワン
チップに内蔵された例について述べたが、これは特に限
定されるものではなく、これらの回路が独立して存在す
る構成としても良い。また、上記説明において、デジタ
ル録再時に矩形波出力回路に設定する周期を固定の周期
にしているが、例えばシステム制御回路にて基準信号SR
EFの周期を実際に測定して、その周期を設定しても良
い。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、アナログ映像信号への
情報の多重中は常に、OSD回路にアナログ映像信号の
基準信号が供給され、かつ、デジタル録再中は常に、デ
ジタル信号の基準信号SREFと位相の合致した信号が位相
基準信号として用いられるので、デジタル録再中にもア
ナログ映像信号への情報の多重が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図。
【図2】本発明で用いたサーボ回路の内部の構成を示す
ブロック図。
【図3】本発明で用いた基準信号生成回路の動作を説明
するための図。
【図4】本発明で用いた矩形波出力回路の動作を説明す
るための図。
【図5】VTRのモードにより位相基準信号生成回路が
出力する位相基準信号を示す図。
【図6】本発明による他の構成例を示すブロック図。
【図7】本発明による他の構成例を示すブロック図。
【図8】本発明による他の構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1・・・ワンチップマイコン、 2V・・・アナログ映像信号処理回路、 2A・・・アナログ音声信号処理回路、 2V・・・デジタル信号処理回路、 3・・・アナログ放送受信チューナ、 4・・・入力切替スイッチ、 5・・・基準信号切替スイッチ、 6・・・出力切替スイッチ、 7・・・複合同期信号抽出回路、 10・・・システム制御回路、 11・・・サーボ回路、 12・・・OSD回路、 13・・・タイマ、 20・・・位相基準信号生成回路、 21・・・垂直同期信号生成回路、 22・・・矩形波出力回路、 23・・・切替スイッチ、 24・・・リセット切替スイッチ、 25・・・分周器、 26・・・ドラム回転制御回路、 27・・・キャプスタン回転制御回路、 100・・・VTR、 200・・・IRD、 300・・・TV。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドを搭載した回転ドラムと、 磁気テープを前記回転ドラムに巻回して走行させるテー
    プ走行メカニズムとを備え、 デジタル情報信号とアナログ映像信号を選択して前記磁
    気ヘッドで前記磁気テープ上に記録し、記録された信号
    を再生する磁気記録再生装置において、 前記回転ドラムの回転位相と前記磁気テープの走行位相
    を制御する制御手段と、 記録または再生しているデジタル情報信号に同期した第
    一の基準信号を生成する第一の基準信号生成手段と、 入力されたアナログ映像信号に同期した第二の基準信号
    を生成する第二の基準信号生成手段と、 入力されたアナログ映像信号に情報を多重して出力する
    情報多重手段を備え、 前記第二の基準信号生成手段と前記情報多重手段は、記
    録または再生しているアナログ映像信号を入力し、 前記制御手段は、前記第一の基準信号と前記第二の基準
    信号を選択し、選択した信号を位相制御の基準信号とし
    て用い、 前記情報多重手段は、前記第二の基準信号を情報の多重
    用の基準信号として用いることを特徴とする磁気記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段と前記情報多重手段へ同一の
    基準信号を供給し、情報の多重時には供給する基準信号
    を前記第二の基準信号に切り替えることを特徴とする請
    求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記第一の基準信号と同
    期した第三の基準信号を生成し、情報の多重時には、前
    記第三の基準信号を位相制御の基準信号として用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記情報多重手段は、デジタル情報信号を
    記録再生するときには情報の多重をしないことを特徴と
    する請求項1記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記情報多重手段は、記録再生装置にデジ
    タル情報信号の記録が可能な記録媒体が挿入されている
    ときには、再生を開始するときに情報の多重をしないこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】デジタル情報信号の記録及び再生時には、
    記録または再生しているデジタル情報信号をアナログ映
    像信号に変換したアナログ映像信号を前記第二の基準信
    号生成手段と前記情報多重手段に供給することを特徴と
    する請求項1記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】記録または再生しているアナログ映像信号
    と記録または再生しているアナログ映像信号とは別のア
    ナログ映像及び音声信号を入力し、選択して出力する切
    り替え手段と、 前記切り替え手段が出力するアナログ映像信号に同期し
    た第三の基準信号を生成する第三の基準信号生成手段を
    備え、 前記切り替え手段が出力するアナログ映像信号を前記情
    報多重手段に入力し、前記情報多重手段は前記第三の基
    準信号を情報の多重用の基準信号として用いることを特
    徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】前記記録または再生しているアナログ映像
    信号とは別のアナログ映像信号は、デジタル放送信号を
    復調して、アナログ映像信号に変換した信号であること
    を特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
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